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카테고리 없음 2022. 7. 17. 17:14

女子中学生。中学生がたばこ吸ちゃいけないのはわかっています。でも吸っちゃっている私達。





朋絵、美奈子、そして私、沙奈枝の3人は集まって隠れてたばこ吸っています。

たばこも吸える場所少ないし、まして中学生がたばこを吸う場所なんて今や宝箱探しの迷宮ダンジョンだよね。

たばこも高いし、おこずかいじゃ足りない。





援助交際を3人ではじめて知った。私達は究極のファザコンだったということ。

お父さんとのセックスはすぐにできた。

だって自分の娘といっても、それなりに成長した女なんだもん。

そして私たちは自分の父親にはまっていく。





血の繋がった実の父親の子供を欲しくなる私達。

でも家庭は壊したくない。

私達は知恵を絞り親たちを快楽と共に幸せの道へと導く。

仮面夫婦もここまでくれば、完全夫婦。

そして私たちはパパの子を孕んでいく。

こんな3家族の世間じゃ異常って言われるかもしれないけど、こんな家族付き合いがあってもいいんじゃない。





*中学生がたばこや飲酒をするシーンがあります。

あくまでもこれはストリー上のフィクションです。中学生がたばこ吸っちゃいけないよ。

でもさ、恋愛はどんなかたちになるかはわかんないよね。

たとえばそれが、血の繋がったパパだっただけなんだよ。





目次





第1話 たばこ吸っちゃいけないの?

第2話 お母さんも女。そして私も女。

第3話 お母さんも女。そして私も女。 その2

第4話 お母さんも女。そして私も女。 その3

第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4

第6話 お母さんも女。そして私も女。 その5

第7話 うちの家族はおかしいのか?

第8話 うちの家族はおかしいのか? その2

第9話 うちの家族はおかしいのか? その3

第10話 うちの家族はおかしいのか? その4

第11話 うちの家族はおかしいのか? その5

第12話 うちの家族はおかしいのか? その6

第13話 うちの家族はおかしいのか? その7

第14話 うちの家族はおかしいのか? その8

第15話 うちの家族はおかしいのか? その9

第16話 うちの家族はおかしいのか? その10

第17話 3家族サークル その1

第18話 3家族サークル その2

第19話 3家族サークル その3

第20話 3家族サークル その4

第21話 3家族サークル その5

第22話 3家族サークル その6

第23話 3家族サークル その7

第24話 3家族サークル その8

第25話 3家族サークル その9

第26話 3家族サークル その10

第27話 3家族サークル その11

第28話 3家族サークル その12

第29話 3家族サークル その13

第30話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その1

第31話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その2

第32話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その3

第33話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その4

第34話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その5

第35話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その6

第36話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その7

第37話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その8

第38話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その9

第39話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その10

第40話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その11

第41話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その12

第42話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その13

第43話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その14

第44話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その15

第45話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その16

第46話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その17

第47話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その18

第48話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その19

第49話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その20

第50話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その21

第51話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その22

第52話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その23

第53話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その24

第54話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その25

第55話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その26

第56話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その1

第57話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その2

第58話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その3

第59話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その4

第60話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その5

第61話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その6

第62話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その7

第63話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その8

第64話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その9

第65話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その10

第66話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その11

第67話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その12

第68話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その13

第69話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!

第70話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!





『第1話 たばこ吸っちゃいけないの?』





中学生がたばこ吸っちゃいけないのはわかっている。

でも、吸っています。





吸いだしたのは中学の1年の時。





クラスの中で吸っているのは私を入れて5人かな。

今では私が一番ヘビースモーカ―。多いときは1日2箱は吸っている。





喫煙環境が狭くなっている今、未成年まして中学生が吸える場所はほんと限られている。

仲のいい朋絵(ともえ)、美奈子(みなこ)、そして私、沙奈枝(さなえ)。

3人とも仲がいいしちょっとした秘密を持っている。

もちろん朋絵も美奈子も喫煙者。





たばこも高くなる一方だし、お小遣いだけじゃ全然足りない。最も私たちは、たばこを直接買えないし。

で、思いついたのが始め援助交際でお金とたばこを一緒に稼ごうとしたんだけど。

3人ともちょっと怖い目にあってすぐにやめた。

そこで目を付けたのが自分たちの親たちだ。





今では家の中限定で自由に吸っている。

もちろんたばこは親が買ってきたたばこ。

朋絵も美奈子も、家の中では普通に吸っている。





怒られない? って、だから怒られないようにしてあるの。

どうしてるかって。

それはさ、援助交際で付き合う男の人って、パパと同じくらいの年の人が多かったんだ。多かったって言っても10人くらいだったけど。

ほとんどパパと同年代。

若い人とはほとんどなかったけど、その若い人の時にちょっと怖い思いをしたからやめたんだ。





で、援助交際で得た私達3人の共通点。

3人ともファザコンだったということに気が付かされた。

セックスしているときに相手の人をパパだと思うとものすごく興奮した。

朋絵も美奈子も同じだった。





パパ大好きなのは前からそうだったんだけど、親子だからっていうのが邪魔していたんだよね。

でもさ、美奈子はもう実のパパ、お父さんと結ばれているんだよねぇ。

もちろんお母さんには内緒、ばれないようにしているのは当然。

そう言う私もまだ日は浅いけど、パパとはセックスしたんだ。

なんかとても幸せだった。

でもパパから「処女じゃないだろ」って言われて「ごめんね」って謝ったのは心が痛かったかなぁ。





言っておくけど私達見るからに不良っていう格好はしてないよ。普通の女子中学生。

学校にはちゃんと制服着て行っているし髪も染めていない。

まぁ、ちょっとのお化粧は、たしなむ程度。

ごく普通の女子中学生。

でもたばこは吸うし、自分のお父さんとセックスはしているのは、ほかにはあんまり言えないね。





でね、うちたちの親にも秘密があるんだよ。

まぁ私達とお父さんの関係も秘密なんだけど、お母さんたちにも秘密があるんだ。

その秘密をネタにお母さんを丸め込んだんだ。それにお母さんだってたばこ吸っているんだし。





同じ女として見ればさぁ、まぁ仕方がないというのもあるんだけど。

お父さんたちも娘の私たちの相手が今ではメインだし、お母さんたちとはなんか飽きたみたい、マンネリっていうのかなぁ。

私達もお父さんラブだからねぇ。

相手してもらえないから外で発散しているみたいなんだよね。





前にお母さんがラブホ入るところ私、偶然見ちゃったんだ。しかもあれ、朋絵のお父さん。

で、そのこと朋絵に言ったら「そうだってねぇ―、沙奈枝のお母さんと付き合っているの白状したよ」

「でさぁ、私とお父さんのこと言っちゃったんだって」

「うそ、マジ! 何も私に言って来ないけど?」

「そうなんだ。なんか私のことでちょっと口を滑らせちゃったら、ひくに引けなかったんだって」





「どういうことよ、それ」

「ほら、たばこのこと。私も沙奈枝も吸ってるじゃん。それえねぇ沙奈枝のお母さんから聞かれたらしいんだ」

「たばこのこと? まだばれていないと思うんだけど。だって吸うのは、家でもパパとセックスした後だけだもん」

「でもさ、お母さんなんか気が付いているみたいだよ。多分においかなぁ」

「それ言ったらお母さんだって吸ってんだよ、私から匂うなんて言わせないよ」

「それとも女の勘?」

「何それ女の勘って」

「沙奈枝の事疑い始めてるんじゃない?」





「うっ! でもさ、お母さんがいる前じゃベタベタしていないんだけどなぁ」

「でもなんとなく感じるものがあるじゃん。最近沙奈枝のパパとお母さんセックスしていそう?」

「多分あんまりていうかここのとこ、してないんじゃない。あ、だからかぁ、お母さん朋絵のお父さんとやってんだ」

「そうなんでしょうね」

「でもさぁ、朋絵のお父さんすごいよねぇ、朋絵にうちのお母さんも相手してんだもん。それじゃ夫婦の営みはないよね」





「あははは、そうだね、離婚したりして」

「セックスしないから?」

「それは大いにあるかも、それに私とお父さんのことばれたら、アウトだし、沙奈枝のお母さんとのこともばれたらっ完全なる浮気だもんね」

「離婚なんてなったらなんかこの先困りそうだよねぇ」

「そうそう、だから私達でここは手を打っておこうよ。でさぁ、私はねぇお父さんの子早く産みたいしねぇ」





「もしかして中出ししてんの?」

「安全日にね」

「ふぅーん」





「沙奈枝はしてないの?」

「コンドームはつけてくれているけど、私も早くパパの子供欲しい」





「本当ににそうだね、でさぁ、まずは沙奈枝のお母さんを言いくるめようよ。そうすれば沙奈枝も隠れてすることもなくなるじゃん。たばこも吸えるし、もしかしたら沙奈枝のパパと公認でできるようになるかもそれないでしょ」





「ええ、そんなことできるかなぁ」





「できるようにするのよ。私達で」





『第2話 お母さんも女。そして私も女。』





お母さんが朋絵のお父さんと付き合っているのを朋絵から教えてもらった。

もちろんラブホにい入っているんだから、二人はセックスしているのは確実。

で、朋絵から、情報を聞き出す。





「あのねぇ、さすがに根掘り葉掘り聞くのは、なんか私も恥ずかしいんだけど」

「いいじゃん、教えてくれなきゃやらせないって言ったら」

「そこまでするか」

「するよ。だってお母さんの弱みつかまないと私達に未来はないんだよ」

「まぁねぇ、そうなんだけど」





「で、どうなの?」

「んとね、コンドームは使っていないって。いつも中出ししてるんだって。沙奈枝のお母さんがピル飲んでるから大丈夫だって言っているらしいよ」

ピル……。そう言えば産婦人科からもらっていたけど。生理辛かったら飲んでもいいよって言われてたんだよね。





でもさ、もうないよね。今はもらっていないんじゃないかなぁ。

「お母さんピルもしかしたら最近飲んでいないかも」

「じゃぁ妊娠しちゃう確率高いよねぇ。お父さんの精子多いし濃いからねぇ」

「それ言ったら朋絵だってそうじゃん」

「ま、私の場合は出来たらうれしんだけど、ホント安全日にしか中出しさせてないし、多分まだできないと思うんだけど」





「そっかぁ。でも中出ししてもらうと、出てくるのわかるから気持ちいいよねぇ」

「そうなんでよねぇ。だから沙奈枝のお母さんは、それにはまってるんじゃない。いっそのこと妊娠させちゃおうかぁ」

「う――――んそれでも私は別にいいんだけど、そうしたら即私も孕むけどね」

「いいじゃん私だって黙っちゃいないし、妊娠するよ。あ、でもさぁ、お母さんが許してくれないかぁ」





「そう言えば朋絵のお母さんもほかの男の人とセックスしてんだよね」

「うん、誰だか知ってる?」

「聞いていないんだけど」

「美奈子のお父さん」





「え、本当!」

「うん本当だよお母さんからか白状させたから」

「マジ!」





「マジ、うちさぁ、二人セックスするとき合図があるんだ。その合図があった時必ずやっていたらわかちゃたんだ。で、その合図が最近ずっとないからお母さんに言ったんだよ。最近お父さんとセックスしてないよねって」

「うわ――――直球だね。で、なんて」





「始めさぁ何言ってんの、って言われたけど、合図のこととか、お母さんのスマホ見ちゃってるから、連絡取り合ってるの残ってたの言ったら、お父さんには内緒にしてだって、だからたばこも今では吸えるんだけどね。でも、お父さんとのことはまだ内緒にしてるんだ」





「なんだかんだ言って私たちの親って繋がっていたんだね」

「そうだね。あとは美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんとセックスすれば完璧じゃん」

「あはは、母親の入れ替えみたいなもん」





「そうそう、母親も親の前に女なんだしね」

母親も女かぁ。そう思えばお母さんに少しやきもちを妬いてしまう。

パパを独り占めしたいという気持ちはあるけれど、そうしちゃいけないっていう気持ちがないわけじゃない。

こんなこと理解してくださいなんて言ったて、普通は理解してもらうどころか軽蔑されちゃうよね。





異常だよって。

私達はおかしいのかもしれない。





それにしてもお母さんが朋絵のお父さんとねぇ。しかも避妊もしていないなんて、本当に妊娠目的?

だとしたら、家庭崩壊させようとしてんの?

ん――――どうなんだろう。





今は学校で教えてくれないことは調べれば、何でも情報は手に入る時代。

特に性に関することはフィルター制限がかかっていても、検索の仕方で表示される。

そう言うことの小細工は私たちはお手のもん。





だから実の父親と、どんなに好きであってもセックスをすることはタブーだということはとうに知っている。

それに中学生の私たちがもし妊娠したら、リスクはどれだけのものになるかということももちろん理解している。まだ子供であるといわれる私達。

でも、体はもう、ちゃんと妊娠できる体になっている。

言い換えれば子供でも女としての感情はもうあるんだよ。





「ねぇ、パパ。最近お母さんとセックスしている?」

「ん、なんだよいきなり。なんか言われたか」





「別に何も言われないけど、たまにはお母さんも相手してあげないと寂しがるんじゃないかなぁって」

パパは私の乳首を吸いながら、

「したよ。もう一人子供が欲しいなんて言っていたけど」

「へぇーそうなんだ。で、作るの?」

「どうだろうな出来たらできたで産むんだと思うけど」





「私にはパパの赤ちゃん産ませてくれないの?」

「沙奈枝も欲しいのか?」

「もう、当たり前のこと聞かないでよ。欲しいに決まってるじゃない。今すぐにでも欲しいよう!」





「でもまだ中学生だろ。受験もあるし」

「中学生でも妊娠は出来るよ。それにたとえ私が高校生になったからってパパとの子は普通の子じゃないのは変わりはないんじゃない。早ければ早いほどいいと思うんだけどなぁ」

「でもお母さんなんて言うかな。ものすごく怒るんじゃないのかなぁ。離婚もんかもな」





そこで、パパにある提案をした。

「お母さんも妊娠させたらいいじゃない。……それもパパ以外の子をさ」

「えっ!」





「あのさ私達、朋絵も美奈子もお父さんとセックスしてるんだ。で、私と同じようにたばこもらっているんだけど、もうたばこはいいんだ。やめようかとおもっている。早く自分のお父さんの子供が欲しんだよ。だって私達究極のファザコンなんだもん」





「ほんとにたばこやめられるのか?」

「だって妊娠したらどのみち吸えないでしょ」

「まぁな」

「で、お母さんたちもほかの人の子を妊娠したら、私達が妊娠しても反論できないんじゃない」





「うっ、お前えげつねぇな!」





「だからパパには美奈子のお母さんを孕ましてほしんだ。美奈子のお母さんおっぱい大きいよ。好きでしょパパ、おっぱい」





こうして3家族を巻き込んだ大家族構築計画がスタートする。

朋絵とは話合わせれたけど、あとは美奈子とも打合せしておかないと。





私達3人の悪だくみはもう始まっている。





『第3話 お母さんも女。そして私も女。 その2』





「パパ、すごい。中でまた大きくなっている」

「久々の生だからな」

「うん、気持ちいいよう、パパの直接感じてるよう。中に頂戴ね……お願いだよ」





「いいのか、……本当にいいのか?」





「そんなこともう聞かないで、もう、私おかしくなりそう、これでパパの精子中に来なかったら逝けないから。私の子宮の中に一杯入れて……お願い」

またパパのが大きくなる。





もうじき来る。もう少しで私のおなかの中にパパの精子がいっぱい注がれてくる。

「いくぞ!」パパが限界そうに言う。

「あうっ! あうっ! もうきてぇ――――!!!!」

ピュッと、おなかの奥に熱い塊のようなものが流れ出していく。

その時とても幸せな気持ちになれる。

これが卵が生きているうちに入ってくれたら……。そう思うと胸とおなかが、キュンキュンしちゃう。





まだ出ている。もうあふれ出てきちゃう。

ぐったりと私の上にパパの体が覆いかぶさった。

もう私のあそこはおしっこしたみたいにぐっちょり。パパの精液がドロッと流れ出してくるのがわかる。





「はぁはぁ、一杯出たね」

「ああ、すごい量出たな。彼奴とはこんなに出ないけど。異常なほど出たよ」

「それだけ私のこと愛してくれているんだ」

「当たり前じゃないか」





「血の繋がった娘だけど。……いいの?」

「その質問そっくりそのまま返してやってもいいんだよ」

「いじわる。私の気持ちはもうとっくにわかっているでしょ。早くパパの子産みたいんだよ」





ほんと毎日パパとはセックスしたいけど、そうはいかない。

今日は木曜日。お母さんは火曜と木曜は残業が集中するみたい。……本当に残業かどうかはわからないけど。

おかげで、パパと私はその日はセックスができるんだよ。

で、今回はドンピシャ安全日。本当に久々の生セックス。

でも卵がないせいかもしれないけど、ほんのちょっと物足りない。





本当の子作りセックスを早くしたい。





ふぅーと口から、たばこの煙を吐き出す。

セックス後の一服。なんかまるで、熟女みたいだよお前ってパパから言われたけど、もう心は熟女なんだなこれが……。と、自分では思っている。





「風呂はいろっか。その間にシーツ洗濯しちゃうから」

「ああ、そうしよう」

二人でたばこを吸い終わり、お風呂に入った。





そこでパパが何気ないふりをしながら言う。

「なぁ、美奈子ちゃんと朋絵ちゃんもお父さんとセックスしているって言ったよな」

「うん、言ったね」

「それ、本当なのか?」

「本当だよ、信じていなかったの?」

「いやぁ、こんな関係があまりにも近くにあると思ってもいなくてさ」

「なははは、そうだね。でもさ、私達3人でちゃんと確認したんだ。本当に好きなのは実のお父さんだって」





「なんでそうなったんだ。それがなんか不思議なんだよなぁ」

おっとここで、絶対に言っちゃいけないのが援助交際していたなんて言うことだ。多分言ったら、パパ傷ついちゃうもんね。





「偶然かなぁ……」

「偶然ねぇ―――――で、本当はどうしてなんだ? 偶然にしちゃ出来すぎてるよ。それに沙奈枝、処女じゃなかったっし」

そ、そこにこだわるか……。やっぱり。





「処女じゃなかったのは……ごめんね。初めては付き合っていたクラスの男子なんだ」

ごめん、でもこれは嘘じゃないんだなぁ。





「はぁ! お前ら、今時の中学生ってそんなに進んでいるのかよ」

「えへへへ、そうだよ。経験済みの子結構いるよ。知らぬは親と先生たちばかりかなって」

「いやなんだ、この俺からは言えねぇけど。まずいんじゃねぇのか」

「ま、これが現実だというのがわかればいいんじゃない。実際パパと私はセックスしているんだし」





「―-----------何も言えねぇ」

だよねぇ――――――!





「でもさ、私達は究極のファザコンだっていうのを、3人ともに気が付かせてくれた元の男子たちに感謝かなぁ」

「男子たちって……3人ともやったのか?」

「えへへへ、ごめんねぇ。でも今はパパ一筋だよ。娘に愛されるなんてこの幸せ者だよ!」

と、乗せておいてと……へへへ!





「ううううううっ! そろそろお母さん帰ってくるんじゃねぇ」

「そうだね。じゃ、あがろっかぁ」

そう言いながらお風呂で私たちはキスをした。ちょっと濃厚なキス。





ま、パパの方は何とか乗ってきそうなんだけど、問題は……お母さんなんだよ!





さぁてこれから女の対決……いやいや、どう丸め込めようかな。





『第4話 お母さんも女。そして私も女。 その3』





金曜の夜のこと。

今日はパパは会社の人たちと飲み会があるから遅くなるみたい。





「ねぇ沙奈枝(さなえ)、今晩どうしようぱぱ、飲み会があるって言ってたでしょ」

「そうだっけ」

「聞いていなかったの? てっきり、パパあなたにも言っていると思っていたんだけど」

「そんなこと言っていなかったよ。でもなんで私にも言わないといけないのよ」

「………なんとなくね」

ちょっと不気味に笑みを浮かべるお母さん。





「なんか二人だったら今日は夕食作る気しないなぁ。せっかく早く仕事切り上げることで来たんだし。そうだどっか行こうか」

「ん、外食?」

「うんうん、だってパパも外で食べてるん、いや飲んでるんだから、いいんじゃない」

「別に私は構わないけど」





「そうじゃ、行きましょうか。何が食べたい?」

「う――――ん、そう言われるとなんか思いつかないなぁ」

「全くこれだよねぇ、沙奈枝の悪い癖。すぐに決められないの」

「そんなことないよ! そうだ焼肉。焼肉が食べたい」

「焼肉かぁ。うんいいねぇ、最近食べていないからねぇ」

なんだ、えらく乗り気になるじゃん。





「でもまだ早いんじゃないの? 夕食の時間には」

「いいんじゃない。いい時間だと混むし、少し早めの方が、たぶんすいていると思うわよ」

なるほど、そう言われるとその通りだ。

早速私と、お母さんは駅前通りにある焼肉チェン店のお店に向かった。





「でも久しぶりねぇあなたとこうして二人で、外に出るのって」

「そうだっけ」

「そうですよ。もう、ほとんど家族でどこかに行こうなんて無くなちゃったしね」

「そうかぁ、そう言えばそうだね」

そりゃそうだろね。だってみんなそれぞれ忙しんだもん。その忙しいのには秘密の忙しも含んでいるんだけどね。

ま、今はそこを深く追及する時じゃないけどね。





そんな話をしているうちにお目当ての焼肉屋さんい到着した。お母さんが言った通り、まだ店内にお客さんはまばらだった。

私達はちょっと奥の目立たないボックス席に案内された。どうしてこんな奥なのかはわかんないけど。たまたまの偶然かもしれない。それとも店員の気まぐれ?

それでも、二人でゆっくり食べることができそうだ。あとで気が付いたんだけど、やっぱり金曜日の夜。予約席のプレートが目立っていた。なるほどそう言う訳かと自分で納得してしまった。





メニューを見て、食べ放題プランにしようかと思ったけど、お母さんはなぜか機嫌と気前が今日はいい。

「好きなの頼んでもいいわよ」その一言で単品注文にした。

私はソフトドリンクバー付き。お母さんには。

「飲んでもいいよ」と一言先に行っておいたので、迷わずビールをジョッキで頼んでいた。

「あんまり飲みすぎないでよ。私、お母さん負ぶってなんて帰れないからね」

「全くこの子ったら、そんなに飲みませんよ」といいながら煙草をくわえ火を点け、ふぅーと白い煙を吐き出した。その時ちらっと私の方に視線を向けたように感じたけど、お母さんは何も言わなかった。





お肉が運ばれ、熱しられた網の上にお肉を置くと、ジュゥーという音を立てながらお肉が焼けていく。

先に来たビールジョッキとドリンクから持ってきたソフトドリンクのグラスをカチンと触れ合わせ乾杯をした。何に乾杯をしたのかはわからないけど、多分これは形式的なもんだろうと、流した。





パクパクと焼きあがったお肉を口に運んでいると私のその様子を見ながら「やっぱり若いだけあってよく食べるねぇ」と感心していた。

「お母さんだって結構食べてるんじゃない」

「そうぉ、でもさ、太るからねぇ」

「あ、それ言ったら食べられないじゃん。でもいいもん、食べた分胸が大きくなれないいんだけど」

「そうねぇ、胸に着く前におなかに脂肪がつくのが早いのが難点かなぁ」





げっ! おなかに着くのはやばいなぁ。でも最近お母さんの胸前より多きくなったような気がするのは気のせいかな?

「でもお母さん最近胸また大きくなったんじゃないの?」

「えっ、そうぉ。太ったのかしら」

そうじゃなくて、もまれて大きくなったんじゃないの?





「あははは、でもうれしいなぁ、そう言ってもらえると。私まだ成長期なのかしら」

まだ30代後半40にもう少しという年で胸が成長期というのは、どうだろうか。でもお母さんのおっぱいは小さいわけもないんだけどね。





もう2杯目のジョッキが空になって、3杯目を頼んだお母さん。お酒は意外と強い。

外見的には酔った感じには見えないけど、でも実は結構気持ちよくなっていたらしい。だって口が大分軽くなってきちゃったんだもん。

でもやっぱり、始めは酔ってい来ないとこんな話切り出せないよね。





唐突に「沙奈枝ちゃん、あなた好きな人今いるの?」

「へっ!」と声に出しながら体がビクンと反応した。

3杯目のビールが来てすぐにごくごくと半分を飲み干して、目をトロント潤ませながら

「ねぇ、いるの?_」とまた聞いた。





多分お母さんは今素面とよいのちょうど通関店。でも、まだ素面のほうがちゅい状態だと思う。

ここで言ったことは多分全部覚えているだろう。





ここは、何とか回避しないと。





「ねぇもう、おなかいっぱいだよ。そろそろ帰らない」





そう切り出す私に後ろから「あれぇ―沙奈枝じゃん」と聞きなれた声がした。

ふとその声の方を見ると美奈子(みなこ)の姿が目に入った。





えっ! 嘘、美奈子?





二人きょとんとした顔をしながら内心はドキドキしていた。





『第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4』





第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4





「あれぁ沙奈枝じゅあん」その声にどきんと胸が鳴った。

えっ美奈子。その後ろには美奈子の両親がいた。





「これは偶然ですね、沙奈枝ちゃんたちもここで食事でしたか」

美奈子のお父さんが何気なく言う。

「あらあら、ホント偶然ですねぇ」にこやかに美奈子のお母さんも合わせたように言う。

やっぱりいつみても美奈子のお母さんは童顔であの巨乳は目を引く。





もちろん、美奈子もお母さんの地を濃く受け継いだのか、中学生にしてはおっぱいはかなり大きい。

男子からはホルスタインとあだ名までつけられているほどだ。

まぁ、一時付き合っていたクラスの男子も実際は、あのおっぱいにひかれていただけだったようだ。





私とセックスした時はさっさと出して、終わっちゃったんだけど。あ、そう言えば異様にフェラは求めていたよね。そんでもって精子はよく飲まされた。

3人組でスワッピングした時は3人分の精子を飲まされて、おなか一杯になった記憶がある。

その時知ったんだけど、人によって味が違うんだ精子ってと、なんだか、私達もう娼婦のような状態に陥っていたといってもいいかもしれない。

もちろん、朋絵も美奈子も3人の精子は飲んでいる。





でもセックスで中に入れる時は必ずコンドームはつけていた。付き合っていた男子の子なんか妊娠したくはなかった。のが本音。

それに、援助交際していた時は、必ずコンドームをつけてもらって、ごっくんはしなかった。





当たり前といえば、そうなのかもしれないけど、若い人たちとやった時には半ば強制的にやらされそうになったから、3人でやめたんだ。援助交際を。……だってリスクが大きすぎるんだもん。いくらお金とたばこをもらっていてもね。





美奈子のお母さんが「あら友美さんもう出来上がっているじゃないですか」とそれとなくジャブをかますように言うと。

「まだ酔ってなんかいませんよ。ご家族でお食事ですか」と言い返す。

「そうなんですよ。何かスタミナをつけたいっていうもんですから、それじゃ一層のこと焼肉屋さんに行きましょっていうことになりましてねぇ」





「あはは、そうなんですね、うちはもう食べ終わりましたから、帰ろうかと思っていたんですよ」

「あら、そうなんですねぇ」

「ええ、ではごゆっくりどうぞ」

「はい、ありがとうございます。ちゃんとみんなにスタミナ付けさせますわよ」

にこやかに言う美奈子のお母さん。ちょっと可愛い。いやうちのお母さんのさばさばした感じと比較するとかなり可愛い。





ああ、私はこの人にパパの子を孕ませようとしているんだ。

そう思うとなんかやきもちみたいな熱い思いがこみ上げてくる。でも、これは絶対に実行してもらわないといけない。

そうしなければ、私達3人の家族が一つになることはできない。

これは私たちのおなかの中に自分の父親の赤ちゃんを授かるために必要なことなんだから。





そうだ私にとっても美奈子のお母さんは私の姉弟を生んでくれる人になってもらうんだから。

美奈子も朋絵からある程度のこの計画のことは、聞いているはずだ。朋絵に美奈子に伝えるように言っておいたから。

ここでは平然を装って美奈子と別れた。





お店を出て、お母さんはすっかり酔いがさめちゃった感じで

「ねぇ、今日、もっと飲んでもいい?」と尋ねてきた。

「別見構わないけど。お家でしょ」

「うんうん、コンビニでお酒買っていいってもいい?」

「いいよ寄っていこう」

と通りにあるコンビニで缶ビールと軽いおつまみをかごに入れレジに行く。





「お母さんたばこ在庫ある?」

「あ、そうだこれが最後だった。320番2つ」と店員に言う。そこで私が5つにしてくださいと訂正する。

「5個も?」

「そうそう、パパの分も買っていこうよ」

そういっていたてしっかりと自分の分も、購入させているところは私ってずる賢い。





たばこを5個とビールそして軽いおつまみを買って家に着いた。

「ふぅー、なんだか疲れたわね」

「そぉ、でもいっぱい食べたから、私は満足」

「ならいいんだけど。これでおっぱい大きくなるといいね」

「んっもう、私はまだ成長過程なんです。まだ大きくなります」

「そっかぁ、でも最近また成長してきたんじゃないブラのサイズあってる?」

「ん――――そう言えば最近きついかなぁ」





「はぁ、サイズアップしないといけないのかぁ。あ、そうしたら私と同じになるじゃないの。ちょっと大きくなりすぎよ」

「えええ、そんなこと言ったってぇ多きくなるものは止められません」

「全くもう―」といいながら買ってきた缶ビールをプシュッと開けてごくりと一口飲んでから「ちょっと待っててね」といい自分の部屋の方に行った。

戻ってくると手にはブラを手にしていた。





「沙奈枝ちゃんこれ試しに着けてみて」

「これってお母さんの?」

「そうよ」

着ていた上着を脱いで、カップ付きのキャミをも脱ぎ上半身があらわになった。

「うわぁ―、少し見ないうちに、大きくなったねぇ。それに乳輪中学生にしては濃くない。私より濃いかも」

う―――――――、そんなとこ指摘しないで。





最近ずっとパパから乳首責められているから、濃くなったんじゃないの? パパのせいよ。て、は言えない。

お母さんからブラを受け取りさっとつけてみた。思いのほかピッタリだった。

それを見たお母さんは「ああ、やっぱり私と同じサイズになっっちゃったんだ。どうしよっかなぁ―、私とブラ共通する?」

「別にいいけど。でも学校に行く時は白以外は校則で引っかかるからね」

「あ、そうか、学校用は買うとしてそのほかは私の使ってもいいよ。あ、セットだったらセットで使ってね」





「なんだか経費節減見たいだね」

「あら、そんなことないわよ。大人の下着をつけてもいいって言ってるのに」

お母さんはビールをゴクリごくりとのどに流し込んで。

「下着は、色気の見えない演出なの。沙奈枝、あなたもう、セックスしてるんでしょ」

いきなり、お母さんの口からセックスという言葉ができてきて、びくっとなった。





「別に怒っっているわけじゃないのよ。親同士結構繋がっているのよ。今は別れたみたいんだけど、M君と付き合っていたんでしょ。あなたの初めてはM君だったんでしょ」





嘘、そんなことまで知ってんの! 恐るべし親軍団。





これは対処をしないといけない。出ないと計画が崩れてしまう。





『第6話 お母さんも女。そして私も女。 その5』





「ごめんなさい」ここは少ししおらしく。

「ふぅー」とため息をつきながらまたプシュッとビール缶を開け。ごくっとのどに流し込む。





「全く、でもちゃんと避妊はしていたようだし、……あ、でもだからって気軽にやっていいっていうもんじゃないからね」

「わかってるわよ」お母さんのブラをつけたままテーブルの椅子に座り、じっとお母さんの顔を見つめる。

「な、何よ」結構酔いまわっているね。





「ん、あのさぁ―、お母さんの初体験っていつだったの?」

「えっ! そ、そんなの……わ、忘れた」

「忘れたって、忘れるくらい早かったの。まさか小学生の時なんて言わないよね」

「まさかぁ、いくら何でもそんなに私ませていなかったわよ」

「じゃぁいつ?」ちょっと問い詰めた。

「高校の時かなぁ」





「あ、もしかしてその時からパパと付き合っていたの?」

「違うわよ、パパとはずっと後になってから知り合ったの」

「ずっと後からって、何人くらいと付き合っていたの?」

ここから私は娘から女になるよ!





「何人くらいってそんなのわかんないわよ。いちいち覚えてなんかいない」

「へぇ―、以外とモテてたんだねぇ10人くらい?」

「ん―、どうかなぁ―」

「それじゃ、20人とか」

「かなぁ―、もう少しいたような、いないような」

げげ! 20人以上! マジ。てことはその人たち全部とセックスしちゃってるのかなぁ。

でもお母さんって意外とうまく二股とか、かけていそうなタイプかもしれない。





「もしかしてさぁその人たちとセックスしたの?」

「えええええっと」顔が赤いぞ!

「ん、もうしたわよ!」あれま、素直に白状したね。相当気持ちよく酔ってのかなぁ。

お母さんとこんな話するのは初めてなんだけど、面白いなぁ。なんか友達と話しているみたい。

でも相手は酔っ払いだけど。





「へぇー、すごいねぇ。経験豊富なんだ」

「何よ、経験豊富って、なんだかやりマみたいなこと言わないでよ」

ちょっとぷんとすね始めたぞ。

「――――だって気持ちいいんだもん」小さな声で照れたように言う。

そうだようねぇ、セックスは気持ちいいようねぇ。この気持ちよさ、知っちゃったら癖になるよ。





「でさぁ、パパとはよっぽど相性が良かったんだね。結婚しちゃってさ」

またプシュッとビール缶が開く。相当飲んでるぞ。

「だって、出来ちゃったんだもん……あなたが」





ほへっ、なんだなんだ。ていうことは私ができちゃったからパパと結婚したんだ。出来婚だったの。もし私ができなかったら、結婚していなかったていうの? はァ―、何か知られざる真実を聞いてしまった。





「なぜかパパとは出来ちゃったんだよねぇ。出来づらいと思っていたんだけど。結局さぁタイミングだったのかもしれないねぇ。あなたを生んだ後も出来ないしねぇ」

「出来ないようにしてんじゃなかったの?」

「別にぃ、避妊していたわけじゃないから」

「そうなんだ」

出来ずらい、ピル飲んでおきながら……。





で、なんで最近ピル飲まなくなったんだろう。やっぱり朋絵のお父さんの影響……。関係。

ここはちょっと直球で揺さぶってみよう。かなり酔っぱらっているからポロリと言うかもしれない。

お母さんの手がたばこをつかみ一本を加えて火を点けた。

ふぅーと、煙を吐き出して

「でもあなたとこんな話をするようになるなんてねぇ。ちょっと恥ずかしいけど、なんか新鮮」





「そうぉ? でさぁ、お母さんは結婚してから、今までパパ以外の人とセックスしたことないの?」

お母さんはたばこを吸いながらきっぱりと「あるよ」と答えた。

「へぇあるんだ。会社の人?」

「も、だね」

「ほかにもいるんだ」

さてここからだ……。と、思っていたところに





「あなた知ってるんでしょ。朋絵ちゃんのお父さんとのこと」

自ら白状した。





「うふふ、ずっとそれを聞き出そうとしていたんでしょ。バレバレよ」

ふわっと笑う顔がちょっと怖い。

やられた、誘導されていたのは私のほう?

