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카테고리 없음 2022. 7. 17. 17:14

女子中学生。中学生がたばこ吸ちゃいけないのはわかっています。でも吸っちゃっている私達。





朋絵、美奈子、そして私、沙奈枝の3人は集まって隠れてたばこ吸っています。

たばこも吸える場所少ないし、まして中学生がたばこを吸う場所なんて今や宝箱探しの迷宮ダンジョンだよね。

たばこも高いし、おこずかいじゃ足りない。





援助交際を3人ではじめて知った。私達は究極のファザコンだったということ。

お父さんとのセックスはすぐにできた。

だって自分の娘といっても、それなりに成長した女なんだもん。

そして私たちは自分の父親にはまっていく。





血の繋がった実の父親の子供を欲しくなる私達。

でも家庭は壊したくない。

私達は知恵を絞り親たちを快楽と共に幸せの道へと導く。

仮面夫婦もここまでくれば、完全夫婦。

そして私たちはパパの子を孕んでいく。

こんな3家族の世間じゃ異常って言われるかもしれないけど、こんな家族付き合いがあってもいいんじゃない。





*中学生がたばこや飲酒をするシーンがあります。

あくまでもこれはストリー上のフィクションです。中学生がたばこ吸っちゃいけないよ。

でもさ、恋愛はどんなかたちになるかはわかんないよね。

たとえばそれが、血の繋がったパパだっただけなんだよ。





目次





第1話 たばこ吸っちゃいけないの?

第2話 お母さんも女。そして私も女。

第3話 お母さんも女。そして私も女。 その2

第4話 お母さんも女。そして私も女。 その3

第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4

第6話 お母さんも女。そして私も女。 その5

第7話 うちの家族はおかしいのか?

第8話 うちの家族はおかしいのか? その2

第9話 うちの家族はおかしいのか? その3

第10話 うちの家族はおかしいのか? その4

第11話 うちの家族はおかしいのか? その5

第12話 うちの家族はおかしいのか? その6

第13話 うちの家族はおかしいのか? その7

第14話 うちの家族はおかしいのか? その8

第15話 うちの家族はおかしいのか? その9

第16話 うちの家族はおかしいのか? その10

第17話 3家族サークル その1

第18話 3家族サークル その2

第19話 3家族サークル その3

第20話 3家族サークル その4

第21話 3家族サークル その5

第22話 3家族サークル その6

第23話 3家族サークル その7

第24話 3家族サークル その8

第25話 3家族サークル その9

第26話 3家族サークル その10

第27話 3家族サークル その11

第28話 3家族サークル その12

第29話 3家族サークル その13

第30話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その1

第31話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その2

第32話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その3

第33話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その4

第34話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その5

第35話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その6

第36話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その7

第37話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その8

第38話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その9

第39話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その10

第40話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その11

第41話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その12

第42話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その13

第43話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その14

第44話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その15

第45話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その16

第46話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その17

第47話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その18

第48話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その19

第49話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その20

第50話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その21

第51話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その22

第52話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その23

第53話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その24

第54話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その25

第55話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その26

第56話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その1

第57話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その2

第58話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その3

第59話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その4

第60話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その5

第61話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その6

第62話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その7

第63話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その8

第64話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その9

第65話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その10

第66話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その11

第67話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その12

第68話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その13

第69話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!

第70話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!





『第1話 たばこ吸っちゃいけないの?』





中学生がたばこ吸っちゃいけないのはわかっている。

でも、吸っています。





吸いだしたのは中学の1年の時。





クラスの中で吸っているのは私を入れて5人かな。

今では私が一番ヘビースモーカ―。多いときは1日2箱は吸っている。





喫煙環境が狭くなっている今、未成年まして中学生が吸える場所はほんと限られている。

仲のいい朋絵(ともえ)、美奈子(みなこ)、そして私、沙奈枝(さなえ)。

3人とも仲がいいしちょっとした秘密を持っている。

もちろん朋絵も美奈子も喫煙者。





たばこも高くなる一方だし、お小遣いだけじゃ全然足りない。最も私たちは、たばこを直接買えないし。

で、思いついたのが始め援助交際でお金とたばこを一緒に稼ごうとしたんだけど。

3人ともちょっと怖い目にあってすぐにやめた。

そこで目を付けたのが自分たちの親たちだ。





今では家の中限定で自由に吸っている。

もちろんたばこは親が買ってきたたばこ。

朋絵も美奈子も、家の中では普通に吸っている。





怒られない? って、だから怒られないようにしてあるの。

どうしてるかって。

それはさ、援助交際で付き合う男の人って、パパと同じくらいの年の人が多かったんだ。多かったって言っても10人くらいだったけど。

ほとんどパパと同年代。

若い人とはほとんどなかったけど、その若い人の時にちょっと怖い思いをしたからやめたんだ。





で、援助交際で得た私達3人の共通点。

3人ともファザコンだったということに気が付かされた。

セックスしているときに相手の人をパパだと思うとものすごく興奮した。

朋絵も美奈子も同じだった。





パパ大好きなのは前からそうだったんだけど、親子だからっていうのが邪魔していたんだよね。

でもさ、美奈子はもう実のパパ、お父さんと結ばれているんだよねぇ。

もちろんお母さんには内緒、ばれないようにしているのは当然。

そう言う私もまだ日は浅いけど、パパとはセックスしたんだ。

なんかとても幸せだった。

でもパパから「処女じゃないだろ」って言われて「ごめんね」って謝ったのは心が痛かったかなぁ。





言っておくけど私達見るからに不良っていう格好はしてないよ。普通の女子中学生。

学校にはちゃんと制服着て行っているし髪も染めていない。

まぁ、ちょっとのお化粧は、たしなむ程度。

ごく普通の女子中学生。

でもたばこは吸うし、自分のお父さんとセックスはしているのは、ほかにはあんまり言えないね。





でね、うちたちの親にも秘密があるんだよ。

まぁ私達とお父さんの関係も秘密なんだけど、お母さんたちにも秘密があるんだ。

その秘密をネタにお母さんを丸め込んだんだ。それにお母さんだってたばこ吸っているんだし。





同じ女として見ればさぁ、まぁ仕方がないというのもあるんだけど。

お父さんたちも娘の私たちの相手が今ではメインだし、お母さんたちとはなんか飽きたみたい、マンネリっていうのかなぁ。

私達もお父さんラブだからねぇ。

相手してもらえないから外で発散しているみたいなんだよね。





前にお母さんがラブホ入るところ私、偶然見ちゃったんだ。しかもあれ、朋絵のお父さん。

で、そのこと朋絵に言ったら「そうだってねぇ―、沙奈枝のお母さんと付き合っているの白状したよ」

「でさぁ、私とお父さんのこと言っちゃったんだって」

「うそ、マジ! 何も私に言って来ないけど?」

「そうなんだ。なんか私のことでちょっと口を滑らせちゃったら、ひくに引けなかったんだって」





「どういうことよ、それ」

「ほら、たばこのこと。私も沙奈枝も吸ってるじゃん。それえねぇ沙奈枝のお母さんから聞かれたらしいんだ」

「たばこのこと? まだばれていないと思うんだけど。だって吸うのは、家でもパパとセックスした後だけだもん」

「でもさ、お母さんなんか気が付いているみたいだよ。多分においかなぁ」

「それ言ったらお母さんだって吸ってんだよ、私から匂うなんて言わせないよ」

「それとも女の勘?」

「何それ女の勘って」

「沙奈枝の事疑い始めてるんじゃない?」





「うっ! でもさ、お母さんがいる前じゃベタベタしていないんだけどなぁ」

「でもなんとなく感じるものがあるじゃん。最近沙奈枝のパパとお母さんセックスしていそう?」

「多分あんまりていうかここのとこ、してないんじゃない。あ、だからかぁ、お母さん朋絵のお父さんとやってんだ」

「そうなんでしょうね」

「でもさぁ、朋絵のお父さんすごいよねぇ、朋絵にうちのお母さんも相手してんだもん。それじゃ夫婦の営みはないよね」





「あははは、そうだね、離婚したりして」

「セックスしないから?」

「それは大いにあるかも、それに私とお父さんのことばれたら、アウトだし、沙奈枝のお母さんとのこともばれたらっ完全なる浮気だもんね」

「離婚なんてなったらなんかこの先困りそうだよねぇ」

「そうそう、だから私達でここは手を打っておこうよ。でさぁ、私はねぇお父さんの子早く産みたいしねぇ」





「もしかして中出ししてんの?」

「安全日にね」

「ふぅーん」





「沙奈枝はしてないの?」

「コンドームはつけてくれているけど、私も早くパパの子供欲しい」





「本当ににそうだね、でさぁ、まずは沙奈枝のお母さんを言いくるめようよ。そうすれば沙奈枝も隠れてすることもなくなるじゃん。たばこも吸えるし、もしかしたら沙奈枝のパパと公認でできるようになるかもそれないでしょ」





「ええ、そんなことできるかなぁ」





「できるようにするのよ。私達で」





『第2話 お母さんも女。そして私も女。』





お母さんが朋絵のお父さんと付き合っているのを朋絵から教えてもらった。

もちろんラブホにい入っているんだから、二人はセックスしているのは確実。

で、朋絵から、情報を聞き出す。





「あのねぇ、さすがに根掘り葉掘り聞くのは、なんか私も恥ずかしいんだけど」

「いいじゃん、教えてくれなきゃやらせないって言ったら」

「そこまでするか」

「するよ。だってお母さんの弱みつかまないと私達に未来はないんだよ」

「まぁねぇ、そうなんだけど」





「で、どうなの?」

「んとね、コンドームは使っていないって。いつも中出ししてるんだって。沙奈枝のお母さんがピル飲んでるから大丈夫だって言っているらしいよ」

ピル……。そう言えば産婦人科からもらっていたけど。生理辛かったら飲んでもいいよって言われてたんだよね。





でもさ、もうないよね。今はもらっていないんじゃないかなぁ。

「お母さんピルもしかしたら最近飲んでいないかも」

「じゃぁ妊娠しちゃう確率高いよねぇ。お父さんの精子多いし濃いからねぇ」

「それ言ったら朋絵だってそうじゃん」

「ま、私の場合は出来たらうれしんだけど、ホント安全日にしか中出しさせてないし、多分まだできないと思うんだけど」





「そっかぁ。でも中出ししてもらうと、出てくるのわかるから気持ちいいよねぇ」

「そうなんでよねぇ。だから沙奈枝のお母さんは、それにはまってるんじゃない。いっそのこと妊娠させちゃおうかぁ」

「う――――んそれでも私は別にいいんだけど、そうしたら即私も孕むけどね」

「いいじゃん私だって黙っちゃいないし、妊娠するよ。あ、でもさぁ、お母さんが許してくれないかぁ」





「そう言えば朋絵のお母さんもほかの男の人とセックスしてんだよね」

「うん、誰だか知ってる?」

「聞いていないんだけど」

「美奈子のお父さん」





「え、本当!」

「うん本当だよお母さんからか白状させたから」

「マジ!」





「マジ、うちさぁ、二人セックスするとき合図があるんだ。その合図があった時必ずやっていたらわかちゃたんだ。で、その合図が最近ずっとないからお母さんに言ったんだよ。最近お父さんとセックスしてないよねって」

「うわ――――直球だね。で、なんて」





「始めさぁ何言ってんの、って言われたけど、合図のこととか、お母さんのスマホ見ちゃってるから、連絡取り合ってるの残ってたの言ったら、お父さんには内緒にしてだって、だからたばこも今では吸えるんだけどね。でも、お父さんとのことはまだ内緒にしてるんだ」





「なんだかんだ言って私たちの親って繋がっていたんだね」

「そうだね。あとは美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんとセックスすれば完璧じゃん」

「あはは、母親の入れ替えみたいなもん」





「そうそう、母親も親の前に女なんだしね」

母親も女かぁ。そう思えばお母さんに少しやきもちを妬いてしまう。

パパを独り占めしたいという気持ちはあるけれど、そうしちゃいけないっていう気持ちがないわけじゃない。

こんなこと理解してくださいなんて言ったて、普通は理解してもらうどころか軽蔑されちゃうよね。





異常だよって。

私達はおかしいのかもしれない。





それにしてもお母さんが朋絵のお父さんとねぇ。しかも避妊もしていないなんて、本当に妊娠目的?

だとしたら、家庭崩壊させようとしてんの?

ん――――どうなんだろう。





今は学校で教えてくれないことは調べれば、何でも情報は手に入る時代。

特に性に関することはフィルター制限がかかっていても、検索の仕方で表示される。

そう言うことの小細工は私たちはお手のもん。





だから実の父親と、どんなに好きであってもセックスをすることはタブーだということはとうに知っている。

それに中学生の私たちがもし妊娠したら、リスクはどれだけのものになるかということももちろん理解している。まだ子供であるといわれる私達。

でも、体はもう、ちゃんと妊娠できる体になっている。

言い換えれば子供でも女としての感情はもうあるんだよ。





「ねぇ、パパ。最近お母さんとセックスしている?」

「ん、なんだよいきなり。なんか言われたか」





「別に何も言われないけど、たまにはお母さんも相手してあげないと寂しがるんじゃないかなぁって」

パパは私の乳首を吸いながら、

「したよ。もう一人子供が欲しいなんて言っていたけど」

「へぇーそうなんだ。で、作るの?」

「どうだろうな出来たらできたで産むんだと思うけど」





「私にはパパの赤ちゃん産ませてくれないの?」

「沙奈枝も欲しいのか?」

「もう、当たり前のこと聞かないでよ。欲しいに決まってるじゃない。今すぐにでも欲しいよう!」





「でもまだ中学生だろ。受験もあるし」

「中学生でも妊娠は出来るよ。それにたとえ私が高校生になったからってパパとの子は普通の子じゃないのは変わりはないんじゃない。早ければ早いほどいいと思うんだけどなぁ」

「でもお母さんなんて言うかな。ものすごく怒るんじゃないのかなぁ。離婚もんかもな」





そこで、パパにある提案をした。

「お母さんも妊娠させたらいいじゃない。……それもパパ以外の子をさ」

「えっ!」





「あのさ私達、朋絵も美奈子もお父さんとセックスしてるんだ。で、私と同じようにたばこもらっているんだけど、もうたばこはいいんだ。やめようかとおもっている。早く自分のお父さんの子供が欲しんだよ。だって私達究極のファザコンなんだもん」





「ほんとにたばこやめられるのか?」

「だって妊娠したらどのみち吸えないでしょ」

「まぁな」

「で、お母さんたちもほかの人の子を妊娠したら、私達が妊娠しても反論できないんじゃない」





「うっ、お前えげつねぇな!」





「だからパパには美奈子のお母さんを孕ましてほしんだ。美奈子のお母さんおっぱい大きいよ。好きでしょパパ、おっぱい」





こうして3家族を巻き込んだ大家族構築計画がスタートする。

朋絵とは話合わせれたけど、あとは美奈子とも打合せしておかないと。





私達3人の悪だくみはもう始まっている。





『第3話 お母さんも女。そして私も女。 その2』





「パパ、すごい。中でまた大きくなっている」

「久々の生だからな」

「うん、気持ちいいよう、パパの直接感じてるよう。中に頂戴ね……お願いだよ」





「いいのか、……本当にいいのか?」





「そんなこともう聞かないで、もう、私おかしくなりそう、これでパパの精子中に来なかったら逝けないから。私の子宮の中に一杯入れて……お願い」

またパパのが大きくなる。





もうじき来る。もう少しで私のおなかの中にパパの精子がいっぱい注がれてくる。

「いくぞ!」パパが限界そうに言う。

「あうっ! あうっ! もうきてぇ――――!!!!」

ピュッと、おなかの奥に熱い塊のようなものが流れ出していく。

その時とても幸せな気持ちになれる。

これが卵が生きているうちに入ってくれたら……。そう思うと胸とおなかが、キュンキュンしちゃう。





まだ出ている。もうあふれ出てきちゃう。

ぐったりと私の上にパパの体が覆いかぶさった。

もう私のあそこはおしっこしたみたいにぐっちょり。パパの精液がドロッと流れ出してくるのがわかる。





「はぁはぁ、一杯出たね」

「ああ、すごい量出たな。彼奴とはこんなに出ないけど。異常なほど出たよ」

「それだけ私のこと愛してくれているんだ」

「当たり前じゃないか」





「血の繋がった娘だけど。……いいの?」

「その質問そっくりそのまま返してやってもいいんだよ」

「いじわる。私の気持ちはもうとっくにわかっているでしょ。早くパパの子産みたいんだよ」





ほんと毎日パパとはセックスしたいけど、そうはいかない。

今日は木曜日。お母さんは火曜と木曜は残業が集中するみたい。……本当に残業かどうかはわからないけど。

おかげで、パパと私はその日はセックスができるんだよ。

で、今回はドンピシャ安全日。本当に久々の生セックス。

でも卵がないせいかもしれないけど、ほんのちょっと物足りない。





本当の子作りセックスを早くしたい。





ふぅーと口から、たばこの煙を吐き出す。

セックス後の一服。なんかまるで、熟女みたいだよお前ってパパから言われたけど、もう心は熟女なんだなこれが……。と、自分では思っている。





「風呂はいろっか。その間にシーツ洗濯しちゃうから」

「ああ、そうしよう」

二人でたばこを吸い終わり、お風呂に入った。





そこでパパが何気ないふりをしながら言う。

「なぁ、美奈子ちゃんと朋絵ちゃんもお父さんとセックスしているって言ったよな」

「うん、言ったね」

「それ、本当なのか?」

「本当だよ、信じていなかったの?」

「いやぁ、こんな関係があまりにも近くにあると思ってもいなくてさ」

「なははは、そうだね。でもさ、私達3人でちゃんと確認したんだ。本当に好きなのは実のお父さんだって」





「なんでそうなったんだ。それがなんか不思議なんだよなぁ」

おっとここで、絶対に言っちゃいけないのが援助交際していたなんて言うことだ。多分言ったら、パパ傷ついちゃうもんね。





「偶然かなぁ……」

「偶然ねぇ―――――で、本当はどうしてなんだ? 偶然にしちゃ出来すぎてるよ。それに沙奈枝、処女じゃなかったっし」

そ、そこにこだわるか……。やっぱり。





「処女じゃなかったのは……ごめんね。初めては付き合っていたクラスの男子なんだ」

ごめん、でもこれは嘘じゃないんだなぁ。





「はぁ! お前ら、今時の中学生ってそんなに進んでいるのかよ」

「えへへへ、そうだよ。経験済みの子結構いるよ。知らぬは親と先生たちばかりかなって」

「いやなんだ、この俺からは言えねぇけど。まずいんじゃねぇのか」

「ま、これが現実だというのがわかればいいんじゃない。実際パパと私はセックスしているんだし」





「―-----------何も言えねぇ」

だよねぇ――――――!





「でもさ、私達は究極のファザコンだっていうのを、3人ともに気が付かせてくれた元の男子たちに感謝かなぁ」

「男子たちって……3人ともやったのか?」

「えへへへ、ごめんねぇ。でも今はパパ一筋だよ。娘に愛されるなんてこの幸せ者だよ!」

と、乗せておいてと……へへへ!





「ううううううっ! そろそろお母さん帰ってくるんじゃねぇ」

「そうだね。じゃ、あがろっかぁ」

そう言いながらお風呂で私たちはキスをした。ちょっと濃厚なキス。





ま、パパの方は何とか乗ってきそうなんだけど、問題は……お母さんなんだよ!





さぁてこれから女の対決……いやいや、どう丸め込めようかな。





『第4話 お母さんも女。そして私も女。 その3』





金曜の夜のこと。

今日はパパは会社の人たちと飲み会があるから遅くなるみたい。





「ねぇ沙奈枝(さなえ)、今晩どうしようぱぱ、飲み会があるって言ってたでしょ」

「そうだっけ」

「聞いていなかったの? てっきり、パパあなたにも言っていると思っていたんだけど」

「そんなこと言っていなかったよ。でもなんで私にも言わないといけないのよ」

「………なんとなくね」

ちょっと不気味に笑みを浮かべるお母さん。





「なんか二人だったら今日は夕食作る気しないなぁ。せっかく早く仕事切り上げることで来たんだし。そうだどっか行こうか」

「ん、外食?」

「うんうん、だってパパも外で食べてるん、いや飲んでるんだから、いいんじゃない」

「別に私は構わないけど」





「そうじゃ、行きましょうか。何が食べたい?」

「う――――ん、そう言われるとなんか思いつかないなぁ」

「全くこれだよねぇ、沙奈枝の悪い癖。すぐに決められないの」

「そんなことないよ! そうだ焼肉。焼肉が食べたい」

「焼肉かぁ。うんいいねぇ、最近食べていないからねぇ」

なんだ、えらく乗り気になるじゃん。





「でもまだ早いんじゃないの? 夕食の時間には」

「いいんじゃない。いい時間だと混むし、少し早めの方が、たぶんすいていると思うわよ」

なるほど、そう言われるとその通りだ。

早速私と、お母さんは駅前通りにある焼肉チェン店のお店に向かった。





「でも久しぶりねぇあなたとこうして二人で、外に出るのって」

「そうだっけ」

「そうですよ。もう、ほとんど家族でどこかに行こうなんて無くなちゃったしね」

「そうかぁ、そう言えばそうだね」

そりゃそうだろね。だってみんなそれぞれ忙しんだもん。その忙しいのには秘密の忙しも含んでいるんだけどね。

ま、今はそこを深く追及する時じゃないけどね。





そんな話をしているうちにお目当ての焼肉屋さんい到着した。お母さんが言った通り、まだ店内にお客さんはまばらだった。

私達はちょっと奥の目立たないボックス席に案内された。どうしてこんな奥なのかはわかんないけど。たまたまの偶然かもしれない。それとも店員の気まぐれ?

それでも、二人でゆっくり食べることができそうだ。あとで気が付いたんだけど、やっぱり金曜日の夜。予約席のプレートが目立っていた。なるほどそう言う訳かと自分で納得してしまった。





メニューを見て、食べ放題プランにしようかと思ったけど、お母さんはなぜか機嫌と気前が今日はいい。

「好きなの頼んでもいいわよ」その一言で単品注文にした。

私はソフトドリンクバー付き。お母さんには。

「飲んでもいいよ」と一言先に行っておいたので、迷わずビールをジョッキで頼んでいた。

「あんまり飲みすぎないでよ。私、お母さん負ぶってなんて帰れないからね」

「全くこの子ったら、そんなに飲みませんよ」といいながら煙草をくわえ火を点け、ふぅーと白い煙を吐き出した。その時ちらっと私の方に視線を向けたように感じたけど、お母さんは何も言わなかった。





お肉が運ばれ、熱しられた網の上にお肉を置くと、ジュゥーという音を立てながらお肉が焼けていく。

先に来たビールジョッキとドリンクから持ってきたソフトドリンクのグラスをカチンと触れ合わせ乾杯をした。何に乾杯をしたのかはわからないけど、多分これは形式的なもんだろうと、流した。





パクパクと焼きあがったお肉を口に運んでいると私のその様子を見ながら「やっぱり若いだけあってよく食べるねぇ」と感心していた。

「お母さんだって結構食べてるんじゃない」

「そうぉ、でもさ、太るからねぇ」

「あ、それ言ったら食べられないじゃん。でもいいもん、食べた分胸が大きくなれないいんだけど」

「そうねぇ、胸に着く前におなかに脂肪がつくのが早いのが難点かなぁ」





げっ! おなかに着くのはやばいなぁ。でも最近お母さんの胸前より多きくなったような気がするのは気のせいかな?

「でもお母さん最近胸また大きくなったんじゃないの?」

「えっ、そうぉ。太ったのかしら」

そうじゃなくて、もまれて大きくなったんじゃないの?





「あははは、でもうれしいなぁ、そう言ってもらえると。私まだ成長期なのかしら」

まだ30代後半40にもう少しという年で胸が成長期というのは、どうだろうか。でもお母さんのおっぱいは小さいわけもないんだけどね。





もう2杯目のジョッキが空になって、3杯目を頼んだお母さん。お酒は意外と強い。

外見的には酔った感じには見えないけど、でも実は結構気持ちよくなっていたらしい。だって口が大分軽くなってきちゃったんだもん。

でもやっぱり、始めは酔ってい来ないとこんな話切り出せないよね。





唐突に「沙奈枝ちゃん、あなた好きな人今いるの?」

「へっ!」と声に出しながら体がビクンと反応した。

3杯目のビールが来てすぐにごくごくと半分を飲み干して、目をトロント潤ませながら

「ねぇ、いるの?_」とまた聞いた。





多分お母さんは今素面とよいのちょうど通関店。でも、まだ素面のほうがちゅい状態だと思う。

ここで言ったことは多分全部覚えているだろう。





ここは、何とか回避しないと。





「ねぇもう、おなかいっぱいだよ。そろそろ帰らない」





そう切り出す私に後ろから「あれぇ―沙奈枝じゃん」と聞きなれた声がした。

ふとその声の方を見ると美奈子(みなこ)の姿が目に入った。





えっ! 嘘、美奈子?





二人きょとんとした顔をしながら内心はドキドキしていた。





『第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4』





第5話 お母さんも女。そして私も女。 その4





「あれぁ沙奈枝じゅあん」その声にどきんと胸が鳴った。

えっ美奈子。その後ろには美奈子の両親がいた。





「これは偶然ですね、沙奈枝ちゃんたちもここで食事でしたか」

美奈子のお父さんが何気なく言う。

「あらあら、ホント偶然ですねぇ」にこやかに美奈子のお母さんも合わせたように言う。

やっぱりいつみても美奈子のお母さんは童顔であの巨乳は目を引く。





もちろん、美奈子もお母さんの地を濃く受け継いだのか、中学生にしてはおっぱいはかなり大きい。

男子からはホルスタインとあだ名までつけられているほどだ。

まぁ、一時付き合っていたクラスの男子も実際は、あのおっぱいにひかれていただけだったようだ。





私とセックスした時はさっさと出して、終わっちゃったんだけど。あ、そう言えば異様にフェラは求めていたよね。そんでもって精子はよく飲まされた。

3人組でスワッピングした時は3人分の精子を飲まされて、おなか一杯になった記憶がある。

その時知ったんだけど、人によって味が違うんだ精子ってと、なんだか、私達もう娼婦のような状態に陥っていたといってもいいかもしれない。

もちろん、朋絵も美奈子も3人の精子は飲んでいる。





でもセックスで中に入れる時は必ずコンドームはつけていた。付き合っていた男子の子なんか妊娠したくはなかった。のが本音。

それに、援助交際していた時は、必ずコンドームをつけてもらって、ごっくんはしなかった。





当たり前といえば、そうなのかもしれないけど、若い人たちとやった時には半ば強制的にやらされそうになったから、3人でやめたんだ。援助交際を。……だってリスクが大きすぎるんだもん。いくらお金とたばこをもらっていてもね。





美奈子のお母さんが「あら友美さんもう出来上がっているじゃないですか」とそれとなくジャブをかますように言うと。

「まだ酔ってなんかいませんよ。ご家族でお食事ですか」と言い返す。

「そうなんですよ。何かスタミナをつけたいっていうもんですから、それじゃ一層のこと焼肉屋さんに行きましょっていうことになりましてねぇ」





「あはは、そうなんですね、うちはもう食べ終わりましたから、帰ろうかと思っていたんですよ」

「あら、そうなんですねぇ」

「ええ、ではごゆっくりどうぞ」

「はい、ありがとうございます。ちゃんとみんなにスタミナ付けさせますわよ」

にこやかに言う美奈子のお母さん。ちょっと可愛い。いやうちのお母さんのさばさばした感じと比較するとかなり可愛い。





ああ、私はこの人にパパの子を孕ませようとしているんだ。

そう思うとなんかやきもちみたいな熱い思いがこみ上げてくる。でも、これは絶対に実行してもらわないといけない。

そうしなければ、私達3人の家族が一つになることはできない。

これは私たちのおなかの中に自分の父親の赤ちゃんを授かるために必要なことなんだから。





そうだ私にとっても美奈子のお母さんは私の姉弟を生んでくれる人になってもらうんだから。

美奈子も朋絵からある程度のこの計画のことは、聞いているはずだ。朋絵に美奈子に伝えるように言っておいたから。

ここでは平然を装って美奈子と別れた。





お店を出て、お母さんはすっかり酔いがさめちゃった感じで

「ねぇ、今日、もっと飲んでもいい?」と尋ねてきた。

「別見構わないけど。お家でしょ」

「うんうん、コンビニでお酒買っていいってもいい?」

「いいよ寄っていこう」

と通りにあるコンビニで缶ビールと軽いおつまみをかごに入れレジに行く。





「お母さんたばこ在庫ある?」

「あ、そうだこれが最後だった。320番2つ」と店員に言う。そこで私が5つにしてくださいと訂正する。

「5個も?」

「そうそう、パパの分も買っていこうよ」

そういっていたてしっかりと自分の分も、購入させているところは私ってずる賢い。





たばこを5個とビールそして軽いおつまみを買って家に着いた。

「ふぅー、なんだか疲れたわね」

「そぉ、でもいっぱい食べたから、私は満足」

「ならいいんだけど。これでおっぱい大きくなるといいね」

「んっもう、私はまだ成長過程なんです。まだ大きくなります」

「そっかぁ、でも最近また成長してきたんじゃないブラのサイズあってる?」

「ん――――そう言えば最近きついかなぁ」





「はぁ、サイズアップしないといけないのかぁ。あ、そうしたら私と同じになるじゃないの。ちょっと大きくなりすぎよ」

「えええ、そんなこと言ったってぇ多きくなるものは止められません」

「全くもう―」といいながら買ってきた缶ビールをプシュッと開けてごくりと一口飲んでから「ちょっと待っててね」といい自分の部屋の方に行った。

戻ってくると手にはブラを手にしていた。





「沙奈枝ちゃんこれ試しに着けてみて」

「これってお母さんの?」

「そうよ」

着ていた上着を脱いで、カップ付きのキャミをも脱ぎ上半身があらわになった。

「うわぁ―、少し見ないうちに、大きくなったねぇ。それに乳輪中学生にしては濃くない。私より濃いかも」

う―――――――、そんなとこ指摘しないで。





最近ずっとパパから乳首責められているから、濃くなったんじゃないの? パパのせいよ。て、は言えない。

お母さんからブラを受け取りさっとつけてみた。思いのほかピッタリだった。

それを見たお母さんは「ああ、やっぱり私と同じサイズになっっちゃったんだ。どうしよっかなぁ―、私とブラ共通する?」

「別にいいけど。でも学校に行く時は白以外は校則で引っかかるからね」

「あ、そうか、学校用は買うとしてそのほかは私の使ってもいいよ。あ、セットだったらセットで使ってね」





「なんだか経費節減見たいだね」

「あら、そんなことないわよ。大人の下着をつけてもいいって言ってるのに」

お母さんはビールをゴクリごくりとのどに流し込んで。

「下着は、色気の見えない演出なの。沙奈枝、あなたもう、セックスしてるんでしょ」

いきなり、お母さんの口からセックスという言葉ができてきて、びくっとなった。





「別に怒っっているわけじゃないのよ。親同士結構繋がっているのよ。今は別れたみたいんだけど、M君と付き合っていたんでしょ。あなたの初めてはM君だったんでしょ」





嘘、そんなことまで知ってんの! 恐るべし親軍団。





これは対処をしないといけない。出ないと計画が崩れてしまう。





『第6話 お母さんも女。そして私も女。 その5』





「ごめんなさい」ここは少ししおらしく。

「ふぅー」とため息をつきながらまたプシュッとビール缶を開け。ごくっとのどに流し込む。





「全く、でもちゃんと避妊はしていたようだし、……あ、でもだからって気軽にやっていいっていうもんじゃないからね」

「わかってるわよ」お母さんのブラをつけたままテーブルの椅子に座り、じっとお母さんの顔を見つめる。

「な、何よ」結構酔いまわっているね。





「ん、あのさぁ―、お母さんの初体験っていつだったの?」

「えっ! そ、そんなの……わ、忘れた」

「忘れたって、忘れるくらい早かったの。まさか小学生の時なんて言わないよね」

「まさかぁ、いくら何でもそんなに私ませていなかったわよ」

「じゃぁいつ?」ちょっと問い詰めた。

「高校の時かなぁ」





「あ、もしかしてその時からパパと付き合っていたの?」

「違うわよ、パパとはずっと後になってから知り合ったの」

「ずっと後からって、何人くらいと付き合っていたの?」

ここから私は娘から女になるよ!





「何人くらいってそんなのわかんないわよ。いちいち覚えてなんかいない」

「へぇ―、以外とモテてたんだねぇ10人くらい?」

「ん―、どうかなぁ―」

「それじゃ、20人とか」

「かなぁ―、もう少しいたような、いないような」

げげ! 20人以上! マジ。てことはその人たち全部とセックスしちゃってるのかなぁ。

でもお母さんって意外とうまく二股とか、かけていそうなタイプかもしれない。





「もしかしてさぁその人たちとセックスしたの?」

「えええええっと」顔が赤いぞ!

「ん、もうしたわよ!」あれま、素直に白状したね。相当気持ちよく酔ってのかなぁ。

お母さんとこんな話するのは初めてなんだけど、面白いなぁ。なんか友達と話しているみたい。

でも相手は酔っ払いだけど。





「へぇー、すごいねぇ。経験豊富なんだ」

「何よ、経験豊富って、なんだかやりマみたいなこと言わないでよ」

ちょっとぷんとすね始めたぞ。

「――――だって気持ちいいんだもん」小さな声で照れたように言う。

そうだようねぇ、セックスは気持ちいいようねぇ。この気持ちよさ、知っちゃったら癖になるよ。





「でさぁ、パパとはよっぽど相性が良かったんだね。結婚しちゃってさ」

またプシュッとビール缶が開く。相当飲んでるぞ。

「だって、出来ちゃったんだもん……あなたが」





ほへっ、なんだなんだ。ていうことは私ができちゃったからパパと結婚したんだ。出来婚だったの。もし私ができなかったら、結婚していなかったていうの? はァ―、何か知られざる真実を聞いてしまった。





「なぜかパパとは出来ちゃったんだよねぇ。出来づらいと思っていたんだけど。結局さぁタイミングだったのかもしれないねぇ。あなたを生んだ後も出来ないしねぇ」

「出来ないようにしてんじゃなかったの?」

「別にぃ、避妊していたわけじゃないから」

「そうなんだ」

出来ずらい、ピル飲んでおきながら……。





で、なんで最近ピル飲まなくなったんだろう。やっぱり朋絵のお父さんの影響……。関係。

ここはちょっと直球で揺さぶってみよう。かなり酔っぱらっているからポロリと言うかもしれない。

お母さんの手がたばこをつかみ一本を加えて火を点けた。

ふぅーと、煙を吐き出して

「でもあなたとこんな話をするようになるなんてねぇ。ちょっと恥ずかしいけど、なんか新鮮」





「そうぉ? でさぁ、お母さんは結婚してから、今までパパ以外の人とセックスしたことないの?」

お母さんはたばこを吸いながらきっぱりと「あるよ」と答えた。

「へぇあるんだ。会社の人?」

「も、だね」

「ほかにもいるんだ」

さてここからだ……。と、思っていたところに





「あなた知ってるんでしょ。朋絵ちゃんのお父さんとのこと」

自ら白状した。





「うふふ、ずっとそれを聞き出そうとしていたんでしょ。バレバレよ」

ふわっと笑う顔がちょっと怖い。

やられた、誘導されていたのは私のほう?

「朋絵から聞いていたんだ」

「全部知ってるんだよね」





「うん」





無意識に私の手はたばこを取り口にくわえて火を点けていた。

「あっ、やっぱりあなたもたばこ吸ってたのね」

「知っていたの?」

「だって朋絵ちゃんも吸ってるていうし、あなたが吸わないでいるのもないなって。それに朋絵ちゃんとお父さんとの親子の関係も聞いちゃったんだけど。沙奈枝、パパとセックスしてるでしょ」

ギクッとした。もしかしてもうパパとできなくなるんじゃないかと。





「怒らないの?」

「怒ってどうにかなるの? それに私も外でセックスしてんだもんあなたたちを問われないでしょ。でも本当は実の親子でセックスしちゃあんまりよくないんだけどなぁ」

やられた。お母さんを言いくるめようとしてこっちが言いくるめられている。





でも、待てよ……。

もしかして目指すところは同じところをお母さんも描いているのか。

でも私がパパの子を孕むのは賛成できないんだろうね。





「あのさ、もしお母さんが朋絵のお父さんの子妊娠したら、産むの?」

「出来たら産んでもいいかなって思っている、勝手なことだとはわかっているけどね」

「そうしたら離婚するの?」





「どうかなぁ、もし、パパが許してくれるんだったら、離婚はしないけど。許してくれなかったらそうなるかもね」





「それじゃさ、もし。私がパパの子妊娠したらお母さんはパパと離婚する?」





私とお母さんはお互いにもう一本ずつたばこをくわえて火を点け、お互いに深く吸い込み、ふぅーと、煙を吐いた。





「沙奈枝、あなた本気なの?」

お母さんのその問いに、私は。





「本気だよ」と答えた。





『第7話 うちの家族はおかしいのか?』





美奈子です。うちの家族はちょっと他よりは変わっているというのか、いやいや多分、ありえないというのが一般的かもしれないけど、私の友達の沙奈枝と朋絵もそうなので、もしかしたらそんなに深く思い込む必要もないのかと最近は思っている……半分自己逃避。





自己逃避なんて言ったら、これはほんとの意味で、愛というものではなくなってしまうけれど、私は本当に愛しているのだからこれは仕方がない。





私の行っていることは、まだ中学生だ! と、世間では白い目で見られるだろう。だからこのことは友達二人以外お互いの秘密にしている。

だって、私が愛している人が、一般ではありえない人だからだ。





私の愛している人。それは、実の父親だからだ。

正直に言おう。私は究極のファザコン。しかもその枠を超えて恋人として一緒に暮らしている。

だから、まだ中学生、と、言われても、こればかりはなんともならない。





そしてこれは誤解のないように言おう。決してこれは親の性的虐待ではない。

純粋に実のお父さんを愛している。くどいようだが、親子としての愛ではない。異性としての愛なのだ。

と、私は自負している。





だがこの付き合いにはもう一つある意味違法的な取引のようなものも存在している。

それは……たばこが吸いたい!

私の友だと、沙奈枝と朋絵もたばこを吸っている。3人とも結構な量のたばこを吸うようになった。

多分そこらのおじさん達よりも数量はいっているかもしれない。

しかしだ、中学生がたばこを吸うことは違法だ。だから購入することも出来ないし、吸う場所も大ぴらには出来ない。

そこで、私達3人はある行動に出たのだ。





3人とも究極のファザコンであることに気づいた私たちは、父親にその援助の矛先を向けた。

もとい、私の場合はもともと、お父さんラブだったから何の抵抗もなくこの体を愛するお父さんにささげた。

あの二人には言ってはいないが、実は私の初体験はお父さんなのだ。





一時たばこ代欲しさに3人で援助交際で稼ごうとしていたが、実際私が付き合ったのは2人だけ。しかも体の関係までは行っていない。

だって、正直に言えば私は家の中では吸うことができたし、お父さんへの愛を裏切ることはできなかったからだ。





そこまでお父さんを愛している私なんだが、私とお父さんとは事実上の親子関係。だから結婚なんて言うことは出来ない。最もお父さんには、お母さんという妻がいるわけで、だから私が生まれた。まぁこれが順当な流れであり、当然という世間の目でもある。

で、私とお父さんの関係をお母さんは多分知っている。だけど、それを表に出さないようにしているところがあの母親の賢いところなのかもしれない。





だって、私は知っているんだもん。お母さんが通っているトレーニングジムで知り合った男の人とセックスしていることを。

それはそれで私は別にいいのではないかと思っている。だって、お母さんも外で楽しんでいるのなら、私の罪の意識も少しは楽になるからだ。

それに、お母さん自体も私とお父さんの関係を壊せば火の粉は自分にもかかってくることを知っている。

お母さんは自分の欲求を外で発散させているだけに過ぎないんだもん。でも私は違う。

私は自分の欲求を満たすだけで、お父さんとセックスをしているのではない。このおなかの中に二人の子を宿したい衝動にずっと駆られている。





もし、現実的に私がお父さんの子をこのおなかの中に宿したら、このままではこの家庭は多分破城するだろう。

それは覚悟の上だ。と、言いたいけれど。この家庭の関係は出来れば壊したくはない。

何かを得たければその代償として何かを手放さなければいけない。等価交換という代償なのかどうかはわからないが。私はこの代償を家庭崩壊という方向には結びつけたくはないのだ。

これは我儘であるということはもちろん承知の上だ。

そんなに都合よく行くわけでもない。





ただ、もし、この状況……これから多分なりうる状況を家庭崩壊という状態を招かずに私が得られる方法はないものかと。これは私だけではない。朋絵も沙奈枝も同じこと。

彼女たち二人も自分の父親の子をおなかの中に欲しがっている。

そして共に家庭も壊したくはないと思っている。





そこで、私達3人は自分たちの思いをと願望をなすために、障害……といってはいけないけど実際お母さん達を落とせば何とか道は開けていける。と、母親という存在を攻略すべく各々動いているはずだ。

多分これは3人の連係プレイが必要な計画だ。





そしてこの計画の大枠をそれとなく導き二人を誘い込んだのは私でもある。





しかし、ここでいろいろと暴露される親たちの見えなかった部分。





意外と親たちも楽しんでいるのはわかった。





でもね。





今、私達の計画で一番ネックになっているのが私のお母さんだというのが浮き彫りにされたのは難題だ。





『第8話 うちの家族はおかしいのか? その2』





家に帰る途中駅で、朋絵のお母さんと出会った。

「あら、美奈子ちゃん今帰りなの?」

「ええ、今日は塾があったんで」

「そっかぁ、それじゃァね」と特別な会話もなく分かれた。





普通なら友達のお母さんと出くわしただけで、特別意味などないのだが、改札抜けるのを少し待ってみた。

もしかしてと思い、その思いの通りに待っただけだ。





その予想は的中した。

「お、美奈子。偶然だな、塾の帰りか?」

「うん、そうだよお父さん」





やっぱり、お父さんが来そうな予感がしていた。て、言うことは、さっきまで朋絵のお母さんと一緒だったんだね。という予想が成り立った。





そっと耳元でお父さんに

「いっぱい出た?」というと。

「まぁな」と答えた。

これでさっきまで朋絵のお母さんとセックスしていたのは確定。





「ねぇ、まだ私の分残ってる?」

「お前の分は別だからな」そう言ってにっこりと笑う。





今日はお母さんはジムの日だ。多分帰りは9時過ぎになるだろう。まっすぐに帰って早くお父さんに甘えたい。





でもこうして一緒にいるだけで、パンツが湿っぽくなってくるのを感じずにはいられない。

多分このままでいると、家に着くころにはパンツからあふれだして、私の太ももに流れ出してくるのは間違いないだろう。





それにおへそのちょっと下のあたりが、なんだか熱いような感じにうずいている。

中学生はまだ子供だろ。なんて思う人も多いだろうけど、この快楽を知ってしまった体は年齢など関係ない。

むしろ、私達の年齢が一番女として活動的な瞬間なのかもしれない。





その欲望を抑えながら、電車に乗り込む。

この時間の電車はかなりすし詰め状態。でもあえて、それが私にはうれしかった。

だって、お父さんとこんなに密着できるんだもん。しかもだよ。隠れてじゃなくて、公にこんな状態になれるんだから、ドキドキは止まらない。





私の頭の上で「大丈夫か?」と聞くお父さん。

「うん大丈夫」と答え、押されたようなふりをして、胸をお父さんの体に押し付ける。





ふんわりとなんとなくいい香りが、お父さんの体から漂ってくる。やっぱり朋絵のお母さんとしてたんだね。

その香りを洟にすかせながら、私の汗ばんだにおいをお父さんの体につけようとまた体を少し押し付ける。

でもここではここまでだ。これ以上はやってはいけない。





もしお父さんの手が私の体に触れれば、痴漢と間違われるかもしれない。

いくら親子でも、周りの目からはそうは見えない。いやそう見ていない人も多いと思うからだ。

多分、私達親子は外から見れば、親子には見えていないのかもしれない。





私は親子に見てはもらいたくない、だからそれはうれしい反面。とっても危険なことでもあることだと言うのはわかっている。

またこのもどかしさもなんだか快楽になっているのは、私がもうお父さんにメロメロだからかもしれない。

それにお父さんも我慢しているのがわかる。……その一部が私の体に触れている。





電車を降りた時にはすでに私のパンツは湿り気、ではなく濡れていた。

家に帰ったら早くパンツを取り換えなきゃ。――――ううん、そのままお父さんに愛してもらいたい。

完全に女として、待ち受けている部分がもう熱くてたまらない。





もう、途中の公園――――ああああああ、公園のおトイレでもいい私を連れ込んでほしい。

でも、お父さんはそんなことはしない。

私を抱いてくれる時はちゃんとベッドの上で抱いてくれる。

たまにお風呂の時もあるけど……。

とにかく早くうちにたどり着きたい。





多分、まだお母さんも帰っては来ていないはず。





だが、そんなときに限って、お家の明かりは外に光はなっていた。





お母さんが帰ってきている。





――――――まだそんな時間じゃないのに!!





『第9話 うちの家族はおかしいのか? その3』





うっわ! お母さん帰ってるよ。なんで今日に限ってこんなに早いんだ!!

ちょっと―――――いやいや、この今の高鳴りをどん底に落とされた感満載です。





でも何気ない顔をして「ただいま」と玄関の戸を開ける。

そして、何気ない顔をして「おかえりなさい」といい「あら、お父さんも一緒だったの」と返すお母さん。





その何気ない私たちのやり取りを見て、一歩たじろうお父さん。

多分、うちの家族今かなり細い糸で繋がっているのを、強く感じたのかもしれない。





「今日は早かったんだな」

「あらそうぉ? そうねぇ、早く切り上げてきたからねぇ」とにこやかに言うところは、さすが年の功というべきかもしれない。





「お寿司買ってきたのよ。見切り品だけど。食べるでしょ早く着替えてきなさい」と、ちらっと私のスカートの裾のあたりに視線が来たのを感じた。

まだ垂れていない……た、たぶん。

悟られないように、急いで自分の部屋に行った。





しかしなぜ、お母さんはそんな視線を投げかけたのか、て、たぶんお父さんと一緒だったからでしょ。

そんなのは気づいて感じて当たり前。だって、お母さんは完全に私達のこと疑っているのがわかるんだもん。

疑っている? もう知っているはず……朋絵からこの前来たメッセに





「ねぇねぇ、私達のことお母さんにばれてたよ。でね、沙奈枝のお母さんにもお父さんから漏れたみたいなんだ。ごめんねぇ、うちの親口が軽くてさぁ。でさぁ、美奈子んちのお母さんにこの前ていうかほら、3人ともSNSでグループ作ってんじゃん。そこで暴露会しちゃったんだよねぇ。だからさ、美奈子とお父さんのこともお母さんにばれているよ。美奈子もしお母さんからなんか言われたら、とにかく今は知らないって逃げておいた方がいいよ」





て、言うことはさ、沙奈枝のところはもう、お母さんも全部知っているっていうことだし、もちろんうちのお母さんも知っているということになるんだよね。





それなのに何も言ってこない。かえって不気味だね。

もしかして何か準備してんの裏で……。





着替えてキッチンに行くと、お母さんが椅子に座ってテーブルの上に置いているお寿司のパックを眺めていた。





「遅くなってごめん」

「大丈夫よ。さ、食べましょ」

「お父さんは?」

「お風呂入ってる。今日は軽く済ませてきたみたい」

またお風呂に入っているのか。そんなに入ったら、体ふやけちゃうんじゃない。

ちょっと笑えた。





椅子に座ってテーブルの上にあるお寿司のパックを開けようとした時、お母さんが呟くように言った。

「別れたんだぁ」

「へっ、別れたって?」

「お友達と。知ってるんでしょ、あなた」

ちょっとなまめかしい視線が、私に投げかけられる。





「お友達って……?」あえて触れないように質問系にしてみたけど。

「ん、もう。そんな知らない振りしなくたっていいのよ。私も知っている。あなたのこと」

あ、やっぱり! でもってなんでこういうタイミングなんだ。

そっちがセフレと別れたから? 多分そうだろうね。





「で、お母さんは私のこと怒っているの?」

「う――――ん。迷ってる」

「迷ってるて、どういうことよ」

「私もよくわかんないんだぁ正直言うと。でもこれは言えてるよね。親失格だっていうのはね。私も、お父さんも両方」





「そうなの? 私はそうは思っていないけど」

「優しいねぇ美奈子は。お父さんをかばおうとしている?」

「べ、別に……そう言う訳じゃないけど。ただ私はお父さんを見捨てないだけ」





「……………はぁ―、見捨てないかぁ。なんか知らない間に大人になったね。美奈子」

そもそも、大人になったねって、こういう話をすること自体もう私を女として見ているんだよねお母さんは。

もう、娘としては見ていないんだよね。





だったら私はそれでもいい。

もし、お母さんがお父さんを見切るんだったら、私がもらうだけ。





でもね。まだお父さんのことを愛しているんだったら、私はその愛をも受け入れるつもりだよ。

朋絵の母さんとの付き合いはだいぶ前からあったみたいだけど、それはそれ、私達3人が求める家族のためには必要なことだから。





でもお母さんは今はその計画から一人外れているんだよ。

もしさ。私達から離れていくんだったら、それは仕方がないと思う。私は追うことはないだろう。

でもね。今のこの薄ぺらいけど、私達が家族として繋がっている家族が壊れないんだったら、それが一番いいと思う。





でもこれは私の最大の我儘であることは理解しているつもり。

それこそ私はお母さんを責めることは出来ない。





普通なら、怒られるだけじゃすまないからね。





――――――私のやっていることは。





私達のやろうとしていることは……。





『第10話 うちの家族はおかしいのか? その4』





「あのさ、お母さん。今日、お父さんとHして」





「へっ? 何よいきなり」

「いいから、ほら、まだお父さんお風呂入っているうちに一緒に入って、そのままHしちゃって。私のことなんか気にしなくたっていいから」

グイっと、お母さんの手をつかんで、そのまま風呂場へと連れだした。





「お父さん、お母さんも入るって、いいでしょ」

「えっ! な、なんだ」

「いいじゃん、夫婦なんだから。ほら、お母さんも早く裸になって。服着たままお風呂に入れないでしょ。それともそう言うプレイが好きなの?」

「そ、そうじゃないけど……」





着ていたシャツをたくし上げて、ブラのホックを外し、あっという間にお母さんを裸にして風呂場の中に押し込んでやった。

さすがジムでトレーニングしているだけあって、あんだけおっぱい大きくても垂れていない。私も筋トレしよっかな。なんてちょっと思うほど、お母さんのおっぱいは綺麗だった。





さて、あとは二人次第。

私は自分の部屋の入って朋絵にメッセージを送った。





「さっきさぁ、お母さんに言われちゃったよ。お父さんとのこと」

すぐに返信が来て

「マジ! で、どうなったの? もしかして家庭崩壊?」

「それは回避したい。だから、今日はお父さん、お母さんに預けた」





「預けたって?」

朋絵から通話モードで着信が来たから受け取った。

「はいはい、お母さんに今日は、お父さんとHしろって。今二人でお風呂入っている。ていうかお母さんを無理やり入らせた」

「ふぅ―ん、そうなんだ。でも美奈子のお父さんも体力あるよねぇ。今日うちのお母さんと一緒だったみたいじゃない」





「そうだね。塾の帰り駅で会ったよ。何か言っていた?」

「ああ、美奈子と会ったとしか言っていなかったけど。でもやってきたのはバレバレだったね」

「ま、お父さんもそのあと来たから間違いないけどね」

「そうなんだ。美奈子はヤキモチ妬かない?」





「ヤキモチ? 妬かないって言ったら……どうだろう。嘘になるかもしれないけど。独占することは出来ないでしょ。あなただってそうじゃない朋絵」

「そうだね、うちのお父さんも沙奈枝のお母さんとやってるからねぇ。まぁそこはそこ、ていう感じかなぁ」





「おんなじ……」





「なははは、でさぁ。これで美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんと出来ちゃえば、構図は出来るわけだよねぇ」

「そう、そこなの! どうにかして沙奈枝のお父さんとうちのお母さんをくっ付けないと。それになんかお母さん。セフレさんと別れたみたいだし。チャンスかもね」





「それ、絶対にチャンスだよ。何とか早めに手を打とうよ」

「手を打つっていたって、どうするのよ?」

「そこなんだよねぇ」

「ところで沙奈枝は?」

「今パパさんとラブっているみたい。邪魔しちゃ悪いでしょ」





「そっかぁ。いいなぁ。私、ずっとうずいちゃっていて大変なんだけど」

「お父さんにしてもらったら。あ、そっかぁ、今日はお母さんに差し出しちゃったんだよね。さすがに3人もは相手出来ないよねぇ」

「3人? あ、そうかそう言うことね」





「3Pじゃないよ」

「あああ、なんか変なこと思い出しちゃったじゃない」





「もしかしてクラスの男子たちのこと?」

「そうそう、あの時は仕方なく付き合ったっけど、でもやっぱりまだ子供だよねぇ」

「自分たちが逝くことしか考えてない! まるでマシンだねあれは」

「マシン? あははは。朋絵いいこと言うじゃない。ほんとそうだよねぇ」





「美奈子、一人で治まりそう?」

「う――――ん、どうかな。でも治まらせなきゃ」





「家来る?」





「えっ! これから……もしかして朋絵のお父さんに抱いてもらうの?」

「あ、今日はうちのお父さん無理。飲み会だってさ。ほんとよくあるよねぇ。本人は付き合いだから仕方がないって言っていたけど、本当はお酒好きだからねぇ。それに多分帰ってくるとすぐ寝ちゃうし」

「あらまぁ。そうなんだ。……もしかして朋絵も来てるの? うずいちゃっているんだぁ」

「なははは、なんかお母さんが今日美奈子のお父さんとやってきたのを想像しちゃうとなんかねぇ」





「どうしよっかなぁ」ちらっと時計を見た。まだ9時。

家にいてもこれから、お父さんとお母さんはセックスするだろうし、このムラムラをどうにか解消もしたいけど、なんか一人でいるのがちょっと寂しかった。





「私が治めてあげるよ」

「朋絵、あなたそっちの方にも目覚めたの?」





「どうだか? でも一人でいたくないんでしょ」

「まぁね……」





朋絵の家は同じ町内。ま、ゆっくり歩いても10分はかからない。

通話を切って、キッチンのテーブルにメモを置いて私はそっと家を出た。

奥から、なんかなまめかしい声が少し聞こえてくる。覗こうかと思ったけど、やめた。





ちゃんとお母さんを愛してあげてね。





また、ムラムラが少し上がってきた気がする。





『第11話 うちの家族はおかしいのか? その5』





朋絵の家に着き、インターフォンを鳴らすと「入って入って」と朋絵の声で返ってきた。

「お邪魔しまぁす」というと、扉を開けひょっこりと顔を出して

「いらっしゃい美奈子」という。





「本当によかったのこんな時間に」

「いいのいいの。どうせ明日は学校お休みじゃん。ゆっくりしようよ」

「うん、ありがとう」

そのまま、2階の朋絵の部屋にまっすぐ通され

「ま、とりあえずそこらへんでゆっくりしていなよ。今飲み物持ってくるから」

ほどよくクーラーが効いた部屋。べとついた体が少しさらりとした感じになる。





フローリングの床の上に置かれたクッション。小さなテーブル。その上にある灰皿とたばこ。

朋絵は普通も普通に吸っているんだよね。

一応私も持ってきたショルダーバックの中には、たばこを潜ましている。私のはカートリッジ式のたばこ。

煙とにおいがあんまり出ない。煙といっても水蒸気だからお部屋も汚れにくい。

でも、朋絵と沙奈枝は紙巻きたばこ。

供給元がそうだから、と、いっちゃえばそうなんだけど、でも朋絵も沙奈枝も紙たばこの方が吸った感じがしていいっていうんだよね。





まぁ、正直言えば紙たばこの方が、吸ったという充実感はあると思う。私はどちらでもいいんだけど。

お父さんがこのカートリッジ式のたばこを吸っているから、合わせているだけ。二人も同じ。





「おまたぁ!」と、飲み物を置いたトレイを持ちながら、朋絵が戻ってきた。

「吸っててもよかったのに」

何もせずポケッとクッションに座っている私を見て朋絵は言う。

「う、うん」とだけ返事をした。





トレイをテーブルの上に置き、よっコラショといいながら腰を落とす朋絵。

だふだふのタンクトップ一枚を上に着ているだけでノーブラ。

かがむとおっぱいが、乳首が丸見え。





朋絵のおっぱいは小さいわけじゃないけど、つんと尖った感じのおっぱい。

私のはお母さん譲りなんだろうけど、ホルスタインなんてあだ名がつけらちゃう位ほかの子より大きい。自分で言うのもなんだけど、大きいんだから仕方がない。

顔よりも胸への視線が多いのがちょっと嫌かもしれない。

でもこの胸は自分のためじゃなくて、お父さんのためにあるんだからいいんだ。





「全くどうしたのよ?」

「へっ、何が?」

「なんかさぁポケッとしちゃってさぁ。そんなに気になるの? 親の事」

「そんなんじゃないけど」

「でも気にしてる」

「そぅぉ? そんな風に見える?」

「見えるから言ってんの」といいながら煙草をくわえて火を点け、ぷふぁぁっと煙を口から出す。





私も吸おうとしてカートリッジを取り出すと「あ、バッテリーがない」で、始末の悪いことに充電器も忘れて来ていた。





「あれまぁ、それってバッテリーなくなると致命傷だね」

「そうだね」

「はいどうぞ」と朋絵がたばこを分けてくれた。そのたばこをくわえ火を点けて軽く吸い込む。

洟に抜ける香りはやっぱり、紙たばこの方が強いのかもしれない。

二人でたばこを吸いながら「前途多難だね、私達」と朋絵はぽつりと言う。

「そうだね」とまた私は返す。





朋絵は吸い終わったたばこを灰皿でもみ消して、私の隣に座り、吸いかけの私のたばこを口にくわえて吸うと、そのまま私にキスをした。その時朋絵の口から、煙は私の口へと流れ出していく。

たばこをもみ消して、そのまま朋絵はキスを続けた。





二人の重なる唇の間から、煙が漏れ出しその次に朋絵の唾液が流れてくる。

その唾液をゴクンと飲み込むと。

「いやじゃなかった」と耳元で言った。

「別に、嫌じゃないよ」

「そう」と言いながら私のブラウスのボタンをはずしていく。





ブラがあらわになってその上から朋絵の手が私のおっぱいに触れていく。

「やっぱり美奈子のおっぱいやわらかいねぇ」

スッと首筋を朋絵の舌が這う。

「ごめん、お風呂まだ入っていなかったから汗臭いでしょ」

「うん、でもその匂いが興奮させる」

「なんかおじさん臭いこと言っているよ朋絵」

「なははは、おじさんでも何でもいいよ。このままで私はいいから」





また、あそこがじんわりと熱くなってくる。

スカートをめくり、パンツの中に朋絵の手が入っていく。

「もうすごいじゃん」

「うん、だって帰ってくるときからずっとだったから」

皮をめくり、指が押し込まれると、それだけで私は……逝ってしまった。





「もう、相当ため込んでいたのね」

そのままベッドに寝かされ「へへぇっ」と笑う朋絵。





こんなの用意してんだ。





私の両手は縛られてしまった。





『第12話 うちの家族はおかしいのか? その6』





「あのぉ―、朋絵さん……これはいったい?」

「いいのいいの、さぁ次はこれだよ」

といいながら、私は目隠しをされてしまった。





「ちょっと、な、なんで目隠しまでするの?」





朋絵は私の耳元で少し息を乱しながら「えへへへ、こうすると興奮しない? 私、美奈子のこんな姿見ているだけでものすごく興奮するんだけど」





「あのぉ、あのぉ。興奮するのは朋絵でしょ、私はちょっと怖いんですけど!」

「そこがいいんじゃん。痛いことはしないから安心して……でも気持ちいいことはしてあげるよ。今日はめちゃくちゃにしてあげる」





「えっえっ」目が見えないと、音がなぜか敏感に伝わってくる。

朋絵の声がいつも聞いている声とは、違うような気がするんだけど。

何かがさごとと音がする。なんだろう?





「ねぇ、この音なんだかわかる?」耳元で”ぶぉぉぉぉぉぉん”と音がする。

「こ、この音って……」答える前に私の首筋に振動が伝わる。

「えへへへ、買ってもらったんだぁ。お父さんに」





「なぁ―にかなぁ―」

「もう知ってるくせに! ほらこの振動いいでしょ。リモコン式だよ」

ぶぉぉぉぉぉぉんと、また一段音が大きくなった。





つるつるとしたものが私の首筋から、おっぱいへと移動する。

「やっぱり美奈子のおっぱいはやわらかいねぇ。妊娠したらミルクいっぱい出そうで羨ましいよ」

「あっ、そんなの知らない。うっ!」

「うふ、そうなんだでも、ここはもうおもらし状態だね」

スカートのホックを外され、パンツと一緒にズリ下げられた。

あそこがあらわになっているのがわかる。





振動は乳首に到達した。

おっぱいの先がしびれるような感じがする。

「美奈子のここって毛薄くてぷっくりとしているよねぇ。ここにお父さんの物が入っていくんだ」

「あっ! あうっ!」

あそこから、ぴちゃぴちゃと音がする。何か……ああああああ、なめられている。舌が私のあそこをなめている。





「気持ちいいでしょ。なめられると気持ちいいでしょ」

「―――――き、気持ちいい」

「まだ頑張っているのかなぁ。美奈子のお父さんとお母さん」

「そんなこと言わないで……」

「気になる? 嫉妬してるんでしょお母さんに」

「してないもん!」





「本当に?」

「本当だもん」





朋絵の声が耳元で、息をかけるようにしながら聞こえてくる。

舌が、まだ私のあそこをなめている。





「ん?」





なんで朋絵の声が耳元でしているのに、あそこがなめられている感じがするんだろう。

いったい朋絵はどんなことしてるんだろう。

「朋絵、あなたいったい……」





いきなり私の中に指が入ってきた「アうぅ! ああああああああ! だめぇ」

おなかの中がもぞもぞとしている。この感じもう耐えられない。

さらに奥まで指が押し込まれていく。





「もうダメ。あうあう。うううううううううううぅん!」

多分もう私のあそこは物凄いことになっていると思う。だって、帰りの電車の中からずっと、濡れていたんだもん。もやもやとムラムラが一緒になってずっと私を襲っていたんだもん。





駄目だよ。もう我慢できないよ。

指の動きが早くなっていく。もう駄目だ―――――もう我慢できない。





「あうぅぅぅぅぅぅぅぅっ! 来る来る何か来るよぉ!」

うっああああああああああああ!!

崩壊した。耐えていたのが一気に崩壊した。

もう、頭の中が真っ白になった。





久々だ……こんな感じになったのは。最近はお父さんとセックスをしていても慣れてきたせいかもしれない。こんな感じよりも幸せな感じの方が強く出ていたけど。体がこんなにも反応するなんて言うのは本当に久々だ。





「逝っちゃったねぇ」

朋絵の声じゃない。

誰だろう?

「すごいねぇ、美奈子。あんた相当ため込んでいたみたい。でもすっきりしたでしょ」

「すごいもう私もびちゃびちゃだよ」

また別な声がする。聞いたことある声だけど?





「えへへ、何せ二人掛かりで攻めたんだから逝ってもらわないとねぇ―」

えっ、二人って……誰?





朋絵が目隠しを取った。ゆっくりと目を開けると、マジかに朋絵のお母さんの顔があった。

「えっ嘘!」





「ごめんねぇ、途中乱入しちゃったぁ」

「な、なんで?」





「あははは、今日美奈子ちゃんのお父さんお借りしたお詫びかなぁ」

「はぁ―、そうなんですか」

と、私は答えるしか出来なかった。





だってまだ体が言うこと利いてくれてないんだもん。





『第13話 うちの家族はおかしいのか? その7』





「美奈子ちゃん、お風呂入ってきなさい。もう体べとべとでしょ」

「ありがとうございます」

正直べとべとなんていうもんじゃない。まるで、おしっこおもらしたみたいにぐちょぐちょ。





裸のまま、お風呂場に行き、浴槽のドアを開けるとな、なんと朋絵のお父さんが入っていた。

「えっ!」

「おっ!」

思わず固まってしまったけど。なんか後に引けず、そのままはいちゃった。





「ごめーん、お父さん帰っていたんだぁ」と朋絵のお母さんがドアを開けて入ってきて。

「あらまぁ、別に大丈夫そうね」にたぁと笑い。朋絵も入れる?





「ん、もう。お父さん帰ってきているんだったら教えてよう」と裸になって入ってきた。

まぁ恥ずかしいわけじゃないけど、朋絵が来てくれたおかげで、ぎくしゃくした感じは薄れた。





「今日は飲み会だったんでしょ早かったね」

「ああ、なんか意外と早く解散になっちゃって、まっすぐ帰ってきたんだよ」

「もしかして、私の中に早く出したくて?」

「いや、その……」私がいるからか、はっきりとはしない感じに答えるおじさん。……朋絵のお父さんといった方がいいか。





「あ、もしかして美奈子のこと気にしているの?」

「まぁな、初めてだから美奈子ちゃんの裸見るの」





「美奈子 おっぱい大きいでしょ。ものすごくやわらかいよ。そうだ、美奈子とセックスしてみる? いいよね美奈子」

その問いにぴくんと体がまた反応してしまう。





「だって今日はさ、美奈子物凄くためているんだもん。さっきのだけじゃ物足りないでしょ」

「ええっ、でもぉ……」





「いいよ。だってお父さんもほら、こんなに大きくしちゃってるんだもん」

うわぁ、お父さんよりも大きいかも……こんなの本当に入るの? 朋絵は入れてるんだよね。





「でもその前に私が最初の精子飲みたいから頂戴ね」

そう言いながら、じゅるじゅると口に含んでトロンとした顔をし始めた。





それをじっと見ていると、朋絵のお父さんの手が伸びてきて私のおっぱいをもみ始めた。

「ほんとやわらかいね。美奈子ちゃんのお父さんがうらやましいよ」

「何よ、じゅる。おっぱい大きくなくて、じゅるじゅる。悪かったわね。文句なら、お母さんに言ってよね」

「そんなことないよ。朋絵のおっぱいだって、つんとしていて綺麗だよ」





そう言いながら、私の乳首の先を指でこねこねとしたりつまんだりされると、先っぽが張ってくるように少し痛痒い。

それが変な気分にさせてくれる。変な気分じゃなくて、体がおなかの中が熱くなってくる。





あああ、私も淫乱ていう言葉にあてはまるのだろうか?

体が求めているのがわかる。

でも、お父さん以外の人とセックスをするのは久しぶりだ。なんとなく表向きで付き合ったクラスの男子とした時以来。

ちょっと後ろめたい気もする。





そして私の体を引き寄せて朋絵のお父さんの舌が私の口の中に入ってくる。

キスされると私は弱い。もう頭の中がトロントして、何も考えられなくなっちゃう。

また熱い液が太もに流れだしている。

今度はもっとねっとりとしている。





「美奈子ちゃんもH好きなんだね」朋絵のお父さんが私のあそこから流れ出る液を割れ目からすくうようにして指につけてそれを口に入れた。





下の方で朋絵の口からじゅるじゅるとした音が早くなっていく。のどの奥まで押し込んでいたのをほほのとこまでに止めていた。もう少しで出てくるのを待ち構えているようだ。





「朋絵もう少しで出るぞ」

朋絵のお父さんがそう言うと、朋絵はくわえたままこくんとうなずいた。

「ああ、逝くぞ……逝くぞ」といいながら朋絵の口の中に射精しているのがわかる。





本当の父親と娘がこんなことを目の前でしているのに、それを見ている私は何の違和感もなくその射精する姿を見つめていた。





多分相当の量の精子が出ているんだと思う。ゴクンゴクンと朋絵の喉が鳴る。

そして口の中にため込んだ精子をキスをして私の口の中に流し込んできた。





あの独特の香りと少し苦い感じがする精子。嫌いな味じゃない、でもいつも飲んでるお父さんの精子の味とは少し違うような気がする。でも嫌じゃない。





朋絵の口からまだ流れ込んでくるプルンとした精子を、ゴクンゴクンと私は飲み込んだ。





『第14話 うちの家族はおかしいのか? その8』





「どうぉ? うちのお父さんの精子は」

「うん、別に嫌じゃないよ。でも、味ていうか、感じが違うんだね」





「そうなの。私お父さんのしか……あ、そう言えば」

朋絵はちらっと私の方を見て。あ、あのことね。私はそこまでやってなかったけど、朋絵と沙奈枝はやってたんだよね。そのことは内緒。





「なんだ、二人して。何かあるのか?」

「別にぃ。美味しかったてよお父さんの精子。まだまだいけるでしょ」

朋絵はお父さんの袋をさすりながら言う。

そうするとまたむくむくと大きくなる朋絵のお父さんのもの。





「ああ、まだまだいけるぞ!」といいながら立ち上がり、私の方に大きくなったのを差し出した。

「今日はお母さん、美奈子のお父さんからおなか一杯もらったみたいだから、私達に一杯お父さんの頂戴ね」

「へぇそうなんだ。じゃぁ、美奈子ちゃんにお返ししてあげないといけないな」

「えっは、ほどほどにお願いします」

「もう、美奈子の中にパンパンに詰め込んであげて。お父さんの精子」

「おいおい、もしかして生でやるのかよ」

「いいじゃん生で行こうよ」





「孕んだらどうする?」

「そうしたら私と一緒に孕ませる?」

「朋絵ならまだしも、美奈子ちゃんは望んでいないよな。俺の子なんて」

「………私が産む子は。私のお父さんの子以外ありえません」

「だよなぁ―、ほれみろ朋絵」





そこにこっそり、聞き耳を立てていた朋絵のお母さんが

「アフターピル。あるよ」とガラッと扉を開けて言いに来た。





「何よお母さん、ずっとそこにいたの?」

「えへへへ、だってぇ―、気になるじゃない」

「んっもう―。でもアフターピルで妊娠阻止できるんだったら、生でもいいんじゃない。どうぉ、美奈子」

「う――――――ん。いいのかなぁ」

て、悩むんで見てるけど、実際中学生がこんなことで悩んでいいんだろうか? なんかちょっとおかしくなってきた。





まぁうちの家族も変だけど、朋絵の家族も世間から見たら異常な家族だよね。

その異常な私たちの3家族をつなぎ合わせる計画。それが私達が望む家族の在り方なんだよね。

それに今日はなんだか、抱かれたい気分満載なのに、それをお母さんにゆずちゃったから、私も楽しんでもいいよね。……お父さん。





でも抱かれるのは、同年代の男性じゃない。お父さんとなじ。

友達のお父さん。お父さんには変わりはない。

と、自分で都合のいいように感情をそらす。





3人ともお風呂を出て、とりあえずはくつろいだ。下着は朋絵のを借りた。

でもさすがにブラは合わないから、ノーブラ。

こんばんはここに泊りになることはもう決定済みのようだ。

クーラーの効いた居間でジュースを飲んでいても、なんだか胸がドキドキしている。





「ねぇ美奈子緊張してんの?」

「えっ、そんなしてないわよ」

「そぉ、でもなんか落ち着かないようだけど。1本吸う?」

たばこを差し出され、そのたばこを口にくわえて、火を点けた。

ふぅーと、煙りを口から出すと、なんだか少し気分が別な方向に向いていく。





罪悪感はほとんど感じられない。どんな感じに抱かれるのかそんなことをボーとしながら頭に浮かんでいく。

やっぱり私って、ホントセックスのことになると別な自分が出てきちゃうんだ。

……もしかして、お母さんもそうなのかなぁ。





他の人に抱かれるのは、罪悪感と背徳感。罪悪感はわかるけど、背徳感ていうのは実際のところどんな感じなのかは言葉の意味はあまりよく感じ取れない。

でもまさに今この現状がその感じなんだと思う。

時計は午後11時をもう少しで示そうとしていた。





「ねぇお父さん、そろそろ行こうか」朋絵がそう言うと「そうだなと」朋絵のお父さんが返した。

私達3人は寝室へと入っていく。

入るとすぐに裸になってベッドの上に座った。さっきまで裸でいたんだから、別に恥ずかしさはないけど。やっぱり胸ドキドキがまだ収まらない。





「それじゃ最初に美奈子を責めちゃおう」

「えっ、嘘、私が先なの!」





有無を言わさず、朋絵のお父さんんがキスをそっとしてきて、私の頭の中はまた溶けていくように何も考えられなくなっていく。





ああああああ、なんだか気持ちいぃ。





『第15話 うちの家族はおかしいのか? その9』





朋絵のお父さんはとてもやさしかった。

お父さんも私のことはやさしくまるで壊れ物のように丁寧に触ってくれる。





始めのころは、お互いに緊張しすぎて、とても疲れたのを思い出す。

それでも、とても私は幸せだった。

なんだかあの頃のことを思い出してしまう。





そっと胸の先を朋絵のお父さんの指がお風呂場の時のようにこねこねとする。次第に乳首が固くなって、つんと立ってきているのがわかる。

なんかほかの人にこうして触れられるのは、とても興奮する。





「本当にやわらかいね。美奈子ちゃんのおっぱい」といいながら今度は舌のざらついた感触が乳首を刺激した。

「あっ、うっ」とぞくっと来る感じに声が漏れる。

もうこれだけで完全に出来上がってしまった。





また、あそこがじんじんと熱くなる。





「お父さん中学生二人も相手出来るなんてもうないかもよ」

「そ、そうだな」ちょっとためらい気味に答えた朋絵のお父さん。

そう言いながらも手は私の割れ目に届いた。





もうすでに固く隆起しているクリトリスをあふれて出している愛液をなじませながら、触れると、刺激が体に走る。

「ああああっ、うっっ!」

今度は強く刺激された。

もう、全身が痙攣している感じ。もっと、もっとこの感じが強く欲しくなる。





「感じすぎじゃないの美奈子。そんなにお父さんてテクニシャンだった?」

「どうだか? でもうれしいよこんなに感じてもらえると」

「もう、変なことあ、だめ、そこ、強く……もっと強くほしい」

もう言葉が出ない。

そうしている間に今度はそのクリトリスに舌が這う。





指とは違う感じが伝わってくる。自分でもわかる。どんどんと液が、あふれ出ているのを。

そのあふれ出ている私の愛液を、まるでおしっこを飲んでいるかのように飲んでいる朋絵のお父さん。

そして「もういいだろ」と言われ、こくんとうなずいた。

両足を広げられて、私の割れ目がぱっくりと口を開いた。

そこにあの大きくて熱いのが、ゆっくりと入っていく。





「ああああああああ! うううううううううううううっううう!!」

押し込まれるようにおなかの中に入っていく感じが、お父さんのものとはまるで違う。

もうすでに、意識がそれだけで吹っ飛んでしまいそうだ。





「痛くない?」

「だ、大丈夫です」

「じゃぁ動くよ」

「はいお願いします」





中で動き始めると、その刺激がまた私の体をどこかに連れて行ってしまう。

正直もう何回か逝っていた。

でも、続く刺激に体は応えていく。





「だめ、もう私、逝っちゃう」抑えきれない、大きな壁が崩壊していく。その崩壊していく壁を私はもう抑えきれない。

「あ、……ど、どうなってんのぉ! あうぅぅぅぅぅぅぅぅ! 逝っちゃう逝っちゃう。逝っちゃうよう!!」

自分ではわかんなかったけど、まるで叫び声のような声を上げていたらしい。





「こっちももう限界だ。中にいいね」

そう言われて、何も反応することができないまま、おなかの中でびゅっと、出てくるのを感じた。

始め、の出てきた感じから続々とおなかの中が満たされていくこの感じ。





中で溜まっている。本当におなかの奥の方まで沢山いきわたっている。

あああああ、なんだか、出来ちゃいそう。

本当に朋絵のお父さんの子がこのおなかに出来ちゃいそう。





もうどうでもいいや。そんな感じ。

頭が何も考えるなって。





やっぱりコンドームつけている時とは違うんだよ。出てくるもの入ってくるものを受け止める。これが本来の役目なんだよね。





ああああ、これがお父さんだったら。……私は間違いなくすべてをこの体でこのおなかで受け止めていただろう。そして、絶対受精する。





ああ、お父さんが恋しい。





そして私ははっきりと、再認識する。





やっぱり、お父さんを愛していることを。

どんなことがあっても。…………私はお父さんの子を生みたい。





そう強く思った。





『第16話 うちの家族はおかしいのか? その10』





その夜はもうメチャクチャになるまで、朋絵のお父さんと、朋絵に犯された。

犯されたといえば犯罪ぽくなるから。楽しんだ。といった方が正解。





あああ、今までこんなセックスしたのは初めて。

ハマりそう。





中学生でもうこの快楽にはまっちゃった。先の就職は――――――AV女優。いやいや女優ていうほど可愛いくはないから。ソープ嬢か! て、なことを考えてしまって苦笑する。





でもさぁ、やっぱりほかの人とこういうことするのはなんか気が引けるというか、ま、朋絵のお父さんはなんか気を許してしまうけど。したくない。

――――――やっぱり私達はこの3家族を一つの家族につながないといけないんだ。

多分さ、私も朋絵も沙奈枝も自分のお父さんのことは本当に好きだけど、もし、入れ替わりして、セックスを楽しむんだったら、”やってる”んだろうな。





ぐったりとした体に、ここちいい疲労感? 私と朋絵は裸のまま抱き合って眠ってしまった。

朦朧とした意識の中、アフターピルだけはしっかりと飲んだ。

多分これで朋絵のお父さんの子は妊娠しないで済むだろう。





朝目覚めると、朋絵が私の顔を見つめていた。

「おはよう美奈子」

「お、おはよう朋絵」

「あははは、何そんなに恥ずかしそうにして。どうだったお父さんとのセックスは?」





「まだ、あそこに何か挟まっているみたいな感じがする。なんか変な感じ」

「おや、美奈子さんは処女でしたか? 初体験でしたか? 初めての後ってそんな感じだったよね」

「もう、朋絵。いじめないでよ」

「なははは、さ、起きよっか」

「あ、うん」

二人でベッドからでて、下着をつけた。あとは着るものはまだない。私が着ていた服は洗濯してくれているから、まだ、乾燥ルームの中にあるみたいだ。

リビングに行くと、朋絵の両親が二人で珈琲を飲んでいた。





「おはようございます」とちょっと小さな声で言うと、朋絵のお母さんが「よく眠れた?」と返してきた。

「はい、とても」

「そうでしょうね、あんだけ頑張るんだもん。若いわよね、さすが」

にやりと笑うところがなんかジェラシーを感じる。





「先にシャワー浴びてきなさい二人とも。その間に朝ご飯準備しておくから」

「ふぁぁい」とまだ眠たそうに返事をする朋絵。

二人でさっと、シャワーを浴びた。

洗濯してもらった私の下着と服も乾いていた。





「今日はこれからどうするの?」

朋絵が私に聞いてきた。

「特別用事はないんだけど、とりあえずはお家には帰らないと」

「そうだね。でもさ、なんか言われるかなぁ」

「どうだろ、わかんないけど。でも私隠しておくつもりはないけど」

「お、なんか度胸座ってんねぇ美奈子は」





「そうぉ?」

「修羅場にならないことを祈るよ」

「っはぁー、そんなこと言わないでよ帰りたくなくなるじゃないの」

「あはっは、ごめぇ―――ん」





用意してもらった朝食を食べて、早々に私は自分の家に帰った。

玄関の前で、ぴたりと足が止まり、ドアを開けるのをためらった。

どんな顔して二人に会えばいいんだろう。





もしかして、昨日の夜私は楽しんじゃったけど、二人はそうじゃなかったらどうしよう。

一瞬にして、いろんなことが頭の中に湧き出てきた。

こうしていてもしょうがないから、思い切ってドアを開けると、庭の方からお母さんの声がした。





「美奈子。早かったのね」

洗濯物を干しているお母さん。特別変わった雰囲気はなかった。いつものお母さんだった。

リビングに行くとお父さんが新聞を読んで珈琲を飲んでいた。





「お、美奈子。お帰り」と変わりなく。私の顔見てにっこりと笑ってくれた。

その姿を見て私は思わずお父さんい抱きついて、耳元でこういった。





「ごめんね、浮気しちゃった」





なんかもう私は、もう、お父さんのもであるんだという感覚になっているんだと。





―――――そうであることに幸せを感じている。





『第17話 3家族サークル その1』





その話は降って湧いたようにして出てきた。





「はぁ~、海行きたいねぇ」

「はいィ? 何よいきなり沙奈枝、そんなこと言って」





「いやぁ何ねぇ、この前さぁ、パパとモールに出かけた時になんか気になるていうか、よさげな水着見つけちゃってさぁ」

「パパに買ってもらったの?」

「あははは、美奈子、よくわかるねぇ」

「なんとなく」





「あああ、もしかして沙奈枝のパパさん、それ沙奈枝に着させてプレイしようなんて……」

「ちょっと待て朋絵! おニューの水着でそんなことはしないぞぉ! スク水だったらいいけど」

「スク水だったら? そっちの方がなんかエロイわぁ。そう言うのもやってんだ朋絵んとこは」

「えへへへへ」照れ笑いする朋絵。顔がちょっと赤い。





私がきょとんとしてると。

そのすきに朋絵がひょいと私のお弁当箱から卵焼きをつまんで口に「あむっ!」とほおばった。

「ああああ、この甘い卵焼きとっても美味しい。さすが沙奈枝のお母さんが作る卵焼きはいつの絶品ですなぁ」

「ああ朋絵、私の卵焼きぃ―。最後のお楽しみに取っておいたのにぃ」

「ごちそうさまでした」

「もう――――!!」ちょっとぷんとした顔をすると





「はい、アーんして」美奈子が自分のお弁当箱から、卵焼きをつまんで私の方に差し出した。

「あむっ」と、その卵焼きを口にする。

「美味しいい!! 美味しいよう美奈子」

「はいはい、それはようございました。私が作った卵焼きですけど、お口に合ったみたいで」





「へぇ、美奈子が作ったんだこの卵焼き。上手!」

「そうかなぁ。普通だと思うんだけど。でも料理は好きだから。……お父さんに食べてもらえると思うとうれしくて沢山作っやうのが困り者だね。この前もお母さんから、今日は何の日? なんて言われちゃった」





はぁ、美奈子はほんとお父さんラブだよねぇ。

まぁこの前の朋絵のお父さんとのことは聞いたけど、それ以来なんか前よりラブ度上がってんじゃないの?

