n4776ho no1

카테고리 없음 2022. 7. 20. 18:17

NO1 夜行バスで就寝中の巨乳美人の愛娘を手マンでイカし、隣で観ていた自慰の人妻にも夜這いして、トイレ休憩に膣奥までねっとりピストン痙攣絶頂!
作者:依田和夫
はじめまして、依田和夫と申します。この小説はアクアポリス様で公開させて頂きましたが、非公開にしている小説です。

不倫をした夫と別れて男手一つで大切に育てた愛娘の満子28歳が傷心のまま、私52歳(実父)の元に出戻って来た。

私の両親は既に他界していたし、他界した妻は児童養護施設出身だったため親はおらず、娘を預ける事も出来なかった事で、私は企業の独身寮の寮管をやりながら愛娘を男手一つで育てた。
今も娘を育て上げた独身寮で寮管をやっている。
独身寮なので、長期の休みは、冬は正月休み、五月のGW、八月のお盆休みだった。
娘が帰って来たのは八月のお盆に入る前の七月中旬だった。
傷心で落ち込んでいる娘を元気付けさせたいと思い、「ここは暑いけどアソコやったら涼しいさかいキャンプでも行かへんか?」と提案してみた。
娘は二つ返事で「うん、行きたい!」と言った。
それを聞いた私は嬉しかった。

この小説に登場する人物名、団体名、地名、画像等は実際とは異なります。
※性描写、夜這い等々を含みます。
閲覧は自己責任でお願い致します。

シリーズ小説です。
NO1とします。

続きは

NO2 出戻った娘と息絶え絶えの激しいSEX「なんでこんなにええんやぁ!」 激しいピストンに波打つ実り豊かな乳房 娘の名前を連呼しながら腰振る父親 です。

1話
娘が小さい頃から一年中通してキャンプに行っていた。



父と娘の遊びでは一番、金の掛からないのがキャンプだった。



それも有料のキャンプ場ではなく、いわゆる野営地でやるキャンプは周りに客もおらず、いるのは鹿や猿などの動物ぐらいだった。



良く通っていたのが東北の山奥の川の畔が二人の昔からのペースキャンプ地だった。



ここは寮からは夜行バスで行かなくてはいけない場所ではあったが、生前の妻と娘とで行っていた思い出の地でもあった事から、妻が他界した後も娘と一緒に度々、行って花を手向けて生前の妻を娘と思い出していた場所だった。



新宿のてんやで、食事をした後に集合場所に行くと、凄い人数が既に集まっていた。金のない学生たちが殆どだったが、中には私たちのような親子や家族連れも少しいた。

生前の妻と娘でキャンプ地に行っていた時に、「将来は夜行バスちゃうくて自家用車を買うて、夜行バスツアーなんか使わんでええように頑張ろ!」と、妻に夢を語っていた時を思い出していた。



そして、バスが到着して荷物の積み込みと乗車が始まった。



冬はスキー客を乗せるバスツアーに使われているバスだった。



「お父さん、ジャンケン!」と娘はいきなりそんな事を言って、グーを出してきた。



私は、突然の事に反射的にチョキを出してしまった。



「ヤッター!私が窓側ねっ!」



ハイテンションで娘が言った。



私は嬉しかった、傷心の娘が明るい顔になったからだった。



私は、「ふざけんなや!」と言いながらも、別に拘りはなかった。



逆に、寝て行くのだから窓際で煩いよりは通路側の方が良いと思っていた。



そして、座席は一番後ろから一つ前だった。



後ろの席には誰も来ないのかと思っていたら、発車する少し前に3人の親子が乗り込んで来た。



(なんや、いたのか!?)とがっかりした。



後ろに誰もいないので、逆にリクライニングを思いっきり倒せるかと思っていたからだ。



園児と小学の子供2人を連れた、母親だった。



私は、(こらやかましゅうて寝られへんな。)と思った。



親は、私たちに会釈をして、「騒がしくてすみません。」と言ってきた。



確かに、子供たちは既にテンション高めだったが、煩いと言うほどではなかった。



そんな訳で、「そないに、気にせえへんでください。」と、私は真面目な顔で言った。



私の仕事中は標準語だが、いざ仕事から離れると生まれ故郷の言葉である関西弁が出ていまっていた。



つづく

2話
私は娘と話をしながらも、チラチラと母親を盗み見た。



家族は、ハイキングに行くようなブランド物の洋服を着ていた。



春先のハイキングに行くにしては、少し薄着かな? と思ったが、ジャケットの性能が良いんだろうなと思った。



私が着ているユニクロの上下とは、見た目からして全然違う感じがしていた。



私は、隣で目を瞑っている娘の実り豊かな胸に目が行っていた。



(デカい……)暫く見ていなかったからか、そう思った。



ブラウスのボタンが弾けそうだ。



そして、出発間際、子供たちが窓際を巡って揉め始めた。



子供にとって窓際は、凄く魅力的なのだと思う。



私は娘をチラッと見た。



でも、娘も私と同じ事を考えていたようで、私が何か言う前に、家族に声をかけて子供に席を譲った。



「本当にすみません。ありがとうございます」



丁寧にお礼を言う母親だった。



若いママさんにしては、常識があるんだなと思った。



子供も、「叔母さん、ありがとう!」



母親は気を使って「お姉ちゃんでしょ?」と言った。



「ありがと?」と、しっかりとお礼を言ってくる。



私は、娘が小さい時の事を思い出していた。



そして、両サイドの窓際に子供が座り、そして私がど真ん中の席に座った。



期せずして、娘の横に座り、先ほど見たデッカイ胸が頭を過ぎり、更には先日見た近親相姦のAVを思い出して不覚にも私は半勃起していた。



そして、出発すると、暫くは車内も騒がしかったが、照明が暗くなると、そこかしこでイビキが聞こえ始めた。



娘も、笑ってしまうほど早く寝てしまい、窓際を見ると、子供も寝ていた。



私は、そろそろ寝ようかなと思っていたら、肩に娘がもたれかかってきた。



最後部の席なので、肘掛けがなく、こんな事になってしまったのだと思う。



でも、私は悪戯心が芽生えすぐ横に、可愛らしい娘の顔がある。



そして、すぐそこにデカい胸も見えていた。



(触ってまおっかなぁ……)と思いながらも、さすがにバスの中ではヤバいなと思い、手は出さなかった。



私は、娘に肩を貸したまま、目を閉じた。



寝ないと、明日のキャンプに差し障りが出るなと思ったからだ。



でも、3泊もするので、一日くらいと思ったりもした。



すると、いきなり娘に抱き付かれた。



私は、慌てて目を開けると、娘の片足まで私の足の上に乗ってきた。



そして、けっこう密着というか、抱きしめられるような感じになってしまった。



上腕に、柔らかい胸の感触していた。



そして、首筋にかかる寝息……。



私は、寝るどころではなくなってしまった。



つづく

目次
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3/7
3話
娘は、モゾモゾと動きながら、更に強く抱き付いてきていた。



私は、ムラムラしっぱなしで、次第に少し怒りの感情を持ってしまった。



私をこんなにムラムラさせておいて、こんなにスヤスヤ寝ている。 



そんな、八つ当たりにも似た感情を持った私は、娘の胸元に手を突っ込んだ。



娘の柔らかいたわわな胸の感触が伝わってきていた。



私は、自分の上腕と娘の柔房に手を挟んだ状態のまま、限界まで勃起していた。



そして私は、しばらくそのまま柔房の感触を楽しんでいたが、やっぱり我慢できなくなり、娘の胸を揉み始めた。



最近、娘は前夫と別れて以来、セックスをしていないし、前夫は不倫をしていた事から、娘とはセックスをしていない訳で、娘も男を欲しがっていたのでは?と考えた。



私には、たまらなく刺激的な体験だった。



それにしても、娘の柔房と表現できるほど、柔らかくて、つきたての餅のようだった。



しかし指先で触り続けている内に、あまりにも柔らかすぎる気がしてきた。



ブラの感触がなかったからだ。



私は娘がノーブラかどうか、確かめずにはいられなくなっていた。



私は娘を起こさないように気を付けながら、ゆっくりと上半身を横に向けた。



それは、想像以上に上手くいき、私と娘は正面を向き合って抱き合う格好になった。



小柄な娘は、私の胸の辺りに顔がある。



相変わらず可愛らしい寝顔だった。



そして私は、下側の方の手を、恐る恐る娘の左胸に乗せてみた。



そしてナメクジの歩みほど、そろーっと、そしてまたゆっ~くりと力を入れていった。



手の平で触った娘の柔房は、やっぱり異常なほど柔らかくノーブラだったとわかった。



私は、ゆっくりと娘のバストを揉みしだきだした。



最初はゆっくりと、ドキドキしながら揉んでいたが、娘がまったく目を覚ます気配もなかったので、徐々に大胆に強く揉み始めた。



すると、ブラウスが薄手と言うこともあり、胸の形が良く分かるようになってきた。



たぶん、昔、洗濯機の上にあったブラを確認した時は、FとかGカップを確認していたが、今はそれ以上のHカップはあるように思えた。



私はこの幸運を神に感謝しながら、しばらく揉み続けた。



すると、指先にコリッとした感触があった。



私は、宝物を掘り当てた気持ちになり、その尖がりを指で摘まんだ。



それは、カチカチなのが分かるほどだった。



そして、大きさもかなりだと思った。



子供も未だ産んでいないにも関わらず、その大きさは存在感がありカチカチになった尖がりを触り続けた。



触り続けていると更に硬さを増していきさらに固くなっていった。



私は、有頂天になって乳首を責め続けた。



つづく

4

「ん……ふぅ……」



娘が、軽く吐息を漏らした。



私は、凍り付いたように固まった。



近親相姦も良い所だ。



今さらビビり始めた私だったが、娘は目を覚まさなかった。



私は、更におっぱいを触り続けた。



そして、乳首も摘まんだり、弾いたりした。



「ん、ふ……ん?ん、ふぅ……んっ、うぅ?ん……」



娘は、吐息が多くなってきた。



バレてしまうかもしれない、起きてしまうかも知れない、そうなったらなったで仕方ない、もうやれるところまでやってやろう。と覚悟を決めた私だった。



でも、可愛い顔から、可愛らしい吐息が漏れているのを聞いて、私は欲望をセーブ出来なくなっていた。



私は、興奮し過ぎておかしくなっていたのだと思うが、娘のスカートを少し捲り上げ、ショーツの中に手を突っ込んでしまった。

娘は、起きる気配もなかったので、徐々に手を奥に進めていった。



すると、ショーツのゴムの部分に手が触れた。



私は覚悟を決めてショーツの中に手を突っ込んでみた。



すぐに陰毛が指先に触れた。



下腹部のジョリジョリした陰毛の感触の後に長めの毛が絡み付いてきた。



ドキドキしっぱなしだった。



そのまま奥に手を伸ばしてみた。



クチュ……と、すぐに湿った感触が有り、ビラビラの外まで濡れている感じだった。



私は、興奮し過ぎて不覚にも若い頃のようにイキそうになっていた。



そして、そのままクリトリスを探り、ぷっくりと膨らんで固くなっているそれを、指で撫で回した。



一瞬、娘はビクッと震えた。



でも、起きる気配がない。



私は、調子に乗って弄り続けた。



凄く濡れているので、スムーズにクリトリスを責める事が出来た。



バスの中、周りに大勢人がいるのにも関わらず、私は大胆に触り続けた。



「んぅ、うぅ…ん…ぅぅっ…うん…」と、本の小さな呻き声を上げた、娘は少し眉間に皺を寄せて、吐息と言うより喘ぎ声のような感じになっていた。



私は、(もしかして、起きてるんか?)と、今さら思い始めていた。



しかし、もうどうなっても仕方ない。と思いそのまま継続した。



私は、指でなんとかクリの皮を剥き、直接触り始めていた。



すると、私の身体に巻き付いていた腕に、グッと力が入った。



私は、ビビるどころか興奮して、更に強く擦り続けた。



娘の腕の力はどんどん強くなり、私は抱き締めて痛いほどだった。



すると、「んっ…んぅ…ひぃ、イクぅ~!」と、少し大きめの声で呻き、ガクガクッと腰を震わせ気を遣った事を確認した。



他人の子供の直ぐ横で、着衣のままアソコを弄られて気を遣った愛娘が可愛くて仕方なかった。



つづく
5話
私は右隣の母親を見ると、目を開けていて目が合った。



ハッと思って我に返り、下を見るとその母親は自身の手がスカートの中で動いていた。



私と娘の行為を見ていて、オナニーをしていたのが分かった。



娘は私の左隣で目を瞑って寝ているのが分かった。



気を遣って疲れたのだろう。



私は右隣のその自慰をしていた母親に、目配せして自身の人差し指を口に当てて、「静かに!」と言い、私は自身の手を彼女のスカートの中に入れるとノーパンだったので、膣の中に入れてみた。



私はノーパンだった事を不思議に思ったが、知らない内に脱いだのか、それとも最初から穿いてなかったのか?と不思議に思っていた。



恐る恐るではなく、ゆっくりと……ではなく、一気に中指を根元まで突っ込んでみたのだ。



すると、母親は私にギュゥッとしがみ付き、ガクガクガクッと腰回りを痙攣させた。



「あはっ…くぅ…ふぅ…あぁ…」



必死で声を抑えようとしている感じだったが、私の耳にはしっかりと呻き声が聞こえた。



バスのエンジン音や、サスがバタ付く音、そして、そこかしこから響く鼾と、漏れ聞こえるイヤホンからの音などが、母親の声を消してくれている感じがした。



私は、一気に決めようと、中指を曲げるようにして、母親の内壁を擦り上げた。



Gスポットの位置を優しくではあるが弄っていると、母親の眉間の皺が深くなり、唇を真一文字にして、美しい顔が鬼の形相に変わっていて、私の身体に巻き付く腕の力も更に強くなっていった。



「ハァ…ハァ…ん…ふぅ……んっ…んっ……あ…あぁ…うぅ…ふぅ…あ…ぁぁ」



母親は、荒い息遣いで吐息も漏らしっぱなしだった。



バスのタイヤの音も重なって凄く走行音が煩かった



そのお陰で前の席や隣の子供に気付かれず、更には私の左隣の娘にも気が付かれないで済んでいるのだと思った。



私は、ビクビクッと、母親の身体が震えるのを見て、Gスポットを更に刺激した。



そこをとにかく擦り続けた。



私は、正直もう起きていると思っていたし、抵抗もないので、もっとして欲しいんだろうなと勝手に判断して、指を二本に増やした。



「ハァ…ん…ふぅん…ぐぅ……うぅ……あ…あぁ…んっ…んっ…んーっ」



母親は、必死で歯を食い縛りながらも鼻から抜ける淫靡な呻き声を上げていた。



腰がずっと震えっぱなしだし、背中が徐々にのけ反っていった。



そして、私に抱き付いていた筈が、いつの間にか私の腕を握り締めていた。



私の指の動きに合わせて、どんどん握る強さが増していった。



もう、気を遣る寸前という感じだった。



私は、こんなバスの中で、見ず知らずの人妻を気を遣らせるなんて、夢にも思っていなかった。



私は、周りの様子も気になったので、チラッと辺りを見回した。



すると、前方の時計が目に入った。

予定では、もう休憩の筈だ。



何度もこの同じバスに乗っているので、分かっていた。



私は、悪い考えが浮かんで、指をピタッと止めた。



つづく

目次
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6/7
6話
そして、私は母親から躊躇なく指を引き抜いた。



母親は、指を引き抜く時に、ガクガクガクッ!と、身体を震わせた。



そして、私の腕を握っていた手から力が抜けていった。



しばらく、そのまま動かない母親だった。



しかし、次第にモゾモゾし始めた。



私に胸を押し当てるようにして甘えるような仕草で抱き付いてきていた母親だった。



当然、息遣いは荒いままだった。



触って欲しいんだろうなと思いながらも、何もしない私だった。



すると、バスがサービスエリアに滑り込んで行った。



「30分の休憩です」とアナウンスがあると、まばらに人が降りて行った。



私は娘を起して、「休憩やで」と言うと、娘は「30分でしょ?」と言った。



私は「せや」と言うと、「後でトイレに行くから、もう少し寝ている」と言った。



多分、私の顔を見るのが恥ずかしいのだと思ったので、私は、「先にトイレに行くからね」と言い、席を立った。



思いの他、道路が空いていた事で流れていたのか、時間調整だと思った。



混んでいる日は15分と短い時もあったからだ。



母親が連れて来ていた子供達は完全に熟睡で、母親も爆睡していた。



私は、軽く咳払いをしてから、立ち上がってバスを降りた。



そして、少し歩いてバスの前を横断すると、トイレの前のゴミ箱辺りで立っていた。



すると、直ぐに母親の姿が見えた。



母親は私を見付けると、俯いて恥ずかしそうに近寄ってきた。



私は、母親の腕を掴むと、そのまま引っ張って行った。



彼女は、何も言わずに黙ってついてきて彼女をトイレの後ろに連れ込んだ。



こんな真夜中なので、当然誰もいない。



トイレから漏れる灯りで母親の顔が見え、耳まで真っ赤にしたまま、潤んだ目で私を見詰めていた。



明るい中で見ても、やっぱり美形で歳は30歳には届いていなく、娘と同年代のように見えた。



私は、無表情で母親を見詰め、彼女の出方を見た。



シャツの中にはノーブラの乳首が浮き出ていた。



娘同様に大きな胸に、細いウエストが欲情をそそった。



一夜に娘と同じ年頃の母親とエッチな事をするなんて、私はラッキーだと思っていた。



そして、浮き上がる乳首…。



私の中の理性が消えた。



母親は、真っ赤な顔のまま、スカートを捲ると当然のことながらパンストとショーツは付けてなかった。



「時間ないから…、お願いします」と、消え入りそうな声で言った母親だった。



つづく

7話
私は、膝までズボンとトランクスを下ろし、スカートを捲り上げていた母親を見て、サディステックな気持ちに火がついた。



私は、勃起したペニスを誇示した。



「あぁ…凄い……。凄く大きい!」



母親は、私のペニスを凝視したまま言った。



私は、自慢ではないが巨根だ。



長さも太さも、平均以上だと思う。



「ほな、今度はアンタの番やん? さっき、アンタだけ気持ち良う、イッたやん?」



「もっ、もう、入れて欲しいんです!」



母親は、泣きそうな顔で訴えた。



「時間あらへんのやん? ほら、しゃぶってや!」



私は、肉槍を勃起させたまま、母親に歩み寄った。



すると、母親は私のペニスに吸い寄せられるように跪くと、大きく口を開けて咥え込んだ。



私は、可愛い顔の母親が、私の肉棒を目一杯奥まで咥えてフェラチオをし始めたのを見て、最高に興奮していた。



それなりに女性経験はあるが、人妻は初めてだった。



当然、今日以降の娘を抱く事になるので、その経験も初めてだ。



良い旅になりそうな事は確かだった。



そして、先ほど2人の子供まで見ている。



そんな人妻を、こんな風に扱うのは、流石に気が引けていたが、もう仕方ないと思っていた。



でも、私も興奮し過ぎていてもう止められない感じだったし、母親も既に止める事が出来ない状態だった。



母親は、時間がないからか、最初からハードにこれでもかとディープスローとを駆使したフェラをしていた。



更には舌が絡みつき、唇がカリ首を引っ掛けていた。



流石に、若くてもそこは人妻なので、的確に気持ちいいところを責めていた。



「あぁ…凄く硬い!それに…こんなに大きくて太い…お願い入れて下さい! 欲しいの!」



私は母親と身体を入れ替えて、建物に手を付けさせて、後ろから尻を持ち、肉槍を差し込み10分ほど抽送していた。



その間ずっと母親は「あぁ…凄い…イイ…イイ…欲しかったの…ハァ…ハァ…イイ…ふぅ……んっ…んっ…うぅ…イイ…」と呻き声を上げていながら。



そして「ダメッ、イッちゃう、あぁ、イクぅ~!」と気を遣って腰を落としそうになったので、私は彼女の腰を更に持ち上げて激しく抽送をした。



彼女はまた「ダメッ、イッちゃう、イクぅ~!」と二度目の膣イキをして体を痙攣させた。



「奥さん、俺も出したい!」と言って抜くと、彼女は私の前で跪き怒張していたパンパンになっていたペニスを咥えたので、イラマチオをして「出るー!」と叫び迸った。



お掃除フェラをしてくれて私はトイレに入ってバスに乗り込んだ。



その後母親もトイレに行ったのか暫くしてからバスに乗り込んで来た。



隣では娘はまた寝た振りをしているのか、目を瞑っていた。



最後まで拙作にお付き合い頂き感謝申し上げます。



キャンプ地でのお話しは下記に続きます。



『NO2 出戻った娘と息絶え絶えの激しいSEX「なんでこんなにええんやぁ!」 激しいピストンに波打つ実り豊かな乳房 娘の名前を連呼しながら腰振る鬼畜父親』

https://novel18.syosetu.com/n4776ho/


につづきます。



― 了 ―


Posted by 하얀라임
,

n1726g

카테고리 없음 2022. 7. 20. 17:30

人妻さん達の浮気とその結果産まれた赤ちゃんのお父さんとのいけない体験告白です。あなたの奥さんは大丈夫ですか!?





目次





はじめに

A・Mさんの場合1

A・Mさんの場合2

A・Mさんの場合3

A・Mさんの場合4

A・Mさんの場合5

A・Mさんの場合6

A・Mさんの場合7

A・Mさんの場合8

A・Mさんの場合9

A・Mさんの場合10

A・Mさんの場合11

A・Mさんの場合12

A・Mさんの場合13

A・Mさんの場合14

A・Mさんの場合15

A・Mさんの場合16

A・Mさんの場合17

A・Mさんの場合18

A・Mさんの場合19

A・Mさんの場合ファイナル

M・Hさんの場合1

M・Hさんの場合2

M・Hさんの場合3

M・Hさんの場合4

M・Hさんの場合5

M・Hさんの場合6

M・Hさんの場合7

M・Hさんの場合8

M・Hさんの場合9

M・Hさんの場合10

M・Hさんの場合11

M・Hさんの場合12

M・Hさんの場合13

M・Hさんの場合14

M・Hさんの場合15

M・Hさんの場合16

M・Hさんの場合17

M・Hさんの場合18

M・Hさんの場合19

M・Hさんの場合20

M・Hさんの場合ファイナル

T・Aさんの場合1

T・Aさんの場合2

T・Aさんの場合3

T・Aさんの場合4

T・Aさんの場合5

T・Aさんの場合6

T・Aさんの場合7

T・Aさんの場合8

T・Aさんの場合9

T・Aさんの場合10

T・Aさんの場合11

T・Aさんの場合12

T・Aさんの場合13

T・Aさんの場合14

T・Aさんの場合15

T・Aさんの場合16

T・Aさんの場合17

T・Aさんの場合18

T・Aさんの場合19

T・Aさんの場合20

T・Aさんの場合21

T・Aさんの場合ファイナル

S・Kさんの場合1

S・Kさんの場合2

S・Kさんの場合3

S・Kさんの場合4

S・Kさんの場合5

S・Kさんの場合6

S・Kさんの場合7

S・Kさんの場合8

S・Kさんの場合9

S・Kさんの場合10

S・Kさんの場合11

S・Kさんの場合12

S・Kさんの場合13

S・Kさんの場合14

S・Kさんの場合15

S・Kさんの場合16

S・Kさんの場合17

S・Kさんの場合18

S・Kさんの場合19

S・Kさんの場合20

S・Kさんの場合21

S・Kさんの場合22

S・Kさんの場合23

S・Kさんの場合24

S・Kさんの場合25

S・Kさんの場合ファイナル

W・Mさんの場合その1

W・Mさんの場合その2

W・Mさんの場合その3

W・Mさんの場合その4

W・Mさんの場合その5

W・Mさんの場合その6

W・Mさんの場合その7

W・Mさんの場合その8

W・Mさんの場合その9

W・Mさんの場合その10

W・Mさんの場合その11

W・Mさんの場合その12

W・Mさんの場合その13

W・Mさんの場合その14

W・Mさんの場合その15

W・Mさんの場合その16

W・Mさんの場合その17

W・Mさんの場合その18

W・Mさんの場合そのファイナル

B・Cさんの場合その1

B・Cさんの場合その2

B・Cさんの場合その3

B・Cさんの場合その4

B・Cさんの場合その5

B・Cさんの場合その6

B・Cさんの場合その7

B・Cさんの場合その8

B・Cさんの場合その9

B・Cさんの場合その10

B・Cさんの場合その11

B・Cさんの場合その12

B・Cさんの場合その13

B・Cさんの場合その14

B・Cさんの場合その15

B・Cさんの場合その16

B・Cさんの場合その17

B・Cさんの場合その18

B・Cさんの場合その19

B・Cさんの場合その20

B・Cさんの場合その21

B・Cさんの場合その22

B・Cさんの場合その23

B・Cさんの場合その24

B・Cさんの場合その25

B・Cさんの場合その26

B・Cさんの場合ファイナル

G・Rさんの場合その1

G・Rさんの場合その2

G・Rさんの場合その3

G・Rさんの場合その4

G・Rさんの場合その5

G・Rさんの場合その6

G・Rさんの場合その7

G・Rさんの場合その8

G・Rさんの場合その9

G・Rさんの場合その10

G・Rさんの場合その11

G・Rさんの場合その12

G・Rさんの場合その13

G・Rさんの場合その14

G・Rさんの場合その15

G・Rさんの場合その16

G・Rさんの場合その17

G・Rさんの場合その18





『はじめに』





 かいときのこです。私もそうですけれど女の人は実は誰でもとてもエッチな事が大好きです。私も時間があれば主人以外の人とそうした関係になってしまったりしますけれどそれは他の奥様達も一緒なんです。

 私は本来のお仕事の関係で奥様達のいけない事を知ったり相談されたりします。それで聞いてきたお話がどれも物凄いんです。

 どう凄いかというとそのお子さん達のお話です。誰もが奥さんが産まれたお子さんは自分の子供だと思われていることでしょう。ところがです。

 それは大きな間違いです。実はお子さんの本当のお父さんはご主人じゃないなんていうのはもう普通にあります。それがまたかなりの数なんですよ。

 私の知り合いや友人、お話を聞いた奥様達の普段の浮気は物凄いものです。セックスをしていればやっぱり子供はできちゃうもの。それはご主人じゃなくても一緒ですよね。それで。

 産まれてきたお子さんが浮気相手のお子さんだったお話をここで紹介していく事にしました。もうどのお話も凄くて私もお話を聞かせてもらって身体の芯まで熱くなっていってどうにもならなくなった程です。

 幾つもあるので一つずつ、少しずつ紹介させていただきます。中には近親相姦もあったり何人ものお相手の赤ちゃんを産んだりとそういった方もおられます。さて、奥様達のいけない真実、それはどういったものなのか。この場をお借りして紹介させてもらいます。どのお話も事実ですが御名前はどの方も仮名です。若しかしたらあなたの奥様の、あなたの事かも知れませんよ、うふふ。





『A・Mさんの場合1』





 まずは私のお友達A・Mさんのことからお話させてもらいますね。お話はその方の告白文体という形になります。この形で皆さんに紹介を続けていきます。





 私はA・M(仮名)といいます。背は高くて細身で二十代前半の頃の本上まなみさんに似ていると言ってもらっています。夫は真面目な大学の先生で都内の郊外に家族と一緒に住んでいます。年齢は今は三十三で女の子が二人います。一人は六歳でもう一人は四歳になります。けれど父親は主人ではありません。そのことを今からお話させてもらいます。

 私は一人っこで兄弟はいません。夫には弟が一人います。顔は痩せた主人のそれとは違って丸くて頭は丸坊主です。身体は大きくてがっしりとしていて学校では柔道部に入っていました。小柄な主人とはここも全く違っていました。夫は私より三つ年上ですけれどその弟さんとは年齢がかなり離れています。私が結婚したのは二十五の時でお見合いで知り合ってでした。夫の弟のB君(仮名)はその時まだ十六でした。つまり主人とは十二も離れています。そのせいか主人はこの子を弟というよりは子供のように可愛がっていて二人の新居にもよく呼んでいました。私の浮気は思えばこれがはじまりでした。

 何度かB君を家に呼んでいたある日の休日。私が自分と主人の寝室を掃除していると不意に後ろから気配を感じました。するとそこに彼がいたのです。

「義姉さん・・・・・・」

 ジャージで何か思い詰めた顔をしていました。最初その顔を見て何かと思いました。

「どうしたの?B君」

 何なのかわからない私はまずは掃除機のスイッチを止めてB君に顔を向けました。背は167ある私よりもずっと大きくてしかも横もあるので迫力がありました。

「うちの人なら今仕事だけれど」

「いないんですよね」

「そうだけれど」

 最初はうちの人を探しているのだと思ってこう答えました。

「何か用なの?」

「用があるのは義姉さんになんです」

 この言葉からでした。





『A・Mさんの場合2』





「ぼ、僕・・・・・・」

 B君の言葉は続きます。私はそれを聞いているだけですけれど何故か心の中で何かが起こるのを感じていました。今思えば予感はしていたんです。女の勘で。

「好きなんです」

「好きって?」

「義姉さんが」

 こう言ってきました。声を震わせながら。

「最初見た時からずっと。好きなんです」

「私が好きって」

 この時は義理とはいえ姉弟だから当たり前だと思いました。けれどそういう意味で好きなのじゃないことはB君の言葉からすぐにわかりました。

「結婚したいって。思ってます」

「それは無理よ」

 私はすぐにそれは否定しました。

「だって私はあなたのお兄さんの奥さんだから。それは絶対にできないわ」

「そうですよね。けれど」

 小判でもその気持ちは変わらないようでした。

「僕、どうしても」

「どうしても?」

「義姉さんっ」

 B君が不意に私に近付いてきました。私は一歩も動かずその場に立っているだけです。夫婦でいつも寝ているダブルベッドのすぐ脇に。

「僕、もう」

「あっ」

 私をそのベッドの上に押し倒してきました。何かをするよりもずっと早く。けれど今正直に告白しますけれど何かできても絶対にその何かはしませんでした。どうしてって尋ねられると。それは私が女だからです。結婚して主人だけを相手にしなくてはならなくなっても、だからこそ余計に女であることを意識するようになって。だからこそ何もしなかったと思います。こうして私は主人の弟にベッドの上に押し倒されそれからいよいよ淫らな宴に溺れるのでした。あってはならない、してはならない宴に。





『A・Mさんの場合3』





 私をいつも主人と夜の営みを行うベッドの上に押し倒すとそのまま覆いかぶさってきました。私はその間何もしませんでした。

 何も言わず何も動かず。ただB君に、主人の弟に押し倒されそのまま覆いかぶさられるだけでした。けれど為されるがまま、さるがままではありませんでした。

 この子が次に何をしてくるか考えていたのです。兄嫁である私にどういったことをしてくるか。それを考えていました。

 B君の行動は早かったです。私の唇を吸ってきました。いきなり荒々しく唇と唇を重ねてきたのです。私はまず唇を犯されました。

 私はここでも何もしませんでした。ただ目を閉じて。そのうえで彼のその行動を受け入れたのです。そのまま唇と唇を重ねることを、主人の弟に唇を与えたのです。

 私は抵抗することも拒むこともなくキスを受けました。B君が舌を入れてくるとそれに応えました。舌の動きはたどたどしくぎこちないものでしたがそれでもそれに動きを合わせて舌を絡めあいました。私は自分の口の中でB君の舌と自分の舌を濃厚に絡めあったのです。

 暫くそうやって唇と唇を重ねあい舌を絡めあっていましたけれどやがてその唇を離してきました。そうして私に尋ねるのでした。

「・・・・・・いい?」

「・・・・・・いいわ」

 こう答えてあげました。うっとりとした目で。最初から拒むつもありはなかったんだって自分でも思います。それに今のディープキスで完全に火がつきました。私はこの子と最後までしたいと決めたんです。セックスを、主人の弟と、義弟との近親相姦を。この時はっきりと決意して答えたのです。





『A・Mさんの場合4』





 主人のベッドでその弟そのキスを終えた私は自分の欲情に完全に火がついたことがわかりました。それで自分からB君に尋ねるのでした。

「これで満足なの?」

「満足って?」

「キスだけでいいの?」

 彼の目をじっと見詰めながら尋ねました。

「それだけで。もういいの?どうなの?」

「それは・・・・・・」

「いいわけないわよね」

 言いながらそれまで何もしていなかった両手を動かしました。そうして彼の背中を下から抱き締めてそのうえで背中を指で擦りだしました。主人のそれとは全く違う大きくて広くてそのうえ若々しくて逞しいその背中を。丹念に擦ってあげました。

「キスだけじゃ」

「けれど義姉さん・・・・・・」

「ここまできてそれはないでしょ」

 また私から言いました。

「兄嫁をベッドに押し倒しておいて。そうでしょ?」

「えっ、それじゃあ」

「キスも。これがはじめてだったのよね」

 B君の目を見詰めたまままた尋ねました。その大きな黒い目を。

「そうでしょ?はじめてでしょ」

「・・・・・・はい」

 B君は観念したみたいになって私に答えました。

「僕、実は何もかも」

「わかったわ。じゃあ全部教えてあげる」

 それを聞いてこう囁いてあげました。

「私が。全部教えてあげるわ」

 こうして私が主導権を握るようになりました。家の中でのけだるい昼下がり、私は主人のいない家の中でB君との宴を続けました。押し倒された私が逆に主導権を握るようになって。そのうえでさらに宴を貪るのでした。





『A・Mさんの場合5』





 主導権を握った私はまずB君に対して言いました。まずは自分が下になっていたままではその主導権を上手くいかせないと思ったからです。主導権を握ったら後は下にいたままではどうにもならない、こうしたことでは私もわかってきていました。

 それで彼に言うのでした。こう。

「このまま体勢逆にしましょう」

「逆にって?」

「そうよ。転がって」

 耳元で囁きました。

「転がってね。私も合わせるから」

「はい。それじゃあ」

 B君は私の言葉に従ってベッドを横に転がりました。私もそれに合わせて転がるとそれで体勢が逆になりました。それまで私の上に覆い被さっていたB君が下になって私が上に。まずはこれからでした。

 最初はまたディープキスをして舌を絡め合いました。私は目を閉じて彼の舌を貪りました。今度は私が彼の口の中に舌を入れて舌と舌を絡め合わせて。唇を離す時混ざり合った二人の唾液が糸になってまだ唇と唇をつなげているのが見えました。けれど今はその糸を指ですくい取って飲んでから次の行動に移りました。

 彼の上着を脱がしました。ジャージの下はティーシャツでした。それを脱がしてから首に舌を這わせてそこから下に向かいます。乳首も舐めてそれから指でいじってあげました。

「そんなことまで・・・・・・」

「こういうのは考えてなかったでしょ」

 彼の乳首を舐めながら問いました。

「こういうのは。そうでしょ?」

「はい、とても」

 やっぱりそうでした。高校生でしかも童貞の子だったら無理もありません。けれどです。私が彼に最後の一線の前に教えてあげることはこれだけではありませんでした。乳首を弄りながら舌をさらに下にやってお腹も指で愛撫しながら舐めてお臍にまで舌を入れてからジャージのズボンに手をかけました。

 その紐を解いてズボンも脱がします。主人とは比べ物にならない大きくてがっしりとした腰からそのズボンを下ろして。それから彼が絶対に知らないあれをしました。





『A・Mさんの場合6』





 彼のジャージを脱がせるとそこから出て来たのはブリーフでした。真っ白な如何にも童貞の男の子のそれのブリーフでした。けれどそこにあったのは。

「嘘・・・・・・」

 思わず息を飲んでしまいました。そこの中央の膨らみはそれこそ何センチ、いえ十センチは盛り上がっていたでしょうか。とてつもなく巨大でした。

「こんなに大きいなんて」

「大きいですか?」

「大きいなんてものじゃないわ」

 B君は自分では自覚がないようでした。

「こんなのって。見たのはじめてよ。聞いたことはないわ」

「そうなんですか」

「主人のよりもずっと」

 比較にもなりませんでした。同じ兄弟とは思えない位に。ブリーフが膨張してそこからはちきれんばかりでした。そこまで巨大でした。

 その巨大なものを見ているともう余計に我慢できなくなってそれで。今はまだしないでおこうと思っていたことをしたのでした。

「ちょっと待ってね」

「えっ、義姉さん」

「B君の服脱がせたから私も」

 私はここでやっと自分の服を脱いだのでした。まずはエプロンからそれから上着のセーターとロングスカートも。次々と脱いで下着と靴下だけになりました。今日の下着はダークパープルでした。元々下着は黒やダークブルーにこのダークパープルと。暗い色が好きですからこの日もでした。

 それで服を脱いでから彼のその強張りに顔を近付けました。けれどブリーフは脱がせませんでした。どうしてかというと。

「あっ、義姉さん」

「それがこれなのよ」

 驚いたような声をあげる義弟に言いました。

「これがね。大人のテクニックも教えてあげるわ」

 そう言ってそれをしてあげました。そう、それを。彼に大人のセックスの仕方も教えてあげるのでした。実は主人にもしたことはない、結婚前にだけやっていた秘密の技を。今彼にだけしてあげるのでした。





『A・Mさんの場合7』





 私は彼のブリーフを脱がすことはしませんでした。何故かというとそれに意味があるのです。そう、私はまず下着の上から彼のその巨大なものを擦りはじめました。

「義姉さん、パンツの上から」

「ブリーフの上からでもわかるわ」

 まずは右手で丹念に上から下に、それから下から上で擦ります。ブリーフ独特のあの布の感触越しにB君のおちんちんのとてつもない熱さと硬さを感じます。やっぱりそれも主人のそれとは全く違います。同じ兄弟でも何もかもが違いました。

「B君の、とても大きくて」

「大きくて」

「硬くて熱いのね」

 いとおしげに見ながらの言葉でした。上下だけでなく掴んだり先端の部分を指の腹でいじったりします。右手だけで我慢できなくなって左手でも。両手で彼のものを愛撫するのでした。

 そうしてブリーフの上から両手で掴んで。目を閉じてから顔をゆっくりと近づけました。そうして彼のおちんちんをブリーフの上から頬張るのでした。

「フェラチオ!?」

「ただのフェラチオじゃないわ」

 目を閉じて彼のを頬張って舌で先のところをアイスキャンデーみたいに舐めながら教えてあげました。

「こうしたフェラチオもあるのよ。覚えていて」

「そうしたフェラチオも」

「そう。ブリーフの上からでも本当にわかるわ」

 私はここでもしゃぶりながら彼自身に教えてあげました。

「B君のおちんちんとても美味しいわ。主人のなんかよりとても」

「兄貴のよりも」

「こうしてしゃぶってるだけで気持ちいいわ。こんなにいいなんて」

 私は仰向けになった彼の上からおちんちんをブリーフの上からしゃぶりだしました。先だけでなく茎の部分にも舌を這わせて両手も使って睾丸のところも舐めたり口に含んだりして。体勢も横になったり私が上になってのシックスナインになったり。シックスナインになったら彼は下着の上から私のあそこやお尻を触ってきました。もうそれで濡れてしまって。

 それでブリーフの上からのフェラチオはやめました。今度は彼にお風呂に誘いました。二人で一緒のお風呂。私は彼に全てを見せることになりました。





『A・Mさんの場合8』





 ブリーフの上からの濃厚なフェラチオの後私は彼を風呂に誘いました。あれをする前に身体を奇麗にしておきたくて。それででしたけれどそれだけでは済みませんでした。

 二人で下着姿でお風呂場に向かってそれぞれ下着を脱ぎます。私は下着を脱ぎながら彼がブリーフを脱いで全裸になるのを見ていたのですけれどやっぱり。そのおちんちんはお臍のあたりまであってしかも勢いよく反り返っていました。

「凄いわね、本当に」

「そんなにですか?」

「大きくてしかも元気がよくて」

 皮はもう完全に剥けていました。凶暴なまでにきり立っているそれが私の目の前にあったのです。

 私はゴクリ、と唾を飲み込みました。まずはお風呂に入ってからですけれどこれからのことを考えると。そうならざるを得ませんでした。

 そして二人でお風呂に入りました。まずはお互いシャワーでお湯を浴びてそれからボディーソープを身体に塗ってから洗います。私は自分の身体に泡を作ってからそのうえで彼に身体を近づけて。手と身体で彼を洗ってあげるのでした。

「洗ってくれるの?」

「私も洗って」

 早速彼の背中に手を回して洗いながら耳元で囁きました。

「身体の全部ね」

「はい」

「おっぱいもね」

 私は胸は小さいですけれど形には自信があります。その胸をまず洗ってくれました。

 たどたどしいですけれどとても大きくてしっかりとした動きでした。乳首を触られるともうそれだけで感じてしまいます。またその手がとても大きかったです。

 私は彼の全身、特にそのいきり立ったおちんちんを両手で丹念に洗ってあげました。

「ね、義姉さん・・・・・・」

 おちんちんを擦られるとそれだけで声をあげてきます。

「そこ、そんなに触ったら」

「まだいったら駄目よ」

 私はあえて彼がいかないようにしました。

「いくのは。ベッドでよ」

「・・・・・・はい」

 こうして今は我慢しました。シャワーの後私達は身体を拭いて全裸のままベッドに戻りました。そしていよいよ本当の始まりを迎えました。





『A・Mさんの場合9』





 お風呂からあがった私達はそのままベッドに戻ります。けれど全裸だったので少し寒かったです。それで私はかけてあった私のブラウスを羽織りました。紅くて薄いブラウスです。

 するとその全裸でブラウスだけの姿を見たB君がさらに興奮してきました。そのおちんちんがまたいきり立ってきたのです。

「何かその姿見たら」

「これからするのよ?」

 我慢できないの?と尋ねましたが無理みたいでした。もう今にも爆発しそうです。

「ちょっと・・・・・・」

「仕方ないわね」

 そんな彼の顔とおちんちんを見て私はくすりと笑いました。それと共に兄嫁として、そして年上の女としての余裕も思いだして。ベッドに着くと彼を立たせてその前に跪くのでした。

「するのは?」

「まずお口でね」

 フェラチオをしてあげることにしました。そうでもしないとすぐにいっちゃいそうでしたから。その前に一回ぬいておくと違うから。それでしてあげることにしました。

「してあげるわ。ぬいてあげる」

「お口でですか」

「ええ。これもはじめてよね」

 B君を見上げて尋ねました。

「だからついでに。これも」

「これも?」

「教えてあげるわ。見ていて」

 こう言ってから彼のものに両手を添えます。やっぱりそれはとても大きくて両手で握ってもまだ亀頭が完全に出ています。私はその彼もとても大きなものに今度は口を近づけるのでした。彼のその大きなものをものを頬張るために。





『A・Mさんの場合10』





 両手で握ってもまだ亀頭が出て茎も見えるような彼のその立派なおちんちんに顔を近付けてそれから口に含みました。含む直前におちんちん独特のあの精液の生臭い匂いとおしっこの匂いがしました。石鹸の匂いの中にそれがまだ残っていました。

 その匂いを感じながら彼のものを口の中に入れました。するとその熱さがすぐに口の中を支配しました。

「熱いわ、とても」

 私はうっとりとした声で思わず呟きました。目がとろんとなってきているのも自分でもわかりました。

「やっぱり。兄弟でこんなに違うなんて」

「兄貴のより熱いの」

「主人のなんかもう比べ物にならないわ」

 そのことを頬張ってみてからさらに強く感じたのでした。

「大きくて硬いだけじゃなく熱いわ」

「そんなになの」

「美味しい・・・・・・」

 思わずうっとりとした声も出してしまいました。

「B君のおちんちん最高よ。こんな美味しいおちんちんはじめてよ」

「そんなになんですか」

「ええ」

 今は右手でおちんちんをしごいで左手で睾丸を弄びながら彼を上目遣いで見ながら応えました。

「だからもっと食べさせて」

「はい、じゃあ御願いします」

「こんなおちんちn食べられるなんて」

 私はその歓びに恍惚となりながらまた彼のものを頬張りました。今度は夢中になってそのうえで右手でしごき、左手で弄んで。そうして彼の、夫の弟のそのおちんちんを貪るようにしゃぶり続けました。兄嫁であることに背徳感を感じながら。





『A・Mさんの場合11』





 私は夢中で夫の弟のその巨大なおちんちんを頬張り続けました。勿論お口の中に含むだけではなく先端の部分に舌をやって尿道を刺激したりその部分を舐めていったり手で茎のところをしごいたりその茎や睾丸も上から下に舐めたりお口をつけて笛みたいにねぶったり含んで舌で弄んだりして。そうして彼のおちんちんを貪り続けました。

 そうしていると彼の息が荒くなってきました。私のフェラチオで感じているのがわかります。

「義姉さん・・・・・・」

「どうしたの?」

「いきそう・・・・・・」

 こう私の問いに答えてきました。

「もう、いきそう。義姉さんのフェラチオで」

「いきそうなの?」

「いったら駄目?」

 その荒くなってきた声で私に尋ねてきました。

「このままいったら」

「いいわよ」

 私はその彼に優しく答えてあげました。

「いったらいいわ。お義姉さんの口の中で」

「お口のなかでいっていいの」

「いきなさい」

 今度はさらに優しい声で言ってあげました。

「全部。飲んであげるから」

「全部・・・・・・」

「さあ。だからいきなさい」

 彼の亀頭の部分を横からねぶりながら上目遣いに言ってあげました。

「お義姉さんにB君の精液飲ませて」

「そんなこと言われたら。もう・・・・・・」

 茎に添えている右手が彼の脈打つ感じがさらに強くなるのを感じました。それを受けて手の動きを速めて先端をお口の中に入れて舌で嘗め回していると。

「いっ、いくっ・・・・・・・!」

 遂に私のお口の中でいっちゃいました。そうして私は彼の精液を一滴残らず、ゴクッ、ゴクッ、と音を立てて飲み干したのでした。彼の精液は若いだけあってとても量が多くて熱かったです。その熱さは胃にまで伝わりました。そのうえとてもねばねばしていて喉の奥に絡み付いてお口の中も真っ白に精液まみれにさせて。もう胃からお口の中を全部その精子のいがいがした感触で支配してまいました。私は彼の精液をまずお口で受けて全部飲んであげたのです。





『A・Mさんの場合12』





 B君の精液を飲み干した私は少し寒くなってきていたのを感じました。全裸なのでやっぱり少しそれは感じました。

 それで少し立ってかけてある赤いブラウスを手に取りました。それでそれを着てからまたベッドに戻りました。

「寒いの?」

「少しね」

 少しだけだったのでブラウスだけにしました。薄くてちょっと透けそうなブラウスです。

「それで着たけれど」

「何か裸にそれって」

 私は特に何も考えずにブラウスを着ただけですけれどB君は違いました。ブラウスの他には何も着ていない私の姿を見てまた息を荒くさせてきたのです。

「凄く・・・・・・いやらしい」

 そうしてまたそのおちんちんを大きくさせてきました。今出したばかりなのにもうそれは私の前で見る見るうちに勃起してきました。

 そうしてまたあの大きさです。何をしたいと考えているのかは明白です。そしてその対象が私であることも。ここまできて考えることもありませんでした。

 そんなことはもうわかっていましたしお互いそのつもりでしたから。だから私はまずはベッドの上に腰を下ろしました。そのうえで彼に顔を向けて。

「来て・・・・・・」

 こう囁くように言いました。

「しましょう。今から」

「セックス・・・・・・」

「ええ。抱いて」

 次の言葉はこうでした。

「私を抱いて。兄嫁をね」

「義姉さん・・・・・・」

 B君は私の言葉に誘われるままやって来て上にゆっくりと覆い被さってきました。そのまま私の脚と脚の間に身体を入れていきます。私はベッドに背中を下ろしながらその動きを受け止めながら寝て。そうしていよいよ一線を越えるのでした。





『A・Mさんの場合13』





 B君はいよいよ私の中に彼自身を入れようとします。けれどどうしていいのかわからないみたいです。自分のその大きなおちんちんを握ったまま私の膣の前で戸惑っていました。

「ええと・・・・・・」

「入れ方わからないの?」

「いえ、それは」

 私の問いかけを否定しますけれどそれでも戸惑いは明らかでした。どうやって入れていいのか本当にわからないのがわかります。

「そうじゃないですけれど」

「ここよ」

 私は彼のそのおちんちんを握って自分の膣に導きました。

「このお口のところあるわよね。ここに入れるのよ」

「ここにですか」

「そう。こうやってね」

 まずは先端が触れました。それだけで感じました。まるで火の様に熱いそのおちんちんの先っぽが触れただけで。ビクン、とくるものがありました。

「ここにそのまま」

「何か。入ります」

「わかるわね。B君が私の中に入っていくの」

「はい。何か」

 私は入れながら熱いものを感じていました。そのおちんちんはとても熱くてしかも固いです。大きさはそのままで私の膣の中に入っていきます。亀頭から茎まで。少しずつですけれど確実に入っていきます。

「入ってます、僕のおちんちんが義姉さんの中に」

「どう?気持ちいい?」

「おちんちん。溶けそうです」

 私の中に入りながらの言葉でした。

「何か。もう」

「奥まで来て」

 私も熱いものを膣から全身に感じながら言いました。

「根本まで。そのまま」

「はい・・・・・・」

 お互い熱いものを感じながら奥まで入れていきました。そうして根本まで入ったその時。私は熱い吐息を漏らしてしまいました。





『A・Mさんの場合14』





「はああ・・・・・・」

 B君のものが根本まで入ったその瞬間に思わず吐息が漏れてしまいました。

「大きい、それにとても固いわ、B君のおちんちん」

「義姉さんの中も・・・・・・」

 B君も私の中を味わいながら言います。

「熱くて。それ締め付けてきていて」

「気持ちいいでしょ、おまんこの中」

「はい・・・・・・」

 喘ぎを声に含ませながら答えてきました。

「本当におちんちん溶けそうな位気持ちいいです」

「まだよ。まだ気持ちよくなるわよ」

 私は上から覆い被さってきている彼に対して囁きました。

「これからね。上下に動いて」

「上下にですか」

「ゆっくりとでいいから」

 こう教えてあげました。

「動いてみて。腰でね」

「わかりました」

 私の言葉に頷いてくれて実際に腰を上下させてきました。そうすると当然おちんちんが私の膣の中で上下します。それがまた凄いものでした。

 主人のものとは比べものにならない位大きくて熱くて固いのが膣の中で上下します。それだけでもう全く違います。

 しかもたどたどしいのにその動きは強くて。私の膣を乱暴なまでに犯します。

 特に凄かったのはカリです。そのカリが引かれる度に全部引き出しそうで突くと子宮の入り口まで突いてきます。その度に私は彼の背中を抱き締め激しくよがりました。

「いい、とてもいいわよB君のおちんちん・・・・・・」

 両手だけでなく両足を絡めさせて彼に言いました。

「兄弟なのに全然違うわ。主人のなんかじゃもう満足できないわ・・・・・・」

 こう彼に言ってまず一度いってしまいました。けれど彼はまだ全然いっていなくて。私は今度は自分が上になって楽しむことにしたのでした。





『A・Mさんの場合15』





 B君に抱きついて囁きました。こう。

「上にして・・・・・・」

「上って?」

「私を上にして」

 どうやらまだ言葉の意味がよくわからなかったみたいです。はじめてだからやっぱり知らないことがどうしても多いです。

「騎乗位。こう言えばわかるかしら」

「あっ、それですか」

 こう言えばわかってくれました。

「それですね。けれどどうやって上に?」

「今抱きついてるわよね」

 まずはこのことから言いました。

「だから。私はこのままで」

「はい」

「B君はこのまま起き上がってね」

「起き上がって」

「一旦座って」

 座位のことは今は教えませんでした。それはまた今度じっくり教えてあげようと思ったからです。

「それからB君は寝るの。これで体勢が入れ替わるからね」

「そうやるんですか」

「わかったわね。それじゃあ上にして」

「わかりました。それじゃあ」

 B君は私の言葉通りに素直に動いてくれました。こうして私達はベッドの中で上下入れ替わりました。義弟の上に跨る形になった私は。今いったのにすぐにまた淫欲を貪ることになりました。

 私は上に跨るとすぐに自分から腰を動かしはじめました。まずは上下にゆっくりと。すると彼の固くて熱いおちんちんが上から突き上げてきます。彼は全然動いてはいないのに。

 それから左右に前後に。斜めに立体にメビウスを描いたりもしました。無意識のうちにそうやって腰を振っていました。騎乗位になった私は完全に兄嫁として主人の弟を征服した恍惚感でさらにその淫欲を満たしていきました。もう私を止めるものは何もありはしませんでした。





『A・Mさんの場合16』





 私はただB君に跨って腰を振っているだけではありませんでした。膣も締めたりしてそのうえで彼のおちんちんを責めていました。膣を締めたまま腰を上下させるとB君は喘ぎ声をあげてきました。

「うっ、そんな・・・・・・こんなにいいなんて」

「これがセックスなのよ」

 私は上から喘いでいるその彼の顔を見下ろしながら言ってあげました。もう顔から汗が出ていてブラウスも汗で濡れて身体にくっついてきていました。髪の毛も濡れだしてまるで水を被ったみたいになってきていました。

「これがね」

「これがですか」

「気持ちいいでしょ」

 上から彼を見下ろして言っていると本当に主人の弟と近親相姦をしているのだって実感しました。その上に跨ってそうやってしていると余計に。征服しているような感じもあってそういった感情が幾つも混ざり合って私を心から感じさせていました。

「だからね。今度はね」

「今度は?」

「おっぱい。触って」

 こうB君に言いました。

「私のおっぱい触って。下からね」

「おっぱいですか」

「そうよ。見えるわよね」

 また上から彼に言います。

「このおっぱい。好きなようにね」

「触っていいんですね。僕が」

「好きにして」

 彼の目をじっと見ながら言いました。

「B君の好きなようにね」

「じゃあ・・・・・・」

 私の言葉に応えてくれてその大きな両手を静かに、たどたどしく上にやってきました。そのうえで私の二つの胸を掴んできました。また私の快感が増してくるのを感じました。





『A・Mさんの場合17』





 騎乗位で下から義弟に両方の胸を鷲掴みにされました。すると彼はすぐにその掴んだ胸を揉みしだいてきました。

 乱暴でたどたどしく、そしてぎこちない動きでした。はじめてなのがすぐにわかる動きでした。

 けれどそうした動きだったからこそ私も興奮してきました。乳首も指で掴まれてつままれるとそれも刺激になって感じます。もう胸全体が性器になったみたいに感じました。

「いいわ、おっぱいもっと揉んで」

「もっとですか」

「そうよ。好きなようにして」

 私はさらに腰を振り回しながらB君に言いました。言っているとそれでも刺激されます。自分の言葉からも感じていました。

 それがさらに刺激を呼んで動きも大胆になって膣もせばめたりさせました。もう無意識のうちに身体が動いて。それでまたいきそうになりました。

「いきそう・・・・・・」

 私はつい言葉を漏らしました。

「いきそう、私いきそうだわ」

「ぼ、僕も・・・・・・」

 私のその無意識の責めにB君も反応していました。そうして声が荒くなりだしておちんちんもビクビクと私の中で震えだしました。もういきそうなのがわかります。

「いって・・・・・・いいですか?」

「ええ、いいわ」

 私は全身から汗を流して身体を桜色に染め上げながら答えました。

「私の中で出して」

 そしてこう言ってあげました。私の中で出していいって。最後の最後はそれでと。こう彼に対して言ったのでした。





『A・Mさんの場合18』





「出して。私の中に」

 こうB君に言うのでした。

「B君の精液。全部私の子宮の中に注ぎ込んでいいから」

「えっ、けれど」

「いいの・・・・・・」

 私の下で驚くB君に対して答えました。

「中に全部出して欲しいの。あなたの精液」

「けれどそうしたら・・・・・・」

 どうなるかはB君もわかっていました。中に出したらどうなるか。勿論それは私もです。けれどそれでも私はいいのでした。いえ、だからこそでした。

「わかってるわ。わかってて言ってるのよ」

「それじゃあ・・・・・・」

「そうよ。最後までいってあげるわ」

 もうそのつもりでした。だから今こうしてしてるのですし。セックスするのなら最後までしたい、しているうちにそう思えてきていたのです。

「B君の赤ちゃんね」

「僕の赤ちゃん・・・・・・」

「妊娠させて」

 はっきりと言いました。

「そうして産ませて。いいから」

「僕の赤ちゃん・・・・・・」

「そう、あなたの赤ちゃん産みたいの」

 もっとはっきりとした言葉が自然と私の口から出ます。

「だからね」

「けれどそれって」

 その子が何になるのかもわかってるB君でした。戸惑いながらの声がそれを表わしていました。

「兄貴と義姉さんの子供じゃないから」

「不倫の子よ」

 しかもです。

「それもあの人にとっては甥か姪になるわね。本当は」

「それで僕の赤ちゃんですよね」

「ええ。その子産ませて」

 何度もB君に言います。その上に跨って喘ぎながら。

「今からね。孕ませて欲しいの」

 私は戸惑う彼に何度も中で出すように言うのでした。一刻も早く彼の精子を受精したかったのです。そうして赤ちゃんを妊娠したかったのです。もう私は完全に淫欲にその身も心も支配されていました。そう、最後の最後まで。





『A・Mさんの場合19』





 私は彼に自分の中でいくよう御願いするともう彼のおちんちんは私の中でビクビクとしだしました。そうして先が膨れ上がったかと思うと。

「あっ、ああ!」

 いってしまいました。その瞬間に私の中にその熱いものが放たれました。

 その熱さはまるで熱湯みたいでした。そのまま私の中に放たれ膣の中はおろか子宮まで注ぎ込んできます。

 子宮は忽ちのうちにその精液で満たされました。今さっき私の口の中でいったとは思えない位の勢いと量で私の中を満たしていきます。もうそれを受けたその瞬間に私はいってしまいました。

 身体をのけぞらせ、その二つの胸を揉みしだかれた格好のまま私は硬直して震えました。その何時終わるとも知れない射精を受け止め終えてからB君の上に覆い被さるようにして倒れこんでしまいました。童貞の彼に二回もいかされてしまったのです。

「いっちゃった・・・・・・」

「義姉さん・・・・・・」

「B君のおちんちんでいっちゃったわ」

 こう彼の耳元で囁いてあげました。

「それで私のおまんこの中も子宮もね。あなたの精液で一杯よ」

「僕のでですか」

「ええ。今おまんこと子宮の中を精子が泳ぎ回ってるわ。本当に妊娠しちゃうかもね」

「じゃあ本当に僕と義姉さんの赤ちゃんが」

「産ませて」

 このことをまた言いました。

「だから。またして欲しいの」

「またですか」

「もうおちんちん大きくなってるしね。だから」

 すぐに起き上がってまた彼の上でいきました。その日は夕方までして次の日もそれからも。時間があれば彼のその熱くて濃くて夥しい量の精液をお口とおまんこで受け止め続けました。そうして今彼との子供が二人います。今も時間があればセックスをしています。三人目は男の子が欲しいと思っています。主人にとっては本当は甥の子を産みたいと思いながらB君としています。





『A・Mさんの場合ファイナル』





 A・Mさんは最初にお話させてもらった通り私の知り合いです。友人と言ってもいい関係でそのお付き合いはもう彼女が結婚する前からです。とても気品のある方で浮気なぞする筈がないと思える方です。

 勿論御主人の弟さんにも御会いしたことがあります。素朴そうな好青年でまさかこの人と彼女がなんて夢にも思いません。けれどこれは全部本当のことなんです。

 このことを知っているのはA・MさんとこのBさん、そして私だけです。勿論御主人もお子さん達もそんなことは知りません。あくまで御二人だけの秘密です。私は知っていますけれど。

 そして今回ここまで読んで下さったあなたもこのことを御存知になられました。まさかとは思いますがこうしたことはまだまだあります。

 次のお話は私がネットでこのことを知った方です。その方は一体どういった経緯で不倫をされて御主人以外の方との間にお子さんをもうけられたのか。お楽しみになって下さい。これだけは言えます。世の中こういった話はあなたが思われているよりもずっと多いのです。世間巷にあふれているこうした本当のお話はさらに続きます。今度の方はどういった方なのか。是非ご期待になって下さい。ただいつもこうしたお話を聞いて思うことは。奥さん達も随分欲求不満でストレスを発散させる為に凄いことをされているということです。私も何かそうしたことを今日もしたくなります。といっても今は主人が家にいて駄目なのですけれど。けれど明日になればどうなるか。ちょっと楽しみです。





『M・Hさんの場合1』





 私は都内のアパートに家族と一緒に住んでいる人妻です。歳は今年で二十九になります。顔はデヴューしてまだアイドルだった頃の和久井映見さんそっくりだと言ってもらっています。主人はサラリーマンで子供は三人います。三人目の子のお話になります。

 あれは二年前のことでした。私は主人が出張の間子供二人と一緒に家に残っていました。アパートの二階に住んでいて隣には大学生の男の子がいました。

 彼の名前はS君といいます。彼とはいつも会う度に挨拶をするだけでしたけれど何となくその視線に気付いていました。私に気があるんだって何となくですけれど気付いてはいました。

 けれど主人がいるので私はそれをあえて無視していました。気の弱そうな子でしたし身体もひょろっとしていて背が高いだけだったのでおかしなこともしてこないだろうと思っていました。それで何も気にせずに日常を過ごしていました。

 その主人が出張でいなかったのは丁度夏でした。それもお祭の時です。子供達はまだ上の子がやっと歩けるようになったばかりでどちらも物心がついているとは思えない年頃でした。ですからお祭に連れていってもわからないと思ったのですけれど私自身も行きたいと思いましたので。それで子供達を連れてお祭に行くことにしました。

 どうせ行くのならいつもみたいにシャツにジャージかジーンズみたいな格好じゃなくておめかししていこうと思って髪を上で束ねてまとめてうっすらとお化粧をしてそのうえで浴衣を着ました。浴衣は濃い青で朝顔の柄の浴衣を着ました。その浴衣姿で子供達を連れてお祭に行きました。これがはじまりだったのです。





『M・Hさんの場合2』





 子供達を連れてお祭に出ました。その間は何もありませんでした。けれどずっと感じていました。後ろからの視線を。それがわからない程私も鈍くはないです。けれどその時は黙っていました。もう向こうの気持ちもわかっていましたから。

 お祭の中を歩いている間ずっとあったその視線を感じながら家に帰ります。そうしてアパートの二階の階段をあがって私達の部屋の扉の前で。階段の方を振り向いて言いました。

「S君よね」

 私が名前を呼ぶと気配がすぐにビクリ、と止まったのを感じ取りました。

「わかっているのよ。そこにいるのは」

 微笑んで言ってあげました。私の顔は見えていないのはわかっていますけれどそれでもです。

「ずっと。つけてたでしょ」

 階段のすぐ下に向かって言いました。

「私が家を出てから。そうでしょ?」

 声はわざと微笑を入れていました。それで向こうの緊張を軽いものにしてあげて話を簡単に進める為です。私だって結構考えていました。

「出て来なさい」

 今度は少し厳しい声で告げました。

「何もしないし誰にも言わないから。出て来なさい」

 こう言ってあげるとやっと出て来ました。階段を登って出て来たS君は俯いていてそのうえかなり不安そうでした。そんな彼の姿を見て私はいよいよ胸の中で何かが変わってきたのを感じました。思えば主人はずっと出張で家には子供達と私だけで欲求不満でした。そんな時に若い男の子を見て。そうなってしまったのも今思えば当然でした。





『M・Hさんの場合3』





 S君は私の前に来ました。やっぱり背は大きいです。私は背はそれ程高くなくて一六〇ありません。それに対して彼は一八〇近くあります。少なくとも一七五以上はあって私から見たらかなり高く見えました。

