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카테고리 없음 2022. 7. 18. 19:41

18歳の少女りりかとチャットで知り合います。彼女は中学2年生の時に父親に処女を奪われ、調教されていました。新しい「父親」になったぼくは見かけは清楚なJK、中身は父親との近親相姦が何より好きという淫乱なりりかに振り回されます。





目次





父親に調教された少女に出会う

チャットから電話へ

アポが取れた余裕でテレフォンえっちもしちゃいました

ルノアールで会ってみたらとても18歳には見えなかったです

痴漢プレイした勢いでフェラさせてみました

JKとセックス出来ただけで天下取った気分です

うちの娘は化粧すると妖精になります

プレゼントは公園のトイレでもらうのが最高です

この小説が娘の公認になりました

学校でしようよ♪と娘は言います

長女が次女に憑依しちゃいました

偽の父親が卒業式に紛れ込んでます

女子高の更衣室でえっちするのは男の夢です

レイプ童話なので熊が登場します【残虐シーンありです】





『父親に調教された少女に出会う』





 まずは昔ぼくがしばしばチャットサイトに行っていたことに触れないといけないが、あまり詳しく説明すると年バレ、身バレしかねないので、

 むかしをのこありけり ちゃっとなるものを好みてしげくあくせすしにけり

とだけ言っておく。

 もう一つだけ。

 少なくともあの頃は中高生だって掲示板やチャットサイトにわりとちゃんとした文章をしたためていた。そんなこと言っても本当に相手が中高生なのかはわからない。写メをもらったこともあるけど、会わないから本人かどうかは知らない。基本的には。だってJKやJCっていくらおいしそうでも毒饅頭だから。

 それとチャットって妄想、ヴァーチャル、プレイの世界と思ってた。いちいちネカマじゃないか?とか、年齢がホントか?なんて気にしても仕方ない。誰かの妄想が誰かを存在させてるって、感じ。

 裏を取っても仕方ない。警察じゃあるまいし。だから一応相手の子が言ってることを真に受けたフリでチャットする。それが下手だったり、辻褄が合わないのが見えちゃうと落ちる。小説でリアリティがないって思うと途中で読むのをやめるようなもの。





 前置きが長いね。

 ま、そんなぼくの「お父さんとえっちしたい子、おいで」なんて部屋にとある夜、りりかって子が入って来たんだ。

「こんばんは」

「こんばんは~」

「はじめまして、よろしく」

「はじめまして、よろしくお願いします」

「りりかさんはお父さんとえっちしちゃう妄想するの?」

 いきなり本題だけど、まあその方が無駄がなくていい。

「妄想じゃなくて、してました」

「え?! お父さんとホントにえっちしてたの?」

「はい」

「りりかさんはいくつなの?」

「18です」

 ああいうメッセージを掲げてると15とか17とか自称する子が入ってくることが多くて、20歳以上は少ない。

 自称にしても他のメッセージの時より若めなのはファザコンの時季ってあるのかも。

 だから、18歳って微妙な年齢だなって思って、

「してたっていうことは、今はしてないんだ?」

「はい。…1年前に死んじゃったので」

「それまではしてた?」

「はい」

「いつ頃から?」





 少し間が空く。

「中2のときからです」

 思わず身を乗り出しちゃうのは、男の業。

「まだ中学生なのに?」

「はい」

「じゃあ、まだ処女だった?」

「はい」

「その時はラブラブでしちゃったの?…それとも無理やり?」

「無理やりです。犯されました」

 訊かれたことしか答えなくてリアルっぽいと思ってたけど、「犯されました」って男好みの言葉を使うのはウソっぽいと思った。





 ぼくが用事を済ませたりして間が空いても落ちたりしないで待っている。

「どんな感じで犯されたの?」

「お母さんが入院してたんです。その時に寝てるところをいきなり犯されました。目が覚めたらパジャマとパンツ下ろされてました」

「抵抗した?」

「しました。でも、びっくりしたのと怖くて、あまりできませんでした」

「すぐに入れられたの?」

「はい。わたしが起きるの待ってたみたいです。おまんこにちんぽをこすりつけてましたから」

 淫語を平気で使うなあって思う。





「実のお父さんに処女を奪われたんだ?」

「はい。血がつながってるから、いいんだって言われてました」

「きょうだいはいないの?」

「いません。一人っ子です」

「怖かったって、お父さんに脅されたの?」

「おとなしくしろとは言われました。それと、終わってからお母さんに言うと病気が悪くなるって言われました」

「なるほど。それで誰にも言えなかったんだ?」

「はい」

「痛かった?」

「すごく痛かったです。いっぱい血が出ました」

 これもツボを突き過ぎな感じ。





「去年までしてたってことみたいだけど、無理やりレイプされ続けてたの?」

「ううん。すぐに気持ちよくなってしまいました」

「処女を奪われた日に?」

「それはないです。でも、お母さんが退院するまで毎日犯されてるうちに」

「どれくらいで快感を知ったの?」

「よく覚えてませんが、10日くらいだと思います」

「その時、どうだった?」

「頭の中が真っ白になって、お父さんに抱きついていました」

「お父さんは喜んだでしょ?」

「はい。気持ちよくなったら、抱きついて、りりかのこと犯して?って言うように命令されてました」

「お父さん犯して?って、中2なのに言ったんだね?」

「言いました。ずっと言ってました」

「自分からおねだりしてたってこと?」





「お母さんがいない時は、そう言ってお願いしないといけないんです」

「2人きりになると犯してもらうようにお願いするんだ?」

「はい。今日は疲れてるからダメって断られることもありましたけど」

「断られると悲しかった? ほっとした?」

「どっちもありました」

「悲しい時はオナニーしちゃうの?」

「オナニーは禁止されていました。我慢してました」

「我慢できたんだ?」

「はい。我慢すると次はご褒美にいっぱいかわいがってくれるんです」





「お父さんは、りりかちゃんにいやらしいことを言わせるのが好きだったんだね」

「はい。しつけだって言ってました」

「しつけっていうより調教だね。他にどんなこと言わされてたの?」

「調教でした。お父さん、ちんぽしゃぶらせてとか、中に出してとか、言わされてました。」

「お父さんの精液をおまんこに出してもらってたの?」

「はい。いつもそうでした」

「妊娠したりしないの?」

「ピルを飲んでました」

「いつ頃から?」

「最初からです。お母さんが入院してる間に2人で病院に行きました」

「中学生にピルくれたんだ?」

「お父さんがお医者さんにいろいろ説明してました」

「説明って?」

「いくら叱っても彼氏とセックスやめないんです、とか」

「自分が犯すためなのにね。恥ずかしかった?」

「はい。恥ずかしくて、泣きそうでした」

「お父さんはそれも楽しかったんだろうね」

「そうみたいです。家に帰ったら玄関ですぐ押し倒されました」

「ピルって飲んでもすぐには避妊できないよね」

「はい。1週間くらいはお口とお尻で受け止めてました」

「アナルも中学生から?」

「はい。お父さんもあまりアナルは好きじゃなかったんですが、最初は自分が教えておくんだって」

「他の男としたことはないの?」

「あります。高1の時とお父さんと死んでから、2人だけあります」

「どんな人?」

「同級生と大学生の人です」

「どうだった?」

「よくないっていうか、物足りないんです。お父さんの方がよくて」

「りりかちゃんの感じることを何でも知ってるからかな?」

「それもありますけど、安心できるっていうか」





 話としてはすごくて勃起しちゃってたけど、18歳にしてはきちんとした受け答えだから、まあネタかなと思った。

 何よりもう日付が変わって明日も仕事だから、切り上げるつもりで、

「りりかちゃん、興奮してる?」

「してます。誰にも言えないことを思い出して」

「じゃあ、電話で話さない? 非通知で掛けてもらっていいから」

 これでだいたいは「電話は無理です」とか、いきなり落ちたりする。





「お話したいです。でも、ケータイ代がかかるから」

 どこか信じられない気がしながら、

「じゃあ、ぼくから掛けるから電話番号教えてくれる?」

「どうしよう」

「こういうのはどうかな? ちょっとだけりりかちゃんから非通知でかけてもらって、それで安心できたら電話番号教えてくれるとかは?」

 粘るところも男の性。

「お話してみて、嫌なら教えなくてもいいですか?」

「もちろん」

「じゃあ、電話します。ドキドキします」

 こっちもドキドキしながら、電話番号を書く。

「ぼくの電話番号は080-****-****だよ」

 まあ、5分以内に掛かって来なかったらお風呂に入ろって思ってた。





第2回は直電にこぎつけ、父親とのセックスをいろいろとインタビューします。





『チャットから電話へ』





 ぼくは非通知はふだん拒否してるから解除した途端に着信音が鳴って、びっくりした。

「もしもし」

「もしもし。りりかです」

 舌足らずな子どもっぽい声が聞こえる。

「うん、電話ありがと」

「いくつですか? 何年生まれですか?」

 質問の意図を計りかねながら西暦で答える。

 かすかに息を飲むのが聞こえる。

「電話番号教えますから、掛け直してもらえますか?」

「いいよ。ちょっと待って」

 あわててボールペンと紙切れを探す。

「うん、教えて」

「はい。080-????-????です」

「わかった。じゃあ、掛け直すね」

 話をして気に入ったらって言ってたのに、なんでこんなにあっさり教えるのか、不思議だけど、考えても仕方ないから、すぐに電話する。

「りりかちゃん?」

「うん。電話してくれてありがと」

「すぐに番号教えてもらえてうれしいよ」

「だって、お父さんと同じ年だから」

「へえ、そうなんだ。奇遇だね」

「はい。でも、声若いですね」

「うん、よく言われるけど、見た目は年相応だよ」

「それは全然いいです。…やさしい感じですね。チャットの時もそう思ってました」

 それもよく言われる。意識してそうしてるつもりはないし、けっこう鬼畜なことしてるかもだけど。





「あの、お父さんって呼んでもいいですか?」

 弾んだ声で訊かれると、宝くじに当たったくらい舞い上がるけど、反面この子こんなに無防備でだいじょうぶか?っていう気もする。

「いいよ。りりかちゃんって呼んでいい?」

「りりかでいいですよ」

「お父さんと娘って感じで話したいの?」

「できれば。ちょっとなれなれしくなっちゃうかも。いいですか?」

「いいよ。…お父さんにえっちなことされたいの?」

「うん、お父さん、して」

 テレエッチになりそうなのに声がさらに子どもっぽくなった。

「りりかとは中2の時からしてるね」

「うん、りりかうれしかったよ」

「泣いて嫌がったじゃないか。最初は」

「びっくりしただけだよ。ホントはずっとしてほしかったの」

「ずっとっていつ頃から?」

「小学生の頃から」

「そんなに早くから?」

「初潮の時から、お父さんのお嫁さんになれたらって思ってたの」

「最初はお父さんって決めてたの?」

「うん」

 うーん、チャットの時とも話が違ってるような感じだし、随分な話だけど、父親にそういうふうに言うように調教されたのかも。





「そうだね。りりかはお父さんのこと好きだもんね。なんでも言うこと聞くいい子だもんね」

「うん、お父さんの命令には絶対服従だもん」

「嫌だったり、恥ずかしかったりしないのか?」

「…あるけど、でも後でよかったってことばかりだから」

「例えば?」

「えっと…お母さん具合悪かったから授業参観とか運動会にお父さん来てくれて、学校で犯してくれたのとか」

 ホントかよと思いながらそれって高校じゃないなって思って、

「学校って、中学校で?」

「うん。授業参観の時は保健室だし、運動会の時は視聴覚教室だったよね」

 思い出しているのか、りりかの声が濡れて来ている。





 ぼくもイメージ+着衣プレイが好きだから、

「中学校の制服は…」

「セーラー服だったよね。夏服の」

 保健室で半袖のセーラー服の娘を犯すなんて、やりすぎ。

「運動会は短パンだったかな」

 ブルマーは人気がありすぎて、今はなくなってることくらいは知ってる。

「お父さん、えんじのブルマー買って履き替えさせたじゃない」

 亡き父親は細部に拘る人だったようだ。

「そのままブルマー履かせたまま立ちバックで、深くまで犯してくれたね」

「立ちバックなんてえっちな言葉知ってるんだね」

「お父さんが教えたくせにぃ」

 甘えた声を出す。





「ちんぽとか、おまんことかって言葉も?」

「うん、言わされた」

「言わないと叱られたの?」

「叱られたの。お父さんのちんぽをりりかのおまんこに入れてってちゃんと言わないと入れてくれないし」

 息が荒くなっている。

「そう言うとりりかも興奮するんだね?」

「うん、濡れちゃう」

 親子プレイなのか、死んだ父親にどう調教されたかの告白なのか、りりかは行ったり来たりしてるようだし、ぼくも迷ってしまう。





 でも、もう一歩勇気を出してリアルに持ち込んでみたい。

「えっと。今でもお父さんとのことを思い出して、オナニーするの?」

「はい。します」

「今もしてるね?」

「チャットの途中からしてました。…ああん、お父さんごめんなさい」

「これからはまたお父さんが犯してあげるから、オナニーは禁止だよ」

 うまく実父から自分に切り替えたつもり。

「お父さん、会ってくれる? りりかを犯してくれる?」

「りりかがおねだりすればね」

「お父さん、りりかのおまんこにおちんぽください」

「今日はダメだよ。時間も遅いし、りりかと離れて暮らしてるから」





「いつならいいの? お父さんどこに住んでるの?」

 この子、本気なのか?

「水曜の夕方ならいいよ。X区だよ。りりかは東京?」

 北関東のなまりとかないから、わりと近いかなとは思ってた。

「はい。Y区です。あの、木曜の夕方だとダメですか?バイトのシフトが」

 ちょっとだけ冷静な声になるから、りりかなりにプレイと現実を区別できてるんだろう。

 Y区ってそう遠くないけど、電車でどう行くんだなんて算段を始めてしまう。

『マジで会うつもり?』って言葉が出そうなのをこらえて、

「木曜でもいいよ。こっちの方まで来れるかい?」

「駅は?」って聞くから、誰でも知ってる2駅先の都心の駅名を言う。

「来れる?」

「だいじょうぶです。後でケータイで検索します」

「そうだね。何時がいいの?」

 長く一緒にいれるなら、もう早引けでもなんでもしちゃう感じ。

「わたしは午後なら何時でも」

「じゃあ、2時にしようか?」

「はい」





『アポが取れた余裕でテレフォンえっちもしちゃいました』





 あっさりアポが取れて、さてどうしようか。

「電話で話してて平気? お母さんに聞こえない?」

「だいじょうぶです。お母さん、朝までコンビニのバイトなんです」

 しめしめ。

「じゃあ、ちょっとなら大きな声も出せるね」

「はい」

「お母さん、今は元気なの?」

「はい。お父さん死んでから頑張ってます」

「2人ともバイトだと生活が大変でしょ?」

「遺族年金もあるけど、大変は大変です」





 身の上話はこれくらいでいいだろうと思って、低い声で、

「オナニーしたいんだろ?」

「したいです。でも、禁止ですよね?」

「お父さんとのテレフォンセックスだから、いいよ」

 このままじゃこっちの寝付きが悪いしね。

「うれしいです」

「その代わり前のお父さんとは違うよ。ぼくはぼくのやり方で調教し直すよ?」

 除霊しないとこっちの影が薄くなっちゃう。

「はい。わたしもリセットしなきゃって、思ってました」

 なるほどエロゲーのリセットみたいなものね。

「じゃあ、まだ処女の時、えっと中1とかになりきれる?」

「はい。そういうの好きです。よくしてました」

「前のお父さんが何歳とか設定してたんだ?」

「はい。今日のりりかは小学4年生だよ。あの頃をよく思い出してセックスしようねって」

 すごい父親だなぁ。だから早死にするのかな。





「じゃあ、りりかの部屋に入って来るね」

「はい。…お父さん、いきなりなぁに?」

「遅くまで起きてるから、様子を見に来たんだ。何してたんだ?」

「勉強だよ。もうすぐテストだから」

「本当か? えっちなことしてたりしてなかったか?」

「してないよぉ。りりかえっちじゃないもん」

「興味もないのか?」

「ないよぉ。もうやだ」

 ホントに思春期前の子が怒ってるみたいな声を出す。

「お父さんに向かって、やだってことはないだろ。叩くぞ!」

 自分でほっぺた叩いて音を出すのがアホだね。

「いったーい! ひどい!」

 しくしく泣き始める。

「何がひどいだ。親にウソついて。中1のくせにこんなおっぱいして。えっちに決まってる!」

「あ! 痛いよ! やめてよ! おっぱい握らないで」

 けっこう大きな叫び声を挙げて嫌がってくれる。

「じゃあ、こうやって乳首をコリコリするんならいいのか?」

「やだ! よけいやだ!」

 自分でおっぱいをいじってるのか、喘ぎ声をこらえてるような気配がする。

「そう言いながら、感じてるな?」

「感じてないもん!」

「じゃあ、ここも感じないな? パンツの前をぐりぐりしても」

 行為をセリフで言うのはむずかしいような、バカバカしいような。

「やめて。そんなとこ、やだ。今日のお父さん変だよ」

「ああ、変だよ。りりかを犯したくて、もう我慢できなくなってるからな」

「え?! ウソ!」

 息を飲むようにして言うのがうまい。

「ウソじゃない。りりかが小学生の頃から犯したかったんだ」

「まさか…いやぁ!」

「ほら、ベッドに行くんだ。来い!」

 ガタガタって音まで聞こえる。どうやってるんだ?