「でさぁ、海いきたいぁ―いって言うけどさぁ。私達のお小遣いで行ける?」

「ひぇ―、現実をたたきつけないでよ美奈子。無理無理。いけるわけないじゃん」





「だったらまた稼ぐ? ”あれで”」

「あれって、あれでしょ。う―――――ん」と、考えてみたものの、”あれ”って援助交際のことで、ちょっと怖い目にあってたし、それにもう、知らないおじさんに媚び売るのはなんか嫌だなぁ。

「私はやんない!」美奈子はきっぱりと断った。

「そっかぁ。そうだよねぇ」

「う――――――ん」

「あのねぇ沙奈枝、あんたやる気もないんでしょ。それなのに悩んでいるふりしないの!」

「あれぇ、やっぱりばれてたかぁ」





「もうバレバレよ。やっぱ”あれ”はやめておこう」

こうんこくんと3人ともうなずいて、意思統合。

「でも私達ってお金稼ぐことも出来ないのがつらいよねぇ。ああ、これがさぁ、高校生くらいだったらバイトでもして、お金貯められるんだけどなぁ」

無理だよねぇ。中学生を雇ってくれるとこなんてないからねぇ。





現実直視! 厳しいねぇ。





それと私たちの計画にはまだ課題が残っている。

私のお母さんと朋絵のお父さん。朋絵のお父さんと美奈子のお父さん。この二つのカップルは成立しているんだけど、うちのお父さんと、美奈子のお母さんがまだくっついていないんだなこれが。





美奈子のお母さんも話によると、今まで付き合っていたセフレさんとは別れたみたいなんだけど、お互いにまだフリーであることは好都合。

なんとかこの状態のうちに、くっ付けないと!

ここさえ、完璧にくっついちゃえば、3家族サークルは完成するんだよねぇ。





でもなんかすごいこと考えるよ美奈子は。

その美奈子のお母さん。うちのおお父さんのとの接点がほとんどないっていうのが問題。

まぁ家族ぐるみでなんかこう一緒になることなんて、小学校の時の運動会とか、あと中学になってからは学校祭くらいだもんね。

私達部活もやっていないから、部活での交流もないしさ。





うちのお母さんと朋絵のお母さんはどうやってお父さんたちと関係を持つようになったんだろう。

これはお母さんから聞くしかないか。

ちょっと気が引ける気もするけど、あ、もしかして朋絵ならなんか聞いているかも?





「あのさ、朋絵」

「ん、何?」デザートで用意していたヨーグルトをスプーンで口に入れて、パクリと開いて口の中を見せた。

おいおい、それはかなり誤解を招くぞ! 学校じゃやばいぞこら朋絵!

ごっくん!とのどを鳴らして飲み込むと。





「えへへへ。」笑いながら

「どうしたのよ?」





「あのさ、朋絵のお母さんと美奈子のお父さんてどうやって関係持つようになったのか聞いている?」

「ああ、そのことね。聞いてるよ」





と、朋絵が言ったとき、私のスマホからメッセージの着信音が鳴った。

お母さんからだった。開いてみると……。





「やったぁ! 懸賞当たちゃったぁ!」





へっ? 懸賞?





「海山どちらでも楽しめる。天然温泉旅館無料クーポン券。ゲット!」





おっ! こ、これは……。





『第18話 3家族サークル その2』





「なになに、どうしたの沙奈枝?」

「なんかさぁ、お母さんからなんだけど、懸賞当たったんだって。ホレ」

と、私のスマホのメッセージを二人に見せた。





「あっ!」

「ほぉ―!」

「ねっ!」

「これって、もしかして……」

思わず三人の口がそろった。「使える!」

そんでもって、にまぁ―と顔をほころばせた。





「でも、これってもしかして1名様っていうのじゃないの?」

「ちょっと待って確かめてみる」すぐに返信で「これって1名だけ?」と送った。

ピコーン! 帰ってきたメッセージには。





「なんとご家族なら3名まで対象。うちは全員行けるね」

「だってよ」

「ほう―」

「3名様までかぁ―」

今度は3人そろって腕組みをして「う――――ん」とうなった。

「何とかして3家族うちらも一緒に行ける方法はないかねぇ、皆の衆!」

「そうだねぇ―」

朋絵と美奈子が口をそろえて言う。





そこでお昼休みの終わりのチャイムが鳴った。

「ああ、授業はじまちゃうよ」

「よし、それじゃぁ、これは課題だね」

「そうだね、何とかみんなで考えよう。私達が望む家族を作り上げるために」

「うん!」と三人で決意新たにうなずいた。





でもこれはチャンスだ。大きく前進できるきっかけになるかもしれないイベントだ。

唯一今繋がっていないうちのパパと美奈子のお母さんをくっ付けるのにはまたとないチャンスかもしれない。

そう言えば、友美のお母さんと美奈子のお父さんが付き合うきっかけ、朋絵知っているって言っていたけど。

これは聞かなきゃいけないなぁ。





ああ、そうだお母さんと朋絵のお父さんとのことももっと聞かないと。

でもさぁ、私達がっていうかさ、この計画をなんとなくカタチにしようとしていたのは美奈子なんだけど、それ以前に親たちがある程度付き合いがあったていうのもなんかありそうだよね。ありそうだって考えると元もこうもないんだけど、でも偶然か? それともこうなる運命だったのか?





授業なんか上の空。もうじき夏休み。

窓から眺める空が青い。

今年の夏休みが勝負だよね。





そんなことを考えあっという間に……いやいやポケッとしている間に従業が終わり、ホームルームでプリントが配られた。

進学進路希望調査。

「げっ!」そうだ。私達って3年生だったんだよね。て、何今更驚いてるんだ、私。

だからことを急いでいるんじゃない。





進路かぁ……高校進学?

赤ちゃんできたら高校行けないよねぇ。いや、別に絶対いけないて言う訳じゃないんだろうけど、赤ちゃん高校卒業までお預け?

う――――ん。どうかなぁ。





我慢できるかなぁ。

もしさぁ、赤ちゃんできたら、たぶん、私高校行かないね。





高校必ず行かなきゃいけないていうことじゃないからね。

ま、あの二人も同じかなぁ。

もしかしたら、私よりも先に孕んじゃうかもしれないよね。





「沙奈枝、沙奈枝」

「はぁ?」

「あのさ、その恰好ちょっとまずいよ!」

「何がぁ?」





「ニッちゃん切れてきたの? シャーペン”あれ”じゃないよ」

「へっ?」

気が付けばシャーペンでたばこ吸っている仕草をしていたみたい。





「まじ、ヤバ! 先生目点けていた?」

「別にそんな感じじゃなかったけど」

ほへぇ――――よかったぁ。

こんなことで目点けられたらそれこそ大変なことになっちゃう。

それ以上に私たちはもっと、大変なことをしようとしているのにねぇ――――――!





で、ことは動き始めちゃうんだよ。

あああああああ、やっぱり私達ってこの想いはとっても強いんだね。





運が味方してくれるんだもん。





私達の壮絶なる計画は、ものすごい強いファザコン愛がなせるものなんだから。





『第19話 3家族サークル その3』





家に帰ると、今日はお母さんがいた。

有給取って休みにしていたらしい。





「珍しいねぇ、お母さんがこの時間家にいるの」

「そうぉ、たまにはね」

「朋絵のお父さんとデートでもしてきたらいいのに」

ここはあえてデートといった。





「あははは、無理よ、だって普通は仕事中じゃない。ま、でも意外と外に出られる人だから呼べば会えるかもしれないけどね。でも今日はそんな気分じゃないから」

「ふぅ―ん。そうなんだ」と鼻で透かすように流した。





「それよりもさ、温泉旅館。どうする? 行くでしょ」

「うん、行きたいけど。できれば朋絵と美奈子も一緒に行けたらなぁって」

「朋絵ちゃんと、美奈子ちゃん?」

「うん」





「う――――ん」とお母さんは腕を組んで、スマホを手に取って何かメッセージを送った。

すぐに返信が来た。

「うん、朋絵ちゃんのところは行きたいみたい」

そしてまた着信。

「おお、美奈子ちゃんとこもなんか乗り気だねぇ」

グループメッセージか? この3人お互いにこんなこともしていたんだ。





もうこの3家族見えないところで結構密になっているんじゃないの?

ま、でもなんかいい方向に向いているのは確かだ。

「て、言うことはさ、3家族で一緒に行けるっていうこと?」

「まだはっきとはしていないけど、たぶん実現できるかもね」

うんうん、なんか夏休み目前、いいことがありそうで今年は楽しめそう。





私が部屋に行こうとした時お母さんに呼び止められた。





「ねぇ、沙奈枝」

「何?」ちょっと粘っこい感じの目つき、これ、なんかあると瞬間的に感じた。





「あなたさぁ、本当にお父さんの子産みたいの?」

ぐっ! なんというダイレクトな問いだろう。

ちょっとためらいながらも……。





「うん」とうなずいた。

「でもそれは世間じゃ、いけないことだっていうのをわかっている?」

「わかっているよ」

こういう話をお母さんとするのはかなり勇気がいる。





お母さんがたばこを吸いだした。

お母さんも何かしら、緊張というのか楽しい感じじゃないというのはわかる。





「それで、ただ単に妊娠したいだけなの?」

「………そんなんじゃないよ。パパのこと大好きだし、私は本当にパパとの間に子供が欲しいと思っている」

「産んだ後はどうするの? ちゃんと育てられるの?」

そう言うことを聞かれるのは覚悟の上だ。





「育てるよ」





「あなた来年は高校行くんでしょ」

「もし……赤ちゃんできたら、私高校にはいかない。ちゃんと育てるから。お母さんには悪いとは思う。だって………だって………」





あれ、ぽたぽたと涙が床に落ちているのを目にした。

私泣いているんだ。どうして?





そんな私をみつめ、お母さんは。

「本気なのね」

「だからこの前言ったよ。私は本気だって」





「全くもう、あんたは一度思ったらあきらめの悪い子だったもんね。私に似たのかしら」

なんだか、自分にあきれるように、もう1本吸いだした。





「それじゃさ、これはもうあなたの母親としてじゃなくて、同じ女として聞くけど。もし、私も子供出来たら、その子をあなたは受け入れてくれる?」





「パパとの子?」





お母さんは少し間をおいて、「あなたがあの人の子を産むんだったら、私は、直哉(なおや)さんの子を産むわ」





えっ! な、なんだ! この展開は。もしかして、私達が動かなくても本当は裏で、なんか動いていたの?

でもさ、なんとなくわかるような気がするんだよねぇ。多分さ、お母さんパパのこと嫌いになったとかそう言うんじゃないと思うんだよ。朋絵のお父さんと関係しているうちになんだろこれって、湧き出てくるんだよね。この人の子供が欲しいっていうのかさ。……そんな感情がね。





好きだけじゃなくて、体が求めてきちゃうんだよ。

女の性……ああ私本当に中学生なのかなぁ。自分でもなんかわかんなくなっちゃう。





私ははっきりといった。

「うん、そうしたら、私の姉弟だね」

お母さんはたばこをすっと、私の方に差し出した。そのたばこを受け取り1本吸った。





「ほんと私達いけない女だね。そして親子だね」





「本当にね」とお母さんは苦笑いをしていた。





『第20話 3家族サークル その4』





お母さんと話をしてから私は部屋にこもった。





なんとなく、お母さんと顔を合わせるのが気が引けた。

「覚悟の上」鏡に映った自分の顔を見つめながら言う。





そうだよ、ただの興味だけで私達はお父さんの子を産もうとしているんじゃないんだよ。

本気なんだよ。好きとか愛とか、そう言う言葉なんかもうとっくに飛び越えているんだよ。





そのレベルだったら多分、セックスしているだけで、満たされちゃっていたかもしれない。

それ以上のことを望んではいけないとリミッターがかかっていたかもしれない。でも……。

それを超えちゃったんだよ。





欲しくなると、どうしても欲しくなる。あきらめの悪い子。いけない子。

そしてそれをなんとなく黙認してしまった、いけない母親であり、お父さんの妻。





私は罪な子供。

そうだよね。





この家庭を壊す気なんて絶対にない。都合がいいことだってわかっている。だからこそ、お互いに、この想いを成し遂げたいから協力していくんだよ。理解してもらいたいんだよ。

なんとなくキッチンの方に出てみるとお母さんが夕食の準備をしていた。





「今日は早いね。もう夕食の準備?」

「そうね、なんとなくね」

「手伝うよ……」

「珍しいわね。あなたからそう言ってくるの」





なんとなく親子というよりはもう、一人一人の女として……対等だとは言えないけど、私を自分の娘としてじゃなく、一人の女性として見られているような感じがした。

逆にそれがなんだか、気持ちいい。





「あのさ」

「なぁに?」お鍋の中を見つめながら、お母さんは応えた。

「朋絵のお父さんとはどんなきっかけだったの?」

ゆっくりとお母さんの顔がこっちを向く。





「聞きたいの?」

「――――うん」

「そっかぁ、でもちょっと恥ずかしいかな」

またお鍋に顔を向けて言う。





「実はさぁ、朋絵ちゃんのお父さん、直哉さんとの前に付き合っていた人がいたんだぁ。パパにはこれ絶対に内緒ね。直哉さんとのことはもういいんだけど。その人さぁ、大学の時に付き合っていた元カレだったの。





別れてすぐにパパと知り合って、付き合うようになったんだけど、結婚してからしばらくたって偶然で会っちゃったんだ。そのころ、仕事もうまくいかなくてさ、パパも今の会社じゃなくてとても忙しくてさ」





「お母さん寂しかったんだ」

「ふぅ、そうね、たぶん寂しかったんだと思うし、誰かに甘えたかったんだと思う」

「パパには甘えられなかったの?」





「あははは、甘えてたよ。めちゃ! でもねぇ、なんか満たされなかったていうかさぁ―、たぶん私欲張りなんだと思う。パパにもっと、もっと、甘えさせてもらいたかったんだけど、これ以上パパに求めたら、だめになっちゃうんじゃないかなって言うところまで求めようとしていた。そこにさ、その彼が表れちゃったんだ」





「で、その元カレさんと寝たんだ」

「――――――う、うん」お母さんの顔が少し赤くなった。





「お母さんて結構経験あるみたいだね。いろんな人と」

「あ、そこに触れちゃうわけ? でも否定できないかも」

「なははは、やっぱり」





「そう言うあなただってそうでしょ」

「へへ、ばれてるもんね」





「やっぱり、私の血が強かったのかしら。はぁ―」





「そうかもね」





『第21話 3家族サークル その5』





コンロの出力を弱めて、お母さんは、食卓テーブルの椅子に腰かけてたばこに火を点けた。

「ねぇ、このお野菜皮むけたよ」

「じゃぁ、そのままにしておいて、あとは大丈夫よ」





私も椅子に座って、じっとお母さんを見つめる。

「はいはい、どうぞ」と言いたばこをくれた。





私がたばこを吸う姿を見ながら「ほんと中学生には見えないわよね」

「ごめんねぇ――――」





「ほんとよ! ブラも私と同じサイズだなんて、そう言うところの成長は早いんだから」

「だって仕方ないじゃん。そう言う体に産んだのは二人だよ」





「う―――――ん。言い返せないから悔しいんだけど」とは言うけどにっこりとしていた。

もうここまで行くとやっぱり女同士の会話だ。





なんかお母さんっていうのが変な感じになる。いっそ名前で呼んだ方がしっくりきそう。

友香さん? 友香ねぇさん? ねぇさんじゃないかぁ。でもなんか姉のような感じにもなれるところがいい感じ。





試しに……。

「でさぁ、その元カレさんと朋絵のお父さんと、どうやって繋がるの? 友香ねぇさん」

「へっ! ねぇさん?」

結構恥ずかしかったりする……お互いに。





それでもお母さんと呼ぶよりも近親感は湧くし、ちょっとドキドキして楽しい。

それにお母さんもちょっと照れているけど、なんか嬉しそう。





「結婚迫られちゃったの」

「えっ! 結婚って。パパと別れて結婚するっていうこと?」

「まぁ、そうなるけど、あなたが小学生のころだった」





あ、そう言えばお母さんとてもふさぎ込んでいた時あった。あの時かなぁ、そう言うことになっていたの。

「でね、仕事もうまくいかなくなってさぁ」





ポンポンとたばこの灰を灰皿に落としながら。

「由紀子(ゆきこ)に相談したんだ。こんなこと相談できるのは、由紀子くらいしかいなかったから」

「朋絵のお母さんに?」

「うん、由紀子は高校の時からの付き合いだから、お互いに何でも話せてたんだよねぇ」





「ありゃ、朋絵のお母さんとはそんなに長い付き合いだったんだ」

「あれ、知らなかったの?」

「知らなかったよ友香ねぇさん」





まだちょっと、ためらいがお互いにあるけど、でもねぇさんで押し通したい。だってなんか反応が可愛いんだもん。





それでも何も言ってこないからいいんでしょ。





「で、どうなの?」催促! そしてもう一本たばこをくわえて、火を点け「ふぅ―」と煙を吐く。





「まぁねぇ、直哉さんも知らない人じゃないし、話が直哉さんにまで行って、いろいろと相談に乗ってくれたんだぁ。で、さぁ。由紀子も浮気しているの知っていたし……」

なんかまだ隠している……多分。それだけじゃないような気がする。





ちょっとたばこの煙を深く吸って、肺には入れないようにしているんだけど、もろ肺まで入っていくのがわかる。

ちょっと変な気分になりつつある私。ノーブラだから、乳首が立ってきているのがわかっちゃう。

それでもその言葉を言った。





「友香ねぇさん。もしかして、元カレさんの子孕んじゃってたの?」





ぴくんと体が反応した。

「―――――うん」と、うなずいたよ。





マジかぁ―!

「パパには絶対に言えないけど」

「言わないよ」

暴露されてくるうちの家庭の秘話。





ああ、やっぱり、私はこの人の子なんだ。

でもなんかちょっと不安になった。私って本当にパパの子なの?

もしかして……。

余罪はまだありそうな気がする。だからこそそう言う疑惑が浮かび上がっちゃうんだよね。

でも、もしかしたらこの時ってうちの家庭。夫婦の危機だったんじゃないのかなぁ。

よく持ちこたえたよ。





「でさぁ、おろしたの、その子」

「うん……まぁね」





「そっかぁ」

大体なんとなく推測は出来てきた。





「あ、言っとくけど、直哉さんとの関係は由紀子公認だからね。由紀子だって明人さんと出来てんだし」

「知ってるよ」

やっぱり私達の想いは出来ていたのか。

この関係を何とか完結させたいよ。

私達の親ありて、この子たちありってね。





「ところでさ、朋絵のお母さんと、美奈子のお父さんはどうやって?」





「ああ、あそこは最初っから繋がっていたのよ」





「はへっ?」





『第22話 3家族サークル その6』





最初っから繋がっていたって?





なに?





きょとんとしている私に。

拓海(たくみ)さん、高校の時から由紀子と付き合っていて、いったん別れちゃったんだ。で、その間に拓海さんが付き合ったのが美奈子ちゃんのお母さん尚子(なおこ)さん。でさぁ、付き合っているうちに出来ちゃったんだよねぇ、尚子さんのおなかの中に」





「それって美奈子なの?」

「だねぇ―」

「でもさぁ、由紀子のあの性格と性欲の強さというか、執念深さはなんというか……」

苦笑いをするお母さん……いやいや友香ねぇさん。





「よっぽど拓海さんとセックスの相性が良かったんだろうね。隠れて付き合っていたんだよ」

「はぁ―」とため息のようなものが思わず漏れてしまった。





なんだ? と、言うことはさ、朋絵のうちがなんか中心的になっていて、昔からの付き合いがあってさ、お互いに楽しんでいたということなんじゃないの?

う――――ん。うちたちの親って意外と自由なんだ。

あ、そうなるとやっぱり美奈子のお母さんとうちのパパとの接点が外部的になっちゃうんだ。だから関係がなかったということか。





「でさぁ―、美奈子のお母さんとパパをくっ付けちゃったら友香ねぇさんは嫌?」

「う――――ん。それ、そのまま沙奈枝に返したらあなたはどう答えるの? それこそヤキモチ妬かない?」





「ふむぅ――――。正直さ、パパを独占したいなぁって私だけのパパであってほしいていう気持ちがないといったら嘘になるけど、でもパパは私のことも愛してくれているし、友香ねぇさんのこともちゃんと愛しているんだもん。その気持ちに偽りはないと思うけど」





「はぁ―、成長しているのは体だけじゃないっていうことね。沙奈枝」

「そうかなぁ、たぶんこれが私の本音」





「そっか、私はお父さんが尚子さんと関係を持っても多分何も言わないと思う。だってあなたが今言ったことが私の気持ちでもあるからね。それに私だってそう言う気持ちでいるよ」





なんか気持ち的にも複雑な気持ちになるけど、構図もかなり複雑。かかわりも複雑。

でもさ、見方によってはとてもシンプルなのかもしれない。

ま、何はともあれ、美奈子のお母さんとパパが関係を持ってくれれば、下地は出来上がるわけだ。





そこで今回友香ねぇさんがゲットした温泉旅館宿泊券。

これがものすごい意味を持つということなのだ。

このイベントをきっかけにパパと美奈子のお母さんをくっ付けちゃおう。





ホント振ってわいたようなチャンス到来っていう感じだね。

にまぁ―と笑う私の顔を見て友香ねぇさんは。





「ああ、あなた何か企んでいるでしょ」

「わかる?」





「この宿泊券で二人をくっ付けるとかね」

「そうそう、そう言うこと。だから友香ねぇさんと朋絵のお母さんにも協力してほしいんだ」

「そう仕向けるように?」

「そうだね」

またにまぁ―と笑い、たばこを吸った。





ああ、なんだかこの夏はほんと充実しそうだ。充実しすぎて高校進学どころじゃないね。

友香ねぇさんもたばこに火を点け、お互いに顔を見合わせて二人でにまぁ―と笑う。





ああ、もうほんと親子の枠なんか飛び越えちゃったね。





「早くさぁ、3人のお母さんのおなかに出来るといいね」

「頑張るかぁ――――!」





「もう今はピルも飲んでいないんだよねぇ」

「えへへ、そうだよ。いつ出来てもおかしくないよ」





「ま、友香ねぇさんたちの場合、自分の旦那か、それともそれぞれの相手の子かわかんないけどね」

「あはは、精子、ミックスされちゃうから?」





「どっちが強いんだろうね」





「なんかあなたすごいこと言っていない?」





そんな友香ねぇさんの顔は、ちょっと赤かった。





『第23話 3家族サークル その7』





パパが帰ってきてから、お母さん――――なんだか、パパの前だと友香ねぇさんていうのがとても恥ずかしい。

またお母さんに戻ちゃったけど、そこはなんか察してくれているみたい。





いつものようにパパが帰ってくると私はパパにべっとりだ。

最近特にそのべっとり感は濃厚になってきている。





「あのねぇ、いくら何でもちょっとイチャイチャしすぎじゃないの? 沙奈枝。一応、妻が目の前にいるんですけど!」

「なはは、やっぱお母さんの前でチューは妬けちゃう?」

「べ、別にぃ――――」とちょっとぷんとしているところが何となく可愛いわぁ。





そんなにヤキモチ妬かなくたっていいよ。だって私はパパを独占しようなんて、本当はしたい気持ちもあるんだけど。しないから。安心して――――お母さん。





「でもさぁ、ファザコンもここまでくると本物だね」

あきれたように言うけど、本気なんだってば! もうファザコンだからじゃないんだよ。

でもさ、パパていう存在であって、一人の男性としていて。

この複雑なもどかしい気持ちは多分、本人じゃないとわからないと思うんだよね。





こうして、パパの中に抱かれていると、とても幸せなんだよねぇ。

「んもうぉ、私も甘えたい!」

おっと、ついに耐え切れなくなちゃったの、友香ねぇさん。





「なはは、限界だったんだ――――友香ねぇさん」





「ん? 友香ねぇさんって? なんだいつからお前沙奈枝のねぇさんになったんだ」

「えっ、はっ……ちょっと沙奈枝。お父さんの前だと恥ずかしいじゃない」

あ、思わず言っちゃった。





ああ、顔真っ赤にさせちゃってほんと可愛いよ。まだそんな顔できるんだ。

若いよなぁ……私もまだ若いけど……ん?





「ごめんでもなんか、そっちの方がもうしっくりくるんだよね。ちょっと恥ずかしいところもあるけど、なんかお母さんて言うのもね」

「へぇー、なんかお前らすごいなぁ。うちの家族仲いいっていう証拠なのかなぁ」

パパがなんか、安心したような表情で言う。





そんな安心したような顔しないでよパパ。うちの家族は仲がいいんだよ。世間でいう家族よりもっと仲良しで、濃厚な家族なんだよ。

とっても濃厚な家族。

私達だけじゃない。朋絵の家族も、美奈子の家族もそうなんだよ。

この3家族でもっといい大きな家族を作ろうよ。

私達がそれぞれのお父さんの子を宿せるように。





そしてパパはまじめな顔に変わった。

「友香」

「なぁに、あなた」友香ねぇさんはパパの横に座りその体を寄せた。





「友香、俺と沙奈枝がこういう関係になって。実の娘とそのなんだ、男と女の関係になっているのをお前は許してくれているのか?」

「何をいまさら。許すも何も、もうそうなちゃっているんでしょ。それに沙奈枝も本気なのは私も受け入れるしかないと諦めた……ううん、言える立場じゃないのはあなたも知っているわよね」

「まぁ、それは……な、なんていうか」





「だからって言う訳じゃないけど、私も由紀子も、そして尚子もこの子たちが描いた家族になれたらいいねって話していたのよ。本当はね、この子たちがこうなるような気はずっと前からしていたの。それに、私達のこの関係はこのままいけば、それぞれの家庭の崩壊を招くんだっていうことは、結果として見えていたことなんだもん。でも、正直言ってやめられないし、この関係を崩したくない。欲張りで我儘なのはわかっているけど」





なんか深刻な話になってきた感じがするけど、でもこれは多分二人の間では避けて通れないことだと思う。

いずれはこうやって……私がお母さんに対して話した時のように、パパにもちゃんと仲間になってもらわないと。私たちのこの家族が団結しないといけないから。





ちゃんと話をしよう。……パパ。





『第24話 3家族サークル その8』





ちょっとしんみりとした雰囲気になちゃった。

「もしさ、あなたが、この我儘を受け入れてくれない。理解って……そう言うことじゃないかもしれないけど、けぎらうのなら、……私は捨てられたっていいとさえ思っている」





「友香、お前そんなこと言うなよ。俺だって犯しちゃいけないことを自分の娘にしているんだ、それこそ俺も沙奈枝のことをもう自分の娘というよりは、一人の女性として見ていることに気が付いているんだ」





「………パパ。……あ、ありがとう」

なんだか、目が熱くなってきた。よかった。うれしい。そんな気持ちが体から飛び出しそうだった。





「うん、たぶんそうだと思ってた」

友香ねぇさんは下をうつむいて言う。





「私達3人とっても我儘なのね」

「ああ、そうだな。物すげぇ我儘な家族だ。でも本当に仲のいい家族だと俺は思うけど」

「そうだね」と言い、顔を上げた友香ねぇさんは涙ぐんでいた。





そしてパパが……「お、俺もそのなんだ。お前たちが計画している3家族親密計画とでもいうのかなそれに乗っかるよ」

「ほんと! パパ」

「ああ、もう沙奈枝のことも友香もことも、俺にとってはかけがえのない大切な人だ。失うことなんてありえないよ」





「拓海(たくみ)」

「パパぁ」

私たち二人はパパの体に抱き着いた。

パパのにおいが私の気持ちをまた高鳴らせてくれた。





「あ、そうだ、今日はもう一つ報告があったんだ」

「ああ、あれね」

「な、なんだよ!」





「じゃァ―ん! なんと海でも山でも楽しめる温泉旅館宿泊券。当たりましたぁ!!」





「お、スゲー!ほんとかよ」

「ほんとよ、ほら」友香ねぇさんは、パパに当選通知のメッセージをパパに見せた。

そのスマホを見て「あ、本当だ!」と言い、にんまりとした顔で。

「今年の家族旅行は決まりだな」と、言った。





実際家族旅行は2年ぶりくらいかな。中学に入ってからは行っていなかったから、パパも楽しそう。

「それでね今回、朋絵ちゃんと美奈子ちゃんのお家にも声をかけてみたの、どちらも行きたいっていう返事が返ってきているんだけど」





「それじゃ、3家族合同旅行か?」

「そうなのよ。そうなるといいなぁって思ってたら現実になっちゃった」

「そうか、それじゃ沙奈枝たちが夏休みに入ったあたりにでも行こうか、みんなの調整してくれるか?」

「ええ、いいわよ。もちろんよ」





やっぱりうちの家族は仲がいい。

じっとパパの顔を見つめていると。





「どうした沙奈枝?」

「ううん、パパ大好き!」また抱きついてキスをした。友香ねぇさん。パパの妻の前でキスをした。

舌を入れて私の唾液を押し込んで飲ませた。





体はずっとムズムズしていたんだぁ、でもそのムズムズを我慢していた。話がいい方向にまとまったせいかも。なんだか止まらなかった。

「おいおい、汗臭いぞ」

「いいよ、パパの汗のにおい。私好きだから」

パンツが湿っぽくなっているのがわかる。

あ、濡れてきちゃった。





ああああ、パパの味。美味しい。





そんな私達に友香ねぇさんは。

「ちょっとぉ―、今は夕食が先でしょ。ご飯食べてから!」

「ふぁぁい」と、止められてしまった。





「ご飯食べたら一緒にお風呂入ろ。ね、パパ」





ちゃんと予約はしておく私なのだ。――――あはははは。





『第25話 3家族サークル その9』





今日の夕食はビーフシチュー。お母さんが鍋を見つめていたのは中のお肉の塊。

お肉大きなお肉を一塊をそのまま煮込んでいる。





切ることもなくほろほろと崩れ行くまで煮込んだ、フォンの中のビーフ。





つきぞえのお野菜の皮は私がむいた。





真夏に熱々のビーフシチューを冷房の効いた食卓でいただく。

二人のグラスには深紅の赤ワインが注がれている。そして私のグラスにも同じ色の……赤ぶどうジュース。

たばこは吸うけど、私はお酒は飲まない。

少し飲んだことはあるけど、今はいいかなっていう感じ。だからお酒には興味はないんだ。





「うまいなぁ」パパがうなるように言う。

「そうぉ、ありがとう」褒められてうれしそうに答える友香ねぇさん。

なんかいいよねこう言う感じ。





でも本当に美味しかった。久しぶりだ……いつもこんな料理を食べているわけじゃないんだけどね。

ゆっくりとした時間がながれ、パパはボトルに残ったワインを食後もソファに座りながらタブレットを眺めながら、飲んでいる。





そのタブレットを除くとずらっと流れ込んでくる英文字。

パパの会社は外資系。日本だけど、パパ曰く、会社の中は日本じゃない。あそこはアメリカだ。て、言っていた。

パパが英語に強いせいかもしれないけど、英語は得意だ。

成績は悪くはない……よ。





私達3人とも学校では勉強はまじめに受けている。

3人とも学年では成績上位。いつも私達3人がランキングを占めている。

その中でも英語に関しては私が1番なのだ。





ちなみに、TOEICでなんと中学生で七百点台を出したのは、学校中でも教師の中でも注目を浴びた。

日常の英会話や文章などは問題なくこなせるというか理解できる。

だから英語の授業の時は、先生は私のことはほとんど無視状態。

逆に刺されるのを怖がっているみたい。





友香ねぇさん。お母さんも実は英語にかかわる仕事をしている。

そう、私の両親は英語圏の人たちなのだ。





朋絵のお父さんはIT系の会社の社長さん。自分で立ち上げた会社今では急成長している。

だから何だろうね朋絵は数学系は得意。

そして美奈子のお父さんは大学の研究室に勤務する学者さん。

これまた親の影響何だろうね。理学系は美奈子にはかなわない。でもね、実は美奈子将来の夢があって、将来小説家になりたいんだって。





だから文系の勉強も一生懸命にやっている。

私は正直日本語、国語なんかは超苦手だから、美奈子に教えてもらっている状態なんだよ。





そんな私達、表向きはとても優秀でいい子である。と、自分で言うのは恥ずかしい。

そんな私達がこんな世間では理解してもらえないようなことを望んでいるなんてどこの誰もが想像すらしていないだろう。





それに、パパの子を授かったら……ううん、必ず私は産むけど。高校なんて行ってられない。

高校進学よりもパパの子を産むことが私の人生にとって最も重要なことなんだから。

世間から、白い目で見られてもいい。もしかしたら社会的に弾かれてしまうかもしれない。





それでもその覚悟は私は出来ている。

それに……私には家族があるんだ。





将来は3家族が一つの家族にまとまって生きていければ。このおなかの中に宿る子が立派に生きて行ける環境を作るのが私達の役目なんだから……。





「ねぇ、お風呂早く入ろうよ」

友香ねぇさんが、お風呂の支度を終えて呼びに来た。





「ああ、そうだな。沙奈枝、一緒に入るか?」

「うん、早く入ろパパ」

「え―、沙奈枝だけ? 私も一緒に入っちゃダメぇ?」





ええええ、3人で入るのぉ? もしかして温泉旅館旅行の予行練習?





まっそれもいいか。と、そのあとの展開が気になるんだけど。





も、もしかして……3P。家族水入らず?





『第26話 3家族サークル その10』





3人でお風呂に入るのは、たぶん私がまだ幼いころに、たまにあったかどうか、そんなくらいにしか記憶にない。

それが今、これだけ成長した私と一緒にお風呂に入るというのはお初なことだ。





まじかに見る友香ねぇさんの裸。

実の母親といえ、きれいな体をしていると思う。ああ、私も年をとってもこういう体でいたいなぁ。





「何よ、そんなにじろじろ見られるとちょっと恥ずかしいじゃない」

「ええっと、きれいだなぁって」

「全くもう、若さには勝てません。あなたの方がまだまだこれからなんだから」

「そんなことないよ! だってほら、おっぱいだってこんなに張りがあるんだもん」





さわっと友香ねぇさんのおっぱいの触れた。えっ! ものすごくやわらかい。

プルンと弾かれるように揺れるおっぱい。





「もう、いきなり何するのよぉ。お返しするよ!」

私のおっぱいももまれた。





「わぁ、沙奈枝、あなたのおっぱいって弾力すごいわねぇ。これが若さっていうのかしら。もしかしてまだ大きくなろうとしているの?」

わざとらしく乳首の先をつまんで友香ねぇさんの指から力が伝わる。





「あっ! うっ」

思わず声が出ちゃう。乳首ものすごく弱いんだよねぇ。





「もう、これだけでこんなに乳首勃起させちゃって、逝けない子ねぇ」

「そんなこと言ったって体が勝手に感じちゃうんだもん」





固くなった乳首の先をつまんで、ぐにゅぐにゅとこねられる。「うっ、 ああああ」声をできるだけ出さないように我慢していても漏れてしまう。その口をふさぐようにとろんとした目をした、友香ねぇさんの唇が私の唇と重ね合わさる。





体をだきかかえられて、肌が密着する。

ああ、何だろう。こうして肌が触れ合うだけでとても気持ちいい。





口の中に熱い舌が割り込んでくる。パパの時とは違う何かいけないこれ以上進んではではいけない、という罪悪感が湧き出てくる。





女同士なのに、親子なのに、この人にも愛されたいという感情が芽生えてくる。

朋絵と美奈子とも、キスをしたことはあるけど、全く違う感じがする。





友香ねぇさんの唾液がたくさん流れ込んでくる。それを「ゴクン」と喉を鳴らして飲み込んだ。

お返しに私の唾液も友香ねぇさんの口の中に流し込んでいく。その唾液を吸いだすように、自分の口の中に入れ、飲んでいく。





お互いの舌が触れ合うたびに感覚が、何だろう、興奮というのではなく、頭の中で溶けていく何かを感じている。

もう、太もものあたりまで私の割れ目からはお汁が垂れ流れているのがわかる。





「ほんと、感じやすいんだね沙奈枝は」

その目はもう母親の目ではなかった。





一人の女が私をかわいがる。手の打ちの中で、やさしく弄ばれているのがわかる。





「二人とも親子レズの企画は今日はないと思うんだけどな」

パパが私達を眺めながら、ぼっそりという。





「あっ、ごめんねぇ。なんとなくノリでここまでやちゃったぁ」

まるで、同年代のように無邪気に話す友香ねぇさん。それが別にやらせのようにではなく普通に見えちゃうから、恐ろしい。

本当にこの人は、私を生んだ母親なのだろうか。

もしかしたら、少し年の離れた姉妹であるのではないかと、本気で思えてしまうほどかわいい。





ああ、私はこの人の子でよかった。この人から生まれてきてよかった。

変な感情。ううん、いとしい愛情が湧き出てくる。

もしかしてこれは、……母親としての愛情と似たものなのか。





セックスをすれば、するほど、感じて気持ち良くなればなるほど。パパに抱かれれば抱かれるほど積み重なるように、そんないとしさが私を包み込んでくれるような気がする。





「仲間外れにしちゃ、かわいそうだよね」

そう言いながら友香ねぇさんは、パパにキスをした。





そのキスをする姿は美しい。





これが大人の色気なんだ。





『第27話 3家族サークル その11』





し、しかしだ、こういう状態になって思うんだけど、うちのお風呂は3人で入るには狭い。

パパと二人で入るくらいが精いっぱい。





これ、もしさ、もっと広いお風呂だったら、たぶんお風呂プレイが続発しそうなんだけど。

だって、お風呂でセックスすればシーツを汚すこともないし、取り換えることもしなくていい。何より、べとついた……いやいや、汗ばんだと言っておこう。

その体もその場でさっぱりできる。





はっ、いったい私は何を考えているのか。もう、二人で体を触れ合わせながらいちゃつくその姿を目にしながらも、窮屈だよ。っていうのが先立つ。





「ねぇ、お風呂場じゃもう限界じゃない?」

「た、確かに……」

友香ねぇさんは、はっとして我に返る。





「体洗って寝室行こうか」

寝室。なんとも今聞くといやらしい場所のように聞こえるのは私だけだろうか。

パパとのセックスはいつもパパのお部屋でしている。





あ、うちはパパと友香ねぇさん、一緒のお部屋じゃないんだよ。お互いにうちでも仕事しているから、書斎的な使い方もしてるんだよね。

だから、寝室というかお部屋は別々。





でも、たまに、一緒にいる時があるのを私は知っている。それがどちらの部屋なのかはその時で変わるんだけど、でも、その時ってセックスしているんだというのはわかっている。

そう言う時はこっそりと、自分の部屋にいて想像しちゃうんだ。





そうすると指が勝手に私の割れ目の皮をめくるんだよ。

でもそのあと、どうしても欲しくなっちゃう。

オナニーってなんだか終わった後、空しさだけが残る様な気がしちゃう。





ううん、余計にパパの温もりが欲しくなっちゃう。

お母さん。友香ねぇさんにジェラシーを持っているわけじゃないけど。二人がセックスしていると思うと、ホント、私にもしてほしいていつも思うし、そのあとパパに愛してもらうとものすごく気持ちいい。





それが今日はこれから、一緒にセックスする。

もしかしたら、これって私、望んでいたことなの?





友香ねぇさんにも私……もしかしたら、愛されたかったのかなぁ。

バスタオルを巻いて、お風呂から上がった。

なんだか喉がカラカラだ。





わたしは喉が渇いたから、何か飲んでくるって言って、台所に向かった。

パパと友香ねぇさんは、そのままパパの寝室に二人入っていった。

多分すぐに始めるんだろうね。





冷蔵庫を開けて、オレンジジュースをコップに注いで、ごくごくと飲んでいく。

「ぷはぁ―」なんか生き返る。――――おじん臭い感じがするけど、いいんだ。

髪がまだ湿っぽい。ドライヤーで乾かしていなかった。

でもいいや。濡れたままの方がいいかもしれない。





そしてテーブルに置いてあるたばこを手に取り、1本くわえて火を点けた。

ふぅーと口から煙を出し、「はぁー」とため息をつく。

まさしく、こんな格好は中学生には見えないだろう。

しかもこれから、親子3人で禁断のセックスをしようとしている。





3Pは久しぶり。

て、言っても、男2人に攻められる3Pだったから、私は二人に犯されるだけ。犯されるといえば何か犯罪のように思えるけど、それはそれで、ま、いいんじゃないのかと思っている。

でも今日はさ、友香ねぇさんと二人でパパを攻めちゃうんだ。





でもさぁ、その前に夫婦で最初は楽しんでよ。

私はのそのあとでいいからさ。





じっくりと……ああ、嘘。

私、パパのほかに、友香ねぇさんにも攻められたい。

だから、始めは二人に楽しんでおいてもらいたいんだよ。





それじゃ、もう一本吸ってから二人の間に乱入しようかな。

ふたたび、たばこをくわえ、火を点ける沙奈枝ちゃんなのだ。





ちょっとドキドキしているのは、エッチでビッチだからだろうね。





『第28話 3家族サークル その12』





パパの部屋の前に行くと、声が漏れ出している。

友香ねぇさんのあえぐ声が生々しく聞こえてくる。





そっと、ドアを開けて覗いてみると――――はや! もう入れている。





友香ねぇさんが上になってパパのものを自分の中に収めている姿。

おっぱいを激しく揺れながら、びちゃびちゃと音をたてていた。

うゎぁ―、激しいねぇ。あの二人のセックスってこんなに激しかったんだ。





「あああああ、奥までとどいてるぅぅぅぅぅっ! もっと奥まで、もっとつこんでもいいよぉぉ!」

そんな激しい動きをしながらも、友香ねぇさんの体はしなやかで綺麗だと思った。

こんなことを言うと本当に私は中学生じゃないと思っちゃうけど、女ってこの時が一番綺麗なのかもしれない。なんかそう思ってしまった。





もう少しで逝きそうなんだね。せっかくだから、逝かせてからにしようかなぁ。

そう思ってたら「沙奈枝、早く来なさいよ」友香ねぇさんは気づいていたみたい。私が覗いていたことを。





「う、うん」ちょっと恥ずかしかったけど、二人の傍に行くと。

私の体を友香ねぇさんがグイっと抱きしめて、キスをしてきた。その時体に巻いていたバスタオルがはだけて落ちた。

ねっとりとした友香ねぇさんの舌が、唇の間から割り込んでくる。もうそれだけで、なんか気持ちいい。





そしてパパの手が私の乳首に伸びてきて、すでに固く突起した乳首をこねこねとこねまわした。

乳首の先からおっぱいの中に刺激が伝わってくる。





「あんっ!パパ、いきなりはずるいよぉ!!」

「何言ってるのよぉ。もうあなたの体出来上がっているんじゃなくて?」

「もう濡れ濡れだよ。ほら、こんなに糸ひいている」





「パパぁ――――ん。駄目だよぉ――――。そ、そんなとこクチャクチャしちゃ――――わ、私、もう……だめぇ――――――――――!!!!」

一気に何かが体から抜け出していった感じがした。





「もう逝っちゃったのぉ―、もうこの子ったらぁ―、いやらしんだから」

「そんなこと言ったってぇ―」





友香ねぇさんはずっと下のお口でパパのものをくわえたまま、また激しく体を動かした。

「私も――――もう、逝きそう。ねぇ、中に出してぇ――――、おなかの一番奥に出してぇ!!」

叫ぶような声を出して、二人は絶頂を迎えた。





「あああああ、来る、おなかの中に出ているのがわかるよぉ――――!!」

ぐったりと友香ねぇさんの体がパパの上に倒れこんだ。





二人とも息を整えるかのように少し間抱き合いっていた。

そして友香ねぇさんは、潤んだ瞳で私を見つめながら「さぁ、今度はあなたの番よ……沙奈枝」と言う。

パパの上から体を抜くと、友香ねぇさんの茂みの割れ目から太ももへ、白濁した液が流れ出していく。





「たくさん出たみたいだね」

「結構出たなぁ」

「私の分、残ってる?」

「ああ、残してあるよ」





「じゃぁよかった」そう言って、私も友香ねぇさんと同じにパパの上にまたがり、ゆっくりと腰を落としていく。





まだ薄い毛。割れ目が広がっていくのが見えている。

おなかの中に、熱くてかたいパパのが押し込まれていく。

「ああ、入っているよ。パパのが沙奈枝の中に入っていくよ」

友香ねぇさんの愛液とパパの精子がいっぱいついたまま。私の中にすっぽりと納まった。





「あああ、本当に親子でしちゃっているねぇ。私の前でしちゃったんだからもう後戻りできないよ……沙奈枝」





「あんっ。そんなの何度も言っているでしょ。私は本気だって」





―――――でもごめんね。ちょっと友香ねぇさんに罪悪感を感じてしまう私だった。





『第29話 3家族サークル その13』





こうして中に入っていく感時の感じが好き。





あああああ、パパと一つになっているんだと思える瞬間。

私の中ににパパが入っていく。

ほとんどフェチだね。





「ふぅ―ん、痛くないの?」

「全然、むしろ気持ちよくて大変」





「はぁ―、実の娘からそこまで言われると、もう、女として見るしかないよね」

「そ、そぉ? じゃ、女としてみ、見てよ」





パパが微妙に振動させてくるから、そのたびに、感じちゃう。

「あっ、なんかダメ!」

「すごぉーい! おっぱいかちんこちに固くなってるよ。マッサージしてあげる」

友香ねぇさんの舌が私の乳首にそっと触れた。





「あうっ!」それだけでもう声が出てしまう。

パパの手が私の腰をがっしるとつかんで、そのまま、ずっと押し込むとおなかの中でぐにゅっと、突き上げられていく。





ああ、当たっている。赤ちゃんができるお部屋の入口に当たっている。

そこを突いて、もっと沢山突いて……おねがいパパ。

少しずつ、腰の動きが早くなっていく。

上と下から同時に攻められてしまって、もう頭の中はの意識がだんだんと薄れていきそうになる。





「沙奈枝、今日はものすごく濡れているな。いつもぐちゃぐちゃだけど、今日はまるでおしっこ漏らしているみたいだよ」

「だってぇ、気持ちいいんだもん。もう、体がぶっ飛んでいきそう」

「そうか、じゃ、もっと気持ちよくさせてあげるよ」

そう言って激しく私の腰を動かす。





それに合わせて私も自分から腰を落とし込んでいく。

ぐちゃぐちゃといやらしい音ばかりがこの部屋に響いているのがわかる。





しかも友香ねぇさんが乳首をずっと攻めているし、今までパパと二人でしかいなかったのに、あん、本当は友香ねぇさんには知られたくなかったのに、その友香ねぇさんが一緒になって私とパパのセックスを見ているし一緒にしているなんて。そう思うだけで、罪悪感が快感に変わってくる。





「だめだよ、だめだよぉ!……もう私もう我慢できなくなるぅ」

「おっ、俺ももうじき逝きそうだ」

「中に出してぇ――――――! お願いパパの精子沢山私の中に頂戴!」





「中に出しいいのか? 本当に出していいのか?」

「うん、パパのこのおなかの中にたくさん出してほしいのぉ!

「逝くぞ!」

「うん、来てぇ!!」

次の瞬間おなかの中に熱いものがどくどくと注ぎ込まれていくのを感じた。





中だしは今日が初めてじゃないけど、今日のは特にパパの精子が熱い。

そしてこの状態を友香ねぇさんに見られている。

いい、なんだかとても幸せな気持ちになれる。





不思議な感じ。他人かとのセックスでは味わえないこの感じ。

罪悪感、背徳感、やっていけないことをやっているというこの充実感。

もうやめられない。





そう感じながら、私も友香ねぇさんと同じようにパパの体にぐったりと自分の体を倒した。

温かいパパの体温が私の肌を通して伝わってくる。そのまま抱きしめてキスをした。

幸せ! 本当に幸せ……こんな幸せ感。味わったらもう抜け出せないよ。





絶対に!





それからは友香ねぇさんと二人でパパにやさしくマッサージ込みの愛撫を体中にしてやった。

相当気持ちよかったのかぁ。パパ、いつの間にか眠っていたよ。

私達はパパを真ん中にして家族3人仲良くベッドで寝た。

ダブルベッドだけど、やっぱり3人はちょっと狭いかな。

でもさ、その分パパにしっかりしがみついていられるからいいんだ。





「ねぇ、沙奈枝、まだ起きてる?」

「んっ、どうしたの友香ねぇさん」

「うん」といい、静かに友香ねぇさんは言う。





「尚子(なおこ)美奈子ちゃんのお母さん。拓海ならお相手してみたいんだって。でね、拓海の子孕んでもいいって言ってたよ」

「ふぅーん、結構あっさりと了解したね美奈子のお母さん」

「まぁねぇ、以外とねぇ」





「友香ねぇさんは妬けちゃう? パパが美奈子のお母さんを孕ませたら」

「えへへへ、本音はちょっとね。でもさ私も直哉さんの子……孕むから。いいでしょ沙奈枝」





「もう、私に遠慮なんかしないでよ。それを望んでいるのはあなたたちの子、私達3人なんだから」

「そうだよね」

「うん」





いよいよ私達の計画。ホントは親がなぜかすでに動いていた、3家族の未来計計画は動き出す。





『第30話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その1』





「あ―、プリント後ろに回しながら1枚とって」

終業式が終わり、ホームルールの時に配られたプリント。





ちらっと見ると「夏休みの過ごし方の注意」と書かれている。

ずらっと書かれた中には「節度ある男女交際。飲酒喫煙は絶対にしない」という文字が一番に目に入るのはなぜかしら?





あははは、心の中で思わず笑ってしまう自分。

節度ある男女交際。

うん、節度は持っている”つもり”だよ。男女交際そうだよ。パパは男、そして私は女。

親子という表向きの仮面の裏は男女なのだ。節度? どの程度が節度なのかは深くは掘り下げない。

飲酒喫煙は絶対にしない。

うんうん、禁酒はしてないからいいでしょ。……都合よく読めない字があった事にしておこう!





そして最後に配られる成績表。

まずまずの成績。とはいえランクは上位だということはすでに分かっている。





昨日私と朋絵、そして美奈子の3人は担任から、進学校で超有名な高校への進学を提案された。

「お前ら3人の成績だったら、問題はないと思う。親後さんともよく相談して決めてくれ」

その時は「はいわかりました」と3人とも返事をそろえて返したけど。





「ねぇ、マジ、高校って行く気ある?」

「あ、私はないかも」朋絵はそう言うし。

「どうかなぁ―、もしさぁ行くにしたって1年浪人かなぁ―」





「へぇ美奈子行く気あるんだ」

「もしもよ、行くとし・た・ら、の事」

「そう言う沙奈枝はどうするの?」

「ん――私は別に高校にはこだわらないなぁ。でもさ、大学には行ってみたい気はあるんだよねぇ」

「ああ、それ、私もそうだよ」朋絵は賛同してくれた。





「そうねぇ、子連れで高校入学は何かと騒がれそうだけど、大学なら別に騒がれることもないよね。そう言う人だって結構いるんだから」

「そうだよね」と言いながらおなかをさすっていると「おや、沙奈枝。もしかしてもう孕んじゃった?」

朋絵がニタァーとしながら私に言う。





「まだだよ。ちょっと予定より早いじゃん。それより、私達よりもまずはお母さんたちの方を先に孕ませないと」

「だよねぇ――――」





「あ、そう言えばさぁ―、お母さん沙奈枝のお父さんとHしたんだって」

「ああ、聞いたよ昨日」





「なんかさぁ、お母さん夜帰ってきてからずっと、ほわぁん、としててさぁ。沙奈枝のお父さんとHしちゃったぁ――――、なんて顔赤くして言うんだもん。まるで女子高生みたい。同級生ていうのは無理があるからまぁねぇ女子高生っていうところが妥当かな」





「うんうん、パパ言っていたよ。沙奈枝のお母さんの体ものすごくやわらかったって。特におっぱいがね」

「あははは、だよねぇ。あのおっぱいはそうだようね」

「何を言う、美奈子だって負けてないでしょ」

そう言いながら、むにゅっと美奈子のおっぱいを掴んでやった。





「あん! そんなことしたらブラのホック外れちゃう。今日のは小さめだからきつきつなんだ」

「ナニナニ、またサイズアップしたの?」

「……した。Fできついかなぁ」





「美奈子のお母さんって何カップなの?」

「ええっとねぇ、HかIじゃないかなぁ」

「嘘!、そんなにあるんだぁ。じゃぁさぁ、美奈子もそんだけ大きくなるっていうの? まだ発育途中なの?」

朋絵が目を丸くして言う。





「私なんてさぁ、未だにCカップブラがつけられるんだよ。Dだとちょっとゆる系だけど」

「うんうん、そうかぁ」

「てさぁ―、沙奈枝も最近大きくなったよねぇ」





「ま、まぁねぇ――――、実はさぁお母さんとブラ一緒なんだ」

「な、なんと、母親とブラ共有ですか?」

「ですねぇ――――」

「それはまた経済的でございますわね」沙奈枝が皮肉ったように言う。





「学校じゃつけられないけどね」

「あああ、そうだねぇ――――、沙奈枝のお母さん、下着意外と派手なんだもん」

「なははは、だねぇ――」





「ていうかさぁ――、ようやく沙奈枝のお父さんと美奈子のお母さんがH できたんだから何とかまとまってきたねぇ」

「うん、そうだね」

そして美奈子が言う。





「あのね、お母さんがさ、沙奈枝のお父さんとならすぐに孕んじゃいそう、なんていっていたよ。よっぽど相性よかったんじゃない」

「………へ、へぇ――――、そ、そうなんだ」





「あれぇ――――沙奈枝、もしかしてヤキモチ妬いてる?」





「妬いてなんかいなよ!!」





『第31話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その2』





さてさて、かったるかったホームルームも終わって、成績表ももらったし、これなら、見せても胸を張って持っていける成績だから、気後れは全然なしと。





ああああああ、日差しが熱くてまぶしい。

夏休みの解禁。

中学最後の夏休みがたった今始まった。





家に帰ってから早速3人でSNSでメッセージのやり取り。





沙奈枝「始まったねぇ――――」

朋絵「始まりましたねぇ――――――!!」

美奈子「この夏休みどんな夏休みになるんでしょ」

沙奈枝「おやぁー、皆さん。お忘れじゃないですか?」

美奈子「なんですか?」





沙奈枝「やっぱりお忘れのようで、3家族合同温泉旅館旅行計画の事」

朋絵「おおおお! そう言いえば、イベントがあったんだ!」

美奈子「あ、そうかぁ――――! 旅行かぁ、題して孕ませ旅行」

沙奈枝「ぷっ! 孕ませ旅行なんて、それってなんかの企画もの?」

美奈子「企画ものじゃないでしょ。でも台本書いておきますか?」





朋絵「おお、台本とな。さすがは小説家を目指している方は違いますなぁ」

美奈子「あら、そうでもありますわよ。だてに公募で入選していませんことよ。ほほほほっ」

朋絵「うっ! 嫌味な奴」





沙奈枝「まぁまぁ、ねぇこれから集まらない?」

美奈子「外出るのかったるぅぅい。暑いし、シャワー浴びたばかりだし」

朋絵「ああ、うちはパス。夕方から、今日は外食なんだぁ。私もこれからシャワー浴びるつもりだし」

沙奈枝「はぁ―、もう、しょうがないなぁ。じゃぁ今日はいいか」

美奈子・朋絵「だねぇ――――!」

という言訳で、メッセージのやり取りは終わった。





「はぁ―、なんか暇だよねぇ」と言いながら、たばこをくわえて火を点けた。

ぷはぁ―と煙を口から吐き出して、ガラス戸を通して外を見ると、やっぱり外は暑そうで出る気になれない。

「こりゃ、出なくて正解だったかなぁ」





でも今日は特にすることがないんだよねぇ。友香ねぇさんも、パパも今日はお仕事でいないし、私一人だけこの家の中でぽつりと過ごしている。

「ふぅー」出るのはため息に合わせたたばこの煙。





「あああああ、なんか暇。何かないのかねぇ、夏休み始まったんだよ! それなのに暇! はぁ、宿題早めにでかそっかなぁ」

て、そんな気分でもないし。夏休みの課題は意外と多い。受験生ていうのもあるんだろうけど、お決まりのドリルのほかに、先生頑張ったぁ――――って感心するくらいの量のプリント。

学校で配られたときちらちらと見たけど、そんなに難しい訳じゃなさそうだった。けど、書くのがめんどそう。





たばこをもみ消して、ベッドにダイブした。

「はぅ――――」と言いながら、愛用の抱き枕をしっかりと抱いて、すりすりと枕を動かすとなんとなく変な気分になる。





おまたでまくらを挟んで、押し付けると、ぐにゅっと、枕がへこんでいく。

お胸のぽっちに枕がこすれて、固くなっていくのがわかる。

オナニーかぁ。自分でするのは最近ほとんどないなぁ。

満たされていたんだよねぇ。でもまだ足りない。

そんなことを思うと、手が下の方に伸びていく。





パンツがもう湿っぽい。出てたんだ……無意識にもう濡れていたんだ。

着ていた服を脱いで裸になった。

誰もいない家。自分の部屋で、裸になる。

まぁ家の中だったら裸でいても別に恥ずかしくはないんだけど。





いきなりだけど、指を割れ目に這わせると、じわっと愛液がにじんでくる。

グイっと指を押し込んで膣の入口のところでもぞもぞと動かす。

クリトリスが指の刺激を欲しがっているけど、少し我慢。





どんどんあふれてくる液をおまたに広げていくと、ちょっと触れた下の突起に指が行く。

「うっ、はぅ」その刺激は強く指を押し付け動かせた。





最近、感じてくると乳首の先が痛い。

固さも前よりも固いような気がする。おっぱうが張っているんだ。でも、出ないんだよねぇ。

パパみたいに白い液。物は全然違うものだけど、出たら、なんか気持ちよさそうな気がする。





赤ちゃんができたら、ここから、ミルクが出てくるんだね。

ああああ、早く赤ちゃん欲しい!

おなかをさする手に反応するように、へその下の部分が熱く感じてくるのは、自意識過剰な私なのか?





赤ちゃんは今すぐ欲しいけど、まずは友香ねぇさん達からじゃないと。

私達が孕むのはそのあとだ。





そんなことを思いながら、一気に果ててしまった。





『第32話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その3』





今年の夏のイベント。友香ねぇさんが当選した、温泉旅館。そして3家族合同の初の旅行。

考えただけでなんだか、胸が高鳴る。





それは私だけじゃない。美奈子も朋絵もおんなじだった。

予約はもう済ませた。





8月はパパがちょっと忙しいのもあって、7月中に行くことになった。

まぁ、7月といっても本当に終わりの時。

それに8月は意外と予約が埋まっていた。まして3家族の予定を合わせるのは意外と大変だったかもしれない。友香ねぇさんご苦労様でした。て、言うよりお母さんたちのノリノリ感じは否めない。

正直に言おう。友香ねぇさんはマジ楽しんでいる。





そして朋絵のお母さんは、この旅行で孕むぞぉう! と宣言してしまっている。

で、で、美奈子のお母さんの事なんだけど、美奈子からは「お母さんずっと顔が赤いの。どうしたのって聞いたら、旅行のこと思うと何だか体が勝手にね……」と美奈子が言うには「ありゃ、もうやばいね。相当沙奈枝のお父さんとのこと意識しちゃってるみたい」





「なははは、マジかぁ―。ヤキモチちょっと妬きたくなるなぁ」

「あれぇ―、そうなの? 沙奈枝」

「なんとなくね。そこまでラブリ―されちゃうとねぇ―」

「まぁ私はいいんだけど、ここんところお父さん独り占めだし」

「ぶぅ―」

「どうしたの? 沙奈枝」





「その、お父さん独り占め状態がなんか羨ましいなって」

「あははは、沙奈枝もうヤキモチ妬いてるじゃん」





「うっさいな、もう――――! それより早く片付けちゃおう。こんな宿題」

「もう、それ、ドリルだけならまだしも、このプリントの量は何?」

「全くよねぇ、私達受験生よ一応。なのにこんなにプリント宿題出さなくたっていいんじゃない」





おいおい、多分さぁ、受験生だからこんなにプリント宿題出てんだと思うんだけど?

「もう今更こんな基礎なんか大量にやったって、意味ないと思うんだけどなぁ。もうこの時期だったら、自分の志望高に合わせた勉強しないと、間に合わないよ」





「あはははは、だねぇ。でもさぁ、高校行く気ないんだけど! 私」

「あ、それ言ったらこの前話したじゃない。私もそうだし」続いて朋絵も「多分さぁ、臨月あたりじゃないの? その頃って」

私と美奈子は顔を見合わせて。

「朋絵! もう孕んだの?」





「な、何? いきなり」

「だ、だって受験のあたりが臨月だっていうんだったら、もう孕んでないと!」





「うっ!」

「ああ、そうしたら、朋絵、あんたもう禁煙しないと! 今吸ってるのもう、消しなさいよ!」

「ゲッ!」

「そっかぁ―、それで朋絵、梅ジュースなんて飲んでるんだぁ―」





「あ、いや……その」

「あああああああ、なんだよぉ―! まだ早いって、言っていたのに。先にお母さんたちから孕ませないといけなかったんじゃないの?」





「いや、だから、そのぉ……」

私と美奈子はマジな顔して朋絵に言い寄る。

「で、実際どうなのよ!」





「ああ、もうぉ―――――! ちょっと待ってて」そう言って朋絵は立ち上がり部屋を出た。

「んっ?」と私達は顔を見合わせて。





「な、何あれ?」

「さぁ―」

と嘆くように言った。

少しして、ドアが開いた。





「ホレ!」朋絵が差し出したのは妊娠検査薬キットの結果だった。

「ん?」

「判定見てごらん」





「これつて、赤いのラインが出ていないっていうことは妊娠していないっていうこと?」

「だねぇ――――。残念ながら、まだ妊娠はしておりませんのよ! おほほほほ」





まったく、朋絵あんたはどこのおばさんよ!





おほほほ、じゃないちゅう――の!





『第33話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その4』





正直ちょっと焦った。

私達の計画ではお母さんたちを先に孕ませて、そのあとに私達がそれぞれのお父さんの子を孕む計画なんだよ。





先に私達が孕んじゃうと、お母さんたちが妊娠しずらくなるのは目に見えてわかっているからだ。





「はぁ―、 びっくりさせないでよ。朋絵」

「だからさぁ、勝手に二人が勘違いしてただけじゃない」

私達はちょっとしゅんとして「まぁそうなんだけど」と声をそろえて言う。





「でもさぁ、さすが朋絵、妊娠検査薬ももう用意してあるんだ」

「あれぁ――――! 二人とも用意してないのぉ?」

「してないよぉ―、これって、生理来なくなって、怪しいと思ったら使うもんじゃないの?」





「まぁ確かにそんなもんだろうけど、でも一応ね、定期的には検査してんだよ私。……ていうかお母さんがね」

「あ、なるほどねぇ――――」と納得してしまう私達だ。





「でもさぁ、いい加減お母さん達もう妊娠してもらわないといけないんじゃない」

「確かにそうなんだよなぁ――」

「だからさ、この旅行にかかってんだよ! この旅行で孕んでもらおうじゃないの」

「何何、もしかして朝から晩までずっとセックスしてるの? 海は、山は? どうすんのよ!」

「なははは、確かに、海でも泳ぎたいし、山にも行きたいよねぇ」





「でもそれってものすごく欲張りで、かなりハードなスケジュールになるんじゃない?」美奈子がぼそりという。

「確かにねぇ――――。ハードだよねぇ」

「ところでさぁ―、私その旅館どんなところだかわかんないんだけど。ホームページみたいのないの?」





「検索してみる?」

スマホでサクッと検索してみたら、出てきた出てきた。そのサイトを開いてみると3人とも「おお!」と声を張り上げた。

な、なんと当選した温泉旅館というよりも、ここ、旅館ていうけど、なんか高級そうな感じのホテル? いや、旅館だろう。





しかもだ、そのお部屋には各部屋にお風呂が……露天風呂が付いているんだわな。

この露天風呂がまた趣があって、小さい浴槽があるだけじゃないんだよ。家族5人くらいなら楽に入れる大きさのお風呂が付いているリッチなお部屋だ。

画像のお料理も、ん―なんだかもう見ているだけでおなかが鳴りそうだ。





こういうお部屋を3部屋予約した。

で、目の前はすぐに海水浴場があってなんと、その海水浴場はこの旅館の専用の土地と書いてある。つまりは、利用者しか利用ができないプライベート海岸。

そしてすぐ後ろは小高い山林に続いている。

ここではキャンプも出来るという、な、なんというか。夏のためにあるリゾートだ!





こんなところがあったなんて、あるところにはあるもんだと思ったよ。

それに家族での旅行はほんと久しぶり。小学校時代にパパの会社の関係の施設に行ったきりだったからね。

まぁでもその施設ていうのは、アメリカのサンフランシスコなんだけど。





「いやぁ―これは、胸が高鳴るねぇ」

「ほんとにねぇ――――、こんなところで、お父さんと朝日を浴びれたら、もう私このおなかに赤ちゃんできてもいいと思っちゃう」

美奈子も、ちょっと待て! て言っても、その気持ち分からない訳じゃないんだけどね。





そして朋絵がぼそりという。

「あのさ、私、水着新しいの買いたいなぁ――、何て思うんだけど。二人は今年どうする?」

「んっ? 水着?」

「そう水着。どうせなら可愛いの着たいかなぁってさぁ―」





「ああ、そうだねぇ―、ん―去年の着られるかなぁ」

美奈子は「ええっと私は去年のもう着れないみたいだから、買わないといけないんだよねぇ―」

着れないっていうのはさぁ―、それは何? あの、おっぱいが成長したから、無理だっていうのをアピールしているんだろうか?





「美奈子ぉう―――――あんたそれ、私に喧嘩でも売ってんのぉぅ?」

「あら、別にそう言う訳じゃなくて、現実的に無理だったから言っているだけなんだけど」

「ふぅ――――ん、そっかぁ――――、その見るに堪えなく大きく育った、このおっぱいが原因なんだね」

朋絵は美奈子の後ろからあの大きなおっぱいを、わさわさと抱えて言う。





「もう、そんなに揺らさないでよ」

「はぁーでも大きいよねぇ――、羨ましいなぁ――――。見せてよ」

「な、何よぉ、見たことない訳じゃないでしょ」





「いやいや、なんか見たいんだよねぇ」と言いながら美奈子のおっぱいを今度はもみだした。

「あっ!」と声を漏らす美奈子。





その様子を見て私は思った。





朋絵、あんたおじん化が成長しているみたいだよって。





『第34話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その5』





それじゃぁ水着を買いに行こう!!

「あ、いいね。行こうよ!」

「うんうん、行こう!」

と、3人の意見がまとまったところで、行動を開始する。まぁ正直に言うともう勉強に飽きたというのが本音。





今日もおひさまカンカン。外はゆらぁ―と、湯気が立つような暑さだ。

それでも今日これから行くことにした。

朋絵の家での勉強会はこれにて解散。いったん自分の家に戻って着替えをしてから出かけようということになった。





「それじゃ」て、外に出ると”むあっと”熱気が体を包み込む。

マジ、暑いなぁ――――。

美奈子んちは朋絵の家のすぐ近くだから、さっと言ってさっと準備できそうだけど、私は電車で一駅なんだよね。

時間にしてみたらそんなにかからないんだけど、なんとなくめんどくさいよね。





電車の中はクーラーが効いていて、少しはほっとつけられる。

でもなんだろ。意外と今日はこの時間、混んでいるよねぇ。

まぁラッシュという訳じゃないんだけど。人の姿は見るだけで、なんとなく暑さを感じてしまう。





高校生かなぁ―、制服姿の女子が数人まばらにいるのがなぜか目に映る。まぁ高校も夏休みなんだろうね。でも夏休みでも制服着て出かけるのは、超まじめ。あ、もしかして学校? だったら制服だよねぇなんていうのを意味もなく考えながら、流れる車窓をしばし目に入れる。





これと言って何かがあるわけでもないけど、座るところもないんだもん。いらぬ視線を送って変なのに絡まれたらいやだし、外を眺めているのが一番だね。

と、言っても気になる視線が私を見つめている気配がしているんだよ。





なぁんかぬめぇ―――――とした感じの視線がねぇ――――。





関わらない。無視! それが一番いい。

薄着になれば感じるこの視線は女子には、夏の風物詩みたいなもんだと割り切るしかないだろう。





それにしても気になる。ちらっとあたりを見てみても、そんな変な人はいない……と、思うけど。

よくさぁ―、サラリーマン風のおじさんから、じっと見つめられることはあるんだけど、今はそんな人はいないんだよねぇ。





ま、気にしても仕方がない。と、もうじき駅に着く。電車を降りればあとはこのぬめぇ―とした視線からは解放される。……いやいや、解放されなかったみたい。

後をつけられているが改札を抜けた時にはっきりと分かった。





少し、歩く速度を落として、相手との距離を縮めたあたりで、くるりときびすを返す。





さぁて、どんなおじさんなんだろう? とにらめつけるようにその相手を凝視した。

……で、驚いたのは逆にこっち。目に映ったのは、なんとかわいらしい女子高生さん。





「あっ!」と思わずその子が声を漏らして、すっと俯いた。

「あのぉ―、何か私に御用ですか?」

思わず声をかけちゃった。





「あっ、いえ、その、……き、今日はものすごく暑いですねぇ――――――あは、あはははははは」





やばい、いってもうたか? すんごい焦っているのがよくわかる。

そしてすっと隙を抜くように私の前から立ち去った。いったい何なんだろう?





単なる私の自意識過剰? でも同姓から、あんな視線を向けられるとは。

絶対にあの子、私を見ていた。





いったいなんだろうね。





そんなちょっとした出来事も夏にはよくある……あっていいのか? よくわからないけど。じゃないのかと思いつつ、家に帰ると、友香ねぇさんがリビングでパソコンに向かいながら煙草を吸い「ううううううううっ!!」と唸っていた。





「ありゃ、今日は居たの?」

「ふぅ―、そうねぇ、居たのよ」

「なんか悩んでそうだけど、お仕事?」

「………お仕事。ていうか副業」





「副業って、仕事増やすの?」

「へへへ、ちょっとねぇ、これからに向けてさぁ――、自宅でも出来る収入源を増やそうかと」

「ほぉ―、それはそれは。で、何しようとしてんの?」





「家庭教師」

「ほへっ? 家庭教師?」

「うん家庭教師。英語の家庭教師」





「あっなるほど! 英語だったら大丈夫だよねぇ」

そう言うと、いきなり友香ねぇさんは顔を上げ「ううううううううっ!」と半泣き状態になった。





「ねぇいったいどうしたのよ?」





『第35話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その6』





「あのね。英語がわかんないのよぉぉ!!」





「はぁ? なんでよ? 友香ねぇさん英語できるじゃん。お仕事でも使っているんでしょ」

「で、ですよぉぉ!! でもね、違うのよ。私が日常的に使っている英語と、学校で教える英語って違うのよ。まるで別の言葉みたいなのよ!」





「なんで、そんなことないでしょ、だって私に教えてくれるのだってちゃんと……あ、も、もしかして……友香ねぇさんって国語とかって苦手だった?」

「はへぇ―? 国語? あんまり得じゃなかった」





あっ、それだ!

実を言えば、私も”あれ”って思う時があるんだよねぇ。『和訳』テストで和訳のところが間違っているていうのが気に入らない。

「もしかしてさぁ、和訳すると意味が違ちゃうなんていう感じじゃないの?」





「ん、そ、それ!! そうなのよ。私がこうだって思っていたのが、日本語にするとこのテキストじゃ違うことになっているのよ。それってどういうことなの?」

「ああ、やっぱり、私もなんか感覚が違うんじゃないのかなぁって思うこと結構あるんだぁ―」

でもさ、それを先生に訴えたにせよ、たぶん先生は相手にしてくんないと思うから黙っているけど。これって日常英語と、勉強の英語とじゃ微妙に違うっていうことなんだよねぇ。





まぁねぇ―、英語を無理に日本語に直すこと自体、一番難しいことなんだと思うんだよねぇ。だって日本語って、いやいや国語って苦手なんだもん。





「なんか、相当行き詰っていない?」

「来ている!! ああああ、もう行き詰ってるよう!」

「だったらさぁ、気分転換しない?」

「気分転換って?」





「あのさ、これから朋絵と美奈子たちと新しい水着買いに行くんだけど、……友香ねぇさんも……来る?」

「ん、水着?」





「そう、ほら、みんなで行くじゃん温泉旅館。そこの海で着る水着をね」

「ああああ、そうねぇ――――。そう言えば私も水着―――――あっ、やっぱり買わなきゃ。だってもう何年も買ってないし、着ていないよ」





「だと思った。じゃぁさぁ―、一緒に行こうよ」

「でもいいのぉ? 私なんかついていちゃって」

「いいのいいの。さっ、準備して」と言いながらそのことをあの二人に連絡した。





そうしたらなんと、美奈子のお母さんも一緒に行くことになった。

ん―――――、これはもしかして何か起こりそうな予感もするけど、でもいいんじゃない。女5人水着の品定め。ついでに体の品定めでもしますか、美奈子のお母さんの――――うしししっ!





落ち合う場所はここから一番近いショッピングモール。あそこに行けば大抵のものは揃っているはず。それに前に行ったときちょっと気になる水着チラ見していたから。まだあるといいんだけど。

それに友香ねぇさんがどんな水着を選ぶのか興味もあるしねぇ。

スタイルはいいから、十分まだビキニなんて着れるだろうしねぇ。どんな水着で悩殺させるんだろうね。

そんなことを思いながら私達は出かけた。





モールで3人と落合、さっそく水着売り場へと繰り出す。





残念ながら、私のお目当ての水着はなかったけど、意外な展開になってしまったのは自分でもびっくりだ!





『第36話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その7』





「ナニナニ、友香も水着新しいのにするの?」

「えへへ、まぁねぇ、実はさぁ、海なんて行くのほんと久しぶりだし、水着なんて着ること自他無くなちゃってたからねぇ」





「ああああそうねぇ、あんた場合水着なんて着るより、裸でいる方が多いいんじゃなくて」

「ううううううううっ、その言葉そっくり返してやるわよ。それより尚子こそ、その爆乳がまた育って着れなくなったから新しいの買おうとしてんじゃなくて?」





「あのねぇ、大きいと大きいなりにコンプ持つんだから、ホントな悩みの種なのよ」と言いながら。ゆさっとその大きな胸を揺さつける。

友香ねぇさんと、美奈子のお母さん。なにか二人で火花を散らしているような感じもするけど、まぁ、美奈子と尚子さん二人並ぶとさすがに熱い視線が集まるのがわかるわ。





やっぱり美奈子のあのおっぱいは、遺伝でお母さんから受け継いだもんだというのがよくわかる。

あの二人が着れる水着って普通にあるんだろうかとちょっと心配になるよ。

それでも、私達3人と友香ねぇさんと尚子さんのグループに必然的に別れて、水着を選び始めたのは、これはやっぱり、年代のせいかなぁ。まぁねぇ、私達と同じ様な水着は多分あの二人にはきついんでしょうけど。





「ねぇねぇ、沙奈枝はどっち派? ワンピとビキニ?」

「んーどっちていうのはないんだけどなぁ。でもさ、小学校から水着なんて買っていなかったから、スク水着と、ワンピの水着だからなぁ。ビキニはないんだよねぇ」

「ふぅ―ん、だったらビキニにする? ほら、これなんか似合いそうだよ」て、美奈子が差し出したのはマイクロ水着。





「ふへぇ―、これほとんど乳首しか隠れないんじゃない。美奈子は無理だよねぇ。多分さぁ、そのおっぱいに食い込んじゃうんじゃないの?」

「えっ! そうかなぁ――、食い込むかなぁ――――。沙奈枝も食い込んじゃいそう?」





「ちょ、ちょっと待て! いくら何でもそれはないだろ! もしビキニにするにしてももう少しスタンダードというか、普通のがいい気がするんですけどぉ!」

「あら、沙奈枝らしくないわねぇ―、あなたはもしかして水着なんていらないのかと思ってたんだけど?」

「な、なんとそのセリフどこかで聞いたような気がするんだけど? き、気のせいかなぁ―――――!」





「まぁ―、まぁ―。二人とも自分たちの親の真似はよしてよ。ああ言ってるけどあの二人結構仲良く真剣に選んでいるみたいだよ」

ふと友香ねぇさんの方を見ると朋絵が言うように、意外と真剣に選んでいる姿が映った。





「でもさぁ、うちのお母さん。沙奈枝のお父さんに喜んでもらえるような水着あればいいなぁ―なんて言っていたけど、よっぽど沙奈枝のお父さんのこと気にしてるよ」

「そ、そうなの?」

なんだかパパを美奈子のお母さんに取られそうな危機感がちょっと頭をよぎらせた。





「ちょっと、しちゃくだけし、してみようかな……そ、それ」

「うフフフ、あなたも分かりやすいわね。沙奈枝」

「な、何よ! 美奈子のお母さんこそ、自分の旦那に喜んでもらわなくてもいいの?」

「あ、その役目は私がするからいいの。私の水着姿を見てお父さんが喜んでくれるのが私は一番の幸せなんだから」





「はぁ―、そ、そうなんですかぁ」とため息にも似た返事をしながら私達は各々、試着用の水着をもって試着室へ。

中に入って、着ている服を脱ぎ、持ってきた水着を試着してみる。

鏡の横にある張り紙に「水着の試着は下着の上からお願いします」と書かれた張り紙を見て、そ、そうだよね。となんとなく当たり前の事のように思うけど、じかにはく人もいるんだって思うとちょっとためらう。

まじまじと、水着を見ながら、シミなんてついてないよねぇ――。て、見ちゃうのは過敏すぎるのか?





手始めに、あのマイクロ水着を着てみた。

「ウっ! マジ! これって、ほとんど紐ジャン!! うわぁ―、いいのぉ、こんなの着て、海で泳ぐ人なんかいるの?」

なんて鏡に映る自分の姿を見ていると、カーテンからひょいと覗き込む朋絵。





「うっわぁ――――、エロ! 沙奈枝、あんたそれにしなよ。エロ晒し者で注目浴びるの間違いなしだよ」

エロ晒し者?





「い、嫌だぁ――――!! チョ―恥ずかしいよう」





顔がポット熱くなる私。





『第37話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その8』





「そう言うあんたはどんなの着てんのよ!」

カーテンを開けて、朋絵が中に入ってきた。





「はぁ―、何それ? 小学生?」

「へっへぇ―、可愛いでしょぉ」

ピンクのワンピースに腰にフリルが付いた、普通のどちらかと言えば幼児系の水着。

サイズが小さいのか朋絵でもおっぱいが押されて、あるんだぞっていう感じに見えるのがウケル。





「あんたロリ系なの?」

「ほら、私はセクシーな体じゃないからねぇ。まだ小学生でも行けるかなぁ―」

行けてしまいそうに思えるのが怖い。





「でもさぁ、沙奈枝。あんたやっぱり成長したねぇ。ついこの間まではぺちゃだったんだけど、一気に成長したんじゃない?」

「そ、そんなこと……あ、あるかなぁ」

そうなのだこの成長期は著しい。友香ねぇさんとブラも一緒に使えるくらいに大きくなったこのおっぱいちゃん。実はあのまま、ぺちゃで終わるのかと焦っていたんだよ中学に入ったあたりはね。





「あ、沙奈枝、乳首勃起しちゃってるよ!」

「えっ嘘」

その乳首を朋絵がさっとなぞるように触ってくる。

ヤバ、この水着で乳首勃起しちゃうとマジ危険!

これは絶対却下だよ!





そんな私に朋絵は抱きついてきて、キスをしてきた。

「ちょっと、と、朋絵」

「いいじゃん、カーテンで見えないって」

「ウっ……あ、くちゅ」

お腹のあたりに朋絵の着ている乾いた水着の布地がさわさわと触れる。

なぜだろうこの乾いた水着の布地我触れるのが何となく心地いいのは。





「ちょっとあんたたち何やってんの、隠れてレズってんじゃないの!」

美奈子がカーテンから顔をの覗かせて、怒られちゃった。

「えへへへ」と朋絵は苦笑い。あん、もう――体がポット熱くなってきちゃったじゃない。

ア――ヤバヤバ。このままだと、濡れて……あ、下着付けたまま試着してよかったわ。それ以上は極秘事項です。





で、美奈子が試着しているのが、白と水糸のビキニ。水色のブラに白のレースが付いている。下はあ、パレオを巻いている。ん―、美奈子のあの胸とぷにゅっと、したくなるあの体付きだからこの水着が映えるのか。

「どうぉ? 私の選んだの?」

「いいんじゃない……」

「な、なによそれだけ! もっとかわいいとか何かないの?」





「いやいや、似合いすぎて、言葉がないですわ。でもこうしてみると美奈子大学生に見られてもおかしくないんじゃない?」

「大学生? えええ、もうそんな年に見えちゃうのぉ――!」

あの落ち着いた顔付というか、あどけなさが少し抜けてい来ているというか。年上に見られても不思議じゃないところが美奈子の本質なんだよねぇ。





あ、それならば、私もちょっと大人びた感じの水着を着れば、女としての魅力が醸し出されるかも。

「ちょっとあんたたち邪魔!」

朋絵を追い出して、着替えてまた売り場で水着を選んでいると、同じ水着を同時につかんだ手を見た。

必死に水着ばかり見ていたから、それが友香ねぇさんだって気が付かなかった。





「あれ?」

「あら?」

「友香ねぇさん……」

「あ、あなたもこれ?」

「こういうのもいいかなぁって」

しかも同じサイズ!