「朋絵から聞いていたんだ」

「全部知ってるんだよね」





「うん」





無意識に私の手はたばこを取り口にくわえて火を点けていた。

「あっ、やっぱりあなたもたばこ吸ってたのね」

「知っていたの?」

「だって朋絵ちゃんも吸ってるていうし、あなたが吸わないでいるのもないなって。それに朋絵ちゃんとお父さんとの親子の関係も聞いちゃったんだけど。沙奈枝、パパとセックスしてるでしょ」

ギクッとした。もしかしてもうパパとできなくなるんじゃないかと。





「怒らないの?」

「怒ってどうにかなるの? それに私も外でセックスしてんだもんあなたたちを問われないでしょ。でも本当は実の親子でセックスしちゃあんまりよくないんだけどなぁ」

やられた。お母さんを言いくるめようとしてこっちが言いくるめられている。





でも、待てよ……。

もしかして目指すところは同じところをお母さんも描いているのか。

でも私がパパの子を孕むのは賛成できないんだろうね。





「あのさ、もしお母さんが朋絵のお父さんの子妊娠したら、産むの?」

「出来たら産んでもいいかなって思っている、勝手なことだとはわかっているけどね」

「そうしたら離婚するの?」





「どうかなぁ、もし、パパが許してくれるんだったら、離婚はしないけど。許してくれなかったらそうなるかもね」





「それじゃさ、もし。私がパパの子妊娠したらお母さんはパパと離婚する?」





私とお母さんはお互いにもう一本ずつたばこをくわえて火を点け、お互いに深く吸い込み、ふぅーと、煙を吐いた。





「沙奈枝、あなた本気なの?」

お母さんのその問いに、私は。





「本気だよ」と答えた。





『第7話 うちの家族はおかしいのか?』





美奈子です。うちの家族はちょっと他よりは変わっているというのか、いやいや多分、ありえないというのが一般的かもしれないけど、私の友達の沙奈枝と朋絵もそうなので、もしかしたらそんなに深く思い込む必要もないのかと最近は思っている……半分自己逃避。





自己逃避なんて言ったら、これはほんとの意味で、愛というものではなくなってしまうけれど、私は本当に愛しているのだからこれは仕方がない。





私の行っていることは、まだ中学生だ! と、世間では白い目で見られるだろう。だからこのことは友達二人以外お互いの秘密にしている。

だって、私が愛している人が、一般ではありえない人だからだ。





私の愛している人。それは、実の父親だからだ。

正直に言おう。私は究極のファザコン。しかもその枠を超えて恋人として一緒に暮らしている。

だから、まだ中学生、と、言われても、こればかりはなんともならない。





そしてこれは誤解のないように言おう。決してこれは親の性的虐待ではない。

純粋に実のお父さんを愛している。くどいようだが、親子としての愛ではない。異性としての愛なのだ。

と、私は自負している。





だがこの付き合いにはもう一つある意味違法的な取引のようなものも存在している。

それは……たばこが吸いたい!

私の友だと、沙奈枝と朋絵もたばこを吸っている。3人とも結構な量のたばこを吸うようになった。

多分そこらのおじさん達よりも数量はいっているかもしれない。

しかしだ、中学生がたばこを吸うことは違法だ。だから購入することも出来ないし、吸う場所も大ぴらには出来ない。

そこで、私達3人はある行動に出たのだ。





3人とも究極のファザコンであることに気づいた私たちは、父親にその援助の矛先を向けた。

もとい、私の場合はもともと、お父さんラブだったから何の抵抗もなくこの体を愛するお父さんにささげた。

あの二人には言ってはいないが、実は私の初体験はお父さんなのだ。





一時たばこ代欲しさに3人で援助交際で稼ごうとしていたが、実際私が付き合ったのは2人だけ。しかも体の関係までは行っていない。

だって、正直に言えば私は家の中では吸うことができたし、お父さんへの愛を裏切ることはできなかったからだ。





そこまでお父さんを愛している私なんだが、私とお父さんとは事実上の親子関係。だから結婚なんて言うことは出来ない。最もお父さんには、お母さんという妻がいるわけで、だから私が生まれた。まぁこれが順当な流れであり、当然という世間の目でもある。

で、私とお父さんの関係をお母さんは多分知っている。だけど、それを表に出さないようにしているところがあの母親の賢いところなのかもしれない。





だって、私は知っているんだもん。お母さんが通っているトレーニングジムで知り合った男の人とセックスしていることを。

それはそれで私は別にいいのではないかと思っている。だって、お母さんも外で楽しんでいるのなら、私の罪の意識も少しは楽になるからだ。

それに、お母さん自体も私とお父さんの関係を壊せば火の粉は自分にもかかってくることを知っている。

お母さんは自分の欲求を外で発散させているだけに過ぎないんだもん。でも私は違う。

私は自分の欲求を満たすだけで、お父さんとセックスをしているのではない。このおなかの中に二人の子を宿したい衝動にずっと駆られている。





もし、現実的に私がお父さんの子をこのおなかの中に宿したら、このままではこの家庭は多分破城するだろう。

それは覚悟の上だ。と、言いたいけれど。この家庭の関係は出来れば壊したくはない。

何かを得たければその代償として何かを手放さなければいけない。等価交換という代償なのかどうかはわからないが。私はこの代償を家庭崩壊という方向には結びつけたくはないのだ。

これは我儘であるということはもちろん承知の上だ。

そんなに都合よく行くわけでもない。





ただ、もし、この状況……これから多分なりうる状況を家庭崩壊という状態を招かずに私が得られる方法はないものかと。これは私だけではない。朋絵も沙奈枝も同じこと。

彼女たち二人も自分の父親の子をおなかの中に欲しがっている。

そして共に家庭も壊したくはないと思っている。





そこで、私達3人は自分たちの思いをと願望をなすために、障害……といってはいけないけど実際お母さん達を落とせば何とか道は開けていける。と、母親という存在を攻略すべく各々動いているはずだ。

多分これは3人の連係プレイが必要な計画だ。





そしてこの計画の大枠をそれとなく導き二人を誘い込んだのは私でもある。





しかし、ここでいろいろと暴露される親たちの見えなかった部分。





意外と親たちも楽しんでいるのはわかった。





でもね。





今、私達の計画で一番ネックになっているのが私のお母さんだというのが浮き彫りにされたのは難題だ。





『第8話 うちの家族はおかしいのか? その2』





家に帰る途中駅で、朋絵のお母さんと出会った。

「あら、美奈子ちゃん今帰りなの?」

「ええ、今日は塾があったんで」

「そっかぁ、それじゃァね」と特別な会話もなく分かれた。





普通なら友達のお母さんと出くわしただけで、特別意味などないのだが、改札抜けるのを少し待ってみた。

もしかしてと思い、その思いの通りに待っただけだ。





その予想は的中した。

「お、美奈子。偶然だな、塾の帰りか?」

「うん、そうだよお父さん」





やっぱり、お父さんが来そうな予感がしていた。て、言うことは、さっきまで朋絵のお母さんと一緒だったんだね。という予想が成り立った。





そっと耳元でお父さんに

「いっぱい出た?」というと。

「まぁな」と答えた。

これでさっきまで朋絵のお母さんとセックスしていたのは確定。





「ねぇ、まだ私の分残ってる?」

「お前の分は別だからな」そう言ってにっこりと笑う。





今日はお母さんはジムの日だ。多分帰りは9時過ぎになるだろう。まっすぐに帰って早くお父さんに甘えたい。





でもこうして一緒にいるだけで、パンツが湿っぽくなってくるのを感じずにはいられない。

多分このままでいると、家に着くころにはパンツからあふれだして、私の太ももに流れ出してくるのは間違いないだろう。





それにおへそのちょっと下のあたりが、なんだか熱いような感じにうずいている。

中学生はまだ子供だろ。なんて思う人も多いだろうけど、この快楽を知ってしまった体は年齢など関係ない。

むしろ、私達の年齢が一番女として活動的な瞬間なのかもしれない。





その欲望を抑えながら、電車に乗り込む。

この時間の電車はかなりすし詰め状態。でもあえて、それが私にはうれしかった。

だって、お父さんとこんなに密着できるんだもん。しかもだよ。隠れてじゃなくて、公にこんな状態になれるんだから、ドキドキは止まらない。





私の頭の上で「大丈夫か?」と聞くお父さん。

「うん大丈夫」と答え、押されたようなふりをして、胸をお父さんの体に押し付ける。





ふんわりとなんとなくいい香りが、お父さんの体から漂ってくる。やっぱり朋絵のお母さんとしてたんだね。

その香りを洟にすかせながら、私の汗ばんだにおいをお父さんの体につけようとまた体を少し押し付ける。

でもここではここまでだ。これ以上はやってはいけない。





もしお父さんの手が私の体に触れれば、痴漢と間違われるかもしれない。

いくら親子でも、周りの目からはそうは見えない。いやそう見ていない人も多いと思うからだ。

多分、私達親子は外から見れば、親子には見えていないのかもしれない。





私は親子に見てはもらいたくない、だからそれはうれしい反面。とっても危険なことでもあることだと言うのはわかっている。

またこのもどかしさもなんだか快楽になっているのは、私がもうお父さんにメロメロだからかもしれない。

それにお父さんも我慢しているのがわかる。……その一部が私の体に触れている。





電車を降りた時にはすでに私のパンツは湿り気、ではなく濡れていた。

家に帰ったら早くパンツを取り換えなきゃ。――――ううん、そのままお父さんに愛してもらいたい。

完全に女として、待ち受けている部分がもう熱くてたまらない。





もう、途中の公園――――ああああああ、公園のおトイレでもいい私を連れ込んでほしい。

でも、お父さんはそんなことはしない。

私を抱いてくれる時はちゃんとベッドの上で抱いてくれる。

たまにお風呂の時もあるけど……。

とにかく早くうちにたどり着きたい。





多分、まだお母さんも帰っては来ていないはず。





だが、そんなときに限って、お家の明かりは外に光はなっていた。





お母さんが帰ってきている。





――――――まだそんな時間じゃないのに!!





『第9話 うちの家族はおかしいのか? その3』





うっわ! お母さん帰ってるよ。なんで今日に限ってこんなに早いんだ!!

ちょっと―――――いやいや、この今の高鳴りをどん底に落とされた感満載です。





でも何気ない顔をして「ただいま」と玄関の戸を開ける。

そして、何気ない顔をして「おかえりなさい」といい「あら、お父さんも一緒だったの」と返すお母さん。





その何気ない私たちのやり取りを見て、一歩たじろうお父さん。

多分、うちの家族今かなり細い糸で繋がっているのを、強く感じたのかもしれない。





「今日は早かったんだな」

「あらそうぉ? そうねぇ、早く切り上げてきたからねぇ」とにこやかに言うところは、さすが年の功というべきかもしれない。





「お寿司買ってきたのよ。見切り品だけど。食べるでしょ早く着替えてきなさい」と、ちらっと私のスカートの裾のあたりに視線が来たのを感じた。

まだ垂れていない……た、たぶん。

悟られないように、急いで自分の部屋に行った。





しかしなぜ、お母さんはそんな視線を投げかけたのか、て、たぶんお父さんと一緒だったからでしょ。

そんなのは気づいて感じて当たり前。だって、お母さんは完全に私達のこと疑っているのがわかるんだもん。

疑っている? もう知っているはず……朋絵からこの前来たメッセに





「ねぇねぇ、私達のことお母さんにばれてたよ。でね、沙奈枝のお母さんにもお父さんから漏れたみたいなんだ。ごめんねぇ、うちの親口が軽くてさぁ。でさぁ、美奈子んちのお母さんにこの前ていうかほら、3人ともSNSでグループ作ってんじゃん。そこで暴露会しちゃったんだよねぇ。だからさ、美奈子とお父さんのこともお母さんにばれているよ。美奈子もしお母さんからなんか言われたら、とにかく今は知らないって逃げておいた方がいいよ」





て、言うことはさ、沙奈枝のところはもう、お母さんも全部知っているっていうことだし、もちろんうちのお母さんも知っているということになるんだよね。





それなのに何も言ってこない。かえって不気味だね。

もしかして何か準備してんの裏で……。





着替えてキッチンに行くと、お母さんが椅子に座ってテーブルの上に置いているお寿司のパックを眺めていた。





「遅くなってごめん」

「大丈夫よ。さ、食べましょ」

「お父さんは?」

「お風呂入ってる。今日は軽く済ませてきたみたい」

またお風呂に入っているのか。そんなに入ったら、体ふやけちゃうんじゃない。

ちょっと笑えた。





椅子に座ってテーブルの上にあるお寿司のパックを開けようとした時、お母さんが呟くように言った。

「別れたんだぁ」

「へっ、別れたって?」

「お友達と。知ってるんでしょ、あなた」

ちょっとなまめかしい視線が、私に投げかけられる。





「お友達って……?」あえて触れないように質問系にしてみたけど。

「ん、もう。そんな知らない振りしなくたっていいのよ。私も知っている。あなたのこと」

あ、やっぱり! でもってなんでこういうタイミングなんだ。

そっちがセフレと別れたから? 多分そうだろうね。





「で、お母さんは私のこと怒っているの?」

「う――――ん。迷ってる」

「迷ってるて、どういうことよ」

「私もよくわかんないんだぁ正直言うと。でもこれは言えてるよね。親失格だっていうのはね。私も、お父さんも両方」





「そうなの? 私はそうは思っていないけど」

「優しいねぇ美奈子は。お父さんをかばおうとしている?」

「べ、別に……そう言う訳じゃないけど。ただ私はお父さんを見捨てないだけ」





「……………はぁ―、見捨てないかぁ。なんか知らない間に大人になったね。美奈子」

そもそも、大人になったねって、こういう話をすること自体もう私を女として見ているんだよねお母さんは。

もう、娘としては見ていないんだよね。





だったら私はそれでもいい。

もし、お母さんがお父さんを見切るんだったら、私がもらうだけ。





でもね。まだお父さんのことを愛しているんだったら、私はその愛をも受け入れるつもりだよ。

朋絵の母さんとの付き合いはだいぶ前からあったみたいだけど、それはそれ、私達3人が求める家族のためには必要なことだから。





でもお母さんは今はその計画から一人外れているんだよ。

もしさ。私達から離れていくんだったら、それは仕方がないと思う。私は追うことはないだろう。

でもね。今のこの薄ぺらいけど、私達が家族として繋がっている家族が壊れないんだったら、それが一番いいと思う。





でもこれは私の最大の我儘であることは理解しているつもり。

それこそ私はお母さんを責めることは出来ない。





普通なら、怒られるだけじゃすまないからね。





――――――私のやっていることは。





私達のやろうとしていることは……。





『第10話 うちの家族はおかしいのか? その4』





「あのさ、お母さん。今日、お父さんとHして」





「へっ? 何よいきなり」

「いいから、ほら、まだお父さんお風呂入っているうちに一緒に入って、そのままHしちゃって。私のことなんか気にしなくたっていいから」

グイっと、お母さんの手をつかんで、そのまま風呂場へと連れだした。





「お父さん、お母さんも入るって、いいでしょ」

「えっ! な、なんだ」

「いいじゃん、夫婦なんだから。ほら、お母さんも早く裸になって。服着たままお風呂に入れないでしょ。それともそう言うプレイが好きなの?」

「そ、そうじゃないけど……」





着ていたシャツをたくし上げて、ブラのホックを外し、あっという間にお母さんを裸にして風呂場の中に押し込んでやった。

さすがジムでトレーニングしているだけあって、あんだけおっぱい大きくても垂れていない。私も筋トレしよっかな。なんてちょっと思うほど、お母さんのおっぱいは綺麗だった。





さて、あとは二人次第。

私は自分の部屋の入って朋絵にメッセージを送った。





「さっきさぁ、お母さんに言われちゃったよ。お父さんとのこと」

すぐに返信が来て

「マジ! で、どうなったの? もしかして家庭崩壊?」

「それは回避したい。だから、今日はお父さん、お母さんに預けた」





「預けたって?」

朋絵から通話モードで着信が来たから受け取った。

「はいはい、お母さんに今日は、お父さんとHしろって。今二人でお風呂入っている。ていうかお母さんを無理やり入らせた」

「ふぅ―ん、そうなんだ。でも美奈子のお父さんも体力あるよねぇ。今日うちのお母さんと一緒だったみたいじゃない」





「そうだね。塾の帰り駅で会ったよ。何か言っていた?」

「ああ、美奈子と会ったとしか言っていなかったけど。でもやってきたのはバレバレだったね」

「ま、お父さんもそのあと来たから間違いないけどね」

「そうなんだ。美奈子はヤキモチ妬かない?」





「ヤキモチ? 妬かないって言ったら……どうだろう。嘘になるかもしれないけど。独占することは出来ないでしょ。あなただってそうじゃない朋絵」

「そうだね、うちのお父さんも沙奈枝のお母さんとやってるからねぇ。まぁそこはそこ、ていう感じかなぁ」





「おんなじ……」





「なははは、でさぁ。これで美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんと出来ちゃえば、構図は出来るわけだよねぇ」

「そう、そこなの! どうにかして沙奈枝のお父さんとうちのお母さんをくっ付けないと。それになんかお母さん。セフレさんと別れたみたいだし。チャンスかもね」





「それ、絶対にチャンスだよ。何とか早めに手を打とうよ」

「手を打つっていたって、どうするのよ?」

「そこなんだよねぇ」

「ところで沙奈枝は?」

「今パパさんとラブっているみたい。邪魔しちゃ悪いでしょ」





「そっかぁ。いいなぁ。私、ずっとうずいちゃっていて大変なんだけど」

「お父さんにしてもらったら。あ、そっかぁ、今日はお母さんに差し出しちゃったんだよね。さすがに3人もは相手出来ないよねぇ」

「3人? あ、そうかそう言うことね」





「3Pじゃないよ」

「あああ、なんか変なこと思い出しちゃったじゃない」





「もしかしてクラスの男子たちのこと?」

「そうそう、あの時は仕方なく付き合ったっけど、でもやっぱりまだ子供だよねぇ」

「自分たちが逝くことしか考えてない! まるでマシンだねあれは」

「マシン? あははは。朋絵いいこと言うじゃない。ほんとそうだよねぇ」





「美奈子、一人で治まりそう?」

「う――――ん、どうかな。でも治まらせなきゃ」





「家来る?」





「えっ! これから……もしかして朋絵のお父さんに抱いてもらうの?」

「あ、今日はうちのお父さん無理。飲み会だってさ。ほんとよくあるよねぇ。本人は付き合いだから仕方がないって言っていたけど、本当はお酒好きだからねぇ。それに多分帰ってくるとすぐ寝ちゃうし」

「あらまぁ。そうなんだ。……もしかして朋絵も来てるの? うずいちゃっているんだぁ」

「なははは、なんかお母さんが今日美奈子のお父さんとやってきたのを想像しちゃうとなんかねぇ」





「どうしよっかなぁ」ちらっと時計を見た。まだ9時。

家にいてもこれから、お父さんとお母さんはセックスするだろうし、このムラムラをどうにか解消もしたいけど、なんか一人でいるのがちょっと寂しかった。





「私が治めてあげるよ」

「朋絵、あなたそっちの方にも目覚めたの?」





「どうだか? でも一人でいたくないんでしょ」

「まぁね……」





朋絵の家は同じ町内。ま、ゆっくり歩いても10分はかからない。

通話を切って、キッチンのテーブルにメモを置いて私はそっと家を出た。

奥から、なんかなまめかしい声が少し聞こえてくる。覗こうかと思ったけど、やめた。





ちゃんとお母さんを愛してあげてね。





また、ムラムラが少し上がってきた気がする。





『第11話 うちの家族はおかしいのか? その5』





朋絵の家に着き、インターフォンを鳴らすと「入って入って」と朋絵の声で返ってきた。

「お邪魔しまぁす」というと、扉を開けひょっこりと顔を出して

「いらっしゃい美奈子」という。





「本当によかったのこんな時間に」

「いいのいいの。どうせ明日は学校お休みじゃん。ゆっくりしようよ」

「うん、ありがとう」

そのまま、2階の朋絵の部屋にまっすぐ通され

「ま、とりあえずそこらへんでゆっくりしていなよ。今飲み物持ってくるから」

ほどよくクーラーが効いた部屋。べとついた体が少しさらりとした感じになる。





フローリングの床の上に置かれたクッション。小さなテーブル。その上にある灰皿とたばこ。

朋絵は普通も普通に吸っているんだよね。

一応私も持ってきたショルダーバックの中には、たばこを潜ましている。私のはカートリッジ式のたばこ。

煙とにおいがあんまり出ない。煙といっても水蒸気だからお部屋も汚れにくい。

でも、朋絵と沙奈枝は紙巻きたばこ。

供給元がそうだから、と、いっちゃえばそうなんだけど、でも朋絵も沙奈枝も紙たばこの方が吸った感じがしていいっていうんだよね。





まぁ、正直言えば紙たばこの方が、吸ったという充実感はあると思う。私はどちらでもいいんだけど。

お父さんがこのカートリッジ式のたばこを吸っているから、合わせているだけ。二人も同じ。





「おまたぁ!」と、飲み物を置いたトレイを持ちながら、朋絵が戻ってきた。

「吸っててもよかったのに」

何もせずポケッとクッションに座っている私を見て朋絵は言う。

「う、うん」とだけ返事をした。





トレイをテーブルの上に置き、よっコラショといいながら腰を落とす朋絵。

だふだふのタンクトップ一枚を上に着ているだけでノーブラ。

かがむとおっぱいが、乳首が丸見え。





朋絵のおっぱいは小さいわけじゃないけど、つんと尖った感じのおっぱい。

私のはお母さん譲りなんだろうけど、ホルスタインなんてあだ名がつけらちゃう位ほかの子より大きい。自分で言うのもなんだけど、大きいんだから仕方がない。

顔よりも胸への視線が多いのがちょっと嫌かもしれない。

でもこの胸は自分のためじゃなくて、お父さんのためにあるんだからいいんだ。





「全くどうしたのよ?」

「へっ、何が?」

「なんかさぁポケッとしちゃってさぁ。そんなに気になるの? 親の事」

「そんなんじゃないけど」

「でも気にしてる」

「そぅぉ? そんな風に見える?」

「見えるから言ってんの」といいながら煙草をくわえて火を点け、ぷふぁぁっと煙を口から出す。





私も吸おうとしてカートリッジを取り出すと「あ、バッテリーがない」で、始末の悪いことに充電器も忘れて来ていた。





「あれまぁ、それってバッテリーなくなると致命傷だね」

「そうだね」

「はいどうぞ」と朋絵がたばこを分けてくれた。そのたばこをくわえ火を点けて軽く吸い込む。

洟に抜ける香りはやっぱり、紙たばこの方が強いのかもしれない。

二人でたばこを吸いながら「前途多難だね、私達」と朋絵はぽつりと言う。

「そうだね」とまた私は返す。





朋絵は吸い終わったたばこを灰皿でもみ消して、私の隣に座り、吸いかけの私のたばこを口にくわえて吸うと、そのまま私にキスをした。その時朋絵の口から、煙は私の口へと流れ出していく。

たばこをもみ消して、そのまま朋絵はキスを続けた。





二人の重なる唇の間から、煙が漏れ出しその次に朋絵の唾液が流れてくる。

その唾液をゴクンと飲み込むと。

「いやじゃなかった」と耳元で言った。

「別に、嫌じゃないよ」

「そう」と言いながら私のブラウスのボタンをはずしていく。





ブラがあらわになってその上から朋絵の手が私のおっぱいに触れていく。

「やっぱり美奈子のおっぱいやわらかいねぇ」

スッと首筋を朋絵の舌が這う。

「ごめん、お風呂まだ入っていなかったから汗臭いでしょ」

「うん、でもその匂いが興奮させる」

「なんかおじさん臭いこと言っているよ朋絵」

「なははは、おじさんでも何でもいいよ。このままで私はいいから」





また、あそこがじんわりと熱くなってくる。

スカートをめくり、パンツの中に朋絵の手が入っていく。

「もうすごいじゃん」

「うん、だって帰ってくるときからずっとだったから」

皮をめくり、指が押し込まれると、それだけで私は……逝ってしまった。





「もう、相当ため込んでいたのね」

そのままベッドに寝かされ「へへぇっ」と笑う朋絵。





こんなの用意してんだ。





私の両手は縛られてしまった。





『第12話 うちの家族はおかしいのか? その6』





「あのぉ―、朋絵さん……これはいったい?」

「いいのいいの、さぁ次はこれだよ」

といいながら、私は目隠しをされてしまった。





「ちょっと、な、なんで目隠しまでするの?」





朋絵は私の耳元で少し息を乱しながら「えへへへ、こうすると興奮しない? 私、美奈子のこんな姿見ているだけでものすごく興奮するんだけど」





「あのぉ、あのぉ。興奮するのは朋絵でしょ、私はちょっと怖いんですけど!」

「そこがいいんじゃん。痛いことはしないから安心して……でも気持ちいいことはしてあげるよ。今日はめちゃくちゃにしてあげる」





「えっえっ」目が見えないと、音がなぜか敏感に伝わってくる。

朋絵の声がいつも聞いている声とは、違うような気がするんだけど。

何かがさごとと音がする。なんだろう?





「ねぇ、この音なんだかわかる?」耳元で”ぶぉぉぉぉぉぉん”と音がする。

「こ、この音って……」答える前に私の首筋に振動が伝わる。

「えへへへ、買ってもらったんだぁ。お父さんに」





「なぁ―にかなぁ―」

「もう知ってるくせに! ほらこの振動いいでしょ。リモコン式だよ」

ぶぉぉぉぉぉぉんと、また一段音が大きくなった。





つるつるとしたものが私の首筋から、おっぱいへと移動する。

「やっぱり美奈子のおっぱいはやわらかいねぇ。妊娠したらミルクいっぱい出そうで羨ましいよ」

「あっ、そんなの知らない。うっ!」

「うふ、そうなんだでも、ここはもうおもらし状態だね」

スカートのホックを外され、パンツと一緒にズリ下げられた。

あそこがあらわになっているのがわかる。





振動は乳首に到達した。

おっぱいの先がしびれるような感じがする。

「美奈子のここって毛薄くてぷっくりとしているよねぇ。ここにお父さんの物が入っていくんだ」

「あっ! あうっ!」

あそこから、ぴちゃぴちゃと音がする。何か……ああああああ、なめられている。舌が私のあそこをなめている。





「気持ちいいでしょ。なめられると気持ちいいでしょ」

「―――――き、気持ちいい」

「まだ頑張っているのかなぁ。美奈子のお父さんとお母さん」

「そんなこと言わないで……」

「気になる? 嫉妬してるんでしょお母さんに」

「してないもん!」





「本当に?」

「本当だもん」





朋絵の声が耳元で、息をかけるようにしながら聞こえてくる。

舌が、まだ私のあそこをなめている。





「ん?」





なんで朋絵の声が耳元でしているのに、あそこがなめられている感じがするんだろう。

いったい朋絵はどんなことしてるんだろう。

「朋絵、あなたいったい……」





いきなり私の中に指が入ってきた「アうぅ! ああああああああ! だめぇ」

おなかの中がもぞもぞとしている。この感じもう耐えられない。

さらに奥まで指が押し込まれていく。





「もうダメ。あうあう。うううううううううううぅん!」

多分もう私のあそこは物凄いことになっていると思う。だって、帰りの電車の中からずっと、濡れていたんだもん。もやもやとムラムラが一緒になってずっと私を襲っていたんだもん。





駄目だよ。もう我慢できないよ。

指の動きが早くなっていく。もう駄目だ―――――もう我慢できない。





「あうぅぅぅぅぅぅぅぅっ! 来る来る何か来るよぉ!」

うっああああああああああああ!!

崩壊した。耐えていたのが一気に崩壊した。

もう、頭の中が真っ白になった。





久々だ……こんな感じになったのは。最近はお父さんとセックスをしていても慣れてきたせいかもしれない。こんな感じよりも幸せな感じの方が強く出ていたけど。体がこんなにも反応するなんて言うのは本当に久々だ。





「逝っちゃったねぇ」

朋絵の声じゃない。

誰だろう?

「すごいねぇ、美奈子。あんた相当ため込んでいたみたい。でもすっきりしたでしょ」

「すごいもう私もびちゃびちゃだよ」

また別な声がする。聞いたことある声だけど?





「えへへ、何せ二人掛かりで攻めたんだから逝ってもらわないとねぇ―」

えっ、二人って……誰?





朋絵が目隠しを取った。ゆっくりと目を開けると、マジかに朋絵のお母さんの顔があった。

「えっ嘘!」





「ごめんねぇ、途中乱入しちゃったぁ」

「な、なんで?」





「あははは、今日美奈子ちゃんのお父さんお借りしたお詫びかなぁ」

「はぁ―、そうなんですか」

と、私は答えるしか出来なかった。





だってまだ体が言うこと利いてくれてないんだもん。





『第13話 うちの家族はおかしいのか? その7』





「美奈子ちゃん、お風呂入ってきなさい。もう体べとべとでしょ」

「ありがとうございます」

正直べとべとなんていうもんじゃない。まるで、おしっこおもらしたみたいにぐちょぐちょ。





裸のまま、お風呂場に行き、浴槽のドアを開けるとな、なんと朋絵のお父さんが入っていた。

「えっ!」

「おっ!」

思わず固まってしまったけど。なんか後に引けず、そのままはいちゃった。





「ごめーん、お父さん帰っていたんだぁ」と朋絵のお母さんがドアを開けて入ってきて。

「あらまぁ、別に大丈夫そうね」にたぁと笑い。朋絵も入れる?





「ん、もう。お父さん帰ってきているんだったら教えてよう」と裸になって入ってきた。

まぁ恥ずかしいわけじゃないけど、朋絵が来てくれたおかげで、ぎくしゃくした感じは薄れた。





「今日は飲み会だったんでしょ早かったね」

「ああ、なんか意外と早く解散になっちゃって、まっすぐ帰ってきたんだよ」

「もしかして、私の中に早く出したくて?」

「いや、その……」私がいるからか、はっきりとはしない感じに答えるおじさん。……朋絵のお父さんといった方がいいか。





「あ、もしかして美奈子のこと気にしているの?」

「まぁな、初めてだから美奈子ちゃんの裸見るの」





「美奈子 おっぱい大きいでしょ。ものすごくやわらかいよ。そうだ、美奈子とセックスしてみる? いいよね美奈子」

その問いにぴくんと体がまた反応してしまう。





「だって今日はさ、美奈子物凄くためているんだもん。さっきのだけじゃ物足りないでしょ」

「ええっ、でもぉ……」





「いいよ。だってお父さんもほら、こんなに大きくしちゃってるんだもん」

うわぁ、お父さんよりも大きいかも……こんなの本当に入るの? 朋絵は入れてるんだよね。





「でもその前に私が最初の精子飲みたいから頂戴ね」

そう言いながら、じゅるじゅると口に含んでトロンとした顔をし始めた。





それをじっと見ていると、朋絵のお父さんの手が伸びてきて私のおっぱいをもみ始めた。

「ほんとやわらかいね。美奈子ちゃんのお父さんがうらやましいよ」

「何よ、じゅる。おっぱい大きくなくて、じゅるじゅる。悪かったわね。文句なら、お母さんに言ってよね」

「そんなことないよ。朋絵のおっぱいだって、つんとしていて綺麗だよ」





そう言いながら、私の乳首の先を指でこねこねとしたりつまんだりされると、先っぽが張ってくるように少し痛痒い。

それが変な気分にさせてくれる。変な気分じゃなくて、体がおなかの中が熱くなってくる。





あああ、私も淫乱ていう言葉にあてはまるのだろうか?

体が求めているのがわかる。

でも、お父さん以外の人とセックスをするのは久しぶりだ。なんとなく表向きで付き合ったクラスの男子とした時以来。

ちょっと後ろめたい気もする。





そして私の体を引き寄せて朋絵のお父さんの舌が私の口の中に入ってくる。

キスされると私は弱い。もう頭の中がトロントして、何も考えられなくなっちゃう。

また熱い液が太もに流れだしている。

今度はもっとねっとりとしている。





「美奈子ちゃんもH好きなんだね」朋絵のお父さんが私のあそこから流れ出る液を割れ目からすくうようにして指につけてそれを口に入れた。





下の方で朋絵の口からじゅるじゅるとした音が早くなっていく。のどの奥まで押し込んでいたのをほほのとこまでに止めていた。もう少しで出てくるのを待ち構えているようだ。





「朋絵もう少しで出るぞ」

朋絵のお父さんがそう言うと、朋絵はくわえたままこくんとうなずいた。

「ああ、逝くぞ……逝くぞ」といいながら朋絵の口の中に射精しているのがわかる。





本当の父親と娘がこんなことを目の前でしているのに、それを見ている私は何の違和感もなくその射精する姿を見つめていた。





多分相当の量の精子が出ているんだと思う。ゴクンゴクンと朋絵の喉が鳴る。

そして口の中にため込んだ精子をキスをして私の口の中に流し込んできた。





あの独特の香りと少し苦い感じがする精子。嫌いな味じゃない、でもいつも飲んでるお父さんの精子の味とは少し違うような気がする。でも嫌じゃない。





朋絵の口からまだ流れ込んでくるプルンとした精子を、ゴクンゴクンと私は飲み込んだ。





『第14話 うちの家族はおかしいのか? その8』





「どうぉ? うちのお父さんの精子は」

「うん、別に嫌じゃないよ。でも、味ていうか、感じが違うんだね」





「そうなの。私お父さんのしか……あ、そう言えば」

朋絵はちらっと私の方を見て。あ、あのことね。私はそこまでやってなかったけど、朋絵と沙奈枝はやってたんだよね。そのことは内緒。





「なんだ、二人して。何かあるのか?」

「別にぃ。美味しかったてよお父さんの精子。まだまだいけるでしょ」

朋絵はお父さんの袋をさすりながら言う。

そうするとまたむくむくと大きくなる朋絵のお父さんのもの。





「ああ、まだまだいけるぞ!」といいながら立ち上がり、私の方に大きくなったのを差し出した。

「今日はお母さん、美奈子のお父さんからおなか一杯もらったみたいだから、私達に一杯お父さんの頂戴ね」

「へぇそうなんだ。じゃぁ、美奈子ちゃんにお返ししてあげないといけないな」

「えっは、ほどほどにお願いします」

「もう、美奈子の中にパンパンに詰め込んであげて。お父さんの精子」

「おいおい、もしかして生でやるのかよ」

「いいじゃん生で行こうよ」





「孕んだらどうする?」

「そうしたら私と一緒に孕ませる?」

「朋絵ならまだしも、美奈子ちゃんは望んでいないよな。俺の子なんて」

「………私が産む子は。私のお父さんの子以外ありえません」

「だよなぁ―、ほれみろ朋絵」





そこにこっそり、聞き耳を立てていた朋絵のお母さんが

「アフターピル。あるよ」とガラッと扉を開けて言いに来た。





「何よお母さん、ずっとそこにいたの?」

「えへへへ、だってぇ―、気になるじゃない」

「んっもう―。でもアフターピルで妊娠阻止できるんだったら、生でもいいんじゃない。どうぉ、美奈子」

「う――――――ん。いいのかなぁ」

て、悩むんで見てるけど、実際中学生がこんなことで悩んでいいんだろうか? なんかちょっとおかしくなってきた。





まぁうちの家族も変だけど、朋絵の家族も世間から見たら異常な家族だよね。

その異常な私たちの3家族をつなぎ合わせる計画。それが私達が望む家族の在り方なんだよね。

それに今日はなんだか、抱かれたい気分満載なのに、それをお母さんにゆずちゃったから、私も楽しんでもいいよね。……お父さん。





でも抱かれるのは、同年代の男性じゃない。お父さんとなじ。

友達のお父さん。お父さんには変わりはない。

と、自分で都合のいいように感情をそらす。





3人ともお風呂を出て、とりあえずはくつろいだ。下着は朋絵のを借りた。

でもさすがにブラは合わないから、ノーブラ。

こんばんはここに泊りになることはもう決定済みのようだ。

クーラーの効いた居間でジュースを飲んでいても、なんだか胸がドキドキしている。





「ねぇ美奈子緊張してんの?」

「えっ、そんなしてないわよ」

「そぉ、でもなんか落ち着かないようだけど。1本吸う?」

たばこを差し出され、そのたばこを口にくわえて、火を点けた。

ふぅーと、煙りを口から出すと、なんだか少し気分が別な方向に向いていく。





罪悪感はほとんど感じられない。どんな感じに抱かれるのかそんなことをボーとしながら頭に浮かんでいく。

やっぱり私って、ホントセックスのことになると別な自分が出てきちゃうんだ。

……もしかして、お母さんもそうなのかなぁ。





他の人に抱かれるのは、罪悪感と背徳感。罪悪感はわかるけど、背徳感ていうのは実際のところどんな感じなのかは言葉の意味はあまりよく感じ取れない。

でもまさに今この現状がその感じなんだと思う。

時計は午後11時をもう少しで示そうとしていた。





「ねぇお父さん、そろそろ行こうか」朋絵がそう言うと「そうだなと」朋絵のお父さんが返した。

私達3人は寝室へと入っていく。

入るとすぐに裸になってベッドの上に座った。さっきまで裸でいたんだから、別に恥ずかしさはないけど。やっぱり胸ドキドキがまだ収まらない。





「それじゃ最初に美奈子を責めちゃおう」

「えっ、嘘、私が先なの!」





有無を言わさず、朋絵のお父さんんがキスをそっとしてきて、私の頭の中はまた溶けていくように何も考えられなくなっていく。





ああああああ、なんだか気持ちいぃ。





『第15話 うちの家族はおかしいのか? その9』





朋絵のお父さんはとてもやさしかった。

お父さんも私のことはやさしくまるで壊れ物のように丁寧に触ってくれる。





始めのころは、お互いに緊張しすぎて、とても疲れたのを思い出す。

それでも、とても私は幸せだった。

なんだかあの頃のことを思い出してしまう。





そっと胸の先を朋絵のお父さんの指がお風呂場の時のようにこねこねとする。次第に乳首が固くなって、つんと立ってきているのがわかる。

なんかほかの人にこうして触れられるのは、とても興奮する。





「本当にやわらかいね。美奈子ちゃんのおっぱい」といいながら今度は舌のざらついた感触が乳首を刺激した。

「あっ、うっ」とぞくっと来る感じに声が漏れる。

もうこれだけで完全に出来上がってしまった。





また、あそこがじんじんと熱くなる。





「お父さん中学生二人も相手出来るなんてもうないかもよ」

「そ、そうだな」ちょっとためらい気味に答えた朋絵のお父さん。

そう言いながらも手は私の割れ目に届いた。





もうすでに固く隆起しているクリトリスをあふれて出している愛液をなじませながら、触れると、刺激が体に走る。

「ああああっ、うっっ!」

今度は強く刺激された。

もう、全身が痙攣している感じ。もっと、もっとこの感じが強く欲しくなる。





「感じすぎじゃないの美奈子。そんなにお父さんてテクニシャンだった?」

「どうだか? でもうれしいよこんなに感じてもらえると」

「もう、変なことあ、だめ、そこ、強く……もっと強くほしい」

もう言葉が出ない。

そうしている間に今度はそのクリトリスに舌が這う。





指とは違う感じが伝わってくる。自分でもわかる。どんどんと液が、あふれ出ているのを。

そのあふれ出ている私の愛液を、まるでおしっこを飲んでいるかのように飲んでいる朋絵のお父さん。

そして「もういいだろ」と言われ、こくんとうなずいた。

両足を広げられて、私の割れ目がぱっくりと口を開いた。

そこにあの大きくて熱いのが、ゆっくりと入っていく。





「ああああああああ! うううううううううううううっううう!!」

押し込まれるようにおなかの中に入っていく感じが、お父さんのものとはまるで違う。

もうすでに、意識がそれだけで吹っ飛んでしまいそうだ。





「痛くない?」

「だ、大丈夫です」

「じゃぁ動くよ」

「はいお願いします」





中で動き始めると、その刺激がまた私の体をどこかに連れて行ってしまう。

正直もう何回か逝っていた。

でも、続く刺激に体は応えていく。





「だめ、もう私、逝っちゃう」抑えきれない、大きな壁が崩壊していく。その崩壊していく壁を私はもう抑えきれない。

「あ、……ど、どうなってんのぉ! あうぅぅぅぅぅぅぅぅ! 逝っちゃう逝っちゃう。逝っちゃうよう!!」

自分ではわかんなかったけど、まるで叫び声のような声を上げていたらしい。





「こっちももう限界だ。中にいいね」

そう言われて、何も反応することができないまま、おなかの中でびゅっと、出てくるのを感じた。

始め、の出てきた感じから続々とおなかの中が満たされていくこの感じ。





中で溜まっている。本当におなかの奥の方まで沢山いきわたっている。

あああああ、なんだか、出来ちゃいそう。

本当に朋絵のお父さんの子がこのおなかに出来ちゃいそう。





もうどうでもいいや。そんな感じ。

頭が何も考えるなって。





やっぱりコンドームつけている時とは違うんだよ。出てくるもの入ってくるものを受け止める。これが本来の役目なんだよね。





ああああ、これがお父さんだったら。……私は間違いなくすべてをこの体でこのおなかで受け止めていただろう。そして、絶対受精する。





ああ、お父さんが恋しい。





そして私ははっきりと、再認識する。





やっぱり、お父さんを愛していることを。

どんなことがあっても。…………私はお父さんの子を生みたい。





そう強く思った。





『第16話 うちの家族はおかしいのか? その10』





その夜はもうメチャクチャになるまで、朋絵のお父さんと、朋絵に犯された。

犯されたといえば犯罪ぽくなるから。楽しんだ。といった方が正解。





あああ、今までこんなセックスしたのは初めて。

ハマりそう。





中学生でもうこの快楽にはまっちゃった。先の就職は――――――AV女優。いやいや女優ていうほど可愛いくはないから。ソープ嬢か! て、なことを考えてしまって苦笑する。