 けれどこの時は見つかってしまってしょげかえってしまっているのでそんなに大きくは見せませんでした。背中を丸めてしまっているせいだっていうのはわかります。その彼に対して見上げながら言いました。

「ずっとつけてたでしょ」

 まずこのことからでした。

「お祭の間。そうでしょ?」

「・・・・・・はい」

 しょげかえった顔のままで私の質問に答えてきました。私は声は普通にして表情は微笑んでいました。別に咎めるつもりはありませんでしたから。

 その声のまま問い続けました。次は。

「ずっと。私見てたでしょ」

「はい」

 また答えてきました。この時のS君は蛇に睨まれた蛙そのもので私に言われるがままでした。

「すいません」

「気になるの?私のこと」

 今度はこう問い掛けました。

「それでずっと見たりついてきたのかしら」

「すいません」

 そうだという返事でした。どんな返事が返ってくるのかわかっていましたけれどそのままでした。これこそ私が望んでいた返事で内心笑みを浮かべました。けれどそれはあえて隠して彼とのやり取りを続けました。胸の奥が赤くなってくるのを感じながら。子供達の手をつないで抱いているその両手も彼の方にいきたくて仕方がありませんでした。





『M・Hさんの場合4』





 私は自分のこの気持ちを抑えられなくなってきていました。けれどそれでもその気持ちを抑えて彼に対して問い掛けを続けていました。その間も目だけで周囲を見回すのを忘れてはいませんでした。こんな場面誰かに見つかったら大変なのはわかっていたからです。

「どうしてつけてきていたのかしら」

「それは」

 相変わらず項垂れるばかりで答えることができないS君でした。これが余計に私の思う壺でした。わかっているけれど答えられない、だから私は彼を思うがままに誘導することができました。彼が全く気付かないうちに。

「私に興味があるのかしら」

「・・・・・・・・・」

「そうなのね」

 この問いには答えてこないと思っていましたけれどその通りでした。これで完全に私のペースです。私はさらにS君を攻め立てました。

「私。結婚してるのよ」

「はい」

「子供達もこうしているし」

 わざと子供達を見せるようにして言ってあげました。

「それに主人もいるのよ。それは知ってるわよね」

「けれど」

「けれど?」

 彼の失言でしたけれどこれは私にとっていいことでした。この失言があるから余計に私の思うような展開になれますから。

 それで私はさらに言いました。ここぞとばかりに。

「人妻なのに興味があるのね」

「・・・・・・すいません」

「主人もいるのよ」

 わざと主人のことを出してきたのは彼への脅しではありませんでした。私がその方が何か心が沸き立ったからです。人妻で夫がいるのにこれからと思うと。背徳感や裏切りの気持ちが浮気の最高のスパイスだとは聞いていましたけれど今それがわかってきた感じでした。

「けれどね」

 そしてここで彼に言いました。ついつい唇に笑みがこぼれるのがわかりました。もうそれは止められませんでした。彼は気付きませんでしたけれど。この唇とそこから漏れる私の今の淫らな感情に。





『M・Hさんの場合5』





「お話。聞きたくなったわ」

「えっ・・・・・・」

「S君が私をどう思っているか」

 この時私は自分の声が笑うのを必死にこらえていました。ここで笑いをこぼしたら今何を考えているのかばれてしまう、それがわかっていたから必死にこらえていました。

 そのうえで。彼に対して言うのでした。

「知りたいの。だからね」

「はい」

「来て」

 ここではわざと声を淫靡な響きにしてみせました。自分では上手くいくかどうか不安でしたけれどとりあえずは上手くいったみたいでした。

「部屋の中に来て」

「部屋の中って」

「ここで何時までもお話するわけにはいかないでしょ?」

 だからだと言ってあげました。

「だからよ。私の部屋の中に来て」

「そこでお話ですか」

「そうよ。今主人もいないし」

 そして部屋の周りにも誰もいません。今でした。

「だからよ。来て」

「お子さん達は?」

「まだ何もわからないわ」

 それが幸いでした。まだ物心ついていません。だから私達が目の前で何をしてもわかる訳がありません。それも計算に入れていました。

「だから。いらっしゃい」

「わかりました」

 こうして私はS君を自分の部屋に入れてあげました。私が子供達を連れて彼が後に入って。それで彼が扉を閉めるとさっと手を回して鍵をかけました。これで誰も入っては来れない、主人のいない部屋に主人以外の男の人を入れて鍵を閉めて。もうそれで胸が淫らに高まるのを感じました。





『M・Hさんの場合6』





 二人きり、子供達もいましたけれどそれがわかるのは二人だけになった私達は居間に行きました。台所と一緒になっていて隣は寝室になっています。おトイレやお風呂もありますけれどその狭い部屋の中で二人になりました。私はS君に向かい合うとすぐに尋ねました。部屋の灯りは点けました。少しぼんやいろとした感じの光に思えました。夏なのでとても暑くて窓は開けっぱなしで網戸にしていました。扇風機をかけて二人立って向かい合っています。子供達は私の側に置いて休ませました。そのうえで浴衣姿のままで尋ねるのでした。浴衣のうなじの部分は見せて髪はあげたままです。

「それで。どう思っていたの?」

「奥さんのことですよね」

「そうよ。どう思っていたのかしら」

「それは・・・・・・」

 やっぱりここでも口ごもっています。言えないのはわかっています。けれどその言えないS君に対してあえて尋ねたのでした。

「したいのね」

「えっ・・・・・・」

「私と。したいと思ってるのよね」

 もう隠さずに問うてあげました。彼の意表をつくつもりで。

「そうでしょう?したいんでしょう?」

「それは」

「いいって言ったら?」

 くすりと笑って尋ねてあげました。

「それがいいって言ったら?」

「まさか。それって」

「いらっしゃい」

 もう完全に私のペースでした。

「こっちに。来て」

「奥さん・・・・・・」

 彼から離れて、けれどその手を握ってその襖を開けました。暗がりの中にお布団が敷かれています。帰ったら子供達と一緒にお風呂に入るだけだったのでそれでお布団はしていたのです。そのお布団を前にして。私は彼を誘ったのです。子供達の見ていないところで、せめてと思っていたのはその時だけでした。





『M・Hさんの場合7』





 私はS君と寝室のお布団でするつもりでした。けれどS君は私が握っていたその手を振り解いて。急に後ろから思いきり抱き付いてきたのです。

「するんだったら。もう」

「だからここじゃ駄目よ」

 私は横目で彼を見ながら言いました。

「子供達がいるでしょ。だから」

「我慢できません」

 けれどこんなことを言って駄々をこねてきました。

「僕、もう・・・・・・」

「もうってすぐそこじゃない」

 本当にすぐそこです。あとはほんのちょっとだけ歩いて襖を閉めたらそれで終わりです。けれどS君はそんなほんのちょっとまで我慢できなくなっていたみたいでした。

「だからね。我慢して」

「けれどもう」

「・・・・・・ここでしたいの?」

 私は少しだけ態度を柔らかくさせてS君に尋ねました。

「ここで。子供達見てるのよ?」

「やっぱりしてるの。わかるんですか?」

「いいえ」

 わかる筈がありません。まだ歩けるようになったばかりの子と赤ちゃんですから。それで私達がすることがわかる筈がありません。それで子供達と一緒の部屋でも主人と寝ていようが起きていようがしていましたし。それははっきりとわかっています。

「わからないわ。それはね」

「それじゃあ。もうここで」

「したいのね」

「いけませんか?」

 後ろから抱き付いてきているS君の温もりを感じます。そしてその熱い吐息も。そういったものを感じ取って私は。遂に折れてしまいました。

「わかったわ」

 こう彼に言ってあげました。そうして一旦彼から離れて向かい合ったうえで後ろ手で襖を閉めて。今度は私から彼に抱きついたのでした。





『M・Hさんの場合8』





 S君を抱き締めてあげてからそっと耳元に唇を近付けて。囁きました。

「したこと。あるの?」

「え、ええ」

 たどたどしいですけれど私の問いに頷いてくれました。

「一応。ですけれど」

「そう。じゃあ童貞じゃないのね」

「高校の時に。その時の彼女と」

 したと言っています。とりあえずはじめてじゃないのはわかりました。

「したことがあります。あまりうまくいかなかってですけれど」

「誰でもはじめはそうよ」

 また彼に囁いてあげました。慰める為にも。

「それよりもね」

「それよりも?」

「これからが大事よ」

 こう彼に話しました。

「これからがね。したのはその娘だけなのね」

「はい、そうです」

「だったら。人妻ははじめてよね」

 囁きながら自分の身体をS君の身体に摺り寄せました。背中に回した両手で抱いてそのうえでその背中を擦り回して。そうやって彼が興奮するようにこっそりと身体を動かし出しました。

「だったら。私に任せて」

「奥さんにですか」

「寝て」

 次にS君にこう囁きました。

「寝て。私に任せて」

「わかりました」

 私の言葉に素直に頷いてくれてゆっくりと仰向けに寝転がりました。私はその彼を抱き締めたまま動きを合わせて彼の上に覆い被さります。そして浴衣の裾がはだけるのも気にせずに足を開いて彼の股間のところに腰を置いて。そのうえで私の顔を彼の顔に近付けていきました。彼の目をじっと見ながら。子供達が見ているその前で。





『M・Hさんの場合9』





 こうして私はS君の上に覆い被さりました。子供達の前で。まだ何もわかっていないとはいっても自分の子供達が見ている前ではじめました。とてもいけないことでしかも子供達の前でするのに。けれどそれがかえって私の淫らな感情を高めました。自分の子供達の見ている前で主人以外の人と交わるということをすることを思っただけで。

 まずはキスからでした。彼の頭を両手でしっかりと掴んでそのうえで顔を近づけます。そうして目をゆっくりと閉じて唇と唇を重ね合わせて。彼の唇は夜店で食べたのかかき氷の冷たさと苺の甘さを感じました。その甘さを感じながら舌をゆっくりと入れていきます。

 舌を入れて彼の舌に触れるとそのまま重ね合わせました。上下に打ち合わせてたりねぶったり。すると彼もそれに合わせて舌を動かしてきました。まずは彼の口の中で舌と舌を絡め合わせてたっぷりと唾液を注ぎ込みました。

 舌を離して目を開けましたけれど自分の目がとろんとなっているのがわかりました。ただキスをしただけなのに浴衣は乱れだしていて太股が露わになっていました。胸元もはだけて肩まで見えて。それだけで彼を刺激するには充分な格好になっていました。

 そして股間にはっきりと感じました。彼のが大きくなってることに。ジーンズのうえからでもわかるその大きさ。それを股間で感じ取って私の淫らな気持ちはさらに深まりました。そうしてそのまま彼の胸をシャツの上から優しく愛撫しながら。こう言ってあげました。

「おちんちん。しゃぶってあげるわ」

 今度は彼のおちんちんが欲しくなりました。そうしてシャツを脱がせて上半身を撫で回して乳首を吸ってあげたりしながら下に向かって。ズボンのベルトを外してお口でチャックを下ろして。それを引き出したのでした。





『M・Hさんの場合10』





 下着はブリーフでした。色は灰色です。その灰色のブリーフの前がテントを張っています。それがどうしてかはもう考えるまでもありませんでした。そのテントを見ながらS君に対して言いました。

「もうこんなになってるのね」

「興奮して」

「うふふ、もうしたくて仕方がないのね」

 笑いながらそのテントに両手を添えました。

「こんなになって。勃起して」

「じゃあ今から」

「まだよ」

 S君がしたくてたまらないのはわかっていました。けれど私はここであえて言うのでした。

「まだよ。それはね」

「どうしてですか?」

「すぐにしたら面白くないじゃない」

 そのテントの中の肉棒を握り締めてそのうえでゆっくりとさするのをはじめながらの言葉でした。

「そうでしょ?すぐにしたらね」

「じゃあこれからは」

「ゆっくりと楽しみましょう」

 その肉棒をブリーフの上からしごきながらS君に応えました。

「これからね。まずは」

「まずは?」

「ブリーフだからできることしてあげる」

 言いながらそのテントのところに顔を近づけました。

「こんなの。されたことないでしょ?」

「えっ、それって」

「大人の女のテクニック教えてあげる」

 こうは言っても私もはじめてでした。けれどここはあえてこう言ったのです。

「それがこれなのよ」

「これって・・・・・・」

 S君のそのテントの頂上をまず頬張りました。それからはじまりでした。私の見せる大人の女のテクニックを。十九歳の男の子に見せるのでした。





『M・Hさんの場合11』





 両手でS君の肉棒を灰色のブリーフの上から優しく掴んでそのうえで先端を口に含んであげました。ちらりと横目で見ると私が今していることを子供達がじっと見ています。

 まだ何もわかっていない歳だけれど私が今していることを。じと見ているのでした。

 それはS君からもわかっていました。私に頬張られたその姿で私に言ってきました。

「お子さん達が。ずっとこっちを」

「いいのよ」

 むしろずっと見てもらいたいと思った位でした。

「見せてあげたわいいわ」

「けれど奥さんの」

「まだわかっていないからいいの」

 わかっていても。こう思うと次の言葉が出てきました。

「それに」

「それに?」

「こうして子供の目の前でするのもいいじゃない。普通自分の子供の前で不倫なんてしないでしょ」

「ええ、それは」

 こんなとんでもないことするなんて自分も今さっきまで思いも寄りませんでした。けれぞ実際にしてみるとこれがとても興奮して。何か身体も心も止まらなくなっていたのです。

「それに性教育も親の務めだし」

「いいんですか」

「見せてあげるわ」

 自分の子供達に今自分が何をしているのか。そしてこれから何をするのか。

「私のすることをね」

「奥さん・・・・・・」

「それよりもよ」

 先端をブリーフの上から咥えてそこから舌の先でねぶりながら尋ねました。

「どう?このフェラチオ」

「しゃぶってもらったのなんてはじめてですけれど」

 どうやらこれはなかったみたいです。私がはじめてみたいです。

「これって」

「いいでしょ。もっと凄いことしてあげるわよ」

「もっと凄いことですか」

「そうよ。こうして」

 ブリーフの上から茎のところを舐めて両手で愛撫してあげて舌でつついて玉を頬張ってお口の中で転がして。そうしてあげました。灰色のブリーフは私のフェラチオのせいでもう完全に濡れてしまいました。その濡れたあとがはっきりと出ています。

 それからでした。ブリーフをゆっくりと脱がしてあげて。彼のその肉棒を外に出してあげました。





『M・Hさんの場合12』





 S君のおちんちんは決して大きくはありませんでした。けれどちゃんとむけていましたしそのうえ若いせいで物凄い勢いで反り返っていました。しかもその若さで硬くてとても熱くて。私が直接触ったその手の中でビクビクと脈打っていました。

「今度はこれをね」

「どうするんですか?」

「こうしてあげるわ」

 言いながらそのまま口に含みました。最初は亀頭から。それから奥までずずっと飲み込みました。根元まで頬張ってから吸い込みます。

 喉の奥に彼の先端が当たっています。そこからは青臭い、あの精液の独特の匂いと味がしました。匂いはお口の中をあっという間に支配してそのうえお鼻にまで届きました。頭の中を完全にそのいやらしい匂いで支配された気持ちになりました。

 私はそのおちんちんを吸い込みながらピストン運動に入りました。所謂バキュームフェラです。横目で子供達を見るとやっぱり今私達がしていることをじっと見詰めています。そうやって自分の子供達にいけないことをしているのを見られていると思うと。興奮は高まる一方でフェラチオも激しくなっていきます。お口から離してそのうえで先端を舌でねぶったりそうしながら上目遣いでS君を見ていると。彼は苦しそうな顔になってすぐにこう叫びました。

「で、出ますっ!」

 そうして一気に射精をはじめました。S君はそのほとぼしらせた熱くて白いミルクを私の顔に放ちます。私はよけることはしないでそのまま顔を向けて彼の精液を顔で浴びました。私の顔はあっという間に真っ白に汚されていきました。目もお口もお鼻も。髪の毛にも喉にもかかって顔一面真っ白になりました。けれどこれでもまだ終わりではありませんでした。





『M・Hさんの場合13』





 S君の白く濁った精液を顔全体で浴びた私はその白く汚れた顔でS君を見ました。まずは放出して満足しているみたいでした。私はその彼に対して尋ねました。

「どう。気持ちよかった?」

「これがフェラチオなんですね」

「そうよ」

 こう彼に答えてあげました。

「これがね。よかったでしょ」

「何か下半身が溶けそうでした」

「ふふふ、オーバーね」

 けれどそう言われても悪い気はしませんでした。むしろ私の気持ちをさらに昂ぶらせてくれました。私はそのまま顔を拭きもせず言いました。

「今度はね」

「今度は?」

「S君が来て」

 こう言って誘いました。

「フェラチオの後は。わかるわよね」

「・・・・・・はい」

 少し緊張した面持ちで答えてきました。やっぱりわかっていました。

「それじゃあ」

「ええ。好きにしていいわ」

 彼のおちんちんはもう回復していました。ビンビンに立って硬くなっているのがわかります。その先端からまだ白いものを付けていてそのうえで私に近付いてきました。

 そうして私を抱き締めるようにして覆い被さってきます。そのまま私を仰向けに倒してきて。そのうえでもう乱れていた浴衣の裾の間に入ってきて上を広げます。そうして私をさらにあられもない姿にしたうえではじめるのでした。その間も子供達は私達の痴態をじっと見ていました。上の仔の目にも下の子の目にも私達が今まさに交わろうとしているその姿がはっきりと映っているのが見えました。





『M・Hさんの場合14』





 S君はそれこそ子供達が見ているその前で必死に愛撫をしてきました。私の浴衣の裾をめくってそこに自分の腰を入れてきています。上をはだけさせ帯もほどいて。それで私はより一層あられもない姿になっていました。

 どういった姿かというと服の下の下着まで露わになっていました。普通のライトブルーの下着で上も下も同じ色です。普通は浴衣のしたにはこういったブラやショーツは着けないのですけれどこの時はたまたま着けていました。どうやらそれがS君を余計に刺激したみたいでした。ショーツの股間のところにその今さっき射精したばかりのものを押し付けてきてそのうえブラの上から胸を激しくもみしだいてきます。まるで食べるかのように。

「下着、似合いますね」

「そうなの?」

「ああ。この下着の色が」

 私に合うって言うのです。このライトブルーの下着の色が。

「似合ってます。凄くいやらしいです」

「そんなに気に入ってもらったの」

「はい」

 また答えてきました。

「凄く。だから」

「だから?」

「脱がしていいですか?」

 こう私に尋ねてきました。

「奥さんのブラ。いいですか」

「ええ、いいわよ」

 私も拒む理由はありませんでした。そのままもまれた方が感じますし。それでかれにいいと言うと外さずにそのままずり下ろしてきました。物凄い性急で少し犯されているような感じさえありました。

 そうしてそのまま私の胸にしゃぶりついてきました。私はそんな彼の頭を抱いて背中に両手を回して指を這わせます。両足も蠢かさせて時折腰を締めてあげて。そうして下から愛撫をしてあげていました。浴衣を半ばまできてまだショーツははいているいやらしい姿で。





『M・Hさんの場合15』





 私の上に覆い被さりながら愛撫を続けてきていましたけれどもうすぐに我慢できなくなってきたのがわかりました。息が荒くなって動きが少しずつこれも荒いものになってきて。私はそれを見てS君に対して囁きました。

「したいの?」

 まずはこう。

「もう我慢できないの?」

「けれどまだですよね」

 S君は私を気遣うようにして言ってきました。

「奥さんはまだ。満足は」

「そうよ。まだ満足してはいないわ」

 私はそのS君に対して隠すことなく言いました。

「何故ならね」

「何故なら?どうしてですか?」

「まだ入れてもらってないからよ」

 こう直接言ってあげました。

「S君のおちんちんを私のおまんこにね」

「それじゃあ」

「早く入れて」

 S君に対してまた囁きました。私の中に入れてくれるように。するとS君は私の今の囁きに静かに頷きそのうえで答えてくれました。そのうえで身体を一旦起こして自分のおちんちんを掴んできました。

「わかりました。じゃあ」

「ええ、来て」

 下から抱き締めながら言います。ここで下着を脱がすのだと思っていましたけれど。

 S君は性急でした。下着を脱がすよりずらしてそこから入れようというのです。私のショーツを横にしておまんこを出させてそこにおちんちんを向けます。私は脱がしてくれるように言うつもりでしたけれど彼はそれより早くおちんちんを入れてきました。それは一気に私の中に入ってきて熱いものを感じさせてきました。





『M・Hさんの場合16』





 S君は下着をずらしてそのうえで私の中に入ってきました。思いもよらないその動きに私はまず驚かされました。それで流れを奪われました。

「嘘、パンツまだ脱いでないのに」

「脱がなくても。それでも」

 もう腰を動かしてきていました。上下に動かす度にパン、パンと私の腰とS君の腰が打ち合う音が部屋に響きます。それは当然私の痴態を見ている子供達の耳にも入っています。

「こうやってできるじゃないですか。だから」

「するっていうの?」

「もう。我慢できないです」

 それがS君の理由でした。

「だからいいですよね。このまま」

「仕方ないわね」

 私はS君の必死の言葉についつい微笑んでしまいました。そうして彼に対して言いました。

「それでいいわ。もうね」

「いいんですか」

「だってもうしてるし」

 そうでした。もう私はS君とセックスしています。してしまえば本当に一緒でした。下着を着けていようといなかろうと。してしまえば同じでした。

「同じだから。それよりも」

「それよりも?」

「もっと突いて」

 こう言ってせがんで下からS君の身体を抱き締めました。確かにひょろっとした感じですけれどそれはそれで主人とは違ったものがあって新鮮でした。おちんちんもやっぱり主人のものと違います。若くて荒々しい感じでした。

「もっとね。それで気持ちよくなりましょう」

「気持ちよくですか」

「ええ。だからもっとね」

 突いてくれるように御願いしました。S君は私のその言葉に頷いてくれて。腰の動きをさらに激しくさせてきました。私は下からそれを受け止めてS君を抱き締めて。次第にその気持ちを上気させていきました。





『M・Hさんの場合17』





 S君は私の言葉に応えてくれたのか腰の動きを早く、強いものにさせてきました。ピストンのその動きも大きくてそれでいて速いものになっていきます。しかもそれだけでなく時々腰を振ってのの字を描いたり螺旋を描くようにして動いてきたり。それはもう若い男の子の動きではありませんでした。

 主人もこんな動きはしません。しかも主人のよりエラがあって押し入ってきてから引く時にもう膣が引き摺り出されそうになります。私はこれでもうかなり感じていました。

「すごいわね。これで十九歳なの?」

「そうですけれど」

「・・・・・・嘘よ」

 私は思わず言いました。

「こんなテクニック、十九歳じゃとても身に着けられないわよ」

「そうなんですか?」

「そうよ。凄いわ」

 私は何時の間にか自分から腰を動かしていました。自然と腰が浮いて彼のおちんちんを求めます。それでぐねぐねと動いて膣の中に入っているそのおちんちんの味を楽しむのでした。

「だから。私」

「私?」

「気持ちよくて仕方ないじゃない」

 夏で全身汗だらけになっていてそれが浴衣にもつきますけれどもうそれは気になりませんでした。髪も解けて散らばった感じに乱れてきていました。

「こんなことされたら。いいわ」

 私はまた言いました。

「最後までね」

「最後までですか」

「ええ。して」

 言いながらさらにその動きを楽しみます。もう彼のものに完全になろうとしていました。膣と子宮から。





『M・Hさんの場合18』





「それでね、S君」

「はい」

「最後はね。中で出して」

 このことも彼に告げました。

「中でね。いいわね」

「えっ、けれど」

「どうしたの?何か嫌なの?」

「だって中でって」

 腰を動かしながらもそれでもでした。それでも怪訝な顔になって私に対して言ってきました。やっぱり中に出すってことがどういうことなのかはわかっているのでした。経験があるのならそれも当然なんですけれど。それで私の言葉に怖いものも感じているのもわかりました。けれどこれも予想通りでした。

「中に出したら。その」

「妊娠するってことよね」

「ええ、安全日ですか?」

「いいえ」

 微笑んで首を横に振って答えてあげました。

「違うわよ。危険日よ」

「だったらまずいんじゃないんですか?」

「いいのよ。S君の血液型A型よね」

「何でわかったんですか?」

「ふふふ、やっぱり」

 ただ単に言ってみただけでしたけれどその通りでした。これで何の心配もありませんでした。DNA鑑定なんて滅多にやりませんし。

「そうだったのね。じゃあばれないからいいわよ」

「妊娠してもですか」

「そうよ。だから出して」

 またS君に言いました。

「私の中でね。いってね」

「わかりました。じゃあ」

「さあ、どんどん動いていいから」

 またS君を下から抱き締めて言いました。

「それでね。最後はね」

「はい、中に出します」

「御願いね」

 S君の動きはさらに激しくなっていきます。そうしていよいよ。そのおちんちんがビクビクとしだしてきたのです。





『M・Hさんの場合19』





 S君のおちんちんがどうしてビクビクしてきたか、私にはすぐにわかりました。その脈打つ感じがまた物凄くて。その若いおちんちんの脈打つ感じを膣で味わいながら私は言いました。

「奥よ、奥で出して」

「奥でですか」

「そう、子宮の入り口で」

 出して欲しかったのです。もう射精を膣全体で味あうだけでは物足りなくてその放たれる精液を思いきり子宮で味わいたかったからです。それでS君に御願いしたのです。

 S君は私に応えてくれたのか動きをさらに激しくさせてきました。そうして遂にその動きをクライマックスにさせて。激しいピストン運動が私の腰を打ってパン、パンという音を部屋中に響かせていました。そうして。

「あっ、いく!」

「私も!」

 S君の動きを感じているうちにでした。私も遂にオルガスムスに達しました。そうしてS君の身体にしがみついて抱き締めたまま絶頂を迎えていきました。

 S君は熱い精液を私の中に出してきました。私は両手両足で彼を抱き締めそのうえで射精を受け止めます。

 精液はそのまま私の子宮の中に勢いよく飛び込んできました。子宮の壁という壁が打ち付けられるようでした。もうそれだけで頭が飛んで真っ白になってしまうかのようでした。

 射精は何時までも続くかのようでした。今さっき出したばかりとはとても思えない程の物凄い量の射精でした。そしてそれが終わった時。私は気が遠くなって意識を失いその場に倒れ伏してしまったのです。いったという何よりの証拠でした。





『M・Hさんの場合20』





 私の中でいったS君はそのままゆっくりと私の上に覆い被さってきました。いってそれでほっとしたみたいです。

 私はそんな彼を抱き締めながら子供達の方を見ました。やっぱり私達からずっと視線を離しません。目の中には抱き合う私達の姿がはっきりと映っているのが見えました。

「ずっと見ていたわよ」

「子供達がですか」

「ええ、見てたのよ」

 このことをS君にも教えてあげました。

「私達がしてたのをね。ずっとね」

「覚えてないですよね」

「覚えてる筈ないわ。だってまだ物心ついてないんだし」

 だから安心していました。覚えていないから絶対に主人にばれることもない。それを考えると本当にいいことでした。ばれなくてそのうえ目の前でできるんですから。誰かに見せ付けてする歓びを今知りました。

 そのことを思うとまたむらむらとして。下からS君に言ってあげました。

「だからね。またね」

「するんですか」

「ええ。いけるわよね」

「はい、何か見られてるって思うと」

 S君も興奮してきたみたいです。彼もこの楽しさがわかってきたみたいです。

 それでおちんちんがまた元気になってきて。はじめる合図になりました。

 そうしてつながったまま交わることをはじめました。そうして精液を子宮で受け止め続けました。

 こうしたことを毎日していて遂に私は妊娠しました。それが三人目の子供です。流石に子供達が物心ついたら目の前ではできませんけれどセックスはできます。もうすぐ四人目ができるかもしれません。また彼の赤ちゃんを産めると思うとそれも楽しいです。





『M・Hさんの場合ファイナル』





 M・Hさんはネットのチャットで知り合った方です。そこでお互いの不倫のお話をしているうちにお子さんのことをちらりと聞いてそれから事情を御聞きしたというわけです。

 今お子さんは三人おられますが御二人は御主人のお子さんでここに書いてある通り三人目が浮気相手とのお子さんです。けれど血液型は同じでお顔もM・Hさんそっくりだそうで全くわからないそうです。

 兄弟で父親が違う。よく聞くことですけれどこうしたことは本当にあるのですね。私はメールのやり取りもはじめたのですがそこで頂いたお写真は本当にお奇麗でにこりと微笑んでおられます。三人目のお子さん、つまりこのお隣の男の子とのお子さんを抱いておられます。その横ではご主人がおられますけれど当然自分のお子さんだと思っておられるようです。何も知らないということはいいことなのか悪いことなのかわかりません。けれど知らなくて幸せじゃないかしら、何てことも思ってもしまいます。けれど奥さんは何もかも御存知なわけです。秘密は二人だけ、けれど知っているもう一方は御主人ではない、こんなことはまことに世の中には多いと思います。このお話もそうなのです。

 今回でM・Hさんのお話は終わりです。次の人妻さんはかなり奔放な方かも知れません。最近でもまだ十代で結婚されてそのうえで生活を楽しんでおられる方も大勢おられます。当然そこには御主人以外との遊びもあるわけでしてそうした結果生まれたお子さんはどなたのお子さんかというと。さて、次のお話もご期待下さい。





『T・Aさんの場合1』





 私は今年で二十二歳になります。今の旦那とは高校で知り合ってそれからすぐに付き合うようになってお互い高校卒業してからすぐ結婚しました。あの後藤真希さんにそっくりだって言われてまして自分でもそう思います。スタイルもそういうふうにすることを気にしていて髪型もファッションも参考にしています。旦那は今はトラックの運転手で私もパートやってアパートに住んでます。子供は女の子が一人。この娘の話になります。

 あれは十九の時に夫婦で海に行った時でした。旦那はビール飲んでばかりで私は泳いでました。水着は黒ビキニでした。スタイルには自信があったのとその参考にしている後藤真希さんが写真集で黒ビキニが凄く似合っていたのでそれにしていました。そのビキニで泳いでいるうちにふと遠くへ行ってしまっていて気付けば一人でした。

 はじめて来た海水浴場なのでちょっと困ったな、って思って一旦海からあがりました。そこは岩場であちこちに人がそのまま隠れる位の岩がありました。足場は砂で助かったのですがとにかく見たこともない場所で。私は少し不安になっていました。

 それでどうやって帰ろうかと思っていると。ここで私に声がかかってきました。そちらの方を振り向くと。

「彼女、どうしたんだよ」

 現地のサーファーみたいによく日焼けして健康的な身体の若い男の人でした。黒いビキニパンツがよく似合っています。顔は結構ハンサムで白い歯がきらりと見えています。髪はパーマで。その彼が私の前に出て来たのです。





『T・Aさんの場合2』





 その人が誰なのか。気になった私はまず尋ねました。

「誰よ、あんた」

「誰よってここの地元の人間だけれどね」

 彼は気さくに答えてきました。

「それだけだけれど。何かあるの?」

「いえ、別に」

 それだけ聞いて何だと思いました。聞いてみればどうってことはありませんでした。

 それで旦那のいるところまで帰ろうとします。けれど。

「ここ何処なの?」

 それがわかりませんでした。ここが何処なのか。私は全然わかりませんでした。

「何処なのここって」

「ここって?ただの岩場だけれど」

「それはわかってるわよ」

 聞くまでもありませんでした。そんなのは見ればわかるわよ、って言ってやりたかったです。

「そうじゃなくて。ここから海水浴場に戻るにはよ」

「そんなのあっちに歩いてすぐだよ」

 彼はこう言って向こう側を指差しました。

「ちょっと歩いたら行けるよ」

「そうなの。あっちなの」

「そうだよ。今から戻るの?」

「ええ、有り難う」

 御礼だけ言って行くつもりでした。ところが。

「ちょっと待ってよ。まあジュースでもどう?」

「ジュースって?」

「はい、これ」

 見ればコーラを二つ持っていました。そのうちの一本を私に差し出してきたのです。

「泳いでばかりで喉が渇いてるでしょ。だからね」

「くれるのね」

「そうだよ。ほら」

「じゃあ」

 好意に甘えてそのコーラも貰うことにしました。そうして二人でコーラを飲みはじめました。





『T・Aさんの場合3』





 最初はコーラを飲んでいるだけでした。けれど飲んで喉の渇きが消えてそのうえお腹にも入ったので気持ちが落ち着いてきました。それで何かふと気が変わって彼に尋ねるのでした。

「地元の人よね」

「そうだよ、ここのね」

 彼は明るく私に言葉を返してきました。

「ここの人間だけれど」

「そうなの。ここのなのね」

「けれどそれがどうかしたの?」

「じゃあここのことも詳しいのよね」

 この時私達がいた岩場のことも気になって尋ねるのでした。

「やっぱり」

「そうだね。もうずっとここで遊んできたから」

「ずっとなの」

「そうさ。ここで色々したっけ」

 私に対して答えながら視線を少し上にして懐かしい目をしだしました。何かその顔が余計によく見えてきました。

「バーベキューしたり泳いだり」

「バーベキューもしたの」

「うん、女の子達と一緒にね」

 また明るい笑顔で私に答えてきました。屈託のないとてもいい笑顔でした。

「したんだ。ここで」

「ふうん、そうだったの」

「高校の時にね。それで」

「それで?」

「まあね。その」

 不意に照れ臭そうに苦笑いを浮かべてきました。またその顔が実に可愛くて別の一面を見たような感じになって私の中にさらに印象に残りました。

「ここでね。まあはじめてっていうか」

「したのね」

 それから先は言わないでもわかりました。何か私も砕けてきて自分から言ってしまいました。これがはじまりになって私達はさらに打ち解けていきました。





『T・Aさんの場合4』





 コーラを飲みながらそんな話をしているうちに盛り上がっていって。不意に彼が言ってきました。

「ところでさ」

「何?」

「今暇?」

 楽しそうに笑って私に尋ねてきました。

「今だけれど。どうなの?」

「そうね。暇っていったら暇ね」

 だからここまで泳いできたんで。はっきりと答えました。

「けれどそれがどうかしらの?」

「あったらさ。ここで遊ばない?」

 その楽しそうな笑顔のまままた言ってきました。

「俺とさ。どう?」

「それで私が乗ると思う?」

 私はここでは軽く返すことにしました。

「そう簡単に。それにね」

「それに?」

「ほら、これ」

 ここで左手を甲の方にして見せてあげました。その薬指には。

「これ見えるでしょ。私結婚してるんだけれど」

「へえ、人妻なんだ」

 彼はそれを聞いて何か興味を持ったみたいでした。これはちょっと意外な展開で内心戸惑っていました。彼はその私に対してさらに言ってきます。何時の間にか私は完全に護りに入ってしまっていました。本当に計算外の出来事で彼のペースのまま話は動いていきました。

「若いのに結婚してるんだ」

「そうよ。それでも口説くの?」

「そうだなあ。だったら」

 まだ手を見せている私に近付いてきて。それでまた言ってきました。

「犯そうかな」

「犯すって?」

「一回やってみたかったんだよね。強引にやるの」

 言いながら私の両手を自分の両手で握り締めてきました。そうして口を近付けてきて。まずは唇を奪われました。





『T・Aさんの場合5』





 私の唇を奪ってきてそのまま抱き締めてきて。それまで一瞬でした。その一瞬の間に全てが決まってしまいました。

 彼が一旦息の為に唇を放してきたので。そこで言ってやりましたけれど。

「今何したかわかってるの?」

 声と目は一応怖くさせました。

「自分が何したか」

「わかってるって何を?」

「これ、レイプになるのよ」

 唇奪われただけでこれは大袈裟かしら、って思いながらもあえて言ってやりました。あくまで強気に出てみただけですけれど。

「これって。それでもいいの?」

「別にいいよ」

 けれど彼はしれっとしていました。

「別にね。じゃああんたにレイプって思わせないようにしていくし」

「していくってどうやっての」

「楽しめばいいじゃん」

 軽い調子で言ってきました。

「あんたも。俺も楽しむからさ」

「旦那がいるのに?」

「浮気とか不倫とかよくあることじゃない」

 遊びなれてる人間の言葉でした。

「そうでしょ?だったらさ」

「やるっていうのね」

「そう。このままね」

 言いながらまた私を強く抱き締めてきました。

「やるよ。いいね」

「ふうん、言うじゃない」

 売り言葉に買い言葉でした。

「だったら。見せてもらうわその自信」

「見せてあげるよ。こっちもね」

 こうして彼は私をそのまま砂場に押し倒してきました。そのまま上に覆い被さってきて。そしてそこで私を乱暴に水着の上から愛撫してきました。また私の唇を奪いながら。





『T・Aさんの場合6』





 私の唇をまた奪いながら愛撫をはじめてきて。けれど私は今度は抵抗せずにそれを受けていました。目をじっと開けたまま。

「抵抗しないの?」

 彼はまた唇を離してきてから私に尋ねてきました。

「ひょっとして。なされるがまま?」

「見てるのよ」

 私は彼の目を見てこう言い返してあげました。

「ずっとね。あんたが満足させられるかどうか」

「へえ、じゃあこれ以上やっていいんだ」

 言いながら胸を前から揉みしだいてきます。かなり乱暴な動きで私の胸をしつこいまで。水着の上から愛撫してきます。

「だったら俺もやるよ?いい?」

「できるの?あんたに」

 また言い返してやりました。

「そんなに。上手くできるの?」

「じゃあ触ってみなよ」

 言いながらあけていた右手で私の右手を取ってきて自分の股間にやってきました。するとビキニからはちきれんばかりに怒張が興奮していました。

「ほら、これさ」

「これがどうかしたの?」

「旦那のとどうだい?」

 よっぽどそれに自信があるのか誇らしげに笑いながら私に尋ねてきます。私の手の中にあるその怒張は確かに大きく勃起していて私に対してどう考えているのかはっきりとわかりました。私はその自分自身に対して激しく暴力的な欲情を抱いている怒張を握り締めながら。その硬さと熱さを感じ取っていたのでした。もう水着の中で脈打つようなそれを握っているうちに私もその気持ちを少しずつ変わってきているのを感じました。





『T・Aさんの場合7』





 私の気が変わってきているのか彼はここで。ビキニのフブラのところに手をかけてきました。それで私に対して言ってきました。

「脱がしていい?」

「脱がすのは駄目よ」

 私はそれは拒みました。

「それはね」

「じゃあ脱がさなかったらいいんだ」

「ええ、そうよ」

 言いたいことはそれでした。

「脱がさなかったらね。それでいいわ」

「じゃあさ。こうするよ」

 言いながらブラの中に手を突っ込んできて。そのうえで直接揉みしだいてきました。

「こうしてね。奥さんだって我慢しなくていいんだよ?」

「我慢って?」

「右手。好きにしていいんだよ」

 にやにやと笑って囁くようにして私に言ってきました。

「今俺の触ってるその手ね。好きにしていいんだよ」

「どうしろっていうの?」

 応えながらその右手をそっと上下にさすってみせました。すると彼のそれがビキニの水着の中でビクン、と動きました。感じているのがそれでわかります。私だって結婚しているからこれ位はわかります。実は主人だけじゃなくて結構浮気も楽しんできてますから。下は十四歳から上は四十歳まで、結婚していても何人かとやってます。

「こうしろっていうの?ひょっとして」

「そうさ。好きにしていいからさ」

「ふうん。だったら」

 胸をブラの中に突っ込まれたその手に直接揉まれながら答えます。

「こうしてあげるわ」

 言いながら鷲掴みにしてしごいてあげました。そうしてそのうえで彼のその熱さと硬さをさらに感じ取って。私はもっともっと興奮してきました。





『T・Aさんの場合8』





 彼のその怒張を右手でしごいていると何か気持ちが余計に昂ぶってきて。私は自分から彼に言ってあげました。

「ねえ。これだけで満足?」

「満足って?」

「こうやっておちんちんパンツのうえからしごかれて私のおっぱいいじってるだけで満足してるの?」

 こう尋ねました。

「それだけでいいの?キスだけじゃ我慢できないでしょ」

「それは奥さんが一番わかってるんじゃないの?」

 あえて応えずににやにやと笑って言ってきました。相変わらず水着のブラの中に手を突っ込んでそのうえで私のおっぱいをいやらしくいじりながら。

「もうそんなに激しくしごいて。それだけでいいの?奥さんの方も?」

「いいの?」

 私はまた彼に尋ねてあげました。

「私がもっとしても。いいの?」

「人妻のテクニックねえ」

 彼はまた面白おかしそうに言ってきました。

「是非見てみたいね。いいかな」

「言うわね」

 売り言葉に買い言葉みたいな感じでしたけれどそれは少し違いました。

「それじゃあ見せてあげるわ。その人妻のテクニック」

「ふうん。それでどうするの?」

「こうするのよ」

 言いながらまずは彼のブラに入れてきてある手をどけさせました。そうして右手も彼のものから離してそうして両手で抱き締めて。

 自分からキスをしてやりました。目を閉じて舌を入れて。そうして身体を摺り寄せながらそのうえで舌を絡め合いました。まずはディープキスから見せてあげるのでした。私の人妻のテクニックを。





『T・Aさんの場合9』





 ディープキスでは終わりませんでした。むしろこれはほんの挨拶でした。伊達に結婚しててそのうえ浮気を繰り返してるわけじゃありません。十九でもテクニックには自信がありました。いかせなかった男は一人もいませんでした。

 キスの後で口を下にしていって喉元を舐めたあとで右の乳首を舐めてあげます。左の乳首は指でいじってあげます。

 それでお臍しも下を入れてそのうえで跪きました。目の前にはその怒張があります。けれどビキニパンツはまだ下げませんでした。勿論私は本音はそれをずり下げてその中にあるものを早く見たかったのですけれど。それをあえてしないのでした。今は。

「しゃぶるの?」

「まだよ」

 今の問いにはこう答えてあげました。

「それはまだよ。けれどね」

「どうするんだい?これから」

「これをね」

 まずは水着の上から両手で掴んでそのうえでしごいてあげました。もうビキニの中で興奮して盛り上がっているのがはっきりと見えます。形までわかる位です。

「こうして」

「しごいて?」

「それだけじゃないわ」

 ここから先は普通の女の子じゃ絶対にわからないことでした。その両手で掴んだ怒張をビキニパンツの上からさすり続けたまま顔を近付けてそのうえで。ゆっくりと目を閉じてその先端を口に含んであげました。フェラチオはフェラチオでもパンツの上から含むフェラチオ、それを水着の相手にしてあげるのでした。その人妻のテクニックの真骨頂、それを今彼に見せてあげたのでした。





『T・Aさんの場合10』





 このパンツのうえから舐めるフェラチオは誰に対してもするものじゃないです。主人はトランクスですからする意味はありません。最近どの男の人もトランクスなのでこれはできないんです。それこそブリーフかビキニパンツでないとできません。ですから私は出会い系とかで浮気をする時はわざわざ相手にブリーフかビキニで来てそれでこれをしてあげる位です。

 先端を口の中に含んでそのうえで舌を這わせていきます。まずは先端をちろちろとしてからそのうえで茎の部分を舐めていって睾丸のところも舌でつん、つんと二回か三回突いてそのうえでそれも口に含んで。そうしたことをしてあげると次第に彼は興奮してきました。

「これがその人妻のテクニックなんだ」

「そうよ。知らなかったの?」

「ビデオとかじゃは知ってたけれど実際にされるのははじめてだね」

 声を震わせていました。感じてるのは明らかです。

「まさかこんなに気持ちいいなんて」

「凄いでしょ。こういうフェラチオもあるのよ」

「すげえ・・・・・・」

「旦那にはしないわよ」

 そしてこのことも言ってあげました。両手でさすってしゃぶるのを続けながら。

「今は貴方だけよ。どう?」

「たまんねえよ。もう我慢できねえ」

 彼はその興奮がより高まってきていました。

「なあ、出していい?」

「出すの。もう?」

「我慢できないから。まずはこれで」

「いいわ、じゃあいって」

 私も乗ってきてこう言ってあげました。

「このままいって。パンツの中でね」

 もうこのフェラチオと愛撫のままでいかせてあげたくなりました。勿論それで終わりじゃないのはわかっています。けれどまずは一回いった方がその後は長く楽しめるから。だからここは一回彼を抜いてあげることにしました。これからの為に。





『T・Aさんの場合11』





 彼を一回いかせてあげることにしました。それでしゃぶるのと手での責めをさらに強くさせるとその全身がブルッと震えて。そうして遂にいったのでした。

「うっ!!」

 いったその瞬間声をあげてきました。それと共におちんちんがびくっ、と唸るように震えてそのうえで射精しました。ビキニの水泳パンツの中でビクッ、ビクッと射精しているのがはっきりとわかりました。

「いったのね」

「ああ、いったよ」

 彼は満足した声で私に返してきました。

「こんなフェラチオ実際にしてくれるなんてな」

「うふふ、はじめてでしょ」

 私は満足した顔で笑いながらその射精したパンツの前をさすっていました。

「けれどね。これで終わりじゃないから」

「ああ、今度は生でやってくれるのかな」

「そうよ」

 そのつもりでした。勿論これで終わらせるつもりはありませんでした。まずは射精したのを立たせてあげないと。そうじゃないと二回目はできないからです。

「パンツ、脱がしていい?」

「ああ、いいよ」

 彼は得意そうな声で応えてしました。

「それで脱がしてだよな」

「そうよ。食べてあげるわ」

 私は自分の気持ちをそのまま言いました。

「貴方のおちんちんと精子。いいわよね」

「お好きなように」

 彼はそれを受けて言ってきました。そうして私が自分のパンツのゴムのところに両手を添えるのを静かに見ていました。

 私はその視線を感じながら。そのパンツをゆっくりとおろしていよいよ生でいただくのでした。射精したばかりの匂いのするおちんちんを。





『T・Aさんの場合12』





 そのおちんちんは射精したばかりなのにもう勢いよく反り返っていました。まるで弓みたいな形になって勃起していて。旦那のそれとは比べものになりませんでした。

 しかも黒光りしています。目が眩むばかりに。そのおちんちんが白くてとても濃い、もうゼリーみたいになっている精液で濡れているのを見て私は自分の喉をゴクリ、と鳴らしてしまいました。

「凄いわね、大きくて反り返ってて」

「欲しくなったかい?」

「ならない筈ないじゃない」

 溜息と共に言いました。彼の前に跪いたまま。

「けれどね。その前にね」

「何かあるのかい?」

「精液でべっとりじゃない」

 それはおちんちんだけではありませんでした。脱がせてあげたビキニパンツの裏までです。もう真っ白なものがべったりと付いていました。

「勿体ないわよ。舐めていい?」

「舐めるって出したのを舐めるのかよ」

「そうよ。いいかしら」

 上目遣いに彼に尋ねました。

「これ。いい?」

「いいよ。好きにしな」

 これが彼の返事でした。

「好きなようにな。舐めても飲んでもいいぜ」

「そう。それじゃあ」

 まずはパンツの裏のそれを舌で丁寧に舐め取ってそれからおちんちんもそれこそ陰毛から舐め取ってあげました。それを全部飲み込みます。ごくり、と喉が動いたのが自分でもわかります。お口の中も喉も奥も彼の精子が暴れ回ってイガイガとします。そのイガイガが私の欲情をさらに高めていきました。





『T・Aさんの場合13』





 イガイガを感じながら欲情をたかぶらせた私はそのいきり立っているおちんちんにむしゃぶりつきました。もう硬さも大きさも匂いも旦那のものとは比べものになりません。激しい欲情まで感じられて私はその熱い、もう火みたいになっているおちんちんを口に含みました。

 喉の奥まで入れてもまだ半分以上余っています。口でグプグプやってもその半分が残っているのでそれは手でしごいてあげて。亀頭の部分を舌でちろちろとしてあげたり尿道を這わせてみたり。そうしてしゃぶりながら味わっていました。

 すると彼も興奮してきたらしくて声を震わせながら。そうして私に対して尋ねてきたのでした。

「なあ、もうしゃぶるのはいいんじゃないかい?」

「しゃぶるのはって?」

「フェラチオだけじゃ満足できないんじゃないのかい?」

 上目遣いにしてきた私に対して尋ねてきたのでした。

「そうだろ?だったらよ」

「あれ。したいのね」

 私はまだしゃぶりながら彼に尋ねました。一刻でもいやらしいことから離れたくはなかったからです。

「セックス。したいのね」

「そうさ」

 彼は堂々と言ってきました。

「あんたはどうだい?俺としたいのかい?」

「セックスをね」

「さあ。どうなんだい?」

 荒くなってきているその声で私に尋ねてくるのでした。もう欲情を抑えることも隠すこともしないその声で。私もまたそれを隠すことはできなくなっていました。もう最後までいかないと気が済まなくなっていました。





『T・Aさんの場合14』





 私も彼も二人共もう我慢できなくなってきていました。一秒でも早くしたい、その気持ちで一杯でした。自分でも身体がほてって真っ赤に染まっているのがわかります。黒いビキニから露骨に見えている私の白い肌は紅でした。

「いいよな。じゃあ」

「ねえ。どうやってするの?」

「上がいいかい?下がいいかい?」

 彼の方から私に尋ねてきました。

「あんたはどっちが好きなんだい?」

「上よ」

 私は答えました。旦那とする時は義務的なものなので正常位が多いのですけれど本当は淫乱で自分が上に乗ったりバックが好きです。実は後ろからやられるのが一番好きだったりします。他にも色々と変わった体位が好きです。

「けれどね。今は違うわ」

「じゃあどんな体位がいいんだい?」

「そうね」

 ここで彼の逞しい身体を見ます。見れば見る程しっかりとした身体をしてます。筋肉も骨格も確かです。その逞しい身体を見ていてあることを考えました。それは。

「立ってできる?」

「立ってかい?」

「そうよ。駅弁」

 今までしたことのない体位です。

「それ。できるかしら」

「できるも何も大得意だよ」

 彼はまた誇らしげに笑って言ってきました。

「じゃあそれでいいのかい?」

「ええ。じゃあそれで御願い」

 こうしてどうやってするのかも決まりました。私はふらふらと立ち上がってそのうえで。彼の前にその股を開いたのでした。そのまま水着を脱いでしようとしたその時でした。





『T・Aさんの場合15』





「脱がなくていいぜ」

「えっ、何言ってるのよ」

 私は彼の言っている意味がわかりませんでした。何を言ってるのかしらって内心馬鹿なのかと思ったりもしました。

「脱がないとできないじゃない」

「それができるんだよ」

 彼はそれでもまだ笑って言うのでした。

「俺はさ。できるんだよ」

「ああ、そうね」

 彼の言葉の意味がわかったような気がしました。けれどそれはあくまでその気がしただけでした。

「水着ずらしてその間から入れればできるわよね」

 こうしてする時もありますから。外でする時に時間に余裕がない時はスカートも脱がずにショーツをずらしてそれでする時もあります。ブラも少しはだけさせてシャツもそうさせて。そうやってするのだとばかり思いました。

「それでするのね」

「ああ、それでもないからさ」

 けれどそれも違うと言うのでした。

「だからさ。脱がなくてもずらさなくてもいいんだよ」

「いいって?

「水着の上からよ。入れるんだよ」

 そして笑ってこう言うのでした。

「俺のこれな。あんたの水着の上からおまんこにねじ込んでやるよ」

「何馬鹿なこと言ってるのよ」

 それを聞いてまずは笑ってしまいました。

「そんなことできる筈ないじゃない」

「できないっていうんだな」

「そうよ。じゃあやってみたら?」

 少し馬鹿にするように言ってやりました。

「本当に。できるんならね」

「じゃあやってやるよ」

 彼はそのまま私に近付いてきました。そうしてその大きな両手で私のお尻を鷲掴みにしてそのうえで自分の腰に近づけてきました。そのまま駅弁の体位になると。

「行くぜ」

 ぐい、と入れてきました。本当に水着の上から。そして私は今まで考えもしなかったようなセックスをするのでした。





『T・Aさんの場合16』





 メリメリ、ときました。私の水着をそのまま突き破るように膣の中におちんちんごと入れてきました。驚いたことに彼は本当に水着の上からおちんちんを膣の中に入れてきたのです。私はまずこのことに驚きを隠せませんでした。

「嘘、本当に水着の上から」

「だから言ったじゃない。本当にできるってさ」

 入れた彼は得意げに言ってきます。

「こういうことがさ。俺はできるんだよ」

「おちんちん。痛くないの?」

 私は特に平気でした。泳いでましたしそれに今までのことで完全に濡れていたので。痛くは全然なかったです。むしろその熱いような感じにいたたまれなくなってきていました。

「このまま入れたのに」

「全然。むしろ気持ちいいさ」

「そうなの」

「あんたのおまんこ、水着の上からでもはっきり感じるぜ」

 そうして勝ち誇ったような笑みで私に言ってきたのでした。

「はっきりとな」

「そんなに感じるの?」

「ああ、感じるよ。熱くてもうどろどろじゃないか」

 私のおまんこのこともはっきりと言われました。

「しかも俺の締め上げてきて。気持ちいいんだよな」

「ええ。気持ちいいわ」

 熱い声で彼の目を見ながら答えました。

「とてもね」

「じゃあ同じさ。このままいくぜ」

「このままするの?」

「そうさ。こうやってさ」

 言いながら早速腰を前後に動かしてきました。彼のおちんちんは硬いだけじゃなくて燃えるみたいに熱くてそのうええぐりがえげつなくて。前後に少し動かしただけで私のおまんこは全部引き摺り出されるような感じになってそれだけで感じて喘ぎ声を立ててしまいました。





『T・Aさんの場合17』





 そのカリの凄さに驚きながら喘いでいましたけれど彼は私のお尻をそのごつい両手で掴んできてそのうえで腰に引き寄せてきました。そうしてそのうえで言ってきたのでした。

「じゃあ駅弁な」

「駅弁って?」

「だからそれでするんだろ?」

 こう私に尋ねてきました。

「駅弁でするんだろ?その話だろ?」

「あっ、そうだったわね」

 言われてやっとこのことを思い出しました。

「駅弁でするんだったわね」

「じゃあわかってるよな」

 腰を引き寄せてきたまままた私に言ってきました。

「駅弁なら」

「そうよね。それじゃあ」

 彼の言葉に頷いて両足をその腰のところに絡み合わせてそのうえで浮かぶと。彼は自分の腰を使って私を掴みあげてきました。身体が宙に浮いたのがわかります。今までこんなセックスはしたことがありませんでした。

「で、これが駅弁なんだけれどな」

「何か。凄いわね」

 私は両手でも彼に絡みついてそのうえでまた彼に言いました。

「これば駅弁なの」

「本当にはじめてしたんだな」

「ええ、そうよ」

 こんなことは本当にはじめてです。身体が宙に浮いたみたいです。けれどそれでも自分から腰を振ったりもしました。

「これね。中々いいわよね」

「じゃあよ。もっとよくなるぜ」

「もっとなの」

「そうさ。こうやってな」

 彼は自分から腰を動かしてきました。すると私の身体も大きく揺れて。それで快楽がまた激しく襲ってきたのでした。





『T・Aさんの場合18』





 私はその駅弁のまま感じていました。彼のものは水着なんて何の意味もない程に物凄くて私を刺激してきます。その激しく雄々しい刺激の中で私は次第に絶頂を迎え。

「はうううううっ!!」

 いきなりいってしまいました。駅弁のまま。思わず彼にしがみついて身体をのけぞらせて。そうしてその状態でいってしまいました。もうその時に頭の中が真っ白になってしまいました。

「いったの?」

「ええ、いったわ」

 また自分から言いました。

「今ね。凄いわ」

「駅弁でいったのもはじめてだよな」

 私をいかせた彼が誇らしげに言ってきました。

「そうだよな。違うか?」

「いえ、そうよ」

 私はほう、とした声で彼に答えました。体位はまだ駅弁のままです。私は何とか両手と両足で彼にしがみついたまま答えるのでした。

「この体位でいったのははじめてよ」

「けれど俺はいってないんだぜ」

 このことも誇らしげに言ってきました。

「まだな。わかるよな」

「私だけいかされるなんて」

 その激しさにもうっとりとしてしまいました。こんなこと旦那にもされたことないです。

「けれど。またいきたいわ」

「入れたままかよ」

「ええ、そうよ」

 一回だけじゃ満足できませんでした。二回目もです。私はそのことをまた彼に言いました。

「二回目。御願いね」

「わかったぜ。じゃあな」

 その駅弁のまままた動いてきました。再び快感が私を襲ってきます。私はその中でまた感じだして。その快楽を貪るのでした。





『T・Aさんの場合19』





 もう感じて感じて仕方がないその中で私は自分から腰を振り回して彼にしがみつきます。宙に浮かんでいることが余計に快感を昂ぶらせて膣の中のあちこちを刺激します。それに耐え切れずまたいきそうになりますけれどここで彼に言われました。

「なあ、一緒にいかないか?」

「一緒に?」

「そうだよ。やっぱりやるからには一緒にいかないとな」

 こう私に言ってきたのでした。

「そうだろ?だったらよ」

「このまま出してくれるのね」

 私は腰をのの字に自分から描きながら彼に尋ねました。彼も腰をピストンさせていましたけれど私も自分から動いていました。

「私の中に」

「何だよ、中に出して欲しいのかよ」

 彼はこのことが少し意外なようでした。ここまできてそれもないような気もしましたけれどそれでもでした。

「それでいいのかよ。俺はそっちの方がいいけれどよ」

「妊娠するかもってこと?」

「そうだよ。旦那以外のガキ孕んだらやっぱりまずいだろ」

「いいのよ」

 けれど私はこう言ってあげました。

「それはね。いいのよ」

「おいおい、マジかよ」

 私の今の言葉を聞いて驚いた顔を見せてきました。

「いいっていうのかよ。妊娠してもかよ」

「望むところよ。ここまでいったらもうね」

 私も感じていました。それでここまできたらとことんまでいってやろうと思って。それで彼にこう答えてあげました。それにもう今日だけなんてことは願い下げでしたから。だからこう彼に言ってあげたのです。私の膣の中に出していいって。





『T・Aさんの場合20』





 水着はもう何の意味もありませんでした。そのままおまんこの中に入ってえぐられっぱなしでした。私はその中であえぎながら遂に彼に言いました。

「もう、中に出して!」

 こう叫んだのです。

「その熱い精液、中に出して!」

「いいのかよ、安全日かい、それとも危険日かい」

「危険日でもいいのよ」

 その日は本当に危険日でした。けれどもうそんなことはどうでもよかったのです。いきたくていきたくて仕方がありませんでした。元々そうですけれど私はこの時とても淫乱になっていました。結婚してるってことがかえって刺激になっていることもいつもと同じでしたけれどこうして水着の上から入れられてしかも駅弁でってことが。私を最高に燃え上がらせていました。

 このまま絶頂を迎えたいだけでした。けれど勿論後のことは考えていました。それは。

「だから。また会って」

「何だよ、いきずりじゃないのかよ」

「こんなのこれで終わりなんて嫌よ」

 本気でそう思っていました。これで終わりなんて冗談じゃありません。もっともっとしないと。だからこそこう言うのでした。

「だからよ。これからも会って」

「いいぜ。じゃあその証にもよ」

 彼はまた私に言ってきました。

「出すぜ、あんたの中に」

「ええ、もう出して」

 私はもう今にもいきそうでした。

「その熱い精子、それで私を孕ませて!」

「よし、じゃあよ!」

 彼も遂にその動きをさらに激しくさせてきました。そうしておちんちんをビクリとさせてそのうえで。遂に私の中に射精してきました。その厚い精液を今。膣の中にこれでもかって勢いで凄まじい量を射精してきたのでした。





『T・Aさんの場合21』





 その凄まじい量の熱くて濃い精液を膣に放たれた私はそのまま頭の中が真っ白になってしまいました。そうして意識が飛んで背中から倒れようとすると。彼に抱き締めて止められたのでした。

「おいおい、そんなに感じたのかよ」

「凄かったのよ」

 ほう、と満足しきった声で答えてあげました。子宮の中で彼の精子がもう泳ぎ回って私の卵子を探し回っていることがわかります。私を妊娠させる為に。

「こんなのってはじめてよ」

「どうだよ、水着を着けたまました気持ちは」

「それだけじゃないわ」

 そう、それもよかったですけれどそれだけじゃありませんでした。

「こうして駅弁でするのも」

「すごかっただろ」

「ええ、とてもよかったわ」

 また呆けたような声で答えました。

「こんなのってなかったわよ」

「じゃあまたやるかい?」

 彼は楽しそうに笑って私にまた尋ねてきました。

「今また。ここで」

「そうね。今だけじゃなくて」

 勿論それだけでは終わりたくはありませんでした。

「さっき言ったけれど」

「これからもだよな」

「そうよ、これからも」

 そのことを確かめるのでした。これで終わりのいきずりなんてとても嫌でした。こんなに気持ちがよくて頭が飛んでいってしまうことは。

「いいわね、携帯の電話番号教えるから」

「ああ、これから俺の車へ行ってな」

「そこでしながらね」

 こうして私達は今度は車の中で激しく交わってそこでお互いの情報を交換しました。そうしてそれからも関係を続け私は女の子を産みました、彼にそっくりの。私達は旦那には勿論内緒で今も付き合っています。相変わらず激しいファックを繰り返しています。





『T・Aさんの場合ファイナル』





 T・Aさんは私もよく知っている人です。実に明るくて気さくでそれでいてあっけらかんとした人で。御自身のお付き合い、特に異性関係のことを明るく私にお話してくれます。

 勿論このこともお話してくれましたし書いてもいいということなので書かせてもらいました。お子さんのことも勿論知っています。けれどお子さんには勿論御主人にも本当の父親が誰なのかは内緒だそうです。これは当たり前ですけれど。

 それでこの水着を着たままで関係を持った方とは今も続いているそうです。相手の人はまだ独身だそうですがT・Aさんは当然離婚していません。それどころか夫婦円満なように外からは見えますしご主人もそう思っておられます。

 けれど実際のところはどうなのかといいますと。こういうことだったりします。実際はよくわからないどころか闇の中では何があるかわからないということです。奥さんが何をしているのか本当によく御存知の御主人は滅多にいません。いないと言っていいかも知れません。

 このT・Aさんのお話はこれで終わりですけれど勿論まだこうしたお話は続きます。次の人妻さんもこれまたお写真を拝見したところとても奇麗な方でしかもお子さんもとても可愛らしいです。御主人のお写真も拝見しまして夫婦仲はとても睦まじいように見えます。そんなはたから見れば幸せな家庭ですが奥さんが実は。御主人が満面の笑顔で抱いておられるそのお子さんのお父さんとの馴れ初めがどうかというと実は。今度もまたそんなお話です。それでは次のお話をどうか楽しみにしていて下さい。





『S・Kさんの場合1』





 私はまだ十九歳です。高校一年で結婚して今二十になったばかりです。顔はデビューしたての三船美佳さんに似てるって言われていてスタイルも凄くいいって言われています。

 高校三年で妊娠して今女の子がいます。その最初の子供ができた時の話です。

 学校から帰って暫く家でゆっくりとしていたら不意に主人の弟が来ました。まだ中学三年で生意気な盛りです。時々うちの家に泊まりに来たりしますけれどマセガキらしく私をちらちらと見てきたりします。