「し、試着してみる?」

「うん」

着てみると意外としっくりとくる。上下黒のビキニ。

こ、これはかなり大人びて見えるぞ! いいかも。

で、友香ねぇさんの方に行ってカーテンから顔を出して、見てみると。

うわぁ―、私とは違ったセクシーさが体から出ているのがわかる。同じ水着なのに――――どうしてこうも違うの?





「どうぉ?」

「綺麗、似合っていると思う」

「そうなんだ。あなたは……あれまぁ―、以外と似合っているわねぇ―」

「そうぉ?」

友香ねぇさんはにこりと笑って「おソロだね」と言った。もうこの時点で決定ということになりました。

親子そろって同じ水着で同じサイズ。





もしかして髪型も同じようにすれば双子になれるかな?

なんてことをちょっと妄想しちゃってみたりして。





んでもってね。美奈子のお母さん尚子さんが着ていた水着って……。

ああああ、これはパパの好みだわ。やられたぁ――――!





シンプルな淡いブルーのパレオを巻いた白のワンピース。

モノ言わずとも、あのボディーがパパを誘い込みそう。

ビキニより、露出してそうな感じがすごくするのは私だけ?





やっぱ、あの爆乳は最強だ!





『第38話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その9』





なんとか水着も買えた。

あと適当にモールの中をみんなでぶらぶらと歩きながら、ウインドショッピング。





小腹がすいたからクレープも食べちゃう私達。で、この期に及んで尚子さんと友香ねぇさんは「ええっとなんかものすごいねぇ――、クリームの量! 私達は珈琲で十分だよ」と実際太るのを気にして食べないでいるのがバレバレ。でもなんだろう友香ねぇさんの熱い視線に負けて「一口食べてみる?」と誘うと。





「え、いいのぉ?」と誘いに乗る。





本当はさ、こういうの私よりもだだだ大好きなんだよねぇ――。

あむっと、クレープを口にほおばると「ん――――、おいちぃ!!」と顔をにまぁーとさせる。





「もう友香ったら、相変わらずね。やせ我慢しないで、あんたも食べればよかったじゃない」

「ええ、でもぉ―ねぇ―」

「何そのかまととぶりは? ああ、もしかして沙奈枝ちゃんに対抗心?」

「別にぃ―そんなわけじゃないんだけどぉ」

「ふぅ―ん、そうなんだ。でもさぁ、最近沙奈枝ちゃんあなたにほんと似てきたわよねぇ。まるで姉妹みたい」





「そうなのよ。ほんとにもう、男の趣味まで似ちゃうんなんてねぇ。ああ、でも、そんなもんなのかなぁ―」

「ま、あの子たちがちょっと特別なだけじゃないの? それに私達もちょっと特別なだけ」

「あははは、ちょっとねぇ―、ちょっとだよねぇ―」

「そうそうちょっとよ、ちょっと」

て、なんかものすごく都合のいいこと言っている二人の会話を耳にしながら、ふと思った。





これからこの二人も自分の夫とは違う人の子を宿すんだ。その気持ちっていうかさ、どう思っているんだろうかと。そうして欲しいという思いがあるのに、なぜかそうであってはいけないような気持にもなる。でも、私自身がもし、そう言うことになったら、どう思うのか。





今考えただけじゃ、答えは見つからなさそうだ。

なんか複雑な思いがよぎる。

でも、私はパパの子が欲しいのは変わりはない。





ああ、何か神様の意思に私たちは反して、重大な罪を犯そうとしているような気になる。

もう、なんでそんなこと考えちゃったんだろうね。

やめやめ、そんな後ろめいた考えをするのは。前進あるのみ――――だよ。





それから私たちは現地解散。

家に近づくにつれ、また友香ねぇさんの表情が憂鬱そうになる。

「ねぇ、そんなに大変だったらやめたら? 家庭教師」

「う、うん。やっぱ難しいよねぇ。これで、結果が出なければなんか私から授業受けた生徒さんたち可哀そうだよね」

「そ、そこまでは言っていないんだけど、友香ねぇさんが大変そうだからだよ」





「はぁ―」とため息をする友香ねぇさん。そして、家のすぐ近くまで来ると、入り口のあたりでじっ――――っと家の玄関を見つめる子がいた。

夏服制服を着た。女子高生くらいの……って、あ、あの人!

そうだ、駅で私をなんか見つめていた女子高生。

な、なんで? もしかしてストーカー?

私なんかしたっけ? ストーカーされるようなこと……したのかなぁ――。





そぉ――っとその子に近づいて。

「あのぉ―、うちに何か御用ですか? と声をかけた。





ビクっ!

と背すじを伸ばして、驚いたように私の方を見つめる女子高生。





「あの、あの……わ、私……」

「あれぇ―、もしかして、加奈子ちゃん?」





へっ? 加奈子ちゃんって?





一瞬にして幼いころの記憶がよみがえる。





『第39話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その10』





「ああ、そうだ加奈子ちゃんだ。久しぶりだねぇ」

友香ねぇさんがその女子高生の手を取る。





「あ、ええっと友香さん?」

「そうよ、もう何年振りかしら、ほんと大きくなっちゃって、すっかりもう大人の女って言う感じ。あ、でもまだ高校生かぁ」





加奈子さん。友香ねぇさんの実家のお隣に住んでいる。私より年上のおねぇさん。幼いときに会ってから、もうい何年もあっていなかった。ほんと久しぶりの対面だ。





「えっと、やっぱりこっちが、沙奈枝ちゃんだったんだ」

「て、言うかもしかして、加奈子さんあれからずっとここに居たの?」

「ええ、まぁ―……。行ったり来たりとしていたんだけど」

「何、沙奈枝、加奈子ちゃんと会っていたの?」





「駅でさぁ―、ちょっとね。まさかあの加奈子さんだとは思ってもいなかったよ。ちゃんと言ってくれればよかったのに」

「………じ、自信がなかった。なんか似たようなていうか、私、沙奈枝ちゃんの事本当に小さいときの事しか覚えていなくて、こんなに変わちゃっているなんて思ってもいなかったから」

「なぁんだ、それを言うならお互い様だよ。加奈子さんも本当に変わちゃったね。綺麗な大人の女性っていう感じじゃん。あ、でもまだ高校生か」

て、言う私はまだ中学生です。念のため。





「とにかくうちに入ろうよ」と友香ねぇさんがいい、玄関を開けると三和土から、むあぁ――――とした暑い空気が流れ込む。

うわぁ、なんか外の方が、まだ幾分いい感じがするんだけど!

急いでクーラー全開フルモード!





「あ、暑いねぇ―、こんな暑い中ずっと待っていたの?」

「ええ、まぁ―、あ、近くのスーパーの中に入って暑さしのいでました」

とは言うものの、制服のブラウスは汗でびっしょり。ブラが透けている。

水色のブラかぁ―、以外と目立つよねぇ。この色って。





でも加奈子さん、結構胸あるんじゃない。まぁ美奈子ほどじゃないんだけど!

「なんか飲む? とりあえず適当に座って」

「あ、はい。ありがとうございます」

やっぱり喉カラカラだよねぇ、あんな暑い外にいるんだもん。それにこの汗は尋常じゃないよ。

グラスに注いだジュースを加奈子さんは受け取り、一気に飲み干した。





「もう、来るなら連絡してくれれば、居たのに。危険よ、こんな暑いときに外でずっと待っているなんて」

「す、すみません。……で、でもぉ――」

なんとなく歯切れの悪いというか、もぞもぞとしながら、私達の方に視線を向けつつも目を泳がせながら、何かを言いたげそうにしている。

それにだ、さっきから気になっているんだけど、なぜ、自分のわきにちょこんと置いているスーツケースを持参しているのか?





どっかに行くため?

旅行?

じゃぁ―、何故うちに?

謎?

―――――意外と家出してきたりして。あははははは!

で、その時だ。いきなり加奈子さんが声をちょっと大きくして言う。





「あ、あのっ! す、すみませんが少しの間、私をここに置いていただけませんか!」





「へっ!」思わず友香ねぇさんと声をそろえて言ってしまった。





「ど、どうしたの?」と、友香ねぇさんが聞くと今度はいきなり加奈子さんは、ぽろぽろと涙を流して泣きじゃくる。





「わ、私、家……出てきたんです」

ああああ、やっぱり!





「家出てきたってどうしちゃたの? 何かあったの?」

そりゃそうでしょ、何かあったから家出てきたわけで、多分さぁ―、うちに来たっていうこととは、何処にも行く当てがないっていうことなんだよねぇ。





で、何があたっていうんだよ。





加奈子さん?





『第40話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その11』





「家出って、どうしちゃったの?ご両親と喧嘩でもした?」

「うえぇっ、うえっ、私の言うことなんかすべて否定されるんです。将来のことを夢見てきたことを全部否定されちゃったんです」





ああ、進路の事かぁ―、進路ねぇ―。私も中3、進路うるさいよねぇ。

「で、否定されたって、加奈子ちゃんはいったいどういう進路を目指していたのよ」

加奈子さんは泣きながらぽつりと言う。





「クリエーター」





クリエーターって、絵とか描く人の事なのかなぁ。まぁ―、なんとなくわかる様なわからないような気がするんだけど。





「私ゲームクリエーターになりたいんです。だから今までずっと自分で、独学で勉強してきたんです。高校卒業したら、専門学校に行ってもうっと勉強したいんです。そして、私の創るゲームでみんなをお楽しませたいんです。それが私の目標なのに。両親は大学に行けて、そればっかり! ゲームなんていうのは仕事にならない将来の先が見えないものに向かってどうするんだって。お父さんなんか、怒鳴って言うんですよ。なんにも知らないくせに、本当に頭固いんです」





ああ、なんかうちのパパとは大違いみたいでねぇ。

なんか怖そう。





もしさぁ、パパがそんなこと言ったら……。あ、ありえない。パパに限って。私のパパは私のことを愛してくれているんだもん。どこぞの親父とは違うんだよ。

ああ、そう思うと、私はパパの子で本当によかったとしみじみ思うのだ。





「ねぇねぇ、加奈子ちゃん。ゲームクリエーターになりたいって言うけど、本気なの?」

「ええ、もちろん本気ですよ。私はもう何本も自作のゲームを作ってきましたし、ゲームは毎日日課のようにやっています。今私からゲームを奪ったら、もう何にも残んないんです」

ほぅ、そこまで言うか。でも本当にゲームが好きなんだね、さっきまで泣いていたのがもうイキイキとした顔になちゃってるよ。





「ところでさぁ―、加奈子さんはどんなゲームが好きなの? 私あんまりゲームとかやらないから、わかんなくてさ―」

「え、沙奈枝ちゃんゲームやらないんですか? 今時の中学生はどんなゲームにはまるのかも聞きたかったんですけど」

「あははは、ごめんねぇ、ホントそっち方面のことは疎くてさ」





加奈子さんは自分のスーツケースを開けて、ゴソゴソと中をかき混ぜるように探し物を取り出す。

「ジャァーん! これが今の私の一押しのゲームです!」

と、私達に見せつけたパッケージ……。ええっと、えええええええ!





タイトル「パパと過ごした聖夜のあの夜」





「あ、まだありますよ!!」

タイトル「パパ大好き猫ロリ娘」





「そうそう、これ私が作って同人販売しているゲームなんですけど。ふふふふふうっ!」

な、なんとそのタイトル。





「これからお父さんの子孕んでもいいですか?」





げっ! マジ!





な、なんというかそのぉ――――――――、本当にいいんですか? と、私が聞きたくなってしまった。





「これ、結構売れちゃっているんです。おかげで、専門学校に行くくらいの資金はためることが出来てるんですよ」

はいぃぃぃ――――。ほんとこっち方面のゲームなんですかぁ――――!!





いやぁ―、恐れ入ったは加奈子さぁん!





『第41話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その12』





ゲームの話になるとまるで人が変わったかのように、いやいやマシンガンのように話しまくる加奈子さん。

本当にゲームが好きなんだな―、と、感心してしまうほどだ。





そんな加奈子さんに友香ねぇさんが「ねぇ―、加奈子ちゃん。うちに泊まるのは何も問題ないんだけど、やっぱり、ちゃんとご両親には連絡しておいた方がいいと思うんだよね。私の方から連絡入れておくけどそれでいい?」





「………べ、別に連絡なんて……。外泊するのはこれが初めてじゃないんです。それでも何も言ってきませんから別に心配なんてしていないんじゃないんですか」

「まぁそれでも、連絡はしておきます。」ときっぱりと言う。





「なんかお母さんみたいですね」なんだかんだ言ってもこうして、しっかりと言うことは言う友香ねぇさんに反抗するような姿は見られない。





正直、加奈子さんとは小さいときに数回しかあっていないから、どんな人なのかていうのはよくわからない。

でも悪いというか、嫌いなタイプの人ではなさそうだ。ほんの少しの間でもうこんなに仲良くなっている。なんか私におねぇさんが突如現れたような感じがするんですけど。それは意識しすぎか……。





友香ねぇさんは、加奈子さんのうちに連絡をして、まぁ―事なきを得たという感じかもしれない。

実際のところ、かなりの大喧嘩をして飛び出してきたみたいだ。

加奈子さんのお母さんもかなり心配していたみたいだ。でも、うちに暫くいることでほとぼりが冷めたら、返すことに話がまとまったみたいだ。





「じゃぁ、加奈子ちゃん。ここにいてじっくりと考えることね。将来の事」

「………」ちらっと友香ねぇさんの顔を見て「す、すみません。お世話になります」としおらしく言う。





エアコンが大分効いてきた。汗で濡れていた加奈子さんのブラウスが、渇き始めているでもこのままじゃ風邪引いちゃう。

それに気が付いたのか「加奈子ちゃん、シャワー浴びてきなさいよ。汗で群れているんでしょ、沙奈枝も一緒に入ってきたら」

「うん、そうする。さ、行こう加奈子さん」

加奈子さんを誘ってシャワーを浴びに行く。





「着ていたのは洗濯しちゃえばいいから、そっちのかごに入れておいて、一緒にやるからさぁ」

「うん、ありがとう」またなんとなくしおらしくなるんだよねぇ。でもこのしおらしいときの加奈子さんって可愛いかも。年上なんだけど、なんとなくね。





着ていたものを脱ぎ下着姿になると、あの透けて見えていた水色の下着があらわになる。

「へぇー、加奈子さんってスタイルいいなぁ―。わぁ―、乳輪色薄!」

「ええ、そうかなぁ―、そんなんでもないと思うんだけど」

「私のよりはかなり薄いよねぇ―」て、私のが濃いのか? これで妊娠したらもっと濃くなるんのかもね。

するっとパンツを脱ぎ、私はその脱いだ後の加奈子さんの体のあの部分に目が行った。





「あれぇ、加奈子さん、剃ってあるの?」

つるんとしたおまた。その割れ目には茂るものが何もない。

「ええっとね。剃ったっていうか。脱毛したんだぁ」





「脱毛? もしかして永久脱毛っていうやつ?」

「まぁねぇ―」と別に恥ずかしそうにするわけでもなく言う。

「沙奈枝ちゃんは、薄いんだねぇ―。私さぁ、実はちょっと濃くてさぁ、それで脱毛したんだぁ」





「脱毛ってエステで?」

「そうだけど」

「た、高いんだよね。脱毛って結構お金かかるんじゃない」

「ああ、別にそんなんじゃなかったよ。まぁでもちょっとはかかったかなぁ―」

「良くお金あるねぇ。高校生でしょ、出してもらったの?」

「まっさかぁ―、全部自分で稼いだお金。私のお金だからどう使おうが自由じゃない?」

そう言えばさっき、専門学校に行くくらいの資金はあるって、言っていたのを思い出す。





もしかして相当稼いでいる?





「ま、お金には不自由していないからいいのよ」

プルンと張りのあるおっぱいをちょっと揺らしながら、にこやかに言う。





お金に不自由していないって高校生で、いったいいくら稼いでんのよ!





『第42話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その13』





「沙奈枝ちゃんも中学生にしては、おっぱい大きい方なんんじゃない?」

「そうかなぁ―、でも私の友達にもっと大きい子いるよ」





「巨乳?」





「うん、巨乳だねあれは! その子のお母さんもダイナマイト巨乳なんだよ」

「わぁお! 親子で巨乳ってなんか迫力あるわね」

「そうそうでもって、ものすごくやわらかいんだ」

「へぇ―、そうなんだ」て、加奈子さんの手が私の胸に触れた。





プルンと揺れる私のおっぱい。

「沙奈枝ちゃんのは、ものすごく張りがあるよねぇ。でもやわらかいよ。乳輪もはっきりしてるんだぁ」

あ、か、加奈子さんその先に触るか触らないかっていうじらし方……や、やめて、なんだか変な気分に……。立っちゃうじゃない。





「あれぇ―、沙奈枝ちゃんもう感じちゃってるのぉ? 敏感なんだぁ。可愛いなぁ――」

可愛いなぁって、乳首私弱いんだって。最近パパ乳首舌で攻めるから、余計感じやすくなってんだよ。

「いいよ私のも触って」そう言って私の手を取って、加奈子さんのおっぱいに触れさせた。

ああ、なんて柔らかいんだろう。このぷにぷにした感触は美奈子のあの柔らかさとは違うよね。それに友香ねぇさんのとも違う感じがする。朋絵? あの子は……発展途上領域だからね。





「うふふ、沙奈枝ちゃんおっぱい揉むの上手。オナニーよくするの?」

まぁ―ねぇ―、オナニーもするけど、セックスの方が多いよねぇ。





「それとももう経験済みなのかしら?」

ちょっと強く私の乳首の先をつまみながら言う。

「あっ、う、うん……もう経験済み……だよ」





「そうなんだ。そうだよねぇ、体そう言っているんだもんねぇ。ほら、もうこんなに濡れてるじゃない」

割れ目の皮をめくるようにして、指を這わせられると、溜まっていた液が一機に流れだしていくのがわかる。

「加奈子ねぇさんも、してるのセックス」

「してるよぉ――、セックス大好きなんだもん。セックスのない人生なんて私には考えられないくらい好きだよぉ」

加奈子ねぇさんが私に抱き着いてくる。ふんわりと甘い香りと汗のにおいが混じったにおいが洟から抜けるように香る。





この香りは、反則かもしれない。なんだろう、ものすごく興奮しちゃう。





「汗臭いでしょう。沙奈枝ちゃんの汗のにおい、とてもいい。私、この汗のにおい大好き」

おっと、汗フェチなのか? こりゃ―加奈子さんかなり来てますねぇ。





「私、変態でしょ。ねぇ、おかしいでしょ。―――――変態って呼んでもいいわよ。――――呼んで頂戴」

まさかもの、このMっ子。まじかぁ――――! 加奈子さんはドMなのかぁ。





「こ、この……変態女」

「ああああ、いい、もっと言って。もっと虐めてくださぁい」





そ、それなら……。グイっといきなり指を膣の中に突っ込んでやった。

えっ、な、なにこの熱さ。ヌルっとした中からまだあふれ出てくる愛液が私の手を濡らす。





「ひっぃぃん! あうっ! あうあうあうぅ……。もっと奥までその指突っ込んで、もっと虐めてください。私はあなたの下僕になりますから」





うわぁ―、これ、マジもんだよ。





指2本を膣の中に突っ込んでグリグリとひだを刺激する。

私の体に強く抱きついて加奈子さんは叫ぶように「ああああああああ! 逝っちゃう! いっちゃうよぉぉ」と声をあげて、果ててしまった。





あ、ヤバ、こんなに大きな声出されると友香ねぇさんに聞こえちゃうんじゃない?

と、思ったら、ガラッとお風呂場のドアが開いて。





「全くもう――――、あんな大きな声出させちゃってぇ! いきなりレズちゃってたの? ほんと仲良くなちゃってるのねぇ――。早く浴びてさせてよ。私も入るから」

「えへへ、ごめんねぇ」ぐったりとそのまま床に座り込んが加奈子さんが「えへへへぇ。友香さん私逝っちゃいましたぁ」と目をとろんとさせて言う。





ああ、加奈子さん。あなたはそうとな変態さんです。





でもね、私も。私達も相当な変態さんだから覚悟してね。





『第43話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その14』





「あ――さっぱりしたぁ」汗でべとついた体が洗い流されてすっきり。

「あ――気持ちよかったぁ――!」加奈子さん、それはシャワーを浴びたから気持ちよかったのか? それともいじられたから気持ちよかったのか? どっちなんだ!





「お、上がってきたねぇ――」何か上機嫌な友香ねぇさん。

パソコンに向かって顔を赤くしちゃっている。





ちょっと覗いてみると―――――――――! うっわぁ―――――! エロイ画像。

な、何これ!

「あ、加奈子さん私の創ったゲームやってくれていたんですね。どうですか面白いですか。エロいですか?」





「加奈子ちゃん、これ……エロいっていうもんじゃないんだけど! マジやばいと思うけどなぁ――」

「ええ、そうですかぁ―。でもねR18なんですからね、お子様向けには作っていないんですよぉ!」

「うんうん、これって男性向けだと思うけど、いやいやさすがだよ。女の私も楽しめちゃうんだもん」

「あ、そこなんです。意外と女性のファンの方も多いいんですよ。うれしい限りです」

バスタオルを巻いただけの私達、友香ねぇさんを真ん中にしてパソコンの画面を見る。





うわぁ。この画像エロ! でもってうまいなぁ――。

「この絵って、加奈子さんが書いたの?」

「違う違う、画像は、知り合いの人にお願いしてます。ちゃんと原稿料払ってますよ」

「へぇー、そうなんだ。プロの人とかなんかなの?」





「まだアマチュアですよ」

えっ! これでアマチュア? すごいなぁ――、こんな才能なんかあったら将来これで生活していけるくらいうまいよぉ。

「あと、スクリプトの一部はお友達と一緒に書いています。私はそのほかに脚本と構成とマネージメントもやっていますけどね」

「なんか本格的だよねぇ。もう学校なんて行かなくても会社作っちゃえばいいんじゃないの?」





友香ねぇさんもえらく感心しながら、画面を悔いるようにして見つめ、手元のたばこをくわえて火を点けた。

ふわぁ―っと煙りが舞う。

そして私も何気なくたばこをくわえて、火を点けてふぅ―と煙を吐き出した。





「えっ、沙奈枝ちゃん。……たばこ吸うの?」

あ”! やってしまった。





「中学生がたばこ吸っちゃいけないんだよぉ――!」となんとなく意地悪く言う加奈子さん。

「へへ、そこんところは内緒ということでお願いします」





「いいんですかぁ―、友香さん」

「へっ! えええっと、そうねぇ―……ほ、本当はダメなんだけど、家の中限定でと言うことで。なはははは」ちょっと困っている友香ねぇさん。

これはまずい! 何とか加奈子さんも巻き込んで、しまわないと――――ううううううっとどうしよ。と、ちょっと内心焦っていたら。





「まぁ―、私も人のこと言えないんですけどねぇ――」と、スーツケースの奥からたばこワンカートン二つもどんと出されたときには恐れ入ったよ。

「それじゃ、私も遠慮なく」

くわえる細いたばこに火を点けて吸い込む姿は、高校生とは思えないエロさを感じる。





「あら」と、言いながら友香ねぇさんは「これも黙認かなぁ」と言う。

「そうですねぇ―、黙認ですよ!」

「はいはいそれじゃわかりました。外ではやめてよね」





「わかってますって」





にっこり微笑む加奈子さんである。





『第44話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その15』





ぷかぁ――――とたばこを吸う加奈子さん。





あのぉ――、高校生がたばこ吸っちゃ―。て、言える立場じゃない。でもこれで同士だ!

「ああ、3人で吸うとすごい煙」キッチンの換気扇をつけて煙衣を外に流す。

窓開けると熱風が入ってくるからねぇ。





「さてと私もシャワー浴びてこよっかなぁ」友香ねぇさんがおもむろに立ち上がる。

「あ、そうだ買ってきた水着、洗濯しておくね」

「ありがとう。でも、どっちがどっちなのかわかんなくなるね」

「いいんじゃないどうせ同じものなんだし、サイズもいょでしょ」





「あははは、確かに!」

「まったくもう。体の成長は早いものねぇ――。ああ、なんか気落ちしちゃう」

「えっ!、水着一緒って?」

加奈子さんが興味深々に聞く。





「なははは、今日さぁ、水着買いに行ってたんだぁ。まぁねぇ、偶然というかなんというかさぁ、同じ水着選んでさ」

「でもでも、サイズも同じって?」

「ああ、そうだよ、私とブラのサイズも同じなんだよねぇ。て、言うかさ、下着も今じゃ共有してるんだけど。最も学校じゃ着ていけないけどね。友香ねぇさんの下着意外と派手なんだもん!」





「はぁ―、ん、友香ねぇさん? て、友香さんの事? お母さんなのにおねぇさんなの?」

ええっと、なんかやばい方に話が向いてきた感じが否めないんだけど!

そっかぁ、加奈子さんがここにいるっていうことはその間、パパとは……。はぁ―、も。もしかしてお預け?





えええええええっ! わ、私持つかなぁ――、欲求不満になちゃうんじゃない?





でもさ、加奈子さんて……。ドM、だよね。さっきのだと本物だよね。

そ、それにフェチまだ何かありそうなんだけど。かなりのもんだよね。

友香ねぇさんにそっと耳打ちして加奈子さんと一緒にシャワー浴びていた時のこと話してみたら、友香ねぇさんが、ニヤァ―としながら。





「加奈子、お手!」へっ? お手って?





んでもって加奈子さんは何も躊躇することなく「はいお手」とニコットほほ笑んで友香さんの手に自分の手を乗せた。

「あら、ホントなの?」

「んっ?」と不思議いそうな顔をする加奈子さん。





「それじゃぁそっちの手もお手!」

「はいお手」またにっこりとしながらお手をする。その時はらりと体に巻いていたバスタオルが床に落ちた。

全裸になった加奈子さんの体を見て、友香ねぇさんが「あれま、つるんつるんだね」やっぱりあそこに目が行くのか!





「はい、そうですつるつるですよ」





「あれまぁ、毛のない雌犬っていう感じ? それとも雌猫?」

「あ、私女の子同士でやるときは、”ネコ”なんですよぉ」

女の子同士って、あんたはどっちでもこいていうのか! あ、!それ言ったら私も人のこと言えないか。いやいや、私達だよねぇ――。だって朋絵と美奈子ともレズったことあるんだし。

おっと、それよりこっちだこっちだ。





「加奈子ちゃんMなの?」

「はいそうです。いじめられると興奮します」





「”ネコ”って、レズなの?」

「あ、その時はと言うことで、私バイです」





「も、もしかしてもすごい性癖持っている?」

「性癖ですか? 私はわかんないんですけど、汗のにおいなんかたまらないです。大好きです。それに男の人の精子も大好きですよ。あの匂いと味、いくらでも飲めます」

はっ! な、なんだやばい。これだけ加奈子さんってやばいのか?





でもって稼いでいるっていうことはだ! 体も売っているのか?





「あ、ちなみに、私売春なんていうのはやっていませんから。そんなことしなくたって、このゲームでちゃんと稼げていますし。セックスは私の趣味です」





ほへぇ―、言っちゃった。セックスが趣味だって……。





も、もしかしたら、私達のあの関係ばらしてもいいのかなぁ――――。





悩むところだ!





『第45話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その16』





「か、加奈子ちゃん、あなたっていう子は。な……何て言う好き者に育っちゃったのね」

「あらやだ好き者なんて……もしろ私は変態だということを自負していますわ。ほほほほほ!」

あ、ついにタガが外れたんだ。て、私もなんか古臭い言葉よく知ってるね。





「で、初体験っていつだったの?」





「初めてのセックスですか? ええぇ――――っと。確かあれは、あっ、そうだ同人仲間の人だったかなぁ――。もうそんなに記憶ないですけど、一緒に企画書いていて、実際にやってみよっかぁ――的なノリだったと思いますけど。ん――、中学の時だったかなぁ――」





あれまぁ―、中学の時だったら、まぁ――――いいんじゃない。もしかして小学生の時だったなんて言いかねないからね。ま、それはないと思うけど。

「へぇー、そうなんだぁ」と言いながら、ちらちらと私の方に視線を送る友香ねぇさん。





なにかの合図か?





「でさぁ、加奈子ちゃんの作品ってさ、あれだよね」すっとノーパソの方を指さす。

「そうなんですよ、面白いでしょ。えへへ、あの私が創ったゲームで男の人が抜いているところを想像しちゃうとものすごく気持ちがいいんです。コメントなんかで「抜けましたぁ!」なんて書かれるとゾクゾクって来ます」

「あはは、そうなんだ……」で、また私の方をチラ見する。





何なのよ! いったい。いうなら今しかないんじゃない。加奈子さんなら絶対理解してくれるって。

ニタァー、と、しまりのない顔が私の合図だということを悟ったのか、友香ねぇさんが、意を決した感じで言う。





「あのね……か、加奈子ちゃん」

「んっ! なんですか友香さぁん」





にっこりとほほ笑みながら言う加奈子さんの顔を見ていると、言うのはこのタイミングしかないというは必然的に感じることが出来る。

「あのね、そのことって、加奈子ちゃんの性癖的なことって、おじさんと叔母さんも知ってるの?」

ん? なんでそっちに行こうとする。ズバッと行こうよ。――――ほら!!





「へっ? そんなの知っているわけないじゃないですか! そんなこと知られたら、私多分あの親に殺されますよ! 特にお父さんなんか多分私を刺し殺すんじゃないんでしょうかねぇ」





マジ! 超怖いんだけど!!

でもまずいぞ、こういう話にそれちゃうと、私達の事話しずらくなるんじゃないのぉ! 全くもう!!

「だよねぇ」てさぁ――、そこで同調しないでよ。友香ねぇさん。

「わかるわぁ―、あのおじさんだもんねぇ―」

「ですよねぇ、自分でもよくあんな父親を持っているのか不思議なくらいです」

「うんうん。そうだね」





何? 何? そんなに怖いかいな。加奈子さんのお父さんは!!

「ものすごく怖い人なの? お父さんって?」

思わず聞いてしまった。

「だってさぁ、ホント絵にかいたような警察官の鏡みたいな人なんだもん」

「け・い・さ・つ・か・ん……って。マジすかぁ――――――!!」

「まじまじ大マジです」





友香ねぇさんが付け加えるように「それ、知ってるから、なおさら加奈子ちゃん大丈夫なのかなぁってそっちがとても心配なの。ゲームクリエーターになるって言っても、多分その内容もいかがわしいものだとしか認識していないんじゃないのかなって」





あははは、でも、実際いかがわしい内容なんですけど! そこは否定しないっすよね。加奈子さん。





加奈子さんは、たばこをくわえて、じっぽライターで火を点けて、ス――っと煙を吸い込み、ぷはぁ――と吐き出しながらマジな顔で言った。





「私この世でお父さんが一番嫌いなんです!!」





『第46話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その17』





なんと! お父さんが一番嫌い!!





マジかぁ――! 。うちは私がお父さん……パパラブだから、こりゃ困ったなぁ。

でもさ、気になるのは何で、ファザコン系のゲームを作ってるんだぁ! て、ことだよ。

もしかしてこれは加奈子さんの願望なのか?





余りにも強い拒絶反応が、こういう父親が欲しいという願望が、このゲームに詰め込まれているのか?

ああ、せめて、2次元の世界だけでも自分の願望の父親といたいと思っている。……ん――、もしかして?

「あのさ、加奈子さんってさ、今好きな人っていうのか……その彼氏なんているの?」

それを聞いた加奈子さんがいきなりむせ始めた。





「もう、沙奈枝ちゃん。いきなりなにぃ? そんな人今はいないわよ」

「いなくても、セックスする相手はいるんだ」

「ああ、そうねぇ。セフレっていうのかなぁ――、セックス目的の友達ならいますけどね。別にその人に恋愛感情はないんだけど」

「その人って加奈子さんと同い年くらいの人?」

「そうでもないよ結構年齢層はバラバラかなぁ――」

て、何じゃ、一人じゃないんかい!! 何人いるんだよ、実際。





「あのさ、もしかして自分のお父さんと同じくらいの年の人もいたりするの?」

「………い、いるけど……」ちょっと恥ずかしそうに言う。

なんで、そのところはこんなにも恥ずかしそうにするんだ!

な――――にかあやしい。

「もしかして年上の人が好みなの? 自分の父親くらいの」

「へへへへ、実はさぁ、そうなんだよねぇ」

今度はニタァーとした顔になって言う。





この体を一番やさしく愛撫してくれるのはやっぱり年上の人なんだもん。じっくりとやんわりと、いたぶってくれるのがたまんないんだよねぇ」

プルンと自分の胸をはじくように揺らしながら加奈子さんは言う。

その綺麗な体をねっとりと愛撫ねぇ――――。





「はぁ―もしかして、実のお父さんは嫌いだけど、意外とファザコンだったする?」

「なははは、えええっと――――はい実はそうなんです。妄想のお父さんは私を愛してくれています。あははは。ほんとそんなお父さんが実在したらいいなぁって、いつも思っているんですけど、それがゲームの題材になっているのは確かですよ。いるわけないですよねぇ実際現実に」





クシュン! 加奈子さんがくしゃみをした。

あ、私達ずっと裸のままだった。





「体冷えちゃったかな?」

「もう風邪引いちゃうね。もう一度シャワー浴びてきたら?」友香ねぇさんが加奈子さんにすすめた。

「それなら友香さんと一緒に入りたいですぅ!」

「ええぇ! 私と?」

「親子はどこまで同じか検証してみたいです」

????どこまで同じって、さぁ――。親子でも違うところは違うと思うんだけど。





「ねぇ――いいですよねぇ――――友香さぁん」

そう言いながら加奈子さんは友香ねぇさんに抱き着いた。

そして、ちょっとなまめかしい声で「うふふ、沙奈枝ちゃんと似たにおいがすよ。この汗のにおい。美味しそうです」と友香ねぇさんお首筋に唇を這わせた。

「あん、ああぁ――――そこ、ちょっと」

「うふ、ここ感じるんですね。ああ、このにおいたまりませんわ。それに友香さんのこの乾いたところの汗の味、いいです」





あ、もう犯しているじゃない。あっと言う間に来ていた服脱がされちゃって。加奈子さんさすが、脱がすの手早くてうまい! てなんていうところに感心してんだ





こっちまであそこが熱くなってきちゃうじゃない。





あああああああああああああっ! もう、どうにでもなれ!





私も友香ねぇさんの体に抱き着いて、キスをした。

それをじっとりとした目つきで見つめる加奈子さんだった。





『第47話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その18』





「ああ、親子でキスしているぅ!」

ぬちゃ、つぅ――――と、私と友香ねぇさんの口から糸が引いていた。





ねっとりとした唾液が、まだ口の中にたまっている。その唾液をゴクンと飲み込んだ。

「ふぅーん、そう言う関係もしているんだ」

加奈子さんがジトっとした目つきで私達を見つめている「親子でねぇ――、ふぅ――ん。そうなんだ」

もう別に隠そうなんて言う思いもなくなっていた。多分友香ねぇさんも同じだと思う。





「いけない? 親子が仲良くなっているのって?」友香ねぇさんが言う。

「別にいけないとは思わないけど、私のカテゴリーの中じゃないことだからとても新鮮かもね」

「このこと内緒にしてくれる……わよね」そう言いながら、友香ねぇさんの手が加奈子さんの割れ目に触れている。





「濡れているじゃない。さっき沙奈枝としてたのにねぇ――」

「気持ちいことに反応しちゃいけないんですかねぇ――。これは素直な子だとほめてもらいたいくらいですけど!」

「まったく、もうこの子ったら本当に」と、言いながら今度は加奈子さんの唇に友香ねぇさんは唇を重ねた。

「うっ、ヌグ! ううううううっ」と声と一緒に二人の舌がぬちゃぬちゃと音を立てている。





同時に加奈子さんの割れ目から、つぅーと友香ねぇさんの手を濡らすほどの愛液が流れ落ちていく。

「本当に私、汗臭いわよ」

「だからいいんです。ほら胸の谷間のところなんかちょっとしょっぱいじゃないですか。美味しいですよ。もっとおいしいところ味わってもいいですか?」

そう言いながら、友香ねぇさんのパンティーをするりと下ろし、自分の口を下の方に移動させていく。

その口から出るピンクの舌を割れ目の奥に押し込んでいく。





「美味しいなぁ――――。こんなに出てるじゃないですか。もうびちゃびちゃですよ」

「だめよ、そんなとこ、今は汚いから」

「だからいいんですよ。私は好きでやっているんですもん。気にしないでください」

もう完全に二人の世界が出来上ちゃっているみたい。なんだか私だけのけ者にされている気分。





なんかそれも悔しい気分。





目の前でヒクヒクいっている加奈子さんのお知りにピタッと口をつけて、舐めてやった

「ひっ!」と声を上げる加奈子さん。

「あん、もういきなりそこ舐めないで沙奈枝ちゃん。びっくりするじゃない!」

「ああ、ここ弱いんだね。もしかして、こっちの方も経験しちゃってるの?」

「そっちは……あ、だめ。ああああああああ!」だんだんと息が荒くなる声を出し始め、グイっとお尻を突きだしてくる。





割れ目からぽたりと愛液が床に落ちていく。その割れ目の穴の中に指を突っ込んでやった。

「あうっううううううううううううう!!! ああああああ! 同時に攻めないでぇ!」

割れ目のひだひだがなんだか指に絡んできそうな感じ。





「痛くない加奈子さん?」

「うん、痛くないよぉ――、気持ちいいよぉ。もっとして頂戴」

そう言いながらもう友香ねぇさんの割れ目が大きく開いている。その部分をまるで蜜を吸いだすように口をつけてなめまわす。





「だめ、もう逝きそう加奈子ちゃん」

「私もです。友香おねぇ様。私こんなにおいしい女の蜜の味初めてです。ああああ!、もう駄目です」





「全くもう二人して気持ちよくなちゃって、私はどうしてくれるのよ!!」





勢いよく指を加奈子さんの中で動かしてやると、ぐっと締め付けられてきた。





もう、逝っちゃえ! 二人とも!!





『第48話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その19』





「ああっ、もう加奈子ちゃんの舌使い上手。まるで猫になめられているみたい」

おいおい、友香ねぇさん、あんたは猫にそこをなめさせたことあるのか?





て、多分そんなことは――――考えるのやめよ!





こうなったら、加奈子さんを逝かせちゃうぞ!

指の動きを速めると、びちゃびちゃと音を鳴らしどんどんあふれ出てくる愛液「あう、ああああ! ん――」と唸り声をあげてくる加奈子さん。





もう少しだね。ならば、もっと強くと思いっきり奥まで突いてやると。

あっ!

うっわぁ!! す、すごい! もうこれはおしっこだぁ――! 潮吹いちゃった。

私の体にしぶきがかかる。

す、すごい。初めて見た潮吹きなんて。





そしてがっくりと床にうつぶせに倒れ込む加奈子さん。まだ体をヒクヒクさせている。

「ちょっとぉ沙奈枝、あなたやりすぎたんじゃない? 大丈夫、加奈子ちゃん?」

ゆっくりと顔を上げ、顔をにまぁーとさせながら。

「き、気持ちいい」と唸るような、かすれるような声で言う。

まだ余韻に浸っているみたい。もうちょっとそのままにしてた方がよさそう。





でもなんかすごい絵図だ。女3人真っ裸で、床には倒れ込む女にその下はおしっこを漏らした後のように濡れている。

3Pレズの後……。うわぁそれを思うとやっぱすごい。

ようやく落ち着いてきたのか加奈子さんが少し申し訳なさそうに

「ごめんなさいこんなに床汚してしまいました」

「別にいいのよ。拭けばいいだけだから、それよりシャワー浴びたほうがいいわよね」

確かに、3人ともぐちゃぐちゃだよね。

私達はさっき浴びてきたからさっと流せばいいんだけどね。





「ついでだからおふろはいっちゃおっかぁ」

「そうね」と、結局お風呂にはいることになってしまった私達。

やっぱり3人で入るのはちょっと狭いけど、でもなんとなく楽しい気分になれるのが不思議だわさ。

「ああ、お湯につかるとほんと生き返るねぇ――」

「やだぁ、沙奈枝、あなたなんかものすごく年よりじみたこと言うわね」

「だって、ほっとするじゃない」

「まぁ、確かにねぇ」





「それにしても、友香おねぇ様の体綺麗ですよねぇ」





ん、おねぇ様?





「えっ、そ、そうぉ? もう結構崩れてきちゃってるわよ。あなたたちにはかなわないんだから」

「ううん、ホントキレイですよ。大人の色気と言うか魅力がむんむんしちゃってますもん。友香おねぇ様は」

あはははは、加奈子さん、あなたも友香ねぇさんのことそうお呼びになちゃうんですか!





おねぇ様ねぇ。





それに無反応な友香ねぇさん。すでに私からそう呼ばれてやっているから、免疫が出来ちゃっているんだろうな。





「それに私達もう普通の関係じゃないんですから、私友香おねぇ様を愛してしまいそうです」

あれま、そう来るのか、加奈子さん。





「ちょっと加奈子ちゃん、愛してしまうって、私達女同士よ」

「そうですよ。愛に性別は関係ありません。私はそう思います」

「関係ないって、私、人妻。それにこんな大きな子までいるし……」





「それが何か問題でもありますか? 別に私は気にしませんから。たとえ友香おねぇ様が人妻であろうとも、沙奈枝ちゃんと言う子がいても愛せる自信はあります」

うっわぁ――、いきなり愛の告白。しかも同性愛だよ。





加奈子さん、ホントあなたはつかみどころのない人だわ。

でもさ、私達もっと密な関係なんだよねぇ。





普通の家族、親子の関係じゃないんだよもう。





もしさ、私達の本当の関係を知ったらあなたはどうするの?





『第49話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その20』





「ふぅ―」と、3人ともお風呂から上がり、一服をしながら冷たい飲み物をごくごくと。

生き返るひと時です。マジに親父化しています。





さすがに今度はちゃんと下着も服も着ております。……はい。





そしてこの癒しの間を裂くように、加奈子さんがにんまりとした顔をしながら聞いてきた。

「友香おねぇ様、それに沙奈枝ちゃん。お二人まだ私に何か隠し事ありますよねぇ――」

意味ありげに言うところがなんかいやらしいんだけど。加奈子さん。

ついにいよいよ確信に触れてきたか。





「隠し事って……私と友香ねぇさんの事?」

「う――っとねぇ――、どちらかと言えばさぁ―、沙奈枝ちゃんの方かなぁ―」

「私の方?」ああああああ! 来た来た。来ちゃったよぉ。て生理じゃないけど。





「な、何のことかなぁ――」

「あらここでそう言う”しら”を切るわけ? リアルの私には絶対にありえないことなんだけど、妄想の中の世界の私はどっぷりとつかっている世界関係。そう言えば大体合っているんじゃないかしら」

そ、そうだね。あのゲームの題名から察すると、そっち方面の妄想がすごいのかもね。





「ええええっと、多分加奈子さんが思っていること、ほとんど当たっていると思う」

「やっぱりぃ!! なんかうれしいなぁ。知り合いにこういう私好みの関係を持っているところがいたなんて。ああ! やっぱり私、ここにきて正解だったわ」

そ、そうなんですか。そんなに喜んでいただけて……こちらは喜んでいいものやらどうやら、と言うところですわ。





「ズバリ! 沙奈枝ちゃんお父さんと近親相姦してるでしょ!」





ああああぁ、そうズバリ言われると「うん、してるよ」とあっさり答えるしかないじゃない。

「うわぁいいなぁ、いいなぁ――、近親相姦。あこがれるなぁ――――」





「て、加奈子さん、お父さんのこと大っ嫌いなんでしょ」

「そうよ、実の父親は大っ嫌い。もう同じところで息するのも嫌」

おいおい、そこまでもか!





「でも、近親相姦は憧れなんだぁ! だって私の創るゲームってみんな近親相姦ものなんだよ。兄妹ものでしょ、母と息子だったり、それに父親実の娘。これが一番萌えるわぁ――」

握りこぶしをしながら力入れなくても……。





「で、もう日常的にしているんですか? あ、も、もしかして友香おねぇ様には秘密の関係だったり?」

「ああええっと、大丈夫。友香ねぇさんも知っているし、ちゃんと了解してもらっているから」

「な、なんとご家族ぐるみで。はぁしかも友香おねぇ様の心の広さはネットの世界に神髄いたしますわ」

おいおい、話し方が変わってきたぞ加奈子さん。もしかして興奮している?





「ま、これにはいろいろと事情と言うかその未来の計画的なこともあるんで」

「ほほぉ―、それはとても興味がありますねぇ――――。もしかして沙奈枝ちゃん、お父さんの子供が欲しいなんて言うこと思ってたりして」





「いやぁ――、実わね。そうなんだよねぇ――――。あははははは」

なんかこうポンポンと言われると笑うしかない。





「やっぱり!! もう孕んでいたりして。ていう展開はないですよねぇ――、中学生が自分の父親の子を孕んでるなんて言う展開はまだ先なんですよねぇ―」

「あはは、まだ先ですわ! でも私の前に友香ねぇさんに孕んでもらわないと。そうしないと私達ばかりじゃね。ねぇ――――、友香ねぇぁ―さん!」





「ぶっ! いきなりこっちに話振んないでよ」





あれぇ―、なんか照れてるの? 友香ねぇさん?





『第50話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その21』





「て、言うことは沙奈枝ちゃんの姉弟をこれからおつくりになるんですね」

「ええっとまぁ――、そ、そう言うことになるのかしら」





でも、パパとの子じゃないんだよねぇ――。

朋絵のお父さんとの子。そして、友香ねぇさんが孕んだら今度は私達3人が孕む番になるんだ。

それぞれの父親の子をね。





まずは、母親たちがそれぞれ別なパートナーの子を孕ませてからじゃないと出来ない。

それに時期的に考えて、卒業したあたりに出産ていうのがいいかなぁ。





もしかしたら卒業式……ま、いいか。出れなくても。

そ、私達は子供からの卒業だからね。中学の卒業式なんて別に関係ない。

この部分は加奈子さんには今のところ内緒。





友香ねぇさんもパパの子を孕んだということにしておく。

ダブル妊娠。それだけでもインパクトは強すぎるかもね。加奈子さんにとっては。





「うわぁーなんか親子で妊娠っていうのもなんかすごいですよねぇ。私は友香おねぇ様が孕んでも愛していきますわよ。そう決めたんですから」

「はぁ―、加奈子ちゃん。好きになってくれるのはうれしいけど、男も好きなんでしょ。男とのセックスも大好きなんじゃないの?」





「当然です。男性とのセックスはやめられません。もちろん友香おねぇ様を愛しながら、私は男とも付き合いますわよ」

な、なんとま、ご都合主義で!

でもま、それはそっちに任せるわ。て、もう投げやり状態。





はぁ―でも今日はほんといろんなことありすぎた。

濃厚な1日だった。





で、さぁもう夜なんだけど、夕食の準備もしないといけないんじゃない?

もうじきパパも帰ってくるしね。





「さてと、夕食作らない友香ねぇさん?」

「えっ、もうそんな時間なの?」

「そうだよ」と言い時計を指さす。





「ん―なんか今日は作る気しないなぁ―」ありゃま、家事放棄ですか?

でもまぁわからない訳もないよね。





スマホ見ながら、友香ねぇさんが言う。

「あら、今日、拓海さんも残業で遅くなるみたい。食事は済ませてくるって」

なおさらやる気放棄に拍車がかかるメッセージだ。





「もう、なんか外にまた出る気もないしねぇ――」

「あ、それならピザ頼もうよ! 宅配ピザ」

「そうしよっか」ということで完全なる手抜き夕食に決定!

「うわぁ―ピザですかぁ―、最近食べていないからうれしいです」

で、スマホでサクッとピザの注文を済ませた。今日は加奈子さんもいるから3人でいろんな味のピザを楽しめる。

うんうん、友香ねぇさんと二人じゃ食べきれないんだよね。





でもなんだろう突如に加わった加奈子さんと言う存在が、とても新鮮な感じに思えるのは、不思議なことなのか。

これが朋絵や美奈子だったらいつものメンバーだから、何も感じない。そう言う訳じゃないんだけど、でもこの感じとは違うんだよね。

加奈子さんだから、得られる感情なのかなぁ――。





「はぁ、それじゃ私は夕食作らなくていいから、家庭教師の勉強再会しないと」

一気に憂鬱そうな顔をして、友香ねぇさんが言う。





「友香おねぇ様、家庭教師もなさっているんですか?」

「ええ、まぁ。これから始めようかなぁって、勉強準備中なのよ」

「ふぅーん、そうなんですか。でも家庭教師って学校の授業に合わせてくれる先生と、そうでない先生がいるんですよねぇ。私は少しの間家庭教師の先生と付き合ったことあるんですけど、結構大変そうでしたよ。でも同じ高校の卒業生の大学生の人でしたから、そこは何とかうまく出来ていたんじゃないかぁって思うんですけど」





「ああああっ!! そんなこと聞くとまた落ち込むわぁ――――」

「あれ、もしかして悩んでいます?」





友香ねぇさんはきっぱりと「はい、とても悩んでいます」と言い切った。

「あら、それじゃ私が教えてあげましょうか? 現役の女子高生が教えるんですから大丈夫ですよ。で、科目は?」





「英語よ! 英語専門。でも、私が日常的にていうか仕事で使っている英語と、学校で教えている英語って全然違うのよね」





「ああ、なるほど、そう言うことでしたか。大丈夫ですよ。教えてあげますよ今の学校のスタイルを。……でもそれを教える代わりに一つお願いがあるんですけど」





「何? お願いって?」





「しばらく私をここに無条件で置いていただけませんか? もちろん、家事もお手伝いいたします。それにちゃんとご奉仕もしますから……ね」





にっこりとほほ笑む加奈子さん。





やっぱり、やり手だね。この人は。





『第51話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その22』





家出中の加奈子さん。加奈子さんの両親にはこの夏休みの間、じっくりと自分の進路を考えるということで、

両親から了解を得て、ここにいることになった。





しかし、どうしたらあんな堅物の父親からこんなにも、ぶっ飛んだ子が生まれてきたんだろうと不思議になる。

て、人のことは言えないけど……。





実際突如現れたその当日に、もう私達3人は体の関係まで一気に行ってしまった。

後悔しているとかそう言うのではなくて、何だろう、それがなんか当たり前すぎて、あっけらかんとしちゃっている自分がなんかおかしい。

でも加奈子さんだからそうなったのかもしれないと思うと、妙に納得してしまう。





「うわぁ――、ちょっとエグイんですけど!」

「ほんとこれはちょっと現実離れしているかなぁ――」

食い入るようにノーパソの画面を見つめる朋絵と美奈子。





「ちょっとこれやばいんじゃないのぉ――――! うちのお父さんこんなことやったら私の壊れちゃう!」

「はぁ~、でもなんか変な気分になるのどうして? ねぇ加奈子さぁん。これって実体験ありなんですかぁ?」





「まっさかぁ――、あったらいいなぁ―、ていうのが本音。ほんとあんたたちがうらやましい限りよ」

そう、私達3人のことはもう加奈子さんに報告済み。つまりは3人とも近親相姦しているというのを告げている。





「はぁ、でもこの想像力はすごいわ」

「ん―、そうねぇ―、私も勉強になるわ」





「て、あんたたちさぁ―、ホントずっとこの加奈子さんが創ったゲームばかりやってるけど、宿題もう早く終わらせるからって、今日また集まったんでしょ。早く片付けちゃおうよ!」

「あははは、そうだったね。もう夢中になってたわ」

「いやいや、でもうれしいですよ。こんなにも夢中になってもらえて」





「やっぱり男の人ってこういう感じまでいかないと抜けないのかなぁ―」

朋絵がぽつりと漏らす。





「多分ねぇ、そう言う刺激があるからこそ、抜けられるんだと思うし、もっと重要なのが、キャラの可愛さだよねぇ―、この作画知り合いの人なんだけど、萌え萌え感出すのに相当苦労してんだよ」

「書いている人って男の人なの?」

「うんにゃ、女だよ。私の友達」





「へぇー、高校生? もうプロだよね」

「そう、本当はね、私とユニット組もうって話しているんだけど、私の方がこんな状態だからねぇ。先行き不安定」

「でも相当稼いでいるって沙奈枝から聞いているんだけど?」

「まぁねぇ、今だから、稼げているのかもしれないんだけどね。これからはもっと別なジャンルにも進んでいこうかと模索中なんだ」





「なんかクリエイティブな感じがしてもう大人だね、加奈子さんは。ちょっとあこがれちゃうなぁ」

「そんなことないって、あなたたちの方がなんか純粋に愛を求めているような感じで好きよ」





「ああ、こうして理解してもらえるのってすごくうれしいよ。私達のおねぇさんになって」

おいおい、朋絵、お前そこ触れるとちょっとやばいぞ!

「あははは、いいよぉ―おねぇさんになってあげる。それじゃ、まずは勉強ちゃんとやろうか」

「へっ! やっぱそう来たか」苦笑いをする朋絵。





「ああ、でもなんかかったるいなぁ―、勉強もこのゲームのようになんか刺激的だとどんどん進んじゃうと思うんだけどなぁ―」

それを聞いた加奈子さんがニタァーと笑う。





「そうぉ? じゃぁちょっと刺激的になるように工夫しようか」

どんな工夫をしよって言うんだいかな子さん。なんかやばい方向に向いていく気が満々に感じるのは私だけ?





「えへへ、それじゃァさ。1問間違えたら着ているの1枚づつ脱いでいこうか」





はへっ、間違えたら……。脱ぐ! すっぽんぽんになるまで何問?





「ゲッ! なんか私一番早く裸になちゃいそう!!」

そう言いながらも朋絵が一番乗り気なんだ。……よ。





『第52話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その23』





「ジャジャジャジャーン!! 結果発表」





き、来たか……。ゴクリ。





「沙奈枝ちゃん3問間違い。美奈子ちゃん5問間違い。そしてテケテケ――――朋絵ちゃんなんと8問アウトォォォォォ! これはひどい、10問中正解したのは2問だけ! 8問不正解。さぁて朋絵ちゃんの着ているもの8枚もあるのか?」





「へっ? 8枚……。すっぽんぽん確定じゃない? 朋絵」

「うぐぐぐぐうっぐ! 脱いでやるわよ。脱げばいいんでしょ」





も半ばやけ状態の朋絵、あっと言う間に、着ていたキャミ脱ぎスカート脱いだ、これで2枚。かわいらしくこんもりとしたブラを外し、靴下を2足脱いでこれ絵合計5枚だね。

で、で、あと残るはパンツ1枚だけ「んっもう―――はい脱ぎますよ」と言い、するっとはいていたパンツを脱いだ。





「どうだ! これで文句はないでしょ」まさにすっぽんぽん。

「うん、完全なる裸だね。でもさ、あと2枚分足りないんだよねぇ――――」と加奈子さんがニタァーと笑いながら言う。





「足りないって、あと何も着ているものないよ」

「ん――――。あ、そうだ! ここ! ここ剃っちゃおう」

「げっ! まさかってここの毛って服じゃないんだけど!」

「だから2枚分にしてあげるよ。うんうん」

それなりに、マーそれなりに生えている朋絵の陰毛。私のよりは濃いかなぁ―。





「それじゃ、お風呂場で……」

「んにゃ、ここでやる」

「へっ! こ、ここで」





「そ、ここで。公開陰毛剃り」





「えっ、ヤダヤダ。ものすごく恥ずかしいよぉ――。裸見られるのよりも。セックスしているところみられるよりもっと恥ずかしい」

「だから罰ゲームになるんじゃない? 勉強していなかった朋絵ちゃんが悪いのよぉぉぉ!」

こういうことになれば妥協しないんだよね。加奈子さん。





「沙奈枝ちゃんお風呂場から、ソープとお湯、それとビニールシーツ用意して」

あはははは、マジだこりゃ。朋絵覚悟決めな!

言われたものをそろえビニールシーツを床に敷いてその上に朋絵を寝かせた。

「じゃーん、特製カミソリなんと5枚刃。これよく切れるよぉ――――。つるんつるんにしてあげるから」

加奈子さん、あなたのかスーツケースの中はなんでも入っているんだね。まるで猫型ロボットのポケットのようだわ。





「まずはソープを泡立ててと」ボディーソープを手に取り、泡立て、朋絵のあそこにこんもりと泡を盛り上げた。

「まぁなんかとてもおいしそうに見えるんでけど」

おいおい、加奈子さん、あんたの目、マジだぞ。





「うわわわわわっ、い、痛くしないでください。お願いします。剃るの初めてなんです。私」

ああ、なんか朋絵。あんた今から処女奪われるみたいなこと言わないの。





こんもりと盛り上げた泡を加奈子さんの手がスッとおまたの部分に広げていく。

「あっ! うっ! く、くすぐったい」体をぴくんとさせて、次第にもじもじさせる朋絵。





「あん、朋絵ちゃん。体そんなに動かさないで、あなたたち朋絵ちゃんの体抑えて頂戴」

言われるままに私と美奈子は朋絵の体を抑えた。





ブラとパンツ姿の私。あの大きなおっぱいをプルンプルンさせながら朋絵の体を抑えつける美奈子。

そして剃刀を持ちながら、ニタァーと笑う加奈子さん。





これなんか、ものすごくやばそうな絵図になっていると思うんだけど……。





『第53話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その24』





ジョリ!

ジョリジョリジョリ!!





「結構固い毛だねぇ―、朋絵ちゃんの」

「うっ! そ、そんな事言ったって」

「なはは、まるではえてた頃の私の毛みたいだよ」

ジョリジョリ。





「あのぉ―、生えてた頃ってどういう意味ですか?」





「ああ、加奈子さんさぁ、あそこの毛永久脱毛してんだよ。つるんつるんだよ」

「ええ、そうなんですか?」美奈子が興味深々に聞く。

「うんしてるよ。だから割れ目もくっきりなのだ」

「うわぁ―、見てみたいです」





「じゃぁ、朋絵ちゃんのつるつるにしてからね。あ、それとも美奈子ちゃんも剃っちゃう?」

「ええええっと、どんな感じですか毛が無いのって」

「別に、特別何もないけど。あ、そうそう、ビキニパンツ履いても気にならないね」

「はぁ―、そうなんですか」





「そうだよ。さっ、朋絵ちゃんの腰もっと上げて、アナルまできれいに剃ってあげるからね」

「えええええ! そこまでですかぁ!」

「あら、全部綺麗にしないと中途半端でしょ」

朋絵の腰をグイっと上げて、両足をもっと大きく開かせる。





「ああ、大陰部のところ剃るよ」

加奈子さんはそう言いながら、外側の皮を引っ張るようにして剃刀を当て、ジョリジョリと剃っていく。

「あら、きれいなクリちゃんだねぇ。ピンク色している」と言いながらもうテカテカに光っている陰部を指でなぞりながら言う。





「あうううううぅ! そこ、だめです。刺激しないでください。気持ちよすぎます」

「いいでしょう、こんな姿で、犯されている気分になるって興奮するでしょう」

そして剃刀はアナルのところに。

泡を足して、ぷにぷにと動くアナルのところに手でびちゃびちゃとぬっていく。





「こっちはそんなに固くないね。すぐに終わるから」

「あん、ああああああああ! 気持ちよすぎますぅ!」

「動かないでよ、切っちゃたら大変でしょ。肛門から出血しちゃうよ」

「ああああ、そ、それは、まずいですぅ――――。またナプキンつけてないとぉ!」





「て、あんた何、痔だったの?」





朋絵は顔を真っ赤にして「痔じゃないもん。切れたんだもん。あんな太いの入って言ったら切れるよ」

「あははは、そっちの処女、お父さんにあげたんだ」

「そうだよ。もう私の穴はすべてお父さんに捧げたんだから」





「いやぁ―さすが見私はまだそっちはあげてないなぁ―」

「うんうん、私もだよ」美奈子もうなずいた。





「うふふ、もう朋絵ちゃんは膣穴とアナルの両方で攻められているって言う訳なのね。ねぇ、どっちがいいの朋絵ちゃんは?」

「お尻はまだ1回しかしていないから、よくわかんないよぉ―!」





「そうなんだじゃぁ、これから開発していくんだね。アナルもなれるとものすごく気持ちいいよ。癖になる人も多いからね」

「あああ、なんか加奈子さんが言うと、リアリティーありすぎなんだけど!」

「へへへ、そぉ?」





そんなこと言いながらも「はい、終了! きれいに剃れたよ」と言いながら、ぐちゃぐちゃに濡れた陰部を綺麗にふき取って朋絵に見るように鏡を手渡した。

「うわぁああああああ! つるんつるんだぁ! なんか変な感じだよ」





あはは、でも朋絵らしいかもしれないね」

「それってどういうことよ?」

「あのね、まだ毛も生えていない小学生みたいだよ」美奈子がにんまりとしながら言う。





「んっもう!! また私を小学生呼ばわりしてぇ――――!!」

ああ、でも実際それ、否定できないかも!





うん、十分ランドセルまだ似合うよ――――朋絵。





『第54話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その25』





とてもエッチで、変態……あ、これ自分で言っているからいいと思うんだけど。そんな加奈子さん、自分の仕事に入ると全くの別人になる。





さながら、在宅キャリアウーマン……あ、なんか変だけど!

とても高校生とは思えないような、仕事っぷり。

今日は朝から、いや夜からずっと仕事しているよ。





電話かかけまくりの、かかりまくりので、スマホをはなしている時間の方が少ないくらいだ。

で分かった事。こういう戦闘状態に入った加奈子さんは全くの別人なんだと。

ま、そう言う事で加奈子さんはのことはただいま放置プレイ中。





でもウケルるというか、すごいというか。突如に電池が切れたみたいにぷっつりと動けなくなるんだよね。

電池の切れたおもちゃみたいに、うんともスントも動かなくなる。

で、そのあとに来るのが異常に燃え上がった充電欲……性欲だった。





「ありがとうございましたぁー」と、元気な宅配便のお兄さんが届けてくれたこの箱の山。

エナジードリンク、モ〇ンスター2ケース。赤ま〇しドリンク。どこぞかわからない「超強力取扱注意!」と書かれたサプリ精力剤。

それにここのところうちの食事のメニューはニンニクにレバー、肉……肉。勢力が付きすぎるほどの食材ばかりがそろっている。





「友香ぇさん。このメニューだと確実に太るね」

「た、確かに……」

「あの水着、着れなくなったらどうする?」

「それはまずいわ!」

「ビキニだよ。おなかポッコリビキニは恥ずかしいよね」





「あははは、確かにもうこうなったらこれに便乗して早く妊娠しちゃおうかな」

「そんなにすぐに大きくなんないでしょ。孕んだって」

「確かに! ああ、でもホント予定早めよっかなぁ――――」





「でもさ、私はさ、ほら直哉(なおや)(朋絵のお父さん)さん相手だからいいんだけど、拓海(たくみ)(うちのパパ)さんはあなたと尚子(なおこ)(美奈子のお母さん)。それに加奈子ちゃんの3人も相手しているからかなりきついんじゃないの?」





「そうなんだよ、最近パパ物凄く疲れているような感じがしてさ、ちょっと心配なんだよ」





その私達の話を着ていた加奈子さんが

「あはははは、お任せください。先ほど届いたこのサプリ。なんと超強力増強剤、どんなに萎えたチンポもこれで超回復です。今晩もパパさんちょっとお借りしますね」とタタタタタタっとまた部屋に向かっていった。





加奈子さんの充電減は男の人の精子なのだ。

それとセックス。ここ数日彼女の行動を見ているとほんとこの人は人間なのかと思う得るほどパワフルだ。





「はぁ―、でも今日は、多分帰り遅いんじゃないのかなぁ―」

「あ、そう言えば尚子と今日は会うって連絡きてたんだけど」

「そっかぁ―美奈子のお母さんとねぇ―、でもパパ、結構美奈子のお母さんと相性いいみたいだね」

「それがなんか不思議。尚子前はあんな感じじゃなかったんだけどね。最近ずいぶんとしおらしくなちゃって、変な感じ」





「もしかしてと友香ねぇさんヤキモチ妬き始めてきた?」

「ヤキモチ? ないない。だってその分私も楽しんでいるからね」

「ところでさ、あの温泉旅館行くのもうじきだよね」

「ああ、そうね。海辺でのんびりしたいなぁ――――。加奈子ちゃんの協力で家庭教師の方も何とか教え方うまくなったていうかコツがつかめてきたし、助かってるからねぇ」





「加奈子さんも一緒に連れて行くんだよね」

「そのつもりだけど。あ、一人追加の連絡しないといけないね」

と、友香ねぇさんと話していた矢先。





加奈子さんから意外なことを言われた。……それは。





『第55話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その26』





「ああ、旅行ですか。……それなら私は行きませんけど」





「そ、そうなの? どうして、みんなで楽しんでみない?」





「ええっとですねぇ―、来月なんですけど、コミケがあるんです。それに出品させる作品がもうじきマスターアップなんですよ。つまりは今追い上げっていうやつなんですよね。ですから本当に残念ですけど、ご一緒に行けないんですよ。それに、私……家に帰ろうかと……」





「へっ? 家に帰る? って」





友香ねぇさんがびっくりして「どうしたの? もういいの? ちゃんとご両親と話せるの?」

「へっ! いいわけないじゃないですか!! まだ進路の件については決着ついていません。向き合う気は今は出来ません。でも、どうしても家に帰らないといけないんです」





切羽つまった。そんな感じを振りまく加奈子さん。

「どうしたっていうのそれじゃ?」





「いやぁ―もう家でないと作業が進まないんですよ。あのノーパソじゃ、もう限界なんで、家にあるパソコンで作業しないとやばいんですよ。本当は帰りたくないんですけどね」





「大丈夫なの? またお父さんと喧嘩するんじゃない?」

「ん――――――、あのわからずやとは会わないようにします。て言っても家の中じゃ会っちゃいますけどね。無視ですよもう無視」





本当に大丈夫かなぁ。親子喧嘩……て。うちじゃ無いんだよなぁ。そんなこと。

ちょっとあこがれる? て、こんなことにあこがれてどうすんだ私!





「そっかぁ―で、その作業が落ち着いたらまたここに持ってくるっていうことなの?」

「えへへ、実はそう思っているんですけど。ご迷惑ですよね」





「うちは別に迷惑なんて思っていないけど。拓海さんとも、もう寝てるんでしょ」

「あれ、拓海さんとの初セックスの時は確か友香おねぇ様もご一緒だったじゃないですか? あんなに3人で楽しんだのにもうお忘れですか?」





「ナニナニ!!! 私の知らないうちにパパと3Pしてたの!」

うっわぁ――――――――――――!!! マジかぁ―――――――!!





「あら、あなたその時早くに寝ちゃっていたから、起こさなかったんだけど―――――――――ごめんねぇ―――――――!!」と天を仰ぎ見ながら言う友香ねぇさん。





おいおい、起こさなかったて、そりゃ、寝ていた私がわるぅございましたけど!

でもさ、教えてくれたっていいんじゃない。





なんか私だけ抜け者扱いにされたような気分で、むかついた。





「ふぅ―――――ん、そうなんだ」

「あら、怒っちゃったの沙奈枝?」

「いいえ、別にぃ――――、怒ってなんかいませんけど!」





ああ、ヤキモチ妬いてる。べつにそう言うことになったていうことで怒っているて言う訳じゃないんだけど、知らなかったことにむかついちゃったんだよ。

べつに加奈子さんがパパとセックスしたっていいんだよ。べつに。加奈子さんとはさ、行為なんだから、加奈子さんだってパパの事愛するとか、好きになるていう感情は多分、たぶんないと思うしさ。





「ああ、でも、拓海さんってホント優しいお父さんですよねぇ。話も分かるし、私の事本当に親身になってくれてるし。ああ、なんか好きになりそうで怖いです。て、いうかもう大好きです」





あうあうあうあうあう―――――――うがぁ―――――!!





ちょっとやめて、私のパパ取らないでぇ!!





『第56話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その1』





うちのパパに限ってそんなことってないよね。

て、何マジになってんだ……私?





ホントはさ、私も混ざりたかっただけなんだけど。――――――まさかの4P?

いやいや、3Pがちょうどいい。

私と加奈子さんとパパとの3P。友香ねぇさんは、朋絵のお父さんに早く孕ませてもらってくれればいいでしょ。





ああ、なんだか嫉妬心丸出しだよね。





「それで、いつ戻るの?」と、友香ねぇさんが加奈子さんに聞くと。

「いやぁ―、今すぐにていうか、もう行かないといけないんですよ。できれば来月のはじめくらいいは戻ってきたいと思っているんですけどね」





「そうか、ま、いいんじゃない。この際だから、もっと大喧嘩しちゃいなさいよ。行くところまで言ったら案外後は何とかなるものよ。それにね。……親子なんだもん、家族なんだもん。きっといい道、見つかると思うわよ」





友香ねぇさんのその言葉になぜかドキッとした。

家族、そして親子。

多分、私のこれからの行先にあるのは崩壊か、それとも、理想郷か。

その二つしかないんだと思う。





私達が計画した家族計画。そして父親の子を私達が宿し、産み、育てる。家族として、親子として。

これは単なる私達の我儘なのかもしれない。多分そうかもしれない。でも、この気持ちはもう抑えることなんかできないんだよ。

まだ子供、ちょっと背伸びしているだけ。そう思われるかもしれないけど、私達は本当に大真面目に願っている。





好きな人の子を産みたいと。

それが、父親であっただけ……なんだから。





そして加奈子さんは「またね」と言いながら、実家に……て、自分の家に一時帰宅した。

加奈子さんが帰ってから感じた、ぽっかりとした穴のような感じ。

なんだか加奈子さんって台風みたいな人だった。

いなくなると何となく寂しい。





朋絵と美奈子に加奈子さんがいったん帰ったことを伝えた。

美奈子は「そうなんだぁ」と普通の反応。

朋絵は「ええ、なんでよ! 私のあの毛を剃って帰ちゃったのぉ! もうぉ! お父さんはニヤリとして喜んでいたけど」

はぁ―そうでしたか。とま、いいんじゃないていう感じ。





で、……3日後に迫った3家族合同旅行。

海に山。天然温泉と豪華なお料理……そして、一夜の情事。





宿題は加奈子さんの協力の元なんとか、ほとんど終了間近と言うところまでこぎつけた。

水着も買った。加奈子ねぇさんとおそろいだけど。

準備はバンタン! 燃料満タン行きま――――す!! と言う感じ。





このイベントのために、私達は美奈子の家に集結した。





「あら何? 今日は3人集まって、お勉強会なの?」

にっこりとしながら私達に話しかける美奈子のお母さん尚子さん。





「今日はパートお休み何ですか?」

「そうねぇ―、お休みっていうか、もうやめちゃったんだよねぇ」

「えっ! それって私聞いてないよ」美奈子がちょっと驚いていた。「どうしちゃったの、何かあったの?」

「別に何もないんだけどね。あの仕事ももういいかなってね」





最近思うんだけど、たぶんさ尚子さん。パパと付き合うようになってから性格変わったのかなぁ。ちょっと天然っぽいところは前からあったんだけど、それが今まで以上に超天然ぽくなってきちゃっているような感じがするんだけど。





確かに今日も暑い。それに家の中だっていうのもあるけど、青色キャミとスパッツ姿はさすがに外には出れないんじゃない。

それにあの爆乳。キャミのパットからはみ出している。





ああ、何かあの天然さとその姿、大人の色気をむんむんさせている気がするんだけど。

美奈子に小さな声で「ねぇ尚子さん、色気増してない?」ていうと。





「そうなの最近いつもあんな感じでさ、それに胸の谷間のところそれとなく見てみてよ、うっ血した後見えるんだよね」





それって、キスマーク?





あ、もしかしてパパがつけたキスマークだったりして―――――なんてね。





『第57話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その2』





「ふぅ―今日も暑いよねぇ。ちょっと洗濯物外に干しに行っただけでもう汗だく」

胸の谷間……。そう言われると、そこだけを凝視したくなっちゃう。





「あら、どうしたの沙奈枝ちゃん、そんなに私の胸見つめちゃって」

「あ、いや、そのなんていうか、また大きくなっていませんか、尚子さんのおっぱい」

「そうぉ? どうだろう最近少し太っちゃったかもね」

そこに美奈子がぼそりと「精子飲みすぎじゃないの?」て言う。





ちょっとダイレクトだねぇ―、て言ってももう私達、それぞれの親とは事情はと言うかその目的は同じなわけで、家族であって、親子。そして女同士と言うかその部分についてはなんか対等になってきちゃっているというかですねぇ――。

ま、そう言う感じなんですわ。





「あらやだ、そうかしら」と、尚子さんは否定せずだ。





「もしかしてパパの精子だったりしてね」少し冗談ぽく言ったつもりなんだけど。

「ああ、かもね。毎回美味しくいただいているから……。沙奈枝ちゃんごめんねぇ―」

うわぁ―、マジに返されちゃったよ。

「べっ、別に。いいですけど」





それに付け加えるように尚子さんは「なんかねぇ、拓海さんの精子、飲みやすいていうか、好きなのよねぇ。そんなに今まで飲んだことなかったんだけど」

「そ、そうなんですか……。そ、それはよかったですね」





「うん、なんかもうこのおなかの中に、赤ちゃんいるみたいな感じになちゃてるんだけど」

「も、もしかしたついに、出来ました?」

「それがねぇ―、先月生理来たし、検査薬も反応なしなのよ」

「そうなんですか残念ですねぇ」





「はぁ―、なんかあなたたちの方が先に妊娠しちゃうんじゃないのかなぁ」

へっ! そう……なのかなぁ。





「う――――ん。そうだよね。何も私達が後ていうのも今更な感じがするんだけど」

朋絵が腕くみしながら真剣な顔つきで言った。





「そっかぁ―、そうだよねぇ。元はお母さんたちに文句言わせないために先に妊娠してもらおうっていうことだったんだけど、みんなもう知っていることなんだし、私達が待っているのも無意味だよね」

美奈子がもう私待てないんだもん、ていう感じでいうところが何かなまめかしい。





「あらそれじゃぁ、私も頑張らないとね」

尚子さんが少し前かがみになって言うと、キャミが緩んで胸の谷間の奥が見えた。





あっ! あった。あれはまさしくキスマークだよ。

「尚子さん、その胸の谷間のって、キスマークだよね」

「あらやだ、みつかちゃった。そうよ」と言いながらすっとキャミを脱いで尚子さんのおっぱいがでーんと露出した。





やっぱり大きい。しかも乳首陥没してる。

「拓海さんの胸にキスマークつけたら、私のにもつけられちゃったのぉ」

はっ、そうですか。じゃ、今晩でも確かめてみよう。

といいながら、尚子さん興奮してきたのか、乳首がポッコリと盛り上がってきた。





「あ、乳首出て来てるよ」

「あらほんとだ。やだぁ―、ちょっと想像しちゃっただけなのに」





「もう、お母さんってば。それじゃお父さんは私がちゃんとお世話しますから。心配しないでね。あ、友香のお母さんのいるから大丈夫か」





「そうねぇ―、あの人のことはお二人にお任せしちゃいます。えへ」





な、なんだ尚子さんマジ恋する乙女の顔になっているぞ。

こりゃ、まじめに子作りセックスしないと負けちゃうよ!





あれぇ―、何で競争心湧くんだろう!!





『第58話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その3』





そうだよね。もう母親たちの妊娠なんか待っていなくたっていいんだ。

すでにみんな知っている。もうこの3家族はみんな知っているし、公認のことなんだ。





「私頑張ります! 早くパパの子、このおなかに宿します」





「お、どうしたの沙奈枝。美奈子のお母さんに対抗心メラメラ燃やしちゃって」

「うん、私もうかうかしてられないって思ってさ。尚子さんもこんなにパパの事好きになってくれているんだもん。二人して立派なパパの子産むんだ!」





「ははは、そんなに力まなくたってできる時にゃ、できるよ。もう避妊もしていないしさ」

「えっ、朋絵避妊していなかったの?」





朋絵はふぅーとたばこの煙を吐き出しながら「そうだよずっと避妊なんかしていないよ。お父さんの精子この子宮の中にどばぁ――て出してもらってる。やっぱ、生で出されると気持ちいいもんね」





美奈子も煙を吐きながら「そうだよねぇ。あの熱いのが中に入ってくる感じがいいんだよね。それに中だしされるとものすごく幸せなんだ」





「あ、そうだ。美奈子生理あれから来た?」

「うん、来たよ。お薬効いていたのかなぁ―。妊娠はしていなかったけど」





「何? どういうこと?」





私もたばこに火を点けて煙を吸い込んだ。

「ああ、そっか。沙奈枝には言っていなかったけ。美奈子うちのパパともセックスしたんだ。あの時は私と3Pだったけどね」





ゲホゲホ!!!





「さ、3Pって……本当に? 美奈子」

「うんしちゃった」





「あら、そうだったの。朋絵ちゃんのお父さんとセックスしたんだぁ。どうだった?」

おいおい、尚子さん。いいのか! て、どうだったて聞くのか?





「気持ちよかったよ。相手が変わるとなんかちょっと新鮮だったかな」

――――――ああああああ、また私のけ者にされたぁ――――!!

加奈子さんと言い美奈子と朋絵にも。ああああ、もう、なんか腹立つうぅ。





「精子の味ってやっぱり人によって違うのね」

はっ! 何、何、飲んだのか!





「ああ、そうよねぇ。美奈子も分かるようになったんだ。朋絵ちゃんのお父さんのは飲んだことないけど、美味しかった?」

「うん、美味しかったけど、やっぱりお父さんのが一番だね」





「あら、あなたはやっぱりお父さんっ子ね」

「そうよ。そんなのわかってるでしょ。だからお母さんはちゃんと沙奈枝のお父さんの子孕んで頂戴。お父さんの子は私がちゃんとここに孕ませますから」と言いながらおなかをさする美奈子。





もうすでにその顔は母親の顔になっているような気がした。





「はぁ―、私も浮気しよっかなぁ――」





「何言ってんのよ沙奈枝。さっきパパの子産むぞって意気込んでいたのに、今度は浮気したいなんて。もしかして、溜まってんの? 欲求不満? してあげよっか?」





ニタァーとした顔して、朋絵がいきなり胸に手を伸ばしてきた。

「あ、沙奈枝、乳首勃起してる。ブラの上からでもわかるよこれ」

「そうなの? どれどれ」て美奈子も触ってきた。





「わぁーほんとだ、こりこりしてるぅ」

「ああああ、うっ! なんか胸の先がじんじんしてくるよぉ!」





「あら、それじゃ脱がしちゃいましょ」





えええええ! 尚子さんまで……ああああ、私やっぱり欲求不満なのかなぁ――。





『第59話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その4』





「ちょっと……あっ そこ強くつまんじゃダメ―!」

あっという間に素っ裸にされちゃった。





「沙奈枝、パンツもう濡れてるよ」

「うるさいなぁー、出るもんは仕方ないでしょ」





「でもさ、おっぱいだけでもうこんなにヌルヌルになちゃってるじゃない。やっぱり欲求不満だったんだよ沙奈枝」

ああああ、やっぱりそうだったのかなぁ――。





「なら私が逝かせてあげるわよ」

「ええ、お母さん沙奈枝とレズるの?」

「あら、いけない? 沙奈枝ちゃんとはもっと親睦を深めたいと思っていたから、いいチャンスなの」

尚子さん、その親睦ってさ、そう言う親睦なの?