でもさぁ、やっぱりほかの人とこういうことするのはなんか気が引けるというか、ま、朋絵のお父さんはなんか気を許してしまうけど。したくない。

――――――やっぱり私達はこの3家族を一つの家族につながないといけないんだ。

多分さ、私も朋絵も沙奈枝も自分のお父さんのことは本当に好きだけど、もし、入れ替わりして、セックスを楽しむんだったら、”やってる”んだろうな。





ぐったりとした体に、ここちいい疲労感? 私と朋絵は裸のまま抱き合って眠ってしまった。

朦朧とした意識の中、アフターピルだけはしっかりと飲んだ。

多分これで朋絵のお父さんの子は妊娠しないで済むだろう。





朝目覚めると、朋絵が私の顔を見つめていた。

「おはよう美奈子」

「お、おはよう朋絵」

「あははは、何そんなに恥ずかしそうにして。どうだったお父さんとのセックスは?」





「まだ、あそこに何か挟まっているみたいな感じがする。なんか変な感じ」

「おや、美奈子さんは処女でしたか? 初体験でしたか? 初めての後ってそんな感じだったよね」

「もう、朋絵。いじめないでよ」

「なははは、さ、起きよっか」

「あ、うん」

二人でベッドからでて、下着をつけた。あとは着るものはまだない。私が着ていた服は洗濯してくれているから、まだ、乾燥ルームの中にあるみたいだ。

リビングに行くと、朋絵の両親が二人で珈琲を飲んでいた。





「おはようございます」とちょっと小さな声で言うと、朋絵のお母さんが「よく眠れた?」と返してきた。

「はい、とても」

「そうでしょうね、あんだけ頑張るんだもん。若いわよね、さすが」

にやりと笑うところがなんかジェラシーを感じる。





「先にシャワー浴びてきなさい二人とも。その間に朝ご飯準備しておくから」

「ふぁぁい」とまだ眠たそうに返事をする朋絵。

二人でさっと、シャワーを浴びた。

洗濯してもらった私の下着と服も乾いていた。





「今日はこれからどうするの?」

朋絵が私に聞いてきた。

「特別用事はないんだけど、とりあえずはお家には帰らないと」

「そうだね。でもさ、なんか言われるかなぁ」

「どうだろ、わかんないけど。でも私隠しておくつもりはないけど」

「お、なんか度胸座ってんねぇ美奈子は」





「そうぉ?」

「修羅場にならないことを祈るよ」

「っはぁー、そんなこと言わないでよ帰りたくなくなるじゃないの」

「あはっは、ごめぇ―――ん」





用意してもらった朝食を食べて、早々に私は自分の家に帰った。

玄関の前で、ぴたりと足が止まり、ドアを開けるのをためらった。

どんな顔して二人に会えばいいんだろう。





もしかして、昨日の夜私は楽しんじゃったけど、二人はそうじゃなかったらどうしよう。

一瞬にして、いろんなことが頭の中に湧き出てきた。

こうしていてもしょうがないから、思い切ってドアを開けると、庭の方からお母さんの声がした。





「美奈子。早かったのね」

洗濯物を干しているお母さん。特別変わった雰囲気はなかった。いつものお母さんだった。

リビングに行くとお父さんが新聞を読んで珈琲を飲んでいた。





「お、美奈子。お帰り」と変わりなく。私の顔見てにっこりと笑ってくれた。

その姿を見て私は思わずお父さんい抱きついて、耳元でこういった。





「ごめんね、浮気しちゃった」





なんかもう私は、もう、お父さんのもであるんだという感覚になっているんだと。





―――――そうであることに幸せを感じている。





『第17話 3家族サークル その1』





その話は降って湧いたようにして出てきた。





「はぁ~、海行きたいねぇ」

「はいィ? 何よいきなり沙奈枝、そんなこと言って」





「いやぁ何ねぇ、この前さぁ、パパとモールに出かけた時になんか気になるていうか、よさげな水着見つけちゃってさぁ」

「パパに買ってもらったの?」

「あははは、美奈子、よくわかるねぇ」

「なんとなく」





「あああ、もしかして沙奈枝のパパさん、それ沙奈枝に着させてプレイしようなんて……」

「ちょっと待て朋絵! おニューの水着でそんなことはしないぞぉ! スク水だったらいいけど」

「スク水だったら? そっちの方がなんかエロイわぁ。そう言うのもやってんだ朋絵んとこは」

「えへへへへ」照れ笑いする朋絵。顔がちょっと赤い。





私がきょとんとしてると。

そのすきに朋絵がひょいと私のお弁当箱から卵焼きをつまんで口に「あむっ!」とほおばった。

「ああああ、この甘い卵焼きとっても美味しい。さすが沙奈枝のお母さんが作る卵焼きはいつの絶品ですなぁ」

「ああ朋絵、私の卵焼きぃ―。最後のお楽しみに取っておいたのにぃ」

「ごちそうさまでした」

「もう――――!!」ちょっとぷんとした顔をすると





「はい、アーんして」美奈子が自分のお弁当箱から、卵焼きをつまんで私の方に差し出した。

「あむっ」と、その卵焼きを口にする。

「美味しいい!! 美味しいよう美奈子」

「はいはい、それはようございました。私が作った卵焼きですけど、お口に合ったみたいで」





「へぇ、美奈子が作ったんだこの卵焼き。上手!」

「そうかなぁ。普通だと思うんだけど。でも料理は好きだから。……お父さんに食べてもらえると思うとうれしくて沢山作っやうのが困り者だね。この前もお母さんから、今日は何の日? なんて言われちゃった」





はぁ、美奈子はほんとお父さんラブだよねぇ。

まぁこの前の朋絵のお父さんとのことは聞いたけど、それ以来なんか前よりラブ度上がってんじゃないの?

「でさぁ、海いきたいぁ―いって言うけどさぁ。私達のお小遣いで行ける?」

「ひぇ―、現実をたたきつけないでよ美奈子。無理無理。いけるわけないじゃん」





「だったらまた稼ぐ? ”あれで”」

「あれって、あれでしょ。う―――――ん」と、考えてみたものの、”あれ”って援助交際のことで、ちょっと怖い目にあってたし、それにもう、知らないおじさんに媚び売るのはなんか嫌だなぁ。

「私はやんない!」美奈子はきっぱりと断った。

「そっかぁ。そうだよねぇ」

「う――――――ん」

「あのねぇ沙奈枝、あんたやる気もないんでしょ。それなのに悩んでいるふりしないの!」

「あれぇ、やっぱりばれてたかぁ」





「もうバレバレよ。やっぱ”あれ”はやめておこう」

こうんこくんと3人ともうなずいて、意思統合。

「でも私達ってお金稼ぐことも出来ないのがつらいよねぇ。ああ、これがさぁ、高校生くらいだったらバイトでもして、お金貯められるんだけどなぁ」

無理だよねぇ。中学生を雇ってくれるとこなんてないからねぇ。





現実直視! 厳しいねぇ。





それと私たちの計画にはまだ課題が残っている。

私のお母さんと朋絵のお父さん。朋絵のお父さんと美奈子のお父さん。この二つのカップルは成立しているんだけど、うちのお父さんと、美奈子のお母さんがまだくっついていないんだなこれが。





美奈子のお母さんも話によると、今まで付き合っていたセフレさんとは別れたみたいなんだけど、お互いにまだフリーであることは好都合。

なんとかこの状態のうちに、くっ付けないと!

ここさえ、完璧にくっついちゃえば、3家族サークルは完成するんだよねぇ。





でもなんかすごいこと考えるよ美奈子は。

その美奈子のお母さん。うちのおお父さんのとの接点がほとんどないっていうのが問題。

まぁ家族ぐるみでなんかこう一緒になることなんて、小学校の時の運動会とか、あと中学になってからは学校祭くらいだもんね。

私達部活もやっていないから、部活での交流もないしさ。





うちのお母さんと朋絵のお母さんはどうやってお父さんたちと関係を持つようになったんだろう。

これはお母さんから聞くしかないか。

ちょっと気が引ける気もするけど、あ、もしかして朋絵ならなんか聞いているかも?





「あのさ、朋絵」

「ん、何?」デザートで用意していたヨーグルトをスプーンで口に入れて、パクリと開いて口の中を見せた。

おいおい、それはかなり誤解を招くぞ! 学校じゃやばいぞこら朋絵!

ごっくん!とのどを鳴らして飲み込むと。





「えへへへ。」笑いながら

「どうしたのよ?」





「あのさ、朋絵のお母さんと美奈子のお父さんてどうやって関係持つようになったのか聞いている?」

「ああ、そのことね。聞いてるよ」





と、朋絵が言ったとき、私のスマホからメッセージの着信音が鳴った。

お母さんからだった。開いてみると……。





「やったぁ! 懸賞当たちゃったぁ!」





へっ? 懸賞?





「海山どちらでも楽しめる。天然温泉旅館無料クーポン券。ゲット!」





おっ! こ、これは……。





『第18話 3家族サークル その2』





「なになに、どうしたの沙奈枝?」

「なんかさぁ、お母さんからなんだけど、懸賞当たったんだって。ホレ」

と、私のスマホのメッセージを二人に見せた。





「あっ!」

「ほぉ―!」

「ねっ!」

「これって、もしかして……」

思わず三人の口がそろった。「使える!」

そんでもって、にまぁ―と顔をほころばせた。





「でも、これってもしかして1名様っていうのじゃないの?」

「ちょっと待って確かめてみる」すぐに返信で「これって1名だけ?」と送った。

ピコーン! 帰ってきたメッセージには。





「なんとご家族なら3名まで対象。うちは全員行けるね」

「だってよ」

「ほう―」

「3名様までかぁ―」

今度は3人そろって腕組みをして「う――――ん」とうなった。

「何とかして3家族うちらも一緒に行ける方法はないかねぇ、皆の衆!」

「そうだねぇ―」

朋絵と美奈子が口をそろえて言う。





そこでお昼休みの終わりのチャイムが鳴った。

「ああ、授業はじまちゃうよ」

「よし、それじゃぁ、これは課題だね」

「そうだね、何とかみんなで考えよう。私達が望む家族を作り上げるために」

「うん!」と三人で決意新たにうなずいた。





でもこれはチャンスだ。大きく前進できるきっかけになるかもしれないイベントだ。

唯一今繋がっていないうちのパパと美奈子のお母さんをくっ付けるのにはまたとないチャンスかもしれない。

そう言えば、友美のお母さんと美奈子のお父さんが付き合うきっかけ、朋絵知っているって言っていたけど。

これは聞かなきゃいけないなぁ。





ああ、そうだお母さんと朋絵のお父さんとのことももっと聞かないと。

でもさぁ、私達がっていうかさ、この計画をなんとなくカタチにしようとしていたのは美奈子なんだけど、それ以前に親たちがある程度付き合いがあったていうのもなんかありそうだよね。ありそうだって考えると元もこうもないんだけど、でも偶然か? それともこうなる運命だったのか?





授業なんか上の空。もうじき夏休み。

窓から眺める空が青い。

今年の夏休みが勝負だよね。





そんなことを考えあっという間に……いやいやポケッとしている間に従業が終わり、ホームルームでプリントが配られた。

進学進路希望調査。

「げっ!」そうだ。私達って3年生だったんだよね。て、何今更驚いてるんだ、私。

だからことを急いでいるんじゃない。





進路かぁ……高校進学?

赤ちゃんできたら高校行けないよねぇ。いや、別に絶対いけないて言う訳じゃないんだろうけど、赤ちゃん高校卒業までお預け?

う――――ん。どうかなぁ。





我慢できるかなぁ。

もしさぁ、赤ちゃんできたら、たぶん、私高校行かないね。





高校必ず行かなきゃいけないていうことじゃないからね。

ま、あの二人も同じかなぁ。

もしかしたら、私よりも先に孕んじゃうかもしれないよね。





「沙奈枝、沙奈枝」

「はぁ?」

「あのさ、その恰好ちょっとまずいよ!」

「何がぁ?」





「ニッちゃん切れてきたの? シャーペン”あれ”じゃないよ」

「へっ?」

気が付けばシャーペンでたばこ吸っている仕草をしていたみたい。





「まじ、ヤバ! 先生目点けていた?」

「別にそんな感じじゃなかったけど」

ほへぇ――――よかったぁ。

こんなことで目点けられたらそれこそ大変なことになっちゃう。

それ以上に私たちはもっと、大変なことをしようとしているのにねぇ――――――!





で、ことは動き始めちゃうんだよ。

あああああああ、やっぱり私達ってこの想いはとっても強いんだね。





運が味方してくれるんだもん。





私達の壮絶なる計画は、ものすごい強いファザコン愛がなせるものなんだから。





『第19話 3家族サークル その3』





家に帰ると、今日はお母さんがいた。

有給取って休みにしていたらしい。





「珍しいねぇ、お母さんがこの時間家にいるの」

「そうぉ、たまにはね」

「朋絵のお父さんとデートでもしてきたらいいのに」

ここはあえてデートといった。





「あははは、無理よ、だって普通は仕事中じゃない。ま、でも意外と外に出られる人だから呼べば会えるかもしれないけどね。でも今日はそんな気分じゃないから」

「ふぅ―ん。そうなんだ」と鼻で透かすように流した。





「それよりもさ、温泉旅館。どうする? 行くでしょ」

「うん、行きたいけど。できれば朋絵と美奈子も一緒に行けたらなぁって」

「朋絵ちゃんと、美奈子ちゃん?」

「うん」





「う――――ん」とお母さんは腕を組んで、スマホを手に取って何かメッセージを送った。

すぐに返信が来た。

「うん、朋絵ちゃんのところは行きたいみたい」

そしてまた着信。

「おお、美奈子ちゃんとこもなんか乗り気だねぇ」

グループメッセージか? この3人お互いにこんなこともしていたんだ。





もうこの3家族見えないところで結構密になっているんじゃないの?

ま、でもなんかいい方向に向いているのは確かだ。

「て、言うことはさ、3家族で一緒に行けるっていうこと?」

「まだはっきとはしていないけど、たぶん実現できるかもね」

うんうん、なんか夏休み目前、いいことがありそうで今年は楽しめそう。





私が部屋に行こうとした時お母さんに呼び止められた。





「ねぇ、沙奈枝」

「何?」ちょっと粘っこい感じの目つき、これ、なんかあると瞬間的に感じた。





「あなたさぁ、本当にお父さんの子産みたいの?」

ぐっ! なんというダイレクトな問いだろう。

ちょっとためらいながらも……。





「うん」とうなずいた。

「でもそれは世間じゃ、いけないことだっていうのをわかっている?」

「わかっているよ」

こういう話をお母さんとするのはかなり勇気がいる。





お母さんがたばこを吸いだした。

お母さんも何かしら、緊張というのか楽しい感じじゃないというのはわかる。





「それで、ただ単に妊娠したいだけなの?」

「………そんなんじゃないよ。パパのこと大好きだし、私は本当にパパとの間に子供が欲しいと思っている」

「産んだ後はどうするの? ちゃんと育てられるの?」

そう言うことを聞かれるのは覚悟の上だ。





「育てるよ」





「あなた来年は高校行くんでしょ」

「もし……赤ちゃんできたら、私高校にはいかない。ちゃんと育てるから。お母さんには悪いとは思う。だって………だって………」





あれ、ぽたぽたと涙が床に落ちているのを目にした。

私泣いているんだ。どうして?





そんな私をみつめ、お母さんは。

「本気なのね」

「だからこの前言ったよ。私は本気だって」





「全くもう、あんたは一度思ったらあきらめの悪い子だったもんね。私に似たのかしら」

なんだか、自分にあきれるように、もう1本吸いだした。





「それじゃさ、これはもうあなたの母親としてじゃなくて、同じ女として聞くけど。もし、私も子供出来たら、その子をあなたは受け入れてくれる?」





「パパとの子?」





お母さんは少し間をおいて、「あなたがあの人の子を産むんだったら、私は、直哉(なおや)さんの子を産むわ」





えっ! な、なんだ! この展開は。もしかして、私達が動かなくても本当は裏で、なんか動いていたの?

でもさ、なんとなくわかるような気がするんだよねぇ。多分さ、お母さんパパのこと嫌いになったとかそう言うんじゃないと思うんだよ。朋絵のお父さんと関係しているうちになんだろこれって、湧き出てくるんだよね。この人の子供が欲しいっていうのかさ。……そんな感情がね。





好きだけじゃなくて、体が求めてきちゃうんだよ。

女の性……ああ私本当に中学生なのかなぁ。自分でもなんかわかんなくなっちゃう。





私ははっきりといった。

「うん、そうしたら、私の姉弟だね」

お母さんはたばこをすっと、私の方に差し出した。そのたばこを受け取り1本吸った。





「ほんと私達いけない女だね。そして親子だね」





「本当にね」とお母さんは苦笑いをしていた。





『第20話 3家族サークル その4』





お母さんと話をしてから私は部屋にこもった。





なんとなく、お母さんと顔を合わせるのが気が引けた。

「覚悟の上」鏡に映った自分の顔を見つめながら言う。





そうだよ、ただの興味だけで私達はお父さんの子を産もうとしているんじゃないんだよ。

本気なんだよ。好きとか愛とか、そう言う言葉なんかもうとっくに飛び越えているんだよ。





そのレベルだったら多分、セックスしているだけで、満たされちゃっていたかもしれない。

それ以上のことを望んではいけないとリミッターがかかっていたかもしれない。でも……。

それを超えちゃったんだよ。





欲しくなると、どうしても欲しくなる。あきらめの悪い子。いけない子。

そしてそれをなんとなく黙認してしまった、いけない母親であり、お父さんの妻。





私は罪な子供。

そうだよね。





この家庭を壊す気なんて絶対にない。都合がいいことだってわかっている。だからこそ、お互いに、この想いを成し遂げたいから協力していくんだよ。理解してもらいたいんだよ。

なんとなくキッチンの方に出てみるとお母さんが夕食の準備をしていた。





「今日は早いね。もう夕食の準備?」

「そうね、なんとなくね」

「手伝うよ……」

「珍しいわね。あなたからそう言ってくるの」





なんとなく親子というよりはもう、一人一人の女として……対等だとは言えないけど、私を自分の娘としてじゃなく、一人の女性として見られているような感じがした。

逆にそれがなんだか、気持ちいい。





「あのさ」

「なぁに?」お鍋の中を見つめながら、お母さんは応えた。

「朋絵のお父さんとはどんなきっかけだったの?」

ゆっくりとお母さんの顔がこっちを向く。





「聞きたいの?」

「――――うん」

「そっかぁ、でもちょっと恥ずかしいかな」

またお鍋に顔を向けて言う。





「実はさぁ、朋絵ちゃんのお父さん、直哉さんとの前に付き合っていた人がいたんだぁ。パパにはこれ絶対に内緒ね。直哉さんとのことはもういいんだけど。その人さぁ、大学の時に付き合っていた元カレだったの。





別れてすぐにパパと知り合って、付き合うようになったんだけど、結婚してからしばらくたって偶然で会っちゃったんだ。そのころ、仕事もうまくいかなくてさ、パパも今の会社じゃなくてとても忙しくてさ」





「お母さん寂しかったんだ」

「ふぅ、そうね、たぶん寂しかったんだと思うし、誰かに甘えたかったんだと思う」

「パパには甘えられなかったの?」





「あははは、甘えてたよ。めちゃ! でもねぇ、なんか満たされなかったていうかさぁ―、たぶん私欲張りなんだと思う。パパにもっと、もっと、甘えさせてもらいたかったんだけど、これ以上パパに求めたら、だめになっちゃうんじゃないかなって言うところまで求めようとしていた。そこにさ、その彼が表れちゃったんだ」





「で、その元カレさんと寝たんだ」

「――――――う、うん」お母さんの顔が少し赤くなった。





「お母さんて結構経験あるみたいだね。いろんな人と」

「あ、そこに触れちゃうわけ? でも否定できないかも」

「なははは、やっぱり」





「そう言うあなただってそうでしょ」

「へへ、ばれてるもんね」





「やっぱり、私の血が強かったのかしら。はぁ―」





「そうかもね」





『第21話 3家族サークル その5』





コンロの出力を弱めて、お母さんは、食卓テーブルの椅子に腰かけてたばこに火を点けた。

「ねぇ、このお野菜皮むけたよ」

「じゃぁ、そのままにしておいて、あとは大丈夫よ」





私も椅子に座って、じっとお母さんを見つめる。

「はいはい、どうぞ」と言いたばこをくれた。





私がたばこを吸う姿を見ながら「ほんと中学生には見えないわよね」

「ごめんねぇ――――」





「ほんとよ! ブラも私と同じサイズだなんて、そう言うところの成長は早いんだから」

「だって仕方ないじゃん。そう言う体に産んだのは二人だよ」





「う―――――ん。言い返せないから悔しいんだけど」とは言うけどにっこりとしていた。

もうここまで行くとやっぱり女同士の会話だ。





なんかお母さんっていうのが変な感じになる。いっそ名前で呼んだ方がしっくりきそう。

友香さん? 友香ねぇさん? ねぇさんじゃないかぁ。でもなんか姉のような感じにもなれるところがいい感じ。





試しに……。

「でさぁ、その元カレさんと朋絵のお父さんと、どうやって繋がるの? 友香ねぇさん」

「へっ! ねぇさん?」

結構恥ずかしかったりする……お互いに。





それでもお母さんと呼ぶよりも近親感は湧くし、ちょっとドキドキして楽しい。

それにお母さんもちょっと照れているけど、なんか嬉しそう。





「結婚迫られちゃったの」

「えっ! 結婚って。パパと別れて結婚するっていうこと?」

「まぁ、そうなるけど、あなたが小学生のころだった」





あ、そう言えばお母さんとてもふさぎ込んでいた時あった。あの時かなぁ、そう言うことになっていたの。

「でね、仕事もうまくいかなくなってさぁ」





ポンポンとたばこの灰を灰皿に落としながら。

「由紀子(ゆきこ)に相談したんだ。こんなこと相談できるのは、由紀子くらいしかいなかったから」

「朋絵のお母さんに?」

「うん、由紀子は高校の時からの付き合いだから、お互いに何でも話せてたんだよねぇ」





「ありゃ、朋絵のお母さんとはそんなに長い付き合いだったんだ」

「あれ、知らなかったの?」

「知らなかったよ友香ねぇさん」





まだちょっと、ためらいがお互いにあるけど、でもねぇさんで押し通したい。だってなんか反応が可愛いんだもん。





それでも何も言ってこないからいいんでしょ。





「で、どうなの?」催促! そしてもう一本たばこをくわえて、火を点け「ふぅ―」と煙を吐く。





「まぁねぇ、直哉さんも知らない人じゃないし、話が直哉さんにまで行って、いろいろと相談に乗ってくれたんだぁ。で、さぁ。由紀子も浮気しているの知っていたし……」

なんかまだ隠している……多分。それだけじゃないような気がする。





ちょっとたばこの煙を深く吸って、肺には入れないようにしているんだけど、もろ肺まで入っていくのがわかる。

ちょっと変な気分になりつつある私。ノーブラだから、乳首が立ってきているのがわかっちゃう。

それでもその言葉を言った。





「友香ねぇさん。もしかして、元カレさんの子孕んじゃってたの?」





ぴくんと体が反応した。

「―――――うん」と、うなずいたよ。





マジかぁ―!

「パパには絶対に言えないけど」

「言わないよ」

暴露されてくるうちの家庭の秘話。





ああ、やっぱり、私はこの人の子なんだ。

でもなんかちょっと不安になった。私って本当にパパの子なの?

もしかして……。

余罪はまだありそうな気がする。だからこそそう言う疑惑が浮かび上がっちゃうんだよね。

でも、もしかしたらこの時ってうちの家庭。夫婦の危機だったんじゃないのかなぁ。

よく持ちこたえたよ。





「でさぁ、おろしたの、その子」

「うん……まぁね」





「そっかぁ」

大体なんとなく推測は出来てきた。





「あ、言っとくけど、直哉さんとの関係は由紀子公認だからね。由紀子だって明人さんと出来てんだし」

「知ってるよ」

やっぱり私達の想いは出来ていたのか。

この関係を何とか完結させたいよ。

私達の親ありて、この子たちありってね。





「ところでさ、朋絵のお母さんと、美奈子のお父さんはどうやって?」





「ああ、あそこは最初っから繋がっていたのよ」





「はへっ?」





『第22話 3家族サークル その6』





最初っから繋がっていたって?





なに?





きょとんとしている私に。

拓海(たくみ)さん、高校の時から由紀子と付き合っていて、いったん別れちゃったんだ。で、その間に拓海さんが付き合ったのが美奈子ちゃんのお母さん尚子(なおこ)さん。でさぁ、付き合っているうちに出来ちゃったんだよねぇ、尚子さんのおなかの中に」





「それって美奈子なの?」

「だねぇ―」

「でもさぁ、由紀子のあの性格と性欲の強さというか、執念深さはなんというか……」

苦笑いをするお母さん……いやいや友香ねぇさん。





「よっぽど拓海さんとセックスの相性が良かったんだろうね。隠れて付き合っていたんだよ」

「はぁ―」とため息のようなものが思わず漏れてしまった。





なんだ? と、言うことはさ、朋絵のうちがなんか中心的になっていて、昔からの付き合いがあってさ、お互いに楽しんでいたということなんじゃないの?

う――――ん。うちたちの親って意外と自由なんだ。

あ、そうなるとやっぱり美奈子のお母さんとうちのパパとの接点が外部的になっちゃうんだ。だから関係がなかったということか。





「でさぁ―、美奈子のお母さんとパパをくっ付けちゃったら友香ねぇさんは嫌?」

「う――――ん。それ、そのまま沙奈枝に返したらあなたはどう答えるの? それこそヤキモチ妬かない?」





「ふむぅ――――。正直さ、パパを独占したいなぁって私だけのパパであってほしいていう気持ちがないといったら嘘になるけど、でもパパは私のことも愛してくれているし、友香ねぇさんのこともちゃんと愛しているんだもん。その気持ちに偽りはないと思うけど」





「はぁ―、成長しているのは体だけじゃないっていうことね。沙奈枝」

「そうかなぁ、たぶんこれが私の本音」





「そっか、私はお父さんが尚子さんと関係を持っても多分何も言わないと思う。だってあなたが今言ったことが私の気持ちでもあるからね。それに私だってそう言う気持ちでいるよ」





なんか気持ち的にも複雑な気持ちになるけど、構図もかなり複雑。かかわりも複雑。

でもさ、見方によってはとてもシンプルなのかもしれない。

ま、何はともあれ、美奈子のお母さんとパパが関係を持ってくれれば、下地は出来上がるわけだ。





そこで今回友香ねぇさんがゲットした温泉旅館宿泊券。

これがものすごい意味を持つということなのだ。

このイベントをきっかけにパパと美奈子のお母さんをくっ付けちゃおう。





ホント振ってわいたようなチャンス到来っていう感じだね。

にまぁ―と笑う私の顔を見て友香ねぇさんは。





「ああ、あなた何か企んでいるでしょ」

「わかる?」





「この宿泊券で二人をくっ付けるとかね」

「そうそう、そう言うこと。だから友香ねぇさんと朋絵のお母さんにも協力してほしいんだ」

「そう仕向けるように?」

「そうだね」

またにまぁ―と笑い、たばこを吸った。





ああ、なんだかこの夏はほんと充実しそうだ。充実しすぎて高校進学どころじゃないね。

友香ねぇさんもたばこに火を点け、お互いに顔を見合わせて二人でにまぁ―と笑う。





ああ、もうほんと親子の枠なんか飛び越えちゃったね。





「早くさぁ、3人のお母さんのおなかに出来るといいね」

「頑張るかぁ――――!」





「もう今はピルも飲んでいないんだよねぇ」

「えへへ、そうだよ。いつ出来てもおかしくないよ」





「ま、友香ねぇさんたちの場合、自分の旦那か、それともそれぞれの相手の子かわかんないけどね」

「あはは、精子、ミックスされちゃうから?」





「どっちが強いんだろうね」





「なんかあなたすごいこと言っていない?」





そんな友香ねぇさんの顔は、ちょっと赤かった。





『第23話 3家族サークル その7』





パパが帰ってきてから、お母さん――――なんだか、パパの前だと友香ねぇさんていうのがとても恥ずかしい。

またお母さんに戻ちゃったけど、そこはなんか察してくれているみたい。





いつものようにパパが帰ってくると私はパパにべっとりだ。

最近特にそのべっとり感は濃厚になってきている。





「あのねぇ、いくら何でもちょっとイチャイチャしすぎじゃないの? 沙奈枝。一応、妻が目の前にいるんですけど!」

「なはは、やっぱお母さんの前でチューは妬けちゃう?」

「べ、別にぃ――――」とちょっとぷんとしているところが何となく可愛いわぁ。





そんなにヤキモチ妬かなくたっていいよ。だって私はパパを独占しようなんて、本当はしたい気持ちもあるんだけど。しないから。安心して――――お母さん。





「でもさぁ、ファザコンもここまでくると本物だね」

あきれたように言うけど、本気なんだってば! もうファザコンだからじゃないんだよ。

でもさ、パパていう存在であって、一人の男性としていて。

この複雑なもどかしい気持ちは多分、本人じゃないとわからないと思うんだよね。





こうして、パパの中に抱かれていると、とても幸せなんだよねぇ。

「んもうぉ、私も甘えたい!」

おっと、ついに耐え切れなくなちゃったの、友香ねぇさん。





「なはは、限界だったんだ――――友香ねぇさん」





「ん? 友香ねぇさんって? なんだいつからお前沙奈枝のねぇさんになったんだ」

「えっ、はっ……ちょっと沙奈枝。お父さんの前だと恥ずかしいじゃない」

あ、思わず言っちゃった。





ああ、顔真っ赤にさせちゃってほんと可愛いよ。まだそんな顔できるんだ。

若いよなぁ……私もまだ若いけど……ん?