「娘を犯すなんて、お父さんおかしいよ」

「だから、いいのさ。血がつながってるんだから、あそこもつながって体液を交わすんだ」

「やだ! 怖いよ! 許して」

「怖い時はいつもお父さんにしがみついてただろ? ほら、抱き合うんだ」

「イヤァァ!…パンツ下ろさないで!」

 クレッシェンドしてきて、ここで絶叫するところがとってもリアル。リアルでしてないのに息が荒れてしまうのはりりかも同じ。

「キャァァ! お母さん助けて!」





「ふふ。まだあまり生えてないな」

「見ないで!」

「暴れるんじゃない! おとなしくしないとよけい痛いぞ」

「ううっ。お父さんひどいよぉ」

「入れられたくないのか?」

「うん、許して」

「何でもするなら許してやってもいいぞ?」

「何でも…するよ」

 ぐしゅんぐしゅんとすすり上げながら言う。

「じゃあ、お父さんのちんぽを舌でなめて、くわえるんだ」

「え?! やだ、おしっこ出てくるところなのに?」

「おまえの素が出てきたところだよ」

「あ、あ、ぁ」

 近親相姦の暗い淵を覗いてしまったような感じがよく出てる。





「ほら、どうするんだ? 下がいいのか? 上か?」

「わかった。お口で…する」

「じゃあ、さっさとなめろ。ソフトクリーム好きだろ? あんな感じだ」

「ぴちゃぴちゃ…こお?」

 指を舐めているのか懸命の演技。

「ふん、最初にしてはまあまあだな」

「先っぽがぬるぬるしてる。気持ち悪いよぉ」

「先走り汁だ。それを飲むんだ」

「飲まないとダメ?」

「当たり前だ。もっと濃い精液も飲むんだからな」

「そんなぁ。…じゅる、じゅる」

 先走り汁をすすりあげる感じも悪くない。

「根元もキンタマの袋もなめて、吸うんだ」

「うん。ぺろぺちょ。ちゅっぱ…」

「いい眺めだぞ。お父さんの顔を見ながらしてごらん」

「うん、でも恥ずかしいよぉ」

「実の父親のちんぽをしゃぶる恥ずかしい娘だからな」

「ひどいよぉ。お父さんがやらせてるくせに」

「ほら、今度はくわえるんだ。根元まで全部」

「う、うぐ。…無理だよ。りりかのお口だと」

 今度は何をくわえているのか、くぐもった声で言う。

「口が無理なら、おまんこだな」

「やだぁ。げほ、げほ」

「ほら、抜くんじゃない。髪の毛つかんでお父さんのお腹に押し付けてやる」

「うげぇ。げほ。…吐きそうだよ」





 いくらフェラ好きでも電話じゃすぐに飽きる。

「そんなんじゃダメだな」

「え? ダメなの?」

「失格だ。ほら、股を開け」

「イヤ! もっと頑張るから」

 マジでわんわん泣き出している。

「暴れるんじゃない! 息を吸って、ふうって吐き出すんだ」

「ふうっ」

「よいしょっと。先っぽが入った」

「あ、あー。痛いっ!」

「最初だけだから我慢しろ」

「だ、だめ。ちょっとだけ止めて」

「きついな。力任せに入れるしかないか。どっこらしょ!」

「きゃああ! ううっ」

 こんな声を出して犯されたのかなって思うような迫真の演技。いや、鮮烈な記憶を呼び覚ましているのか。

「ほら、根元まで入った。見てみろ、おまんこがどうなってるか」

「そんなの見たくない」

「見ないとガンガン突くぞ」

「やぁん。…あ、そんな」

「どうなってる?」

「あ! 血がいっぱい出てる!」

「処女だった証明だ。一生の記念だからスマホで撮っておくぞ。それから?」

「いやだ、いやだよぉ。お父さんの太いおちんちんがりりかのちっちゃいお股に刺さってる。信じられない」

「赤ちゃんが出てくるところだから、お父さんのちんぽくらい平気だ」

「無理だよ。張り裂けそうだよ。背中まで届いちゃうよ」

「ふふ。かわいいこと言うな。ほめてるのか?」

「もういじめないで。痛いことしないで」

「じゃあ、中に出してやるか」

「やだ。出さないで。赤ちゃんできちゃう」

「りりかはまだ初潮来てなかったんじゃないか?」

「…そうだけど」

「なら、だいじょうぶじゃないか。わがままばかり言うなら、もっと奥まで突きまくってやる!」

「ぎゃああ!」

 すごい大声で耳が痛いくらい。

「いくぞ!…出る!」

「あぅ! あぅっ!」

「うっ! うっ!」

 素早くしごいて射精しちゃった。

「はぁ、はぁ」

 長く喘いでいる。





「りりかちゃん、出たよ」

「お父さんに犯されちゃったよぉ」

 あれ? まだ演技中ですか。

「ほら、お父さんの精液がおまんこから、あふれてきてるね」

「りりか、まだ12歳なのに処女じゃなくなっちゃった」

「最初がお父さんでよかっただろ?」

「そんな…でも、今ならそう思います」

 声も戻ってきた。

「よかったの?」

「うん、何回もいっちゃいました。…電話でしたの始めてだから、お父さんはよくなかったんじゃないですか?」

「いや、初めてと思えないよ。よかったよ」

「恥ずかしい」

「会うのが楽しみだよ」

「りりかもです」





「じゃあ、木曜日にね」と言って、切ろうとしたら、

「あ、そうだ」って言う。

「ん? 何?」

「高校の制服着て行ってもいいですか?」

「いいけど、どうして?」

「前のお父さんは中学の制服が好きだったけど、りりかは高校の方が好きなんです」

「制服で犯されるのが多かったの?」

「はい。どちらかを着て、勉強部屋で待ってました」

 寝る前に制服に着替えて、父親とセックスするのを待つなんてねえ。

「新しいお父さんと進学したいんだね?」

「はい」

「近親相姦高校かな」

「そうですね」

 初めて笑ったような気がする。





 電話を切って、ちょっとしたらメールが来た。

「お父さんに会えるのすごく楽しみです。ブスで淫乱なりりかですけど、我慢して犯してください」

 ここまでよくできてると、うれしいよりなんだかため息が出てしまった。

 ま、木曜日になれば本当のところもわかるだろうって思ったら、「あっ」て声が出た。

 ホントの高校生じゃないだろうな?

 18歳未満なんてことはないだろうな?

 いくらうまそうでも毒まんじゅうは食べちゃダメだぞ、頑張れ俺って思った。





『ルノアールで会ってみたらとても18歳には見えなかったです』





 今日、年齢制限ギリギリのりりかに会えると思うと、朝からそわそわ、時々勃起。おしっこしたら鈴口から便器に糸引いてた。

 しょっちゅう時計をにらんで、仕事なんかしちゃいない。





 念のため、1時過ぎに「今日はだいじょうぶ? 風邪とかひいてない?」ってメールを送ったら、

「だいじょうぶです。もうZ駅に向かってます」って返信がすぐに来た。

 そんなに遠かったかなって思いながら、

「じゃあ、着いたらメールするね」

「はい。楽しみにしてます」とまた即返信。





「急に私用ができちゃったから、2時前に早引けするから」って総務担当に言う。

「はい。わかりました」

 それでおしまい。戦力外のおじさんだから誰の許可も要りゃしない。





 1時40分に会社を出てZ駅に向かう。

 ちょっと前まで会議に出席してた日常が制服の少女に会う非日常に変わっていくのにくらっとする。で、声を掛けるのは苦手だから、ちょっと早めに着いて物陰から様子を見てた。小柄で顔の小さい長い黒髪のマジメそうな子が大きなスポーツバッグを持って、スマホを握りしめて寒そうに立っている。

 時間が時間だから、改札口近くの人通りの多いところでも中高生らしい子はその子だけ。厚ぼったい紺のコートにピンクのマフラーで、改札口や地下鉄の出入口の方を見てる。あの子だろう。死角に回り込んで、1分ほど観察してるとまた勃起してきちゃった。

「もう着いてるんだったら、しゃがんでくれる? 声をかけるから」ってメールを打つ。

 2秒経って彼女のスマホが震えたみたい。びくっとして、スマホを見て、こくこくとうなずく。

 すっとしゃがむ。正面に回り込んで、

「りりかちゃん?」

 髪をかき上げると、あどけない黒目がちの瞳が見上げる。

「あ、お父さん?」

「うん。いいよ。もう立っても」

「は、はい」

 すっと立つ。身のこなしがキレイだ。顔立ちはとても幼い。危険なほど。

 この子がブスならこの国に美人はいない。この子が淫乱なら秘宝を手に入れたも同然だ。うまい文句が思いつかないほど興奮している。





「お茶しようか?」

「はい」

 素直にうなずく。

「早めに着いたの?」

「はい。20分くらい前に来ました」

「そんなに? 検索したんでしょ?」

「早めに着くってわかってたんですけど、昨日からわくわくしちゃって」

 電話以上に甘えたような声で、ちょっとかすれた感じがいい。

「寒かったでしょ?」

「寒かったぁ」

 緊張してたのがちょっとほぐれたみたい。





 ルノアールに入る。わりと空いてて、中年のおばさんグループとパソコンの画面とにらめっこしてる若いサラリーマンくらいしかない。

 ウェイトレスが案内するのを無視して、奥の窓際の席に向かう。

「こっちにしようか?」

「わたしはどこでもいいです」

 親娘にしか見えないだろうけど、こっちは聞かれちゃまずい話をするんだ。そう、ここじゃふさわしくない話をこの純情可憐な娘と。





 マフラーを取って、コートを脱ぐとイーストボーイみたいなブレザー姿。

「いろいろ着込んじゃって」とぼくの視線が恥ずかしいみたい。

 でも、校章もついてるし、袖口とかはくたびれているからもちろん本物。っていうか、雰囲気が高校生そのもの。こりゃ高1なんじゃね?とまたまたやばい想像。





 メニューを開いて、

「何にする?」

「えっと、ミルクティでいいですか?」

「もちろん。…りりかちゃん、ケーキ好きじゃない? 付き合うよ」

「いいんですか?…えっと。じゃあ、このムースを」とフランボワーズのムースを指す。

 ウェイトレスを呼ぶ。

「ミルクティとコーヒー。それとムースと…そうだな抹茶ロールね」

 いちいち復唱するのがうざい。

 Renoirがルノアールで、Framboiseがフランボワーズって、バラバラなのがわからないレベルだから仕方ないか。





「制服似合うね。すごくかわいい」

「かわいいんだなんて。…うれしいです。お父さんのスーツ姿も素敵です」

「…あのさ、タメ口でいいよ。その方が自然だし」

 無理して余裕ある態度を繕う。自然に近親相姦プレイを始めたいし。

「はい。そうですよね。わかってるんですけど、緊張しちゃってて」

「まあ、徐々でいいけど」

「はい…あ、うん。その代わりお父さんも『りりか』でいい、よ」

「うん、わかった。今日は何時くらいまでいいの?」

「何時まででもいい、よ。お母さん夜勤だから」

「じゃあ、ゆっくり遊ぼうね」

「うん!」って楽しそうに言う。





 早く飲み物とケーキが来ないとどんな遊びかが話せない。

 話が途切れちゃって、タバコを取り出して、禁煙席だったのに気づいた。全く喫煙者は2級市民だ。

「お父さん、タバコ吸うんだ?」

「うん、嫌い?」

「全然。気にしないよ」

 こっちより先に落ち着いてきたかな。





 ケーキを食べながらちら見する。ケーキに夢中になってるけど、ぼくがしゃべると手を止めて目を上げる。

「はい?」

「ううん。まあ、いいから食べなよ」

「うん! とってもおいしい。…ひさしぶりだし」

 またうつむくとまつ毛が影を落とすほど長い。

 はっとするほど色が白くて、斜めの光の中で肌がなめらかに輝いてる。

 すっぴんでこんなだったら、メイクしたらすごいかも。





 校章のエンボスが入ったスポーツバッグを見ながら、

「おっきなバッグ持ってるけど、何が入ってるの?」

「着替えとかゲームとか」

「着替え持って来たんだ?」

「うん、お父さんが好きなようにできるように」

「破いたり?」

「そお。…この制服も破いていいよ」

 自分でレイプごっこの準備するとはね。





 もっと入ってる感じがして、

「他には?」と訊くと、唇をちょっと開けて、恥じらうようにまた目を伏せて言う。

「…バイブやローターも」

 おひょひょー!

「いやらしいね。使ってほしいの?」

「そんなぁ。…いろいろ考えちゃって、いろいろ入れちゃったの」

「修学旅行みたいだね」

「うんうん、そんな感じです。わくわくして昨日はなかなか寝つけませんでした」

 時々敬語に戻っちゃうのは家庭環境がいいせいだろうか。お嬢さま育ちの娘を性奴隷にしようと思ったのか、行き届いた父親だ。

「いろいろ妄想しちゃったんだ?」

「うん、妄想しちゃった」

「オナニーした?」

「オナニーしたかったけど、我慢したの。枕を股にはさんで」

 顔がぽおっとピンク色に染まる。





 ちょっと手加減してあげようと思って、

「姿勢がいいよね」

「バレエを習ってたの」

「へえ、いくつの時から?」

「3歳から」

「それだと身体かなりやわらかいんだろうね」

「うん。無茶な体位もできるよ」

 ぶふっ! またりりかからそっちの話題にしてるし。

「どんな体位?」

「片脚を伸ばしたまま顔まで挙げて、立ちバックしてもらうとか」

「すごいね」

 そこまでせんでもええって。

「その頃から、いいセックスができる身体になるように計画されてたんです」

 ちょっと脇を向いて言うのがかわいそうな感じもあるけど、ぼくの頭にはセクサロイドって言葉が浮かんだ。





「お母さんは気づいてなかったの?」

「お母さんのことは、ホントにわからないの」

「バレそうになったことはなかったんだ?」

「危ない時はありました。セックスしてる途中で予定よりお母さんが早く帰って来て。…2人とも服を着たまましてたから、あわててパンツ上げて、なんとかごまかしたの」

 くすくす笑いながら言う。

「りりかの部屋で?」

「ううん、その時はキッチンでしてました」

「いつ頃?」

「高1くらいかな。晩ご飯の仕度してるのを後ろから入れられて。…キャベツ刻みながら犯されてた」

「危ないなぁ」

「ホントですよぉ。トンカツ揚げてたら危なかったです。…でも、料理しながらとか、勉強しながらとかはよくされてました。わたし料理得意ですよぉ。お母さんの代わりに作ってたから」

「じゃあ、また作ってもらおうかな」

「うん。何が好き?」

「なんでも好きだよ。自炊してるけど、面倒なものはどうしても避けるから手間の掛るのがいいかな」

「じゃあ、腕によりをかけて。お父さん、期待してて」





「で、セックスしてる時にお母さんが帰って来ちゃった話だけど、においとか気配とかあるよね」

「気まずい雰囲気は3人ともあったかな。…だから、なんとなくはわかってたのかなって思うことも」

「見て見ぬふりか」

「わたしたちはバレないように気はつけてたけど」

「と言うと?」

「精液のついた下着とか服はお父さんのもわたしが洗ってました。お父さんはお母さんが外出する時には帰る時間を確認して、帰る時には必ずメールしろって、口やかましく言ってたの」

「かえってあやしまれそうだな」

「お母さんはお父さんの命令に従順だったから」

「お母さんも調教されてた?」

「だと思います」

 声の調子を変えずに答える。

「見たことはないんだ?」

「わたしとするようになってからはセックスレスに近かったみたいです。…お父さんの性欲処理役がお母さんからわたしに変わったような」

「訊いたことはないんだ?」

「ないです。もし訊いたら『親のセックスを詮索する娘があるか!』って叱られるに決まってるし」

「うーん。一般的にはそうだけどさ」

「娘なんだから父親に奉仕するのは当然だって」

 娘を好き放題に犯しながら、父親としての立場を堅持できるのが不思議だ。不思議と言えばぼくが訊くことにすらすら答えられるのもそうだ。





「今もピル飲んでるの?」

「はい、ちゃんと飲んでます」

 この子とぼくもセックスしたい。この子の父親に取って代わりたいという欲望に従順になりたい。

「時間もあるから、ぼくの部屋でゆっくりしない? タバコも好きなように吸いたいしさ」

「お父さんちに行っていいの? 初めてなのに」

 ホテルに行くつもりだったのかな。

「いいよ。でも、心配が一つだけ」

「心配? なんですか?」

 ホントに心配そうな顔をしてる。

「りりかは本当に18なの? あまりにも幼い感じだから」

「18だよぉ。中学生に間違えられることもあるけど。…はい」

 胸のポケットから学生証を取り出して、ぼくに渡す。

 平成14年12月1日生まれって書いてある。もちろん校名も。

「え? チャットした日が誕生日だったの?」

「うん、そうだよ」

 短めのボブの今よりさらに幼い、でも無表情な写真とはにかんで笑う美少女を見比べていると、また狐につままれたような気分になった。





『痴漢プレイした勢いでフェラさせてみました』





 ルノアールを出て、地下鉄の出入口に向かいながら考えた。





 りりかが18だというのは(今年が平成だと何年かって考えて計算するのに時間が掛かったけど)間違いないようだ。





 券売機に向かおうとするりりかの腕を触って、スイカを差出しながら、





「これ使えばいいよ」





「あ、ありがとうございます」





 ぼくはスマホにもモバイルスイカが入ってるから、いつもはそっちを使ってる。





「定期券はスイカかパスモじゃないの?」





「そうですけど、チャージしてなくて…地下鉄に乗るのひさしぶりです」





「そうなんだ。この路線は?」





「初めて」





「ちょっと乗り継ぎとか不便だからね。かえって空いてていいんだよ」





 この階段の風が強いのはなんでだろう。





 ぼくらを追い抜こうとしたあんちゃんが、りりかが、





「きゃ、風がすごーい」ってスカートを押さえているのを見て、歩調がゆっくりになった。





 かわいいものだ。





 降りた駅のすぐそばに交番がある。





『おまわりさん! 高校生でも18歳に達してたらセックスしてもいいんですよね?』って訊きたくなる。





 聞くわけないけど、所轄署の少年課に電話掛けて、からかうくらいならいいかな。





「ここを曲がるとすぐだよ」





 オフィス街だから平日の方が人通りは多い。特にお昼休み時はにぎやかなくらい。





 今はスーツ姿のサラリーマンや宅配便業者がちらほら。





「腕組んでいい?」ってりりかが聞く。





「いいよ」って、軽く返事する。





「お父さん」ってすり寄ってきた。





 シャンプーなのか、この子の体臭なのか甘い香りがする。





「ぼくのこと気に入ったの?」





「うん。会った瞬間にやった!って思っちゃった」





「照れるね。そうは見えなかったけど」





「もうどうしようって感じでドキドキ」





 はた目には親子でじゃれあってるように見えるかな。





「どうしようってどうしたいの?」





「お父さんの好きにしてほしいの」





 ぎゅって腕を抱いてきて、ルノアールでの落ち着いた雰囲気とはちょっと違ってきてる。





 マンションは10階建てで、ワンフロアに2世帯しかないこじんまりとしたもの。それまで住んでいた大規模マンションがプライバシーに踏み込んでほしくもないくせに、エレベータで挨拶するのが偽善的に感じられてイヤだった。