「う、うぐっ!」

私の口を尚子さんの唇がふさいだ。





あああ、温かくて柔らかい。ぷっくりとしたそして尚子さんの唇のリップの香りが洟を抜ける。

ぬちゃっと、口の中に尚子さんの舌が割り込んでくると同時に唾液が押し込まれてくる。





ああ、尚子さんの唾液。私の口の中に広がっていく。そして熱い舌の感触が私の舌を刺激する。

ゴクンと口の中にたまった唾液を飲み込んだ。

「うふふ、私の唾液。美味しい?」

うつろな目で私を見つめる尚子さん。そして手を取り自分のおっぱいに私の手を触れさせた。





やわらかい。なんだろう、友香ねぇさんのおっぱいよりもやわらかくて、大きい。

ぷっくりと陥没していた尚子さんの乳首が盛り上がっている。

その乳首に顔を近づけて吸ってみた。





「あんっ!」と声を漏らす尚子さん。

意外と敏感なんだ。





乳首をちゅぱちゅぱと吸って、私の唾液でべとべとにさせた。

次第にあの大きなおっぱいが張ってきていた。

「ああ、いい。おっぱいだけで逝きそうよ沙奈枝ちゃん」そう言いながらすでに尚子さんも全裸だ。

陰毛がきれいに手入れされていた。





そして尚子さんの乳首を強く吸いだすと、ぴゅっ! と口の中に出てきた。

も、もしかして……。そのまま強く吸いだすとじわぁ―と懐かしい味が口に広がる。





それも少しじゃない。びゅっびゅといっぱい出てくる。

もう反対側のおっぱいからは、白い液が垂れていた。





「ああ、お母さん母乳出てるよ」

「う、うん。そうなの最近になって出てくるようになちゃったの」

「ええ、実はもう妊娠してたんじゃないの?」





「多分まだできていないはずなんだけど。検査薬も陰性だったのに」

「うわぁ――、もったいない。私も飲んじゃう」美奈子が反対側の尚子さんの乳首を吸いだした。

「み、美奈子まで……ああああああああ!」





「もうじゃぁ私は沙奈枝のラブジュース飲んであげる」朋絵は、そう言ってあふれ出ている私の愛液を割れ目に舌を這わせてなめ始めた。

「あんっ、」ビクンと体が反応する。





「あああ、お母さんのおっぱい何だか懐かしい気がする。母乳ってこんな味してたんだぁ」

びくびくと体を震わせながら尚子さんが「もう、お願いこっちもいじって」と手を陰部へと持っていく。





もう太ももから筋をなして流れ出ている尚子さんの愛液。

指を動かすとぬちゃぬちゃとやらしい音を立てている。

そして、強くまた、乳首から母乳を吸いだした。その吸いだした母乳を口いっぱいにため込んで尚子さんの口に流し込んでいく。

唇と唇の隙間からあふれ出す白い液。だらだらと首筋から、おっぱいへと垂れいく。





「どうぉ? 尚子さん自分お母乳の味は?」

「なんか変な感じ。でも私は拓海さんの精子の方が好きかなぁ」

「うわぁーお母さんよっぽど沙奈枝のお父さんの精子好きなんだね」





そこまで言われると、なんだかちょっと嬉しいような。





ちょっと複雑な気持ちになる。





『第60話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その5』





「ねぇ、美奈子ぉ。朋絵ちゃんのお父さんの精子ってどんな感じなの?」





「どうしたのよそんなに気になるの? それより沙奈枝のお父さんの精子そんなに美味しいのお母さん」

「そうねぇ、癖になちゃったかも。拓海さんのなら毎日でも飲めるかな」にっこりと笑う尚子さん。





うわぁー、パパのってそんなに飲みやすいんだ。何気なく飲んでるんだけど。でも精子飲んだあとってたばこ吸いたくなるんだよねぇ。なんか不思議だけど。





「やっぱうちのお父さんのは濃かったでしょ」友美がへへんっと言う。

「うん、とっても濃かった。それにドロッとした中に塊があって舌の中で粒粒ゼリーが残っちゃうんだもん。お薬飲まなかったら私妊娠してたかもね」





そんなに濃いのか朋絵のお父さんのは。友香ねぇさんよく妊娠していなかったよね。それに多分いや、絶対に友香ねぇさんも飲んでるだろうし。

ん―なんか私も飲んでみたい気が……。でも1回くらいは飲んでみたい。

興味がないって言ったら嘘だよね。

ああ、友香ねぇさんがちょっとうらやましい。





そんなことより今のこの状況。ふと見れば朋絵も美奈子も服を脱ぎだしていた。

もうこの状況は女4人の乱交パーティーだ。





体は母乳でべとべと。おまたもぐちょぐちょ。パパとのセックスよりも体中がぬるぬるしちゃってる。

「沙奈枝ちゃん、舐めてあげる」グイっと私の股を開いて、尚子さんの舌が熱くなってぐちょぐちょのおまんこに触れる。ああああ! 気持ちいい、ぞくっと体が震えてくるこの感じ、やめられない。





私も、尚子さんの割れ目に舌を這わせると「あうっ!、あああああ、いいわぁ。そこもっと強く舐めてぇ――――!!』と声を上げる。





何か不思議な感じだ。友香ねぇさんとは親子だけど、こんな気持ちにはならなかった。

親子だから、そこはわからないけど、そうなのかもしれないけど。尚子さんとはこれから同じ男の人の子を宿すんだと思うと近親間がわいてくる。

それが実の親子でセックスをするという行為よりも、なんだろう恥ずかしさと言うのか、ん――――言葉が出てこない。でもこのもやもやとした感じと言うのは、多分逆にドキドキ感に変わっている自分に気が付いたということかもしれない。





そうだ、私は尚子さんにドキドキしているんだ。





このドキドキが意識を遠のかせる。

ああ! もう体が受け入れている。尚子さんを……。





……同姓なのに。





膣の中で尚子さんの指がくねくねと動いている。指だとわかっていても、その奥の子宮が熱く感じる。

この人のおなかの中にもパパの子が、そう思うとさらにドキドキしてくる。





いけない、いけないよ。

ああ、でも私いけない感情がこみ上げてきちゃうのを感じている。そしてそれを望んでいる自分に、さらにドキドキしちゃっている。





美奈子のお母さん。友達の母親。そして私の父親の子を孕もうとしている人に。

私は恋をしそうになる。

同姓なのに……。





こんなことって、そんな感情を胸に広げながら、私は尚子さんに逝かされてしまった。

その夜。私はずっと体がじんじんとうずいているのを必死に耐えていた。





そして次の日。目が覚めたのは昼が過ぎたあたりだった。





明日はいよいよお待ちかねの、3家族合同旅行だ。

いったいどうなるんだろう……。





期待と不安がぐちゃぐちゃと胸の中で渦巻いていた。





『第61話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その6』





朋絵「ねぇ、準備出来てる?」

美奈子「もちろん。準備OK!」





沙奈枝「えっ! 二人とももう準備出来てるの?」

美奈子「沙奈枝、まだ来ていないの?」





沙奈枝「出来てないよぉぉ!!」





朋絵「何やってたのよ! もしかして我慢できなくてあれからずっとオナってた?」

沙奈枝「バカ、してないわよ!昼まで寝ていたからずっと頭の中ボウ―としてて、気が付いたら夜になってた」





美奈子「もう、何やってるのよ。あ、もしかして昨日のお母さんとのレズそんなにもよかったの?」





沙奈枝「……知らない!!」





美奈子「マジかぁ――! あっそうだ、知ってる、昨日お母さんから聞いたんだけど、何でもお母さんたちね……」

朋絵「ああ、例の件ね。いいんじゃない。沙奈枝にとってはちょっと刺激的になちゃったみたいだけど」

沙奈枝「何よまだ、私に隠し事あるの?」





朋絵「隠し事って言う訳じゃないんだけど、沙奈枝のお母さんから何か聞いていなかった?」

沙奈枝「何も……」





朋絵「あっそ、じゃぁ、沙奈枝には当日のお楽しみっていうことで、内緒にしておこっかぁ」

沙奈枝「何よまた私だけのけ者にして教えなさい!!」





美奈子「あれぇ―、沙奈枝。怒ちゃった?」

沙奈枝「そりゃぁ怒るわよ! 今更隠し事なんてさ」





朋絵「えへへへ、実話さぁ――。母親交換しようって、言うことになっているみたい」

沙奈枝「母親交換て?」





朋絵「だからさ、沙奈枝のお母さんがうちのお父さんとペアで、美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんとペア。そしてうちのお母さんが美奈子のお父さんとペアっていうこと」





沙奈枝「んっ? てことはさ、家族入れ替えっていうこと?」

朋絵「ま、そう言うことになるのかなぁ――。ほらこうすれば、種付けしやすいじゃん」





沙奈枝「あ、種付けって。ちょっと露骨すぎない?」





朋絵「実際そうじゃない。同時妊娠ていうのもあるんじゃない?」

美奈子「あははは、そうだと物凄いことになるよね。もしかして6人とも一気に妊娠? て!!」





沙奈枝「マジ! そんなことってありうるのかなぁ――」





朋絵「全くないって言う訳じゃないんじゃない。ちなみに私は超危険日だよ」

美奈子「あ、それ言ったら私も排卵日近いよ。多分お母さんも」

沙奈枝「ああ、それ言ったら私も危険日になちゃうね」





美奈子「あれまぁ皆さんなんかものすごく周期あっているみたいじゃない」

沙奈枝「ちょっと待って、ていうことはさ、パパと尚子さんと私の3Pていうことになるの?」

朋絵「3Pするかどうかはお互いに決めてよ。代わりばんこにセックスしてもいいけど、たぶんさ、3Pの方がなんかドキドキしない」





うわぁ――――尚子さんとパパと子作り勝ガチ3Pかぁ――。

ああ、なんか緊張しちゃいそう。





美奈子「あれぇ―、もうこんな時間だよ。明日のためにもう寝ないと」

朋絵「ああ、そうだね。体力温存。疲れて何もできなかったらそれこそ大変じゃん。早く寝よっと」

美奈子「沙奈枝、早く準備でかして寝たほうがいいよ。それじゃ明日楽しもうね」





ああああ! そうしたいのはやまやまなんだけど、収拾がつかないんだよね。

さてどうしたものか……と床に置かれているコンドームが目に入った。





あ、これはいらないか。





まずは一つ、いらないものが発見できた。

でも、ホントなに持ってたらいいんだろうね。





実際私、なにもないような気がするんだけど!





この体さえあればそれでいいのかな?





『第62話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その7』





海! ああ、海だぁ――――!

海を目にすればテンションが上がる。





あれから、あれやこれやと支度をしつつも、結局持ってきたものと言えば着替えと水着。

主だったものはそれだけだった。

やっぱりこの体があればそれでいいような。と結局そこに落ち着いてカバンに詰めて早々に寝ちゃった。





「しかしこんな温泉旅館があったなんて知らないよほんと」

「ほんとだねぇ。プライベートビーチまであるんだから。驚き」





そうなのだこの砂浜の地主が旅館のオーナーさんの持ち物で、宿泊客しか使えないビーチ。広大という訳じゃないけどそれなりに広さもあるし、とにかく綺麗。どこぞの海水浴場みたいに人で埋まってしまうようなところじゃない。





しかも、周りからは視覚になっているから、もしかしたら素っ裸でいても別にいいんじゃないの? なんておもっちゃうくらい完全個室……いや孤立ビーチといってもいいだろう。

でもせっかく買った水着なんだから、着たいよね。友香ねぇさんとおそろいなんだけど……ちょっとくどい? やっぱ別なのにすればよかったかな。





パパには今日初めて見せるんだけど。……どう思うかな?





「へぇー、友香と沙奈枝同じ水着なんだ。こうしてみると沙奈枝も、もう立派な女性だよなぁ」

「ほんとにそうだな! 腰のくびれと言い体つき、友香ちゃんそっくりじゃないか」と、朋絵のお父さんがしみじみと言う。

「あら、そうぉ? でもセックスの方は多分私の方がうまいわよ」

おいおい、もう朋絵のお父さんを誘惑してんのか!





「あら、そうなの、だったら早く妊娠出来ちゃっていたんじゃないの?」と、朋絵のお母さんが意味ありげに言う。

「うっ、もう由紀子も……あのさ、由紀子太った? なんか体ぽっちゃりしてきたような」

「んっ、―――――そうぉ?」





「ああ、もしかして出来たの?」

「ナニナニ!! お母さん妊娠したの?」

「どうだろまだわかんない。今度生理来なかったら確定かな?」

えっマジ! それってやっぱ美奈子のお父さんの子なんだよね。

「ほんとか由紀子、それって?」美奈子のお父さんがちょっとびっくりしながら言う。





「だからまだわかんないって、でもあなた。明人の子なのは間違いないけどね。だってここんところずっとあなたとしかしていないでしょセックス」

「もう、それで、最近お父さん出す量少ないの」美奈子が何か意味ありげに言う。





「いやぁ―、由紀子に搾り取られてたからなぁ」

「だったら、私の中にたくさん出してください」





「そうそう、私達も今日は搾り取りましょ。朋絵ちゃん」

「うんうん、友香さんと二人であの濃い精子出なくなるまで吸いつくしてやるから覚悟してよお父さん」

「あははは、5日間出していないからものすごく濃いぞ」

「うわぁー、なんだか塊が出てきそうね」





「最初は二人で美味しくいただきましょね。友香さん。今日は友香さん私のお母さんなんだもん。疑似夫婦で親子だけどね」





「あら、私は別に疑似じゃなくてもいいのよ。尚子なんかもう拓海の事愛しちゃっているみたいだし」

ああ。友香ねぇさんからそんな言葉が出るなんて。でも確かに尚子さんはパパの事相当気にしているみたい。夫婦入れ替え、そのまま続行しそうな感じがするんだけど。





「あ、私はいいわよ、夫婦入れ替えのままでも」

おいおい、離婚する気か!





「でも離婚はしない。そうでしょうこれが私達の協定なんだから」





「そうそう、これからは自由にペア組んでもいいんだからね」由紀子さんがジィ――――と美奈子のお父さんを見つめながら言う。

マジ意味ありげに聞こえちゃう。





でも尚子さんとなら、私もうまくやっていけると思う。まぁ由紀子さんともそうだけどね。

つまりはさ、もう私達、全員家族っていうことなんだよ。

女6人、男3人。旦那たちはハーレムだね。最も私達もハーレムみたいなもんだよね。





お昼はバーベキューやって、海で泳いで……サンオイルぬりたぐったけどやっぱり日焼けしちゃった。





そしてやってきました。本当の意味での目的の時間。

夕食は各自のお部屋に用意された。





そう、夫婦交換をした疑似家族同士。風呂付部屋……この旅館に3部屋しかないのを私達が借り切った。

さっきから心臓がどきどきして止まらない。





ベランダでたばこを吸っていると、尚子さんが「私にも1本くれる?」と言ってきた。

「尚子さん、たばこ吸うの?」

「昔ね吸っていたんだけど、やめてたんだ」

やっぱり今夜は尚子さんもドキドキしてんだろうね。





パパと尚子さんと私の3P。





どんな感じになるのかなぁ―――――――!!

もうあそこが熱いよ!





『第63話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その8』





やっぱり尚子さんのおっぱいは大きい。

それに体もきれいだ。美奈子もその点、体のつくりは受け継いたんだというのがよくわかる。





「どうしたの?」一緒にお湯につかりながら、尚子さんは問う。

「なんでもないよ。でもなんか不思議な感じがして」





「不思議な感じ?」





「美奈子のお母さんとこうしてお風呂にはいってんの」

「もう今更何言ってんのよ。もう私達って、そう言う関係じゃないでしょ。これから同じ男の人の子供を宿そうとしてるのよ。もしかして怖くなて来た?」





「怖い? そう言う事今まで思ったこと一度もなかった。ただ、パパのことを愛して、本当にパパの子が欲しいと思っていたから」





「そうだよね。美奈子も同じこと言ってたからわかるわよ。私だってまさか、拓海さんの子を宿そうなんで思ってもいなかったことなんだもん。でもね今は本当に欲しいと思っているのよ。あなたのパパの子を。私は遊びでできちゃったていうのは嫌。もっと前向きに、子供が出来た時に愛せるという想いを持っていいる。それはあなたもそうだと思う。それに沙奈枝ちゃん、ううん、沙奈枝。あなたたちは大きなリスクをこれから背負うことになるのよ。それに打ち勝つくらいの気持ちがないと生まれてくる子供が不幸になることをちゃんと考えて頂戴。もちろん、私達家族があなたたちのその強い想いをすべて受け入れて、力になることくらい信じてもらいたい。友香も、由紀子も。そして3人の父親であり私達の夫でもある彼らも」





その話をパパは湯船につかり、空を見上げながら聞いていたようだ。





「なぁ沙奈枝。お前たちが望んでいることは、世間、いやこの社会的には反感をかうことだ。それにお前の将来も大きく変わる。親の立場としては、本当は普通の道を歩んでほしいという想いもないといったら嘘だ。でも、沙奈枝の気持ちと想いも俺は受け取った。そして、これから、もう走り始めたこの家族計画。後戻りも出来ないしする気もない。こういう家族があっても俺はいいとさえ今は思っている」





パパが今更ながらに、そんなことを言ってくるとは思ってもみなかった。





「私は……そんな簡単で軽い想いなんかじゃない。パパの言うことも、今尚子さんが言ったこともすべて理解しているし、覚悟だって決めている。多分早すぎる決断だとおもわれているんだとおもうけど、私は、ううん、私達はね。……この家族が……好きなんだよ」





なんだろう、自然と涙があふれだしてきた。





そんな私のことをまるで自分の娘のように、それ以上に愛おしく尚子さんは抱きしめた。

友香ねぇさん。実の母親とも何度も話をした。その結果が今ここにあるんだ。





こういう。夢のような家族がこの広い世界にあってもいいんじゃないのか。そう、まるで夢のような家族像だ。

尚子さんは私を抱きしめながら、「うん」とうなずいた。





そして優しくキスをした。

温かいキスだった。気持ちがなんだかすっと和らいでいく。





「それじゃ、とことん愛しちゃいましょ! 私とあなたの彼を」

その言葉はもう私を子ども扱いしていないということの表れだ。対等な位置で、対等な気持ちで目の前にいる彼を迎え入れる。





体が欲しているのがわかる。





目の前のこの人を。ううん、この彼を私の体が求めている……のを。





『第64話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その9』





「沙奈枝」

私の名を呼び、パパの唇が私の唇に触れる。





今まで何度も交わしてきたパパとのキス。でも今日のキスはとてもドキドキしてくる。

唇を割って、めり込んでくるパパの舌を私の舌が受け止める。

その感触を感じただけで、脳内が溶けていくような感じがする。





パパとのキス。そしてセックス。





中学3年生の血の繋がった実の父親と今、キスをしている。

ぐちゃぐちゃとねちゃねちゃと、音を立てながら。それを友達の母親に見られながら。





実の母親と一緒にセックスもした。でも今ここにいるのは血のつながりのない人だ。

その人にこのやってはいけない、私とパパのセックスを見られてしまう。ううん、見られるだけじゃない。これから二人が一つになってパパの、彼の素を受け取ろうとしている。





尚子さんが私の乳首に唇をつけて吸いだしていく。





「沙奈枝触って」パパが自分のあの固い肉棒に、私の手を触れさせる。

固くて、ドクンドクンと私の心臓みたいに脈打ち、その熱さが手から伝わってくる。

お風呂場だから? 私の体もすでに熱くなっている。





尚子さんが乳首を強く吸ってくると。その刺激がじんじんとおっぱい全体に、先ら広がるように伝わっていく。

もうこれだけで、軽く逝ってしまう。

体がぴくんと反応すると「気持ちいでしょ」と尚子さんがうつろな瞳で問いかけてくる。





もうお湯の中でもはっきりとわかる。膣からあふれ出している、お湯とは違う液体。

このお湯に溶け出している。――――私の蜜液。





「尚子、最初に飲むか」

「うん。飲ませて」





そのまま尚子さんの口は、パパのあの肉棒をすっぽりとくわえていく。

もうなんだか二人の息もぴったりと合っている。もしかしたら、妻である友香ねぇさんよりも息があっているのかもしれない。





じゅるじゅると音を立て、尚子さんの口から唾液がパパの肉棒の付け根へと流れていく。その様子をじっと見つめていた。





「すごい、本当に根元までくわえているんだ」





じゅるじゅる「あふぅぅ、慣れないときついわよ」そう言いながらも、尚子さんの喉が押し込まれたパパの肉棒で広がっていくのがわかる。

今の私じゃここまでは無理かな。でもパパはとても気持ちよさそうだ。





あああ、やってあげたい。そんなことをふと思っていると、パパの両手が尚子さんの頭をしっかりとつかみ、もっと奥まで押し込んでいく。

それに目にうっすらと涙をためながら、必死に耐えている尚子さん。

しかも、その動きは次第に激しくなっていく。





容赦なくのどの奥を突かれながら、ぴくんぴくんと尚子さんの体が痙攣していく。

ああ、こうされるのがいいのか。私にはこんなことはパパはしない。

でも尚子さんにはしているんだ。





「尚子もう出るぞ!」

こくんと加えたままうなずくと「あああ、出る。出る」とパパが声を漏らしながら尚子さんの口の中に射精した。





多分いつもよりも多く出ているんだろ。

ゴクンゴクンと尚子さんの喉が動いていても、口から垂れてくる白い液。

パパの精子がたくさん尚子さんの口の中にたまっていく。





「尚子さん、私にも飲ませて」





そう言うと、口を重ねて尚子さんの口の中ら、パパの精子が私の口の中にドロッと流れ込んできた。





舌の上に乗るとパパの味がした。ドロッとしたヨーグルトとは違う感触と、このいやらしい味がさらに私の頭をマヒさせた。





このいやらしい味。もう私も尚子さんもやめられない。





ああああああっ!! この白い液体を早くおなかの中で出してほしい。





『第65話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その10』





「ねぇぇ―、パパぁん。こっちにもパパの精子頂戴」





「もう大丈夫なのか?」

「……お風呂に入る前から濡れ濡れだよ。だって、ずっとパンツ履いていなかったんだもん」

「あら、そうだったの沙奈枝ちゃん」





「えへへ、だってパンツ履いてると、すぐにぐちゃぐちゃになっちゃうくらい濡れて来てたんだもん」

「まったく、エッチだな沙奈枝は。誰に似たんだろな」





「そんなこと言っちゃ駄目だよ。だって、パパだからこんなに濡れちゃうんだよ。それにパパの体を求めているのはずっと前からわかっていたでしょ。あなたのその体が、私の体をこうさせたんだよきっと!」





「俺のせいか?」





「うん、パパのせい。パパお願い、だから沙奈枝の中にたくさんパパの精子入れてほしいの。もうほしくてほしくてたまらないの」





そんな私の言葉をパパは聞き流すように「それじゃ、沙奈枝の中に入っていくぞ」と割れ目の奥にあの欲しくてたまらない肉棒を押し込んでいく。

「あうっ! ああああああああああ! いい、いいよぉ――――! パパのが押し込まれていく。もっと強く。もっと奥まで押し込んで」





「わかった。いいんだな。俺ももう我慢しないぞ!」

「うん、我慢しないで。尚子さんのように私を突いて―――――めちゃくちゃにしてぇえええええええ!!」





明らかにいつもと違う。





それになぜか今日に限って、本当はいけないんだ! ていう声が頭の中にこだましている。

もう普通の親子には戻れない。もう普通の家族には戻れない。そんな私たち。





でもでも、それでも、私は求めたい。





パパのこの熱い欲求を。ううん、違うこれはいけないことだということを、しているのをわかっている私の欲求なんだ。

本当はいけない。パパの子を孕んじゃいけない。こ、こんなことしちゃ――――――いけないんだよぉおお!!





もう気持ちいいていう感覚は、とうにぶっ飛んでいた。

気持ちいいのその先。

私の膣の中で、パパのが大きくなっていく。





「沙奈枝、そんなに締め付けるなよ」

「でもでも、そんな事。勝手に体がしているんだよ。あああああ、奥に、あたっている。子宮完全に降りてきているよ。パパの精子私の子宮が待っているよ」





何度も小刻みに逝った。でもまだ大きいのが来そうでもどかしい。溜めていくこれをどんどん溜めていく。そうしたら今までにないくらい特大の波が来そうだ。

その波を受け止めたい。受け止めちゃいたいようぉぉ。





「沙奈枝、大丈夫か。痛くないか」

「痛くなんかないよ。ものすごく大きな波が来ようとしているんだよ。だからもっと強く。今までのようにやさしくしないで、私を壊して―――――お願い――――パパぁぁん」





もう戻れない。もう戻れない。

戻りたくもない。

中学生の私が初めて感じた感情だ。





もしかしたら、今この瞬間私は本当の女になったのかもしれない。

今まではオナニーみたいなもだったのかも。





女って、女って――――――――とってもエッチだったんだ!





グリグリと子宮の口が押されていく。開いているんだろうか。当たるとそのたびに”ずん”とした刺激がおへその下のあたりから、骨盤に伝わる様な感じがする。





あああああ、何だろうこの感覚。

本当に逝くって―――――。





求める快楽に私の体は……。





あうぅぅ、もう声も出ない。

もしかしたらやばいかもしれない。

気持ちいいの。





―――――――その先がやってくる!!





『第66話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その11』





「本当にいいのか? お前を壊すなんて。でも、俺もお前が壊れるところを見てみたい」





「うっ! はっはっ。今までは気を使ってくれてたんだよね。優しくしてくれてたんだよね。パパ、我慢してたんだよね。――――も、もう我慢しなくたっていいから。私を女として、娘とじゃなく。一人の女として、抱いて、そして、愛して――――お願い。パパ……ううん、拓海。拓海、拓海たくみぃ――――!!」





あああああ、来そうだ。何か。

今まで感じたことのないおっきな波が、波じゃないドキドキだ。セックスってこんなに気持ちいいんだ。

始めて知ったよ。





本当のセックス。





拓海の動きが私の言葉通りに激しく乱暴に、やさしさじゃなくこの熱い想いが伝わる乱暴さと激しさに変わっていく。

ずっと奥にまで拓海のペニスが届いている。欲しい、その奥にもっと深い奥に拓海のおちんちんが入ってきてくれるのをこの躰が求めいる。





ああ、もう駄目かもしれない。こんなに気持ちいセックスをしちゃったら。もう駄目だ。

この体に忘れることが出来ないくらい、刻み込まれていく。





はっはっ。ハッ。

余りにも気持ちよすぎて、意識が遠のいていく――――それと同時に何か一つの思い出が湧き出てくる。

小さいときの。パパとお母さんと3人で暮らしていたあの日々を。





二人とも私を本当に愛してくれていた。

ああ、その想いがどんどんと湧き出てくる。

――――ありがとう。

私を愛してくれて、ありがとう。

もう、戻れないんだよね。戻っちゃいけないんだよね。





そして――――ごめんね。





こんないけない子にそだちゃって!





その時ずんと一番奥の奥に何かが届いたような感じがした。

うっわぁぁ! 来ちゃうマジなやつ。本当にマジな本気のが来ちゃう。





「沙奈枝、もうもう、限界だ。いいか本当にいいんだな」

「う、うん。きて! 私の中に拓海の種送って頂戴」





父娘(おやこ)だけど、血のつながりのある親子だけど。私はあなたの子を孕みます。

孕ませてください!!





お願い!





びゅっと、熱いものが一気に注がれていく。

き、来た。来たんだ――――いつものようにじんわりとじゃない。





一気におなかが膨れるくらい、受け止める袋が膨らんでいくのがわかる。

熱くてしみこんでいく。私の中にしみこんでいくのがわかるんだよ。





「ああああああああああ! ああああああああああ!! 逝っちゃうよぉぉぉぉ」





本気のマジなやつ。多分体痙攣しているんだと思う。

それよりもドキンドキンと脈打つ心臓が破裂しそうなくらい鼓動している体。





全部を一気に受け入れたこの体。

ああ、幸せだ。こんなに幸せな気持ちになれるなんて。





気持ちいいのその先。





それは――――この幸福感なのか。





15にして私は初めて、女の、いや、雌のこの幸福感を知ってしまった。





父娘と言う。許されない関係で。





どうして許されないっていうんだろう。――――それはしてみなければわからないと思う。

普通とは違うこと。掟のようなものを破ってしまった罪の意識。





それらがすべて、この幸せにつながっているような気がする。





――――だから許されない関係なんだ。





「はぁ、はぁ、すごかったよ。今まで一番すごかったよ」

「そ、そうか」





ヌルっと、私の膣からパパのものが抜けていく。





ドロッと流れ出てくる精子。





ああ、この精子を受け止めたんだという満足感が再び、私の体を熱くさせた。





『第67話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その12』





「すまん沙奈枝。本気モードでやってしまった」





「うん、たくさん出たね。うれしいよ。でもまだ体が求めいるよ」

「おいおい、まだ満足していないっていうのか?」

「―――――していない。でも、おなかの中で多分何かが起こっていそうな気がする。いつもと全然違うんだ。マジ、受精したかもね」





「うふふ、そうなのかなぁ――。でも初めて見た。本当の父娘のセックス」

「あれぁ―そうなの美奈子とは一緒にしたことないの?」





「ん―、ないかかなぁ―。そう言うところあの子なんか律儀なのよねぇ」

「ていうか、尚子さんその分、外でしてたんでしょセックス」





「ええっと、否定はしない。してたといえばそうだよ。愛のないセックス。ただの行為と言う名のセックスをね。でも今は違う。私も沙奈枝ちゃんに負けないくらい拓海のことを愛しているんだもん。だから拓海の子を早くほしいて体が言っているのがわかるんだもん」





「もしかしてヤキモチ妬いちゃった?」





「うん、ヤキモチなのかもしれない。でもねその気持ちがね、とても愛おしいの。体がね、子宮がじんじんと熱くなってきているの。私の事も壊してほしい。もうドキドキが止まらない」





「おいおい、頼むよ少し休ませてくれよ」

「あら、そう言ってそんなに大きくさせちゃっているじゃない。ドリンクとお薬の効果がビンビン出ているんじゃなくて」





「ええ、パパ、何か飲んでいたの?」





「そうよこのために、『濃厚すっぽんエキス』、『定番のあかまむしドリンク』でしょ。あ、これねほかの2人にも3本づつ飲んでもらっているから。多分すごいことになってるんじゃないの。それに拓海には特別にバイアグラも飲ませているんだから。ここで濃い精子いっぱい作ってね」





そう言いながら、パパのお玉の袋を手の上で、ぽわんぽわんとたわわさせていた。

そうすると、パパのおちんがさらに、ぬくむくむくと立ち上がっていく。





「うわぁーすごい。これがドリンクとバイアグラ効果かぁ。今日パパは寝なくたって大丈夫だね。最も寝かす気なんかないんだけどね」





「そう、そう。まだたくさんあるわよドリンクなら。また飲んでね。拓海」

「おう、飲んでやるよ」とお風呂から上がり部屋の冷蔵庫を開けて、ドリンクを取り出し、ごきゅっと2本飲み干した。





「しゅごぉーーーーい! 私も飲んじゃおっかな」

「どうぞ、みんなで飲んじゃお!」





て、私と尚子さんもごくごくとドリンクを飲み干した。火照た体に冷やされたドリンクが、なんかとても美味しく感じた。





それもつかの間、速攻でドリンクの効果が出始めてきた。

ああああ、元から熱く感じていた体がさらに熱くなってきた。

しかもあそこが、子宮がきゅうぅぅぅぅぅぅぅとしてとても切ない。





「パパぁぁん」と声までもが甘くなって出ていく。





「だめよ沙奈枝、今度は私の番。だってあれだけ見せつけられちゃったんですもん。もう私も我慢できないわよ。それに今、美奈子もあの人に抱かれていると思うと、なんだかムラムラが治まらないの。助けて、拓海」





「そうか」と一言いいかけて、パパは尚子さんの口をふさいだ。

絡み合う舌と舌。

あの大きなおっぱいがパパの手でもまれている。すでに尚子さんの乳首は勃起しつくしているくらい突起している。





「ああぁん。おっぱい、いい。そうもっと強くもんで! もっと激しく私を抱いて」

ふっくらとしながらも、しなやかできれいな体が、汗で光始めている。





マジ、エロイわ。

この人本当にエロイ。これこそ女だ。雌だ。





雌が雄の精子を欲しがっている姿を目にしながら、私のおまんこは、またぐちょぐちょに濡れ始めていた。





ああああああ、私ももっと欲しい。





雌となり果てた体がうずいている。





『第68話 ああああ、温泉旅館の一夜は……えっ!嘘。 その13』





勝手に体が動く。





尚子さんの乳首を口に含み、ちゅぱちゅぱと吸い出す。

「美味しい? 沙奈枝ちゃん」

「うん、美味しいよ。出てきたね母乳」

尚子さんの弱いところはもう予行練習済みだ。乳首を歯でコリっと少しかむと、彼女は悶えだす「あああ、だめッ、そこ……おっぱいが張ってくるずんずんしちゃう」





びゅっと、白い母乳が飛び出してきた。

ああ、何だろうこうして尚子さんの母乳を口にすると、またおかしくなっちゃう。





「尚子、もうお前の中、トロトロになってきているじゃないないか」

「うん、ずっとそうなっていたよ。準備出来るよ。来て」





雌の体、雄の子種を求める体。

尚子さんの中にパパが入っていく。





「はっうっ! ああああああ、来てる、拓海のが私の中に入ってきている。ずっと奥にまで来て」

「ああ、もう完全に子宮が迎えているんだろ」





「うん、そうよ。あなたのために今私の体はあるのよ。めちゃくちゃにして、いつもよりもめちゃくちゃにして」





その言葉に答えるようにパパはまるで野獣のように尚子さんに襲いかかる。

激しすぎる。

尚子さんに対してはまるで人が変わったかのように彼女を食らう。いや、食らわれているのは拓海の方だ。

次第に、立場が逆転してして見えてくる。





そうだ、この人は男を今食っているんだ。

恍惚の恵美を浮かべながら、その空での中に雄を食らっている。獣がえさを食っているかのような感じに。





ああああ、なんだ、セックスをするといつもの尚子さんの雰囲気が吹っ飛んでいくんだ。これが彼女の本性。

本当の隠された姿なんだと私は悟った。





でも、それは私にも言えること。

そして……私はもっと逝けない雌であるんだと。そう、思った。





血の繋がった父娘なんだから。





ぐちゃぐちゃとした音が鳴り響く

「逝くぞ、尚子」

「うん、いいよ。ずっと奥にまであなたの精子、私に頂戴。全部、中に出して」





「―――――尚子、も、もう」

「拓海ぃ――――いいよぉお! 拓海ぃ――――」





しっかりと腰を掴まれ、体をみっちゃくさせられて、もう逃げ場のない状態で、尚子さんはパパを食らっている。

もう、今、パパの子種が、尚子さんの中に注がれようとしている。





「ああああああああああ! もうダメぇ―――――!!」





どぴゅ!!!





ドクンドクンと流れ出る精子。逝ったんだ。

ぴくんぴくんと尚子さんの体小刻みに震えていた。





そして声を発するのではなく漏れ出したかのように「ああああああああああ!」と息絶え絶えな声がした。

はぁ―、はぁ―、と二人の息をする声だけがそのあと聞こえた。





「たくさんもらったね」

尚子さんが満足そうに言う。





もう尚子さんの体は母乳と汗で濡れ濡れ状態だ。顔にまで母乳が飛び散っている。

膣から、パパの精子がドロッと出て来ていた。

その精子を指で救い、舌を出してなめる。





「あああ、美味しい。自分の愛液と、拓海の精子の味が混じっている。沙奈枝ちゃん味わってみる?」

尚子さんのおまん子に舌を這わせると、二人の体液の二人の交じり合った味がした。

口の中に生臭くて、温かいものが流れ込んでいく。

あああ、この味、こういう味を知っちゃうともう私は普通のセックスじゃ満足できない女になってしまいそうだ。





ねちゃねちゃと音を立て、尚子さんのおまんこをなめていると、パパが私の腰を力強くつかんで、一気に膣の中に挿入してきた。





「ああっう!!! ああああああ!」

めちゃめちゃに動いている。私の膣の中でパパのペニスが動いている。





突き上げられるその刺激を受けながら、この気持ちよさにまた体が反応していく。





雌2匹と雄1匹。

獣ような交わりに溺れながら私達の夜は更けていった。





気が付き目を覚ました時、瞼に陽の光が差し込んだ。

ぐったりとした体に、おなかの中がまだもぞもぞとしているのを感じながら。





目覚めた。





『第69話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!』





夏休みの3家族イベントは夢のような時間だった。

まだ、あの夜の感覚はこの体が覚えている。





朋絵と美奈子の方はどうだったかって?





そりゃ――――、もうすごかった。……ていうかそれぞれの夜だったみたい。

なんと、そのなんと言うか、一番激しかったのは私達だったのかも。なははは!!





それでも美奈子は「お父さんいつもよりハッスルしちゃったんだね。なんか違うんだよねぇ――――」なんて意味ありげなことを言う。





それもそのはずだ、実は朋絵のお母さん。念のためあの夜、妊娠検査薬でテストしてみたら、ズバリ反応あり!! その知らせを受けた美奈子のお父さんは異常なほどまでに興奮しちゃったらしく「美奈子も早く妊娠させよう」て、頑張ったみたい。





で、朋絵の方は「う――――――ん、お父さんさ、私が友香さんと話し込んでいるうちに寝ちゃったんだよね。でさ、二人して起こそうとしたんだけど、これがさ、あの人一旦、マジ寝に入ると起きねぇんだ! で、結局のところ、お父さんとはセックスしてないんだよ。なんか、ああっていう感じだったよ。結局さ、友香さんと二人で飲み会になちゃった」





まぁ――――なんというかその。一番楽しんだのは私達っていうかなんというか。





で、その数日後、由紀子さん。友香のお母さんの妊娠が確定した。





「ああ、先に私が妊娠するはずだったのにぃ!」と美奈子は残念がっていたけど「でもねぇ――、なんだかもしかしたら私出来たかの知れない」なんて言ってきた。





「嘘! ほんとに?」





「まだ反応ないんだけどさ、最近たばこ吸ってないんだ」

「禁煙? したの?」





「ん――、禁煙ていうかさ、別に吸わなくてもよくなったていうか。体がね、吸ったらよくないよって言っているていうか……そんな感じしてるの。もしかして、てね」





「う――――ん。それが本当なら、兆候っていうやつかな」

「だからよ、もしかしたらッてね」





「あっ! そう言えば私もたばこあんまし、吸いたいとは思わなくなってきてる」合わせるように、朋絵もそんなことを言う。





「マジ!」

「うんうん、それってやっぱり兆候なのかなぁ?」





「どうだろ。じゃぁ検査薬今使ってみたら?」

「ええ、今? でもさ、一番いいのは、朝のおしっこがいいっていうじゃん」





「そうなんだ」





「それにさ、今回の生理来なかったら、確定ていうかさ、まだ早いんだけど。それからでもいいような気がしてる。ただ、体がね。なんかちょっと違う感じがしているような気がするだけなんだよ」

で、美奈子が「なんかこう言う感じ、沙奈枝はないの?」





「ない! 全くない!!」





そうなのだ、私にはそんな兆候らしい事と言うか、たばこも相変わらず吸っている。

まぁ、実家に行っていた加奈子さんが、また戻ってきて、一緒にパカパカ吸っているっていう状況ですわ。

でもって、その加奈子さん。やっぱり実家に戻っている間に父親とひと悶着あったらしく。





「私、大学に行くことにしました。ただし、美術大学です。そこで、もっと勉強します。でもね、活動は続けますよ。それに仲間からも言われたんですよ、大学に行っている方が活動しやすいってね。まだ独立してやるには早いからってこの4年間を使って下準備した方がいいってね」





「へぇー、そうなんだ。で、お父さんは理解してくれたの?」

「まぁね、あの人はとにかく大学と言う名が付けばどこでもいいみたい」

「なぁんだ解決したんじゃん。でも家出継続してるの?」





「なははは、いやぁ――――。ほらさ、警察官の未成年の娘がさ、たばこ吸っているのもばれちゃ非常にまずいし。それよりも、ムラムラと来た時にあの家の中じゃ、もう処理しきれないんだよね。まぁーここだったら気兼ねなく自分でも処理できるから好都合て言う訳で、直直お邪魔させていただくことにしました」





なんとま、そう言うことらしく、こっちとしては別に問題になることはないというか、私達のことも理解してくれているし、なんだかもう一人おねぇさんが出来たみたいで私としてはうれしい。





友香ねぇさんも、パパも。加奈子さんのことは信頼しているらしく、了解したようだ。

最も、大学に通うようになれば、完全に実家を出てマンションを購入するていうことらしい。現役JKで、そこまでお金があるのは、ほんと凄い限りでございます。





『第70話 禁煙! そして懐妊。私達は母になるんだ!!』





これは後々の話なんだけど、大学在学中に加奈子さんは一児の母となっていた。





「いやぁ―、私としたことが、失敗と言うかなんというか、まぁ、誰の子かわかんないんだけど、でも産んでよかったよ。母になると考えも変わるんだねぇ」





なんてあっけらかんとしながら、かわいらしい男の子を見せに来ましたぁ!

誰の子かわかんない。ていうところがなんか加奈子さんらしいんだけど、またまた親とはもめ中ということで騒動の絶えないご家族ですわ。





さて、私達の近況です。





夏休みも終わり、一気にもうじき卒業。

あの夏休み中学最後の夏休みが終わってからほんと忙しかった、気が付けばあっと言う間に時間が過ぎていっていた。





由紀子さんがいち早く美奈子のお父さんの子を孕んだ。

そのあと、友香ねぇさんから「出来ちゃったぁ」て、恥ずかしそうにカミングアウト。その時、なんだ! やっぱり友香ねぇさんが先になったか。本来はその予定と言うか計画だったんだけど、なんか先を越されるとちょっと悔しかった。





で、暑かった夏が終わりを迎えようとしていたころ。

美奈子と朋絵……そして尚子さんが妊娠した。





ああああああああ! マジすか? なんで私はまだなんですか?





やっぱり二人がたばこ吸わなくなったのは、前兆だったんだ!

でもさ、私その前兆すらまだないんですけど!!





あの旅行で一番、激しいセックスをした私がだよ! まぁそのあともパパ、基、拓海とはセックスしてるんだけど。日常的なセックスってもうしないと落ち着かなくなるんだね。





尚子さんも孕んだし。まぁあの二人はもう出来て当然。

いやいや私もそうなんだろうけどね。その報告がまだ出来ないんだよ。





正直、焦るわ!!





でもね、美奈子と朋絵が妊娠したことは、まだ私達の中で秘密にしておきたかったんだけど、世の中はそれを許してはくれなかった。

病院に行って、診察を受ける。そのことは私達の年齢ではいろいろと問題と言うか、理解されないことの方が民主的だ。





まして、その相手が実の父親であることにも世間は騒ごうとする。

それでも、私達の強い意志と想いは、みんなの想いと共に通じた。





二人……そして、ようやく私も。

母子手帳を手にすることが出来た。





母子手帳には……職業――――中学生。と記載した。





実際、周りと言うか、世の中がざわめこうが、このおなかの中に愛する人の子供を宿すことが出来たということの幸せの方が、大きくてそんな事なんでもなかった。





JCの私達3人。

実の父親の子供を孕みました。





そして母親たちも、夫ではない別の愛する人の子を孕んだ。





気が付けば、――――たばこ、吸うのをやめていた。





たばこが吸いたい、そこから始まって、私達は気が付いたんだ。

実の父親の事を愛しているって。





はじまりは、そこからだった。





それは単なる好奇心と親子愛から来たものからだったのかもしれない。

でもその想いが次第に本当の愛に変わったのは。





いけないことをしていると言う罪の意識が、好奇心を強く刺激していたのかもしれない。それでも、この愛の想いは変わらない。





JCの私達が思い描いた悪だくみは。





――――――――成就した。





それから数年後。





「こらぁ――――――!! まてぇ―――――!!! たっくん」

「へぇんママなんかもう怖くないんだから。ねぇ――なつみぃ」





「沙奈枝ね―ママ、怒りっぽいよ。でも友ママも怒るともっと怖いけど」

「まったくもう――――、幼稚園のお迎えのバスくるから早く準備しないと」





「あははは、沙奈枝んところは毎朝戦争だね」

「いいわね朋絵と美奈子の子たちは、言うことちゃんと聞くのに。どうして私達の子ってこんなに我儘なの?」





「それって親の性格なんじゃない」

「あら、私そんなに性格悪いとは思っていないんだけど」

友香ママはそう言うけど、私、ってやっぱり友香ねぇさんの性格受け継いでいたんだよなぁ。





しみじみそう感じるよ。





この母親ありてこの子ありってね。





でさぁ―。





あのぅ、今月、まだ生理来ないんだけど――――――――!! えへ!!





JCの悪だくみ.。でも親たちも楽しんでんじゃん。仲良し3人組のJCがそれぞれのパパの子を孕んじゃった。

終わり。





JCの悪だくみ.。でも親たちも楽しんでんじゃん。仲良し3人組のJCがそれぞれのパパの子を孕んじゃった。


著者

さかき原枝都は

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初回配信日

2021/08/24

最終更新日

2022/05/21

保存日

2022/07/17






Posted by 하얀라임
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카테고리 없음 2022. 7. 17. 17:05

小学5年生の田舎の少女、ねねはある夏休みの夜、父と母のセックスを見てオナニーを覚えてしまう。

次の日から、ねねの好奇心は止まらない。

弟の智、幼なじみの佑介と、心の赴くまま様々な行為に挑戦する。

ある日、道路工事のプレハブで3人でセックスしていたところ、頑強なおじさんが現れ……





※本作品はBOOTHで販売しています。





目次





お父さんとお母さんのセックスを見てオナニーを覚える。

幼なじみと弟、三人でエッチなお医者さんごっこ。

初めてのセックスは弟と幼なじみ。

弟が甘えてくる。

幼なじみの家で、じっくり汗みどろセックス。

弟と幼なじみ、三人でセックスしているところに土方のおじさんが現れる。

土方のおじさんに中出しされる。

夜、おじさんのところにセックスしに行く。

おじさんの寝込みを襲って、最後の激しいセックスをする。

お父さんとセックスしたい。

お父さんとセックスして中出しされる。

夜の終わり、また次の夜





昭和の田舎、フリーダムにエッチしていた小学生のお話です。

ヒロインねねちゃんは小学生ですがすごくエッチです。ぜんぶ和姦ですので、好みに合わない方はご注意ください。この表紙で、BOOTHにて販売しています!

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『お父さんとお母さんのセックスを見てオナニーを覚える。』





 何かに気づいて、眼が覚めた。

 弟の智(とも)が、タオルケットを腹にかけて静かに寝息を立てている。

 網戸にした窓からは、風がレースのカーテンを揺らしていた。月の光が差しこみ、私たちの寝室兼勉強部屋を、うっすらと照らし出している。





 キリギリスやウマオイがきちきちと鳴く声が、庭先から聞こえていた。遠くの田んぼでは、お経のようなカエルの合唱が響いてくる。

 私の眼を覚ましたのは、もっと違う音、いや声だった。

 耳を澄ます。

 虫やカエルの鳴き声しか聞こえない。





 ううっ。





 頭がしいんと冷える。確かに、そんなうめき声が聞こえた。

 眼を閉じて、聴覚に集中する。





 くうっ……ああっ……いいっ……。





 奇妙な声は、一定のリズムで自然の音に混ざってくる。

 祖父か祖母が発作でも起こしたのか、と心配になったが、苦しんでいる声とは何か違うような気がした。

 ひとが、どんなときに出す声なのか判らなかった。





 ゆっくりと身体を起こして立ち上がる。夏用の薄い布団をそろそろと踏んで、ふすまに手をかけた。

 喉が渇き、つばをごくりと飲みこむ。

 音を立てないように、ゆっくりとふすまを引いて廊下に出た。

 虫たちの歌が遠くなる。





 うんっ……あっ……あっ……。





 うめきは、いっそうはっきり聞こえてきた。声を出すモノは、家の中にいる。急に怖くなり、部屋に戻ろうかと思った。

 しかし、怖いのに、この声を聞いていると、なぜか頭がぼうっとして、鼓動が速くなってくる。

 声のする方へ、一歩踏み出す。廊下がぎしりと鳴った。素足の裏に、汗がにじんでいる。





 あはあっ……だめっ……もうっ……。





 声は、音には気づかなかったように、続いていた。

 廊下で汗をぬぐうように、すり足で静かに進んでいく。心臓が、痛いほど強く打っている。

 廊下は、私の部屋からもれる月光で、闇をほんの少し薄めていた。

 やがて、父と母の部屋の前にたどりつく。声は、明らかにふすまの向こうから聞こえていた。





 女の声だった。十年ちょっとの人生の中で、こんな声は聞いたことがなかった。母が、こんな声を出すとは思えなかった。何が、部屋の中にいるのだろうか。

 鼓動は今にも胸を突き破りそうなほどに強く、手のひらはじっとりと濡れていた。気づかないうちに、呼吸が大きくなっている。

 ふすまが、ほんの少しだけ開いていた。私は、街灯に惹かれる虫のように、のぞきこむ。





「それ」が何なのか、最初は判らなかった。

 腰から下がひとつ。上半身がふたつ。そんな動物が部屋の中にいた。

 女の顔をした身体が、前足を折って顔を布団に押しつけ、尻を突き上げていた。

 男の顔をした身体が、背後から両手で女の脇腹をつかんで、前後に激しく揺れている。

 その動きに合わせ、女の口からきれぎれのあえぎがもれる。しかし、声の中には苦しさだけではない、何かが混ざっていた。

 ほのかな月の光が、部屋をわずかに照らしている。動物の顔が見えた。





 女は母だった。男は父だった。

 父の力で、母の身体が揺さぶられている。父は、何度も何度も腰を母の尻に打ちつけていた。

 なぜ父がそんなことをするのか判らなかった。

 なぜそうすると母があんな声を出すのか判らなかった。

 父が、母をいじめているのだと思った。

 初めて眼にする、父の男としての力が怖かった。





 と、父の動きが止まる。

 母は尻を上げ、顔を伏せて激しく息をついていた。

 父が離れる。息が止まりそうになった。股間から、太くて長い肉が立ち上がっていた。

 五年生になってすぐ保健体育の授業があったし、父と一緒に風呂に入ったときに見ていたから、ちんぼのことを少しは知っていたが、あんな風になったちんぼを見たのは初めてだった。父が、何かをぼそっとつぶやく。





「うん……」





 母はうなずくと、布団に仰向けになり、両膝を曲げたまま脚を開いた。股の間に、父が身体をねじこむ。

 父は反り返ったちんぼを母の股にこすりつけていたが、驚くべきことが起こった。

 ちんぼが、母の身体の中へと入っていくのだ。





「あああっ……!」





 同時に、母が声を上げる。父が、胸と胸を合わせるように身体を重ねた。母は、背中をぎゅっと抱きしめる。そして、見たこともない激しいキスをした。

 母は、いじめられていたのではなかったのか。





「ああっ……はあっ!」





 父の腰の動きが速まると、母は嗄(か)れた声をあげ、時々息を止めたかのように黙ってしまうときがある。

 母の声は泣いているときのように潤み、眼もぎゅっとつぶって何かを我慢しているように見えたが、明らかに嫌がってはいなかった。それどころか、悦んでいるのだと思った。





 母の声や表情と、父の力強い動きを見ているうちに、腹の奥がぼうっと熱くなってきた。股がむずむずする。

 パジャマのズボンに、手を滑りこませる。パンティの上から、そっと撫でてみた。

 じんわりと、湿っている。確かめるように、こすっていく。熱くて、うずうずする。





「は……あっ」





 息がこぼれてしまう。もっともっと、さわっていたかった。だんだん、こする指に力が入ってくる。もやっとした何かが、おなかの底に溜まってくるような気がした。

 パンティの布一枚の厚さがもどかしい。パジャマの中でパンティを下げ、脚の付け根へ指をのばす。指先が、こりっとしたものにふれた途端、電気のような強烈な痺れが走った。





「あうっ」





 膝をついてしまう。慌てて父と母の様子をうかがうが、父は母に、母は父に没頭していた。

 指がぬるぬるだった。見てみると、指の間に粘液が糸を引いていた。

 おそるおそる、今度はそうっと指を置く。ぬちゃっと湿った音がした。ゆっくりと、滑らせるように指でなぞる。もやもやではなく、背骨を何かが一気に駆け上がる。





「こ、これ……」





 あまり強くはできない。けれど、この感覚をもっとむさぼりたかった。

 ゆっくりと、指の腹で熱い沼をこする。





「う……んっ」





 指が、割れ目に沈んでいく。徒競走をするときより、鼓動が速い。

 指先を立てた。

 つぷっと、怖いほど深く沈んだ。





「ひいっ」





 慌てて指を抜いて、悟った。父のちんぼは、きっとここに入っているのだ。

 父と母の身体がひとつになり、同じリズムで前後に揺れている。それは、父の動きに母が合わせているように見えた。





 父の速度に合わせて、粘液で溢れたくぼみをこすりあげる。そこから熱がじわじわと広がり、もう身体を起こしていられないほどに力が抜けていく。それなのに、頭が白熱するほどに痺れ、指は意志と関係なくこの感覚を引きずりだそうとする。





 とうとう廊下に横たわり、眼だけでふすまのすきまから覗き続ける。パンティの中の指は、別の生き物のようにうごめいていた。

 父が今までにない速さで、腰を母の股に打ちつける。





「あああっ!」





 母が悲鳴のような声を上げ、父の背中にしがみついた。父は母ごと、力強く身体をゆすり続ける。

 私の指も、父が乗り移ったかのように激しくかき回す。





「うっ!」





 父のうめきと同時に、びりびりびりと電気が全身を駆け抜けた。





「う、あ―――っ!」





 母が切なげに高い声をあげる。父は、腰を押しつけたまま、母を抱きしめていた。





「お父さん……」





 うつろにつぶやいた声は、ふたりには届かなかったのか、重なり合ったままこちらを向くこともない。

 父と母は、長いキスをした。さっきの激しいものではなく、愛しさを確かめあうようなしみじみとしたキスだった。





 胸の奥が、ちくりと痛む。それ以上見ていたくなくて、パンティをゆっくりと引き上げた。粘液がべったりと付いて気持ち悪い。手もべたべただった。音を立てないように、廊下をトイレへと這っていく。

 手を洗い、下着を履き替え、部屋に戻る。智は何事もなかったかのように眠っていた。私もタオルケットをへそまで引き上げる。





 眼を閉じると、鼓動の余韻をはっきりと感じた。指を、鼻に近づける。十分洗ったはずなのに、ほんのりと甘い匂いがした。





『幼なじみと弟、三人でエッチなお医者さんごっこ。』





「お姉ちゃん、ラジオ体操行こまい」





 身体を揺さぶられる。いつのまにか朝になっていた。身体を起こすと、智はもう着替えていた。夜中に起きてしまったせいか、大あくびが出る。





「ちょう、待っとって……」





 立とうとして、よろめいてしまった。股が、じんじんと痺れている。あんなにさわってしまったせいだろうか。





「何しとるやあ」





 智が生意気な笑いを見せる。





「何でもないで」





 洗面所で顔を洗い、パジャマを着替える。短パンとTシャツを素早く身に着け、智と一緒に玄関を出た。

 朝とはいえ、日射しはもう昼の暑さを予感させる。アブラゼミが派手に鳴いていた。軽自動車も通れない路地を抜け、近くの寺に着く。ここが、夏休みのラジオ体操の会場だった。





「おっす、ねね」

「おはよ、佑介(ゆうすけ)」





 隣の佑介が、太めの首にひもで吊るしたカードをぶら下げていた。





「見てみん。俺、毎日来とるもんでハンコがもうはい五個もあるぞ。すごいだらあ」

「全部行ったって、何ももらえんもん、つまらん」





 佑介も短パンを履いていた。サイズが小さいのか、太ももがはちきれそうに見える。それだけではなかった。ちんぼのふくらみが、しっかりと浮き出ていた。

 どくんと心臓が跳ねた。昨日の父を思い出す。





「……ねね?」





 急に黙った私を佑介が不思議そうに見ていたが、ラジオ体操の音楽が軽快に始まると、慌てて腕を振り始めた。

 ラジオ体操の間、私の胸は油汗の出るような鼓動を打ち続けていた。

 十分ほどで体操は終わり、集まっていたみんなはそれぞれ帰っていく。





「佑介」





 私は、去っていこうとする背中に声をかけた。





「何い」





 のんびりとした声が返ってくる。私の喉は、ひりひりと乾いていた。つばを飲む。





「朝ごはん食べたら、うちで宿題せん?」

「別に、いいけどが」





 短く答えて、佑介は帰っていく。じわじわと胸が苦しくなってくる。これからしようとすることへの、興味と後ろめたさのためだった。

 智を連れて、家に帰る。





「ただいまぁ」

「おかえり。ごはんできとるで、はよ手え洗っといでん」





 台所から母が顔を出す。何か凝(こ)りが落ちたような、柔らかな表情をしていた。手を洗って居間に行くと、もう父と祖父母が座布団に座っていた。テーブルの、普段の指定席に座る。父の顔をまじまじと見てしまう。母とは違って、いつもの父だった。





「ねね、どいだあ?」





 見つめられていることに気づいた父が、微笑みかける。





「な、何でもない」





 そこに母が、お盆に箸と茶碗を乗せて持ってきた。居間と台所はつながっていて、今どきの新しい家ならダイニングキッチンと言うのだと思う。





「ねね、智、お母さんを手伝いん」





 父に言われて、智は箸を並べ、私は炊飯器からごはんをよそう。母は、みそ汁を配っていた。父の前に置いたとき、さりげなく腕をつうっとなでていった。

 みんなが揃って、朝食が始まる。





「今日も暑くなりそうでかんわ。ほいでもたいがい畔(あぜ)の草刈りせんといかん」





 祖父がぼやく。





「今年は日射病で年寄りがバタバタ死んどるげなで、じいさんも気をつけなかんよ。お前も日曜は手伝ってくれんかん」

「ああ、別に出張とかないで、手伝うわ」





 祖母の言葉に、父がうなずく。祖父母は稲作をしていて、父は町役場に勤めている。母は家事と祖父母の手伝いだ。うちは兼業農家というやつだった。





「今日は、あたしもやるで。三人でやれば、今日中に終わるだらあ」





 母が父をちらりと見る。





「頼むわ」





 父も母を見つめた。また、もぞもぞと不愉快な感じがする。





「ごちそうさま」

「ねね、あんまり速う食べると栄養にならんよ」





 母の小言を無視して、食器を流しに持っていく。部屋に戻って、敷きっぱなしの布団に転がった。

 食器を洗う音。智がテレビのアニメを見ている音。父の車のエンジンの音。家の中なのに、遠くに聞こえる。

 佑介のズボンに浮き出たふくらみが思い浮かぶ。息が浅くなり、鼓動が苦しい。指が、短パンの中に入った。





「ねね! 田んぼに行ってくるでね。昼まで帰らんけどが、宿題せなあかんよ」





 母の大声で、慌てて指を引き抜く。





「判っとる」





 大声で言い返す。玄関をがらがらと引く音がして、軽トラのエンジンをふかす音が遠くなると、急に静かになった。アニメの音が、妙にはっきり聞こえる。

 今は、私と智しかいない。そして、もうすぐ佑介が来る。





「こーんにーちわー」





 佑介の声が響く。来た。

 急いで起き上がり、玄関に行く。佑介はラジオ体操のときと同じ短パン姿で、青いフェルトの鞄を提げていた。





「上がりん。麦茶持ってくるで、仏間に行っとって」





 私は内心の興奮を抑え、努めて冷淡を装った。佑介は気にすることもなく、ゴムぞうりを脱いで上がってくる。





「おじゃましまーす」





 案内をしなくても、佑介は自分で仏間に行く。私と同じ程度には、私の家の中を知っている。赤ん坊のときから親同士のつきあいがあった。

 冷蔵庫から麦茶の瓶を取り出し、コップを三つお盆に乗せる。





「智、あんたも宿題しりん」

「えーっ、まんだ見たい」

「お母さんに怒られても知らんでね」





 居間でアニメを見ている智に声をかけると、しぶしぶテレビを消して立ち上がった。

 仏間に行くと、佑介は座卓に算数のドリルを広げ、すでに取り掛かろうとしていた。





「麦茶、好きに飲んでいいで」

「うん」





 佑介は顔も上げず生返事をする。お盆を畳に置き、部屋に戻って宿題と筆記用具を取りに行く。戻ると、智も宿題を始めていた。

 私も座って、算数のドリルを開く。宿題どころではなかった。早く、終わらせたい。みんなが帰ってくる前に、できるだけ長い時間を取りたい。

 心ここにあらずで、問題集のマスを適当に埋めていく。





「あーっ、今日の分終わったわ」





 佑介が伸びをする。心臓がじぐっと震えた。時計は九時前だ。





「僕も終わった」





 智が漢字の書き取りノートの上に鉛筆を放り出す。私も終わったふりをして、答え合わせを始める。





「ねね、えらいこと間違えとるじゃん」





 佑介は全問正解だった。誇らしげに笑う。





「……うるさいな」





 小さな声しか出せなかった。声が震えているのが、判ってしまうから。

 麦茶を注いで、のどを湿らせる。胃の底が痺れるほどに緊張していた。





「部屋で、遊ぼまい」





 佑介の返事も聞かず、顔も見ずに立ち上がる。





「僕、佑介くんと将棋したい」

「本気でやるでな」





 智と佑介もついてくる。私がしたいのは、将棋ではない。

 昨夜、足音を恐れて歩いた廊下は、ただの廊下になっていた。私はいつのまにか、ほとんど息をしていなかった。





「ねね、布団ぐらい畳んどきん」





 部屋に入った佑介が、呆れた顔になる。





「いいだよ。これ使って遊ぶだで」

「お姉ちゃん、何するやあ?」





 私は、乾いたつばを飲みこんだ。





「……お医者さんごっこ」





 言ってしまった。

 佑介だけでなく、智までぽかんとしている。アブラゼミの声が、沈黙をさらに際立たせていく。しかし、ここまできてやめたくなかった。





「私が最初に、患者さんやるで」





 短パンに手をかけた。震えて、親指がなかなか入らない。ゆっくりと膝まで降ろすと、短パンは自然に落ちた。

 パンティはTシャツの裾に隠れているが、佑介の眼は釘付けになっていた。智はいつも見慣れているので、私のやることをおかしいとも思ってないようだった。





「今日は、どこが痛いんですかあ?」





 智がのってきた。固まっていた佑介の眼も、少し緩んでくる。私も少し落ち着いてきた。このノリで行ってしまおう。





「ちょっと、昨日からここが痛くて……」





 気軽を装い、パンティに手をかける。ずりずりと降ろしていった。





「え、ふんとに脱ぐやあ」

「お医者さんごっこだもんだん」





 声は震えていなかった。佑介の顔に笑みが浮かぶ。リアルなお医者さんごっこを、楽しむ気になったのかもしれない。

 何も覆うものがない股の間を、風が通り抜けた。くすぐったくて、抜けるように気持ちがいい。

 布団の上に横たわる。





「ここが、痺れるように痛いんです」





 両膝を立て、そっと股を開き、Tシャツをへそまでまくりあげる。佑介とは幼稚園のときに一緒に風呂に入ったことはあったが、高学年になってから、こんなところを見せたことはなかった。

 恥ずかしいよりも、どきどきする方が強い。





「お姉ちゃん、ここ?」





 智が、いきなり割れ目をつうっと撫でる。





「ひゃっ!」





 変な声が出て、腰を跳ね上げてしまった。





「あっ、痛かったですかあ?」





 智は無邪気に医者っぽく振る舞う。





「痛いんで、見るだけにしてください……」





 本当は、昨夜の痺れが残っているところをさわられて、驚いてしまったのだ。





「うーん、よう判らん。なんもなっとらんよ」





 智が素に戻る。やはり、智では盛り上がらない。





「佑介先生、診て……」

「おう……」





 そろりと、佑介が智に代わって、脚の間に顔を入れてくる。ふっ、ふっ、と鼻息が、内股にかかってくすぐったい。





「どうなってますか……?」

「切れ目が入っとる。女子って、こうなっとるだな」





 佑介は最初から医者をするのを諦めているようだが、声には熱がこもり、強い興味を持っているのは判る。私も、さらに興奮してきた。





「中がむずむずする……」

「中? どこの?」

「ここ……」





 私は両手を股にある襞に添え、ゆっくりと外側に開いた。粘膜が外気にふれ、ひんやりとする。昨日うっかりさわってしまった肉の芽は、危ういほど敏感になっていた。





「へえ……」





 佑介が声を抑え、顔をさらに近づけてくる。凝視する視線から、熱さえ感じていた。吐息がかかって、身体に力が入る。





「何か、ぽちっとしたもんと、ちっこい穴がある」

「さわったらあかんでね」





 嫌なわけではなく、敏感すぎて怖いのだ。私は手を放した。





「はい、交代交代。今度は私がお医者さんだでね。佑介、パンツ脱ぎん」

「えっ……今はあかん」





 私はパンティを脱いだまま、布団の上に座る。佑介は顔を真っ赤にして、股間を必死で押さえていた。





「何でえ。私だって脱いどるだもん、ずるいじゃん。じゃあ、智が先に脱ぎん」

「いいよう」





 智はあっさりとパンツを脱いでいく。クレヨンのようなちんぼが、キンキンに立っていた。





「どいで立っとるやあ」

「知らん。お姉ちゃん見とったら、こうなっとった」





 佑介の問いに、智はあっけらかんと答える。





「こいで脱いどらんのは佑介だけだでね。多数決で佑介も脱ぐだよ」

「うーん……」





 佑介は顔中、耳まで赤くしてうなっていたが、ついに立ち上がり、短パンを脱ぎ始めた。





「わあ……」





 佑介も、ちんぼが反り返っていた。もちろん智よりは大きく、父よりは小さい。先っちょの皮が少し開いて、つるつるした皮膚がのぞいていた。そこが智とは違う。





「まあ、いいだらあ」





 立った状態のちんぼを見られるのがよほど恥ずかしいのか、佑介はもじもじと落ち着きがない。





「まんだ診察しとらんじゃん。はーい、横になってくださーい」





 智は喜々として、佑介はしぶしぶ布団に仰向けになる。ふたりとも、ちんぼが垂直に立ち上がっていた。





「痛いとこ、ここですね」





 私はまず、智のちんぼに手をのばす。さわってみると、本当に鉄のように硬かった。





「くすぐったいよう」





 智が身体を縮ませる。





「こら、ほいじゃ診察できんじゃん」

「はあい」





 そう言って身体を伸ばすが、笑いをこらえてくつくつと震えていた。

 智のちんぼは、先まで皮が包んでいる。ゆっくりと下げてみると、佑介のようにつるつるで赤い皮膚が出てきた。





「お姉ちゃん、痛いよう」

「ごめんごめん、次は佑介ね」





 佑介が身体をこわばらせる。同級生のちんぼをさわるのは初めてなので、どきどきした。

 そっと握ってみる。ちょうど掌に隠れるくらいの大きさだったが、やはり智と同じように硬い。どくっ、どくっと手の中で脈打っていた。





「う……おっ」





 佑介がうめきながら、腰を持ち上げる。





「痛いやあ?」

「いや……よう判らん。けどが……まっとさわってほしい」





 そう口にした佑介が、顔どころか全身を赤くする。私は、佑介のちんぼから見えるつるつるしたところに興味津々だった。





「ねえ、どいでお父さんのちんぼと、佑介たあ(達)のちんぼは形が違うやあ?」

「ほやあ、大人になるとちんぼが剥けるだもん」

「剥けるて何い? 佑介、剥ける?」

「クラスで、剥けとる奴もおるけどが、俺は試したことない」





 好奇心が、ふつふつと湧いてきた。





「ねえ、私が剥いていいかん?」

「何言っとるだ。女子がほんなことするな」

「じゃあ、佑介が剥くの見せて」





 佑介が言葉に詰まる。私はちんぼから手を放した。しばらくもじもじした後、佑介が自分のちんぼをつかむ。そして、じわじわと皮を下へ引いていく。すると、きのこのような先端が現れた。





「わあ、ふんとにお父さんと同じちんぼじゃん」





 私は男子の神秘に感動していた。佑介の先っちょは真っ赤になって苦しそうで、酒かすのようなものが点々とくっついていた。





「はい(もう)、痛くなってきたわ」





 佑介が皮を元に戻してしまう。あらためて見ると、三人ともTシャツ一枚で下半身裸という姿はなかなか間抜けだった。





「なあ、ねね」

「何い」





 佑介はうつむいて口をとがらせていた。





「おまえは俺のちんぼさわったけど、俺はおまえのまんこさわっとらん」





 気まずそうに、それでもどうしてもしたいという感じで、佑介が上目遣いに見る。





「いいけどが、ふんとにそっとさわらなあかんよ」





 再び私が、布団に横たわる。もうお医者さんごっこという建前はなくなっていたが、別に構わなかった。

 両膝を立てて、佑介が見やすいようにする。





「ううん……」





 佑介の鼻息が荒い。ちょっと可笑しくなった。佑介は布団に腹ばいになり、まんこと同じ高さでじっくりと見つめている。





「まっと、見やすくならんかやあ」





 確かにこの姿勢で見るのは苦しそうだった。そういえば、母は四つんばいになって父と繋がっていた。あれなら、まんこの位置も高くなるはずだ。

 私はうつぶせになって、尻を高く持ち上げた。尺取虫のような恰好だ。





「どう……?」





 どうも、まんこより肛門を見られる方が恥ずかしかった。





「うわあ……」





 佑介の息がまんこにかかり、ぞくぞくする。そっと、ふれる感触があった。





「あっ……」

「こんぐらいで、どうだん」





 佑介は、本当に羽根が落ちるようなさわり方だった。





「ゆ、ゆっくりだでね」





 軽くふれたまま、すうっと襞を撫でられていく。





「はっ……」





 息がこぼれる。豆に届きそうになったところで、尻の穴がきゅうっと縮むが、佑介の指は上へと戻っていった。





「そんぐらいなら、いいよ……」

「う、うん……」





 佑介は素直に、ゆっくりと指をなぞらせる。単調な往復でも、何度も繰り返されるうちに、へそのあたりがむずむずしてきた。





「あ、ぬるぬるしとる……」

「なんか、さわられると、そうなる……」





 声がおかしくなっていた。湿っていると言えばいいのか。あのときの、母の声に似ているような気がした。





「あっ」





 佑介が小さく声をあげると同時に、何かがまんこに侵入してきた。びりっと背中に電気が走る。





「ひぃっ……な、なにしとるだ」

「ぬるぬるで滑って、入っちまった」





 佑介は怯えた声だったが、指を抜くことはなかった。





「でれえ熱い……」

「ゆ、ゆっくり……!」





 私は、抜いてほしいと思っていたのに、別の言葉が出た。





「うん……」





 指が、奥にじんわりと入ってくる。今まで何もなかった身体の中に、いきなり硬い芯が現れて、とても違和感があった。

 佑介は、ゆっくりと指を押しこみ、ゆっくりと引く。尻を突き上げた姿といい、昨夜の母とそっくりだった。今、私のまんこの中に入っているのは佑介の指だが、母には父のちんぼが入っていた。ちんぼが入ったら、どうなってしまうのか。

 そう思うと、身体がますます熱くなってくる。





「あ、でれえ濡れてきた……」





 佑介の指の動きが滑らかになり、だんだん速くなってきた。こすられるたび、びりりっと尻が痺れる。





「ちょう、あっ、速すぎだらあ……」

「ご、ごめん」





 佑介は指を止めた。息が詰まってしまいそうで、呼吸が荒くなる。





「ねえ、佑介くんばっかずるい。僕もお姉ちゃんに入れたい」





 智が不満の声をあげる。





「ああ、悪い悪い」





 佑介が指を抜く。引かれるときに、またぞくっときた。





「わあ、すごいな。二本入るかやあ」

「ちょう、待ちん……!」





 言い切る前に、遠慮なく智の指がずぼっと入ってきた。佑介より深さはないが、本当に二本入れているのか、佑介より苦しい。





「ねえ、ここ尻の穴? ここからうんこ出るやあ?」





 智の視線が肛門に注がれているのを感じる。





「かんちょう」





 いきなり、肛門に鉛筆ぐらいのものが入ってきた。





「ひゃいいいっ」





 慌てて身体を起こし、指から逃れる。

 智が、指先を鼻につけてくんくんと匂いをかぐ。





「お姉ちゃん、うんこの臭いがせる」

「ばかあっ!」





 全力で頭をひっぱたいた。叩いた手の方が痺れる。

 すっかり、お医者さんごっこは終わりの雰囲気になってしまった。いそいそと、パンティと短パンを履く。





「智、せっけんで手ぇ洗いんよ。ほれと、絶対にお父さん達(たあ)に言ったらいかんでね。もう遊ばんよ」

「はあい」





 智が頭をさすりながら返事をする。佑介は眉を下げて名残惜しそうな顔をしていた。





「佑介も、言っちゃあかんよ」

「い、言うわけねえだら」





 佑介が顔を赤くして首を振る。まだちんぼは立ちっぱなしだったが、慌ててブリーフを履いた。





「……俺、帰るわ」





 佑介の眼が何を訴えているのか、すぐに判った。





「明日も、宿題しにおいでん」

「うん」





 佑介の眼が強く輝いてくる。





「お姉ちゃん、明日もお医者さんごっこするの?」

「どうしよっかなあ」





 もうすでに、明日しようと思うことは決まっていた。

 父と母がしていたことを、してみたい。





『初めてのセックスは弟と幼なじみ。』





 次の日も、智と一緒にラジオ体操に行く。寺の境内には、佑介が先に来ていた。私を見ると、はっと驚き、気まずそうにうつむき、そして思いつめたような眼で見つめてくる。





「今日も来るだら?」





 少しだけ微笑んでやる。





「……うん」





 ささやくような小声で、佑介がうなずく。短パンが、昨日よりもくっきりと盛り上がっていた。

 そのあと、佑介は話しかけてこなかった。ラジオ体操が終わっても、ぷいと帰ってしまう。けれども、佑介が来ることは判っていた。昨日のどきどきとは少し違う。不安が薄れ、好奇心を満たしたい思いが強くなっていた。





 家に帰って朝ごはんを食べると、父は仕事へ、祖父たちは昨日と同じように田んぼに出かけていく。また、智と私のふたりきりになった。

 八時ごろ、玄関の戸がからからと開く音が聞こえた。





「こんにちは……」





 佑介が、家の中をうかがうような小さな声で入ってくる。もうすでに、顔が赤くなっている。





「上がって。私と智しかおらんよ」





 私も身体の芯が熱を持ち始めていた。

 仏間で、智も一緒に三人で宿題を始める。しかし、佑介は昨日の私のように上の空で、こっちをちらちらと見ながら落ち着きがない。私も今日することを思うと、昨日以上に宿題は適当になった。





「ねえ、早くお医者さんごっこしようよう」





 三十分ほどで、智がしびれを切らした。





「しょうがないねえ」





 私は課題帳を閉じ、いそいそと立ち上がる。佑介も待ちかねたように後に続く。答え合わせなど、もうどうでもよかった。

 部屋に戻る。布団は敷きっぱなしだ。佑介はもう何も言わない。

 みんな黙っている。誰かが、始めるのを待っているのだ。





 最初に我慢できなくなったのは、私だった。短パンとパンティを一緒に下ろして、畳の上に投げ捨てる。佑介は、昨日より躊躇せずに脱いだ。ちんぼはもう、かちかちに固まって斜め上を向いていた。私たちが脱いだのを見て、智が嬉しそうにブリーフを脱いだ。





「見て……そっと、さわって……」





 私は、昨日のようにうつぶせになって、尻を突き上げる。もう、お医者さんごっこという名目さえ必要なかった。





「うん……」





 佑介が、まんこをそっと撫でおろす。





「う……」





 昨日散々さわったせいか、驚くような敏感さは薄れていて、そのかわりにくすぐったくてどきどきするような、とにかくもっとさわってほしい感じがした。





「あ……開いてきた」





 佑介が抑えた声でつぶやく。何度も優しくこすられているうちに、へその奥がじんわりと温かくなってきた。





「なあ……このぽちっとしたの、さわってもいいかん」





 自分でしたときの強烈な電流を思い出す。





「ふんとに、ふんとにそっとだでね」





 懇願するような声になってしまった。佑介は返事をしない。

 いきなり、背骨が抜けるような痺れが来た。





「ひゃあっ……そっとて言っただらあ」

「ふんとに、指先で軽くさわっただけだもん」





 佑介が、困ったような声を出す。





「指は硬すぎるもん。もっと柔らかいとこでなけなあかん」

「……耳たぶ?」

「耳でどうやってさわるだん」

「唇とか、ベロとか」





 佑介の答えに、息が細くなっていく。唇が、舌がここにふれたら、どんなことになってしまうのか。けれども、さすがに舐めてとはとても言えなかった。





「いいだか、いかんだか」

「え……?」





 佑介が黙る。しばらく沈黙が続き、アブラゼミの声が遠くから聞こえていた。





「舐めてもいいかて聞いとるだ」





 佑介の言葉が早口で駆け抜ける。心臓が、大きく強く打っていた。のどが渇く。





「……いいよ」





 小さな声が、のどに引っかかった。

 尻に、両手がひたりと据えられる。その感覚だけでびくりとしてしまう。佑介の息が、まんこと尻の穴をくすぐる。近さを想像するだけで、身体が震えてきた。





「は、はよ……」





 私の言葉は、小さすぎて聞こえなかったかもしれない。

 いきなり、芽に温かくて、柔らかくて、湿ったものが押しつけられた。





「ひうっ」





 変な声が出てしまう。指のような鋭い刺激ではなく、包むような柔らかい痺れだった。





「佑介くん、お姉ちゃんの尻舐めとる。きたなーい」





 智がはやし立てるが、私も佑介もそれどころではない。

 佑介は、舌先でちろちろとしつこく舐めてくる。





「うっ……ひっ……いいっ……」





 濡れた声が出る。もっともっとしてほしかった。シーツをつかみ、佑介が舐めやすいように尻をさらに高く持ち上げる。

 と、佑介が離れてしまった。高ぶっていた熱が、行き場をなくしてもやもやと身体の中をうねっている。





「どいで、やめるやあ」





 恨みをこめて、佑介を振り返る。





「ベロと唇が痛え」





 佑介はしきりに唇を舐めていた。





「ねね、俺はおまえのまんこ舐めただで、おまえも俺のちんぼ舐めなかんぞ」





 佑介は顔を真っ赤にして、真剣な眼で私を睨んでいた。ごくんと唾を飲みこむ。嫌ではなかったが、即答するのも恥ずかしかった。





「しょうがないなあ。今度は佑介が寝りん」





 佑介は、布団の上に仰向けになる。ちんぼが釘のように立っていた。

 佑介の横に座り、おそるおそるちんぼに手を伸ばす。軽く握った途端、佑介がびくっと跳ねた。





「ひとにさわられると、おかしい」





 私がまんこにさわられるときと同じような感じなのだろうか。佑介のちんぼは昨日見たときよりも皮の先が開いていて、きのこのような頭が半分近く顔を見せていた。

 私は、佑介がやってみせたように、皮を下げていく。





「い、痛っ」

「ごめん、やめる?」





 佑介は答えなかった。





「痛いでって、やめられん」





 やっとのことで、佑介がぼそっと吐き出す。男子の意地だろうか。

 私は佑介を痛がらせないように、じわじわと皮を降ろしていった。佑介は、拳をぎゅっと固めている。





 そしてついに、佑介のちんぼがお父さんのようになった。頭は苦しそうなほどに赤く、白いものが点々と付いているのも昨日と同じだった。

 興味深く、顔を近づけていく。ふうっと息をかけてみた。





「ひゃっ」





 佑介が可愛い叫びをあげる。面白くて、もう一回吹いた。





「やい、遊ぶな」

「佑介だって、吹いたじゃん」

「顔が近づくと自然になるだて。おまえはわざとじゃん」

「あんまりうるさいと、舐めてやらんよ」





 佑介は急に黙った。笑いを噛み殺し、佑介のちんぼにそっと舌を伸ばした。つん、と舌先が頭にふれる。





「……っ」





 佑介はぐっと声を抑えて、腰を震わせた。汗のような匂い。おしっこが出るところだとは知っていたけれど、嫌だとは思わなかった。





「わーっ、お姉ちゃんちんぼ舐めたあ。でれえ汚ねえ」





 智が佑介のときと同じように騒いでいるが、無視した。

 私はつるつるのちんぼの根元から、アイスキャンデーのときのようにぺろりと舐め上げた。





「うっ……うっ!」





 佑介がびくびくと震える。眼をきつく閉じ、眉間にしわを寄せていた。





「えらい(苦しい)なら、やめる?」

「ちがうちがう……くすぐったいけどが、ほいだけじゃなくて……まっとしてほしい」





 心の底から頼むような眼で、佑介が見つめてくる。なんだか、優越感がじわりと湧いてきた。

 私は、赤い頭に貼りついている酒粕のようなものを、舐め取った。ちょっと苦辛い味がしたが、口の中で消えてしまう。





「あうっ」





 佑介の変な声と、舐めたあとがきれいになるのが面白くて、念入りに舐めていく。佑介のちんぼがびくんびくんと跳ねた。

 きれいになったちんぼは、唾液でつやつやと光っていた。私の唾液にまみれているので、もはや舐めるのもさわるのも何の抵抗もない。

 私は、上から佑介のちんぼを含んでみた。





「痛えっ! 噛むな!」





 歯が当たって、佑介が悲鳴をあげた。





「ごめん」





 今度は慎重に、歯がふれないように口の奥へと導いていく。





「温けえ……」





 佑介の胸が、大きく上下していた。口に含んだまま、舌をちんぼに巻きつかせてみる。





「うわっ……すげえ、それ」





 佑介の声が、濡れてきていた。その声を聞くだけで、身体の奥がうずうずと熱くなる。





「お姉ちゃんと佑介くんばかり、遊んどってつまらん。僕も遊ぼうせ」





 智が後ろにまわりこむ。





「あっ、お姉ちゃんのまんこ、湿ってきとる」





 予感がして、声を出そうとした。それより早く、まんこに何かがずぶずぶと入ってきた。





「ううううっ!」





 佑介のちんぼを噛まないように、口を開けたままうめく。よだれがこぼれて、ちんぼの根元に落ちた。





「お姉ちゃん、二本入っとるよ。三本入るかやあ」





 やめて、と言おうとしたけれど、ちんぼを口に入れたままでは声が出ない。まんこがさらに広げられる。

 もう声も出ない。佑介の太ももにしがみつき、それでも噛まないように耐える。





「お姉ちゃんのぬるぬる、面白いわ」





 智がようやく指を抜いてくれた。ほっとしたのも一瞬で、今度は尻の穴に私の体液を塗りたくる。次に何をしようとするのかは、はっきりと判っていた。ついにちんぼから口を放し、声をあげる。





「たいがいに……!」

「かんちょう!」





 尻に指がずぶりと入る。粘液で濡らしたせいか、昨日より深い。





「あくっ……!」





 力が抜けそうになる。力を抜いてしまったら、うんこが出そうだった。それだけは、絶対に嫌だ。





「ねえねえ、でれえ入るよ。すごい、全部入っちゃった」





 智の指が、さらに侵入してくる。興奮気味の智に怒りが湧くが、うかつに動けない。





「やめりんよ……まあ、あかん!」





 本当に危ないところで、智が指を抜いた。ほっとして、身体が横倒しになってしまう。

 智が、濡れた指をくんくんと嗅いでいた。





「わあ、うんこの臭い」





 立ち上がり、今日は本気の拳骨を脳天に食らわせた。石を殴ったように、骨まで痺れる。





「痛ったあい」





 智は首を縮めて、涙ぐんでいた。





「その手で、絶対どこもさわったらいかんでね。さっさと手ェ洗っといでんよ」





 智は逃げるように部屋を飛び出していった。佑介が、ちんぼをがちがちに立たせたまま、ぽかんと身体を起こしている。

 気まずいなんてものじゃなかった。お互いに舐め合って、もっとこれからというときに、すっかり興が削がれてしまった。でも、正直なところ、尻はあまり深くなければさわられてもいいと思っていた。