「ごめんでもなんか、そっちの方がもうしっくりくるんだよね。ちょっと恥ずかしいところもあるけど、なんかお母さんて言うのもね」

「へぇー、なんかお前らすごいなぁ。うちの家族仲いいっていう証拠なのかなぁ」

パパがなんか、安心したような表情で言う。





そんな安心したような顔しないでよパパ。うちの家族は仲がいいんだよ。世間でいう家族よりもっと仲良しで、濃厚な家族なんだよ。

とっても濃厚な家族。

私達だけじゃない。朋絵の家族も、美奈子の家族もそうなんだよ。

この3家族でもっといい大きな家族を作ろうよ。

私達がそれぞれのお父さんの子を宿せるように。





そしてパパはまじめな顔に変わった。

「友香」

「なぁに、あなた」友香ねぇさんはパパの横に座りその体を寄せた。





「友香、俺と沙奈枝がこういう関係になって。実の娘とそのなんだ、男と女の関係になっているのをお前は許してくれているのか?」

「何をいまさら。許すも何も、もうそうなちゃっているんでしょ。それに沙奈枝も本気なのは私も受け入れるしかないと諦めた……ううん、言える立場じゃないのはあなたも知っているわよね」

「まぁ、それは……な、なんていうか」





「だからって言う訳じゃないけど、私も由紀子も、そして尚子もこの子たちが描いた家族になれたらいいねって話していたのよ。本当はね、この子たちがこうなるような気はずっと前からしていたの。それに、私達のこの関係はこのままいけば、それぞれの家庭の崩壊を招くんだっていうことは、結果として見えていたことなんだもん。でも、正直言ってやめられないし、この関係を崩したくない。欲張りで我儘なのはわかっているけど」





なんか深刻な話になってきた感じがするけど、でもこれは多分二人の間では避けて通れないことだと思う。

いずれはこうやって……私がお母さんに対して話した時のように、パパにもちゃんと仲間になってもらわないと。私たちのこの家族が団結しないといけないから。





ちゃんと話をしよう。……パパ。





『第24話 3家族サークル その8』





ちょっとしんみりとした雰囲気になちゃった。

「もしさ、あなたが、この我儘を受け入れてくれない。理解って……そう言うことじゃないかもしれないけど、けぎらうのなら、……私は捨てられたっていいとさえ思っている」





「友香、お前そんなこと言うなよ。俺だって犯しちゃいけないことを自分の娘にしているんだ、それこそ俺も沙奈枝のことをもう自分の娘というよりは、一人の女性として見ていることに気が付いているんだ」





「………パパ。……あ、ありがとう」

なんだか、目が熱くなってきた。よかった。うれしい。そんな気持ちが体から飛び出しそうだった。





「うん、たぶんそうだと思ってた」

友香ねぇさんは下をうつむいて言う。





「私達3人とっても我儘なのね」

「ああ、そうだな。物すげぇ我儘な家族だ。でも本当に仲のいい家族だと俺は思うけど」

「そうだね」と言い、顔を上げた友香ねぇさんは涙ぐんでいた。





そしてパパが……「お、俺もそのなんだ。お前たちが計画している3家族親密計画とでもいうのかなそれに乗っかるよ」

「ほんと! パパ」

「ああ、もう沙奈枝のことも友香もことも、俺にとってはかけがえのない大切な人だ。失うことなんてありえないよ」





「拓海(たくみ)」

「パパぁ」

私たち二人はパパの体に抱き着いた。

パパのにおいが私の気持ちをまた高鳴らせてくれた。





「あ、そうだ、今日はもう一つ報告があったんだ」

「ああ、あれね」

「な、なんだよ!」





「じゃァ―ん! なんと海でも山でも楽しめる温泉旅館宿泊券。当たりましたぁ!!」





「お、スゲー!ほんとかよ」

「ほんとよ、ほら」友香ねぇさんは、パパに当選通知のメッセージをパパに見せた。

そのスマホを見て「あ、本当だ!」と言い、にんまりとした顔で。

「今年の家族旅行は決まりだな」と、言った。





実際家族旅行は2年ぶりくらいかな。中学に入ってからは行っていなかったから、パパも楽しそう。

「それでね今回、朋絵ちゃんと美奈子ちゃんのお家にも声をかけてみたの、どちらも行きたいっていう返事が返ってきているんだけど」





「それじゃ、3家族合同旅行か?」

「そうなのよ。そうなるといいなぁって思ってたら現実になっちゃった」

「そうか、それじゃ沙奈枝たちが夏休みに入ったあたりにでも行こうか、みんなの調整してくれるか?」

「ええ、いいわよ。もちろんよ」





やっぱりうちの家族は仲がいい。

じっとパパの顔を見つめていると。





「どうした沙奈枝?」

「ううん、パパ大好き!」また抱きついてキスをした。友香ねぇさん。パパの妻の前でキスをした。

舌を入れて私の唾液を押し込んで飲ませた。





体はずっとムズムズしていたんだぁ、でもそのムズムズを我慢していた。話がいい方向にまとまったせいかも。なんだか止まらなかった。

「おいおい、汗臭いぞ」

「いいよ、パパの汗のにおい。私好きだから」

パンツが湿っぽくなっているのがわかる。

あ、濡れてきちゃった。





ああああ、パパの味。美味しい。





そんな私達に友香ねぇさんは。

「ちょっとぉ―、今は夕食が先でしょ。ご飯食べてから!」

「ふぁぁい」と、止められてしまった。





「ご飯食べたら一緒にお風呂入ろ。ね、パパ」





ちゃんと予約はしておく私なのだ。――――あはははは。





『第25話 3家族サークル その9』





今日の夕食はビーフシチュー。お母さんが鍋を見つめていたのは中のお肉の塊。

お肉大きなお肉を一塊をそのまま煮込んでいる。





切ることもなくほろほろと崩れ行くまで煮込んだ、フォンの中のビーフ。





つきぞえのお野菜の皮は私がむいた。





真夏に熱々のビーフシチューを冷房の効いた食卓でいただく。

二人のグラスには深紅の赤ワインが注がれている。そして私のグラスにも同じ色の……赤ぶどうジュース。

たばこは吸うけど、私はお酒は飲まない。

少し飲んだことはあるけど、今はいいかなっていう感じ。だからお酒には興味はないんだ。





「うまいなぁ」パパがうなるように言う。

「そうぉ、ありがとう」褒められてうれしそうに答える友香ねぇさん。

なんかいいよねこう言う感じ。





でも本当に美味しかった。久しぶりだ……いつもこんな料理を食べているわけじゃないんだけどね。

ゆっくりとした時間がながれ、パパはボトルに残ったワインを食後もソファに座りながらタブレットを眺めながら、飲んでいる。





そのタブレットを除くとずらっと流れ込んでくる英文字。

パパの会社は外資系。日本だけど、パパ曰く、会社の中は日本じゃない。あそこはアメリカだ。て、言っていた。

パパが英語に強いせいかもしれないけど、英語は得意だ。

成績は悪くはない……よ。





私達3人とも学校では勉強はまじめに受けている。

3人とも学年では成績上位。いつも私達3人がランキングを占めている。

その中でも英語に関しては私が1番なのだ。





ちなみに、TOEICでなんと中学生で七百点台を出したのは、学校中でも教師の中でも注目を浴びた。

日常の英会話や文章などは問題なくこなせるというか理解できる。

だから英語の授業の時は、先生は私のことはほとんど無視状態。

逆に刺されるのを怖がっているみたい。





友香ねぇさん。お母さんも実は英語にかかわる仕事をしている。

そう、私の両親は英語圏の人たちなのだ。





朋絵のお父さんはIT系の会社の社長さん。自分で立ち上げた会社今では急成長している。

だから何だろうね朋絵は数学系は得意。

そして美奈子のお父さんは大学の研究室に勤務する学者さん。

これまた親の影響何だろうね。理学系は美奈子にはかなわない。でもね、実は美奈子将来の夢があって、将来小説家になりたいんだって。





だから文系の勉強も一生懸命にやっている。

私は正直日本語、国語なんかは超苦手だから、美奈子に教えてもらっている状態なんだよ。





そんな私達、表向きはとても優秀でいい子である。と、自分で言うのは恥ずかしい。

そんな私達がこんな世間では理解してもらえないようなことを望んでいるなんてどこの誰もが想像すらしていないだろう。





それに、パパの子を授かったら……ううん、必ず私は産むけど。高校なんて行ってられない。

高校進学よりもパパの子を産むことが私の人生にとって最も重要なことなんだから。

世間から、白い目で見られてもいい。もしかしたら社会的に弾かれてしまうかもしれない。





それでもその覚悟は私は出来ている。

それに……私には家族があるんだ。





将来は3家族が一つの家族にまとまって生きていければ。このおなかの中に宿る子が立派に生きて行ける環境を作るのが私達の役目なんだから……。





「ねぇ、お風呂早く入ろうよ」

友香ねぇさんが、お風呂の支度を終えて呼びに来た。





「ああ、そうだな。沙奈枝、一緒に入るか?」

「うん、早く入ろパパ」

「え―、沙奈枝だけ? 私も一緒に入っちゃダメぇ?」





ええええ、3人で入るのぉ? もしかして温泉旅館旅行の予行練習?





まっそれもいいか。と、そのあとの展開が気になるんだけど。





も、もしかして……3P。家族水入らず?





『第26話 3家族サークル その10』





3人でお風呂に入るのは、たぶん私がまだ幼いころに、たまにあったかどうか、そんなくらいにしか記憶にない。

それが今、これだけ成長した私と一緒にお風呂に入るというのはお初なことだ。





まじかに見る友香ねぇさんの裸。

実の母親といえ、きれいな体をしていると思う。ああ、私も年をとってもこういう体でいたいなぁ。





「何よ、そんなにじろじろ見られるとちょっと恥ずかしいじゃない」

「ええっと、きれいだなぁって」

「全くもう、若さには勝てません。あなたの方がまだまだこれからなんだから」

「そんなことないよ! だってほら、おっぱいだってこんなに張りがあるんだもん」





さわっと友香ねぇさんのおっぱいの触れた。えっ! ものすごくやわらかい。

プルンと弾かれるように揺れるおっぱい。





「もう、いきなり何するのよぉ。お返しするよ!」

私のおっぱいももまれた。





「わぁ、沙奈枝、あなたのおっぱいって弾力すごいわねぇ。これが若さっていうのかしら。もしかしてまだ大きくなろうとしているの?」

わざとらしく乳首の先をつまんで友香ねぇさんの指から力が伝わる。





「あっ! うっ」

思わず声が出ちゃう。乳首ものすごく弱いんだよねぇ。





「もう、これだけでこんなに乳首勃起させちゃって、逝けない子ねぇ」

「そんなこと言ったって体が勝手に感じちゃうんだもん」





固くなった乳首の先をつまんで、ぐにゅぐにゅとこねられる。「うっ、 ああああ」声をできるだけ出さないように我慢していても漏れてしまう。その口をふさぐようにとろんとした目をした、友香ねぇさんの唇が私の唇と重ね合わさる。





体をだきかかえられて、肌が密着する。

ああ、何だろう。こうして肌が触れ合うだけでとても気持ちいい。





口の中に熱い舌が割り込んでくる。パパの時とは違う何かいけないこれ以上進んではではいけない、という罪悪感が湧き出てくる。





女同士なのに、親子なのに、この人にも愛されたいという感情が芽生えてくる。

朋絵と美奈子とも、キスをしたことはあるけど、全く違う感じがする。





友香ねぇさんの唾液がたくさん流れ込んでくる。それを「ゴクン」と喉を鳴らして飲み込んだ。

お返しに私の唾液も友香ねぇさんの口の中に流し込んでいく。その唾液を吸いだすように、自分の口の中に入れ、飲んでいく。





お互いの舌が触れ合うたびに感覚が、何だろう、興奮というのではなく、頭の中で溶けていく何かを感じている。

もう、太もものあたりまで私の割れ目からはお汁が垂れ流れているのがわかる。





「ほんと、感じやすいんだね沙奈枝は」

その目はもう母親の目ではなかった。





一人の女が私をかわいがる。手の打ちの中で、やさしく弄ばれているのがわかる。





「二人とも親子レズの企画は今日はないと思うんだけどな」

パパが私達を眺めながら、ぼっそりという。





「あっ、ごめんねぇ。なんとなくノリでここまでやちゃったぁ」

まるで、同年代のように無邪気に話す友香ねぇさん。それが別にやらせのようにではなく普通に見えちゃうから、恐ろしい。

本当にこの人は、私を生んだ母親なのだろうか。

もしかしたら、少し年の離れた姉妹であるのではないかと、本気で思えてしまうほどかわいい。





ああ、私はこの人の子でよかった。この人から生まれてきてよかった。

変な感情。ううん、いとしい愛情が湧き出てくる。

もしかしてこれは、……母親としての愛情と似たものなのか。





セックスをすれば、するほど、感じて気持ち良くなればなるほど。パパに抱かれれば抱かれるほど積み重なるように、そんないとしさが私を包み込んでくれるような気がする。





「仲間外れにしちゃ、かわいそうだよね」

そう言いながら友香ねぇさんは、パパにキスをした。





そのキスをする姿は美しい。





これが大人の色気なんだ。





『第27話 3家族サークル その11』





し、しかしだ、こういう状態になって思うんだけど、うちのお風呂は3人で入るには狭い。

パパと二人で入るくらいが精いっぱい。





これ、もしさ、もっと広いお風呂だったら、たぶんお風呂プレイが続発しそうなんだけど。

だって、お風呂でセックスすればシーツを汚すこともないし、取り換えることもしなくていい。何より、べとついた……いやいや、汗ばんだと言っておこう。

その体もその場でさっぱりできる。





はっ、いったい私は何を考えているのか。もう、二人で体を触れ合わせながらいちゃつくその姿を目にしながらも、窮屈だよ。っていうのが先立つ。





「ねぇ、お風呂場じゃもう限界じゃない?」

「た、確かに……」

友香ねぇさんは、はっとして我に返る。





「体洗って寝室行こうか」

寝室。なんとも今聞くといやらしい場所のように聞こえるのは私だけだろうか。

パパとのセックスはいつもパパのお部屋でしている。





あ、うちはパパと友香ねぇさん、一緒のお部屋じゃないんだよ。お互いにうちでも仕事しているから、書斎的な使い方もしてるんだよね。

だから、寝室というかお部屋は別々。





でも、たまに、一緒にいる時があるのを私は知っている。それがどちらの部屋なのかはその時で変わるんだけど、でも、その時ってセックスしているんだというのはわかっている。

そう言う時はこっそりと、自分の部屋にいて想像しちゃうんだ。





そうすると指が勝手に私の割れ目の皮をめくるんだよ。

でもそのあと、どうしても欲しくなっちゃう。

オナニーってなんだか終わった後、空しさだけが残る様な気がしちゃう。





ううん、余計にパパの温もりが欲しくなっちゃう。

お母さん。友香ねぇさんにジェラシーを持っているわけじゃないけど。二人がセックスしていると思うと、ホント、私にもしてほしいていつも思うし、そのあとパパに愛してもらうとものすごく気持ちいい。





それが今日はこれから、一緒にセックスする。

もしかしたら、これって私、望んでいたことなの?





友香ねぇさんにも私……もしかしたら、愛されたかったのかなぁ。

バスタオルを巻いて、お風呂から上がった。

なんだか喉がカラカラだ。





わたしは喉が渇いたから、何か飲んでくるって言って、台所に向かった。

パパと友香ねぇさんは、そのままパパの寝室に二人入っていった。

多分すぐに始めるんだろうね。





冷蔵庫を開けて、オレンジジュースをコップに注いで、ごくごくと飲んでいく。

「ぷはぁ―」なんか生き返る。――――おじん臭い感じがするけど、いいんだ。

髪がまだ湿っぽい。ドライヤーで乾かしていなかった。

でもいいや。濡れたままの方がいいかもしれない。





そしてテーブルに置いてあるたばこを手に取り、1本くわえて火を点けた。

ふぅーと口から煙を出し、「はぁー」とため息をつく。

まさしく、こんな格好は中学生には見えないだろう。

しかもこれから、親子3人で禁断のセックスをしようとしている。





3Pは久しぶり。

て、言っても、男2人に攻められる3Pだったから、私は二人に犯されるだけ。犯されるといえば何か犯罪のように思えるけど、それはそれで、ま、いいんじゃないのかと思っている。

でも今日はさ、友香ねぇさんと二人でパパを攻めちゃうんだ。





でもさぁ、その前に夫婦で最初は楽しんでよ。

私はのそのあとでいいからさ。





じっくりと……ああ、嘘。

私、パパのほかに、友香ねぇさんにも攻められたい。

だから、始めは二人に楽しんでおいてもらいたいんだよ。





それじゃ、もう一本吸ってから二人の間に乱入しようかな。

ふたたび、たばこをくわえ、火を点ける沙奈枝ちゃんなのだ。





ちょっとドキドキしているのは、エッチでビッチだからだろうね。





『第28話 3家族サークル その12』





パパの部屋の前に行くと、声が漏れ出している。

友香ねぇさんのあえぐ声が生々しく聞こえてくる。





そっと、ドアを開けて覗いてみると――――はや! もう入れている。





友香ねぇさんが上になってパパのものを自分の中に収めている姿。

おっぱいを激しく揺れながら、びちゃびちゃと音をたてていた。

うゎぁ―、激しいねぇ。あの二人のセックスってこんなに激しかったんだ。





「あああああ、奥までとどいてるぅぅぅぅぅっ! もっと奥まで、もっとつこんでもいいよぉぉ!」

そんな激しい動きをしながらも、友香ねぇさんの体はしなやかで綺麗だと思った。

こんなことを言うと本当に私は中学生じゃないと思っちゃうけど、女ってこの時が一番綺麗なのかもしれない。なんかそう思ってしまった。





もう少しで逝きそうなんだね。せっかくだから、逝かせてからにしようかなぁ。

そう思ってたら「沙奈枝、早く来なさいよ」友香ねぇさんは気づいていたみたい。私が覗いていたことを。





「う、うん」ちょっと恥ずかしかったけど、二人の傍に行くと。

私の体を友香ねぇさんがグイっと抱きしめて、キスをしてきた。その時体に巻いていたバスタオルがはだけて落ちた。

ねっとりとした友香ねぇさんの舌が、唇の間から割り込んでくる。もうそれだけで、なんか気持ちいい。





そしてパパの手が私の乳首に伸びてきて、すでに固く突起した乳首をこねこねとこねまわした。

乳首の先からおっぱいの中に刺激が伝わってくる。





「あんっ!パパ、いきなりはずるいよぉ!!」

「何言ってるのよぉ。もうあなたの体出来上がっているんじゃなくて?」

「もう濡れ濡れだよ。ほら、こんなに糸ひいている」





「パパぁ――――ん。駄目だよぉ――――。そ、そんなとこクチャクチャしちゃ――――わ、私、もう……だめぇ――――――――――!!!!」

一気に何かが体から抜け出していった感じがした。





「もう逝っちゃったのぉ―、もうこの子ったらぁ―、いやらしんだから」

「そんなこと言ったってぇ―」





友香ねぇさんはずっと下のお口でパパのものをくわえたまま、また激しく体を動かした。

「私も――――もう、逝きそう。ねぇ、中に出してぇ――――、おなかの一番奥に出してぇ!!」

叫ぶような声を出して、二人は絶頂を迎えた。





「あああああ、来る、おなかの中に出ているのがわかるよぉ――――!!」

ぐったりと友香ねぇさんの体がパパの上に倒れこんだ。





二人とも息を整えるかのように少し間抱き合いっていた。

そして友香ねぇさんは、潤んだ瞳で私を見つめながら「さぁ、今度はあなたの番よ……沙奈枝」と言う。

パパの上から体を抜くと、友香ねぇさんの茂みの割れ目から太ももへ、白濁した液が流れ出していく。





「たくさん出たみたいだね」

「結構出たなぁ」

「私の分、残ってる?」

「ああ、残してあるよ」





「じゃぁよかった」そう言って、私も友香ねぇさんと同じにパパの上にまたがり、ゆっくりと腰を落としていく。





まだ薄い毛。割れ目が広がっていくのが見えている。

おなかの中に、熱くてかたいパパのが押し込まれていく。

「ああ、入っているよ。パパのが沙奈枝の中に入っていくよ」

友香ねぇさんの愛液とパパの精子がいっぱいついたまま。私の中にすっぽりと納まった。





「あああ、本当に親子でしちゃっているねぇ。私の前でしちゃったんだからもう後戻りできないよ……沙奈枝」





「あんっ。そんなの何度も言っているでしょ。私は本気だって」





―――――でもごめんね。ちょっと友香ねぇさんに罪悪感を感じてしまう私だった。





『第29話 3家族サークル その13』





こうして中に入っていく感時の感じが好き。





あああああ、パパと一つになっているんだと思える瞬間。

私の中ににパパが入っていく。

ほとんどフェチだね。





「ふぅ―ん、痛くないの?」

「全然、むしろ気持ちよくて大変」





「はぁ―、実の娘からそこまで言われると、もう、女として見るしかないよね」

「そ、そぉ? じゃ、女としてみ、見てよ」





パパが微妙に振動させてくるから、そのたびに、感じちゃう。

「あっ、なんかダメ!」

「すごぉーい! おっぱいかちんこちに固くなってるよ。マッサージしてあげる」

友香ねぇさんの舌が私の乳首にそっと触れた。





「あうっ!」それだけでもう声が出てしまう。

パパの手が私の腰をがっしるとつかんで、そのまま、ずっと押し込むとおなかの中でぐにゅっと、突き上げられていく。





ああ、当たっている。赤ちゃんができるお部屋の入口に当たっている。

そこを突いて、もっと沢山突いて……おねがいパパ。

少しずつ、腰の動きが早くなっていく。

上と下から同時に攻められてしまって、もう頭の中はの意識がだんだんと薄れていきそうになる。





「沙奈枝、今日はものすごく濡れているな。いつもぐちゃぐちゃだけど、今日はまるでおしっこ漏らしているみたいだよ」

「だってぇ、気持ちいいんだもん。もう、体がぶっ飛んでいきそう」

「そうか、じゃ、もっと気持ちよくさせてあげるよ」

そう言って激しく私の腰を動かす。





それに合わせて私も自分から腰を落とし込んでいく。

ぐちゃぐちゃといやらしい音ばかりがこの部屋に響いているのがわかる。





しかも友香ねぇさんが乳首をずっと攻めているし、今までパパと二人でしかいなかったのに、あん、本当は友香ねぇさんには知られたくなかったのに、その友香ねぇさんが一緒になって私とパパのセックスを見ているし一緒にしているなんて。そう思うだけで、罪悪感が快感に変わってくる。





「だめだよ、だめだよぉ!……もう私もう我慢できなくなるぅ」

「おっ、俺ももうじき逝きそうだ」

「中に出してぇ――――――! お願いパパの精子沢山私の中に頂戴!」





「中に出しいいのか? 本当に出していいのか?」

「うん、パパのこのおなかの中にたくさん出してほしいのぉ!

「逝くぞ!」

「うん、来てぇ!!」

次の瞬間おなかの中に熱いものがどくどくと注ぎ込まれていくのを感じた。





中だしは今日が初めてじゃないけど、今日のは特にパパの精子が熱い。

そしてこの状態を友香ねぇさんに見られている。

いい、なんだかとても幸せな気持ちになれる。





不思議な感じ。他人かとのセックスでは味わえないこの感じ。

罪悪感、背徳感、やっていけないことをやっているというこの充実感。

もうやめられない。





そう感じながら、私も友香ねぇさんと同じようにパパの体にぐったりと自分の体を倒した。

温かいパパの体温が私の肌を通して伝わってくる。そのまま抱きしめてキスをした。

幸せ! 本当に幸せ……こんな幸せ感。味わったらもう抜け出せないよ。





絶対に!





それからは友香ねぇさんと二人でパパにやさしくマッサージ込みの愛撫を体中にしてやった。

相当気持ちよかったのかぁ。パパ、いつの間にか眠っていたよ。

私達はパパを真ん中にして家族3人仲良くベッドで寝た。

ダブルベッドだけど、やっぱり3人はちょっと狭いかな。

でもさ、その分パパにしっかりしがみついていられるからいいんだ。





「ねぇ、沙奈枝、まだ起きてる?」

「んっ、どうしたの友香ねぇさん」

「うん」といい、静かに友香ねぇさんは言う。





「尚子(なおこ)美奈子ちゃんのお母さん。拓海ならお相手してみたいんだって。でね、拓海の子孕んでもいいって言ってたよ」

「ふぅーん、結構あっさりと了解したね美奈子のお母さん」

「まぁねぇ、以外とねぇ」





「友香ねぇさんは妬けちゃう? パパが美奈子のお母さんを孕ませたら」

「えへへへ、本音はちょっとね。でもさ私も直哉さんの子……孕むから。いいでしょ沙奈枝」





「もう、私に遠慮なんかしないでよ。それを望んでいるのはあなたたちの子、私達3人なんだから」

「そうだよね」

「うん」





いよいよ私達の計画。ホントは親がなぜかすでに動いていた、3家族の未来計計画は動き出す。





『第30話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その1』





「あ―、プリント後ろに回しながら1枚とって」

終業式が終わり、ホームルールの時に配られたプリント。





ちらっと見ると「夏休みの過ごし方の注意」と書かれている。

ずらっと書かれた中には「節度ある男女交際。飲酒喫煙は絶対にしない」という文字が一番に目に入るのはなぜかしら?





あははは、心の中で思わず笑ってしまう自分。

節度ある男女交際。

うん、節度は持っている”つもり”だよ。男女交際そうだよ。パパは男、そして私は女。

親子という表向きの仮面の裏は男女なのだ。節度? どの程度が節度なのかは深くは掘り下げない。

飲酒喫煙は絶対にしない。

うんうん、禁酒はしてないからいいでしょ。……都合よく読めない字があった事にしておこう!





そして最後に配られる成績表。

まずまずの成績。とはいえランクは上位だということはすでに分かっている。





昨日私と朋絵、そして美奈子の3人は担任から、進学校で超有名な高校への進学を提案された。

「お前ら3人の成績だったら、問題はないと思う。親後さんともよく相談して決めてくれ」

その時は「はいわかりました」と3人とも返事をそろえて返したけど。





「ねぇ、マジ、高校って行く気ある?」

「あ、私はないかも」朋絵はそう言うし。

「どうかなぁ―、もしさぁ行くにしたって1年浪人かなぁ―」





「へぇ美奈子行く気あるんだ」

「もしもよ、行くとし・た・ら、の事」

「そう言う沙奈枝はどうするの?」

「ん――私は別に高校にはこだわらないなぁ。でもさ、大学には行ってみたい気はあるんだよねぇ」

「ああ、それ、私もそうだよ」朋絵は賛同してくれた。





「そうねぇ、子連れで高校入学は何かと騒がれそうだけど、大学なら別に騒がれることもないよね。そう言う人だって結構いるんだから」

「そうだよね」と言いながらおなかをさすっていると「おや、沙奈枝。もしかしてもう孕んじゃった?」

朋絵がニタァーとしながら私に言う。





「まだだよ。ちょっと予定より早いじゃん。それより、私達よりもまずはお母さんたちの方を先に孕ませないと」

「だよねぇ――――」





「あ、そう言えばさぁ―、お母さん沙奈枝のお父さんとHしたんだって」

「ああ、聞いたよ昨日」





「なんかさぁ、お母さん夜帰ってきてからずっと、ほわぁん、としててさぁ。沙奈枝のお父さんとHしちゃったぁ――――、なんて顔赤くして言うんだもん。まるで女子高生みたい。同級生ていうのは無理があるからまぁねぇ女子高生っていうところが妥当かな」





「うんうん、パパ言っていたよ。沙奈枝のお母さんの体ものすごくやわらかったって。特におっぱいがね」

「あははは、だよねぇ。あのおっぱいはそうだようね」

「何を言う、美奈子だって負けてないでしょ」

そう言いながら、むにゅっと美奈子のおっぱいを掴んでやった。





「あん! そんなことしたらブラのホック外れちゃう。今日のは小さめだからきつきつなんだ」

「ナニナニ、またサイズアップしたの?」

「……した。Fできついかなぁ」





「美奈子のお母さんって何カップなの?」

「ええっとねぇ、HかIじゃないかなぁ」

「嘘!、そんなにあるんだぁ。じゃぁさぁ、美奈子もそんだけ大きくなるっていうの? まだ発育途中なの?」

朋絵が目を丸くして言う。





「私なんてさぁ、未だにCカップブラがつけられるんだよ。Dだとちょっとゆる系だけど」

「うんうん、そうかぁ」

「てさぁ―、沙奈枝も最近大きくなったよねぇ」





「ま、まぁねぇ――――、実はさぁお母さんとブラ一緒なんだ」

「な、なんと、母親とブラ共有ですか?」

「ですねぇ――――」

「それはまた経済的でございますわね」沙奈枝が皮肉ったように言う。





「学校じゃつけられないけどね」

「あああ、そうだねぇ――――、沙奈枝のお母さん、下着意外と派手なんだもん」

「なははは、だねぇ――」





「ていうかさぁ――、ようやく沙奈枝のお父さんと美奈子のお母さんがH できたんだから何とかまとまってきたねぇ」

「うん、そうだね」

そして美奈子が言う。





「あのね、お母さんがさ、沙奈枝のお父さんとならすぐに孕んじゃいそう、なんていっていたよ。よっぽど相性よかったんじゃない」

「………へ、へぇ――――、そ、そうなんだ」





「あれぇ――――沙奈枝、もしかしてヤキモチ妬いてる?」





「妬いてなんかいなよ!!」





『第31話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その2』





さてさて、かったるかったホームルームも終わって、成績表ももらったし、これなら、見せても胸を張って持っていける成績だから、気後れは全然なしと。





ああああああ、日差しが熱くてまぶしい。

夏休みの解禁。

中学最後の夏休みがたった今始まった。





家に帰ってから早速3人でSNSでメッセージのやり取り。





沙奈枝「始まったねぇ――――」

朋絵「始まりましたねぇ――――――!!」

美奈子「この夏休みどんな夏休みになるんでしょ」

沙奈枝「おやぁー、皆さん。お忘れじゃないですか?」

美奈子「なんですか?」





沙奈枝「やっぱりお忘れのようで、3家族合同温泉旅館旅行計画の事」

朋絵「おおおお! そう言いえば、イベントがあったんだ!」

美奈子「あ、そうかぁ――――! 旅行かぁ、題して孕ませ旅行」

沙奈枝「ぷっ! 孕ませ旅行なんて、それってなんかの企画もの?」

美奈子「企画ものじゃないでしょ。でも台本書いておきますか?」





朋絵「おお、台本とな。さすがは小説家を目指している方は違いますなぁ」

美奈子「あら、そうでもありますわよ。だてに公募で入選していませんことよ。ほほほほっ」

朋絵「うっ! 嫌味な奴」





沙奈枝「まぁまぁ、ねぇこれから集まらない?」

美奈子「外出るのかったるぅぅい。暑いし、シャワー浴びたばかりだし」

朋絵「ああ、うちはパス。夕方から、今日は外食なんだぁ。私もこれからシャワー浴びるつもりだし」

沙奈枝「はぁ―、もう、しょうがないなぁ。じゃぁ今日はいいか」

美奈子・朋絵「だねぇ――――!」

という言訳で、メッセージのやり取りは終わった。





「はぁ―、なんか暇だよねぇ」と言いながら、たばこをくわえて火を点けた。

ぷはぁ―と煙を口から吐き出して、ガラス戸を通して外を見ると、やっぱり外は暑そうで出る気になれない。

「こりゃ、出なくて正解だったかなぁ」





でも今日は特にすることがないんだよねぇ。友香ねぇさんも、パパも今日はお仕事でいないし、私一人だけこの家の中でぽつりと過ごしている。

「ふぅー」出るのはため息に合わせたたばこの煙。





「あああああ、なんか暇。何かないのかねぇ、夏休み始まったんだよ! それなのに暇! はぁ、宿題早めにでかそっかなぁ」

て、そんな気分でもないし。夏休みの課題は意外と多い。受験生ていうのもあるんだろうけど、お決まりのドリルのほかに、先生頑張ったぁ――――って感心するくらいの量のプリント。

学校で配られたときちらちらと見たけど、そんなに難しい訳じゃなさそうだった。けど、書くのがめんどそう。





たばこをもみ消して、ベッドにダイブした。

「はぅ――――」と言いながら、愛用の抱き枕をしっかりと抱いて、すりすりと枕を動かすとなんとなく変な気分になる。





おまたでまくらを挟んで、押し付けると、ぐにゅっと、枕がへこんでいく。

お胸のぽっちに枕がこすれて、固くなっていくのがわかる。

オナニーかぁ。自分でするのは最近ほとんどないなぁ。

満たされていたんだよねぇ。でもまだ足りない。

そんなことを思うと、手が下の方に伸びていく。





パンツがもう湿っぽい。出てたんだ……無意識にもう濡れていたんだ。

着ていた服を脱いで裸になった。

誰もいない家。自分の部屋で、裸になる。

まぁ家の中だったら裸でいても別に恥ずかしくはないんだけど。





いきなりだけど、指を割れ目に這わせると、じわっと愛液がにじんでくる。

グイっと指を押し込んで膣の入口のところでもぞもぞと動かす。

クリトリスが指の刺激を欲しがっているけど、少し我慢。





どんどんあふれてくる液をおまたに広げていくと、ちょっと触れた下の突起に指が行く。

「うっ、はぅ」その刺激は強く指を押し付け動かせた。





最近、感じてくると乳首の先が痛い。

固さも前よりも固いような気がする。おっぱうが張っているんだ。でも、出ないんだよねぇ。

パパみたいに白い液。物は全然違うものだけど、出たら、なんか気持ちよさそうな気がする。





赤ちゃんができたら、ここから、ミルクが出てくるんだね。

ああああ、早く赤ちゃん欲しい!

おなかをさする手に反応するように、へその下の部分が熱く感じてくるのは、自意識過剰な私なのか?





赤ちゃんは今すぐ欲しいけど、まずは友香ねぇさん達からじゃないと。

私達が孕むのはそのあとだ。





そんなことを思いながら、一気に果ててしまった。





『第32話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その3』





今年の夏のイベント。友香ねぇさんが当選した、温泉旅館。そして3家族合同の初の旅行。

考えただけでなんだか、胸が高鳴る。





それは私だけじゃない。美奈子も朋絵もおんなじだった。

予約はもう済ませた。





8月はパパがちょっと忙しいのもあって、7月中に行くことになった。

まぁ、7月といっても本当に終わりの時。

それに8月は意外と予約が埋まっていた。まして3家族の予定を合わせるのは意外と大変だったかもしれない。友香ねぇさんご苦労様でした。て、言うよりお母さんたちのノリノリ感じは否めない。

正直に言おう。友香ねぇさんはマジ楽しんでいる。





そして朋絵のお母さんは、この旅行で孕むぞぉう! と宣言してしまっている。

で、で、美奈子のお母さんの事なんだけど、美奈子からは「お母さんずっと顔が赤いの。どうしたのって聞いたら、旅行のこと思うと何だか体が勝手にね……」と美奈子が言うには「ありゃ、もうやばいね。相当沙奈枝のお父さんとのこと意識しちゃってるみたい」





「なははは、マジかぁ―。ヤキモチちょっと妬きたくなるなぁ」

「あれぇ―、そうなの? 沙奈枝」

「なんとなくね。そこまでラブリ―されちゃうとねぇ―」

「まぁ私はいいんだけど、ここんところお父さん独り占めだし」

「ぶぅ―」

「どうしたの? 沙奈枝」





「その、お父さん独り占め状態がなんか羨ましいなって」

「あははは、沙奈枝もうヤキモチ妬いてるじゃん」





「うっさいな、もう――――! それより早く片付けちゃおう。こんな宿題」

「もう、それ、ドリルだけならまだしも、このプリントの量は何?」

「全くよねぇ、私達受験生よ一応。なのにこんなにプリント宿題出さなくたっていいんじゃない」





おいおい、多分さぁ、受験生だからこんなにプリント宿題出てんだと思うんだけど?

「もう今更こんな基礎なんか大量にやったって、意味ないと思うんだけどなぁ。もうこの時期だったら、自分の志望高に合わせた勉強しないと、間に合わないよ」





「あはははは、だねぇ。でもさぁ、高校行く気ないんだけど! 私」

「あ、それ言ったらこの前話したじゃない。私もそうだし」続いて朋絵も「多分さぁ、臨月あたりじゃないの? その頃って」

私と美奈子は顔を見合わせて。

「朋絵! もう孕んだの?」





「な、何? いきなり」

「だ、だって受験のあたりが臨月だっていうんだったら、もう孕んでないと!」





「うっ!」

「ああ、そうしたら、朋絵、あんたもう禁煙しないと! 今吸ってるのもう、消しなさいよ!」

「ゲッ!」

「そっかぁ―、それで朋絵、梅ジュースなんて飲んでるんだぁ―」





「あ、いや……その」

「あああああああ、なんだよぉ―! まだ早いって、言っていたのに。先にお母さんたちから孕ませないといけなかったんじゃないの?」





「いや、だから、そのぉ……」

私と美奈子はマジな顔して朋絵に言い寄る。

「で、実際どうなのよ!」





「ああ、もうぉ―――――! ちょっと待ってて」そう言って朋絵は立ち上がり部屋を出た。

「んっ?」と私達は顔を見合わせて。





「な、何あれ?」

「さぁ―」

と嘆くように言った。

少しして、ドアが開いた。





「ホレ!」朋絵が差し出したのは妊娠検査薬キットの結果だった。

「ん?」

「判定見てごらん」





「これつて、赤いのラインが出ていないっていうことは妊娠していないっていうこと?」

「だねぇ――――。残念ながら、まだ妊娠はしておりませんのよ! おほほほほ」





まったく、朋絵あんたはどこのおばさんよ!