 ここだと滅多に他の住人に出くわさない。





 と思ったら平日の昼間のせいなのか、アラサーくらいの派手めのホステスっぽい女性が後から慌ててエレベータに乗って来た。





 こっちはぎょっとして、向こうも「あらっ?」て思ったみたい。





 そりゃおっさんが女子高生と腕を組んでマンションに入っていけばねぇ。





「お父さん、だからいいじゃない。買ってよぉ」





 りりかが機転を利かせて、腕をすっと離しながら言う。





 でも、ごまかせたとは思えない。早くもそういう雰囲気じゃなくなっている。と商売柄この女性は感じ取ってしまっているような。





 9階のボタンを押す。互いに目礼を交わして女性は3階で降りて行った。





 とろんとしたねだるような視線でぼくを見る。優等生がふいに牝に変わる。思わず引き寄せてキスすると、自分から舌をからめてくる。キスってこんなに気持ちいいのかと一気に勃起する。





 ゆっくりと昇っていくエレベータには窓がついてて、下りを待ってる人がいるかもしれないけど、いいや。こんなに小さな肩や腹に触れていられるなら。





 9階に着いてドアが開く。たまに同じフロアの人と鉢合わせすることがある。ぼくと同年配の自営業っぽい人だけど、見られてもいいや。抱き合ったままポケットから鍵を取り出して、2つある鍵穴に入れて回すのはむずかしいけど、それだけ長くキスできて。





「お父さん、すごく好き」





 フェロモンがにじみ出てるのか、香りが濃く変わっていく。制服の少女を抱きしめながら(りりかは脚まで絡めてきた)部屋に入る。





「ぼくも」





 ドアを開けて、ローファーを脱ぐときには身体を離さないといけない。





「さあ、どうぞ」





 振り返ってぼくの靴もきちんと揃えてるりりかを見て、やっぱり紺のハイソっていいなって思う。





「おじゃましまーす。…わあ、広くて明るくて…素敵!」





 あちこち見回して、どんどん中に入って行く。





 好奇心いっぱいの少女に戻ってる。りりかは転換が早い。





 エアコンのスイッチを入れると、ジャケットも脱がずに奥の部屋のりりかに近づいて行く。





「おっきな窓の部屋っていいなぁ」





 4枚窓の下がはめ込みになっていて、上がふつうの窓になっているから明るいけど、壁越しの隣の部屋がないのと相まって冬は寒く、夏は暑い。





 窓の外はなんの出っ張りもない壁面だから、転落防止のために柵が4本走っている。





「窓開けていい?」





「いいよ」





 さあっと冷たい風が入ってくる。





 顔を出して、ビルの彼方や通って来た道を見下ろしたりしてる。





「すごい、すごい。いい見晴らし」





「怖くないの?」





「うん、これにつかまってれば平気」





 柵から身を乗り出しそうにする。





 後ろから抱きしめる。ぴくっとしたけど、知らんぷりを装って窓の外を見続けている。





 コートを脱がせてブレザーの中に手を入れてブラの上から胸を揉む。りりかは破いてもいいと言ったけど、今はボタンをちゃんと外していく。その様子をどこか眠たげな目で見ている。





 ブラの下は小ぶりだけど、実用には十分といったところか。吸いつくような肌の感触。乳首に軽く触れると「くっ、くぅん」と抑えた吐息が漏れてかわいい。こんな子を痴漢してみたい、彼女にも痴漢願望があればいいなと思う。制服は脱がさずに最後までやっちゃおうとギンギンのちんぽに誓う。





 胸の次はスカートの中に手を入れてお尻を触るというより握る。筋肉の上に薄い脂肪が載っている。さすがはバレリーナと思わせる。チュチュをまとった美しい白鳥を醜悪な獣が貪っていく。





「お父さん…」





 とても拒むような言い方じゃない。ぐいっと顎をつかんでこちらに顔を向けさせてキスをしながら、





「お向かいのビルの人に見られちゃうね」と言うと、





「うん」と言いながらぼくの唇を吸う力が強くなる。





「脚を広げて」





 痴漢しやすく、でも下品にならない程度に開脚する具合を心得ている。股からパンツの前を探ると早くもしっとりしてるような気がする。





 いろいろ父親に調教された結果なのかなと思って、





「ぼくのこと好きって、前のお父さんに似てるのかな?」





「ううん、全然。太ってたし、知的な感じじゃなかったし」





 正直に言えとばかりにクリの辺りをぐりっとつまみながら、





「見かけだけじゃないのか?」





「あ、あぅん。性格もまるで違う…と思います。でも」





「でも?」





「駅で会った時、やった! お父さんだ!って思っちゃったんです」





 さらに湿って、もうぬちゃぬちゃになったパンツの脇から指を入れる。





「どうしてそう思ったの?」





「どうしてでしょう。はぁ、はぁ。…わからないけど、今もどんどん好きになってます」





「初対面なのに? 2人の男ともこんな感じだったんじゃないの?」





 舌を吸い出すようなキスを続けながら、クリを探る。見た目にふさわしくひっそりと小さいのか、使い込まれて淫乱に肥大しているのか興味があったが、どうやら前者のようで、濡れていることもあってすべってつまみにくい。それがかえっていいのか切なげに悶える。





「はぁあん、あんっ! 違います!…したのは何か月も付き合ってからです」





 冬の風にさらされながら、言葉で責めていくのは楽しい。





「若い男とはそうでも、お父さんくらいの年格好なら誰でもいいんじゃないの?」





 ヴァギナに指を入れようとするけど、こんなに濡れてるのにと思うほど狭い。





「違うぅ。…お父さんしかいないよ」





「じゃあ、前のお父さんのことは忘れる?」





「うん、忘れる…ように頑張る。頑張ります」





 セクサロイドという言葉がまたよぎって、





「インストールし直していいんだね?」





「インストールし直しちゃって、全部。お父さんの娘にして。ブスで淫乱なりりかだけど」





「ブスじゃないよ。すごくかわいい。…すごく淫乱だけどね」





「恥ずかしいけど、うれしい」





 いくら興奮するプレイでも、このまま寒風にさらされていては勃起してるものがかじかんでしまう。窓を閉め、ひと息ついて普通の会話をする。





「痴漢に遭ったことある?」





「ある。すごくイヤだった」





「今、痴漢みたいなことされて、感じてたのに?」





「だって…」





 また後ろ向きにさせて、窓に押しつけながらスカートを捲り上げる。パンツはコットン生地に薄いピンクのボーダーで、中学生並み。ブラも安そうな白にピンクの水玉。地味め、幼めを評価する声もあるだろうが、ぼくとしては派手めでオトナっぽいのを着させて、堪能したい。





「あ、ああん。お父さんは特別なの」





「嫌がってもいいんだよ。…ちょっとは抵抗した方が痴漢っぽくていいかな」





 父親とこういうふうにしたことあるんだろって言葉を飲み込んで言う。





「あ、いやぁ。やめて…ください」





 阿吽の呼吸でプレイ再開。言葉だけじゃなく、身体を固くするところがリアル。





「すけべそうな顔して立ってるから触ってあげたんだよ。いつもこの時間、この車両で痴漢されるの待ってたんだろ?」





「そんなことないです。そんな子じゃないです」





「ウソつけ! こんなにぐしょぐしょに濡らして」





「ひどいよぉ」





 頬に涙が伝う。泣き顔を窓に押しつけるときれいな顔がゆがむのがそそられる。





 手足をバタバタさせてるのに構わず、体をまさぐりながらパンツを膝まで下ろす。





 ジッパーを下ろして、勃起したものを取り出す。りりかの手をつかんで握らせようとするとちょうどいいくらいに抵抗してくれる。





「いやっ! 嫌です。…ひっ!」





 亀頭に細く冷たい指が当たる。唇を噛んでひきつった横顔がたまらない。





 ダメもとだと思いながら、





「ほら、こっち向いてしゃがむんだよ」





「え? えっ?…な、何を?」





 言葉とは裏腹に素直に振り向き、膝をつく。会って間もない高校生に今からフェラしてもらえると思うとこっちの膝が震える。





「ここで犯してやるのさ。その準備だよ」





「ひどい! 準備だなんて…」





 伏目がちにしていたのに、おまえと呼ばれてうっとりと目を上げてしまう。





「嘘つけ! まなこもまんこも濡れてるんだろ?」





 ちんぽを小さな桃色の唇に押しつける。





「違っ! うぐっ! やあぁ!」





「ほら! しっかり舐めるんだ! 何を顔を背けてるんだ?」





「ご、ごめんなさい。…臭いが。すごく臭くて」





 昨日眠れなくて風呂上がりなのにオナニーしたから精液と小便の臭いですごいことになっているだろう。





「これが牡の臭いだ! 慣れるんだな」





「そんなぁ。慣れるなんて…」





 そのくせすんすんと鼻を鳴らして臭いを吸い込むと、やおら顔を傾けて口いっぱいにくわえる。白磁のような頬が膨らむ。いたずらっぽい笑みを浮かべながら、





「ひおひひへひふへて、あひゃらまがふゅらふゅらひて、ふわいまひひゃっら」って、臭い素敵すぎて、頭がふらふらして、くわえましちゃったと言ったのだろう。





 この子優秀すぎるよ、このままじゃすぐに出しちゃう、





「じゅ、準備はもういいかな」と音を上げてしまった。





『JKとセックス出来ただけで天下取った気分です』





 折角だからクラシックバレエ仕様の立ちバックでしてみたい。それには背の低いりりかに挿入するにはかなり腰を落とさないといけない。

 りりかに腰を突き出させて犬のように犯せばいいのだが、それじゃあ痴漢っぽさが失われる。

 まずは挿入しよう。

 スカートがまくれ上がってしまわないように気をつけながらパンツの脇からねじ込もうと奮闘する。

 お気に入りのAVを思い出して、腰や性器の位置を調整する。

 芸術も模倣から出発するというからセックスも同じだろう。もっと謙虚にAV男優の妙技を見ておけばよかった。





 何回かヴァギナで滑ったのをなんとか挿入して、一気に突き上げる。すごく狭くてきゅうきゅうと締めつけられる。おまんこの中に指があるような、新しい父親の生殖器を待ちかねていたような。

「ああぁ、やだよぉ」

「イヤだ? 電車の中で犯されるのがか?」

「うん、やだ」

「知らないおっさんに感じさせられてるのがか?」

「それもあるぅ…全部やだぁ! あん、ああん」

「全部いいの間違いじゃないのか?」

「違う…絶対違うよぉ」

「こんなに濡らしててよく言えるな」

「…」

 顔を真っ赤にして横を向く。

 とろけるよう膣内に包み込まれる。





 パンツの左脚だけ抜く。こういう細部でエロマンガやアニメで同好の士が多いのは何よりだ。

 逸物(と言うほどのモノではないが)が抜けないように注意しながら、膝裏とハイソのちょっと上を持って右脚を上げていく。

「な、何をするの?」

「バレエを習ってるんだろ? 知ってるぞ。澄ました顔で練習してたのを見てたんだ」

 脚をもっと上に上げていくと当たるところが変わっていく。

「覗いていたんですか?」

「ああ、おまえのことはいつも見ていたさ。…もっと上がるだろ?」

 震えながら脚が上がっていって、爪先が天井を指す。

 スカートがずり上がって、透き通るような太ももが柔らかい光に照らされて輝く。





「こっちへ来い!」

 力の抜けたりりかを抱えるようにして、玄関の姿見の前まで連れて行く。

 くたびれたおっさんがスーツ姿のまま硬くなったモノを出して、制服の少女を立ちバックで犯している。

「見てごらん」

 痴漢ごっこはもういいだろう。りりかは勘がいいから以心伝心。

「あ、すごい…」

「ケツを突き出した方が深く入れてもらえるね。どうする?」

 決断をりりかにゆだねる。

「お尻、突き出すの?…こお? 後ろから?」

 鏡の両側に手を突いて、少しずつずらしながらお尻を突き出す。

「ふふ。自分から深く導くんだな」

「言わないで…いじわるしないで」





 ちょっとだけ腰を引くとお尻が追いかけてくる。

 すかさず腰を送って、深く挿入し、また引く。

 痛くないんだろうかと思うくらいヴァギナは目いっぱい広がっている。

「あああ、お父さん。お父さんっ!」





 この天から舞い降りてきたような少女をどこまでも受け入れたい。

 『父親』だけに欲情する娘を。

 『娘』にだけ欲情し、性欲処理させたがる『父親』に。

 そんな情欲にまみれた決心と衝動に突き動かされて、いたいけな少女を押し倒し、犯す。

「あぅぅ。はぁんん」

 ぼくの背中を両手両脚でぎゅっと羽交い絞めにしてくれる。

 チェックのスカートがまた上がっていく。





 腰の動きがアッチェルランドして激しさを増していく。

 可憐なヴァイオリンに叩きつけるようなピアノが絡み合う。

 ヒクヒクと震える女性器に黒々とした男性器が淫蕩な往復運動を行っている。





 ドアの向こうでエレベータが止まって、隣人が降りた気配がする。

「人が…ああ、んんっ」

 りりかの口をぎゅっと押さえると、目を見開いて『続けて』と瞳で言う。

「うぐ、ううっ」

「ドアが閉まります」という聞き慣れたエレベータのアナウンスが聞こえる。

 夢中でどこをどう触っているのかわからない。

 りりかがいくら口を大きく開けてもぼくの手の平をはみ出さない。





 咳払いと鍵を開ける音が聞こえる。スリルが射精の引き金を弾いた。

 ドアが開いたようだ。

「んっ、んん…あぅ、ううっ、んんっ、あぁん」

「うっ。出る」って押し殺した声で叫ぶ。





 ドアが閉まる音がするかしないかで、手を離すと、

「はぁ、はぁ…お父さんの精液ください」とかすれた声で言う。

「うん。たっぷりあげるよ」とささやく。

 しなやかで張りのある体をぐいっと引き寄せて、達する。





 小さな子宮にはあふれるくらいの精液が放出されたみたいだ。

 お互いに抱き合ったまま30秒?1分? 長く入れたままにしている。

 ああ、なんて幸せなんだろう。青空に吸い込まれていくような。天下を取ったような。…





 目と目を合わせながらゆっくりと抜く。

 あふれ出た精液はスカートの裏地と玄関の床に落ちる。





 ティッシュを持ってきて3、4枚渡す。

「ありがと…」

 汗ばんだ顔がバレエのレッスン後のようなさわやかさを漂わせている。

 余韻に浸ろうとしていたら、着信音が聞こえる。りりかのスマホだろう。

「出ないでいいの?」

「うん」





 ちょっとしてから、物憂げにバッグの外ポケットのスマホを見て、

「電話していいですか? お母さんからの着信が何回もあったみたい」

「うん、いいよ」

 洗面所の方へ行って、犯されて乱れた姿のまましゃべっている。

「えー、そんなぁ。…あたしだって予定あるしさ。…だって、今日は友だちと遊ぶって言ってあったじゃない」

 友だちねぇと苦笑する。

 ふだんのしゃべり方が聞けておもしろい。

 ジッパーを上げ、ワイシャツを整えてタバコを吸いながら耳をそばだてている。





 見るとりりかの太ももから精液がぼたりと一滴、つつっと二滴。さらに…。

 ハイソに絡んだり、くるぶしに引っ掛かったままのショーツに落ちたりする。

「わかったよ。もう!…まいとあきなに訊いてみるから。…うん、帰る時にメールするよ」





「帰らなきゃいけなくなった?」

 先に訊いてあげる。

「ごめんなさい…」

 スマホを持ったまま抱きついてくる。

 ぼくの胸にすがりついて、しゃくりあげている。

「どうしても帰ってきてって。…お母さん、時々そうなっちゃうの」

「メンタル系かな」

「うん。うつ病で病院に通ってる」





 長い髪を撫でながら、

「かわいそうに」

「ずっとお父さんといっしょにいれると思ったのに」

「あのさ、精液が脚についてるよ」

「あ、やだ!…ごめんなさい。お父さんのズボンにも」

 抱きついた拍子にべちゃっと裾の方についちゃった。

「こんなのいいよ。後で拭きとっちゃうから」

 取れにくいんだよなって思うけど、どうせジッパーの周りはりりかの汁でぐっしょり濡れている。





 駅までりりかといっしょに歩く。

「ホントに着替えなくてだいじょうぶ?」

 ティッシュで拭いただけで、白いしみになっているハイソを見ながら言う。

「うん、お父さんの精液つけたまま帰りたいの」

「そんなこと言われるとまた勃起しちゃうじゃないか」

「うん、ホントだ」

 テントを張り始めたズボンを覗き込むようにしてくすっと笑う。

 身体の動きが早いから、かなわない。





「お母さんが落ち着いたら、電話でしよっ?」

「それもいいけど、また会いたいな」

「今日は…ごめんなさい」

 バッグを持ち替えて頭を下げる。髪の毛がさらっと落ちる。

「それはもういいよ。また近いうちにってこと」

「もちろんだよぉ」

 頬っぺたにちゅってしてくる。

「駅まででいいの?」

「はい。これ以上迷惑かけたくないから」

 そう言って改札口で別れた。

 何回も振り返り、「バイバイ」って、手を振って階段を下りて行くりりかを見ながら、誰もあの子がスカートやショーツやハイソに、何より膣内にたっぷり精液を残したままだとは見えないだろうなと思った。