「ねえ……まあ、やめる?」





 尻の匂いを智にばらされて、まともに佑介の顔を見られなかった。





「え……まっと、したい」





 佑介は正直に、まっすぐな眼で見つめてくる。さっきのことで佑介が引いてないなら、私に否やはない。





「お姉ちゃーん、手ェせっけんで洗ってきたでね」





 智が、下半身裸の姿で走ってくる。





「もう絶対、お尻に入れたらあかんよ。やったら、二度と遊ばんでね」

「はあい」





 智が素直に答える。

 今日は、お父さんとお母さんがしていたことを試してみたいと思っていたのだが、どうも今からだと、何か物足りない。もう少し、盛り上がりたい。





「ねえ……佑介、まあ一回、舐めてくれん?」





 恥ずかしくて、顔が熱い。





「何を? まんこ?」





 あまりにはっきりした物言いに、うなずくことしかできない。





「じゃあ、俺のちんぼも舐めてよ」

「いいよ」

「あっ、いいこと思いついた。ねねが舐めとるときにこっちに尻向けたら、俺もまんこ舐めれるじゃん」





 佑介が大発見をしたように眼を輝かせる。





「ん、よう判らん」

「やってみやあいいだて。さっきん、ねねは下から舐めとっただらあ」





 佑介が、布団に仰向けになる。ちんぼはまったく力を失わず、天井をぴんと指していた。





「ほうだよ。こんなふう」





 佑介の股の間に入り、ちんぼの頭を咥える。





「うっ……ほ、ほいでそのまま、身体をこっちに回して、尻をこっちに持ってくやあいいだん」





 佑介のいうとおり、含んだまま、そろそろと身体を左回りに動かしていく。





「まっと、尻を持っといでん。最初と正反対にせやあいいだん」





 そうしたら、佑介の顔の上にまんこを乗せることになってしまう。さすがに、それはどうかと思ったが、ちんぼを舐めたまま、まんこを舐められることを想像すると、鼓動が速くなってきた。

 ずりずりと、身体を回していって、ついに佑介の顔をまたいでしまった。股のすぐ下に、佑介の顔がある。さっきまでとは、段違いに恥ずかしかった。





「や、やっぱり……」





 身体をどけようとしたとき、いきなりぐいと尻を引き寄せられる。あっと思う間もなく、まんこを生温かいものでなぞり上げられた。





「ひいっ」





 背骨がぞくぞくとけいれんする。肛門に、何か硬いものが当たっていた。荒い息が、すうすうと尻の穴をなでている。





「ゆ、佑介……お尻の匂い、嗅がんでよ……あうっ」





 まんこと一緒に、ポッチも舐められていく。ぴりっと痺れる。うんこが出るところに鼻をつけられて、とてもおかしいことのはずなのに、嫌ではなかった。





「ねねの尻、そんなに臭ないわ。それよりか、ちんぼ舐めてくれん」





 与えられる刺激に、いつのまにかそちらがお留守になっていた。まんこを舐めて佑介も興奮しているのか、ちんぼは血管が浮いていてはちきれそうだった。

 ちんぼをぱくりと咥えこむ。





「うっ……おっ……」





 舐められる感触に、声を出したくなってしまうが、ちんぼを噛まないように必死で耐える。つばがたくさん溜まってきて、思い切って深く飲みこんでみた。





「うおおっ」





 佑介が驚いた声を出す。また頭だけを含むように、顔を引き上げる。





「ねね、ほれ、すごい……」





 今度は佑介がお留守になっていた。私は飲みこんだり、周りを舐めたり、甘噛みしてみたり、存分に佑介のちんぼで好奇心を満たした。

 でも、最後の好奇心はまだだった。

 私はちんぼを放し、すっかり痺れて力の抜けた下半身をよろよろと持ち上げ、佑介から離れた。





「ねね、まあ、終わりかん……」





 佑介が、顔を真っ赤に染めて、とろんとした眼でつぶやく。





「ちがうよ」





 私は、智の布団にごろりと横たわり、両膝を立てた。まんこは、今更ながら佑介に丸見えだ。次の言葉を口にすると思っただけで、本当に狂おしく鼓動が打っている。





「ねえ……私のまんこに、佑介のちんぼ、入れてみりん。お父さんとお母さんのしとること、してみたい」

「え……」





 佑介がもぞもぞと身体を起こす。





「ここ……」





 私は両指で、まんこを左右に広げた。恥ずかしさよりも、期待の方が勝っていた。

 佑介が、導かれるように私の脚の間に入ってくる。





「どうせやあいいだ……」





 佑介はごそごそと、ちんぼの先を開いたまんこにこすりつけるが、穴の奥にはなかなか入ってこなかった。





「全然判らん」





 五分もいろいろと試行錯誤した挙句、佑介は音を上げた。ここまでしておいて、それはない。





「ねえねえ、僕もしてみたい」





 智が眼を輝かせて、近寄ってくる。クレヨンのようなちんぼは、斜め上を鋭く指していた。





「やってみりん。俺も手伝ってやるで」





 佑介が諦めたように脚の間から出ていく。智とするのは何か変な気がしたが、佑介が役に立たない以上はやむを得ない。しかし、智が尻の穴に入れてきたら本気で蹴飛ばしてやろうと思っていた。





「お姉ちゃん、どこに入れたらいいやあ?」





 智が脚の間に入ってくる。





「なんか、穴みたいなもん、ない……?」





 まんこを両手で広げた。智の鼻息がくすぐったい。





「穴っちゅうてか、へこんどるとこはあるけどが」





 智が指先でつつくと、するっと入ってきた。





「う……そ、そこ」

「わあ、ふんとに穴があった!」





 智の声が喜びに染まる。





「そこに、入れてみりん……」

「うん」





 智のちんぼは正確にまんこの入口をつついていたが、智はどうにも不器用で、立ち膝で腰を進めることができないらしい。じれったくなって、片手で智の腰を引く。





「俺も手伝ってやるわ」





 佑介が智の背中を押した。それがどれだけ助けになっているかは怪しい。





「ん~、よう判らん」





 智が腰を押しつけてくるが、ちんぼは逸れているようだった。





「ここじゃねえかん」





 佑介が、智のちんぼをまんこの入口に付けた。そのタイミングで、智の腰をぐっと引く。

 指のようなものが、ずるっとまんこに入ってきた。





「うっ……」





 それほど痛くはないが、股に棒が挟まっている変な感じがした。まさに棒が挟まっているのだが。





「お姉ちゃん、全部入ったよ! でれえぬるぬるで温かい!」





 智は興奮していた。佑介も眼をぎらぎらさせて見つめている。自分でも見たくて首を起こそうとするが、仰向けに寝た状態では無理だった。





「で、どうすればいいやあ?」





 智の問いに、父と母の様子を思い出す。





「動いてみりん……入れたり出したり」

「こう?」





 智が腰を引く。ちんぼが出ていくときに、中をこりこりこすっていって、びくっとした。しかし、智はちんぼを完全に抜いてしまった。





「こいでまた入れるやあ?」

「違うて……全部出さんで、入れたり出したりするだん」

「えーっ、難しい」





 智が顔をしかめる。





「じゃあ、俺がやる」





 佑介が智を押しのけ、股を割ってくる。眼は怖いほどに輝き、鼻息は闘牛のように荒かった。

 佑介はときときに尖ったちんぼを、手で押さえつけてまんこの入口に当てた。引っかかり方で、はっきりと入る予感がする。





「あっ……ま、待ちん」





 急に怖くなって、腰を引こうとしたが、佑介がそれより早く覆いかぶさってくる。智よりずっと太いものが、ずぶぶっと入ってきた。





「ああああっ!」





 痛いというよりも、広げられた感覚が強すぎて驚いてしまった。佑介の顔が近い。眉間にしわを寄せているが、怒っているような、泣いているような不思議な表情をしていた。そんな佑介を見ていると、私もどきどきしてくる。





「こんなん、知らん。ねねのまんこてやあ、でれえ熱くて、まわりから絞ってくるみてえだ」





 佑介は顔を真っ赤にして眼をうるませ、肩を大きく上下させていた。私の呼吸も、大きくなっている。





「ね、ねえ……動いて。ゆっくりだでね」

「う、うん」





 佑介は本当にゆっくり、腰を引いて、ぴたりと止まる。ちんぼの先が、まだ残っているのが判った。





「入っといでん……ううっ!」





 言い切る前に、佑介が奥まで侵入してくる。





「でれえ、ぬるぬるがこすれる」





 佑介が貧困な表現をする。しかし、顔はこの上もなく真剣だった。





「ほ、ほうやって、出たり、入ったり……」





 私の声も、途切れがちになる。佑介のちんぼでまんこの中が広げられて、肺まで押しているような気がする。

 また、佑介が慎重に抜いていく。そして一気に突っこんでくる。





「あうっ! も、もっと優しく……」

「ご、ごめん」





 佑介は、出すときと同じように、入れるときもゆっくりにしてくれた。ちんぼが中でこすれるたびに、じわじわと熱い痺れが身体中に広がっていく。





「はあっ……!」





 私はいつしか、佑介の頭にしがみついていた。





「ね、ねね……」





 佑介も、私の頭をかき抱く。ちんぼが、さらに奥へ入ってきた。





「うんっ……」





 おたがいのTシャツごしに、胸と胸がぴったりとくっつく。佑介は、ストーブのように熱かった。





「あれ……何か……」





 佑介が、切なそうな顔になる。ぴくっ、ぴくっとちんぼが中で何回か跳ねた。





「どうしたやあ……」

「ちんぼが、ぴくぴくした」





 佑介が不安げに、まんこから抜いていく。





「別にどうもなっとらん」

「ならいいじゃん」





 私は身体を起こした。両親は、こんなことをしていたのだ。

 もっともっと、色々としてみたい。

 そのとき、がらがらと玄関の扉が開く音がした。





「ただいまー」





 母の大きな声がする。心臓が喉から飛び出るかと思った。時計を見ると、もう昼前である。





「は、早うパンツ履きん」





 私と佑介は、たぶん人生で最速のスピードでパンツと短パンを履いた。

 ところが、智はクレヨンのようなちんぼを出したまま、むすっとしている。





「智、着替えんとお母さんが来るよ」

「僕、姉ちゃんと佑介くんがしとるの見とったら、嫌な気持ちになった」





 智はぼそりと吐き出すと、いそいそとブリーフを履いた。

 私は、智がなぜそんなことを言うのか判らなかった。





『弟が甘えてくる。』





 佑介は母とすれ違っても、顔を見もせずに急いで帰っていった。





「ねね、佑介君とケンカでんしただかん」

「う、ううん、しとらんよ」





 母に見られると、落ち着かない。佑介や智としていたことがバレたら、いったいどれほど怒られるのか。





「何をそわそわしとるだん。やっぱり何か隠いとるだらあ」

「何も隠しとらん」





 ちょっと声が大きくなる。母は、にやにやと笑った。





「仲良うせないかんよ」





 そう言い残して、母は昼食の支度を始めた。ほっとため息をつく。

 智は、祖父と祖母が帰ってきて一緒に昼の冷や麦を食べているときも、むすっとして何もしゃべらなかった。

 夜になって、父が帰ってくる。仏間の食卓で、父と母が並んでいるのを見ると、ふたりがしたことを私もしたのだと思って、どきどきが止まらなくなった。





「食欲ないだかん」





 いつのまにか箸が止まっていて、父が気づかわしげな顔で覗きこんでくる。





「ううん、ちょっと考えごとしとった」





 智は、相変わらず黙々と食べている。





「ごちそうさま。僕、テレビ見るで」





 智は食器を片付けもせず、隣のテレビの部屋に行ってしまった。祖母が不思議そうな顔で尋ねる。





「智は、何かあっただかん」

「昼間っからやっと黙っとるだん。佑介君が来とったげなで、ケンカでんしたかんしれん」





 母が佑介の名前を出してどきりとする。

 つながって、抱きあったときの、あの熱くて、ぐちゃぐちゃとしていて、それでいて泣きそうになる、あの思いはなんだろう。





「ごちそうさま」





 私は智の分まで、食器を流しに持っていく。今日も、父と母はあれをするのだろうか。まんこの奥が、じんと痺れたような気がした。

 風呂に入り、テレビを見て、九時前に部屋に戻る。智はもう、先に眠っていた。私も、タオルケットをかけて布団に横になる。

 午前中のことを思い出す。まんこがむずむずする。パンティの中に、指を潜りこませた。上から、そろそろと指を降ろしていくと、ぽちにふれた。





「ん……っ」





 智を起こさないよう、声を噛む。このぽちは、まだ強すぎる。慎重に避けて、まんこの入口へと指先を滑らせていく。穴に、つぷっと指が入った。





「はうっ」





 思わず出た声に、隣の智が起きていないかうかがう。

 智は変わりなく寝息を立てていた。ほっとするが、もっと指を使ってみたくもあるし、そうしたら智を起こすような声を出してしまいそうだった。

 強くなってきた鼓動はそのままに、入った指先をそっと抜く。

 入口の周りを、つっとなぞった。身体がぞくっと震える。





「ふっ……!」





 これはこれで、今までにない感覚だった。ぽちほど強すぎず、中に入れるほど怖くはない。ゆっくりと、指を滑らせていく。





「ん、はぁ……」

「お姉ちゃん」





 智の声に、心臓が肋骨を突き破りそうなほど驚いた。慌てて、パンティのから指を出す。





「何い、寝とらんかったやあ」





 かろうじて、声に動揺は出なかったと思う。智は、ぱっちりと眼を見開き、月光を瞳に映していた。





「お姉ちゃんと、一緒に寝たい」





 智は、三年生がするとは思えない真剣な眼をしていた。その気迫に、少し押されてしまう。





「別に……いいけどが」





 ぱっと笑顔が花開き、智がごろごろと転がって私の布団に入ってくる。

 いきなり、私に抱きついた。





「な、何い……?」

「お姉ちゃん……もう、佑介君と、あのことせんで。僕、嫌だ。僕とだけ、して」





 甘えるように、胸に顔を押しつけてくる。なんだか、智が生まれたばかりの、ただただ可愛いとだけしか思っていなかったころを思い出す。





「智……お姉ちゃんとしたいやあ」

「うん……」

「……いいよ」





 パジャマのズボンを脱ぎ、パンティも下ろす。智が、愛おしかった。





「おいでん。パンツ、脱ぎん」





 智がもぞもぞと、パジャマを脱いでいく。私たちは、ふたりともパジャマの上着だけを着て、下半身は何も着ていない姿になった。智のちんぼは、クレヨンのようにときときになっていた。

 私が仰向けになって膝を立てると、智がいそいそと脚の間に入ってきた。腰をまんこに押し当ててくる。細いちんぼの先が、つんつんとまんこの周りをつつくが、穴からは外れていた。





「お姉ちゃん、うまく入らん」

「貸してみりん」





 智の小さなちんぼを指先でつまみ、まんこの入口へと導く。





「このまま……前に出ておいでん」





 智が、のしかかってくる。





「うっ……」





 小さく、声が出てしまう。





「お姉ちゃん、僕、うまくできた?」

「うん……」





 智の背中を抱きしめる。佑介と比べると、頼りないほど軽いが、それだけにくすぐられるものがあった。

 智は、私を布団のようにして、胸へ顔を押しつけた。腰を動かしはしない。





「お姉ちゃん……」





 安心しきった顔で、智が笑う。久しぶりに、智を可愛いと思った。

 重なったわたしたちを、青い月が見下ろしている。近くの鈴虫と、遠くのカエルの合唱が、しみじみと聞こえてくる。

 いつしか、智は私の上で寝息をたてていた。

 しばらく、私はつながった智を抱きしめていた。





『幼なじみの家で、じっくり汗みどろセックス。』





 朝、起きると私も智もパンツを脱いだまま寝ていたことに気づいた。母に見られる前に、急いでパンティを履く。智は無邪気な寝顔で、おとなしくなったちんぼを丸出しにしていた。

 起こすのもかわいそうで、かといってブリーフを履かせてやるほどの手間もかけたくなかったので、智を置いてラジオ体操に行った。





 寺の境内には、見慣れた顔ぶれが何人か集まっていて、佑介もいた。胸が、どきどきする。

 佑介がこちらを見た。ぼうっと熱があるような顔で、潤んだ眼をしていた。たぶん、私も同じ顔をしている。





「ねね、おはよう」

「……おはよ」





 声は交わすのに、顔はお互いそっぽを向いてしまう。どうも、まともに見られない。恥ずかしさと、もっと佑介といろいろしてみたい気持ちがぐるぐると混ぜ合わさっている。

 ラジオ体操の音楽が流れだす。私も佑介も、実に気のない体操をして、カードにハンコをもらった。





「……ねね、今日は俺ん家(がれ)で宿題やろまい」

「えっ……」





 佑介が、頬を真っ赤にして、怒ったような真剣な顔で私を見つめていた。





「……いいよ」





 心臓がとくとくと軽快に走り出す。





「今日、父ちゃんも母ちゃんも一日中おらんもん。九時ごろおいでん」





 それだけ早口で言うと、佑介は背を向けて速足で帰ってしまった。

 もう、何をするのかはお互いに判っている。今回は、私の家でなくて佑介の家だ。少しの不安と、ほとんどの期待でどきどきしていた。





 うちに帰ると、智はもう起きていて、食卓に目玉焼きが乗った皿を並べていた。父はもうYシャツに着替えていて、祖父と何か話している。祖母が炊飯器からごはんをよそっていた。

 母が、できたばかりの味噌汁の鍋をもってきて、畳の鍋敷きの上に置く。

 いつもと変わらない朝食が始まる。





「ねね、智がね、パンツ脱いで寝とっただよ」





 母がおかしそうに笑う。心臓が肋骨に激しく打ち当たった。

 智はむすっとしている。余計なことを言うのではないかと気が気でなかった。





「ほうか、昨日(きんのう)は寝苦しかったでなあ。けどが、ちゃんと着とかんと寝冷えせるで」





 祖母が優しく笑った。父と祖父も頬を緩める。





「わ、私、今日は佑介んがれで宿題するで」





 話題を変えようと口にした言葉で、智がはっと顔を上げた。余計なことを言ったと後悔する。





「お昼には帰ってこなあかんよ。ねね、佑介君と喧嘩したじゃなかっただかん」





 母がにやにやと笑いかけてくる。





「別に……そんなんしとらん」





 そっぽを向くと、父がため息をついた。





「喜んでいいだか悲しんでいいだか判らんな。ちっと、恋人作るには早すぎやへんかん」

「何言っとるだ。おまえもねねぐらいのときから、かおちゃんのこと好きだっただらあ」





 祖父が、味噌汁を飲みながらぼそりとつぶやく。母の名前はかおりだった。





「子供の前で、とろい(馬鹿な)こと言うな」





 父の顔が少し赤くなっていた。母は、箸を止めてうつむいているが、口元には微笑みが浮いている。智ではないが、胸の中がむずむずと不愉快になる。





「ねえ、僕もお姉ちゃんと行く」





 智が、口を結んで力をこめた眼で見つめていた。





「いかんて。どうせ勉強の邪魔になるだで。お母さん、街に買い物に行くで一緒においでん。ソフトクリーム買ってやるで」





 母が智をたしなめる。正直、ほっとしていた。佑介と会わせると、何かぎくしゃくしそうだった。

 朝食が終わり、父は役場に、祖父と祖母は田んぼに、母と智はバスで街に行った。広い家に、私がひとり。妙に寂しく、しかし自由の予感に胸は高鳴っている。





 玄関の鍵をかけ、植木鉢の下に置いておく。家を空けるときの隠し場所だった。

 佑介の家までは、五分ほどだった。古い木造の家が立ち並ぶ路地を通っていく。アブラゼミの声が遠くから聞こえていた。これから佑介とすることを思って、自然に鼓動と歩調が速くなる。





 佑介の家は、生垣で囲ってあって、かなり大きい。庭には、離れとトラクターなどをしまっておく倉庫があった。

 庭に足を踏み入れる。膝が震えるほど、高ぶっていた。玄関の前に立ち、ごくりとつばを飲む。

 引き戸に手をかけて、そろそろと開ける。玄関から中に続く廊下は薄暗く、ひとの気配はなかった。





「……こんにちは」





 声を抑えて、呼びかける。佑介は誰もいないと言っていたし、私と佑介がしようとすることを誰も知りはしないのだが、それでも声は小さくなってしまう。

 奥から、軽い足音が近づいてくる。佑介が現れた。ラジオ体操のときと同じように、怒ったような顔をしている。





「来たよ……」

「上がりん」





 それだけ言うと、佑介はぷいと背中を向けてしまう。サンダルを脱いで、佑介の後をついていく。小さいときから飽きるほど来ているので、私の家と同じくらい判る。

 佑介は縁側の廊下を歩いていく。おじさんやおばさんが顔を出さないところを見ると、本当にいないようだ。へその奥が、じわっと痺れる。





 庭にあった離れと、母屋は短い渡り廊下でつながっている。五年生になってから、佑介は離れを自分の部屋にしてもらったのだ。ひとりだけの部屋で、正直うらやましいと思う。

 佑介の部屋に通される。普段は勉強机と本棚だけが置いてあって、部屋の広さの割に物がなくて寂しいのだが、今日は座卓が置いてあった。





 机の上には、麦茶の瓶とふたり分のコップ、そして菓子器に徳用の四角いチョコが積まれていた。

 私を招くときに、おばさんがいなくても佑介なりに気を遣ってくれたらしい。ちょっと、嬉しかった。





「宿題、やろまい」





 佑介は黙って座卓に宿題を広げると、黙々と漢字の書き取りを始めた。

 私も佑介の向かいに座り、手提げ袋から宿題を出す。あれをするために会おうというのは、何となく抵抗があった。何か理由がほしい。佑介もそうなのだろう。





 障子を開け放ち、離れの中を風がよく通って涼しい。扇風機もゆっくりと首を振っている。

 私たちはときどきチョコの包み紙を剥きながら、一言も話さずに宿題に向かっていた。鼓動が強くて、鼻から強い息が出るときがある。そんなとき、はっと佑介を見てしまう。





 佑介もときどき、私を見ていた。知らないふりをして、鉛筆を動かし続ける。

 一時間くらいたって、からんと鉛筆が座卓に転がる。佑介は大きく息をつき、ぐびぐびと麦茶を飲みほした。算数の問題を解く手が震える。私も鉛筆を置いた。





「もうはい終わったやあ……?」





 顔をノートに向けたまま、下からうかがうように佑介を見る。





「うん……」





 佑介も、それきり黙ってうつむいた。扇風機が回る音。アブラゼミの声。車が生垣の向こうを通っていく。





「ね、ねえ……しよっか?」





 高まってきた熱に押されるように、口にしていた。佑介が弾かれたように顔を上げる。





「いいやあ……?」





 黙ってうなずく。

 佑介は立ち上がると、離れの障子を全部閉め切った。入口も、鍵をかける。かちゃりという音を聞いたとき、この八畳間は私たちが好きなことをできる場所になった。

 風が通らなくなった部屋は、すぐに蒸し暑くなってくる。扇風機が回っていても、熱風を送るだけだ。





「ちょう、そっち持って」





 佑介が座卓を持ち上げようとしている。宿題を手提げ袋にしまい、反対側を持った。座卓を端によけると、佑介は押入れから布団を出した。ものすごい速さで心臓が跳ねている。





 佑介が布団を敷いた。夏の日光は障子で遮られることはなく、充分に明るい。昨日、まんこをさわらせ、ちんぼを舐めたのに、今日は短パンを脱ぐことさえ恥ずかしい。

 父に、佑介を恋人と言われたからかもしれない。





「暑いな」





 佑介が、Tシャツを脱ぐ。もうしっとりと、汗の玉が首元に浮いていた。短パンも脱ぐ。白いブリーフが、テントのように持ち上がっていた。





「ねねも、脱ぎん」

「う、うん」





 まず短パンから脱ぐ。パンティも脱いだ。太ももが、震えている。





「上は、脱がんやあ」

「は、裸になるやあ。おっぱい見られるじゃん」





 昨日までは、お互いにTシャツだけは着ていた。全部見られるのは、恥ずかしい。





「俺も、脱ぐで。ほれに、暑いだらあ」





 佑介は、勢いよくブリーフを降ろす。ちんぼが、びよんと跳ねて斜め上を向いた。





「うん……」





 ほとんどやけになって、Tシャツを脱いだ。このごろおっぱいがふくらんできて、先っちょのこりこりが服でこすれると痛い。

 裸になった私たちは、布団の上に立って見つめあっていた。好奇心は確かにあるのだが、隠すものがひとつもなくなってしまった恥ずかしさの方が強い。





「どうしたら、いいだん」





 佑介が、戸惑ったようにつぶやく。私から持ち掛けておいて、何もしようとしないからだろう。





「キス、してみよまい」





 少し申し訳ない気持ちもあり、そう提案すると佑介は真っ赤になって驚いていた。





「何言っとるだん。キスは恋人がせるだぞ。俺とねねは恋人じゃないじゃん」





 佑介が慌てふためく。昨日したことよりは、キスの方が簡単だと思うが、違うのだろうか。





「佑介は、私が嫌いやあ……」

「嫌いじゃないけどが……よう判らん。ねねは、俺のこと好きやあ」

「私も、嫌いじゃない。ほいなら、いいじゃん」





 佑介に近づく。私と佑介の背の高さは同じくらいだ。佑介は緊張した顔で、腰を抱いて引きつけた。硬くなったちんぼが、腹に当たる。





「あ……」





 佑介の顔が近い。至近距離で、お互いを見つめている。漫画では、キスのときは眼を閉じていたが、それでは唇がどこにあるか判らない。

 私たちは、眼を開けたまま顔を近づけていく。

 わずかに、唇がふれた。佑介がぱっと離れる。





「今みたいで、いいやあ」





 佑介は肩を大きく上下させていた。顔が心配になるほど赤い。この暑さのせいで、倒れたりしないだろうか。





「漫画だと、眼を閉じとったよ」

「ほ、ほうか」





 佑介が眼を閉じる。なんだか間抜けだ。笑いをこらえて、私も眼を閉じる。

 腰が引き寄せられた瞬間、おでこにすごい衝撃が来た。





「痛ったあい……」





 あまりの痛さに、しゃがみこんでしまう。





「ごめん、何も見えんで判らんかった」





 佑介が額をさすりながら謝る。やっぱりそうなのだ。





「痛かった」





 なんだかどきどきも盛り下がって、布団に寝てしまう。





「ごめんて言っとるじゃん」





 佑介も隣に寝そべる。布団に肘をついて頭を支えていた。顔が近い。





「今度は私が眼をつむるで、佑介はちゃんと見とってよ。ゆっくりだでね」





 痛かったけれど、やはり好奇心は抑えがたい。まぶたを降ろして、唇をそっと佑介の方へ向ける。





「う、うん……」





 佑介が不器用に、横抱きの姿勢になる。背中に回された腕に、ゆっくりと力がこもる。佑介の息が、顔にかかる。





「んっ……」





 柔らかいものが、唇をふさいだ。眼を閉じていると、唇に感覚が集中する。悪い感触ではなかった。

 唇が、解き放たれる。眼を開けると、佑介が切なげな顔で見つめていた。





「俺……ねねを好きかもしれん」

「え……!」





 また、佑介の顔が迫ってくる。慌てて眼をつむった。唇で、息を止められる。不思議な感覚だった。頭がぼうっとして、心がドライアイスのように煙になって溶けていくようだ。

 好きだと言われて、どきどきも速さを増している。下へ手を伸ばす。腹をつついている佑介のちんぼをきゅっと握った。すごく硬い。





「あっ……!」





 顔と顔が離れ、佑介が可愛い声を出す。先っぽが、ぬるぬるしていた。手の中でころころといじっているうちに、にちゃにちゃと音がしてくる。





「ん、ねね……」





 佑介が眉間にしわを寄せ、なんとも言えない顔になる。さわっていた手を見ると、指の間に粘液が白い糸を渡していた。

 それを、おっぱいのこりこりにそっと塗りつけてみる。





「うっ」





 びっくりするほど痺れた。けれど、もっとさわりたくなる。ふくらみかけのおっぱい全体に、佑介のぬるぬるをゆっくりとすりこんでいく。じわっとした痺れで、呼吸が苦しい。





「はんっ……」





 変な声が出た。





「ねね、俺、舐めたい」





 言葉が急に貧しくなった佑介が、おっぱいを凝視していた。





「いいよ……」





 言い終わらないうちに、佑介がむしゃぶりついてくる。自分のちんぼから出たぬるぬるごと、こりこりを強く吸う。痛みに近いものがぞくっと走った。





「ちょっ、強いて……」





 佑介は夢中で聞いてくれない。舌でぺろりと舐め上げられると、背中をそってしまう。佑介のくちびるが、つうっとおなかを這いまわる。





「はあ……あっ」





 まともに息ができない。





「ねね……苦しいやあ」

「う……ううん、よう判らん。けどが、まっとしてほしい」

「ねねがそうなると、俺も胸が苦しい」





 なぜだか嬉しくなって、佑介の頭を抱きしめる。湯たんぽのように熱かった。もう、私も佑介も身体の芯から熱くなっていて、汗でびっしょり濡れている。

 佑介の舌が、腹をゆっくりと降りていく。





 来る。

 脚を開いて膝を立てた。

 佑介の頭が、股の間に入る。いきなり、ぽちを吸われた。ずぞぞっと、ラーメンをすするような音がする。





「あああああっ!」





 あまりの強烈な痺れに、尻が浮く。





「ちょう、あかん……や、やめ……」





 泣きそうな声になる。佑介は私のそんな様子に逆に勇気づけられたのか、さらに強く吸ってきた。





「う……っ!」





 本当に息が止まる。布団をぎゅっとつかんで、歯を食いしばった。





「佑介……ふんとに、まあ、やめて……」





 抗議する声は弱々しかったが、佑介は顔を離してくれた。





「ごめん」





 涙がぽろりと落ちた。悲しいわけでも嫌なわけもなく、ただ刺激が強すぎただけだったが、佑介は神妙な顔になった。





「今度きは、私がするでね」

「う、うん」





 涙を指でぬぐって、身体を起こす。佑介が布団の上に仰向けになると、ちんぼがカチカチになって天井を向いていた。皮が少し開いて、赤い頭が見えている。何か透明な液体が出てきていて、ぬれぬれと光っていた。





 昨日と同じように、ちんぼをつかんでゆっくりと皮を降ろしていく。佑介の身体がこわばった。

 ちょっとさっきの仕返しをしたくなる。一気にちんぼの頭を剥き出した。





「ぬわわっ」





 佑介がばたばたと手足を動かす。笑ってしまった。





「お返し」





 佑介が真っ赤な顔で頬をふくらませている。

 露出したちんぼの頭は、昨日と違って酒粕のようなものは付いていなかった。舌の先で、周囲を円を描くように舐めていく。





「ふうっ……」





 佑介が可愛い息をもらす。アイスキャンデーのように、根元から頭へ舐め上げた。そのまま、口に含む。舌をれろれろと回してやる。





「あ……ほれは」





 切ない声を上げて、佑介が尻を浮かせる。こういうところは、男も女も変わらないようだ。楽しくなってきた。

 ちんぼから口を離し、佑介のおなかに唇を当てて這いあがっていく。





「く、くすぐってえ」





 佑介が笑い声を上げて身体をよじるが、構わず続ける。佑介のおっぱいにも、小さいこりこりがあった。佑介にやられたように、ぺろっと舐める。





「うひゃっ」





 少し汗の匂いがして塩辛い。少しも嫌だとは思わなかった。赤ちゃんのように佑介のおっぱいを吸いながら、手を伸ばしてちんぼをつかんでやる。釘のように硬くて、心臓のように脈打っていた。





「ちょう、やめ……」





 佑介が私と同じことを言う。ちんぼがびくんびくんと魚のように跳ねた。いきなり、頭を抱えられる。佑介の顔が眼の前にあった。ちんぼは握ったままだ。

 指先が、まんこの入口をしゅっと撫で上げた。





「あっ……!」





 気を取られているうちに、佑介がキスをしてくる。眼を閉じた。キスをしながら、指がまんこに少し入る。





「んうっ」





 唇で、佑介の唇を噛む。グミをねぶるように転がしながら、ちんぼをしゅっしゅっと擦る。





「ふうっ……」





 ふたつの唇の間から、佑介の息が漏れる。佑介も、私の唇をしゃぶってきた。頭がぼうっとして、いつまでもしていたい。まんこから、ちゃぷちゃぷと音がし始めた。

 指が、深く入る。





「んんっ」





 昨日よりも痛くない。すがるように、佑介の唇をむさぼる。





「あっ、あっ、あ……」





 佑介の指が出たり入ったりする。そのたびに、中がこすれて声が出てしまう。ちんぼを握る手に力が入る。





「ねね……」





 佑介の唇が離れた。追うように唇を突き出してしまって、少し恥ずかしい。





「まあ、いいだら?」





 佑介の眼が、私の瞳をじっと見る。眼から佑介が入ってくるみたいだ。頭の中が、ぞわぞわとする。





「……うん」





 小さな声で、うなずいた。私はちんぼを離す。佑介もまんこから指を抜いた。

 私は布団に仰向けになり、膝を立ててそっと脚を開く。





 アブラゼミの鳴き声が遠い。障子を透かす強い日射しが白い。私と佑介はお互い丸見えだった。ここで、いきなり誰かが入ってきたらどうすればいいのだろう。

 言い訳なんか、何も思いつかない。

 佑介が、脚の間に身体を入れてくる。両手を顔の脇に突いた。私は佑介を見上げている。真剣な佑介の顔に、どきどきする。





「ねね」

「何い」

「……可愛いな」





 佑介は恥ずかしそうに横を向いてしまう。首まで赤くなっていた。

 嬉しくなって、笑ってしまった。





「……おいでん」





 佑介の首を、ぎゅっと引き寄せた。





「うん……」





 佑介の身体が動く。ちんぼがまんこの周りをつついているのは判るが、入口からは大きく外れていた。





「ここだて……」





 両手で、佑介のちんぼを入口に押し当てる。





「ん……」





 佑介が切ない顔になる。私も、わくわくで心臓が破裂しそうだ。

 ぬるっと、まんこに佑介が入ってきた。





「はあっ!」





 声と一緒に息が漏れる。佑介にぎゅっとつかまった。





「ねね……熱い」





 私も熱い。閉め切った部屋で、佑介と抱き合っている。重なったおなかが、汗で濡れていた。





「えっと……」





 佑介が不器用に腰を引く。ちんぼが出ていくときにこすれて、痺れる。また奥へと入ってくるけれど、ひどくゆっくりで、ときどき引っかかったり、まだるっこしくなってきた。





「ん、もう……」





 佑介の動きに合わせて、ちんぼを迎えるように腰を突き出す。奥まで一気に入ってきた。びっくりして身体が跳ねる。





「あ、ねね……すごい」





 佑介の顔が泣きそうだった。佑介が引くときは私も腰を引き、入ってくるときには腰を出す。だんだんと、佑介の動きが滑らかになってきた。





「あっ……うっ……ゆ、佑介……!」





 佑介の首にぎゅっとしがみつく。熱くて、汗が胸と胸の間でぴちゃぴちゃと音を立てる。





「ねねっ」





 佑介も頭を抱えてくる。腰だけで、ぎくしゃくとまんこに打ちつけてきた。





「は……あっ! うんっ……はぁ……はぁっ」





 私と佑介は、ひとつの熱い肉の塊になってしまったみたいだ。頭の中が濃い湯気で覆われている。何も考えられない。





「熱い……ねねっ」





 佑介の鼻の先から、汗粒が顔に落ちる。そんなことも気にならないほど、私も汗みどろだったし、何よりちんぼがまんこの中をこする感触に心を奪われていた。





「はあ……まあ、あかん」





 佑介が動きを止めた。布団に手をついて、ひとつになっていた身体を引き離す。扇風機の風が、腹と腹の間を吹き抜けていく。とても涼しかった。





「……えらかった(疲れた)?」





 呼吸が整わないまま、佑介に声をかける。





「暑い。死んじまうわ。障子、全部開けてやりてえ」

「絶対あかんよ」





 佑介の胸板は、幾筋もの汗が流れていた。私の背中も、じっとりと汗をかいてシーツを湿らせている。





「……水風呂入るか」





 佑介の提案は、実に魅力的だった。





「うん、賛成」





 答えると、佑介が身体を引いた。まんこの中から、佑介が出ていく。





「あ……っ」





 声が出てしまう。佑介のちんぼはまだ斜め上を指していた。佑介は名残惜しそうな顔をしていたが、暑さにはかなわないのか、ゆっくりと立ち上がった。

 離れの鍵を、かちゃっと開けた。そっと扉を開くと、涼しい風がふうっと流れこんでくる。佑介は、顔だけを出して、様子をうかがっていた。





「おい、誰もおらんではよ来い」





 そう言うと、全裸でさっと出て行ってしまった。まさか私も裸で行かないといけないのだろうか。なんだか、すごく面白そうな気がした。

 私も服を置いたまま、立ち上がる。どきどきしながら、そっと顔だけを出す。短い渡り廊下は、完全に外だ。佑介の家で、何も身にまとわずに、外に出る。





 どきどきに、激しいわくわくが混ざってきた。徒競走のスタートのように、びゅっと渡り廊下を越えた。股の間を風が吹き抜ける。頭が蒸発しそうなほど気持ちよかった。

 こそこそと急ぎ足で風呂場に向かう。全裸になっていると、よく知っている佑介の家でもまるで違う場所のような気がした。





 脱衣所に入る。佑介は、もう湯舟に水を勢いよく落としていた。洗面器に水を受け、頭からざぶりとかぶると、水しぶきが飛んできた。





「ねえ、あたしもかけて」





 風呂場に入った途端、水の塊をぶつけられた。冷たさと衝撃で、身体が縮んでしまう。





「心臓麻痺になったらどうするやあ」





 水をかけられた肌は、すぐに内側から熱を持ってくる。





「ならんて。冷たくて気持ちいいだらあ」





 佑介がまた水をかぶる。あたしは、まだ三分の一も水が入っていない湯舟に、ゆっくりと脚を入れた。最初にかけられて身体が慣れたのか、それほど刺激はない。浅い水に、腰まで沈めていく。





「冷たい……」





 腰がつかると、内臓まで冷えていくような気がする。離れで汗みどろになった身体から、たちまち熱が引いていく。

 佑介も、湯舟に入ってきた。ふたりが入ると、水かさが胸のあたりまで上がる。蛇口から、勢いよく水が落ち続けている。





 背中から、抱きしめられた。水は冷たいのに、佑介の身体は熱い。腰に硬いものが当たっている。たぶんちんぼだろう。

 悪い気持ちはしない。狭い湯舟で向きを変え、佑介と向かい合う。お互い何も言わなくても、顔が近づいていく。何度目かの、キスをした。





※※※





 バスタオルを借りて、身体を拭く。また、裸で離れまで戻らないと、服を着ることさえできない。佑介と手をつないで、家の中を走る。笑いがこみ上げてきた。

 裸で走りまわっているのが、なんともおかしかった。

 離れに戻って服を着て、やっと佑介は障子を開け放つ。強い日射しと涼しい風が入りこんできた。





「はいよ」





 佑介が、麦茶を差し出してくれる。のどはからからだった。





「ありがと」





 水で洗っただけの髪はまだ生乾きだが、風が吹くとひんやりとする。クマゼミの声が近い。空には、入道雲がそびえている。





「夏、だね」

「あたりまえじゃん」





 私と佑介はひさしの影が覆う縁側に、並んで座っていた。少し前まで、裸で抱きあっていたのだ。障子一枚で、ここは異世界に変わる。

 私たちは、いつもの日常の中で、ただの幼なじみに戻っていた。

 ふと、時計を見るともう十二時だった。





「いかん、お母さんに昼までに帰りんて言われとるだった」

「ほうか……」





 佑介は、名残惜しそうにつぶやいた。

 玄関まで佑介が見送ってくれる。





「あ、あの……ねね」





 佑介がもじもじと、身体をくねらせる。言いたいことは判っていた。





「また、しよまい。私んがれでも、佑介んがれでも、もっと別なとこでも」





 そうして、佑介の唇を奪う。お互いに、腰を抱えあった。静かで、長いキスだった。





「じゃあね」

「……うん」





 うっとりとした眼の佑介を残して、玄関を出る。日射しは痛いほどに強い。濡れた髪で、母に何と言われるのかちょっと心配だった。





『弟と幼なじみ、三人でセックスしているところに土方のおじさんが現れる。』





 八月になってから、私も佑介もなかなか家でふたりきりになれるときがなかった。ふたりでしたことを思い出すと、まんこがむずむずする。我慢できないときは、夜に智とするときもあったが、佑介と比べるとやはり物足りなかった。





 そんな不完全燃焼な日々が続き、気づくと八月も十日を過ぎていた。近所では県道を拡張するためにプレハブの飯場ができて、作業服を着た大人たちが、砕岩機やブルドーザーを使って炎天下を一日中働いていた。





 八月十三日、お盆の初日になってさすがに工事の音もなくなった。とはいえ、叔父や叔母が集まるこの日は、朝から掃除をしたり、料理の手伝いをしたりと忙しい。

 嫌いではない。けれども親戚が昼間から酒を飲み、すっかり満腹になって大人のつまらない話で盛り上がり始めると、私や智はもうすることがない。





「ちょう、外に行ってくるわ」

「夕方にはお墓参りに行くで、早う帰っといでんよ」





 玄関でサンダルを履いていると、母の声が背中にぶつかってくる。





「お姉ちゃん、どこ行くやあ」

「別に、決めとらん」





 足の向くまま、智と一緒に歩いていく。工事中の県道に向かっていた。田んぼのど真ん中を突っ切る道路は一車線だったが、畔が埋められて二車線になり、真新しい真っ黒なアスファルトの上に、うっすらと油がにじんでいた。

 生まれたこの場所がこれほど大きく変わるのを見るのは初めてで、少し物悲しい気分になった。





「ねね……」





 佑介も、道路を見に来ていた。約束したわけではない。佑介も本家なので、うちと同じように親戚が集まって、私と同じように午後は退屈したのだろう。

 あのときのことを思い出して、どきどきが強くなる。

 智が、口を引き締めて佑介を睨んでいた。





「佑介君、お姉ちゃんを取らんで」





 いきなりの言葉に、私も佑介も驚いた。





「取らんでって……取っとりゃあせんが」





 佑介は、戸惑った顔で答える。





「智、私が佑介と遊ぶのが嫌やあ?」





 ふるふると、智が首を横に振る。





「僕を仲間外れにするのが、嫌だ。この前だって、お姉ちゃんと佑介くんでやっとったんだら?」





 びくりと身体が震えた。佑介は顔を真っ赤にして、ちらちらとこちらを見ている。





「判った、もう仲間外れにはせんで。ね、佑介?」





 その場しのぎがとっさに口をつく。





「あ、ああ」

「本当(ふんと)に? 約束だでね」





 ようやく、智の顔が緩んだ。ほっとする。





「じゃあ、今から遊ぶ……?」





 私は期待をもって、佑介と智を見る。佑介はごくりとつばを飲んだ。正しく理解してくれたようだ。





「どこでぇ? 俺んがれはみんなおるけどが」

「私んがれも。どこか、いいとこないかやあ」





 智が指をさす。





「ねえ、僕あそこに行ってみたい」





 さした先は、飯場のプレハブだった。お盆休みのせいか、周囲にひとの気配はない。





「怒られんかやあ」





 佑介が、心配そうな顔になる。





「おるかおらんか、見てみやいいじゃん。別に、泥棒とかせるわけじゃないだで」





 智より先に、歩き出す。実は、もう少しどきどきしていた。もし誰もいなかったら、とてもいい場所になる。





「待ってよう」





 智が後をついてくる。佑介は最後にしぶしぶついてきた。

 プレハブは一階建ての本当に単純な作りで、周囲には窓があるがただそれだけだ。

 中をのぞいてみる。中古なのか日に焼けた畳が敷いてあった。本当に休んだり寝るためだけのものなのか、水場も台所らしきところもない。

 室内アンテナを上に乗せた小さなテレビと、部屋の端には布団が畳んで積んであった。あらためて見てみても、中には誰もいないようだ。





「誰もおらんで、中に入ってみよまい」





 私は布団を見て、鼓動がさらに強くなっていた。佑介がのどを鳴らす音が聞こえる。

 反対側に行くと、サッシの引き戸があった。手をかけて、そっと引いてみる。扉はからからと開いた。鍵はかかっていなかった。





「……開いとるね」





 セメントで固めただけの小さな玄関に入る。閉め切っているので、中はむわっと熱い。佑介の家の、離れを思い出す。

 暑いけれど、戸を閉める。これから私たちがすることは、さすがにあけっぴろげではできない。プレハブの中は二十畳ほどの広さで、たばこと汗とお酒の臭いが染みついていた。気になるほどではない。





「ねえ……」





 積んである布団を見る。





「うん……」





 佑介が一番上の布団を抱えてきて、床に敷いた。どきどきは、もう心臓が壊れそうなほどだ。

 Tシャツを脱ぐ。一枚しか着ていない。呼吸が大きくなる。





「ねね……」





 佑介が、胸をじっと見つめている。さらに、短パンに手をかける。

 するりと下ろしていく。ふふうと、鼻から息がもれる。

 最後に一枚に、ためらいはない。佑介も智も、私が脱ぐところを眼をまん丸にして眺めていた。

 解放の予感に胸をとどろかせ、私はパンティを脱ぎ捨てた。気持ちがいい。肌が空気にふれるだけで、ぴりぴりと感じる。





「佑介たあも、脱ぎん……」





 ゆっくりと、よろめくように、布団に横たわった。湿っていて汗臭いが、ほてった身体には心地よかった。

 佑介が急いで短パンを下げる。ちんぼはもう反り上がっていた。Tシャツは着たまま、待ちきれないように私へのしかかってきた。





「あっ、佑介くんずるい」





 智も半ズボンを脱ぐ。クレヨンのようなちんぼがぴこっと立っていた。

 佑介は、おっぱいのこりこりを口にふくんできた。びりりっと痺れて尻の穴がすぼまる。





「あっ……強いよ」

「僕もお姉ちゃんのおっぱいちゅーちゅーしたい」





 智が不満に口を尖らす。





「いいよ、おいでん……佑介は左で、智が右ね」





 左腕で佑介の頭を抱えて、右胸を空けてやる。すぐに智が滑りこんできて、赤ちゃんのように乳首に吸いついた。思いのほか強かった。





「こ、こら……!」





 ふたりにふたつのおっぱいを吸わせている。犬か豚の母親になった気分だった。ひとりに吸われるより、遥かに刺激の量が違う。





「はぁ……あっ……う……いいよお……」





 息を吐きながら声が出てしまう。こういうことをしているときしか出ない声だと、判ってきていた。





「ねね……」





 佑介がこりこりから口を離し、後頭部を抱えて顔を近づけてきた。眼を閉じて、唇を迎え受ける。





「ん……んっ……」





 ちぷちぷと、唇をついばみ合う音がする。佑介はキスをしたまま、胸を撫でてきた。すうっと手がふれると、鳥肌が立つ。くすぐったくもあるし、痺れるようでもある。





「むー……」





 智のうなる声が聞こえたかと思うと、胸を吸うのを止めた。と、生温かいものが脇腹を下っていく。





「んうっ!」





 唇をふさがれたまま、声が出てしまう。智は舐めているようだった。そのまま、腰まで舌を這わせてくる。

 無意識のうちに、膝を立てていた。智が、膝の下をくぐる。





「お姉ちゃんのまんこ、ちょっと湿っとる」





 まんこの入口を、つんとつつかれる。





「ん……っ」





 求めるように、腰を突き出した。智は入口をなぞっていたが、全然入れてこない。微妙な感覚に腰がむずむずする。ついに我慢できなくなって、キスをやめる。





「智……まんこ、舐めて……!」





 ほとんどお願いするような声音だった。





「えーっ、汚いよ……しょうがないなあ、やったげるわ」





 内ももに、智の髪がさりさりとふれる。少しの間があって、湿ったものがぺろりとまんこを下から上へ掃いていった。





「ひぃっ……!」





 刺激に、尻肉がこわばる。





「佑介、キスして……!」





 智にまんこを舐められながら、再び佑介の唇を受ける。舌先と舌先がちろっとふれた。肌をさわられるのとは違う、もっと抗えない熱い気持ちが湧いてくる。

 頭を傾け、舌を佑介の唇にさしこむ。怖くなるほど生々しくて、熱かった。





「うおっ!」





 佑介が声をあげて離れる。唾液の糸が、ふっと現れてすぐに消えた。その間も、智は何かの競争のようにまんこを舐め上げていた。





「ふっ……はんっ……佑介ぇ……まっと、しようよう」





 声が濡れていた。佑介は一瞬ひるんだ顔になったが、すぐに眉を怒らせて顔を近づけてきた。





「んうっ……」





 唇がつながると同時に舌を入れる。佑介も、ぎこちなく絡めてくる。熱くて、脳みそが溶けそうだった。





「まんこがぐちゃぐちゃになってきた」





 智が好奇心に満ちた声をあげる。まんこだけでなく、全身が汗で濡れていた。





「ふふっ」





 智がいきなり、指先をまんこに入れてかきまわす。





「んんんんんっ!」





 佑介の舌を噛みそうになるが、佑介は気にもせず舌をむさぼり続けている。





「お姉ちゃん、すごいよ。水あめみたいに糸引いとる」





 ある予感がした。けれども、智に警告はしない。むしろ、今のままあれをやられたらどうなってしまうのか、期待で胸が張り裂けそうだった。





「かんちょう!」

「んーーーっ!」





 ずぼっと、尻の穴に指が入る。さすがに、キスをやめた。硬いものが入っている異物感がある。痛いことは痛い。けれど、やめてほしくなかった。息が荒くなる。





「ふぅ……はあ……ふっ……智、ゆっくり……動かして……」

「えっ、いいやあ?」

「ゆっくり……だよ」





 佑介が、とろんとした眼で私を見ている。弟に尻穴に差しこまれて、もっとしてほしいと言っている私を、佑介はどう思うのだろうか。





「くうっ……んんっ」





 それを考えるだけで、どうしようもなく熱くなってくる。尻に力が入る。





「痛たたっ、お姉ちゃんの尻の穴、でれえ力! 折れそう」





 智が指を抜こうと、むちゃくちゃに動かす。





「あうっ……あはあっ!」





 不安になるほど気持ちいい痛みで、肛門がじんじんする。このまま漏らしてしまってもいいと一瞬思ってしまった。





「ああっ」





 ずるりと指が抜けた。慌てて尻の穴を締める。さすがに、本当に漏らすわけにはいかない。

 安堵で、力が抜けてしまう。五十メートル走のあとのように、息を何度もつく。





「ねね……でれえ濡れとる。俺、したい」





 私の答えも待たず、佑介は脚の間に入ってきた。両手を耳の横につく。私の真上に佑介の顔がある。思いつめた切ない眼で、私をじっとみつめている。心臓がきゅうっと優しく絞めつけられる。





「うん……いいよ」

「佑介くん、ずるい」





 智の声にはふざけた調子がなかった。智を抱いて寝たときのことを思い出し、いとおしくなる。





「ね……佑介の次だで待っとって。こっちおいでん。ちんぼ握っといたげるで」

「……うん」





 智は、顔の横まで来るとあぐらをかいて座った。ちんぼがぴこんと立ち上がっている。手で、そっと包みこんだ。





「お姉ちゃんにさわられると、僕、変だよ……」





 甘えた声で、泣きそうな顔。そんな智を見て、口元を緩めた。





「ねね、いくぞ……」

「判る……?」

「あたりまえじゃん」





 佑介は、身体を起こすとまんこをこじ開けるようにちんぼの先をあてがった。先っぽが、引っかかる。





「おいでん……」





 佑介がのしかかってくる。ずるずるっと、ちんぼが奥まで入ってきた。





「ああああっ!」





 智のちんぼを握る手に、力が入る。





「お、お姉ちゃんっ」





 悲鳴のような声があがる。





「ねね……熱くて、ぬるぬるして、ぎゅっと包んできて、でれえ……!」





 佑介がぎゅっと眼を閉じる。





「動いて……動いて、佑介! 強くしていいよ、前より強くして!」





 佑介と智にさんざんさわられて、じっくりと高まったもどかしさがついに爆発した。もっとむさぼりたい。もっと。





「おうっ……!」





 佑介が出ていく。入口で止まる。そして、一気に奥まで入ってきた。何度も何度も、佑介の腰がまんこに当たる。佑介は、腰を動かすのがすごく上手になった。





「ああっ……はあっ……は……うんっ……うっ……ふうっ……佑介ぇっ」

「ねねぇっ」





 佑介が頭をかき抱く。智のちんぼをいつしかしごいていた。





「お姉ちゃん、それっ……痛いよ……」





 智の声は泣きそうだった。けれど、手の動きを止められない。智も逃げようと思えば逃げられるのに、そのままにしていた。





「ねね……熱い」





 佑介の顔が近い。唇が重なる。そのまま、佑介が不器用に腰を動かす。





「んんっ……ん……」





 覚えたばかりの舌を絡ませるキス。全身が、汗ですごいことになっていた。

 熱さ、痺れ、もどかしさ、むさぼりたい気持ち。

 まんこ。唇。抱きしめられている腕。重なりあう胸。ちんぼを握る手。

 どこから来ている感覚なのか、もう区別がつかない。全部が、熱いどろどろの塊になって、私は溺れかけていた。





「佑介っ……好きだよう!」





 知らないうちに叫んでいた。佑介の腕に力がこもる。ちんぼが、さらに奥へ力強く入ってくる。





「ねねっ、俺、なんかおかしい……!」





 佑介が眉間にしわを寄せ、泣き顔になった。





「お姉ちゃあん……!」





 智が切ない声を上げた。私たちは、どこか知らないところへ行ってしまう寸前だった。

 そのとき、がらがらとサッシ扉を開ける音がした。





「おまえら、勝手に入って何してんだ」





 太い声だった。

 いきなり、氷水に漬けられたように固まる。佑介の動きも止まった。智も動かない。

 父よりも少し年上に見える、作業服のおじさんが靴を脱いで上がってきた。手には、スーパーのレジ袋を下げている。

 突然のことに、頭も身体も動くことをやめてしまった。おじさんは、のしのしと私たちのそばにやってくる。





「ひいっ……」





 佑介が、慌てて私から出ていった。ちんぼは立ったままだ。

 おじさんは、私のまんこをじっくりと見つめながら、無精ひげを生やしたあごに手を当ててにたりと笑った。





「おまんこしてんのか」





 反射的に脚を閉じる。おじさんは、私の枕元にしゃがみこんだ。汗と、土の匂いがする。日焼けした四角い顔に、細い眼がちろちろと光っていた。





『土方のおじさんに中出しされる。』





「お姉ちゃん、中学生か? いつからおまんこしてんだ」





 ようやく、恐怖が湧きおこってきた。心臓が怯えに縮まり、のどはからからだ。これからどうなるんだろうか。父や母にバレたらすごく怒られるのだろうか。佑介ともう遊べなくなるのだろうか。智はどうされるのだろうか。それどころか……。





「このことは、誰にも言わねえから安心しな」





 おじさんの声は優しかった。遠くから来たのだろうか、このあたりの言葉ではない。近所に知り合いがいなさそうで、余計にほっとした。

 こわばっていた身体が、動くようになる。布団の上に身体を起こし、座った。





「私、中学生じゃないよ。五年生」





 そう答えると、おじさんはちょっとびっくりしたようだった。そして、私のへその下をまじまじと見る。





「それで、毛も生えてねえんだな」





 さっと、手で胸と股間を隠した。





「服、着ていいだら?」

「ダメだ。まだ、質問に答えてねえ。いつからおまんこしてんだ?」





 おじさんがからかうように笑う。怒ってはいないようだが、答えなければ帰さない響きがあった。





「……夏休みになってから。弟の智や、友達の佑介と」

「ほう、弟としてんのか。こりゃいいや」





 顔を向けられて、智がびくりと肩を震わせる。そこへ、佑介が私とおじさんの間に割って入ってきた。





「黙って入って、ごめんなさい。すぐ帰ります」





 佑介は下半身丸出しのまま、深々と頭を下げた。背中が少し震えている。怖いのに、勇気を振り絞っているのだ。





「いいって、いいって。みんな盆休みで帰っちまったが、おれは帰るとこなんかねえからよう、ひとりでここに泊ってんだ。気にするこたあねえよ」





 おじさんが照れたように手を振る。今度は、ずいと佑介に顔を近づけた。





「おまえ、おまんこのやり方知ってんのか?」

「え……ちんぼをまんこに入れやあいいだら?」





 唐突な質問に、佑介は敬語を忘れてしまったようだった。





「ちがうんだって。おまんこにゃあそれは色々なやり方があってな、お姉ちゃんが白眼剥いたり、おまえの腰が抜けちまうくらい気持ちよくなれるんだ。よおし、おれが全部教えてやる」

「え……」





 何か妙なことになってきたと惑う間もなく、おじさんは立ち上がると手早く作業服を脱ぎ始め、あっという間に全裸になった。工事の仕事で鍛えられているのか、程よく筋肉がついていたが、それよりもちんぼに驚いた。





 根元に毛がもじゃもじゃと生えた、黒っぽいごつごつとした肉が、息を呑むほどの禍々しさでそそり立っていた。もちろん、ちゃんと皮はむけてつるんとしている。

 智や佑介に付いているものとはまるで別物で、長さは十五センチ定規より長く、太さはリレーのバトンぐらいあった。





 あれが入ったら。

 ごくりと喉が鳴る。怖いのはもちろんだが、だんだん好奇心が腹の底で育ってきていた。白眼を剥くくらい気持ちいいとは、どんなふうなのだろう。





「ボウズどもは上を脱ぎな。どうも間抜けでいけねえ」





 智と佑介は気後れしながらも、のそのそとTシャツを脱いだ。プレハブの中にいるひとは、全員裸になった。真昼間から裸でぽつんと立っているのは、何か滑稽だった。





「お姉ちゃん、しゃぶったことあるか?」

「え……何を?」

「ちんぼだよ、ちんぼ」





 おじさんは自分のちんぼをぴしゃりと叩くと、ちんぼはへそまでばね仕掛けのように跳ね上がった。





「うん……ちょっと」

「ほうほう、やるじゃねえか。これにもやり方があるんだ。ここに膝ついて座んな」





 おじさんの指が真下をさす。何か釈然としないものはあったが、私は言われたとおりにした。膝立ちになると、ちょうど眼の前におじさんのちんぼがある。濃い汗とおしっこの臭いがして、顔をそむけてしまう。





「とりあえず、飴だと思って舐めてみな」





 智も佑介もこんなに臭くはない。正直嫌だったが、おじさんのサツマイモのようなちんぼが間近で脈打っているのを見ると、胸の奥が熱くなってくる。

 意を決して、おじさんのちんぼをつかむ。私の手から、半分以上はみ出している。すごい硬さだった。脈打っているし、温かい。肉であることには間違いないが、こんな鉄のようになるものなのか。





 おじさんは、嬉しそうな顔で見下ろしていた。しないでは済まされないような雰囲気になりつつある。

 私は眼をぎゅっとつぶって息を止め、おそるおそる舌を出してちろっと舐めた。舌先に、苦く辛い感覚が生まれる。





「いいぞ、もっとだ」





 褒められてもそんなに嬉しくない。半ばやけになって、ちんぼの頭をぺろんぺろんと舐めた。





「うん……」





 おじさんが満足げな吐息をもらす。一度舐めてしまうと、臭いは薄くなっていく。これなら、何とかなりそうだった。佑介にやってみたように、歯を立てずに頭を含む。太すぎて、口に入れるのがやっとだった。





「おお、いいな。そのまま、ベロで舐めまわしてみろ」

「ん……」





 言われたとおり、ちんぼの先で舌を転がす。口の中に溜まった唾液が、垂れていく。舌がつりそうで、口を離した。





「大きすぎて、舐めれん」





 おじさんは実に嬉しそうな顔になった。





「それじゃ、サオの横を舐めろ。アイスキャンデーを横に咥えるようにな」





 サオとはちんぼのことだろう。言われたとおり、ごつごつの皮ふに唇を這わせ、ちんぼの先へと滑らせていく。左右に入れ替えて繰り返しているうちに、おじさんのちんぼは私の唾液でてらてらと光ってきた。





「こら、ボウズども。ぼーっと突っ立ってんじゃねえよ。大きいのは下からお姉ちゃんのまんこを舐めてやれ」





 佑介が自分を指さす。少し迷って、私の股の間に、仰向けになって頭を突っこんできた。立ち膝から、佑介の顔の上に尻を降ろす。いきなり、まんこににゅるりと柔らかいものが入ってくる。





「ああっ……!」





 背骨を貫く痺れに、おじさんのちんぼをつかんで身体を支える。とても、舐めるどころではない。

 おじさんがあぐらをかく。中心から、ちんぼが力強くそそり立っていた。





「これならお姉ちゃんもしゃぶりやすいだろ」

「う、う、うん……」





 佑介に与えられる刺激に耐えながら、おじさんのちんぼの先を咥える。





「おい弟、姉ちゃんのどこが好きなんだ?」

「尻の穴!」





 智が元気よく答えると、おじさんは大笑いした。





「よーしよし、思い切り気持ちよくしてやれ」

「うん!」





 言うなり、ずぼりと指が肛門に入ってきた。





「ううんっ!」

「痛っ、こら噛むな。もう少し我慢しろ」





 まんこを舐められながら肛門に指を入れられ、そのままちんぼを咥えている。今、自分のしていること、されていることが何にも判らなかった。





「ううっ……んんっ!……ふうっ……!」





 智はずぶりずぶりと素早く指を出し入れする。こんな速さでやられるのは初めてだった。





「お姉ちゃん、もっと頑張って奥まで飲みこんでみな」





 おじさんが無茶を言う。顎が外れそうなほど口を開けているのに。それでも、なんとかじりじりと奥へ押しこんでいった。





「げほっ……!」





 のどちんこにさわってしまったのか、えずいてちんぼを離してしまう。そのまま、佑介と智から逃れるように横へ倒れた。そのまま、何度も咳きこむ。





「悪い悪い、ちょっと無理させちまったな。今度はおじさんがお姉ちゃんを気持ちよくしてやる。ボウズども、しっかり見てろよ。どうしたら女が感じるのか、よおく教えてやるからな」





 おじさんは横たわった私を軽々と持ち上げ、あぐらの上に座らせた。硬くて熱いちんぼが背中に当たっている。





「お姉ちゃん、脚を開きな」





 もはや恥ずかしいと思う気力もなく、ぼんやりと言われるがままに動いた。





「いいか、これがおまんこだ。このビラビラで普段は穴を覆ってる。これを開いてやって……このちっこい穴にちんぼを入れるんだ」

「あっ……」





 おじさんが指でまんこを開く。





「このビラビラが感じる女もいるし、穴の周りが感じる女もいる。ひとそれぞれだ。お姉ちゃんはどうかな」





 おじさんの太い指が、まんこの襞を擦り上げた。





「う……うん……」





 少しくすぐったいくらいで、このくらいならまだ安心できる。おじさんは、何度もまんこのびらびらを指でしごいた。





「ふう、ふっ……あ……」





 怖いほどの刺激ではないが、正直なところもどかしかった。





「ふうん、これならどうだ」





 おじさんの指が、まんこの入口につぷっと入る。指なのに、明らかに佑介のちんぼより太かった。





「あっ……!」





 穴を広げるように、くるくると指先で入口をこする。





「そ、それ……う……はあっ、はあっ……ああっ!」





 まんこから、熱い渦が身体の中をせり上がってきた。





「お姉ちゃんはここが好きなんだな」





 得意げな声に、何度もうなずく。周囲をほぐしていたおじさんの指は、さらに深く入ってきた。





「あ……っ! ふうっ……!」





 こんなに広げられたのは初めてだった。息が詰まり、鼓動がどんどん高まっていく。おじさんは指先だけを出し入れし、時々入り口をくるくるとこする。指の動きにはよどみがなく、まるで音楽のようだった。





 まんこから、にちゃにちゃと音がする。それがすごく恥ずかしくていやらしい。しかも佑介と智に見られているのだ。ますます頭がぼうっと熱くなってくる。

 ところが、おじさんは指を止めて抜いてしまった。





「あ……?」





 ぼんやりと、おじさんの顔を振り返る。





「まだ大事なことを教えてねえんだ。ぼうずども、よく見てみろ。おまんこの上に、ちょっとぽちっとしたもんがあるだろ。クリトリスってんだ」

「へえ、そういうだかん」





 佑介の顔が、まんこに息がかかるほど近い。どきりとする。ぽちのことだった。おじさんの指で、ぽちをさわられたらどうなってしまうのか。恐怖は、ほとんど期待だった。





「普段は何枚か皮に包まれてるけどな、こうやって剥いてやるんだ」

「ひい……っ!」





 いきなり空気に当てられて、甲高い声が出てしまう。





「一番感じるところだけどな。力任せじゃ痛いだけだ。気持ちよくさせるにはほどほどでなくちゃいけねえ」





 おじさんはまんこのぬるぬるを親指でぬぐうと、ぽちにおしつけ、もみこむように滑らせる。





「ちょう……それっ……あかんっ! 強い……いいっ!」





 あまりの刺激に、身体が反り返ってしまう。





「いいか、ここでほかの指を遊ばしてちゃもったいねえ。このまま、おまんこを可愛がってやるんだ」





 親指でぽちを揉みながら、別の指がまんこに入ってきた。





「あうううっ!」





 新たな熱さが生まれた。もう、私の下半身は熱いどろどろになって溶けてしまったのではないかと思った。





「でな、おまんこの天井をこすってやるんだ。どっかに感じるところがある」





 まんこがぐいと広げられ、とんでもない衝撃が脳を貫いた。





「……っ!」





 声さえ出せずに、息が詰まる。もう、身体を支えていることさえできない。おじさんの胸板に、完全にもたれかかっていた。

 まんこのさわり方が違うだけで、これほどすごいのだ。おじさんの知識に、正直驚いていた。

 ようやく、おじさんが指を離してくれた。





「さあボウズ、おじさんの言う通りにやってみな。まずクリを狙って舐めてみろ。ときどき吸え」

「う、うん」





 えっ、と驚く間もなく、佑介は一直線にぽちを口先に含んだ。そしていきなり、べろべろと舐めてくる。





「んんっ……ああっ!」





 おじさんほどピンポイントではないが、舌は指よりずっと柔らかかった。

 ずぞぞっと、ぽちが強く吸われる。





「ああああっ! あかん、あかん……っ!」





 今までで最強の刺激だった。歯を食いしばるが、息がもたなくて、ときどき強く呼吸する。





「そのまま、おまんこに指を入れてやれ。掌を上に向けてな、天井をこするんだぞ」





 信じられなかった。このままそんなことをされたら、いったいどうなってしまうのか。

 佑介が窮屈そうに腕を動かし、ずっ、とまんこに指を入れてきた。おじさんより細い分、奥まで入ってくる。





「うああっ! も、もう……私、死んじゃうよう」





 佑介は私の言葉を気にもとめず、まんこの腹側を強く擦る。





「ぎいっ……!」





 びくりと身体が大きく跳ねる。





「弟、姉ちゃんのおっぱい吸ってやれ」

「うん!」





 智が、横からこりこりに吸いついてくる。もう好きにすればいい。





「お姉ちゃん、おれのちんぼだと思ってしゃぶってみな」





 おじさんの指が、口に押しこまれる。とてもちんぼだとか考える余裕はない。ただ、必死に含み、舐め、咥えるだけだ。





「おお、うまいうまい」





 褒められても、喜んでいる暇はない。絶えずまんこをこすられ、ぽちを吸われ、おっぱいを舐められて、全身が熱い泥になってしまったみたいだ。





「あう……」





 もうまったく、力が入らない。おじさんの指を離してしまう。腰から下だけが、別の生き物のようにぴくぴくと佑介の責めに反応している。





「よおし、もういいぞボウズども。さあ、お待ちかねだぜ」





 おじさんの言葉で、佑介たちはさわるのをやめた。身体中がぼんやりと熱く、ぐったりとして動けなかった。おじさんは、私をそっとあぐらから下ろし、布団にうつ伏せにさせた。





「はあ……ふう……」





 汗臭い湿った布団も、冷たさがただただ気持ちよかった。





「こらこら、今からが本番だってのによ。もっと気持ちよくなるんだぜ。お姉ちゃん、尻を上げな」

「うん……」





 私はもじもじと、ようやく尻だけを持ち上げる。夏休みの始めに見た、母の格好と同じだった。





「よおし、いくぜ」





 おじさんが腰をつかむ。まんこに、柱かと思うようなモノが、ぐっと押し当てられた。背中が、恐怖でぞわっとなる。





「や、やめ……」





 言い切る前に、ぐいっと侵入してきた。びちっと、裂ける音がした。佑介や智とは比べ物にならない。

 大根でも入れられたのではないか。文字通り股を裂かれる痛みだった。





「痛い! 痛い痛い痛い! やめて、やめてぇ!」





 力が抜けていた身体から、弾けるように大声が出た。





「まだ先っぽしか入ってねえぜ。まあ五年生じゃしょうがねえな」





 おじさんは残念そうにつぶやきながら、抜いてくれた。





「ねえ、何かびりって音がした」





 声が震えている。泣きそうだった。





「んあ? どうもなってねえよ。もう何回もおまんこしてんだろ」

「ほだけどが……」

「判った判った、じゃあしゃぶってくれよ。おいボウズども、後ろからハメてみな」





 私は尺取虫のような姿勢のままだった。おじさんが顔の前に座る。赤黒いちんぼが、禍々しく天井を指していた。





「僕、したい。さっきは佑介くんがしただら?」





 智が張り切った声で、尻にしがみついてくる。





「まあ、ほうだな」





 佑介の声は少し沈んでいた。





「ほら、お姉ちゃんしゃぶってくれ」

「ん……」





 両手ですがりつくように、おじさんの太いちんぼを包みこみ、先っぽを舐める。おしっこの出る穴が小さく開いていて、舌先でつんとつついてみる。ちんぼがぴくんと震えた。





「おう、そういうやり方もあるんだ。いいぞ」





 まんこでは、智が何とか入れようとしていたが、どうもうまくいかないようだった。





「智、ちょう貸してみりん……ここだで」





 佑介が教えてやっているらしい。ちょうどまんこの入口に、安心するほど小さいものが引っかかっている感触がある。

 するっと、硬くて細いものが入ってきた。





「ん……」

「お姉ちゃん、温かいよ。こんな格好でも入るだね」





 智の声は興奮していた。身を裂かれるようなおじさんと比べると、智の小さいちんぼは本当に安心できた。

 おじさんのちんぼを、さっきよりは無理をしないで咥える。舌全体を使って、頭を舐めまわす。





「おう……なかなか上手くなってきたな」





 おじさんが、うっとりとした声で褒めてくれる。





「それ以上飲めねえなら、手でしごいてみな」





 言われたとおり、口に含みながらちんぼをつかんだ手を上下させる。こするたびに、ちんぼが少しずつ膨らんできているような気がした。

 その間も、智は不器用に、ゆっくりと腰を押しつけてくる。





「はあっ……熱いよ。なんか変だよ」





 智が何か言っているが、意識はおじさんのちんぼに向いている。手でしごきながら、アイスクリームのように舐めたり、おしっこの穴に舌先を入れたり、いろいろと工夫した。





「ふぅ、ふぅ……あああっ」





 智が悲鳴と同時に離れた。そして、背中に熱いものが降りかかる。びっくりして、おじさんのちんぼを放してしまった。





「お姉ちゃん……僕、変になっちゃったよう」





 智のちんぼが、ぴくんぴくんと魚のように跳ねていた。涙声になっている。





「どうしたやあ」

「おしっこじゃなくて、何か白いもんがたくさん出た」





 智は手で涙を拭っていた。おじさんがいきなり笑い出す。





「おう、そりゃあ大人の男になった印だ。弟の歳にしちゃ早えな。気持ちよかよかったか?」

「……判らん」





 悲しげな智の声に、おじさんはまた笑った。





「俺は出んやあ?」





 佑介が、心配そうな顔で聞く。





「そのうちいくらでも出るようになるぜ。今から、オレが出すところを見せてやらあ。お姉ちゃん、仰向けに寝な」





 また、ちんぼを入れようというのだろうか。痛みを思い出し、怖くなる。





「痛いの、やだ」

「おまんこには付いてる向きがあってな、後ろがきついときには前から入れればたいてい楽なもんだ。お姉ちゃんはたぶん下付きだろうな。まあ、痛かったら止めてやるから安心しな」





 おじさんは、私の脚をぐいと持ち上げた。カエルが裏返ったような格好で、まんこが丸出しにされる。

 期待感はみるみるしぼみ、ただ怖かった。おじさんが、痛いと言ってもやめてくれなかったら、私の身体はまんこからまっぷたつに裂けてしまうのではないか。





 私の気持ちなどまるで知らず、おじさんはサツマイモのようなちんぼをまんこに押し当てた。ぐりぐりと、びらびらを広げて穴の中心にあてがう。

 声も出なかった。ただ荒い息を繰り返す。





「いくぜ」





 ぐっと、まんこにとてつもなく太いものが押しこまれてきた。





「うううっ……!」





 まんこが、これ以上ないほど広げられている。もう少しで裂けてしまいそうだ。肺が圧迫されて、息ができない。

 入ってこようとするおじさんの腿を押し返す。それでも、おじさんは止まらない。そもそもの力が違う。嫌だという気持ちをこめたつもりだが、おじさんはさらに深く入ってくる。

 まんこの中に、ちんぼがぎゅうぎゅうに詰まっていた。おじさんはようやく止まった。





「ふう……ふう……ふう」





 後ろからよりは痛くなかったけれど、息をするのがやっとだった。





「まだ全部入らねえか。けど、すげえ締めつけだし、よおく濡れてるぜ。お姉ちゃん、将来有望だな」





 おじさんは嬉しそうだった。





「ねねのまんこ、こんなに広がるだかん……」





 佑介が、少し怯えのこもった声でつぶやく。





「そりゃあ赤ん坊が出てくる穴だからな。どうだいお姉ちゃん、痛えか?」

「えらい(苦しい)……けどが、痛くは……」





 そうは言ってみたけれど、このまま動かれるのは怖かった。





「や、優しく……」

「判ってるって」





 おじさんが、ゆっくりと腰を引く。ちんぼが、すごい圧力でまんこの中をこすっていく。





「あうううっ!」





 大きな声が出てしまった。入口まで出ていったおじさんは、またゆっくりと奥まで入ってくる。





「うふうっ……!」





 パンパンに膨らんだちんぼをねじこまれて、肺から息が押し出される。

 おじさんは、同じリズムでゆっくりと、何度も出入りした。





「ふぅっ……ああっ……ふんっ……ああんっ」





 単調な動きを繰り返されているうちに、ちんぼの太さに慣れてきたのか、だんだん怖くなくなってきた。

 佑介とは、別次元の感覚だ。私はもっと深くつながりたくて、おじさんの首に手を伸ばした。

 おじさんが、身体を倒す。ちんぼが、一番奥のさらに向こうに、ねじこまれる感覚があった。





「きゃああっ!」





 猿のような悲鳴だった。痛いどころではない。こんな感覚が、この世にあったのか。

 おじさんが、キスをしてくる。たばこ臭い。迷いもなく、長い舌が入ってくる。とても絡ませられない。おじさんの舌は、口の中をべろべろと這いまわった。





 たばこ味のよだれが、流れこんでくる。息が苦しくて、ごくんと飲んでしまう。嫌だと思う余裕もなく、それどころかますます私はおかしくなってきた。

 おじさんはキスをしながら、腰だけをずんずんと突いてくる。すごく器用だ。





「うふぅ……んっ……んんんっ……」





 唇が離れる。身体を起こしたおじさんは、内臓を突き破るような力で思い切り突いてきた。





「うああっ!」





 自分でも驚くような声だった。外にも聞こえたかもしれない。けれど、もういい。

 おじさんは、いきなりゆっくりになった。そして、ほんの少しだけ、小刻みに出し入れしてくる。さっきのを感じてしまうと、ひどくじれったい。





「あううん……嫌あ」





 首を振っていやいやをする。





「お姉ちゃん、おねだりかい」





 ずどんと、腹が潰れるような勢いで突きこまれる。





「あああっ! ぎいっ……ふうっ」





 またおじさんは、細かい動きで私を焦らし、いいところで深く深く突いてくる。頭の中心に何かもやもやが集まり始め、それは何か不穏な予感を感じさせた。





「お姉ちゃん、そろそろいいかい」





 おじさんが、何を聞いているのか判らず、無我夢中でうなずく。





「生理、来てんのかい」





 首を激しく振る。





「よおし」





 おじさんがいきなり両手で脇腹をつかんだ。

 身体ごと、おじさんの腰に引きつけられる。





「がはぁっ……!」





 本当に、腹を破られそうだった。おじさんは、今までの焦らしが嘘のように、すごい力で乱暴に出入りする。痛みをもう超えていた。





「あっ、あっ、あっ……! があっ……ぐうっ……んんっ!」





 私は人形のように軽々とおじさんに貫かれる。太いちんぼが、ごりごりと深く深く身体の奥まで入ってきて、出るときにはすごい速さでえぐっていく。

 その一往復は一秒にも満たない。一秒の間に、私は苦痛のような悦びに翻弄されていた。





「お姉ちゃん、いくぞ。いいか? 中に出すぞ?」





 おじさんは、うっとりした声で訊いた。





「うん……うんっ!」





 私は、何の意味も判らず何度もうなずく。落ちていきそうで、おじさんにしがみついた。

 ぐうっと、おじさんが一番奥にちんぼを押しつけた。





「うおおああっ」





 おじさんが叫ぶと同時に、熱い湯が、まんこの中にどわっと広がった。





「あああ……!」





 未知の感覚に、情けない声が出る。





「くうっ……」





 おじさんのちんぼがまんこの中でびくっ、びくっと跳ねた。何が起きたのかはよく判らないが、嵐のような時間が終わったことは確かだった。





「ふう……ふう……ふう……」





 やっと、詰めていた息がほぐれる。





「お姉ちゃん、ちょいと浅いが締まりもぬめりも最高だったぜ」

「そうやあ……?」





 おじさんは、充実しきった穏やかな顔で私を見下ろしていた。まんこの中にぎゅうぎゅうに詰まっていたおじさんのちんぼが、ちょっと小さくなっている。





「さて、と」





 おじさんが離れていく。ぐちゅっと音がして、何かが大量にまんこの外へ流れ出ていった。





「ねねのまんこ、でれえ広がっとる……この甘酒みたいなの、何やあ?」





 佑介の、毒気を抜かれた声が聞こえる。





「これがおれの子種だ。さっき弟が出したやつだ。これをおまんこの中に出すと、子供ができるんだぜ」

「私、おじさんの赤ちゃん生むやあ……」





 怖いというより、不思議な感じだった。おじさんは軽く笑う。





「生理が来てなきゃ、生めねえよ。安心しな」





 何が安心なのか、よく判らなかった。父と母は、あのときと同じことをしたから、私と智が生まれたのか。





「おっと、だいぶ時間が経っちまったな」





 外を見ると、午後の日射しは夕暮れの気配をほのかに漂わせていた。

 おじさんはスーパーの袋から箱ティッシュを取り出し、何枚か抜いて、私のまんこを拭ってくれた。





「ふぐっ……」





 紙のざらざらが、痛くて気持ちいい。





「そろそろ帰らんと、怒られる」





 智が心細い声でつぶやいた。





「そうだな。今日は帰んな。お盆の間はおれひとりだからよ、また来たらいいや」





 おじさんはちんぼをティッシュでごしごし拭くと、脱ぎ散らかした作業着を着始めた。

 もう終わりだった。身体を起こそうとするが、股関節がびきっと音を立てる。





「立てん……」

「しょうがねえな」





 おじさんはパンティを拾い、赤ちゃんのように履かせてくれた。身体を何とか起こし、Tシャツを着る。短パンを身に着けて立ち上がると、どうにもがに股になってしまう。

 太い棒が、まだまんこに入ったままのようだった。





『夜、おじさんのところにセックスしに行く。』





 十四日になった。昨日は、家まで帰るのも一苦労で、到着したときには祖母以外は墓参りに行ってしまっていた。

 祖母には遅くなったのを叱られたが、汗を流すと言って風呂に入った。まんこが、ひりひりした。そっと開くと、まだ白いものが残っていた。しっかりと洗った。





 祖母と智の三人で、墓参りに行った。

 朝一で、今度は母に叱られた。





「ねね、墓参りにゃ遅れるし、帰ってきたと思ったら片付けを手伝いもせんで寝ただらあ。どこで遊んどっただん」





 おじさんに身体ごと激しく突かれたせいで、すっかり眠くなってしまったのだ。





「ごめん」





 言い訳をするとぼろが出そうなので、素直に謝った。





「今日は昼からお母さんの本家だでね、遊びに行ったらいかんよ」





 昨日うちでやったことを、今度はお客さんになって母の実家でやる。父と母は、私と佑介と同じように幼なじみなので、歩いていける。

 母も、私と同じくらいのときに、父とあれをしたのだろうか。





 妄想はどうでもいい。今日は、昨日のようには抜け出せないようだ。おじさんとは、今日と明日しか会えないのに。

 昨日のことを、どう考えたらいいのか。

 怖かったことは怖かったし、痛かったことは痛かった。





 けれども、もう一度、したい。

 いや、一度と言わず、何度でも。

 おじさんのちんぼがまんこをえぐり、破れそうなほど広げ、壊れそうなほど突いてくる。





「ん……っ」





 思い出すだけで、声が漏れる。





「ねね、何か言ったかん」

「ううん、何も」





 母の声で、慌てて口をふさぐ。





「私、顔洗ってくるで」





 母の前から、すぐに離れたかった。

 洗面所に行く。パンティが、じっとりと湿っていることに気づいた。





 結局、午前中は部屋でぼーっと過ごし、母の実家で昼ごはんを食べ、昨日と同じように大人たちは昼間から酒を飲んでいた。

 それなりに歳の近い従兄弟もいたけれど、庭で遊ぶくらいで、あそこに行く余裕はなかった。夕方になり、墓参りに行って、昼間の残り物で晩ごはんにし、家に帰ってきたのは九時ごろだった。