 そんな彼Y君が不意に家に来たのです。私の高校はもう高校では珍しくなっているセーラー服ですけれどそのままで応対しました。

 居間で向かい合ってちゃぶ台を囲んでお茶を出すと。不意にY君は私に言ってきました。

「義姉さん今浮気してるでしょ」

 急にこんな馬鹿なことを言ってきました。

「そうでしょ?兄貴に隠れてさ」

「何馬鹿言ってるのよ」

 私も実際にこう言い返しました。

「何で私が浮気なんかしなくちゃいけないんだよ」

「ああ、しらばっくれても駄目だよ」

 けれどY君は薄笑いを浮かべてこう返してきたのでした。

「もう証拠あるしね」

「証拠って何よ」

「ほら、これ」

 こう言って写真を出してきました。見ればそこにはちゃんと私が映っていました。しかも本当に浮気相手と仲良く手を組んで今からラブホテルに入る写真をです。実は私は浮気をしています。それも複数の相手とです。まだ若いので結婚していることは隠して堂々と。どうやらそのことをY君に知られたみたいでした。けれど私はそれで負けてはいませんでした。認めたら負け、引いたら負けだってわかっていましたから。





『S・Kさんの場合2』





「この写真さ」

 Y君はにやにやと笑いながら私に対して言ってきます。もう相手が何を考えているのかも何が欲しいのかもわかっていました。もうその表情だけで充分過ぎる程わかるものでした。説明なんて全くいらない位です。

「兄貴に見せていいかな」

「お兄さんって?」

「だから、義姉さんの旦那さんにさ。見せていいの?」

 まだにやにやとしながら私に言ってきました。

「そうしたら家庭崩壊するよね。それでもいいの?」

「こんなの何処で撮ったのよ」

 引かずにむっとした顔で言い返してやりました。負けるつもりはありませんでした。

「何処でなのよ。ずっとつけてたの?」

「いや、たまたまだよ」

 Y君のそのにやにやとした口調が全てを物語っていました。

「たまたま。運がよかったんだろうね」

「それで撮ったっていうのね」

「そういうこと。それでどうするの?」

 勝ち誇ったような声で私に言ってきました。もう全部自分の思うがままだっていわんばかりの態度です。それがもう出ていました。

「義姉さん家庭崩壊させたいの?十代でもうバツイチ?」

「で、何が欲しいのよ」

 相手を睨み返しながら言ってやりました。

「何が欲しいのよ。言いなさいよ」

 もう何が欲しいのはわかっていましたけれどあえてです。けれど私はもう相手がどうしてくるのかわかっていましたから決して負けてはいませんでした。むしろ平気に感じながらY君の相手をしていました。





『S・Kさんの場合3』





「それで何が欲しいのよ。言いなさいよ」

「そんなの決まってるじゃない」

 Y君は余裕に満ちた薄笑いで私に返してきました。

「そんなのさ。兄貴だけじゃ物足りないんでしょ?」

「物足りないって?」

「だから浮気してんでしょ」

 こう私に言ってくるのでした。実はもう彼が何を考えているのかわかっていましたけれどそれはあえて表には出さずに対していました。わざと出してはいませんでした。

「だからさ。俺が替わりにさ」

「替わりって何のよ」

「その浮気相手の替わり。俺がするよ」

 言いながらすすす、と私の側に寄ってきました。私に隙を与えないように。私はそれを見てY君が来た、と思いました。けれどやっぱり心の中の読みは決して見せはしませんでした。

 そうしてそのまま間近に来た息を荒くさせている彼に対して。尋ねてやりました。

「何するつもりよ」

「だからさ。兄貴だけじゃ物足りないんでしょ?」

 またこのことを言ってきました。

「俺が兄貴の分までしてあげるからさ。義姉さん」

 わざと私を兄嫁と呼んでそのうえで覆い被さってきました。私は二人以外には誰もいない家の居間の中で押し倒されました。見えたのは褐色の木の天井と私を今にも犯そうとする義弟の欲情に満ちた顔でした。私は今絶体絶命の状況にある、傍からはそんなふうに見える状況になりました。Y君はさらに勝ち誇って私の胸をセーラー服の上から鷲掴みにしてきました。そして荒々しく乱暴に揉みしだきはじめました。





『S・Kさんの場合4』





「へえ、義姉さんの胸って滅茶苦茶柔らかいね」

 私の胸を乱暴に揉みしだきながらの言葉でした。左胸を右手で揉んできます。どうやら私の胸を揉むだけでもう興奮してきてるみたいです。

「しかも大きいしさ。大きいのはわかってたけれどね」

「その私のおっぱいどうするつもりなのよ」

「好きなようにさせてもらうよ」

 もう私を征服したつもりでした。

「好きなようにね」

「好きなようにって?」

「そうさ。犯すからさ」

 ここであえて言ってきたつもりでした。私に自分の優位さを思い知らせるつもりだったんでしょう。私はそれを心の中で見透かしていましたけれどやっぱり言いませんでした。わざと。

「だからさ。これから義姉さんのこと好きなだけやりまくるからさ」

 言いながら身体を私の脚と脚の間に入れてきます。硬いものが当たってくるのがわかりました。もうこれで完全に抑えたと思ったのがわかりました。

「だからさ。これから好きなようにね」

「ふざけたこと言ってるんじゃないわよ」

 けれどここで、でした。私はきっとした顔でいきなり言ってやりました。

「えっ!?」

 私が急に言ってきたので動きを止めました。顔もびっくりしています。それで私はその隙に身体を横から反転させました。

「いい加減にしなさいよ。何もできないって思ってるの?」

 言いながら体勢を完全に逆転させました。呆気に取られたままのY君はそのまま下になって私が上に。こうして主導権は私の手の中に入ったのでした。





『S・Kさんの場合5』





 Y君は突然体勢が入れ替わったので呆然としています。何が起こったのかわからないっていう顔をしています。

 こうなることもわかっていた私は。内心これからやることに笑いながらそのうえで彼に対して言うのでした。

「あんた私が何も知らないとでも思ってるの?」

「何もって?」

「あんたこの前うちに泊まった時よ」

 彼の目を見てすごむようにして尋ねてやりました。

「あの時お風呂で何してたのよ」

「何って」

「私が見てないとでも思ったの?」

 またすごんであげました。彼が戸惑っているのはわかっていますからさらに攻め立てます。こうした時にはとにかく攻めて主導権を完全に握ってしまう、それがわかっているからどんどん攻めてやりました。それがきいて彼はもう何もできなくなっていました。けれど私はそれでもこの義弟を攻めました。

「オナニーしてたでしょ」

「それは」

「見たって言ったでしょ。してたんでしょ」

 無理にでも言わせるつもりでした。

「オナニー。してたでしょ」

「・・・・・・はい」

 遂に彼も認めてきました。こくり、と怯えるような顔で頷いてきて。これでもう勝負は私のものでした。後は思うがまま、為すがままにすることを考えながら。そうして彼の上に覆い被さったまままずはその言葉でいじめて責め苛んであげるのでした。私の中のドSな血がたぎってゾクゾクしていました。その相手が旦那の弟で年下でしかも近親相姦になるってことも。私の興奮をさらに高めていました。





『S・Kさんの場合6』





「オナニー、してました」

「白状したわね。じゃあ誰のこと考えてオナニーしてたのよ」

 もうそれは誰のことを考えてかは言うまでも考えるまでもありませんでした。私はもうはっきりとわかっていました。けれどあえてY君本人の口から言わせたくてそれでです。こうして追い詰めるようにして尋ねたのです。

「誰のよ。言いなさいよ」

「義姉さんのことを」

 やっぱりこうきました。わかっていましたけれどそれを聞いて内心にんまりと笑いました。

「思ってしてました」

「ふうん、やっぱりそうなのね」

 わかっていてあえて言わせる、これで完全にY君を精神的に屈服させました。もうさっきまでの威勢のよさは何処にもありません。そして私はもうこれで自分の思うがままになったことにさらに優越感を感じていました。

「私のことを考えながらオナニーしていたのね」

「はい、そうです」

「それでどんな姿想像しながらオナニーしていたのよ」

 勿論これで許しませんでした。もっともっとなぶってやるつもりでした。そうしてそれで私の欲情を高めるつもりでした。何か心の中でゾクゾクするものをさらに感じていました。

「どんな姿をよ。言いなさいよ」

「セックスする姿を」

 またこう言ってきました。私の優勢は変わりません。むしろどんどん高まっていきます。高まっていっているのはそれだけでなく欲情もです。私はもう心の中でセックスを楽しんでいました。心でするセックスがこんなにもいいものだってわかったのもこの時でした。これが私の新たな快楽にもなりました、





『S・Kさんの場合7』





「セックスって私とセックスすることを想像していたのね」

「・・・・・・はい」

 またこくり、と頷いてきました。

「そうです。その姿を」

「あつかましいわね。そんなことを想像してたの」

「御免なさい・・・・・・」

「謝ってそれで許してもらえると思ってるの!?」

 私はまたすごんでみせました。もっとも本当に許してあげるつもりはありませんでした。それをやったらそれで終わりですから。そんなことよりも今はもっともっと楽しみたかったからです。そう、それこそとことんまで楽しむつもりでした。

「それで。どうなのよ」

「それは」

「許してあげないわよ。そうね」

 彼の目から一瞬視線を離してそれから。こう言ってやりました。

「そのオナニーしてみせなさいよ」

「えっ!?」

「オナニーよ。ここでしてみなさいよ」

 こうY君に言ってやりました。

「そのオナニーね。ここでしなさいよ」

「ここでって」

「私を犯すつもりだったんでしょう?だったらそれ位平気よね」

 またすごんであげました。どうやら本当は気が小さくてこっちが強く出るともうそれで逆らえなくなるみたいです。図体は結構大きいのに。

「さあ、今ここでしなさいよ。あの時してたみたいに」

「じゃ、じゃあ」

 私の言葉に従ってズボンに手をやります。ここで私は気付きました。まだ彼が服を脱いでいないことに。それに気付いてここからまた責めることを思いついたのでした。





『S・Kさんの場合8』





「はっきり言うわよ」

「はっきりって?」

「私浮気してるわよ」

 このことはもう今更ですけれどはっきりと言ってやりました。

「浮気ね。あんたのお兄さん意外の男と何人も何回もセックスしてるわよ」

「やっぱり・・・・・・」

「けれどね。あんたは許さないわよ」

 そしてこうも言ってやりました。

「欲求不満でやりたくて仕方ないからね。相手してもらうわよ」

「相手ってまさか」

「動いたら殺すわよ」

 完全に上に立っているからこそ脅してさらに抵抗できなくしてやりました。

「いいわね。動かないのよ」

「は、はい」

 Y君を従わせてそのうえで顔を彼の左耳の後ろにやりました。そうしてそこを舌で舐めはじめました。両手で彼のその顔を動けないようにして。そのうえで私の舌で責めてあげることにしました。童貞の子が絶対に知らないような人妻のテクニックを。高校生ですけれど人妻でしたからもうそれは身につけていました。

「はうっ・・・・・・ひっ・・・・・・」

 もうそれだけで彼は感じだしました。

「ふうっ、これって・・・・・・」

「これがね。セックスっていうのよ」

 まだ入れてませんけれどあえて言ってやりました。

「これがね」

「これがセックスって」

「気持ちいいでしょ。もっとよくしてあげるわよ」

 もう耳の後ろ、それに耳を舐めまわされただけで彼は身体をビクビク、と動かして硬直さえして。それで私をしたから抱いてきました。兄嫁と義弟の絶対的な立場の違いを身体で教えてやりながら私はこの子を貪りはじめていました。





『S・Kさんの場合9』





「ただしね」

「ただし?」

「嬲りものにしてあげるわ」

 これは本気で言いました。そのつもりでした。

「犯して辱めて屈辱的にしてあげるから。覚悟しなさい」

「覚悟って」

「当たり前でしょ。私をレイプしようとしたんだからね」

 やられたらやり返せ、それが私の考えでやり方でした。それをこの子にもやってあげるだけでした。義弟の分際で兄嫁を脅してそれで犯そうとするからにはそれに相応しい仕打ちを与えてやるつもりでした。しかもそれ以上にして返してあげるのが私のやり方で今もそうしてやるつもりでした。

「その分やってあげるわよ」

「それじゃあまさか」

「そうよ。ほら、脱がせてあげるわよ」

 彼を見下ろしながらその上着を乱暴に脱がしてやりました。そうして上半身裸にしてから今度は喉に唇をやって胸に指をはわせて撫で回して。それはお腹にも回してそれから下半身にも手をやりました。するとやっぱり。

「勃起してるのね」

「は、はい」

「こんな状態で勃起するなんて本当に淫乱ね」

 言葉でもわざとねぶってやりました。

「童貞なのに淫乱なんて何なのよ、この変態」

「すいません」

「謝っても許さないわよ」

 言葉で嬲りながら続けていきます。そうして責めを続けるのでした。

 下半身にも手を回して身体も下にやっていきます。そうしてズボンのベルトを外して口でファスナーを下ろしてやります。こうした方がずっと淫乱に見えて男が興奮するのがわかっているからです。そうしてそのうえで彼の反応を上目遣いで見ながらそうしてズボンを脱がせました。そこから出て来たのは童貞らしい白ブリーフでした。





『S・Kさんの場合10』





 その白ブリーフを見て私は面白いことをしようと思いました。最近は誰でもトランクスかボクサーブリーフなのでしようと思ってもできないことです。アダルトビデオではよく観ますけれどそれ以外じゃ見ないものでした。

 そのブリーフの上から義弟のものを強く愛撫しながらそのうえで。彼に言ってやりました。

「こんな状態で勃起して恥ずかしいと思わないの!?」

「それは・・・・・・」

「どうなのよ、言いなさいよ」

 わざと強い声で言ってやりました。

「この淫乱の変態、こんな状態になっても私とセックスしたいって思ってるのね」

「は、はい」

「誰がそう簡単にやらせてやるもんですか」

 ここでそう簡単に、とは言いましたけれどそれでもです。やってやるつもりでした。その考えはあえて隠しておきました。

「いいわね、そう簡単にはやらせてあげないからね」

「それじゃあ」

「言ったわよね、たっぷりいたぶってやるって」

 もう私の中のドSの血が疼いて仕方ありませんでした。こうして反撃に転じて何もできなくなった相手を好き放題いたぶることがこんなに楽しいとは夢にも思いませんでした。正直楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

「こんなものじゃないわよ。こうしてやるわよ」

 言いながら彼のその股間の強張りに口を近付けてブリーフの上から頬張ってやりました。そうしてそれからゆっくりと旦那の弟の、まだ中学三年の男の子のおちんちんをフェラチオしてあげました。





『S・Kさんの場合11』





「こ、これって」

「知らないわけないわよね」

 上目遣いにY君を見ながら言ってやりました。

「これが何か。私にこうさせたかったんでしょ?」

「は、はい」

「兄嫁にフェラチオさせたかったんでしょ?」

「それも考えていました」

「よかったじゃない。今そうなってるのよ」

 ただしでした。このこともわざと言ってあげます。セックスするにしてももう立場が全然違うってことに。私を肉奴隷にするつもりが自分が嬲られて肉奴隷にされているってことは。よおく言い聞かせて心に刻ませてやるつもりでした。私の方が御主人さまだって。

「けれどこれって」

「フェラチオはね。ただおちんちんをしゃぶるだけじゃないのよ」

 そしてこのことも言ってやりました。

「こういうやり方もあるのよ」

「ブリーフの上からしゃぶるって」

「どう。それも気持ちいいでしょ」

 こうにんまりと笑いながら尋ねてやりました。ブリーフの上から咥えてそれから舌で丹念にねぶってちろちろと責めたり睾丸を咥えたり。横笛みたいに上から下までねぶったりもしましたしキスをしたりもしてやりました。当然その間も手での愛撫は忘れません。

「このフェラチオも」

「い、いきそう・・・・・・」

「誰がいっていいって言ったのよ」

 けれどこれは許しませんでした。あくまでどっちが御主人さまか教えてやる為に。わざとこう言ってそれは止めたのです。もうこのサド遊びが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。この子をとことんまで私の慰みものにしてやるつもりになっていました。





『S・Kさんの場合12』





 この状態でいかせるつもりはありませんでした。もっともっと焦らしてそうして一番屈辱的なやり方でいかせてやるつもりでした。だからここは彼にあえて尋ねてやりました。

「どうやっていきたいのよ」

「どうやって?」

「そうよ。このおちんちんどうやっていきたいのよ」

 問い掛けながらブリーフの上から左手で鷲掴みにしてやりました。するとそれでもう音が鳴りそうでした。

「どうやってよ。いってみなさいよ」

「それは・・・・・・」

「そう、私に見られていきたいのね」

 答えられないと見て意地悪く言ってやりました。

「私にしごかれてそれでしゃぶられて。それでいきたいのね」

「えっ、それは」

 流石にこの言葉には驚いて愕然とした顔を見せてきました。

「それはその・・・・・・」

「私におちんちん見せてくれるのね」

 わざと聞き間違えるふりをしてこう言ってやりました。

「それでオナニーしていってくれるのね。どっちにするのよ」

「それはその」

「一番恥ずかしいやり方でいかせてあげるわ」

 私はサディスティックにまた言ってやりました。

「あんたが一番恥ずかしいやり方でね。見なさい」

「あっ・・・・・・」

 両手をブリーフのゴムのところにかけて思いきり引き下ろしてやりました。そうしてそこから出て来たのはまだ皮をかむったばかりのおちんちん。そのおちんちんをまた左手で鷲掴みにしてそのうえでしごいてやりました。こうしたら感じることがよくわかっていますから。

「ほら、固くなってるじゃない」

 Y君に顔を向けて言ってやります。

「こんなに勃起して。どうやっていきたいのよ」

「それは・・・・・・」

 返答に困る彼をさらに責めます。私の責めはまだまだこれからでした。





『S・Kさんの場合13』





「この変態」

 私はさらに言ってやりました。Y君をこうして言葉でいたぶることにも心の中で快感を覚えていました。やっぱり私は真性のドサドみたいです。こうして襲い掛かってきた夫の弟を逆にいたぶってやって恥ずかしい姿にさせたうえでいたぶって楽しんでいるのですから。そうした自分の淫乱さが実際に気持ちよくもありました。淫乱だからこうしてやっていました。

「兄嫁にこんないやらしいもの見せつけて。それで何がしたいのよ」

「何がって」

「そう。しごきたいのね」

 ここでまた意地悪をしてやりました。

「しかも自分でしごかずに私にしごかせたいのね」

「義姉さんにって」

「その証拠に見なさいよ」

「ああっ・・・・・・」

 右手で男根を鷲掴みにしてやると。それだけで喘ぎ声をあげてきました。それと一緒に身体を少しのけぞらせてみせて。感じているのは明らかでした。そうして感じているからこそ私はもっと責めてやるつもりでした。このまま許してあげるなんて考えは全くありませんでした。心の底から楽しんでやるつもりでした。

「おちんちんもうこんなに勃起させて」

「それはその・・・・・・」

「私の手の中でこんなに脈打って」

 これも本当のことでした。激しく脈打ってビクビクとしていました。そのうえとても熱かったです。まるで火箸をそのまま握ってるみたいでした。

「わかったわよ。しごいてあげるわよ」

 そしてここでやっとしごいてあげました。私が激しくしごきはじめるともうそれだけで身体をえびぞりにさせてしまってそうして。喘ぎ声をあげて止まらなくなってきました。私も止めるつもりはありませんでした。そのまましごいていると遂に。

「ああああっ!!」

 私の手の中でいっちゃいました。ほとぼしる白い精液が勢いよく飛び上がりました。そうして私の手を汚していくそれはまさに。白い溶岩のようでした。どろどろとしていてゼリーみたいにネバネバしていてそのうえ熱くて臭くて。セックスの淫香そのものでした。





『S・Kさんの場合14』





 まずは手でいかせてやりました。私の手にその証拠である熱くて白く濁った精液が滴っています。Y君のものを握り締めたままのその手が白く汚されているのを見て私はさらに言ってやりました。

「いったわね」

「御免なさい・・・・・・」

「兄嫁の手に出すなんて」

 わざと自分が兄嫁であることを強調して言ってやりました。

「この変態、そんなことしていいと思ってるの?」

「それは・・・・・・」

「いいわけないわよね。こんなことして」

 口元に淫らな笑みを浮かべながら言ってやりました。実を言えば私ももう本気になっていました。とことんまでやるつもりでした。けれどそれはまだあえて言葉には出しませんでした。もっともっと楽しみたかったからです。

「お仕置きしてあげるから」

「お仕置きって?」

「出したばかりなのにもう起たせて」

 本当に今さっき射精したばかりなのにもうでした。私にまだ握られていてそのうえ言葉で責められて感じたのはわかっていました。そのせいでもう勃起させていました。

「許さないわ。そんなおちんちんは」

「じゃあどうするの?」

「こうしてあげるわ」

 言いながらついつい舌なめずりしてしまいました。そのおちんちんをじっと見据えながら。もうそれだけで私が何をしようとしていたのかはおわかりでしょう。

 彼のものにまた口を近付けて頬張ろうとしました。けれどその前に手についているものを全部舐め取りました。

 青臭い匂いがしていてしかも口の中でいがいがと暴れ回る精子を味わいながらそれを飲み込みます。すると喉に強く絡み付いてきました。続いて彼のものにも付いているそれまで舐め取って飲むとやっぱり口の中をいがいがと責めてきて喉の奥に絡み付いてくる程濃いです。その濃い精液が胃の中に入っていくのを感じながら。私はY君のおちんちんをそのまま頬張りだしました。





『S・Kさんの場合15』





 私は義弟のものを頬張ってそのうえでお口の中で愛撫をはじめてあげました。激しく吸ってそのうえでピストンをしたり舌で中にある彼のものをねぶったり軽く噛んだり先端を喉の奥の粘膜で責めてあげたり。そんなことをしていると彼のものがムズムズと動きだしてまた興奮してきたのがわかりました。

「これがフェラチオだなんて」

 彼はまだこれをされたことがないのでした。今さっきブリーフの上から舐めてあげたのもはじめてだったし考えてみれば当然でした。そうして責めてあげる中で彼はまた興奮の度合いを高めてそうしてそのうえで。またいったのでした。

 二度目でもその精液の量も濃さもかなりのものでした。さっきのと同じように物凄い濃さでお口の中に溢れんばかりでした。私は彼のものを頬張ったままその精液を零さないようにして飲みだしました。ゼリーみたいに濃くて飲み込むのさえ一苦労でしたけれどそれでも飲んであげました。

 ごくっ、ごくっ、とさっきと同じように音を立てているのが自分でもわかって喉の動きも彼に見られているのを感じながらその精液を一滴残らず飲んでから。私はやっと彼のおちんちんからお口を離してそれからその顔を見ました。

「二回目ね」

「これがフェラチオ・・・・・・」

 もう放心状態でした。二度目も出してしまって力が抜けているのがはっきりとわかります。

「凄い。これが」

「まだ終わりじゃないわよ」

 私はその彼に対して言ってあげました。

「まだね。本番があるから」

「本番?」

「そうよ」

 言いながらまた。口元に笑みを浮かべてそれから言うのでした。

「セックスがね。あるわよ」

 ここまで来たら、でした。最初からそのつもりでしたけれど。私は彼をとことんまで犯してやることにしていました。そう、とことんです。





『S・Kさんの場合16』





「わかってるんでしょう?」

 私は妖しい笑みを作りながら彼に尋ねました。尋ねながら首にあるセーラー服のスカーフをするり、と外します。けれど外しただけでまだ首にはつけたままでした。彼に自分の首筋を見せる為にあえて外してみせたのです。

「これで終わりじゃないって」

「じゃあ本当に」

「そうよ。やってやるわ」

 犯してやる、こう彼に言ってやりました。

「Y君をね。犯してあげるから」

「義姉さんが僕を犯すって」

「本当は逆にしたかったんでしょう」

 このことも彼にまた尋ねてあげました。

「だから私を脅して迫ったんでしょう?そうでしょう?」

「それは」

「だから。お望みどおりにしてあげるのよ」

 立場は逆になっているけれど、でした。私は今ここでY君を犯してやるつもりでした。こうなったら本当にとことんですしそれ以上に。もう私もしたくて仕方がなかったのです。そう、セックスを。

「Y君の望みどおりにね」

「義姉さん・・・・・・」

「さあ、するわよ」

 言いながら自分のスカートの中に手を入れました。そうしてショーツを脱いで。わざとそのショーツをY君にひらひらと見せびらかしてあげました。

「このパンツ、こうしてあげるわ」

「あっ」

「ほら、こうやってね」

 彼の頭に被せてあげました。私の白いショーツを。そのうえで彼の上に跨りました。服はスカーフを外してショーツを脱いだままですけれど。そのまま上に跨ったのです。





『S・Kさんの場合17』





「セックス。するわよ」

 私は彼に跨ったうえで見下ろしながら言ってあげました。

「今からね」

「けれど」

「まさかと思うけれど怖気付いたっていうんじゃないでしょうね」

「それは・・・・・・」

「そんな訳ないわよね」

 まだ言葉でいたぶってやるのは忘れていませんでした。こうしていたぶってあげるとY君が興奮するのもわかってきていましたし何よりも私自身がです。こうしてY君を言葉でいたぶっているうちに興奮してもうそれだけで濡れてきていたからです。もうおまんこからいやらしい液がどんどん出て来ているのがわかりました。自分でもうそれがはっきりとわかっていたのです。

「自分から脅して押し倒してきたのに」

「けれど」

「近親相姦するわよ」

 今度はこのことを言ってやりました。

「あんたは今から自分のお兄さんの奥さんとセックスするのよ。兄嫁とね」

「義姉さん・・・・・・」

「今から入れてあげるわ」

 ここまで言ってやってからです。腰をゆっくりとおろしていきました。スカートははいたままです。けれどそのまま、彼のものを握りもせずそのまま腰をおろしていきました。

「こうしてね」

「あああ・・・・・・」

 まずはその先端が私のおまんこの入り口に触れてきました。私はいよいよY君のおちんちんをおまんこで食べるのでした。

 喘ぎはじめた彼の顔をそのまま上から見下ろしながら腰を落としていきます。すると次第に私の中に太くてとても熱くて硬いものが入って来て。私は内心恍惚を感じながら旦那の弟のおちんちんを自分のおまんこの中に根元まで入れたのでした。





『S・Kさんの場合18』





 そのおちんちんを根元まで入れてやってからそのうえで私は。Y君を見下ろしながら勝ち誇ったようなものを含ませた声で言ってやりました。

「ほら、入ったわよ」

「これが入ったっていうの」

「そうよ。これがセックスよ」

 彼に跨ったままで言ってやるのでした。

「あんたこれでもう童貞じゃないのよ」

「童貞じゃない・・・・・・」

「そうよ。自分の兄嫁としてるんだから」

 このこともダイレクトに言ってやりました。

「近親相姦でセックスしてるんだから。童貞じゃないのよ」

「近親相姦でセックスって」

「そうよ、この変態」

 まだまだ言葉で責めてやりました。それがもうぞくぞくして仕方ありませんでした。

「自分のお兄さんの奥さんに跨られてそれでセックスしてその中で起たせてるなんて。この変態」

「僕は変態・・・・・・」

「そうよ。どうなのよこの変態」

 あえて彼を変態と罵り続けていました。こうしたドSなプレイが段々気に入ってきていました。

「兄嫁に童貞奪われて。どうなのよ」

「気持ちいい」

 これが彼の感想でした。

「気持ちいい。義姉さんの中って凄く気持ちいい」

「そうなの。そんなに気持ちいいの」

 私の言葉責めはさらに続きました。

「こうして犯されてるのがいいのね。本当に淫乱の変態ね」

「変態でも淫乱でもいいから」

 けれどY君はここでまた言うのでした。

「もっとしたい。だから」

「だから?」

「好きなようにして。義姉さんの」

 完全に屈服した声でした。Y君は完全に私のものになっていました。私はこのことを心の中でよく確かめながらさらに快楽を貪りにかかりました。





『S・Kさんの場合19』





「このまま。もう」

「言ったわね」

 この服従を自分から言ってきた言葉は確かに聞きました。

「私のものになるっていうのね」

「なるから。だから」

 私に跨られおちんちんをおまんこで咥えられたままで言うのでした。

「もっと気持ちよくさせて。義姉さんが」

「兄嫁に跨られてそのうえでそんなこと言うなんて」

 何度も何度も自分のお兄さんの奥さんとセックス、しかも上に乗られて跨られていることを言ってやります。自分が何をしているのかわからせる為です。

「本当に変態ね。この淫乱」

「御免なさい」

「じゃあこれはどうかしら」

 言いながら早速仕掛けてやりました。腰で円を描いてみせます。

「こういうのは。どうかしら」

「こ、これって」

「こんなのもあるわよ」

 今度は上下運動です。自分から腰を動かしてピストン運動をしてみせます。これは全部旦那や浮気相手との交わりで覚えたことです。

「こんなのは。どうなのよ」

「気持ちいい・・・・・・」

 Y君はまたその声を喘いだものにさせていました。

「これがセックスなんだ」

「そうよ。これがセックスよ」

 なおもピストン運動を跨ったまましながら答えてあげました。その間ずっとおまんことおちんちんが触れ合ってグチョグチョといういやらしい音が部屋の中に響いています。スカートの中はもうびしゃびしゃでした。私の感じている液で。

「いいでしょ。けれどもっとよくなるわよ」

「もっと?」

「そうよ。ほら」

 今度は膣を自由自在に締めたりしてやりました。そして締め付けながら上下運動をしてみせます。

 これもテクニックです。そうしたテクニックを使いながら。さらに責めてやるのでした。





『S・Kさんの場合20』





 ただ私だけがこうして跨ってテクニックを使っているだけじゃ面白くありませんでした。それで着たままのセーラー服の中に手を入れて。ブラを取ってそれもY君に被せてあげたのでした。つまりノーブラになったことを教えてあげたのです。

「どうしてブラ取ったの?」

「揉ませる為よ」

 どうして取ったのかわかりかねていたY君に対して答えてあげました。

「私のおっぱいをね。揉ませる為にね」

「揉むってまさか」

「そうよ。騎乗位でやってるのよ」

 それならば、です。やっぱり上に跨っていると下からおっぱいを揉まれたくなるのが普通だって思います。少なくとも私はです。実は浮気をする時はいつもこの騎乗位はします。そうして旦那以外の男に跨ってそのうえで下からおっぱいを揉まれるのが大好きなんです。何か征服しているうえに奉仕されているって気がして。ドSの私らしい考えだと自分でも思っています。

「だったら。わかるでしょ」

「だからなんだ」

「そうよ。揉みなさい」

 腰を動かし続けたまま言ってやりました。

「私のおっぱいね。好きなように揉むのよ」

「・・・・・・うん」

 Y君は私の言葉にこくり、と頷いてきました。そうして服の中にゆっくりと両手を入れてきてそれから胸に手を触れて揉みはじめました。今度は旦那の弟に胸を揉ませます。まだたどたどしくてそのうえ乳首をつねる感じなので少し痛かったりもしましたがそれでもその痛さがかえって気持ちよくて。私はさらに興奮を覚えて腰の動きを激しくさせていきました。そうしてその中でまた思いついたのでした。





『S・Kさんの場合21』





「上になりなさい」

 Y君に対して言ってやりました。

「今度はあんたが上になりなさい」

「上って?」

「だから正常位よ」

 それのことです。セックスで上か下かっていったらやっぱりそれです。男の子が上になるといったら正常位です。私はこの正常位も大好きです。騎乗位もいつもしていますけれど正常位もいつもしています。これでおまんこの中に出されるのが大好きです。もっとも普段の浮気の時は相手にコンドームをつけてもらっていますけれど。それでもコンドームの中に射精する感覚ははっきりと感じますのでやっぱり正常位も大好きです。

 彼に対してそれをしろと言ってやりました。彼は私にそう言われるとここでも戸惑った顔を下から私に見せてきました。

「けれど」

「私がいいっていったらいいのよ」

 またこう彼に言ってやりました。

「だからね。上になりなさいよ」

「どうやって上になるの?」

「身体起こして」

 まずはそうするように言ってやりました。

「それからよ。まずはね」

「それじゃあ」

 私の言葉に従って上体を起こしてきました。そのうえで私は彼の身体を抱き締めました。それから自分から後ろに倒れて。つながったままベッドの上で体勢を入れ替えました。

「これでいいんだ」

「そうよ。さあ今度はあんたが動いて」

 今度は自分で動くように言ってやりました。

「好きなようにね」

 今度は私が犯される番でした。けれどこの夫の弟に犯される体位がまた。犯すのとはまた違ったマゾな悦びを私に与えてくれるのでした。





『S・Kさんの場合22』





 Y君は正常位になるとそのまま腰をピストンで動かしてきました。若いだけあってそのこ氏使いはかなり激しくて強いです。パン、パンと腰と腰が打ち合う音がしてその度に彼自身のおちんちんを私のおまんこに突き入れてきます。

「そうよ、その調子よ」

 そのおちんちんを受けながら私は彼に言ってあげます。

「その調子でおちんちんを私のおまんこに突き入れていくのよ」

「お、おっぱい」

 彼はそうやって激しいセックスをしながら私にまた言ってきました。

「義姉さん、おっぱい」

「私のおっぱいがどうしたの?」

 年上の人妻、しかも兄上の余裕で下になりながらも主導権は握っています。私はその主導権を握ったまま彼に尋ねてやりました。完全に私が上になっていると彼に言い聞かせるようにしてです。ここでも私はやっぱりドSでした。

「どうしたいの?」

「揉みたい」

 これまた実にダイレクトな言葉でした。

「それでしゃぶりたい。いい?」

「ええ。いいわよ」

 横になって自分の髪を振り乱した淫らな姿にさらに淫らなものになりました。彼は私のセーラー服の上着をめぎりあげてそれで二つの白い乳房を露わにさせてきました。そうしてその乳房を鷲掴みにして激しく揉みしだいて乳首を吸ってきたのです。それはもう完全に性欲に餓えた獣のそれでした。

 乳首を吸われているうちに私も腰をよがらせてしまって彼をさらに感じさせてしまいました。すると彼のおちんちんはこれで遂に耐え切れなくなったのでした。





『S・Kさんの場合23』





「ね、義姉さん・・・・・・」

 Y君はその声を次第に辛そうなものにさせながら自分の下にいる私に対して言ってきました。

「あの・・・・・・」

「何よ」

 わかっていましたけれどあえてそれは隠してぶっきらぼうに言ってやりました。傲然とした目で彼を見据えてやりながら。Y君はその間にも腰を激しく動かしてそのうえで私の胸を揉みしだき乳首を吸ってきます。喘ぐ前なんかは首筋にキスまでしてきていました。本当に性欲丸出しの行動でした。

「何が言いたいのよ」

「いっていい?」

 彼が望んでいることは今はこれでした。

「いっていい?もう」

「もう我慢できなくなったっていうの?」

「だって義姉さんのおまんこって」

 ここでわざとそのおまんこをぎゅっ、って締め付けてやりました。意地悪でこうしてやったのです。

「あっ・・・・・・」

「私のおまんこがどうだっていうの?」

 何もないような顔でまた言ってやりました。

「何だっていうのよ」

「気持ちいいから。それで」

「いきたいっていうのね」

「うん。いいかな」

「そうね。いってもいいわ」

 私はまた傲然とした態度で言ってやりました。主導権はここでも私のものでした。

「私の中でね。いきなさいよ」

「えっ・・・・・・」

 今の私の言葉にびっくりした顔になるY君でした。私の中でいっていいって言われて。けれど私は本気でした。本当にとことんまでやるつもりでしたから。膣出し位もう何てこともありませんでした。





『S・Kさんの場合24』





「けれど義姉さんそれって」

 流石に戸惑うY君の顔でした。その声も一緒に戸惑っているのがわかります。それがどうしてなのかも勿論わかっていました。

「そんなことしたら」

「いいって言ってるのよ」

 それでも私は強気を崩しません。それはあえてでした。

「私がいいって言ってるのよ」

「それじゃあ本当にいいの?」

「そのまま中に出しなさいよ」

 また言ってやりました。

「私の中にね」

「そんなこと言ったら僕本当に」

 その動きが激しくなってきて時折痙攣するようになっていました。それはまさにいきそうな感じでした。このことも感じ取っていました。セックスしていたら相手がそうなったらどうなるのかわからない筈がありませんから。

「いくけれど」

「それで私の中に出すのよ。あんたの精液ね」

 今度はそのものずばりで言ってやりました。

「さあ。今からね」

「義姉さん、じゃあ本当に」

「さあ、いつでもいっていいわよ」

 私は下から自分から腰を振って膣を締め付けてやりました。こうなったらY君を意地でも私の中でいかせてやるつもりでした。そしてこの膣と子宮で彼の精液を受けてやるつもりになっていました。それでどうなるのかもわかっていて。私はそれでも彼に自分の膣の中で出してもらいたくなっていました。もうここまできたらとことんでしたしやっぱり膣出しされるのが一番気持ちいいからです。快楽が完全に私を支配してしまっていてそれに従うことしか考えていないのが私です。だから言ってやったのです。私の膣の中に精液を出して子宮にまで届けろと。はっきりと言ってやったのです。





『S・Kさんの場合25』





「けれど中に出したら義姉さんが」

「いいから出しなさいって言ってるのよ」

 私は完全に開き直ったようにして言ってやりました。弱気になってきているY君に対してそのうえで膣を締めて腰を振り回して彼をいかせるようにいかせるように責めます。私の中でいくようにです。

「これでもいかないの?いきなさいよ」

「あっ、ああ・・・・・・」

 膣を締め上げて三段締めをしてやりました。するとY君は動きを止めて身体をのけぞらしました。気持ちよくなっているのは明らかでした。

「そんなことされたら本当に」

「だからいってるでしょ。私がいっていいって言ってるのよ」

「もう、我慢が」

「さあ、出しなさいよ」

 ここでまた言ってやりました。下から彼を抱き締めながら。

「あんたのその精液ね。それで私を孕ませなさいよ」

「ね、義姉さん・・・・・・」

「産むのは高校卒業して暫くになるから丁度いいわね」

「産むって。まさか」

「あんたの赤ちゃんよ。ほら、出しなさい」

「あっ、義姉さん。もう・・・・・・」

 興奮が高まってその腰のピストンがが激しくなってきました。私も一緒に気持ちよくなって遂に。

「で、出る!」

「い、いっちゃう!」

 彼を強く抱き締めたまま私もいってしまいました。その瞬間に子宮の壁を旦那の弟の精液が激しく打ちました。こうして私は兄嫁でありながら夫の弟を孕みました。

 こうして産まれたのが今の女の子です。旦那は自分そっくりだって言ってますけれど自分の弟の子供とは全く思っていません。Y君とは今も私が完全に主導権を握ってしています。彼は高校生になって逞しくなって性欲も凄いです。このままだと二人目もすぐだと思います。





『S・Kさんの場合ファイナル』





 このS・Kさんという人のことはお話を聞いてそれでメールを頂いてお知り合いになりました。私はこの方とは直接の面識はまだありません。けれどメールでの文章やお写真を拝見させて頂くととても若くてはっきりとした美しさを持っている人です。

 そしてそのお子さんも写真で一緒におられましたがこの子もとても可愛いです。本当のお父さんである義弟さんとのツーショットもありますがその場所は何とベッドの中でした。情事の後で携帯で撮られたとのことです。

 まだ高校生だというのに兄嫁に自分の子供を産ませたこの子も凄いとは思いますがそれ以上に産んであげたS・Kさんもかなりのものです。何しろ自分から産むと仰ったのですから。

 これから二人目も作られるとのことですが是非頑張って欲しいものです。どの方にも言えることですが夫以外の人と不義を結んでそのうえでその子供を産むというのは言葉ではとても言い表せないまでの背徳の悦びがあるとのことです。S・Kさんも¥のその悦びが今回の告白で読者の皆様にもおわかり頂けたと思います。この悦びは人妻でないと絶対に味わえないことです。不倫のさらに果てにある究極の悦びではないでしょうか。

 さて、次の人妻さんもその悦びを知っておられる方です。今度の方は一体どのような方なのか。また御期待下さい。ここを見ておられる御主人の貴方、そして奥様の貴女、貴方の奥様か貴女御自身のことかも知れませんよ。さあ、次回もお楽しみに。





『W・Mさんの場合その1』





 私は今二十九歳です。顔は最後の写真集、檸檬か何かのタイトルだったと思いますがその時の芳本美代子さんみたいだって言われます。背もそんな感じで小柄ですが芳本さんと同じようにスタイルには結構以上に自身があります。髪型も伸ばしてウェーブかけて芳本さんをかなり意識していたりします。

 私は二十五で結婚してそれから団地に住んでいます。この団地にいつもデリバリーでピザを頼んでいます。そのピザのお店の男の子は私より五歳下です。

 私は結婚してすぐにこの団地に入ったのですけれどすぐに同じ団地に住んでいる人達からとても美味しいデリバリーのピザのお店があることを教えてもらいました。それがこのお店だったのです。

 すぐに注文してみてその美味しいことにびっくりでした。それでそれからは時々注文していましたがその届けに来る男の子に気付いたのです。

 結構可愛い顔でした。まだ大学生位で初々しいです。私はピザだけでなくこの男の子も次第に気になるようになっていました。

 主人は知らないですけれど私性欲はかなり強いです。主人と毎日のようにしていてもそれでも一人になるとオナニーせずにはいられない程に淫乱です。学生時代なんかはそれこそ一度に三人も四人も彼氏がいて時間があればセックスをしていました。

 そんな私ですから気になる相手がいればもう迷いません。躊躇もしません。今度来たらその時に、って決めました。それである日そのピザを注文しました。すると案の定その男の子が来たのです。いよいよでした。





『W・Mさんの場合その2』





 私はあえてミニスカートでした。脚には自信があったからです、もっと言えばスタイル全体に自信がありました。それでミニスカートを選んだのです。

 そしてエプロンもつけました。エプロンは人妻だから必ずと思ってです。人妻と何をするのか、まだうぶな相手にあえて教えてあげるつもりでした。

 そのうえでピザを注文しました。後は彼が来るだけです。二十分程度すると家のチャイムが鳴りました。それを今か今かと待っていた私はそのチャイムの音を聞いただけで満面の笑みになりました。

「やっと来たわね」

 この時こうも思いました。男の人がラブホテルなんかで風俗の女の子を呼ぶ時はこうして待ち遠しく思っているのかしらって。こういうことを考えてみると男も女もそうしたところは全く変わらないのかも知れません。本当に。

 うきうきとした気持ちで玄関に向かいました。そうしてそのうえで玄関を開けるとそこには。そのあどけない顔でピザを持っているG君がいたのでした。

「ピザ、お届けに参りました」

「有り難う」

「ソーセージピザですよね」

 次にメニューの確認でした。

「それですよね」

「ええ、そうよ」

 私は玄関でにこりと笑って彼に応えました。そしてそこで。

 そっと彼に近付いてそのうえで後ろの扉を閉めました。その時に一緒に鍵も閉めてしまいました。

 ガチャリ、という音がしました。言うまでもなく鍵がかけられた音です。こうして私はこのG君と家の中に二人きりになりました。もう邪魔をする人は誰もいません。何もかもが私の思うままになったのです。





『W・Mさんの場合その3』





「えっ、鍵!?」

「それでG君」

 急に後ろの鍵が閉まって驚く彼の隙を突きました。まずは隙を作ってそこに突きいる。何か武芸みたいですけれど私は今それを無意識のうちにしました。

 そうして勢いに乗って。そのうえでまた彼に言うのでした。

「ソーセージピザよね」

「はい、そうですけれど」

「サービスあったって聞いたけれど」

 こう彼に言ってあげるのでした。

「確かサービスが」

「サービスっていいますと」

 その言葉を聞いたG君はきょとんとした顔になりました。こうして呆気に取られている相手を次第にこっちのペースに入れていくのも。私は無意識のうちにしていました。思えば私こうした才能があるのかも知れません。

「ソーセージもう一本。追加してくれるのよね」

「もう一本ですか?」

「そうよ。ほら」

 ピザを手に取って玄関の横の靴棚の上に置いてそのうえで彼の前に跪いて。そのうえでそのズボンの前をさすって言ってあげるのでした。

「ソーセージもう一本。サービスしてもらうわ」

「奥さん。まさか」

「いいわよね」

 上目遣いに見上げながら尋ねてあげました。もう私はこのまま一気に攻めるつもりでした。G君は呆気に取られたまま私のするがまま、為されるがままになってしまっていました。もう完全に私のペースで話を進めることができました。さすっているそのうちにそのソーセージは大きくなっていきます。その大きくなったソーセージは私が普段食べている旦那のものよりも大きくてずっと硬くておまけに太そうだとわかって。もう私はそれだけでこれからのことが楽しみで仕方がありませんでした。





『W・Mさんの場合その4』





「あの、その」

「何も心配はいらないのよ」

 わざと優しい声を出してそれで言ってあげました。彼が戸惑っているのはわかっているからです。戸惑っている相手にはわざと優しい声をかけてあげてそれでまたこっちの主導権を握る、私は主導権を完全に握り続けてそのうえで話を続けるのでした。

「私に全部任せて」

「奥さんにですか」

「そうよ。任せてくれたらいいから」

 優しい声はそのまま出し続けます。そうやってG君に私が優しい人だと思わせて全てを委ねてくれるようにです。こうした時に年上で、しかも経験豊富な人妻だと相手も非常に頼りにしてくれます。わかっていて、それであえて言ってあげるのです。それもまた駆け引きです。とはいっても私が一方的に罠にかけて弄んでいるのですけれど。

「私にね」

「それじゃあ」

「まずはね」

 言いながら彼のズボンのベルトに手をやります。

「ここでソーセージの味見をさせて」

「味見ですか」

「そうなのよ。玄関でするのは味見よ」

 もうしたくてしたくて仕方のない時は玄関でいきなりしたくなる時もありますけれど今は違いました。玄関では軽くで本番は家の奥でじっくりと、そう考えていました。だからここではフェラチオだけにするつもりでした。けれどそのフェラチオも。G君にとっては一生忘れられない思い出にしてあげるつもりでした。彼の心の中にまで私の、人妻のフェラチオがどんなものなのかずっと刻み込んでやるつもりでした。私は本気でした。





『W・Mさんの場合その5』





 ズボンのベルトを外してチャックも下ろしてそれから膝まで脱がしてあげました。そうしてそこにあったのは灰色のブリーフでした。

「ブリーフなのね」

「・・・・・・はい」

 G君は気恥ずかしそうに私に対して答えました。

「それでその。ブリーフは」

「面白いことになりそうね」

 申し訳なさそうに言う彼に対してにこりとした声で言ってあげました。

「ブリーフなんて」

「ブリーフでいいんですか?」

「正直言ってトランクスならがっかりしていたわ」

 こうも言ってあげました。

「だって。あれができないから」

「あれって?」

「フェラチオよ」

 家の中には私達の他には誰もいないから言える言葉でした。わざと彼に聞こえるようにはっきりとした声で告げてあげたのです。

「フェラチオができないから。ブリーフでよかったわ」

「けれどフェラチオって」

 G君は私の言葉に戸惑いながら尋ねてきました。

「あの、あれをしゃぶるんですよね」

「そうよ。おちんちんよ」

 またはっきりと言ってあげました。言ってあげながら右手で彼のブリーフの前を愛撫しはじめました。手に触れるだけでその勃起している形がはっきりと浮かび上がってきます。私の愛撫と誘いに興奮して勃起しているそれを見ているだけでもう興奮して仕方がありませんでした。

「しゃぶるのよ。咥えたり舐めたり頬張ったりして」

「それで何でブリーフと関係が」

「こうするのよ」

 言いながらでした。彼のそのブリーフの中の強張りに顔を近付けて。そのうえでそのフェラチオをはじめてあげるのでした。





『W・Mさんの場合その6』





「あっ・・・・・・」

「ふむっ、んっ、あぶっ・・・・・・」

 いきなりブリーフの上から本当にねぶられだし咥えられたG君は驚いていました。その顔で私を見下ろしてきていることもはっきりと感じていました。その視線を。

「これがその」

「そうよ。フェラチオは一つじゃないから」

 一旦手を放して右手を強張りの上に添えて優しく小さく愛撫してあげながら舌の先端だけで強張りの先にある亀頭のところを丹念に舐め回してあげながら言ってあげました。

「こういうのもあるのよ」

「まさかブリーフの上からこんな」

「どう?気持ちいい?」

 今度は竿のところに舌を這わせます。そうしながら次は咥えて優しく噛んであげたり中で舐ったりちゅっちゅっとキスをしてあげたりします。

「こういったフェラチオって」

「ええ。何か夢みたいで」

「けれど夢じゃないのよ」

 こうも彼に言ってあげます。

「本当のことなのよ、これは」

「本当ですか」

「ええ。だからね」

 ここでブリーフの上からフェラチオしてあげるのは止めました。これはあくまで前振りですから。前振りだけで彼をいかせるつもりはありませんでした。フェラチオにしろやっぱり本当ので彼をいかせてあげたかったです。

 だから今度はブリーフを太股のところまで脱がせてあげました。それから彼のそり立つおちんちんを直接頬張ってあげました。彼の前に跪いたまま一気に喉の奥まで頬張って入れてあげたのでした。





『W・Mさんの場合その7』





 ブリーフを脱がしてあげてからが本番でした。そのお臍の上にまで達しそうな程大きくてそのうえ反り返っているおちんちんを見てしまってまずは思わず息を飲んでしまいました。

「大きいわね」

「そうですか?」

「大きいだけじゃなくて」

 ほう、とした溜息までついてしまいました。本当に。

「こんなに勢いよく勃起して」

「そんなに凄いんですか」

「若いっていいわ」

 うっとりしたその声でおちんちんを握り締めるとでした。もう熱さが全然違いました。それに硬さも。主人のものとは何もかもが比べ物になりません。

「こんなに立派なソーセージ持って」

「奥さん、じゃあこのソーセージを」

「食べさせて」

 またうっとりとした声を出してしまいました。

「このソーセージ。私に」

「はい。それじゃあ」

「ふう・・・・・・んんっ」

 思わずむせびながらそのおちんちんを一気に咥え込みました。するとそれだけで私のお口の中が燃えてしまいそうでした。鉄の様に硬くてそのうえ火みたいに熱いそのおちんちん。匂いもと精液の匂いをぷんぷんさせて。男の子そのもののおちんちんを今お家の玄関で咥えたのでした。咥えただけでパンツの奥にじわっときたものを感じてしまいました。もうそれだけで私は感じてしまっていました。

 それで頬張って舌も使って吸い込んでピストンまでしてあげました。こんなのはまだ序の口のつもりでした。けれどG君には多少以上に刺激が強過ぎたみたいで。そういうことをしてあげただけで瞬間的に喘いでこう言って顔をのけぞらせてしまったのでした。

「ああっ!」

 それでもういっちゃいました。私のお口の中に白濁した精液をぶちまけてきます。それもとても熱くて濃くてしかも多くて。忽ちのうちの私のお口の中に満ちてしまいました。





『W・Mさんの場合その8』





 その精液を私は喉の奥で受けます。けれど吐き出すつもりはありませんでした。

 彼が放出するその間ずっと目を閉じて受け止めてあげました。おちんちんを頬張ったまま射精するに任せたのです。

 そしてそれが終わってからです。ごくっ、ごくっと喉を鳴らして飲んであげました。熱くて濃くてまるでゼリーみたいなそれを。喉の奥に絡まって食道をゆっくりと伝い落ちていくのを感じながら飲んでいくのでした。

 全て飲み終えてからでした。まだお口の中に残っているものをそれこそ唇と歯の間まで舐め取ってそのうえでまた飲み込みながら。お口の中で暴れまわる精子のいがいがとした感触も味わいながらそのうえでG君を上目遣いで見上げてあげたのでした。

 そうしてそれから。こう言ってあげました。

「出したわね」

「はい・・・・・・」

「精液。美味しかったわ」

 にこりと笑って言ってあげました。

「とてもね」

「そんなに美味しかったんですか」

「濃かったし」

 とにかくそれが印象に残ったんです。だって主人の精液はもう薄くなっていますから。若い子の精液を本当にわかりましたから。

「それに多かったし味もよかったわ」

「そんなにですか」

「ええ。だからね」

 ここで立ち上がって。そのにこりとした笑顔のまま彼に言うのでした。

「来てお家の中にね」

「・・・・・・はい」

 こうして彼をお家の中に案内してあげました。リビングのところまで来て。それからいよいよ本番に入るのでした。





『W・Mさんの場合その9』





 リビングに案内してからまずは二人並んでソファーに座りました。G君はズボンをはきなおしていましたけれどそんなのはもうどうでもよかったです。

「じゃあわかってるわよね」

「はい、これから」

「・・・・・・来て」

 わざとゆっくり、そして熱い吐息も含ませて小声で彼に告げました。

「私を犯して。そのおちんちんでね」

「奥さんを犯すって」

「いいのよ。犯しても」

 こう言ってわざと誘うのでした。G君が興奮してしまうように。

「私をね。人妻をレイプしていいのよ」

「人妻をレイプって」

「だって。私が誘ったんだし。今は二人きりで誰にもわからないから」

「いいんですか」

「そうよ。どうするの?」

 また彼に尋ねてあげました。これで動かなかったら逆に私の方から襲いかかって私自身がG君をレイプするつもりでした。実は男の子をレイプするのって今までしたことがなくて一度したいとも思っていたのです。

 そう考えていたのですがここでG君は。意を決した顔になって私にその顔を向けて。こう言ってきたのでした。

「奥さん、じゃあ」

「どうするの?」

「します」

 こう言ってきました。その必死になっている顔で。

「いいですよね」

「ええ。それじゃあ」

 私の方から彼を両手で抱き締め手あげました。そのうえで囁きます。またこの言葉を。

「来て。しましょう」

「はい」

 彼はそのまま私の上に覆い被さってきます。私はそれに合わせて彼を抱き締めたままソファーに寝ていきます。フェラチオから本当にすぐでした。主人ではいかないこの元気さ、若い子のよさを心から楽しんでもいました。





『W・Mさんの場合その10』





「奥さん・・・・・・」

 私をソファーの上に押し倒す形になってから最初に言ってきたのはこの言葉でした。

「じゃあ今から」

「どうするの?するの?」

「キス。いいですか?」

 最初はこれだという。何か王道な流れでした。

「キスして」

「キスね。いいわよ」

 私は楽しげに笑って彼に応えてあげました。

「好きなようにして。唇でね」

「はい。それじゃあ」

 私がいいっていうとすぐに唇を近づけてきました。そうしてその唇と唇を重ね合わせます。

 舌は私の方から入れてあげました。彼のお口の中でじっくりと絡め合わせます。

 やがて彼も私の口の中に自分の舌を入れてきてそのうえで私のお口の中でも舌を絡め合わせます。まだ童貞の筈なのに舌の使い方は上手でした。

 唇を離してもお口の周りを嘗め回してきます。それで唾液も零れてきました。

 唾液は私のお口の中に入っていきます。それが数滴入るとごくり、と飲んであげました。G君の方も私のその仕草を見ていました。

「唾液も飲んでくれるんですね」

「そうよ。つば、美味しいわ」

 彼の顔を下から見ながらの言葉でした。

「それにキス上手いのね。この調子よ」

「有り難うございます。じゃあ」

「さあ、後はね」

 彼をリードするように言ってあげました。

「私の身体弄んでいいから。好きにしてみて」

「わかりました。それじゃあ」

 G君は私の言葉に頷いてくれて今度は上着を脱がしてきました。そして私の白いブラを取っておっぱいをその両手で揉んできました。少したどたどしくてそれでいて乱暴な感じで。その荒々しい動きに私はまた感じてきたのでした。





『W・Mさんの場合その11』





 揉んでくるだけではありませんでした。そのまま私のおっぱいを激しく吸ってきます。あんまり強く吸うんで乳首が痛くなりそうです。

「あっ、こんな吸い方って」

 ついつい声に出して言ってしまいました。もう顔が喜んでしまっているのが自分でもわかります。そこまで感じていました。

「いいわ、凄くいいわ」

「そんなにいいですか?」

「最高よ。もっと吸って」

 ブラジャーは中途半端に外されていて上着ははだけさせたままでした。本当に犯されているような姿で今こうしておっぱいを吸われて。感じない筈がありませんでした。実はわたしSなのですけれどMの気もあるんです。それでレイプされているみたいに吸われてついつい感じてしまっていたんです。

 その感じている私のさらに下におりてきてスカートの中に頭を突っ込んできました。そうhして何をしてくるかといいますと。

「えっ、G君パンツの上から?」

「はい、舐めていいですよね」

 スカートは完全にめくりあげられてしまいました。ミニなので脚が露わになってしまっています。その白い私のパンツのおまんこのところに口を当てて。そのうえで尋ねてきたんです。「奥さんのおまんこ。こうやって」

「・・・・・・いいわよ」

 私は優しい笑顔で答えてあげました。自分がすることはされることも好きなのがセックスです。ですから。私はG君にそのままパンツの上から私のおまんこを舐めることを許したのでした。もうこれから起こることにゾクゾクしっぱなしでした。





『W・Mさんの場合その12』





 そのスカートをまくしあげられてパンツのそのうえから舐められるのを見ているだけで感じますけれど実際に舐められる感触がまた最高でした。私は自分自身のあられもないその姿も頭の中に思い浮かべながら彼のその舌を受けるのでした。

「そうよ。そこなのよ」

「ここですか」

「ええ。そこがおまんこだから」

 腰を両手でしっかりと掴んできてそのうえで口を寄せて舐めてくれる彼に対して告げるのでした。

「そことお豆。わかるわよね」

「ここですよね」

「そうよ。そこよ」

 舌でつん、と突いてきたので答えてあげました。それもまたかなり感じるものでした。

「そこね。そこも舐めて」

「ええ。それじゃあ」

「気持ちいい・・・・・・」

 はあ、と溜息にも似た喘ぎ声をあげました。

「こうして年下の男の子にパンツの上から舐められるのって」

「そんなに気持ちいいんですか」

「最高よ。最高の愛撫だわ」

 いきそうにもなっていました。本当にそれだけで、です。

「こんなにいいのはじめてよ。もうこのままセックスしてもいい位だわ」

「このままですか」

「けれどまだ駄目よ」

「駄目ですか」

「いかせて」

 その前にいきたかったです。このパンツの上から舐められることだけで。もうそれだけで本当にいってしまいそうでしたし。

「まずはね」

「はい。じゃあ」

 G君は私の言うことを聞いてくれてさらに舐め続けてくれます。快楽の時がそのまま続いていくのでした。





『W・Mさんの場合その13』





 そうやってパンツの上から舐められているうちに快感と興奮が頂点に達しました。そうして遂にそのままいってしまいました。

「ああうっ・・・・・・!!」

 とても人前では言えないようなはしたない声をあげてソファーの上で身体をのけぞらせて。そのうえでいってしまったのでした。

 いった私はまずはそのまま息を整えました。上は胸を完全にはだけさせ下はパンツが完全に見えるまでにミニスカートをめくりあげられてその姿のままで全身に汗をかきながら。そのうえで汗だくになりながら余韻にも浸っていました。

「いっちゃった・・・・・・」

「今のがいったっていうんですか」

「ええ、そうよ」

 何時の間にか私の上に来たG君に対して答えました。その間も息ははあはあとなっていて荒れっぱなしでした。そのうえで私はまた言うのでした。

「いっちゃったわ、今ので」

「今のがいったんですか」

「もうパンツもびしょびしょよ」

 それはG君の唾液だけではありませんでした。いったからに他ならなかったからです。それで私はこう答えたのでした。

「完全に。いっちゃったわ」

「あの、じゃあ僕も」

 けれどG君はここでまた言うのでした。

「いかせてくれますか?奥さんが」

「そうね。もう入れてもいいわよね」

「はい。ですから」

「わかったわ」

 大分落ち着いてきましたのでこう答えてあげました。次はいよいよ本番です。遂にセックスをするその時が来たのです。童貞の子の筆おろしの筈がその子にいかせられてそのうえで。私はこれかも溺れるのでした。その肉欲の宴に。





『W・Mさんの場合その14』





 私は自分からパンツを脱ぎました。G君の唾液だけではなくていった時の私自身の愛液もあってパンツはもうびしゃびしゃでした。本当におもらしをしてしまった時のようになってしまっていました。

 そのパンツを脱いでそれから右手でG君の背中を抱き締めてあげて左手は彼のおちんちんに添えました。そうしてそのうえでゆっくりと導いてあげました。

「このままよ。このままゆっくりとね」

「身体を近付けてですね」

「そうよ。特に腰をね」

 近付けるよう言ってあげました。私のおまんこに彼のおちんちんを導いていきます。

「もって来て。そうよ。このまま」

「ええ。それじゃあ」

 おちんちんは少しずつですが確かに私のおまんこに近付いてきます。私はその近付いてきて入ろうとするおちんちんから目を離しません。離せませんでした。そうしてそのおちんちんが遂に私のおまんこの先に触れたのでした。

 触れるとそのままゆっくりと肉門をこじ開けていきます。今私は主人以外の男の子のおちんちんを主人だけが使っていいそのおまんこの中に入れていくのでした。

 おちんちんはまず亀頭が中に入りました。その熱くて硬いものが私の中に少しだけ入りました。

 そのままおちんちんを入れていきます。亀頭の次は茎です。カリが結構凄くて茎はどうなのかって思いましたけれどそれも凄かったです。主人のものなんかもう比べ物になりません。そのおちんちんを根元まで入れて今完全に彼の童貞を食べてしまったのでした。





『W・Mさんの場合その15』





 彼のおちんちんを食べてしまいましたけれどそれはまだ入れてあげただけでした。童貞を奪っただけで。本番はこれからでした。

 入れたばかりの彼に対して。こう言ってあげました。

「動いて」

「動くんですね」

「そうよ。動き方はわかってるわよね」

「ええ、まあ一応は」

 こう答えてくれたG君でした。やっぱりそうしたことはわかっているみたいです。童貞の子でもそうしたいやらしいことは見聞きしますから。だから知っていて当然なのですけれどここはあえて聞いて彼を自分から動かしてあげることにしたのです。やっぱり正常位ですから相手に動いてもらわないと。そう思ってあえてこう言ってあげたのでした。

「それじゃあ知っているように動いて」

「それでいいんですね。僕が知ってるみたいに」

「そうよ。さあ、早く」

 けれど急かすことは忘れませんでした。自分が早く気持ちよくなりたいからです。快楽を貪りたいという気持ちは確かにありました。

「動いて。好きなようにね」

「それじゃあ」

「あっ、あっ、あっ」

 いきなりピストンをしてきました。私が思っていたよりもずっと動きが鋭くてテクニシャンで。私は思わず声をあげてしまいました。

 感じていました。それで無意識のうちに彼の背中を両手で抱き締めて。そのうえで言うのでした。

「その調子よ。がんがん突いていいから」

「いいんですね。このまま」

「ええ。突いて」

 彼に対して言います。抱き締めたまま。

「気持ちいいから。もっと」

「ええ。それじゃあ」

 G君も私の言葉を受けてさらに動きを鋭く、激しくしてきました。私は童貞の子にいきなり感じさせられていました。





『W・Mさんの場合その16』





「そうよ、そのままよ」

「このままですか」

「そのまま突いて、どんどん突いて」

 私は彼のその激しい動きに突かれる度に脳天にまで達するその快感を受けながら言うのでした。

「突いてくれていいから。容赦しなくていいから」

「容赦って」

「G君の好きなようにしていいから」

 もう理性なんて完全に飛んでいました。ただひたすら快楽を貪りたかくなっていましたし実際にそうしていました。そうして彼の背中にしがみつきその服を強く抱き締めて喘ぎながらこの言葉を出すのでした。はしたないとかそういった気持ちはもう完全に消えてしまっていました。もっともそうした気持ちはそもそも玄関で彼のおちんちんをしゃぶってその精液を飲んだその時からないのですけれど。それでも完全に消えてしまっていました。

「どんどんして。本当に」

「じゃあこうして」

「そうよ。いいわ」

 もう自分でも腰を動かしていました。快楽を貪りたくてそれで無意識のうちに動かしていました。両足を彼の身体に絡め付かせて。私達は二匹の蛇みたいにソファーのうえで絡み合って互いに快楽を貪り合っていました。私だけではなく彼もなのでした。もう完全に共犯になっていました。不倫という罪を共有する。