『うちの娘は化粧すると妖精になります』





 りりかをぼくの部屋で犯してから、毎日何回もメッセージが来る。

「お父さん、おはよ。今日も頑張ろうね」とか、

「ねね。聴いてよ。あきながさぁ…」とか、

「お父さん、おやすみなさい。今日もお仕事お疲れさまでした」

といったものだから、適当に返信すればいいんだけど、それだけじゃなくて、

「朝立ちしてる? してたらフェラしてあげたいな」とか、

「お父さんのこと考えてたから濡れちゃってたよぉ。みんなにはヒミツね」とか、

「りりかはお父さんにいじめられて、犯されるの想像しながらオナして寝ます」なんてのが絵文字いっぱいでくっついてる。





 友だちやバイト先のことやいろんなことがほの見えるけど、学校の話は出て来ない。

「高校は中退したの?」って一言聞けばよさそうなものだけど、返信をもたもた打ってるうちに忘れたり、気が引けたりしてる。

 ま、今度会った時にきっちり聞きましょってことにしてた。





 ところが、いざ会おうとすると「その日はバイトが入ってて。…ホントにごめんなさい」となぜか都合が合わない。

 ぼくはぼくでインフルエンザで1週間寝込んでた。

 りりかに伝えると、

「だいじょうぶなの? 看病したいぃ!」

「ダメだって、うつったらどうするの?」

 最後の方はだいたい治ってたけど、人にうつしちゃまずいから引きこもってた。





 そんなこんなで、年が明けてしまった。

 いやー長かった。

 だって、金曜日の夜に、

「わーい! やっと会えるね! わくわくしちゃって寝れないから、いけない子のりりかは今からお父さんのちんぽをおかずにオナるね。あ、お父さんはオナっちゃダメだよぉ。りりかのおまんこにおとり置きね!」なんてメールが来るんだもんねぇ。





 寒いのはかわいそうだから、新宿のマルイの1階で待ち合わせ。

 早めに着いたはずだけど、もうりりかはいた。

「お父さん、こっちこっち」

 周りの人が振り返るほど手をぶんぶん振ってる。

「お待たせ」

 しまむらあたりで買ったような感じの服を着てる。今日はりりかを変身させる。

 ぼくはGAPのタートルネックのセーターとリーヴァイスのジーンズに通勤でも着てるカルヴァン・クラインのハーフコート。

 トップスは安くて控えめなおしゃれ感が好きなGAPがほとんどなんだけど、あとは適当。あ、スーツは作業着だから青山とか。





 エスカレータで上がってワンフロアずつ見ていく。

「ここってオトナっぽいね」って、りりかがこそっと言う。

 確かにメインターゲットは若いOLだろう。りりかが場違いに思うのは無理もない。でも、こっちには思惑がある。





 4階にレッセ・パッセがあって、お嬢様系のワンピならここかなって。

「どう? こういうの」

「無理だよぉ。そんなにお上品じゃないもん」

 店員が微笑みながらこっちを見てる。

「りりかは上品だよ」





「だけど、お父さんさぁ。これってキャミ・ワンピにショールだよ。オトナすぎるよ」

 ぼくの顔を立てたのか服を合わせて鏡を見ながら言う。ぼくがちょっと黙ってると店員が、

「お嬢様、かわいいですね」

「そうですか? わがままばっかりで」





 りりかはもうそっぽを向いてカットソーを見たりしてる。

「すごくかわいいですよ。清楚な感じで。これなんかは…」

「うん。これいいですね。…りりか、これ試着してみたら?」

「えー、面倒くさいなぁ」なんて言ってるけど、りりかはいたずらっぽい目をしてる。

 ぶっきらぼうな思春期の娘とデレデレ父親ってプレイがわかってるみたい。





「こんなひらひらのワンピ着たことないなぁ」

「まあ、ちょっと早いけど、卒業祝いだよ」

「でも、すごく高いよ」

 嫌ってこともないのか。

「だいじょうぶだよ。気に入らないの?」

「ううん、とってもステキ」

「じゃあ、決まりね。…これください」

「あ、ありがとうございます」

 ふつうは親子で意見が食い違ってなかなか決まらないのが多いのだろう。ましてや父親と娘じゃあ、もめるのが当然、驚くのも無理はないか。





「このまま着て行こうか?」

「え?…だって」

 足元を見てる。

 黒いタイツにスニーカーみたいなのを履いてる。

「もちろん靴も買うよ」

「うん、わかった」

 素直な娘はにっこり笑ってる。





 このワンピならジルスチュアートかなって思って地下の靴売り場に行ったけど、

「似合うのなさそうだね。お姉さんっぽい」

「おばさんっぽいよぉ」と容赦ないお言葉。

 あしながおじさんはカントリーっぽい、ツモリチサトは主張が強すぎる、おっさんが少女を引っ張ってさ迷い歩く。

 ようやくアンテプリマでいい感じのベロアを見つけた。





 履かせてみると店員も、

「とってもステキですぅ。お嬢様にお似合いです」って言う。

 まあ、店員は誰にでも言うけど。

「こんな高いのいいの?」

「だいじょうぶ。その服に合ってるよ」

「ありがと、お父さん」





 で、次はストッキング。おとなしめの色だけど、ラメが入ってるのを履かせる。

 さて、いよいよ本番。

 マルイに化粧品はあんまりないから、伊勢丹に行く。

「メイクしたことは?」

「ほとんどない」

 今日も薄くルージュを引いてるぐらいかな。





「ここどう?」

「わー、かわいい」ってアナスイで言うからやっぱり今どきの子。

 あんまり濃くないピンク系のアイメイクとルージュだけ選んで、

「この子はあんまりメイクしたことないから、この服に合うように全部やってみてくれる?」って店員に頼んだ。

「お化粧ほとんどしてないんですね。…わぁ、すっごくすべすべ」

 軽く化粧水(ああいうのの名前は覚えられない)で拭いて、早速ファウンデーションから。

 りりかはくすぐったそうな顔をしてる。





「お肌が白くて透明感があるので、軽くコンシーラだけでもいいくらいですね」

「はい」

「お手入れ何かしてるんですか?」

「いいえ」

 おいおい、メイク中に首振っちゃダメだろ。





 目に取り掛かる。

 目を開けてるのが苦手みたい。

「まつ毛、上も下も長くて、エクステしてるみたいですぅ」

 下の毛は薄いよねって鏡越しにりりかと目くばせするけど、にこにこしてるだけだから通じてないんだろう。





「マスカラもしてくれる?」

「あ、はい。ブラウン系がいいと思います」

「ちょっとトイレ行ってくるね」

「うん」

 だから、うなずいちゃダメだって。





 さっきからずっと勃起してるから、なかなかおしっこが出ない。

 年のせいじゃないって。

 亀頭はぬるぬる。

 娘と一緒に買い物しながら、こうなっちゃう父親っているのかな?





 帰って来たら筆でルージュを引いてた。

「その上に透明なラメのグロスなんかいいんじゃない?」

「そうですね。色が強く出過ぎないで、お嬢様の清潔感が引き立ちそうです」

 いや、フェラさせるのにいいかなって思っただけなんだけど。





「はい。お疲れ様でした」

「どうも」

「とってもかわいいです。お洋服にもすごく合ってます」

「うん、いいんじゃない?」

「ホント?」

 メイク中はむずかしい顔をしてたのが初めて笑った。





 化粧品は百均しか持ってないって言うから、使ったのは全部買っちゃった。

「百均のは肌が荒れたりするからやめた方がいいよ」

「わかったぁ。キレイになった?」

「うん、すごく」

 妖精みたいって言いかけたけど、わざとらしいからやめた。





 タバコが吸いたかったから、プロントでコーヒーを飲む。

 りりかはミルクティ。

「魅力的だよ。みんなちら見してたじゃない」

 テーブルの下で手を握る。

 指をからめてくる。

「最初は緊張したけど、だんだん自分が変わっていくのがおもしろかった」

「化粧のおもしろさがわかった?」

「うん。自分の顔がキャンバスになったみたい。今までのは落書き」

「まだパステル画くらいだね。ちょっとずつ濃くして、りりかのいろんな面を引き出してみようか」

 お互いだんだん額が近づいてくる。

「盛りすぎはやだなぁ」

「うん。ああいうのはみんな同じ顔になっちゃうよね」





「そろそろ行く?」

「ホテル? お父さんのマンション?」

 お嬢様にメタモルフォーゼさせて犯したいってわかってたんだ。

「お腹空いてない?」

「うーん。食欲より性欲かな」

 無邪気で妖艶な笑いを浮かべながら、ぼくの手の平をくすぐる。





 すぐとなりで、世間話に花を咲かせてる中年のおばさん3人組に聞こえないだろうかって、心配になる。

「マンションの方が落ち着くね」

「うん。…あ、お化粧直すから、トイレ行ってくるね」

 ぼくが人前で化粧をするのはヨーロッパでは、街娼、ストリートガールのすることだって言ったのを覚えているんだろう。





 もう1本タバコを吸いながら、さて今日はどんなふうに楽しもうかと思いを巡らす。

 りりかがくすくす笑いながら戻って来た。

「おしっこ済ませてドア開けたら、キレイな人がいてさ」

「うん」

「すみませんって言ったら…鏡に映ったあたしだった。バカだねー」

「あはは。そりゃいいや」





 新宿三丁目からは地下鉄を乗り継いで30分ほど掛かる。

 途中で席が空いて並んで座る。

「オトナっぽい?」

「うーん。そこまではいかないでしょ」

「えー、まだダメなの?」

「りりかの言うオトナっていくつくらいなの?」

「えーと。20歳か22歳くらい?」

「それって新入社員だから、全然オトナじゃないよ」

「じゃあ、お父さんにとってのオトナの女は?」

「まあ、アラサーじゃないかな」

「そりゃおばさんだよぉ」

「ズレるのは仕方ないよね。…マラソンで言えば18キロはまだ序盤、30キロ過ぎが勝負で、42キロちょっとで終わりだからね」

「ふうん。…でも、お父さんは全然終わってないよ。一緒に完走しよ!」

「もつかなぁ。りりかが42の時は…げっ、76かよ」

「お父さん頑張って!」





『プレゼントは公園のトイレでもらうのが最高です』





りりかから土曜日の夜にメールが来た。

「お父さんにバレンタイン渡したいんだけど、どうしても休み取れないの。バイト先まで来てほしいの」

時間が取れないってのに早引けまでして出掛けて行くのは面倒だって思って、

「ぼくは別にいつでもいいけど」

「明日じゃなきゃやだ。…わがまま言ってごめんなさい」

娘にねだられちゃあ最後は負ける。

バイト先近くの公園で、30分の休憩の間だけというずいぶんな話になった。





なんだかなーって思いながら、長い電車に長く乗る。

ぼくは名うての方向音痴。

それは自覚してて地図アプリだけじゃあ不安で、駅の周辺地図と見比べてこの公園だろうと指差して向かう。





この沿線は降りたことがほとんどないけど、郊外の駅前によくあるこじんまりした商店街が続く。

それを抜けて住宅街になってわりとすぐに広い公園が見えてきた。

夕方に外で立ってるとけっこう冷えてくる。

そりゃ5時ジャストにバイトを抜けるなんてのは無理だろう。

ひと気はほとんどない。





「お父さーん!」

離れたところから声を挙げて、小走りで来る。

今どき小学生でもしないと思う。

まあ、ぼくらがしてることはもっと変わってるわけだけど。

「ありがとう。来てくれて」

「うん」

「寒かったでしょ? はい。これ」

ピンクの小さなプラスティックバッグを渡される。

「うん、ありがと」

ちょっと間があって、

「開けてみてよぉ」

「あ、はい」

我ながら間が抜けてる。





「これ手作りなんだよ」

「昨日の晩、焼いたの?」

「うん。だから、無理言っちゃった。ごめんね」

まあ、気持ちはわかる。相手が父親+彼氏なら。

「これがね、お父さんで、これがりりかなの」

「ハートが?」

「うん!重なってるでしょ?」

「クッキーのくせにえっちしてるのかな」

「やだぁ」





「あそこに多目的トイレがあるね?」

「うん」

「しようか?」

「するのは…ちょっと」

薄いピンクのフリルミニの裾を引っ張る。

最初に会った時にハイソに落ちた精液のしみをつけて帰ったのを思い出しているのかな。

「今日はしたくない?」

「そんなわけないよぉ。…もう湿ってるのお父さん、知ってるくせに」

いや、そこまで早いとは思ってない。

「中には出さないよ。お口にフィニッシュでもいいよ」

りりかの唇をつつく。

ちろっと舌を出してぼくの人差し指をなめる。

「あん」

周りに人影はない。キスをするとすぐに深く舌が絡み合う。りりかの身体から力が抜ける。





ぼくの太ももにスカートの前を擦りつけながら、

「…そう言えばお父さんのまだ飲んでなかったよね」

「そうだったかな」

いろんなことをしてきたつもりだったけど、盲点だったか。

「そうだよぉ。…あたし飲みたくなってきちゃった。行こ、行こ」

手を引っ張られるようにして、トイレに向かう。

ほのぼの親子だね。





引き戸を開けながら周りを見回して、2人で素早く中に入る。

後ろ手で大きなレバーを倒してロックして、激しく抱き合う。

「…時間ないんだったね。急がないと」

「うん、もう15分くらいしかないと思う。…ごめんね」

「それだけあれば十分だよ」

ズボンのジッパーを下ろしながら言う。

「あ、お父さん、元気! カチカチぃ」

りりかもパンツを脱ぎかけたけど、手で押しとどめる。

ミニスカをまくってパンツを上げ下げするのがエロかわいい。

最近はこれくらい短いと中が見えないようにパンツになってるのがふつうだけど、りりかのは本当のスカート。

階段を上るときはパンツが見えるだろうに、今日のために履いてきたのかもしれない。





便座に座ってりりかを立たせてパンツをずらしてヴァギナをしばし鑑賞。

なめようとするけど、低すぎてちょっと届かない。

床に座るのは汚いから、頭を下げてレモン色のパンツをくんくん。

「しょんべん臭いな」

「あん!…ごめんなさい、お父さん」

「りりかのは好きな臭いだよ」

「あ、お父さんの鼻が…りりかのクリを」

「自分から寄せて来たんだろ? 湿ってるどころかしみになってるぞ」

パンツをぐいっと下ろして、舌を伸ばして何とかクリやヴァギナをなめる。

「く、くぅ、くぅんん…」

「いっぱい濡らしちゃって。すけべな子だ。親の顔が見たいね」

すっと口戯をやめて立ち上がりながら言うと、

「あたしの目の前にいるよぉ」って濡れた眼差しで言う。





鏡の前に連れて行く。

父親が後ろから娘の身体をまさぐっている光景が映っている。

「こんな顔か。年取ってからの子だから甘やかしちゃったんだね」

白とベージュのボーダーのセーターの胸を乱暴にもんでいる。

シンクに両手と右脚を上げさせて、幼い陰部を無造作になぶっている。

愛らしい娘の顔はうっとりと蕩けている。





「りりか、甘えん坊だから、もっと厳しく躾けて!」

視線を合わせたまま、2人のコートとぼくのズボンとジャケットをフックに掛ける。

透き通るように白く小ぶりのお尻をつかみながら、ブリーフを膝まで下げて、狙いをつける。

「高校生のくせにどこまで淫乱なんだ? 容赦なく躾けるからな」

「あぁあん…お願いしますぅ」

いつもながらぼくのが不思議なくらい狭い。

ふわっと包み込むかと思うと、きゅきゅっと締めつける。

「くぅぅん…きて。…お父さん、もっと」

「もっと何?」

「もっと深く、娘のおまんこをお父さんのおちんぽで犯して」





残酷な衝動に駆られて奥までえぐっていく。

「こう?…こうやって突っ込まれたいのか?」

「あんっ! はい!…あ、ああ、いい、いいのっ!」

「あんまり大きな声を出すと外に聞こえるぞ」

乳首をひねりながら、膣壁のあちこちを亀頭に覚え込ませようとこねくり回す。

「はっ、はっ、ああっ!…いいもん。お父さんと仲良ししてるだけだから」

「仲良しね。こことここがだろ?」

ぬっちゃ、ぬっちゃと淫靡な音が響き、りりかの髪とぼくのネクタイが揺れる。

「そぉぉ!…りりかのおまんこと…はぁ、はぁ、ああん…お父さんのおちんぽは仲良しなのぉ!」

もう最初の波がやって来る。

これを逃すと潮位が復活するまで15分じゃ済まない。





「りりか。ここには小便器がないな?」

「あん、あん…え?」

「代わりになるのはおまえの口だけだ」

「あ、わかったぁ。…」

ぼくが抜くとくるっと振り返って、素早くしゃがみ、そっと舌を這わせていく。

夢中で股間にむしゃぶりついている。

じとじとした床に薄いピンクの膝をついている。

「あたしお父さんのだったら、おしっこでも飲むよ」

ぞくぞくっとするが、それは趣味じゃない。だいいちどうやってバイトに戻るんだ?