 智は、もう父の背中で寝息を立てている。





「ねね、あんたも早う風呂に入って寝りんよ」

「うん」





 ひとりで風呂に入って、石けんで身体を洗う。





「はあ……んっ」





 全身をぬるぬるでこすっているうちに、頭がぼうっとしてくる。





「ん、もう……」





 我慢できなくて、まんこに指を入れる。





「ああっ」





 身体を折って声を抑えながら、おじさんにさわられたのと同じようにやってみる。

 親指に石けんをたっぷりつけて、ぽちをくるくると回す。





「んんんっ……」





 そのまま人差し指をまんこに入れようとするが、ぽちが強すぎて怖い。

 自分の身体では、おじさんがしたような強さにはできない。





「んう……」





 不完全燃焼のどきどきを残しながら、湯を浴びて石けんを流した。

 風呂を上がって、自分の部屋に行く。智は、もう布団に寝せられていた。

 私も、布団を敷いて寝転がる。





 誰かが風呂に入っているのか、湯を流す音が聞こえる。

 眼を閉じて眠ろうとしても、どきどきがまだ止まらない。肌着が、汗で湿っている。

 お経のようなカエルの合唱が、遠くから聞こえている。いつしか、風呂の音は聞こえなくなっていた。





 眼を、開く。呼吸が、大きくなっている。家の気配をさぐる。もう、全員寝たのかもしれない。

 私は、起き上がった。どきどきは、いっそう強くなっている。

 足音を極限まで忍ばせて、廊下に出る。真っ暗だった。





 慎重に慎重を重ねて、玄関まで歩いていく。さすがに、玄関をがらがらと開けて出ていく勇気はなかった。月明かりを頼りにサンダルを探し当て、そっと引き上げる。

 部屋に戻る。廊下がぎしりと鳴る音に、冷や汗が流れる。サンダルを持って廊下を歩いているのを見つかったら、どう言い訳しようか。





 行きよりもずっと緊張して、何とか部屋まで戻った。智は、相変わらずすやすやと眠っている。

 私は、網戸を開けて、サンダルを放り投げた。そして、慎重に飛び降りる。

 網戸をゆっくりと閉めた。





 家を抜け出したことに、壊れそうなほどどきどきしていた。

 パジャマにサンダルという姿で、歩き出す。

 誰かに会ってしまったら帰ろう。この時間に、この格好でうろついていることが、普通でないことくらいは自覚している。





 言い訳を用意して、夜道を歩いていく。古い家が並ぶ細い路地には、人っ子ひとりいない。足元から、じいじいと夏虫の鳴く音が聞こえていた。

 やがて、集落の外に出る。青い稲穂が、月光に照らされて海のように揺れていた。ざわざわと稲がすれ合う音。広大な田んぼの中で、幾万ものカエルが夜空に向けて合唱している。





 遮るもののない水田の真ん中に、明るく光る場所があった。ごくりと喉を鳴らす。私は、そこへと向かった。

 新しい県道沿いにあるプレハブは、まだ煌々と灯りをつけていた。カーテンがないので、夜は中がよく見える。





 おじさんがいた。布団の上にあぐらをかき、小さなテレビを見ている。ビールの缶が、二本転がっていた。

 心臓はいよいよ壊れるほどに暴れ出す。震える手で、プレハブの扉に手をかけ、引いた。

 おじさんが、びっくりした顔でこちらを見る。





「……こんばんは」





 声がかすれていた。おじさんは私だと判ると、ゆっくりと笑い顔に変わった。





「こんな時間にどうした? またオレとしたくなったのか?」





 どきどきが、胸の骨を激しく叩く。





「……うん」





 私は、ゆっくりとうなずいた。おじさんは、本当に嬉しそうな顔になった。





「上がんな」





 扉を閉め、サンダルを脱いで畳に上がる。ゆっくりと、おじさんに近づいていった。そして、おじさんのそばに座る。





「何か食うか?」





 首を振る。





「飲むか?」





 首を振る。

 もう会話がなくなった。昨日とは違い、網戸から夜風が吹き抜ける。プレハブは、カエルの読経に包まれていた。私は、震えそうになる唇をぐっと抑えてうつむいていた。

 おじさんが立ち上がり、壁際のスイッチで灯りを消した。プレハブの中は、薄青い月光が差しこんでいる。





「さて……」





 おじさんは、私のところに戻ってきて、作業服のズボンを降ろした。眼の前に、紫芋のようなちんぼがぼろんと垂れ下がっている。昨日のように立ち上がってはいなかった。

 私は、何も言われなくても、おじさんのちんぼをつかみ、口に含んだ。





「ちゅっ……」





 昨日を思い出して、ちんぼの頭をアイスのようにしゃぶりながら、手をゆっくりと上下させる。

 たちまちのうちに、おじさんのちんぼが硬く、太くなって持ち上がってきた。





「お姉ちゃん、覚えがいいな」





 おじさんが褒めてくれる。





「んぐっ……」





 私はおじさんのちんぼを全部飲みこもうと頑張ったが、やはり口の中には半分も入らなかった。

 口の中に唾液が溜まってきて、それをたっぷりと舌でちんぼに塗りたくる。





「おう……いいぞ」





 くちゅくちゅと、行儀の悪い音がした。

 一生懸命、おじさんのちんぼが全部私の味になるくらい舐めまわしているうちに、ちんぼはますます膨らんできているような気がした。





「ちょっと待て、もう出ちまう」





 私はちんぼを放した。





「昨日の……? まんこの中じゃなくても出るやあ」





 私たちは、内緒話のように声を潜めていた。





「男はそういうもんなんだよ。今度はオレがお姉ちゃんを可愛がってやる」





 おじさんは私の前に座ると、パジャマのボタンをひとつひとつ外し始めた。大人に脱がせてもらうなんて、幼稚園のとき以来だ。

 パジャマが畳の上に落ちる。肌着を脱がされる。

 上半身裸になると、おじさんは私を布団の上に転がした。パジャマのズボンに指がかかる。





「ん……」





 尻を持ちあげて、脱がせやすいようにする。パンティのゴムが、ずり下げられていく。どきどきが、ものすごいことになっていた。

 私は、全身に余すところなく月光を浴びていた。





「お姉ちゃん、舐めてるだけで濡れちまったのかい。糸引いてるぜ」





 パンティが膝まで降りたときに、おじさんが嬉しそうに言った。急に恥ずかしくなる。





「……判らん」





 首を振った。おじさんも上着を脱いで、裸になった。添い寝をするように、私の側に身体を横たえる。

 ひび割れた指が、さあっと身体を撫でた。





「ひうっ」





 おっぱいのこりこりをこすられて、ぴりっとした。今度は、舌でこりこりを舐められる。手は、おなかや腿をゆっくりと這いまわっていた。くすぐったくて、身体の奥がちりちりと痺れてくる。





「う……うん」

「何と言うかな、肌のきめは大人の女とは比べものにならねえな。くせになりそうだぜ」





 おじさんが嬉しそうにささやく。大人よりもいいと褒められて、悪い気持ちはしなかった。

 さんざんおっぱいを舐めたおじさんは、キスをしてくる。ビールの匂いがして、咳きこんでしまった。





「酔っちまえばいいや」





 おじさんが舌をねじこんできた。私も必死で舌を絡ませる。アルコールの香る唾液が、口に溢れる。頭がぼうっとするのは、キスだけのせいではないかもしれない。

 かさかさした指が、内股を這いあがり、まんこをしゅっと撫でる。濡れた音がした。





「んうっ……」





 唇をふさがれたまま、吐息が漏れる。

 指先で、こちょこちょとされるたび、ちぴちぴと湿った音が鳴る。





「ふっ……ふうっ……んっ……あっ」





 じわじわと、まんこから熱くなってくる。私の声は、カエルの合唱にかき消されているだろう。

 入口をいじるだけだった指が、いきなりずぼっと入ってきた。





「あんっ」





 かなり大きい声だった。けれど、気にしない。

 誰もいない夜、誰も知らない場所で、昨日初めて会ったおじさんにまんこをさわられて、気にしないと決めたことに、ひどくどきどきする。





「ずいぶん色っぺえ声が出るじゃねえか」





 唇から唇を離し、おじさんがささやく。





「だって……はんっ」





 指がゆっくりと、まんこの中で往復を始める。

 佑介のちんぼより太い。そう思ってしまったことに、なぜか少し申し訳ない気がした。





「お、おじさんの指……うふうっ……太い……んうっ」

「何言ってんだ、ちんぼの方がもっと太いだろうが。お姉ちゃん、昨日はそのおまんこで咥えこんだんだぜ」





 ゆっくりしたリズムで、おじさんの指が出入りする。





「け、けどが……」

「嫌なら、やめるかい」





 からかうような声とともに、おじさんの指が中で止まった。

 ひどく物足りない、じれったい気持ちになる。





「い……や」





 月の逆光になった、おじさんの顔を見つめる。





「もう、ちんぼが欲しくなったのかい」





 おじさんはにやりと笑った。

 答えられなかった。昨日のあれは、経験したことのない痛みと刺激だった。あれをもう一度するのは、正直怖い。

 では、なぜ私は今ここにいるのだろう。

 答えられないでいるうちに、おじさんはちゅぽっとまんこから指を抜いた。





「えっ……」





 失望が生まれる前に、おじさんは身体の位置を変える。脚の間に、身体を入れた。そして、左脚を高く持ち上げられた。

 何をされるのだろう。

 ふくらはぎに、ぞぞぞっとぬるくて湿ったものが這い上がった。





「ひんっ……」





 くすぐったくて、変な声が出た。おじさんは、太ももを味わうように撫でさすりながら、ふくらはぎから膝の裏を舐めあげていく。

 脚を上げられたので、まんこが丸出しだった。

 恥ずかしさを感じるよりも、犬以外に脚を舐められたことはなかったので大いに戸惑っていた。





「ううん……ん……ん……」





 まんこをさわられるよりは、柔らかい刺激だ。けれども、私はさっきまでさんざんいじられて、もっと先へもっと先へという思いにせきたてられていた。





「……いやあ」





 じれったさに、尻をくねらせる。おじさんの舌が、太ももの内側に来た。おじさんの顔は、まんこを覗きこめる場所だ。心臓が、さらに激しく走りだす。

 きっと、あの長くて熱い舌で、まんこを舐めてくれる。





「ふう……ふう……」





 期待で、息が大きくなる。おじさんの舌は、脚の付け根まで来た。まんこまでもう少しだ。

 どきどきがさらに高まる。昨日は佑介が舐めたけれど、おじさんが舐めたらどうなってしまうのだろう。あまりに緊張して、おならが出そうになるのを必死でこらえる。





 おじさんの舌が離れた。まんこに来る。未知の衝撃が訪れるのを、ぐっと待った。

 来ない。来ない。まだなのか。

 右の太ももを、ぺろっと舐められた。違う。

 おじさんの舌は、ももから膝へと下がっていく。





「う、ううん……違うよ」





 いやいやと首を振る。もうなりふり構う余裕はなかった。欲しい。

 それでも、おじさんはももから膝へ、膝からふくらはぎへと舐めていく。





「いや……いや!」





 幼稚園児のように、駄々をこねた。おじさんはようやく、舐めるのをやめた。





「どうしてほしいんだい」





 おじさんは、にんまりと口端を持ち上げていた。





「あ、あの……」





 思いが大きすぎて、喉から出てこない。おじさんは、黙って私の言葉を待っている。きっと判っているくせに、私に言わせようとするおじさんに腹が立った。

 けれど、もう我慢できない。





「わ、私のまんこ、ぺロぺロして……!」





 ついに言った。おじさんは、本当に楽しそうな笑い顔になった。





「よーしよし、ちゃんと言えたな」





 おじさんの顔が、ひゅっとまんこに貼りつく。そして、指で広げられた。

 弾力のある、ざらざらした、熱くて、力強いものが、ぬるっとまんこに入ってくる。





「ひあああっ」





 びりびりびりと衝撃が走る。これを待っていた。

 おじさんは、まんこから私を食べてしまうかのようにかぶりついていた。

 舌が、懸命にまんこの中でうねる。指やちんぼとは全然違う、すごい感触だった。





「ああっ! んうっ! はあっ……! そ、それ、もっと、して……あああっ!」





 自分かどれだけ大きな声を出しているかなんて、もう判らなかった。

 急に、おじさんが舐めるのをやめてしまった。





「お姉ちゃん、おじさんに命令するのかい」





 ぼうっとした頭では、おじさんが何でこんなことを言うのか判らなかった。ただ、もっともっとしてほしい。





「もっと……して、ください」

「お願いは、そう言うんだぜ」





 おじさんは、私の腰をぐいっと持ち上げた。後ろ回りをする途中のような姿勢だ。両足が顔の横に落ちてくる。体重を、肩だけで支えていて苦しい。まんこは、真上を向いていた。

 おじさんがまんこを広げ、上から吸いついてくる。にゅるにゅると、舌がまんこに侵入してきた。

 苦しい。熱い。痺れる。





「ああうっ! はあっ! うん……っ! も、もう……」





 自分で何を口にしているのか判らない。

 おじさんの舌がまんこから出て、ぽちをつつく。舌先で、細かく、何度も。





「ひいっ……ふっ! んっ……はっ……あっ」





 いきなり、ぽちが周りの肉ごと、ずぞぞぞっと強く吸われた。





「きゃあああっ!」





 佑介にも同じことをされたことはあるけれど、吸う強さもぽちを狙う正確さも比べ物にならない。

 ほんの少しだけ、佑介を好きだと言った私の言葉がふわりと浮かぶ。

 今、私は佑介とおじさんを比べてばかりいる。

 そんな雑念を断ち切るように、おじさんの舌がまんこの下へと這っていく。





 そこは肛門だった。舐める気なのか。

 そんなことをされたら、我慢していたおならが出てしまう。というより、そもそも、口をつけるべきところではない。





「ちょう……汚いっ……!」





 尻を振って拒否を示す。しかし、おじさんの舌は肛門の人口をつるっと舐めた。





「ひうっ」

「苦えな。きちんと尻、拭いてねえだろ」





 おじさんがひどいことを言う。ちゃんと拭いている。もう限界だった。

 ぷうううっ。

 ラッパのような音をたてて、おならが出てしまった。恥ずかしいとかそういうものは、とっくに粉々になっていたが、何か屈辱的だった。





「や、やだあ……」

「こら、顔に屁をかけるな」





 ぴしゃりと尻を叩かれる。





「あいっ……!」





 熱く鋭い痛みは、すぐにじんわりと温かくなってきた。叩かれて、こんな気持ちになるのは初めてだった。





「罰だ。オレがお姉ちゃんの尻を舐めてきれいにしてやる」

「やめ、てえ……」





 拒否が弱々しい。ほんとうは、尻の穴を舐められるという未知に、途方もなくどきどきしていた。

 今度は、肛門が広げられる。すぐに、生温かいものがえぐるように尻穴をこする。





「うあああっ……あ」





 まんことは全然違う感触だった。智に何回か指を突っこまれているけれど、それともまた違う。舌先が、尻穴を割って入ってくる。





「いいいっ……」





 おじさんは私のうんこを舐めているのだろうか。肛門が、舌で押し広げられて、おなかがしくしくと痛くなってきた。





「おじさん、出そう……」





 訴えると、ようやくおじさんはやめてくれた。





「そりゃあいけねえな。ぜんぶきれいにしてやったぜ」





 おじさんは、よだれや私のぬるぬるで濡れた口元をぐいと拭った。そして、あの苦しい姿勢から元に戻される。

 ほうっと息をつく。暗いプレハブの天井が、月光でうっすらと見える。心臓のどきどきは、全然治まらない。

 おじさんの顔が近づく。キスと同時に、舌が入ってくる。





「ん……んっ」





 私も舌を絡ませ、たっぷりと唾液を流しこまれた。





「どうだい、お姉ちゃんのおまんことケツの味は」





 さっきまで、おじさんの舌が紙めていた場所に気づく。もう、何にも気にならなかった。





「味……ない」





 ぼんやりと答えると、おじさんはちょっと残念そうな顔になった。





「まあいいや。じゃあ、昨日感じてたあれしてやるよ」

「え……」





 おじさんは、するりと脚の間に入ると、ぽちに吸いついた。





「ひいうっ」





 そこへ、まんこにずぶりと何かが入ってきた。





「んくうううっ」





 あまりの痺れに、腰が持ち上がる。その間も、おじさんはぽちをちゅっちゅっと吸い続けていた。

 それで終わりではなかった。尻の穴に、めりめりと太いものが侵入してくる。智の指とは五倍くらい太さが違っていた。





「いいいっ……んんんっ!」





 まんこと尻の穴に入れられたまま、ぽちを舐められている。昨日、佑介と智でやった以上のことを、おじさんはひとりでやっていた。

 まんこが下にぐっと押され、尻に入った指がぐいっと上がる。尻の穴とまんこの間の肉を、中からお互いを探るようにまさぐられた。





「ぎいっ……んぐっ……はあっ……んんんっ!」





 ぷうっ。

 またおならが出てしまった。これだけいじられたらしょうがない。嵐のような未知の刺激に、私は翻弄されるばかりだった。

 おじさんが、ぽちから口を離し、まんこと尻の穴から指をぬちゃりと抜く。





「ふう……はあ……はあ……」





 私は、じんじんと痺れる下半身に何の抵抗もできず、天井を見上げていた。





「お姉ちゃん、今日は上に乗ってみるかい」

「う……え?」





 おじさんの言っていることは、よく判らなかった。





「オレが寝るんだ。それでお姉ちゃんが上からちんぼを入れるんだよ」

「……判らん」

「しかたねえな、まずはこうするんだよ」





 おじさんは私を人形のように楽々と持ち上げ、あぐらの上に向い合せで座らせた。すでに隆々と立ち上がったちんぼが、へその上まで来ていた。私のおなかの、どこまで入っていたのだろう。





「よっ……と」





 おじさんが、ちんぼを股の下にねじこむ。ぬるぬるしていて、硬くて、熱い棒がまんこにこすれている。





「はあ……んっ」





 私は我慢できずに腰を動かした。ちんぼが、まんこの入口をずるずると引っかいていく。





「おうおう、それもなかなかいいな」





 私はおじさんの首につかまって、まんこをこすり続けた。ぬちゃぬちゃと、いやらしい音がする。





「うっ……んっ……あっ……」





 まんこの下で、おじさんのちんぼはますます硬くなってきた。





「待てよ、オレは中で出してえんだ」





 おじさんの言葉で、腰を止める。





「いいよ……」





 昨日の、まんこの中に広がった熱い感触を思い出す。おじさんは、私のぬるぬるでてかっているちんぼを、ぐいとまんこの入口に押し当てた。先っぽが、ぐりぐりと入ってくる。





「……んううううっ」





 昨日よりは痛くはないが、限界まで広げられる苦しさはある。





「そら、乗っかっちまいな」





 おじさんが腰を引き寄せると、バランスを崩した私の身体は、まっすぐにちんぼに突き刺さった。みちみちと嫌な音がして、一気にまんこの奥までちんぼが入ってきた。





「うああああっ」





 カエルにも負けない悲鳴が出た。私は必死でおじさんの首にぶら下がっているが、足が床につかない。ちんぼを支えにして、まんこだけで体重を支えている。





「そらそら」





 おじさんが、あぐらをかいたまま腰をびくんびくんと突きあげる。





「んぐうっ……んんっ……あはあっ!」





 ちんぼで身体ごと突き上げられる。自分の体重で、深々と突き刺さる。

 苦しい。苦しいけれど、昨日とは違う、別な感覚が生まれていた。





「お姉ちゃん、いい顔してるぜ」





 おじさんは嬉しそうだった。どんな顔をしているのだろう。相変わらず、腰をずんずんとねじ込んでくる。





「お、おじさん……んあああっ」





 私はおじさんの首をぎゅっと引き寄せる。腕にずっと力が入っていた。





「そろそろ、上になってみるか」

「え……」





 おじさんは私を貫いたまま、ごろりと背中を倒す。そして、あぐらをかいていた脚を伸ばした。私は、おじさんの上にまたがり、突き出たちんぼをまんこに刺していた。

 今まで向かい合っていたのに、いつのまにか上になっている。手品のような動きに、驚いていた。





「好きなように、動いてみな」





 そんなことを言われても、刺さったちんぼが苦しくて、とても動けない。





「んっ……ぐっ……」





 わずかに身体を揺すってみるが、ちんぼの圧力がすごくて苦しい。





「これならどうだ?」





 おじさんの指がするりと繋ぎ目に伸び、ぽちを弾いた。





「はあうっ……!」





 串刺しになった不安定な姿勢のまま、おじさんの指から逃げることができない。こちょこちょと、ぽちがくすぐられる。





「はんっ……んっ……はあっ……ふうっ」





 もう下半身に力が残っていない。力みが抜けると、ちんぼがさらに奥へずずっと入ってきた。へそのあたりまで来ているような気がする。





「おう、いい咥えこみだ。自分で、出したり入れたりできるかい」





 おじさんは嬉しそうだった。わたしは、膝をついて、ゆっくりと腰を持ち上げた。





「ん……くっ」





 おじさんのちんぼが、頭だけ残して抜ける。そのまま、こわごわと腰を下ろしていく。





「はあっ……うっ」





 まんこが広がる刺激が強すぎて、ゆっくりとしかできない。おじさんは、私が腰を動かす姿をじっくりと楽しんでいたようだったが、いきなりがっしと腰をつかんだ。





「んぐうっ」

「いくぜ」





 ごつんと、まんこの奥が突き上げられる。





「んあああっ!」





 本当に、胃まで震えた。

 そのまま、何度も身体が持ち上がるほど突かれた。





「ぐっ、んんっ……はんっ、がっ……はあっ」





 ただ衝撃に翻弄されて、何も感じる余裕がない。





「さあ、そろそろだ……うっ!」





 おじさんが切なく眼を閉じ、ぴたりと止まる。

 噴水のように、ちんぼの先から熱いものがまんこに流れこんでくる。

 ちんぼがびくん、びくんと魚のように跳ねている。

 まんこの中の魚は次第におとなしくなっていき、やがて、動かなくなった。

 全身から力が抜け、おじさんの胸に倒れこんでしまう。





「はあ……はあ……」





 全身を揺さぶる大波からやっと解放されて、私はほっとしすぎたのか、眠くなってしまった。

 おじさんのちんぼが、だんだんと硬さを失っていって、まんこの中からずるずると引き抜かれていく。

 私は、いつしか眠りに落ちていた。





『おじさんの寝込みを襲って、最後の激しいセックスをする。』





 眼を覚ましたことが判ったのは、明るさのためだった。

 私は素っ裸で、おじさんの隣に寝ていた。おじさんは、いびきを立てている。おじさんも、パンツ一枚さえ履いていなかった。





 プレハブの中に、朝の光が注いでいる。

 ぼんやりとした頭が、一瞬で覚醒した。

 外泊してしまった。今、いったい何時だろう。確かめる余裕もなく、急いでパンティを捜し、脱ぎ散らかしたパジャマを身につけて、外に出た。





 もう完全に明るい。けれども、太陽の高さを見るとそう遅い時間とも思えない。サンダルが脱げそうになりながら、全力で家まで走った。集落に入るまでは、田んぼの中にも人影は見えない。まだ早朝のようだった。

 少しだけほっとしつつ、集落の中を走り抜ける。生垣のところまで来て、ばったりと家から出てきたひとにぶつかりそうになった。心臓が、わずかに止まる。母だった。





「ねね、こいだけ早よから何しとるだん」

「ま、マラソン」





 嘘としては最低に下手な部類だった。パジャマにサンダルなのだから。





「嘘つくなね」





 どくんと心臓が跳ね上がる。やはり判ってしまった。言い訳を考える間に、母は何か理解したような顔になった。





「佑介くんと、会っとったんだらあ」

「ち、違うて」





 パジャマの中を、おじさんに出されたものが流れ落ちる。ももをぎゅっと閉じた。母が、顔をそっと近づけてくる。





「お母さんも、ねねんぐらいときゃ、お父さんとそうやって会っとっただで」





 母の顔が、うっすらと赤くなっていた。





「誰にも言わんで、安気にしときん」





 母は、門柱の新聞受けから新聞を取ると、家に戻っていった。

 ほっとしすぎて、へたりこみそうになる。

 パジャマのズボンで、ふくらはぎまで伝ったものをごしごしと拭き、何回か深呼吸をして、家に入った。





 まだ母以外は起きていないのか、ほかに誰の気配もない。まんこの中におじさんの子種をたっぷり出されたのに、このまま普通に着替えることなどできない。

 風呂場に行った。急いでパジャマを脱ぎ、洗濯機に放りこむ。パンティを下ろすと、どろりと粥のようなものが流れ出た。

 それを指ですくい、鼻に近づけてみる。海老が腐ったような、濃厚な生臭い匂いだった。それなのに、鼓動が速くなってくる。





 今日は十五日だった。お盆は今日で終わる。あそこにおじさんがひとりでいるのも今日だけだ。

 足が震えていた。私は今日も、母に嘘をつき、誰にも見られないようにプレハブへ行くことを確信していた。





 盆の集まりは、父方も母方も終わった。今日は何もない。朝ごはんを食べると、疲れと早起きのせいか急に眠くなった。昨日から敷いたままの布団に転がると、たちまちまぶたが重くなる。

 身体を揺さぶられる。





「お姉ちゃん、まあお昼ごはん済んじゃったよ」

「う……うん」





 すっかり熟睡してしまっていた。





「お姉ちゃん、なまけもんだあん」





 智が思い切りバカにしてくる。怒る気にもならない。よろよろと立ち上がって居間に行くと、ひとりぶんの食事に虫よけネットがかけてあった。





「お父さんもお母さんも、でれえ怒っとったよ。知いらんしょ」





 反応を楽しむように、智が顔をのぞきこむ。時計を見ると、もう二時近くだった。





「……みんなは?」

「田んぼ。草刈りするて言っとった」





 すでに硬くなったご飯と、生ぬるくなった味噌汁をすする。頭に浮かぶのは、もうおじさんと会える日は今日しかないということだった。





「……智」

「何い」





 あのプレハブに、智と行こうかと思った。佑介を誘ってもいいかもしれない。

 けれども、続く言葉は出なかった。





「何でもない」





 私は、ひとりだけで行きたかった。十二時間前に、あれほど激しく突かれたのに、もうしたくなっている。

 急いでご飯をかきこみ、洗い場へ持っていく。





「ちょう、図書館に行ってくるわ。留守番しとって」

「いいけどが、アイス買ってきて」





 うなずくと、速足で玄関に向かう。午後の日射しがねっとりと暑い。構わず、走り出す。

 集落の中を、息を切らせて走った。額から汗が吹き出る。どうしようもなく、どきどきしていた。

 水田地帯に出ると、青草の匂いを含んだ生温かい風が吹いてくる。そこかしこの田んぼの中には、盆休みだというのにトラクターがちらほらと動いていた。





 もしかしたら、誰かにプレハブに行くのを見られてしまうかもしれない。

 見られてどうなるかは判らない。判らないことを心配するより、今私は、おじさんのちんぼで身体が裂けるほど突いてほしかった。





 ごくりとつばを飲む。焦げつくような日射しの下を、新しい道路に向かって走る。

 肺が痛くなるほど、急ぐ。まだアスファルトを敷かれていない道路の脇にある、プレハブの前に立った。誰にも会わなかった。けれど、誰かが見ているかもしれない。





 Tシャツが、汗でじっとりと湿っている。私は、プレハブの扉に手をかけた。そろそろと開け、中に入る。

 おじさんは寝ていた。朝と同じ、素っ裸のまま布団の上でいびきをかいている。なまこのようなちんぼが、だらんと垂れ下がっていた。





 昨日から、寝続けているのかもしれなかった。そんなことはどうでもいい。

 私はサンダルを脱いだ。おじさんにゆっくりと近づいていく。

 歩きながら、短パンを脱いだ。

 パンティを脱いだ。

 内股がぬるりとしているのは、汗だけではなかった。





 Tシャツだけの姿になり、おじさんの横で四つん這いになってちんぼをのぞきこむ。力を失っているちんぼは、無害な生き物のようだった。

 濃い汗と、腐った海老のような子種の臭いが鼻をつく。かきむしられるようにうずいた。

 私はおじさんのちんぼを手に取り、先っぽから咥えた。





「んぐっ……」





 汗が塩辛い。我慢し続けていた欲を一度満たすと、もっともっと湧いてくる。私はうなだれたままのちんぼを、今まで覚えたすべてのやり方で舐め、含み、吸った。

 ちゅっ、じゅるっとよだれが音を立てる。おじさんは相変わらず眼を覚まさないのに、ちんぼが次第に硬い芯を持ちはじめた。

 一心に舐めるうちに、ちんぼがむくむくと起き上がってくる。とうとう、咥えきれないほどのあの猛々しい太さになった。





「ぐう……」





 おじさんが、寝ながら呻く。まだ眼は覚ましていないようだった。私は根元をしごき、頭を舐めまわす。

 ちんぼの穴から、じわっと何かが染み出てきて、それは少し苦かった。





 私はそれに構わず、上からちんぼを含み、吸いあげる。いつしか、私の股も熱くなっていた。

 おじさんのちんぼがますます硬く、そしてふくらんでくる。私はむさぼるように舌を使い、おじさんのちんぼを上から下まで大きくしごいた。





「んぐっ」





 初めておじさんが、苦しそうな声を出す。ちんぼがびくびくと、破裂しそうなほどに震えていた。





「うああっ」





 おじさんが吠えた。同時に、口の中のちんぼが大きく跳ねる。そして、大量の生温かいモノが注ぎこまれてきた。





「んんんんっ」





 声も出せない。粘り気があり、腐ったカニのような臭いがするそれは、飲みこむことも難しかった。

 ちんぼと口の隙間から、よだれで薄まった子種が垂れていく。





「ふぃい……ん、あ?」





 最初、おじさんは寝ぼけた顔をしていたが、私がちんぼを咥えているのを見ると、幽霊を見たように眼を見開いた。





「な、なにしてんだ姉ちゃん」





 ちんぼがずるりと口から抜ける。口の中に溜まっていたものが、ぼとぼとと落ちた。手首で口を拭う。





「今日で、お盆休み終わりだらあ……明日から、他のひと戻ってくるじゃん。ほしたら、まあおじさんとできんじゃん……」





 唾と一緒に、ごくんと薄まった子種を飲みこむ。とても、まともに飲めるようなものではなかった。

 おじさんの顔が、だんだんと驚きから喜びに変わっていく。





「五年生で、そこまで好きモノになるたあな。罪なことをしちまったぜ」





 言葉とは裏腹に、おじさんは満足そうだった。





「してくれんやあ……」





 絶対にそんなことはないと思っていた。もしかしたら、これは私の初めての駆け引きかもしれなかった。





「そんなわけねえだろ」





 おじさんのちんぼは、一回子種を出したあとには少し柔らかくなっていたが、もう完全に力を取り戻していた。





「じゃあ、して……」





 私はおじさんに尻を向け、高く持ち上げて、まんこを両手で広げた。二日前には、痛くて入らなかった姿勢だ。どきどきが止まらない。あの身を裂かれるような痛みを、最後まで受け入れたらどうなってしまうのか。





「いいぜ」





 おじさんの声は低く、少し震えていた。

 腰を、ぐっとつかまれる。まんこの入口に、熱くて硬くてぬるぬるしたものが当てがわれる。心臓が爆発しそうだった。





「んううっ」





 布団のシーツに顔をおしつけ、ぎゅっとつかむ。

 入口が広がった。この前は限界を超えた大きさに、びりっと音がした。今日、私のまんこは限界を超えて受け入れていた。





「あっ……はあああっ!」





 前からしたときよりも、ずっときつい。ちんぼが、鉄の棒のようだった。





「姉ちゃん、締めすぎだぜ。奥に入らねえよ」





 おじさんが苦しそうな声を出す。私は顔を激しく振った。





「いや……来て……おいでん……!」





 腰をつかむ手に、ぐっと力がこもる。





「知らねえぞ……」





 おじさんのちんぼが、めりめりと音をたてて進んでくる。





「ぐううう……っ!」





 全力でシーツを握りしめる。歯をくいしばる。

 私のまんこは、裂けるぎりぎりで、おじさんを飲みこんでいく。

 痛くないとは絶対に言えない。けれど、ただの痛みではない。もっとこの痛みが欲しい。何かとんでもないものが、その向こうにある。





「ふうっ……ふうっ……ふうっ」





 息が苦しい。ちんぼが、肺まで潰しているような気がした。





「もう少しだぜ……」





 おじさんが、ゆっくりとまんこをこじ開ける。





「うううっ……」





 そしてとうとう、これ以上進めないところまでたどり着いた。

 背中がぞくぞくと震える。私は、おとといできなかったことができるようになった。

 いきなり、ずずずっとちんぼが引き抜かれていく。肉と肉がこすれて、背骨を電気が走った。





「あああああっ!」





 昼間なのに、外には誰かいるかもしれないのに、大きな声を出してしまう。もうそれどころではない。





「へへっ、締めすぎて痛えぐらいだ」





 おじさんが、尻を軽く叩く。入口で休んでいるちんぼが、たまらなくもどかしかった。





「は、早う……」

「判ったよ」





 ゆっくりと、さっきよりは滑らかに、ちんぼが奥へ入ってくる。





「あふうっ……」





 そして、ちんぼでまんこの壁を引っかきながら、外へ出ていく。

 おじさんの出し入れが、ほんの少しずつ、速くなってくる。





「ああんっ……あっ……あっ……あっ、あっ、あっ、あああっ」





 情けない声と一緒に、よだれがシーツに染みを作る。





「よおく濡れてるぜ。これなら全力でやっても大丈夫だな」

「うんっ……!」





 返事と同時に、今までにない力でちんぼがまんこの奥に突き当たった。





「んぐうううっ!」





 そのまま胃まで貫かれそうな鋭さだった。そして素早く引き、すぐにまた奥を叩く。

 すごい速さで、何度もちんぼがまんこをえぐる。おじさんの腰が、私の尻に何度も打ちつけられる。





「はぁっ、はっ、はあっ、あっ、あんっ、あああっ、いいっ……!」





 おじさんのちんぼにこすられて、まんこがものすごい熱さになっている。腹の奥に溜まった熱さが、行き場を無くして身体を駆け上がろうとしている。

 もうすぐ、来る。





「姉ちゃん、出すぞっ」





 おじさんが、ちんぼを力の限り押しこんだ。熱湯が、まんこの中で吹き上がる。

 駆け上がった熱が、天井を破って頭の中で弾けた。

 世界が真っ白になった。





「あああああああああああっ……!」





 光の中へ、意識が吸いこまれそうになっていく。身体がぶるぶると震えた。

 やがて、白い光は消えていったが、まったく力が入らなかった。





「はぁ……はぁ……ふう……」

「へへっ、お姉ちゃん、イったのか?」

「判らん……」





 Tシャツがまくれた背中を、つうっと撫で上げられる。びりびりびりと電気が走った。





「あんっ……!」





 びくんと震えてしまう。身体中が敏感になっていた。





「最高だったぜ。二回続けてできるなんざあ、久しぶりだ」





 おじさんは、少し柔らかくなったちんぼをずるりと引き抜く。





「あふっ」





 何かが、とろとろと内股を垂れていく。おじさんの子種だろう。

 ちんぼというくさびを失って、私は布団に倒れた。まだ、心臓がとくとくとくと駆け足をやめてくれない。

 ティッシュを引き抜く音がする。まんこを、ざらざらしたものでこすられた。





「んふうっ……」





 丁寧に、中まで拭かれている。また、あの光がうっすらと頭に満ち始めた。





「あ、あかん……」





 光が溢れそうな直前で、おじさんは拭くのをやめた。

 おじさんが、背中に沿うように身体を横たえる。太い腕で、後ろから私を抱きしめた。





「しばらく休んでったらいいや」

「うん……」





 汗臭いおじさんの腕は、嫌ではなかった。不思議と安心感があった。

 眠くなってくる。私は自然に、眼を閉じた。





 揺さぶられて、自分が寝ていたことに気づく。





「おい、そろそろ帰らなくちゃまずいんじゃねえのか」





 外を見ると、夕方に近くなっていた。もう家族も帰ってきているかもしれない。





「まあ、帰らなあかん」





 脱ぎ捨てたパンティと短パンを拾い、急いで身につける。





「気いつけて、帰れよ」





 おじさんは、トランクスと白いタンクトップだけの姿で、布団にあぐらをかいていた。





「……うん」





 サンダルを履き、プレハブの扉に手をかける。振り向いて、おじさんを見た。おじさんは、軽く手を振った。

 私もちょっと手を上げる。私は、おじさんの名前も知らない。どこから来たのかも知らない。おじさんも、私の名前を知らない。

 それなのに、お盆の三日間は、誰よりも深く繋がっていた。





「あの……」





 何を聞こうというのか。





「さよなら」

「おう」





 からからと扉を開けて、プレハブの外に出る。風は真昼のものではなくなっていた。

 出来かけの砂利道を走り出す。

 智にアイスを買っていかないとごまかせない、と考えながら。





『お父さんとセックスしたい。』





 次の日、智や佑介と一緒に、工事現場を見に行った。

 工事は再開されていて、作業服を着たひとが何十人も動き回り、地面を砕くドリルがすごい音をたてていた。





「あ、おじさんがおる」





 智が指をさしてどきりとする。





「やめりん」





 おじさんがこちらを向いた。身体が固まり、背中に汗がにじむ。

 しかしおじさんは、私たちを初めて見たかのように、手を上げもせず、笑いかけもせず、淡々と作業に戻った。

 ほっとしたような、残念なような、何とも言えない気持ちになる。





「帰ろまい」





 工事現場に背中を向ける。





「あのプレハブ、まあ使えんな」





 佑介が残念そうにつぶやいた。





「……うん」





 智が隣に並び、私を見上げた。





「お姉ちゃん、ひとりでおじさんとこ行ったやあ?」





 後頭部を、ハンマーで叩かれたような衝撃だった。





「い、行っとらんよ……どいでえ?」

「昨日、お姉ちゃんがプレハブから出てくるの見たて友達が言っとった」

「き、昨日は図書館に行くて言っただらあ」

「ふうん」





 智はさして興味もなかったのか、それ以上追及してくることはなかった。





「これから、どこでするかやあ」





 佑介も、私の言葉を疑っている様子はなかった。





「来週から、お父さんも仕事行くし、じいちゃんばあちゃんは田んぼに行くし、お母さんがおらんかったら、うちでいいだらあ……」





 おじさんのところに三日も通ってしまったことを、佑介に申し訳なく思っていた。





「今週は、あかんね。お父さん毎日うちにおるもん」

「俺んがれも、ほだわ」





 智の言葉に、佑介もため息をつく。





「ほれに、夏休みが終わったら、どうなるだやあ」





 お盆が過ぎ、夏休みはあと二週間で終わる。空を仰ぎ見ると、青い稲が茂る田んぼの上に、入道雲がそびえていた。なんとなく、寂しい気持ちになる。





「……判らん」





 とぼとぼと歩く私たちの前を、アキアカネがすうっと通り過ぎていった。





 家に帰り、自分の部屋でごろりと横になる。もう四時を過ぎていた。智はアニメの再放送を見ている。扇風機の風が、髪を揺らす。

 眼を閉じる。畳を叩く、鼓動をはっきり感じる。





 おじさんに抉(えぐ)られ、貫かれ、叩きつけられ、中に出された感覚が、次々と思い出される。





「……はぁ」





 胸が詰まって、息がこぼれる。工事をしているおじさんは、私に無関心だった。直接それを見たさっきより、今の方が悲しい。

 するっと、パンティの中に指を入れる。





「ん……」





 おじさんの指。開いて、こすって、入れて、揉む。

 刻みつけられた指使いを思い返し、人差し指と薬指でまんこを開く。





「ふうっ……んっ」





 中指で、入口につぷっと入れる。





「あ……っ」





 親指で、ぽちをさわる。





「うっ……!」





 びりっときた。どうしても、おそるおそるになってしまう。





「んんっ……あっ……あ……」





 中指をまんこに出し入れしながら、親指でそっとぽちにふれる。





「あ……痛っ」





 変な動きをしたせいか、てのひらがつりそうになった。眼を開け、パンティから手を引き抜く。指先が、少し湿っていた。





「ふう……」





 自分では、全然うまくいかない。それに、指を入れられながらぽちを舐めるなどという芸当は、絶対にひとりではできない。

 智にやってもらうにしても、おじさんのようにできるとは思えない。





「……お父さん」





 意識せずに漏れた言葉に、自分でも驚いた。

 夏休みの初め、父が母を後ろから貫いていた。私とおじさんのように。

 どきどきが、急激に高まってくる。





 母のように、私にしてほしい。

 父にされたらどんな感じなのだろう。父のちんぼはどんなだろう。父はどんな指使いをするのだろう。父は私のどこを舐めるのだろう。





 でも、父とそういうことをするのはおかしいのだろうか。おじさんとはいいのだろうか。家族としてはいけないのだろうか。

 智とするときに、悪いこととは思わない。父と母は家族なのに、している。私と父がしても、いいはずだ。





 固いつばを飲む。

 智も一緒にしよう。父には後ろから裂けるほど突いてほしい。私は智のちんぼを舐める。そして、智は。





「お姉ちゃん」





 本当に、心臓が止まるかと思った。幸いなことに、指はパンティから出している。智が、部屋の入口でぼうっと立っていた。





「な、何い」

「何あわくっとるやあ」





 智はつまらなさそうに私を見ている。





「いきなり来るで、びっくらこいただけじゃん」

「ふうん」





 智は、寝ころがる私のそばに座った。





「ねえ、お姉ちゃん」

「何い」





 今度は、どもらなかった。





「僕、おじさんと、佑介くんと、お姉ちゃんと四人でしたこと、まっとしたい」





 心臓が痛いほど跳ねる。慌てて周囲の気配をさぐった。家族に聞かれたら大変なことになる。





「……智! それ絶対、他のひとに言ったらいかんでね」

「判っとるて。けどが、僕したいもん。あんときのお姉ちゃんの顔、でれえ……」





 智は言葉を探しているのか、目線を天井へ向ける。





「……判らん」





 頬がうっすらと染まっていた。





「お姉ちゃんは、したくないやあ」

「だって……プレハブも使えんし、おじさんはもう相手にしてくれんよ」





 胸がちくりと痛む。





「大人がおらんと、つまらんよね」





 素直に肯定するのは抵抗があったが、黙ってうなずく。





「……お父さんじゃ、いかん?」





 智の言葉が、こめかみを激しく叩いた。まさに、今考えていたことだった。心臓が、妖しい鼓動を打ち始める。





「……いいよ」





 私と智は見つめあった。何か、もう後戻りができないところに行ってしまうような気がしたが、私は今夜、父と、智と、あれをすることを疑わなかった。





『お父さんとセックスして中出しされる。』





 お盆が終わった後の夕飯は、普段よりも質素だった。おかずは煮物と味噌汁だけだ。いつものように、祖父と祖母、父と母、智と私が食卓を囲む。

 いつにも増して、言葉が少ない。扇風機がうなる音が、妙に目立つ。





 味噌汁の味がしない。

 何と切り出そうか。いつ言おうか。

 智をちらりと見る。何かを訴えるように、こちらを見返していた。

 お父さんと、したい。





 家族の前で、そんなことが言えるわけがない。やがて、食事が終わり、母は洗い物をしに台所へと立った。祖父母は部屋に戻る。父は茶碗にお茶を入れて飲んでいた。

 今しかない。鼻から大きく息を吸う。





「お父さん」





 父が顔を上げた。





「……今日、お父さんと寝たい。部屋に、来て」





 優しく父が微笑む。





「何だあん、おそがい(怖い)本でも読んだだかん」





 黙ってうなずく。来てくれさえすれば、どんな理由でもいい。





「いいぞ。早よ風呂に入りん」





 どくんと心臓が跳ねる。





「う……うん」





 食器を持って、立ち上がる。流しでは、母が洗い物をしていた。

 今夜、私は父とあれをする。何も知らない母に、罪悪感と優越感があった。

 決して秘密を知られぬよう、そっと流しに食器を置く。





「ありがと」





 母は顔を向けなかった。何か気づいているのかもしれない。震える足で、そそくさと台所を後にする。

 そのまま、風呂場に行った。服を脱ぎ、胸を少し持ち上げてみる。





「ん……」





 夏休みの前とは違う。さわってもただくすぐったいだけだったのが、別の感覚が育っていた。

 こりこりに、そっとさわる。ぴりっと痺れが走る。





「は……っ」





 これ以上やっていてもしょうがない。

 父にさわってほしい。

 舐めてほしい。

 吸ってほしい。





「ふう……」





 胸の詰まりを吐き出すように、大きなため息をついた。

 今日は、いつもより念入りに身体を洗う。特に尻の穴。

 そして、まんこ。

 石けんでぬるぬるになった指が、つぷっと入ってしまう。





「あっ……」





 これ以上はいけない。洗うだけでは済まなくなる。

 身体の奥から、うずうずと熱が湧いてくる。石けんをお湯で流した。

 どきどきが止まらない。緊張しすぎて、胃が痛くなってくる。





 身体を拭く。ドライヤーで髪を乾かす。普段何気なくしていることが、特別な儀式のように感じた。

 パジャマに着替え、部屋に戻る。敷いた薄布団に、大の字に寝ころがる。鼓動が背中を打つ。すう、すう、と鼻息の音が妙に目立つ。





 智が無言で部屋に入ってくる。パジャマ姿だった。緊張した顔をしている。隣の布団に寝ころがった。

 いつもの寝る時間には、早すぎる。普段なら漫画を読んだり、智と話したりするけれど、今日はとてもそんな気持ちにはなれない。

 智も同じだった。眼を見開いたまま、じっと天井を見つめている。





 どれだけ時間が経っただろうか。

 廊下がぎしりときしんだ。この音は、父だ。

 息を吐ききって、止める。胃がしみる。苦しい。

 おそるおそる、そっと息を吸う。佑介よりも、おじさんよりも、緊張する。

 足音は無造作に近づいてくる。そして、止まった。





「やい、来たぞ」





 父は穏やかに笑いながら、ふすまを開け放した部屋の前に立っていた。

 幼虫のように、身体を丸める。恥ずかしくて、怖い。父がではない。たぶん、私自身を怖れていた。





「……うん」





 かすれた声だった。

 父はのしのしと、私と智の間に来る。





「……お父さん、ふすま、閉めて」





 細く絞り出した声を、父は聞いてくれたようだった。





「開けとった方が、風が通るだらあ」





 ただ、首を振る。父は文句も言わず、ふすまを閉めた。





「さあ、甘えん坊達(たあ)と寝るかね」





 父は蛍光灯をオレンジの保安灯に落とした。私と智の布団の境目に、身体を横たえる。

 青白い月光が、部屋に差しこんで父の顔をうっすらと浮かび上がらせる。片手で頬杖をつき、口元に笑みをたたえて、じっと私を見つめていた。





 カエルの声が遠くから、庭からはコオロギの声が聞こえる。

 父は来てくれた。どうすれば、私としてくれるのだろう。このまま、添い寝だけで終わらせたくない。

 父の顔が見られない。全身が心臓になってしまったかのように、熱く脈打っている。

 頭が熱い。もう何も考えない。





 勇気を限界まで振り絞って、そっと手を伸ばす。

 パジャマの上から、父のちんぼにそっとふれた。硬くも何ともない、ただの柔らかい肉だった。





「やい、変なとこさわるな」





 父はただのいたずらだと思っているのか、穏やかな声のまま、手をのけようともしない。

 私の心臓は爆発しそうだった。そのまま、ゆっくりと布の上からさする。





「そんなに面白いだかん」





 少し呆れたふうで、父がつぶやく。私は父から顔を隠し、ちんぼをこすり続けた。息が細く大きくなる。

 手の中で、柔らかなちんぼが、次第にしっかりとした手ごたえを返し始めていた。





「たいがいにしろ」





 父が、低い声で無造作に手を払う。





「あんまりとろい(馬鹿な)ことしとると、まあ寝んぞ」





 本気の声だった。おそるおそる、父の顔を見る。もう笑みはなかった。





「ううう……」





 胸が痛くて、涙がにじむ。どうして泣けてきたのか、自分でも判らない。たぶん、自分の馬鹿さが情けないとか、父に拒絶されたことが悲しいとか、そういったものがごちゃ混ぜになって、理由を突き止めることなどできそうになかった。





「何を泣いとるだん」





 心底困惑した声で、父が髪を撫でてくれる。私は、父の胸板に顔を押しつけた。嗚咽とともに、涙がパジャマに吸いこまれていく。





「お父さん、行っちゃあかん……」

「よしよし」





 父の手が背中を優しくさする。ぞくぞくと甘い痺れが走る。このまま、肌着の下に手を入れて、直接撫でてほしい。背中だけでなく、ズボンも脱がせて、尻を、まんこをさわってほしい。

 パジャマのズボンに手をかける。乱れた心そのままに、乱暴にパンティごとズボンを脱いだ。





「ねね……?」





 私のしていることを何ひとつ理解できないといった風で、父はため息のように私の名を呼んだ。

 もういい。

 首に腕をからませ、素裸になった脚を、父の股間にねじこむ。重なった胸と胸から、父の重い鼓動を感じた。





「お父……さん」





 耳元でささやき、軽く耳たぶを口に含む。父がかすかに震えた。





「ねね、何やっとるだか、自分で判っとるだかん。いたずらは、たいがいに……」





 父は本気で戸惑っていた。





「お父さん……私が、何をしようとしとるか、知っとるやあ……」





 じっと父の眼をのぞきこむ。視線が揺れた。

 隙をついて、唇で唇をふさぐ。父の息は、ほんのりとお酒の匂いがした。

 強い力で、突き放される。





「ねね、あかんぞ。ここまでだ。これ以上は、あかん」





 父の声が厳しく、高くなる。





「お母さん、気づくよ」





 そっと人差し指を、唇に当てる。キスをしてしまったことで、私は大きな壁をひとつ乗り越えた。父が口をつぐむ。





「私のお願い、判る……?」





 声を潜めて、父に問う。顔をこわばらせたまま、父は答えてくれなかった。





「お母さんとしとること、私と、して」

「いかん……何言っとるだん。ねねは五年生だらあ。早すぎる……まんだ子供じゃんか。いや、そうじゃなくて、親子でせるもんじゃない」



 活舌の悪いささやきで、父は私を説得にかかる。





「お母さんはよくて、私はいかんやあ。同じ家族じゃんか」

「元々他人だで、お母さんはいいだ。ねねは俺の子供だ」

「どいで子供だといかんやあ」

「……片輪の子が生まれる」

「私、まんだ生理ないもん。生まれんよ」

「そういうことじゃ……」

「だったら、してもいいじゃん」





 私の屁理屈に、父は次第に言葉が少なくなっていった。





「ねえ……僕、お父さんとお姉ちゃんと、三人でしたい」





 ずっと黙っていた智が、父の背中にしがみつく。





「智……お前まで、何を言っとるだん。お前んたあ、一体何をしとっただん」





 父の声が震えていた。私はすかさず、父の股間にてのひらを当てる。父のちんぼは、石のように硬くなっていた。嬉しくなる。





「お父さんだって、私としたいんだらあ?」





 父のパジャマをずり下げる。ちんぼがばね仕掛けのように外へ出た。素早く身体を入れ替え、ちんぼを口に含む。





「はむっ……」





 父のちんぼは、おじさんほど汗臭くない。ちんぼの頭を、口の中で飴のように舐めまわす。





「ねねっ、こんなこと、どこで覚えたっ……」





 声に、荒い息遣いが混ざる。私は、ちんぼを咥えたまま、剥き出しのまんこで口をふさぐように押しつけた。





「んうっ……」

「お父さん、お姉ちゃんのまんこ舐めて。僕、お尻いじるで」





 智が父の背中から離れると、支えを失って父は仰向けに倒れた。私は父の上にまたがり、ちんぼを吸う。まんこに、父の乱れた息が当たってちりちりする。





「お姉ちゃん……」





 智が、肛門のまわりをつうっと撫でる。





「んうっ」





 もう少しで、ちんぼを噛みそうになった。だけど、もっとさわってほしい。





「んん……」





 智、と呼ぼうとしたけれど、ちんぼを口から離したくなかった。

 私の想いが判ったのか、智の小さな指は尻の穴をくるくると回って、次第に内臓へと沈んでいく。





「んんーっ」





 尻に入れられるのは、初めは好きではなかった。今は、そんなに悪くない。

 智の指が、ゆっくりと出し入れされる。引き抜くときに、肛門が外へ引っ張られるのが、危ういほど痺れる。





「んっ、んっ、んんっ、うんっ、むう……」





 含んだままのちんぼを、溜めきれなくなったよだれが垂れていく。せっかくおじさんに習ったいろいろな舐めかたをしようと思ったのに、集中できない。





「お父さん、早よ舐めりん」





 智が熱を帯びた声でささやく。私は、父を従える瞬間が近づいていることを確信していた。





「ううっ……」





 父が苦しそうにうめく。そして私の尻肉を乱暴につかみ、左右に広げた。まんこが外に引っ張られ、何かが太ももを伝っていく。すうすうと、涼しい空気が中に入ってくる。





「知らんぞ」





 まんこに、ぬるりと温かいものが当てられた。





「んんんんんっ」





 とうとう、父が陥(お)ちた。歓喜が、まんこから脳天へ突き抜ける。

 父の舌がまんこの中でうねり、ずずずっと襞を吸い上げた。尻に入った智の指も、休まず出入りしている。





「んんっ……あはあっ」





 もうちんぼを咥えるどころではない。口を離して、息をする。尻とまんこを同時に責められて、腰から下が溶けてしまいそうだった。

 身体を支えられない。でもちんぼは、しっかり握っている。





「はあっ、あ、ああっ、んうっ、んっ、あああっ」





 溶けていく身体にすがるように、確かなちんぼをつかみ、しごく。父のちんぼはますます硬くなり、ふくらんで反り返っていた。





「ねねっ」





 父がぽちを、肉ごと吸い上げる。そしてずぶりと、指が入ってきた。

 あまりの衝撃に、頭の中で閃光がはじける。





「ああああああっ!」





 びくんと背中が跳ねる。力が完全になくなってしまった。けれども父はやめてくれない。強い力でぽちをねぶり、指でごりごりとまんこの内側をこすり上げる。





「んんーーっ!」





 白い閃光が、続けて明滅する。もう私は、生きているのか死んでいるのかも判らなかった。





「お……父さん」





 ぽつりとつぶやいたとき、父の動きが止まった。舌と指が、すっと離れていく。智も、尻から指を抜いた。

 私は泥のように、父の上からずるりと落ちた。





「はあ……はあ……はぁ……」





 息をすることしかできなかった。身体にまったく力が入らない。おじさんに、後ろから貫かれたときに起こったあれを、父は指と舌だけで何度もしてしまった。





「ねね……」





 心配そうな声で、父の手が背中にふれる。





「はうっ」





 ぴりりっと電気が走った。





「お父さん……私、お母さんよりも、お父さんのこと好きだよ……ほいだで、お母さんと同じこと、して……私の中で、出いて……」





 私は脚を広げ、濡れに濡れた股の底を、父にさらした。





「くうっ……」





 父はぎゅっと眼をつぶり、苦しそうに歯を食いしばった。

 そして、放り捨てるようにパジャマを脱ぎ、全裸になった。おじさんよりも、きれいで立派なちんぼが、刀のように立ち上がっていた。

 嬉しさが、湯のように胸の中へこみ上げる。





「おいでん」





 私は手を広げ、父を出迎えた。

 父は、すごい勢いでのしかかってきた。パジャマのボタンを引きちぎり、胸がはだけられる。怖くはなかった。ただどきどきしていた。





「んうっ」





 荒々しく、父に唇を奪われる。眼を閉じ、舌を入れた。





「んんっ」





 父が頭をつかみ、顔を傾けて深く舌を絡ませてくる。どちらがより相手の口を蹂躙するか争うように、お互いの舌が口の中で踊る。





「ぷはっ」





 苦しくて、口を離す。ボタンが全部取れたパジャマから、胸があらわになっていた。父が唇を滑らせる。おっぱいのこりこりを、歯を立てずに強く噛んだ。





「んんうっ」





 強い痺れで、身体がのけぞる。飴のように乳首を舐めまわしながら、両手で脇腹をすうっと撫でられる。





「はあっ……お父さん」





 思わずこぼれた呼びかけに、父は答えない。舌が、胸からへそへと下がっていく。

 さっき、まんこは思う存分舐めてもらった。次に行きたい。もっと、めちゃくちゃにしてほしい。





「お父さん……まあ、いいよ。早う……」





 涙で潤んで、父がぼやけて見える。父が動きを止めた。どんな顔をしているのか判らなかった。

 父が黙っていたのは、どれくらいの長さだっただろうか。

 いきなり、ぐいと両脚を持ち上げられる。どくんと心臓が跳ねた。まんこが、剥き出しになる。





「はぁ……はぁ……はぁ」





 父が決心したと判った。今までの誰よりもどきどきしていた。智よりも。佑介よりも。おじさんよりも。

 まんこに、太くて硬いものがねじこむように押し当てられて、ぐちゅぐちゅと音が鳴る。





 来た。本当に、死んでしまいそうなくらいどきどきしている。鼻息が、ふっ、ふっと出てしまう。





「……お父さん」





 父を引きこむように、下から首を抱える。

 ずるるっと、ちんぼが奥まで入ってきた。





「ああああっ!」





 声が裏返る。父が離れないように、ぐっと腕に力を入れた。

 おじさんのように裂かれるような太さではない。けれども、父は私とこうするために存在しているのだと信じられるほど、完全にぴったりとはまっていた。





「ねね……」





 父は眉間に皺を寄せ、泣きそうに見えた。





「私、嬉しいよ……お父さん。大好き」





 心のままに、笑う。





「くっ……」





 父が声を詰めてうつむいた。

 ゆっくりと腰を引き、ちんぼがゆるゆると私の中から出ていく。

 このままやめてしまうのではないかと、不安がよぎった。

 ちんぼの頭が入口まで来たとき、父が止まった。

 いきなり、ずどんと行き止まりまで突きこまれた。





「あんうううっ!」





 衝撃と歓喜が、背骨を駆け上がる。





「ねね、ねねっ」





 父が私の頭を抱えて、何度も激しく腰を打ちつける。





「ああっ、あっ、あっ、あああっ、はあっ、あっ……んうううっ」





 父の背中に必死でしがみつく。

 ちんぼが力強く打ちこまれるたび、私は頭が弾けるほど嬉しい。





「はっ……はっ」





 父の動きは単純だが力強かった。悦びが、頭の中で白く明滅する。

 まんこを舐められていたときに来たあれと同じだ。

 違う。父のちんぼで与えられるものは、今までとは比べものにならない予感がする。





「ねねっ……!」





 父が足首をつかみ、大きく広げて倒れこんでくる。足が顔の横にある。まんこが真上を向く。

 父のちんぼは、さらに硬く、さらに太くなった。

 来る。父が、私の中で子種を出そうとしている。





「いいよ……! いいよう、お父さあん!」





 叫んでいた。

 ちんぼが、垂直に杭を打つようにがんがんと入ってくる。





「あはぁっ! ああっ! あっ! はあっ! あああっ」





 頭の中で古い蛍光灯のような点滅が、だんだんと感覚が短くなり、不穏なものがそこまで来ていることが判る。

 私はまだ我慢したい。父が、私の中に、全部出すと同時に、明け渡したい。

 布団のシーツを強くつかみ、歯を食いしばって耐える。





「んんっ、んっ、んうううっ! くっ、はあっ……お父さん、お父さん!」

「ねねっ、出すぞ! いいか、出すぞ」

「うんっ、うん……いいよ、早う……まあ、あかん……!」





 特大の花火が、頭の中で爆発する。





「あああああああああっ!」

「ううっ!」





 父がぴったりと腰をまんこに押しつける。すうっと離れそうな意識の片隅で、父のちんぼがびくんびくんと何度も跳ねまわり、私の中は熱いもので満たされていくのを感じていた。





「はあ……はあ……ふう……」





 身体から、力が抜けきっている。しばらく動けそうになかった。頭の中では、まだ火花がきらきらと散っている。

 父のちんぼは、絞り出すようにまだぴくぴくと動いていた。





「ん……」





 父の背中にぎゅっと腕を回す。





「ん」





 眼を閉じて、唇を突き出したが、父は何もしてくれない。





「ん!」





 軽い、しっとりとしたキスを、長めにしてくれた。

 父のちんぼは少し硬さを失ってはいたが、まだ私の中に満ちていた。このまま離れたくなかった。





「ねえ、僕もお姉ちゃんとしたい」





 智の少し怒った声が、雰囲気を壊す。





「ああ……」





 父は、気の抜けた声を出すと、私から出ていった。子種がどろりと、尻の下のシーツを濡らすのが判る。





「ねえ……後じゃいかん?」





 ぐったりとした私は、もう少し休みたかった。





「やだ」





 智がきっぱりと拒否する。私はじっとりと汗で濡れた身体をよじり、うつぶせになって尻を持ちあげた。





「……好きにしりん」





 智が、尻に取りつく。





「わあ、お姉ちゃんのまんこ、でれえ広がっとるよ」

「……知らん」





 智が、くちゅくちゅとまんこの周りをつつく。父よりはずっと細いものが、するっと入ってきた。





「んうっ……」





 父としたばかりで敏感になっているが、智のちんぼに怖さはなかった。





「お姉ちゃんの中、でれえどろどろだよ。お父さんが出いたのも混ざっとるだね」





 智が熱のこもった声でささやく。父はと言えば、呆然とした顔で、腰が抜けたように後ろ手をついていた。いいことを思いつく。





「お父さん……ちんぼ、きれいにしたげるわ」





 私は尻に智をくっつけたまま、父の股間に顔を入れた。腐った海老に、少し酢を混ぜたような匂いがほんのりとする。

 海老の匂いが子種だということは知っていたが、酸っぱいのは私のだろうか。ちんぼの周りに生えた毛は、べっとりと濡れて寝てしまっている。

 父のちんぼは、そそり立つほどではなかったが、まだ硬さを保っていた。





「ふふん」





 上眼で父を見て、笑う。





「はむっ」





 手でちんぼを起こして、咥えた。

 溶けかけのアイスのようにぬるぬるで、私はそれを丁寧に舐めとった。





「んっ……ちゅっ」





 口の中で、ちんぼが硬さを取り戻していく。





「お姉ちゃん、するよう」





 智が腰を打ちつける。父やおじさんに比べたらずっと軽い、愛おしくなるような動きだった。





「んっ、んっ、んんっ、うんっ、んっ、むうっ」





 父のちんぼは完全に私を貫いた硬さに戻り、私もちんぼをきれいにすることではなく、ちんぼを味わうことが目的になっていた。

 智に後ろから入れられながら、父を咥える。こうしたかった。まんこの奥が熱くなる。





「でれえ熱いよ、お姉ちゃん」





 智の腰と私の尻がぶつかるたび、くちゃっくちゃっと湿った音がする。





「ねね……まっとだ」





 父が私の頭をつかむ。そのまま、喉の奥までちんぼをねじこんできた。





「んぐうっ!」





 のどちんこにさわって吐きそうになる。歯を立てないでいるのがやっとだった。

 私に咥えさせたまま、何度も股間に頭を引きつける。





「んうっ! ぐうっ! んーーっ!」





 父は前から、智は後ろから、ひとつのリズムになって私を揺さぶる。





「お姉ちゃん、僕、あれが来るよう……! まあじきだよ!」





 智が切ない悲鳴をあげる。





「ねねっ、いくぞっ」





 父が、思いきり頭を引きつけた。その途端、熱い激流が喉の奥へとほとばしる。





「お姉ちゃあん!」





 智の可愛い噴水が、まんこの中を満たしていく。





「ぐふんっ……んぐっ……」





 口の中で魚のように跳ねるちんぼと、溢れそうな子種でえずいてしまう。父はまだ離してくれなかったが、私は一滴たりともこぼしたくなかった。





「んう……ああ」





 父のため息とともに、ちんぼはおとなしくなっていき、やがて頭から手が離れた。

 私は口を慎重にすぼめながら、ちゅるんとちんぼを引き抜く。口の中に満々と溜まった子種を、眼をぎゅっと閉じて、少しずつ飲み下していった。粘りけが強いので、顔を上に向け食道へ落としていく。

 全部飲みきったあと、腐った海老の匂いが鼻を抜けていった。





「私、偉ろなった?」





 父に、甘えるように問う。





「……ああ」





 父は、月影の中で、少し笑ったかもしれない。





「お姉ちゃん、僕、えらい(疲れた)……」





 智は尻から離れると、布団に倒れてしまった。





「ねえ、お父さん……まっと、しよ」





 私は後ろ手で身体を支える父にもたれかかり、仰向けに倒した。

 父のちんぼは、てらてらと光りまだ立ち上がっている。





「……んふ」





 まんこに手を伸ばし、垂れ落ちる液を手に受ける。父と智の子種と、私のぬるぬるが混ざったものだ。

 それを、倒れかけている父のちんぼに塗りたくり、しごく。





「うっ……」





 父は小さくうめき、ちんぼはまた硬くなっていった。

 私は父の上にまたがり、立ち上がったちんぼをつかんで、まんこに当てる。

 そして、ゆっくりと腰を下ろしていく。





「んううううっ」





 そのあと、いつまでしたのかは覚えていない。





『夜の終わり、また次の夜』





 部屋が明るくなっているのに気づいたのは、眼が覚めたからだ。

 父は、いなくなっていた。

 智は、隣の布団でタオルケットを蹴飛ばした格好で寝息を立てている。





 昨夜の痕跡は、何も残っていなかった。脱いだパジャマは履いているし、父にボタンをちぎられた上着は何の異常もない。そもそもこのパジャマだったか。

 昨日のことが夢ではないかと思うくらい、何もかもがいつもの朝だった。

 ゆっくりと立ち上がり、居間に行く。父はもう着替えて、新聞を読んでいた。





「おはよう」





 私に気づいた父は、新聞から眼をあげてうっすらと微笑む。昨日あれだけのことをしたのに、何も気にしていないように見えた。

 胸の中に、戸惑いが生まれる。





「お、お父さん、昨日は……」

「おお、部屋に行ったらふたりとも寝とったで、そんまま帰ったわ。ちゃんと寝れるじゃんか」





 父は屈託なく笑った。

 そんなはずはない。昨日のことが、夢であるはずがない。

 今、まんこから太ももを伝って流れているものがその証拠だ。





 いや、夢でも現実でもいい。

 今夜、もう一度父に来てもらう。

 私は、乾いてきた唇を、ぺろりと舐めた。〈了〉





小学5年生の私は土方とお父さんに中出しされました。(販売名:「私」)


著者

龍淵灯

小説ページ

https://ncode.syosetu.com/n7153gb/


初回配信日

2020/03/08

最終更新日

2022/01/31

保存日

2022/07/17






Posted by 하얀라임
,

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카테고리 없음 2022. 7. 17. 17:01

しがないフリーデザイナーの俺、大場浩二に幼い女の子から電話がかかってくる。

記憶を思い起こし過去の自分がいかにロリコンで変態だったかを思い出していく俺、居場所を維持する為に心と身体を開こうとする娘。

そして始まる父娘の近親相姦劇、その結末は?





目次


凛:出会い


突然できた小学生の娘





順子:小学校の記憶


始まりはぐりぐり

ファーストキス、からの・・・

裸で抱き合う二人

お風呂でぴゅっ、ぴゅっ

ベッドでパクリ

笑顔でごっくん

脇の下ぺろぺろ、おっぱいチューチュー

おしっこの穴でぴゅっ、ぴゅっ

舐め合ってぴゅっ、ぴゅっ

入れて・・・

性教育から初体験

変態記念日

脳内変態セックス

1年生女児と妄想セックス

1年生女児と体操着で

エッチ遊びで変態全開セックス

変態舐め合いでどぴゅどぴゅ

小学生が小学校のトイレで

変態の二人にも五分の純愛

変態がセックスしながら凛のことを思う

凛と妄想セックス

凛とかくれんぼセックス

凛と空中セックス

お尻セックスでサヨナラなんて





凛:彼女について知っている二、三の事柄


娘ができた

泣く二人

初めてのデート?

認知だ引っ越しだサーバルだ

あー夏休み

衝撃の告白

禁断のキス

軽く変態になっただけで

25年後の「入れて・・・」

処女喪失動画鑑賞





凛:出会い





『突然できた小学生の娘』





「・・・オオバさん、の電話ですか?」

子供の声でかかってきた電話が全ての始まりだった。

「え?はい、オオバの携帯ですが・・・、どちらさまです?」

俺はスマホを持つ手に少し力を入れながらそう答えた。声が消え入りそうに小さくて、注意深く聞かないと聞き逃してしまいそうだったからだ。

「・・・これから、オオバさんのお家に行きます。住所は東京都大田区池上*-**-*の102号室で合っていますか?」





え?これから来る?ここへ?

住所は合っているが、そもそもこの電話の主は誰なんだ?





「ええ、合っていますが・・・、ごめんなさい、あなたはどなたですか?」

明らかに子供の雰囲気だったが、俺はもしものことを考えて当たり障りのない言葉を選んで質問した。

「さかもと・・・、りんと言います・・・。じゃあ、ピンポンしますね?」

は?ピンポンする?もうここへ来ているのか?

「あ、いや、えっと、さかもとさん?もしもし?」





ピンポーン。





部屋にドアフォンを鳴らす音が響いた。俺は耳にスマホをあてながらドア外を映すモニターを見ると、おかっぱ頭の女の子が見上げている姿があった。

俺はひとまず玄関へ行き、ドアのカギを外して開けた。そこには女の子が右手でドアフォンを押したままの姿で立っていた。左手にはスマホを持っていて、なるほどここまでやって来てから俺に電話をかけてきたんだな、ということはすぐにわかった。

俺は女の子の頭の上から周囲を見た。親と一緒に来たのかと思ったからだったが、エントランスに向かう廊下は無人だった。

下に視線を落とすと俺を見上げる彼女と目が合った。小さい子だな、とまず最初に思った。

「あ、えーっと、さかもと、さんだっけ?ひとまず中に入ってもらえます?」

俺がドアを開けたままでそう言うと彼女は不安そうだった顔にぱぁっと笑みを浮かべ、俺の脇の下をくぐるようにして玄関で靴を脱いだ。一目で安物とわかる白いスニーカーだった。





「ごめんね、うちは子供がいなくてさ、甘い飲み物がないんだ。このお茶かコーヒーしか冷蔵庫にない、あとは水だけど・・・」

ペットボトルを2種類翳して見せると、彼女はじっとそれを見つめた後

「・・・お水」

と小さな声で言った。

俺は頷き、両手のペットボトルを冷蔵庫に戻した後、今度は水のペットボトルを2本冷蔵庫から取り出して、そのうちの1本を彼女の前に置いた。

彼女がゆっくりと封を開け、こくり、こくりと水を飲む様子を見てから、俺も彼女と同じように水を一口飲んだ。





小学校低学年、といったような幼さだった。白いノースリーブのワンピースは少し大人っぽい雰囲気だったが、そんなものではカバーできないほど子供っぽい身体つきをしていた。

確か彼女はさかもとりん、と名乗っていたな、と俺は思った。さかもと・・・、坂本?阪本か?何にしてもそんな名前の子供と接触があったという記憶はなかった。りん、・・・りん、ねぇ・・・、友達や知り合いにそう呼ばれていた子供はいただろうか?うーん・・・、いないよなぁ。

テーブルを挟んだ向こう側でペットボトルに栓をし、俯く彼女の細く小さい両肩に視線を走らせながら俺は首を傾げた。

「あー、っと、さかもとさん?りんちゃん、か、は今日なんでここへ来たの?」

俺ができるだけ「いい大人」を演じるような笑顔でそう尋ねると、彼女はぴくっと身体を動かした後、顔を上げて何かを言おうとし、もう一度俯いて、更に顔を俺に向けた後、何かにすがるように

「・・・お願いに来ました」

と言った。

「お願い?俺に?何をだろう?」

7月終わりの午後、クーラーを思い切りかけていた室内が、もしかしたら子供には寒いかな?と思い、リモコンで27度へ設定を変えながら俺は尋ねた。

彼女はまた俯き、しばらく動かずにいた。

そして

「・・・ロ」

と言った。

「ロ?」

勝手がわからない俺が復唱すると彼女は

「ロ、ロリコン・・・」

と言い、見る見るうちに小さい顔を真っ赤にした。

「はい?」

「ロリコンのオオバさんが、私の、お、お父さんだということを話に来ました」

「え?」

思わず聞き返す俺に、彼女は何度も頷きながら

「オオバさんが、私のお父さん、です」





混乱した頭のまま聞いた彼女の話は、まとめるとこんな感じだった。

彼女のお母さん、さかもとじゅんこはシングルマザーで、何かの研究所に勤めながらこの女の子を育てていた。

自分の父親については居所だけ知っている、大きくなって会ってみたくなったら自分で会いに行けばいい、と渡されていたメモを見て今日ここへやって来た。

お母さんは交通事故で亡くなり、彼女は身寄りのない状態になってしまった。

葬式の後、落ち着いたら施設に行くと言われ、その前に俺へ会いに来た、ということだった。





もちろん、子供の言うことなのでいくつも合点のいかないことがあった。俺が調べられることは自分で調べるとして、わからなかったのは彼女のお母さんが俺の連絡先を持っていたということだった。

「お母さんは、お父さんのこと、連絡先の他になんと言っていたのかな?」

何かヒントを得ようと俺がそう尋ねると、彼女は少し大きな声で

「ロリコンで変態」

と答えた。

そして持ってきたキティちゃんのカバンから、数冊の少し古い大学ノートを取り出し、俺に渡した。

「ん?ふーん、・・・これって、日記?」

俺が縁が煙草のヤニで少し色の変わったノートをぺらり、ぺらりと捲りながら聞くと、彼女は頷いた。

日記を読んで、俺はこの子の母親を思い出した。かつての不倫相手だった。





自己紹介が遅くなった。

俺の名前は大場浩二という。来月38歳になるしょぼくれたデザイナーだ。ゲームやパソコンソフトのパッケージなんかをデザインしては日銭を稼ぐことを生業にしている。

彼女の母親、坂本順子は小学校のクラスメイトだった。中学から別の学校に通い、20代後半で偶然再会した。俺のデザインしたパッケージを順子たちが開発したバイオデータベースソフトに被せて販売することになり、顔を合わせたのだ。

当時、俺は結婚していたが特に妻の両親とうまくいかなかった。仕事が忙しくなったことを理由にアパートを借り、そこで作業をすることにしたのも、理由は両親とできるだけ顔を合わせたくないからだった。二言目には子供を、孫を、と迫られたものの、こちらはまず夫婦で働き貯蓄をし、見通しが立ったら子供を、と考えていた。話は平行線になり、仕事の最中も両親が部屋にやってくるようになって、俺は逃げ出したのだ。

だから家に帰りたくないばっかりに順子とよく遊ぶようになった。順子は結婚願望のない理系女子だったが、最初はセックスフレンドとして付き合っていたはずが、いつの間にか老後に一人では寂しいから、と認知はしないでいいから精子だけをくれと言い出した。妊娠したら別れる、と泣きながら膣内での射精をせがんできたが、もちろん俺はコンドームを必ず装着してセックスしていた。将来、大きくなった子供が突然我が家にやってきて財産をくれだ、一緒に住まわせろだと言い出したら面倒になるとわかっていたからだ。

だが、ある時を境に順子は連絡してこなくなり、雲行きが怪しいと勘ぐっていた俺も順子の連絡先を携帯の電話帳から削除した。そして離婚へと向かう修羅の日々の中で、俺は順子のことを完全に忘れてしまったのだ。





「お母さんのこと、思い出したよ」

エロ本より詳細な理系らしい細かな俺とのセックスを述懐した日記を読み終え、俺は言った。

「なるほど、俺は知らなかったけど、順子にはこんな大きな娘さんがいたんだね」

「・・・はい。そしてオオバさんがお父さんです」

そう言い終わると、彼女はじっと俺の目を見つめ、かわいらしい唇をきゅっとすぼめた。

さて・・・、俺はこの後どうすべきなんだろう?