 その中でやがてG君は。耐えられなくなってきたのかこう言うのでした。

「もう。そろそろ」

「いきそうなのね」

「・・・・・・はい」

 実際にその声が危うくなってきていました。本当に彼はクライマックスを迎えようとしていました。そしてそれは私も同じでした。





『W・Mさんの場合その17』





 もう限界でした、本当に。

 私は絶頂を迎えようとする中でG君の身体にしがみついて。それで言いました。

「中よ」

「中ですか」

「中で出していいから」

 こう彼に言ってあげるのでした。

「だからいって。出せるだけ出していいから」

「本当にいいんですか?奥さんの中で」

「いいのよ。出して」

 あくまで出すように言います。それが一番気持ちがいいってわかっているからです。だからこそです。

「御願いだから」

「じゃあ今から」

「それでね。一緒にね」

 このことも言い忘れませんでした。絶対に。

 それで彼の激しい動きに自分もしがみつきながら腰を動かして彼をいかせにかかりました。当然その中で私自身も楽しんでます。そうして遂に。でした。

「あっ・・・・・・」

「ああっ・・・・・・」

 まさに二人同時にでした。

 絶頂に達しました。それで。

「はうう!いく、いっちゃう~~~~~っ!!」

「お、奥さん!」

「G君!」

 二人同時にいきました。その瞬間にG君の熱い精液が私の子宮を激しく打ちつけてきたのでした。





『W・Mさんの場合その18』





 子宮に夥しい量の若い精液を放たれた私は頭の中が真っ白になってしまいました。それで白目を剥いて絶頂に達してそれからでした。我に返ったのは。

 まずは己の淫らな姿に気付きます。そしてその私の上に覆い被さっているG君も。彼もいってしまって放心しているのがよくわかりました。

 私はその彼に人妻の、年上の女の人としての余裕を見せて。優しく言ってあげました。

「気持ちよかった?」

「・・・・・・はい」

 彼は汗だくの顔で私に答えてきました。勿論私も全身汗だらけで髪の毛も服も汗で身体にびっしょりと付いて透けてさえいました。

「とてもです」

「そう。よかったわ」

 それを聞いて満足した私は。彼にこう言ってあげました。

「これからはね。出前以外でも来ていいからね。主人がいない時に」

「ええ、それじゃあ」

 言いながらまた彼のおちんちんが元気になってきました。すると私は。

 今度はバックでせがむのでした。こうしてこの日はそれこそ私が完全に腰が抜けそうになるまで濃厚なセックスを楽しんだのでした。

 それがはじまりで私達は何度も何度も団地や時にはデートをしてラブホテルで肌を重ね合いました。そうしてできたのが今一緒にいる二歳の女の子です。

 主人は自分の子供だと思っていますけれど違います。G君の赤ちゃんです。そしてこれからも彼との関係は続けるつもりなのでやがて二人目も。それでもう正社員となった彼とまた会うつもりです。二人目の赤ちゃんを妊娠させてもらう為に。浮気って最高に気持ちいいものだってわかりました。





『W・Mさんの場合そのファイナル』





 W・Hさんのお話は人に紹介されてそのうえで知ったことです。御本人とは御会いしてもいます。やっぱりとても奇麗で物静かそうな奥様です。けれど御会いしたその時は丁度情事の直後で。とても艶かしいお姿で私の前に出て来てくれました。服は着ていますが顔は紅く染まって汗をかかれて。お相手のG君ともそこで御会いしました。

 何でも彼とのセックスが今では一番だそうです。御主人とするのが一回なら彼とは十回、それだけの違いが出てしまっているとかです。

 つまり今ではG君が本当の御主人みたいです。彼は人妻を完全に寝取ったというわけです。まだ若いというのにそれは見事なものだと思いました。

 W・Hさんは離婚はされないそうですがこれからも御主人には内緒でG君の赤ちゃんを産み続けるそうです。W・Hさんのそのお心を知って私も熱いものを感じざるを得ませんでした。

 私が帰ってからメールが来ましたがこの人とG君の情事の場面がそのまま写メールで来ました。フェラチオをされていたり騎乗位で跨っていたり。お風呂でセックスしている場面なんかもう防水したうえで実況でした。本当に不倫を楽しんでいるんだってわかりました。

 膣から精液が滴り落ちている場面が特にでした。私もそそられて仕方ありませんでした。多分これでまた妊娠されたのではないかと思います。実際に今は二人目も出産されました。やっぱりG君との間のお子さんです。

 さて、続いての人妻さんもやはり不倫の結果お子さんを出産されています。今度の方はどういった方か、またご期待下さい。それにしても不倫をされている奥様は本当に多いです。その結果御主人のお子さんではないお子さんも大勢おられます。世の中とはそういうものなのですね。





『B・Cさんの場合その1』





 私は学校の先生をしています。小柄ですけれど胸があってさとう珠緒さんにそっくりだって言われています。主人とは職場で知り合ってすぐに結婚しました。二十五で結婚して一年目のことでした。

 私は商業高校の先生をしていました。商業高校は女の子が多いので男の子は誰でももてもてです。そんな中なので恋愛もかなり自由です。

 私の学生時代は勉強ばかりだったのでそんな生徒達が羨ましかったです。けれどある時自分の下駄箱にあるものが入っているのを見つけました。

 何とそれはラブレターでした。古典的ですけれど。それを見て私は最初悪戯かと思いましたけれど一応その中身を見てみることにしました。そこには会って欲しい場所や時間まではっきりと書かれていました。

 時間は放課後で場所は体育館の倉庫の中でした。そこで会って欲しいというのです。

 私は最初信じませんでした。けれど一応手紙は置いておいてそのまま学校の日常に入りました。そのまま部活の顧問もしました。

 私はバレーボール部の顧問です。その時誰にも内緒ですけれどジャージの下に学生時代のブルマをいつも穿くようにしています。ブルマが学生時代からずっと練習の時には穿いていて穿くと気合いが入るからです。ですからこの時も白いシャツと赤いジャージの下にその懐かしい黒ブルマを穿いていました。

 そうして練習が終わって誰もいなくなった体育館の事務室で仕事をしてから帰ろうと思いました。その時に体育館に男の子が一人入ってきたのが見えました。





『B・Cさんの場合その2』





 その子を見てすぐにわかりました。私の下駄箱にラブレターを入れたのは誰か、もう考えるまでもありませんでした。何しろ誰もいなくなった体育館の倉庫に一人です。私はそれを見てこっそりと体育館の扉を閉めました。そうしてそのうえで誰も入ってこられなくなったその体育館の中にある倉庫に向かいました。その彼に会う為です。

 倉庫に行くと二年の男の子でした。私は学校では社会の先生をしています。それで受け持っているクラスにいる子でした。名前は。

「T君じゃない」

「あっ、先生」

「下駄箱の手紙のことだけれど」

「はい、僕です」

 T君は思い詰めたその顔で私に対して言ってきました。

「僕が。その入れました」

「あの手紙のことだけれど」

 私は冷静さを保ちながら彼に対して尋ねます。その前に立って。ただしもう倉庫の扉は閉めています。この学校は女の先生でも当直があって今日はたまたま私でした。それで何の気兼ねもなく彼と話をするのでした。

「本気なのかしら」

「駄目ってわかっています」

 その思い詰めた声でまた言ってきました。

「先生ですし結婚されてますよね」

「そうよ」

 このことははっきりと言ってあげました。その通りですから」

「それでも。僕先生が」

「先生が?」

 彼の話を聞いています。実はもう学校の中も二人しかいないのがわかっているのにそれでも体育館の鍵をかけたのも実は内心期待してのことでした。主人とは御無沙汰になっていましたから。密かに期待するものがあってのことだったのです。この時ここにいたのもです。ブルマーはいつものことでしたけれど。





『B・Cさんの場合その3』





「好きなんです」

 いきなりダイレクトに言ってきました。

「本当に。好きなんです」

「私が好きって」

「結婚してますし先生だってわかっています」

 その二つの障壁のことも言ってきたのでした。

「けれどそれでも僕、抑えられなくて」

「それでここで告白したってわけなのね。私に」

「はい・・・・・・」

 私の問い掛けに対してこくり、と頷いてきました。

「そうなんです」

「私なんかの何処がいいのかしら」

 これは殆ど本音でした。私にとってはです。

「おばさんよ。それでもいいの?」

「おばさんじゃないです。先生とても奇麗じゃないですか」

 するとT君は真剣そのものの顔で私に言ってきました。

「とても。ですから」

「私と付き合いたいの?」

「そうなんです。駄目ですか?」

 本当に一直線でした。聞いている私の方が恥ずかしくなってくるような。ここまで真面目で一直線な告白は他人事でも聞いたことがありません。

「僕と。その」

 その真剣な面持ちと言葉を聞いているとでした。私も考えが変わってきました。というより最初からまんざらではなくてそれを出してきただけですけれど彼に応えることにしたのでした。





『B・Cさんの場合その4』





 T君の言葉は続きます。そうしてさらに言ってきました。

「付き合ってくれませんか?」

「公にはできないわよ」

 私はあえて断る言葉は出しませんでした。

「言っておくけれど」

「公にはって」

「表にはできないわよ」

 そして今度はこう言ってあげたのでした。これも計算しての言葉です。

「絶対に。誰にも言えないわよ」

「誰にもですか」

「そうよ。二人だけの秘密」

 三番目の言葉でした。こうしてT君を徐々に暗示にかけていきます。私は全てわかったうえで彼に対して言っていきました。

「二人だけのね。いいかしら」

「えっ、つまり」

「今ここにいるのは二人だけよ」

 笑みを作りました。優しくてそれでいて包容力のある笑みを。年上の女の人っていうことと教師であること。人妻であることの三つを意識しての笑みです。

「二人だけだから。学校の中でも」

「じゃあ。先生」

「内緒よ」

 彼にまた言ってあげました。

「いいわね。誰にも内緒のことよ。いいわね」

「はい。それじゃあ」

「いいわ」

 こうして彼の告白を受け止めてあげました。そうしてそれからはじめるのでした。





『B・Cさんの場合その5』





 T君の告白を受けてからです。今度は私から彼に言ってあげました。

「それでだけれどね」

「僕と付き合ってくれるんですよね」

「そうよ。ただし内緒よ」

「はい、それはわかってます」

 これはもうこの子もわかってくれていました。やっぱり人妻で教師です。そんな私と付き合っていることが公になればそれこそ大変ですから。

「絶対に誰にも言いません」

「わかったわ。それじゃね」

 彼のその言葉を聞いて。それからまた言いました。

「今ここに二人きりよ」

「ここにですか」

「そうよ。後で校門を閉めるけれど」

 それでも二人きりです。学校にいるのは。

「だからね。何をしても誰にも見られることはないのよ」

「誰にもですか」

「私達もう付き合ってるのよ」

 ここまで話したうえでまた言ってあげました。

「だったら」

「だったら?」

 はじまりでした。私と彼との時間が。内心そのことが嬉しくて仕方がありませんでした。はっきりと欲情しているのを感じていました。





『B・Cさんの場合その6』





 まずはです。私の方から彼に近付いて。そっと耳元で囁いてあげました。

「ねえ」

「はい?」

「付きあってるから」

 このことは何度も言ってあげました。彼への暗示です。

「したい?」

「えっ、したいって」

「だから。今二人きりよ」

 目元や口元だけでなく言葉もくすりと笑ってみせての今の言葉です。

「二人きりだから。わかるでしょ」

「けれど。そんな」

「いいのよ」

 彼が逃げようとするのは先に逃げ道を塞いでおきました。そうしてそのうえで彼をじっくりと落とすことにしました。

「だからね。しましょう」

「あの、キスですか」

「馬鹿ね、それだけじゃないわよ」

 必死に誤魔化そうとするT君にまた言ってあげました。

「だからね。マットもあるし」

「はい」

 言っている側から足元にあるそのマットを敷きました。そうしてジャージを脱いで学生時代からはいている黒ブルマーを見せてあげました。その脚も。

「わかるわね」

「・・・・・・はい」

 今度のT君の頷きは違いました。これから起こることを全て受け入れる、そうした頷きでした。いよいよ彼と私の肉の宴がはじまるのでした。





『B・Cさんの場合その7』





 私のブルマー姿を見たT君は。まずはどぎまぎとした顔になりました。ちなみに上は白いティーシャツです。下はブルマーと白ソックス、それにシューズという格好です。

「あの、ブルマーって」

「バレーボールやってたから。今でもこっそりはいてるのよ」

「そうだったんですか」

「どう?似合うかしら」

 そのブルマー姿をわざと見せながら彼に尋ねます。

「これ。どうかしら」

「似合うっていうか」

 言っている彼はもうズボンの前にテントを作っていました。それもはっきりとわかりました。けれど今はそれを口に出しませんでした。

「何か。見ただけで」

「見ただけで?」

「いえ、何もありません」

 そこから先は何とか我慢したって感じでした。けれどズボンの前はそのままです。

「何もありませんから」

「そうなの」

「はい、それで」

「いい?」

 我慢するのは勿論許してあげません。それならです。私から動いてあげました。そのうえで彼に囁くのでした。

「これから。先生に任せて」

「先生にですか」

「二人だけの秘密よ」

 こう言ってT君を自分から抱き締めてあげました。小柄な私のお腹に彼のものが勢いよく当たっていました。





『B・Cさんの場合その8』





 それが当たっているのがわかっただけで充分でした。私もスイッチが入ってしまいました。もう私自身にも止めることはできませんでした。

「じゃあまずは」

「まずは?」

「寝て」

 こう言いました。

「マットの上にね。寝て」

「仰向けにですね」

「そうよ。仰向けに寝てくれたらいいから」

 優しい声で言ってあげました。全ては私がリードする為です。けれどここでこうも彼に尋ねたのです。

「経験はあるわよね」

「ええ、まあ」

 T君は正直に答えてくれました。実際のところこういった状況でも結構落ち着きが見られますから。経験はあるのは何となく察していました。

「一度だけですけれど。中三の時に同級生と」

「そうなの。じゃあ全部わかってるわよね」

「とりあえず。一応は、ですけれど」

「わかったわ。じゃあ私も」

 経験があるならです。教えてあげる必要もありません。私も充分に楽しめます。童貞の子に教えてあげるっていうのも楽しそうですけれど。今は私は純粋に不倫という許されない甘い罪を貪ることにしました。人妻として、教師としてです。

 それで彼を仰向けに寝かせてすぐにその上に跨りました。ブルマーのままで。その股間の強張りのところにおまんこの場所を重ね合わせてです。それだけで硬さと熱さを感じました。





『B・Cさんの場合その9』





 T君の腰のところに跨って服を着たうえで騎乗位の形になって。私はそのうえで彼を見下ろしながら尋ねるのでした。

「上になりたいの?それともこのまま?」

「上になるのが好きなんですけれど」

「あら、一回しか経験ないのにそう言えるの」

 それが微妙におかしくて思わず笑ってしまいました。

「ませてるじゃない」

「だって何かそっちがしたくて」

 だからだというのでした。

「駄目ですか?上になったら」

「ふふふ、いいわよ」

 私もどちらかというと正常位の方が好きでしたから。けれど一番好きなのはバックです。後ろからがんがん動物みたいに犯されるあの快感が好きなんです。

「それでもね。じゃあ私が下になるわね」

 言いながらでした。身体を前に倒します。

 そのうえで密着してから。耳元で囁きました。

「このままひっくり返って」

「このままですね」

「そうよ、このままね」

 こう言って彼に動くように言いました。それで横に回転してです。そうやって位置を変えたのでした。





『B・Cさんの場合その10』





 正常位になるとでした。T君は急に積極的になって。荒々しい動作で自分の服を脱ぎはじめました。

 すぐに上着を脱いで痩せていますけれど引き締まった上半身を見せてきました。私は今からこの若々しい身体に抱かれるんだって思うとそれだけで微笑んでしまいました。

 それからズボンです。出て来たのはライトブルーのブリーフでした。私はそのブリーフを見てふと彼に言ってきました。

「ねえ」

「はい?」

「口でされたことはないわよね」

 このことを尋ねたのでした。

「お口でされたこと。あるかしら」

「それはちょっと」

 少ししょげたようにして答えてきました。

「ないです」

「そうだったら下着はまず脱がないで」

 ブリーフはそのままに、と言ったのでした。

「それでね。してあげる」

 言いながら起き上がってまずは彼を抱いて唇と唇を重ね合わせました。それと一緒に目をゆっくりと閉じます。

 やっぱり最初はキスでした。ディープキスです。彼の首に手をやって抱いてから舌と舌を絡め合わせました。そのブリーフ一枚の彼とブルマー姿で膝を立てて半分立ちながら向かい合ってでした。





『B・Cさんの場合その11』





 キスを暫く楽しみました。私は小柄で彼は背が高いから背伸びしながらでそれがしんどかったですがそれでもしました。それから私は彼の身体の上から下に舌を這わせるのでした。

 喉や乳首も舐めてあげてお臍にも舌を入れて。そうして念入りに舐めて手も使ってそれで愛撫してあげます。

 それで彼を気持ちよくさせてからです。ブリーフの前に四つんばいになります。けれどそのブリーフを下ろそうと彼が動いてきたところで言いました。

「駄目よ」

「駄目って?」

「脱いだら駄目よ」

 微笑んでこう言ってあげました。

「ブリーフは私が脱がせてあげるから。それに」

「それに?」

「さっきも言ったでしょ。変わったフェラチオしてあげるって」

 これから自分がすることを考えてそれがとても楽しくて出した言葉でした。

「だから。まだね」

「先生が脱がしてくれるんですね」

「その時になったらね」

 言いながらでした。そのおちんちんの膨らみを右手で愛撫しはじめました。ブリーフのすべすべとした感触が手に伝わってきました。





『B・Cさんの場合その12』





 ブリーフなんでもうもっこりしたのがはっきりとわかります。これはトランクスでは絶対にないことです。私はこのことに密かに喜ぶものも感じていました。このブリーフの強張りがとてもいやらしいからです。

 両手でさすって握って愛撫してそれから。口を近づけます。そうしてからまずは先端の亀頭のところを頬張りました。

「んっ・・・・・・」

 両手も添えて目を閉じて。そのうえで先端の頬張った部分を舌でちろちろと攻めてあげます。すると頭の上からT君の熱い吐息の音が聞こえてきました。

「あっ、これが・・・・・・」

 やっぱりこうしたフェラチオの経験はありませんでした。私も主人はトランクスなので実際にやってみたのははじめてです。けれどブリーフのざらざらした感触がこれまた興奮します。すべすべしているのにそれでいてざらざらして。しかもそこからおちんちんの熱いものを口の中に感じるのです。もう最高でした。

 亀頭だけでなく竿もしゃぶってあげます。袋の辺りもお口に含んであげました。キスも何回も軽くしてあげます。そうしているうちにT君のブリーフは私の涎でびしょびしょになってきました。いよいよです。

「じゃあ」

「脱がしてくれるんですね」

「満足したかしら」

 ブリーフのゴムのところに手をかけながらT君に尋ねました。すると彼はこう答えてくれたのでした。





『B・Cさんの場合その13』





「凄くよかったです」

「ふふふ、お世辞かしら」

「いえ、お世辞じゃなくて」

 それを否定したうえでの言葉でした。私もブリーフをずり下げるところで手を止めてそのうえで話を聞いています。目は上目遣いをあえてしてです。

「本当に凄く気持ちよかったです」

「こういったフェラチオもあるのよ」

 私もまたT君にこのことを教えてあげました。

「覚えておいてね」

「はい」

「それじゃあ」

「今度は本物のですか」

「生でしてあげるわ」

 視線をブリーフの強張りに戻してです。自分でも興奮してきているのがわかります。頬も上気してきていてどうにもならない程に身体が熱くなってきています。

「おちんちん、しゃぶってあげる」

「・・・・・・御願いします」

 T君もその声が興奮してきていました。

「是非」

「ええ。じゃあ」

 いよいよブリーフを脱がせてあげました。するとそこからおちんちんが勢いよく出て来ました。

 お臍まで届きそうな位反り返っていてしかも大きいです。私はその若くて勢いのあるおちんちんを見て。もう欲情で目が眩みそうになってしまいました。





『B・Cさんの場合その14』





「凄い・・・・・・」

 私はその反り返ったT君のおちんちんを見て思わず言ってしまいました。

「これが今から私の中に入るのね」

「あの、いきなり入れるんですか?」

「ううん、違うわ」

 彼の今の問いには首を横に振って答えました。

「今ので感じちゃったわよね」

「ええ、それは」

「それでおまんこの中になんか入れたら」

 すぐにいっちゃうことはもう目に見えていました。入れてすぐにいかれたら私にとってもとても残念です。ですからそんな野暮なことはしませんでした。

「だからね。お口でね。いかせてあげるわ」

「本当のフェラチオで、ですか」

「そうよ。それでね」

 両手をそのおちんちんに添えながら言いました。上目遣いになってです。体勢は四つんばいのままでした。

「それで一回いかせてあげるから」

「じゃあそれで御願いします」

「わかったわ。じゃあ」

 ゆっくりと目を閉じてそのおちんちんの先から頬張りました。その熱さは今まで食べたどんなものよりも上でした。頬張っていると思うだけでブルマーの奥が濡れてきて熱くなってきているのがわかりました。





『B・Cさんの場合その15』





 ここで丹念にテクニックを使ってあげました。ただ咥えるだけでなくカリのところに歯をかけてみせたり舌で尿道をなぞってみせたり茎のところにちゅっ、ちゅっってキスして回ってあげたり。睾丸も揉んであげたりお口に含んであげたり。そうしてテクニックを使ってあげると自然に声が荒いものになってしまうT君でした。

「ふう、はあ・・・・・・」

「気持ちいいでしょ」

「これがフェラチオなんですよね」

「そうよ」

 上目遣いに微笑んで言ってあげました。

「これがね。いいでしょ」

「ええ、何かもう」

 その満足そうな声で言ってきました。

「いきそうです」

「ふふふ、じゃあいって」

 そのT君への言葉です。

「いって。お口の中でね」

 そして咥えるとすぐにでした。

「あっ、いくっ!」

 T君は早速絶頂を迎えてきました。そうして私のお口の中にその白くてとても熱いものを放出しました。私はそのねばねばとして濁ったものをお口で受け止めて飲みました。

 喉がゴクリ、と鳴って動くのが自分でもわかりました。けれど一度じゃとても飲み干せず何度も何度も飲みます。それでも彼の射精は続いて。溢れ出た精液が私のお口にまで溢れて。それがとても熱かったです。





『B・Cさんの場合その16』





 熱いだけではなくてお口の中がイガイガして。喉の奥までです。T君の精子が私の口の中で暴れ回って泳ぎ回っているのがわかります。

 お口の中でこうなのですから膣、そして子宮の中ならどうなってしまうか。私はそのことを考えていよいよ本格的に濡れてきました。

 そうしてでした。お口の中に残っている精液を全部舐め取ってそのうえで飲み干してから。あらためてT君に対して言ってあげました。

「美味しかったわ」

「美味しかったんですね」

「そうよ、T君の精液ね」

 このことをです。まずは。

「とても美味しかったわ。だからね」

 そしてこう言ってあげたのです。

「来て。下になるから」

「セックスですか」

「そうよ。今度はお口じゃなくておまんこに出して欲しいの」

 こう言って彼を誘います。

「いいわよね」

「はい、じゃあ」

「来て」

 私はそのまま仰向けになりました。T君がその上に覆い被さってそのうえで。いよいよセックスをするのでした。主人以外の、それとも生徒の子とです。人妻としても教師としてもしてはいけないことをしている、それが余計に私の欲情をかきたてていました。





『B・Cさんの場合その17』





 T君は仰向けになった私に早速覆い被さってきました。もうズボンは脱いでいますのでそれからはすぐになりました。

 まずは私の上着をめくりあげてきました。それで白いブラと胸が露わになりました。彼はそのブラも捲り上げて胸を出させました。

 それを激しく揉みしだきながら乳首を吸ってきました。かなり乱暴な動作です。

「これが先生の胸ですね」

「どうかしら」

「大きいんですね」

 胸も揉んで吸ってきながらの言葉でした。

「とても」

「そうかしら。そんなに大きいかしら」

「大きいですよ。それに」

「それに?」

「柔らかいです」

 揉むのを続けながらの今の言葉でした。

「とても。何かこれで」

「何をしたいのかしら」

「胸でいっていいですか?」

 つまりパイズリを言ってきたのです。

「それを。していいですか?」

 私に言ってきてすぐに腰を胸のところにやってきました。そして私が答えるよりも前に胸と胸の間に挟んできて。それでしごきだしたのでした。





『B・Cさんの場合その18』





 そのしごく勢いは凄いもので。彼は荒い息すら出してきていました。

「はあ、はあ・・・・・・」

「気持ちいいのね」

「これも凄くいいです」

 私のおっぱいが、というのです。

「何かこれでも」

「いきそうなの?」

「いって・・・・・・いいですよね」

 今度は私の顔を見ながらの問いでした。

「先生のおっぱいで」

「ええ、いいわよ」

 こう答えるのは最初から決めていました。

「それじゃあ」

「はい、じゃあ」

 勢いもその息もさらに荒く激しくなってでした。

 彼はまたいっちゃいました。今度は私の胸の中でいきました。

 射精は今度も凄い勢いと量で私のおっぱいだけでなく喉や顔にもかかりました。一回出したとは思えない物凄い量の熱い射精でした。

「いっちゃったのね。今度はおっぱいで」

「はい・・・・・・」

 T君は満足したようでした。けれどすぐにまたその肉棒が復活してきて。私に若い性欲を誇示してきたのでした。





『B・Cさんの場合その19』





 おっぱいでいってもすぐに元気になったT君は。また私に挑みかかってきたのです。この元気さは想定していませんでした。

「先生、じゃあ次は」

「どうするの?」

「どうするのって決まってるじゃないですか」

 笑ってこう言ってきました。

「いよいよですね」

「セックスね」

「はい」

 私の言葉にこくりと頷いてきました。

「入れていいですよね」

「ええ、いいわ」

 私も実はもうフェラチオとおっぱいですっかりスイッチが入っていました。おまんこからおつゆが溢れ出ていてブルマーの中がぐっしょりと濡れているのはわかっていました。当然ブルマーの下に穿いているパンティもです。

「じゃあ」

「脱がしますね」

「ええ、脱がして」

 言うが早いか彼はそのびしょ濡れになっているブルマーに手をかけてきました。そしてここでそのことに気付いたのです。

「濡れてるんですね」

「そうよ」

 しかも湯気まで出て来ています。そこまで私は興奮して熱くなっていたのでした。





『B・Cさんの場合その20』





「したくて仕方ないから」

「セックスを」

「だから脱がして」

 自分から言いました。生徒に対して脱がすように。

「先生のブルマー、早くね」

「ええ。それじゃあ」

 T君はこくりと頷いてから私のブルマーをゆっくりと脱がしてきました。するとそこでまた言ってきたのです。

「ブルマー全体がもう」

「濡れてるの?」

「凄いですよ」

 こう言ってきたのです。

「おつゆがマットまで溢れ出てきていて」

「だからもうしたくて」

 そのせいです。元々おつゆが多く出る体質なんですけれどこの時は余計にでした。とにかくしたくてしたくて仕方がなかったからです。

「仕方ないから」

「じゃあこの中」

「凄いことになってるわよ」

 このことを断っておきました。もう本当に自分でもわかっていました。どれだけ欲情していてそのせいでおつゆが溢れ出ているのか。わかい過ぎる程でした。





『B・Cさんの場合その21』





「もうね」

「凄いことなんですか」

「だから見て」

 自分でも普段は絶対に言わないようなはしたないことを言っているのはわかりました。けれどそれを自覚して余計に興奮しているのも事実でした。もうどうにも止まらなくなってしまっていました。

「ブルマーもパンティも脱がして。それでね」

「じゃあ」

 T君は私に言われるまま脱がしてきました。ブルマーとショーツを一気にです。そしてそこから出て来たのは。

 それを見てT君は。思わずこう言ってきたのでした。

「うわ・・・・・・」

「うわ、なのね」

「ええ、びしょ濡れですね」

 こう私に言ってきました。

「ブルマーもパンティもその中も」

「そうでしょ。もう我慢できなくて」

 ブルマーとショーツは脱がされて片足にかけられました。太股の辺りでねじれて一緒になっています。びしょ濡れになったそれは黒と白のねじれになって私の脚に残ったままになりました。

 そしてT君は私の濡れたおまんこを見るのでした。もうそこからおつゆがどんどん溢れ出てきています。マットをぐしゃぐしゃにして湯気まで出して。それからもまだ出してこれから起こることに期待しているのでした。





『B・Cさんの場合その22』





「だから濡れてこんなになってるのよ」

「それでそこに今から僕のが」

「入れて」

 こう言いました。ここでもです。

「入れて。今から」

「はい、それじゃあ」

「それで気持ちよくなりましょう」

 また言いました。言って彼を誘わずにはいられませんでした。

「二人でね」

「そうですね。じゃあ二人で」

「セックスは二人で気持ちよくなるものだから」

 彼の身体を両手で抱きながら囁いてあげました。

「だから入れて。今からね」

「いきます」

 T君は私の言葉に応えてくれて早速入れてきてくれました。濡れているのでもう何の抵抗もなく入っていきます。

 ズズ、という感じでした。彼のそのおちんちんが私の中に入ってきてです。私は早速その快楽に浸るのでした。

「はあ・・・・・・」

 快楽を感じている声を出してしまいました。もう彼のおちんちんが根元まで入った時。その快楽にいってしまいました。





『B・Cさんの場合その23』





 T君は私の中に入れてくるともうすぐにピストンを開始してきました。その強さも激しさもまさに若いだけあって物凄く二回出しているとは思えないものでした。

 その激しさで私を突いてきます。その度にぐちょぐちょとおまんことおちんちんがお汁を介して触れ合ういやらしい音が部屋に響きます。

 私はその彼の背中に手を回してです。こう言ってあげました。

「そうよ、そのままよ」

「このまま突いていいんですね」

「もっと激しくできるかしら」

 こう彼に尋ねました。

「できるかしら、それは」

「はい、じゃあ」

 それに応えてまた突いてきます。するとです。

 私の子宮にまでおちんちんを当ててきました。実はそこが私の急所で。そこを突かれるともうそれだけでいってしまう程です。

 それでこの時も。私はいってしまいました。

「はうっ、くふううううっ!」

 生徒のその一撃でいきました。身体を思いきりのけぞらせて彼を抱き締めて。そのうえでいったのでした。

 それと共に潮を吹いてしまいました。けれどT君はまだいっていません。そのいった私を驚いた顔で見ながらまだ腰を振ってきます。私は絶頂を迎えてもそれで終わりではなくすぐにまた我に返って彼の責めを受けるのでした。





『B・Cさんの場合その24』





 私がいってしまってもです。T君は動き続けます。その激しさは私がいってもお構いなくで。私を元の世界に戻しもしてくれました。

 いってまたすぐに快感が来る、こんなのははじめてでした。

「いいわ、凄くいいわ」

 その快楽の中で彼にも告げます。

「凄くいいわ、いったわ」

「いったんですか」

「そうよ。だからまたいかせて」

 こう彼に言いました。

「御願い。けれど」

「けれど?」

「その時は一緒によ」

 一緒にいこうと言ってあげました。

「一緒にいきましょう」

「一緒にですか」

「そうよ。それで今度は中に出して」

 この言葉が自然に出て来ました。

「中にね。いいわね」

「それでいいんですか?」

「いいのよ。全部私に任せて」

 彼にしがみついて喘ぎながらの言葉でした。いよいよクライマックスでした。





『B・Cさんの場合その25』





「だから。中に出して」

「わかりました」

 T君も私の言葉に頷いてくれました。

「じゃあ。今から」

「それが気持ちいいから」

 自然と言葉が熱くなってきているのが自分でもわかります。中で出されるというそのことにさらに興奮していることに。

 中で出されたその瞬間にいくことは自分でもわかっていました。わかっているからこそそれを期待していました。そして。

 T君の腰の動きがさらに激しくなってそれででした。彼のおちんちんが私の中で膨張したと思ったその次の瞬間にでした。

「うっ、先生いきます!」

「ええっ、来て!私の中でいって!」

 彼に応えたその次の瞬間にいったのでした。彼は私の中でいきました。忽ちのうちに激しい射精が私の中で起こりました。

 三回目とは思えないまでの熱い精液が私の中で放たれます。一気に私の子宮の壁を打ちつけて衝撃を脳天にまでやってきて。

 私は思わず白目になってしまいました。口から唾液をだらしなく流してそのうえで彼の射精を受けました。

 完全にいってしまいました。頭の中が完全に飛んでしまいました。子宮の中が精液で一杯になって。その中で果てたのでした。





『B・Cさんの場合その26』





 中に出されていくとです。私は絶頂を迎えてです。ほう、とした顔でそのうえで呆然となっていました。

 その呆然とした顔でいるとです。いったT君が私に声をかけてきました。

「先生、いったんですね」

「そうよ」

 まさにそうだと。意識を元に戻しながら答えました。本当に頭の中が少しずつ現実に戻っていく感触を味わいながらの言葉でした。

「いったわ。けれどね」

「けれど?」

「またいきたくなったわ」

 心から出た言葉でした。

「またね」

「またですか」

「まだできるわよね」

 こうT君に尋ねました。

「セックス。できるわよね」

「じゃあまた」

「今日は楽しみましょう」

 微笑んで言ってあげました。

「今日だけじゃなくてこれからもね」

「はい。じゃあ」

 こうして私とT君の内緒の交際がはじまりました。学校生活の間に二人の間に赤ちゃんも作りました。主人の子供ってことになっていますけれど。今は大学生になったT君とノ間に二人目の赤ちゃんがお腹の中にいます。一人目は男の子だったので今度は女の子だったらいいと思っています。





『B・Cさんの場合ファイナル』





 B・Cさんですがこの人のことは人から聞いてそのうえで連絡して頂き知りました。お話を聞いていてこんなこともあるのね、と感心した次第です。

 学校の先生であっても女です。やはり恋はあります。

 それが結婚していたとしてもです。相手もまた然りです。

 B・Cさんは今T君と楽しい不倫の時間を過ごしているそうです。もう毎日みたいに会って情事を楽しんでおられるとか。

 それを考えますと二人目が生まれてからすぐに三人目となるでしょう。不倫の赤ちゃんを三人もです。

 けれどこれは今までお話してきたように普通にあることなのです。何もこの人だけが特別ではないのはもう明らかです。

 そして今度の人妻さんも。

 次回からはじまる人妻さんのお話はです。

 今度もかなり刺激的で私もお話を聞いていて熱くなるのを覚えました。それはもうどうしようもありませんでした。

 そんなお話です。

 さて、どういったものかといいますとまずは次回からはじめさせてもらいますので御期待下さい。

 ただこの人妻さんもかなりの美人さんでしかも淫らな人です。そうして御主人以外の人の赤ちゃんを生まれています。

 それは誰でしょうか。若しかすると貴女のことかも知れませんし今ここを御覧になられている御主人の奥様かも知れません。





『G・Rさんの場合その1』





 私はアパートに住んでいました。その時は新婚でまだ二十四歳でした。今もそう言ってもらいますが顔は昔のアイドル堀川早苗さんに似ていると言ってもらいます。雰囲気なんかもそっくりだそうです。

 その時私と主人が住んでいる隣の部屋に一人の男の子が住んでいました。大学生でいつもぶらぶらとしていました。

 どうも大人しい感じの子で大学にも通っていますがアルバイトも適当にやっていて時間はかなりあるようでした。

 その時私は主人が忙しく殆ど一人でした。おかげで新婚だというのに夜もいつも一人で朝も昼もそうでした。とても寂しい日々を過ごしていました。

 そんな時に隣にそうした暇そうな男の子がいたのです。それでは私がああしたことを思っても不思議ではないと思います。

 それでです。ある日彼に声をかけました。彼の名前はJ君といいます。

「ねえJ君」

「はい?」

 背は高かったです。けれど少しひょろりとした感じの子でした。その朴訥とした顔を私に向けてきたのです。

「何ですか?」

「今時間あるかしら」

 アパートの前で彼を呼び止めて尋ねました。

「あったらだけれど」

「はい」

 ここからはじまったのでした。楽しい時間の過ごし方が。これがはじめてでした。





『G・Rさんの場合その2』





「時間があったらね」

「はい」

「ちょっと。お話したいことがあるの」

 まずはこう微かに言ってあげました。

「お話したいことが。いいかしら」

「お話ですか」

「ええ。それはね」

 ここで少し眉を顰めさせました。それでわざと小声になってみせてそのうえでまた彼に言ってあげました。

「ここではちょっとね」

「お話できなんですか」

「そうなのよ。だからね」

 こう言ってあげて、でした。

「いいかしら。ここじゃなくてね」

「何処でお話しするんですか?」

「来て」

 今度は微笑んでの言葉を言ってあげました。

「ちょっとね。来て」

「来てって何処に」

「それはね」

 こう言って彼を次第に私のペースに乗せていきました。楽しみはゆっくりと味わって、それで徐々に彼を乗せていくのでした。





『G・Rさんの場合その3』





 J君に話しながらです。私はこれからのことを考えていました。彼をどうやってその気にさせようか。それであることを思いついたのです。

 そして思いつくとすぐでした。こう彼に言いました。

「あのね」

「はい。何ですか?」

「今ちょっと面白いことがあって」

「面白いことですか」

「アルバム見つけたのよ」

 くすりと笑ったうえで彼に言ってあげました。

「高校の時のアルバムがね。まだあったのよ」

「アルバムがですか」

「見てみたい?そのアルバム」

 私のアルバムをです。見たいのかどうか彼に誘う笑みで問うてあげたのです。

「今から」

「アルバム、ですか」

「よかったら見せてあげるけれど」

 J君の心が少し動いたのを見てそれでまた言ってあげました。

「どうかしら」

「そうですね。それじゃあ」

 彼もそれに乗ってきました。こうしてまずは釣ることが成功しました。そのうえで彼を私の部屋に入れるのでした。





『G・Rさんの場合その4』





 J君を部屋に入れるとまずはこっそりと部屋の鍵をかけました。彼に気付かれないうちに。そうしてそのうえで彼を居間に入れました。

 それからアルバムを出してきてです。彼にそれを自分から開いて見せてあげました。

「それでね」

「はい」

「これが私なのよ」

 クラスの写真のところで指差して教えてあげました。

「これがなのよ」

「あっ、可愛いですね」

「それでね」

 それを見せてからさらにでした。

「このプールだけれど」

「あっ、奥さんですね」

 水着姿の私に気付いたのでした。プールサイドに立っている私にです。

「奥さんの水着なんですか」

「そうよ。私よ」

 そうだと微笑んで言ってあげました。

「この水着は今は実家にあるけれど」

「そうなんですか」

「けれどね」

 ここで、でした。制服の全身姿が映っているそこを見せてです。J君にこっそり身体を寄せて囁くのでした。





『G・Rさんの場合その5』





「今はね」

「今は?」

「制服はあるのよ」

 こう囁いてあげたのです。

「制服はね」

「ええと、奥さんが着ていたこの制服ですよね」

「そうよ」

 J君に囁き続けました。

「あるのよ。それはね」

「今ここにですか?」

「見たい?」

 横目での言葉です。

「今ここで。見たいかしら」

「ええと、この制服って」

 あらためてアルバムの中の高校時代の私を見て言う彼でした。今ではもう古いですけれど所謂コギャルの格好です。

「これを持ってるんですよね」

「だから見たいのかしら」

 今はちょっと有無を言わせない口調を出しました。

「今から。どうかしら」

「じゃあ」

 J君も乗ってきてくれました。まんまと私のペースに乗ってくれていました。





『G・Rさんの場合その6』





「見せてくれますか?」

「ええ、いいわよ」

 この返答はもう用意していました。にこりとした笑顔も。

「それじゃあね」

「はい、御願いします」

「それならだけれど」

 J君が乗ってくれたのを感じながらさらに言ってあげました。

「御願いがあるの」

「御願い?」

「後ろ向いててくれるかしら」

 こう彼に言ったのでした。

「後ろね」

「ここで着替えるんですか?」

「だってここしかお部屋がないから」

 あるのはわかっていてもです。あえて彼を刺激する為にこう言ってあげました。これも駆け引きのうちです。

「だからね」

「この部屋で」

「後ろ向いてて」

 そうしてわざとこの部屋で着替えるのでした。実はわかっていました。それでも彼が見られるということは。何故なら。





『G・Rさんの場合その7』





 実は部屋に着替え様のガラスを置いていました。しかも彼の方から見える場所にです。つまりJ君が後ろを向いていても私の姿ははっきりと見えます。私はそれに全く気付いていないふりをすればいいだけなのです。

 そして私はそうしました。全く気付いていないふりをして。

 まずは今着ている服を脱ぎました。上着もジーンズも。そうして白いブラとショーツだけの姿になってみました。

 鏡を見るJ君はもうそれだけで興奮しています。私が気付いているとは夢にも思っていません。

 下着姿にすぐになったのもその為です。わざと彼に見せて刺激する為です。若しここで暴発して私に襲い掛かってきてもそれはそれで楽しむつもりでした。

 カーテンも閉めました。もうこれで外からはわかりません。完全に二人だけの空間にしてしまいました。

 そのうえで箪笥を開けてそこからゆっくりと制服を出します。まずはブラウスを着ました。

 上から着たのはショーツを見せる為です。気付かないふりをしながら下のショーツを丸見えの姿になってそれでネクタイもしてみせてセーターも着てです。それからやっとスカートをはきました。

 けれどそれで終わりませんでした。靴下のハイソックスは黒ですけれどそれをわざと座り込んでスカートの奥が見えるようにしてはいて。それで終わりでした。全部気付いていないふりをして着替えました。そうやって彼の興奮を極限まで高めてあげてからいよいよでした。





『G・Rさんの場合その8』





 着替えを全部見せてあげたうえで。言ってあげました。

「いいわよ」

「は、はい」

 J君はかなり戸惑った返事をしてきました。

「できたんですね」

「そうよ。振り向いて」

 こう言ってあげると急いで振り向いてきました。そうして私のコギャル姿をまじまじと見るのでした。

 そうしてです。こう言ってきました。

「うわ・・・・・・」

「どうしたの?」

「凄いですね」

 素直に感嘆の言葉を出してきました。

「可愛いですよ」

「お世辞はいいのよ」

「いえ、本当に」

「そうなの?」

「ええ、本当ですよ」

「そう、よかった」

 彼の言葉を聞きながら隣に座ってあげます。ここでわざと彼に寄って脚も見せて。ここでもさりげなく見せてあげるのでした。





『G・Rさんの場合その9』





「それだったらね」

「それだったら?」

「安心したわ」

 声も笑顔も癒しを意識しました。

「そう言ってもらってね」

「そうなんですか」

「そうよ。だから」

 そっとさらに寄って囁きました。

「もっと見ない?」

「アルバムをですか?」

「アルバムだけじゃなくてね」

 ここで彼の右肩に私の右手を添えてあげました。そして左手は。

 彼の右の太股のところに置いてあげて。またそっと囁いてあげました。

「他の場所とか」

「他の場所って」

「ねえJ君」

 また優しい声をかけてあげました。

「今ね。この部屋にいるのはね」

「この部屋にいるのは」

「私達だけなのよ」

 はっきりとこう言ってあげました。見せてあげるだけじゃなくて言葉でも誘惑をはじめてあげました。そうしてあげるのが凄く気持ちよくなってきていました。





『G・Rさんの場合その10』





「私達だけだし何をしてもわからないのよ」

「何をしても、ですか」

「それに」

 ここでくすりと笑いながら言ってあげました。横目に流してJ君を見ながら。そうして言ってあげた言葉はさっきのことでした。

「見てたでしょ」

「えっ、何をですか!?」

「だから私が着替えている時よ」

 このことをここで、です。あえて言ってあげました。切り札はそうした時にこそ取っておくものだとわかっていたからです。それを切りました。

「見ていたんでしょ?私の下着姿とか裸とか」

「それは」

「これが証拠じゃないの?」

 言いながらです。彼のズボンの前をさすってあげました。そこはもう勢いよく勃起していました。どうしてそうなっているのかは言うまでもありません。

「これが。そうなんでしょ」

「そんなとこ触られたら」

「こんなに大きくしちゃって」

 彼は逃げようとしますが逃がしませんでした。そのまま絡め取ってです。食べてしまうつもりでした。

 もうここまできたら、です。





『G・Rさんの場合その11』





「欲情してるんでしょ、今」

「欲情って」

「そうなんでしょ?したいのよね」

 ただ触るだけじゃありません。それだけで終わらせたら駄目なのはわかっています。丹念にいじって焦らして。ズボンの上からですけれどさすって鷲掴みにして。そうしてJ君のものをじっくりと弄びながら尋ねてあげるのでした。

「私とね」

「それは・・・・・・」

「口では言ってもここは正直なのよ」

 言いながら今度は鷲掴みにしてから少ししごいてあげます。何処までも露骨に責めて彼を本気にさせます。

「ここはね。だから言い逃れはできないわよ」

「じゃあやっぱり」

「どうなの?したいの?」

 J君の目を見て尋ねてあげます。

「私としたいの?人妻と」

「人妻と」

「そうよ。はじめては人妻はどうかしら」

 ここでまた誘惑の言葉を出してあげました。

「年上の人妻とね。どうかしら」

「じゃあ・・・・・・」

 ここで遂に陥落したのでした。後はもう私の思うがままです。





『G・Rさんの場合その12』





「御願い・・・・・・できます?」

「ええ、勿論よ」

 優しい微笑みで答えてあげました。これで決まりです。

 けれどです。私はそれですぐにするってことはありませんでした。こうしたことは何ていってもじっくりと楽しまないと面白くないからです。それでJ君のものをさするその手を動かしました。

 そのズボンのチャックに手をかけてそれで。

「あっ、何を」

「チャック開けてあげるね」

 それをしてあげると言ってあげました。

「今からね」

「それ位僕が」

「いいのよ、任せて」

 言いながらチャックを下ろしてあげてその中に手を入れました。そうして彼のズボンの中でいじりだしたのです。

 下着の感触はすべっとしたものです。木綿の柔らかいその感触から私は彼がはいている下着が何かすぐにわかりました。

「ブリーフなのね」

「ええ、そうなんです。まだ」

「そう、ブリーフなのね」

 ブリーフならできることがあります。主人はトランクスなのでできませんけれど。それが結婚してからはじめてできるとわかって。私は内心とても嬉しかったです。





『G・Rさんの場合その13』





「これはいいわね」

「えっ、いいんですか!?」

「そうよ。凄くいいのよ」

 訳のわからない彼にこう囁いてあげました。その理由もです。

「ブリーフだからね」

「ブリーフだといいことがあるんですか」

「まずはこの感触ね」

「あっ・・・・・・」

 ズボンの中でいじってあげました。右手でいじってあげて左手は彼のJ君のその肩を抱いて動けないようにして。そうしてです。

「ブリーフのこのすべすべした感触が好きなのよ」

「そうだったんですか」

「それに勃起したらすぐに浮き出るし」

 その淫猥さも大好きなんです。本当にブリーフのそうしたところが好きで好きで仕方がありません。私の愛してやまないものです。

「それをさするのが大好きなのよ」

「うう・・・・・・」

「あとはね」

 愛撫を続けて興奮してきた彼にまた囁いてあげます。

「とっておきのテクニックもできるから」

「とっておき?」

 彼にはそれはよくわからないものでした。私はその間にも今度はブリーフの上から勃起したそれを握ってしごいてあげていました。もう既に楽しんでいました。





『G・Rさんの場合その14』





「それは後でね」

「今じゃないんですか」

「その時にしてあげる」

 言いながら右手を少しだけ愛撫から止めてズボンのベルトとチャックを外して下ろしてです。出て来たのは白ブリーフでした。

 そのブリーフの上からまたしつこく愛撫をしてあげながら。J君に対して言ってあげました。

「それで何処でしたいのかしら」

「何処でって」

「ここで?それともお布団敷く?台所でもソファーでもお風呂でも何処でもいいわよ?」

 するのはもう決まっていました。それで楽しげに笑いながら場所を尋ねるのでした。私はもう場所は何処でもよかったです。

「それで何処にするのかしら」

「ここで」

 J君はすぐに答えてきました。

「ここでいいですよね」

「ええ、いいわよ」

 どうやらすぐにしたくなったみたいです。この辺り本当に若いです。しかも童貞ですから当然といえば当然です。

「じゃあここでね」

「御願いします」

 カーテンは閉めていて鍵もかけてあるからこのまま。私は彼を上に寝かせてそれに覆い被さって。情事をはじめるのでした。





『G・Rさんの場合その15』





 はじまりはやっぱりキスからです。それからはじめないと何か違うんじゃないかしらっていうのが私の考えです。それで彼の唇を思いきり吸って舌と舌を絡め合わせました。目を閉じて一心不乱に唇を貪ります。

 それが終わってからです。

 私は目を開けて。J君を見詰めながら尋ねました。

「キス、はじめてだったわよね」

「はい、実は」

「美味しかったわ」

 言いながら自分の唾液を垂らして彼のお口の中に入れてあげました。それからこう言ってあげました。

「私の唾液飲んで」

「・・・・・・はい」

 言われるまま飲んでくれました。彼の喉が動くのを見て満足して笑いました。それからまた言ってあげました。

「これがキスなのよ」

「これがですか」

「そうよ、ファーストキス」

 彼のそのファーストキスであることを本人に強調して告げます。

「とてもよかったわよ」

「有り難うございます」

 まずはキスをしてそれから熱い目で彼の目を見詰めて。私の心はもう完全にセックスの虜になってしまいました。





『G・Rさんの場合その16』





 舌と舌を絡み合わせる濃厚なキスをたっぷりとしました。それを堪能してから口を離して。J君に言ってあげました。

「こんなキスははじめてよね」

「はい、本当に」

「気持ちいいでしょ」

 そのとろんとなってきた目で尋ねました。

「こういうのって」

「ええ、何かしただけで」

「これからもっとよくなるわよ」

 私はまた彼に言いました。

「もっとね」

「じゃあ今度は」

「脱がせてあげる」

 こう言ってあげてその制服のシャツのボタンを一個ずつ外してあげました。そうしてその乳首を舐めてあげて胸をお腹を十本の指で撫で回して。そうして今度は愛撫をしてあげるのでした。

 それから左手で彼のおちんちんをブリーフの上から鷲掴みにしてあげて。しごいてあげました。

「うっ、それは」

「もっともっと気持ちよくなるから」

 ブリーフの上からしごいてあげながら。彼に対して言ってあげるのでした。





『G・Rさんの場合その17』





「もっとね」

「今度は一体何を」

「キスよりも気持ちいいことを教えてあげるわ」

 言いながらJ君の口に唾液を流し込んであげます。舌を出してそれを管みたいにしてそこから唾液を垂らしてあげたのです。

 そうして唾液を飲ませてあげながらゆっくりと下に舐めていってです。今度は両手でブリーフの上からおちんちんも睾丸もしつこいまでに愛撫してあげました。

「あっ、そんなことされたら」

「まだこれからよ」

 激しく感じる彼に言ってあげます。

「これからなのよ」

「まだこれからなんですか」

「見て、さっき言ったブリーフだからできるいいことってね」

「それって一体」

「これなのよ」

 言いながら舌を出してその両手に持ってしごいてあげているブリーフの強張りの先端をアイスキャンデーみたいにちろちろとしてあげました。

 するとそれで彼はもう。声をあげてしまいました。

「あっ、ああっ・・・・・・」

「これもこれからよ」

 私はそんな彼の声を楽しんで聞きながら。さらに責めてあげるのでした。





『G・Rさんの場合その18』





「これからなんだから」

「もっと凄くなるんですか」

「そうよ、ほら」

 こう言ってからJ君のそのおちんちんブリーフの上から頬張ってです。激しく吸ってお口の中でも舐めてあげて。そうして丹念に愛してあげるのでした。彼もこんなことされると思っていなかったみたいでもう喘いでいました。

「こんなことされたらもう」

「駄目よ、今度はね」

「今度は?」

「生でしてあげるから」

 ブリーフを脱がしてあげてです。その元気よく勃起したおちんちんを見ます。主人のよりもずっと元気よく反り返っています。お腹につきそうな程です。

 しかもとても大きいそれをです。一気に喉の奥まで入れました。そのうえでピストンをしてあげました。

 ヌチュ、ヌチュといやらしい音が私の口から漏れます。それがかえって私を刺激してさらに激しい動きにします。

 そうしていると彼も興奮してきて遂に。

「あっ!」

 いってしまいました。私のお口の中にその白く濁ったものをドクッ、ドクッと出します。まずはそうやって最初の射精を受け止めてあげたのでした。そう、それは最初に過ぎませんでした。





人妻さん達の告白 〜あなたのお子さんは大丈夫!?〜


著者

かいときのこ

小説ページ

https://ncode.syosetu.com/n1726g/


初回配信日

2009/02/16

最終更新日

2009/12/25

保存日

2022/07/20






Posted by 하얀라임
,

n3761ba end

카테고리 없음 2022. 7. 20. 17:11

アタシは、青井えみ。お父さんとの子どもの出産を前に、恋に墜ちた。お父さんの弟であるイトウテツジに。





目次





学校



お風呂

お風呂(2)

お風呂(3)

お風呂(4)

お風呂(5)

晩ご飯

やくそく

1R

2R

両親の寝室

両親の寝室(2)

アタシの部屋

アタシの部屋(2)

保健室

保健室(2)

秋月先生の評判

三面鏡の前

ロリコン

承諾

疑うべきは

お父さんのコトバ

嫌がらせ

はじまり

はじまり(2)

はじまり(3)

はじまり(4)

はじまり(5)

はじまり(6)

恋人

恋人(2)

恋人(3)

恋人(4)

恋人(5)

恋人(6)

儀式

儀式(2)

儀式(3)

儀式(4)

シーツのシミ

シーツのシミ(2)

悪い子

悪い子(2)'

悪い子(3)

悪い子(4)

悪い子(5)

悪い子Ⅱ-①

悪い子Ⅱ-②

悪い子Ⅱ-3

悪い子Ⅱ-4

秋月's side

秋月's- 2

aktuki's -3

秋月's-4

シャワー

シャワー2

変化

クラスの男子

クラスの男子-2

クラスの男子-3

最後通告

ナミダ

真相?

家庭訪問

家庭訪問-2

家庭訪問-3

家庭訪問-4

家庭訪問-5

シュラ

シュラ-2

シュラ-3

シュラ-4

シュラ-5

シュラ-6

シュラ-7



引き取り手

一つ屋根の下

生活

しょうが焼き

面会

面会-2

面会-3

再び、しょうが焼き

オトコの匂い

妄想

ぬくもり

自慰

見られた

イケナイ気持ち

背中

泡背中

指摘

妊娠

見知らぬ男の子

抵抗

ドレイ

叶わない夢

決意

意見の相違

物陰

ゲーセン

名前

もしかして、妊婦?

さすが、経験者

感じる瞳

熱い背中

テツジの秘密

あひる保育園

おままごと

胎教

胎教2

胎教3

胎教4

寂しくなんかない

知らないオジサン

知らないオジサン2

目眩

幻想

現実

現実2

現実3

現実4

現実5

幸福

幸福2

母心

学校

お布団の中

お布団の中2

お布団の中3

愛じゃない

発情期

闇夜のキス

闇夜のキス2

闇夜のキス3

哲司

哲司2

哲司3

赤いルージュの娼婦

赤いルージュの娼婦2

赤いルージュの娼婦3

玄関先で

熱い抱擁

熱い舌

真夜中

ガキ

帰宅

幸せ

陣痛

陣痛2

ママ友

ママ友2

ママ友3

ママ友4

ママ友5

えみ

えみ2

カーテンの中

本陣痛

誕生!!

10年(エンディング)





『学校』





   ∽・∽・∽





金曜日の昼下がり。校庭では、歓声や楽しそうな笑い声がしている。





アタシ青井えみは、理科準備室から外を見ながら、担任の秋月先生の肩に頭をチョコンと寄りかからせる。





「青井…駄目だよ。コレ終わってからな」





アタシは、口を尖らせ抗議する。





「ダメ!今すぐキスしてくんないと、〈先生とのこと〉この窓から言いふらす!」





秋月先生は、『フゥ…』ため息と共に、みんなが出した宅習帳の山の上に赤ペンを『タン!』って音させて置くと言った。





「えみ…おいで…」





「ヤッタ♪」





アタシは足を広げ、先生の膝に乗る。先生は、アタシのおでこの髪を優しく払いのけると、そこにチュウをしてくれた。





「先生…すき…」





アタシは、大好きな先生の膝の上で先生に抱きついた。





先生の匂い…すき。





おとなの匂いがする。





〈アイツ〉とは、大違い。





アタシは、大好きな人のぬくもりを感じながら、ジワリと涙が滲んだ。





『父』





アタシの父、伊藤拓哉。





母とは、籍は入れてない。〈内縁〉?ていうの?





でも、ママが『あなたの〈新しいパパ〉よ』て言うから仕方ない。





一緒に住んでる。もう、一年くらいかな。





だけど新しいパパは、





「〈パパ〉なんてガラじゃないよ。〈お父さん〉か、〈お兄ちゃん〉でもいいよ」





って言うから、〈お父さん〉て呼ぶことにしたの。





〈新しいお父さん〉は、最初は優しくて、それこそ〈お兄ちゃん〉て呼んでもいい感じだった。

年も24才って若いワケだし。





あ、ママは36才。〈年の差カップル〉ね。





でもね。〈アタシ達〉、ママには言えない〈秘密〉があるの。





新しいお父さんとアタシは、恋人同士なの。





『お風呂』





アタシは、鍵っ子。





兄弟もいないし、一人で帰宅して、おやつを食べて、炊飯器のスイッチを入れてからお風呂に入る。





その頃、ちょうどお父さんが仕事から帰って来る。





お外の仕事だから、すぐに汗と泥んこを流したいのね。





アタシは、慌てて出ようとする。





お父さんは、





「なんだ。えみ。頭洗ってないじゃないか。ちゃんと洗えよ。どら、俺が洗ってやろう」





「う…えっと、明日の朝洗うからッ!」





濡れた体のまま、バスタオルで前を隠しながら脱衣所を通り過ぎようとして、掴まる。





お父さんは、笑顔でアタシの腕をつかんで言う。





「えみ、体もまだだろう。お父さんが洗ってやるぞ」





アタシは、泣きそうな引きつった笑いを浮かべたけど、逃げられそうにはなかった。





『お風呂(2)』





お風呂イスを二つ、前後に並べてアタシが前で、お父さんは後ろに座る。





お父さんが、わしゃわしゃと、たっぷりの泡で、アタシの肩までの短い髪を洗ってくれる。





頭を人に洗ってもらうのは、気持ちいい。





だけど、この人といると緊張する。





髪を洗うだけじゃ済まないから。





「どら、えみの貧乳も洗ってやろう」





「えっ!いいってば!自分で…!」





「コラ。〈親〉の言うことは聞くもんだぞ」





お父さんの顔がマジになって怖いよ。





「…ッじゃ、おねがい…シマス…」





「そうそう。素直なら、可愛い」





アタシは、嫌で仕方なかったけど、彼に洗ってもらうことにする。





「えみのおっぱい、ちっちゃ!」





「よ、よけいなお世話です!」





お父さんは、アタシをからかいながらも、乳首や、その周りの少しのおっぱいをしつこく洗ってきて、恥ずかしい。





「…んッ!そ、そこはあんまし汚れてないからッ!」





お父さんから体を離す。けど、すぐにグイッとお父さんの方へ引き寄せられて、





今度はその泡だらけの手が、下に下りてくる!





「…!!…そ、そこは、じ、自分でッ!…」





お父さんが、アタシのおしっこする所まで洗ってくれようとして、思わず身をよじって逃げる。





「ここは、よーく、洗わないとな」





大人の力って強いんだ。





アタシは、抵抗することを許されず、お父さんのするがままに身を預けた。





『お風呂(3)』





お父さんの泡まみれのごっつい指が、アタシのおマタを行ったり来たりする。





「…ッんッ!お、お父さんッ!も、いーよ!きれーになった!」





「駄目だ。ここは、毎日おしっこしたり、ウンチを出す所だから、念入りにやんないと」





お父さんは、アタシが言うこと聞かないって言うけど、自分だってアタシの言うこと聞いてくれないよ?





「…っとーさん…ッ…」





「えみ…気持ちいい?」





「…ッやッ!…変…な、感じ…」





「そうか、そうか」





お父さんは、嬉しそう。





どうせ、この後こう言うの。





「こっちの穴も、よーく洗おうな?キツキツで、お父さん、えみのお尻大好き」





って。





そう言って、結局、中までにゅるにゅる洗われちゃうの。





指入れて。





『お風呂(4)』





「フーフー…ん…フー…」





この時、アタシはお風呂の縁をつかみ、お尻を突き出す姿勢になってて





お父さんは、すでに目的がアタシの穴洗いに変わっちゃってるの。





「…ッ!…ッ!…」





アタシ、息が荒くなる。





「えみ、そろそろきれいになったみたいだから、今度はお父さんを洗ってもらおうかな」





アタシは、この頃には、頭がぼうっとなるし





お父さんのお〇んぽが、おっきくなって、上を…





上を向いてるのを見て、その…





「駄目だよ。えみ。いくらおいしそうでも、洗ってからな」





多分アタシは、知らないうちに舌なめずりしてたのね…





初めて、大人の、しかも勃起したやつを見た時はショックだった。





〈怖い〉と思った。





けど、今は。





「そう、よーく泡つけて洗って」





お父さんのこの状態のコレは、ずっしり重くて、今すぐ〈口で〉きれいにしてあげたかった。





けど、よーく、泡で洗ってあげよう…





アタシは思った。





こんな時に、お願いだから、ママ、帰らないでねと。





『お風呂(5)』





…ザァーッ!





お湯をかけ、泡を流すと、きれいになったお父さんのお〇んぽが現れた。





アタシは我慢できずに、すぐにしゃぶりつく。





「オイオイ、えみはエッチだなぁ〜」





「ほんらころ、いっらっれ(そんなこといったって)!」





そんなこと言ったって。





『おいしそう』としか思えないんだもん。





アタシは、お父さんのお〇んぽを下から上へ、何度もベロベロしてあげて、それから先っぽからパクリ。口の中でレロレロしてあげた。





茶髪のお父さんが、『ウウッ!イきそッ!』て言うから、慌ててお父さんのから口を離して





お風呂イスに座るお父さんの上に跨(またが)った。





ジュプ!





いやらしい音がして、お父さんので串刺しにされる!





「ぁんッ!…お父さんの、おっき…!」





アタシの中は、すごーくヌルヌルになってたからすぐに入った。





ずぶずぶ入った。





「…ッ!おとーさん!」





「えみ…ッ!」





お父さんもハァハァしながら、アタシを呼んだ。





そして、キスをした。





舌ベロと舌ベロをぐちゃぐちゃさせるやつ。





「…ッ!ぅッんッ!…ママに知れたら、コロサレルね…」





アタシが言えば、





「ああ。だから、バレないようにしようね…」





お父さんが言う。





ああ、そうだ。





ママには絶対知られてはいけない。





こんなこと。





『晩ご飯』





ジュプ!ジュプ!ジュプ!……





お父さんは、アタシの小さいお尻を持ち上げ、下から突き上げるのを何度もやったあと





また、アタシを立たせ、お風呂の浴槽の縁に掴まらせると





今度は、うしろから





パンパンパン!





すッごいの。





アタシ、ああ!