おほほほ、じゃないちゅう――の!





『第33話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その4』





正直ちょっと焦った。

私達の計画ではお母さんたちを先に孕ませて、そのあとに私達がそれぞれのお父さんの子を孕む計画なんだよ。





先に私達が孕んじゃうと、お母さんたちが妊娠しずらくなるのは目に見えてわかっているからだ。





「はぁ―、 びっくりさせないでよ。朋絵」

「だからさぁ、勝手に二人が勘違いしてただけじゃない」

私達はちょっとしゅんとして「まぁそうなんだけど」と声をそろえて言う。





「でもさぁ、さすが朋絵、妊娠検査薬ももう用意してあるんだ」

「あれぁ――――! 二人とも用意してないのぉ?」

「してないよぉ―、これって、生理来なくなって、怪しいと思ったら使うもんじゃないの?」





「まぁ確かにそんなもんだろうけど、でも一応ね、定期的には検査してんだよ私。……ていうかお母さんがね」

「あ、なるほどねぇ――――」と納得してしまう私達だ。





「でもさぁ、いい加減お母さん達もう妊娠してもらわないといけないんじゃない」

「確かにそうなんだよなぁ――」

「だからさ、この旅行にかかってんだよ! この旅行で孕んでもらおうじゃないの」

「何何、もしかして朝から晩までずっとセックスしてるの? 海は、山は? どうすんのよ!」

「なははは、確かに、海でも泳ぎたいし、山にも行きたいよねぇ」





「でもそれってものすごく欲張りで、かなりハードなスケジュールになるんじゃない?」美奈子がぼそりという。

「確かにねぇ――――。ハードだよねぇ」

「ところでさぁ―、私その旅館どんなところだかわかんないんだけど。ホームページみたいのないの?」





「検索してみる?」

スマホでサクッと検索してみたら、出てきた出てきた。そのサイトを開いてみると3人とも「おお!」と声を張り上げた。

な、なんと当選した温泉旅館というよりも、ここ、旅館ていうけど、なんか高級そうな感じのホテル? いや、旅館だろう。





しかもだ、そのお部屋には各部屋にお風呂が……露天風呂が付いているんだわな。

この露天風呂がまた趣があって、小さい浴槽があるだけじゃないんだよ。家族5人くらいなら楽に入れる大きさのお風呂が付いているリッチなお部屋だ。

画像のお料理も、ん―なんだかもう見ているだけでおなかが鳴りそうだ。





こういうお部屋を3部屋予約した。

で、目の前はすぐに海水浴場があってなんと、その海水浴場はこの旅館の専用の土地と書いてある。つまりは、利用者しか利用ができないプライベート海岸。

そしてすぐ後ろは小高い山林に続いている。

ここではキャンプも出来るという、な、なんというか。夏のためにあるリゾートだ!





こんなところがあったなんて、あるところにはあるもんだと思ったよ。

それに家族での旅行はほんと久しぶり。小学校時代にパパの会社の関係の施設に行ったきりだったからね。

まぁでもその施設ていうのは、アメリカのサンフランシスコなんだけど。





「いやぁ―これは、胸が高鳴るねぇ」

「ほんとにねぇ――――、こんなところで、お父さんと朝日を浴びれたら、もう私このおなかに赤ちゃんできてもいいと思っちゃう」

美奈子も、ちょっと待て! て言っても、その気持ち分からない訳じゃないんだけどね。





そして朋絵がぼそりという。

「あのさ、私、水着新しいの買いたいなぁ――、何て思うんだけど。二人は今年どうする?」

「んっ? 水着?」

「そう水着。どうせなら可愛いの着たいかなぁってさぁ―」





「ああ、そうだねぇ―、ん―去年の着られるかなぁ」

美奈子は「ええっと私は去年のもう着れないみたいだから、買わないといけないんだよねぇ―」

着れないっていうのはさぁ―、それは何? あの、おっぱいが成長したから、無理だっていうのをアピールしているんだろうか?





「美奈子ぉう―――――あんたそれ、私に喧嘩でも売ってんのぉぅ?」

「あら、別にそう言う訳じゃなくて、現実的に無理だったから言っているだけなんだけど」

「ふぅ――――ん、そっかぁ――――、その見るに堪えなく大きく育った、このおっぱいが原因なんだね」

朋絵は美奈子の後ろからあの大きなおっぱいを、わさわさと抱えて言う。





「もう、そんなに揺らさないでよ」

「はぁーでも大きいよねぇ――、羨ましいなぁ――――。見せてよ」

「な、何よぉ、見たことない訳じゃないでしょ」





「いやいや、なんか見たいんだよねぇ」と言いながら美奈子のおっぱいを今度はもみだした。

「あっ!」と声を漏らす美奈子。





その様子を見て私は思った。





朋絵、あんたおじん化が成長しているみたいだよって。





『第34話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その5』





それじゃぁ水着を買いに行こう!!

「あ、いいね。行こうよ!」

「うんうん、行こう!」

と、3人の意見がまとまったところで、行動を開始する。まぁ正直に言うともう勉強に飽きたというのが本音。





今日もおひさまカンカン。外はゆらぁ―と、湯気が立つような暑さだ。

それでも今日これから行くことにした。

朋絵の家での勉強会はこれにて解散。いったん自分の家に戻って着替えをしてから出かけようということになった。





「それじゃ」て、外に出ると”むあっと”熱気が体を包み込む。

マジ、暑いなぁ――――。

美奈子んちは朋絵の家のすぐ近くだから、さっと言ってさっと準備できそうだけど、私は電車で一駅なんだよね。

時間にしてみたらそんなにかからないんだけど、なんとなくめんどくさいよね。





電車の中はクーラーが効いていて、少しはほっとつけられる。

でもなんだろ。意外と今日はこの時間、混んでいるよねぇ。

まぁラッシュという訳じゃないんだけど。人の姿は見るだけで、なんとなく暑さを感じてしまう。





高校生かなぁ―、制服姿の女子が数人まばらにいるのがなぜか目に映る。まぁ高校も夏休みなんだろうね。でも夏休みでも制服着て出かけるのは、超まじめ。あ、もしかして学校? だったら制服だよねぇなんていうのを意味もなく考えながら、流れる車窓をしばし目に入れる。





これと言って何かがあるわけでもないけど、座るところもないんだもん。いらぬ視線を送って変なのに絡まれたらいやだし、外を眺めているのが一番だね。

と、言っても気になる視線が私を見つめている気配がしているんだよ。





なぁんかぬめぇ―――――とした感じの視線がねぇ――――。





関わらない。無視! それが一番いい。

薄着になれば感じるこの視線は女子には、夏の風物詩みたいなもんだと割り切るしかないだろう。





それにしても気になる。ちらっとあたりを見てみても、そんな変な人はいない……と、思うけど。

よくさぁ―、サラリーマン風のおじさんから、じっと見つめられることはあるんだけど、今はそんな人はいないんだよねぇ。





ま、気にしても仕方がない。と、もうじき駅に着く。電車を降りればあとはこのぬめぇ―とした視線からは解放される。……いやいや、解放されなかったみたい。

後をつけられているが改札を抜けた時にはっきりと分かった。





少し、歩く速度を落として、相手との距離を縮めたあたりで、くるりときびすを返す。





さぁて、どんなおじさんなんだろう? とにらめつけるようにその相手を凝視した。

……で、驚いたのは逆にこっち。目に映ったのは、なんとかわいらしい女子高生さん。





「あっ!」と思わずその子が声を漏らして、すっと俯いた。

「あのぉ―、何か私に御用ですか?」

思わず声をかけちゃった。





「あっ、いえ、その、……き、今日はものすごく暑いですねぇ――――――あは、あはははははは」





やばい、いってもうたか? すんごい焦っているのがよくわかる。

そしてすっと隙を抜くように私の前から立ち去った。いったい何なんだろう?





単なる私の自意識過剰? でも同姓から、あんな視線を向けられるとは。

絶対にあの子、私を見ていた。





いったいなんだろうね。





そんなちょっとした出来事も夏にはよくある……あっていいのか? よくわからないけど。じゃないのかと思いつつ、家に帰ると、友香ねぇさんがリビングでパソコンに向かいながら煙草を吸い「ううううううううっ!!」と唸っていた。





「ありゃ、今日は居たの?」

「ふぅ―、そうねぇ、居たのよ」

「なんか悩んでそうだけど、お仕事?」

「………お仕事。ていうか副業」





「副業って、仕事増やすの?」

「へへへ、ちょっとねぇ、これからに向けてさぁ――、自宅でも出来る収入源を増やそうかと」

「ほぉ―、それはそれは。で、何しようとしてんの?」





「家庭教師」

「ほへっ? 家庭教師?」

「うん家庭教師。英語の家庭教師」





「あっなるほど! 英語だったら大丈夫だよねぇ」

そう言うと、いきなり友香ねぇさんは顔を上げ「ううううううううっ!」と半泣き状態になった。





「ねぇいったいどうしたのよ?」





『第35話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その6』





「あのね。英語がわかんないのよぉぉ!!」





「はぁ? なんでよ? 友香ねぇさん英語できるじゃん。お仕事でも使っているんでしょ」

「で、ですよぉぉ!! でもね、違うのよ。私が日常的に使っている英語と、学校で教える英語って違うのよ。まるで別の言葉みたいなのよ!」





「なんで、そんなことないでしょ、だって私に教えてくれるのだってちゃんと……あ、も、もしかして……友香ねぇさんって国語とかって苦手だった?」

「はへぇ―? 国語? あんまり得じゃなかった」





あっ、それだ!

実を言えば、私も”あれ”って思う時があるんだよねぇ。『和訳』テストで和訳のところが間違っているていうのが気に入らない。

「もしかしてさぁ、和訳すると意味が違ちゃうなんていう感じじゃないの?」





「ん、そ、それ!! そうなのよ。私がこうだって思っていたのが、日本語にするとこのテキストじゃ違うことになっているのよ。それってどういうことなの?」

「ああ、やっぱり、私もなんか感覚が違うんじゃないのかなぁって思うこと結構あるんだぁ―」

でもさ、それを先生に訴えたにせよ、たぶん先生は相手にしてくんないと思うから黙っているけど。これって日常英語と、勉強の英語とじゃ微妙に違うっていうことなんだよねぇ。





まぁねぇ―、英語を無理に日本語に直すこと自体、一番難しいことなんだと思うんだよねぇ。だって日本語って、いやいや国語って苦手なんだもん。





「なんか、相当行き詰っていない?」

「来ている!! ああああ、もう行き詰ってるよう!」

「だったらさぁ、気分転換しない?」

「気分転換って?」





「あのさ、これから朋絵と美奈子たちと新しい水着買いに行くんだけど、……友香ねぇさんも……来る?」

「ん、水着?」





「そう、ほら、みんなで行くじゃん温泉旅館。そこの海で着る水着をね」

「ああああ、そうねぇ――――。そう言えば私も水着―――――あっ、やっぱり買わなきゃ。だってもう何年も買ってないし、着ていないよ」





「だと思った。じゃぁさぁ―、一緒に行こうよ」

「でもいいのぉ? 私なんかついていちゃって」

「いいのいいの。さっ、準備して」と言いながらそのことをあの二人に連絡した。





そうしたらなんと、美奈子のお母さんも一緒に行くことになった。

ん―――――、これはもしかして何か起こりそうな予感もするけど、でもいいんじゃない。女5人水着の品定め。ついでに体の品定めでもしますか、美奈子のお母さんの――――うしししっ!





落ち合う場所はここから一番近いショッピングモール。あそこに行けば大抵のものは揃っているはず。それに前に行ったときちょっと気になる水着チラ見していたから。まだあるといいんだけど。

それに友香ねぇさんがどんな水着を選ぶのか興味もあるしねぇ。

スタイルはいいから、十分まだビキニなんて着れるだろうしねぇ。どんな水着で悩殺させるんだろうね。

そんなことを思いながら私達は出かけた。





モールで3人と落合、さっそく水着売り場へと繰り出す。





残念ながら、私のお目当ての水着はなかったけど、意外な展開になってしまったのは自分でもびっくりだ!





『第36話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その7』





「ナニナニ、友香も水着新しいのにするの?」

「えへへ、まぁねぇ、実はさぁ、海なんて行くのほんと久しぶりだし、水着なんて着ること自他無くなちゃってたからねぇ」





「ああああそうねぇ、あんた場合水着なんて着るより、裸でいる方が多いいんじゃなくて」

「ううううううううっ、その言葉そっくり返してやるわよ。それより尚子こそ、その爆乳がまた育って着れなくなったから新しいの買おうとしてんじゃなくて?」





「あのねぇ、大きいと大きいなりにコンプ持つんだから、ホントな悩みの種なのよ」と言いながら。ゆさっとその大きな胸を揺さつける。

友香ねぇさんと、美奈子のお母さん。なにか二人で火花を散らしているような感じもするけど、まぁ、美奈子と尚子さん二人並ぶとさすがに熱い視線が集まるのがわかるわ。





やっぱり美奈子のあのおっぱいは、遺伝でお母さんから受け継いだもんだというのがよくわかる。

あの二人が着れる水着って普通にあるんだろうかとちょっと心配になるよ。

それでも、私達3人と友香ねぇさんと尚子さんのグループに必然的に別れて、水着を選び始めたのは、これはやっぱり、年代のせいかなぁ。まぁねぇ、私達と同じ様な水着は多分あの二人にはきついんでしょうけど。





「ねぇねぇ、沙奈枝はどっち派? ワンピとビキニ?」

「んーどっちていうのはないんだけどなぁ。でもさ、小学校から水着なんて買っていなかったから、スク水着と、ワンピの水着だからなぁ。ビキニはないんだよねぇ」

「ふぅ―ん、だったらビキニにする? ほら、これなんか似合いそうだよ」て、美奈子が差し出したのはマイクロ水着。





「ふへぇ―、これほとんど乳首しか隠れないんじゃない。美奈子は無理だよねぇ。多分さぁ、そのおっぱいに食い込んじゃうんじゃないの?」

「えっ! そうかなぁ――、食い込むかなぁ――――。沙奈枝も食い込んじゃいそう?」





「ちょ、ちょっと待て! いくら何でもそれはないだろ! もしビキニにするにしてももう少しスタンダードというか、普通のがいい気がするんですけどぉ!」

「あら、沙奈枝らしくないわねぇ―、あなたはもしかして水着なんていらないのかと思ってたんだけど?」

「な、なんとそのセリフどこかで聞いたような気がするんだけど? き、気のせいかなぁ―――――!」





「まぁ―、まぁ―。二人とも自分たちの親の真似はよしてよ。ああ言ってるけどあの二人結構仲良く真剣に選んでいるみたいだよ」

ふと友香ねぇさんの方を見ると朋絵が言うように、意外と真剣に選んでいる姿が映った。





「でもさぁ、うちのお母さん。沙奈枝のお父さんに喜んでもらえるような水着あればいいなぁ―なんて言っていたけど、よっぽど沙奈枝のお父さんのこと気にしてるよ」

「そ、そうなの?」

なんだかパパを美奈子のお母さんに取られそうな危機感がちょっと頭をよぎらせた。





「ちょっと、しちゃくだけし、してみようかな……そ、それ」

「うフフフ、あなたも分かりやすいわね。沙奈枝」

「な、何よ! 美奈子のお母さんこそ、自分の旦那に喜んでもらわなくてもいいの?」

「あ、その役目は私がするからいいの。私の水着姿を見てお父さんが喜んでくれるのが私は一番の幸せなんだから」





「はぁ―、そ、そうなんですかぁ」とため息にも似た返事をしながら私達は各々、試着用の水着をもって試着室へ。

中に入って、着ている服を脱ぎ、持ってきた水着を試着してみる。

鏡の横にある張り紙に「水着の試着は下着の上からお願いします」と書かれた張り紙を見て、そ、そうだよね。となんとなく当たり前の事のように思うけど、じかにはく人もいるんだって思うとちょっとためらう。

まじまじと、水着を見ながら、シミなんてついてないよねぇ――。て、見ちゃうのは過敏すぎるのか?





手始めに、あのマイクロ水着を着てみた。

「ウっ! マジ! これって、ほとんど紐ジャン!! うわぁ―、いいのぉ、こんなの着て、海で泳ぐ人なんかいるの?」

なんて鏡に映る自分の姿を見ていると、カーテンからひょいと覗き込む朋絵。





「うっわぁ――――、エロ! 沙奈枝、あんたそれにしなよ。エロ晒し者で注目浴びるの間違いなしだよ」

エロ晒し者?





「い、嫌だぁ――――!! チョ―恥ずかしいよう」





顔がポット熱くなる私。





『第37話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その8』





「そう言うあんたはどんなの着てんのよ!」

カーテンを開けて、朋絵が中に入ってきた。





「はぁ―、何それ? 小学生?」

「へっへぇ―、可愛いでしょぉ」

ピンクのワンピースに腰にフリルが付いた、普通のどちらかと言えば幼児系の水着。

サイズが小さいのか朋絵でもおっぱいが押されて、あるんだぞっていう感じに見えるのがウケル。





「あんたロリ系なの?」

「ほら、私はセクシーな体じゃないからねぇ。まだ小学生でも行けるかなぁ―」

行けてしまいそうに思えるのが怖い。





「でもさぁ、沙奈枝。あんたやっぱり成長したねぇ。ついこの間まではぺちゃだったんだけど、一気に成長したんじゃない?」

「そ、そんなこと……あ、あるかなぁ」

そうなのだこの成長期は著しい。友香ねぇさんとブラも一緒に使えるくらいに大きくなったこのおっぱいちゃん。実はあのまま、ぺちゃで終わるのかと焦っていたんだよ中学に入ったあたりはね。





「あ、沙奈枝、乳首勃起しちゃってるよ!」

「えっ嘘」

その乳首を朋絵がさっとなぞるように触ってくる。

ヤバ、この水着で乳首勃起しちゃうとマジ危険!

これは絶対却下だよ!





そんな私に朋絵は抱きついてきて、キスをしてきた。

「ちょっと、と、朋絵」

「いいじゃん、カーテンで見えないって」

「ウっ……あ、くちゅ」

お腹のあたりに朋絵の着ている乾いた水着の布地がさわさわと触れる。

なぜだろうこの乾いた水着の布地我触れるのが何となく心地いいのは。





「ちょっとあんたたち何やってんの、隠れてレズってんじゃないの!」

美奈子がカーテンから顔をの覗かせて、怒られちゃった。

「えへへへ」と朋絵は苦笑い。あん、もう――体がポット熱くなってきちゃったじゃない。

ア――ヤバヤバ。このままだと、濡れて……あ、下着付けたまま試着してよかったわ。それ以上は極秘事項です。





で、美奈子が試着しているのが、白と水糸のビキニ。水色のブラに白のレースが付いている。下はあ、パレオを巻いている。ん―、美奈子のあの胸とぷにゅっと、したくなるあの体付きだからこの水着が映えるのか。

「どうぉ? 私の選んだの?」

「いいんじゃない……」

「な、なによそれだけ! もっとかわいいとか何かないの?」





「いやいや、似合いすぎて、言葉がないですわ。でもこうしてみると美奈子大学生に見られてもおかしくないんじゃない?」

「大学生? えええ、もうそんな年に見えちゃうのぉ――!」

あの落ち着いた顔付というか、あどけなさが少し抜けてい来ているというか。年上に見られても不思議じゃないところが美奈子の本質なんだよねぇ。





あ、それならば、私もちょっと大人びた感じの水着を着れば、女としての魅力が醸し出されるかも。

「ちょっとあんたたち邪魔!」

朋絵を追い出して、着替えてまた売り場で水着を選んでいると、同じ水着を同時につかんだ手を見た。

必死に水着ばかり見ていたから、それが友香ねぇさんだって気が付かなかった。





「あれ?」

「あら?」

「友香ねぇさん……」

「あ、あなたもこれ?」

「こういうのもいいかなぁって」

しかも同じサイズ!





「し、試着してみる?」

「うん」

着てみると意外としっくりとくる。上下黒のビキニ。

こ、これはかなり大人びて見えるぞ! いいかも。

で、友香ねぇさんの方に行ってカーテンから顔を出して、見てみると。

うわぁ―、私とは違ったセクシーさが体から出ているのがわかる。同じ水着なのに――――どうしてこうも違うの?





「どうぉ?」

「綺麗、似合っていると思う」

「そうなんだ。あなたは……あれまぁ―、以外と似合っているわねぇ―」

「そうぉ?」

友香ねぇさんはにこりと笑って「おソロだね」と言った。もうこの時点で決定ということになりました。

親子そろって同じ水着で同じサイズ。





もしかして髪型も同じようにすれば双子になれるかな?

なんてことをちょっと妄想しちゃってみたりして。





んでもってね。美奈子のお母さん尚子さんが着ていた水着って……。

ああああ、これはパパの好みだわ。やられたぁ――――!





シンプルな淡いブルーのパレオを巻いた白のワンピース。

モノ言わずとも、あのボディーがパパを誘い込みそう。

ビキニより、露出してそうな感じがすごくするのは私だけ?





やっぱ、あの爆乳は最強だ!





『第38話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その9』





なんとか水着も買えた。

あと適当にモールの中をみんなでぶらぶらと歩きながら、ウインドショッピング。





小腹がすいたからクレープも食べちゃう私達。で、この期に及んで尚子さんと友香ねぇさんは「ええっとなんかものすごいねぇ――、クリームの量! 私達は珈琲で十分だよ」と実際太るのを気にして食べないでいるのがバレバレ。でもなんだろう友香ねぇさんの熱い視線に負けて「一口食べてみる?」と誘うと。





「え、いいのぉ?」と誘いに乗る。





本当はさ、こういうの私よりもだだだ大好きなんだよねぇ――。

あむっと、クレープを口にほおばると「ん――――、おいちぃ!!」と顔をにまぁーとさせる。





「もう友香ったら、相変わらずね。やせ我慢しないで、あんたも食べればよかったじゃない」

「ええ、でもぉ―ねぇ―」

「何そのかまととぶりは? ああ、もしかして沙奈枝ちゃんに対抗心?」

「別にぃ―そんなわけじゃないんだけどぉ」

「ふぅ―ん、そうなんだ。でもさぁ、最近沙奈枝ちゃんあなたにほんと似てきたわよねぇ。まるで姉妹みたい」





「そうなのよ。ほんとにもう、男の趣味まで似ちゃうんなんてねぇ。ああ、でも、そんなもんなのかなぁ―」

「ま、あの子たちがちょっと特別なだけじゃないの? それに私達もちょっと特別なだけ」

「あははは、ちょっとねぇ―、ちょっとだよねぇ―」

「そうそうちょっとよ、ちょっと」

て、なんかものすごく都合のいいこと言っている二人の会話を耳にしながら、ふと思った。





これからこの二人も自分の夫とは違う人の子を宿すんだ。その気持ちっていうかさ、どう思っているんだろうかと。そうして欲しいという思いがあるのに、なぜかそうであってはいけないような気持にもなる。でも、私自身がもし、そう言うことになったら、どう思うのか。





今考えただけじゃ、答えは見つからなさそうだ。

なんか複雑な思いがよぎる。

でも、私はパパの子が欲しいのは変わりはない。





ああ、何か神様の意思に私たちは反して、重大な罪を犯そうとしているような気になる。

もう、なんでそんなこと考えちゃったんだろうね。

やめやめ、そんな後ろめいた考えをするのは。前進あるのみ――――だよ。





それから私たちは現地解散。

家に近づくにつれ、また友香ねぇさんの表情が憂鬱そうになる。

「ねぇ、そんなに大変だったらやめたら? 家庭教師」

「う、うん。やっぱ難しいよねぇ。これで、結果が出なければなんか私から授業受けた生徒さんたち可哀そうだよね」

「そ、そこまでは言っていないんだけど、友香ねぇさんが大変そうだからだよ」





「はぁ―」とため息をする友香ねぇさん。そして、家のすぐ近くまで来ると、入り口のあたりでじっ――――っと家の玄関を見つめる子がいた。

夏服制服を着た。女子高生くらいの……って、あ、あの人!

そうだ、駅で私をなんか見つめていた女子高生。

な、なんで? もしかしてストーカー?

私なんかしたっけ? ストーカーされるようなこと……したのかなぁ――。





そぉ――っとその子に近づいて。

「あのぉ―、うちに何か御用ですか? と声をかけた。





ビクっ!

と背すじを伸ばして、驚いたように私の方を見つめる女子高生。





「あの、あの……わ、私……」

「あれぇ―、もしかして、加奈子ちゃん?」





へっ? 加奈子ちゃんって?





一瞬にして幼いころの記憶がよみがえる。





『第39話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その10』





「ああ、そうだ加奈子ちゃんだ。久しぶりだねぇ」

友香ねぇさんがその女子高生の手を取る。





「あ、ええっと友香さん?」

「そうよ、もう何年振りかしら、ほんと大きくなっちゃって、すっかりもう大人の女って言う感じ。あ、でもまだ高校生かぁ」





加奈子さん。友香ねぇさんの実家のお隣に住んでいる。私より年上のおねぇさん。幼いときに会ってから、もうい何年もあっていなかった。ほんと久しぶりの対面だ。





「えっと、やっぱりこっちが、沙奈枝ちゃんだったんだ」

「て、言うかもしかして、加奈子さんあれからずっとここに居たの?」

「ええ、まぁ―……。行ったり来たりとしていたんだけど」

「何、沙奈枝、加奈子ちゃんと会っていたの?」





「駅でさぁ―、ちょっとね。まさかあの加奈子さんだとは思ってもいなかったよ。ちゃんと言ってくれればよかったのに」

「………じ、自信がなかった。なんか似たようなていうか、私、沙奈枝ちゃんの事本当に小さいときの事しか覚えていなくて、こんなに変わちゃっているなんて思ってもいなかったから」

「なぁんだ、それを言うならお互い様だよ。加奈子さんも本当に変わちゃったね。綺麗な大人の女性っていう感じじゃん。あ、でもまだ高校生か」

て、言う私はまだ中学生です。念のため。





「とにかくうちに入ろうよ」と友香ねぇさんがいい、玄関を開けると三和土から、むあぁ――――とした暑い空気が流れ込む。

うわぁ、なんか外の方が、まだ幾分いい感じがするんだけど!

急いでクーラー全開フルモード!





「あ、暑いねぇ―、こんな暑い中ずっと待っていたの?」

「ええ、まぁ―、あ、近くのスーパーの中に入って暑さしのいでました」

とは言うものの、制服のブラウスは汗でびっしょり。ブラが透けている。

水色のブラかぁ―、以外と目立つよねぇ。この色って。





でも加奈子さん、結構胸あるんじゃない。まぁ美奈子ほどじゃないんだけど!

「なんか飲む? とりあえず適当に座って」

「あ、はい。ありがとうございます」

やっぱり喉カラカラだよねぇ、あんな暑い外にいるんだもん。それにこの汗は尋常じゃないよ。

グラスに注いだジュースを加奈子さんは受け取り、一気に飲み干した。





「もう、来るなら連絡してくれれば、居たのに。危険よ、こんな暑いときに外でずっと待っているなんて」

「す、すみません。……で、でもぉ――」

なんとなく歯切れの悪いというか、もぞもぞとしながら、私達の方に視線を向けつつも目を泳がせながら、何かを言いたげそうにしている。

それにだ、さっきから気になっているんだけど、なぜ、自分のわきにちょこんと置いているスーツケースを持参しているのか?





どっかに行くため?

旅行?

じゃぁ―、何故うちに?

謎?

―――――意外と家出してきたりして。あははははは!

で、その時だ。いきなり加奈子さんが声をちょっと大きくして言う。





「あ、あのっ! す、すみませんが少しの間、私をここに置いていただけませんか!」





「へっ!」思わず友香ねぇさんと声をそろえて言ってしまった。





「ど、どうしたの?」と、友香ねぇさんが聞くと今度はいきなり加奈子さんは、ぽろぽろと涙を流して泣きじゃくる。





「わ、私、家……出てきたんです」

ああああ、やっぱり!





「家出てきたってどうしちゃたの? 何かあったの?」

そりゃそうでしょ、何かあったから家出てきたわけで、多分さぁ―、うちに来たっていうこととは、何処にも行く当てがないっていうことなんだよねぇ。





で、何があたっていうんだよ。





加奈子さん?





『第40話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その11』





「家出って、どうしちゃったの?ご両親と喧嘩でもした?」

「うえぇっ、うえっ、私の言うことなんかすべて否定されるんです。将来のことを夢見てきたことを全部否定されちゃったんです」





ああ、進路の事かぁ―、進路ねぇ―。私も中3、進路うるさいよねぇ。

「で、否定されたって、加奈子ちゃんはいったいどういう進路を目指していたのよ」

加奈子さんは泣きながらぽつりと言う。





「クリエーター」





クリエーターって、絵とか描く人の事なのかなぁ。まぁ―、なんとなくわかる様なわからないような気がするんだけど。





「私ゲームクリエーターになりたいんです。だから今までずっと自分で、独学で勉強してきたんです。高校卒業したら、専門学校に行ってもうっと勉強したいんです。そして、私の創るゲームでみんなをお楽しませたいんです。それが私の目標なのに。両親は大学に行けて、そればっかり! ゲームなんていうのは仕事にならない将来の先が見えないものに向かってどうするんだって。お父さんなんか、怒鳴って言うんですよ。なんにも知らないくせに、本当に頭固いんです」





ああ、なんかうちのパパとは大違いみたいでねぇ。

なんか怖そう。





もしさぁ、パパがそんなこと言ったら……。あ、ありえない。パパに限って。私のパパは私のことを愛してくれているんだもん。どこぞの親父とは違うんだよ。

ああ、そう思うと、私はパパの子で本当によかったとしみじみ思うのだ。





「ねぇねぇ、加奈子ちゃん。ゲームクリエーターになりたいって言うけど、本気なの?」

「ええ、もちろん本気ですよ。私はもう何本も自作のゲームを作ってきましたし、ゲームは毎日日課のようにやっています。今私からゲームを奪ったら、もう何にも残んないんです」

ほぅ、そこまで言うか。でも本当にゲームが好きなんだね、さっきまで泣いていたのがもうイキイキとした顔になちゃってるよ。





「ところでさぁ―、加奈子さんはどんなゲームが好きなの? 私あんまりゲームとかやらないから、わかんなくてさ―」

「え、沙奈枝ちゃんゲームやらないんですか? 今時の中学生はどんなゲームにはまるのかも聞きたかったんですけど」

「あははは、ごめんねぇ、ホントそっち方面のことは疎くてさ」





加奈子さんは自分のスーツケースを開けて、ゴソゴソと中をかき混ぜるように探し物を取り出す。

「ジャァーん! これが今の私の一押しのゲームです!」

と、私達に見せつけたパッケージ……。ええっと、えええええええ!





タイトル「パパと過ごした聖夜のあの夜」





「あ、まだありますよ!!」

タイトル「パパ大好き猫ロリ娘」





「そうそう、これ私が作って同人販売しているゲームなんですけど。ふふふふふうっ!」

な、なんとそのタイトル。





「これからお父さんの子孕んでもいいですか?」





げっ! マジ!





な、なんというかそのぉ――――――――、本当にいいんですか? と、私が聞きたくなってしまった。





「これ、結構売れちゃっているんです。おかげで、専門学校に行くくらいの資金はためることが出来てるんですよ」

はいぃぃぃ――――。ほんとこっち方面のゲームなんですかぁ――――!!





いやぁ―、恐れ入ったは加奈子さぁん!





『第41話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その12』





ゲームの話になるとまるで人が変わったかのように、いやいやマシンガンのように話しまくる加奈子さん。

本当にゲームが好きなんだな―、と、感心してしまうほどだ。





そんな加奈子さんに友香ねぇさんが「ねぇ―、加奈子ちゃん。うちに泊まるのは何も問題ないんだけど、やっぱり、ちゃんとご両親には連絡しておいた方がいいと思うんだよね。私の方から連絡入れておくけどそれでいい?」





「………べ、別に連絡なんて……。外泊するのはこれが初めてじゃないんです。それでも何も言ってきませんから別に心配なんてしていないんじゃないんですか」

「まぁそれでも、連絡はしておきます。」ときっぱりと言う。





「なんかお母さんみたいですね」なんだかんだ言ってもこうして、しっかりと言うことは言う友香ねぇさんに反抗するような姿は見られない。





正直、加奈子さんとは小さいときに数回しかあっていないから、どんな人なのかていうのはよくわからない。

でも悪いというか、嫌いなタイプの人ではなさそうだ。ほんの少しの間でもうこんなに仲良くなっている。なんか私におねぇさんが突如現れたような感じがするんですけど。それは意識しすぎか……。





友香ねぇさんは、加奈子さんのうちに連絡をして、まぁ―事なきを得たという感じかもしれない。

実際のところ、かなりの大喧嘩をして飛び出してきたみたいだ。

加奈子さんのお母さんもかなり心配していたみたいだ。でも、うちに暫くいることでほとぼりが冷めたら、返すことに話がまとまったみたいだ。





「じゃぁ、加奈子ちゃん。ここにいてじっくりと考えることね。将来の事」

「………」ちらっと友香ねぇさんの顔を見て「す、すみません。お世話になります」としおらしく言う。





エアコンが大分効いてきた。汗で濡れていた加奈子さんのブラウスが、渇き始めているでもこのままじゃ風邪引いちゃう。

それに気が付いたのか「加奈子ちゃん、シャワー浴びてきなさいよ。汗で群れているんでしょ、沙奈枝も一緒に入ってきたら」

「うん、そうする。さ、行こう加奈子さん」

加奈子さんを誘ってシャワーを浴びに行く。





「着ていたのは洗濯しちゃえばいいから、そっちのかごに入れておいて、一緒にやるからさぁ」

「うん、ありがとう」またなんとなくしおらしくなるんだよねぇ。でもこのしおらしいときの加奈子さんって可愛いかも。年上なんだけど、なんとなくね。





着ていたものを脱ぎ下着姿になると、あの透けて見えていた水色の下着があらわになる。

「へぇー、加奈子さんってスタイルいいなぁ―。わぁ―、乳輪色薄!」

「ええ、そうかなぁ―、そんなんでもないと思うんだけど」

「私のよりはかなり薄いよねぇ―」て、私のが濃いのか? これで妊娠したらもっと濃くなるんのかもね。

するっとパンツを脱ぎ、私はその脱いだ後の加奈子さんの体のあの部分に目が行った。





「あれぇ、加奈子さん、剃ってあるの?」

つるんとしたおまた。その割れ目には茂るものが何もない。

「ええっとね。剃ったっていうか。脱毛したんだぁ」





「脱毛? もしかして永久脱毛っていうやつ?」

「まぁねぇ―」と別に恥ずかしそうにするわけでもなく言う。

「沙奈枝ちゃんは、薄いんだねぇ―。私さぁ、実はちょっと濃くてさぁ、それで脱毛したんだぁ」





「脱毛ってエステで?」

「そうだけど」

「た、高いんだよね。脱毛って結構お金かかるんじゃない」

「ああ、別にそんなんじゃなかったよ。まぁでもちょっとはかかったかなぁ―」

「良くお金あるねぇ。高校生でしょ、出してもらったの?」

「まっさかぁ―、全部自分で稼いだお金。私のお金だからどう使おうが自由じゃない?」

そう言えばさっき、専門学校に行くくらいの資金はあるって、言っていたのを思い出す。





もしかして相当稼いでいる?





「ま、お金には不自由していないからいいのよ」

プルンと張りのあるおっぱいをちょっと揺らしながら、にこやかに言う。





お金に不自由していないって高校生で、いったいいくら稼いでんのよ!