順子:小学校の記憶





『始まりはぐりぐり』





記憶を整理しなければならない、と俺は思った。少なくとも小学生であろう彼女が俺を「ロリコンで変態」と呼ぶ理由を引きずり出さなければならないからだ。





順子とは小学校5年の時にクラスメイトになった。確か自分から片親であることや、両親が離婚していて母親とだけ暮していることを話すような女の子だった。白いTシャツにジーンズのオーバーオールを着て登校してくるような、あまり女の子らしい印象のない子だったように思う。

順子は背が当時の俺と同じくらいだったこともあり、席替えの度に隣へ座る間柄で、そのうち馬鹿話をするようになった。

ある時、放課後に教室の掃除を終えた後、担任の先生に言われて校門の周りにある花壇へ捨てられていた紙くずを集めて捨てることになった。台風が近づいていて、雨は降っていなかったが風の強い日だった。

大きなビニール袋を順子が持ち花壇へ向かう途中、風が吹いて順子が手を滑らせ袋を飛ばした。

「あ」

安室奈美恵か何かの話に夢中になっていた順子が声を挙げ、彼女の手を離れた袋は一度宙に浮き、花壇の側に生えられた青木の枝に引っかかった。

「あーあ」

木の下から袋を見上げた順子は、さして困ってはいないはずなのに、思い切り肩をすくめて『どうする?』という表情を俺に向けた。

俺は、そんな順子に少し大人っぽい空気を感じ、どきんとした。

袋は2mくらいの高さに止まっていたが、小学生の俺がいくら飛ぼうが、背伸びしようが手は届かないと見ただけでわかった。青木はてっぺんだけ平らに切り揃えられていて、俺たちがいる場所との間にはたくさんの細い枝が生えていた為、木登りをすることはできなかった。

「そしたらさ・・・」

順子は作戦を考えている俺を舐めるような視線で見た。

「オオバくん、私を肩車できる?」

「肩車?」

「うん、肩車。私くらいなら持ち上げられるでしょ?男の子なんだから」

俺は少し驚いて順子を見た。

その時の彼女は水色のTシャツに紺色のホットパンツを履いていて、スカート姿ではない分肩車は簡単にできそうだったが、女の子の股の間に頭を入れることが恥ずかしかった。

俺はきょろきょろと周囲を見渡し、校庭に誰もいないことを確認して

「ま、まぁ、仕方ないからするよ。するけどさ、順子、お前さぁ、恥ずかしくないの?」

と尋ねた。

「恥ずかしい?」

目を丸くしてそう聞き返す順子に、俺は何度も頷いた。

「恥ずかしいって、何が?」

「何がって、肩車だよ。お前、俺にそんなことされてもいいの?」

「そんなことって・・・、肩車って女の子同士じゃやらないでしょ?」

何を言っているのかわからない、という雰囲気をこれでもかと振りまきながら順子が首を傾げた。

「だから、俺だって男なんだよ?順子は、その・・・、あの・・・、男の頭を股の間に挟むようなことしてさ、えーっと、は、恥ずかしいとかないわけ?」

視線を逸らしてそう言った俺を順子はまじまじと見た。

「あ、ああ、そういうことかぁ・・・」

「そ、そういうことだよ・・・」

順子は答えを待つ俺に

「いいよ。大丈夫。オオバくんならいい。信用してるから」

と言って足を開いた。

「おいでよ。肩車して」

「あ・・・、う、うん・・・」

俺はドキドキしながら順子の股間に頭を入れた。そして両膝に両手を置いてバランスをとりながら少しずつ順子の身体を持ち上げた。

順子思った以上に軽かった。

「危ないから、足、持つよ?」

立ち上がり、足場を固めると俺は順子に声をかけた。

「ありがと。私もオオバくんの頭、持たせてね?」

「いいよ」

俺は順子が両手で俺の頭を掴むのを感じ、袋へ近づこうと足をゆっくりと踏み出した。

「あ、あああ、あ」

頭の上から少し慌てた順子の声が聞こえた。

「あ」

俺も思わず声を出した。順子が平衡を保とうと俺の首に股を押し付け、何かの骨があたるのを感じたからだ。

その瞬間、俺は勃起した。まだ見たこともない女の子のエッチな場所を今触れていると思ってしまったからだ。そして、ぐらぐらと揺れながらそれが男子小学生の心を乱していることをわかっていない順子が、うわ、とか、もっと前、とか言いながら俺を操縦しようとしていた。俺は自分のちんこが立っていることを強烈に意識し、順子の股にある骨とその周りの肉が潰れるぐにゅぐにゅした感触から早く逃げ出したかった。

「とれたよ!下ろしてぇ!」

順子の声を聞き、俺は前かがみになりながら彼女の身体を地面に下した。

「あ」

彼女が両足を同時に地面につけた時、また股間が俺の首筋に強く押し付けられ、思わず声が出た。その時、初めて順子の身体から石鹸とも何とも言えないいい匂いが漂っていることを感じた。

俺は改めて順子が女の子であることを意識した。恥ずかしくて目を合わせることができず、ちんこは更に勃起し履いていたジーパンを突き抜けてしまうかもしれないと思ったほどだった。

「ありがとね。じゃ、早くゴミ拾って帰ろ?」

順子は袋を俺にかざし花壇へ向った。その後ろ姿を見た時のほっとしたような、もっとそばにいて欲しいような複雑な気持ちは今もリアルに思い出すことができる。何故なら、生まれて初めて順子を、いや女の子をかわいいと思った瞬間だったからだ。

俺は、夢中でゴミを集め、順子の顔を見ないようにゴミ袋へ入れ続けた。そして集め終わると袋の口を縛り焼却炉の側へ2人で置いて教室へ戻った。帰り支度を済ませ、職員室にいた担任に終了の報告をして昇降口へ行った。

「オオバくん」

まだ勃起が収まらず、いてもたってもいられない気持ちでとにかく順子から離れようと急いでズック靴を履く俺に、順子が後ろから声をかけた。

慌てて振り向くと、順子は見たこともないような優しい笑顔で俺を見ていた。

「うちへ遊びに来ない?」

「え?」

「うーんと・・・、あ、そうだ、お菓子があるんだけど、一緒に食べない?」

「お、お菓子?」

「うん。お菓子。お母さんがこの前お客さんからもらったお菓子があるよ。すごくおいしかったから、オオバくんもうちに来て食べよ?」

思ってもいなかった順子の言葉に俺は更に混乱した。こんなにドキドキさせられてる相手が、家に遊びに来てなどと言うなんて、どう答えればいいのかわからなかった。

「あ、え、う、うん・・・」

どぎまぎするばかりの俺に順子は

「お母さん、夜遅く帰ってくるから、私いつも一人だよ。気にしないで遊びにおいでよ」

と追い打ちをかけてきた。

「ね?一緒にお菓子、食べよ?」

順子にシャツの袖を掴まれ、慌ててその手を振り払おうとしたが、そうすると順子の身体に触れてしまうことがわかり、俺はどうすることもできなくなった。順子はそんな揺れ動く俺を知ってか知らずか背中を押し、俺を家へと連れていった。

順子の家は団地の2階だった。このあたりでは有名な団地で、クラスの友達が何人も住んでいたし、一時は毎日遊びに来ていたほど馴染みの場所だった。

でも男友達の家と違い、女の子の家に入るのは初めてだった。廊下やドアの感じは同じでも、そこが順子の住む家だと思うとそれだけで俺はまたドキドキした。

順子は俺を自分の部屋に通し、ランドセルを置くと約束通りお菓子の箱を持ってきた。

俺は慌てて小さなテーブルに座り、順子は俺の反対側に座った。そして箱からパウンドケーキを一つ俺の前に置いた。

「いつもフォークとか使わないで、こうして食べるんだけど、オオバくんもそれでいいよね?」

えへ、という感じで軽く笑いながらパウンドケーキを食べようと口を開ける順子を見て、俺は目の前が真っ白になるほどドキドキした。その小さな唇にキスをしたいと思ってしまったからだ。

もくもくとパウンドケーキを食べていく順子に遅れまいと俺もビニールを開け、パウンドケーキを急いで食べた。味は全くわからないまま、俺は機械的にもぐもぐと口を動かした。

無言のままパウンドケーキを食べ終わると、順子の部屋はしーんと静まり返った。順子はパウンドケーキの袋を持って部屋を出、それを捨てて戻ってきた。ほんの少しドキドキが収まった俺は、また対面に順子が座るのを見て、何を話せばいいいのかがわからなかった。頭を下げ、順子の顔を見ないようにしているしかなかった。

「あのさ、オオバくん」

ふいに順子が声を出した。

「さっきね、わざとやっちゃったの。ごめんね?」

「え?わざと?何を?」

順子が言っていることがわからず、俺は思わず彼女の顔を見た。

「うん。わざとね、ここをオオバくんの首にぐりぐりしちゃった」

順子は学校で見せたあのかわいい笑顔で俺にそう言った。そして右手で自分の「骨」をぽんぽん、と叩いていた。





順子:小学校の記憶





『ファーストキス、からの・・・』





「オオバくんさ?」

叩いていた自分の股にある「骨」から視線を上げると、順子はニヤニヤ笑っていた。

「う、うん?」

突然雰囲気の変わった彼女に俺は少し気圧された。

「肩車、感じちゃったでしょ?」

「感じた?」

驚く俺の顔を見て順子は笑った。

「うん。エッチな気分になっちゃったでしょ?」

「あ・・・」

図星を刺されて俺は何も言えなくなった。お菓子を食べて少し緊張が緩んでいた所だったから、いきなり投げかけられたエッチという言葉に現実へ引き戻された気持ちになった。せっかく忘れかけていた「ちんこが勃起している」事実を見せつけられてしまった。

「エエエエ、エッチ?」

慌てて噛みまくる俺を、順子は本当におかしそうに笑った。

「オオバくん、あのね?」

「う、うん・・・」

「私、オオバくんのこと好きなんだ」

「え?すすすすす、好き?」

「うん」

いきなりの告白で俺はあぐらをかいたまま飛び上がった。

「オオバくん優しいし、面白いし」

「や、やさしい?面白い?」

「私とよく話をしてくれるし」

順子は少しはにかみながら言った。

「私はさ、あんまり女の子っぽくないし、ジャニーズとかも興味ないから、女子の友達そんなにいないんだ」

「・・・そ、そうなんだ」

「だから、話を聞いてくれるオオバくんには助けてもらってるっていうか。隣の席になってから、好きだなって思いながら見てた」

「う、うん・・・」

順子のことは嫌いじゃない、と俺も言うべきか迷っていた。女の子から好きだと言われたことなどなかったから、どう答えていいのかがわからなかった。

「だからね、肩車してもらって嬉しかったよ。私なんかに気を遣ってくれたし、それと・・・」

「?」

「オオバくんがさ、私のことちゃんと女子だって思ってくれてたし」

順子はにっこり笑った。

「ドキドキしてたのがね、わかったよ。股の間に頭を入れる時に、オオバくんすごく恥ずかしそうだったから。私も恥ずかしかったけど、私なんかにエッチな気分になってくれてるってわかったから、嬉しかった」

「・・・」

「だから、ぐりぐりって、ここの「骨」をオオバくんの首に押し付けちゃった」

順子はどこか嬉しそうに、また俺に押し付けた股の「骨」をぽんぽん叩きながら言った。

「・・・うん、わざと、だったんだもんな」

「・・・ごめんね、からかっちゃった」

「・・・うん」

「それでね、私も、ぐりぐりってしながら、ちょっとね・・・」

「・・・」

「気持ちよくなっちゃった」

「え?」

「オオバくんの首で、気持ちよくなっちゃった」

びくん、と勃起した俺のちんこが無意識に反応した。

「気持ちよくなったの?俺のここで?」

俺は自分の首を抑えながら言った。

「うん。あ、って声が出そうになっちゃった」

順子は顔を真っ赤にしてそう答えた。

「オオバくんがエッチな気分になってるのもわかったから、それで私もエッチな気分になってたよ」

「な、なんでさ、なんで俺もエッチな気分になったって思ったの?」

「歩き方が変になってた」

「歩き方?変?」

「なんかね、私に近づいてくる時、前かがみになってた」

「あ・・・」

「それでね、何となくわかったよ」

「・・・」

「おちんちん、立っちゃったんでしょ?」

ドキン、と心臓が跳ね上がった。バレていた恥ずかしさや、今まで隠していたことが無駄だったとわかった口惜しさ、後はもう何がなんだかわからない気持ちで、目の前が真っ白になった。

「あ、う、うん、なってた。というか、い、今も、そうだよ」

俺は思い切って正直に言った。

「順子のこと、かわいいなって思ったら、立っちゃったよ。そう、エッチな気分に・・・」

「うん」

「というか、って・・・、いうか、キスしたいって思った」

「・・・うん」

「それでさ、肩車した順子が首でぐりぐりするからさ・・・」

下を向き、多分俺も真っ赤な顔をしていたと思う。

「今までで一番立ってるよ、今。く、苦しいくらいだよ。どうしていいかわからないよ。順子が見てバレちゃうくらいなんだから、お、俺もどうしていいか・・・」

俺は泣きたい気分になっていた。いてもたってもいられない気持ちだった。

順子はそんな俺を見て中腰になり、膝で歩きながら俺の側に来た。そして俺の肩に手を置いて

「いいよ、オオバくん」

と言った。

順子は俺を中腰にさせ、向き合うようにゆっくりと俺の腕を引っ張った。

そして

「キス、しよう?」

と言って目を閉じた。

俺に向けられた順子の顔を見て、またかわいいなと思った。いつも見ている、笑ったり、話したりしている時の順子より数段かわいいと感じた。一度もブスだと思ったことはなかったが、近くで見れば目鼻立ちの整った美人じゃないか、と思った。目を閉じているから雰囲気も違って見えるのだとしても、もっと好きになってしまうと俺は思った。

俺はゆっくりと小さな順子の唇を目がけ顔を近づけた。少しづつ順子の放つ熱が自分の唇や顔で感じられるようになり、鼻から漏れる呼吸を感じた。そして柔らかく、少し湿った順子の唇に触れた瞬間、俺はぐいっと自分の唇を押し付け、同時に順子の身体を抱きしめた。

数秒か、数分か、細かいことはわからなかった。いつキスをやめればいいのかもわからず、俺はただ自分の唇を順子に重ねていた。

順子が俺の背中へ腕を這わせようとしたのを感じ、俺は慌てて唇を離した。目を開いた順子と視線が合い、俺は慌てて抱きしめていた彼女の身体から腕をほどいた。

「素敵」

離れていこうとする俺をもう一度引き寄せながら順子が言った。

「オオバくん、素敵。オオバくん、好きだよ」

順子は前かがみになりながら俺の胸へ頭を寄せ、俺を抱きしめた。

俺も再び順子の身体を抱きしめると、彼女の顔が俺の目の前にやってきた。そして、今度は順子が唇を俺の唇に重ねてきた。





「おちんちん、大丈夫になった?」

2回目のキスを終え、また目が合うと順子はいたずらっぽい笑顔で聞いてきた。

「え?あ、うーん・・・、変わらない、よ」

キスの余韻でまだ心臓が激しく鼓動している最中に、また現実に引き戻されて俺は慌てた。

「私はまだエッチな気分」

「そうなの?」

「オオバくんにぎゅーって抱きしめられて、ドキドキしてる」

「・・・うん」

俺も、まだ順子から離れたくない気持ちでいた。もちろんちんこは勃起したままだった。

「オオバくん、ベッドで抱きしめてくれる?膝が痛くなってきちゃった」

そう言うと順子は立ち上がり、俺の腕を引いてベッドへ連れていった。そして俺を横たえると自分はその横に入ってきた。

「私の家って男の人がいないから、私、男の人のことって全然わからないんだ」

俺の腕に頭を乗せながら、順子が言った。

「テレビのドラマとか映画とか、知ってるのはそういうことだけ。だから・・・」

「うん」

「私にできることがあったら、隠さないで言ってね?して欲しいこととか。さっき、キスしたいって言ってくれたみたいに」

頭を俺の胸へ埋めるようにしながら順子が言った。

俺は順子の細い肩を抱き寄せながら、して欲しいことを考えた。俺だって、よくわからないのは同じだった。マセた友達がおっぱいは大きい方がいいとか、だったらクラスの何とかちゃんが、とか言ってはいたが、そこから先の詳しい話などほとんど知らなかった。

どうしようかな、と思いながら俺は順子の身体も抱き寄せた。そのはずみで彼女の手が俺の勃起したちんこに当たった。

「う」

思わず声を挙げた俺に

「ごめん、大丈夫?」

と順子が俺の身体に乗り上げながら言った。

「痛かった?」

「ううん、そうじゃなくて・・・」

「感じちゃった?」

俺は頷いた。

順子は煮え切らない俺の様子を見て少し笑いながら

「わかった」

と言った。

「私、おっぱいないけど、我慢してくれる?」

「え?おっぱい?我慢?」

驚く俺を無視して順子はベッドに座った。そして

「裸になってあげる」

と言った。





順子:小学校の記憶





『裸で抱き合う二人』





順子は俺の返事を待たず、ベッドの上に立ち上がった。

最初にTシャツをぱっと脱いだ。真っ白な身体が俺の目に飛び込んできた。

「ね?おっぱい、ないでしょ?」

順子はそう言って手に持ったTシャツをベッドから床へ投げた。そして一瞬動きを止めてから、ホットパンツのボタンを外し、それも脱ぐとやはり床へ投げた。

俺は、口をあんぐりと開けてその様子を見上げていた。

順子は動けない俺には関らず白いパンツも脱いだ。順子の身体にあるのは、踝で折り返された白いソックスだけになっていた。

「恥ずかしい」

またはにかむように笑って、順子は寝ている俺の側でストンと正座をした。

不思議な光景だった。

毎日学校で顔を合わせている順子が、俺の為に服を脱いでくれたことが信じられなかった。そして、服を着ていてもあんなにかわいいと思っていた順子が裸になって更にかわいい女の子に見え、俺は自分の目を疑った。

「あっはーん、とか、うっふーん、とか、したらいい?」

おっぱいも隠さず、順子は右手を首の後ろへ回して顎を上げたり、左手でほんの少し膨らんだおっぱいを強調するような仕草を見せた。

俺はただ黙って順子の腕を掴むと、ゆっくり彼女の身体を引き寄せ俺の隣に寝かせた。

「触ってもいいよ。優しく、ね?」

仰向けになった順子はそう言って目を閉じた。俺はむしゃぶりつきたい気持ちを抑えて、静かに裸の順子へ抱き着いた。肩車の時に感じた「順子の匂い」は彼女の首や肩甲骨からも漂っていた。頭がくらくらして、無意識に勃起したちんこを彼女の細い太ももに押し付けていた。もうほんの少しの刺激で精子が出てしまいそうだった。

「・・・キス、して?」

しがみついたまま動けない俺の耳に、順子の掠れた声が届いた。

俺はがばっと音がするほど順子の身体に覆いかぶさり、また彼女の唇を奪った。

順子の唇は熱かった。はっきりとわかるほど濡れていて、彼女の鼻から漏れる息はその二つを合わせたように熱く湿っていた。

「ん・・・」

順子は小さく声を出し、その拍子に唇が緩んだ。俺も口を開き、舌を彼女の口の中に滑り込ませた。それが大人のキスだと知るのはもっと後の話だが、その時の俺はとにかく順子の唾液が欲しかった。

「ん・・・、んん・・・」

順子は俺の舌を感じると、口を更に開き自分の舌で俺の舌を舐めた。俺も同じことをお返しし、彼女の口の中に残るパウンドケーキの味を貪った。ぐちょ、ともぶちょ、とも言えない音が二人の口の中から漏れた。

俺はこんなにいやらしいキスがあるのか、と思った。順子の舌は小さく、俺の前歯や歯茎をくすぐるのが精いっぱいだった。俺はそんな彼女の舌の裏を舐め、唾液が出てきたのがわかるとそれを吸い取った。

頭がくらくらした。キスがこんなに感じるものだと初めて知った。裸の順子に触ったらどんなことになってしまうのか、考えただけで興奮した。

息苦しくなって順子から唇を離した。お互いの唾液が順子の唇を更に濡らしているのがわかった。そして順子と目が合った。

「キス、すごい。オオバくん、すごいよ・・・・」

はぁ、はぁ、とゆっくり息をしながら、順子が呆れたように笑った。

「裸なの、忘れちゃいそう・・・。オオバくん・・・、もっと・・・、気持ちよく・・・、して?」

訴えかけるような声で俺に両手を伸ばす順子の身体を見た。蕩けたような、呆けたような表情の順子をまたかわいいと思った。

細い首、まだ子供っぽい肩、横になるとまっ平になってしまう胸、その上にほんの少しピンクに色づいた乳首があり、真ん中に小さく盛り上がった、多分吸ってあげるべき突起があった。俺はやっと順子の身体を観察することができるようになっていた。

視線を下に移した。あばら骨がうっすら浮いたお腹に緒を切って間もないのか?というようなお臍、そしてその下に俺をエッチな気分にさせた「骨」があった。そこから筋が始まり、閉じられた股の奥へと進んでいた。

友達連中は一緒に風呂やプールへ行った時、必ずちんこを股に挟んで「女!」というギャグをやっていたものだが、あんなものと本物は全然違うことがはっきりわかった。

順子の腕と足は日焼けしていた。ちょうど、さっき脱いだTシャツとホットパンツの形、いや学校のプール授業で着た水着かもしれないが、その日焼けしていない、初めて順子が見せてくれた身体は真っ白だった。その白い肌が、眺めているうちにだんだんピンク色に変わっていくのがわかった。

「恥ずかしいよ、オオバくん・・・。私、こんなに男の子から見られたこと、ない・・・」

順子がシーツを握り、そのぷるぷると震える腕を見て俺にも彼女が恥ずかしさに耐えていることがわかった。

「きれいだ」

俺は正直に言った。

「順子、きれいだ。ほんとに、嘘じゃなく、順子の身体、きれいだ」

溜息まじりに思いつく言葉を口にする俺に、順子は笑いかけた。そして

「オオバくんの裸も見せて?」

と言った。

俺は順子と同じようにベッドへ立ち上がり、着ていたシャツとジーンズを脱ぎ捨てた。

「すごい・・・、おちんちん・・・」

履いていたブリーフに手をかけた時、順子が立ちまくっているちんこに視線をやりながら言った。

「早く楽にしてあげて、オオバくん。パンツ脱いで、こっちに来て?」

笑顔なのに涙ぐんでいるような表情の順子を見て、俺はパンツを脱ぎ捨て裸になった。もう恥ずかしいなどと言っている余裕はなかった。

「順子」

俺は彼女の足の間に身体を入れようと声をかけた。とにかくあの「骨」にちんこをこすりつけたかった。自分をエッチな気分にしたあのぐりぐりでぐにょぐにょをちんこで感じたかった。

名前を呼ばれた順子はゆっくりと足を開いてくれた。俺ははっきり見えるようになった「骨」と筋を目がけてちんこを進めた。

「あ!」

「骨」にちんこがキスすると順子が声を挙げた。それを合図に、俺は順子に覆いかぶさりながらちんこで「骨」と筋を擦った。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ」

ちんこの動きに合わせて順子は喘いだ。その甘い声を聞き、俺は更にちんこを動かす速度を上げた。そのうち、「骨」とは別に筋の中でちんこの先に固いものがあたるようになり、筋が何かで濡れていくのがわかった。

「オオバくん!オオバくん!」

知らない間に順子が腕立てふせの形になっていた俺の腕を掴み、あう、あう、と言葉にならない声と一緒に俺の名前を叫び始めた。

「いい!きもち、あああ、いい!オオバくん!ああ、きもち、いい、よぉ!」

「順子!じゅん、こ!で、で、出る・・・」

「骨」と筋の間が順子の何かと俺のちんこから出た何かでべしょべしょになった、その滑りのいい気持ちよさで俺は精子を吐き出した。

「あああ、ああああああああ、熱、いぃ・・・」

「うわ、あ、ああ・・・」

何がなんだかわからなかった。

今まで、自分の部屋でしていた一人エッチがおままごとのような、凄まじい気持ちよさだった。

ちんこから吐き出した精子は俺と順子のお腹の間に飛び散り、順子の「骨」や筋にも流れた。

俺は気を失いそうな所を踏みとどまり

「ごめん、順子、ぶ、ぶちまけっちゃった!」

と言い、ベッドの脇にあったティッシュを勝手にとって順子の身体にかかった精子をぬぐった。ちんこの攻撃を受けていた「骨」や筋は赤くなっていたので、注意してティッシュをあてた。精子を浴びた順子の筋を見て、俺のちんこは一度萎み始めたものの、すぐにまた勃起を始めた。

順子を拭き終わり、ちんこを拭こうとしていると順子がむくりと起き上がった。

「ありがとうオオバくん、拭いてくれたんだね」

順子がまた「骨」のあたりを手で撫でながら言った。

「あ、ああ、順子、ごめん。多分シーツは汚していないと思うけど、見てくれないか?思い切り出ちゃったから」

慌てて謝る俺に順子は笑って首を振り

「大丈夫だよ。汚れてても、それがオオバくんの精子だってわかってるんだから、嬉しいよ」

と言った。

「それに、オオバくん?」

「え?」

「1回出しただけじゃ足りないんだね」

順子は俺のちんこをにやにや笑いながら見て言った。

「おちんちん、立ってるよ?」

「あ、う、うん」

俺は、その理由が自分の精子で汚れた順子の筋だということを言えず、どぎまぎしながら答えた。

順子は立ち上がり、裸のまま部屋から出て行った。そして戻ってくると俺を引っ張り風呂場へと連れていった。





順子:小学校の記憶





『お風呂でぴゅっ、ぴゅっ』





「タオルとかないけど、いいのかな?」

シャワーで髪の毛を洗ってもらいながら、俺は今さらなことを言った。

「貸してあげる。心配しないで、オオバくん。それより、どこか痒い所はない?」

順子はごしごしという感じで、俺の髪の間に指を入れシャンプーの泡を立ててくれた。誰かに頭を洗ってもらうって気持ちいいな、と俺は思った。そして肩車をした時や、さっき順子を抱きしめた時に漂っていた香りがこのシャンプーだったことに気が付いた。俺のちんこはまた少し硬さを増した。

「オオバくんの背中、大きいんだね。やっぱり男の子には勝てないんだな」

順子はシャンプーの泡を流しながら言った。

「勝てないって、順子は何か勝負してたの?」

「3年生の時は徒競走しても男子に負けなかったんだよ?」

「え?そうだったんだ。順子と違うクラスだったから知らなかった」

「私もオオバくんのこと知らなかった。でも・・・」

順子はシャワーのお湯を止め、今度はスポンジに石鹸の泡を立てながら言った。

「今日は学校で一番よく知ってる男の子になっちゃった。一緒にお風呂入ってるし」

俺は笑った。

「うん。順子も一番知ってる女の子になったよ。身体も洗ってもらってる」

自分の前にある鏡に映る順子へ視線を合わせながらそう言うと、彼女は笑った。

「背中は終わったから、こっち向いて」

頷いて身体を半転させると、順子は俺の胸から腕をスポンジでこすり、腹から足までを泡だらけにした。

「おちんちんは手で洗ってあげる。スポンジだと痛いでしょ?」

そう言いながら両手に石鹸の泡をたてる順子を見て、俺は立ち上がった。

「まだ立ってるんだね。触っていい?」

目の前に来た俺のちんこを少し嬉しそうな顔で眺めて順子はそう言った。

「うん。なんか順子にちんこ洗ってもらうなんて恥ずかしいというか・・・、でも触ってもらいたい気分。順子、洗うのうまいからさ」

「私も洗ってあげたい。男の子の身体を触るのも今日が初めてだし、それがオオバくんだもん、どきどきして、わくわくしてって感じ」

順子は両手をちんこの付け根に置き、そこから先へ向ってゆっくり洗っていった。

「大丈夫かな?痛かったら言ってね?」

二歩進んでは一歩戻り、という感じでちんこを泡まみれにしながら順子が俺を見上げて言った。

「うん、大丈夫だよ。でも・・・」

「うん?」

「できたら、その・・・」

「なに?」

順子は手の動きを止めて、ん?という顔をした。

「先っちょ、皮をかぶってるでしょ?」

「うん」

「その中も洗ってくれないかな?」

「皮の中?おちんちんの?」

「うん。風呂に入る時、いつも皮を剥いて洗うんだ。だから、せっかく順子がしてくれてるから、ついでにやってもらったら嬉しいなって」

俺のお願いを聞いて順子はまじまじとちんこの先端を見ていた。

「いいよ。痛くないんだよね?」

「うん、痛くない。泡をいっぱいつけて洗って」

順子は頷くと、もう一度手に泡をたて、右手でちんこを掴んだ。そして親指と人差し指でちんこより少し小さい輪を作り、皮を下すと出てきた赤い粘膜を左手の泡で洗った。

「う・・・」

勃起しているちんこの先端を刺激され、俺は思わず声を出した。

「あ、ごめん!」

順子は両手をちんこから離し、俺の反応の待った。

「大丈夫、ちょっと感じちゃっただけ」

「感じちゃった?・・・あ!」

半笑いの情けない顔で話す俺を見て、順子は何かを察して頷いた。

「そっか、オオバくん、今おちんちん立ってるんだもんね、精子出したいってことだよね?」

「え?あ、まぁ、それはそうだけど・・・」

ただ、正直なところもし出すならもう一度順子の「骨」と筋で出したい、と俺は思っていた。

「ここお風呂場だから、気にしないで精子出して、オオバくん。それに、さっきは見れなかったから、私、精子出るところ見たいな」

順子はまた両手でちんこを洗い始めながら言った。

「一人でエッチなことする時は、どうするの?手でするんでしょう?両手?片手?私でできるかなぁ?」

亀頭を右手でぐりぐりと洗い、それが終わると両手で根本へ向かって泡を広げ、という動きを繰り返す順子に

「あ、順子、やってくれるの?ほんとに?」

と俺は言った。

一人でするエッチを順子が代わりに、という発想は言われるまでなかった。あの小さくてかわいい手で擦ってもらえたら気持ちよさは全然違うのではないか、と考えた瞬間、ちんこはまた硬さを増したような気がした。

「そしたらさ、いつもはこうやるんだけど」

俺はそう言ってちんこを右手で握った。

「それで、こう擦るというか、しごくというか・・・」

右手を根本と先の間で往復させる様子を見て順子は立ち上がり、俺が右手を離すと同時に同じようにちんこを握ってくれた。そして注意深くちんこをしごき始めた。

「う、いいよ、順子、すぐに出ちゃいそう」

「ほんと?うまくできてる?いっぱい精子出せる?」

おっかなびっくり、という感じで右手をちんこに走らせながら順子が尋ねてきた。

「も、もう少し速く・・・、そ、そんな感じ・・・」

「うん、こうかな、オオバくん、気持ちいい?」

「いいよ、順子、すごくいい・・・、あ、出る・・・」

「出して、オオバくんの精子、もっと速くするね、おちんちん、がんばれ、おちんちん、精子出して!」





ぴゅ、ぴゅ、ぴゅ、ぴゅ





「あ、びくん、びくんって!おちんちん動いた!精子出た!すごいね、オオバくん!あんなに飛ぶんだ!」

精子が飛び出し終わってもちんこをしごき続ける順子は呆気にとられた顔で風呂場に発射された俺の精子を見ていた。

「あ、順子、もう、大丈夫だから・・・、ちんこから手を離しても、大丈夫だから・・・」

珍しいものを見て喜んでいる順子を横目に、俺は予想外の気持ちよさで腰が抜けそうになっていた。女の子にしごいてもらうことがこれほどすごいことだとは、と驚いていた。

順子はシャワーのお湯で俺の精子を流し、ちんこの泡を落としてくれた。

「あ、おちんちん、小さくなってくね。もう精子出さなくてもいいのかな?」

なんだか偉業を成し遂げたような、ちょっと勝ち誇った顔で順子がそう言った。その様子をかわいいなと思った途端、せっかく柔らかくなっていたちんこがまたむくむくと硬さを取り戻してきたことを俺は感じた。

そりゃそうだ、と俺は半分諦めながら思った。好きになった女の子と一緒に風呂場にいて、しかもお互い裸で、更にちんこをしごいてくれて、その後にこんな表情を向けられてちんこが黙っていられるはずがない。

俺は、勃起したちんこを隠すように順子を座らせ、彼女の身体も洗ってあげることにした。さすがに3回目となると彼女に申し訳ない気持ちになったからだった。

「あ、オオバくん、私の身体も洗ってくれるの?そしたらね、お願いがあるんだ。私がおちんちん洗った時みたいに、掌で洗って欲しい」

「うん、わかったよ」

俺は石鹸の泡を両手にたて、あの真っ白な順子の身体を背中から洗っていった。

「私ね、あんまり肌が強くないんだ。だから背中を洗う時は・・・、ほら、そこにある、自分で作ったスポンジを使うの」

順子の肩から肩甲骨にゆっくり掌でこすりながら彼女の指さした方向を見ると、風呂場の角にスポンジへ紐を通した背中洗い器があった。なるほど、女の子は色々大変なんだな、っと俺は思った。

腕を洗い、脇の下へ手を入れるとくすぐったいと順子が少し暴れ、それを左側でも繰り返し、と続けてから背中を流し、お尻が終わったところで

「今度は前をお願いね」

と順子が自分でこちらを向いた。

顎の下から始め、両肩から胸へ手を滑らせたところで、順子が

「あ」

と声を挙げた。

掌には、ほんの少しだけ「ここを吸って」と主張していた、あのかわいい乳首の少しこりっとした感触があった。

さっきは俺が精子を出させてもらった、今度は順子に気持ちよくなってもらおう、と俺は思った。





順子:小学校の記憶





『ベッドでパクリ』





「ね?私、おっぱいないでしょ?」

俺に胸を洗われながら、順子は困ったような顔で言った。

「お尻もまだ青い所があるし・・・、なんかオオバくんに見てもらえるような身体じゃないなぁ、って、う・・・、思ってる」

「そんなことないよ。女の子だなぁって思ってるよ。いっぱい触りたいんだけど、いい?」

「あ・・・、そ、そう?な、なんか、オオバくんの手つきがエッチで・・・、あ、あ、声が、で、出ちゃう・・・」

泡まみれの親指で乳首を擦り上げると順子は黙ってはぁ、はぁ、と息を荒げ始めた。

「順子、おっぱい感じるんだね。わかった」

俺は両手を順子のお腹の上から脇腹へ滑らせながら言った。

どこが敏感な場所なのかを探りながら洗っていこうと思った。脇の下は感じるというよりもくすぐったいということは順子の声に甘さがないのでわかったが、くびれのない腰骨のあたりはっ溜息が漏れたので感じる候補にした。

少し足を開かせて右足の太ももからつま先までを両手で洗うと左足へ移り、同じように洗っていくと、いよいよ残ったのは「骨」から筋の部分になった。

俺は改めて石鹸を泡立て両手に盛り、「骨」に触れた。順子は

「あ、・・・うん、はぁ・・・」

と指が「骨」の形をなぞる度に声とも溜息ともつかないものを吐き出した。

「順子、まんこ洗うから足を開いて」

俺の言葉に順子は頷き、両足を開いた。

俺は右手の中指を筋の上に置き、届くところまで伸ばすと元に戻した。何度か往復した後、筋の中に指を潜らせ同じように往復させた。

「あ!・・・ああ」

順子の声で、ここが一番感じる場所だとわかったが、どこまで潜らせていいのかがわからなかった。筋の始まりからすぐの所に小さく硬い豆のようなものがあり、そこを過ぎるとくにゅっとした柔らかい所、そしてその下には熱くぬるぬるしたへこみがあって、そこは少し力を入れると指の先が入っていきそうに感じた。そこを過ぎると溝は終わっていた。

順子は声を堪えているように見えた。何かを言いたそうで、でもそうすることを必死で押しとどめているようだった。

俺は擦っているうちに筋がどんどんぬるぬるになっていくのを感じた。ベッドでちんこを押し付けた時に感じたものは、俺がちんこから出したものだけでなく、順子の筋からも出ていて、それが混ざって俺のちんこの先を滑りやすくしていたことがわかった。

「お尻の穴も洗うから、こっちを向けて?」

俺がそう声をかけると順子は立ち上がった。そして涙目で俺の目を見た。

「そ・・・、そこは自分で洗うよ・・・」

それまで怖い物知らずだった順子の様子が一変していた。触れていなくても身体が小刻みに震えていることがわかり、そのうさぎというか、りすというか、そんな動物のような順子の雰囲気に、なぜか俺は興奮した。ちんこが完全に勃起したことがわかった。

「俺が洗うよ、順子。というか、ここまで身体を見せてくれておいて、お尻の穴だけ見せてくれないなんてひどいよ」

少し怒った振りをして俺が言うと、順子はしばらく動きを止めた後

「じゃ、じゃあ・・・、これなら見えるかな?」

と言って向こうを向き、壁に手をついた。そして足を開いてお尻を俺の方へ突き出した。

生まれて初めて見る女の子のお尻の穴は灰色と茶色が混ざったような色で、たくさんの皺が中心に向かって集まっている、口を思い切りすぼめたような形にをしていた。

「うん、見えるよ順子」

再び泡をたてた右手をお尻の穴の上でゆっくり滑らせると、順子は

「きゃ、あ、あああ・・・」

と聞いたことのない声を漏らした。

俺はお尻の穴を泡まみれにすると、中指で皺の間を一つずつ擦り上げていった。指が動く度に順子は呻き、お尻の穴は硬くなっては緩んで、を繰り返した。

「気持ちいいのかな?」

俺が尋ねると順子は

「違う、違うのオオバくん、恥ずかしくて、こんなカッコをオオバくんに見せちゃってる自分がわからなくて・・・」

と首を振りながら答えた。

俺はシャワーでお尻の穴から彼女の全身に残っている泡を流した。

そして震えている順子をこちらに向かせて抱きしめた。

順子は俺にすがりつき、涙声で

「オオバくんだから我慢したんだよ・・・、オオバくんだから洗ってもらったんだよ・・・、恥ずかしかったけど、オオバくんだから見てもらってもいいって思って・・・」

と言った。

「うん。わかってる。俺も、順子だからお尻の穴を見たいと思った。洗ってあげようって思った。泣くなよ。とってもきれいだと思ったのに」

「うん・・・、うん・・・、ありがとう、オオバくん・・・」

しばらく泣いた後、順子が顔を上げたので俺はその唇に自分の唇を重ねた。順子は自分から口を開き舌を俺の口の中へ潜りこませてきたので俺も舌を順子の口の中へ入れた。ぐちゅ、ぶちゅ、とお互いの口から音が漏れ、順子の鼻息が何度も俺の頬にあたった。

激しくキスをしていると、俺は順子の手がちんこを握ってきたことを感じた。一度唇を離し、見つめ合ってもう一度キスを始めると、ちんこを握る順子の手が激しく動き始めた。俺も順子の薄い尻を両手で揉み始め、二人の吐き出す息はどんどん激しくなっていった。

唇を離した順子は

「おちんちん、さっきより硬くなってるよオオバくん、また精子出して?」

と言った。

「順子、気持ちいいよ、さっきより気持ちいい」

「うん、うん、精子、出して?もっと早く動かすから、気持ちよくなってオオバくん」

「あ、出る、出るよ、順子・・・」





どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ





精子が飛び出したことがわかると順子はちんこをしごいたまま俺にキスをした。入ってくる彼女の舌を受け止めながら、しゅこしゅこと勃起したままのちんこを動く手の感触に俺は気を失いそうになった。

嵐のようなキスが終わると、順子は自分のお腹に飛んだ精子を右手で拭い、指先についたそれをぺろりと舐めた。

「え?」

驚いて声を挙げる俺に構わず、順子は右手の精子の臭いを嗅ぎ

「味は・・・、お薬みたいだなぁ、ちょっと苦いよオオバくん。臭いは、なんだろ思いつかないね。ちょっと嗅いだことがないかな?でも、オオバくんが出してくれた精子だから、嫌いじゃない」

と笑いながら言った。

「だ、大丈夫?」

心配になった俺が慌ててそう言うと

「大丈夫。お腹で赤ちゃんになる精子だもん、毒のはずがないでしょ?」

と順子はもう一度笑った。

俺たちはお互いをシャワーで流し、風呂場から出た。濡れた身体もお互いバスタオルで拭き合って順子の部屋へ戻った。

また裸のままベッドで並んで横になると、順子は俺の胸に頭を乗せ

「さっきお尻の穴を見せちゃったけど、ほんとに何かおかしくなかった?」

と言った。

「俺も順子のお尻しか見た事ないからわからないけど、きれいだったと思うな。また見たい」

「え、また?・・・うん、オオバくんが見たいなら、見せてあげる。私・・・」

「?」

「一人でエッチする時に、たまにだけどお尻の穴、いじっちゃうから、変な形になっちゃってないかな、ってお風呂で思った」

「お尻を?」

「うん。ほんとにたまになんだけどね、指をあてちゃう」

「そうなんだ。お尻、気持ちいいの?」

「エッチな気分になると、むずむずする、かなぁ。だから、もしよかったらオオバくん、また洗ってくれる?」

「うん、いいよ。お尻だけじゃなく身体全部洗ってあげる」

そうなんだ、順子はお尻の穴が感じるんだ、と俺は思った。だったらさっき、もっと擦ってあげればよかったな、と少し後悔もした。

気が付くと、順子は俺のちんこを握っていた。

「おちんちん、また硬くなってるね」

えへへ、という笑い顔で順子が言った。

「お風呂で精子を舐めて思いついたんだけど、試してみていい?」

「うん、いいけど、何するの?」

訝し気に答える俺を無視して順子はちんこの側に頭を持っていった。

「痛かったら言ってね?こういうこともできるかなって思いついちゃった」

順子はそう言うと握っているちんこをパクリと咥えた。





順子:小学校の記憶





『笑顔でごっくん』





「う!」

亀頭に突然走った生暖かい順子の口の中の感触で、俺は思わず声を挙げた。

「あ、ごめん!痛かった?」

咥えたちんこを慌てて口から出して順子は言った。

「ち、違う」

「違う?痛いんじゃないの?」

「痛くない、痛くないよ順子。か、感じた」

俺は後ろ手をついて上半身を起こし、順子を見た。

「なんか、すごくよかった。びっくりした」

俺が嫌がっているわけではないとわかった順子は、ちんこを握った手を動かしながら

「よかった」

と言って笑った。

「お風呂で、こうして手でオオバくんのおちんちんを擦っている時にね、なんかかわいいなって思ったの。丸い頭で、精子出すのを一生懸命我慢してるみたいで、がんばって!って思って、キスしたくなっちゃった」

「キス・・・」

「でも、さっき口を近づけたら、思わずおちんちん咥えちゃった!舌でかわいがってあげたくなっちゃったの。続けていいかな?」

順子はまたかわいい顔に笑みを浮かべていた。その手には俺のちんこが握られていて、ゆっくりと一人エッチの動きで俺のちんこを気持ちよくしてくれていた。その光景があまりにいやらしく、俺はちんこを更に勃起させた。

「あ、すごい、オオバくんのおちんちん、少し太くなったかも」

無邪気な順子の「報告」がまた俺を興奮させた。

「じ、順子、ま、また口の、く、口の中に入れて」

俺が必死にそう頼むと、順子は満足そうに頷いてまたちんこをぱくりと咥えた。そして小さな舌で亀頭をぬるぬると舐め回し始めた。

あまりの気持ちよさに俺は後ろ手をやめ悶絶した。

「うわあ、ああ、あ」

順子が舌の裏のやわらかい場所でおしっこの出る穴を刺激し、俺は声にならない何か変な音を口から吐き出した。だんだん順子の口の中には唾が出始め、そのぬるぬるとした感触で俺は身もだえた。とんでもないことを順子は思いついたな、と俺は思った。

風呂で洗ってもらってから、ちんこの皮は剥けっぱなしで、まだ皮膚になっていない粘膜の亀頭はそれだけで敏感だった。そこに順子の舌で攻撃を受けたのだからたまったものではなかった。ほんの少し触れられただけで舌のざらっとした表面の感覚や温度、濡れ具合がはっきりとわかった。これではすぐに精子を吐き出してしまうと俺は思った。

「じゅ、順子、た、頼む!」

俺の表情を横目で見ながらもごもごと口を動かしている順子に、俺は声を挙げた。

「一度、休んでくれ!もう出ちゃう!」

必死な俺に順子は従い、口からちんこを出した。

「そんなに気持ちいいの?」

手でしごいているちんこと俺を交互に見ながら順子が言った。

「いい。いいよ順子、これすごいよ。うまく言えないけど、カタツムリとかナメクジに歩き回られてる感じ、気持ちいいんだよ、順子の舌」

「あはは、ナメクジ?そうなんだ」

俺の下手糞な感想を聞き、順子は舌を出してそのナメクジぶりを自分で確認しようとした。

その学校では見たことのない順子の子供っぽくエッチな仕草、しかもその舌がさっきまで俺のちんこを舐めていた事実と感触に、俺は燃え上がるほど興奮した。

「あ、順子、あのさ、お願い、俺の足の間に入ってくれる?」

「うん、わかった」

俺の左側で正座していた順子が俺の股間に移動した。

「そこで、ちんこ、また咥えてくれるか?」

「うん、いいよ。でも、なんでここがいいの?あ、おちんちんの袋が見えた!きゅっと縮んだおいなりさんみたい!」

順子は右手でちんこをしごきながら、左手の指先で袋をつんつんつついた。これがまた気持ちよくて、俺は呻いた。

「あ、う、あの、さ」

「うん」

「俺のちんこを咥えている順子の顔を、正面で見たいんだ」

「え?見たいの?」

「見たい。ほっぺた膨らませている横顔がかわいかったから、正面も絶対かわいいと思って」

「か、かわいいなんて、またそんなこと言って・・・」

順子の顔は一気に真っ赤になった。手にはちんこを握り、それを咥えていた時は平然としていたのに、なんでここで赤くなるのかが俺にはわからなかった。

「お願い、順子、咥えてるところ、見せて」

「うん、じゃ、おちんちん咥えるね」

かわいい、と言われて少し張り切ったのか、順子はあまり唾が溜まっていない口を開けて勢いよくちんこを入れたが、その時前歯が亀頭にあたって俺が声を出した。

「あ、ごめん、今のは痛かったね、どこかな」

順子は舌を出してぺろぺろと歯のあたった場所を舐めてくれた。

「うう、くう」

硬く尖った舌先の感触がまた気持ちよくて、俺の背筋に電流が走った。

「それ、それも気持ちいい、あ、あ」

情けない声で呻く俺に順子は

「オオバくんはこの丸いところが感じるんだね!」

とどこか喜んでいるような声で言った。

そしてまた亀頭を咥え、ぬるぬるっと舌で舐めてくれた。

「ここ、おしっこが出る穴だよね?感じる?」

ちんこを口から離して縦割れの穴を尖らせた舌先でなぞりながら順子は言った。

ここもものすごい気持ちよさだった。一人エッチの時も触ったことがなかっただけに、初めての感覚で俺は身もだえた。

「いい、順子、あ、そこもいい」

「あ・・・、しょっぱいの出てきた。これも精子なのかな?」

「いや、違う、あ、精子出す前に出てくる、う、ぬるぬるした奴、だよ・・・」

「あ、すごい、なんかいっぱいしょっぱいの出てきたよ。吸ってみるね?」

おしっこの出る穴に合わせて口をすぼめた順子は、穴を唇で覆うとちゅっと吸い上げた。

「ううう、うわぁ」

凄まじい快感だった。俺は身動きができなかった。

「これも気持ちよかった?」

唇に残っていたぬるぬるを舌でぺろりと舐め取りながら順子が言った。

「よかった、よかったよ順子・・・」

はぁはぁと息をつきながら答える俺に

「丸いところだけじゃなくて、硬いところも舐めてあげるね」

と満足した表情で順子が言った。

順子は一度亀頭を咥えて舌をぐるぐる回して一通り舐めた後、その舌を袋に向かって走らせた。

「うわ!」

さっきまで順子の小さい手で刺激されていた棒の部分が、今度は這う舌の感触に晒された。

「オオバくん、棒の所も感じるんだね。舐めてあげ甲斐があるな、こんなに気持ちよくなってくれてるんだもん」

順子はそう言うと、頭の位置を変えながら棒のすべての面を唾で濡らしてくれた。

「舐め終わったけど、もう一度舐めて欲しいところある?袋も舐めようか?」

大事そうに手でちんこを扱いながら順子がそう言うので、俺は

「もう、精子、出ちゃいそう・・・」

とだけ答えた。

「うん。そしたらね・・・」

「?」

「おちんちんの丸いところ咥えるから口に精子出してくれる?」

「え?」

「今ずっと舐めてて、もっとおちんちん好きになっちゃったの。しょっぱいのもなんかいいなって思ったし、オオバくんの匂いも素敵だなってまた思って」

「・・・」

「だから、最後も、ね?かわいいオオバくんのおちんちんが精子出すところ、感じたいの」

そこまで言うと、順子は俺の返事も聞かず亀頭を咥え、ぬるぬる、ごしごしと舌を這わせた。

気持ちはよかったが、精子を出すには少し刺激が足りないと思った俺は

「順子、手でするように口を動かしてくれ」

と頼んだ。

「出そうになったら言う、必ず言うから、やってくれ」

順子は目線を俺に向けたまま。亀頭を咥えた口を上下に動かし始めた。剥いた皮が止まっているでっぱりの部分へ、順子の温かく、濡れて、ぷにっとした頬の内側の肉が触れる度に、うう、と声が漏れた。

「も、もっと早く」

俺の声に合わせて順子の頭が激しく上下を始めた。袋が縮み、精子が棒を一気に駆け上がっていく感覚が全身を走った。

「出る!」

俺の叫び声にほんの少し遅れて、精子がおしっこの出る穴から順子の口の中に飛び出した。順子は目を閉じ、どく、どく、と蠢くちんこの動きを口で抑えていた。

精子が出終わると、順子はゆっくりと亀頭を口から出した。口元を手で押さえながら枕元のティッシュをとろうとしたが、すぐにその動きを止めた。そして上を向き、ごくんと精子を飲み下した。

「げほ・・・、ふう・・・」

順子は少し焦点の合っていないような表情で俺を見た。そして

「精子、飲んじゃった」

と言って笑った。





順子:小学校の記憶





『脇の下ぺろぺろ、おっぱいチューチュー』





精子を順子の口の中へ出し、あまりの興奮で呆然としている俺を見て、順子はベッドから出、コップに麦茶を入れて戻ってきた。

「はい、オオバくん。ちょっと一休み、ね?」

両手に持ったコップのうち右手のものを俺に渡すと、順子は左手のコップにある麦茶をこく、こく、とゆっくり飲み込んだ。その喉の動きが、さっき精子を飲んだ彼女の姿に重なり、俺にはどうしようもなくエッチに見えた。

俺も麦茶を飲み干すとコップを順子に渡し、彼女が自分のコップと合わせてテーブルの上に置いた。そしてベッドに戻ってきた順子に俺は抱きついた。

「あ、どうしたの、オオバくん?」

俺に倒されながら順子が驚いて言った。

「ありがとう、順子。ちんこすごく気持ちよかったよ。精子、飲んでくれて、なんか、なんかさ・・・、感激というか、感動というか・・・」

「うん。私もオオバくんがそんなに喜んでくれて嬉しい」

「うん、ありがとう」

「私がしたかっただけなんだけど、オオバくんが気に入ってくれたから、これからもおちんちん咥えてあげる。精子も口に出してくれたらまた飲んであげるね?」

笑ってそう言う順子の顔を俺はまぶしく感じた。なんだか、菩薩さまのような、神々しい後光がさしているようにさえ見えた。

俺は堪らなくなり、順子の唇を貪った。彼女の口の中は麦茶なのか残っていた俺の精子なのか、ほんの少し苦い味がしていたが、俺はそれに構わず舌で上あごや歯茎を舐め続けた。

「う、ふうう・・・」

あまりに激しく舌を動かしたからか、順子が時折逃げ場がない、という感じで息を漏らした。そのうち、俺の唾が順子の口の中に溜まり始め、彼女はそれをキスしながら飲み干した。唾が喉を通るしゃっくりのよう音が俺を更に興奮させた。一度緩んだ俺のちんこの怒張も知らない間に戻り、順子が見たらまた咥え始めるほど勃起していた。

俺は順子を気持ちよくしてやりたいと思った。風呂場でもそう思ったが、それ以上に激しくこの女の子を感じさせてやりたいと願っていた。

やり方なんかわからなかった。学校の帰りに公園やゴミ集積所に捨てられていたエロい本を友達と騒ぎながら見た事が関の山だった。後は順子と同じ、テレビのドラマで真似事を見たくらいしかエロ知識はなかった。部屋で一人エッチをする時も、見ていた写真は名前も知らないアイドルの水着写真だったくらいだ。

確か、首筋をキスしたり舐めたりしていたな、とドラマのラブシーンを思い出しながら順子の身体に舌を這わせてみた。

順子がはぁはぁと息を荒げ始め、間違っていないことを確認すると

「気持ちがよかったら教えてくれ」

と俺は言った。

うんうん、と順子は何度か頷いたが、すぐにまたはぁはぁと息を吐きだした。それだけでベッドの上は十分にエッチでエロかった。白く、産毛さえ薄く生えるだけの順子の身体は、どんどん赤みをさしていった。その変化が更に俺の血圧を上げた。裸の女の子が呻き、呼吸すると一緒に動く細い肩や薄いお腹が全て俺の舌を誘っているように見えた。

俺は順子の肩を舐め、それが終わると脇の下に舌を滑り込ませた。

「あ。ああ・・・、そこ、くすぐったい、よ、オオバくん・・・」

決して嫌がっているわけではない、と俺は順子の腕を掴んで上へ上げさせ、脇の下を全て開かせると、ぽこんとくぼんだ中へ舌を入れ唾でべちょべちょにした。

「ああ、はぁ・・・、わき・・・、そんなぁ・・・、か、感じちゃうかも・・・」

「気持ちいいの?」

「きもち・・・、いい・・・、わきのしたぁ・・・、オオバくんの、舌ぁ・・・」

腕を動かせず、隠そうにも隠せないことをわかった順子は、腕の力を抜いて俺のされるがままになった。俺は自分がつけた唾を舌に集め、そのぬめりを彼女の胸に運び、今度はおっぱいを舐め始めた。

順子の乳首は紅潮した肌の上に浮く薄ピンクの花のように見えた。境界は少し濃い色で、そこから真ん中の、「吸ってください」という突起までの間はまっ平だった。

俺がその濃い色の部分を舌でなぞると、順子は

「あ・・・」

と脇の下の時ととは違う声を挙げた。

「おっぱい、ごめんねオオバくん、こんなに小さくて、ごめんね・・・」

頭の上から聞こえる順子のそんな声に、俺は「吸ってください」の部分を思い切り吸い上げて応えた。

「順子、ぺろ、気にするなよ、ぺろ、ぺろ、気持ちいいか?おっぱい、ぺろ、気持ちいいか?」

乳首を舐めながら俺がそう尋ねると

「乳首もいいよぉ・・・、オオバくん、上手だよぉ・・・、ぺろぺろ、気持ちいいぃぃ」

と順子はうわ言のように言うのが聞こえた。

俺は彼女の右の乳首を舐め、「吸ってください」の部分を前歯で噛みながら、右手の親指で左の乳首を擦った。

「ああ、ああ、両方のおっぱいぃぃ、ああ、いいよぉ、オオバくん気持ちいいよぉ」

順子の声がどんどん大きくなり、俺はそれを合図に舌と指を動かす速さを上げた。

指に唾をつけ、順子の乳首をぬるぬるにしながら擦った。

「順子のおっぱい、おいしいな」

「え、ええ・・・?おいしいの?」

「俺だけが知ってる順子のおっぱいの味」

「あ、はぁ・・・、もっと舐めてくれるぅ?」

「舐めてあげる。気持ちいいの?」

くりくりと乳首を指でいじられながらの質問に、順子は何度も頷いた。

「感じる、よぉ・・・、オオバくんの指ぃ、素敵ぃ・・・、もっとぉ・・・」

動かずにはいられない、という感じで腰を浮かせ首を振る順子のエッチな様子に、俺はもっと感じさせてやろうと乳首に歯を立てた。

「あああ!」

びくん!と背中を反らせた順子を抑えつけ、俺はべろべろと舌で乳首を舐め上げた。もう唾は乳首の周囲に溜まり始めていた。今度はそれを左の乳首に持っていき、指ではなく舌で擦り始めると、順子が俺の頭を抱きしめた。

「オオバくん・・・、オオバくん・・・、おっぱいがね、私のおっぱいがね、オオバくんありがとうって言ってるの・・・」

「ちゅ・・・、ちゅ・・・」

「あああ、気持ちいいよぉ・・・、オオバくんの舌、気持ちいいぃぃ・・・、ありがとうオオバくん、ちっちゃいおっぱいぃ、我慢してぇ吸ってくれてぇ・・・」

「ちゅ・・・、順子、俺、我慢してないよ?夢中だよ?ちゅ・・・、ずっと吸っていたいよ?はむ・・・」

ここまで何度も自分の胸を気にしてきた順子が、急にとても可哀そうに感じた。女の子の胸の大きさを気にするのは、きっとこうして舐めたり揉んだりしたことのない連中だけだと俺は思った。

舌を這わせ、唇を寄せ、歯を立ててみれば、順子の薄いピンクの平たい乳首がどれだけかわいいかがわかるはずだ。もちろん、クラスの男友達にこんな素晴らしいおっぱいを味合わせるつもりはないけど、と俺は優越感に浸りながら順子の乳首を刺激し続けた。

「オオバくん・・・、お願い、はぁ・・・、ああ・・・、お願いだからぁ・・・、わがまま聞いてぇ・・・」

両方の乳首を何度も舌で往復していると、切羽詰まったような声で順子が言った。

「お願いぃ・・・、お、おまんこぉ・・・、舐めてぇ・・・」

顔を挙げて順子を見ると、彼女は上気しきった様子で息も絶え絶えに俺へ訴えてきた。もう感じ切って身体に力が入らない、それでももっと気持ちよくして欲しい、という切迫した気持ちが滲んでいた。

「うん。わかった。まんこ、舐めるね」

そう言って俺がおっぱいから離れると、順子はゆっくりと足を開いた。

「あああ、あ、でも・・・、オオバくん、もしかしたらぁ、私のおまんこ、すごいことになってるかもぉ・・・」

俺がちんこを咥えてもらった時と同じように開かれた順子の足の間に身体を入れると、順子は両膝を曲げてMの字のようにした。俺の目の前にはあの「骨」と筋が現れた。しかしそこは、おしっこを漏らしたかのようにびしょびしょに濡れていた。





順子:小学校の記憶





『おしっこの穴でぴゅっ、ぴゅっ』





最初は、まんこを濡らしている液体をおしっこだと俺は思った。気持ちよくて、思わず漏らしてしまったんだな、と考えた。しかし、筋に顔を近づけるとおしっこの匂いはなく、濡れた液体も少し粘り気があることがわかった。

「オオバくん・・・、はぁ・・・、オオバくん?」

「うん?」

「私ね・・・、エッチな気分になるとぉ、おまんこ・・・、おまんこからぁ、こういうのが出てくるのぉ・・・」

筋から目を上げると、順子が両手で顔を隠しながら声を出している姿が見えた。

「一人でエッチする時も出るけどぉ・・・、多分、こんなに感じちゃったから、す・・・、すごく出ちゃってると思うのぉ・・・」

恥ずかしさで半分泣き声になってしまった順子を慰めようと、俺は筋に口をつけて「まんこ液」を一気に吸い上げた。

「あああああああ、吸われてる!おまんこ吸われてる!」

「ちゅーっ、順子、気にしないでどんどん出して」

俺はそう言い終わると更に筋を吸い、「まんこ液」を口に集めた。筋の真ん中からとろとろとお尻の穴の方へ流れていく「まんこ液」は舌と唇で追いかけ、口の中に溜まるとごくんと飲んだ。甘いともしょっぱいとも違う、ほんの少し汗の匂いのする「まんこ液」は、舐めても舐めても順子の筋から溢れ落ちてきた。

俺は、筋の中がどうなっているのかを確かめたくなった。両手の親指を使って筋を開くと、そこは赤かった。そしてそこには左右で一対の花びらのような、小さくてかわいい羽根が生えていた。

「オオバくん、中、見てるの?」

「見てる。順子のまんこの中、きれいだな」

「きれい、なの?ああ・・・、恥ずかしいよぉ・・・、あああ・・・」

俺は首を左右に振っている順子を無視して開いたまんこの中を舌で舐めた。

「ああああ、中にぃ、入ってるぅ・・・」

順子の絶叫を聞きながら俺は舌で羽根の間をほじくった。「まんこ液」はここにある穴から外へ溢れ出ていた。それに気がついてまた穴をちゅーちゅーと吸い上げてみたが、「まんこ液」は次々と外へ流れ出してきた。俺の口の周りはもう「まんこ液」でべたべたになっていて、そこから漂う匂いで俺の頭はくらくらした。

「順子、おしっこはどこから出るんだ?」

羽根を舐めながら俺は尋ねた。

「ああ、あはぁ、いまぁ、舐めてくれている、少し上ぇ・・・」

「ここか?」

言われた通り羽根の少し上にある穴を舌で擦ると

「あ、そこ!あ!いやぁ、か、感じるぅ、おしっこの穴ぁ・・・」

と順子が背中を仰け反らせたので、俺は更にちゅーちゅーと吸い上げた。

「ああああ!ダメ!ダメ!オオバくん、ダメぇ!おしっこ出ちゃうぅ!!」

「順子、出していいよ。飲んであげる」

「ダメ!ダメだよ、ダメ!おしっこ、汚いよ!飲むなんて、ダメェェェェ」

「ほら、おしっこ、して」

小さいおしっこの穴に無理やり硬くした舌の先をねじこもうとすると

「あああああああああああ、ダメ!!ダメだよぉぉ!!」

と順子が叫んで、また何か液体がぴゅぴゅっと俺の顔に向かって飛び出してきた。舐めるとしょっぱく、俺は自分でも精子を出す前に出るアレと同じものだと思った。女の子の順子が精子を出すことはないとわかっていたから、何だかものすごく不思議なものを見て味わったなと思った。

順子はぜーぜーと息を吐きながら両腕を縮め、固まったように動きを止めていた。今日何度もかわいいと思った順子ではなく、何か全身が石にでもなる魔法でもかけられたような、そんな姿だった。

俺は心配になり、まんこから離れて順子の横に滑り込んだ。

「大丈夫?感じ過ぎちゃった?」

頭を撫でながら順子に声をかけると、俺が隣に来たことに気が付いた順子は視線をこちらへ向けた。そして何かを話そうと口を開いた瞬間、両目から涙を溢れさせた。

「オオバくん・・・、オオバ・・・、くん、ぐす、こ、怖かったよぉ・・・」

「怖かった?」

「おまんこ、ちゅーちゅー吸ってもらったらぁ、なんかね、なんか、よくわからないものに持っていかれそうになってぇ・・・」

「うん」

「目の前が真っ白になってぇ、どっかに連れていかれそうになってぇ」

「・・・」

「おしっこ、漏れちゃったのぉ・・・」

「おしっこ?そうなんだ」

俺は顔に残っているしょっぱい何かを手で拭い、くんくんと匂いを嗅いでみた。

「オオバくんにかけちゃったでしょ?」

「うん、かかったけど、多分これ、おしっこじゃないと思うよ?」

「え?そう、なの?」

「うん。匂いが違うと思う。だから気にするなって」

鼻水まで出し始めた順子の頭をぽん、ぽん、と叩くと、安心したのか順子の表情は一瞬で緩み、俺の胸へ頭を押し付けてきた。

「オオバくん、上手過ぎだよ。私、あんなに気持ちよくなったことないよ。知らない所へ一人で連れていかれちゃう感じがして、怖くて・・・、でも、でも、もっとして欲しい、もっと私のおまんこ、舐めて欲しい・・・」

ぐすぐすと鼻を鳴らしながら俺に頭を押し付けてくる順子を俺は抱きしめた。

「いいよ。順子が気持ちよかったなら俺も嬉しいもん。どこが感じたの?」

「・・・おまんこの中、指でね、ぎゅっと開かれて、べろんって舐められて、ああ・・・、すごかったよぉ・・・」

「俺も順子にちんこ咥えてもらって、ぺろぺろ舐めてもらって、同じくらい気持ちよかった。お相子だよ」

俺と順子はしばらく抱き合い、その後また風呂場へ行ってお互いの身体をシャワーで流した。

まんこを指で洗っていると、順子が俺のちんこを口できれいにしたいと言った。そして俺の前に跪くとちんこにキスをし、亀頭を咥え、棒に舌を這わせ、袋まで舐めてくれた。最高の気分だった。

バスタオルで身体を拭き合い、部屋に戻ると時計の針は6時を指そうとしていた。そろそろ帰らないと、と俺が帰り支度を始めるのを見て、順子も途中まで送ると言い洋服を着た。

駄菓子屋でアイスを買い、二人一緒に公園のベンチに座ってしゃくしゃくと食べた。ものすごく疲れているのに、まだ離れたくない、なんだかうまく言葉にできない気持ちに俺も順子もなっていた。

「今日はありがとう、オオバくん」

アイスを食べ、ゴミを捨て終わった後、順子が改まってそんなことを言った。

「うん?俺だってありがとうだよ、順子」

「オオバくん、あのね?」

「うん」

「今晩、一人で寝るの、嫌だなぁって」

順子ははにかんでそう言った。

「なんか、なんかね?オオバくんのこと、ほんとに好きだなぁって」

「・・・」

「今ね?バイバイって言うのが、すごく嫌だなぁって・・・」

順子は俺のシャツを掴んで言った。

「なんか、なんか、すごく寂しいよ、オオバくん・・・、一緒にいたいよ・・・」

泣き始めた順子を俺は抱き寄せた。

「泣くなよ。俺もバイバイ言えなくなるよ」

「うん・・・、うん・・・、ごめんね、オオバくん・・・」

「順子はかわいいな。昨日まで思っていた以上にかわいいよ」

「ありがとう、オオバくん」

「明日、学校でまた会えるから」

「うん」

そこまで話したところで、公園にまだ残っていた他の小学生がわいわいと何か話しながら出口へ向かっていく所が見えた。

抱き合っている姿を見られたくないな、と思い離れようとすると順子が名残惜し気に俺の目を見ていた。その切ない表情に負けて、俺は順子の手を引きトイレに向かった。女子トイレの個室に二人で入ると、順子は俺にしがみついてきた。

俺は順子の唇を激しく貪った。トイレに充満するおしっこの臭いも気にならなかった。ワンピースの上から順子の背中やお尻を撫でまわし、順子も俺に抱きつきながら俺の舌を欲しがった。お互いの顔を舐め合い、俺が順子の耳を口の中に入れると、順子は俺のちんこに手を這わせた。

「オオバくん、おちんちん、硬いね」

こしゅこしゅとちんこの上を手で擦りながら順子が笑った。

「順子がかわいいから、立っちゃったよ」

俺が苦笑いをすると、順子はジーパンのジッパーを下げ、俺のちんこを外に出した。そして風呂場と同じように俺の前に跪き、ちんこを口でしごいてくれた。

「オオバくん、もう一度、精子飲ませて?」

にっこりと笑ってそう誘う順子に頷き、俺はもう当たり前のように順子の口の中に水っぽい精子を吐き出した。





順子:小学校の記憶





『舐め合ってぴゅっ、ぴゅっ』





翌日、教室で順子と顔を合わせた時の恥ずかしさはものすごいものだった。

いつものように、と頭ではわかっていても、どうしても裸の順子や身もだえる順子の姿が浮かんできて、それを消そうとすればするほど不自然な態度になるのが自分でもわかった。

おはようの挨拶をし、隣の席に座って授業を受けている順子の方も、見る人が見れば少し雰囲気が変わっていることに気がついたはずだった。夏になってからはほとんどTシャツにホットパンツが彼女の定番だったが、この日は白く丈の長いワンピース姿で、めっきり女の子らしい装いになっていたからだ。もちろん、俺にとってこの服装は昨日公園のトイレでちんこを咥え、精子を飲んでくれた順子そのものだった。なので朝から早くも俺のちんこは勃起していた。

2時間目は音楽の授業で、俺たちはリコーダーを持ち音楽室で授業を受けた。そして、順子が笛を吹く姿を見たところで俺は更に勃起した。その横顔がまた俺のちんこを咥える順子に重なったからだ。俺は一人で顔を赤くしていたに違いなかった。

昼休み、たまらず俺は順子に声をかけて校舎裏のベンチに行った。朝から大変なことになっていると恥ずかしい告白をし、放課後は一緒に帰ってくれないかと頼んだ。

「いいよ、オオバくん」

と順子はゲラゲラ笑いながら頷いてくれた。

「かわいそうで見ていられなかったよ。あんなにおろおろしているオオバくん、珍しかったね」

「ありがとな、というか、そんなに俺、おかしかったか?」

少しプライドが傷ついて俺が尋ねると

「もし私が何か話しかけでもしたら、飛び上がって驚くんじゃない?ってくらい挙動がおかしかったよ」

と順子は言った。

「オオバくんは隠し事ができない男の子だってわかった。なんかね、また好きになったよ」

「そっか、そりゃどうもね、ありがとう」

からかわれて面白くはなかったが、俺は素直に礼だけを順子に告げた。

「それで、オオバくん、質問なんだけど」

「うん?」

俺が順子の顔を見ると、彼女は小首をかしげて

「そのー、さ、私たちのことなんだけど・・・」

「?」

「付き合ってる、でいいんだよね?隣に座ってる友達のまま、なのかな?」

「へ?」

「昨日、なんか勢いですごいことしちゃったけど、私、男の子と遊んだりしたことがなくて、彼氏とか彼女になるなら、ちゃんとそれを言ったりしないとダメなのかな、って」

「・・・」

「私がオオバくんを好きってことは言ったけど、その・・・、オオバくんからは言ってもらってないかなぁ、って・・・」

真っ赤な顔で言葉を選んでいる順子を見て、勝手に付き合い始めたと思ってどぎまぎしていた俺の馬鹿さ加減がわかった。

「いやいや、順子、昨日の俺を見てさ、お前は俺がただ女の子の身体を触りたいからあんなことしたとか思ってたわけ?」

順子は首を横に振った。

「男がさ、二人っきりになった女の子のことをかわいいって言ったら、それはお前が好きだってことと意味は同じだよ?というか俺がおかしいのかな?俺も女の子と仲良くするの順子が初めてだからわからないんだけど・・・、普通は、その、好きだし彼女になってって言ってたようなもんだって思うはずだけどな・・・」

俺は困惑して言った。

「うん。そうだよね」

順子は少し考えてから笑った。

「心配になってきたよ。順子が俺と付き合ってはいないと思っててさ。他の男に昨日みたいなことしたりするの、俺は嫌だ。彼氏の俺だからしてくれたって思い込んでたからさ、ショックでかすぎるよ」

「う、うん、ごめん、そうじゃないよ」

順子は慌てて首を振った。

「しないよ、オオバくんだからしたんだもん」

俺は溜息をつき

「心配なら、今日も一緒に帰るんだし、その時にきちんとお願いする。脅かさないでよ」

と言った。

順子は自分が女の子らしくないとか、お父さんがいないので男のことがわからないと話していたが、それよりも女の子の友達と話をしてこなかった為に、常識としてみんなが知っていることをまずよくわかっていないんだ、と俺は思った。別々に教室へ戻り、午後の授業を受ける順子を横目に見ながら、俺はそんなことを考えていた。

放課後、清掃を終えると俺たちは昨日順子がちんこを咥えてくれた公園に行った。

「坂本順子さん。俺と付き合ってください。俺の彼女になってください。お願いします」

俺が右手を差し出しそう告白すると、順子は両手で俺の手をとり

「はい。よろしくお願いします」

と言い、ほっとした表情を顔に浮かべた。

そして

「オオバくん、おちんちん、大丈夫?」

といきなり現実に引き戻すようなことを言った。

「今は落ち着いてるよ」

俺が苦笑しながら答えると順子は少し残念そうな顔で

「ちぇー」

と拗ねたような声を挙げた。

なんというか、こんな会話こそ付き合っている彼と彼女そのものだと思うのだが、順子にとってはそれと告白は別、という感覚があるようだった。そういう意味で順子は少し変わった女の子だった。

また部屋に遊びに来てと順子に言われ、俺たちは団地の2階にある彼女の家に行った。昨日、順子を喘がせたベッドは綺麗に整えられていたのだが、落ち着いて眺めるとぬいぐるみ一つない質素で殺風景な部屋であることがわかった。とても二人が裸で抱き合った、熱い空気がここにあったとは思えない雰囲気だった。

順子は昨日と同じように麦茶を持ってきて折り畳みのテーブルの上に置いた。俺があぐらをかいてそれを飲むのを見ていた順子は、今日は対面ではなく左隣に座った。そして二人とも飲み終えると、どちらともなくキスを始めた。最初から口を開け、お互いの舌を絡めているうちに、俺は順子のおっぱいを、順子は俺のちんこを手で摩り始め、順子の部屋にはいやらしい空気が充満し始めた。

順子の身体をお姫様のように抱えベッドへ運んだ。白いワンピース姿を見た朝の教室で思いついたものだが、順子は足をばたばたさせて喜んだ。

「こんなことされたの初めて。ありがとうオオバくん!」

首を伸ばして俺の頬にキスをしてくれる順子を見ていた俺は、女の子って軽いんだなぁと別のことを考えていた。

ベッドに順子を横たえ、背中のファスナーを下ろして順子をパンツだけにすると、彼女も俺のシャツとジーンズを脱がせブリーフだけにした。中途半端に下着を身に付けているのがおかしくて、目が合うと二人で笑った。

俺は昨日と同じように順子の白くて細く、幼い身体を舌で味わった。暑かったからか今日の順子は汗の味で、脇の下は甞めごたえのある濡れ方だった。

「公園で咥えてあげたかったから」

とまた感じて我を忘れてしまうことを避けるためか、俺が乳首を吸い始めるタイミングで順子が身体を起こし、ちんこへ頭を近づけようとした。何となく、おあずけを食わされた気分になった俺は、順子のお尻をつかまえて自分の口元へ引き寄せた。

「あ」

気が付くと順子はちんこを、俺はまんこをそれぞれ舐めることのできる態勢になっていた。俺が順子の白いパンツを脱がせると、順子も俺のブリーフを脱がせ、俺がまんこの筋に舌を這わせると、順子がちんこを咥えた。

なんかすごいことになったな、と俺が筋を開いて羽根を舐めながら思っていると、同じことを順子も感じていたようで

「オオバくん、こ、これ、ああ・・・、すごくエッチだね」

とちんこにキスをしながら言った。

昨日は咥えられただけで冷静に何かを考える余裕を失っていた俺だが、さすがに何度も順子の口の中に精子出した今はそう簡単に追い詰められはしなかった。今日は少しおしっこの匂いがする順子のまんこをべろり、べろりとエッチに舐めながら、「まんこ液」が溢れてくるのを待っていた。時々、おしっこの穴のそばにある尖ったところに舌があたると、順子が

「ふうううううん」

とちんこを咥えながら鼻息を漏らした。

ここも感じるのか?とよく見ると、それはちんこに似ていて、小さいながら皮を被っていた。俺は親指と人差し指で皮を剥き、出てきたピンク色の女ちんこをペロペロと舐めた。

「ふうううううん!!ふうううううんん!」

激しく鼻息が漏れる音を聞き、俺は更に女ちんこを舌で擦った。

「ああああああ、ダメダメダメ、オオバくん、そこもダメ!!」

遂にちんこを口から吐き出して順子が声を挙げ、俺の攻撃から逃げようと腰を動かしたが、俺はその腰をがっしり抱え、女ちんんこを舐め続けた。

「ああ、そこ、前は、ダメ、なの、オオバくん、また、おしっこ、で、る」

びくびくびく、と順子の全身が震えたかと思うと、またぴゅぴゅっと何かが俺の顔に飛び散り、順子はばたりと俺の身体の上に落ちてきた。

ぴく・・・、ぴく・・・、と時々順子の尻が何かに反応している様子を俺はまんこの羽根を舐めながら見ていた。





順子:小学校の記憶





『入れて・・・』





「オオバ・・・、くん・・・」

とろとろと「まんこ液」が羽根の間の穴から溢れてきたところで、ちんこを握ったまま動きを止めていた順子が声を出した。

「少し・・・、休ませ・・・、て・・・」

まだ抱き合い始めたばかりなのに、もう順子はへとへとになっていたようだった。おしっこの穴から出るぴゅぴゅっは、ものすごく感じたという合図なんだろうと俺は思った。男なら精子を出し、女の子はこれかとも確信した。

俺は順子のまんこから手を離し、また筋に戻ったのを見ながら順子が俺の横へ戻ってくるのを待った。

のろのろと順子が起き上がり、身体を半転させて俺の横に身体を持ってきた。もう指定席という感じで俺の胸に頭を置いた順子は、目から涙を零していた。

「感じちゃったよぉ・・・。またおしっこ、オオバくんの顔にかけちゃったよ・・・」

ぐす、ぐす、と鼻をすする順子の幼稚園児のような子供顔に俺のちんこは強く反応した。かわいいのではなく、エロさを感じたからだった。

「今日ね、あの白いワンピースを着て学校へ行ったのはね・・・、きっとオオバくん、これを見たらまた私にエッチなことをしてくれるかな?って朝思ったからなの・・・」

「・・・」

「だから、どぎまぎしてるオオバくん見て、すごく嬉しかったよ・・・、またおちんちん咥えてあげたい、精子飲んであげたいって、授業中ずっと思ってたの・・・」

「そっか」

「ジーパンが膨らんでるのも見てわかったから、早く精子出してあげたくて、公園でしてあげようと思った・・・」

「うん」

「やっとお部屋でオオバくんのおちんちん咥えたのに・・・、気持ちよ過ぎて舐められなくなって・・・」

「・・・」

「おしっこ漏らしちゃってぇ・・・、ごめんねぇ・・・」

そこまで言うと、順子は俺の肌ではっきりわかるほど、押し付けてきた顔から涙を溢れさせた。

「おちんちん、辛いでしょ?精子、出したいよね?あんなに私を気持ちよくしてくれたのに、私・・・、私は・・・、オオバくんのおちんちん、咥えてあげられなくなっちゃったぁ・・・」

俺のことをこれほど思ってくれたのか、と驚いた反面、何かおかしいと俺は思った。

例えば、家族に男がいたら、ちんこが立っていることが必ず精子を出したいわけではないこと、は何となくわかるはずだ。父親と風呂に入ったり、兄貴や弟と一緒に遊んでいても、ちんこが常に同じ大きさにはないことも、一緒に暮らしていれば感じるものだ。

しかし男っ気のない順子の家では、そうした機会が全くない。だから順子は、こんな勘違いをしている、ということなんだと俺は思った。

「順子?」

「うん・・・」

「ちんこが立ってるからって、必ず精子を出さなきゃいけないわけじゃないよ?」

「え?」

「あ、こうして二人で裸になったら、そりゃ好きな女の子のおっぱいとかまんこ見るから、興奮する。ちんこも立つ。けど、学校でさ、服を着てる順子を見て立ってても、すぐに精子を出さなきゃ!ってことじゃない。人間だもん、それができるかどうかはわかるからね」

「・・・うん」

「我慢できる、っていうかさ。ほんとに追い込まれることの方が少ないよ」

俺は順子の頭を撫でた。

「昨日、順子が何回もちんこ咥えてくれたけど、もしかしたら全部しなくてもよかったのかもしれない。だって、今のちんこどうなってる?」

順子は頭を俺の胸に乗せたまま左手でちんこに触れた。

「あ、柔らかい・・・」

「な?今日はまだ精子出してないだろ?でも一度立ってたのに今はこうだよ。つまり、出さなくてもいい時もあるってこと」

「・・・そうなんだ」

「わかった?」

「うん」

泣き止んだ順子は顔を上げ、力なく自分の手の中でふにゃふにゃと揉まれているちんこを見た。

「おちんちんって不思議だね」

笑ってそう言う順子の顔を見て、かわいいなぁと思った瞬間ちんこが反応を始めた。

「あ、ああ、オオバくん、おちんちん、硬くなってきた!」

「うん、立ってきた」

「あ、すごい、棒になった!」

「なってきたね」

順子はまた手でちんこをしごきながら、目を白黒させていた。

なんだろう、自分がどれほどエッチなことをしているのかがわからず、何かおもちゃででも遊ぶように俺のちんこをいじり倒している順子がおかしくてたまらなかった。

「今は、精子出したいのかな?」

「うーん、どっちでもあり、かなぁ」

「今は順子が手でイジってくれてるから、普通に気持ちいい。だから余裕があるな。ここからもっと気持ちいいとかになったら、出したくなるって感じ」

「そう、なの?」

「うん。そうだよ」

しゅ、しゅ、と手でちんこをしごきながら、少しの間順子は何も言わなかった。

「そしたら・・・」

「?」

「オオバくん、あのね?」

「うん」

「あの・・・、ね?」

「?」

「また、お願いがあるの」

順子は顔を真っ赤にし、困ったような、また泣き出すような、色々なものが入り混じった表情になった。

「さっきね、いっぱい舐めてくれた、私のおまんこに・・・」

「?」

「・・・」

「うん?」

順子は小さくため息をもらした。

「・・・て?」

「え?」

「・・・入れて?」

順子は恥ずかしそうに俯き、ちんこをしごきながら俺の耳元に口を寄せた。

「私のおまんこに、オオバくんのおちんちん、入れて?」

震える声で順子は小さく囁いた。





入れる?

入れるって、あの羽根の間の小さい穴へ、か?

「まんこ液」が流れ出てくるあの穴へ?

というか、あんな小さいところに入るの?