コレ、すき。





「アァン!…ッおとーさん!…すきッ!…」





一応言っておくと、うしろからヤられるのが〈すき〉なだけで、コイツのことはキライ。





石鹸で洗っても落ちないタバコの匂いや、脂の匂いが鼻につく。





「ァンッ!あン!アン!…」





それに、アタシにこんなこと、教えた!





だから、キライ!





こんなことやってる、アタシもキライ!





きっと、秋月先生に知られたら、先生もアタシをキライになると思う。





ケーベツ、すると、思う。





    ◎●◎





お風呂から上がったら、すぐ、ママから電話があった。





お父さんのケータイだったから、お父さんから聞いた。





「ママ、急に夜勤になったってサ。なんか、同僚の人の子供が熱なんだって」





さめた声で、お父さんは言った。





ママは看護師なんだ。





「だから、『晩ご飯お願いね』…だって!」





すねた子供みたいに、お父さんは言った。





実際お父さんは、24才だから、〈こども〉だと思う。アタシから見ても。





顔も若く見えるし(童顔てことね)、大体、この年でこんなアタシみたいな娘はいないだろなと思う。





「えーっと、じゃ、何食べる?牛丼とカレーの材料があるらしいぞ」





「えっとねー、牛丼!」





「よっしゃ!まかせとけ!」





お父さんは、意外と料理が得意だ。





普通、こどもはカレーを喜ぶと思うけど、おいしいんだ。この人の牛丼。





牛とじって言うの?卵を最後にかけて、ちょっとだけ火を通す。





卵は、完全には火を通さず半熟トロトロ。





アタシ、お父さんのこういうとこはすきよ。





だけども。





「じゃあ、今夜は、遠慮なくヤれるな!」





出来上がった牛丼を二人でパクつきながら、お父さんは言った。





アタシは苦笑いで答えた。





お父さんにとっては、〈奥さん〉であるママはいなくても平気なんだ。





だって、アタシがいるから。





『やくそく』





晩ご飯を食べて、二人で洗い物をして、洗濯物たたみまで一緒にやる。





これだけ見たら、仲の良い親子か、新婚さん?みたいに見えるかもしれない。





だけど、コイツの脳内はアタシを犯すことしか考えてないんだ。





    ◎●◎





ママが帰らないとわかると、アタシの部屋じゃなくてリビングでも手を出してくる。





もう、猿並み!





リビングのソファーでいっしょにテレビ見ながらも、アタシを膝に載せて、うしろからおっぱいを触ってくる。





始めは、パジャマの上から、そのうち、直接中に手を入れて。





アタシのおっぱいは、ほとんど無いに等しいから、ひたすら乳首をいじる。





それでガマンがきかなくなったら、アタシをソファーに押し倒して舌ベロでこねくり回したり、吸ったり噛んだりする。





「…ッ!…ッあッ…!」





ああん…!感じちゃう!





こんなこと、いけないことだってわかってるのに…!





「ハァハァ…お…とーさん、アタシ、宿題…やってな…い…」





「(れろれろ)そーなのか?…一回ヤってからにしろよ」





「ええっ!ヤっちゃったら眠くなるよぉ!」





アタシ、必死に抗議する。





「じゃ、今夜、えみのお尻に入れて中出ししていい?」





「ええっ!いっつもしてるじゃん!」





「いいから!いいよって言えよ」





お父さんは、とうとうアタシの乳首から舌をはずさず、片方の空いた乳首は指でこねこねしながら言った。





「…ッんッ!…」





〈一回ヤってから〉も、〈お尻で中出し〉も両方イヤだったけど、アタシは、お父さんの言うことをきくしかなかった。





他に選択肢はないんだ。





アタシは、秋月先生のことを思って胸がキュッてなった。





宿題やんなかったら、先生がガッカリする。





「…いいよ…中出し…」





言うしかなかった。





それから、アタシはお父さんに急かされながら、漢字の書き取りと計算ドリルをやった。





お父さんがあんまり急かすから、ずるをして、うしろの答えを写して終わりにした。





『1R』





アタシの部屋のベッドの上。アタシたちは、並んで座ってキスをする。





恋人みたいに。





そのあと、すぐ、アタシはベッドに寝かされて、パジャマのズボンを脱がされる。





そして、パンツは脱がさずに、お〇んこの前の布を横にずらしてお〇んこを表にさらす。





「…ッヤだよ!コレ、恥ずかしー。はずしてよ〜」





アタシが言っても、





「だから、いーんダロ?ヒワイな感じでサ」





言うなり、アタシのお〇んこに口をつけるお父さん。





舌ベロでレロレロやり出す!





「…ッやぁッ!…おとーさん!…それ、ヤッ!…」





「感じすぎ?えみはエロいな」





「…ッだって…!…」





アタシ、息をハァハァさせながら言う。けど、お父さんがやめることなんて絶対ない。





舌ベロの次は、指。





ズプズプズプ…!…





「あああ…ッ!」





「うーん、もう、ヌルッヌル!すぅぐ入れても良さそうだな」





そう言いながらも、アタシが『早く入れてください』って言うまで、じらすんだ。いつも、そう。





「…ッやンッ!は…はやくぅッ!ンッ!」





「えみ〜、今夜はここでやめとくか〜。えみがエッチすぎるから」





「えっ!…ウソッ!ヤぁッ!入れてぇ〜ッ!」





「『入れてください。お願いします』ダロ?」





そう言うと、お父さんは意地悪く笑った。





アタシは、余裕がなくて、





「アァン!…お父さんおねがいしますぅッ!」





すぐにおねだりしちゃうの。バカみたい!…って、冷静な時のアタシは思うのだけど、この時はもう何も考えられないの。





「そーか、そーか。えみは、そんなにもお父さんのコレが欲しいのか」





「ほ、ほひぃれす…」





そんなアタシの様子に満足して、お父さんはアタシの中にふっといお〇ちんぽを差し入れた!





「あああッッ!!」





それからは、何度も腰を打ちつけられて、アタシは、アタシは…





気持ち良さに泣いた。





「ハァ…ハァ…ッアンんんんッ!…」





ジュッ!ジュッ!ジュ…!…





「そぅら!えみの大好きな〇ーメンだぞッ!」





どぴゅッ!





アタシのおなかの中に、お父さんの熱いのが、タップリ注ぎ込まれた…





『2R』





「さァ、約束だったな。お父さん、コレやるのが毎日の楽しみなんだ!」





だけど。





お父さんは、お尻にはすぐ入れないで、もう一回おま〇こに入れたの!





そして、グチュグチュ中をかき回しながら同時に、アタシのお尻にも指を突っ込んでかき混ぜた!





「…ッハッ!あぁーッッ!」





それから、ぬぽんっておま〇こから抜き出すと、その滑(ぬめ)ってテカテカした堅そうなモノをアタシの顔の前に差し出した。





ツーン…と、匂いが鼻にクる。





「舐めろ」





「……」





アタシは、どうせ抵抗したって無駄だから、黙ってそれに舌を這わす。





「どうだ?俺の〇ーメンと、お前のマン汁が混ざった味は」





「…ん…おいひぃれす」





クチャッ…と、音をさせながら、アタシは舐め続けた。





お父さんは、





「よし。いいだろう」





言ってから、アタシを四つん這いにさせて





ぐぐぅッと、お〇んぽを無理やり押し入れた!!





「いたぁッ!痛いッ!痛いッ!おとーさん!痛いよぉ!」





「ガマンしなさい!最初だけだから!…くはッ、それにしてもすげー締まりダゼ!えみん中、サイコー!」





「あああッッ!…ひ…ぐぅぅ…ッ!…」





アタシは、痛みに耐えた。





おま〇こと違って、こっちは全然気持ちいいとは思わない!





…ただ、お父さんが、ココに入れるのが大好きで。だから、アタシはガマンするの。





パチュン!パチュン!パチュン!……





なんの汁だかわからないものを飛び散らせて、お父さんがアタシをうしろから責め立てる…





アタシは、それがいつ終わったかわからないうちに眠ってしまうの。





もしかしたら、気を失ってるだけかもしれないけど。





朝、起きるとすごい自己嫌悪でイヤになる。





そして、アイツ…お父さんのことが本当にキライになる。





そして、





ママに心から、ごめんなさい…って思うの…





『両親の寝室』





アタシが学校から帰ると、家では夜勤明けのママが寝ている。





だから、玄関にママの靴があったら、アタシは『ただいまァ』は言わないで家に入る。





でも、今日はお父さんの作業靴もある!





その時アタシが思った予感は、的中した。





ママとお父さんの寝室。





そこは、禁断の場所…





微かに聴こえてくる声だか、音にアタシ、思いっきり聞き耳をたてちゃう。





その音は……





「……ッふ……拓哉ァ…!」





思った通り、ママとアイツが〈ヤってる〉声で。





「………」





アタシは絶句した。





娘が学校から帰る頃、そーゆーことするかな、普通!





きっと、お父さんが仕掛けたに違いない!





お父さんは、すっごい甘えん坊なのだ。





ママが帰ったら、帰ったでママにベッタリなんだから!





べ、別に妬いてなんかないんだわ。アタシ。





ただ、お父さんが、キッチンでママのおっぱいを揉んだり、お尻を撫でてるのを見ると





吐き気がするの。





ただ、それだけ。





それに!





お父さんがママを触りながらアタシを『フフン』て感じで見るのが、頭にクるの!





本当にそれだけ!





    ◎●◎





ママとお父さんの寝室。





ママとあの人が、あんなことや、こんなことをしてるんだ…





アタシは、いろいろ妄想が膨らんで、もやもやするから。仕方ないから





覗いてやったの。





そしたらね。





なんと、寝室の扉はきちんと閉まってなくて、1センチくらい隙間が開いてたの…





『両親の寝室(2)』





アタシのちょっぴりの良心がアタシを止める。





『それだけはしちゃいけないよ!』





だけど、アタシはそんな良心なんかねじ伏せて、お父さんへの反抗心なのか、嫉妬心なんだか、ただの好奇心なんだかわからないけど





ともかくも、〈声〉のする寝室へと足を進めた…





「…ッアッ!…アァ!…えみが…あの子が…帰って来ちゃ……ッはぁッ!ンッ!…」





アタシの名前が出て、アタシ、ドキーン!てする。恐ろしくて耳だけで聞いてた。





けど。





『…ジュブッ!ブジュッ!…』おまけにリズミカルないやらしい音を聞いちゃったらもう、ガマンできなくなっちゃった!





『ブジュッ!ブジュッ!パンパンパンパン!…』





それと一緒に聞こえるお父さんの声。





「詠子…ッ!好きだッ!あと少しだけ…!」





アタシはもう、ガマンしなかった!





片目でそっと、両親の寝室を覗く!





この時、アタシは本当に好奇心しかなかったんだと思う。





例え後で後悔することになったとしても…!





    ◎●◎





両親の寝室は、昼間だってのに、カーテンが引かれて暗かった。





目が暗さに慣れるまでしばらくかかった。





でも、次第に目が慣れると暗闇でうごめく二つの影が見えた。





白いママの体が、こちらを真っ正面に向いててアタシは、一瞬頭を引っ込めた。





でも、もしかしたらアタシには気づかないかもしれない…。なんせ、アタシは床に這いつくばるみたいに低い所の隙間から覗いてるんだもの。





アタシは、心臓が破裂しそうなくらいバクバクしながら、もう一度寝室をそうっと覗いた。





    ◎●◎





「アンッ!アンッ!あぁーッ!…」





ママはもう、声を我慢できずに乱れまくって首を振ってた…





ママは…





ママは、アタシの方を向いてはいたけど、思考はこの世にない感じ。





アタシは、ドキドキしながらも、ゆっくり観察する。





そしたら、アンニャロ…!





ママのパンティーを履かせたまま、やっぱりその布の横から〈ソウニュウ〉させて、うしろからママを抱いてた!





アタシにしたのとおんなじに!





ママの白くておっきなおっぱいが、上に下に大きく揺れる。





「ッ!ッ!ッ!詠子ォッ!…」





お父さんの呻きも聞こえる…





そこまで覗いて、アタシはそうっと身を引いた。





そして、アタシは手も洗わずに自分の部屋に帰った。





ランドセルを床に放り、ベッドに飛び込み、うつ伏せに倒れて、





泣いた。





アンニャロ!

アンニャロ!

アンニャロ!





爆乳のママって女(ひと)のがいいんじゃん?





なんで?なんで!





アタシにまで手を出してくんのよ!





アタシは、帰って来た服のままベッドに潜り込むと、パンツに手を突っ込んだ。





アタシのそこは、おもらししたみたいにぐちゃぐちゃに濡れていた…





『アタシの部屋』





アタシは、泣きながらそのまま眠ってしまったみたい。





目が覚めたら、部屋は真っ暗で、アタシは、『あ!晩ごはん!』て思って、起き上がろうとした。





なのに。





起きれなくて驚く。





(えっ?!)





そしたら、暗闇の中、アタシの真上に誰かがいるのに気づいた。





「(シッ!)」





囁くみたいに小さい声でアタシが騒がないように口を押さえたのは





お父さんだった!





「…!…」





アタシは抵抗して、起き上がろうとするのだけど、





「(アレ?!)」





手足を何かで縛られてるみたいで、全ッ然逃げられないの!





お父さんは、





「静かにしなさい…ママが起きたら困るダロ?」





お父さんは、アタシの口にタオルで猿ぐつわをした。





「ウウウ…!」





まただ!





部屋の鍵をかけるのを忘れた!





お父さんは、アタシのパンツに遠慮なしに触ると





「覗いてたろ?ママと俺のエッチしてるとこ!」





聞いた。





アタシは、『サーッ』て音がしたんじゃないかってくらい、血の気が引くのを感じた。





「ウ、ウウ…!」





アタシは、否定も肯定もできずに、ただ唸った。





「ドア、開けといてやったからな。俺が」





ああ!やっぱり!





止めておくんだったのに!





コイツの〈罠〉に簡単にかかったアタシ!





お父さんは、アタシのパンツの横から、中に指を入れ、





「スッゲ、濡れてる!ママのエッチ見て感じちゃった?!」





嬉しそうにアタシを馬鹿にした。





『アタシの部屋(2)』





お父さんは、アタシが動けないのをいいことに、アタシのパンツの布の、ちょうどおま〇この部分をつまむと、





『ジョキン…』て、ハサミを入れた!





縦に裂け目ができた、哀れなパンツ。そこから丸見えのアタシのおま〇こ!





しばらく、お父さんは、穴から覗いたアタシのおま〇こをしげしげと観察してから

そこに口をつけ、『ピチャピチャ』音させて舐め始めた!





「んウゥ…ッ!」





「俺、前からこうしたかったんだよね〜。横から入れると、俺のが布にこすれて、ちっと嫌だったんだよな」





じゃあ、素直に全部脱がせばいいんじゃん!て、アタシは思ったけど、口を塞がれて言えない。





「ヘヘッ!えみのちっちゃいま〇この方がいいな!ママのは、ガバガバでサ!」





ああ!ママ!こんな奴なんだよ!ママ!気づいてッ!!





お父さんは、舌ベロの次は、指でグチャグチャにアタシの中をかき混ぜ、そして





また、お父さんのをググッと入れてきた!





「ンーッ!ンウッ!!」





「くはッ!ヌルッヌル!えみってエッチだな!やっぱママの娘だよ!」





いやーッ!





ママ!ママ!ママ!





ジュパン!ジュパン!ジュパン!…





何度もアタシに腰を打ちつけ、そしてそれが加速した瞬間!





ドクンッ!





お父さんがアタシの中ではじけた!





そして、お父さんは休まずに、アタシの中に出した精液を指で掻き出すと、アタシのお尻の中へそれを押し込んだの。





クチュクチュクチュ…





お父さんは、自分の精液でアタシのお尻の中をヌルヌルにすると





またまた復活したお父さんのおち〇ぽをアタシのお尻にソウニュウした!





「くぅッ!きっつー!えみはサイコーだ!」





それから、休みなく、アタシの中に2回も出した…





どうやら、お父さんは、真ん中を裂いたパンツの穴からアタシを犯したのと、縛られてるアタシにすごいコーフンしたみたい。





ママとは何回したのかな?





アタシともこんなにヤって…





それも、毎日みたいに!





ねぇ、二十代の男の人って、みんな、こんなにエッチなの?





ねぇ、誰か教えてッ





『保健室』





ピーッ!





校庭で、体育をしてるクラスの先生が吹く笛の音が聴こえてくる。





今は、授業中なのに、アタシは保健室のベッドに横になってるの。





ガラッ。





保健室のドアが開く音。





ベッドのまわりのカーテンを少しだけ開けて顔を覗かせたのは





秋月先生だった!





「ひャッ!」





アタシは、真っ赤になって、掛け布団の中に顔を引っ込めた!





「青井?大丈夫か?」





秋月先生だ!

秋月先生だ!





トクントクン!て、アタシの胸が激しく鳴る!





「ほら、顔見せて…」





先生が心配そうに、眼鏡の顔をアタシに近づけてくる!





パッと掛け布団の顔辺りをめくられちゃった。





「青井?青井が元気ないと、心配するだろう?」





優しい優しい、秋月先生!だいすきっ!





でも、この時のアタシは、ただ真っ赤な自分の顔を隠すのが精いっぱいで。





「青井?顔見せて?」





先生がもう一度優しく聞くんで、アタシ、恐る恐る手をはずすと…





ああ!もうダメ!





アタシ!

アタシ!





先生の優しい瞳がだいすきよ…





アタシは、気づいたら、先生の首に腕を回して、





アタシったら、なんてこと!





先生の唇を奪っちゃった!





『保健室(2)』





「んんんッ!」





先生は、だけど。





アタシを突き飛ばしたりしないで、唇をくっつけたアタシの頭を優しく抱えて





髪をそっと撫でてくれたの。





それから、唇を離したあとに、





「ダメだよ、青井。ここは学校だからね」





えっ、それなら、学校じゃないとこならいいってこと?





「…なら、学校以外のとこでならいいの?」





アタシが聞くと、





「そうだなぁ~…。どうしようか?」





質問に質問で返されてしまった。





本当に、この人は根っからの〈タラシ〉だ。





すっごい包容力があって、誰もがこの人に恋しちゃう!





いっしょにいると、しあわせ~な気持ちにさせてくれる〈神さま〉みたいなひと……





「青井、僕も君のことがだいすきだよ…」





先生は、きっと誰にでもこう言うんだわ。





先生は優しいから。





でもね。





それでもいいの。





今は、アタシだけの先生…





「ね、周先生(先生の下の名前ね)、キスして…」





秋月先生は、そっとアタシのおでこの髪を分けて、また〈チュウ〉をしてくれた。





アタシは、アタシは…





もう、それだけで泣きたくなるくらい、





しあわせだった……





『秋月先生の評判』





ざわざわざわ…





休み時間に聴こえてくる、女子達の明るいおしゃべりは、よく聞けば〇学生とは思えぬ内容で。





女子はたいがい、同年代の男子より大人びてるものだけど。





だけど、その会話の中にアタシの気になる〈ワード〉が入ってると、聞くとは無しに耳に飛び込んでくる。





「秋月先生てサ〜…」





「そうそう、クスクス…」





よくよく聞けば、『いいよね〜』と『お嫁さんになりた〜い!』と『抱かれた〜い』…などといった所だ。





だいたい〈抱かれる〉イコール〈セックス〉の意味もわかんない〈ハナタレヴァージン〉がなーに言っちゃってンだか!





アタシは、そこまで思って、急に自分自身の方が恥ずかしくなる。





おかしいのは、アタシだ!





〇学生でセックスを知ってるアタシが変なんだ!





アタシは、急に目の前が真っ暗になった気がした。





その時、頭の上で声がした。





「大丈夫か?青井…まだ、保健室にいた方が良かったんじゃないか?」





頭の上から聴こえた声は、すぐにアタシの目の高さまで降りてきてくれた。





秋月先生だ!





先生は、心配そうにアタシのおでこにあったかい手のひらをあてて、しかも!





先生は、自分のおでこまでアタシのにくっつけてくれたの!





その瞬間。





アタシは、





アタシは、





パンツの中がジュワン…て濡れたのを感じた…





『三面鏡の前』





アタシは、恥ずかしさで死にそうだった。





「…いっ、いえっ!…だいじょ…ぶ…ですから…」





消え入りそうな声で、ようやくそれだけを言った。





「そうか?…具合悪くなったら、すぐ言うんだぞ」





秋月先生は、そう言うとアタシの頭を優しくぽんぽんとたたいて、にっこり笑った。





アタシの胸が、音が鳴ったんじゃないかってくらい、キューンてなった…





    ◎●◎





次の日の朝のこと。





アタシは、洗面所の大きな三面鏡の前にお父さんといた。





正確に言うと、三面鏡の前でお父さんに抱かれてた。





ママは、早番で朝早く出勤したところ。





お父さんは言う。





「ほぅら!えみ、見てごらん!えみのおま〇こが丸見えだよ!」





アタシは、三面鏡の方を向かされ、お父さんに下から…





お尻に入れられて、突き上げられてるところ…





「…ッヤァッンッ!」





「ほら、見ろって言ってるダロ!」





お父さんは、無理やりアタシの恥ずかしい姿を見させた。





鏡に映ったアタシは、白いソックスだけを履かされて、後は全裸。





足を大きく開かされて、アタシのパックリ開いたおま〇こからは、さっき中に出されたお父さんの白い精液がトロリと流れてる。





「…ッやだァッ!…」

アタシは、醜いと思った。こんな、アタシの恥ずかしい姿…





だけど、お父さんはさらにアタシを追い詰めるの。





「ほぅら、えみのおま〇こから、お父さんの分身がこぼれ出てるよ」





そう言うと、お父さんは、お尻にお父さんのを刺したままのアタシのおま〇こを、両手の指で広げた!





ぱくっと開いたアタシの穴からは、まだまだ白いのが溢れ出してくる。





「ッヤッ!…ンヤァッ!」





お父さんは、広げたと思ったら、今度は指を三本突っ込み、





『グジュッ!ブジュッ!』て音させて、指を出したり入れたりしてアタシに刺激を与えた!





そうして、また、アタシの両方の太ももを抱えて、下から突き上げ、アタシの体を何度も貫いた!





「アッ!…あぁッ!…」





アタシは、ハァハァと息も絶え絶えに感じまくって、気絶寸前だった。





ドプッ!





お父さんが、またアタシの中に射精した。





その、お父さんのおち〇ぽを刺したまま、今度はアタシを広くて冷たい洗面台の上に腹ばいにさせると





続けざまに、注挿を繰り返した。





パチュン!パチュン!パチュン!…





アタシの足は宙に浮いて、床には届かない。





お父さんは、アタシの腰をガッシリ掴んで、アタシのお尻が壊れちゃうんじゃないかってくらい、何度も何度も腰を打ちつけ





やっと最後の射精をして、アタシを解放してくれた。





『ロリコン』





アタシは今日、本当はお父さんに言いたいことがあった。





『アタシには、好きなひとがいるから、こういうことはもうやめてほしい』って!





…でも、それを言い出す前に、力ずくで抱かれて…アタシも、





感じて…





自己嫌悪に陥るの。





…でも!





それでもあきらめないで頑張って言ってみよう。





だって…





だって、もしも、先生がアタシがエッチな子だって知ってしまったら…





先生は、きっと、アタシを〈汚い子〉だって思う。





先生は、きっと、〈汚れてない〉〈天使みたいな〉〈処女〉の方がいいに決まってる…





てゆうか、アタシみたいな〈こども〉を相手にしてくれるはずもないのだけど…





アタシ知ってる。アタシみたいな子に発情しちゃうひとのことを〈ロリコン〉ていうのよ。





先生は、絶対!そんな〈変態〉なんかじゃないもん!





そう。





アタシのお父さんは、その〈変態〉なんだ。





アタシは、知ってる。





お父さんは、〈超変態〉なんだ…





    ◎●◎





次の日。





アタシは、朝ごはんを食べながら、お父さんにお願いした。





「お父さん!話しがあるの!」





『承諾』





「いいよ。えみがそう言うんなら、やめても」





キッチンにいるママには聴こえないように言った訴えを、お父さんはあっさり承諾してくれた。





「そうか〜。えみにも〈すきなひと〉ができたか〜」





お父さんは、ママにも聴こえる声で言った。





ママは、皿に載せたベーコンエッグをテーブルに運びながら、





「なぁに?ママより先にお父さんにそんな話ししてるの?なんだか妬けちゃうわね」





ハミングでもするみたいにきれいな声で言った。





「えっ、えっと…」





アタシが困ってると、





「いいのよ。えみもそんな年頃になったのね。…それに…あなたがお父さんと仲良くしてくれて、ママは嬉しいのよ。





ありがとね…えみ」





ママは、そう言ってアタシの肩を抱いて頬ずりしたの。





アタシは、





アタシは、その時、ママには悪いけど、ママがアタシに触ったとたん





全身に『ゾワッ』て寒気が走った。





『ママ!アタシとお父さんは、〈仲良くし過ぎてる〉のよッ!!』……なんて、言えるハズもなかった……





『疑うべきは』





「それで?お父さんに教えてくれるのかな?…えみの好きなひとの話し。同じクラスの奴なのか?」





お父さんは、まるで、〈本当の〉父親が聞くみたいに自然な感じで聞くもんだから、





アタシはつい、うっかりしゃべっちゃったの。





「う…、えっとね…クラスメートじゃないの…」





「じゃ、誰〜」





「……んっとねぇ、先生なの!」





アタシ、恥ずかしくて真っ赤になっちゃった!





「ふーん…」





それからお父さんは、アタシに根掘り葉掘り詳しく聞いてくるから、





アタシは嬉しくて調子に乗ったの。





それが、あとでどんなことになるかなんて、全然考えずに。





そう。





アタシは、嬉しくてたまらなかった。





やっと、お父さんとのカラダの関係をやめられるって…





だからかな。





すごく気分が良くて、解放された気分だったのね。





だけど。





あの、しつこいお父さんが〈あっさり〉『やめてもいい』なんて言うのがおかしいって、気づくべきだったのよ。





    ◎●◎





『お父さんのコトバ』





「えみ〜、ちゃんと髪結んで行きなさいよ〜」





ママが玄関でパンプスを履きながらアタシに言う。





「えーっ、うまくできないからいいっ!」





アタシは、洗面所から声を張り上げる。





「そんなこと言ったって、お勉強の邪魔になるでしょう」





ママは、玄関からアタシの姿を見ないで言う。





「だって、アタシ結ぶのへたくそだもん!」





「ダメよ!ママの言うこときけないの?!ああっ!もう時間ッ!」





その時、お父さんが口をはさんだ。





「あ、俺がしてやるよ」





「え、あらそう?助かるわ、拓哉。じゃ、お願いね!行ってきまーす!」





ママは、慌てて仕事に出かけて行った。





「どれ、どんな風にしてほしい?」





実を言えば、お父さんは洗面所でアタシのすぐ真後ろにいて、アタシの肩を両手の手のひらで撫でていた。





アタシは、背中に嫌な汗をかいていた。





「あっ!アタシも行かなくちゃ!」





だけども。





行こうとするアタシの手首をお父さんが掴んだ。





「待てよ!ママの言うことはきかなきゃな~」





お父さんが『ニッ』て笑った。





アタシは、こめかみに冷や汗が伝うのを感じた…





    ◎●◎





お父さんは手先が器用だ。





あっという間に、アタシの両方の耳の上にウサギみたいに可愛く結んでくれた。ビー玉が二つついたゴムもサッとくくりつけてくれた。





「あ、ありがとう!それじゃ…!」





「待てよ!『行ってきます』のチュウがまだだ」





「えっ!…い、いいよッ外人じゃあるまいし…」





「いいから!」





アタシは、お父さんに強引に引っ張られ、顔を両手で固定されると





唇に〈行ってきますのチュウ〉をされた!





お父さんは、舌まで入れて、アタシの舌ベロをれろれろ舐めまわした!





「…ッううッ!…ッイヤッ!」





「えみ、えみはお父さんの〈恋人〉なんだろ?『好きなひとができました。ハイ、サヨナラ』ってワケにはいかないんだよ!」





「えッ!さっきはやめてもいいって!…」





「さっきは、さっき!」





そう言うと、お父さんはアタシのスカートに手を入れ、パンツの中のアタシのおま〇こに指を突っ込んだの!





「ッヤァッ!」





「そんなこと言って、えみのココ、濡れ濡れッ」





「ぃヤァッ!」





アタシは、強い力でパンツを全部下ろされ、両足を開かされると、後ろからお父さんに貫かれた!





パンパン!パンパン!…





お父さんが結んだ髪の束もいっしょに揺れる。





「勝手は許さない!おしおきだッ!」





「ィヤッ!ヤダッ!…ッ!ッ!ッ!…」





ドプンッ!!





また、中に出された。





ぐぐっと力を込めて、お父さんはアタシに腰を押しつけ、





「孕ませてやるッ!」





て、言った。





アタシは、悔しくて悔しくて、涙を流した…





『嫌がらせ』





それから、お父さんのアタシへの嫌がらせが始まった。





キッチンで、洗い物をするのがアタシの仕事なんだけど、お父さんは手伝うふりをして、アタシのお尻に手をやり、





スカートの後ろから手を忍ばせ、パンツの脇からアタシのおま〇こに指を入れる。





指は一本、ニ本と増やされ、ニ本の指で『クチュクチュ』音がするくらい、出し入れを激しくする!





ママは、その間、テレビを見ながら、乾いた洗濯物をたたんでる。





「…ッ!…ッ!…ッ」





アタシは、声が漏れちゃわないように唇を噛みしめ、





ザーッ!





水道の水をいっぱい出して、お父さんがおま〇こをいじる音がママに聴こえないようにする…





「ごめんなさいね…。明日、早出だから、先に休むわね」





ママが来たら、サッと手を引っ込める。





パタン。





寝室のドアが閉められ、しばらくして『シン…』としたら、今度はお父さんのおち〇ぽをアタシにグイッと押し入れ、本格的に腰を動かす…!





「…ッ!…」





それでもまだ、アタシは声を押し殺す。だってママがいつ起きてくるか分からないから。





    ◎●◎





他のある日は、晩ごはんの後、ママがお風呂から上がると、アタシは、お父さんの膝に乗りテレビを見てる。





お父さんは新聞を広げてるのだけど、





「アラ、あなた達、本当に仲良いのねぇ〜。まるで本物の〈親子〉みたいだわ」





なんてママがやきもち妬くくらいな時、





実は、アタシのお尻には、お父さんのが入った状態で。





「先に休むわよ。おやすみ…」





パタン…





ドアが閉じられてから、注挿が再開されるの!





「…ッ!ッ!ッ!…」





アタシは、やっぱり声が出せないで、お父さんのいい様に抱かれるの…





『はじまり』





深夜、アタシの部屋。





ママは、先に眠って、その後お父さんが忍んでやってくる。





お父さんはもう、当たり前のようにアタシのおま〇こに手をやり、指で直接肌に触れ、刺激を与える。





そうして、何のためらいもなく、一気に挿入してくる!……





アタシは、自分の両手で口を押さえて、声をこらえる…





アタシは、お父さんに抱かれ、刺し貫かれ、揺さぶられながら、何でこうなったんだろうって考えた。





    ◎●◎





お父さんと初めて会ったのは、お出かけ用のワンピースを着せられて、ママと行ったレストラン。





お父さん――伊藤拓哉――は、もう早くからテーブルについてて、ママとアタシを見つけると、軽く手を振った。





第一印象は、『今風のお兄ちゃん』。ママよりもだいぶ年が離れて〈若い!〉って思ったから、





アタシは、ママの友だちの一人だと思った。





だけど、こんな綺麗なお店に、ママも時間をかけてメイクして…





「えみ、挨拶して。この人が、ママの新しい旦那様よ。あなたの〈新しいパパ〉よ」





って、言われた時は、〈やっぱり〉っていう気持ちと〈信じられない!〉っていう気持ちが同時に起こって、そして、





何だかすごい違和感を感じたのを覚えてる。





ママは、看護師だから、キリッとしてて、バリバリ〈キャリアウーマン〉て感じなんだけど、この人――伊藤さん――は、ママとは釣り合わない感じがした。





パッと見、高校生か大学生にも見える幼顔に、着慣れなさそうなスーツ姿…





それは当たってて、お父さんのスーツなんてそれ以来見てない。





アタシは、アタシの〈本当のお父さん―パパ―〉を覚えてない。





写真ですら見たことがない。





ママとパパは、アタシが幼稚園の頃に離婚したんだって。





前に一度だけ、ママにパパのことを聞いたことがあった。





「パパのお仕事は、お医者さまよ。…もう聞かないで…」





その時のママの、哀しいような、苦しいような表情を見て、アタシは〈パパの話し〉は、二度としちゃいけないって思ったの。





『はじまり(2)』





アタシが戸惑っていると、〈伊藤さん〉は椅子から立ち上がり、アタシの目線まで身をかがめ、アタシの頭に手を載せ





「えみちゃんだね?ママから君のことは、よく聞いてるよ。

ママが『可愛い可愛い』って言うからどれくらい?って思って、今日は君に会えるのを楽しみにしてたんだよ。…本当に、可愛いなぁ」





アタシは、おとなの男の人にこんなに近くで接することがなかったから、

もう、それだけで舞い上がっちゃったのね。





それに、『可愛い』って言われて喜ばない女の子はいないと思う。





ママと伊藤さんが、その時何を喋ったのか全然覚えてないけど、普段行かない高級なレストランで、アタシは緊張して





上手にナイフとフォークを使ってお肉を切れないで困っていたら、





「どれ、貸してごらん」





て、言って、アタシのお皿をサッと取って、見るも鮮やかにお肉をスパスパ切ってくれたの。





初めて会った人だったけど、アタシは、それだけで感動して、すっかりこの人のことを信用して、





油断した。





『はじまり(3)』





それからしばらくして、お父さんは、アタシ達が住んでるマンションに引っ越してきたの。





新しいお父さんとの生活が始まった。





最初は緊張したけど、そのうち、ずうっと昔から一緒に住んでたんじゃないかって、錯覚をするくらいお父さんがいる日常が〈普通〉になっていった。





お父さんは、よく冗談を言い、アタシもママも、すごくいっぱい笑って、





『拓哉が来てくれて、本当に良かったわ…』





なんて、ママも言ってた。





アタシも、拓哉さんを、〈お父さん〉ていうよりも〈お兄ちゃん〉的な感じですぐに懐いちゃった。





ママの仕事の都合で、一人でとる晩ごはんも、支度からお父さんが手伝ってくれる。





アタシは、一人の晩ごはんを当たり前に思って〈さびしい〉なんて思ったことがなかった。





だけど、この時、一緒にごはんを食べてくれるだけで嬉しかった…





『アタシって、寂しい〇学生だったんだ…』て気づいた。





でも、今は違う!





拓哉さん…お父さん、お父さん、お父さん…





何度も、お父さんがいない所で、彼を心から『お父さん』て呼ぶ練習をした。





『はじまり(4)』





お風呂も、お父さんと一緒によく入った。





おとなの男の人と接することが全然なかったから、最初は恥ずかしかった。





だけど、背中を流してあげると『すごく気持ちいいよ』なんて言われて、アタシもすごく嬉しかった。





体格の良いママよりも背が低いお父さんだけど、裸になると、以外とがっしりしていて、肉体労働のお仕事だから





筋肉もあって、広い背中だった。





この頃、お互いふざけて〈洗いっこ〉したりしたけど、今みたいな〈いやらしいこと〉なんて、ひとつもなかった。





おしっこする所も、アタシは自分で洗ったし、お父さんに洗ってもらうなんて考えもしなかった…





だけど。





アタシは気づかなかったけど、





この時、お父さんの頭の中は、〈いやらしいこと〉でいっぱいだったんだって。





これは、後からお父さんに聞いたこと。





『はじまり(5)』





お父さんと一緒に暮らし始めて、何回もママのいない夜を重ねたある夜中のことだった。





ママは、夜勤。





もう、この頃はママも、お父さんにアタシを預けるのに抵抗も何もなくて

『また、子守でごめんね…。それじゃ、お願いね』なんて言って出かけた。





    ◎●◎





アタシは、ぐっすり眠ってたから、最初気づかなかったんだけど





ぼやける頭で『あれ?』って思った。





アタシのお布団のおなかから下の方がもっこり持ち上がって、山みたいになってて。





それでアタシは、もう少し、頭がはっきりすると……!





「…きゃあッ!」





お父さんがアタシの布団の中に潜り込んでて、すごいびっくりしたの。





それまで、ママがいない夜も、それぞれの寝室で休んでたから、すごい驚いた。





それに、お父さんは、アタシのおなかの辺で何をしてるのかと思えば、





お父さんは、ケータイのライトでアタシのパンツを照らして、





そのパンツの、おま〇この辺りをめくり、





おま〇こを覗いてたの!!





アタシはもう、ショックとパニックが一緒にきて、アタシは、お父さんの頭を思いっきり





蹴飛ばしたの!





『はじまり(6)』





「いってぇ~…」





お父さんは手で頭を押さえながらも、顔は怒ってなかった。





アタシは、お父さんを、しかも〈頭〉なんか蹴っちゃって、すぐに起き上がって謝った。





「ご!ごめんなさいッ!」





「いいよ、いいよ。お父さんもごめんね。えみのお布団に勝手に入って…」





「う、うん…」





アタシは、お父さんがすごく怒るんじゃないかって心配したけど、そうじゃなかったからホッとした。





お父さんが、アタシのお布団でやってた〈変なこと〉について聞くのは、後回しにしたの。





お父さんは、





「お父さん、寂しくてサ…。お仕事でママがいないだろ?…だからサ、えみと一緒に寝てもいい?」





って聞いたの。





アタシは、





「えッ…」





て、思ったけど、蹴っちゃった弱みから、





「…い、いいよ。別に」





なんて言っちゃったの。





お父さんは、





「やったぁ!ありがと!えみ!」





なんて、喜ぶから、アタシはもう、この時、お父さんがやってた〈変なこと〉については触れなかったの。





お父さんは、喜びついでに、アタシの頬に唇をくっつけて〈チュウ〉をした。





アタシは、全身がビクンってなった。





それから後は、眠くて、お父さんの体温が気持ち良くて…





アタシは眠った。





これも、後からお父さんに聞いた話しだけど、





お父さんは、この後眠れなくて、





アタシのおっぱいや、おま〇こに、そっと手を入れて触ったんだって!





アタシは、全然、気づかなかった……





『恋人』





それから何日かして、また、ママが夜にいない日。





今日の晩ごはんは、やけにごちそうだったの。





ハンバーグ、鶏の唐揚げにポテト、色とりどりの野菜サラダ…





「えっ、お父さん、今日は何のお祝い?すっごいごちそうだね!」





って、アタシが興奮して聞いたら、





「すごいだろう〜、お父さん、腕によりかけて、半日休んでまで時間かけて、用意したんだ!」





って、言った。





「へぇ〜。…で、何のお祝いなの?」





アタシの質問に、お父さんは、





「まぁ、座って」





って、言って、かしこまった。





アタシも、背筋を伸ばしてきちんと椅子に腰掛けた。





「青井えみちゃん、俺と〈つきあって〉ください!」





「えっ?!…えーッッ!!」





アタシが、驚きすぎて何も言えないでいると、お父さんは、





「お父さんね、えみに初めて会った瞬間に、恋に落ちたんだ」





って言って、アタシのことを熱い視線で見たの。





アタシは、お父さんのその眼差しから目が離せなくて、しばらく固まった。





そんな、アタシにお父さんは、





「ごめんね…。びっくりさせて…。まぁ、まずメシにしよう」





って言ったから、アタシは、いろいろ質問したかったけど、『食べながらでいいか…』て、思ってごちそうに手をつけたの。





だって、だって!





テーブルに並んでるのは、ぜーんぶ!アタシの好物で…





アタシは、お父さんの気持ちが嬉しくて、ごちそうをお腹いっぱい食べたの。





食べちゃってから、お父さんは言った。





「お父さんとママは、本当の夫婦じゃないんだ」





って言って、入籍はしていないことを説明された。





そして。





「ママのことを愛してる。…だけど、えみのことも大好きになっちゃったんだ」





って、潤んだ瞳でアタシの足元にひざまずいて言うものだから、





「…〈つきあう〉って、どういうことかな…」





って、聞いたら、





お父さんは、すかさず、アタシの唇に『チュッ』と、軽く触れるだけのキスをしたの!





「…!ッおと…さん…ッ?!」





慌てるアタシに、お父さんは、アタシの肩を抱いて、





「ママよりも先に、えみに会いたかった…」





って、言った。





『恋人(2)』





晩ごはんの片づけを、いつも通り二人でして、お風呂は別々に入って、





それから、歯を磨いて、





お父さんが、アタシの部屋のベッドに腰掛けてる。





アタシの方が、後からお風呂を上がって、





髪も乾かした後に、自分の部屋に行った。





なんだか、すごく喉がカラカラになった。





お風呂の中で、お父さんが言った〈意味〉を考えたのだけど、いくら考えても





ママを裏切る行為なんじゃないかと思って、





アタシは、お風呂から上がったら『断ろう』。





そう決心したの。





    ◎●◎





お父さんは、上気した顔で、部屋に入ってきたアタシを見て、





「風呂上がりの〈女〉って、一番色っぽいんだよな」





…なんて、言って、アタシ…恥ずかしくなった。





〈女〉…だなんて…!





お父さんは、今までで一番優しい声で、アタシを呼んだ。





「えみ、おいで…」





アタシは、今でもこの時のことは覚えてる。





アタシは、まるで、お父さんに〈催眠術〉をかけられたんじゃないかって思うほど、





ボーッとしてしまって、





ベッドの上に腰掛けたお父さんの隣に、ちょこんて、座ったの…





お父さんは言った。





「今日から、えみは、お父さんのもの。〈恋人〉だよ…」





って。





『恋人(3)』





アタシは、お風呂で決心したっていうのに、





この時は、もうどうでも良くなってしまって…





「えみ…」





って、お父さんが囁いて、アタシの顎をそっと指で上を向かせると





顔を近づけ、





キスをした。





お父さんの口は、タバコの香りがした。





「えみ…。ああ、えみ…!可愛い…可愛いよ、えみ…」





お父さんは、そう言いながら、アタシをベッドに寝かせた。





お父さんは、アタシの体の上にお父さんの体を重ねて、体重はかけないで、上からアタシの顔を覗き込んで





そして、もう一度、アタシの唇にキスをした。





今度は、お父さんは強く唇を押しつけて、舌ベロを入れてきたの!





「…んんんッ!…ャアッ!」





アタシは、お父さんをはねのけようとしたけど、お父さんは、アタシの手首をアタシの頭の上でひとまとめにして





動けなくした。





お父さんの〈舌ベロ攻撃〉は、その後もしつこく長く、向きを変えて続けられたの。





「…ッふ…ッんッ…んン…」





アタシは、目尻から涙がどんどんこぼれてくるのを感じた。





それから、頭がぼうってなって、力が抜けちゃった。





この頃には、ママのこともすっかり頭から消えてたの…





『恋人(4)』





お父さんは、





「えみの〈全部〉を見せて…」





って言って、アタシの着ていたパジャマを全部脱がせたの。





アタシは、裸の胸の上で、手を重ねて肩をすくめた。おま〇こもぜーんぶ、お父さんに見られた…





お父さんの目は、お風呂に一緒に入った時とは全然違って、すごく熱く、感じた。





「えみ…ああ、綺麗だ…」





お父さんの顔が、興奮で上気してるのが分かる。アタシも、つられてなのか、自然と頬が熱くなるのを感じた。





お父さんは、触るか触らないか分からないくらいそうっと、アタシの全身の肌に手のひらを滑らせ、撫でた…





「…ああ、えみ…えみ、綺麗だ…」





アタシは、なんでか、お父さんが触れたところが敏感になってしまって、





「…ッ…!…!」





息をつめた。鼻から漏れる声が恥ずかしくて、胸に載せた手を今度は、自分の口にやり、押さえた。





お父さんは、そんなアタシの手を、顔からはずし、大きなお父さんの手で握り、





「息を止めないで…。自然に出るのを我慢しないでいいんだよ。…お父さん、えみの感じる声を聞きたいな…」





アタシは、すごく恥ずかしかったけど、その通りにした。





「…ッんッ…!…」





お父さんの手が、アタシの頬をそうっと撫でる。その手が、首、鎖骨、そして、おっぱいにたどり着いて、





それまで何度も『ビクン!ビクン!』て、なったけど、アタシは、お父さんがおっぱいの先っちょ―乳首―をつまんで





数倍、『ビクンッッ!』てなって、アタシは、背をのけ反らせた。





「ああッ!…」





そんなアタシに、お父さんは、





「えみは、とても感じやすいね…。お父さんは嬉しいよ…」





って、言ったから、





『いいんだ…。こんな風になっても…』って思って、お父さんの熱い手を全身に感じた…





そして、とうとう、お父さんの手が、アタシのおま〇こまで来たの…





お父さんは、最初は優しく指で、縦すじに合わせて上下に指で撫でて、そして





唇をつけたの。





チュッチュッ…と、軽く口づけた。





『恋人(5)』





最初、肌の表面にしていたキスを、お父さんは、両手の人差し指で『むにっ…』と開くと、





その、開いたおま〇この中に





舌を尖らせ、差し入れたの!





アタシは!…アタシは、すっごいびっくりして、また、お父さんを蹴るところだった。





お父さんは、あり得ない条件反射で、そのアタシの両足の足首をつかみ、そして、その足を自分の肩に載せた。





お父さんは、アタシの太ももをガッシリと押さえ、





『ピチャ…ピチャ…ブジュッ…!』て、いやらしい音をいっぱいさせて、アタシのおま〇こを味わい、あふれ出る汁を『ジュッジュッ…』て、吸った……





「…ぁあん…!…おと…さァん!…も!ャアッ!…」





アタシは、すごく恥ずかしいのと、やっぱり、こんなことは〈イケナイこと〉だって気持ちが湧いてきて、やめて欲しくて、泣きながらお父さんにお願いしたのに。





お父さんは、





「えみの愛液…スッゲ、美味しい…。えみも感じるダロ?」





て、聞くから、





「…ッ…わッかんないッ!…はぅんッ!…」





て、声が出ちゃって、アタシは自分で自分が信じられなかった…





    ◎●◎





それから、アタシは、お父さんに抱え起こされ、思いっきりボーッとした頭で、お父さんの声を聞いた。





お父さんは、





「えみ…えみのおま〇こを舐めて、感じるえみを見たら、お父さんのここ、こんなになったよ…」





って言って、アタシの手をグイッて引いて、





お父さんの大きくなった





おち〇ぽを握らされた!





アタシは、あんまりびっくりして、最初はすぐに手を引っ込めちゃった!





「えみのせいだよ…。えみがあんまり〈魅力的〉だから…」





なんて言うの。





それでアタシは、最初、直視できなかったけど、今度は勇気を出して、お父さんのそこをじっくり見たの。





お父さんのそこは…





お風呂の時は、ぐったり下を向いてたのに、今は、





ピンと上を向き、あり得ないほど、大きくて太くて、そして、割れた先っぽからは





テカテカ光る、透明な液が溢れてた…





お父さんは、言う。





「えみ、舐めて」





アタシは、『ええーっ!イヤだッ!』て、心の中では思ったけど、





それを本当に声に出して言ったらいけない気がして、





アタシは、アタシは…





すごーく、イヤだったけど、





お父さんのおち〇ぽに、そうっと、舌の先だけで触れた。





「んッ?味がするよ?…」





アタシは、すぐに舌を離して、そう言うと、





「そう。どんな味?これはね、男の〈愛液〉みたいなものだよ。感じると、自然に出てくるんだ。…そして、滑りを良くする…」





アタシは、お父さんの言ってる意味が、あんまりよく分からなかったけど、





お父さんに言われるままに、お父さんのを、





今度は口の中に全部入れてみたの。





とたん。





大きすぎるお父さんの棒の先が、アタシの喉の奥まで当たって、





「ゲホン!ゲホ…ッ」





て、なっちゃって、アタシ、すぐに謝ったの。





『恋人(6)』





「ハハ…、いいよ、いいよ。それより、お父さんもう一度えみのそのちっちゃい口に入れたいな」





なんて言うから、アタシは今度は、『オエッ』てならないように、気をつけて舌を這わせて、お父さんのおち〇ぽを味わった。





お父さんのは、すごく熱くて、スベスベで…





舐めるほどに、アタシの口からは、唾液が溢れて、口を離して眺めると





いやらしく、濡れてテカテカに光ってたの…





「えみッ!ごめ…ッ!出るッ!」





お父さんは、すごく我慢してたみたいで、突如そう言ったかと思うと、アタシの頭を『ガシッ』とつかむと、アタシの口の中におち〇ぽを入れ、すごく速く入れたり出したりしたかと思うと…





ドプンッ!!





アタシの口の中に、熱い〈何か〉ドロッとして、すんごい〈お味〉の液体を勢いよく発射したの!!





「…エホン…ッ!…ケホン!ケホ…」





アタシは、お父さんに無理やり強い力で頭を押さえられたのも、





ましてや、口の中に〈何か分からないもの〉を出されたことも、すごく…すごく、ショックだった…





『儀式』





「えみ…ハァ…ハァ…大丈夫…?」





お父さんが、そんなアタシを気遣ってくれるのが嬉しくて、アタシは、





「…う…うん。…すっごいびっくりしたけど…」





アタシは、お父さんの吐き出したものを、口から吐くのは、何か悪い気がして





顔をしかめて





『ごくん!』





飲み下した。





それは、すんごい、…何て例えて良いか分かんない…初めての〈味〉だった…





    ◎●◎





お父さんの精液を、初めてなのに飲み込んだアタシを見て、お父さんはすごく感激して、





「えみ!ああ、えみは何て良い子なんだッ!」





って言って、アタシをギュウウッて、抱きしめて、何度も何度も、アタシの唇にキスをした。





そして。





「えみ、足をぴったり閉じて。お父さんのペニスを挟んで…」





アタシは、ベッドに四つん這いになって、お父さんの言う通りにした。





お父さんは、今、アタシの口の中に吐き出したのに、休みもなく、





アタシのおま〇こと、太ももの間の隙間にお父さんのを、ヌルリ…と差し入れ、また、腰の前後運動をして…





勢いが増したと思ったら、





ドピュンッ!!





アタシのベッドのシーツの上に、おち〇ぽから、発射させた。





同時に匂う、強烈な青臭い香り!





「本当は、えみのおま〇こに入れたくて、入れたくてたまんないんだけど…。えみのおま〇こ、ちっちゃくて、かわいそうだからね…」





今みたいに、太ももとおま〇この表面で挟んで擦るのを、〈スマタ〉って言うんだって。





アタシとお父さんは、しばらくは、この〈スマタ〉で満足していたの。





だけど、〈ある時〉を境に、お父さんは変わってしまった…





この頃は、





「〈愛し合う〉のは、ママがいない時だけにしような…。ママに知られないようにしないとな…」





って、お父さんは言ってた。





お父さん、この頃は、すごく…





優しかった……





『儀式(2)』





今だから思うのだけど、





実際に体の中に〈ソウニュウ〉するのと、〈こすって〉外にフィニッシュするのでは、





《罪の意識》において、全然違うと思う。





始めの頃、お父さんと肌を合わせたり、口で飲んであげたりしている時は、





『少し変わった〈親子のスキンシップ〉』くらいにアタシは、だんだん軽く考えるようになったのね。





それに、お父さんと抱き合うのは、すごく心が充実してるみたいに思い違いをしてた。





おまけに…お父さんと〈秘密〉を共有し合ってる。悪いことしてる、と思いながらも、





ママがいない夜の、二人だけの〈楽しみ〉になっていったの…





ママに悪いと、思いながらも。





    ◎●◎





そんな、アタシとお父さんの間が、少しずつ変化していった。





アタシは、こういうことは、〈すきなひと〉とするんだってことに、ある日ふと、思ったの。





お父さんは、アタシのことを『大好き、愛してる…』って言ってくれるけど、アタシは…





アタシは、新学期になって新しい担任の〈秋月先生〉のことが頭から離れなくなって…





『ああ…、〈すき〉って、こういう気持ちなんだ』って、気づいたのね。突然に。





その人を想うと、胸が苦しくて、誰にもとられたくない…





それじゃあ、お父さんはどうなの?って思うと、





血はつながってないけど、アタシには、お父さんは、〈お父さん〉としか考えられなかった。





アタシは、お父さんに、そのことを正直に話した。





まだ、この時は、秋月先生のことは言わずにね。





その夜のことだった。





アタシは、今でも忘れられない、たぶん一生忘れられない〈仕打ち〉をお父さんから、受けた。





『儀式(3)』





この夜も、ママが夜勤でいなかった。





アタシは、晩ごはんもお風呂も済んで、眠る前に、お父さんに〈その話し〉をした。





そして、できれば、今夜は、エッチはしないで、一人で寝たかった。





だけど、お父さんは、沈痛な面もちで、





「えみ…。えみは、お父さんを愛してはいないのか?…今まで、お父さんを騙してたのか?!」





って言ったの。





アタシは、慌てて、





「騙してなんかないよ!お父さんのことを愛してるよ!でも、お父さんはお父さんとしか思えないの!





アタシ、お父さんを騙してたつもりなんかないッ!





ただ、自分の気持ちに気づいただけなの!





それに、それに!ママにも悪いって、ずっと思ってた!」





アタシは、今までためてた〈思い〉を、全部お父さんにぶつけた。





お父さんは、それを聞いて黙ったの。だから、分かってくれたと思った。





アタシは、お父さんに、





「お父さん、ごめんなさい…。今夜は別々に寝ようね…。





おやすみ…なさい…」





アタシは、お父さんの気持ちを考えて、そんな風に気を遣って、おやすみを言ったのよ。





お父さんは、それには返さないで黙ってた。





アタシは、だから、それ以上は何も言わずに、自分の部屋のベッドに入って、すぐに眠りについたの。





『儀式(4)』





夜中に目覚めると、お父さんが、アタシのベッドに座って、





泣いてたの。





アタシは、ものすごく驚いて、





「…ッお父さんッ?!」





て、聞いた。





お父さんは、それでも黙って、泣いてて…





アタシは、お父さんの背中に手をあてて、





「お父さん…、ごめんなさい…」





て、言ったの。お父さんが泣いてるのは、アタシのせい。そう思って…





そしたら、突然、お父さんが、アタシを抱きしめて、





「えみ!愛してるッ!えみは、お父さんのものだッ!〈お父さん〉だって思わないで、





一人の〈男〉と思ってくれよ!」





そう言った。





アタシは、お父さんに抱きしめられながら、





「お父さん…それは無理だよ…。アタシ、最初から、お父さんのこと、〈そういう風に〉見れなかった…





お父さんが、アタシを勝手に〈恋人〉って、言ったんだよ」





そう言った瞬間だった!





お父さんは、アタシを、『ダンッ!』て、ベッドに押し倒して、アタシはベッドに頭を強く打ってクラッときて、





反撃が遅れた。





お父さんは、続けざまに、アタシの頬を二回『パンパン!』て、平手で叩いた!





アタシは、ママにも顔なんか叩かれたことがなくて、ショックで動けなくなった。





「…俺が、甘かった…えみがかわいそうと思って、抱かなかったけど、





今夜、俺は、お前を抱く!」





そう言って、





アタシのパジャマの上着を引き裂いて、アタシの首筋にキスをした!





「…ッヤッ!…お父さんッ!…やめ…ヤメテッ!!」





お父さんは、アタシの叫びを唇でふさいだ。





「…ッんんんッ!…」





激しい、キス…





お父さんの想いをすべてぶつけるような…!





「…ッヤあッ!…」





唇を唇でふさぎながら、お父さんは、アタシのおま〇こに、荒々しく指で刺激を与える!





そうして、





パジャマのズボンも下着と一緒に、一気に脱がされた。





「…っとうさん…!ヤダ…」





アタシは、怖くて、それでも、抵抗したのに。





お父さんは、アタシのおま〇こへの指の刺激をやめずに、





「へっ!『ヤメテ』だ? お前のここ、スッゲ、濡れ濡れじゃねぇか!





俺のチ〇コが入ってくんのを、待ってんじゃないのかよッ!」





「………」





アタシは、もう、何も返せなくて、『ちがうもん!』のひと言すら、思いつかなくて、





お父さんに、抱かれた…!





あんまり、いつもみたいには濡れてなかったのに、お父さんは





無理やり、自分のおち〇ぽをアタシに入れた!





「…ッ痛いッ!イヤ!イヤぁ!痛い痛い痛いッ!…」





それなのに。





お父さんは、アタシを強い力で、刺し貫いた……





お父さんは、お父さんのを入れたとたん、激しく、腰を打ちつけ





アタシの中に、





熱い精液を、





注ぎ込んだ……





アタシは、たくさんの涙を流して、放心状態になった……





『シーツのシミ』





朝が来た。





アタシは、重い体を無理に起こした。そして、お布団をめくると、シーツについた小さな赤いシミが目に飛び込んできて、

一気に夕べのことを思い出した。





アタシは、ものすごく気持ちが落ちてしまって、何かをしようという気力が全く湧かなくて、また、ベッドにすとんと座り込んだ。





そういえば今朝は、お父さんは、アタシのことを起こさないで仕事に行ったみたい。





それか、声をかけられたのかもだけど、アタシは気づかなかった。





    ◎●◎





アタシは、しばらくそのまま放心していたけど、時計を見て驚く。





学校に行く時間はとうに過ぎて、しかも、夜勤明けのママが帰ってくる時間が迫ってた!





アタシは、シーツをサッと剥がし、洗濯機に放り込んだ。





そして、慌ててママにメールをした。





ママに黙って学校を休んだら、ものすごい叱られる!





『ママ、おはよう。アタシ、頭が痛くて体ダルイから休みます。学校に電話お願いします(&お願いしますの〈ねこ〉の絵文字)』





すると、しばらくして、ママから返信があった。





『えみ、おはよう(太陽の絵文字)大丈夫?熱は計ったの?計ったらまた、メールちょうだい。ママもあと少しで帰るから、ちゃんと寝とくのよ(片目に涙の顔絵文字+ハート)』





アタシ、ママの優しさが嬉しくて、すぐに熱を計って、メールした。





『ママ、37.6℃あったよ』





しばらくして、ママからの返信は、





『あるわね…熱(痛い顔の絵文字)先生には連絡したからね!心配しないで眠りなさいね(ハートが3つ+キラキラ絵文字)』





アタシは、





アタシは…





ママのメールを見て、泣いた……





ママ!ママ!ごめんなさい!!アタシ、アタシ、とんでもないことしちゃった!ママ!





それから、体はすごいダルかったけど、洗濯の終わったシーツを乾燥機に入れたの。





ママにだけは、絶対、絶対!知られちゃいけない!!





だけど、洗濯機に放り込んだだけのシーツのシミは、完全には消えてなくて、





アタシは、背中に嫌な汗が落ちるのを感じた。





乾燥機が終わり、なんとか、ベッドに敷き終わって、その中に体を滑り込ませた瞬間。





ママが、お仕事から帰って来たの!





アタシは、目を強く瞑って、ママが部屋に来るのをジッと待った。





すごく、胸がドキドキした。アタシがお父さんに抱かれたって、ママにバレたら、どうしよう!どうしよう…!





玄関を開けて、手を洗ったママが(病院に勤めてるから、我が家はまず、手洗いが先なのね)





アタシの部屋を覗く。





「えみ〜…ただいまァ…。眠ってる?」





アタシが、返事しないでいたら、ママは部屋に入って、アタシの眠る顔を見にきたの。





ドキドキドキ…!





ママは、そうっと、アタシのおでこに手をあて、自分のおでこにも手をあて、確かめてた。





そして、ため息をひとつすると、





「ごはんもまだかしらね…」





独り言を言うと、『パタン…』ドアを閉めて、部屋を出て行った。





『シーツのシミ(2)』





ばちが当たったと思った。





いくら〈ソウニュウ〉してなかったとはいえ、ママの〈旦那様〉のおち〇ぽを口に含んだり、精液を飲んだり、スマタをやったり…キス、しちゃったり……





ママを裏切ったことには変わりない。





いくら、お父さんに求められたからって。





アタシが、悪い。





もっと、本気で抵抗すれば、もっと早くに『イヤだ!』って、言えてれば…!





考えても、後悔しても、遅すぎるって、分かってたけど、アタシは考えずには、いられなかった。





夜、寝る時もドアに鍵をしよう。そう、決めた。





    ◎●◎





目覚めたアタシに、ママが聞く。





「風邪かしらね…。えみ、病院行こっか?」





アタシは、とんでもない!って思った。





お父さんにつけられた、たくさんのキスマークを他人に見られるワケにはいかない!





ママに、ママにバレちゃう!





アタシは、必死に首を振った。





「ダル過ぎて起きれない…。寝てれば、治るから、たぶん…」





「そう?…まぁ、高熱ではないから、様子を見ようかしらね…」





ママが心配して、何度もアタシのおでこや頬に手をあてる。





でも、そんな、ママのあったかい手にもアタシは反応してしまって、ビクンッ!てしてしまうの…





「ママ…寒い…少し眠る…」





アタシは、それを悪寒のせいにした。





そうしたら、ママは、軽い羽根布団を重ねてくれた。





「どう?あったかい?…ママも、少し眠るからね。何かあったら言うのよ…」





ママが作ってくれたお粥もあまり食べれず、アタシはまた、眠った。





『悪い子』





    ◎●◎





アタシが、『好きな人ができたから、もうヤメテ…』と、告白した日から、お父さんのアタシへの嫌がらせは続いてる。





お父さんは、もう、ママがいてもお構いなしに、アタシを抱く。





今日のママは、日勤だから、夕方には帰ってくるっていうのに…





「…ッ!…っとうさん…ママが帰ってきちゃ…!」





お父さんは、アタシをキッチンの調理台に座らせ、ク〇ニをしてる。(アタシも、いろんなエッチ用語をお父さんから教わった)





パンツの中央の布をグイッと横にやり、おま〇こをさらけ出し、お父さんが『ジュブ…ジュブ!』と、アタシのおま〇こを味わう。





そうして、今度は、台からアタシを下ろし、





「床に手をつけ。尻を高く突き出すんだ!」





アタシは言われる通りにする。





お父さんが、ズボンのジッパーを下ろす音がして、





「はぁあッ!…」





ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!…





いきなり、激しい注挿が始まる!





「あああッ!ンッ!ママが…!ママが帰ってくる!…」





アタシの願いも虚しく、お父さんは、容赦なく、中出しして、アタシを離す。





その時、





『ピンポーン♪』





チャイムが鳴り、玄関を開けママが帰ってくる。





お父さんは、すかさずジッパーを上げ、一物をしまうと、ママを出迎え、ママの両手に抱えた荷物を持ってあげながら





ママの頬にキスをするの…





「拓哉…ただいま…」





「詠子…待ち遠しかった…今夜…な?」





二人だけに分かる今夜のエッチの催促…





そんなお父さんに、照れながらも『シッ…』みたいに、お父さんを黙らせてから、





「あら、えみは?勉強してるのかしら…」





アタシは、慌ててパンツの布を直し、おま〇こをしまう。





今、お父さんに出された精液が『ゴプッ』小さく音立てて、空気と共にパンツの中に溢れる…





「お帰り!ママ!…あ、アタシ、トイレ…」





アタシは、キッチンからニョキッと顔を出して、ママを出迎える。





でも、これは、さすがに…





匂いでもバレそう…!





アタシは、すぐにトイレへ駆け込む。





もうこの時は、アタシのスカートの中、太ももに、白いのが垂れ始めてて…!





「アラアラ…おしっこでも我慢してたのかしらね」





ママが、何にも知らないでそんなことを言う…





アタシは、便座に座って、一生懸命にウォッシュレットで中身を洗い流すの…





アタシは、思う。





イヤなのに…





イヤなのに…





感じちゃう……!