性欲の虜になって50過ぎの男に奉仕する浅ましい女(ビッチ)が、純情な少女(おとめ)の身体を乗っ取っている。

バイト先でしょっちゅうコクられて困惑して真っ赤な顔をしている女の子は、少年(どうてい)の股間を憫笑しながら父親(おとこ)のモノを思い浮かべている。

「お父さんの小便器に…してください」

さらさら落ちる髪の毛をかき上げ、ちょっと口を離して言う。

「ふふ。ここを押すと水が流れるのか?」

すべすべのおでこを軽くつく。

「ううん。流さないの。ずっとお父さんの精液をくちゅくちゅしてたい」

かえって手に力がこもってぼくのお尻にしがみついてくる。カリを舐め上げて挑戦的な目でぼくを見る。

「バイトに戻っても、うがいしないのか? このトイレみたいな臭いがしちゃうよ?」

「公衆便所みたいな?…それってぞくぞくしちゃうよ。お父さん専属の精液便器!」





会話を楽しむ余裕は時間的にも、肉体的にもなかった。

大きな津波がくるように達する。

一気に射精する。勢いよく迸る。

まだ出る。何度も、壊れたチューブのように…。

「うが、うああ、んぐ」

頭をズボンに埋めながら、孝行娘はじゅるじゅるっと吸い上げる。

一滴もこぼしたくないみたい。

「大量だから無理しなくていいよ」

ちょっと首を振って拒むと、「ごくっ」とほっそりした喉を鳴らして飲み込む。

白磁の花瓶のような首が動いて嚥下していくのがわかる。





「はぁ、はぁ、ふぅぅ」

「ご苦労さん。よく飲めたね」

「うん。ものすごく多かった。…ごちそうさま」

ペコリと頭を下げると天使のリングが薄暗いトイレの照明に照らされる。





「唇についてるよ」

ピンクの小さな舌がぺろっとなめる。

「取れた?」

「うん。…まだ残ってるかな。下唇に」

またちろっと。まるで小動物みたいだ。

「どお?」

「だいじょうぶだよ」

「あ、後始末しなきゃ…」

またためらいなくひざまずく。

先っぽをくわえて、手の動きとバキュームを器用に連動させながら絞り出す。

ぼくは、「いいよ。時間ないし」って言いながら、くすぐったいような、気持ちいいような支配感に酔う。

りりかは甘くて強い酒のようだ。





公園の出口まで一緒に歩く。

「今日はわざわざ来てくれて、お父さん、ありがとう」

「ううん。気持ちよかったよ。…りりかはもやもやしてるだろう?」

「んー。…びみょー」

「びみょーって?」

「体はもやもやしてるかもだけど、心は満足してるの」

「なぜ?」

後ろからサラリーマンが歩調を早めて追い越そうとしている。

りりかがつま先立ちになって、耳元でささやく。

「お父さんの便器に、してもらったから」

りりかが明るく笑うから、思わず振り返ったその30代くらいの男は物欲しげな顔になって、わざとらしく腕時計を見た。

「あいつ、りりかを見て勃起しそうになったんだよ。きっと」

「あ、ああいう視線ってそうなの?」

「そうだよ。わかんないの?」

「うん。だってお父さん以外興味ないし」

りりかの口からぼくの精液の臭いがする。

「気づいたこともない?」

「ううん。よくあんな感じで見られるよ。やだねー。やらしーね」





短い親子デートは終わった。

りりかは屈託のない笑顔を浮かべて、何度も手を振りながら去って行った。





『この小説が娘の公認になりました』





土曜日の夜に晩ご飯を食べ終わって、この小説を書いてたら、りりかから、

「今から、お父さんのおうちに遊びに行ってもいい?」ってメッセージが来た。

「いいよ。迎えに行かなくてだいじょうぶ?」

「だいじょうだよ。わかんなくなったらLINEするから」

「そうだね。で、お泊りするの?」

「それは無理っぽいの。ごめんね。終電で帰ろうかな」

「ううん、いいよ。着く時間がだいたいわかったら教えて」

「もうすぐ着くよ!」

おいおいって思ったけど、若い子同士だとそんなものなんだろう。

きっちりスケジュールを立てて段取り考えてるぼくらとは違う。





変なものが目につくとこに出てないか素早くチェックして、じゃあ、途中まででも迎えに行くかと思って部屋着から着替えてたら、ピンポーン!





「わぁぁ!」って思わず声が出て、モニターを見たらまごうことなき、りりか。

「こんばんは。○○新聞です! 入り口開けてください!」って、にこにこ手を振ってるし。

ぼくが前に勧誘がうるさいって言ったのを覚えてたんだ。





エントランスを開けて、エレベータが上がって来るのを待つ。

肩を抱いて中に入れる。

「ごめんね。いきなりで」

「いきなり来るのはいいけど、いきなりちんぽいじるのはちょっと…」

「おちんぽにあいさつしただけだよぉ」

「はいはい。…晩ご飯食べた?」

「ううん。お腹空いたぁ」

「じゃあ、外に食べに行く?ぼくは食べたけど」

「なら、いいよ。夜はあんまり食べないようにしてるから」

「全然食べないのはよくないよ。…パスタでも作ってあげようか?」

「いいの?! お父さんの手作り食べたぁい」





ぼくはけっこう食料を備蓄してて、インフルエンザで1週間寝込んでた時も買い物に行かなくてもだいじょうだった。

パスタとクラッシュトマトの缶詰と冷凍シーフードで簡単なのを作る。

でも、りりかがいるからなんか手順が悪くて、ああやってこうやってとぶつぶつ声に出しながらやってた。

硬めに茹てたパスタをザルに空けて、同じ中華なべにオリーブオイルとトマトとシーフードを入れて、にんにくと塩コショウで味を調える。

それにパスタをちょっとの茹で汁とともに入れる。

中華なべはとっても使い勝手がよくて、手入れも簡単で、これ1つでなんでもできる。

そうは言ってもパルメザンチーズやフォークも出しておかないとっていろいろやることがある。





「はい。お待たせ」と振り返ったら、やばいっー!

りりかがパソコン見てる。

さっきまであちこち小説を開いてたし、もちろんこれも開きっぱなしだった。

一生の不覚。





「あ、おいしそう。…いただきまーす」

ぼくが気まずそうな顔をしてるのを「ふふ」って笑いながら食べてる。

「おいしいよぉ。お父さん上手だね」

「ああ、そお」

うつろな目が宙を漂ってる。

「どうしたの?」

「いや、別に」

「ぷぷぷ。…お水ちょうだい」

「あ、そうだったね」

冷蔵庫からミネラルウォーターを出して、グラスに注いで渡す。





おい、手が震えてるじゃないか、しっかりしろって。

「ありがと。…ぷぷ。見いちゃった」

「面目ない」

「お父さんってやっぱりすごいねー」

そっちかよ。

「あれはフィクションだから」

「文章も上手だよね」

唇に付いたトマトをぺろっと舐めながら上目遣いで言う。





しゃーない、あやまるなら早い方がいい。

「りりかのこと書いてごめん」

「そうだよ」

やっぱそこだよね。

「ダメだよ。…こんなにかわいくないよぉ」

「えっと、怒ってないの?」

「うん。別にあたしの個人じょーほー出してないでしょ?」

「でも、りりかの過去のこととか、2人のヒミツも書いてるし」

「ちょっと待って。まだ全部読んでないから」

りりかが器用にフォークに巻いたパスタを食べながら、マウスを素早くスクロールしてる。

タバコでも吸うか。

缶チューハイ2杯目もいっとく?





「おいしかった。ごちそうさま」

「いえいえ」

「うん。あたしたちって、もっとすごいことしてるのにおとなしめになってますなぁ」

楽しそうだ。

「いいの?…これからは気をつけるから」

何をぼくはあちこち言い訳ばっかりしてるんだ?





ご機嫌いいみたいだから、抱き寄せてキスする。

「んんっ」

「自分の身体のこと描かれてるの読んで興奮してきた?」

「…うん。もっと読みたい」

「もっといろんな小説? 他の子のこととか?」

「ダメ」

「そりゃそうか」

「最初にりりかに読ませてくれなきゃ、だーめ」

「そっちかよ。読んでもいいよ。パソコンでもスマホでも読めるし」

「んー、そうだけど。…あ、そうだ!」

「なぁに?」

「ちょっとパソコン使わせてもらっていい?」

「いいよ」

何やらスマホとパソコンを見比べていろいろいじってる。





タイトなセーターの胸をもみながら、耳をなめたりする。

「んんっ。邪魔するんだから」

「何をしたいの?」

「お父さんとりりかがラブラブなのをみなさんに見てもらいたいの」

危ないこと考えるなぁ。

「えっちしてる写真を貼り付けるつもり? そんなことしたら一発退場だよ」

「言葉だけじゃなかなかイカないかなって。親切心だよぉ」

その点は確かに痛感している。

「りりかの女子高生おまんこにお父さんのぶっといおちんぽがずこずこ入ってます! 近親相姦凌辱です!」

「いきなりどうした?」

「18禁小説ならこういう表現もOKなのに、なんで画像はダメなのかなって」

頭痛くなってきた。





「あたしのツイかインスタでやろうかな」

「ほどほどにね」

セーターをまくってブラの下に手を入れる。

「そうだね。…あんっ。乳首感じやすい」

心配するのをおもしろがってるから、きつくしてやった。





ぼくが洗い物をしてるとしゃがんで、ぼくのモノを触り出した。

「こらこら、お皿割っちゃうじゃないか」

「そう言いながら、しっかりおっきくなってるよ」

幼い娘が甘えてる感じだけど、父親のジッパーを下ろすのはないだろう。





「…さあ、終わった」と言うと、仁王立ちになったまま身を委ねる。

「お疲れ様。いただきます…」

亀頭にディープキスしてくる。

「かわいいよ…りりか」

さらさらの髪の毛を撫でると、うっとりと舌を回しながら、含んでいく。





「…シャワー浴びようか?」

今日は口だけじゃ満足できない。

「うん!お風呂入ろ、入ろ」

いちゃいちゃしながらシャワーを浴びて、体をさっさと拭いてベッドに行く。

りりかはこの前買ったピーチジョンのワンピチュニックを着ている。

「そのチュニックすごくかわいいね」

「似合う?かわいい?」





短い裾から手を入れていく。

もちろんショーツは履いてない。

「もうこんなに濡れてるんだ?」

「さっきからずっと濡れちゃってる。…お父さんのえっちな小説のせいだよぉ」

「おかずが増えたかな?」

「うん。…お父さんが他の子を犯しちゃうのも、おかずにできそう」

「変なやつだな」

この子は嫉妬って感情がないみたい。

自信があるとか、すけべな父親だから仕方ないっていう諦めじゃなく、何かぼくにはわからない理由があるのかもしれない。

でも、そんなのはわかったって何にもならない。





離婚するまでのドロドロで、長年同居してわかり合ってるつもりが全くの思い違いだったと否応なく思い知らされたから。

人を信用したり、信頼するのは大事だけど、それに甘えたり、相手を甘く見たりするのはダメじゃないかな。

わからない方が緊張感があっていい。

『若い子は何を考えてるかわからない』からいいんじゃないか。





そんなことを考えてると、ぼそっとした感じで、

「あたしって変な子だよね。…お父さん、最初の頃、あやしーなって思ってたもんね」

そこも読まれたくないところだった。

「ま、ふつー50過ぎのおやじに女子高生が『お父さん』って、いきなりなついてきたら戸惑うよ」

「そっかぁ。純情可憐な女子高生なのにがっつき過ぎたかな。…あのさ、セクサロイドってどういう意味ぃ?」

目ざといなぁ。

「セックス用のアンドロイドって意味かな」

「ふむふむ。…でも、りりかそんなに性能よくないんすけど」

「いやいや。性能抜群だよ」

クリをきゅ、きゅってひねる。

「あんっ! 乱暴に操作しちゃダメぇ」





やわらかい乳房を握りしめると奥に大胸筋が震えているのがわかる。舌を脇腹に這わせると腹斜筋を浮き出させて腰をくねらせる。

「クリがスイッチ入っちゃうよぉ…んあっ。くぅん。…は、はぁぁんん。小陰唇も起動するぅ。ひくひくってしびれちゃう」

セクサロイドの幻想が気に入ったみたいで、つい笑っちゃう。





「もうだめぇ。…お父さんのUSB(おちんぽ)をAIオナホ(おまんこ)に突っ込んで!」

「いくぞ。うりゃ」

思いっきり貫くと腹筋がつりそう。もっと体を鍛えなきゃなって思った。

「他の女の人にしたこと、りりかにも全部して!」

やっぱりどこかで気にしてるみたい。

「もっとすごいこと、してあげるよ」

「うれしい!…はぁぁん」

腰を強いストロークでだんだん早く送り込んでいく。

「あぅ、あぅ。…りりかもお父さんに、んん。もっと、すごいこと、ああん。いっぱいしてあげたい!」

「イキそうだ。いっぱい出る」

「りりかもイキそう。…あ、いくぅ。…おまんこの奥にいっぱい射精して!」





「はぁ、はぁ」

「ふうぅ」

「イっちゃたよ。お父さん。…頭の中真っ白になっちゃった」

中出ししても、りりかはぼくのお尻をつかんで離さない。

「あん!…まだりりかの上に乗ってて。おちんぽ抜かないで」

受精したいんだろうか。でも、それは訊きにくい。

「重くない?」

「重いけど、だからいいの。…せっかく会えたんだから」

せっかく会えたんだから。それが大事だよねって心の中でつぶやいた。





「今日はね。なんかさみしかったから、来ちゃったの」

「そっか。…今日はぼくもなんかさみしかった」

頭を包むように抱きしめる。

「だったら、呼んでくれたらいいのに」

「りりかだって都合ってものがあるだろうし」

「それはそうだけど。…呼んでくれただけでうれしいから」

「…そうか」

「…りりかはさみしがり屋で意地っ張りなの」

ぎゅっと抱きしめる。

「おんなじだね」

「うん。親娘だもん。性格似てるの当たり前だよ」





駅まで送っていく途中に、

「りりかのツイやインスタとかって見てくれてる?」

「たまにね」

毎朝・毎晩は『たまに』とは言わないか。

「最近はお父さんが見てくれてるかなって思って頑張ってるんだよ」

「わかった。もっと見るようにする」

「ありがと」

「娘が不良化してないか監視するのは親の務めだからね」

「ずっと監視して。拘束されたい」

路上なのに思わずキスをしちゃった。





『学校でしようよ♪と娘は言います』





土曜日の午前中にクルマで都内を流していると、この辺にりりかの通ってる高校があるのに気づいた。

ナビを見てみるとちょっとごちゃごちゃした道みたいだけど、それだけにゆっくり走ることができるだろう。

ぼくの住んでる辺りもそうだけど、脇道はほとんどが一方通行でナビがなきゃ目の前のところだって着けやしない。

坂道を登り、下り、くねくねした道を行く。

大阪で育って、京都で学生生活を送ったぼくは大きな街の中心部は平たくて碁盤の目になってるものだと思ってて、いまだに違和感がある。

街のど真ん中の愛宕山を見たときは心底びっくりしたものだ。





私立梅蔭学院。お嬢さん学校で受験校としても有名だ。

最初に会ったときに学生証を見せられた時、母子家庭になって学費を払い続けることはできないだろうから、中退したんじゃないかと思った。でも、中退する時には学生証も返還させられるのに気づいた。

どっちなんだろう。せっかくここまで来たんだから、それを確かめたい。…決して女子校を覗きたいという邪な心からではない。





クルマを学校のすぐそばに停める。

戦前ってことはなさそうだけど、かなり古い校舎とピカピカした新校舎がある。





旧校舎の入り口に受付が見える。

古い駅の切符売り場のような小さな窓口に顔を突っ込むようにして、

「すみません…あのくらもちりりかの父親ですが」と声を掛ける。

「はい…はい。何年何組のくらもちさんでしょうか?」と上品かもしれないけど、事務能力はなさそうなおばさんが訊く。

「3年です。クラスは…えっと何組だっけ」とごまかす。

「わからないですか。…えーと」と言いながら、名簿を出してぼくから隠すようにして見ている。

首から下げた老眼鏡を使えばいいのにと思いながら、周りを見てると生徒が通る。

「でさー、それがね…」

「…うそー、ありえないよ」などとにぎやかにしゃべってたのが急に黙って、ぼくに目礼する。

色気もないし、脚も太いから食欲も性欲も湧かない。





りりかと同じ制服を着ててもえらい違い。

動物園には必ず動物がいるけど、お嬢さん学校にお嬢さんがいるとは限らない。

男が妄想するお嬢さんなんてパンダ並みの珍種なのかもしれない。





「4組ですね。…で、今日はお父様どんなご用件で?」

おー、いるんですか。やっぱ女子高生ですか?って言えない、言えない。

「ちょっと本人を呼び出していただきたいんですが。親戚に不幸がありまして、早引けさせたいんです」

「あ、そうですか」

心配そうにそばに来ていた若い事務員を振り返る。その彼女が、

「担任が連れてまいりますので、あちらの玄関で少々お待ちください」と手際よく言う。

まだ30前だろう。性欲は湧かないが、好感は持てる。





旧館のひんやりした玄関で待つ。

学校って小学校も女子高もどこか似たところがある。

事務的な文書と卒業生の寄贈した空々しい作品。

建て前と世間知らず。





「あの、くらもちさんですか?」

ちょっと退屈していたところに声を掛けられて振り返る。

女子大生みたいな教師がバッグを持ったりりかを連れてやって来た。

「あ、お父さん」と平静に言う。

りりかがぼくを見つけた時の表情を見損なったのが残念だ。

この回転の早い子は一瞬にして、教師の前で父親のフリをしているセフレにどう振舞えばいいかを計算したはずだろう。





クルマまで2人とも黙って歩いてたけど、乗った途端に、

「お父さん、やるねー。大胆だね!」

「驚かしてごめんね」

「ううん、眠い化学の授業だったからラッキーだったよ」

抱きついて、キスしてくる。

「ちょっ、ちょっと、学校のすぐそばだよ。人が通るかもしれないし」

「んんっ。だ・か・らぁ、刺激的なんじゃない?…友だちが『新しいお父さん?どんな人?』とか言ってたよ」

「教室まで行った方がよかった?」

からかうように言う。

「うんうん、それでキスしちゃったりしたら、大騒ぎだねっ!」





外を気にしつつ、舌をからめて制服の胸をもみまくる。

「あんん。感じちゃう」

「ぼくもだよ」

ジーンズの前が膨らんでる。

「ホントだぁ。…『お父様が勃起を鎮めてくれって、お迎えに来られました』って先生が言ってたよ」

やわやわと硬くなったモノをもみながら言う。

「担任の先生、かわいいね」

「やりたくなった? 彼氏いないって言ってたからチャンスだよ」

「そういう危ない橋は渡らないの」

「そお? ああいうタイプはレイプしちゃえばだいじょうぶ」

「無茶苦茶言うなぁ」

顔をぼくの股間に近づけながら、

「そう言ってるけど、お父様ったらますますお元気でいらっしゃいますじょ」

「あのさ、それ以上されると運転できなくなっちゃうじゃないか。ドライブ行こうよ」

「そっかぁ」





りりかはフロントグラスの方を見て、ちょっと考えてから、

「ね?…学校でしない?」

「え?!…そんなのできるの?」

ぞくっと背筋が伸びちゃった。

「うん、新館の方の音楽室とか体育館とか授業してないと思うよ」

「うーむ…」

「ほら、お昼休みになっちゃう前に行こうよ」

「じゃあ、行くだけ行ってみるか」

「一発抜いてから、ドライブ行こうよ」

無鉄砲な娘と再び学校に向かう。





歩きながらスマホをいじってる。

「ほら、あたしのインスタにコメントが来てるよ」

「どれどれ…」

この前に買ってあげた部屋着の写真に『とってもかわいいので、お父さんにねだって買っちゃいました。お風呂上りとかに着るととってもあったかいです。お父さんにも好評でした』と書いてあるのに、