『第42話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その13』





「沙奈枝ちゃんも中学生にしては、おっぱい大きい方なんんじゃない?」

「そうかなぁ―、でも私の友達にもっと大きい子いるよ」





「巨乳?」





「うん、巨乳だねあれは! その子のお母さんもダイナマイト巨乳なんだよ」

「わぁお! 親子で巨乳ってなんか迫力あるわね」

「そうそうでもって、ものすごくやわらかいんだ」

「へぇ―、そうなんだ」て、加奈子さんの手が私の胸に触れた。





プルンと揺れる私のおっぱい。

「沙奈枝ちゃんのは、ものすごく張りがあるよねぇ。でもやわらかいよ。乳輪もはっきりしてるんだぁ」

あ、か、加奈子さんその先に触るか触らないかっていうじらし方……や、やめて、なんだか変な気分に……。立っちゃうじゃない。





「あれぇ―、沙奈枝ちゃんもう感じちゃってるのぉ? 敏感なんだぁ。可愛いなぁ――」

可愛いなぁって、乳首私弱いんだって。最近パパ乳首舌で攻めるから、余計感じやすくなってんだよ。

「いいよ私のも触って」そう言って私の手を取って、加奈子さんのおっぱいに触れさせた。

ああ、なんて柔らかいんだろう。このぷにぷにした感触は美奈子のあの柔らかさとは違うよね。それに友香ねぇさんのとも違う感じがする。朋絵? あの子は……発展途上領域だからね。





「うふふ、沙奈枝ちゃんおっぱい揉むの上手。オナニーよくするの?」

まぁ―ねぇ―、オナニーもするけど、セックスの方が多いよねぇ。





「それとももう経験済みなのかしら?」

ちょっと強く私の乳首の先をつまみながら言う。

「あっ、う、うん……もう経験済み……だよ」





「そうなんだ。そうだよねぇ、体そう言っているんだもんねぇ。ほら、もうこんなに濡れてるじゃない」

割れ目の皮をめくるようにして、指を這わせられると、溜まっていた液が一機に流れだしていくのがわかる。

「加奈子ねぇさんも、してるのセックス」

「してるよぉ――、セックス大好きなんだもん。セックスのない人生なんて私には考えられないくらい好きだよぉ」

加奈子ねぇさんが私に抱き着いてくる。ふんわりと甘い香りと汗のにおいが混じったにおいが洟から抜けるように香る。





この香りは、反則かもしれない。なんだろう、ものすごく興奮しちゃう。





「汗臭いでしょう。沙奈枝ちゃんの汗のにおい、とてもいい。私、この汗のにおい大好き」

おっと、汗フェチなのか? こりゃ―加奈子さんかなり来てますねぇ。





「私、変態でしょ。ねぇ、おかしいでしょ。―――――変態って呼んでもいいわよ。――――呼んで頂戴」

まさかもの、このMっ子。まじかぁ――――! 加奈子さんはドMなのかぁ。





「こ、この……変態女」

「ああああ、いい、もっと言って。もっと虐めてくださぁい」





そ、それなら……。グイっといきなり指を膣の中に突っ込んでやった。

えっ、な、なにこの熱さ。ヌルっとした中からまだあふれ出てくる愛液が私の手を濡らす。





「ひっぃぃん! あうっ! あうあうあうぅ……。もっと奥までその指突っ込んで、もっと虐めてください。私はあなたの下僕になりますから」





うわぁ―、これ、マジもんだよ。





指2本を膣の中に突っ込んでグリグリとひだを刺激する。

私の体に強く抱きついて加奈子さんは叫ぶように「ああああああああ! 逝っちゃう! いっちゃうよぉぉ」と声をあげて、果ててしまった。





あ、ヤバ、こんなに大きな声出されると友香ねぇさんに聞こえちゃうんじゃない?

と、思ったら、ガラッとお風呂場のドアが開いて。





「全くもう――――、あんな大きな声出させちゃってぇ! いきなりレズちゃってたの? ほんと仲良くなちゃってるのねぇ――。早く浴びてさせてよ。私も入るから」

「えへへ、ごめんねぇ」ぐったりとそのまま床に座り込んが加奈子さんが「えへへへぇ。友香さん私逝っちゃいましたぁ」と目をとろんとさせて言う。





ああ、加奈子さん。あなたはそうとな変態さんです。





でもね、私も。私達も相当な変態さんだから覚悟してね。





『第43話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その14』





「あ――さっぱりしたぁ」汗でべとついた体が洗い流されてすっきり。

「あ――気持ちよかったぁ――!」加奈子さん、それはシャワーを浴びたから気持ちよかったのか? それともいじられたから気持ちよかったのか? どっちなんだ!





「お、上がってきたねぇ――」何か上機嫌な友香ねぇさん。

パソコンに向かって顔を赤くしちゃっている。





ちょっと覗いてみると―――――――――! うっわぁ―――――! エロイ画像。

な、何これ!

「あ、加奈子さん私の創ったゲームやってくれていたんですね。どうですか面白いですか。エロいですか?」





「加奈子ちゃん、これ……エロいっていうもんじゃないんだけど! マジやばいと思うけどなぁ――」

「ええ、そうですかぁ―。でもねR18なんですからね、お子様向けには作っていないんですよぉ!」

「うんうん、これって男性向けだと思うけど、いやいやさすがだよ。女の私も楽しめちゃうんだもん」

「あ、そこなんです。意外と女性のファンの方も多いいんですよ。うれしい限りです」

バスタオルを巻いただけの私達、友香ねぇさんを真ん中にしてパソコンの画面を見る。





うわぁ。この画像エロ! でもってうまいなぁ――。

「この絵って、加奈子さんが書いたの?」

「違う違う、画像は、知り合いの人にお願いしてます。ちゃんと原稿料払ってますよ」

「へぇー、そうなんだ。プロの人とかなんかなの?」





「まだアマチュアですよ」

えっ! これでアマチュア? すごいなぁ――、こんな才能なんかあったら将来これで生活していけるくらいうまいよぉ。

「あと、スクリプトの一部はお友達と一緒に書いています。私はそのほかに脚本と構成とマネージメントもやっていますけどね」

「なんか本格的だよねぇ。もう学校なんて行かなくても会社作っちゃえばいいんじゃないの?」





友香ねぇさんもえらく感心しながら、画面を悔いるようにして見つめ、手元のたばこをくわえて火を点けた。

ふわぁ―っと煙りが舞う。

そして私も何気なくたばこをくわえて、火を点けてふぅ―と煙を吐き出した。





「えっ、沙奈枝ちゃん。……たばこ吸うの?」

あ”! やってしまった。





「中学生がたばこ吸っちゃいけないんだよぉ――!」となんとなく意地悪く言う加奈子さん。

「へへ、そこんところは内緒ということでお願いします」





「いいんですかぁ―、友香さん」

「へっ! えええっと、そうねぇ―……ほ、本当はダメなんだけど、家の中限定でと言うことで。なはははは」ちょっと困っている友香ねぇさん。

これはまずい! 何とか加奈子さんも巻き込んで、しまわないと――――ううううううっとどうしよ。と、ちょっと内心焦っていたら。





「まぁ―、私も人のこと言えないんですけどねぇ――」と、スーツケースの奥からたばこワンカートン二つもどんと出されたときには恐れ入ったよ。

「それじゃ、私も遠慮なく」

くわえる細いたばこに火を点けて吸い込む姿は、高校生とは思えないエロさを感じる。





「あら」と、言いながら友香ねぇさんは「これも黙認かなぁ」と言う。

「そうですねぇ―、黙認ですよ!」

「はいはいそれじゃわかりました。外ではやめてよね」





「わかってますって」





にっこり微笑む加奈子さんである。





『第44話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その15』





ぷかぁ――――とたばこを吸う加奈子さん。





あのぉ――、高校生がたばこ吸っちゃ―。て、言える立場じゃない。でもこれで同士だ!

「ああ、3人で吸うとすごい煙」キッチンの換気扇をつけて煙衣を外に流す。

窓開けると熱風が入ってくるからねぇ。





「さてと私もシャワー浴びてこよっかなぁ」友香ねぇさんがおもむろに立ち上がる。

「あ、そうだ買ってきた水着、洗濯しておくね」

「ありがとう。でも、どっちがどっちなのかわかんなくなるね」

「いいんじゃないどうせ同じものなんだし、サイズもいょでしょ」





「あははは、確かに!」

「まったくもう。体の成長は早いものねぇ――。ああ、なんか気落ちしちゃう」

「えっ!、水着一緒って?」

加奈子さんが興味深々に聞く。





「なははは、今日さぁ、水着買いに行ってたんだぁ。まぁねぇ、偶然というかなんというかさぁ、同じ水着選んでさ」

「でもでも、サイズも同じって?」

「ああ、そうだよ、私とブラのサイズも同じなんだよねぇ。て、言うかさ、下着も今じゃ共有してるんだけど。最も学校じゃ着ていけないけどね。友香ねぇさんの下着意外と派手なんだもん!」





「はぁ―、ん、友香ねぇさん? て、友香さんの事? お母さんなのにおねぇさんなの?」

ええっと、なんかやばい方に話が向いてきた感じが否めないんだけど!

そっかぁ、加奈子さんがここにいるっていうことはその間、パパとは……。はぁ―、も。もしかしてお預け?





えええええええっ! わ、私持つかなぁ――、欲求不満になちゃうんじゃない?





でもさ、加奈子さんて……。ドM、だよね。さっきのだと本物だよね。

そ、それにフェチまだ何かありそうなんだけど。かなりのもんだよね。

友香ねぇさんにそっと耳打ちして加奈子さんと一緒にシャワー浴びていた時のこと話してみたら、友香ねぇさんが、ニヤァ―としながら。





「加奈子、お手!」へっ? お手って?





んでもって加奈子さんは何も躊躇することなく「はいお手」とニコットほほ笑んで友香さんの手に自分の手を乗せた。

「あら、ホントなの?」

「んっ?」と不思議いそうな顔をする加奈子さん。





「それじゃぁそっちの手もお手!」

「はいお手」またにっこりとしながらお手をする。その時はらりと体に巻いていたバスタオルが床に落ちた。

全裸になった加奈子さんの体を見て、友香ねぇさんが「あれま、つるんつるんだね」やっぱりあそこに目が行くのか!





「はい、そうですつるつるですよ」





「あれまぁ、毛のない雌犬っていう感じ? それとも雌猫?」

「あ、私女の子同士でやるときは、”ネコ”なんですよぉ」

女の子同士って、あんたはどっちでもこいていうのか! あ、!それ言ったら私も人のこと言えないか。いやいや、私達だよねぇ――。だって朋絵と美奈子ともレズったことあるんだし。

おっと、それよりこっちだこっちだ。





「加奈子ちゃんMなの?」

「はいそうです。いじめられると興奮します」





「”ネコ”って、レズなの?」

「あ、その時はと言うことで、私バイです」





「も、もしかしてもすごい性癖持っている?」

「性癖ですか? 私はわかんないんですけど、汗のにおいなんかたまらないです。大好きです。それに男の人の精子も大好きですよ。あの匂いと味、いくらでも飲めます」

はっ! な、なんだやばい。これだけ加奈子さんってやばいのか?





でもって稼いでいるっていうことはだ! 体も売っているのか?





「あ、ちなみに、私売春なんていうのはやっていませんから。そんなことしなくたって、このゲームでちゃんと稼げていますし。セックスは私の趣味です」





ほへぇ―、言っちゃった。セックスが趣味だって……。





も、もしかしたら、私達のあの関係ばらしてもいいのかなぁ――――。





悩むところだ!





『第45話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その16』





「か、加奈子ちゃん、あなたっていう子は。な……何て言う好き者に育っちゃったのね」

「あらやだ好き者なんて……もしろ私は変態だということを自負していますわ。ほほほほほ!」

あ、ついにタガが外れたんだ。て、私もなんか古臭い言葉よく知ってるね。





「で、初体験っていつだったの?」





「初めてのセックスですか? ええぇ――――っと。確かあれは、あっ、そうだ同人仲間の人だったかなぁ――。もうそんなに記憶ないですけど、一緒に企画書いていて、実際にやってみよっかぁ――的なノリだったと思いますけど。ん――、中学の時だったかなぁ――」





あれまぁ―、中学の時だったら、まぁ――――いいんじゃない。もしかして小学生の時だったなんて言いかねないからね。ま、それはないと思うけど。

「へぇー、そうなんだぁ」と言いながら、ちらちらと私の方に視線を送る友香ねぇさん。





なにかの合図か?





「でさぁ、加奈子ちゃんの作品ってさ、あれだよね」すっとノーパソの方を指さす。

「そうなんですよ、面白いでしょ。えへへ、あの私が創ったゲームで男の人が抜いているところを想像しちゃうとものすごく気持ちがいいんです。コメントなんかで「抜けましたぁ!」なんて書かれるとゾクゾクって来ます」

「あはは、そうなんだ……」で、また私の方をチラ見する。





何なのよ! いったい。いうなら今しかないんじゃない。加奈子さんなら絶対理解してくれるって。

ニタァー、と、しまりのない顔が私の合図だということを悟ったのか、友香ねぇさんが、意を決した感じで言う。





「あのね……か、加奈子ちゃん」

「んっ! なんですか友香さぁん」





にっこりとほほ笑みながら言う加奈子さんの顔を見ていると、言うのはこのタイミングしかないというは必然的に感じることが出来る。

「あのね、そのことって、加奈子ちゃんの性癖的なことって、おじさんと叔母さんも知ってるの?」

ん? なんでそっちに行こうとする。ズバッと行こうよ。――――ほら!!





「へっ? そんなの知っているわけないじゃないですか! そんなこと知られたら、私多分あの親に殺されますよ! 特にお父さんなんか多分私を刺し殺すんじゃないんでしょうかねぇ」





マジ! 超怖いんだけど!!

でもまずいぞ、こういう話にそれちゃうと、私達の事話しずらくなるんじゃないのぉ! 全くもう!!

「だよねぇ」てさぁ――、そこで同調しないでよ。友香ねぇさん。

「わかるわぁ―、あのおじさんだもんねぇ―」

「ですよねぇ、自分でもよくあんな父親を持っているのか不思議なくらいです」

「うんうん。そうだね」





何? 何? そんなに怖いかいな。加奈子さんのお父さんは!!

「ものすごく怖い人なの? お父さんって?」

思わず聞いてしまった。

「だってさぁ、ホント絵にかいたような警察官の鏡みたいな人なんだもん」

「け・い・さ・つ・か・ん……って。マジすかぁ――――――!!」

「まじまじ大マジです」





友香ねぇさんが付け加えるように「それ、知ってるから、なおさら加奈子ちゃん大丈夫なのかなぁってそっちがとても心配なの。ゲームクリエーターになるって言っても、多分その内容もいかがわしいものだとしか認識していないんじゃないのかなって」





あははは、でも、実際いかがわしい内容なんですけど! そこは否定しないっすよね。加奈子さん。





加奈子さんは、たばこをくわえて、じっぽライターで火を点けて、ス――っと煙を吸い込み、ぷはぁ――と吐き出しながらマジな顔で言った。





「私この世でお父さんが一番嫌いなんです!!」





『第46話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その17』





なんと! お父さんが一番嫌い!!





マジかぁ――! 。うちは私がお父さん……パパラブだから、こりゃ困ったなぁ。

でもさ、気になるのは何で、ファザコン系のゲームを作ってるんだぁ! て、ことだよ。

もしかしてこれは加奈子さんの願望なのか?





余りにも強い拒絶反応が、こういう父親が欲しいという願望が、このゲームに詰め込まれているのか?

ああ、せめて、2次元の世界だけでも自分の願望の父親といたいと思っている。……ん――、もしかして?

「あのさ、加奈子さんってさ、今好きな人っていうのか……その彼氏なんているの?」

それを聞いた加奈子さんがいきなりむせ始めた。





「もう、沙奈枝ちゃん。いきなりなにぃ? そんな人今はいないわよ」

「いなくても、セックスする相手はいるんだ」

「ああ、そうねぇ。セフレっていうのかなぁ――、セックス目的の友達ならいますけどね。別にその人に恋愛感情はないんだけど」

「その人って加奈子さんと同い年くらいの人?」

「そうでもないよ結構年齢層はバラバラかなぁ――」

て、何じゃ、一人じゃないんかい!! 何人いるんだよ、実際。





「あのさ、もしかして自分のお父さんと同じくらいの年の人もいたりするの?」

「………い、いるけど……」ちょっと恥ずかしそうに言う。

なんで、そのところはこんなにも恥ずかしそうにするんだ!

な――――にかあやしい。

「もしかして年上の人が好みなの? 自分の父親くらいの」

「へへへへ、実はさぁ、そうなんだよねぇ」

今度はニタァーとした顔になって言う。





この体を一番やさしく愛撫してくれるのはやっぱり年上の人なんだもん。じっくりとやんわりと、いたぶってくれるのがたまんないんだよねぇ」

プルンと自分の胸をはじくように揺らしながら加奈子さんは言う。

その綺麗な体をねっとりと愛撫ねぇ――――。





「はぁ―もしかして、実のお父さんは嫌いだけど、意外とファザコンだったする?」

「なははは、えええっと――――はい実はそうなんです。妄想のお父さんは私を愛してくれています。あははは。ほんとそんなお父さんが実在したらいいなぁって、いつも思っているんですけど、それがゲームの題材になっているのは確かですよ。いるわけないですよねぇ実際現実に」





クシュン! 加奈子さんがくしゃみをした。

あ、私達ずっと裸のままだった。





「体冷えちゃったかな?」

「もう風邪引いちゃうね。もう一度シャワー浴びてきたら?」友香ねぇさんが加奈子さんにすすめた。

「それなら友香さんと一緒に入りたいですぅ!」

「ええぇ! 私と?」

「親子はどこまで同じか検証してみたいです」

????どこまで同じって、さぁ――。親子でも違うところは違うと思うんだけど。





「ねぇ――いいですよねぇ――――友香さぁん」

そう言いながら加奈子さんは友香ねぇさんに抱き着いた。

そして、ちょっとなまめかしい声で「うふふ、沙奈枝ちゃんと似たにおいがすよ。この汗のにおい。美味しそうです」と友香ねぇさんお首筋に唇を這わせた。

「あん、ああぁ――――そこ、ちょっと」

「うふ、ここ感じるんですね。ああ、このにおいたまりませんわ。それに友香さんのこの乾いたところの汗の味、いいです」





あ、もう犯しているじゃない。あっと言う間に来ていた服脱がされちゃって。加奈子さんさすが、脱がすの手早くてうまい! てなんていうところに感心してんだ





こっちまであそこが熱くなってきちゃうじゃない。





あああああああああああああっ! もう、どうにでもなれ!





私も友香ねぇさんの体に抱き着いて、キスをした。

それをじっとりとした目つきで見つめる加奈子さんだった。





『第47話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その18』





「ああ、親子でキスしているぅ!」

ぬちゃ、つぅ――――と、私と友香ねぇさんの口から糸が引いていた。





ねっとりとした唾液が、まだ口の中にたまっている。その唾液をゴクンと飲み込んだ。

「ふぅーん、そう言う関係もしているんだ」

加奈子さんがジトっとした目つきで私達を見つめている「親子でねぇ――、ふぅ――ん。そうなんだ」

もう別に隠そうなんて言う思いもなくなっていた。多分友香ねぇさんも同じだと思う。





「いけない? 親子が仲良くなっているのって?」友香ねぇさんが言う。

「別にいけないとは思わないけど、私のカテゴリーの中じゃないことだからとても新鮮かもね」

「このこと内緒にしてくれる……わよね」そう言いながら、友香ねぇさんの手が加奈子さんの割れ目に触れている。





「濡れているじゃない。さっき沙奈枝としてたのにねぇ――」

「気持ちいことに反応しちゃいけないんですかねぇ――。これは素直な子だとほめてもらいたいくらいですけど!」

「まったく、もうこの子ったら本当に」と、言いながら今度は加奈子さんの唇に友香ねぇさんは唇を重ねた。

「うっ、ヌグ! ううううううっ」と声と一緒に二人の舌がぬちゃぬちゃと音を立てている。





同時に加奈子さんの割れ目から、つぅーと友香ねぇさんの手を濡らすほどの愛液が流れ落ちていく。

「本当に私、汗臭いわよ」

「だからいいんです。ほら胸の谷間のところなんかちょっとしょっぱいじゃないですか。美味しいですよ。もっとおいしいところ味わってもいいですか?」

そう言いながら、友香ねぇさんのパンティーをするりと下ろし、自分の口を下の方に移動させていく。

その口から出るピンクの舌を割れ目の奥に押し込んでいく。





「美味しいなぁ――――。こんなに出てるじゃないですか。もうびちゃびちゃですよ」

「だめよ、そんなとこ、今は汚いから」

「だからいいんですよ。私は好きでやっているんですもん。気にしないでください」

もう完全に二人の世界が出来上ちゃっているみたい。なんだか私だけのけ者にされている気分。





なんかそれも悔しい気分。





目の前でヒクヒクいっている加奈子さんのお知りにピタッと口をつけて、舐めてやった

「ひっ!」と声を上げる加奈子さん。

「あん、もういきなりそこ舐めないで沙奈枝ちゃん。びっくりするじゃない!」

「ああ、ここ弱いんだね。もしかして、こっちの方も経験しちゃってるの?」

「そっちは……あ、だめ。ああああああああ!」だんだんと息が荒くなる声を出し始め、グイっとお尻を突きだしてくる。





割れ目からぽたりと愛液が床に落ちていく。その割れ目の穴の中に指を突っ込んでやった。

「あうっううううううううううううう!!! ああああああ! 同時に攻めないでぇ!」

割れ目のひだひだがなんだか指に絡んできそうな感じ。





「痛くない加奈子さん?」

「うん、痛くないよぉ――、気持ちいいよぉ。もっとして頂戴」

そう言いながらもう友香ねぇさんの割れ目が大きく開いている。その部分をまるで蜜を吸いだすように口をつけてなめまわす。





「だめ、もう逝きそう加奈子ちゃん」

「私もです。友香おねぇ様。私こんなにおいしい女の蜜の味初めてです。ああああ!、もう駄目です」





「全くもう二人して気持ちよくなちゃって、私はどうしてくれるのよ!!」





勢いよく指を加奈子さんの中で動かしてやると、ぐっと締め付けられてきた。





もう、逝っちゃえ! 二人とも!!





『第48話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その19』





「ああっ、もう加奈子ちゃんの舌使い上手。まるで猫になめられているみたい」

おいおい、友香ねぇさん、あんたは猫にそこをなめさせたことあるのか?





て、多分そんなことは――――考えるのやめよ!





こうなったら、加奈子さんを逝かせちゃうぞ!

指の動きを速めると、びちゃびちゃと音を鳴らしどんどんあふれ出てくる愛液「あう、ああああ! ん――」と唸り声をあげてくる加奈子さん。





もう少しだね。ならば、もっと強くと思いっきり奥まで突いてやると。

あっ!

うっわぁ!! す、すごい! もうこれはおしっこだぁ――! 潮吹いちゃった。

私の体にしぶきがかかる。

す、すごい。初めて見た潮吹きなんて。





そしてがっくりと床にうつぶせに倒れ込む加奈子さん。まだ体をヒクヒクさせている。

「ちょっとぉ沙奈枝、あなたやりすぎたんじゃない? 大丈夫、加奈子ちゃん?」

ゆっくりと顔を上げ、顔をにまぁーとさせながら。

「き、気持ちいい」と唸るような、かすれるような声で言う。

まだ余韻に浸っているみたい。もうちょっとそのままにしてた方がよさそう。





でもなんかすごい絵図だ。女3人真っ裸で、床には倒れ込む女にその下はおしっこを漏らした後のように濡れている。

3Pレズの後……。うわぁそれを思うとやっぱすごい。

ようやく落ち着いてきたのか加奈子さんが少し申し訳なさそうに

「ごめんなさいこんなに床汚してしまいました」

「別にいいのよ。拭けばいいだけだから、それよりシャワー浴びたほうがいいわよね」

確かに、3人ともぐちゃぐちゃだよね。

私達はさっき浴びてきたからさっと流せばいいんだけどね。





「ついでだからおふろはいっちゃおっかぁ」

「そうね」と、結局お風呂にはいることになってしまった私達。

やっぱり3人で入るのはちょっと狭いけど、でもなんとなく楽しい気分になれるのが不思議だわさ。

「ああ、お湯につかるとほんと生き返るねぇ――」

「やだぁ、沙奈枝、あなたなんかものすごく年よりじみたこと言うわね」

「だって、ほっとするじゃない」

「まぁ、確かにねぇ」





「それにしても、友香おねぇ様の体綺麗ですよねぇ」





ん、おねぇ様?





「えっ、そ、そうぉ? もう結構崩れてきちゃってるわよ。あなたたちにはかなわないんだから」

「ううん、ホントキレイですよ。大人の色気と言うか魅力がむんむんしちゃってますもん。友香おねぇ様は」

あはははは、加奈子さん、あなたも友香ねぇさんのことそうお呼びになちゃうんですか!





おねぇ様ねぇ。





それに無反応な友香ねぇさん。すでに私からそう呼ばれてやっているから、免疫が出来ちゃっているんだろうな。





「それに私達もう普通の関係じゃないんですから、私友香おねぇ様を愛してしまいそうです」

あれま、そう来るのか、加奈子さん。





「ちょっと加奈子ちゃん、愛してしまうって、私達女同士よ」

「そうですよ。愛に性別は関係ありません。私はそう思います」

「関係ないって、私、人妻。それにこんな大きな子までいるし……」





「それが何か問題でもありますか? 別に私は気にしませんから。たとえ友香おねぇ様が人妻であろうとも、沙奈枝ちゃんと言う子がいても愛せる自信はあります」

うっわぁ――、いきなり愛の告白。しかも同性愛だよ。





加奈子さん、ホントあなたはつかみどころのない人だわ。

でもさ、私達もっと密な関係なんだよねぇ。





普通の家族、親子の関係じゃないんだよもう。





もしさ、私達の本当の関係を知ったらあなたはどうするの?





『第49話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その20』





「ふぅ―」と、3人ともお風呂から上がり、一服をしながら冷たい飲み物をごくごくと。

生き返るひと時です。マジに親父化しています。





さすがに今度はちゃんと下着も服も着ております。……はい。





そしてこの癒しの間を裂くように、加奈子さんがにんまりとした顔をしながら聞いてきた。

「友香おねぇ様、それに沙奈枝ちゃん。お二人まだ私に何か隠し事ありますよねぇ――」

意味ありげに言うところがなんかいやらしいんだけど。加奈子さん。

ついにいよいよ確信に触れてきたか。





「隠し事って……私と友香ねぇさんの事?」

「う――っとねぇ――、どちらかと言えばさぁ―、沙奈枝ちゃんの方かなぁ―」

「私の方?」ああああああ! 来た来た。来ちゃったよぉ。て生理じゃないけど。





「な、何のことかなぁ――」

「あらここでそう言う”しら”を切るわけ? リアルの私には絶対にありえないことなんだけど、妄想の中の世界の私はどっぷりとつかっている世界関係。そう言えば大体合っているんじゃないかしら」

そ、そうだね。あのゲームの題名から察すると、そっち方面の妄想がすごいのかもね。





「ええええっと、多分加奈子さんが思っていること、ほとんど当たっていると思う」

「やっぱりぃ!! なんかうれしいなぁ。知り合いにこういう私好みの関係を持っているところがいたなんて。ああ! やっぱり私、ここにきて正解だったわ」

そ、そうなんですか。そんなに喜んでいただけて……こちらは喜んでいいものやらどうやら、と言うところですわ。





「ズバリ! 沙奈枝ちゃんお父さんと近親相姦してるでしょ!」





ああああぁ、そうズバリ言われると「うん、してるよ」とあっさり答えるしかないじゃない。

「うわぁいいなぁ、いいなぁ――、近親相姦。あこがれるなぁ――――」





「て、加奈子さん、お父さんのこと大っ嫌いなんでしょ」

「そうよ、実の父親は大っ嫌い。もう同じところで息するのも嫌」

おいおい、そこまでもか!





「でも、近親相姦は憧れなんだぁ! だって私の創るゲームってみんな近親相姦ものなんだよ。兄妹ものでしょ、母と息子だったり、それに父親実の娘。これが一番萌えるわぁ――」

握りこぶしをしながら力入れなくても……。





「で、もう日常的にしているんですか? あ、も、もしかして友香おねぇ様には秘密の関係だったり?」

「ああええっと、大丈夫。友香ねぇさんも知っているし、ちゃんと了解してもらっているから」

「な、なんとご家族ぐるみで。はぁしかも友香おねぇ様の心の広さはネットの世界に神髄いたしますわ」

おいおい、話し方が変わってきたぞ加奈子さん。もしかして興奮している?





「ま、これにはいろいろと事情と言うかその未来の計画的なこともあるんで」

「ほほぉ―、それはとても興味がありますねぇ――――。もしかして沙奈枝ちゃん、お父さんの子供が欲しいなんて言うこと思ってたりして」





「いやぁ――、実わね。そうなんだよねぇ――――。あははははは」

なんかこうポンポンと言われると笑うしかない。





「やっぱり!! もう孕んでいたりして。ていう展開はないですよねぇ――、中学生が自分の父親の子を孕んでるなんて言う展開はまだ先なんですよねぇ―」

「あはは、まだ先ですわ! でも私の前に友香ねぇさんに孕んでもらわないと。そうしないと私達ばかりじゃね。ねぇ――――、友香ねぇぁ―さん!」





「ぶっ! いきなりこっちに話振んないでよ」





あれぇ―、なんか照れてるの? 友香ねぇさん?





『第50話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その21』





「て、言うことは沙奈枝ちゃんの姉弟をこれからおつくりになるんですね」

「ええっとまぁ――、そ、そう言うことになるのかしら」





でも、パパとの子じゃないんだよねぇ――。

朋絵のお父さんとの子。そして、友香ねぇさんが孕んだら今度は私達3人が孕む番になるんだ。

それぞれの父親の子をね。





まずは、母親たちがそれぞれ別なパートナーの子を孕ませてからじゃないと出来ない。

それに時期的に考えて、卒業したあたりに出産ていうのがいいかなぁ。





もしかしたら卒業式……ま、いいか。出れなくても。

そ、私達は子供からの卒業だからね。中学の卒業式なんて別に関係ない。

この部分は加奈子さんには今のところ内緒。





友香ねぇさんもパパの子を孕んだということにしておく。

ダブル妊娠。それだけでもインパクトは強すぎるかもね。加奈子さんにとっては。





「うわぁーなんか親子で妊娠っていうのもなんかすごいですよねぇ。私は友香おねぇ様が孕んでも愛していきますわよ。そう決めたんですから」

「はぁ―、加奈子ちゃん。好きになってくれるのはうれしいけど、男も好きなんでしょ。男とのセックスも大好きなんじゃないの?」





「当然です。男性とのセックスはやめられません。もちろん友香おねぇ様を愛しながら、私は男とも付き合いますわよ」

な、なんとま、ご都合主義で!

でもま、それはそっちに任せるわ。て、もう投げやり状態。





はぁ―でも今日はほんといろんなことありすぎた。

濃厚な1日だった。





で、さぁもう夜なんだけど、夕食の準備もしないといけないんじゃない?

もうじきパパも帰ってくるしね。





「さてと、夕食作らない友香ねぇさん?」

「えっ、もうそんな時間なの?」

「そうだよ」と言い時計を指さす。





「ん―なんか今日は作る気しないなぁ―」ありゃま、家事放棄ですか?

でもまぁわからない訳もないよね。





スマホ見ながら、友香ねぇさんが言う。

「あら、今日、拓海さんも残業で遅くなるみたい。食事は済ませてくるって」

なおさらやる気放棄に拍車がかかるメッセージだ。





「もう、なんか外にまた出る気もないしねぇ――」

「あ、それならピザ頼もうよ! 宅配ピザ」

「そうしよっか」ということで完全なる手抜き夕食に決定!

「うわぁ―ピザですかぁ―、最近食べていないからうれしいです」

で、スマホでサクッとピザの注文を済ませた。今日は加奈子さんもいるから3人でいろんな味のピザを楽しめる。

うんうん、友香ねぇさんと二人じゃ食べきれないんだよね。





でもなんだろう突如に加わった加奈子さんと言う存在が、とても新鮮な感じに思えるのは、不思議なことなのか。

これが朋絵や美奈子だったらいつものメンバーだから、何も感じない。そう言う訳じゃないんだけど、でもこの感じとは違うんだよね。

加奈子さんだから、得られる感情なのかなぁ――。





「はぁ、それじゃ私は夕食作らなくていいから、家庭教師の勉強再会しないと」

一気に憂鬱そうな顔をして、友香ねぇさんが言う。





「友香おねぇ様、家庭教師もなさっているんですか?」

「ええ、まぁ。これから始めようかなぁって、勉強準備中なのよ」

「ふぅーん、そうなんですか。でも家庭教師って学校の授業に合わせてくれる先生と、そうでない先生がいるんですよねぇ。私は少しの間家庭教師の先生と付き合ったことあるんですけど、結構大変そうでしたよ。でも同じ高校の卒業生の大学生の人でしたから、そこは何とかうまく出来ていたんじゃないかぁって思うんですけど」





「ああああっ!! そんなこと聞くとまた落ち込むわぁ――――」

「あれ、もしかして悩んでいます?」





友香ねぇさんはきっぱりと「はい、とても悩んでいます」と言い切った。

「あら、それじゃ私が教えてあげましょうか? 現役の女子高生が教えるんですから大丈夫ですよ。で、科目は?」





「英語よ! 英語専門。でも、私が日常的にていうか仕事で使っている英語と、学校で教えている英語って全然違うのよね」





「ああ、なるほど、そう言うことでしたか。大丈夫ですよ。教えてあげますよ今の学校のスタイルを。……でもそれを教える代わりに一つお願いがあるんですけど」





「何? お願いって?」





「しばらく私をここに無条件で置いていただけませんか? もちろん、家事もお手伝いいたします。それにちゃんとご奉仕もしますから……ね」





にっこりとほほ笑む加奈子さん。





やっぱり、やり手だね。この人は。





『第51話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その22』





家出中の加奈子さん。加奈子さんの両親にはこの夏休みの間、じっくりと自分の進路を考えるということで、

両親から了解を得て、ここにいることになった。





しかし、どうしたらあんな堅物の父親からこんなにも、ぶっ飛んだ子が生まれてきたんだろうと不思議になる。

て、人のことは言えないけど……。





実際突如現れたその当日に、もう私達3人は体の関係まで一気に行ってしまった。

後悔しているとかそう言うのではなくて、何だろう、それがなんか当たり前すぎて、あっけらかんとしちゃっている自分がなんかおかしい。

でも加奈子さんだからそうなったのかもしれないと思うと、妙に納得してしまう。





「うわぁ――、ちょっとエグイんですけど!」

「ほんとこれはちょっと現実離れしているかなぁ――」

食い入るようにノーパソの画面を見つめる朋絵と美奈子。





「ちょっとこれやばいんじゃないのぉ――――! うちのお父さんこんなことやったら私の壊れちゃう!」

「はぁ~、でもなんか変な気分になるのどうして? ねぇ加奈子さぁん。これって実体験ありなんですかぁ?」





「まっさかぁ――、あったらいいなぁ―、ていうのが本音。ほんとあんたたちがうらやましい限りよ」

そう、私達3人のことはもう加奈子さんに報告済み。つまりは3人とも近親相姦しているというのを告げている。





「はぁ、でもこの想像力はすごいわ」

「ん―、そうねぇ―、私も勉強になるわ」





「て、あんたたちさぁ―、ホントずっとこの加奈子さんが創ったゲームばかりやってるけど、宿題もう早く終わらせるからって、今日また集まったんでしょ。早く片付けちゃおうよ!」

「あははは、そうだったね。もう夢中になってたわ」

「いやいや、でもうれしいですよ。こんなにも夢中になってもらえて」





「やっぱり男の人ってこういう感じまでいかないと抜けないのかなぁ―」

朋絵がぽつりと漏らす。





「多分ねぇ、そう言う刺激があるからこそ、抜けられるんだと思うし、もっと重要なのが、キャラの可愛さだよねぇ―、この作画知り合いの人なんだけど、萌え萌え感出すのに相当苦労してんだよ」

「書いている人って男の人なの?」

「うんにゃ、女だよ。私の友達」





「へぇー、高校生? もうプロだよね」

「そう、本当はね、私とユニット組もうって話しているんだけど、私の方がこんな状態だからねぇ。先行き不安定」

「でも相当稼いでいるって沙奈枝から聞いているんだけど?」

「まぁねぇ、今だから、稼げているのかもしれないんだけどね。これからはもっと別なジャンルにも進んでいこうかと模索中なんだ」





「なんかクリエイティブな感じがしてもう大人だね、加奈子さんは。ちょっとあこがれちゃうなぁ」

「そんなことないって、あなたたちの方がなんか純粋に愛を求めているような感じで好きよ」





「ああ、こうして理解してもらえるのってすごくうれしいよ。私達のおねぇさんになって」

おいおい、朋絵、お前そこ触れるとちょっとやばいぞ!