アタシは、自分を、なんて悪い子だろうって思った…





『悪い子(2)'』





キッ…





深夜。少しだけ鳴る、ドアの音。





「(…えみ…)」





お父さんの息は、すでに荒くなってて、ハァハァしながら、布団をはいで、アタシの上にその体を重ねてくる…





ギシ…





ベッドがきしむ。





「(えみ…、ああ…えみ…)」





お父さんがアタシの名前を耳元で囁きながら、ペチャペチャ音させて、耳の中に舌を入れてくる!





「…ッふぅぅ…ンッ!」





アタシは、ぐっすり眠っていたのに、起こされ、そして、快感のスイッチを強制的に入れられる…





お父さんが、アタシのパジャマの上着の前を広げて、おっぱいを空気にさらす。





「(えみのここ…もう、立ってる…いやらしい…)」





「…そっ、そんな…ッ」





お父さんは、そう言いながら、舌で片方の乳首をぬめぬめと舐め、もう片方は、指でこねくり回す。





「…ッ!ッ!…とぅさンッ!」





「(乳首が感じるのか?貧乳のくせに!マセガキめッ!)」





「ッんんッ!…」





アタシは、声を出さないようにこらえるのに必死なのに、お父さんは全然容赦なんてしなくて、アタシをいじめまくるの…





「(へっ、えみ〜、腰が動いてるゼ!お前、いやらしいなッ!そんなに、俺にハメられたいかッ)」





「ぃや…ん!…おと…さんのイジワ…ル…」





アタシも、ハァハァしながら答える。





お父さんは、アタシの乳首を、ずうっとコリコリさせながら、





もう片方の手は、パジャマの布越しに、おま〇こをグリグリ押してくるの…





「…っとうさん…ッ」





そんなアタシを見て、お父さんは、一気にパジャマのズボンを下ろし、パンツだけは残す。





胸は、はだけたまま…





お父さんが、パンツの布の上から、おま〇このぷにぷにのお肉に刺激を与える…





ワレメにそって、柔やわとさする…





「(早いな…もう濡らして…えみは、本当にエッチだな…)」





お父さんの抑えた声もいやらしくて、アタシは『ちがうもん!』のひと言が言えない…





「…あ…うゥ…ッ」





お父さんのおま〇こに当てた指がせわしなく動いて、休みなく刺激を与える!





「やん…ッ!」





「(欲しいか?えみ、お父さんが欲しいか…コイツが、欲しいか…)」





お父さんは、いつの間に出したものか、お父さんの完全に勃起したおち〇こを握りしめてる。





アタシは、言葉に出せず、コクリ、とうなずく。





「(欲しかったら、〈奉仕〉しな」





アタシはもう、この時お父さんの〈いぬ〉なの。





四つん這いになって、お父さんのおち〇こを口にほおばり、唾液でベタベタになるまで舐めまくるの…





アタシのおま〇こがじゅわん…て濡れて、太ももの内側に、汁まで垂れてくるのがわかる。





「(よし、それじゃあ入れてやろう。後ろ向け)」





アタシは、お父さんの言いなり。





お父さんのおち〇この前にお尻を高く突き出す。





お父さんは、アタシのパンツの布を大きく横にずらし、おま〇ことお尻の穴をまる見えにさせる。





「(今日は、ケツ穴から入れてやろう。えみ、嬉しいだろう)」





うう…お尻は、イヤ…





だけど。





「はい…、思いっきり深くえぐってください…」





そう言わないと、殴られる…





アタシは、震えながら、おま〇こから、はしたなく汁をしたたらせる…





「(へっ!えみのココ、濡れ濡れ!)」





お父さんは、アタシのおま〇この中に指をグイッと入れ、





グッチャグッチャグッチャ…





かき混ぜたかと思うと、今度は、そのぬめぬめの指をアタシのお尻の穴にググウッと、入れ、出したり入れたりを繰り返し、





ぬぽん…





指を抜くと、今度は、お父さんの勃起おち〇こをソウニュウさせるの!





「はぁウッ!…」





ギッチュギッチュギッチュッ!





お父さんの激しい注挿が始まる。





アタシは、思うの。





ヌッチャ!ヌッチャ!ヌッチャ!…





早く終われ!

早く終われ!

早く終われ!





お父さんが、早くイッちゃいますように!…





ゴプンッ!





お父さんが、アタシのお尻に白いのをいっぱい吐き出した。





その、おち〇こを刺したまま、くるんとアタシの体を回転させると、アタシを仰向けにさせ





お父さんは、指を三本すぼめた状態のを、今度は、アタシのおま〇こに入れ、入れたり出したりを繰り返す。





アタシは、お尻とおま〇この同時攻撃で、頭がおかしくなりそうなくらい、乱れるの…





「ああッ!ああッ!ああンッ!……」





『悪い子(3)』





たくさんの精液を吐き出した後、お父さんは、念入りにアタシの体をきれいに拭いてくれるんだけど…





もう一度、アタシのお尻や、おま〇こに指を入れ、出したり入れたりして刺激を与えるの。





「えみ、きれいにしてやろうな…?」





そう言いながら、





グッチャグッチャグッチャ…!





中の精液を掻き出す…





「…っとうさん…も…かんべんして…」





「何言ってんだ。お父さんは、えみの穴をきれいにしてやってるんだぞ。ありがたく思えよ」





「…ッも…やぁッ…!…」





この頃には、アタシの気力ももたなくて、いつの間にか眠っているの…





意識を手放したアタシを、お父さんはもう、怒らない。アタシの体をきれいにした後、アタシの頬に唇を押しつけ、そっと部屋を出るの…





    ◎●◎





ここまでが、いつものこと。





ただ、今夜だけはいつもと違った。





深夜、アタシの部屋を出たお父さんが、後ろから声をかけられる。





白いガウンを着たママが、リビングでタバコを片手に、小首を傾げてる。





「拓哉、えみの部屋で何してたの?」





その時、お父さんは、何のためらいもなく答えた。





「えみの寝顔見てた」





「ふうん…」





ママが、タバコに口をつけ、深く吸い込む。





「子どもの寝顔って、可愛いよな。…天使みてぇ…」





「そうね」





さめた、ママの目…





「タバコ、やめろよ」





て、お父さん。





「拓哉がやめたらね」





「俺、ちょっとトイレ…」





そう言って、お父さんは、手を洗いに洗面所に消える。





ママは、天井に向かって煙を吐き出した…





『悪い子(4)』





この頃のアタシ。





保健室で寝ることが多い。





連日、夜中に起こされてお父さんにエッチされて、体、ボロボロな感じ。





だから、保健室のベッドは、アタシのひと時の慰安所。救護所とも言う?





アタシ、この頃、変。





濡れちゃう。





お父さんを思い出すと。





それに…





最近、お尻も感じるようになっちゃった。





アタシ、なんだか、自分が、すごーく、いやらしい子になっちゃった気がする。





だけどね。





家に帰るのが、





すごーく、





おっくう……





お父さんの顔を見たくない。





ママとも顔を合わすのがつらい…!





部屋に鍵をかけた翌朝は、ママが出かけた後、夜の倍、酷い目に遭う。





殴られたり、お尻を打たれるのも嫌だけど、





最近、お父さんは、〈指〉の代わりに〈機械〉を使う。





アタシが、いくら『イヤ!ヤメテ!』って言っても





おま〇ことお尻の、両方に、電池で動く〈おもちゃのおち〇こ〉を入れてくるの…





アタシ、気持ちいいのか、イヤなのか、もうわかんない……





『悪い子(5)』





晩ごはんが済んで、片づけも終わって、〈だんらん〉のひと時。





リビングのテレビがついてて、その前でアタシは、お父さんの膝に乗り、一緒にテレビを見ている…





これだけを見たら、仲の良い親子に見えるかもしれない。





でも…





「…ッ!ンッ!…ッあッ!…ッ!…」





お父さんがアタシのおっぱいを揉みながら、





「最近、えみのおっぱいが大きくなってきたな。やっぱ、俺が毎日揉んでやってるからかな?」





そんなことを言う。アタシは、顔をしかめて、





「…ッ今、成長…期、だもん…ッ…あぅッ…い、痛いン…だから…ッ!あンッ…」





「そうか、そうか。今に、えみもママみたいに巨乳になるのか」





言いながら、先っぽだけじゃなくて、アタシの少しのおっぱいの肉も揉む。





親指と人差し指で乳首をクリクリつまんで、小さいおっぱいをモミモミする…





アタシ、ハァハァしながら、





「ならない…もん!ママみたいに…おっきいのは…イヤ…」





「そうかァ?俺は、ママのデカパイも、えみの貧乳も好きだな」





「…ッヤァッ!!」





この時、実は、膝に乗るアタシのおま〇こには、お父さんのおち〇ぽが、グッサリ刺さった状態で。

テレビなんか、全然見てないの。





お父さんは、わざと腰を動かさず、アタシのおっぱいへの刺激だけで、アタシがどれくらい耐えられるか試してるの…





「ッあンッ!おと…さァン!…!」





アタシは、こらえ切れずに自分から腰を動かす。





…ッチュ…グッチュ…





「…ァン…んんッ!」





今夜、ママは帰らない。





アタシは、一晩中、お父さんに〈いたずら〉される…!





お父さんは、口では『愛してる』なんて言ってるけど、





アタシの体を使って、いろいろ試したいだけだと思う。





なのに、学校にいる時から、なぜだか、アタシのおま〇こは、濡れっぱなし…





『イヤイヤ』言いながら、アタシ…本当は、お父さんに抱かれるのを、心待ちにしてるのかな…?





「…ッああンッ!…」





アタシ、もうガマンできなくて、お父さんの手をふりほどいて、自分でお父さんの上で、体を動かすの。





おま〇この中は、もうビショビショで、汁が垂れちゃうくらい。だから、すごくスムーズに上下に動いちゃう。





…ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!…





いやらしい汁も飛び散る!





「…あぁん!おと…さァン!…」





「えみも、エロくなったなぁ…お父さんは嬉しいよ…」





お父さんの息も荒くなってきた。





お父さんの大きな手が、おっぱいを離れて、アタシの太ももを下から支える。





アタシは一生懸命、お父さんのに、アタシのおま〇こを上下にこすって気持ちよくなりたいのだけど、うまくいかない。





「…ッとーさ…!」





そんな、アタシを見て、お父さんも本格的に発射したくなったみたいで、





アタシを、テレビとソファーの間のガラステーブルに四つん這いにさせて載せると





バックでガンガン突いてキタ!





「ああんッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!…」





「へっ!エロガキめッ!」





「…やぁンッ!…」





ぱんッ!ぱんッ!ぱんッ!…





規則正しい、お父さんの腰の注挿!深く、強く…時には、おま〇この入り口だけを刺激して浅くして、アタシをもどかしくさせる…





アタシは、たまらず、





「ぁあんッ!ふ、深くゥ!」





お父さんに恥ずかしい要求も、平気で言っちゃうの。





やがて。





「…ッ!ァンんッ!…」





ドプンッ!





お父さんの腰の動きが激しくなって、





アタシのお尻に強く深く、ググゥッと体を押しつけ、中で発射した。





荒い息の、アタシと、お父さん…





アタシはもう、頭がまっ白になって、何も考えられないの……





『悪い子Ⅱ-①』





お父さんに抱かれたら、もう、何にも考えられなくなる。





何もかもが、どうだってよくなっちゃう…





      ◎●◎





あのあと……リビングのガラステーブルの上で、アタシの体内に放出したお父さんだったけど、それは、ほんの始まりに過ぎなくて…





アタシは、用意したシーツにくるまれ、お父さんに横抱きで抱え上げられると、アタシの部屋へと運ばれた。





アタシは、お父さんの首に腕を回して、落ちないように抱きつく…





そんな時は、本当に〈恋人〉っぽくて、お父さんとアタシだけの世界だなあと思うの…





このあとに待ってる、エッチの〈ループ地獄〉を忘れてしまえばね。





         ◎●◎





お父さんは、アタシをそっとベッドに下ろすと、アタシにたくさんのキスをくれる。





『クチュクチュ…』と舌をからめ合い、互いに相手を求め合う…





アタシは思う。





お父さんが本当に、アタシのことを愛してくれたらいいのにって…





お父さんは、くるんだシーツに手を入れ、アタシの小さいおっぱいを揉みながら、乳首に舌を這わす。





「…ッ!…ッはあンッ!…」





そんなアタシを見て、お父さんは、嬉しそうに言う。





「えみ、バイブ入れていい?」





アタシは、『イヤ』って言うことなんて許されてない。





黙って『コックリ』とうなずく。お父さんは、それを見て、嬉々として二本のバイブを準備するの。そして、一本目をまずはアタシのおま〇こに入れる。





そこは、すでにお父さんの精液がたっぷり入ってる状態。





『にゅるり…』スムーズに、アタシのおま〇この肉を押し広げ〈異物〉が侵入してくる!





「ハあウン!…」





ママがいないから、アタシ、声をガマンしない。





お父さんが、





「えみ…入れるぞ、スイッチ…」





言ったとたん、バイブのスイッチが入れられ、アタシは、背をのけ反らせる!





「あああ…ッ!…」





『ブーン…』ていう、無機質で無慈悲なモーター音が響くのと、アタシの声が出ちゃうのは、ほとんど同時だった。





「えみ、かわいい…さあ、尻にも入れるぞ」





アタシ、それには、喘ぎながらも、激しく首を振る。





だけど、お父さんがやめるハズがない。





「イ、イヤッ!…お尻は、イヤあッ!…」





「そんなこと言って、最近のえみは、コレがないと、物足りないんだろう?」





「…ッそんなこと…ッ!…」





アタシが、否定している間に、お父さんはアタシのお尻にも、ローションを塗りつけたバイブを、何のためらいもなく入れ、今度はアタシに聞きもせずスイッチを入れた!





「ヤあああ…ッ!!…」





アタシは、このあとのことをいつも覚えていない…





お父さんが、もし、本当にアタシを愛していたら、アタシが『イヤ!』って言うことは、絶対しないはず…





意識のなくなったアタシを、お父さんは、朝までいじり続ける…





アタシは、アタシの知らないうちに、おま〇ことお尻にバイブを入れられた、その状態で、お父さんのおち〇こを、舐める…





アタシは、無意識に喘ぎ、腰を振り続ける…





アタシは、お父さんの〈セックス人形〉……





『悪い子Ⅱ-②』





学校のチャイムが鳴って、授業が始まる。





静かな校舎内…。





アタシは、いつものように、保健室のベッドの上。





天井をボーッと見ていたら、カーテンの向こう側から声がした。





「青井?…起きてるか…」





ヤバい!秋月先生だ!





アタシはとっさに、





「…ガーゴー…」





イビキの音をわざとさせて、お布団にもぐり込む。先生の声の方に背中を向けて…





「なんだ。起きてるんじゃないか…」





アタシ、お布団の中で、ギュッと目を閉じる。





お布団の中で丸まってるアタシを見て先生は、ため息をつきながら、





「青井?青井はすっかり、ここの住人になっちゃったね…。顔色も悪いし…。一度お母さんに話しをしないといけないね…」





アタシ、そこで思わずガバッと起き上がって、





「だ、ダメッ!ママには言わないでッ!」





アタシは、必死に訴えた。





けど、先生は。





「やっぱり起きてた」





言いながら、ニンマリ笑った。





「…あッ!…」





アタシは何も言えなくなる。





「えみ…」





先生が、アタシの名前を呼んで、おでこに手をのせてくれようとしたのに…





アタシは、またお布団の中にもぐり込む。そして。





「…先生、ママには言わないで…」





もう一度お願いした。





『悪い子Ⅱ-3』





「どうして?…えみはなぜ、そんなことを言うの?…えみ、最近のえみは、なんだか前と違って見えるよ。…何か、あったかい?…」





アタシの大好きな秋月先生は、やっぱりすごい!アタシがなんにも言わなくても、先生には分かっちゃうんだ。…ああ、だけど、大好きな先生にだけは、アタシの悩みなんか知られたくない!





……知られたらきっと、学校にもいられなくなる!





「ッそ、そんなこと…!アタシは全ッ然、前とおんなじだよ!悩みなんかあるわけないじゃん!」





「そうか〜?」





秋月先生が、アタシの目をジッと見る。





ここで、目を離しちゃダメ!離したら、嘘がバレちゃう!





アタシが、嘘をつき通してがんばって先生をにらんだとたん、アタシは先生に抱きしめられた!





「…ッせ、先生?!…」





「えみ…お願いだから、僕には本当のことを言ってごらん…」





アタシをそっと、遠慮がちに抱く先生は、少しだけ震えているみたいだった。





そんな、きれいな心の先生に、そんな先生なのに…アタシは、なんだか〈イケナイ心〉がムクムクとわいてきちゃったのね。





「先生。先生は、アタシをキライになる。絶対。本当のアタシなんかを知ったら!」





アタシは、気づいたら、先生の股間に手を這わせ、ズボン越しに手のひらを先生の形に合わせてそっとこすり上げちゃった…!





『悪い子Ⅱ-4』





「…あ!青井ッ!?…」





かわいそうに、まじめな先生が、すごい驚いてる。そりゃそうよね。





小さい子どもが、イタズラで、ちょっとタッチ!…なんてのとは全然違う。





明らかに、勃起をうながすような…





〈おとなの女〉がするようなことを〇学生のチビッ子が、やっちゃったんだもん。





さあ、先生、どうする?





今度はキスの時みたいな子どもだましはきかないわよ…!





「どうしたの?…先生。えみって呼んでくれないの?…アタシを〈すき〉って言ったのは言葉だけだった?」





「あ、青井…え、えみ…!…」





クスクス…おっかしいの!神様みたいに落ち着いてた人と同じとは思えない!





「周先生?アタシと〈イイコト〉しよう?もう、〈子どもだまし〉はナシよ」





アタシは、先生のズボンのジッパーを下ろし、その中の先生の下着に手をやった。





でもまだ、先生のそこは全然反応してなくて、アタシは少しだけガッカリする。





だけど、やっぱりアタシの大好きな先生だわ。





こんな子どもになんか、性欲をそそられたりなんかしないのよ。





…お父さんとは違う。





だけど、〈それ〉は、やっぱり、『青井のこと、大好きだよ…』って言ったのが〈嘘〉だって言ってるのと同じこと……





「先生?…先生が本当にアタシこと好きだったら、アタシのこと、抱いてよ…アタシ、お尻だってイケるのよ…」





アタシは、慌てる先生の下着を下げ、先生の〇〇をあらわにした。





先生のそこは、相変わらず無反応で、アタシは尊敬すら感じた。





「…先生、すごい…さすがに〈先生〉ね。でも、アタシ、こんなこともできるのよ」





アタシは、先生のペ〇スに口をつけた。





とたん!





先生が立ち上がり、アタシの口を強制的に外した。





「先生?…気持ちよくなかった?」





「青井、君はこんなことしちゃダメだ!青井…何があったんだい?…こんな…頼りない僕だけど、話してほしい…」





「………」





アタシは、フェラ〇オを中断されてムッときたのと、先生の強い忍耐力に脱帽しながらも、少しガッカリしたの。





もう少し先生のを口に入れたかったのに…





アタシは、あっけにとられながら、ちょっと恥ずかしくなって、お布団の中にもぐり込んだ。





そんなアタシに、先生が言う。





「…青井、ごめん…無理には聞かないけど、君が話したくなったらいつでも聞くよ?…僕は、君のことが好きだからね…」





「………」





わかってる。先生は、〈先生として〉アタシのことを好きって言ってくれてるんだ。





みんなと同列に!





別に、アタシだけを愛してくれてるわけじゃない!





それなら、お父さんの方が、マシじゃないの?





お父さんは、アタシを『好きだ』『愛してる』って言って抱きしめてくれる…





ただし、ママのことも同じに『アイシテル』って言うけどね。





ねえ、〈愛〉って、何?





アタシ、何かが間違ってるの?





お布団の中に隠れて何も言わなくなったアタシを残して、秋月先生は行ってしまった。





アタシは先生にも〈タスケテ〉って言えずに、





お布団の中で、泣いた。





『秋月's side』





動揺している。





そうだ。自分は、かなり衝撃を受けている。





いや、自分の受け持ちの子どもにフェ〇チオなどされて、動揺しない方がおかしい!





いやいや、その前に、教え子にフェラ〇オされるような、不甲斐ない教師もあったもんじゃないが。





自分は、これまでどこか、教職という仕事に対して〈冷めている〉…そんなところはなかったろうか。だが、今回の件でよく分かった。





自分は、この仕事を〈見下げていた〉。





はっきり言って、〈馬鹿にしていた〉。この仕事に就いて13年。





今思えば、ずっと順調に来たのが悪かった。





最初から子どもにも歓迎された。保護者受けもよかった。





何も怖いものなどなかった…





なのに、青井えみ!





なんだ?あいつは!





順風満帆な教職人生に初めて現れた〈問題児〉だ!





青井えみ。





彼女の家は、両親の離婚による母子家庭。





母親は、ナイスバディな超美人。





その娘のえみは、超美少女かというと、そうでもない。





いたって普通の〇学生だ。





本人は、母子家庭であるような風には全く見えない。翳りも暗さも感じさせない明るい〈一般的〉な〈普通〉の子どもだと思っていた。





ただ、自分に対しては、積極的にアピールしてきて、そんな時には、『父親代わりに甘えたい』だけなのだと思っていた。





〇学生のくせに〇ェラチオ…!





これはどういうことだ?…まさか、あいつ、売春したりなんか…?





いやいや、勝手な想像はまずい。





ともかくも、ここは冷静に対処しなくては。





しかし、そうは言っても次に彼女の顔を見た時に、自分はそう冷静でいられるだろうか?





全く自信がない。





『秋月's- 2』





このところの青井えみは、すこぶる調子が良いようだ。





あの、保健室での一件以来、僕はえみに弱味を握られたも同然だ。





彼女の元気が回復したのは、ひとえに〈新しい標的〉を見つけたからに他ならない。





今日も彼女がやって来る!





僕が一人でいる時間帯を狙って!





世間的に見れば、弱い立場なのは〈子ども〉だろう?





だが、彼女と僕の立場は逆転している!





        ◎●◎





「ねえ、先生?生徒におち〇ぽを舐めさせたら、それって〈セクハラ〉よね?」





「…そ、それは、あの時君が勝手にッ!…」





焦る僕など、ちっとも気にせず、えみは勝ち誇ったように言った。





「ふふ…先生ったら、認めちゃった!アタシにおフェラさせたってこと!」





「させたって…!」





だめだ。完全にペースを持っていかれたままだ。





慌てる僕の側まで、えみが距離を縮める…





昼休みの理科準備室。





僕の膝に跨ったえみが、





僕の口に、唇を押しあて、言った。





「先生は、アタシの〈ドレイ〉よ!」





『aktuki's -3』





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「ねえ、先生見て!」





いつものように青井えみが僕のところへ来て言う。





えみは、自分のスカートをたくし上げて、その中身を見せつける。





その、たくし上げたスカートの下には・・・





「・・・ね、せんせ、スゴイでしょ」





彼女の股間には、〈あるはずのもの〉がついていない下着が・・・。





彼女の恥部は、布で覆われておらず、丸見えの状態・・・





つまり、その下着は〈なんらか〉の細工が施されており、大事な部分をさらけ出す形だ。





「・・・えみ、それ・・・」





僕が絶句していると彼女は言った。





「〈お父さん〉がね、作ってくれたの」





えみは、少し恥らいながらも、けしてその場所を隠すこともせずに、





「ね、せんせ・・・いつもの・・・、シて・・・」





言う。





〈お父さん〉とは、彼女の母親の再婚相手だと言うが、未入籍

らしい。





「・・・ね、先生、早くゥ・・・」





〈いつもの〉、それは・・・





「・・・ッンッ・・・!」





僕は、彼女に請われるままに、その、さらけ出されたワレメに舌を這わす・・・





彼女は椅子に浅く腰掛け、股で僕の頭を挟み、背をのけ反らせ、喘ぐ・・・





「・・・ッ・・・!ッんッ!・・・せんせッ!か、感じちゃうッ!・・・」





・・・ピチャ・・・ぺチャ・・・





たいていの昼下がり、僕たちはこうして時を過ごす。全く馬鹿げている!





なのに。





「・・・ッ先生もッ、感じてキた?・・・」





僕は、いたってノーマルな性癖だった。彼女に会うまでは。





こんな、年端もゆかぬ娘に翻弄されている・・・





「・・・ね、せんせ?今度は指がイイ・・・」





それに。





昔の青井えみは、もっと普通の〇学生だった・・・





『秋月's-4』





 ・・・ジュブ、ジュブ、ジュブ・・・





「・・・ッハァ・・・ッ!・・・」





僕がえみの膣に指を入れ、何度も出し入れをしてやると、その度にえみは喜びの声をあげた。





「・・・ッせッ、せんせ・・・ッ」





えみはもう、腰を振り激しく喘ぎ、苦しそうに僕の名を呼ぶ・・・





「・・・欲し・・・ッ!・・・せんせ・・・の・・・ッ!」





「ッダメだ。・・・学校・・・じゃないとこでシような・・・?」





「・・・ッヤァ・・・ッ!・・・」





えみの下からの露が溢れて、えみの太ももやら、僕の手全体を濡らしてグチャグチャと卑猥な音を立てる・・・





「・・・ッんッ!」





えみは、目尻にたくさんの涙を流して上気した顔で興奮を表している・・・





このまま、この娘を抱いてやったらどうなるだろうと考えなくはないが、恐ろしい。





コイツは罠だ。





一度抱いたが最後。〈虜〉になって、とり殺されそうだ・・・





「えみ・・・愛しているよ・・・」





えみの痴態に、僕も興奮を隠し切れずに、荒くなった息を抑えながら言う。





コイツは、〈小悪魔〉だ。





どうにか、甘い言葉で惑わして、この危機を脱しなければ・・・





「えみ、今度な?今度、本当に君のことを抱いてやろう・・・」





「・・・ッやァッ!今度っていつ?・・・先生は、アタシのドレイなのよッ!アタシのいうこときいてくんなきゃイヤ!」





はしたなく秘部をビチャビチャに濡らしながら、えみは命令する。





だから僕は、仕方なく、この娘にキスをやる。





「・・・ッん・・・ふ・・・」





小さな体を抱きしめ、舌を挿入する深い口づけで、どうにかこの娘は納得する。





だが、そろそろ問い詰めなくては。





この娘を、こんな風にした者の正体を。





『シャワー』





(Emi’s side)





おかしなもので、毎日毎晩抱かれ続けていると、頭まで〈変〉になるらしい。





たまにお父さんは夜、帰らない。





それは大概、仕事場の人との飲み会だったりするんだけど、そんな日は、ママがいれば、アタシを抱かない。





用心してるらしい。ボロが出るのを恐れてるのね。





アルコールが入ったからって、〈あの人〉の性欲が落ちるわけじゃない。





その証拠に、ママがいない夜は、酒臭い息でアタシを抱くんだもの。





そんな時は、アタシも思う。シラフの方がマシってね。





ママがいない夜の、お父さんは暴走する。





アルコールが入っても、なくっても。





          *・*・*





この夜も、そんな仕事仲間との宴会のあった日だった。





お父さんが帰ったのは、夜の10時過ぎ・・・





帰るなり、お父さんはアタシを呼んだ。





「えみ〜、いっしょに風呂入るぞッ」





「えぇ〜、もうさっき入っちゃったよ〜」





「あッ、お父さんに反抗するのか?いいのかな〜」





「・・・っご、ごめんなさい・・・ッ」





アタシは、前のことを思い出して、咄嗟に謝る。だけど。





「いいぜ、別に。困んのはお前だからな」





そう言うと、お父さんは不敵に笑った。





「・・・・・・」





アタシは、それからの長い夜を、覚悟した・・・





           *・*・*





熱いシャワーで体を流され、アタシは、お父さんに、泡をいっぱいつけて洗われた。





そして、お決まりのーー





「えみ〜、お前のために早く切り上げて帰って来たんだ。感謝しろよ」





お父さんは、アタシのおっぱいを背後からたんねんに洗いながら、笑ってそう言った。





ムワッとお酒の匂いが鼻にクる。





しょうがない。





今夜は、なるべくお父さんの吐く息を吸わないようにしよう・・・





なんて。





そんなアタシの決心なんか、その数秒後にうち砕かれちゃうんだけどね。





『シャワー2』





だってね、アタシはお父さんに洗われていた体をクルリと後ろに向けられて、キスされちゃったから。





ムワンと匂うお酒の匂い!アタシは、息を止めてガマンするのだけど、それも長くは続かない。





呼吸を止めるのにも限度がある。





お父さんの、いつもより熱い舌べろが、蒸発するアルコールの匂いと混じってたまらなく吐きそうになる!





……だけど。





密着した体と、お父さんのしつこいキスが、アタシをおかしくさせる。





「…ッ……!…ッやッ!…」





「えみ〜、可愛い…。お前を抱かなきゃ、一日が終わらねぇ…」





……クチュ、クチュ、クチュ……





お父さんが、キスしながらアタシの背中やお尻や、そしておま〇こを何度も撫でこする…





アタシは、もう、お酒の匂いも何でもよくなって、お父さんに身を任すの。





「…ッあッ!あッ!あッ!…んんんッ…!…」





ぬるぬると、お父さんがアタシのおま〇この中に、指を入れてグチャグチャとかき混ぜる。





「…ッあッ!やんッ!…」





「へッ!イヤイヤ言って、お前、すんげぇ腰振ってんな。俺に抱かれんの、好きで好きでたまんねぇだろ!」





「…ッんなことないもんッ!…」





アタシの言葉なんか、絶対聞かないでお父さんが、アタシの口に、大きくなったお父さんのおち〇ぽを無理やり押し込む。





「んんんッ!…」





お父さんの腰の動きが激しくなって、そして、





「…オラァッ!」





アタシの口からお父さんは、自分のおち〇ぽを勢いよく抜き出すと、手で素早くこすり上げ……





アタシの顔と頭に、飛び出した精液を思いっきりかけまくったの…!





「……!」





アタシ、今日、髪の毛洗ったばっかなのに…ていうか、すんごい匂い…





それからお父さんは、お風呂場でアタシを何度も抱いて、その度に今日は〈外出し〉……アタシにたくさんの精液をぶっかけた…!





アタシは、お父さんの〈精液のシャワー〉を浴び続けた……





『変化』





「…ッ…う…ッあァ…ッんッ!…」





ジュ…ッパンッパンッパン!…





頭から顔はもちろん、全身、体中精液にまみれると、どうやら脳にまで、お父さんのザー〇ンに侵されちゃうみたいで。





頭では、お父さんなんか家に帰ってくるな!って、思うのだけど。





やっぱり、アタシは〈変〉になっちゃったんだ。





アタシ、お父さんが帰らなかったり、遅い時、アタシ……





頭では、嫌で嫌でたまらないのに……!





お父さんが、帰る頃には、パンツが濡れちゃうの……





おかしいよ!





だけど、やっぱりアタシ、好き、なのかな…お父さんが言うように、お父さんにエッチなことされるの。





それにね。





お父さんに抱かれながら、思うの。





ママがいなくなったら、どうだろう…ってね。





この頃のアタシ、頭が〈変〉なんだ。





ママがいなければ、お父さんは、アタシだけを愛してくれるかな。





……なんて、おかしいの。





アタシは、秋月先生を好きなはずなのに…





『クラスの男子』





アタシ、変だ。





夜中、お父さんがママのこと抱いてる時、爪を噛んで待ってる。





空いた片方の指で、おま〇こをいじるの。





パンツの中はビショビショで、その後、お父さんにそれを指摘されていじめられても、もっといじめて!って思っちゃう……





……お父さんが、ママを抱く時、本当に辛い…!





       ●◎●





そんな時だった。アタシは休み時間、教室で声をかけられた。





「青井!お前、最近どうかしてないか?…」





話しかけてきたのは、近くの席の椎野タケルだ。前はよく、空いた時間に他の子と一緒にドッジボールとか、やってた。





「何?〈しーたけ〉。アタシ、どーもしないわよ、ばか」





〈しいのたける〉だから〈しーたけ〉。アタシが命名してやったの。中々でしょ。ただし、本人は気に入らないみたいだけどね。





「〈しーたけ〉ってゆーな!お前こそあほ!お前、最近全然外出て来ねぇし、それに…」





しーたけが、声をひそめる。





「…お前、秋月とキ…キス…キスしたって、ほんとか!?」





「…!…」





アタシは、びっくりして、気づいたら、しーたけの腕を引っ張って、廊下に出てた。





アタシは言う。





「何よ、それ。噂?」





「…や…その…、俺が勝手にそう思っただけで……だってよ、お前、秋月のとこに入り浸りじゃんか…」





アタシは、胸を撫で下ろす。





…よかった。噂じゃなくて。





だけど。





煙は、立つ前に消しとかないとね。





「ちょっとおいで。〈椎野クン〉」





アタシは、しーたけを、人の来ない社会科準備室に連れ込んだ。





『クラスの男子-2』





「…ンで?それ、だれか他の子にゆったりした?」





社会科準備室のドアのカギをかけながら、アタシは、しーたけをそのドアに押し付けつつ聞いた。





「…ッ…いや…、まだ…。お前を問いつめてっからって思って…」





「ふーん…。ゆっとくけど、アタシと秋月先生は、なんでもないから」





それは本当だ。





先生とアタシは、〈なんでもない関係〉。





今のところは。





だけど。





「ねえ、椎野クン。アタシ達のこと、放っといてくんない?そしたらサ…」





アタシは、しーたけの体に自分の体を密着させながら、顔をめっちゃ近づけて言った。





「…ち、近いよ…ッ!…青井…ッ!」





焦ってる、焦ってる。





「そう?あんた、こーいうの、キライじゃないデショ…?」





しーたけは、近くで見たら、けっこう可愛い顔してる。





アタシは、〈イケナイ感情〉がわいてキちゃった。





アタシは、焦るしーたけの股間に手をやり、半ズボンの布の上から、しーたけのおち〇ぽの辺りをさすってあげたの。





「…なッ!…何すんだよッ!…」





しーたけは、とっさに腰を引いたけど、アタシは構わず、しーたけのおち〇ぽを、布越しにさする手を止めなかった。





そしたらね…





「…ッ青井…ッ…」





しーたけは、腰を引きながらも、顔を赤くして苦しいような、気持ちイイような顔をしたから、アタシは――。





しーたけの腰元までかがんで、股間のジッパーを下げちゃった。





そして、しーたけが何か察知する間も与えず、





一気に、しーたけのトランクスを下ろして、しーたけのしーたけ…もとい。しーたけのおち〇ぽを表に出してあげたの。





「…あッ!青井ッ!…」





しーたけは、自分のおち〇ぽを隠そうとするのだけど…





しーたけのそこは、いっちょまえにピンと立ち、生意気にも、先っぽまで汁をうっすらと滲ませてた…





しーたけのおち〇ぽは、まだ皮を被ってるし、手の指を少し太くしたくらいの大きさしかないんだけど……





なんだか、すんごく〈おいしそう〉で、アタシは、舌なめずりをした。





『クラスの男子-3』





アタシは、『ゴクン…』てのどを鳴らす。





そして、少し匂うしーたけのおち〇ぽに舌を這わせた。





「…ふふ…ちっちゃくて可愛い…」





「…ッ青井…ッ!…」





アタシは、しーたけのおち〇ぽをぎゅっと握り、しーたけの皮をグイッとむいた。





「…ッ!あッ!ばかッ!やめ…ッ!…」





そして、嫌がるしーたけのおち〇ぽをパクッと食べた。





しーたけのそれは、ちっちゃいけれど懸命に〈自己主張〉して、アタシの熱い口の中で跳ねた。





「…しーたけのおち〇ぽ、おいひぃ…」





「…ッ…!青井ッ!…ヤだよッ!…」





しーたけは、そう言いながらも、目尻に涙を滲ませて首をのけぞらせた。





だからアタシは、調子にのってしーたけのおち〇ぽをいっぱ〜い、なめなめしてあげたの。





しーたけの小さなおち〇ぽを下から上へ、そして口いっぱいに含んで、中で舌を動かして刺激して、もっともっとかわいがってあげようとしたのに…





「…ッウッ!…ッあぁ…ッ!…」





切ない顔して、しーたけが絶頂を迎えた。





しーたけの腰が小さく前後して、アタシの頭をガッと掴むと…





…ビュルッ…!





アタシののどの奥に、熱い精液をほとばしらせた!





アタシは、思わず、条件反射で〈ソイツ〉を飲み下した。





…ゴックン。





「…ああ…!…あぁ…ッ!…」





しーたけは、〈ボーゼンジシツ〉な顔をしてたかと思うと、社会科準備室のドアのカギをガチャガチャいわせ、パニクりながら開けた。





そして。





「…あ…青井のばかぁッ!…」





叫びながら廊下へと飛び出して行った。





目には、涙を滲ませて…





「…何よ…。気持ちヨかったんじゃないの…?…」





アタシは、今飲み込んでまだ口に残る、しーたけのザー〇ンを舌でもう一度味わった。





「…うーん…青臭い味!…」





泣いてたしーたけの顔を思い出して、アタシはちょっぴりだけ、胸が痛んだ。





『最後通告』





アタシは、知らなかった。





〈それ〉を知ったのは、だいぶ後のことだったから。





アタシは、ああ…!アタシは!





なんてばかな子どもだったろう!





アタシは、なーんにも知らずに、いつも通りの日常を、愚かにも過ごしていたのよ!





のうのうと!





       ◎●◎





どうして〈それ〉を知ったかですって?





それは、〈あの人〉の態度が変わってしまったから。





サヨウナラ。





アタシの恋。





サヨウナラ、アタシの大好きな…





大好きだった、先生…!





         ◎●◎





先生は、このところ、理科準備室にはいない。





先生は、事務仕事はいつも一人が好きだったのに、ざわついた職員室でその仕事をするようになった。





あからさまに、アタシを避けてるって分かる。





そして。





先生は、アタシを見なくなった。





そりゃ、アタシが悪いのは分かる。





先生に無理させちゃったのも、分かる。





だけど、だけど!





好きなひとに無視されることが、こんなにもツライなんて、初めて知った!





大好きな先生…





せめて理由を知りたい…!





アタシは、みんなの前でも、アタシのことを無視する先生の





一人の時を、ようやく見つけて問いつめたの。





そうしたら。





「…青井。僕は、君みたいな〈餓鬼〉、本当は大嫌いなんだ」





ああ…、アタシが悪いって分かってても、やっぱりツライ!





大好きなひとに、〈最後通告〉をされるのは!…





『ナミダ』





先生は、言う。





「…君は、小悪魔のようだね。…これ以上、僕を惑わさないでくれ」





        ◎●◎





アタシは、泣いた。





涙3粒分だけ。





一人帰り道、先生を思って泣いた。





こんな思いするくらいなら、片想いでいればよかった…!





いや、違う。





最初っから、アタシの一人相撲…





先生は、嫌々ながらアタシにつきあってくれてただけ。





「…ハハ…!おっかしいの!」





だからアタシは、3粒だけ泣いたの。





ポロポロポロ…





それで終わり。





アタシの、初恋。





        ◎●◎





家に帰ると、アタシはランドセルを床に放って、ベッドに突っ伏した。





悲しくなんかないけど、力が出ない……





ちょうどそんな時、〈あの人〉が仕事から帰って来た。





「えみ?どうした…大好きな先生にでもフラれたか」





「ッ!…どうして、それを…ッ?…」





「…ッ…ハハ…!本当か?…そりゃいい!…」





お父さんは、心の底から嬉しそうに笑った。





『真相?』





「…ッ!…どうして!?…お父さんに何が分かるのよ!!」





お父さんの言葉に、アタシは腹が立った。





「知ってるゼ、お前が何でフラれたか。…お前が、エロいからだ!」





「…!…な、何ゆってんのよ!…」





お父さんは、学校での先生とアタシのことなんて知らないハズ…





「先生な、なかなか男前だな。チビどもは、あんな優男に騙されるンだ」





「…ッ会ったこともないくせに、何が分かるってのよ!」





「来たゼ。先生、家にな」





「…ッ!…うそ…ッ!」





お父さんは、アタシの側にいつの間にか来ていて、後ろからアタシの両方のお〇ぱいを服の上から撫でまわしながら言った。





「お前のこと、抱いてる時な、あの〈優男先生〉が来たんだ…」





今度は、お父さんは、アタシのブラウスの下に手を差し入れながら言った。





「…ッ!…何、ゆってんの…?…」





お父さんの手のひらが、アタシの乳首を、触れるか触れないかくらいの弱い力で撫でこする…





「…ッ…ッあ…ッ!…」





アタシの息が乱れ始める。





「…ッあぁ…ッ…」





お父さんは、片方の手をアタシのスカートの中、太ももを撫でながらアタシの唇を塞ぐ…





お父さんの指先がパンツの前、ワレメの辺りを、やっぱり弱い力でさすり出す…





「…ッ…ンン…ッ!…」





アタシは、身をよじって逃げようとするのだけど、お〇ぱいとおま〇こをぎゅっと握られて動けない…!





「…先生な、お前が俺に抱かれてンの見ても、平然としてたぜ…」





「…うそ…」





お父さんの言葉が信じられなかった。いつ、先生が家に来たっていうんだろ…





茫然とするアタシにお構いなく、お父さんはアタシをベッドに仰向けに寝かせ、膝を立てさせると、





パンツの布の上から、『ジュッジュ』と音させて、おま〇こを吸った……





アタシは、背をのけ反らせ、涙がこぼれ落ちるのを感じた。





そうだったんだ…





半信半疑だったけど、アタシは、お父さんの言ってることが本当な気がしてきた。





先生は、アタシのこんないやらしいとこ…アタシが他のオトコ…しかも、父親にこんなことされてンの見ても、平気だったンだ……





…どうりで……





アタシは、先生の態度が一変した理由を理解した。





だけど…





「…先生、助けてくれなかった…」





お父さんは、お父さんの唾とアタシの汁でビショビショになったパンツを脱がすと





アタシのヌルヌルおま〇この表面をいやらしい手つきで撫でた。





そして、ヌルリ…と指を入れ、それから激しく指を出し入れした!





「…ッいやぁ…ッ!」





イヤだって言ってるのに…本当に、イヤなのに、





お父さんは、やめてくれた試しがない。





『家庭訪問』





…ジュップ!ジュップ!ジュップ!……





お父さんのいやらしい指が、容赦なくおま〇この中を出たり入ったりする!





「…ッ!ァアンッ…」





スゴい水音!





ジュプ…!…ジュプ…!





「…へ…いやらしいな、えみ。汁をこ〜ンなに溢れさせて!…」





「…ッイやァァ…ッ!…」





それは本当だ。





アタシは、『イヤ』だって思ってるのに、どうしても腰が動いちゃうし、





エッチな汁が、おもらししたみたいに次から次へと溢れてきちゃうの……





たくさん、アタシが濡れたのを見て、お父さんは、アタシの膝を抱えると…





お父さんのおっきなおち〇こを、ズプリ…と入れた。





それからは、激しい注挿が始まった。





「…ッああッ!…ンッ!ンッ!ッンッ!…」





それと同時に、お父さんのおち〇ことアタシのおま〇この中がこすれる音がスゴいの!





…にゅぷんッ!にゅぷんッ!にゅぷんッ!……





「…ッあ…ンッ!ンッ!…」





アタシは、たくさん涙を流して頭を振る。





「へ!…えみ…言ってることとカラダは、別もんなんだな…」





「…ッそ!…そんな…ッ!…」





「…教えてやろうか…〈えみの大好きな先生〉が、いつ来たか…」





「…え!?…ッンあぁンッ!…」





「先週の夕方、お前のこと、目隠しして抱いたこと、あったろう?」





それは覚えてる。





いつも目隠しなんかしないのに、その上、耳栓までさせられたっけ…





「…ッ覚えてる…」





アタシはリビングで、いつもと違う刺激に、スゴく感じちゃって…





「あん時な、俺が先生を呼び出したんだ」





「…ッぇえッ!?…」





お父さんは、今度はアタシのカラダをくるりとうつ伏せにすると





四つん這いのアタシの後ろから、全く休みなく突き続けたの。





「…ッはァン…ッ!」





…ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!…





お父さんの言葉と一緒に、おっきなお父さんのおち〇こが、アタシを追い詰める!





「…ッイヤぁッ!…」





ウウ…ッ!…イヤだ。





こんな、こんな〈イヤなアタシ〉を他人に、しかも、大好きなひとに見られちゃったなんて!





この世の終わりだ!





おまけに!





先生は、アタシのこんな姿を見ても、平然としてたって!





信じらんないッ!





『家庭訪問-2』





あの日…





先生が家に来たって言う日、その日は、お父さんの帰りの方が早くて。





アタシは、お風呂にも入る前にお父さんのおち〇こを舐めさせられて、その上、ヒモで縛りあげられた。





アタシは、全裸で両腕は後ろに、両足は、曲げた状態で、大きく開かされて固定された。





恥ずかしい部分が丸見えの状態。





アタシのおま〇こが濡れてスースーする!





さっき、お父さんのをしゃぶって感じちゃったからだ…





そんなアタシに、目隠しをしながらお父さんが耳元で囁く。





「スッゲ、いやらしい格好だな。…そうだ。どエロなえみ。こんなのはどうだい?見えなくなると、よけい感じるらしいぜ…」





〈いつもより感じる〉…そんなコトバ一つで、アタシは、OKした。





アタシは、ああ…。ほんとに、快楽だけを追い求める〈ばかな女の子〉に成り下がったの…





もっと…





もっと……





もっと…!





気持ち良くして!…





お父さんが、背後からアタシを抱えて抱く。





縛られて自由を奪われ、更に視界まで奪われたアタシは、





触覚だけが鋭敏になっちゃって…





お父さんは、いつもと同じ触り方なのに、





スゴい、感じちゃうの!…





お父さんの大きなので、下から突き上げられる。お父さんが、アタシの耳に舌を差し入れ、荒い息でグチュグチュ…と中を舐めまわす…





そして。





「…エロいな、えみ…いつもより、スッゲ…色っぽいゼ…」





アタシがお父さんの声を聞いたのは、それが最後。





その後は、濡れた耳穴に、なぜか耳栓をされたから。





でも、アタシは、それを不審に思わなかった。





お父さんがアタシを抱く時、いろんなことをしてきたから…





お父さんは、おま〇この次は、お尻にズブズブ入れてきた!





『家庭訪問-3』





アタシの耳が、耳栓で塞がれて、何となく話し声がしてるのはわかったんだけど。





リビングのテレビがついてたし、まさかよもや、それが先生とお父さんのものだったなんて、思いもしなかった!全ッ然!





        ◎●◎





その日、秋月先生は『相談があります…』って言う、お父さんの呼び出しにノコノコとやって来たんだって。





ここからは、お父さんの話し。





玄関を開けた途端、リビングでお父さんに抱かれてるアタシの姿が先生の目に飛び込んで来る。だけど、先生は、全くうろたえたりしないの。





何でかって言うとね。





「『えみは、とても悪い娘で、父親でも手を焼いてます』…って言ってやったんだ!」





お父さんが、得意そうに告白った。





「…ッ!そんなッ!…」





アタシは、絶句した。





そんなコトバ一つで、先生はお父さんの言ってることを真に受けたのか、それとも、アタシのエッチな要求に、よっぽどへき易してたからか、ともかく〈冷めてた〉の…先生は。





縛り上げられ、目隠しに耳栓、のアタシのお尻にズポズポ入れながら、





先生が来る頃合いをみて、お父さんは先生にコーヒーまで準備してて、先生はそれを勧められて、黙ってそれを飲んでたって!





平気な顔で!…





アタシは、お尻にお父さんのを突っ込まれて、大きく開かされたおま〇こからは、その前にお父さんに中出しされた〇ーメンが、だらしなく溢れ、垂れ流れてて……!





それでも、先生のアソコは、何の変化も見せないって……





先生は、そんなにも〈聖職者〉だっての!?…





……………アタシは、嘘だかホントだかも分かんないお父さんの話しに、リアルにショックを受けた。





それは、そんな異常なシーンに平然としてた、〈先生の異常さ〉にと言うよりも





〈アタシは、先生を感じさせられなかっった〉――そのことの方がショックだった………





『家庭訪問-4』





「…ッ父さんッ!…ン…あぁッ!…」





アタシは、お父さんの話しを聞きながら、首を振り、腰を揺らした。





そんなアタシにお父さんが言う。





「何だ、えみ。感じたか?こーんな姿を、大好きな先生に見られたかと思うと、よけいに感じるだろう…」





「…ッ!そんな…こと…ッ!…」





後ろからズンズン突き入れてくるお父さんの手に力が入り、それと同時に、お父さんのも深くアタシの中をえぐった。





「…ぁあンッ!…そこォッ!…」





「…どうだ…感じるだろう。お前は本当に淫乱娘だからなッ!」





『…ち…ちがうもんッ!』って、言いたかったのに。





アタシは、ただ、首と腰を振り続けた。





いやらしい汁をたくさん滴らせながら…





「…ぁあン!…イやぁ!…」





悔しいけど、お父さんが言ってることは、本当だと思った。





見られちゃった、アタシ。





先生がこんなアタシのことを見た。今はそのことだけがアタシの頭を支配して、





アタシは、今までになく、濡れた。





先生がお父さんからアタシを救ってくれなかったとか、先生のアソコが何にも反応しなかっただとか





そんなことはもう、どうでも良くって。





アタシは、ただただ感じまくる一匹の〈ケダモノ〉と化したの…





「…ッ父さんッ!…ンあぁッ!お父さんッ!……」





『家庭訪問-5』





こんなアタシだけど、アタシにも女の子らしい〈夢〉があった。





それは――お嫁さんになること――。





秋月先生みたいに優しくて、素敵な旦那さまの奥さんになって、かわいいベビーちゃんと温か〜い家庭を築くの…





だけど。





「…ッぁあッッ!…」





また、中にいっぱい射精された…!





いつまでも、父親とこんなコトしてる場合じゃないッ!





アタシは、お父さんに抱かれる毎日を送りながら、密かに決めていることがあった。





それは、





〈初潮が来たら、中出しをやめてもらうこと〉、ううん。





この、〈腐れた関係〉をこそ断ち切りたい!





『シュラ』





私は、悪い子だ。





ママの旦那さまと寝てるってだけでも十分イケナイ子なのに。その上――





ママがいなくなればいいって、思ってる!





……けっして、お父さんのことを愛してるって訳じゃないのに、アタシ…





〈お父さんの赤ちゃん〉ができたらどうだろう… なんて考えるの。





そう、アタシは子ども。





子どもが子どもを産むなんて、けして、あってはいけないこと、許されることじゃない。





ママ…!ああ、ママ…!





アタシね、どうにかなってしまったの。





ママ!…ああ、ママ、アタシの大好きな、ママ!…





女手一つでアタシをここまで育ててくれた、優しいママ!





アタシ、アタシ……





毎日お父さんに抱かれてるうちに、頭がおかしくなっちゃったの。





『シュラ-2』





アタシの心、ウラハラ。





お父さんとの関係をやめたいって気持ちと、ママやアタシ、そして、お父さんとも普通の家族になれたら…なんて、都合の良いことも考えてる。





…まぁ、それは、無理な話しね。





わかってるんだ。本能でね。





だけど、願うのは自由なはず。





幸せになれたら…って。





アタシの願いは、それだけなんだ。





         ◎●◎





そんなアタシの思いとは逆に、アタシとママの中は今、最悪。





わかってる。





悪いのはアタシ。





ママの問いかけに答えず、無視しちゃったり、反抗的な態度に出てしまうのは、何でだろう。





アタシは、お父さんのことなんか大ッ嫌いなはずなのに!





ジェラシー?





イヤッ!絶対そんなのあり得ない!





でも、ママは、もう、『どうしちゃったのかしらねぇ…えみは…』とは言わなくなった。





ママは、何か感ずいているのかも知れない…





アタシがママに反抗した時、ママは黙るようになった。





そんなママが、アタシには怖い…





『シュラ-3』





アタシが学校から帰ってしばらくすると、お仕事で泥だらけになったお父さんが帰って来る。





その汗と汚れを落とす為に、お父さんはすぐにお風呂に入る。





もちろん、アタシも一緒だ。





お風呂を洗って、お湯をためるのはアタシの仕事。





浴槽を洗おうと、洗剤をつけた大きなスポンジで前屈みになった所で、アタシは、お父さんに後ろから抱きつかれる。





これも、いつものこと。





「あ、お父さんッ!汚れるッ!ヤだ!離して!」





毎日ばかみたいにおんなじことやってくるんだから、アタシも慣れてしまえばいいのに、一応抵抗してみるんだ。





無駄だけどね。





「えみ〜、働いてくたくたなお父さんに『お帰り〜』ぐらい言えないのか?」





「フン。お帰り」





「なんだよ、『フン』てな。可愛くねぇの!」





……とかなんとか言いながら、お父さんはアタシのおっぱいを服の下から手を入れて直に揉んでくるの。





ちなみに言えば、お父さんは全然〈くたくた〉なんかじゃない。





これは、ほんのお遊びで、夜はイヤんなるくらい、長いのだ。





         ◎●◎





結局、そのまま服を脱がされ、体の洗いっこをさせられて、湯船の中でもアタシは、体を触られまくるってわけ。





当然、お父さんを洗ってあげながら、〇ェラもさせられる。





慣れって怖い。





アタシは、お父さんのおち〇ぽを平気で舐められる人種に成り下がったの。





『シュラ-4』





お風呂からあがって、ごはんの前にリビングのソファで、一回挿入…





の前に、アタシは、ソファであお向けに寝そべるお父さんの顔の上に、むき出しのおま〇こで跨がる。





上半身にはパジャマを着てたけど、下のズボンとパンティは、最初っから履いてないの。





クチュ…クチュ……





いやらしい音立てて、お父さんがアタシのおま〇こに舌を差し入れる。





「…ッ!…はァンッ!…」





お父さんの舌が、アタシの小さなおま〇この全体を舐め、そして、どんどん溢れてくるいやらしい汁を『ジュブジュブ』いわせてすするの!





「…ッぁあンッ!…」





アタシはもう、息も絶え絶えになって、お父さんの顔の上で腰を振りまくるの。





「…ッあぁンッ!…あぁッ!あッ…ンッ!…」





そんなアタシのおま〇このひだを指で広げながら、お父さんが言う。





「えみ〜、そ〜んなに気持ちイイか?」





お父さんは、今度は指を深く入れ、出したり入れたりしながら言った。





「…ぁあンッ!…ッとうさんの、いじわるッ!…」





アタシの腰の動きが加速する!





「…はァンッ!…ッとうさんッ!…」





アタシは、気持ち良くって、感じすぎて、泣きながらお父さんに訴える…





溢れるたくさんの汁!





それを『グチャグチャ』いわせてかき混ぜるお父さん!





お父さんの息もだんだん荒くなってきて、興奮してるんだって分かる。





それを見て、アタシの方もよけい感じちゃうの…





もう、何がどうなったっていいッ!…





アタシが、そう思った瞬間だった。





玄関のドアが勢いよく開け放たれたの!





そこに立っていたのは、鬼のような形相の





ママだった……!!





『シュラ-5』





ママがアタシを見る!





まるで、汚いものでも見るみたいに!





そして、そして…





ママは何も言わないのに、怒ってるって分かった。すごく!





ママは、怒りをすごい溜めてる。





その顔は真っ赤になり、全身は、ブルブル震えてる!





アタシは、恐ろしくなって、お父さんの顔の上から下りようとして、『バタンッ!』て、音立てて落ちた。





青ざめて後ろに下がる、アタシ。





異常を察して、玄関を振り返る、お父さん…





お父さんの顔は見えないし、声もないのだけど、すごく焦ってるのは分かる。





お父さんも、うろたえて、固まってる…





「…よくも…!」





ママが、震えながら言う。





「…よくも…こんなことができたわね…ッ!!」





怒りに支配されたママが向かった先は、





アタシの方だった!





…パンッ!!





ママが思いっきりアタシの頬を張り倒した!





「…この…この…!恥知らずッ!」





「……!…」





アタシは、アタシは……





頬の痛みよりも、ママに知られたショックで、





頭が真っ白になった。





そんな時に、お父さんが、





「詠子!!…ごめんッ!…俺が、俺が悪いんだッ!…」





お父さんがママに平謝りで、謝った。





だけど、ママの怒りは収まらない。





無言のまま、ママはキッチンにズカズカと行き…





戻ってきた時は、ママの手には包丁が握られてたの…!





包丁を握る、ママの両手が震えてる。





真っ赤な顔でママが向かった先は…





アタシの方だった!





「殺してやるッ!…」





「……!……」





アタシは、『ママ、やめてッ!』も、『ママ、ごめんなさい!!』も言えずに、ただ茫然とするしかできなかった。





だから、包丁を持ってアタシに突進してくるママと、





両手を広げて、アタシの前に立ち塞がろうと動いたお父さんが、





まるで、スローモーションのように見えるのを、ただただ…





見ていたの。





そして…





『…ッドスッ!!…』





肉に突き刺さる鈍い音を、そして〈その光景〉を、アタシはどこか、遠い国の出来事をテレビか映画でも見てるみたいに





ただ茫然と、見ていた。





……ドサッ。





アタシの前に立ち塞がったお父さんが、お腹を押さえてその場に倒れ込んだ。





『シュラ-6』





空気が止まった。





アタシと、ママと、そしてカーペットの上で倒れてるお父さん。





その三人しかいない部屋で、アタシ達は動けなくて固まった。





お父さんは、何かうめいてるらしかったし、お腹を押さえて痛みに耐えている。





ママは、ガクンと膝を落として、アタシと同じに茫然としてるの。





お父さんの体の下のカーペットの赤いシミが、みるみる広がっていく…





いけない!





このままじゃ、お父さんが死んじゃうッ!…





アタシは、意識はどこかよそにいってるのだけど、不思議なくらい冷静に、ケータイで救急車を呼んだの。





          ◎●◎





それから後のことは、あんまり覚えてない。





サイレンがけたたましく鳴って、ヘルメットを被った救急隊員の人や、警察の人が土足で入ってきて、大きな声で何か言ってるのは分かったんだけど、アタシは誰に何を聞かれても、何も答えることができなかった……と思う。





だって、ほとんど覚えてない。





だから、アタシは確かパンティもズボンも履いてなかったはずなのに、気づいたら、いつの間にか(たぶん誰か女の人?に)履かせてもらってたもの。





アタシは、見たことのない部屋のベッドの上で目覚めた。





ここはどこで、ママとお父さんはどうなったろう……?





意識を取り戻したアタシに気づいて、看護師さんがお医者さんを呼んできて……





お医者さんが、何かを聞いてきたけど、アタシはやっぱり答えられなかった。





お医者さんの顔も、うすらぼんやりとしか覚えてないし、アタシは一点をボーッと眺めてた…





そしたら腕に何かチクリ、と痛みを感じて、それから後は、アタシは闇の中に落ちてった………





アタシは、あんまり回らない頭で、





『このまま目覚めなければいいのに』って思ったけど、





アタシは目覚めた。





今度は、はっきり〈現実〉ってことが分かったの。





『シュラ-7』





アタシは、目が覚めて天井を眺めながら、眠る前のことが全部〈夢〉ならどんなにいいかって思ったけど、もちろん絶対そんなことはなくて。





記憶喪失か、はたまたキチガイにでもなって、すべて忘れてしまえたらよかったのに、残念ながら、アタシの頭はしっかりしてたし、





〈あの光景〉が、脳裏に焼きついてて、





忘れてしまう…なんてことは





なかった。絶対に。





〈あれ〉は、嘘でも夢でもない。





お父さんがアタシを毎日抱き続けたこと。





ママが、





お父さんを、包丁で刺したこと。





         ◎●◎





そういえば、ママはどうしたろう?





お父さんは…?





アタシの点滴を取り替えたり、様子を見にきた看護師さん達に聞いてみたけど、誰もアタシの問いに答えてくれる人はいなかった。





だから、アタシは思った。





看護師さん達がよそよそしいのは、『アタシがお父さんとデキてて、それに嫉妬した母親が、旦那さんを刺しちゃった』って知ってるからだって。





そして、思ってるんだわ。





アタシが〈恐ろしい子〉って。





『喪』





アタシは、知った。





別れって突然やってくるって。





そして、終わりも。





〈あの人〉が死んだ。





腕の点滴が取れて、自由に動けるようになったアタシがトイレに行ったら聞こえてきたの。





ナースセンターの近くのトイレ。





看護師さん達が話してる〈あの子〉が、アタシだってすぐ分かった。





アタシは、心の準備を何にもしないで〈それ〉を聞いたけど、特に何も思わなかった。





その時思ったのは、『これで解放される』っていうことだったと思う。





アタシ、〈あの人〉にもう抱かれないで済むんだわ…!





それは〈喜び〉には違いなかったのに、アタシは、どこかで何かがしっくりこなかった。





ナンダロウ…?





アタシは、自分の病室に戻ってベッドにうつ伏せに倒れ込んで、もう一度考えたけど、やっぱり分からなかった。





アタシ、アノヒトニモウ、ダカレナクテイイノヨ!





嬉しいはずなのに…





アタシ、オトウサンニモウ、ダカレナイ。





イヤでイヤでたまらなかったのよ!?





アタシ、どうして素直に喜べないんだろう…………?





『引き取り手』





それからのアタシは、何も考えないで過ごした。





一日中暇で、病院にあった雑誌類はほとんど読んだけど、見舞いになんか誰も来なくて。





アタシの日頃の交遊関係が、こういう時に分かるんだわ…なんて思っただけ。





アタシの元気が回復して、アタシ、何でここにいるのかな?って思い始めた頃、〈その人〉は現れた。





一人は女の人で、福祉課の人。歳は…60代位かな…?





もう一人は、若い男の人。





女の人は言った。





「こんにちは。青井えみちゃんね?今回は、大変なことだったわね…。体は、大丈夫?…こちらはね、あなたのお父さんだった人の弟さんよ…」





…て、紹介された人は、無愛想な男だった。





「………」





アタシのことを、ポケットに手を突っ込んだまま一瞥すると、窓の外を眺めだした。





失礼な奴!





さすが、あのお父さんの弟だわ…なんて、思うアタシをよそに、福祉課の人は続けた。





「あなた、お母さんには、親戚も頼る人もないのね…。お母さんも、今は手がつけられないし…。だからね、唯一この人が見つかってね、あなたを引き取ってもいいって言って下さったのよ!」





福祉課の人は、さも嬉しそうにそう言ったけど、アタシには、ちっともピンとこなかった。





「…あいにく…ご両親はいらっしゃらないのだけど、この、伊藤さんがあなたの面倒をみて下さるそうよ!えみちゃん、良かったわねぇ…」





…て、言われてもねぇ…。





アタシが困惑してると、女の人―坂瀬さん―は、





「あらあら、急に初対面なのに、困っちゃうわよね。私は、席を外すから、少しお話しでもしたら…?」





坂瀬さんは、勝手にそう提案すると、さっさと廊下へ行ってしまった。





無言の〈伊藤さん〉。





でも、これだけは言っとこう。





「よけいなおせっかいなんて、迷惑だわ!」





「………」





アタシが憤慨しながらそう言ったのに、お父さんの弟だって人は、何も言わない。





聞こえなかったのかと思って、アタシはもう一度、今度はもっと大きな声で言った。





「あのねぇ、アタシなんか放っといてって言ってんの!」





それには、さすがにこの人も返事を返した。





「お前、生意気」





けど、それだけ。たった一言だった。





『一つ屋根の下』





「お前のママがどうしてるか、気にならないのか?」





と、〈イトウテツジ〉が言った。





漢字で書けば、〈伊藤哲司〉―だそうだ。





アタシは、〈病院〉という名の、ちょータイクツな監獄を脱出(退院ともいう?)して、この〈イトウテツジサン〉の家、ていうかアパートに着いてホッと?したとこ。





今時珍しい、二階建てボロアパート。





親の代わりに面倒みてもらうわけだから、文句は言えないけど。





「わっ、スッゴい部屋!」





思わず言っちゃうわね。いくらアパートが古くたって、中身がきれいなら我慢もできるけど、これは……





「イヤなら出てってくれてもいいんだぜ」





この、お父さんの弟だって人は、お父さんとは全然タイプが違う。そりゃ、兄弟ったって、違っても当たり前だけど、ま、違ってて助かる面もあるわね。





アタシは思い出したくもないもの。





あの人のコピーなんかだったら、実際、いただけない。





でもアタシ、血も繋がらない、しかも男の人と一つ屋根の下って、どーなのッ!?って感じね。





行政も結構いい加減なんだ。





早いとこ〈ヤッカイバライ〉したかったってのが、バレバレね。





福祉課のオバチャンも、にこやかにしてたけど、正直アタシのことなんか、どーでもいい感じ。





ママは、何も言わなかったのかしら?