『素敵な太もも見れるお父さんが羨ましすぎ! 鼻血出ちゃってなかった?』ってコメント。

「お父さん鼻血じゃなくて精液びゅっびゅっしてましたって返そうかな」

「やめなさい」





しゃべりながら新館に入っていく。

その方が誰かが来た時に疑われない。

新館は明るくてピカピカしてるけど、安っぽくてホルムアルデヒドの臭いがしてお嬢様学校らしくない。

横目で教室をちらっと見ると、後ろの方の席で突っ伏して寝てる生徒がいた。

廊下はしんとしてる。





真ん中の階段から3階に上がる。

「このフロアは特別教室ばかりなんだよ」

「土曜日はあまり授業がない?」

「ピンポーン! お父さん勘がいいね」





音楽室も使われていない。

防音のためだろう重いドアを開けながら、

「カギ掛けた方がいいかな?」

「そうだね。…やばい時も時間稼ぎにはなるからね」

「ドキドキするね」

「あたしも」

抱き合ってキスする。

「んん。…会いたかった」

「ぼくも我慢できなくなって学校まで来ちゃった」

どこかでそう期待してた。





りりかの手をジーンズの前に持っていく。

「お父さん、硬いのしゃぶらせて」

「自分でジッパー下ろせる?」

「うん」

りりかがフェラしやすいようにイスじゃなく机に座る。

学校の机に腰掛けて女子としゃべるなんて何年ぶりだろう。

りりかはひざまずいてジッパーを下ろし、ブリーフにキスする。





髪の毛を撫でるとちょっと手間取りながら硬いモノを出して、仮性包茎を剥いてくれる。

「お父さんの剥くの好き。お菓子みたいにわくわくするぅ」

「そんなおいしいものじゃないだろ。チンカスがたまってるんじゃない?」

「ちょびっとね。ブルーチーズみたいなオトナの味」

先走り汁をちゅるちゅる吸い取って、舌で丁寧に亀頭をなめながら言う。

「食べちゃうのか?」

「うん。お父さんのだったら、チンカスでもなんでも食べちゃう」





ピアノはコンサートグランドほどじゃないにしてもかなり大きい。ふたは閉まってる。

「ピアノをベッドにして遊ぼうよ♪」

ぼくのモノで膨らんだりりかの頬っぺたを触りながら、Charaの歌を口ずさむ。

「うん、抱っこしてピアノの上に載せて」

ちゅっぱと口から離して言うので、イチモツをブリーフの中にしまってお姫様抱っこする。

「きゃ。うれしい」って首に両手を回す。





そっと花束を置くようにピアノの上に載せる。

花びらの中を覗き込むようにリボンネクタイをゆるめ、ブラウスのボタンを2つはずす。

白にピンクの小さな刺繍のあるブラをぐいっと押し上げて乳首に吸い付く。

「あ、あんっ」と押し殺した声が出る。

「乳首、もう勃起してるね」

「お父さんといっしょだよぉ」

「ここもかな?」

制服のスカートをぱっと捲り上げて、パンツの前をくすぐるように触る。

「けっこう濡れてるね」

「そこぉ感じるよぉ。…クリやばいよ」





くんくんにおいをかぐ。

「さっきから濡れてた?」

「うん。お父さんが来てるって先生から聞いた時から」

「ぼくが来るんだから、犯されるって思ったんだね?」

「そお。めちゃ期待してた」

「それにしちゃマジメな顔をしてたね」

パンツをずらしながら言う。

「ドキドキだったよぉ。緊張するとあんな顔になるの」





イスを持ってきて、その上に乗ってゆっくりと舌を使ってクリとヴァギナをなめる。

「くぅん、あぁん、あん…お父さんのクンニやさしい」

「土曜日の午前中にふさわしいでしょ?」





イスからぼくもピアノの上にのぼって、挿入する。思わずよっこらしょって掛け声が出る。

「うっ。あぅ!…お父さんのおちんぽ今日は特別太いよぉ」

学校で犯してるせいで膨張力がみなぎってるのはわかってたけど、

「りりかのおまんこがきついからだよ」

「音楽室で女子高生の娘を犯すなんて、悪いお父さん…あ、奥に入っていく。…はぁん、ん」





ピアノの上でしてわかったのは、意外と不安定だってこと。

2人で100キロになるか、ならないかくらいだから脚が壊れる心配はないけど、動く時には共振しないようにしないとまずい。

ぐ、ぐい。くく。

複雑なリズムで押し込んで、引く。

「あ、あんっ。んん」

弾き手のタッチをきちんと受け止めて、よく鳴るピアノのようにりりかは喘ぐ。

静かな音楽室にソプラノが響く。

「もう出そうだよ」

「出して! お父さん!…卒業前に来てくれてよかったぁ。…あああ、あん!」





「出すよ。ピアノのりりかに…うっ、うっ」

長い射精。

ペニスから腰にかけて痙攣する。…まだ、もう1回。それから残りを絞り出す。

「ふうぅ」

「熱いのが子宮にかかるのがわかる…の」

まだつながっているのにぼくの精液があふれて、制服のスカートにこぼれる。

ゆっくり名残を惜しむように抜くとピアノにぼたぼた落ちる。





ティッシュで拭きながら、

「これからこの教室で授業するたびに思い出すだろうね」

「うん、もう何回もないけど、いい思い出できちゃった」





まだひりひりするような快感が残るモノをしまって、

「さてと、もうすぐお昼だね。ズラかろうか?」ってお互いやばいところがないかチェックする。

音楽室を出る時がいちばん緊張したけど、後は何食わぬ顔で学校を出る。





「じゃあ、ドライブにしゅっぱーつ!」

ベルトを締めたりりかが言うのに合わせて、イグニッションをひねる。

首都高に乗って、レインボーブリッジを渡って、お台場に行って買い物をしたり、UFOキャッチャーで遊んだり、ご飯を食べたりした。

親娘でセックス&デートの春が近いと思わせる一日だった。





『長女が次女に憑依しちゃいました』





新型コロナのせいでりりかの卒業式が延期になった。

音楽や体育の授業は軒並み中止になって、去年と同じことの繰り返しになってきた。

バイト先も開けてるだけ赤字になるから当分休業だそうな。





で、りりかは宙ぶらりんでヒマになっちゃった。

「お父さん、遊ぼっ♪」ってメッセージが来る。

「んなこと言っても、密を避けろって言われてるし…遊びになんか行けないよ」

東日本大震災からちょうど10年、あの時と今とどっちがひどいんだろう。いや、2万人以上の人が亡くなった地震・津波の方がひどいのに決まっているが、あの時の社会と今の社会を見比べてしまう。

りりかは8歳だったのか。会ってみたかった。…やばい勃起してきた。





「いいじゃん。お父さんとだけ密になるから」

「いいのかなぁ」

「いいじゃん、いいじゃん。…娘に会えないほど忙しいの?」

まあ、リモートだから時間はいくらでも都合できる。

「そんなことは…わかったよ」

「やったぁ! ありがとね」





それで、真昼間から、りりかと池袋で遊ぶことにした。

いつもはぼくが好きなミニスカなんだけど、今日はデニムのショーパン。

うーん、これもいいなぁ。少女の太ももって国の宝です!

トップスは白いセーターにぼくが着なくなったフェイクファーの付いたブルゾンを着ている。

いやはや、ブルゾンもさぞや喜んでいることだろう。

化粧もうまくなった。マスクから見える目が日本人離れしている。





「ねーねー、お父さぁん…」って腕を組んでくるのを、

「あんまりべたべたするなよ」ってこづくと、

「いいじゃない甘えたいんだもん」ってわざと大きな声で言う。

閑散としているのにどことなくギスギスした街中で、ぼくらだけがはしゃいでいて、微笑ましいのか、あやしいのか、ともかく浮いていることは確か。





パルコに行って、リズリサやローズブリットとかを見て回る。

「お父さん、この服かわいいよね…スカート短すぎ?」とか、「このワンピは?」とか、ぼく好みの服を試着してくれる。





店員が離れてると、

「もっとエロい方がいい?」と視線で誘ったり、

「お父さん、今日のパンツこんなのだよ」ってスカートをめくって見せる。





結局、ローズブリットのワンピを買ってそれに着替える。今日はこれでえっちしたいってささやいたから。

Rose Bulletってバラの弾丸って意味だけど、ビッグエコーでなかなかの殺傷力だとわかった。





ドリンクが来る前からマスクを外してキスしてくる。

「お父さんと昼間からデートできて、うれしいのっ!」

「店員さん来ちゃうじゃないか」

「来たっていいじゃない」

「キスしたままで?」

「うん、仲のいいとこ見せつけちゃおうよ」

「親子でキスして仲がいいですねぇって、んなことあるかい!…エンコーだって警戒されちゃうよ」





素足の膝からワンピの裾に手を入れていく。言ってることとやってることが真逆。

「あんっ!…そっか、それはやばいね」

パッと身体を離す。

「だろ?」

「うん。だって今日はさ…ふふふ」

「なぁに?」

「あ・と・で…お父さん何か歌おうよ♪」

りりかが西野カナの「会いたくて 会いたくて」を、ぼくが東京事変の「閃光少女」を歌ってる間に、オレンジジュースとコーラが来る。





「お父さんって椎名林檎歌うんだ? すごいね」

「無理やりだけどね。好きだから」

「なんで好きなの?」

「天才だから」

「天才かぁ。…あたしは才能ないなぁ」

「才能があるかないかなんて、何かやってみないとわかんないよ」

「あたしがやれること?…そんなのないよ」

ちょっと暗い目つきをする。





「好きなことやればいいんだよ。好きなことを無邪気にやってる時がいちばん能力発揮できるんだよ」

「そうなの?…じゃあ、お父さんとえっちするのがいちばんっ!」

ぎゅって抱きついてきた。

「そっちかい!」

「ふーんだ。…あたしの能力いつか見せちゃうもんね」

「えっちだけじゃなくてさ、将来のこともちょっとは…」って言うと、りりかはうつむいている。





折角会えたのにつまんないこと言っちゃったかな、謝った方がいいかなって思ってたら、

「フェラしたろか?」

「え?」

「後にしよかと思たけど、フェラしたるわ」

声がちょっと大人びて何より大阪弁。これって…

「嫌なん?」

「そういうことでは…」

「もう硬とうなっとるやないの。やらしぃね」

ズボンの前をつまみながらぼくの顔をやさしく微笑む目は…





あいか?

「だいじょうぶか、りりか?」

「りりかって誰なん?」

「いや、その」

「ホンマええ年して、次から次と女の子とえっちしてねんね」





「あいか?」

「顔も忘れたんか? 薄情もんが」

あいかがりりかに憑依した?! いや、おまえは次回作のヒロインだろ? 早すぎるだろ。

「すんまへん」

頭が混乱してるだけにここは逃げを打つ。





「しゃーないなぁ。で、その子いくつなん?」

「18だったかなぁ」

えへへって言いそうになるのを堪える。

「あたしより5つも年下やん。そんなガキがええのん?」

「ガキって言うより、娘かな」

「それって近親相姦? やるやん」

「いや、血はつながってないから」

混乱しまくってるぼくを無視するようにジッパーを下ろしていく。

ラッキーなことに部屋は奥まったところだから、店員や客は通らない。





「血がつながってる方がええんちゃう?…あんたのことやから」

ペニスをブリーフの上からいじりだす。

気持ちいいような、薄気味悪いような。

「それは…そうかも」

「そうだよ。お父さん! りりかはお父さんのおちんぽから、ここから出てきたんだよ! 正真正銘の血のつながった親子だよぉ」

前開きから指を入れて、ぼくのをきゅってつまみながら、いきなりりりかに戻るから、

「わっ!」って声が出ちゃった。

「うんうん、ホントの親子だよね」となだめにかかる。





「あ、やっぱり。ホンマの娘を犯したんや?」

今度はあいかかよ。

「うん、まあ」

あいかとりりかの2人で責められたらたまんないから、逆らわない。

だいいち舌で亀頭をねっとり責められ始めたから、防御力が著しく低下してる。





「で、どうやった? 実の娘の味は」

そんな答えにくいこと聞くなよ。

「よろしいんじゃないでしょうか」

「妬けるやん」

きつく吸われる。

「あわわ!」と声が出てしまう。

「いろいろ仕込んだんやろ? フェラとかも」

「そうですね」

「教育熱心やもんね」

深く浅くストロークフェラ。

「それはもう」

「いくつの時に犯したん?」

「14かな」

言ってからしまったと思った。





「お父さんの嘘つき! 12歳の時にあたしの部屋でレイプして、処女奪ったくせにぃ」

はあぁ? あれはテレえっちの設定だろって言いたいのを呑み込む。

りりか(あいか?)も床にひざまずいて、ぼくの太いのを深く呑み込んでる。





「12でした」

「12歳ぃ? かわいそうに。…痛がったやろ?」

また、あいかか。疲れるな。

「張り裂けるって泣いてた」

「あんたそんなかわいそうな子を散々いたぶって、挙句の果てに鉄の棒みたいなんをちいちゃなおめこにぶち込んだんやろ?」

亀頭が痛いほど指と舌で責め立てられる。

「概ねおっしゃるとおりです」

なんか罪状認否みたい。

「鬼畜の父親やね」

「はい」





「泣き叫んでる娘をにやにや笑いながら、犯したんやろ?」

「緊張したり、興奮したりするとにやにや笑っちゃうんだよ。癖なもんで」

「しゃーないやっちゃ。…それで6年間も実の娘に性欲処理させてんの?」

「そういう計算になりますか」

ぼくは引き算が苦手だ。

「ほなら、その子もすっかりセックス好きになったんちゃう?」

「だね。自分からフェラさせてくれとか言うし」

だよね、だよね。

「そうなんや。あたしとどっちが上手やのん?」

音を立てて吸う。





「どっちも上手だよ」

どうしても無難な言い方になる。

「そーいう言い方は、ずるいやん」

「そうだよ。お父さんずるいよ」

ついに最悪の事態。

ほとんど2人が同時にいる感じ。

「どっちのフェラがええんかはっきり言いや」

「ね? あたしだよね。ね?」

困っちゃうなー♪





ん? でも、これってある種の3P?