「あははは、いいよぉ―おねぇさんになってあげる。それじゃ、まずは勉強ちゃんとやろうか」

「へっ! やっぱそう来たか」苦笑いをする朋絵。





「ああ、でもなんかかったるいなぁ―、勉強もこのゲームのようになんか刺激的だとどんどん進んじゃうと思うんだけどなぁ―」

それを聞いた加奈子さんがニタァーと笑う。





「そうぉ? じゃぁちょっと刺激的になるように工夫しようか」

どんな工夫をしよって言うんだいかな子さん。なんかやばい方向に向いていく気が満々に感じるのは私だけ?





「えへへ、それじゃァさ。1問間違えたら着ているの1枚づつ脱いでいこうか」





はへっ、間違えたら……。脱ぐ! すっぽんぽんになるまで何問?





「ゲッ! なんか私一番早く裸になちゃいそう!!」

そう言いながらも朋絵が一番乗り気なんだ。……よ。





『第52話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その23』





「ジャジャジャジャーン!! 結果発表」





き、来たか……。ゴクリ。





「沙奈枝ちゃん3問間違い。美奈子ちゃん5問間違い。そしてテケテケ――――朋絵ちゃんなんと8問アウトォォォォォ! これはひどい、10問中正解したのは2問だけ! 8問不正解。さぁて朋絵ちゃんの着ているもの8枚もあるのか?」





「へっ? 8枚……。すっぽんぽん確定じゃない? 朋絵」

「うぐぐぐぐうっぐ! 脱いでやるわよ。脱げばいいんでしょ」





も半ばやけ状態の朋絵、あっと言う間に、着ていたキャミ脱ぎスカート脱いだ、これで2枚。かわいらしくこんもりとしたブラを外し、靴下を2足脱いでこれ絵合計5枚だね。

で、で、あと残るはパンツ1枚だけ「んっもう―――はい脱ぎますよ」と言い、するっとはいていたパンツを脱いだ。





「どうだ! これで文句はないでしょ」まさにすっぽんぽん。

「うん、完全なる裸だね。でもさ、あと2枚分足りないんだよねぇ――――」と加奈子さんがニタァーと笑いながら言う。





「足りないって、あと何も着ているものないよ」

「ん――――。あ、そうだ! ここ! ここ剃っちゃおう」

「げっ! まさかってここの毛って服じゃないんだけど!」

「だから2枚分にしてあげるよ。うんうん」

それなりに、マーそれなりに生えている朋絵の陰毛。私のよりは濃いかなぁ―。





「それじゃ、お風呂場で……」

「んにゃ、ここでやる」

「へっ! こ、ここで」





「そ、ここで。公開陰毛剃り」





「えっ、ヤダヤダ。ものすごく恥ずかしいよぉ――。裸見られるのよりも。セックスしているところみられるよりもっと恥ずかしい」

「だから罰ゲームになるんじゃない? 勉強していなかった朋絵ちゃんが悪いのよぉぉぉ!」

こういうことになれば妥協しないんだよね。加奈子さん。





「沙奈枝ちゃんお風呂場から、ソープとお湯、それとビニールシーツ用意して」

あはははは、マジだこりゃ。朋絵覚悟決めな!

言われたものをそろえビニールシーツを床に敷いてその上に朋絵を寝かせた。

「じゃーん、特製カミソリなんと5枚刃。これよく切れるよぉ――――。つるんつるんにしてあげるから」

加奈子さん、あなたのかスーツケースの中はなんでも入っているんだね。まるで猫型ロボットのポケットのようだわ。





「まずはソープを泡立ててと」ボディーソープを手に取り、泡立て、朋絵のあそこにこんもりと泡を盛り上げた。

「まぁなんかとてもおいしそうに見えるんでけど」

おいおい、加奈子さん、あんたの目、マジだぞ。





「うわわわわわっ、い、痛くしないでください。お願いします。剃るの初めてなんです。私」

ああ、なんか朋絵。あんた今から処女奪われるみたいなこと言わないの。





こんもりと盛り上げた泡を加奈子さんの手がスッとおまたの部分に広げていく。

「あっ! うっ! く、くすぐったい」体をぴくんとさせて、次第にもじもじさせる朋絵。





「あん、朋絵ちゃん。体そんなに動かさないで、あなたたち朋絵ちゃんの体抑えて頂戴」

言われるままに私と美奈子は朋絵の体を抑えた。





ブラとパンツ姿の私。あの大きなおっぱいをプルンプルンさせながら朋絵の体を抑えつける美奈子。

そして剃刀を持ちながら、ニタァーと笑う加奈子さん。





これなんか、ものすごくやばそうな絵図になっていると思うんだけど……。





『第53話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その24』





ジョリ!

ジョリジョリジョリ!!





「結構固い毛だねぇ―、朋絵ちゃんの」

「うっ! そ、そんな事言ったって」

「なはは、まるではえてた頃の私の毛みたいだよ」

ジョリジョリ。





「あのぉ―、生えてた頃ってどういう意味ですか?」





「ああ、加奈子さんさぁ、あそこの毛永久脱毛してんだよ。つるんつるんだよ」

「ええ、そうなんですか?」美奈子が興味深々に聞く。

「うんしてるよ。だから割れ目もくっきりなのだ」

「うわぁ―、見てみたいです」





「じゃぁ、朋絵ちゃんのつるつるにしてからね。あ、それとも美奈子ちゃんも剃っちゃう?」

「ええええっと、どんな感じですか毛が無いのって」

「別に、特別何もないけど。あ、そうそう、ビキニパンツ履いても気にならないね」

「はぁ―、そうなんですか」





「そうだよ。さっ、朋絵ちゃんの腰もっと上げて、アナルまできれいに剃ってあげるからね」

「えええええ! そこまでですかぁ!」

「あら、全部綺麗にしないと中途半端でしょ」

朋絵の腰をグイっと上げて、両足をもっと大きく開かせる。





「ああ、大陰部のところ剃るよ」

加奈子さんはそう言いながら、外側の皮を引っ張るようにして剃刀を当て、ジョリジョリと剃っていく。

「あら、きれいなクリちゃんだねぇ。ピンク色している」と言いながらもうテカテカに光っている陰部を指でなぞりながら言う。





「あうううううぅ! そこ、だめです。刺激しないでください。気持ちよすぎます」

「いいでしょう、こんな姿で、犯されている気分になるって興奮するでしょう」

そして剃刀はアナルのところに。

泡を足して、ぷにぷにと動くアナルのところに手でびちゃびちゃとぬっていく。





「こっちはそんなに固くないね。すぐに終わるから」

「あん、ああああああああ! 気持ちよすぎますぅ!」

「動かないでよ、切っちゃたら大変でしょ。肛門から出血しちゃうよ」

「ああああ、そ、それは、まずいですぅ――――。またナプキンつけてないとぉ!」





「て、あんた何、痔だったの?」





朋絵は顔を真っ赤にして「痔じゃないもん。切れたんだもん。あんな太いの入って言ったら切れるよ」

「あははは、そっちの処女、お父さんにあげたんだ」

「そうだよ。もう私の穴はすべてお父さんに捧げたんだから」





「いやぁ―さすが見私はまだそっちはあげてないなぁ―」

「うんうん、私もだよ」美奈子もうなずいた。





「うふふ、もう朋絵ちゃんは膣穴とアナルの両方で攻められているって言う訳なのね。ねぇ、どっちがいいの朋絵ちゃんは?」

「お尻はまだ1回しかしていないから、よくわかんないよぉ―!」





「そうなんだじゃぁ、これから開発していくんだね。アナルもなれるとものすごく気持ちいいよ。癖になる人も多いからね」

「あああ、なんか加奈子さんが言うと、リアリティーありすぎなんだけど!」

「へへへ、そぉ?」





そんなこと言いながらも「はい、終了! きれいに剃れたよ」と言いながら、ぐちゃぐちゃに濡れた陰部を綺麗にふき取って朋絵に見るように鏡を手渡した。

「うわぁああああああ! つるんつるんだぁ! なんか変な感じだよ」





あはは、でも朋絵らしいかもしれないね」

「それってどういうことよ?」

「あのね、まだ毛も生えていない小学生みたいだよ」美奈子がにんまりとしながら言う。





「んっもう!! また私を小学生呼ばわりしてぇ――――!!」

ああ、でも実際それ、否定できないかも!





うん、十分ランドセルまだ似合うよ――――朋絵。





『第54話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その25』





とてもエッチで、変態……あ、これ自分で言っているからいいと思うんだけど。そんな加奈子さん、自分の仕事に入ると全くの別人になる。





さながら、在宅キャリアウーマン……あ、なんか変だけど!

とても高校生とは思えないような、仕事っぷり。

今日は朝から、いや夜からずっと仕事しているよ。





電話かかけまくりの、かかりまくりので、スマホをはなしている時間の方が少ないくらいだ。

で分かった事。こういう戦闘状態に入った加奈子さんは全くの別人なんだと。

ま、そう言う事で加奈子さんはのことはただいま放置プレイ中。





でもウケルるというか、すごいというか。突如に電池が切れたみたいにぷっつりと動けなくなるんだよね。

電池の切れたおもちゃみたいに、うんともスントも動かなくなる。

で、そのあとに来るのが異常に燃え上がった充電欲……性欲だった。





「ありがとうございましたぁー」と、元気な宅配便のお兄さんが届けてくれたこの箱の山。

エナジードリンク、モ〇ンスター2ケース。赤ま〇しドリンク。どこぞかわからない「超強力取扱注意!」と書かれたサプリ精力剤。

それにここのところうちの食事のメニューはニンニクにレバー、肉……肉。勢力が付きすぎるほどの食材ばかりがそろっている。





「友香ぇさん。このメニューだと確実に太るね」

「た、確かに……」

「あの水着、着れなくなったらどうする?」

「それはまずいわ!」

「ビキニだよ。おなかポッコリビキニは恥ずかしいよね」





「あははは、確かにもうこうなったらこれに便乗して早く妊娠しちゃおうかな」

「そんなにすぐに大きくなんないでしょ。孕んだって」

「確かに! ああ、でもホント予定早めよっかなぁ――――」





「でもさ、私はさ、ほら直哉(なおや)(朋絵のお父さん)さん相手だからいいんだけど、拓海(たくみ)(うちのパパ)さんはあなたと尚子(なおこ)(美奈子のお母さん)。それに加奈子ちゃんの3人も相手しているからかなりきついんじゃないの?」





「そうなんだよ、最近パパ物凄く疲れているような感じがしてさ、ちょっと心配なんだよ」





その私達の話を着ていた加奈子さんが

「あはははは、お任せください。先ほど届いたこのサプリ。なんと超強力増強剤、どんなに萎えたチンポもこれで超回復です。今晩もパパさんちょっとお借りしますね」とタタタタタタっとまた部屋に向かっていった。





加奈子さんの充電減は男の人の精子なのだ。

それとセックス。ここ数日彼女の行動を見ているとほんとこの人は人間なのかと思う得るほどパワフルだ。





「はぁ―、でも今日は、多分帰り遅いんじゃないのかなぁ―」

「あ、そう言えば尚子と今日は会うって連絡きてたんだけど」

「そっかぁ―美奈子のお母さんとねぇ―、でもパパ、結構美奈子のお母さんと相性いいみたいだね」

「それがなんか不思議。尚子前はあんな感じじゃなかったんだけどね。最近ずいぶんとしおらしくなちゃって、変な感じ」





「もしかしてと友香ねぇさんヤキモチ妬き始めてきた?」

「ヤキモチ? ないない。だってその分私も楽しんでいるからね」

「ところでさ、あの温泉旅館行くのもうじきだよね」

「ああ、そうね。海辺でのんびりしたいなぁ――――。加奈子ちゃんの協力で家庭教師の方も何とか教え方うまくなったていうかコツがつかめてきたし、助かってるからねぇ」





「加奈子さんも一緒に連れて行くんだよね」

「そのつもりだけど。あ、一人追加の連絡しないといけないね」

と、友香ねぇさんと話していた矢先。





加奈子さんから意外なことを言われた。……それは。





『第55話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その26』





「ああ、旅行ですか。……それなら私は行きませんけど」





「そ、そうなの? どうして、みんなで楽しんでみない?」





「ええっとですねぇ―、来月なんですけど、コミケがあるんです。それに出品させる作品がもうじきマスターアップなんですよ。つまりは今追い上げっていうやつなんですよね。ですから本当に残念ですけど、ご一緒に行けないんですよ。それに、私……家に帰ろうかと……」





「へっ? 家に帰る? って」





友香ねぇさんがびっくりして「どうしたの? もういいの? ちゃんとご両親と話せるの?」

「へっ! いいわけないじゃないですか!! まだ進路の件については決着ついていません。向き合う気は今は出来ません。でも、どうしても家に帰らないといけないんです」





切羽つまった。そんな感じを振りまく加奈子さん。

「どうしたっていうのそれじゃ?」





「いやぁ―もう家でないと作業が進まないんですよ。あのノーパソじゃ、もう限界なんで、家にあるパソコンで作業しないとやばいんですよ。本当は帰りたくないんですけどね」





「大丈夫なの? またお父さんと喧嘩するんじゃない?」

「ん――――――、あのわからずやとは会わないようにします。て言っても家の中じゃ会っちゃいますけどね。無視ですよもう無視」





本当に大丈夫かなぁ。親子喧嘩……て。うちじゃ無いんだよなぁ。そんなこと。

ちょっとあこがれる? て、こんなことにあこがれてどうすんだ私!





「そっかぁ―で、その作業が落ち着いたらまたここに持ってくるっていうことなの?」

「えへへ、実はそう思っているんですけど。ご迷惑ですよね」





「うちは別に迷惑なんて思っていないけど。拓海さんとも、もう寝てるんでしょ」

「あれ、拓海さんとの初セックスの時は確か友香おねぇ様もご一緒だったじゃないですか? あんなに3人で楽しんだのにもうお忘れですか?」





「ナニナニ!!! 私の知らないうちにパパと3Pしてたの!」

うっわぁ――――――――――――!!! マジかぁ―――――――!!





「あら、あなたその時早くに寝ちゃっていたから、起こさなかったんだけど―――――――――ごめんねぇ―――――――!!」と天を仰ぎ見ながら言う友香ねぇさん。





おいおい、起こさなかったて、そりゃ、寝ていた私がわるぅございましたけど!

でもさ、教えてくれたっていいんじゃない。





なんか私だけ抜け者扱いにされたような気分で、むかついた。





「ふぅ―――――ん、そうなんだ」

「あら、怒っちゃったの沙奈枝?」

「いいえ、別にぃ――――、怒ってなんかいませんけど!」





ああ、ヤキモチ妬いてる。べつにそう言うことになったていうことで怒っているて言う訳じゃないんだけど、知らなかったことにむかついちゃったんだよ。

べつに加奈子さんがパパとセックスしたっていいんだよ。べつに。加奈子さんとはさ、行為なんだから、加奈子さんだってパパの事愛するとか、好きになるていう感情は多分、たぶんないと思うしさ。





「ああ、でも、拓海さんってホント優しいお父さんですよねぇ。話も分かるし、私の事本当に親身になってくれてるし。ああ、なんか好きになりそうで怖いです。て、いうかもう大好きです」





あうあうあうあうあう―――――――うがぁ―――――!!





ちょっとやめて、私のパパ取らないでぇ!!





『第56話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その1』





うちのパパに限ってそんなことってないよね。

て、何マジになってんだ……私?





ホントはさ、私も混ざりたかっただけなんだけど。――――――まさかの4P?

いやいや、3Pがちょうどいい。

私と加奈子さんとパパとの3P。友香ねぇさんは、朋絵のお父さんに早く孕ませてもらってくれればいいでしょ。





ああ、なんだか嫉妬心丸出しだよね。





「それで、いつ戻るの?」と、友香ねぇさんが加奈子さんに聞くと。

「いやぁ―、今すぐにていうか、もう行かないといけないんですよ。できれば来月のはじめくらいいは戻ってきたいと思っているんですけどね」





「そうか、ま、いいんじゃない。この際だから、もっと大喧嘩しちゃいなさいよ。行くところまで言ったら案外後は何とかなるものよ。それにね。……親子なんだもん、家族なんだもん。きっといい道、見つかると思うわよ」





友香ねぇさんのその言葉になぜかドキッとした。

家族、そして親子。

多分、私のこれからの行先にあるのは崩壊か、それとも、理想郷か。

その二つしかないんだと思う。





私達が計画した家族計画。そして父親の子を私達が宿し、産み、育てる。家族として、親子として。

これは単なる私達の我儘なのかもしれない。多分そうかもしれない。でも、この気持ちはもう抑えることなんかできないんだよ。

まだ子供、ちょっと背伸びしているだけ。そう思われるかもしれないけど、私達は本当に大真面目に願っている。





好きな人の子を産みたいと。

それが、父親であっただけ……なんだから。





そして加奈子さんは「またね」と言いながら、実家に……て、自分の家に一時帰宅した。

加奈子さんが帰ってから感じた、ぽっかりとした穴のような感じ。

なんだか加奈子さんって台風みたいな人だった。

いなくなると何となく寂しい。





朋絵と美奈子に加奈子さんがいったん帰ったことを伝えた。

美奈子は「そうなんだぁ」と普通の反応。

朋絵は「ええ、なんでよ! 私のあの毛を剃って帰ちゃったのぉ! もうぉ! お父さんはニヤリとして喜んでいたけど」

はぁ―そうでしたか。とま、いいんじゃないていう感じ。





で、……3日後に迫った3家族合同旅行。

海に山。天然温泉と豪華なお料理……そして、一夜の情事。





宿題は加奈子さんの協力の元なんとか、ほとんど終了間近と言うところまでこぎつけた。

水着も買った。加奈子ねぇさんとおそろいだけど。

準備はバンタン! 燃料満タン行きま――――す!! と言う感じ。





このイベントのために、私達は美奈子の家に集結した。





「あら何? 今日は3人集まって、お勉強会なの?」

にっこりとしながら私達に話しかける美奈子のお母さん尚子さん。





「今日はパートお休み何ですか?」

「そうねぇ―、お休みっていうか、もうやめちゃったんだよねぇ」

「えっ! それって私聞いてないよ」美奈子がちょっと驚いていた。「どうしちゃったの、何かあったの?」

「別に何もないんだけどね。あの仕事ももういいかなってね」





最近思うんだけど、たぶんさ尚子さん。パパと付き合うようになってから性格変わったのかなぁ。ちょっと天然っぽいところは前からあったんだけど、それが今まで以上に超天然ぽくなってきちゃっているような感じがするんだけど。





確かに今日も暑い。それに家の中だっていうのもあるけど、青色キャミとスパッツ姿はさすがに外には出れないんじゃない。

それにあの爆乳。キャミのパットからはみ出している。





ああ、何かあの天然さとその姿、大人の色気をむんむんさせている気がするんだけど。

美奈子に小さな声で「ねぇ尚子さん、色気増してない?」ていうと。





「そうなの最近いつもあんな感じでさ、それに胸の谷間のところそれとなく見てみてよ、うっ血した後見えるんだよね」





それって、キスマーク?





あ、もしかしてパパがつけたキスマークだったりして―――――なんてね。





『第57話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その2』





「ふぅ―今日も暑いよねぇ。ちょっと洗濯物外に干しに行っただけでもう汗だく」

胸の谷間……。そう言われると、そこだけを凝視したくなっちゃう。





「あら、どうしたの沙奈枝ちゃん、そんなに私の胸見つめちゃって」

「あ、いや、そのなんていうか、また大きくなっていませんか、尚子さんのおっぱい」

「そうぉ? どうだろう最近少し太っちゃったかもね」

そこに美奈子がぼそりと「精子飲みすぎじゃないの?」て言う。





ちょっとダイレクトだねぇ―、て言ってももう私達、それぞれの親とは事情はと言うかその目的は同じなわけで、家族であって、親子。そして女同士と言うかその部分についてはなんか対等になってきちゃっているというかですねぇ――。

ま、そう言う感じなんですわ。





「あらやだ、そうかしら」と、尚子さんは否定せずだ。





「もしかしてパパの精子だったりしてね」少し冗談ぽく言ったつもりなんだけど。

「ああ、かもね。毎回美味しくいただいているから……。沙奈枝ちゃんごめんねぇ―」

うわぁ―、マジに返されちゃったよ。

「べっ、別に。いいですけど」





それに付け加えるように尚子さんは「なんかねぇ、拓海さんの精子、飲みやすいていうか、好きなのよねぇ。そんなに今まで飲んだことなかったんだけど」

「そ、そうなんですか……。そ、それはよかったですね」





「うん、なんかもうこのおなかの中に、赤ちゃんいるみたいな感じになちゃてるんだけど」

「も、もしかしたついに、出来ました?」

「それがねぇ―、先月生理来たし、検査薬も反応なしなのよ」

「そうなんですか残念ですねぇ」





「はぁ―、なんかあなたたちの方が先に妊娠しちゃうんじゃないのかなぁ」

へっ! そう……なのかなぁ。





「う――――ん。そうだよね。何も私達が後ていうのも今更な感じがするんだけど」

朋絵が腕くみしながら真剣な顔つきで言った。





「そっかぁ―、そうだよねぇ。元はお母さんたちに文句言わせないために先に妊娠してもらおうっていうことだったんだけど、みんなもう知っていることなんだし、私達が待っているのも無意味だよね」

美奈子がもう私待てないんだもん、ていう感じでいうところが何かなまめかしい。





「あらそれじゃぁ、私も頑張らないとね」

尚子さんが少し前かがみになって言うと、キャミが緩んで胸の谷間の奥が見えた。





あっ! あった。あれはまさしくキスマークだよ。

「尚子さん、その胸の谷間のって、キスマークだよね」

「あらやだ、みつかちゃった。そうよ」と言いながらすっとキャミを脱いで尚子さんのおっぱいがでーんと露出した。





やっぱり大きい。しかも乳首陥没してる。

「拓海さんの胸にキスマークつけたら、私のにもつけられちゃったのぉ」

はっ、そうですか。じゃ、今晩でも確かめてみよう。

といいながら、尚子さん興奮してきたのか、乳首がポッコリと盛り上がってきた。





「あ、乳首出て来てるよ」

「あらほんとだ。やだぁ―、ちょっと想像しちゃっただけなのに」





「もう、お母さんってば。それじゃお父さんは私がちゃんとお世話しますから。心配しないでね。あ、友香のお母さんのいるから大丈夫か」





「そうねぇ―、あの人のことはお二人にお任せしちゃいます。えへ」





な、なんだ尚子さんマジ恋する乙女の顔になっているぞ。

こりゃ、まじめに子作りセックスしないと負けちゃうよ!





あれぇ―、何で競争心湧くんだろう!!





『第58話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その3』





そうだよね。もう母親たちの妊娠なんか待っていなくたっていいんだ。

すでにみんな知っている。もうこの3家族はみんな知っているし、公認のことなんだ。





「私頑張ります! 早くパパの子、このおなかに宿します」





「お、どうしたの沙奈枝。美奈子のお母さんに対抗心メラメラ燃やしちゃって」

「うん、私もうかうかしてられないって思ってさ。尚子さんもこんなにパパの事好きになってくれているんだもん。二人して立派なパパの子産むんだ!」





「ははは、そんなに力まなくたってできる時にゃ、できるよ。もう避妊もしていないしさ」

「えっ、朋絵避妊していなかったの?」





朋絵はふぅーとたばこの煙を吐き出しながら「そうだよずっと避妊なんかしていないよ。お父さんの精子この子宮の中にどばぁ――て出してもらってる。やっぱ、生で出されると気持ちいいもんね」





美奈子も煙を吐きながら「そうだよねぇ。あの熱いのが中に入ってくる感じがいいんだよね。それに中だしされるとものすごく幸せなんだ」





「あ、そうだ。美奈子生理あれから来た?」

「うん、来たよ。お薬効いていたのかなぁ―。妊娠はしていなかったけど」





「何? どういうこと?」





私もたばこに火を点けて煙を吸い込んだ。

「ああ、そっか。沙奈枝には言っていなかったけ。美奈子うちのパパともセックスしたんだ。あの時は私と3Pだったけどね」





ゲホゲホ!!!





「さ、3Pって……本当に? 美奈子」

「うんしちゃった」





「あら、そうだったの。朋絵ちゃんのお父さんとセックスしたんだぁ。どうだった?」

おいおい、尚子さん。いいのか! て、どうだったて聞くのか?





「気持ちよかったよ。相手が変わるとなんかちょっと新鮮だったかな」

――――――ああああああ、また私のけ者にされたぁ――――!!

加奈子さんと言い美奈子と朋絵にも。ああああ、もう、なんか腹立つうぅ。





「精子の味ってやっぱり人によって違うのね」

はっ! 何、何、飲んだのか!





「ああ、そうよねぇ。美奈子も分かるようになったんだ。朋絵ちゃんのお父さんのは飲んだことないけど、美味しかった?」

「うん、美味しかったけど、やっぱりお父さんのが一番だね」





「あら、あなたはやっぱりお父さんっ子ね」

「そうよ。そんなのわかってるでしょ。だからお母さんはちゃんと沙奈枝のお父さんの子孕んで頂戴。お父さんの子は私がちゃんとここに孕ませますから」と言いながらおなかをさする美奈子。





もうすでにその顔は母親の顔になっているような気がした。





「はぁ―、私も浮気しよっかなぁ――」





「何言ってんのよ沙奈枝。さっきパパの子産むぞって意気込んでいたのに、今度は浮気したいなんて。もしかして、溜まってんの? 欲求不満? してあげよっか?」





ニタァーとした顔して、朋絵がいきなり胸に手を伸ばしてきた。

「あ、沙奈枝、乳首勃起してる。ブラの上からでもわかるよこれ」

「そうなの? どれどれ」て美奈子も触ってきた。





「わぁーほんとだ、こりこりしてるぅ」

「ああああ、うっ! なんか胸の先がじんじんしてくるよぉ!」





「あら、それじゃ脱がしちゃいましょ」





えええええ! 尚子さんまで……ああああ、私やっぱり欲求不満なのかなぁ――。





『第59話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その4』





「ちょっと……あっ そこ強くつまんじゃダメ―!」

あっという間に素っ裸にされちゃった。





「沙奈枝、パンツもう濡れてるよ」

「うるさいなぁー、出るもんは仕方ないでしょ」





「でもさ、おっぱいだけでもうこんなにヌルヌルになちゃってるじゃない。やっぱり欲求不満だったんだよ沙奈枝」

ああああ、やっぱりそうだったのかなぁ――。





「なら私が逝かせてあげるわよ」

「ええ、お母さん沙奈枝とレズるの?」

「あら、いけない? 沙奈枝ちゃんとはもっと親睦を深めたいと思っていたから、いいチャンスなの」

尚子さん、その親睦ってさ、そう言う親睦なの?





「う、うぐっ!」

私の口を尚子さんの唇がふさいだ。





あああ、温かくて柔らかい。ぷっくりとしたそして尚子さんの唇のリップの香りが洟を抜ける。

ぬちゃっと、口の中に尚子さんの舌が割り込んでくると同時に唾液が押し込まれてくる。





ああ、尚子さんの唾液。私の口の中に広がっていく。そして熱い舌の感触が私の舌を刺激する。

ゴクンと口の中にたまった唾液を飲み込んだ。

「うふふ、私の唾液。美味しい?」

うつろな目で私を見つめる尚子さん。そして手を取り自分のおっぱいに私の手を触れさせた。





やわらかい。なんだろう、友香ねぇさんのおっぱいよりもやわらかくて、大きい。

ぷっくりと陥没していた尚子さんの乳首が盛り上がっている。

その乳首に顔を近づけて吸ってみた。





「あんっ!」と声を漏らす尚子さん。

意外と敏感なんだ。





乳首をちゅぱちゅぱと吸って、私の唾液でべとべとにさせた。

次第にあの大きなおっぱいが張ってきていた。

「ああ、いい。おっぱいだけで逝きそうよ沙奈枝ちゃん」そう言いながらすでに尚子さんも全裸だ。

陰毛がきれいに手入れされていた。





そして尚子さんの乳首を強く吸いだすと、ぴゅっ! と口の中に出てきた。

も、もしかして……。そのまま強く吸いだすとじわぁ―と懐かしい味が口に広がる。





それも少しじゃない。びゅっびゅといっぱい出てくる。

もう反対側のおっぱいからは、白い液が垂れていた。





「ああ、お母さん母乳出てるよ」

「う、うん。そうなの最近になって出てくるようになちゃったの」

「ええ、実はもう妊娠してたんじゃないの?」





「多分まだできていないはずなんだけど。検査薬も陰性だったのに」

「うわぁ――、もったいない。私も飲んじゃう」美奈子が反対側の尚子さんの乳首を吸いだした。

「み、美奈子まで……ああああああああ!」





「もうじゃぁ私は沙奈枝のラブジュース飲んであげる」朋絵は、そう言ってあふれ出ている私の愛液を割れ目に舌を這わせてなめ始めた。

「あんっ、」ビクンと体が反応する。





「あああ、お母さんのおっぱい何だか懐かしい気がする。母乳ってこんな味してたんだぁ」

びくびくと体を震わせながら尚子さんが「もう、お願いこっちもいじって」と手を陰部へと持っていく。





もう太ももから筋をなして流れ出ている尚子さんの愛液。

指を動かすとぬちゃぬちゃとやらしい音を立てている。

そして、強くまた、乳首から母乳を吸いだした。その吸いだした母乳を口いっぱいにため込んで尚子さんの口に流し込んでいく。

唇と唇の隙間からあふれ出す白い液。だらだらと首筋から、おっぱいへと垂れいく。





「どうぉ? 尚子さん自分お母乳の味は?」

「なんか変な感じ。でも私は拓海さんの精子の方が好きかなぁ」

「うわぁーお母さんよっぽど沙奈枝のお父さんの精子好きなんだね」





そこまで言われると、なんだかちょっと嬉しいような。





ちょっと複雑な気持ちになる。





『第60話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その5』





「ねぇ、美奈子ぉ。朋絵ちゃんのお父さんの精子ってどんな感じなの?」





「どうしたのよそんなに気になるの? それより沙奈枝のお父さんの精子そんなに美味しいのお母さん」

「そうねぇ、癖になちゃったかも。拓海さんのなら毎日でも飲めるかな」にっこりと笑う尚子さん。





うわぁー、パパのってそんなに飲みやすいんだ。何気なく飲んでるんだけど。でも精子飲んだあとってたばこ吸いたくなるんだよねぇ。なんか不思議だけど。





「やっぱうちのお父さんのは濃かったでしょ」友美がへへんっと言う。

「うん、とっても濃かった。それにドロッとした中に塊があって舌の中で粒粒ゼリーが残っちゃうんだもん。お薬飲まなかったら私妊娠してたかもね」





そんなに濃いのか朋絵のお父さんのは。友香ねぇさんよく妊娠していなかったよね。それに多分いや、絶対に友香ねぇさんも飲んでるだろうし。

ん―なんか私も飲んでみたい気が……。でも1回くらいは飲んでみたい。

興味がないって言ったら嘘だよね。

ああ、友香ねぇさんがちょっとうらやましい。





そんなことより今のこの状況。ふと見れば朋絵も美奈子も服を脱ぎだしていた。

もうこの状況は女4人の乱交パーティーだ。





体は母乳でべとべと。おまたもぐちょぐちょ。パパとのセックスよりも体中がぬるぬるしちゃってる。

「沙奈枝ちゃん、舐めてあげる」グイっと私の股を開いて、尚子さんの舌が熱くなってぐちょぐちょのおまんこに触れる。ああああ! 気持ちいい、ぞくっと体が震えてくるこの感じ、やめられない。





私も、尚子さんの割れ目に舌を這わせると「あうっ!、あああああ、いいわぁ。そこもっと強く舐めてぇ――――!!』と声を上げる。





何か不思議な感じだ。友香ねぇさんとは親子だけど、こんな気持ちにはならなかった。

親子だから、そこはわからないけど、そうなのかもしれないけど。尚子さんとはこれから同じ男の人の子を宿すんだと思うと近親間がわいてくる。

それが実の親子でセックスをするという行為よりも、なんだろう恥ずかしさと言うのか、ん――――言葉が出てこない。でもこのもやもやとした感じと言うのは、多分逆にドキドキ感に変わっている自分に気が付いたということかもしれない。





そうだ、私は尚子さんにドキドキしているんだ。





このドキドキが意識を遠のかせる。

ああ! もう体が受け入れている。尚子さんを……。





……同姓なのに。





膣の中で尚子さんの指がくねくねと動いている。指だとわかっていても、その奥の子宮が熱く感じる。

この人のおなかの中にもパパの子が、そう思うとさらにドキドキしてくる。





いけない、いけないよ。

ああ、でも私いけない感情がこみ上げてきちゃうのを感じている。そしてそれを望んでいる自分に、さらにドキドキしちゃっている。





美奈子のお母さん。友達の母親。そして私の父親の子を孕もうとしている人に。

私は恋をしそうになる。

同姓なのに……。





こんなことって、そんな感情を胸に広げながら、私は尚子さんに逝かされてしまった。

その夜。私はずっと体がじんじんとうずいているのを必死に耐えていた。





そして次の日。目が覚めたのは昼が過ぎたあたりだった。





明日はいよいよお待ちかねの、3家族合同旅行だ。

いったいどうなるんだろう……。





期待と不安がぐちゃぐちゃと胸の中で渦巻いていた。





『第61話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その6』





朋絵「ねぇ、準備出来てる?」

美奈子「もちろん。準備OK!」





沙奈枝「えっ! 二人とももう準備出来てるの?」

美奈子「沙奈枝、まだ来ていないの?」





沙奈枝「出来てないよぉぉ!!」





朋絵「何やってたのよ! もしかして我慢できなくてあれからずっとオナってた?」

沙奈枝「バカ、してないわよ!昼まで寝ていたからずっと頭の中ボウ―としてて、気が付いたら夜になってた」





美奈子「もう、何やってるのよ。あ、もしかして昨日のお母さんとのレズそんなにもよかったの?」





沙奈枝「……知らない!!」





美奈子「マジかぁ――! あっそうだ、知ってる、昨日お母さんから聞いたんだけど、何でもお母さんたちね……」

朋絵「ああ、例の件ね。いいんじゃない。沙奈枝にとってはちょっと刺激的になちゃったみたいだけど」

沙奈枝「何よまだ、私に隠し事あるの?」





朋絵「隠し事って言う訳じゃないんだけど、沙奈枝のお母さんから何か聞いていなかった?」

沙奈枝「何も……」





朋絵「あっそ、じゃぁ、沙奈枝には当日のお楽しみっていうことで、内緒にしておこっかぁ」

沙奈枝「何よまた私だけのけ者にして教えなさい!!」





美奈子「あれぇ―、沙奈枝。怒ちゃった?」

沙奈枝「そりゃぁ怒るわよ! 今更隠し事なんてさ」





朋絵「えへへへ、実話さぁ――。母親交換しようって、言うことになっているみたい」

沙奈枝「母親交換て?」





朋絵「だからさ、沙奈枝のお母さんがうちのお父さんとペアで、美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんとペア。そしてうちのお母さんが美奈子のお父さんとペアっていうこと」





沙奈枝「んっ? てことはさ、家族入れ替えっていうこと?」

朋絵「ま、そう言うことになるのかなぁ――。ほらこうすれば、種付けしやすいじゃん」





沙奈枝「あ、種付けって。ちょっと露骨すぎない?」





朋絵「実際そうじゃない。同時妊娠ていうのもあるんじゃない?」

美奈子「あははは、そうだと物凄いことになるよね。もしかして6人とも一気に妊娠? て!!」





沙奈枝「マジ! そんなことってありうるのかなぁ――」





朋絵「全くないって言う訳じゃないんじゃない。ちなみに私は超危険日だよ」

美奈子「あ、それ言ったら私も排卵日近いよ。多分お母さんも」

沙奈枝「ああ、それ言ったら私も危険日になちゃうね」





美奈子「あれまぁ皆さんなんかものすごく周期あっているみたいじゃない」

沙奈枝「ちょっと待って、ていうことはさ、パパと尚子さんと私の3Pていうことになるの?」

朋絵「3Pするかどうかはお互いに決めてよ。代わりばんこにセックスしてもいいけど、たぶんさ、3Pの方がなんかドキドキしない」





うわぁ――――尚子さんとパパと子作り勝ガチ3Pかぁ――。

ああ、なんか緊張しちゃいそう。





美奈子「あれぇ―、もうこんな時間だよ。明日のためにもう寝ないと」

朋絵「ああ、そうだね。体力温存。疲れて何もできなかったらそれこそ大変じゃん。早く寝よっと」

美奈子「沙奈枝、早く準備でかして寝たほうがいいよ。それじゃ明日楽しもうね」





ああああ! そうしたいのはやまやまなんだけど、収拾がつかないんだよね。

さてどうしたものか……と床に置かれているコンドームが目に入った。





あ、これはいらないか。





まずは一つ、いらないものが発見できた。

でも、ホントなに持ってたらいいんだろうね。





実際私、なにもないような気がするんだけど!