ママが本当にコロシたかったのは、娘の方だったって。





それもこれも、アタシがお父さんと〈ネンゴロ〉になったせいだって!





……義父(実際は籍には入ってないけど)と、そーゆーことになった子を、その義父の弟となんか、普通一緒には住まわせないとアタシは思うんだけど。





「聞きたくもないわ」





さっきのこの人の質問に答える。





そしたら、





「つめてー女だな」





って、〈テツジ〉は言った。





独身男の、〈超散らかった〉〈男臭い部屋〉で、





こんなヤツと上手くやれる気がまったくしなかった。





『生活』





伊藤哲司は、ことごとく、その兄とは違ってた。





アタシとお父さんのことを、どこまで知ってるのか、知らないのか、まったく分からないけど。





アタシは、どーやらあんまし歓迎されてない感じ。





…でも、本当に嫌なら、アタシみたいなガキんちょ、どんなに困ってても、自宅で面倒みようなんて思わないはずよね…





案外、いい人かもしれない。





愛想は、おそろしく悪いけど。





         *・*・*





アタシは気が進まなかったけど、この人のやっかいになることにしたの。





なんたって、アタシは非力なコドモだものね。





         *・*・*





ところで。





病院から帰った時は、コンビニのお弁当を買って帰った。





それはいいとして。





この男、ほんとーになんにもしたがらない男だった。





口癖は『めんどくせー』。





どーりで部屋は汚いし、洗濯物は溜めてるし、料理なんか、やるはずもなかった。





そんな、〈めんどくせー男〉が、なんの気まぐれか、アタシを引き取ってくれた。





屋根があって、壁があって、





トイレもある。





ぜーたく言えないや。





アタシは、性格にも、生活にも問題有りな、コイツ――テツジ――と、どうにかやるしかないかぁ…って、心の中で大きなため息をつきながら思った。





『しょうが焼き』





アタシの毎日の習慣が変わった。





アタシは、学校から帰ると、お風呂のお湯をためる。それをしながら、炊飯器のスイッチを入れる……と、ここまでは一緒だけど、ここからが今までと違う。





部屋の片付け、掃除が加わった。





……とは言え、大変だったのは、始めの一週間で、ニ週間経った今では、どうにか人の住める場所になった。





最初はひどかった〜!





臭いもひどかった!





汚れ物も、あんまりひどいのは、全部捨てた。





テツジも何も言わなかった。





あ、アタシ、この人のこと、こー呼んでるの。





テツジも、別にどうだっていいみたいだし。





アタシ達はどーにか、うまくやってる。





まぁ、はっきり言えばテツジは、アタシにあんまり、ていうか、全然興味がないらしい。





アタシが何をしようが、すまいが、関係ないらしい。





だってね、試しにアタシが何にもしないで、ゴロ寝でテレビ見てたけど、キッチンに晩ごはんのしたくとかないのを確認すると、





黙って出かけちゃった。





しばらくして戻って来ると、その手には〈〇か弁〉の袋。





中には、お弁当が二つ!





アタシが思わず、





「ありがとう!」





って言ったら、





「何言ってんだ?こりゃ、俺んだ」





なんて言う。





アタシが、『えっ』て固まってる間にも、テツジは、歯で割りばしの片方を噛みながら、〈〇か弁〉の袋をガサガサやり、ふたを開ける。





とたんに漂う醤油の香り!……





その時、アタシのお腹が、『くぅ…』と鳴いた。





アタシは、『あッ!』てお腹を押さえたら、テツジが『ホラよ』って、もう一つのお弁当を差し出した。





「何よ!最初っから、買ってきてくれたんじゃない」





て、言ってやったら、





「犬にも、メシやらねーとな」





て、返された。





クー!!





ヤな奴!!





アタシのこと、犬と思ってるワケ!?





アタシが、反論しようとしたら、奴は、開けたしょうが焼き弁当を、口にくわえた割りばしをパキッて割って、ガツガツ食べ始めたから





アタシも黙って、お弁当のふたを開けて、『いただきまーす』って、食べちゃった。





だって、テツジがあんまり美味しそうに、肉にかぶりついてたんだもん。





アタシのお腹が、また鳴りそうだったのよ。





食べ終わったあとで、テツジは、言った。





「弁当1500円な」





て、言うから、





「はァ!?」





て、言ったら、





「嘘だ。ジョーダン」





て、言った。





アタシは、笑うよりも、ポカンてしてしまって。





そんなアタシの顔見て、テツジが今度は、テレビの方見てゴロン、て横になっちゃった。アタシに背を向けて…





この人、冗談も言うんだ…





じゃあ、さっきのもジョーダンだったのね…





『〈犬〉とは何よ!犬とは!』…くらい、返せば良かったな…と、熱々のしょうが焼きを(アタシも同じものだった)パクつきながら思った。





アタシが仕事しなくても、何も言わない。





『具合悪いのか?』とも聞かないけど、こうしてアタシの分のお弁当も買ってきて、しかも〈冗談?〉まで言ったりして…





(馬鹿な奴!)





アタシは、心の中で思った。





食べながら、涙が出そうだった…





『面会』





あれから一月が過ぎた。





アタシを刺そうとしたママが、アタシじゃなく、

全身でアタシのことをかばったお父さんを間違ってコロシちゃったあの日から。





事件直後、錯乱したママが、どうやら、落ち着いたらしいっていうんで、警察や福祉課の人なんかで判断して『会ってもいい』てことになったんだけど…





アタシは、本当に気が進まなかった。





時間がどれくらい経ったとしても、アタシの罪は消えない。





もちろん、ママがアタシに刃を向けた事実も消えないわけで。





アタシは、迎えに来た坂瀬さんに『行きたくない!どうしても会いたくないの!』って、訴えたけど、





「あなたのお母さんが、あなたにどう〜しても、会いたいって言ってるのよ」





て、聞き入れてくれない。





アタシは、鉛みたいに重たい心と体で、坂瀬さんに引きずられるみたいにして、連れて行かれたの。





精神錯乱状態だったママは、しばらく刑務所の病院施設にいたらしい。





でも今は、病院のお薬が効いて、落ちついてるそう。





そして、アタシに会いたがってるんだって!





アタシは、心底会いたくない!って思ってるのに!





ママが入ってる刑務所に向かう車の中で、アタシは体が震えて震えて仕方なかった。





アタシ……





アタシ……!





ママに会うことがあったら謝りたい…そう思ってたけど、





まだ早いよう!…





あともう少し、あと何年か経ったなら、アタシはママに謝れそうな気がしたけれど。





今会うのは、すごく、すごく怖かった。





そんなアタシの思いとは裏腹に、車はすぐに着いてしまった。





坂瀬さんは言う。





「えみちゃん、5分だから、それなら良いでしょう?」





坂瀬さんは、ニッコリ感じのいい笑顔でアタシにそう言った。





『面会-2』





アタシと坂瀬さんは、透明のアクリル板で仕切られた、テレビのドラマでよく見るような面会室に通されたの。





二つの世界を区切るアクリル板の手前には、冷たいパイプ椅子が置かれてあった。





せまい部屋の隅には、監視の女の人がいて、ノートに何か書いてる。





面会室は、その人が身につけてる無機質で無表情なグレー一色で…





アタシは、今から会うママに、何を言えばいいのか、さっぱり分からないまま〈その時〉がきてしまった。





〈向こう側〉の重たい扉が開かれ、うつむいて無表情なママが現れた。





髪は後ろで一つに結ばれて、こめかみ辺りのほつれ毛が、ママをよけいに疲れた人に見せてた。





だけど、刑務所の職員の人達と同じように地味な制服を着てるはずなのに、ママのグラマラスな体は、そんなのお構い無しに、自己主張してた。





やつれてはいたけど、ママの色気はちっとも色褪せてなんかなかった。





(ママだッ!)





アタシは、とたんに背中が冷たくなった。





うつむいて、無表情だったママの目に光が宿る。





そして、ママがアタシを見た!





〈燃え盛る炎〉!





アタシを見つけたママの目に、いっぺんに命が宿る!





それは、〈怒り〉!





「えみ!…よくも…よくも、私のたくやを奪ったわねッ!…よくも、私の前に顔を出せたものねッ!…たくやを……たくやを返せッ!…たくやを返してよッ!…」





あちら側の女性刑務官と職員の人が、慌てて、ママを取り押さえる!





ママは、手錠を掛けられたそのままの状態で、アタシに向かって向こう側に用意してあったパイプ椅子をアタシに向かって投げつけたの!…





バンッッ!!





ガシャンッ!…





パイプ椅子は、アクリル板に当たって、床に落ちた。





「やめなさいッ!青井さんッ!…青井さんッ!落ち着いて…ッ!…」





数名の人が、ママを囲んでアタシからは見えなくなった。すぐにママは、ドアの向こうに連れて行かれた…





だけど、ママの罵声だけが聞こえてくる。





「たくやを…返してよッ!…アンタが…アンタが死ねば良かったのにッ!!!…」





「青井さん!ダメよ!娘さんがかわいそうじゃない!…せっかく、あなたに会いに来てくれたのよ!」





「あんな娘知らないッ!…アイツは…アイツは、私のたくやを寝とったのよッ!」





『面会-3』





アタシはハッとして、パイプ椅子から立ち上がり、言ってやった。





「ママが…ママがいけないんじゃないッ!…ママが…アタシとアイツを二人っきりにしたんでしょうッ!?アンタが悪いのよッ!!…こんの…クソババァッ!!…」





アタシは、ハァハァ息を切らしながら叫んだ。





ママに…ママに、こんな口きいたの初めてだ…





…ていっても、向こうに連れて行かれたママにの耳には届かなかったと思うけど。





それにアタシ…ママに謝るつもりじゃなかったの…?!…





肩で息するアタシの背中を、坂瀬さんが抱きしめてくれた。





…温かい…





アタシは、この人のこと、あんまり好きじゃなかったけど、この人の体温はありがたかった…





「…フゥー…フゥー…ママのばか…ッ!

!…」





「えみちゃん、ごめんなさい…あなたのお母さんね、本当にあなたに会いたがってたのよ…おかしいわね…。ごめんなさいね…」





坂瀬さんは、何度も謝って少し、涙ぐんでるみたいだった。





馬鹿みたい!アタシみたいな子のために涙を見せるなんて…





坂瀬さんは、帰りのタクシーの中でもやっぱりアタシの肩を抱きながら、アタシに謝り続けたの。





「坂瀬さん…もういいですから…」





て、言ったけど、それでもまだこの人はアタシに謝り続けた。





「えみちゃん、伊藤さんとはうまくやれてる?困ったことがあったら、いつでも私に連絡してね…」





そう言って彼女は、電話が書かれた名刺をくれた。





「…はい、ありがとうございます…」





アタシは、そう言ってペコリと頭を下げた。





坂瀬さんを乗せたタクシーが行ってしまった。





アタシは、テツジのアパートの階段を昇りながら、坂瀬さんの言葉を思い出していた。





坂瀬さんが車の中で言ったのは、





『えみちゃん、お母さんを許してあげてね…。時が来たら、きっと元の親子に戻れるから…』





今のアタシには、とても考えられないことだったけど。





坂瀬さんは、こうも言ってた。





『えみちゃんにとって、お母さんがただひとりの家族なのよ…』





坂瀬さんの言う通りだ。





ママとアタシは、確かに、絶対に、この世で二人きりの家族…。





だけど。





アタシの耳にこだまする、ママの言葉が消えない。





『アンタが死ねば良かったのにッ!』





……アタシは、テツジのアパートの部屋で、布団にくるまって他のことを考えようとしたけど、忘れようとするほどに、何度も何度も、





さっきのあの、恐ろしい形相のママの表情とともに、アタシの頭から離れてはくれなかった……





『再び、しょうが焼き』





テツジが帰ってきた。





今のところ、何の仕事をしてるのか分かんないけど、とりあえずテツジは、夕方には帰宅する。





そして、アタシが布団の中と見るや、また出かけて行った。





再び帰ってきた時には、やっぱり〈〇か弁〉をさげていた。





アタシは、少し眠っちゃったらしいけど、テツジが帰ってきた時に目が覚めたの。





寝たふりしたけど。





布団の中で様子をうかがってたのね。





……すると…。





テツジは座卓の方じゃなく、アタシの布団の側で〇か弁を開けて食べ始めたの!





あぐらかいて、畳に直接お弁当の蓋やら、割りばしの袋なんかを直に置いて、何の躊躇もなく、アタシの方をまっすぐ向いてガツガツ食べてんの〜!





とたんに匂う、醤油とお肉のい〜い匂い!





アタシのお腹が、思いっきり大きな音立てて鳴いた。





アタシ、布団の中でビクンって、なる。





そしたら。





「ホラよ」





テツジが食べてたのは、前と同じ、しょうが焼き弁当だった。





「…いらない…」





だって、アタシ、母親に『死ねば良かったのにッ!』って、言われた子なのよ!





アタシは、テツジに背を向けた。





「そっか…。なら、俺食うぞ」





テツジがそっけなくそう言うと、〇か弁の外紙をガサガサ開ける音がした。





けど…





プーンと匂う、しょうが焼きの匂い!





『えっ!?』と思って、アタシが布団から跳ね起きると…





テツジが、ふたを開けたしょうが焼き弁当を、アタシの目と鼻の先でふわふわ動かしてるのが目に飛び込んできた。





「…何してんの?」





「…や…。どうせなら、見せびらかして食おうかな〜と……」





テツジが珍しく照れてる…





アタシは、なんだかおかしくなって、テツジの手に載ったお弁当を奪ってやった。





「そんなに食べさせたいんなら、食べてあげる!」





テツジは、





「やっぱ、お前、かわいくねーな」





なんて言いながら、テツジの食べかけのお弁当に箸をつけた。





「イーだッ!どーせ、最初っからかわいくなんてないですよーだ!」





アタシは、畳の上に転がってた割りばしを拾うと、パキって割ってしょうが焼きを口に放り込んだ。





おかしいな……





アタシ、普通にご飯食べてる…





ママの罵声が、

ショックでショックでたまらなかったはずなのに…。





テツジは、何も言わない。





〈ホゴシャ〉として、坂瀬さんから、何か聞いて、知ってるのかもしれない。





だって、いつもなら、アタシの分のお弁当だって食べちゃうはずだもの…





それでも、何か聞いててアタシがショック受けてても、





優しい言葉なんかかけないテツジが、アタシには、嬉しかった。





お弁当を食べ終わってから、アタシは、テツジに言った。





「ねぇ、今日、一緒に寝ていい?…」





『オトコの匂い』





アタシがけっこう勇気を出して言った一言に、テツジの返事は、





「やだね」





だった。





瞬間、アタシは声を張り上げた。





「なんでッ!?」





そしたら、奴め。





「だって、お前、襲うダロ?」





…だって!失礼しちゃう!





「はぁ!?アンタ何ゆってんの!?」





言いながら、アタシは思った。





コイツ、やっぱり知ってたんだ…。アタシとお父さん…コイツのアニキとのこと…





それならそれで、かまわない!





さっきのアタシは、単にコイツとひとつ布団に入りたかっただけだけど、





〈そんなこと〉言う男には、こっちにもカクゴがある。





「ふぅん…怖いんだ、アタシのコト」





って言ってやったら、





「ああ、怖いね」





だって。あっさり認めてやんの。





アタシは、なんだか拍子抜けして、





「案外、チキンね」





って言ってやったの。そしたら。





「あほ」





て、言って、アタシの頭を小突いた。





「や!痛い!」





て、とっさに口にしたら、





「こんなん、痛ぇかよ」





って、笑った。





〈笑った〉のよ!





この!無愛想仏頂面の男が!





アタシ、キョトンてしながらも、なんだか嬉しくて、





「痛いモノは痛い!」





て、痛くもない頭を押さえた。大げさに。そしたらね…





「…どらァ」





て言いながら、アタシの腕をつかんで、頭をさすってくれたの…





アタシの頭は、自然、テツジの胸にくっつく形で……





「よぉし、よぉし…」





て、でっかい手のひらでさすったの。





テツジの胸は、大きくて、アタシは久々の〈オトコ〉の匂いに胸がドキンドキンて、鳴った。





『妄想』





テツジの大きな手が、アタシの頭をなでてたと思ったら、いつのまにかその手は、アタシのスカートの中の太ももをなでてて…





そして、太ももだと思ったら、その手はさらに奥まで侵入し、アタシの…

アタシのパンティの割れ目の辺りをコソコソとなでていたの!





テツジの手は、執拗にアタシの割れ目をなでこすり、徐々に指が深くパンティの布を押して……





テツジが言う。





『いやらしい娘だな。ちょっといじっただけで、こんなに濡らしやがって!』





アタシは、だいぶ頭がぼーっとしながら、





「ちがうもん!テツジが…テツジが悪いんだもん!」





『そうか〜?えみはエロエロだから、人の倍、感じまくってるぞ』





それを聞いて、アタシは顔を真っ赤にして、反発する。





「そんなことないもん!」





……だけどアタシは思う。





お父さんより〈ガタイ〉の良いテツジの体…





〈アソコ〉だって、きっと立派に違いない。





そんな〈でっかいの〉でガンガン容赦なく突かれてしまったら、どうなってしまうんだろう?…アタシは……





アタシは、はしたなくも、おま〇この辺りが、じゅわん…て濡れてキちゃって…





「……ッんッ!…テツジぃ……だ…抱いて…!アタシのコト、メチャクチャにして…!」





アタシは気づいたらそう叫んで、テツジに抱きついた…





………て、いうところで、現実に戻った。





〈現実〉のテツジが言う。





「肉、食わねぇなら、俺が食おうか?」





そう言ってテツジが『二ッ』って笑った。





アタシは、





「ダメッ!お肉はアタシが食べるッ!」





って、たぶん赤い顔しながら、そう言ったの。





『ぬくもり』





最近のアタシ、おかしいの。





ま、今に始まった話しじゃないけどね。





朝、気づいたら奴…テツジの布団の中にいるの!





その時、テツジはまだ寝てて、アタシが先に跳ね起きる。





そんなアタシに気づいて、テツジもそのあとモソモソ起きて、すぐ洗面所に行っちゃう。





最初の朝こそ、『アタシ達〈何か〉あった!?』…って疑ったけど、アタシの体のどこにも〈その〉痕跡は無くて…





まぁ、はっきり言っちゃえば、膣の中にももちろん、肛門にも精液なんか入って無くて。





アタシは、ホッとした反面、なんだか拍子抜けしてるの。





変なの。





アタシ、あんなにお父さんに抱かれるの、嫌だったはずなのに…





アタシの体は、〈オトコ〉を欲しがってるっていうの!?





ともかくも、テツジに聞いてやったわ。





『アタシ達、なんかあった!?』ってね。





そしたら、テツジの奴、まだ寝ぼけた顔で、歯みがきしながら、キョトンとしてたっけ。





……で!





アタシ、思わず聞いちゃった。





「テツジが、アタシのこと、布団に入れたの!?」





って。そしたら。





「あほ」





一言だけ答えて、あとは口をゆすいで、電気カミソリでヒゲを剃りだしたから、尋問は後回しにしたの。





その後も、朝ごはん食べながらしつこく聞き出したら。





どうやら、夜中にテツジの布団に〈侵入〉してくるのは、





アタシらしい。





「ヨダレ垂らしてたぞ」





なんて、テツジが言う。





けど、夜中、テツジの布団の中、背中にしがみついたアタシが





泣いてたってのも教えてくれた。





『自慰』





アタシ、どれくらい〈オトコ〉に抱かれてない?





アタシ、お父さんから解放されてどれくらいになる?





あれだけ毎日毎晩抱かれ続けてたのに、〈それ〉がなくなって、本当はどんなに嬉しいか!





それなのに、アタシ、おかしい。





お父さんの夢を見るの。





夢の中のお父さんは、アタシの理想…





優しくアタシを抱っこしてくれる…





エッチなことも、何もしなくて、ただ胸と胸を合わせてアタシとお父さんは、抱き合うの…





もたれたお父さんの胸からは、『トクントクン…』心臓の音が力強く響いて…





なのに、お父さんの心臓は止まった。





お父さんが死んだのは、アタシのせい。





「…ア…アタシが死ねばよかったのよ!」





今度はハッキリ目が覚めた。





アタシは、お父さんのじゃなくて、テツジの布団の中、テツジの背中にしがみついて泣いていた。





本当だ…





アタシ、本当にテツジの背中で、テツジのパジャマを濡らして泣いてたんだ…





「…ッごめん!テツジッ」





アタシは、すぐ横に敷いてある自分の布団に戻ろうとして、捕まった。





後ろから、テツジに、でっかいテツジの腕と胸に包まれたの。





「ッなッ!何よッ!…邪魔して悪かったわね!離してよ!…」





「…お前…ムリすんなよ…」





テツジの熱い体温に包まれて、アタシは、





アタシはまた、涙が止まらなかった。





そしてまた、テツジの体温に引き込まれていつのまにか、眠ってしまった…





         ◎●◎





アタシは、無意識だった。





アタシと、ひとつ布団にいても、何もしてこない〈人のいい〉テツジに、すっかり油断してた。





アタシは、もうすぐテツジが帰ってくる時間だっていうのに。





アタシは、パンティを片足だけ太ももに引っかけて開脚して、オ〇ニーに耽ってたの。





お父さんのアソコは、すごく大きくて、アタシの指を4本まとめて突っ込んでも、まだ足りない。





おまけに長さも…





「…ッあンッ!…アあンッ!…お父さァん!…」





アタシのアソコは、すっかりグチュグチュで、お尻の下の畳にまで汁が垂れまくって…





だけど、アタシの指は止まらない。





まるで、指にお父さんが、乗り移ったかのように、激しく強く、アタシのおま〇こを責め立てた。





そんな盛り上がりの最中に、テツジは帰宅したの。





『見られた』





「…ッンッ!…アぁン…ッ!…」





アタシは、もう、おま〇こだけじゃ物足りなくて、ブラウスの下、素肌に直接触れて、アタシの乳首をキゅッとつねった。





お父さんがしたみたいに、痛い位先っぽを摘まむと、指を離した時、ジンジンして、より感じやすくなるの。





アタシ……





お父さんを思い出して、熱くなる…





毎日、アタシを抱いてたお父さん…





アタシを抱けなくなって悔しがってるかな…





「…ッあンッ!…お父…さん…ッ!」





アタシの指の動きが激しさを増す!





そんな時だった。





〈あんぐり〉と、そう、呆気にとられたテツジが玄関に立って、こんなみっともないアタシを見てた。





アタシは、これが現実なのか、最初わからなかった。





だけど。





紛れもない現実と知るや。





「ッきゃあッッ!!…」





驚いた。





〈驚いた〉なんて言葉じゃ、言い表せないほど、びっくりした。





「……!!!………」





人は驚き過ぎると、言葉が出ないんだ。





初めて知ったけど。





『イケナイ気持ち』





アタシは咄嗟に、開いてた足を閉じてスカートで前を隠した。





アタシは、頭が真っ白で、何も思いつかない。





先に声を発したのは、テツジだった。





「…う…、ああ…、その、なんだ。…風呂、入ろうか…な」





スルー!?





まさかの、スルー!?





こんなアタシを見ても、見なかったことにしてくれるっていうの!?





アタシは、ホッとしたのと同時に、なんだか〈イケナイ気持ち〉がムクムクとわき上がるのを感じた。





そう、そんなくだらない気持ちなんて、放っとけば良いものを。





アタシは、それを抑えられなかったの…





         ◎●◎





…ザーッ!…





まだ、湯船にお湯を溜めてなかった。





テツジが自分でお風呂のお湯を入れながら、体を洗ってる。直接それを見なくても、ドアを閉める音や、お湯を流す音で様子が分かる。





アタシは、自分がどうして〈そんなこと〉をしたのか分からない。





〈無意識〉…なんて、都合のいいことを言ったって、そうしたのはアタシだもの。





誰かの命令でもない。





強いて言うなら、カラダが勝手に動いたのよ!





アタシの脳ミソが止める前にね。





アタシは、





アタシは、上のブラウスを脱ぎ、スカートも下ろした。あとは、片足に引っ掛かっただけのパンティを外すと、





テツジが入ってるお風呂場のドアを開けた。





「テツジ…、背中、流そうか…?」





『背中』





「…ッなッ!…背中だぁ!?…そんなん…、い、いらねぇッ!」





動揺してる!





普段あわてないテツジが焦ってるのが、すごーくおかしくて、アタシは図に乗った。





「え〜、たまにはサ、いいんじゃん?」





アタシは、裸の体を隠しもせずにズンズンテツジとの距離を縮めた。





「…ッ!ッお、おいッ!…」





照れてる、照れてる!





おっかしーの!





「ねぇ、テツジぃ、今日疲れた〜?」





思いきり甘い声で迫ってみる。





そんで、浴用タオルに、ボディシャンプーをかけて、クシュクシュ泡立てると…





アタシは、テツジの後ろに回り、背中を擦ったの!





「………」





黙るテツジ。





アタシは、調子に乗ってたから、





「お客さーん、気持ちイイですかぁ?」





なんて、聞いちゃった。





テツジがどう思おうが、関係なしに!





『泡背中』





アタシ、テツジが黙ってるのをいいことに、なんと!泡だらけのテツジの背中に抱きついちゃった!





もう、どうかしてたとしか思えないわね。





けどね、テツジは思ったよりオトナだった。





ま、もともとオトナなんだけどね。





でも、テツジはオトナだ。





兄の拓哉なんかより、全然。





伊藤拓哉――アタシの義父…





今は死んじゃって、この世にいないってのに、





未だアタシの頭を支配してる…!





その証拠が、これ!…





アタシは、テツジのおっきな背中に抱きついて、泡だらけだっていうのに、そこに頬を寄せた…





「テツジ……どう思ってる…?アタシのこと……」





その時だった。泡タオルを持ったアタシの腕を、テツジがその大きな手で握ると、





クルリと体の向きを変え、真っ正面からアタシを見つめた。





「どう思ってるかだって?……〈変な奴〉って思ってるサ!」





テツジは、真顔でそう言った。





その顔に、アタシはハッとして、





その隙に、テツジにタオルを取られたのも気づかなかった。





「あっ!テ、テツジ!…」





「体は、自分で洗うからいい」





そう言うと、テツジはサッサと体を洗うと、ゆすいで固く絞ったタオルをアタシに預けて自分は湯船にザブン…!…入っちゃった!





「どら…風邪引くゼ」





そう言いながらテツジは、湯船のお湯を洗面器ですくうと…





ザバーッ!…アタシの頭からそれを被せた!





「プハッ!ばかテツジ!何すんのよッ!」





「〈何すんのよ〉…は、こっちのセリフだ。マセ餓鬼め!」





……アタシ、テツジを怒らせちゃったみたい…!?





『指摘』





アタシの心配をよそに、テツジは怒ってなんかいなかった。





その証拠に、体と頭を洗い終わったアタシを、湯船の中、テツジの隣に入らせてくれたから。





だけど、何も言わないテツジに、正直少し不安になった。





テツジが無口なのはいつものことなのに…





そんなテツジが、自分の方から口を開いた。





「…ごめんな…、えみ…」





「ッえッ!?…」





アタシは、耳を疑った。





今、聞いたのは空耳かと思った。





テツジは、続けた。





「…拓哉がお前にしたこと…」





「………」





アタシは、息を飲んだ。





多分、知ってるだろうな、とは思ってはいたけれど、突然言われて、アタシは面食らった。





心の準備も何もしてなかった…





「………」





アタシは、テツジの言葉に、どう返せばいいか全然頭に浮かばなくて。





そして、その兄がアタシにシたことを、テツジが知ってた、そして今まで一切その話題を口にしなかったのに、





『何で!?』『今なの!?』っていう気持ちと、





お父さんが、アタシにした数々の恥ずかしいことが





いっぺんに押し寄せてきて、





アタシは、





アタシは、口をきけなくなった。





許されざる仕打ち!





アタシは、テツジの横で、顔が湯船に付くくらい、うつむいた。





そんな〈ボーゼンジシツ〉のアタシに、テツジは更に追い打ちをかけたの。





「…その、言いにくい話しなんだが…」





そこで、いったん言葉を切り、





「お前のその〈腹〉一回、その…医者に見てもらえ…」





アタシも、薄々は感じてた。





日に日に大きくなる、アタシのお腹は、





〈寄生虫のせい〉なんかじゃないってことくらい。





『妊娠』





「…ッこれはねぇ、た、食べ過ぎよぅッ!」





「………」





テツジがまた、黙った。





わかってる。





『食べ過ぎ』だとか『太ってきた』…なんてその場しのぎの言い訳を逃げ口上に、今まで考えないようにしてたのに。





これ以上は、逃げられないんだって。





アタシ達はその後、黙って風呂から上がり、黙って晩ご飯を食べた。





お互い〈無視してる〉というよりは、〈言葉が出ない〉、そんな感じだった。





         ◎●◎





翌日。





テツジは仕事を休み、福祉課の坂瀬さんとアタシの三人で〈産婦人科〉に行ったの。





         ●◎●





お医者さんや看護師さんも含めて、大人だけで『堕ろす』話しが進んでる。





アタシは、妊娠四ヶ月だった。





         ●◎●





アタシの一番の疑問は、〈初潮〉が来てないのに、何で妊娠?…だった。





だけど、お医者さんの話しでは、アタシの気づかない時に、いつの間にか〈初めての生理〉があったんじゃないかっていうことだった。





そう言われちゃうと、そうかな…、とも思ったり…





よくわかんないし、覚えてない。





思い出したくないってのもある。





ともかく、〈あの頃〉――お父さんに馬鹿みたいに毎日抱かれ続けた日々――のことなんか、思い出したくもなかった。





なのに。





〈あの人〉は、死んだって、こんなにもアタシを離そうとしないのね。





堕胎手術は、一週間後に決まった。





『見知らぬ男の子』





アタシは、また、夢を見た。





お父さんの夢を見ることは珍しくもなかったんだけど。





今朝のは、いつもと違ってたの。





ざわつく教室内。





授業も朝の会もまだ始まってなくて、先生も来てない、短い読書の時間。





教室には、見知った顔が並ぶ。あの、しーたけもいる。





アタシはその中で、見たことのない男の子に目を奪われる。





その子とは、確実に初対面なはず。





こんな子知らない…





アタシがあんまり見つめるもんだから、その子もアタシを見つめ返してきた







あわててアタシは、目をそらす。だけど…





やっぱり、彼に目を奪われてしまう…





そんなアタシに、最初〈キョトン〉としてた彼が、あんまりアタシが見るんで、





〈ニヤリ〉笑ったの!





その後、休み時間。





アタシは、彼に引っ張られて、誰も来ない、暗い教室に連れて行かれると、言われた。





「オマエ、俺のこと、好きダロ!」





アタシは、びっくりして、





「…ッち、違うわよッ!ばか!ただ見てただけよ!」





男の子は、自信満々に、





「そういうのを〈好き〉っていうんだゼ…」





そう言いながら距離を縮めてくる彼に、アタシは何の反論もできない内に、背中をドアに押しつけられた。





目の前には、彼の顔…!





その時アタシは思ったの。





アタシ、この子のこと、知ってる!





アタシが、ひらめいたのと、彼がキスしてきたのが同時だった!





「…ッうぅ…!」





始めから舌を入れる深いキス!





アタシ…、アタシ知ってる!





この唇を…!





アタシと同じくらいの大きさの唇と舌が縦横無尽にアタシの口の中を暴れる!…





彼の舌は、アタシの舌をしつこく絡めて何度も、アタシの唾液を吸った…!





彼の手でガッシリと固定された、アタシの頭…





と、思ったら!





その反対の手は、アタシのスカートの中、お尻を強い力で揉みまくってた!





『…ッイ、イヤ!…』って言いたいのに、彼の力は、子どもとは思えないくらい強くて…





その内に、お尻を揉んでた手は、アタシのパンティの前部分に移動して……





「…ッんッ!」





アタシのおま〇この前、ワレメを撫で擦り出したから、たまらない!





アタシは、身をよじって逃げようとするのだけど、敵わない。





すると…





彼の指がワレメから離れて、今度は、アタシの腰を、ギュッとつかみ、自分の胯間をアタシに押しつけてきたの!





それは……





子どものモノとは到底思えないほどの大きさで。布越しにもわかる存在感でアタシのおま〇こをぎゅうぎゅうと押してきたの…!





アタシのおま〇こが、ジュワン!て、音が聴こえるんじゃないかってくらい、濡れた。





『抵抗』





熱い…、熱すぎる塊!





「…ッんッ!…ッやァッ!…」





アタシは、必死に彼の腕から体を引き剥がすと、向こうも丁度、力を抜いた所だった。





彼が言う。





見ると、彼は半ズボンの前部分、ファスナーを開き、〈彼自身〉を解放し、その漲(みなぎ)ったモノをさらけ出した所だった!





「…!…」





アタシは、咄嗟に恐怖しか覚えなかった。





子どもの体格には到底似合わないサイズの〈それ〉が、これは〈夢〉なんだと教えてくれる…





「オイ、しゃぶれ」





男の子は、ちょっと見、女の子みたいにきれいな顔立ちをしているのに、その発する言葉は、傍若無人なものだった。





なのに、アタシは…





男の子のその、凶器みたいに尖って天を仰いだモノの前に屈むと、





……ピチャッ…ペチャ…





音させて、舌を這わせたの。何の抵抗もなく!





『ドレイ』





アタシは、彼のドレイ…





強く命令されると、逆らえないの…





「…ッん…フ…ンッ…」





アタシは、唇と舌をフルに使って彼に奉仕し続けた。





「…ッ!…う…ッ」





男の子が、感じてうめき声を漏らしたんで、アタシも嬉しくなる。





アタシは、思う。





さっき、キスされる前に気づいたこと。





この子は、〈お父さん〉だって。





お父さんの子どもだった頃の姿なんだって。





…っていっても、アタシの脳内が作り上げた想像の産物でしかないわけだけど。





少年の姿のお父さんが言う。





「ッオイ、後ろ向け」





お父さんの息も荒くなって、ハァハァしながらの命令。





アタシは、黙ってそれに従うの。





お父さんが、荒々しくアタシのパンティを下にずり下ろすと…





…ズブリッ!





いきなりその、大きなモノを突き入れてきたの!





でも。





アタシのアソコは、もう充分過ぎるほどにグショグショだったから、スルリ…あっさりお父さんのを受け入れたの…





『叶わない夢』





…ッズチュッ!…グチュッ!ッズチュッ…





アタシは、お父さんの太くて硬いモノに何度も刺し貫かれながら思う…





もしも、お父さんとアタシが同い年のクラスメイトだったとしたら、





こんな…こんな展開には絶対ならないハズって…





もしも、アタシがお父さんと同じくらいの年だったなら、





アタシ、交換日記とか、メールしたりだとか…一緒に勉強…だとか、したかったな…





子どもの姿のお父さんが、アタシのおっぱいも露にして、乳首をつまみながら、腰を蠢かす…





「…ッう…ッ…はァん…ッ…!…」





ズチュッ!…ズチュッ!…ズチュッ…





お父さんの太いのが、アタシのおま〇こを刺激しながら出たり入ったりを繰り返す…!





「…ッあぁンッ…ッハァん…ッ…!…」





お父さんは、また、何度もアタシの膣内(なか)にたっぷり射精した。





グチュッ…ジュチュッ…





精液でグチョグチョのアタシの膣に、尚も射精を繰り返し、おち〇こを出し入れするお父さんに、揺さぶられながら、また思うの…





アタシ…





アタシ…、





お父さんと、もっと違う形で出会いたかった…!





そんなこと思ったって、絶対叶わないんだけど……





夢の中で、今度は胸と胸を合わせ、アタシはお父さんと抱き合ってキスをしてる。





アソコは繋がったまま…





立って、アタシの片足は曲げて持ち上げられてる。





「…ン…ふ…ッン…」





舌を絡めた深いキス…





アタシとお父さんは、また獣になって、お互いを貪(むさぼ)りあうの…





お父さん…、





お父さん……!





あぁ、アタシ…、こんな風にずっとお父さんと抱き合っていたかった…!





『イヤ』だなんて言って、ごめんなさい……





夢から覚めたアタシは、自分のお腹をそっと抱きながら、





「…お父さんの赤ちゃん…」





つぶやいた。





アタシのおま〇こは、まるで本当にエッチした時みたいに、ビショビショに濡れていた…





『決意』





大人達は言う。





『子どもなのに妊娠なんて、悲劇だ』。





『性的虐待』………





アタシは思う。





〈あれ〉は、〈虐待〉だったのかなって。





アタシ、お父さんに〈虐待〉されてたの?………





アタシは思う。





お父さんは、アタシのことを〈アイシテ〉くれたんじゃなかったのかなって。





だって、お父さんは言ったのよ。





『詠子より先にえみに会いたかった』 って。





それとも、〈死んだら良いことしか思い出さなくなる〉っていうのが本当なのかな……





わかんないや。





ただ、真実は、アタシのお腹の中に、お父さんの〈分身〉がいるってこと。





今も成長し続けてるってこと。





アタシが寝てる時も、起きてる時も。





そして、まわりの大人達の〈コトバ〉――〈堕ろす〉話しを聴いたり、アタシの〈思い〉なんかを感じてるんだろうなって。





だからね、アタシは決めたんだ。





今、アタシの中にいて、成長し続けてる〈この子〉を守ろうって。





お父さんがアタシを〈アイシテ〉くれた〈証〉を無くしたくない!





〈この子〉は、決して〈悲劇〉なんかじゃないって思いたいの!





『意見の相違』





「ねぇ、テツジ。……〈この子〉の父親になってくれない?」





アタシは、考えに考えてそう言ったんだけど。





「…ッ…!…」





〈産むこと〉は、大前提なアタシの発言は、確かに面食らったかもしれない。





だからって、その割に長過ぎるテツジの〈間〉に、アタシはイラついた。





もとより、〈相談〉なんかじゃ全然ない。





アタシの中では、もう堕ろすことなんて、これっぽも考えちゃいなかった。





これは、〈お願い〉であって、〈命令〉なんかじゃ全然ないんだけど。





だけど…





「ねぇ、聞こえた!?」





少しキレ気味なアタシの言葉に、テツジがやっと重たい口を開いた。





「…お前…、その………、産むのか…?」





「ッ当たり前じゃない!」





アタシの剣幕に、少し圧されながら、テツジが返した。





「病院でも言われたろう?……母体…、その…お前の体にすげぇ負担がかかるって…」





「…ッ…それがなんだってのよ!」





「…………」





テツジがまた黙る。





何か考えてるみたいだった。





「………」





だから、アタシも黙った。





そうして、長い沈黙の後―――。





「お前が決めたんなら、俺は何ンも言えねぇけど――」





テツジは、そこで一回言葉を切った後、





「産むのは良いが、育てんのが大変だぞ?お前、その覚悟があんのかよ!?」





テツジは、ちょっと怒り気味にそう言った。





まぁ、当たり前っていえば当たり前のことをテツジは言ったのよね。





でもね。





「…ッあ、あたぼうよッ!ア、アタシを馬鹿だとか思ってるワケ!?」





「…そりゃそうだ。大人はな、先のことまで考えてんだ。お前みてぇな餓鬼に何ができんだよ!!」





その言葉に、アタシはカチンてキた。





〈オトナ〉〈オトナ〉って、えっらそうに!!





「…もう、いい。〈父親〉になってとか言わないし!!…アタシ、一人でも産むし!…一人でも育ててやるんだからッ!!」





アタシは、もう、日暮れだってのに、テツジのアパートを飛び出した!





そして、駆け出したの……





『物陰』





「…ッハァ…ハァ…」





息が上がる。お腹が重たい…





そして、ハッとして、走る足を止めた。





流産しちゃう!





大変、大変!





アタシは、この子を〈産む〉って決めてから、ネットで色々勉強したんだ。





3〜4ヵ月は、走ったらいけないんだった…。





そんなアタシの背後で、遠くからテツジの呼び声がアタシの耳に届いた。





アタシは咄嗟に、近くの建物の陰に身を隠した。





そしたら、隠れたアタシの目の前を、血相変えたテツジがものすごい勢いで走り去ったの!





アタシは、なんだか笑いそうになったけど、堪えた。





「…ばっかみたい!…アタシなんかの為に一生懸命になっちゃって!」





アタシは、認めたくはなかったけど、そんなテツジが嬉しくもあったの。





言葉とは逆にね。





『ゲーセン』





『めんどくせぇ』が口癖のテツジが、アタシを心配して追いかけてくれた。





「…ばか…」





そんなテツジがアタシには嬉しかったのに。





アタシは、テツジが行った方向とは反対に向かった。





夜の繁華街。





アタシは、何でか怖いなんて思わなかった。





まわりは、帰宅する会社員や、学生たちが気だるそうだったり、急いでたり。





アタシみたいな〇学生がフラフラ歩いてる時間じゃなかった。





アタシは、なんとなくゲーセンに立ち寄った。





うるさい音楽と、派手なイルミネ…





普段のアタシなら、ほとんど興味のない所。





珍しくて、ついつい、店の奥に進んでた。





UFOキャッチャーや、コイン落としなら見たことはある。





だけど、アタシは、あるゲーム機に目を奪われた。





それは、暗い画面に、おどろおどろしい不気味な音楽や、女の人の叫び声なんかが聴こえる、たぶん、〈ゾンビ退治〉のゲーム。





アタシは、テレビでも目にしたことのない強烈で残酷なCGに釘付けになった。





恐ろしいゾンビの群衆…!





次々にこちらに向かって襲い来る!





アタシの恐怖心と共に、アタシのお腹がギュッと固くなった気がした。





こんなの見てちゃ、〈胎教〉に悪い気が本能でして、アタシはそこを立ち去ろうとした。





その時。





不意にフワッとアタシの両肩を、誰かが後ろから『ポン』と触った。





アタシは、死ぬほど驚いて、思わず飛び上がったかもしれない。





「“お嬢ちゃん”こーんなとこに一人でいたら、補導されちゃうデショ」





振り向いたアタシが見た相手は、





背の高い高校生らしかった。





〈補導〉とか口にしながら、そいつも制服姿で。





しかも…





「そーダヨ。“嬢ちゃん”。可愛い子が、一人でいたら、俺らみたいな悪〜い高校生に、〈オイタ〉されちゃうヨ〜♪」





アタシの肩に手を置いた高校生も、次に声かけてきた奴も、なんだか濁った瞳をしてて、





そして、笑ってた。





『名前』





その時、アタシは心底後悔してた。





ゲーセンの隣にあるカラオケの1室に連れ込まれて。





二人は、アタシの肩を抱いてしきりに話しかけてくる。





「ねぇ、名前教えて?」





「何年生?」





「………」





アタシは、声が出せなくてうつ向いてた。そしたら。





「  !  」





「ね、教えてくんないと、おっぱい揉んじゃうよ」





背の高い方が、笑いながら、アタシの胸を触った。





「…ッやッ!」





触りながら、





「ね…、教えてよ…」





今度は、アタシのブラウスの裾から手を滑り込ませてきた!





「…ヤぁッ!…」





アタシが逃げようとしたら、もう一人が、アタシの手首を、掴んで後ろで一まとめにした。





「…ッえ、えみ…」





「…ふぅん、えみちゃんていうんだ。可愛い」





アタシが、名前を言ったのに。





背の高い方は、アタシのブラウスを上に押し上げ、下着もたくし上げると、アタシのおっぱいを丸見えにした!





「…ッや、やめなさいよ!!」





アタシが言うと。





「おおっと、命令形?!」





「名前、言ったのに!」





「えみちゃん…、男女がイイコトすんのに、名前は必要デショ」





背の高い方は、遠慮なくアタシのおっぱいを撫でたり、乳首を摘まんだりした。





「…可愛い…えみちゃんのおっぱい…。けど、えみちゃんのおっぱい、立ってるね。ヤらしい…」





「…ッそ、それは…ッ!」





……それは、お父さんが、しつこくいじくりまくったから……とは、とても言えなかった。





「ふぅん…えみちゃんて、スッゲ、エッチな子なんだね…」





背の高い方は、言いながら嬉しそうに笑った。





『もしかして、妊婦?』





ぐるり、世界が変わった。





アタシは、カラオケ室内のソファに仰向けに寝かされ、天井を見る形。





背の高い方が、アタシの口に唇を重ねてきた!





ヤだよう!





気持ち悪いッ!





アタシが、高校生の唇から逃げようとジタバタすると、





「いいねぇ〜。この位抵抗された方が燃えるってもんだゼ!」





暴れるアタシなんて全然気にしないで、今度はアタシの首筋に舌を這わせてきたの!





「…ッヤぁッ!お父さんッ!…」





アタシは、思わず出たその、自分の声に驚いた。本当なら『ママ!!』って、叫ばないかな。普通は父親じゃなくて母親に助けを求めると思うんだけど…。





それに〈父親〉は、〈助けを求める〉にふさわしい人じゃない!





あの人が、アタシにしてきたことを思えば!





茫然として、動きの止まったアタシに、高校生は、又もアタシの口にキスをしてきた。





今度は舌を入れた深いやつ!





やっぱり気持ち悪いッ!





アタシの両目から、涙があふれ出した。





お父さんのキスの方がマシ!





こんな…こんな知らない人にキスされるくらいなら!…





逃げたくても、もう一人が、アタシの両手をアタシの頭の上で、すごく強い力で押さえてるし、アタシの体に乗っかってる高校生のせいでそこから抜け出すことは無理そうだった。





「アレ!?おとなしくなった。それはそれでヤりやすいけど」





高校生は、調子に乗って、アタシのスカートの中に手を忍び込ませ、アタシのパンティに手をかけた!





その時だった。





高校生が、何かに気づいて手を止めた。





「え!?えみちゃんてお腹がずいぶん大きいんだねぇ…」





言ってから、ハッと気づいて。





「もしかして、えみちゃん妊婦!??!」





一番知られたくないことを、コイツに知られてしまった。





「へぇ〜、妊婦。…じゃ、ヤりたい放題じゃん」





声は、アタシの頭の方、アタシの手首を押さえつけてるヤツが発したものだった。





それを聞いて、アタシの上に乗っかってる方が言った。





「スッゲ!!俺、一度〈ポテ腹〉と犯りたかったんだよね」





その声は、〈死刑宣告〉みたいにアタシの脳内に響いた。





『さすが、経験者』





〈ずいぶん大きい〉なんて失礼しちゃう!





アタシはまだ妊娠4ヵ月。ちょっとふっくらしてるだけよ。





「…ッヤ、ヤだ。ちょっと太ってるだけよ!」





アタシは何故か、コイツらに〈妊婦〉だってことが知られたくなくてでまかせを言った。なのに。





「ふぅん。体は痩せてんのに、〈腹だけ〉太ってんだ。ちょっと食べ過ぎちゃったとか、そうゆうワケ!?」





背の高い方は、面白そうに笑いながら言った。





ヤだ!





アタシ、コイツらに犯られるの?!





「ドレドレ〜?えみちゃんのエロま〇こ見して〜♪」





アタシの上に乗っかった高校生が、言いながらアタシのパンティを剥ぎ取った!





「ッあ!!…ッヤぁッ!…」





暴れるアタシの脚をアタシに蹴られないように上手に掴まえて、開いた!





…い、イヤぁッ!…





必死に膝を閉じようとするアタシの脚を、難なくこじ開けまじまじと見つめるヤツの目の前に、アタシのおま〇こはさらけ出された。





「ウホ♪えみちゃんのおま〇こ、ヤらし〜♪い〜っぱい濡れちゃってる♪」





「え!?そんなハズは…!」





「感じちゃった?さっすが、〈経験者〉は処女とは違うネ」





「違っ…!」





もう、アタシの言うことなんか聞いてくれない。





高校生は、アタシのおま〇こを観察しながら、指で押し広げたの!





「ヤ、ヤだ!!…」





高校生は、唾をひと呑みすると――





アタシのおま〇こに口をつけた。





そして、ペチャペチャと音させて、アタシの襞に舌を這わせた!





「ッんッ!ヤぁンッ!」





『感じる瞳』





「えみちゃーん、俺、我慢できねぇ!…俺の…握って!」





アタシの両腕を押さえてたもう一人が、自分の〈分身〉をズボンから取り出して叫んだ。





ソイツは、すでにいきり立って真っ赤に腫れてたわ。





「…ッヤ、ヤだッ!」





アタシが拒絶すると、高校生は、とたんにキレてアタシの頬を打った!





ッパンッ!





「テメ…優しくしてやったら、調子こいてんじゃねぇゾ!」





「まぁまぁ、森チャン、そうキレんなって」





アタシのおま〇こに舌を這わせてた高校生が舌嘗めづりしながら言った。こっちは余裕すら感じさせて。





「ほぅら、えみちゃん感じちゃって目がウルウル!」





〈森チャン〉じゃない方が続けて言った。





「違っ!アタシ、感じてなんか…!」





「そっかぁ!?えみちゃん、俺がおま〇こなめなめしてたら、動いてたゼ!腰!」





「…ッえッ!」





「そうそう。喘いでたし!」





〈森〉が言った。





信じらんない!!





アタシ、アタシ、感じてなんか…!





「えみは、〇学生で妊娠しちゃうくらい、〈ど淫乱〉でぇ〜す♪」





〈森じゃない方〉が楽しそうに言った。





「まぁ、夜は長いし、楽しもうゼ」





二人の濁った瞳が笑った。





笑って〈森じゃない方〉も、自分のおち〇こをズボンから取り出した。ソイツも、森と同じにギンギンに天を仰ぎ、蜜まで滴らせてた!





「挿れちゃうよ〜♪」





「ヤだッ!ヤだッ!…テツジ!!助けて!!」





今度は本心だ。





アタシは、思わず本当に助けて欲しい人の名を叫んだ!





「へぇ〜、〈テツジ〉って、もしかして〈お腹の子の父親〉かよ!?」





「…ッ違っ…この子の父親は、アタシのおと…!」





二人の高校生が、〈粗チン〉をみっともなくさらけ出して、今にもアタシの膣内(なか)に浸入しようとした、その時だった。





ッバンッッ!!





カラオケルームのドアが、勢い良く開けられて、〈その人〉は、ものも言わず、粗チンを出したまんまの二人を次々に殴り倒して、動かなくなった所で、アタシを抱き上げると、





カラオケルームから救い出してくれたの。





〈その人〉は、アタシが一番助けて欲しくて、そして、一番会いたくない人だった。





『熱い背中』





アタシは、テツジにおぶわれ揺られながら考えてた。





アタシは、悪くない!って。





悪いのは、テツジなんだ。アタシが、『産みたい』って言ってるのに反対なんかするから…アタシ、〈家出〉なんかして、不良(ばか)に捕まったの。





…そんな風にね。





だから、テツジの背中にいるのは不本意だった。早くこの、広くてあったかい背中から逃げなくちゃ。そう思った時、テツジは言った。





「お前…、もっと自分を大事にしろよな…。じゃねぇと、こっちの身がもたねぇ…」





アタシは最初、テツジの言ってる意味がよく分からなかったのね。





だってアタシ、別に自分のこと、ソマツになんかしてないのにってね。





アタシが黙ってテツジの背中にいたら、テツジは続けて言ったの。





「…なぁ、えみ。お前が産みたいってんなら、産めよ。…ただし、ラクじゃねぇぞ…。子育てだけじゃなくって、色々と、世間の風当たりだとか――」





そこでアタシは口をはさんだ。





だって、頭にクるじゃない!





「テツジのばか!…そんなの!〈命〉のが大事じゃん!それにアタシ、別に、自分のこと、大事にしてない訳じゃないもん…!」





アタシは、テツジの背中で暴れた。





落ちそうになったアタシを、落っことさないように、テツジの太い腕がアタシの脚をガッシリ押さえた。





「…ッおいッ!ばか!落ちるダロ!」





テツジが焦ってる。





なんだかおかしいの。





「ふふ…」





アタシは思わず笑った。そしたら、テツジは驚いて、手の力が抜けて、今度は本当にアタシ、落ちそうになった。





「ばかテツジ!落ちる!!…」





落ちる寸前で、アタシは又、元の位置に収まったけど。





「悪りい。お前、笑ったな…。初めてじゃねぇか?驚いちまった…」





「へぇ〜、テツジも焦ったりするんだぁ…」





アタシが言うと。





「焦りもするさ…。俺だって〈人の子〉だからな…」





「ふぅん…。〈人の子〉ねぇ…」





つぶやきながらアタシは思った。





兄弟で、こうも違うもんかなってね。





この人が〈人の子〉だって言う。その兄は〈鬼畜〉だった。





アタシはなんだか、やるせない気持ちになって、テツジの熱い背中に顔を埋めたの。





『テツジの秘密』





まぁ、〈秘密〉なんて言っちゃうと大げさね。





アタシが〈それ〉を見たのは、偶然だったし。





その日アタシは、熱っぽくて、体が異常にダルくて、おまけにものすごく眠気が強くて学校を休んだの。





でも、お昼前になると、今度はものすごい空腹で目覚めた。





何かないかと冷蔵庫を漁ったけど、アタシの食べたいモノは入ってなくて。アタシは仕方なく、スーパーまで買い出しに出たの。





なんとなく、学校の側は避けていつもは通らない路地を行く。すると―





1件の保育園があって(昔からそこにあって、知らない訳じゃないけど)何の気なしにアタシは、園庭で遊ぶチビ達を眺めてたのね。





〈アタシのお腹の子〉もいずれ、こんなんになるのね…なんて考えながら。





そうして、ぼうっとチビ達の行動なんか見てたら、





いたの。





ごっついのが、可愛いエプロンなんかして、チビどもに追いかけられたり、汚れた顔を拭いてやってたりする甲斐甲斐しい男が!





ソイツは、信じたくないけど。、〈アノ〉テツジだった。





アタシは、呆気にとられて一瞬ソイツが、〈アノ〉テツジだって全然分からなくて驚き過ぎて言葉も出なかった。





家では『めんどくせぇ〜』が口ぐせで、

ほとんど家事も料理もしたがらないくせに。何よッ!





満面の笑顔なんかで、ガキんちょどもを相手してるワケ!?





わけが分かんない!!





あの〈仏頂面〉は、全くの別人格だわ!





『あひる保育園』





アタシは、とっさに物陰に隠れた。だけど、そんなのオカシイ!って思いついて表に出た。





足は仁王立ち。





見上げるは、保育園の看板と正面玄関。





《あひる保育園》て、看板には書いてある。





アタシは、やおら正面の重い門扉のカンヌキを外し(大人くらいの背丈なら外から簡単に外せるタイプ。おそらくはチビ共が脱走しないためのロックに過ぎないのかな)





中に侵入した。恐る恐る。





すると、園庭にいたテツジとわりとすぐに対面することになった。





テツジの表情!





オカシイの!





困ったのと、照れてるのがすごく良くわかるんだもん!





「…ッなっ、何だよ!お、お前、具合はいいのかよ?!!」





明らかに動揺を隠せない感じ!





アタシは、ひと呼吸おいてから聞いた。努めて冷静にね。





「テツジこそ、何よ!そ〜んな可愛いエプロンなんかつけちゃって!」





アタシは、別に馬鹿にしたり、呆れたわけでもなかったつもり。だけどね。





テツジは違った。





「俺は、別に隠してた訳じゃねぇゾ!」





なんて、開き直ってる。

半分怒りながらね。





アタシは、もっと何か言ってやりたかった。『ウチでの〈めんどくせぇ〜〉はどこ行ったの?!』だの『その、とろけそうな笑顔は何?!』ってね





だけどそれは邪魔された。





〈可愛い〉チビ共に。





『おままごと』





『おねーちゃん、あそぼ!』





アタシは、3〜4才くらいの女の子にいきなり手を引かれ、園庭の片隅の〈ある場所〉に連れて行かれた。





そこは、遊具に隠れた程よい木陰で、可愛らしいピクニックマットが敷かれ、ままごとセットがきちんと並べられてた。





アタシは、テツジに問い詰める間もなく子どものペースに巻き込まれたの。有無を言わさずにね。





「はい、おねーちゃんが〈赤ちゃん〉よ。ミルクとごはんの時間よ…」





アタシが、その〈あさみちゃん〉と遊び始めると、他の女の子やら男の子も混じって〈ままごと〉は結構賑やかなものになった。





保育士さんに注意される最後の頃には、〈仮の家族〉は10人の大家族にまで増殖してた。





    * * *





『胎教』





ネットの情報も役にたつんだけど、アタシは一冊のマタニティー本を買った。





買ってもらったっていう方が正しいかな。





テツジも一緒に書店に付き合ってくれた。





お父さんより年下だけど、お父さんより老けて見えるテツジは、はたから見たら何歳に見えるかな。





やっぱり〈親子〉?





…“お母さん”の妊娠に、父子で勉強のためにマタニティー本を買いに来た…みたいな。





今思えば、福祉課の人が何で、お父さんの弟であるテツジにアタシを託したのか理解できる。





〈保育士〉なら安心。ーそんなとこかしら。





だけど、子どもにかいがいしいテツジは仕事場でだけ。実際家庭では、なーんにもしない〈ぐーたらパパ〉だったけどね。





だけどね。





嬉しかった。





他人にどう見られようが、一緒に本を買いに行ってくれたテツジ…





アタシ、どーかしてる。





アタシ、アタシ……





テツジが好きみたい。





こーんな、だらしない男!





お父さんとは正反対の人!





優しい時は、ものすごーく優しくしてくれたお父さん……





ねぇ、お父さん、アタシ、テツジのこと、愛しちゃってもいいかな……





テツジは、





何て言うかわかんないけど。





『胎教2』





だって、マタニティー本に書いてあったのよ。





《妊娠期間中は、心穏やかに過ごしましょう》ってね。





アタシは、アタシの《心の平安》のために、テツジに告白をする。





テツジの返事が『NO』でもかまわない。





アタシ、このまま黙っていたら、気が変になりそうなんだもん!





決行は、今夜!





晩ごはんの時!





      * * *





ドキドキ……





トクン、トクン……!





落ち着かない。





鳴りやめ!アタシの心臓!





テツジが、アタシの作った茶碗蒸しに息を吹きかけ、汗ダラダラでパクつこうとした瞬間、アタシは、告白を決行した。





テツジは、アタシの放った一言に、心臓が飛び出しちゃうくらいに驚いて、茶碗蒸しの茶碗をひっくり返し、目をむき出して聞いた。





「ッあちッ!!…てか、何だって?!」





アタシは、あわてて台所から濡らした布巾を持って駆けつけ、テツジの焼けた手を包んだ。





そして、今度はさっきよりもっと真剣に言った。





「ねぇ、テツジ、アタシを抱いて?」





ねぇ、だってそれしかないでしょう?





アタシの心の平安は、〈セックス〉からしか得られないんだもん。





『胎教3』





「…ッちょ、待ってくれ。何で急にお前は、そんなことを言うんだ?!」





「アタシ…アタシ…テツジが…好き!抱いてくんなきゃ死んじゃう!」





アタシの手には、いつの間にか包丁が握られてて…





アタシは、その刃先を自分の喉に突き立てた。





わかってる。





こんなのは、気狂い女のバカなパフォーマンスだって。





テツジは、そんなアタシを見て黙ってる。





黙ってるテツジは、一生懸命頭の中で言葉を選んでるの。たぶん。





テツジは、そんな人。





そんな、〈いい人〉をアタシ、困らせてる。





わかってる。





テツジは、変態でもロリコンでもないって。





そんな、ノーマルなテツジがアタシなんかの願いを叶えてくれる可能性は、





ゼロに近い…





『胎教4』





「…ったく!お前は命を粗末にするなッ!」





気づいた時には、アタシは背後をとられてて。





で、あっさり奪われちゃった。包丁。





「あッ!ひきょーもん!」





アタシはうろたえる。





もう、テツジを脅す物は何もない。





そんなアタシに、テツジはため息つきながら言った。





「あのなァ、えみ」





そこで言葉を切ってからテツジは言った。





アタシの目を真剣に見つめながら。





「俺は、お前を抱く気はねぇよ」





ほぅら!やっぱり。





「お前が、俺に見合う年齢だったら、全然悩まねぇでお前を抱いてやる。…ただ…拓哉みてぇな真似は俺には、どうしたって無理だ。お前には悪いが」





「………」





そんなのはわかってたよ。でも、キッツイなぁ〜…直に言われると。





「………フン。そー言うと思った。いーよ。どっかその辺で見繕ってどっかのオジサンに相手してもらうからッ!」





勢い。





馬鹿なアタシは、その気もないのに、口走った。





もう後には引けない。





「…えみ…」





テツジの哀しそうな瞳…





だけど、テツジはアタシを抱いてはくれない。





『寂しくなんかない』





アタシは、テツジがごろ寝でテレビを見てる間に、フラッと外に出た。





もちろん、〈どっかのオジサン〉に相手してもらうためじゃない。





ただ、家にいたくなかった。





テツジと同じ部屋の空気を吸うのが苦しかった。





テツジは何も思わない。





アタシだけが熱くなってるの。





バカみたいじゃない?





アタシ、お父さんが死んじゃってから、誰にも抱かれてない……





セックスがしたいんじゃない。





誰か、アタシをギュッて抱きしめてくれないかな…





ただ、抱きしめて『えみ…』って呼んで、熱い瞳で見つめてくれないかな………





      * * *





アタシは、夕焼け空を眺めながら川原にたたずむ。





別に寂しくなんてない。





お腹には、お父さんの子。





アタシは一人じゃないから。











『知らないオジサン』





暮れゆく土手で川と街をボーッと眺めてたら、本当に知らないオジサンが声をかけてきた。





「キミ、一人かい?…」





アタシは、とっさに近寄って来たオジサンの品定めをする。





スーツ姿のその人は、真面目そうな仕事帰りっぽい会社員といったところかしら?





「うん、一人。オジサンは?」





「もちろん、見ての通りサ」





オジサンは、ニヤッて笑ったから、アタシの背筋がゾクッてなった。





「暇ならサ…」





何て言うのかな。





「オジサンと…」





この人もやっぱり…?





「少し話しとかしてもいいかな」





ガク。





…でも、悪い人じゃなさそう…





アタシは、今出会ったばかりの名前も知らないオジサンと〈話し〉とやらをすることにした。











『知らないオジサン2』





オジサンは、白石さんて名乗った。





年齢は50代くらい?