そう言えばあいか状態とりりか状態でフェラの仕方が違うみたい。

前者は亀頭などへの丁寧な舌使いが絶妙。ぼくのモノへの深い愛着が感じられる。

後者はこんな小さな口でと思うほど健気に深く呑み込む、いわゆる喉フェラ。たぶん食道までモノが達していてきつきつだから窒息しないのが不思議なくらい。





2人のAV女優が左右からペニスをなめるのとは次元を異にする。

なんとなれば口内において2人の女の子が瞬時に入れ替わるゆえ。

こんな拡張機能隠してたとは、セクサロイドりりかおそるべし。





んじゃってことで、

「あいかはもっと喉やほっぺたの裏といったお口全体を使えるようになればパーフェクトだよね」

「くっ。あたしの弱点突いてくれるやん」

「突くっていうのは、こういうのだよ」

腰をぐいって送ると、

「うぐ、うげ。…ごほ、ごほ」





「りりかはもっとからみつくような舌使いを心がければ言うことないよ」

「だって、舌が短いから長い時間は疲れちゃうの」

「継続は力なりだよ。舌の筋肉を鍛えてあげる」

ペニスを持って舌をなぶると、

「あ、あ、あぁん。…お父さんのおちんぽに追いつかないよぉ」

嫁入り前の娘二人を相手にしてる気になって、だんだん頂上に近づいていく。





「お父さん、りりかに精液飲ませて。カラオケでごっくんなんて興奮しちゃうよぉ」

「店員に見られてもいいのか?」

「いいよぉ。親孝行してるだけだもん」

「あたしは飲むのは無理やし、見られんのはあかんで」





「じゃあ、あいかは見物してる?」

「せやね。…この子ホンマにあんたのこと好きなんやね」

口調はあいかのままで、フェラはりりかになってる。もごもごのフェラ声じゃなくてふつうにしゃべれるのがこれまた不思議。

「やっぱりそう思う?」

「うん。父親で恋人なんやろね。根っからの近親相姦好きやと思うわ」

「まあ、ぼくの子だから」





「避妊してんの?」

「ピル飲ませてる。…12の時から」

そう言わないとせっかく収拾できたのがおじゃんになっちゃう。

「すごっ! 鬼畜王やないの」

「そこまで言わなくても…」

「ああそうだ」

「なぁに?」

「この子にあんたの子産ませてあげたら? いつまでもピルでごまかさんと」

また、そういう頭が痛くなりそうなこと言う。





「りりかが妊娠したい?」

「あんたに孕ませてほしいと思うわ」

「あいかが言うなら間違いないかな」

実の娘じゃないから孕ませてもいいような、今いちインパクトに欠けるような。

「でも、産んでどうするの?」

「そりゃ大切に育てるわ。大好きな父親の子やし」

「自分の子だけど、きょうだいでもあるような」

「あんたから見たら、子どもで孫やね」

「わー、ややこしいな」

「それが父娘の近親相姦のすごいとこやね。兄妹相姦なんかもっと単純…」





それがあいかのキャラを借りたりりかの本音のような気がして、一気に発射してしまった。

「うぅ、うぐっ。んんっ。…うぷ。くぅ。…ごく、んん」

「はぁ、はぁ」

なおもじゅるじゅる吸い上げてるりりかを見ると、まだ抜いちゃダメって目で意思表示が。





「ちゅる、ちゅぱ…ふう。ふ。ごちそうさま」

2人を相手した気分のぼくは放心状態。

「お父さん、気持ちよかった?」

「うん、すごかった。…りりかは?」

「すっごくよかった。フェラしてこんなに感じたの初めて」

「そうなんだ?」

「何回もイっちゃって、ずっと頭真っ白になってた。りりか、ちゃんとフェラし続けてた?」

「してたよ。覚えてないの?」

「うん、あんまり覚えてない」

「幽体離脱みたいな?」

「そんな感じかも。…お父さんの小説思い出して、カラオケでしよって思ってたんだ」

「誰がヒロインだった?」

「えっと、ほら。大阪弁の人。…あれ? 名前思い出せないや」

「人の名前すぐに忘れるところもぼくに似てるよね」

「似たもの…親子だね!」

当分は次女だけでいいよって思った。





『偽の父親が卒業式に紛れ込んでます』





りりかの卒業式がやっと行われることになった。

「ふーん、よかったね」

「お父さん、出席してくれない?」

「はぁ? お母さんが行くんでしょ?」

「急に決まったからシフトがどうにもならないんだって。高校の卒業式なんていいでしょって言うし」

てなメッセージのやり取りで、偽の父親が出席することになった。

『女子高の卒業式に出席する権利』とかヤフオクに出したら高値がつくかも。





ところが、これがつまらない。

折角父母も列席できるという英断(?)を下したのに父母は別の教室から見るだけ。

それもカメラのアングルが悪くて、退屈な話をする校長の顔は見えても、肝心の生徒がほとんど見えない。

ちらほら泣いてる子がいるみたいだけど、その心に刺さる表情が見えない。

スクリーンを映してる父母が多いのにはあきれた。





卒業生が歌を唄うわけだけど、内容空虚な歌詞とありきたりのコード展開。

コーラスって音楽としてはふにゃふにゃしたのが多くて好きじゃない。

でも、アルトパートしっかり支えろとか、ソプラノパート気張りすぎとかくらいはわかる。

それを聴いて母親が泣くのはわかるけど、おやじまでが目を真っ赤にしてるのはなんだかなー。

ま、りりかを育てたわけじゃないから、思い入れはない。

とは言え、りりかが卒業証書を受け取るところは胸が熱くなった。…股間もだけど。





ともかく終わった。

「帰っていいのかな?」ってLINEすると、

「ダメだよぉ。これから楽しもうよ。…ちょっと待ってて」

しゃーないなぁって気持ちと、楽しむって?という期待がないまぜ。





卒業式をやった講堂の裏の喫煙所でタバコをぷかぷか。

ぼくの高校の卒業式は素っ気なかった。

教師どもの「ほらほら、浮かれてるそこのおまえ! 浪人したんとちゃうんか?」っていう態度が不愉快だった。





一緒に吸ってたくたびれた感じのメタボおやじが、

「無事に終わりましたな。コロナのせいでどうなるかと思いましたけど」と話しかけてくる。

「そうですね」

ぼくは人見知りがひどくて、こういう時に会話を続けるのが苦手だ。





「4組のえのきほたるの父です」

「同じ組のくらもちりりかです」

自己紹介なんかしたくないんだけど、常識的な態度を取ってしまうところがチキンなぼく。

「おや! くらもちさんのことはよく聞いてます」

やだなー、ますます話し続けなきゃいけない雰囲気。

「そうですか。お世話になってます。…あ、ちょっとトイレへ」

こそこそ逃げ出してしまった。

りりかー、早くしてよって思いながら、ぶらぶら歩く。





「お待たせ! 校門まで来て!」ってLINEメールが来る。

ほっとして校門に行く。

卒業生と教師と父母がいっぱいいて、写真を撮りあったり、抱き合って泣いてたりする。

お祭りみたいなもんだから、気の済むまでやればいい。





「お父さん! 先生といっしょに写真撮ってもらおうよ!」

いきなり後ろから言われて、びっくりした。

「いいよ。ぼくが撮ってあげるよ」

「お父さんと映りたいの!」

「はいはい」

りりかもテンションが高くなってる。





『梅蔭学院高等学校卒業式』って看板の前は行列になってる。

ぼくが行列が嫌いなのをりりかは知ってるから、いろいろ話しかけてくる。

「来てくれてありがと。退屈だった?」

「うん」

「ごめんね。…この後、カラオケ行こ!」

「ん?」

また、フェラかなって一瞬思っちゃう。

「友だちと行くのに付き合って。ね? 謝恩会も自粛して中止になっちゃったから」

「自分たちだけで行けばいいじゃない」

「ダメなの。生徒たちだけで行っちゃだめって校則なの」

「もう卒業したじゃない」

「家に帰るまでが卒業式ですって先生が」

「それって遠足だろ」

まあ、3月末までは在籍してるんでしょうね。





「かわいい子、集めたか・ら」って耳元で言う。

合コンの幹事みたいなこと言ってる。





順番が来て、「先生!お願いします!」って手を振って、この前の担任を呼ぶ。

「あ、先日はどうも。お世話になりました」とぼそぼそした声で、あいさつをする。

「くらもちさんはとても気がついて、やさしくて…とてもさびしいです」

うるうる泣いてるところが初々しい。





ぼくを真ん中にしようとするから、

「いや、先生が真ん中じゃないと」

「いえいえ、お父様が…」なんてもめてる拍子に先生のスーツのお尻に手が触れちゃった。

弾力があっていい感じ。

一瞬にして見抜くとはぼくも痴漢の素質あるかな。





りりかがシャッターを押してくれる子に頼んでる間に、

「先生は担任は?」

「初めてなんです。だから、よけい…」

ハンカチ出して、目元を押さえている。

りりかじゃないけど、初々しいこのセンセをレイプしたくなってきた。





「初めての経験だと感動したでしょう。…忘れられないでしょうね」

「すごく感動しました。忘れられないです。きっと一生の思い出です」

処女でレイプされちゃったのに、健気に一生の思い出なんていいね。





で、写真を撮って別れようとすると、

「あの、お父様…」

「あ、はい」

りりかは友だちを集めに行ってる。

「くらもちさん、最近とても明るくなったんです。前は沈んでることも時々あったのに。…きっとお父様のお蔭です」

「いえいえ」

そりゃ、ぼくとえっちしてるからでしょ。えっへん。

たいていの悩みはおいしいセックスで解消するもんですよ。わはは。





「みんな進学するのに、成績のいいくらもちさんがしないのは残念なんですけど」

それが言いたかったのか。

「その辺はまた落ち着いたところで、本人とじっくり話したいと思っています」

進学を勧めたけど、本人にその気がないんじゃねえと思ってる。しかし、ここはナイスなお尻の先生に話を合わせる。

「よろしくお願いします。…すみません。再婚されたばかりなのにこんなことを言ってしまって」

いや再婚してないし。

「いえいえ…また先生にもご相談したいと思いますので、よろしくお願いします」

「はい! もちろんです。いつでもご連絡ください」

しめしめ、会う口実ができちゃった。





「お父さん、じゃ、行こうよ」

後ろに3人ほど興味津々って感じでぼくを見てる同級生がいる。

「うん、どこ行くの?」

「ともかくここを離れようよ。バレるとまずいから」

ぼくがついてても教師のチェックが入らないようにしたいんだろう。





女の子2人ずつ、その真ん中にぼくで、サイコロの5の目みたいな集団になって、ぞろぞろ歩く。

前を行くりりかの隣の声の大きな子が、

「カラ館はやばいよね」

「駅のこっち側はダメだよ。向こう側の歌広ならだいじょうぶじゃない?」

「あそこは目立たないしね。ソフトクリームあるし」

ふむ、いろいろ考えてますな。





遅れがちな後ろの2人の会話はあまり聞こえない。

誰もぼくに話しかけないけど、そんなもんだろうと思う。

これが彼女たちの母親なら面倒くさいお義理の質問をしてくるだろう。





コロナ下の平日の昼間だから歌広はガラガラで、10人は入れそうな部屋にご案内。

ぼくの左隣に座ったりりかが、

「えっと、お父さんに紹介するね。こっちがゆう」

りりかの左隣の声の大きな子がぺこっと頭を下げて、

「あべゆうです! はじめまして」

かわいくないとは言わないけど、色黒は趣味じゃないんだよ。

「あ、どうも」





「次はあきな」

「いのうえあきなです。よろしく」

この名前は前に聞いたような気がする。

まあまあだけど、もったりした感じがする。





「それから、まいね」

「うえはらまいです。お世話かけてすんまへん」

おや? バリバリの関西弁じゃない。しかも、おそらく京都。

さっき門のところで見た時からむちっとした眼鏡がそそる感じで、風俗で指名するならこの子だと思っていた。





名前も聞き覚えがある。

そうそう、最初にりりかを犯した直後に母親に電話してた時に、まいとあきなと一緒にいるとか言ってごまかしてた。

制服のスカートからぼたぼた精液を垂らしながら電話してるのがよかったなぁ。





てな懐旧の念にひたってたら、

「りりかのお母さんのどこがよかったんですかぁ?」って、いきなりゆうが聞いてきやがった。

知らんよ。会ったこともないし。

りりかはスマホをいじってて、助けてくれない。

「まあ、なんて言うのかな。…インスピレーションかな」

「きゃー! それって一目ぼれ?」

りりかはそうだけどさ。

「うん、まあ」

それでまた口々にきゃーきゃー言う。

「おじさん、照れてるぅ」って、あきなが言う。図々しいやつだ。

「そんなこと言うたら、おじさまに失礼やわ」

そっとまいが言う。

いいね。京人形みたいなおちょぼ口に硬いの突っ込みたくなる。





りりかはスマホを見ながらにやにやしてたけど、

「ほたる来るって」と言う。

まだ増えるの?

ぼく卒業したばかりの少女に輪姦(まわ)されちゃうの?





「おじさんを尋問ばかりしてないで、みんな唄おうよ」って話をそらすと、リモコンのタッチパネルに目を落としてくれてほっとした。





最初にあきながTMレボリューションの曲を唄った。

今の子ってわりと昔の歌を唄う。

最近の歌よりもメロディアスで唄いやすいこともあるんだろう。





ゆうが次に唄ったけど、画面を見るとガンダムじゃん。

ガンダムってコアなファンが多いらしいんだけど、鉄人28号知ってるかい?

主人公の正太郎くんがショタの語源だよ。試験に出るよ。

エヴァはマン喫で読んだだけど、おもしろかったよ。

あのスーツってびりびり破けないのかな?





りりかがPerfumeの「ワンルーム・ディスコ」を入れると、

「ほら! ゆう、あきな、Stand up!」って言って、3人で踊りながら唄い始める。

りりかがうまいのは予想どおりで、ゆうは頑張りすぎでテクノらしくない。

あきなは控えめな動きだけど、体の中にリズムが入ってる感じ。

テクノならYMOから知ってるぞ。

ジューシーフルーツとかポップでキッチュな感じがよかったよ。





「まいちゃんは唄わないの?」って、顔を近づけて訊く。

「おじさま、お先にどうぞ」

「年寄りは最後だよ。紅白みたいなもんで」

「くすっ。そんなこと。…北島三郎でも唄いはるんですか?」

「そんなとこかな」

演歌なんか死んでも唄わない。





まいは中島美嘉でも唄うのかって思ってたら、JUDY AND MARYの「バスルーム」を唄った。

みんなのアンコールに応えてaikoの「バスタブ」を唄う。マイペースというか、いつもお風呂に漬かってるような子だ。





まあ、人は見かけによらない歌を唄うのはぼくも同じで、YUKIつながりで「JOY」にした。

始まったとたんりりか以外は「えー!」って。

ま、どこでもそうなるんだよね。





いちばん好きなフレーズ「運命は必然じゃなく偶然でできてる」のところで、ドアがバッと開いてきつそうな目をした子が私服で入ってきた。

「出たー! ほたるのパンクファッション」

「今日はどんなテーマ?!」





みんなわいわいにぎやかだから、この辺でやめようかなって思ってたら、ほたるがちょいと目線をぼくにやって、もう一つのマイクを持って一緒に歌いだした。

「死ぬまでドキドキしたーいわ、死ぬまでわくわくしたーいわ…」

負けずとりりかがくっついて同じマイクで歌う。





「えのきほたる、です。…りりかの新しいお父さん?」

えのき? どっかで聞いたことのあるような。

…ああ、あの冴えないおじさんの?

「はあ」

「りりかと仲がいいみたいで、よかった」

「そうだよねー、仲いいよねー。だって、あたしお父さん大好きだもん」

いや、あんまりそれは言わない方が。





「おじさんもりりかのこと好き?」

ほら来た。このほたるって子は見るからに鋭そうじゃないか。

「うん、そうだね。かわいいじゃない」

言い訳をつけちゃうところが情けない。

「りりかは、かわいいですもん。せやから、こないなええお父はんも来はったんやわ」って、まいが言う。

京言葉っていつも裏の意味があるように聞こえるね。





「りりかがいなくても、再婚しました?」

おまえは芸能レポーターかってほたるに言いたくなる。

「しなかったんじゃないかな」

腹をくくったというか、やけくそだけど、りりかはぺたーとくっついて喜んでる。

「だよねー。りりかがお願いしたからだもんねー」

火に油を注ぐなって。





「りりかは何をお願いしたの?」

犯してって。

「結婚してって」

心臓に悪いよ。後で覚えてろ。

「そうなんや、お母はんの背中押したんやね」

ん? お父さんの背中じゃないのか?

それはともかく、ほたるが切れ長の目でじっとぼくを見つめるのがぞくっとする。

探ってる?…まさか誘ってる?





「ホントにみんな歌ったの?…わかった、わかった。歌うよ。1曲だけだよ」

ほたるが促されて、林檎の「本能」を歌い出した。

やばいなぁ、この曲は。

「お父さん、この曲好きでしょ?」

「う、うん」

「ナース服かぁ。あたしも着てみようかな」

「似合うんじゃない?」

小さな声で言う。

似合うとは思うけど、患者に襲われる新人ナースになっちゃうよ。

りりかはちょっと複雑な顔をして、それから目を落として何事かを考えていた。





『女子高の更衣室でえっちするのは男の夢です』





卒業式の打ち上げは、あきなとゆうが歌ってお開きってことになった。

「ね? みんな持ち物交換しない?」って、りりかが言った。

「卒業記念? いいけど、誰が誰にあげるの?」って、ゆうが聞く。

「みんながみんなに。4つ出せばいいでしょ?…ちょっとしたものでいいのよ。ガチャポンとかUFOキャッチャーで取ったやつとか」





「じゃあ、おじさまに預けて、分けてもろたらええんちゃう? こっちがええとか、あっちはいややとかもめんように」とまいがぼくを見て言う。

「うんうん」

で、わいわい言いながら集まったのを分けると、またわいわい。





りりかがもらったのは、あきなからはリップクリーム、ゆうからはゆるふわキャラのキイホルダー。

まいからはピアスの片っぽ。

「気に入ってたんやけど、のうなってしもうて」

「クマちゃんとハート、かわいいよぉ。ピアス開けたくなっちゃう」





ほたるからはネックレス。

「これすごいね。蝶の中に時計が住んでるみたい」

「時計じかけの蝶だよ」

この子らしい言い方だなって思う。キューブリック知ってるんだろう。





りりかはヘアアクセをいつもいろいろ持ってるから、まいにはシュシュ、

ほたるにはバレッタ。

「ほたるの趣味じゃないけど」

「ううん、かわいいのも嫌いじゃないよ。甘すぎないし」





駅前で口々に「またすぐ会おうね」って言って、彼女たちとはバイバイする。

「さて、これからどうする?」

「決まってるじゃない。お・と・う・さ・ま」

「えっち? どこで?」

「やっぱ学校でしょ。もうできないし」

「だね。卒業式の日にするっていいね」





スマホを見ながら、しかめっ面をしてる。

「どうしたの?」

「りりかってはげフェチだったの? だってさ。ゆうのやつ」

「あはは。あんなにべたべたするからだよ」

「お父さんにおごってもらったくせに。もう友だちじゃないよ」

「まあ、いいじゃない。…で、ホントにはげフェチ?」

「違うよぉ。…お父さんフェチなだけ」ってまた腕を組んでくる。

「気にならないの?」

「うん、全然」

りりかの好みはよくわからない。





「担任の先生が言ってたんだけどさ」

「うん、何? おかだ先生が何か言ってた?」

そういう名前だったんだ。

「成績いいから進学させたらって」

「先生らしいなぁ。…あ、こっちね」

正門から通用門の方へ向かう。

学校はしんとしている。





「なんで大学行かないの? おカネがないから?」

「それもあるけど」

「けど?」

「行ってどうするの?って感じ。何か目的がないと」

それはそうだ。

目的がないから就活であくせくしたり、薄っぺらな内容のエントリーシートをいっぱい書いたりすることになる。





「友だちは?」

「今日の子はみんな進学するよ。でも、みんな行くからとか、とりあえずとか、そんな理由だよ」

「まあ、ぼくもそうだったけど」

「そうなんだ」

校舎内に入ったから、自然と黙る。





更衣室の前で、

「ここでどう?」

「いいね」

ちょっと緊張しながら中に入るともう傾き始めた陽が両側に並んだロッカーを照らしている。

女臭いというか、汗と生理の臭いが混じったような感じ。

「うふ。くんくんしてる。…臭いけど、お父さんは好きだよね?」

ぼくのズボンの前をそっと触りながら言う。





「うん。中学生の頃は従姉(いとこ)の下着でオナったりしてたからね。お姉さん、美人だったんだ」

こんな話を18歳の娘にしていいのか?