この体さえあればそれでいいのかな?





『第62話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その7』





海! ああ、海だぁ――――!

海を目にすればテンションが上がる。





あれから、あれやこれやと支度をしつつも、結局持ってきたものと言えば着替えと水着。

主だったものはそれだけだった。

やっぱりこの体があればそれでいいような。と結局そこに落ち着いてカバンに詰めて早々に寝ちゃった。





「しかしこんな温泉旅館があったなんて知らないよほんと」

「ほんとだねぇ。プライベートビーチまであるんだから。驚き」





そうなのだこの砂浜の地主が旅館のオーナーさんの持ち物で、宿泊客しか使えないビーチ。広大という訳じゃないけどそれなりに広さもあるし、とにかく綺麗。どこぞの海水浴場みたいに人で埋まってしまうようなところじゃない。





しかも、周りからは視覚になっているから、もしかしたら素っ裸でいても別にいいんじゃないの? なんておもっちゃうくらい完全個室……いや孤立ビーチといってもいいだろう。

でもせっかく買った水着なんだから、着たいよね。友香ねぇさんとおそろいなんだけど……ちょっとくどい? やっぱ別なのにすればよかったかな。





パパには今日初めて見せるんだけど。……どう思うかな?





「へぇー、友香と沙奈枝同じ水着なんだ。こうしてみると沙奈枝も、もう立派な女性だよなぁ」

「ほんとにそうだな! 腰のくびれと言い体つき、友香ちゃんそっくりじゃないか」と、朋絵のお父さんがしみじみと言う。

「あら、そうぉ? でもセックスの方は多分私の方がうまいわよ」

おいおい、もう朋絵のお父さんを誘惑してんのか!





「あら、そうなの、だったら早く妊娠出来ちゃっていたんじゃないの?」と、朋絵のお母さんが意味ありげに言う。

「うっ、もう由紀子も……あのさ、由紀子太った? なんか体ぽっちゃりしてきたような」

「んっ、―――――そうぉ?」





「ああ、もしかして出来たの?」

「ナニナニ!! お母さん妊娠したの?」

「どうだろまだわかんない。今度生理来なかったら確定かな?」

えっマジ! それってやっぱ美奈子のお父さんの子なんだよね。

「ほんとか由紀子、それって?」美奈子のお父さんがちょっとびっくりしながら言う。





「だからまだわかんないって、でもあなた。明人の子なのは間違いないけどね。だってここんところずっとあなたとしかしていないでしょセックス」

「もう、それで、最近お父さん出す量少ないの」美奈子が何か意味ありげに言う。





「いやぁ―、由紀子に搾り取られてたからなぁ」

「だったら、私の中にたくさん出してください」





「そうそう、私達も今日は搾り取りましょ。朋絵ちゃん」

「うんうん、友香さんと二人であの濃い精子出なくなるまで吸いつくしてやるから覚悟してよお父さん」

「あははは、5日間出していないからものすごく濃いぞ」

「うわぁー、なんだか塊が出てきそうね」





「最初は二人で美味しくいただきましょね。友香さん。今日は友香さん私のお母さんなんだもん。疑似夫婦で親子だけどね」





「あら、私は別に疑似じゃなくてもいいのよ。尚子なんかもう拓海の事愛しちゃっているみたいだし」

ああ。友香ねぇさんからそんな言葉が出るなんて。でも確かに尚子さんはパパの事相当気にしているみたい。夫婦入れ替え、そのまま続行しそうな感じがするんだけど。





「あ、私はいいわよ、夫婦入れ替えのままでも」

おいおい、離婚する気か!





「でも離婚はしない。そうでしょうこれが私達の協定なんだから」





「そうそう、これからは自由にペア組んでもいいんだからね」由紀子さんがジィ――――と美奈子のお父さんを見つめながら言う。

マジ意味ありげに聞こえちゃう。





でも尚子さんとなら、私もうまくやっていけると思う。まぁ由紀子さんともそうだけどね。

つまりはさ、もう私達、全員家族っていうことなんだよ。

女6人、男3人。旦那たちはハーレムだね。最も私達もハーレムみたいなもんだよね。





お昼はバーベキューやって、海で泳いで……サンオイルぬりたぐったけどやっぱり日焼けしちゃった。





そしてやってきました。本当の意味での目的の時間。

夕食は各自のお部屋に用意された。





そう、夫婦交換をした疑似家族同士。風呂付部屋……この旅館に3部屋しかないのを私達が借り切った。

さっきから心臓がどきどきして止まらない。





ベランダでたばこを吸っていると、尚子さんが「私にも1本くれる?」と言ってきた。

「尚子さん、たばこ吸うの?」

「昔ね吸っていたんだけど、やめてたんだ」

やっぱり今夜は尚子さんもドキドキしてんだろうね。





パパと尚子さんと私の3P。





どんな感じになるのかなぁ―――――――!!

もうあそこが熱いよ!





『第63話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その8』





やっぱり尚子さんのおっぱいは大きい。

それに体もきれいだ。美奈子もその点、体のつくりは受け継いたんだというのがよくわかる。





「どうしたの?」一緒にお湯につかりながら、尚子さんは問う。

「なんでもないよ。でもなんか不思議な感じがして」





「不思議な感じ?」





「美奈子のお母さんとこうしてお風呂にはいってんの」

「もう今更何言ってんのよ。もう私達って、そう言う関係じゃないでしょ。これから同じ男の人の子供を宿そうとしてるのよ。もしかして怖くなて来た?」





「怖い? そう言う事今まで思ったこと一度もなかった。ただ、パパのことを愛して、本当にパパの子が欲しいと思っていたから」





「そうだよね。美奈子も同じこと言ってたからわかるわよ。私だってまさか、拓海さんの子を宿そうなんで思ってもいなかったことなんだもん。でもね今は本当に欲しいと思っているのよ。あなたのパパの子を。私は遊びでできちゃったていうのは嫌。もっと前向きに、子供が出来た時に愛せるという想いを持っていいる。それはあなたもそうだと思う。それに沙奈枝ちゃん、ううん、沙奈枝。あなたたちは大きなリスクをこれから背負うことになるのよ。それに打ち勝つくらいの気持ちがないと生まれてくる子供が不幸になることをちゃんと考えて頂戴。もちろん、私達家族があなたたちのその強い想いをすべて受け入れて、力になることくらい信じてもらいたい。友香も、由紀子も。そして3人の父親であり私達の夫でもある彼らも」





その話をパパは湯船につかり、空を見上げながら聞いていたようだ。





「なぁ沙奈枝。お前たちが望んでいることは、世間、いやこの社会的には反感をかうことだ。それにお前の将来も大きく変わる。親の立場としては、本当は普通の道を歩んでほしいという想いもないといったら嘘だ。でも、沙奈枝の気持ちと想いも俺は受け取った。そして、これから、もう走り始めたこの家族計画。後戻りも出来ないしする気もない。こういう家族があっても俺はいいとさえ今は思っている」





パパが今更ながらに、そんなことを言ってくるとは思ってもみなかった。





「私は……そんな簡単で軽い想いなんかじゃない。パパの言うことも、今尚子さんが言ったこともすべて理解しているし、覚悟だって決めている。多分早すぎる決断だとおもわれているんだとおもうけど、私は、ううん、私達はね。……この家族が……好きなんだよ」





なんだろう、自然と涙があふれだしてきた。





そんな私のことをまるで自分の娘のように、それ以上に愛おしく尚子さんは抱きしめた。

友香ねぇさん。実の母親とも何度も話をした。その結果が今ここにあるんだ。





こういう。夢のような家族がこの広い世界にあってもいいんじゃないのか。そう、まるで夢のような家族像だ。

尚子さんは私を抱きしめながら、「うん」とうなずいた。





そして優しくキスをした。

温かいキスだった。気持ちがなんだかすっと和らいでいく。





「それじゃ、とことん愛しちゃいましょ! 私とあなたの彼を」

その言葉はもう私を子ども扱いしていないということの表れだ。対等な位置で、対等な気持ちで目の前にいる彼を迎え入れる。





体が欲しているのがわかる。





目の前のこの人を。ううん、この彼を私の体が求めている……のを。





『第64話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その9』





「沙奈枝」

私の名を呼び、パパの唇が私の唇に触れる。





今まで何度も交わしてきたパパとのキス。でも今日のキスはとてもドキドキしてくる。

唇を割って、めり込んでくるパパの舌を私の舌が受け止める。

その感触を感じただけで、脳内が溶けていくような感じがする。





パパとのキス。そしてセックス。





中学3年生の血の繋がった実の父親と今、キスをしている。

ぐちゃぐちゃとねちゃねちゃと、音を立てながら。それを友達の母親に見られながら。





実の母親と一緒にセックスもした。でも今ここにいるのは血のつながりのない人だ。

その人にこのやってはいけない、私とパパのセックスを見られてしまう。ううん、見られるだけじゃない。これから二人が一つになってパパの、彼の素を受け取ろうとしている。





尚子さんが私の乳首に唇をつけて吸いだしていく。





「沙奈枝触って」パパが自分のあの固い肉棒に、私の手を触れさせる。

固くて、ドクンドクンと私の心臓みたいに脈打ち、その熱さが手から伝わってくる。

お風呂場だから? 私の体もすでに熱くなっている。





尚子さんが乳首を強く吸ってくると。その刺激がじんじんとおっぱい全体に、先ら広がるように伝わっていく。

もうこれだけで、軽く逝ってしまう。

体がぴくんと反応すると「気持ちいでしょ」と尚子さんがうつろな瞳で問いかけてくる。





もうお湯の中でもはっきりとわかる。膣からあふれ出している、お湯とは違う液体。

このお湯に溶け出している。――――私の蜜液。





「尚子、最初に飲むか」

「うん。飲ませて」





そのまま尚子さんの口は、パパのあの肉棒をすっぽりとくわえていく。

もうなんだか二人の息もぴったりと合っている。もしかしたら、妻である友香ねぇさんよりも息があっているのかもしれない。





じゅるじゅると音を立て、尚子さんの口から唾液がパパの肉棒の付け根へと流れていく。その様子をじっと見つめていた。





「すごい、本当に根元までくわえているんだ」





じゅるじゅる「あふぅぅ、慣れないときついわよ」そう言いながらも、尚子さんの喉が押し込まれたパパの肉棒で広がっていくのがわかる。

今の私じゃここまでは無理かな。でもパパはとても気持ちよさそうだ。





あああ、やってあげたい。そんなことをふと思っていると、パパの両手が尚子さんの頭をしっかりとつかみ、もっと奥まで押し込んでいく。

それに目にうっすらと涙をためながら、必死に耐えている尚子さん。

しかも、その動きは次第に激しくなっていく。





容赦なくのどの奥を突かれながら、ぴくんぴくんと尚子さんの体が痙攣していく。

ああ、こうされるのがいいのか。私にはこんなことはパパはしない。

でも尚子さんにはしているんだ。





「尚子もう出るぞ!」

こくんと加えたままうなずくと「あああ、出る。出る」とパパが声を漏らしながら尚子さんの口の中に射精した。





多分いつもよりも多く出ているんだろ。

ゴクンゴクンと尚子さんの喉が動いていても、口から垂れてくる白い液。

パパの精子がたくさん尚子さんの口の中にたまっていく。





「尚子さん、私にも飲ませて」





そう言うと、口を重ねて尚子さんの口の中ら、パパの精子が私の口の中にドロッと流れ込んできた。





舌の上に乗るとパパの味がした。ドロッとしたヨーグルトとは違う感触と、このいやらしい味がさらに私の頭をマヒさせた。





このいやらしい味。もう私も尚子さんもやめられない。





ああああああっ!! この白い液体を早くおなかの中で出してほしい。





『第65話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その10』





「ねぇぇ―、パパぁん。こっちにもパパの精子頂戴」





「もう大丈夫なのか?」

「……お風呂に入る前から濡れ濡れだよ。だって、ずっとパンツ履いていなかったんだもん」

「あら、そうだったの沙奈枝ちゃん」





「えへへ、だってパンツ履いてると、すぐにぐちゃぐちゃになっちゃうくらい濡れて来てたんだもん」

「まったく、エッチだな沙奈枝は。誰に似たんだろな」





「そんなこと言っちゃ駄目だよ。だって、パパだからこんなに濡れちゃうんだよ。それにパパの体を求めているのはずっと前からわかっていたでしょ。あなたのその体が、私の体をこうさせたんだよきっと!」





「俺のせいか?」





「うん、パパのせい。パパお願い、だから沙奈枝の中にたくさんパパの精子入れてほしいの。もうほしくてほしくてたまらないの」





そんな私の言葉をパパは聞き流すように「それじゃ、沙奈枝の中に入っていくぞ」と割れ目の奥にあの欲しくてたまらない肉棒を押し込んでいく。

「あうっ! ああああああああああ! いい、いいよぉ――――! パパのが押し込まれていく。もっと強く。もっと奥まで押し込んで」





「わかった。いいんだな。俺ももう我慢しないぞ!」

「うん、我慢しないで。尚子さんのように私を突いて―――――めちゃくちゃにしてぇえええええええ!!」





明らかにいつもと違う。





それになぜか今日に限って、本当はいけないんだ! ていう声が頭の中にこだましている。

もう普通の親子には戻れない。もう普通の家族には戻れない。そんな私たち。





でもでも、それでも、私は求めたい。





パパのこの熱い欲求を。ううん、違うこれはいけないことだということを、しているのをわかっている私の欲求なんだ。

本当はいけない。パパの子を孕んじゃいけない。こ、こんなことしちゃ――――――いけないんだよぉおお!!





もう気持ちいいていう感覚は、とうにぶっ飛んでいた。

気持ちいいのその先。

私の膣の中で、パパのが大きくなっていく。





「沙奈枝、そんなに締め付けるなよ」

「でもでも、そんな事。勝手に体がしているんだよ。あああああ、奥に、あたっている。子宮完全に降りてきているよ。パパの精子私の子宮が待っているよ」





何度も小刻みに逝った。でもまだ大きいのが来そうでもどかしい。溜めていくこれをどんどん溜めていく。そうしたら今までにないくらい特大の波が来そうだ。

その波を受け止めたい。受け止めちゃいたいようぉぉ。





「沙奈枝、大丈夫か。痛くないか」

「痛くなんかないよ。ものすごく大きな波が来ようとしているんだよ。だからもっと強く。今までのようにやさしくしないで、私を壊して―――――お願い――――パパぁぁん」





もう戻れない。もう戻れない。

戻りたくもない。

中学生の私が初めて感じた感情だ。





もしかしたら、今この瞬間私は本当の女になったのかもしれない。

今まではオナニーみたいなもだったのかも。





女って、女って――――――――とってもエッチだったんだ!





グリグリと子宮の口が押されていく。開いているんだろうか。当たるとそのたびに”ずん”とした刺激がおへその下のあたりから、骨盤に伝わる様な感じがする。





あああああ、何だろうこの感覚。

本当に逝くって―――――。





求める快楽に私の体は……。





あうぅぅ、もう声も出ない。

もしかしたらやばいかもしれない。

気持ちいいの。





―――――――その先がやってくる!!





『第66話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その11』





「本当にいいのか? お前を壊すなんて。でも、俺もお前が壊れるところを見てみたい」





「うっ! はっはっ。今までは気を使ってくれてたんだよね。優しくしてくれてたんだよね。パパ、我慢してたんだよね。――――も、もう我慢しなくたっていいから。私を女として、娘とじゃなく。一人の女として、抱いて、そして、愛して――――お願い。パパ……ううん、拓海。拓海、拓海たくみぃ――――!!」





あああああ、来そうだ。何か。

今まで感じたことのないおっきな波が、波じゃないドキドキだ。セックスってこんなに気持ちいいんだ。

始めて知ったよ。





本当のセックス。





拓海の動きが私の言葉通りに激しく乱暴に、やさしさじゃなくこの熱い想いが伝わる乱暴さと激しさに変わっていく。

ずっと奥にまで拓海のペニスが届いている。欲しい、その奥にもっと深い奥に拓海のおちんちんが入ってきてくれるのをこの躰が求めいる。





ああ、もう駄目かもしれない。こんなに気持ちいセックスをしちゃったら。もう駄目だ。

この体に忘れることが出来ないくらい、刻み込まれていく。





はっはっ。ハッ。

余りにも気持ちよすぎて、意識が遠のいていく――――それと同時に何か一つの思い出が湧き出てくる。

小さいときの。パパとお母さんと3人で暮らしていたあの日々を。





二人とも私を本当に愛してくれていた。

ああ、その想いがどんどんと湧き出てくる。

――――ありがとう。

私を愛してくれて、ありがとう。

もう、戻れないんだよね。戻っちゃいけないんだよね。





そして――――ごめんね。





こんないけない子にそだちゃって!





その時ずんと一番奥の奥に何かが届いたような感じがした。

うっわぁぁ! 来ちゃうマジなやつ。本当にマジな本気のが来ちゃう。





「沙奈枝、もうもう、限界だ。いいか本当にいいんだな」

「う、うん。きて! 私の中に拓海の種送って頂戴」





父娘(おやこ)だけど、血のつながりのある親子だけど。私はあなたの子を孕みます。

孕ませてください!!





お願い!





びゅっと、熱いものが一気に注がれていく。

き、来た。来たんだ――――いつものようにじんわりとじゃない。





一気におなかが膨れるくらい、受け止める袋が膨らんでいくのがわかる。

熱くてしみこんでいく。私の中にしみこんでいくのがわかるんだよ。





「ああああああああああ! ああああああああああ!! 逝っちゃうよぉぉぉぉ」





本気のマジなやつ。多分体痙攣しているんだと思う。

それよりもドキンドキンと脈打つ心臓が破裂しそうなくらい鼓動している体。





全部を一気に受け入れたこの体。

ああ、幸せだ。こんなに幸せな気持ちになれるなんて。





気持ちいいのその先。





それは――――この幸福感なのか。





15にして私は初めて、女の、いや、雌のこの幸福感を知ってしまった。





父娘と言う。許されない関係で。





どうして許されないっていうんだろう。――――それはしてみなければわからないと思う。

普通とは違うこと。掟のようなものを破ってしまった罪の意識。





それらがすべて、この幸せにつながっているような気がする。





――――だから許されない関係なんだ。





「はぁ、はぁ、すごかったよ。今まで一番すごかったよ」

「そ、そうか」





ヌルっと、私の膣からパパのものが抜けていく。





ドロッと流れ出てくる精子。





ああ、この精子を受け止めたんだという満足感が再び、私の体を熱くさせた。





『第67話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その12』





「すまん沙奈枝。本気モードでやってしまった」





「うん、たくさん出たね。うれしいよ。でもまだ体が求めいるよ」

「おいおい、まだ満足していないっていうのか?」

「―――――していない。でも、おなかの中で多分何かが起こっていそうな気がする。いつもと全然違うんだ。マジ、受精したかもね」





「うふふ、そうなのかなぁ――。でも初めて見た。本当の父娘のセックス」

「あれぁ―そうなの美奈子とは一緒にしたことないの?」





「ん―、ないかかなぁ―。そう言うところあの子なんか律儀なのよねぇ」

「ていうか、尚子さんその分、外でしてたんでしょセックス」





「ええっと、否定はしない。してたといえばそうだよ。愛のないセックス。ただの行為と言う名のセックスをね。でも今は違う。私も沙奈枝ちゃんに負けないくらい拓海のことを愛しているんだもん。だから拓海の子を早くほしいて体が言っているのがわかるんだもん」





「もしかしてヤキモチ妬いちゃった?」





「うん、ヤキモチなのかもしれない。でもねその気持ちがね、とても愛おしいの。体がね、子宮がじんじんと熱くなってきているの。私の事も壊してほしい。もうドキドキが止まらない」





「おいおい、頼むよ少し休ませてくれよ」

「あら、そう言ってそんなに大きくさせちゃっているじゃない。ドリンクとお薬の効果がビンビン出ているんじゃなくて」





「ええ、パパ、何か飲んでいたの?」





「そうよこのために、『濃厚すっぽんエキス』、『定番のあかまむしドリンク』でしょ。あ、これねほかの2人にも3本づつ飲んでもらっているから。多分すごいことになってるんじゃないの。それに拓海には特別にバイアグラも飲ませているんだから。ここで濃い精子いっぱい作ってね」





そう言いながら、パパのお玉の袋を手の上で、ぽわんぽわんとたわわさせていた。

そうすると、パパのおちんがさらに、ぬくむくむくと立ち上がっていく。





「うわぁーすごい。これがドリンクとバイアグラ効果かぁ。今日パパは寝なくたって大丈夫だね。最も寝かす気なんかないんだけどね」





「そう、そう。まだたくさんあるわよドリンクなら。また飲んでね。拓海」

「おう、飲んでやるよ」とお風呂から上がり部屋の冷蔵庫を開けて、ドリンクを取り出し、ごきゅっと2本飲み干した。





「しゅごぉーーーーい! 私も飲んじゃおっかな」

「どうぞ、みんなで飲んじゃお!」





て、私と尚子さんもごくごくとドリンクを飲み干した。火照た体に冷やされたドリンクが、なんかとても美味しく感じた。





それもつかの間、速攻でドリンクの効果が出始めてきた。

ああああ、元から熱く感じていた体がさらに熱くなってきた。

しかもあそこが、子宮がきゅうぅぅぅぅぅぅぅとしてとても切ない。





「パパぁぁん」と声までもが甘くなって出ていく。





「だめよ沙奈枝、今度は私の番。だってあれだけ見せつけられちゃったんですもん。もう私も我慢できないわよ。それに今、美奈子もあの人に抱かれていると思うと、なんだかムラムラが治まらないの。助けて、拓海」





「そうか」と一言いいかけて、パパは尚子さんの口をふさいだ。

絡み合う舌と舌。

あの大きなおっぱいがパパの手でもまれている。すでに尚子さんの乳首は勃起しつくしているくらい突起している。





「ああぁん。おっぱい、いい。そうもっと強くもんで! もっと激しく私を抱いて」

ふっくらとしながらも、しなやかできれいな体が、汗で光始めている。





マジ、エロイわ。

この人本当にエロイ。これこそ女だ。雌だ。





雌が雄の精子を欲しがっている姿を目にしながら、私のおまんこは、またぐちょぐちょに濡れ始めていた。





ああああああ、私ももっと欲しい。





雌となり果てた体がうずいている。





『第68話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その13』





勝手に体が動く。





尚子さんの乳首を口に含み、ちゅぱちゅぱと吸い出す。

「美味しい? 沙奈枝ちゃん」

「うん、美味しいよ。出てきたね母乳」

尚子さんの弱いところはもう予行練習済みだ。乳首を歯でコリっと少しかむと、彼女は悶えだす「あああ、だめッ、そこ……おっぱいが張ってくるずんずんしちゃう」





びゅっと、白い母乳が飛び出してきた。

ああ、何だろうこうして尚子さんの母乳を口にすると、またおかしくなっちゃう。





「尚子、もうお前の中、トロトロになってきているじゃないないか」

「うん、ずっとそうなっていたよ。準備出来るよ。来て」





雌の体、雄の子種を求める体。

尚子さんの中にパパが入っていく。





「はっうっ! ああああああ、来てる、拓海のが私の中に入ってきている。ずっと奥にまで来て」

「ああ、もう完全に子宮が迎えているんだろ」





「うん、そうよ。あなたのために今私の体はあるのよ。めちゃくちゃにして、いつもよりもめちゃくちゃにして」





その言葉に答えるようにパパはまるで野獣のように尚子さんに襲いかかる。

激しすぎる。

尚子さんに対してはまるで人が変わったかのように彼女を食らう。いや、食らわれているのは拓海の方だ。

次第に、立場が逆転してして見えてくる。





そうだ、この人は男を今食っているんだ。

恍惚の恵美を浮かべながら、その空での中に雄を食らっている。獣がえさを食っているかのような感じに。





ああああ、なんだ、セックスをするといつもの尚子さんの雰囲気が吹っ飛んでいくんだ。これが彼女の本性。

本当の隠された姿なんだと私は悟った。





でも、それは私にも言えること。

そして……私はもっと逝けない雌であるんだと。そう、思った。





血の繋がった父娘なんだから。





ぐちゃぐちゃとした音が鳴り響く

「逝くぞ、尚子」

「うん、いいよ。ずっと奥にまであなたの精子、私に頂戴。全部、中に出して」





「―――――尚子、も、もう」

「拓海ぃ――――いいよぉお! 拓海ぃ――――」





しっかりと腰を掴まれ、体をみっちゃくさせられて、もう逃げ場のない状態で、尚子さんはパパを食らっている。

もう、今、パパの子種が、尚子さんの中に注がれようとしている。





「ああああああああああ! もうダメぇ―――――!!」





どぴゅ!!!





ドクンドクンと流れ出る精子。逝ったんだ。

ぴくんぴくんと尚子さんの体小刻みに震えていた。





そして声を発するのではなく漏れ出したかのように「ああああああああああ!」と息絶え絶えな声がした。

はぁ―、はぁ―、と二人の息をする声だけがそのあと聞こえた。





「たくさんもらったね」

尚子さんが満足そうに言う。





もう尚子さんの体は母乳と汗で濡れ濡れ状態だ。顔にまで母乳が飛び散っている。

膣から、パパの精子がドロッと出て来ていた。

その精子を指で救い、舌を出してなめる。





「あああ、美味しい。自分の愛液と、拓海の精子の味が混じっている。沙奈枝ちゃん味わってみる?」

尚子さんのおまん子に舌を這わせると、二人の体液の二人の交じり合った味がした。

口の中に生臭くて、温かいものが流れ込んでいく。

あああ、この味、こういう味を知っちゃうともう私は普通のセックスじゃ満足できない女になってしまいそうだ。





ねちゃねちゃと音を立て、尚子さんのおまんこをなめていると、パパが私の腰を力強くつかんで、一気に膣の中に挿入してきた。





「ああっう!!! ああああああ!」

めちゃめちゃに動いている。私の膣の中でパパのペニスが動いている。





突き上げられるその刺激を受けながら、この気持ちよさにまた体が反応していく。





雌2匹と雄1匹。

獣ような交わりに溺れながら私達の夜は更けていった。





気が付き目を覚ました時、瞼に陽の光が差し込んだ。

ぐったりとした体に、おなかの中がまだもぞもぞとしているのを感じながら。





目覚めた。





『第69話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!』





夏休みの3家族イベントは夢のような時間だった。

まだ、あの夜の感覚はこの体が覚えている。





朋絵と美奈子の方はどうだったかって?





そりゃ――――、もうすごかった。……ていうかそれぞれの夜だったみたい。

なんと、そのなんと言うか、一番激しかったのは私達だったのかも。なははは!!





それでも美奈子は「お父さんいつもよりハッスルしちゃったんだね。なんか違うんだよねぇ――――」なんて意味ありげなことを言う。





それもそのはずだ、実は朋絵のお母さん。念のためあの夜、妊娠検査薬でテストしてみたら、ズバリ反応あり!! その知らせを受けた美奈子のお父さんは異常なほどまでに興奮しちゃったらしく「美奈子も早く妊娠させよう」て、頑張ったみたい。





で、朋絵の方は「う――――――ん、お父さんさ、私が友香さんと話し込んでいるうちに寝ちゃったんだよね。でさ、二人して起こそうとしたんだけど、これがさ、あの人一旦、マジ寝に入ると起きねぇんだ! で、結局のところ、お父さんとはセックスしてないんだよ。なんか、ああっていう感じだったよ。結局さ、友香さんと二人で飲み会になちゃった」





まぁ――――なんというかその。一番楽しんだのは私達っていうかなんというか。





で、その数日後、由紀子さん。友香のお母さんの妊娠が確定した。





「ああ、先に私が妊娠するはずだったのにぃ!」と美奈子は残念がっていたけど「でもねぇ――、なんだかもしかしたら私出来たかの知れない」なんて言ってきた。





「嘘! ほんとに?」





「まだ反応ないんだけどさ、最近たばこ吸ってないんだ」

「禁煙? したの?」





「ん――、禁煙ていうかさ、別に吸わなくてもよくなったていうか。体がね、吸ったらよくないよって言っているていうか……そんな感じしてるの。もしかして、てね」





「う――――ん。それが本当なら、兆候っていうやつかな」

「だからよ、もしかしたらッてね」





「あっ! そう言えば私もたばこあんまし、吸いたいとは思わなくなってきてる」合わせるように、朋絵もそんなことを言う。





「マジ!」

「うんうん、それってやっぱり兆候なのかなぁ?」





「どうだろ。じゃぁ検査薬今使ってみたら?」

「ええ、今? でもさ、一番いいのは、朝のおしっこがいいっていうじゃん」





「そうなんだ」





「それにさ、今回の生理来なかったら、確定ていうかさ、まだ早いんだけど。それからでもいいような気がしてる。ただ、体がね。なんかちょっと違う感じがしているような気がするだけなんだよ」

で、美奈子が「なんかこう言う感じ、沙奈枝はないの?」





「ない! 全くない!!」





そうなのだ、私にはそんな兆候らしい事と言うか、たばこも相変わらず吸っている。

まぁ、実家に行っていた加奈子さんが、また戻ってきて、一緒にパカパカ吸っているっていう状況ですわ。

でもって、その加奈子さん。やっぱり実家に戻っている間に父親とひと悶着あったらしく。





「私、大学に行くことにしました。ただし、美術大学です。そこで、もっと勉強します。でもね、活動は続けますよ。それに仲間からも言われたんですよ、大学に行っている方が活動しやすいってね。まだ独立してやるには早いからってこの4年間を使って下準備した方がいいってね」





「へぇー、そうなんだ。で、お父さんは理解してくれたの?」

「まぁね、あの人はとにかく大学と言う名が付けばどこでもいいみたい」

「なぁんだ解決したんじゃん。でも家出継続してるの?」





「なははは、いやぁ――――。ほらさ、警察官の未成年の娘がさ、たばこ吸っているのもばれちゃ非常にまずいし。それよりも、ムラムラと来た時にあの家の中じゃ、もう処理しきれないんだよね。まぁーここだったら気兼ねなく自分でも処理できるから好都合て言う訳で、直直お邪魔させていただくことにしました」





なんとま、そう言うことらしく、こっちとしては別に問題になることはないというか、私達のことも理解してくれているし、なんだかもう一人おねぇさんが出来たみたいで私としてはうれしい。





友香ねぇさんも、パパも。加奈子さんのことは信頼しているらしく、了解したようだ。

最も、大学に通うようになれば、完全に実家を出てマンションを購入するていうことらしい。現役JKで、そこまでお金があるのは、ほんと凄い限りでございます。





『第70話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!』





これは後々の話なんだけど、大学在学中に加奈子さんは一児の母となっていた。





「いやぁ―、私としたことが、失敗と言うかなんというか、まぁ、誰の子かわかんないんだけど、でも産んでよかったよ。母になると考えも変わるんだねぇ」





なんてあっけらかんとしながら、かわいらしい男の子を見せに来ましたぁ!

誰の子かわかんない。ていうところがなんか加奈子さんらしいんだけど、またまた親とはもめ中ということで騒動の絶えないご家族ですわ。





さて、私達の近況です。





夏休みも終わり、一気にもうじき卒業。

あの夏休み中学最後の夏休みが終わってからほんと忙しかった、気が付けばあっと言う間に時間が過ぎていっていた。





由紀子さんがいち早く美奈子のお父さんの子を孕んだ。

そのあと、友香ねぇさんから「出来ちゃったぁ」て、恥ずかしそうにカミングアウト。その時、なんだ! やっぱり友香ねぇさんが先になったか。本来はその予定と言うか計画だったんだけど、なんか先を越されるとちょっと悔しかった。





で、暑かった夏が終わりを迎えようとしていたころ。

美奈子と朋絵……そして尚子さんが妊娠した。





ああああああああ! マジすか? なんで私はまだなんですか?





やっぱり二人がたばこ吸わなくなったのは、前兆だったんだ!

でもさ、私その前兆すらまだないんですけど!!





あの旅行で一番、激しいセックスをした私がだよ! まぁそのあともパパ、基、拓海とはセックスしてるんだけど。日常的なセックスってもうしないと落ち着かなくなるんだね。





尚子さんも孕んだし。まぁあの二人はもう出来て当然。

いやいや私もそうなんだろうけどね。その報告がまだ出来ないんだよ。





正直、焦るわ!!





でもね、美奈子と朋絵が妊娠したことは、まだ私達の中で秘密にしておきたかったんだけど、世の中はそれを許してはくれなかった。

病院に行って、診察を受ける。そのことは私達の年齢ではいろいろと問題と言うか、理解されないことの方が民主的だ。





まして、その相手が実の父親であることにも世間は騒ごうとする。

それでも、私達の強い意志と想いは、みんなの想いと共に通じた。





二人……そして、ようやく私も。

母子手帳を手にすることが出来た。





母子手帳には……職業――――中学生。と記載した。





実際、周りと言うか、世の中がざわめこうが、このおなかの中に愛する人の子供を宿すことが出来たということの幸せの方が、大きくてそんな事なんでもなかった。





JCの私達3人。

実の父親の子供を孕みました。





そして母親たちも、夫ではない別の愛する人の子を孕んだ。





気が付けば、――――たばこ、吸うのをやめていた。





たばこが吸いたい、そこから始まって、私達は気が付いたんだ。

実の父親の事を愛しているって。





はじまりは、そこからだった。





それは単なる好奇心と親子愛から来たものからだったのかもしれない。

でもその想いが次第に本当の愛に変わったのは。





いけないことをしていると言う罪の意識が、好奇心を強く刺激していたのかもしれない。それでも、この愛の想いは変わらない。





JCの私達が思い描いた悪だくみは。





――――――――成就した。





それから数年後。





「こらぁ――――――!! まてぇ―――――!!! たっくん」

「へぇんママなんかもう怖くないんだから。ねぇ――なつみぃ」





「沙奈枝ね―ママ、怒りっぽいよ。でも友ママも怒るともっと怖いけど」

「まったくもう――――、幼稚園のお迎えのバスくるから早く準備しないと」





「あははは、沙奈枝んところは毎朝戦争だね」

「いいわね朋絵と美奈子の子たちは、言うことちゃんと聞くのに。どうして私達の子ってこんなに我儘なの?」





「それって親の性格なんじゃない」

「あら、私そんなに性格悪いとは思っていないんだけど」

友香ママはそう言うけど、私、ってやっぱり友香ねぇさんの性格受け継いでいたんだよなぁ。





しみじみそう感じるよ。





この母親ありてこの子ありってね。





でさぁ―。





あのぅ、今月、まだ生理来ないんだけど――――――――!! えへ!!





JCの悪だくみ.。でも親たちも楽しんでんじゃん。仲良し3人組のJCがそれぞれのパパの子を孕んじゃった。

終わり。





JCの悪だくみ.。でも親たちも楽しんでんじゃん。仲良し3人組のJCがそれぞれのパパの子を孕んじゃった。


著者

さかき原枝都は

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初回配信日

2021/08/24

最終更新日

2022/05/21

保存日

2022/07/17






Posted by 하얀라임
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