アタシとオジサンは、土手の草の上に並んで腰かけた。





「えみちゃんは、悩みでもあるの?」





アタシも一応名前を教えちゃった。





「うーん、あるけど、ちょっと簡単には言えない感じ?」





「…う…、そっか。そうだよな…」





「それよりサ、白石さんの方が悩みありそうじゃん?」





「…わかる?…キミ、年齢の割にオトナなんだね」





それから、アタシは白石さんの悩みとやらをフンフンと聞いてあげたけど、アタシは白石さんが言うほど全然オトナなんかじゃない。





だってアタシ、白石さんの会社や家庭での悩みなんか、てんで興味がわかなくて、アクビを堪えるのに必死だったもん。





「あっ!ゴメン!僕ばかり喋ってたね!退屈だったろう?…それに、もう暗くなるし、キミも家に帰らないとね…」





白石さんは、自分の悩みをアタシに聞いてもらったことでスッキリしたみたい。本当〜に、〈聞いてただけ〉だったんだけど。





しかも白石さんは、思ったよりいい人だった。





男はみんな、オオカミなんて嘘ね。





それからアタシは、白石さんと別れて、いったんは、テツジのアパートとは逆の方に歩き出したんだけど





やっぱり引き返すことにした。





途中で、血相変えたテツジが走って追って来ないかな。とか、白石さんと喋ってる時にテツジが跳んできて、白石さんを殴ったりしないかな…





って想像してたのに、全然それらしいことは起こらず、アタシはすんなり家に帰った。





「……」





アタシは黙って玄関扉を開けて、サンダルを脱いだ。





そしたらね、いたの。





玄関に仁王立ちのテツジが!





「…あ、ただいま…」





思わず言っちゃったわよ。





そしたら、





「お帰り」





仏頂面のテツジが低い声で答えた。











『目眩』





仁王立ちのテツジが、静かに怒ってる。





それが手に取るようにわかる。





だって、顔が怖いんだもん。





テツジの顔は、オッサン顔だから、無表情だと余計迫力がある。





綺麗な顔してた兄とは全然違う……





ま、そんなことはどーでもよくて。





怒ったテツジ。





何を言うのかと思ったら。





何ンにも言わないで、自分の部屋に行くと、ピシャリ、襖を閉めちゃった!





こ、怖い!





アタシ、テツジを傷つけた?…





でもね、テツジ。





アタシ、テツジが平手打ちくらいしてくれるの待ってたよ。





身構えて、覚悟して帰って来たんだよ?





その晩のこと。





アタシは眠る。





自分の布団で。





そこに、怒ってる続きのテツジがやって来て言った。





「そんなにセックスがしたいんなら、抱いてやるよ!メス豚め!」





テツジが、アタシの掛け布団を剥いで、勢い良くアタシの上にのし掛かってきた!!





ヤだようッ!!





こんなのレイプじゃない!





アタシ、テツジとはもっと違った愛し方したかった………!





アタシは、お父さんとのセッ〇スを思い出して恐ろしくなった。





乱暴に扱われる恐怖。





と共に、それを待ち望んでる自分にも嫌悪を抱くの!





イヤなハズなのに、





悦(よろこ)んでる……?





信じたくない。だけど紛れもない、事実。





そして、もうひとつ信じたくない事実がコレ!





さっきから、獣のようにアタシのパジャマを引き裂いてる、馬鹿な男……!





テツジは、アタシの首筋に唇を這わせ、アタシはその刺激に身体を震わせる……











『幻想』





アタシは思わず叫ぶ。





「…ッイヤ!…ひどくしないで!」





「チッ!そう言いながら、悦(よろこ)んでんのは誰ダ?!」





「…ッ!そんな!アタシ、よろこんでなんか…!」





そこでキスされた。





舌を差し入れかき混ぜる、深いキス!





「ッヤだよぅッ!…イヤイヤ!テツジ…!」





そこで、起こされた。





テツジに。





「…ゴホン!…ああ…うなされてたから、起こしたゾ。変な夢見てンじゃねぇぞ」





心なしか、顔、赤くない?…テツジ……?





そう言うと、テツジはアタシの頭をクシャクシャって撫でると、又行ってしまった。自分の部屋に。





アタシは、呆気にとられて自分の寝てた場所を眺める。





確かに、いつものアタシの部屋だ。





…………アタシ、いつから夢見てた?………





どっからが、夢……?





アタシ、テツジに抱かれる幻想を見ながら、めっちゃ濡れたよ?





テツジ…!!!





アタシ、もう、限界……かも………











『現実』





どんなに現実離れした夢を見ても、朝は必ずやってくる。





気まずくアタシ達は朝食をとると、それぞれに仕事と学校に向かった。





     * * *





通学途中でしーたけに声かけられる。





「…なぁ、えみ。お前、太ってきたんじゃないか?」





よかった…。





〈アノ件〉以来、話ししてなかったから。





けど、あんま良くはないか。





この、お腹の子の説明をいつかはしなくちゃいけない。





学校にも。





コイツにも。





体育も、いつまでも休んでる理由がいる。





     * * *





福祉課の坂瀬さんと産婦人科に行く。





いつもの定期検診。





すっ………………………………ごく!イヤ!!





何がイヤって、全ッ部イヤ!











『現実2』





診察室のベッドに横たわり、食べ過ぎた時以上に膨らんだアタシのお腹をさらけ出してエコー検査……は、まあまあ好き、かな。





アタシとお父さんのベビーに会える気がして。





それに、前回より成長してるのが目に見えて嬉しい。





それに、ピコピコ動いて、『ああ!生きてるんだなぁ!』とか、思うし。





お腹に塗りたくられるゼリーみたいなのがちょっと嫌だけど。





だけど、アタシの一番イヤなのが、足を大きく開かされてアソコを丸見えにしてする〈内診〉?





あれは、毎回抵抗がある。





下に履いてる物を全部脱いで、自動で動く椅子に座らされ、機械的に足が左右に開いていくの。





一番最初は、スッゴいパニクっちゃって、看護師さんに身体を押さえられたりしたっけ。





5ヶ月を越えた今はもう慣れたけどね。





産科の先生も最初は驚いたり、戸惑ってたみたいだけど、今じゃ他のお母さんに接するのと同じに扱ってくれてるみたい…多分。





だけど、さっきの内診。カーテンで仕切られて、先生や看護師さんの姿は見えないけど、





やっぱりイヤだな。





何でかって、アタシのアソコに先生が手を入れたり、何だかわかんない金属のロート?みたいなのを突っ込まれたり、長いピンセットにつけた薬付きの綿でアタシの中をかき混ぜたりすると……





アタシ、





アタシ……





感じちゃう……!





愛液がいっぱい流れ出てくるのが自分でわかる。

アタシ、結局誰でもいいの?だとか、





いやらしい子だって思われてる…だとか、いやいや、こんな年齢(とし)で孕んじゃうくらいだから、エロい子だってとっくにバレてんだけど。





そんな諸々を考えちゃうワケなの。











『現実3』





そろそろお腹も目立ってきて、いよいよ〈世間〉にアタシの妊娠を知らせなきゃいけなくなってきた。





特に学校。





アタシがそれを考えてる頃、テツジも同じことを考えてたみたい。





ふんわりしたスカートだけじゃ隠しきれなくなったの、いよいよね。





疑問を持つ人がこれ以上増える前に、こっちからしないとね。〈宣言〉てやつをね。





      * * *





「なぁ、えみ。お前の腹、目立ってきたな。……行くか?…学校…」





「…う、うん…」





気が乗らない返事。





あれから、何となく気まずいアタシ達だけど、どうにか生活してる。





アタシは〈愛〉が欲しかったけど、テツジの〈何にもしない愛〉で今のとこ満足してる…っていうか、満足することにしただけだけど。





テツジは、アタシを抱いてはくれないけれど、一緒にはいてくれる。





ママが刑務所にいる今は、〈家族〉と呼べる人はテツジだけ……





      * * *





いよいよだ。





アタシは〈世間〉の好奇の目に晒される。





わかってる。





それは多分、イバラの道。





でも、アタシが選んだ唯一の、道。











『現実4』





「他の子ども達に悪影響です!断じて堕胎(お)ろしてもらいます!」





PTA会長の阿部さんが声高に叫んでるのが耳に飛び込んできた。





福祉課の坂瀬さんも一緒に来てくれたんだけど、





テツジと坂瀬さん、それに校長先生、教頭先生、保健室の先生、学年主任の先生、それとPTA会長…っていう大人の面々が会議室で難しい顔して話し合いの最中。





アタシは、同じ部屋の隅の席に座らされ、かやの外。





だけどその叫びで、先生やPTA会長達は、一斉にアタシへ視線を集中させた。





アタシは、黙って立ち上がり、





「アタシの赤ちゃんです!絶対、産みます!」





一同シン…となる。





けど、やっぱり口を挟んできたのは、阿部さんで。





「…ッそんなこと言ったって!あ、あなた、自分が何歳か考えなさい!!け、汚らわしい!子どものくせにッ!に…妊娠だなんてッ!」





阿部さんは興奮し過ぎて真っ赤になってる。





倒れちゃうんじゃないの?ってくらい。





そこに、坂瀬さんが静かに言った。





「今日は、産む産まないの相談では来ていません。学校側に知っておいて頂きたくて伺いました」





「…え…でも…」





阿部さんは、まだ何か言いたかったらしいけど、今度はテツジが言ってくれた。





「コイツは、絶対産むつもりです。頑固ですから」





最初、先生達は、坂瀬さんと現れたテツジを、アタシのお腹の子の父親と勘違いして、白い目で見た。





けど、説明して理解してもらった。











『現実5』





『〇学生妊娠!』のニュースは瞬く間に学校はおろか、町内全域にまで拡がった。





アタシは、大人からも子どもからも好奇の目にさらされた。





『お前、“ママ”なんだって?ヤりマンだな』





……なんて露骨に罵声を浴びせるのはまだいい。





一番、クるのが、〈目線〉。遠慮ない軽蔑の眼差しと、聴こえるか聴こえないくらいの囁き。





でも、平気。





そのくらいのことは想像できてたから。





アタシの心を一番に占めるもの、それは





〈愛〉。





〈アイ〉を欲してる。





お父さん……





生き返って、アタシを無茶苦茶に抱いてッ!!





      * * *





なんてね。





そんな愚かな願いを抱きながらも、お腹の子は順調にスクスク育っていった。





もう、だいぶアタシのお腹の中で活発に動いて自己主張してる。





嬉しい。











『幸福』





「ねぇ、テツジ、アタシのこと抱いて!」





わかってる。それがテツジにとって、本当に嫌なことだって。





わかっててアタシは言う。





「ねぇ!お願い!ギュッてするだけでいいの!」





テツジの困惑した顔が急に優しくなった。





「なんだ…泣いてんのか?馬鹿だな…」





アタシは、もう我慢できなくて、テツジのお腹の辺りに突進した。





「おいおい、腹の子が驚くゾ」





なんて言いながら、テツジはアタシを膝に乗せて〈だっこ〉してくれた。





「…そっか…こんなことでよかったんだな」





テツジが優しい。





いつもつっけんどんな人と同じとは思えない…





アタシは、久々に酸素を吸えた、そんな心地がした。





そうよ。





セックスなんていらない。





熱いテツジの腕の中、お父さんのぬくもりを思い出したり否定したり……





テツジは、煙草の香りがしない。





その代わり、汗と男の匂いがする。





ドキドキ…





だけど、どうしても考えちゃうの。





テツジは、どんな風に女の人を抱くんだろうってね。





      * * *





その日を境に、〈だっこ〉はアタシ達の習慣になった。





アタシは学校であったことを話したり、もう頻繁に動きまくる赤ん坊を触ってもらって、二人で馬鹿みたいに笑ったりした。





………アタシは、この瞬間が本当に幸せなんだと思った。





心の底から……











『幸福2』





「ッコラッ!!え、えみ!変なとこ触んなッ!」





「…ッハッ!…ゴ、ゴメン!つい…」





「〈つい〉で胸とかいじるなよ」





「だってぇ〜、テツジの胸板そそる」





「…ダァッ!いいか、今度変なことしやがったら、もうギュッてしてやんねぇからな」





「ええッ!そんなのヤダ!アタシ、アタシ、これがないと生きてらんないもん!」





「…ったく〜。大袈裟な奴だな」





テツジは、困った顔をしながら大きくため息ついた。怒ってはいないみたいだった。





「大袈裟なんかじゃないよ…テツジの腕の中、落ち着く……」





アタシは、自分の頬をテツジのたくましい胸にうずめた。同時にテツジの胴にも腕を回してギュッと力を込める。





「…ッ!お、おい…!」





テツジが困ってる。だけど、この手は離してあげない。





アタシは、テツジの匂いを胸いっぱい吸い込んだ。











『母心』





「えみちゃん、赤ちゃんのために、食欲無くても、ちゃんとごはん食べてね」





いつもの検診で顔馴染みの看護師さんに声かけられた。





そんなのわかってる。





けど、本当にこの所、健やかに育ってきたベビーに胃を押し上げられて、すっごくムカムカして食べられない。





…のに、お腹の子はスクスクと順調に育ってる。





そう、まるでエイリアンみたいにアタシに〈寄生〉して、アタシから栄養を奪ってるんじゃないかって時々思う。





そんなこと、思っちゃいけないのはわかるんだけど。





でもだからこそ、たのもしい。





出来損ないのアタシに宿った〈魂〉には、エイリアン並みにどんどんアタシから養分を抜き取って大きくなってほしい。





そして、無事に産まれてくれたら、それだけでいい……





なぁんて、母心、かな?





母心といえば、ママ、どうしてるかな……





アタシを罵倒したママ……





でも、アタシっていう子がママのお腹に宿った時、きっと、嬉しかったよね?





アタシは、そう思いたい。





だって、アタシが今、すっごく幸せだから。





不安や心配や、怖さはある。





だけど、何よりアタシは、〈この子〉に会いたい!





そして、思うの。





無事に産まれてほしい。





その次には、





ぜひとも、お父さん似の可愛い子でありますように……って。











『学校』





妊娠8ヶ月にもなると、お腹は重いし目立つしで、アタシは学校に行ったり休んだりが続いた。





不思議なことに、休み出すと、それまで普通に行けてた学校に行くのが嫌になる。





体がダルかったりすればなおのこと。





で、〈産休〉をとることにしたの。





ちゃんと〈休み〉の申請をすると、アタシは少しだけ気持ちが楽になった。





知識や運動その他のことを考えると、学校には行くべきだと思うのだけど、アタシが甘えた。





テツジに。





テツジは、『しょーがねぇなぁ…』なんて言いながら、アタシのワガママを聞いてくれた。





学校に行かなくなると、すごく長い時間を持て余した。





大体は、テレビを見たり、寝て過ごした。





なので、アタシのベビーはますます順調におっきく育っていった。





…というワケで今は、運動不足とベビーの〈成長過多〉予防のために、テツジと〈散歩〉に出かけるのを習慣にしている。





だけど、日中は避けてる。人目が多いものね。





だから、夕方テツジが仕事から戻ってきて、夕ごはんを食べたら出かけるの。





いい夕涼みと腹ごなし。





それでも、アタシみたいな子どもが〈妊婦〉ってわかると、通りすぎ様、イヤな顔されたり、主婦通しで囁くのが耳に入る。





『まぁ!イマドキの子どもは恐ろしいわね…』云々……





なんで、アタシが悪く言われなくちゃいけないの?アタシは被害者よ!……とは思いもすれ、





それよりもツライのが、一緒に歩いてくれるテツジが白い目で見られること。





中には、露骨にテツジに向かって野次を飛ばす奴もいて(サラリーマンとか)、そんな時はアタシ、テツジに聞くの。





「ゴメン…テツジ…イヤな思いさせて……帰ろうか?」





って。でもね。





「ばぁか、気にすんな。お前が豚になるよかマシだから」





なんて、憎まれ口をききながら『二ッ』て笑うのよ。





アタシ、アタシ…





キュンてなって、テツジの太い腕に抱きついちゃうの。





そんな時には、テツジは本当に困って恥ずかしい顔するの。





おっかしいの。











『お布団の中』





ぷくぷくぷく……





羊水の中のアタシのベビー。何考えてるかな……





きっと、アタシが思うことは筒抜けね…





だって、アタシ達、へその緒で繋がり合って、すっごく近い間柄なんだもの。





ううん。一心同体って言ってもいいくらい。





だからこそ、怖くなる。





アタシが考える、いいこと、悪いこと、エッチなこと……





みぃんな、この子にわかっちゃう?





だけど、考えることは止められない。





アタシは、ぽっこりお腹だっていうのに、テツジとエッチするのを夢見て妄想するの。





いけないことだってわかっててね。





      * * *





真夜中のお布団の中。





アタシは、昼間寝てるから、眠りが浅い。





すぐに目覚めて、自分の体やお腹を触って落ち着こうとするのだけど、収まらない。





…んで。





自分の体を触るだけじゃ、このもやもやが消えないから。アタシは、





テツジの体に触るの。





イビキかいてグッスリ眠るテツジの、最初は肩や腕や、そういうとこをそっと触って目覚めないから、





アタシはそうっと、





テツジの股間に触れた。





布越しに。





それでも、テツジは目が覚めない。





アタシは、尚もテツジのアソコを撫でるのを止めないでいたら、





起きたの。





テツジの〈分身〉が。





ムクムク大きくなる、テツジの分身。





目覚めないテツジ。





アタシの喉がゴクリってなった。











『お布団の中2』





ゴクン…て鳴ったアタシの喉。その次は、アタシは知らず自分の唇を舐めてた。





〈獲物〉を見つけた獣のように。





〈標的〉は、テツジの股間…





アタシは、ムクムクと成長を遂げたテツジのそれが、どんなか、見たくてたまらない気持ちが抑えられなくて。





アタシは、テツジの短パンをずり下げた!





テツジは起きない。





上を向いたアレが、短パンに引っ掛かって、すぐに下げられなかった。





テツジの息子は、一回引っ掛かって、それからピョコリと顔を出した。





眠ってるせいか、完勃ちじゃなかったけど、おっきい。…以前(まえ)お風呂で見た時よりも。





それに、お父さんのもおっきかったけど、それ以上だと思った。





もう、それを見ちゃったらアタシはもう我慢がきかなくて、考える前にしゃぶりついてた!





罪の意識がなかったわけじゃないのよ。





でもね、アタシは、テツジのそこを、おいしいアイスキャンディーか何かみたいに舌で大きく舐めちゃった!





起きないテツジ。





でも、テツジから吐息と呻きが漏れた。





「うう…ッ…」





尚もテツジのアソコを舐め続けるアタシ…





…すると。





アタシの口から突然、テツジのアソコがいなくなった。…と思ったら…





テツジが、ガバッて起きて、天井の蛍光灯のヒモを引っ張って灯りをつけた!!





「キャッ!」





思わず上げたアタシの悲鳴にテツジは、





「”キャ“じゃねぇ。キャーって言いてぇのはこっちだ」





テツジが怒ってる。





「だってぇ〜…」





アタシが口を尖らせて言い訳をしようとしたら、





テツジは、急に優しくなって、





アタシの頭を撫でた。





そして、天井の蛍光灯を消すと、





「えみ…ごめんな…。拓哉のせいでお前をこんなエロガキにしちまった…」





アタシに謝ったの。





もちろん、アタシはそれには納得がいかなかった。











『お布団の中3』





「…お前をこんなにしちまったのは、俺の身内のせいだ。お前は悪くない」





そう言い切ってから、





「俺はな、お前に〈恋〉を知って欲しいんだ。…人を好きになって、それから相手にも好きになってもらって、相思相愛だ」





「〈ソウシソウアイ〉?…」





アタシが不思議そうな顔をしたんで、テツジが頭を抱えた。





「ダアッ!お前は、体ばっかダロ?まず、気持ちが大事だって言ってんだ!」





それでも、アタシはピンとこない。キョトンとして、暗闇のテツジを見る。





テツジは、そんなアタシを胸に引き寄せて頭を抱いた。





トクトク……





テツジの心臓の音がする。





「アタシ、テツジが好きだよ?それじゃダメ…?」





「ああ、まだダメだ。お前は、錯覚してるだけだ。本当の恋なんかじゃねぇ」





「ちぇ〜」





アタシは、唇を尖らせた。





「今日のとこは、こーして抱いててやるから、黙って寝ろ」





テツジは、優しい。





だけどね、アタシは思うの。





アタシが目覚めさせた〈息子〉の処理はどうするんだろってね。





だけど、アタシは、背中に当たるテツジのぬくもりに徐々にまどろんで、いつの間にか眠りについちゃった。





テツジがその後、どうしたかなんて知らない。











『愛じゃない』





〈恋〉なんて知らない。





いや。





遥か昔にそんなのしてた気がする。





担任の秋月に。





すっかりフラれちゃったけど。





まぁ、悪いのはアタシだし、仕方ない。





別にお父さんのせいだけじゃない。





アタシが、〈ヒトの心〉ってやつを知らなかっただけ。





…ってことは、





テツジの言ってることは間違っちゃいないってワケね。





アタシは、恋を知らない。





そして、本当の愛も。





激しく相手を欲して、相手からも激しく求められるの。





まぁ、それはまるで〈獣〉じゃないの!





そうよ。昔のアタシとお父さんの姿じゃない?





…でも、それはきっと違う。





テツジが言いたいのはそういうことだと思う。





思い出したくない、昔のアタシ達。





ケダモノみたいに愛し合ったけど、それはきっと





愛、じゃなかった……











『発情期』





昔、ママの友達だっていう女の人のマンションに泊まりに行ったことがある。





その人の家には、ペットOKなのか、一匹の若いメスネコがいて、その子がちょうど発情期だった。





その人は、『この間も脱走してね…捜すの大変だったのよ…』って言ってた。





ネコは、アタシとママが泊まったその日も脱走した。





以前逃げた洗面所の窓には鍵をかけたのだけれど、今度は浴室の窓が開いていた。そこから逃げたらしい。





アタシ達が泊まった夜も、尋常じゃない鳴き方をしてた。





狂おしいほどに何度も何度も…





その時のアタシは、ちっともわからなかったけど、今ならわかる。





発情期の意味も。





どうして、男が欲しくて欲しくてたまらなくなるのかも。





人間の発情期は一年中なんだって。何かで聞いた。





ネコや他の動物達みたいに、時期は決まってないんだって。





だとしたら。





アタシが今、〈発情〉しててもおかしくない。





あの時のメスネコみたいに、アタシは〈男〉を求める。





〈恋〉なんていらない。〈心〉なんていらない。





お腹に命を宿しながら、アタシの心は、お父さんに抱かれてた時と何にも変わらない。





抱いてさえくれたらいいのに!





テツジ……





苦しいよ……











『闇夜のキス』





〈愛がいらない〉なんて嘘だ。





テツジに振り向いてもらえなくなったら、哀しい。





アタシが大きくなったら抱いてくれるって言った。





今じゃダメかしら。





ねぇ、テツジ。





アタシ、〈愛〉も〈セックス〉も両方欲しい。





ねぇ、テツジ。





もう、だっこだけじゃガマンできないよ…!





      * * *





「ねぇ、テツジ。アタシのこと……好きにならなくていいよ……」





「は?!お前、何言ってんだ?…」





「…あきらめた」





「えみ…」





テツジはどう思ったかしら。唐突なアタシの告白。





本当の気持ちとはウラハラな、アタシのセリフ……





本当は、『えみ、大好きだ。愛してる!』って言って抱きしめて欲しくてたまらない。





でもね、もうやめようって思った。大好きな人がアタシのために困ってるのを見るの、ツライ……





…そう思ったんだ。





今までとは全然違う態度のアタシに、困惑してるテツジ。





その時だった。





布団を敷いて、眠る前のひと時。





いきなり灯りが消えた。





外は豪雨。





停電らしい。





息をのむ、二人。





「あのな、えみ…」





テツジが何か言いかけたのに、アタシは。





抱きついた。





暗闇は怖い。





だって、この世界に自分だけしかいない気がしちゃう。





アタシは、ともかくも、目の前にいるはずの〈ぬくもり〉にしがみついた。











『闇夜のキス2』





「コワイ…!」





「えみ…」





なぜだか、アタシはその時、ガタガタ震えてしまってどうしようもなかった。





「テツジ!…コワイよ…!」





「……」





そんなアタシを、テツジはギュッと抱いてくれた。





アタシは、そのテツジの腕の圧力と温もりが嬉しくて、





このまま、二人が溶け合ってしまえばいいのに!…そう思った。





テツジは、違うことを考えたらしい。





「えみ…」





それは、あまりに意外で、唐突だった。





アタシの唇に何か、柔らかいものがそっと触れて、それはすぐに離れてしまった。





最初、それがキスだってわかるまでに数秒かかった。





でも。





でも!!





アタシは、飛び上がりそうに嬉しくなったの!





「テツジ…?!」





「…ご、ゴメン…」





「なんでッ?!何で謝るの?」





〈それ〉は、一瞬だったけれど、スッゴくアタシのハートを直撃した!





テツジの、意外にも柔らかな唇……震えてた…





「お願い…もう一回、もう一回だけして…」





アタシはもう、暗闇なのに怖いのを忘れた。





真っ暗なのに、時折一瞬だけ光る、稲妻の明かりでテツジの蒼白い顔が見えた。





「ねぇ…もう一回だけ…」





言いかけて抱きしめられた。





「えみ!すまない!…これじゃ、拓哉と同じだッ!…」





「ううん…!…ううん…違うよ!テツジはお父さんとは違うッ…!」





その後一瞬ためらいの間があって、





テツジは、今度は、さっきより数秒だけ長く、唇をアタシのそれに重ねてくれた…





もちろん、舌なんて入れずに、唇に唇を重ねるだけの





もどかしい、キス。











『闇夜のキス3』





それからしばらく、二人共何も言えなくて。





少ししてから、テツジが言ってきた。





「その…、もう怖くないか?…」





なんだ。





テツジは、アタシを怖がらせないためにキスをしたの?





「…うん…怖くない」





だけど、アタシはテツジのその優しさが嬉しくて、反抗的な言葉は何も浮かばなかったの。





「そうか…じゃあ、又抱いててやるから安心して寝ろよ?」





「うん…」





アタシは、たった今の出来事に、心臓がバクバクで、とても寝られないって思ったんだけど





やっぱり、テツジの温もりに包まれると





墜ちてゆくみたいに眠りについた……











『哲司』





テツジは考えていた。アタシをその腕に抱きながら。





(俺は一体どうしちまったンだ?…)





手を出すな。





それは、逢う前から決めていたことなのに。





初めて、アタシっていう連れ子と兄、拓哉の肉体関係の事実を聞いた時は、自分の耳を疑った。





ガセだと思った。





根も歯もない〈嘘〉だと。





だけど、淫乱なアタシを目の当たりにして知ってしまった。





愛する伴侶を見つけて一緒になった。





なのに、年端もゆかぬ連れ子にまで手を出した。





〈悪魔〉だと思った。





我が兄なれど。





兄は、見た目も成績も良くて、将来を期待されてた。なのに、就職が決まってた製薬会社には一日も行かず、土木会社に勝手に就職した。





両親からの勘当……





それから、しばらくしないうちに『同棲することになった。なんと、お前、グラマラスな年上ナースダゼ。おっぱいなんかバイ−ンダゼ!』





元気そうな、電話の兄の声。





けれど、テツジは気づいてた。





〈兄は無理をしている〉





それは、単なる勘みたいなものだったけれど、





何か酷い違和感を感じた………











『哲司2』





兄をただの気狂いだと思った。





こんな子供に手を出すなんぞ。





だが、実際本人に会い、一緒に暮らし始めてわかった。





普段は、どこにでもいる〇学生なのに、ふとした瞬間、色香が漂う。





ガキのくせに。





えみは、気づいてないが、俺はこうしてコイツを背中から抱いて眠る時、コイツの胸や腹を触る。





細心の注意をはらって。





兄と同じ罪を犯すまいとして、繰り返している。





情けない。





だからこそだ。





コイツを抱くような真似はしない。





絶対に。





………なのに、最近特に自信がない。





愛しくてたまらない。





コイツの髪の匂いを嗅いでるうち、抱きしめる以上のことをしてしまいそうになる自分が怖い。





自分で自分が信じられなくなる………!





俺は、いつかコイツを犯してしまうかもしれない……





「…地獄だな…」





聴こえるか聴こえないかの声で、テツジは呟いた……











『哲司3』





後悔。





何故、さっきはキスなど……!





初めて触れたえみの小さな唇。





コイツは、毎日俺に『抱いて!』と懇願してきた。





それは必死で、思わずこっちが堕ちそうになる。





つぶらな瞳は、情欲に燃え、潤んで……





こんなにも切望されて断る男がいるかってくらいだ。





なのに、一転。





『あきらめる』なんて言いやがる。





全く、女の言うことは謎だ。





えみに『あきらめた』と言われ、俺の中の〈何か〉が切れた。





えみ…!





お前は、何を思ってる?





お前は、拓哉を憎みながら、何故その身を削り身籠った子を産もうとする?





えみ……





俺は、お前がガキなんかじゃなかったら……!





どれだけ考えたか知れやしない……!











『赤いルージュの娼婦』





ママの鏡台の前で、ママが残してったメイク用品を眺める。





おしろい。マスカラ。アイシャドー。そして、口紅。





ママが大好きだった真っ赤な口紅をアタシは手に取る。





蓋を開け、くるくると容器を回すと中身がスッと出てくる。





アタシがママのメイク用品を触るのは、初めてじゃない。





小さい頃から何度となくいじって、その度にママに叱られた。





鏡に向かって口紅を塗るママの姿を毎日眺めてた。





何の気なしに真似をする。





今では、大分上手に塗れるのよ?





出てきた口紅の中身を直接唇に塗らないで、リップブラシで塗るの。





そうすると、厚塗りにならずに、しかもはみ出さない。





艶めいた自分の顔を鏡に映す……





アタシはなんとなく、着ていた衣服も下着も脱いで、ママのタンスのランジェリーを着ようと思った。





本当に何も考えてなかったのよ。





……なのに、そこへテツジが来た。





そう。





今日は、『ママのマンションにいます』ってテツジにメール打っといたから。





「えみ?なんだ?今日は、こっちで飯食うのか?まぁ、たまにはこっちも風通しとかないとな…」





そこで、こんなアタシをテツジが見た。





「おま…!何考えて…!」





とっさに、テツジの顔色が変わったのがすぐにわかっちゃった。





テツジは、少し赤い顔、してた……





「コラッ!こんなものは大人になってから…ッ」





テツジは、アタシの肩を押さえてティッシュでアタシの唇を拭おうとした。





その瞬間。





アタシは、テツジに抱きついた。





「テツジは、詠子が好きなんでしょ?あの人みたいに巨乳で色気ムンムンな女のことがッ!」





「おま…何言って…!」





「わかってるわよ。男はみんな巨乳好きなんだから!」





「どうしてそんなこと決めつける?そうとは限らんだろ?」





「…じゃあ、アタシを抱いて?妊婦のうちに!」





「ダメだ。お前が大人になってからって…」





「大人になる前に死んじゃうかもよ?」





「…ッ何言って…!」





そこで、アタシはテツジを押し倒した。





ママとお父さんがセックスしてたベッドの下、カーペットの上に。





フリルが適度についた淡いピンクの腰までの長さのランジェリー。





大人用だから肩ヒモが下がっちゃう。





テツジの上に乗っかったアタシは、赤いルージュの娼婦。





いつものアタシじゃない。











『赤いルージュの娼婦2』





「…ッ!おまッ!何する…ッ!」





「抱いてアゲル。…アタシがテツジを」





アタシは困惑してるテツジの胸を押さえ、起き上がれないようにしてから





テツジの顔に赤いルージュの唇を近づけた。





すると。





「…ッ?!…」





テツジがアタシの両腕をつかんで、体勢を逆にした!





「…この!こっちがどんだけ我慢してやってると思ってンだ!」





「…え…?」





「…このクソ…ッ!」





テツジは、抑えた声で絞り出すみたいに言ってから





アタシに口づけた…!





「…ッ!…」





アタシの赤い唇は、テツジの熱い唇にめちゃくちゃに乱された。





「…ッアッ!…ヤ…ッ!」





テツジは、タガが外れたみたいにアタシの唇や頬、首筋に口づけの雨を降らせた……





「…ッンッ!…テツジぃ!!」





アタシは、それ以上何も言うことができなくて





テツジのキスに、胸をのけ反らせて感じまくったの……











『赤いルージュの娼婦3』





スゴイ!

スゴイ!

スゴイ!





テツジがアタシを抱いてくれるんだ!





アタシは、アタシの体の上のテツジの体の重みが嬉しくて泣きそうになった。





アタシの心臓は、跳び跳ねるみたいにときめきがマックスになった。





…だけど…





「…ッんッ…ウゥ…!」





テツジの太い指がアタシの胸を強く握って、アタシの目尻から涙がにじんだ時、





テツジはなぜか、動きを止めた。





「〈ここ〉では抱かねぇ。家に帰ってからだ」





フイとアタシから離れると、アタシに背を向けた。





「…ッえっ!そんなッ!どこだっていいよ!」





アタシは息が上がって、ハァハァしながら訴えた。





だけども。





「そら、着替えろ」





テツジは、脱ぎ散らかしたアタシの服をアタシ目掛けて放り投げてきた。





「……」





アタシは、渋々ながらテツジの言うことをきいた。





だって、テツジの家に帰れば抱いてくれるって言ったから。











『玄関先で』





アタシ達は、テツジのアパートに帰ったとたん、玄関で抱き合った。





「…ッんッ!…んッ!…」





テツジに言われて、ルージュは落とした。





大人のフリも今はできない。





なのに、テツジはアタシをしっかり抱いて激しくキスしてくれた。





「…ッ!…ッふ…」





自然とアタシの目尻から涙が流れてきた。





頭が真っ白になる!





「…んッ!テツジぃ…!」





「ったく!こんなクソガキに俺が…ッ!」





テツジは、自分に腹を立ててるみたいだった。





けど、アタシには関係ないッ!





テツジが、アタシの着ていたものを全部脱がせてアタシの肌を大きな手でなぞる。





「…クソ!…こんな…綺麗な肌ァ、俺は汚すのか?」





「テツジ!アタシをめちゃくちゃにして!」





「ダメだ。お前の腹ン中には…」





「ン。じゃ、優しくしてね?」





「この小悪魔が!」





テツジの節くれ立った指が、アタシの両乳房をそっとさすり、乳首を撫でこする。





「…ッンッ!んッ!…!」





アタシは感じすぎてどうにかなりそうだった。











『熱い抱擁』





テツジにキスされると、どうしてこんなに感じちゃうンダロ……





「…ッンッ!…ンんンッ…!」





アタシ達は、寝室に布団を敷いて、本格的に抱き合った。





テツジも着ていたものを全部脱いで、同等になったの。





二人は生まれたまんまの全裸で熱い体と体を合わせた。





テツジも興奮してるみたいだった。





いつもは醒めた感じなのに、余裕がない感じ。





でも、それはアタシも同じ。





テツジがアタシの肌にそっと触れて、体中くまなく愛撫してくれるのが心底嬉しい!





テツジ?





『我慢してた』って言ったよね?





それって、テツジもアタシのこと抱きたくてたまらなかったってこと?





アタシのこと、





〈好き〉だったってこと…?











『熱い舌』





アタシは、テツジの熱い息と舌と、唾液を味わう。





テツジがアタシの舌を追うからアタシもテツジのを探す……





ペチャペチャと音たてながら、二人でキスに夢中になっていた…と思ったのに、急にテツジがアタシの唇を離して、





「…ったく!拓哉のヤツ!こんなガキにこんなキスまでしつけやがって!…」





て、言うからアタシは、





「今は、お父さんのことは言わないで…!」





って、悲しい気持ちになって言ったの。





「今、目の前にいるアタシのことだけ考えて!」





「…ッああ、そうだな…その通りだ」





テツジは、口だけでは納得したけど、やっぱりお父さん=兄のことに腹立ててる感じだった。





「…ン…テツジぃ…!」





そんなテツジをよそに、アタシの方は火がついちゃって……





……その…





ガマンがきかなくなってた。





今すぐひとつになりたい!





「テツジ!は、早くぅ!」





「ったく…しょうがないヤツだな…」





ため息つきながらも、テツジの顔も上気して息が荒くなってる。





テツジは、アタシの乳首、鎖骨、お腹…そう、お腹は特に優しく撫でて、謝った。





「ごめんな…ゆっくり挿入れてやるからな…許してくれ…」





なんて言うもんだから、





アタシ、アタシ、





アソコがジュワン…て、いっぱい濡れて、お漏らしみたいにエッチな液が太ももの内側に垂れて流れ伝うのがわかった。











『真夜中』





「…ッアッ…んッ!…ンッンッンッ…テツジィッ!」





「…ッえみッ!…」





アタシは、鼻から甘い声が出ちゃってもう止まらない。





「…ッアッ!アッ!アッ!ンッ…!」





テツジが挿入ってクル…!





…ムニュルルル……!





ググゥッと、テツジのおっきぃのが、アタシの体を押し開く!





「…ッハアッ!…」





「えみッ!…」





テツジは、アタシの名を呼びキスをした。





「…ッんッ!んんんッ!…」





スゴイッ!





アタシ達、ひとつになってるッ!





「……!!……」





「…ごめ…えみ…我慢…きかね…」





も、そっから先はアタシの記憶がない。





アタシは感激なのか、感じ過ぎなのか、『ズチュッ!ズチュッ!…』ていう音とぬるぬるアタシの胎内(なか)を擦るテツジのアレに圧倒され続けて





頭が麻痺したの。





ただただ、テツジの名を呼んでテツジに抱きついた。





たくさん涙を流して。





スッゴい興奮した。





……だけどね。





アタシが夜中に目を覚ますと、傍らにいるはずのテツジが暗闇の中、布団の端に座ってアタシに背を向けてた。





アタシは、テツジが頭を抱えて、ため息ついてるのを黙って見つめた…





見つめるしかなかった…











『ガキ』





翌朝は最悪だった。





朝食でテツジは何も言わないし、アタシ達、〈アイシアワナイ〉方が良かった?…





テツジは、仕事に行く時だけ、アタシにっていうか、アタシのお腹にそっと手をあて、話しかけた。





「大丈夫か?…痛み…とかないか?」





アタシが、





「別に痛くないよ?…気持ち良かった。へへ…」





て言ったら、テツジはものすごくイヤな顔?哀しい顔?をして、





「行ってくる…」





てドアを開け、行っちゃった。





アタシは知らなかったけど、アタシは〈ミス〉を犯してたんだ。





その時のアタシは、全く身に覚えがなかったんだけど。





アタシはテツジと抱き合えば、ラブラブになれるもんだとばっかり思ってた。





アタシは、浅はかだった。





テツジの思いや悩みになんて、てんで思い至らなかった…





だから、〈ガキ〉って言われても全然仕方ないことなんだ…





『帰宅』





テツジは、仕事から帰っても不機嫌だった。





帰るなり、出迎えたアタシの顔を見ずに『ダダイマ』って言うと、アタシを避けて洗面所に行っちゃった。





アタシは、なんだかすごく悲しくて、





「…ばかテツジ!…テツジのばかぁッ!」





て言って、立ちながら泣いた。





だって、本当に悲しくて。





テツジがずっとこんなだったら、ヤだよ!





「…ばかッ!ばかテツジ…」





アタシが玄関で棒立ちで泣いてたら、





手を洗ったテツジが戻って来て、そっとアタシを抱き寄せて言ったの。





「…お前な?…夕べ、『お父さん』て、何度も叫んでたゾ…『お父さん、スキ!』ってな…」





そこで、アタシはテツジから体を離してテツジを見上げた。





「嘘!?…」





「…本当だ。それも何度もな」





「……」





絶句。





アタシは、頭の中が真っ白になって、何も考えられない。





嘘!嘘!嘘!?





「…えみ、ごめん…お前のせいじゃないのにな…こんな体…妊婦にまでしちまった拓哉のせいだ。ごめん…





だけどな。俺はなんだかやるせなくってな、





お前を無視しちまった…





ハ!大人気ないのは、どっちだってンだよな?」





アタシは、テツジがまだ喋ってるのに、テツジに体当たりした。





抱きついた。





「テツジ!アタシが大好きなのは、テツジだよ!お父さんのことなんか、全ッ然!考えてなかった!」





て言ったら、





テツジは、今度はちゃんとアタシを見つめて、





「…ああ、わかってる…」





て言って、アタシをギュッと抱きしめてくれた。





テツジは膝立ちで身を低くして、アタシと目線を合わせてくれた。





「テツジ!テツジ!テツジ!…」





そこで、テツジはアタシにキスした。





おでこに。





「お前は、悪くない…」





〈悪いのは、拓哉だ〉って、その後が聞こえた気がしたけど、テツジは言葉を止めた。





テツジは、自分のことも責めてたんだ。





アタシを抱いた自分を、許せなかったんだと思う。





『幸せ』





アタシ達は、同じ布団の中、抱き合って眠った。





今夜はエッチはナシ。





だけど、横向きのテツジの腕枕で包まれるみたいに抱かれてると





本当に、息が吸える。





「テツジ…好き…」





「…ん?何ンか言ったか?…」





恐ろしく寝つきのいいテツジが、半分寝ぼけながら言った。





「テツジ…好きだよ…」





「……」





テツジは、寝たっていうことにして、アタシの愛の告白に何も答えなかった。





もしかしたら、本当に熟睡してたかもだけど。





それでも。テツジが返事をくれなくても、アタシはテツジの懐の中、もっとギュッと体を押しつけ抱きついた。





テツジ、好き…





今度は心の中で囁く。





テツジは、アタシを抱くことに罪悪感を覚える人だ。





こうして、抱き合って眠るだけでいいんじゃ……





いや!





そんなの、絶対いや!





今日は勘弁してアゲルけど、アタシは毎晩抱いて欲しい!





テツジ…





テツジの温もりがダイスキ。





だけど、テツジの太い〈男〉で力強くアタシを貫いて欲しい!





テツジのばかっ!





アタシとアタシのお腹の子をかばい過ぎよ!





もうすぐ、この子が産まれてきちゃう!





…どうか、その前にアタシと、赤ちゃん、両方を抱いて!





ね?テツジ。





アタシは、また、知らぬ間にテツジの温もりにヤられて、眠っちゃった。





アタシ、





シアワセだよ?





テツジ……





『陣痛』





〈死産〉の話しを聞いた。





いつもの健診の産婦人科待合室で。





他の妊婦さん同士の話しが耳に入ってきた情報だけど。





その人は、今度三人目を出産らしいんだけど、初産の時、10ヶ月お腹にいて順調だったのに、お産の時には、赤ちゃんはすでに死んじゃってたんだって……





アタシは、それを耳で聞いただけなのに、すごく恐ろしいと思った。





自分で経験した訳じゃないのに、頭から離れないの。





そして、思った。





無事に産まれてくれたらいいって。





産婦人科の待合室でも、他の場所でも、いろんなことを耳にする。





やれ、『男の子がいい』『女の子がいい』『予定外だった』云々云々……





だけど、みんな最後には、『五体満足なら、それが一番いい』って話しで終わるんだけど。





出産で、母体―母親―の方が死んじゃう話しも聞いた。





アタシは、何にも知らなかったから、不安ではあったけど、聞かない知らない方が良かったっていう情報もいっぱいあると思った。





何にも知らなかったら、何にも恐れることなく、お産に向かえるのにって。





でも、自然と耳に入ってくる。





それは、アタシが望んでなくても一番の興味だからかなって思う。





どうしたって、知らないことにはアンテナが立って、ピピッと情報をキャッチしちゃうの。





だからね、一番知りたくなかった〈お産は痛い〉っていう情報も、割と早めに聞いちゃったかな。





それに、テレビドラマの出産シーンもなかなか壮絶だもんね。





ただ、アタシは未経験故の楽観もあった。





知らないんだから、怖くない、何とかなるかな……みたいな。





だけど、今日聞いちゃった〈死産〉の話しはインパクトがありすぎだったな。





その会話をしてた二人のうち、死産の話しを聞いてた方の妊婦さんは、涙ぐんでたっけ。





アタシもショックだった。





これまで、流産や早産の話しは聞いたことがあったけど、10ヶ月お腹にいて順調だったはずの赤ちゃんが死んで産まれてくる……想像するには余りあるショックだと思った。





それまで、赤ちゃん用品とか、ばっちり揃えて夫婦二人で、その誕生を楽しみに待ってたんだろうに……





原因は不明なんだって。





世の中にこんな悲しいことってあるんだなって思った。





と、同時に、アタシは大丈夫かよ?!って一番に思った。





お父さん似の可愛い赤ちゃんがいいだの、男の子だ女の子だなんて、二の次だと思った。





無事に産まれてきてくれたら、それが一番。





世界中の妊婦さんの、一番の願いなんじゃないかなって。





   * * *





そんな心配と願いがごっちゃになってる時に、アタシにも遂にやってきた。





陣痛ってやつが。





まだ、妊娠9ヶ月のこの時期に。





『陣痛2』





この、下腹が重たい感じっていうか、腰がグウッて押される感じ?





これが陣痛って最初わからなかった。





その痛みというか、重たい感じは、最初微弱で、徐々に強くなって、おまけに間隔も定期的に早くなってきたからわかった。





そうだ。





これが、噂の陣痛ね。





アタシは、ともかくもテツジと、『いつでも連絡ちょうだいね』と言ってくれた福祉課の坂瀬さんに連絡をとった。





テツジが一番に飛んできて、産婦人科に電話してくれた。すぐに坂瀬さんも駆けつけて、アタシと三人でタクシーで病院に向かった。





診察の結果は、〈切迫早産〉。





赤ちゃんは、まだこの世に出てくるには早すぎるって診断。





…で、ついでに言えば、アタシの骨盤が小さいってことで、帝王切開は決定してるの。





なんでも、赤ちゃんの命を守るためなんだって。





アタシは、何にも知らないから医者の言いなりね。





ともかく信じるしかない。





んで。





切迫早産なんで、まだ産まれて来ちゃマズイんで、即入院てことになりました。





とりあえず、陣痛を抑える点滴につながれて、アタシは〈絶安〉=〈絶対安静〉を余儀なくされたってワケ。





『ママ友』





久しぶりの入院生活。





だけど、前の時とは状況が全く違う。今度のは、出産のための前向きな入院。





〈絶対安静〉って聞くと、なんだか大層だけど、要はベッド周りから出るなってことね。





まぁ、アタシは軽い方だからだけど。





本当にベッドに寝たきりの重症なママ達も同室にいて。





アタシは、ある妊婦さんに目をつけた。





それは、6人部屋で、アタシの斜め右に寝てるひとだった。





年の頃がアタシに近い感じの… まぁ言ってしまえば、〈子ども〉妊婦さんね。





彼女の子宮口は開いてしまっていて、それでもまだなるべく長く母体に赤ちゃんがいる方が良いってことで、子宮の入り口を風船みたいなもので蓋をしてるんだって。





彼女のベッドは、腰部分から高く上がって、赤ちゃんが出てこないようにしてるの。





もちろん、ベッドから降りることはおろか、起き上がることもNG。





そんな彼女―ありさちゃん―のベッド側(そば)で話をするのが、アタシの新しい日課になった。





本作品は、フィクションにつき、実際の名称等とは一切関係ありません。





『ママ友2』





彼女は、大野ありさちゃんといって、アタシより2つ年上の〇学2年生だった。





髪は背中までのストレートヘアで色白な美少女。





黙ってたらお人形さんみたいにおとなしそうに見えるんだけど、喋ったら意外とおしゃべりで明るい子だった。





ありさちゃんが言う。





「これは、えみちゃんだけに言うんだからね。他のひとにはけして言わないでね」





そう前置きしてから教えてくれたのは、ありさちゃんのお腹の子の父親、つまり〈彼氏〉のことだったの。





「この子の父親はねぇ…同級生なの。名前は聞かないでね」





『うん』て約束したけど、後で病室に現れたありさちゃんの両親とおぼしきしきひとたちに、そのことを問い詰められてたから、よっぽどの〈秘密〉をアタシに教えてくれたんだってわかった。





ありさちゃんは、両親にきつく何度も問いただされてたのに、頑としてだんまりを続け、ほとほとあきれ返ったって感じで両親は帰ってった。





彼女は、両親がいる時は窓の方を見つめて無表情だったのに、彼らが帰るや、アタシの方を見て舌べろを出した。





彼女いわく。





『このことは、墓までナイショ』なんだそうで、アタシは大変な〈秘密〉を教えてもらったことになる…。





だけど、〈墓まで〉っていうのは、『普通、一生胸に秘めることよ』ってツッコミを入れたかったけど、やめた。





そんなすごい〈秘密〉を打ち明けてくれたありさちゃんに悪いから。





『ママ友3』





「〈彼〉がね?『アタシに赤ちゃんができた』って言ったら、『学校辞めて働く!』なんて言うから、別れたの」





て、ありさちゃんは言った。





その、キッパリな言い方に後悔はないみたいだった。





スゴいな。





初めての出産なのに、不安じゃないのかな…





アタシがそのことを聞くと、





「そりゃ、アンタ、不安だらけよ。不安じゃないワケないじゃない?」





て、言われちゃった。





「…でも、なんか潔いって言うか…男らしいね」





て、アタシが言うと、





「…ン…。だって、〈むこう〉(彼氏のことね)の将来奪っちゃ悪いデショ」





そう言うと、ありさちゃんは『テヘ』って笑った。





「それよりサ、アンタはどうしたのよ?レイプ?」





困ったな〜。





ありさちゃんてば、サバサバし過ぎ!





でも…





アタシは、別に〈秘密〉でもないから、喋った。本当のこと。





「アタシは、お父さんと〈アイシアッテ〉この子ができたの」





言っちゃった。





そしたらね。





「はぁ?!それって、いわゆる〈性的虐待〉ってやつなんじゃないの?〈お父さん〉て、本当のお父さん?」





「ううん…。ママの…旦那さん。血は繋がってないの」





「そっかぁ…。でも、本当に愛し合ってたの?アタシと彼は、本気の〈愛〉だったけどね」





ありさちゃんは、胸張って言ったけど……





彼女のその質問に、アタシはすぐに返事を返せなかった。





アタシとお父さんは、〈本当にアイシアッテた〉の?……





アタシの困惑した顔を見て、ありさちゃんはすぐに話題を変えた。





「ま、そんなの、どうだっていいことよね?」





待って?ありさちゃん、スゴい大事なことだよ?って、思ったけどアタシは、そのコトバは呑み込んだ。





だって、





だって、怖かった。





〈そんなのどうだっていい〉。そういうことにしておいた方が、都合がいいみたいな気がして。





『ママ友4』





〈秘密〉のひとは、わりとすぐに病院に現れた。





その彼は、〇学2年生とは思えない体格で、顔も大人びたひとだった。





彼が病室に姿を見せると、ありさちゃんはとたんに顔色が変わり、こっちが心配する程に激昂した。





「な!何よッ!こ、ここには来るなって言ってあたはずでしょッ!?」





「…ありさ…」





そのひとは、とても哀しそうな顔をして、いったんは立ち止まったんだけど゛、怒るありさちゃんのそばにどんどん近づいてったの。





まだ怒り続けるありさちゃん。だけど、彼女は動けない。点滴でベッドに縛られてるし、ベッドから降りちゃいけないから。





〈彼〉は、周りの目に気がついて、ベッド周りのカーテンをサッと引いた。





カーテンの外に漏れる囁き声は彼のもので、大きな声はありさちゃんのだった。





『ママ友5』





「ばか祐希!アンタの顔なんか見たくないって言ってンでしょッ!」





「…ありさ…俺がどれだけお前を心配してるか、お前にはわかんねぇだろ」





「ッるさいわね!アンタがここにいたらマズイんだってば!アンタとは縁切ったんだから!早く帰って…!…ッふググ!…」





どうやら、ありさちゃんは、不覚にも〈祐希〉ってひとにキスされた模様…





『バチーン!』と、頬を張るスゴい音がして、





「ばかァッ!!早く出てって!!アンタの顔なんか金輪際見たくないんだからね!」





「ありさ…」





その後、うなだれた祐希クンは、頬に手のひらの跡をつけて、カーテンの中から出てきた。





同じ病室のひとがみんな聞き耳を立てて自分たちの様子を伺ってたのに気づいて、祐希クンは少し赤くなりながら黙って病室を後にした。





その後すぐに、ありさちゃんは長い棒で(カーテン開け専用ね)カーテンをサッと開けると、周りを一喝した。





「みんな!このことはナイショねッ!」





ありさちゃんのあまりの迫力にみんなは、黙って頷いた。





『えみ』





そんな騒動のすぐ後で、今度はアタシに見舞い客が来た。





テツジだ。





テツジは、仕事帰りで、手には自分の分のしょうが焼き弁当を提げて。





病院の食事が夕方6時だから、少し早い5時半。





「ああ…、一人で食うのはつまんねぇから一緒に食おっかな〜…なんてな」





「あ…、うん…」





アタシは、テツジに1日ぶりで会えて、すごく嬉しくて飛び上がりそうだった。





なのに、ありさちゃんが言った。





「何よ、アンタが〈噂のお父さん〉?へぇ〜」





「ありさちゃん!違っ…」





アタシが説明しようとしたのに、ありさちゃんは勝手に納得してテツジに冷たーい軽蔑の目を向けた。





テツジは、





「コイツに何聞いたか知らないが、俺はコイツの父親じゃねぇ。お嬢ちゃん」





その〈お嬢ちゃん〉が気に入らなかったのか、ありさちゃんはテツジに食ってかかった。





八つ当たりとも言う?





「じゃ、誰よ!嘘も大概にしなさいよね!アンタがしてることは、〈性的虐待〉よ!」





「何ッ!?」





怒るテツジ。コワイよ!





「あ、ありさちゃん!違うの!お父さんはね!…お父さんは…し、死んじゃったのッ!」





それは、ほとんど絶叫に近かったかもしれない。





『えみ2』





「ッえっ!そ、そうなの?…ごめ…なさい…!」





ありさちゃんは、本当にすまなそうに謝った。





「い…いいよ。大丈夫だから…」





だから、アタシはそう返事をするしかなかった。

まだ隣では、怒りの収まらないテツジが息を荒くしてたけど、ありさちゃんは聞いてきた。





「じゃあサ、このひとはダレなの?」





ありさちゃんは、切り替えが早いらしい。





だけど、その問いにテツジが、キレ気味に答えてしまう。





「その、〈性的虐待〉してた父親の弟だ」





「テツジ!…」





あああ、認めちゃうかな…普通…。ま、嘘じゃないけど…





「へぇ〜、ふぅーん…」





ありさちゃんが、さも興味ありげにテツジを上から下まで眺めた。





「で、アンタは?〈えみ〉とはどういうカンケイよ?」





ありさちゃん、いつの間にかアタシのこと呼び捨て…。いいけど、別に。





「ああ、お嬢ちゃん、アンタの察しの通り〈保護者〉サ。〈犯罪者の弟〉なのにな」





テツジ、珍しくありさちゃんに対してしつこく仕返し?してる…





「ふーん…一緒に住んでんの?」





「………」





アタシ達は、その質問になぜかしら答えをためらった。





本当になんでかしら…





それを見て、ありさちゃんは、





「あーら、一緒に住んでると、何かマズイことでもあるのかしらね!」





「ありさちゃん!?」





アタシは、どうしてもガマンできなくて叫んでしまった。





そこにテツジが割って入った。





「俺は、コイツのこと、愛しく思ってる。大事にしたいんだ」





きっぱりとテツジは言った。





「テツジ…」





アタシは、嬉しくて涙が出そうになった。





そんなアタシ達を見て、気まずくなったのか、ありさちゃんは、カーテン棒でサッとカーテンを引いて黙ってしまった。





カーテンの中からは、





小さく『何よ、何よ…!』て、声が漏れてきた。





アタシとテツジは、あっけにとられてしまって、目を合わすと二人で苦笑いをした。





『カーテンの中』





昼間は、各ベッドのカーテンも開けられオープン にしているものの、夜ともなるとそれぞれにカーテンを閉め、個室状態になる。





夕飯時は特に家族が見舞いに来たりして賑やかだ。





と、言っても大部屋なんで、その会話は遠慮がちだったけど。





「テツジ…」





アタシは、テツジと二人きりになれて思わずニンマリしてしまう。





なのに、テツジったら!





「なんだ、肉はやらねぇぞ」





なんて言う。





色気もなんもナシ!





それでも、アタシが無言でテツジに手招きすると、テツジはアタシのそばに来てくれた。





「…?…」





いくらカーテンで仕切っても、ここは病室。





隣に会話は筒抜けだ。





アタシは、おもいっきり小さな声でテツジに囁いた。





「テツジ…ありがとう…アタシのこと…」





そしたら、テツジは、





「えみ…ゴメン。大人気なかったな」





謝った。





アタシは『ううん』て、首を振り、テツジに向かって両手を広げた。





テツジは、黙ってアタシの腕の中に来て、テツジの広い胸にアタシを抱いて包んでくれたの。





「テツジ…」





アタシは、キスして欲しくて、テツジの方を向いて目を瞑り、口を尖らせた。





テツジは、一瞬困った顔をしたけれど、唇に『チュッ』と軽いのをひとつくれた。





そして、またアタシを腕の中に入れ、抱きしめてくれた。





テツジは、





「退院したら、もっとちゃんとしてやるから」





って言ったの!





アタシは、それだけでカーッて熱くなってしまって、頬が火照ってしょうがなかった。





『本陣痛』





それから、同室の他のママ達とも仲良くなったりしながら、アタシは〈その時〉を待った。





アタシは、廊下側。その前のベッドは馬場さんっていう三人目を出産予定の妊婦さん。





その隣は、竹下さんていう新婚初産の22才の可愛い妊婦さん。





そして、その横がありさちゃん。





彼氏とは、いまだもめてる最中。ま、まだ妊娠7ヶ月だから時間はたっぷりあるわね。





その反対側が、斉藤さん。寡黙な妊婦さんで、あんま喋ったことはないけど、いつも編み物をしてる。





その横、アタシのすぐお隣さんは高橋さん。二人目を妊娠。上が3才の男の子で甘えん坊で、お見舞いに来る度にお母さんに抱っこしてもらってる。





それから、アタシ。





男の子か女の子か、気になるとこだけど、あえて先生には聞かない。





産まれてからのお楽しみってことにしてる。





だから、テツジと相談して、ベビー服の色は、白か黄色にしてもらってるの。





あああ…





本当は、一緒にベビー用品を揃えたかったな…





『めんどくせぇ』が口癖のテツジに任すのは、いささか心配だけど、ま、退院してからでもなんとかなるかしらね。





…て、ところで、担当の先生から『明日点滴を外すよ。そしたら、多分陣痛が来ると思うから出産ね』と、軽く言われてしまった。





うっ!





なんでもいきなりやって来るものね。





いよいよやっと、この子に会える!





嬉しい反面、不安でもある。





いや、不安でしかない!





本当に大丈夫かな?…





麻酔や、手術が失敗して、『ハイ、サヨナラ』なんてこともなきにしもあらず。





ナムサン!





そしたら、そしたらよね。





思い残すことは、山ほどあるけど、成功することだけ考えようっと。





アタシは、帝王切開の出産。





まな板の上の鯉。





すべては、神様のいうとおり。





アタシは、お医者さんと看護師さんにすべてを任すことに決めたの。





…なのに、手術室に入る直前になってから





(あーあ、遺書書いとくんだった)





なんて、思いつくの!





もう、遅いんだって!





アタシは、全裸で手術台に仰向けに寝かされてから初めて、死んだお父さんを想った。





アタシをママの凶行から守って死んじゃったお父さん…





もしも、その魂がアタシのそばにあるのなら、





どうか、どうか、この子だけは救ってください!





看護師さんの、『良いですか?麻酔いきます。3・2・…』の後はもう、聞こえなかった。





『誕生!!』





神様、どうか、この世界がこの子にとって優しいものでありますように……!





    * * *





アタシは、麻酔から目覚めた。





夢も見ないほど、アッという間だったように感じた。





「あ!青井さん、元気な男の子でしたよ!母子共に順調です!」





若くて元気な看護師さんが、アタシの意識が戻ったのを見て教えてくれた。





そう。男の子だったのね。





看護師さん、『母子共に』って言ってた。





良かった…





無事で。





アタシもちゃんと生きてるし。





「あ、あの…赤ちゃんは?」





アタシは恐る恐る聞いてみた。





「ああ、後で先生からお話があると思いますが、保育器に入っていますよ」





「えっ!…大丈夫なんですか?!」





慌てるアタシなんか気にせず、看護師さんは落ち着いたもの。





「だーいじょーぶですよ〜。まだ、肺が未熟だから入ってるだけですから、なーんも心配しなくていいですから」





にこやかに教えてくれた。





だけど、顔を見ないと落ち着かない。





「あの…顔を一目見たいんですけど…」





「あー、青井さんお腹切ったばっかりですから、我慢してくださいねぇ」





あっさり断られてしまった。





その後、テツジも坂瀬さんも来て喜んでくれたけど、アタシだけは産まれた子の顔を見れないの!





はぁ〜あ…早く見たいな〜





『10年(エンディング)』





あれから、10年が経った。





生まれて初めての子育ては、そりゃ大変だったけど、テツジが育休をとってくれたりして、どうにかこなした。





産む前の不安は、産まれてからの忙しさですっかり飛んでしまった。おまけに、テツジが予想以上に子煩悩だったためにアタシは、何ンにも心配なく子育てと学業の両立がはかれた。





ただ、ひとつの心配事を除いて……





    * * *





〈あの人〉が出所して来る!





裁判では、〈子どもに性的虐待をした夫から娘を守る為犯した殺人〉という名目に収まり、求刑より少ない10年という刑期で出てくる。





アタシは、受刑中の〈ママ〉に一度も面会に行かなかった。ただ、テツジと坂瀬さんだけは近況報告に年に数回位面会に行ったって聞いた。





アタシからは、絶対ママの様子なんか聞かなかった。





何故って?





そんなの〈怖いから〉に決まってる。





一体アタシは、ママにどの面下げて会ったらいいっていうの?





    * * *





そんなアタシの元へ、恐れていた日がついに来た!





「ピンポーン!」





なんの感情もなく無機質に玄関チャイムが鳴る。





アタシと、息子〈拓斗(たくと)〉が玄関までお客様を出迎える。





重い金属製の玄関扉を開けると、

そこに立っていたのは―――





「こんにちは!〈たっクン〉!はじめまして!」





あれから10年が経過したなんて信じられない姿のママが、昔と変わらぬ色気と美貌で立ってた…!





「えみ〜、久しぶりね。元気だった?」





その、作った笑顔にゾッとして、アタシは思わず拓斗をアタシの後ろに隠した。





でも、いち早くそれに気づいたママが言ったの。





「あら、たっクンは拓哉にそっくりなのね」





真っ赤なルージュの唇が、舌なめずりをしたようにアタシには感じられて、背中に氷水をかけられたみたいに冷たくなった。





この子だけは、何がなんでも守らないと!





アタシは、強く心に誓った。





    〈END〉

《ありがとうございました!》





書き始めが今年の1月でしたから、約1年間に渡り掲載させて頂きました。





本当に、こんなに長期に渡るとは思いもかけず、お読みくださった皆さまには本当に感謝でいっぱいです!





思い起こせば、2月から3ヶ月間の職業訓練。4月末に修了後、すぐの就職…と、めまぐるしい私生活でした。





その間、一度も〈活動報告〉もアップせず、本当に申し訳ない限りです…





そんなこんなで毎日、原稿を更新出来ず、ご迷惑をおかけしました(;_;)





それでも、どうにかエンディングまでたどり着けましたのも、ひとえに読者様のおかげに他なりません。





稚拙な作品に今回もお越し下さり、本当に感謝申し上げます。





よろしければ、次回作もどうぞご愛顧くださいませ…





最後になりましたが、小説家になろうサイト様、本当にお世話になりました。この場所があるおかげで、今日も作品を書くことができました。





これからも、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。





アイをおしえて


著者

夜月蝶

小説ページ

https://ncode.syosetu.com/n8761ba/


初回配信日

2012/01/24

最終更新日

2012/12/11

保存日

2022/07/20






Posted by 하얀라임
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