「わお。お姉さんのパンツかぶったり、おまんこ当たるとこをなめたりしてたの?」

「露骨やな。まあ、そんなとこです」





「りりかのパンツならいくらでもあげるじょ。りりかが履いたのでオナニーしてぇ」

「もう無理。ああいうのは若くて性欲が強いのに相手がいないからできるんだよ」

「でも、お父さん十分若いじゃない。りりか、いつもひぃひぃ言わされてますわ」

ぎゅって抱きついてくるのを頬を挟んでキスする。

「卒業おめでと」

「ありがと。お父さんに育ててもらったお蔭だよ」

冗談半分でくすくす笑いながらだけど、感傷的な響きもある。





「りりかのロッカーはどこ?」

「ここだよ。もう片付けちゃった」

「どれどれ?」って覗く。

「ふふ。体操服ならここにあるじょ」

バッグを開けると体操服が入ってた。





「着替えてくれるの?」

「後でね。…他の子のロッカーはいいの?」

「えっと。じゃあ、まいのは?」

するっと言葉が出ちゃった。りりかがチラッと見るけど、何も言わない。





「まいはこっちかな…」

ロッカーを開けて見せながら何か握ってる。

「何をしてるの?…それさっきもらったピアスだろ?」

「おまじない。まいに悪いことが起きないようにって」

「ふうん。…あれ?」

「まいったら生理ナプキンの使い残し忘れたんだね。お父さん持ってたら?」

使ってないやつはあんまり萌えないけど、まあいいか。

「うん」って言って、ポケットに入れた。

「他は?」

「ほたる、かな」

「うふ。やっぱりね…ほたるのはあれだよ」

ぼくの方が近かったから、開けてみた。





「何もないね」

りりかは同じようにペンダントを握っている。

「ほたるは、ああ見えても潔癖だから…他の子はいいよね?」

「はい」

バタンとロッカーを閉める。どうもお見通しみたいだ。





「じゃあ、着替えよっかな。…指定服の短パンと通販で買ったえんじのブルマーとどっちがいい?」

「んーと。とりあえずブルマーで」

「見ないでね」っ言うくせに、ぼくの目を見ながら制服をゆっくり脱いでいく。

いつも脱がせてるから、なんか新鮮。





ブラとショーツだけなのに紺のハイソ履いてるのもそそられる。

「お父さん、勃起してるの丸わかりぃ」

「そりゃあね」

上衣から着て、ブルマーをとりわけゆっくり履いていく。

着ていく過程がセクシーなんて知らなかった。





「えへ。できたよ」

実の父親に中学生の時に体操服に着替えさせられて、視聴覚教室で犯されたって言ってたのを思い出した。

運動会で生徒の歓声や音楽で外がにぎやかなのをよそに、父と娘があえぎながら絡み合うのを想像すると激しい性欲に襲われた。





いきなりりりかをロッカーに押しつけるようにして、乱暴に体をまさぐる。

「あ、お父さん! やだっ!」

悲痛な叫びに甘えが混じっていて、レイプっぽくして欲しいというりりかの願望が伝わってくる。

「うるさい! 静かにしろっ!」

口を押さえて、胸をもんだり、ブルマーのお尻をまさぐったりする。





ずっと昔、付き合っていた女の子に頼んでレイプごっこをした。嫌がるのをベッドに押し倒し、激しく抵抗するのをスカートの中に手を入れてパンツを引きずり下ろしたら、それまでにないほど濡れていた。…

「ううっ! いやぁ。こんなところじゃやだっ! 許して! ああん!」

「うるさいっ! 父親がやりたいと言えば素直に股を開くんだ!」

ジッパーを下ろして、硬くなったペニスを取り出す。

「ひどいよぉ。ううっ! りりか、お父さんのおもちゃじゃないよぉ」

「おまえは俺のおもちゃだよ。性欲処理人形だ」





肩を持って引き下げて、床にしゃがませる。

「ほら、しゃぶるんだよ。親孝行させてやるから丁寧にな」

「ああ、くすんくすん。…ぺろ、うげっ、ぺろ、うげっ、うっ」

嫌悪感を露わに嗚咽しながら舐めるところがうまい。





「いつもやさしいのにどうしてこんなことを…先生とか友だちとかに会ったから?」

「ふふ。どうしてそう思うんだ?」

「獲物を見るような目をしてたから。すぐにでも犯したいのかなって」

「だとしたらどうなんだ?」

喉の奥まで突き刺して訊く。

「おぇ、えぇ…げほ、げほ。…お父さんがまいとほたるとできるように手伝うから。あとおかだ先生も」





「先生もか? どんなふうに犯せばいいんだ?」

ちょっと情けない質問だが、りりかは経験者の勘でわかることがあるのだろう。

「お、おかだ先生はめちゃくちゃにレイプしてあげて。やさしくなんかしない方が先生はいいの。…うぐっ。んんっ。お父さんの性奴隷になるって誓うまで、しつこく犯してあげて。ううっ」

性奴隷に堕ちた女教師のイメージに興奮して、ロッカーに押しつけてブルマーとショーツをせわしなく下ろす。





「キャぁぁ! やだっ! お父さん、許して。父娘でするのはもうおしまいにして! もし子どもできたらってすごく不安なの。…先生や友だちで我慢して」

「恩師や親友を身代わりにするのか。ひどいやつだ。…じゃあ、まいはどうすればいいんだ?」

「まいは処女だからやさしく快感を教えてあげて。あの子、オナニーもしたことないのに、欲求不満なの。自分では気づいてないけど」





何人もの女としているような気になって、ずぶずぶ入れていく。

「あ、やぁんん、いやっ! またお父さんに…学校で…犯されるなんて。う、うぅ」

「びちゃびちゃのくせに。もう腰が動いてるぞ」

 いつもながら射精を誘うようなバレリーナならではの動きだ。





「違うもん。嫌だから逃げようとしてるだけ。…ああ、やめて。いけないよこんなの」

「こんなのってなんだ?」

「はぁ、はぁ。近親相姦だよぉ。娘がお父さんのおちんぽをおまんこに入れてもらっちゃダメなのぉ。あああっ!」

「嘘つけ! 近親相姦だから、おまんこがしびれるんだろ? 父親のちんぽだからたまらなく気持ちいいんだろ?」

「いやぁぁ! 言わないで。…だ、だめっ! そこぉ、クリ気持ちいい! しびれるぅ。何これ?! じんじんするぅ」





「図星だな。ほたるはどうやって犯すのがいいんだ?」

「ほたるは…お父さん、知らない方がいいよ。あっ、あっ」

「どうして? よくないのか?」

「すごくいいと思う。ああ、いいっ! 嫌なのに体が。あん、あんっ! 感じるっ!…お父さんだから、ああっ! 気持ちいいの! いぢめられて感じるようにりりか、あぅ、調教されちゃった、んあっ!」





更衣室の冷たい床に体操服姿の娘を押し倒して、ヴァギナの奥、子宮まで貫く。

腰を引いて、また思いきり体重をかけていく。

「もっと犯して。淫らな娘を犯して! あん、あぁん」

「さっきは嫌がってたくせにいいのか?」

「いいのぉ。すごくよくてやめらんないよぉ。…りりかを精液のはけ口にして」

「精液ほしいのか?」

「ほしいの。お父さんの精液。うっ、うっ! りりかの子宮にぶっかけてぇ」

横顔に夕陽が当たって、りりかの頬の産毛がきれいに光っている。

「いっぱいかけてやるよ。妊娠する心配ないからな」

精神的には実の娘のように思っているりりかのヴァギナに射精し始める。





「ああっ!いいっ! 熱いの。妊娠したいよぉ。はぁはぁ、お父さんの子を産みたいよぉ」

「ホントに孕みたいのか?」

徐々に落ち着いてきて、問い詰めたくなった。

まだ十分な硬さを保っているから、ゆっくりストロークを続ける。

「孕みたい。でも、まだダメ。あんん。…20歳になったらお父さんと結婚して産むの」

確かに20歳になれば母親の許しがなくても、本当の親娘でもないぼくとりりかは結婚できる。





「こんな年上の父親とか?」

「お父さんしかいないもん」

「産んでどうするんだ」

「娘を産むの。んんっ…初潮が始まる前からお父さんに犯してもらうのよって育てるの」

うわっ! 妄想にしてもすごいこと言うなぁ。

近親相姦をするように娘をしつける母親って。

「その子にしてみれば本当の父親で、年齢的はじじいだよ」

「おじいさんみたいな父親に犯される女の子って、すごくいいよぉ。ああんっ!」

またイッたみたいで、きつくしがみついてくる。





『レイプ童話なので熊が登場します【残虐シーンありです】』





高校を卒業したばかりの4人の女の子が高校時代の先生と一緒に八ケ岳山麓にハイキングに来ました。

女の子はあべゆう、いのうえあきな、えのきほたる、くらもちりりかで、先生の名前はおかだみなみでした。うえはらまいは京都にいたので参加していませんでした。

え?なぜフルネームで改めて紹介するのかって?その理由は読んでいただければわかると思います。





「いいお天気でよかったね」とゆうが言います。

「うん、ひさしぶりにみんなに会ったんだもんね」とあきなが言います。

「卒業してからまだ3か月経たないのに」とおかだ先生がまぶしそうに帽子のつばを上げて微笑みます。『みなさん、女らしくなって』と言うのをやめたんです。そうでもない人もいたからですが、正直ですね。





「みんな早く早く!あっちの白樺林、素敵だよ」と先に行っていたりりかが呼びます。

「中学生じゃあるまいし」とそばをぶらぶら歩いているほたるがつぶやきます。

「ホントにこんなに早く会えるなんて、夢のようだね。まいが来れなかったのは残念だけど」とあきなが初夏の空を見上げて言います。





真綿をちぎったような雲がゆっくりと並んで動いて行きます。





さて、何週か前に遡ります。

林の中で気絶しているお人形のような子を見下ろして、ズボンを履こうとしているおじさんがいました。少女の目から涙が、春のお花柄のワンピースの股からは鮮血があふれています。処女の証だけではないようです。

おじさんは幼い処女を乱暴に犯し、無理やりフェラをさせ、念入りな調教を施した上、首を締めるだけ締めて中出しをした挙句、おもちゃに飽きた子どもみたいにぽいっと捨てて立ち去るといった悪行を繰り返しているのです。





りりかが『お父さん』と呼んで慕っているおじさんにはこんな裏の顔があったんですね。おじさんの小説にはさも少女たちの自由意思のように書いてありますが、違法薬物とか禁止催眠とか…おっとこれくらいにしておきましょう。





「さあて、東京に帰ってまた別の子をひいひい言わせて、堕とすか」とまだまだレイプし足りないおじさんが車に近づいたところ、向こうの木陰にがさがさっという音が聞こえました。

お腹を空かせた熊が伸び上がってこっちを見ていました。

「あ?」とおじさん。

「が?」と熊さん。





どっちもびっくり困った顔をしています。





どっちも目を合わせない方がいいのはわかっていたのに合わせてしまい、どっちも相手が動かなければそのままやり過そうとしていたのにいたずらな風がざざわと木の葉や篠竹を鳴らしました。





ああ、いけません。

どっちもびくっとして、熊は前脚をついて身構え、おじさんは近くに停めてあった車に駆け寄りました。

「くそ、こんな山ん中でロックなんかするんじゃなかった。几帳面なのもたいがいにしろよ。…開いたか?熊がどすどす走ってくる。間に合ってくれ、頼む」





「よし、助かった」とおじさんがドアを開けた時にガラスに熊の大きな姿が映りました。

「きれいな月の輪だな。昼間の月か」

それがおじさんの最期の想念でした。





後頭部から背中にかけてシュッと打ち下ろされた熊の右前脚の一撃がおじさんの意識を飛ばしたのです。

そのまま車体に押しつけながら熊はおじさんの首に噛みつきます。

ぶ、ぶぶっ!びゅるるっ!ぶおっ!という音を立てて、おじさんの血が噴き出します。シルバーグレーの車体をヤンキーな子どものスプレーガンのように染めていきます。





熊も人間を襲うのは初めてで怖かったので、おじさんが完全に死んでしまうまで安心できず、おじさんの首の骨をべきべきと砕き、延髄から脳幹全体を破壊します。





えっと、それっておじさんの生命維持機能が失われたってことですし、じゅるじゅると熊にとって新奇な味の汁が溢れてきたってことなんですね。





もう死んでいるはずなのにおじさんはびく、びくんとさっき女の子のおまんこに射精をした時と同じように滑稽なくらい手足を痙攣させています。

熊は『人間とはなんとしぶとい獲物なんだろう。お母さんが人間には気をつけなさいと野いちごのように口酸っぱく言ったのもむべなるかなだなぁ』と先日、射殺された最愛の母を偲びんでいます。





少し経つと、じゃくぐしゅ、はぶぷぐっちゃとおじさんの小腸や心臓や脾臓を食べる音と、血と消化物の混じった臭いが林に広がっていきます。

遠くから見ると大きな犬が倒れた主人を気遣っているように見えます。





抑えつけるような灰色の雲の底が高くなって少し明るくなってきました。

『人間っておいしいな。これは肝臓かな。かぷかぷ。やわらかいし、濃厚な味で元気が出そうだ。…こっちは胆嚢かあ。がぶ。う、苦いけど、食べすぎには薬になるというぞ』





今まで団栗やあけびやたまに蟻や岩魚しか食べたことのない熊にはおじさんの臓物はとても新鮮な味覚でした。大きな獲物は残して隠しておいた方がいいとお母さんに教えられていたんですが、ぺろりと食べ尽してしまいました。





『食べれば食べるほど食べたくなるな。脚も食べてみよう。がりべき、がしべし。腕はどうかな。ぺきむに、こりぷし』

夢中になってやめられません。





だんだん気になってきたことがあります。

おじさんのまあるい頭です。

『この帽子はぼくだってかぶれるくらい大きいな』

おじさんのJA梨北のキャップをかぶってみます。





お母さんは笹林の向うに人間を見かける度にこう言っていました。

『いいかい。人間の脳みそは絶対に食べちゃいけないよ。あいつらは脳みそに細っこい首と手足が付いたような気味の悪い生き物なんだよ。あんな連中の脳みそを食べるとそれこそ頭がおかしくなってしまうんだよ。いや、それどころかとんでもないことになるんだよ』

『とんでもないことって?』

『とんでもないことはとんでもないことさ。知らない方がいいことは知らないんでいいんだよ』





でも、さっき首根っこに食らいついた時の汁の味は臓物や手足とは違ったとても気になるものだったのです。





『耳なら頭じゃないよね』

「おじさん、運が悪かったね」とささやきながら右耳をかぷっと食べます。

木耳(きくらげ)のようにこりこりしておいしいのですが、首根っこの妖しい味とは違います。





『目ん玉も脳じゃないしね』

蜂の巣を食べるように手を突っ込んで穿(ほじく)り出してぺろぺろ舐めます。

『周りの脂身がいいね』





口の中で目ん玉を舌で潰すとトロっとした生臭いものが出てきます。

おじさんの右顔はぐちゃぐちゃの泥濘のようになって、左顔は『お行儀の悪い熊だね』と皮肉に笑っているみたいでした。





『ふん、こんな小さいんじゃよくわかんないや。でも、爪についた汁はやっぱりあの味だ』

みなさんも蟹の肉にちょっと蟹味噌が着いてると甲羅をべきべき剥いでむしゃぶりつきたくなるでしょう?

熊だって同じです。





蟹の甲羅なら剥がしやすいところは誰でも知っていますが、人間の頭蓋骨の剥がしやすいところを知っている人はお医者さんか危ない人でしょう。

もちろん熊は知りません。

首にかじりついたり、耳に跡に食いついたり、目のあったところをさらに爪でほじったり、だんだん面倒になってあちこち出鱈目にがしがし噛んだり、往復ビンタのように爪を振るって頬肉をえぐったりします。





頬がなくなり、顎の筋肉が切れて、おじさんの下顎がカパッと開きます。

『わ、驚かすない。…あはは、ずいぶん食いしん坊の口になったもんだね』





前脚を喉の奥から上へ持ち上げて、掻き出すようにするとごっそり肉が取れて、あのおいしい汁が出てくるようです。





『やったよやったよ。こうやれば脳みそが食べれるんだな。…ああ、なんておいしいんだろう。鱒の白子よりずっとふわふわしてたまんないや』

夢中になってがぶっと前頭部にかぶりつくと思いのほか簡単にぼきぼこと頭蓋骨を噛み砕くことができました。





『やったー。がりごり。うん、胡桃よりずっと簡単に噛み砕けるよ。…うんうん、ぼく元気になって、さわやかな気分になってきたよ』

熊は自分の体に起きたとんでもない異変にまだ気づいていません。





雲が名残惜しげに山のてっぺんから離れていきます。





さてさて、冒頭の場面、何週かあとのお話です。

女の子と先生は林の中をずんずん入って行きます。





すうっと風の線を感じます。





この数週間で白樺の葉はずいぶん多く、濃くなりました。





『ひい、ふう、みい…5人か、しかもみんな若い女の子じゃないか。こりゃご馳走だ』

獲物のにおいを察知した熊は、身体を低く伏せて近づいて行き、草いきれを嗅ぎながら虎視眈々、いえ熊視眈々と観察しています。





「写真撮れた?…みんなからだいぶ遅れちゃったよ」

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。一本道だし、誰もいないから」

「誰もいないよね。いい男でも来ないかな」

「うん、女ばっかりじゃね。でも、こんなところ出会ったらやばいよ」

「そお?レイプされちゃったりして?」

「ゆうは期待してんじゃないの?」

「あはは、やだー」





じゃれ合ってるゆうとあきなを覗き見していた熊は、

『この2人はハズレだな。食欲も性欲もわきそうもない。こいつらがいちばん後ろでよかった。先に行った3人に気づかれないように…それ!』と駆け出します。





ざわっと不吉な影が走り、不気味な地鳴りが近づいてきたと思った途端にざくっ、がしゅと鈍い音がしました。





「え?」

「あ?」という表情が張り付いたままゆうの後頭部はいちじくのように裂け、あきなの顔は半分なくなって赤い噴水になりました。





熊はおじさんの残忍さと性欲を受け継ぎ、身体も並みの羆(ひぐま)よりずっと大きくなっていたんです。人間を殺すことを好み、特に若い女の子を犯してから食べることで満足を得るという自然の法則に反した化け物になってしまっていました。





ゆうとあきなの股間に次々と前脚を突っ込むと血だらけの子宮をつかみ出して、ぱくっと食べてしまいます。

『やっぱりブスのおまんこはうまくないなぁ。犯さなくてよかった。まあ、非常食くらいにはなるかな』

摘まみ食いしながら内臓を取り出し、2人の死体を大きな木の枝に掛けて血抜きをします。





『あとでお陽様がよく当たる気持ちのいい草原に並べて干物をこさえよう。少しは味がよくなるだろう』

すたすたと歩き出し、次の獲物の追跡にかかります。

これでなぜ完結なんだというご批判はあるでしょうが、「おかだ先生の場合」https://novel18.syosetu.com/n5168gr/2/に続きます。





女は父親に似た男を求め、男は娘に似た女を貪る


著者

炎姫

小説ページ

https://ncode.syosetu.com/n3526gq/


初回配信日

2020/12/01

最終更新日

2021/01/08

保存日

2022/07/18






Posted by 하얀라임
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