俺の頭の中でこんな疑問が何度も現れては消えていった。

「入れて、って、は、入るの、かな?」

俺は頭の整理がつかないまま順子に尋ねた。

順子は困ったような、諦めたような、何とも言えない色を混ぜ込んだ笑顔で

「ダメでも、試して欲しいの」

と言った。

「オオバくんにおまんこ舐めてもらって、気持ちよくなってる間にね?もっと奥まで、って思ってた」

「もっと奥?」

「うん、もっともっと奥までって。それができるのはオオバくんのおちんちんだけって」

「・・・」

「だから、入れて欲しいの。オオバくんの素敵なおちんちんを私のおまんこの奥まで入れて、・・・欲しいの」

そこまで言うと順子はまた俺の胸の中へ頭を潜り込ませた。

そうか、舌が届くのは手前までなのか、と俺は思った。

俺は順子の頭を起こし、キスをした。口を開かせ、そこに俺の舌を送り込んだ。順子の小さい舌が俺の舌を中へと誘うように擦り、俺はその後を追いかけるように舐め回した。すぐに二人の口は唾液まみれになり、ただされるがままになっている順子の表情は涎を垂らしているようにも見え、それが凄まじくエッチに見えた。

俺は順子を四つん這いにさせ、尻を俺に向かって突き出させた。筋からは「まんこ液」が溢れ、開くと女ちんこから「骨」へとゆっくり流れ出していった。口の中に溜めた唾を舌に乗せて羽根の間にある穴を舐めると、順子がいやらしく呻いた。順子の尻や背中の白い肌はピンクに染まり、開いたまんこの中は燃えているように赤く見えた。

俺はちんこを握り、亀頭を羽根の間にあてがった。柔らかく、それでいて弾力のあるゴムのような不思議な感触と、一対の羽根のふにゃふにゃした感覚が亀頭に伝わり、その何ともエッチな光景で気が狂いそうになった。

「じゅ、順子、ちんこ入れるぞ?」

「入れてぇ、オオバくん・・・、入れてぇ・・・」

順子の弱々しい声を合図に、俺はぐいっと亀頭を羽根の間に押し込んだ。すごく狭いゴムの輪の束へ無理やりちんこを捻じ込もうとするようだった。

「ああああああ、ぐううううう」

順子の喘ぎ声が聞こえた。気持ちがいいのか痛いのか、よくわからない絶叫だった。

更に亀頭を進めようとすると、ただでさえ狭いまんこ穴の中で何かが引っかかるのを感じた。こんなにぎゅーぎゅーなのに、まだ邪魔をするのか?と俺は思い切り腰を突き出し、ちんこ全体をまんこ穴へ押し込もうとした。

その瞬間、ぴちっという音がしたように感じた。

「痛い!」

順子が頭を下げて声を挙げた。





順子:小学校の記憶





『性教育から初体験』





順子の声を聞き、俺は更に押しこもうとした腰の動きを反射的に止めた。

「ごめん!」

ちんこを引き抜くと、順子の羽根がやわやわと閉じながら、「まんこ液」と一緒に血を流し出すのが見えた。

「わ、わ、順子、血、血が出てる!」

四つん這いになったまま動かない順子から離れ、ティッシュをとって血を拭っていると、順子がぱたん、とベッドへ倒れ込んだ。

「だ、大丈夫か?」

順子の横に滑り込み、俺はどうしていいかわからないままとにかく彼女の背中をさすった。

「オオバくん、ごめん」

順子はベッドに顔をつっぷしたまま言った。

「いや、こっちがごめんだよ、無理にしようとしちゃった、ごめん」

「少しピリッときただけ、大げさに声出しちゃった」

順子は顔を上げ、俺に笑った。

「驚いた。あの・・・、順子のまんこがすごくきつくて、あそこまでぎゅっと入れないと奥まで進まなかったんだ」

「うん。ぎゅっておちんちん入ってきた時、なんか無理やり口に食べ物を詰め込まれてるような感じだった」

「ごめん、ほんとごめん」

俺は順子へ頭を下げた。今まで女の子を傷つけるようなことなどしたことがなかったから、まさか出血させるなど思いもせず、俺は狼狽していた。

「薬とか塗る?」

何をどうすればいいかのかわからず、オロナインを指につけてまんこ穴に入れればいいのか?などとおろおろしながら俺が言うと、順子が一瞬呆気にとられたような顔をし、すぐにくすくす笑い出した。

「大丈夫。オオバくん、大丈夫だよ」

「大丈夫?」

「オオバくん?男子はもうビデオ見たの?」

「ビデオ?え?」

「学校で、赤ちゃんができる話、教えてもらわなかった?」

「ん?・・・あ!」

5年でクラスが変わった後、しばらくして、なんか男子だけ集められてちんこの話とか急に先生がしたなぁ、と俺は思い出した。ただ、何を話しているのかがよくわからず、たまに一人でちんこをいじっていると飛び出す白い液が精子というものだとか、それを女の子が受け取ると赤ちゃんになるとか、その程度しか理解ができなかった。そもそも、精子を受け取るって?どうやるんだ?というところで考えが止まっていた。

「私がね、オオバくんにお願いしたの、赤ちゃんを作ることなんだよ?」

「え?そうなの?」

「セックスっていうの」

「セックス?」

「うん、セックス」

なんか聞いたことがある言葉だな、と俺は思った。あのよくわからない授業でも言っていたようだったし、友達もこそこそそんなことを言っていた記憶もあったが、まさかそれがあの「ぴちっ」だったとは、と俺は驚いた。

「女子はね、生理っていうのが来るからけっこう前に教えてもらったの。ビデオで、どうやっておちんちんをおまんこに入れてもらうのか、いつ精子を出してもらうと赤ちゃんができるのか、それには生理が関係している、とか」

「うん」

「その時にね、最初は痛いことがあるって先生が言ってた」

「・・・」

今まで謎で、興味もなかったあれやこれやが順子の話でまとまっていくぞ、と俺は思った。しかし、そうか、順子は俺と赤ちゃんを作りたいと思ったのか。まだ小学生なのに、これをマセているというんだろうな、とそんなことも俺は考えていた。

「だからね、オオバくん、薬なんかいらないの。私が、初めてセックスしたから血が出たってことなだけ。オオバくんに、初めてをあげたくて、オオバくんは初めてをもらってくれたの。ありがとう、オオバくん」

そう言うと順子は起き上がり、ベッドに座っている俺の太腿へ頭を乗せた。

「驚かせちゃったから、おちんちん、小さくなってるね」

「うん、今はそうだ」

「私、立ってるオオバくんのおちんちんも好きだけど、やわらかいおちんちんも好き。咥えていい?舐めてあげたい」

「・・・うん」

俺の返事を聞くと順子はにこりと笑い、しぼんで戻りかけた皮をゆっくり剥き、全部姿を見せた亀頭を口の中に入れた。

「う」

これまで以上に熱く、ぬめった順子の口の中で、俺のまだやわらかいちんこは舌に押され、ぐりぐりと回された。ちゅーちゅーと吸い上げられると亀頭は少し変形し、おしっこの穴からぬるぬるが出ていくのがわかった。

「しょっぱいの、出てきたよ。私の血の味もする」

硬くなってきたちんこにキスをしながら、順子は味を教えてくれた。

「おちんちん、もっと硬くなるように舐めるね?気持ちよくなってね、オオバくん」

ぐぼ、ぐぼ、とちんこを咥え頭を上下させ始めた順子の口から、濡れたエッチな音が聞こえた。俺はちんこを順子に預けた気持ちでベッドで横になり、こみ上げてくる気持ちよさに目を閉じた。

「オオバくん?」

「ん?」

このまま精子を出そうかな、と思い始めていた俺に順子が声をかけた。

「精子、出そう?」

「い、いや、まだ」

考えていたことをいきなり言い当てられたようで、慌てる俺に順子は

「口では出しちゃダメだよ?」

と言った。

「え?」

「精子を出して欲しいのは、ここ」

順子はおへその下のあたりをぽんぽん叩きながら言った。

「・・・セックスして、出して?」

「セックスで?」

俺は驚いた。

「それじゃ赤ちゃんできちゃうんじゃないの?」

後ろ手に上半身を持ち上げて俺が尋ねると、順子は

「大丈夫」

と言った。

「私ね、まだ生理がきていないの。だから、オオバくんの精子をおまんこでもらっても赤ちゃんはできないの」

「そう、なの?」

順子は頷いた。

「だから、口に出してくれたように、おまんこにもいっぱい精子出して?」

「・・・」

「オオバくんのこと、大好きだから、精子を出して欲しいの・・・、セックスして欲しい・・・」

そう言うとちんこから手を離し、順子が抱き着いてきた。俺はもう一度順子を四つん這いにさせ、右手でちんこを握り、左手で順子の筋を開いた。さっき以上に「まんこ液」が羽根の間から溢れ出て、すぐに女ちんこや「骨」の方にたらたらと流れていこうとしていた。

俺はふにゃふにゃした羽根の感触を押し分けて、亀頭をその間にある小さな穴へめりこませた。

「一気に入れるよ」

俺がそう宣言すると、向こう向きの順子の頭が二度三度上下した。

俺は順子の細く薄い骨盤を両手で掴み、ちんこをまんこ穴の奥へ突き入れた。

「ううううううううう」

順子が呻き、俺はまんこ穴の狭さに喘いだ。すごい圧迫感で、亀頭がつぶされそうだった。根本まで入ったちんこ全体が温かく、柔らかくて締まった、なんとも言いようのない中に包まれた。順子の口の中が一番気持ちがいいと思っていた俺が甘かった。まんこ穴はその数倍、数十倍の気持ちよさで俺は言葉を失った。逃げ場のないぎゅーぎゅーのまんこ穴からの圧迫にちんこは外へと押し出されそうになった。それに負けまいともう一度ちんこを奥へ突き込むと、順子が

「ああ、いい!気持ちいい!」

と叫んだ。

「オオバくん!おちんちん動かして!すごく気持ちい!あああ!ああ!ああああ!」

俺も皮を留めている亀頭の太い部分がまんこ穴に吸い付かれる気持ちよさに喘いだ。ちんこを動かすとそれを逃がすまいと襞が追いかけてきて、その一枚一枚がちんこの気持ちいい部分を刺激した。動きを早くすればするほどまんこ穴は反応し、羽根のあたりからはぐしょ、ともぶちょとも聞こえるいやらしい音が鳴っていた。ちんこの根本は「まんこ液」でべちゃべちゃになり、見るもの、感じるもの、聞こえるもの、更には「まんこ液」の匂いまで、俺の周りにあるものすべてがエッチだった。

「ああ、ああ、オオ、バくん、いい、いい、きも、ちいい!」

「きもちいいよ、順子!」

「おま、んこ、おく、ちん、ちん、あた、るぅ!」

「く!く!」

「ああ、助けて、もう、ダメ・・・」

「ああ、ダメだ、出る!」

ありったけの力でちんこを出し入れし、俺と順子の身体がぶつかるパンパンという音に合わせて、ちんこの根本から爆発するように精子が順子のまんこ穴に飛び出していった。

「ああああああ!出てる!わかる!」

ぎゅーっと男の手で掴まれるようなすさまじいまんこ穴の収縮の中、一番奥までちんこを叩き入れた気持ちよさに俺は震えた。あまりに強く骨盤を掴んでいた為、俺は順子の下半身を持ち上げてしまい、彼女は両膝を宙に浮かせていた。それほど小学校5年生の順子の身体は軽かった。

「ああ、あ、はぁ、はぁ、精子、熱い・・・」

がくがくと口を開きながらベッドに崩れ落ちる順子を見ながら、俺はセックスのすごさにただただ打ちのめされていた。





順子:小学校の記憶





『変態記念日』





それから俺と順子はセックスの虜になった。

初めてセックスした日でさえ順子が四つん這いになるだけでなく、向かい合って俺が上になり腰を動かす形や、横向きに寝た順子の足を縦に開かせてその間からちんこをまんこ穴に入れる形も思い付き、それぞれで数回精子を順子のまんこ穴に出した。何度セックスしても気持ちよさは変わらず、というよりもお互いの感じる部分がどんどんわかって、そこだけを舐め、擦り、吸って、入れてと効率がよくなったことから、限界がわからなくなるほど気持ちよさに没入した。

加えて、俺はお袋のように毛の生えていない順子の「骨」や、何度ちんこをぶちこんでも必ず筋に戻るまんこを見ることに夢中になった。順子の身体を折りたたむように足を持ち上げて、筋からお尻の穴を眺め、舐め、舌をこじ入れることが大好きにてしまった。まんこ液が滲んで来れば逃すまいと全てちゅーちゅー吸い取った。順子が本気で感じると、まんこ液は透明で匂いも大してない状態から、白く粘りの強い液体になることも知り、その時に漂ういやらしい匂いでちんこが強烈に勃起した。

おしっこの穴から飛び出すぴゅっぴゅっも、順子が最高に感じた時に出る事を理解した。それを顔に浴びると俺も興奮するようになり、セックスする度に必ず順子があのしょっぱい液を飛ばすまで腰を振った。

お尻の穴も平気で舐められるようになった。

最初は

「だ、ダメだよオオバくん、は、恥ずかしいよ、お尻の穴、汚いよ」

と嫌がっていた順子も、執拗に俺が舐め、舌先をお尻の穴の中にねじ入れるようになって

「あ、あ、嘘、お尻、いや、感じる・・・」

と甘い声を出すようになった。一人エッチでたまにお尻も触っていると言っていた順子が、俺の舌で感じないわけがなかった。

そして最大の変化は、まんこの筋そのものが大好きになってしまったことだった。

たまたま、学校の帰りに公園で幼稚園児たちが下着姿で先生と水遊びをしている光景を目にしたのがきっかけだった。その時、自分も幼稚園の時に同じように遊んだことを思い出した。空気を入れて膨らましたプールに男児も女児も全裸で入り、暑い夏を涼しく過ごそうということだった。クーラーもまだ完備していない昭和最後の頃の話なのだが、その時に見た何人もの友達の筋の様子を走馬灯のように思い出したのだ。ちょっとお腹の出た子は筋がほとんど見えず、細い子は腰の下まで筋が伸びていて、一人思い出すとまた一人、3歳児や4歳児が並んで筋も気にせず水を浴びている様子、といつの間にか俺の頭の中に筋が充満していた。

その結果、俺はあんなに順子とセックスをしながら、家に帰ると筋を妄想して一人エッチをするようになってしまった。当時は女の子だからちんこがないのは当然、くらいに思っていた筋が、順子のまんこのおかげで開けば中に羽根があることを知り、そこにちんこをあてるとたまらない感触で気持ちよくなれることがわかった後は、幼稚園の頃にもし筋を開いてみることができたらどんな感じだったのだろう?と想像し、異常に興奮するようになってしまった。とりわけ、精子を出した後に閉じていく筋の中からその精子がじわーっと戻ってくる様子や、閉じて筋に戻った後に精子が外へ流れ出てくる光景が順子ではなく幼稚園時代の友達の筋だと妄想すると、一人エッチが一瞬で終わるほど俺は女の子の子供っぽい筋が好きになってしまった。

もちろん、順子にその話はできなかった。そのままでも実際に筋を味わうことができるし、それを開いてちんこを入れ、中で精子を出すこともできるのにそれ以上何を望む?ということくらいはわかっていたからだ。ただ、いつものように順子の筋を舐めれば幼稚園時代を思い出し、ちんこを咥えようとした順子が驚くほど硬くなっていたのも事実だった。





セックスをし始めて2か月が経ち、夏休みも終わろうかという時期に、いつも順子の部屋で抱き合っているのもワンパターンだということで、市民プールへ行って泳ごうという話がまとまった。

プールに着くと俺はバミューダ型の水着に着替えたが、順子は学校で使っている「5年3組 坂本」と書いた布が縫い付けられた紺のワンピース、いわゆるスクール水着に着替えてプールサイドへ出てきた。それじゃいつもと変わらない、と一瞬思った俺だったが、昨日も舐め回したスリムで小学校女子そのものの順子の裸を思い出し、即座に勃起した。いくら腰回りに余裕がある水着でも立っていることは一目でわかってしまうので、俺はあわてて水の中へ飛び込んだ。

遅れて水に入ってきた順子が

「水、冷たいね」

と言いながら俺の側に来た。

そして

「今、おちんちん、立ったでしょ?」

と意地の悪い笑みを浮かべながら耳元で囁いた。

「もう、エッチなんだから」

水の中でささっとちんこを触りながら順子は言った。俺はただ俯くだけだった。言い訳できないほど、思い切り勃起していたからだった。

気を取り直し、ひとしきり泳いだ後、プールの縁にある水の中で座れる場所に俺と順子は腰を下ろして休んだ。

「わかっていても黙っていてくれるのが彼女じゃない?」

俺が怒った振りをしながら勃起の件を蒸し返すと

「ごめんね?なんか私の部屋にいる時みたいだったから、つい」

と順子はまた意地の悪い顔で言った。

「あ、まだおちんちん、立ってるね。おっぱい大きな女の人、いたの?」

順子は水の中で俺のちんこの上を撫でながら言った。

「ち、違うよ。順子の水着姿見てこうなってるの!」

「え?そうなの?ほんとに?」

「当たり前でしょ?彼女の水着だよ?」

俺が口を曲げてそう言うと

「そうか、ありがとうオオバくん。なんかすごく嬉しいな」

と順子はいつもの顔に戻っていった。

「もう!男心をわかってない!お仕置きする!」

「え?お仕置き?」

「ちょっとこっち来て!」

俺は順子の手をとりプールから出た。そして隅の2方向に壁がある場所へ引っ張っていった。

「な、何?」

角を背にした俺に向かい合い、少し不安そうな表情になった順子へ

「ここでまんこ見せて」

と俺は言った。

「え?」

驚き、思わず口を押えた順子に、俺は

「水着を指で捲ってまんこを見せて」

と少し強い口調で言った。

「こ、ここで?プールに人、いるよ?」

きょろきょろと周囲を見回す順子の顔を俺は両手で止めた。

「大丈夫、ここなら順子の背中しか見えないから。まんこ、見せて?」

本気で俺が言っていることがわかり、順子の表情は恐怖や不安から、だんだんあきらめの色が強くなっていった。

「どうしても、だよね?」

俺は静かに頷いた。

「昨日、あんなに舐めてくれたのに、それでも、なんだよね?」

順子は確認した上で、それでももう一度という顔で言った。

俺は即座に頷いた。

「わかった。おまんこ、見せるね。人が来たら教えてね?」

順子は大きく深呼吸し、ゆっくりと右手をスクール水着の股の部分へ持っていった。そして指で布地を持ち上げると、筋が俺から見える場所まで引っ張っていった。順子の後ろには、きゃーきゃーと歓声を挙げる女の子のグループや、パタパタとプールサイドを走っていく男児の姿が見えた。そんないつもの市民プールの片隅で、顔を真っ赤にし今にも布地を離してしまいそうなほどぷるぷると腕を震わせた順子が、俺の為にまんこを晒してくれている。救いを求めるように口を真一文字にし、涙目で俺を見ている順子がかわいく、健気で、この上なくいやらしい女の子に見えた。

そして一番大事なことは、あの幼稚園時代の夏に見た女児の筋とスクール水着をめくって見える順子の筋の画が俺の頭の中で重なったことだった。その場で順子を押し倒し、あの筋を開き勃起した俺のちんこをぶちこみたかった。

俺は順子へOKと指でサインを出し、またプールの中へ戻り縁に座った。隣へ戻ってきた順子は泣き顔だった。だが、水の中で水着の上から股を触ると、ほんの少し熱を帯びているのがわかった。

「感じたんでしょ?」

俺が耳元で囁くと、順子はこくりと頷いた。

「お返しだよ」

俺は笑いながら順子にそう言った。多分、これが俺にとって最初の変態体験だった。





順子:小学校の記憶





『脳内変態セックス』





プールの中でさんざんお互いの身体を触り合った後、俺と順子は一緒に駅まで帰ってきた。顔は日に焼けて、なんだか野球やテニスで健全にがんばってきました!という感じではあったが、実際はちんことまんこを弄っていたのだから始末が悪かった。

更に言えば、水が冷たくて居心地がよかったこともあり、順子の部屋で抱き合う時間がなくなるほど「遊んで」しまった為、俺も順子も悶々とした気分で帰り道を歩いていた。一応、泳ぎがうまくなりたいとか、一緒に食べたかき氷がおいしかったと当たり障りのない思い出話をしてはいたが、内心はエッチな方向にいきたい気分だった。やはり、少しダブついた順子のスクール水着姿はかわいいものだったし、それを着たまままんこを見せた順子を思い出すとちんこがたちまち勃起した。なのに今日はもう順子とセックスができないのは悲しい話だった。

もちろん、順子に頼めばまた公園のトイレでちんこを咥えてくれるだろうし、もしかしたら彼女の方からさせてくれと言うような気もした。だが真夏のあの場所は蚊やハエが多くてとても長い時間を過ごせなかった。

だから、明日は絶対に順子の部屋へ行こうと勝手に決めていた。順子も会話が途切れるとちらちらと俺を見ていたので、それは俺を自分の部屋へ誘っているのだと思った。毎日一緒にいると、だんだんお互いの思っていることが簡単に想像できるようになるから、彼氏彼女とは不思議なものだと思った。

西日が差す公園にやってきたのはもう6時を過ぎる頃だった。まだ日が長いので小学校低学年の子供たちがサッカーをやっていたが、その中に通学用の黄色い帽子を首にかけている子がいた。

「夏休みなのに珍しいね、あの子、黄色帽を被ってる」

ベンチで俺の隣に座った順子が言った。

「私の部屋にもあるよ、黄色帽。もう被って学校には行かないと思うけど、ああいうの、捨てられないよね」

「うん・・・、なんか捨てられないね。もったいないというか、思い出もあるしなぁ」

近くに子供たちもいる為、いつものようなエッチな雰囲気にもなれず、俺も順子も調子が掴めず、でどこかふわふわした感じでどうでもいいことを話していた。要するに、もうバイバイの時間、ということだった。

だが、俺はどこか遠い目をした順子を見て、はたと気が付いた。

「順子さ、明日、遊びに行っていい?」

俺の一言を待ってました!という感じで

「うん!来て!」

と順子はまさに満面の笑顔で答えた。そしてすぐに俺の手に自分の手を重ね、ぎゅっと握ってきた。ああ、セックスできると期待しているんだなぁ、と俺は思った。

「そしたらさ、今日のことをね、低学年だった頃の自分になって軽く作文をさ、書いてくれないか?」

「え?作文?書くの?」

「うん、軽くでいいから」

「う・・・ん、わかった」

俺が切り出した変なお願いを順子はよくわからないけど、という表情で頷いた。

俺が思いついたのは、変態セックスだった。

翌日午前中、順子の家へ行くと彼女はもう白いTシャツとパンツという下着姿でいた。ここで二人になれば洋服を着ている時間などないも同然になっていたので、夏休みの順子と言えばこの姿になっていた。

いつものように順子の部屋で長いキスをし、ベッドの上で互い違いになってお互いのちんことまんこを舐め合った。順子は早くちんこを入れて欲しいと、十分に硬くなったとわかった途端、俺の身体の上に乗り、自分でまんこを開いてちんこをそこに入れた。もうセックスのやり方も種類が増え、こうして順子の方が動くことも多くなっていた。

「あ、あああ、いいよ、オオバくん!」

昨日おあずけを食わされた感じになっていた上、俺がエッチなことまでさせていたから、順子の勢いはすごかった。ぽんぽんと弾むようにちんこをまんこへ出し入れし、俺は順子がプールで見せてくれた筋にちんこが飲み込まれては吐き出される様子を見て興奮した。もちろん、ちんこをぎゅーぎゅー締め付けているのは順子だが、俺の頭の中では幼稚園の友達が短い手足でバランスを取りながらセックスをしているように見えていた。順子は知る由もないが、十分に変態な俺だった。

「オオバくん、硬い、おちんちん、かたーい」

俺がほんの少し腰を突き上げるだけでポンと飛び上がってしまいそうな順子の軽い身体が、余計に幼稚園児とセックスしている錯覚を呼んだ。もし順子が「お兄ちゃんのせっくちゅすごい!」などと幼児語で言おうものなら、その瞬間にまんこ穴へ精子をぶちまけてしまいそうだった。

俺は順子にぴゅっぴゅっっをさせる為、俺の上で跳ねている順子を捕まえ、俺が順子の上に重なり激しくちんこを突き入れた(思いついた頃は知らなかったが、このやり方は正常位と呼ぶことを友達との話で教えてもらっていた)。

「ああ、ああ、いい!おちんちん、早い!ああ!」

順子は首を左右に振り、狭いまんこ穴を更にぎゅぎゅっと締めてきた。ぐちゃぐちゃと二人がつながっている部分から何度もすごい音が漏れ、まんこ液が俺の太ももまで濡らしているのがわかった。

「あああ、あああ、私、5年生なのに、こんなすごいセックスぅ!!」

順子は白目になりながら叫んだ。

「あが、がが、が・・・、あああ」

びくん、びくん、と順子の身体が跳ねようとし、俺はそれを抑えつけながらちんこをまんこ穴の奥に突き入れた。

「出る!」

俺はぎゅーっと縮まったまんこ穴の先にある硬いでっぱりに亀頭を押し付け、思い切り精子を出した。

「あ!あ!あ!あ!あた、・・・ってる」

順子は口をだらしなく開き、涎を垂らしていた。びく、びく、と不規則に身体を震わせながら、俺の身体に抱き着き固まっていた。

精子を出し終わり、ちんこをまんこ穴から抜くと、漏れ出す精子の量が多かったのか順子のまんこは筋に戻らず、クリームの代わりに精子を挟んだワッフルのような状態になっていた。俺はまた、そのまんこを幼稚園児のまんこに置き換えて、精子を出した直後なのに興奮した。というよりも、自分の精子にまみれたまんこを見て一人エッチを始めたい気分にまでなっていた。自分でもイカレているとしか思えなかった。

動くことができるようになった順子は、まんこ穴から出てきた俺の精子を指ですくって舐め、満足すると風呂場へ行った。俺もシャワーを借りようと後についていくと、足を開いて自分のまんこへあてていたシャワーを俺のちんこにもあててくれた。

「すごい・・・、オオバくん、もうこんなにおちんちん立ってる」

とため息をついた順子を俺は壁に手をつかせ、彼女のお尻を引き寄せてまんこ穴にちんこを入れた。

「ああ!もうセックスしてくれるの?いいよ!精子、出して!」

順子は、この立ったまま後ろから暴力的にちんこを入れられる格好が好きになっていた。

「お願い!お、お尻!お尻の穴!指、入れて!」

何度も何度も舐めてきた順子のお尻の穴も、もう俺の指を簡単に飲み込むほど柔らかくなっていた。相変わらずピンクがかったかわいい子供のお尻の穴が俺の中指を咥えこんでいる、それを見ながらちんこをまんこ穴に突き入れる感覚は俺も大好きだった。しかも順子のお尻はまだ青く、どこを見ても子供、いや幼稚園児とセックスしている妄想の材料になっていた。

俺はお尻の中にある中指でまんこ穴にあるちんこを擦るようにした。薄い肉の層を挟んでの一人エッチのようなこの感じが堪らなかった。順子も両穴を刺激され、何度も大きく身体を波打たせた。風呂場は絶叫といやらしく濡れた接触音で爆発しそうになっていた。

「また出るぞ!」

俺の声にもう順子は反応しなかった。

どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ

精子が飛び出すと、まんこ穴だけがくん、くん、くん、とひきつるように俺のちんこを擦った。これはもう、小学生のするセックスではないな、と俺は思った。





順子:小学校の記憶





『1年生女児と妄想セックス』





さすがに「駆けつけ2発」とやんちゃをしてしまい、俺も順子も風呂場に敷かれたマットの上で横になった。昨日のプールの水と同じで、風呂場のタイルの冷たさが気持ちよかった。

順子は立たせるように、というよりも労わってくれるように柔らかくなった俺のちんこをゆっくり撫でていた。本当にちんこが好きなんだな、と思う反面、見たこともなかったちんこにずっと興味津々でいるという感じかなとも思った。

「気持ちよかった?」

俺が尋ねるといつものように俺の胸へ頭を乗せていた順子は頷いた。

「すごかったね、最初は私がオオバくんを気持ちよくしてあげようと思ってたのに、いつの間にかオオバくんがぱん、ぱん、っておまんこ突いてくれて、気を失っちゃうくらい気持ちよかった」

「うん、よかった」

「途中ね?」

「ん?」

「なんか、オオバくんが別の人みたいに感じちゃった」

「え?別の人?」

「うん、顔も身体もおちんちんも、何も変わらないのに、違う人がオオバくんの中に入って私をぱんぱんしてたような感じになっちゃった」

あ、これって、幼稚園児とセックスしてる妄想のせいか?と俺は思った。もしかして、彼氏彼女がお互いを感じたり、わかったりすることって、別の女の子を相手にちんこを突き入れてるような気持ちになることまでもわかっちゃうってことなのか?と俺は慌てた。

「なんでそう思ったのかな?」

「なんかね、気持ちよかったからなんだろうけど、急に思いやりがなくなったような、ものすごく乱暴におちんちん入れられてるような気がしたの」

「そうかぁ、ごめんね。痛かった?」

順子は首を振った。

「すごく気持ちよかったよ。けど、私が気持ちよくなってることとか関係なくオオバくんぱんぱんしてた感じ、かな。うまく言えない」

「わかった。気を付けるね」

「気を付けなくていいよ?そんなに私のおまんこに夢中になってくれたんだもん、やっぱり嬉しいよ」

順子は珍しく俺に甘えるように鎖骨のあたりへ頬刷りをした。

「オオバくん、好き・・・、オオバくんのおちんちんも、オオバくんとのセックスも、大好き・・・」

俺は、謝る意味も込めて順子の身体を撫で、横になると平たくなる胸を擦り、花のように薄いピンクの乳首を舐めた。

順子はうっとりとした顔で俺の頭を撫でてくれていた。身体は子供なのに、まるで母親のような優しい「お返し」だった。

だが、俺は順子を労わるつもりでいながら、筋を見れば幼稚園児とのセックスを連想し、またちんこを勃起させた。もうこの妄想を止める方法を思いつくことができなかった。

俺は一通り順子の身体を舐め終えると、風呂場から部屋へ場所を移した。順子はちんこを咥えたがったが、俺はベッドでそれを頼むことにした。

お互いの身体をバスタオルで拭きベッドに戻ると、俺は昨日頼んでいた作文を出して欲しいと順子にお願いした。

「簡単でいいんだよね?これなんだけど、どうかな?」

順子は原稿用紙に書いた昨日の話を見せてくれた。小学校1年くらいの幼い文章だと確認して、俺はそれを順子に戻した。

「これをどうすればいいの?」

不思議そうな顔の順子に

「読んで欲しいんだ」

と俺は答えた。

そして順子と一緒にベッドへ並んで横たわった。

「黄色帽、ある?」

「うん」

「被ってくれる?」

「え?今?ここで?」

「うん」

順子は立ち上がり、机の脇に掛けられていた黄色帽を持って戻ってきた。そして言われた通り、黄色帽を頭に被った。

思った通り、とんでもないかわいらしさだった。首から上は低学年の女の子が高学年の班長さんに連れられて学校へ行く姿そのもの、しかしそこから下は裸なのだ。さっき風呂場で舐め回した順子の幼い身体が完全に俺が頭の中でセックスしているもっと小さい女の子になっていた。鼻血が出るほど俺は興奮した。

「なんか恥ずかしいんだけど、これでいいのかな?」

と俺に尋ねてきた順子を俺の足の間へ来るように俺は彼女の腕を引いた。

「ごめん、ちんこ、口で咥えてくれ」

切羽詰まった声でお願いする俺へ頷いて、順子は大好きな俺のちんこを口の中に入れた。

「う、ああ」

すさまじい快感だった。もう何度も見て、味わってきた順子の「口まんこ」だが、黄色帽を被っているだけで初めてちんこを口に入れた1年生の女の子に見えた。俺が感じていることを悟った順子は、いつものようにちんこの一番太い部分をちろちろ舐め、喉に届くほど深く口を動かしてくれた。俺が最高に気持ちよくなるちんこの咥え方をもっと激しくしてくれた。信じられない気持ちよさだった。特に順子が頭を上下させると一緒に動く黄色帽が俺を興奮させた。小学校低学年の女の子もいい!なんていやらしいんだ!と俺は心の中で絶叫した。

順子は袋も舐めてくれ、あっという間に俺のちんこは出来上がった。

「順子、四つん這いになって」

俺が声をかけると順子は俺にまんこを差し出すように四つん這いになった。

「ちんこ、入れるね」

俺は順子の返事を待たず、右手でちんこを握り、左手で筋を開いて羽根を出すと亀頭を一気にまんこ穴へ入れた。

「ああ、くう・・・」

ちんこの入る感触に順子が身悶えるのを見て、俺は原稿用紙を順子に渡した。

「書いてくれた作文、1年生になったつもりで読んでくれ」

ゆっくりちんこをまんこ穴に突き入れながら俺は言った。

「あ、ああ。い、一年、生?」

「うん」

「ああああ、わ、わかったぁ・・・」

順子は二度、三度首を振り、俺がちんこを思い切り突いてこないことを確認して作文を読み始めた。

「あ、はぁ・・・、オオバのお兄ちゃんとぉ・・・、プールへぇ、行ったことぉ・・・」

「うん」

「ああ、あ、あ、さくら、しょうがっこう、ううう・・・、1ねん1くみぃ・・・、さかもと、じゅんこぉ、あああ、いい、い」

「ああ、俺も気持ちいいよ」

「8がつ、22にちぃ、オオバのお兄ちゃんとぉ、しみんプール、へ・・・、あ、はぁ、はぁ、行きぃ、ましたぁ、ああああああ」

「少し、強く突くね」

「あ、あ、あ、ああ、あ、いいよぉ・・・」

「読んで」

「ああ、はい、はいぃ・・・、プールはぁ、みぃぃずぅぅがぁ、つめたくてぇ・・・、き、き、気持ちよかったぁ、ですぅう、ああ・・・、気持ちいい!」

「それから」

「オオバお兄ちゃん、はぁ、お、おちんちん、がぁ、大きくぅなり、まし、たぁ」

「うん」

「からかったらぁ・・・、ああああああ、お兄ちゃんがぁ、おこりましたぁ、あ、はぁ、はぁ」

「それで」

「お、おしおき、だといってぇ、じゅんこ、のぉ、お、お・・・」

「何?」

「じゅ、じゅんこのぉ、おまんこを・・・、プールで見せなさいとぉ、ああ、か、はぁ・・・」

「うん」

「いわれぇ、ましたぁ」

「そう。また強く突くね」

「ああ、ああ、ああ、はぁ、じゅんこはぁ、みずぎをめくってぇ、オオバお兄ちゃんにぃ、おまんこを、あ、ああ、ああ、気持ちいいぃぃ、あ、は、はぁ、お、お、おまんこを、見せましたぁ」

「もっと突くよ」

「ああああ、ああ、あ、と、とても、は、はずかし、あああああ、かったぁ、ですぅぅ」

「そう」

「でもぉ、じゅんこはぁ、オオバお兄ちゃんがだいすきなのでぇ、またぁ、プールに行きたいですぅ、おわりぃ」

がくん、と黄色帽を被った順子の頭がベッドへ落ちていくのを見ながら、俺は1年生の女児とセックスしているつもりで腰を順子に突きつけた。順子も作文を読んで興奮したのか激しく俺のちんこを締め付けてきた。白い背中は喘ぎ声と合わせてピンクに染まり、青いお尻も赤みと混じって薄い紫色になっていた。大波のような興奮が何度も何度も押し寄せ、俺は夢中で腰をまんこ穴に打ち付けた。もう何がなんだかわからなかった。

びくびくびく、とまんこ穴が痙攣を起こしたのを合図に、俺は何の躊躇もなく精液をぶちまけた。そのままの姿勢で俺も順子もしばらく動くことができなかった。俺の耳には、かはぁ、かはぁ、という順子の喉が鳴らす掠れた音だけが聞こえていた。





順子:小学校の記憶





『1年生女児と体操着で』





ほんの少し休もう、と俺はセックスが終わってもうつ伏せのまま動かない順子の隣で目を閉じた。

そのうちなんだか少しだけ夢を見始め、いけないと思い目を開けると、順子の部屋の明るさはもう真昼のそれになっていた。あ、少し眠ってしまったんだな、と寝ぼけた意識をはっきりさせながら起き上がろうとした瞬間

「あ!オオバのお兄ちゃん起きた!」

と順子が抱きついてきた。

「あそぼ!お兄ちゃん!」

俺の肩を手で揺すりながらそんなことを言う順子を見て、俺はびっくりした。順子が体操着を着ていたからだった。

「ねぇ、遊ぼ!」

「あ、遊ぼって・・・」

よく見ると、順子は紅白帽を赤にして被りゴム紐を顎にかけ、上は胸元がジッパーで開く白いシャツ、下は紺の体操パンツを履いていた。それはいつも教室で見ている体育の時の順子の姿だったが、たった一つ違ったのは全体的にサイズがかなり小さいことだった。特にシャツは肩や裾が今の順子には短く、今日も何度も舐めたかわいいお臍が顔を出していた。

「お兄ちゃんが遊びに来てくれて順子嬉しいよ!」

「え?え?」

「だから遊ぼ!」

ぎゅーっと俺を抱きしめてきた順子を抱きとめながら、俺は彼女が何をしたいのかを考えた。結論は、1年生の坂本順子をもっと演じてくれる、ということだった。

そうか、そういうことか!と内心納得し始めると、もちろんちんこもぐんぐんと立っていった。

「そっか、ごめんね順子ちゃん、お兄ちゃん少し眠っちゃってたね。つまんなかったでしょ?」

「ううん!順子、待てるから平気!」

「偉いね、ありがとうね」

「うん!」

うわ、この順子もかわいいぞ、と俺は彼女の頭を撫でながら思った。早く順子を押し倒したくなっていた。

「何して遊ぶ?お兄ちゃん、今裸だからお外は無理だなぁ」

「うーん、順子、おままごとしたかった」

「おままごとかぁ、そうかぁ」

「そしたらねぇ・・・」

「うん」

「マッサージしてあげる!」

「マッサージ?」

「うん!お兄ちゃんを揉み揉みしてあげる!」

そう言うと順子は俺を寝かせ、胸の上に跨った。

「お顔、揉み揉み」

順子は見下ろす俺の顔を両手で挟み、ぎゅ、ぎゅ、と揉んでくれた。そしてほっぺたを摘まむとびろーんと両側へ引っ張った。

「いたたた」

「あははは!お兄ちゃん、面白い顔ぉ!」

何度かびろーんを繰り返した後、順子はお尻の位置を下へずらし、首や顎、耳の後ろを揉んでくれた。意外に気持ちがよく、俺はされるがままになっていようと思った。

順子は俺の身体から降り、脇腹の横に正座をすると、今度は胸を揉んでくれた。

「お兄ちゃん、これなあに?」

順子は(多分わざと)俺の乳首に指をあて、つんつんとつついた。

「お兄ちゃんのおっぱいだよ」

「おっぱいなんだ!お兄ちゃんもお乳出るの?」

「出ないよ。男は出ないんだ」

「ふーん」

順子は興味を失った(振り?)をして、しばらく掌全体で俺の胸を揉んでいた。俺は、もう少し1年生順子に乳首を弄ってもらいたかったがここは我慢した。

「よいしょ、よいしょ、お兄ちゃんのおっぱい、広ーい」

「そうかな?」

「順子もおんなじようになるかなぁ?」

「どうかな?でも、なるといいね」

「うん!」

胸のことを気にしている今の順子に向かって、俺は心の中で「ほんとにそうなるといいよな」と思いつつ、今の小さいおっぱいのままでも俺は嬉しいのだが、とも思っていた。

肋骨のあたりを揉み終えた時、順子の手が止まった。

「お兄ちゃん・・・」

「ん?」

「おちんちん・・・」

驚いた顔(の演技)をしている順子に

「どうしたのかな?マッサージしてくれないの?」

と俺は作り笑いを浮かべながら言った。俺が頭の中でセックスする幼稚園児が、初めて俺のちんこを見た妄想シーンにかぶり、俺はまたまた猛烈に興奮していた。

どうしよう、ここから5年生順子に戻ってちんこを口で咥えてもらおうか、と俺が迷っていると

「こわいよぉ」

と順子は1年生のまま泣きまねをした。

「大きいよぉ、お兄ちゃん、おちんちん病気なの?」

「病気じゃないよ、順子ちゃん。ちょっと腫れちゃってるの」

「腫れてる、の?」

ちんこと俺の顔を交互に見ながら順子が言った。

「中にね、白い膿みたいなのが溜まってるんだよ。それが出るとおちんちん、小さくなるんだ」

「膿?」

「うん。順子ちゃんがマッサージしてくれると膿が出るよ」

「そうなんだ!じゃ、順子、おちんちんもマッサージしてあげる!」

1年生順子は両手でちんこをしごき始めたが、その顔を見るとはっきり「咥えたい」という字が浮かんでいるようで俺はくすりと笑った。

「よいしょ、よいしょ、お兄ちゃん、膿、出そう?」

いつもはほとんどされない両手での刺激で、俺はすぐに精子を出したくなってきた。しかも当然頭の中では幼稚園児がちんこを弄ってくれていることになっているから、順子が1年生のうちに早く出したいという気持ちが大きくなっていた。

「順子ちゃん、もっと早くマッサージしてくれる?」

「うん!っいしょよいしょ、よいしょよいしょ」

1年生順子がまるで拝むように小さな両手を一生懸命動かしながらちんこをマッサージし、俺はすぐに精子を飛ばした。

「あ!」

一発目の精子が1年生順子の顔にかかった。

「あーん、お兄ちゃーん!」

(多分、本当に幼稚園児がやってくれていたらすぐに顔をどけていたはずだが)1年生順子は2発目、3発目、4発目、と精子が飛び出し終わるまで顔を動かさず、全部受け止めてくれた。

「いやーん!膿だらけぇ!」

顔を上げ、両手を上げてまた泣きまねをする順子にティッシュを渡しながら、俺は更に興奮していた。小さい体操着を着た1年生順子が顔や手を精子まみれにしている姿がエッチ過ぎたからだった。

精子を拭き終わるのを見て(というよりも順子は指でほとんどを集めて飲んでいたけれど)、俺は我慢できず順子を押し倒した。

「お兄ちゃん」

組みふされた1年生順子が真面目な顔になり言った。

「エッチなこと、するの?」

体操着のシャツをまくり上げようとした俺の手が止まった。

「1年生の順子に、エッチなことしたいの?」

順子の真剣な視線に、俺は自分が妄想で幼稚園児とセックスをしていることがバレていると悟った。

「したい。お兄ちゃん、順子ちゃんにエッチなこと、したい」

「どうして?順子、まだ7歳だよ?子供だよ?お兄ちゃん、子供の順子にエッチなことしたいの?」

ぐ、と俺は息を飲んだ。心ががしっと掴まれてしまったように感じた。

「うん、わかってる。順子ちゃんがまだ1年生の女の子だってこと、わかってる。でも・・・、お兄ちゃんはね・・・」

「うん」

「順子ちゃんが好きなんだ。だからエッチなこと、したいんだ」

俺が隠していたものを吐き出すように漏らした言葉を、1年生順子は黙って聞いていた。

「順子もお兄ちゃんが好き。でも本当の1年生順子がお家で一人でいた時は、お兄ちゃん遊びに来てくれなかった」

「?」

「学校から帰ってもお家には誰もいなくて、お母さんが帰ってくるまで順子はテレビを見てたんだよ。ずっとずっと一人で見てたの」

「・・・」

「お勉強はしたよ!宿題もちゃんとやった!でも、お母さんは夜遅くにならないと帰ってこなくて、待っている間テレビを見ていたの」

「そうか・・・」

「寂しかったよ。1年生の順子も2年生の順子も3年生の順子も、ずっと寂しかったよ。お兄ちゃんが遊んでくれるようになるまで、ずっとずっと寂しかったよ」

俺はシャツをまくり上げようとしていた手を解き、順子を抱きしめた。

「だからね、お兄ちゃん、1年生の順子だけじゃなく、5年生の順子にもエッチなことしてくれる?お兄ちゃんの同級生の順子にも、えっちなこと、して欲しいの」

「わかった。ごめんな、寂しがらせちゃったな」

頭を撫でながら俺が謝ると、順子は笑った。

「それなら、いいよ!1年生順子にエッチなことしていいよ!お人形みたいにじっとしてるから、オオバのお兄ちゃん、順子のこと好きにしていいよ!」

目を閉じ、身体の力を抜いた順子に俺は襲い掛かった。せっかく順子が俺の好きな小さい女児になってくれるのだから、思う存分「エッチな遊び」をしてやろうと思った。後でしっかり謝らなければならないが、今は順子の筋に俺のちんこを頬張らせ、女児とのセックスを楽しませてもらうんだ、と俺は心を決めていた。





順子:小学校の記憶





『エッチ遊びで変態全開セックス』





「エッチな遊び」はキスから始めた。

本当はまず筋を見たかったが、寂しい思いをしてきた俺と彼氏彼女になるまでの順子の話を聞いた後では、やりたい放題に彼女の身体を味わうことはできなかった。

俺は順子の顔をこちらに向け、紅白帽を少し持ち上げておでこにキスをした。ぴくん、と順子の身体が動き、俺は続けて彼女の小さな唇に俺の唇を重ねた。

「あ・・・、お兄ちゃんとちゅーしちゃった」

1年生順子は少しはにかんだような顔で言った。

「うん、ちゅー、したね」

俺は、だんだん今俺が身体を触ろうとしている女の子が同級生の順子なのか、1年生の順子なのかがわからなくなってきた。クラスでも子供っぽい女の子ではあったのだが、きっと1年生の頃からそれほど雰囲気は変わらなかったのかもしれない、と思った。だから裸で何度も抱きううちに、順子の薄い身体が俺には女の子の身体の全てになり、大人の女性の水着姿を見てもあまり興奮することがなくなったんだ、と俺は確信した。

だが順子の幼い身体、特にまんこの「骨」と筋から幼稚園時代に同じクラスだった女の子たちの「骨」や筋を連想し、今では順子のまんこ穴をちんこで突きながら、頭の中ではその相手が夏に裸で水浴びをした女児たちになってしまった。そんな俺の歪んだ気持ちを、物のように扱われてセックスをしながら順子は気が付いてしまった、ということだった。

「順子ちゃん、お口あーん」

「あーん」

俺は、多分何本か乳歯が残っている順子の口の中へ舌を入れた。

「ふぅーん!」

驚いた(振りをした)順子が俺の舌に小さい自分の舌を絡められ、鼻息を漏らした。気分のせいだろうが、順子の唾は甘く感じた。きっと1年生だった頃の順子の唾はこんな味だったんだろうな、と俺は思った。最初にキスをしてからたった2か月しか経っていないのに、随分雑にキスをするようになってしまったんだなぁ、と俺は1本1本形を確認しながら順子の歯を舐めて思った。

俺は順子の顎を舐め、首筋を舐め、体操着のシャツのジッパーを下げて出てきた白く柔らかい喉元をゆっくり舐めた。肌も甘く、微かに子供の匂いがしていた。俺の頭の中で、完全に順子は7歳の女児になっていた。

「お兄ちゃん・・・」

順子が目を開けた。

「順子の身体でエッチなこと、できる?」

「できるよ。お兄ちゃん、すごくエッチな気分になってるよ」

「よかった」

にっこりと笑う1年生順子に、俺はまたキスをした。

「おっぱい、見せてね?」

「うん。恥ずかしいな」

俺は、さっき途中でやめた時と同じように、丈の短い体操着のシャツをずるずるとたくし上げ、あの花びらのような薄いピンクの乳首を出した。

「順子ちゃんのおっぱい、かわいいね」

「ほんと?」

「うん。きれいだし、お兄ちゃん舐めたいな」

「いいよ、お兄ちゃん、順子のおっぱい舐めて?」

俺は全くふくらみのない胸の外側から乳首に向かって円を描くように舐めていった。シャツの中から漂ってきたのがシッカロールの香りだと気がつき、これが順子の身体をより子供っぽく感じさせた理由だと俺は思った。

小さい女の子に夢中になっている俺のことに気がつき、寝ている間に実際1年生の時に着ていた(であろう)体操着をわざわざ着てくれて、更には幼児のようにシッカロールを全身へ振り目覚める俺を待っていてくれた順子を、俺は心からかわいいと思った。

「順子ちゃん、粉をぽんぽんしてるの?」

「うん!汗かくとかゆくなるからぽんぽんするよ!」

「いい匂いだね」

「お兄ちゃんも好き?順子は好き」

俺はまた順子の頭を撫で、視線をおっぱいに戻した。

右の小さな「吸ってください」のところをぺろっと舐めると

「あん!」

と順子が声を挙げた。

唇をすぼめて吸い始めると

「ああ、ああ、お兄ちゃん、くすぐったいよ!」

と順子は身をよじらせた。そして舌先でくりくりと刺激を続けると次第にはぁ、はぁ、と順子は息を荒げていった。

「お兄ちゃん・・・」

左の乳首も唾で濡らすと順子が声を漏らした。

「おまたがぁ、順子のおまたがね?」

「うん。おまた、どうしたの?」

「なんか、なんかね、なんか、じわじわぁって・・・」

「うん」

「順子も、お兄ちゃんみたいに、エッチな気分になっちゃったぁ・・・」

「そう。じゃ、おまたも見せてね?」

「うん。いいよ、お兄ちゃん、でもぉ・・・」

「どうしたの?」

「おまた、恥ずかしいな・・・」

俺は順子にキスをし

「お兄ちゃん、順子ちゃんのおまた、見たい。お兄ちゃんのおちんちん見たのに、順子ちゃんは恥ずかしいの?」

と諭すように言った。もう演技ではなかった。

「じゃあ、見て?」

その言葉を聞いて俺は紺の体操パンツに手をかけ、ずるずると脱がせていった。そこには「骨」があり、筋があった。もう何度も何度も見てきた順子のまんこが、7歳の時のまだ俺のちんこを知らないまんこに見えた。俺は最高に勃起していた。

「足、開くよ」

俺は順子の細い太腿を両手で開いた。これ以上開かない、というところまで足を開かせても筋のままのまんこに感動した。俺は産毛も薄い「骨」を舐め、筋が始まる部分を舐め尽くした。頬で擦り、鼻の頭でも擦り、唇でも擦った。シッカロールの香りが漂い、もうまんこ液が漏れて、あのエッチな匂いも漂ってはいたが、シッカロールのおかけで順子のまんこは7歳のまんこになっていた。堪らなかった。

俺は筋を親指で開いた。見慣れた、最近少し大きくなったように見える羽根が1対そこにあった。何もせず、ただ眺めていると順子が

「お兄ちゃん、恥ずかしいよぉ、おまたの中、見ちゃやだぁ・・・」

と順子は弱々しい声を出した。

「きれいだから、見とれちゃった」

「きれいなの?順子のおまたの中、きれい?」

「うん、きれいだ」

「そう、なんだぁ、でも、すーすーするよぉ」

駄々をこねるように開いた足を閉じようとする順子の動きを抑え、俺は羽根を舐めた。

「ああ、お兄ちゃん、おまた舐めてるの?」

「うん、おいしいよ」

「順子のおまた、おいしいの?」

「うん。いっぱい舐めたい」

俺は羽根を1枚ずつ丁寧に舌先で擦り、だらだらとまんこ液を吐き出し始めたまんこ穴にも硬くした舌を入れた。

「ああん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、おまたの中にぃ、入ってるぅ、あああああん、エッチだよぉ」

多分、どれだけ感じても7歳の女の子がこれだけまんこ液を流すとは思えなかった。それで何度もこれはクラスメイトの順子のまんこなんだと気が付いてしまったが、だからいつものようにぴゅぴゅっが俺の顔にかかるほど激しくまんこを擦るつもりにはなれなかった。逆に、7歳でもきっとまんこを舐めさせてくれただろう順子をやさしく感じさせてやろうと思った。

「順子ちゃん、少し痛いかもしれないけど、我慢してくれる?」

「はぁ、はぁ、痛い、の?」

「うん。でも、我慢して欲しい」

前髪をかきあげ、出てきたおでこにキスをして俺がお願いすると、順子は

「いいよ、お兄ちゃん、順子、我慢できるよ」

と笑って言った。

「ありがとう。優しくするから」

俺は(もう完全に出来上がっている)順子の筋を開いて亀頭だけをまんこ穴に入れた。俺の頭の中でいつもセックスしている幼稚園児を思い、そのまんこ穴にちんこが通ればぴちっと感じるはずの場所で少しの間動きを止めた。順子もそれに気が付いたようで、俺が腰を突き入れると

「痛い!」

と言った。

「お兄ちゃん、おまた、痛いよ!痛いよ!」

「うん、ごめんね。でもお兄ちゃん、すごく気持ちいいよ」

「・・・気持ちいいの?」

「うん。順子ちゃんのおまたがね、お兄ちゃんのおちんちんをぎゅーぎゅーって」

「ぎゅー、ぎゅー?」

「すごく狭くて、気持ちいいよ。ありがとうね、順子ちゃん」

「うん、お兄ちゃんが気持ちいなら順子も我慢できるよ!」

「うん。動くね?」

「あ、あ、あ、あ・・・」

なんだか、いつもより強くちんこが掴まれてるような気がした。その必死さで順子が本当に7歳に戻っているのかもしれない、と思った。初めてしたセックスの時よりも今の1年生順子とのセックスの方が初めてみたいだ、とも思った。

俺は正常位でゆっくりちんこを行き来させながら、順子に万歳をさせてシャツを脱がせるとシッカロールの匂いのする白い脇の下を舐めた。

「あ、あ、あ、あ」

順子は必死に1年生順子でいようと、気持ちよさで絶叫しそうな自分を抑えているのがわかった。順子も7歳を演じているうちに感じていたのだ。俺は、その苦しそうな表情を初めて俺のちんこを受け入れた幼稚園児に置き換えた。狭く熱いまんこ穴は7歳で、奥まで亀頭が届いて戸惑っているのだと思い込んだ。黄色帽や丸いプール、幼稚園の名札、思いつく幼い女の子の印象が頭の中でぐるぐる回った。俺が大好きな筋は、今実際に俺のちんこを咥えてまんこ液で包んでいた。そのまだセックスとは無縁の女児とセックスする罪悪感、背徳感に気が狂いそうだった。

俺はちんこの出し入れを激しくした。

「ああ、だ、め、もう、だめ、ごめん、オオバ、くん、こども、セックス、むり、むり・・・」

「順子ちゃん、もう少しだから!」

「あ、あああ、う、うん、お、お兄ちゃん!順子のおまた気持ちいい!」

「順子ちゃん!順子ちゃん!」

「あああ、7歳のおまた、こわれるぅ!」

「順子、ちゃん・・・!」





どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ





あううう、と俺も顎が笑った。涎が出ていることだけがわかった。ものすごい興奮が津波のように襲い、まんこ穴で締め続けられた中に精子を吐き出した快感で俺は震えていた。

順子も口を開けたまま、がく、がく、と全身を何度か痙攣させていた。その姿はもう7歳の順子ではなかった。





順子:小学校の記憶





『変態舐め合いでどぴゅどぴゅ』





さすがに俺も順子も動けなくなった。朝からお互い興奮し続け、何度もセックスをしてこれ以上ないというほど気持ちよくなり、遂には7歳の女児に戻った演技までした順子と念願と言っていい「お兄ちゃんになって女児と」するセックスを経験した俺は、本当に疲れ切ってしまった。体育で1500mを走り切った時よりもへとへとだった。

精子を出し終えたら順子に謝らなければいけない、と俺はちんこを順子のまんこ穴の一番奥へ突き入れた時も思っていたのだが、それから10分以上経った後もそれを果たせずにいた。順子が眠っているように見えたので、それを理由に俺も黙っていようと思ったのだ。

それでも、決心が挫けてしまいそうで俺はまず順子の顔を舐めた。涙と涎と、多分鼻水も少し散っていただろう彼女の頬をきれいに仕上げ、鼻もおでこも唾で濡らしていると

「あ、オオバくん・・・」

と順子が気が付いた。

「ごめんな、激しくちちゃって」

謝る俺に順子は

「お兄ちゃん、7歳の順子のおまたへあんなにいっぱいおちんちん入れるんだもん!」

「あ」

俺のちんこが反応した。

「もう、嫌い!嫌い!」

「じゅ、順子、・・・ちゃん?」

真面目に嫌われたのかと焦る俺に

「なんて、嘘」

と順子は笑ってキスをしてくれた。

「すごいね、オオバくん別人になっちゃったみたいだった」

「うん、ごめん、ほんとごめん」

「なんか、黄色帽被ってとか、作文書いて、ってその通りにしてあげたらオオバくんすごく興奮してたから、もしかして小さい女の子とセックスしたい変態さんになっちゃったのかなって」

「へん、たい、さん?」

「オオバくん寝ちゃってるし、おちんちん咥えて待ってても起きないから、低学年の時に着てた体操着が洋服ダンスにあるのを思い出して、お風呂でおまんこの中を洗って「新品」にして」

「・・・」

「シッカロール振って、何とか体操着も着れたから、これを着てた頃の私になってオオバくん驚かせようって」

「うん、驚いた、ちんこ、すごい硬くなった」

「すごかったな、あまりにオオバくんがエッチなお兄さんになり過ぎて、私も自然に7歳の順子になれたもん」

「ありがと、ほんと、順子ありがとう」

まだ紅白帽を頭に被ったままの順子を俺は抱きしめた。

「どうして小さい女の子が好きになったの?」

「う・・・」

「というか、小さい女の子とセックスしたくなったの?」

「あ・・・」

「私も5年生としては子供な方だけど、もう私でもオオバくんには大人なんでしょ?」

「いや、違う、大人になってない」

俺は順子に向かって正座した。

「全部話す」

「うん」

「順子とセックスするようになって、順子の裸を見るのが当たり前になってさ、まぁ俺のお袋と違って順子はまだ下の毛も生えていないし、まんこはきれいな筋だし、ああ、いいなぁ、いつまでもこのきれいなまんこに俺のちんこ入れていたいなぁって思ってたんだ」

「え、あ・・・、うん、す、筋とか言うんだ・・・」

「それで、順子がちんこを咥えてくれる公園でね、たまたま幼稚園か保育園かわからないけど、小さな女の子たちが先生に水をかけられてきゃーきゃー遊んでたんだ。下着でね」

「うん」

「その様子を見てたら、俺も幼稚園の時に男子も女子も裸になって一緒にプール遊びしたなぁ、って思い出したんだ」

「・・・」

「その時にね、女の子たちのまんこも見たって、色々な筋を見たなぁってさ、思ったら・・・」

「思ったら?」

「セックスしてるのは順子なのに、顔や胸は幼稚園の時の女友達を想像しながらってなっちゃって」

「・・・」

「ごめん、俺として話せるのはこれが全てだ。おかしなことを言ってると思うし、わかってもらえなくても仕方ないけど、きっかけは順子の筋だったことは間違いない。この・・・」

俺は順子の筋に頬刷りした。

「きれいな筋が俺を「変態さん」にしたんだ」

堪えきれず筋をぺロペロ舐め出した俺に

「わかったよ、オオバくん」

と順子は言った。

「ペロペロ」

「別に誰か私以外に好きな女の子ができたわけでも・・・、あ・・・」

「ペロペロ」

「本当に小さい女の子を押し倒してセックスしたいわけでもないんだよね?」

「ペロペロ、うん。順子のまんこだけ舐めたい」

「じゃあ、私にだけ「変態さん」でいいよ。私も7歳の順子になってあげる」

「ほんと?」

「うん。オオバくんがあれだけ激しくおちんちんを突いてくれたら私も気持ちいいし」

「うん」

「なんだか本当に7歳の時にオオバくんに迫られてたら、おまんこ舐めてもいいよって言ってたな、とか想像してたら私も興奮しちゃったし・・・」

「順子ぉ!」

俺は嬉しくなり、順子のお腹に頬刷りをした。

「私と一緒に、「変態さん」になってね、オオバ御兄ちゃん!」

にっこり笑って小首をかしげる7歳順子に俺はまたまた勃起した。

順子の右足を持ち上げ、白いソックスを脱がせると親指を咥えて舐めた。

「あ、オオバくん、そんな・・・、足の指、汚いよ・・・」

順子は困惑した声を挙げたが、俺は人差し指から小指までを順番に舐めていき、最後は一度に5本を口の中へ入れ、舌でもごもごと動かした。

「あ、な、なんか・・・」

「順子、足もかわいいよ、言えなかったけど、舐めたかった」

「あ・・・」

両手で足を持ち上げ順子の足の裏を舐め始めると、順子は悶絶を始めた。

「あ、あ、あ、そ、そしたら、オオバくん・・・・」

「ん?ペロペロ」

「おちんちん、口にちょうだい・・・、舐めたいよぉ」

順子がそうせがむので、俺は左足を持ち上げながらベッドの縁を回って順子の顔へ近づき、左の親指を口に含みながらちんこを順子の口へ入れた。

「ふうう・・・ん」

順子はちんこを受け止めやすいようにベッドから頭を下して口を開き、中腰になった俺はへこへこと腰を動かして順子の口の中にちんこを往復させた。更に俺は順子の左足の甲から脛を舐め、唾で濡らしていった。

なんだかもう、よくわからなかった。産毛さえ生えていない順子の足は最高の舌触りで、つるつると滑るような肌触りもまた格別だった。俺はここにちんこを擦り付ければ更に最高なんじゃないかと思った。

順子は口でちんこを吸いながら、袋を揉み、尻の穴も指で擦ってくれていた。クラスメイトの順子も十分にエッチで、変態だった。

「順子、出したい」

足を舐めながら横目で筋まで見下ろすことができ、俺はいつでも精子を出せる状態になった。

それを聞いて順子が激しく首を動かしたので、俺は彼女の足から手を離した。そして両手で順子の頭を抑え、口の一番奥へちんこを突き入れた。遅れてやってきた舌が亀頭をこするのと同時に俺は精子を吐き出した。順子はこく、こく、とそれを飲み、おしっこの穴を吸ってくれた。変態であることを告白し、足を舐めながら精子を口に出す変態ぶりを見せても順子は頷き、飲み込んでくれた。最高の彼女だと思った。

シーツがドロドロになったので、風呂場でそれを洗い、脱水機で回している間、順子におねだりされて俺はお尻の穴に指を入れてあげていた。

実は順子も俺と同じように他人には言えない変態な自分を抱えていた。もちろん、俺は順子がお尻の穴に俺のちんこを欲しがっていることをわかっていた。だからいつか自分からそれを告白させようと、ずっとお尻の穴を舐め、こうして指でほぐすようなことを続けてきた。小さい女の子を夢想して現実のセックスをしている俺とお尻で感じてしまうことを明かせない順子は、秋から冬に向かってどんどん変態であるお互いを深化させていった。もう誰も二人を止めることはできなかった。





順子:小学校の記憶





『小学生が小学校のトイレで』





残りの夏休みを毎日順子の部屋でセックスをして過ごした後、9月になってまず俺と順子は教室で注目を浴びることになった。市民プールで一緒に泳いでいるところを見た友達がいて、俺たち二人が付き合っているんじゃないか?という噂で盛り上がっていたからだ。もちろん、そんな噂など知らなかった俺たちは騒ぎには驚いたが、別に躍起になって否定する気持ちにはならなかった。

「おい、オオバ、お前坂本と彼氏彼女なのか?」

「うん?まぁ、仲良くしてもらってるよ」

「エッチなことしたのか?チューしたか?」

「うーん、どうかなぁ、したかなぁ」

「したのか?したのかよ?」

「忘れたかなぁ」

はぐらかすようにのらりくらりと答える俺に業を煮やし、その友達は隣の席に座る順子へ

「おい坂本、お前オオバとチューしたのか?」

と大声で質問を投げた。

「ん?」

その声に反応した順子が顔を上げると、下種な友達は次の言葉を飲み込んだ。俺が見てはっきりわかるほど、順子は夏休み前の彼女より美しくなっていた。その雰囲気の変わりように、下種な友達は順子の前では下種であることができなくなったのだ。少しでも恥ずかしがればもっと囃し立ててやろうと意気込んでいたところを、視線が合っただけで足払いで倒してしまった、そんな感じだった。

順子は髪をおかっぱから伸ばして肩にかかるかどうかの少し大人っぽい髪型になり、男っぽく大雑把な服選びも今は揃いのベストと膝までのスカートで、5年生の女の子らしくキマっていた。

女の子連中も遠巻きに並んで席へ座っている俺と順子を見ながらひそひそと何か話をしていたが、聞こえなくても順子の変化を話題にしていたことが俺にはわかった。

給食が終わり、俺が教室の外へ出ると少し遅れて順子がついてきた。きっとその後に教室はざわついていたのだろうが、そんなことは別にどうでもよかった。

「オオバくん、うまくあしらってて笑いそうになっちゃった」

校舎裏のベンチに二人で座っていると順子が朝のことを話しだした。

「市民プールで泳いでたの、見られてたんだね。気が付かなかった」

「うん、私も気が付かなかったな。ちょっとだけ恥ずかしいね」

順子は複雑な笑みを浮かべた顔を俺に向けた。

「俺も少し恥ずかしかったかな、だってさ」

「・・・うん」

「俺たち、泳いでただけじゃなかったからな」

俺がそう言うと、順子は真っ赤な顔になり俯いた。もちろんそれは、水の中で俺のちんこを握り、俺にまんこをさわられていただけでなく、プールに背を向けて水着をめくり、俺に筋を見せたことを思い出したからだった。

「今の気持ち、教えてくれる?正直に話してくれたら、今日一緒に帰って順子がして欲しい事をしてあげる」

俺がわざと順子から視線を逸らせてつぶやくと、順子は俺の耳元に口を寄せ

「セックスして」

と息だけの小さ声で答えを教えてくれた。

校舎の中からは遊んでいる他の小学生たちの嬌声が聞こえていた。それがなければベンチの上に順子を押し倒してしまいそうだった。それほど俺と順子は二人の世界に浸っていた。

放課後、掃除が終わったところで順子が同じ班の女子数人に囲まれる形で何か話を始めたので、俺は廊下に出て彼女たちの話が終わるのを待っていた。担任が見回りに来て、暇なら少しプリントを整理する手伝いをしてくれと言った。明日ホームルームで配る運動会の案内を班ごとにまとめ終わり教室へ戻ると、順子が一人で俺を待っていた。

「ごめんね、ゴジ先(担任の綽名)に頼まれちゃって。待った?」

俺が謝ると、順子は首を振ってランドセルを背負い俺の隣に来た。

「私もごめんね?なんか、女子でも私とオオバくんのことが噂になってて、手をつないだの?とかデートしたの?とか聞かれちゃった」

「オオバくんの精子飲んだよ、とか言ってみた?」

「・・・言わないよ」

ほんの少しからかったつもりが急にもじもじし始めた順子を見て、俺は彼女のエッチなスィッチが入ったことに気が付いた。

俺は順子の手を引いてもう人が来ることのないはずの、音楽室や図工室のある棟の女子トイレに入った。うちの小学校は男子トイレの大は和式だったが女子は洋式でその個室に二人で入った。

ドアを閉め、鍵をかけると順子が俺に抱きつき、キスをしながらちんこを激しく揉んできた。昼休みの囁きを聞いた時からもう順子がその気になっているとをわかっていた俺は、順子の舌を口で受け入れながらかわいいベストの上から彼女の薄い胸を揉んだ。

「我慢できなくなっちゃった?」

俺が囁くと順子は何度も頷いた。

「早くオオバくんと部屋に行きたかったのに・・・、どうでもいい話をされて・・・」

「どうでもいい?俺たちの話だったんでしょ?」

「だって、夏休みまでは話したこともなかったのに、噂になったら興味本意でオオバくんのこととか聞いてきて・・・」

「どんなこと聞かれたの?」

「オ、オオバくん、エッチなことしてない?とか、迫ってきたりしない?とか・・・」

「いけない、バレてるじゃん」

「もう、バカ、バカ、セックスまでしてるとか言っていいの?」

「ええ!坂本さん、もうオオバくんとエッチしてるの?きゃー!いやらしー!」

「・・・いじわる。だったらオオバくんって小さい女の子とセックスしたい変態さんだよって言っちゃう」

「え?それはダメだよ、順子!」

俺が更に軽口を叩こうとする所を順子は唇で塞いだ。

「おまんこ、触ってみて?」

真剣な顔になり順子が言った。

スカートの中に手を入れ、パンツを下ろし筋を指でなぞるとまんこ液のぬるぬるした感触があった。

「声、我慢できる?」

順子が頷くのを見て、俺はジーパンを膝まで下ろし、ちんこを出した。蓋を下した洋式トイレに順子が座り、俺は彼女のパンツを全部引き下ろした。

「ううううううううう」

筋を開かず柔らかいまんこの肉と一緒にまんこ穴へ亀頭を押し込むと、口を押えながら順子が呻いた。ただでさえ狭いまんこ穴の入り口がまんこ肉を巻き込んで更に狭くなっていた。おあずけ状態になっていた為に順子の興奮も相当なものになっていて、とにかくまんこ穴の中が熱く、不愛想に分け入っていく亀頭をぐにぐにと押し返そうとしてきた。更に奥へと突き入れ一番奥に亀頭が届くと、襞がちんこに服従したようにぎゅ、ぎゅ、ともっと奥へと引き込もうとしてきた。

自分たちの通う小学校のトイレでセックスをするスリルは大変なものだった。もし誰かがここへ来てドアをノックでもしたらもうごまかすことができないという緊張感が、あっという間に強烈な快感に変わって俺のちんこを直撃した。下唇を噛みながら俺のちんこを受け入れている順子がいやらしかった。朝、下種な友達を大人しくさせた美しい女の子を今俺が組み敷き、ちんこで征服している現実が変態である俺を更に加速させた。

「順子・・・、俺が言う通りに言ってくれ」

ぱんぱんと洋式トイレの蓋の上でちんこを受け入れている順子に言った。

「な、何?い、いいよ、言う、よ」

「5年3組の坂本順子は」

「ご、5年、さ、さん、くみのぉ、さかもとぉ、順子、はぁ・・・」

「オオバコウジくんに」

「オオ、バぁ、コウジくんにぃ」

「小学校で」

「しょう、が、がっこうでぇ」

「おまんこにちんこをぶち込まれて」

「お、おまんこに、ち、ちんこ、をぉ」

「・・・」

「ぶ、ぶちぃこまれてぇ、ああああ」

「精子を出してと言います」

「せ、精子をだし、て、とぉぉぉ・・・」

俺はちんこを激しく順子のまんこ穴に突き入れた」

「精子出してぇ、精子出してぇ、オオバくん、私のおまんこに精子、だ、し、てぇぇぇぇぇぇ」





どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ





「ぐううううううううううう」

順子は歯を食いしばり、叫び声が出ていくところを必死に堪えていた。俺の亀頭に固い何かが押し付けられ、まんこ穴全体がぎゅーっと縮んだ。尿道に残っている精子まで吸い出されるほどまんこ穴が狭まった。

緊張が解け、まんこ穴がやっとちんこを離してくれると俺は順子から離れた。

順子は様式トイレの蓋から降りて床に膝をつき、まんこ液や精子でドロドロのちんこを口できれいに舐めてくれ、俺はそのまま彼女の頭を掴み彼女の口もまんこ穴のように使って腰を激しく振り、もう一度精子を出した。こくん、こくんと喉を鳴らしながら精子を飲み下す順子を見下ろしながら、順子を囲んだ女子たちに、俺たちがこんなセックスをしていることなんて言っても信じてもらえないだろうな、と思った。





順子:小学校の記憶





『変態の二人にも五分の純愛』





何か壁を越えたようだった。もしくは怖い物がなくなったと言えばよかったのか。

何にしても、小学校の女子トイレでセックスをしてから、俺は自分がしたい、できると思えばどこでも順子のまんこを欲しがり、順子もそれを拒むことがなくなった。同じように順子も部屋でしかセックスができないという感覚が薄れ、いつ事が始まってもいいように必ずスカートで登校するようになった。ホットパンツのようにボタンを外しジッパーを下ろさなくてもいいように、という知恵だった。

他人の目がないことを確認していたのはもちろんだったが、日没が早くなった公園でパンツを脱いだ順子が低い鉄棒に手をつき、俺がフレアスカートの中に頭を入れて突き出された腰を掴み、お尻の穴を舐め続けたこともあった。中指をお尻の穴に第二関節まで入れ、腸の中で折り曲げて順子を喘がせた。親指もまんこ穴に入れ、順子の中に入っている2本の指でまんこ穴とお尻の穴の間を仕切る薄い肉をぐりぐり「潰す」と順子は涙を流してよがった。うす暗がりの公園とは言えどこで他人が見ているのかわからないという緊張感に順子は痺れていた。変態の俺と付き合っている為か、順子も十分に変態になっていた。

順子は公園でお尻の穴を俺の指でほじられると、決まって最後は俺のちんこを欲しがった。脱いでいたパンツを俺に渡し、俺は順子を連れてブランコへ行った。ジーンズからちんこを出して俺がブランコに乗ると、順子はしゃがんでそれを口に入れ、唾で根本まで濡らすと俺のちんこの上へ座るようにしてまんこ穴へ入れた。

「うう」

二人が同時に呻き、ちんこがまんこ穴の奥まで突くと俺はゆっくりブランコを漕ぎ、順子はバランスを崩さぬよう鎖を両手で握った。ブランコが振り子のように動き、方向を変える瞬間にちんこはまんこ穴の一番奥を突き、その度に順子はびくんと反応し、まんこ穴はちんこをきゅきゅっと締めた。

「オ、オオバくん・・・」

「うん?」

「精子出そうになったら、いつものように言ってね?」

「わかってる」

「このまま出すと、オオバくんのズボンが、うう・・・、汚れちゃうからぁ」

「もう、順子のまんこ液で汚れてるよ」

俺が片手を離し、順子を支える振りをして彼女の小さく薄い胸を刺激した。

「はあぁぁ、ごめんねぇ、とろとろ止められないの・・・」

「さっきスカートの中で全部舐めたけど、またいっぱい出てるもんね」

「うう、う・・・、だって・・・、気持ちいいんだもん・・・」

順子は涙声になり、首を左右に振ってゆっくりとしたリズムで適確に襲ってくる快感に耐えていた。

「遠くから見てる人がいても、まさか小学生がブランコでセックスしてるなんて思わないよね?」

「うん、うん、思わない、よ、ああ・・・、思ったらぁ、困るぅぅ・・・」

「順子、こんな変態の俺、好きか?」

「うう、うう、好きだよ、オオバくん、大好きぃ」

「変態とするセックス、好きか?」

「変態セックス、好きぃ、公園のブランコセックス、大好きぃぃ、ああああ」

「変態の精子、飲みたいか?」

「飲みたいよぉ、オオバくん、意地悪だぁ、わかってるくせに、私が精子大好きなの、知ってるくせにぃ・・・」

順子は鼻水まですすり始めた。俺は同じペースでブランコを漕ぎ、もっと突いて欲しいと懸命にちんこを誘うまんこ穴の喘ぐ様子を感じていた。

「じゃあ、順子、変態精子、飲んでくれ」

俺が脇の下に手を入れて軽い順子を持ち上げちんこを抜くと、慌てて順子が地面に膝をつき、俺のちんこを咥えた。そして亀頭を舌でこすりながら頭を激しく上下させた。古い照明灯のほの暗い光の下で、美しい順子が必死に俺を気持ちよくしようとちんこを口でしごいている姿はたまらなくエッチで、この上なく愛おしかった。順子はぐちゅぐちゅと音をたてながら亀頭を吸い、俺はそれに合わせて順子と視線を合わせながら精子を出した。舌や喉に精子の熱を感じた順子は微笑み、口から精子を零して俺のジーンズを汚すまいとじゅるじゅると吸い、飲み干した。

俺は手に持っていた順子のパンツを広げ、まんこ穴があたる部分のまんこ液の味を舌で確認してべちょべちょにし、順子へ渡した。

彼女はパンツを履くと何とも言えない蕩けた顔をした。俺の身体から出た物には全てこんな反応を示すようになっていた。そんな変態の順子をかわいいと思う変態の俺、子供が遊ぶ公園にこれほど似つかわしくない小学生はいない、と俺は心の中で思った。

図書館に行けば、俺と順子は並んで奥の机に座り、夏目漱石や志賀直哉を読みながら周囲から人の気配が消えるとお互いの身体を弄った。順子は学校でパンツを脱いで俺に渡し、受けとった俺は鞄にそれを入れていたので、スカートの中に手を入れて筋を直接指で擦ることができた。そうして俺が勃起すると順子も机の下に手を入れ、俺のジーパンからちんこを取り出して握った。時折しおりや図書カードを落とした振りをして机の下に潜り込み、硬くなっているちんこを咥え、おしっこの穴から出ているしょっぱいぬるぬるを吸い取った。そして小学校の時と同じように俺たちはトイレに行き、最初のうちは順子が口で俺に精子を出させたり、俺が順子のお尻の穴に指を入れて感じさせた。慣れると洋式トイレの上に順子を座らせてセックスをした。

11月になる頃には、もう雨が降っていて公園にいられないといった特別な理由がなければ順子の部屋には行かなくなり、逆に見つかるかもしれない場所でなければ興奮しないようになっていた。そして遂に、順子は体育のない日は学校でもノーパンで過ごすようになった。

「授業中にオオバくんを見ていると、知らないうちにおまんこが濡れて来てスカートを汚しちゃうから、椅子とお尻の間へスカートが入らないように座らないといけないの」

と昼休みに順子から教えられ、どれどれとスカートを小さくめくると筋が見えてこれには驚いた。もちろんノーパンの順子は必ず俺のちんこを求めてきた。そんな時の順子には妖艶な美しさが漂っていた。

「なんだか、最近の順子はデビ夫人みたいだね」

「え?どういうこと?」

「すごくきれいになったなって」

俺が正直に褒めると順子は必ず赤くなり俯いた。そして

「き、きれいって言われてもデビ夫人はないよ!」

と肘鉄を飛ばしてきた。

行く所が見つからないと、二人で駅まで歩いていき、跨線橋の上で行き交う電車をただ並んで見ていた。手をつなぎ立っているだけで順子が考えていることが伝わってくる気がした。そして、俺の考えていたことも順子はわかっていたと思思った。俺は心の底から順子を大事に感じていたし、順子が俺を必要としてくれていたことも伝わっていた。理由も証拠も何一つわからなかったが、彼女の小さい掌がたくさんの想いや気持ちを俺へ流し込んでくるように感じた。そんな時、俺はたまらなく5年生の順子を欲しくなった。恋しくて仕方がなかった。

急行電車が走り抜けて言った後、順子はものすごく柔らかい表情で

「オオバくんとずっと一緒にいたい」

と言った。

「今、私とオオバくんの間に、私たちの子供がいて、三人で電車を見ているような気がしたの」

「子供・・・」

「私はもう、自分が両親に挟まれて電車を眺めることはできないから、自分の子供には私の旦那さんと二人で一緒に色々な所へ連れて行ってあげたい」

「うん」

「その旦那さんはオオバくんがいいの。5年生の女の子が馬鹿なことを言ってるけど、私の気持ちはこう」

「そうか」

「だから、わかっていて欲しいな。オオバくんの色々な所を見てきて、こう思っていることを」

俺はひどく感動して順子の声を聞いていた。

「俺も順子と一緒にいたいな」

「・・・」

「お前の色々な所を見て来て、そう思ってる」

俺が本当に言いたいことを告げようとした時、郊外へ向かう特急列車が足元を通り過ぎ、俺はきっかけを失って苦笑した。





順子:小学校の記憶





『変態がセックスしながら凛のことを思う』





「子供の名前は凛がいいな」

12月の校舎裏で、順子は北風に頬を赤くして笑った。

「女の子って決めてるんだ?」

俺は冷えた順子の手を握って温めながら尋ねた。

「うん、なんかオオバくん以外の男の子のことがうまく想像できなくて。女の子なら、自分のことを小さくすればすぐに思い描けるから」

「・・・」

「ほら、オオバくんも7歳の私なら知ってるでしょ?」

ああ、よく知ってるよ、と俺は頷いた。

俺が変態を全開にしてセックスをした時の順子は、俺には間違いなく7歳の女の子だった。小学校にいるので、それをはっきり口にして順子に答えることはしなかったが、お父さんのいない順子にとって、男と言えば俺しかいないことはよくわかっていた。だから、まだ生理もきていない順子が未来の娘を思い、名前まで決めていたとしても笑うことなど俺はできなかった。

順子はあの跨線橋の上で一緒に列車を見た頃から、更に女の子らしさを増した。裸になればまだまだ子供の身体だったが、目つきは柔らかくなり、教室でもよく笑うようになった。下種な友達どもはやっと順子がクラス1どころか学年1の美人になっていることに気が付き、掃除の時などに男だけで集まると俺をヘッドロックしてあんないい彼女がいるとか許せない、と悔しがった。そして今更ながら自分が好きだと思っているクラスの女子の名前を出し、どうやって付き合えばいいのか教えてくれと真剣な相談まで始める始末だった。

「ふふ、男子はそんなこと話してるんだ」

学校から順子の部屋へ向かう途中で下種連中のことを教えると、順子は楽しそうに笑った。

「俺に聞かれてもわからないんだって、って何度言ってもダメ」

「うん、オオバくんに告白されたのって、私がお願いしてだったもんね。もう裸になっちゃった後に」

順子はクスクス笑いが止まらない、という雰囲気で言った。

「そうだよ、俺は当然付き合いだしてると思ってたのに、まだきちんと言ってもらってないって言われた時は、え?え?って感じだったよ。順子だってそう思うだろ?」

「えー、やっぱり言ってくれなきゃ、だよ」

「そうなの?女子って面倒くさいなぁ・・・」

俺が頭をぼりぼりかくと順子は更に笑った。

「ほんとは、お前のぐりぐりからじゃん。肩車した時に「骨」をここへ押し付けたのが始まりだっただろ?」

俺は首筋に手を移して言った。

「うん。ぐりぐりしてよかったな」

「気持ちよかったってこと?」

「オオバくんにしてよかったな、ってこと。好きになって、恥ずかしかったけど裸になって、あの時から毎日が楽しくなって。ほんとにつまんなかったもの、家に帰りたくないないって真剣に思ったこともあったくらい」

「・・・」

「だからありがとう、オオバくん。変態さんでも好きだよ。今日も一緒に部屋へ歩いていることが嬉しくて仕方ないよ」

付き合いだして毎日セックスしていた頃は、こんなにゆったりした気分で歩いたことなんてなかったな、と俺は思った。お互い時間が惜しくて、順子の部屋に行けば1回でも多くセックスをしなければ、と切迫した気持ちで腰を動かしていたよな、と俺は隣で笑っている順子を見て思った。タータンチェックのダッフルコートを着てうきうきとしている様子は本当にかわいい、と俺は感じた。

順子の家に着くと、順子は俺に「おかえり」と言いながらキスをしてきた。俺がそれを受け入れると、順子はダッフルコートを脱ぎ、俺のスタジアムジャンパーを脱がせるとハンガーにかけた。

「何か食べる?シャワーが先?それとも、私が最初かな?」

順子が、どこかで聞いたようなことを尋ねてきたので、俺は

「寒いからシャワーですぐ暖まりたい」

と言った。

順子は頷き、家の暖房をつけてシャワーの準備をした。湯温を確かめると俺のシャツとジーパン、ブリーフを脱がせて全裸にし、俺は風呂場へ入ってシャワーを浴びた。すぐに裸の順子がやってきて、俺たちは抱き合いシャワーでしばらく身体を暖めた。

「お風呂もわかしたから、一緒に入ろ?」

俺の首を舐めながら順子が言い、俺たちはお互いの身体を洗いながら風呂が沸くのを待った。

俺が順子の背中から足の先までを洗い終わると、順子は立ち上がって壁に手をつき、俺にお尻を突き出した。俺はいつものように彼女の少しうんこの臭いがするお尻の穴を舐め、緩んだ穴にも舌を入れた。苦い味が俺の口の中いっぱいに広がると、もう筋からまんこ液を垂らし始めた順子が俺を四つん這いにさせ、俺のお尻の穴を舐めてくれた。俺は床に敷かれたマットにお湯を流して温め仰向けになると、順子が俺にお尻を向ける形で身体に乗ってきて、俺たちはお互いのちんこやまんこ、それに尻の穴を舐め合った。俺は順子のお尻の穴へ指を2本入れ、順子も俺のお尻の穴を指でこすりながらちんこを咥えて頭を振った。

「お風呂へ入る前に、あああ、オオバ、くん・・・、一回精子、出してぇ・・・」

「わかった。順子、もっと口を動かして」

「ふん・・・ぐうう・・・」

ぐぽぐぽ、と激しく頭を上下する順子が、おしっこの穴を舌の腹で擦り始めたのを感じ、俺は精子をそこにぶちまけた。

順子は、精子が出終わるまで変わらず亀頭を刺激してくれた。一刻も早く飲みたいところを我慢して、口の中に溜まっていく精子の量や圧力に身体を震わせた。

「精子、見せて?」

おしっこの穴に残った精子を吸い終わった順子は、俺へ顔を向けてゆっくりと口を開いた。ほんの少し頭を傾ければ口の端から零れてしまいそうな白い精子を順子は顔を上げて喉へ送り、喉をこくん、こくんと動かしながら飲み下した。順子が美しい女の子だと思ってからずっと、俺は風呂場で順子の口に精子を出した時は必ず口の中を見せてもらうことにしていた。そのあまりにいやらしい様子で、俺はすぐに2回目へと移ることができたからだった。

俺たちは風呂が沸いたのを見て向き合いながら風呂桶の中に腰を沈めた。順子は自分で筋を開きその中に俺のちんこを入れ、腰を下ろした。

「あああ・・・、このカッコ、オオバくんに抱きしめてもらえるからぁ、好きぃ・・・」

順子が腰を動かす度にお湯がちゃぽ、ちゃぽと波立ち、それと連動して順子のエッチな息遣いが俺の耳元に漏れた。

「気持ちいいね順子のまんこ穴、すごく俺のちんこにおねだりしてるのわかるよ」

「うん・・・、でもまだ、待って、もっと気持ちよくしてぇ・・・」

順子が腰を前後に動かし、頭を振って快感に耐えているのを見ながら、俺は順子の上半身にお湯をかけ続けて彼女の身体が冷えるのを防いでいた。

「さっき気が付いたんだけど、今日の順子は新婚さんだったのかな?」

順子の腰をこちらにぐっと引き寄せながら言うと、順子は

「ううう・・・、うん、そう、なんか思いついてやっちゃった。オオバくんがぁ、お仕事から帰ってきたみたいな感じ、いいなぁって」

順子は、ちんこに感じて会話にならなくなりそうな自分を堪え、笑顔を作って言った。またまんこ穴がきゅきゅっと収縮した。

「ほんとにやってくれる?」

「え?え?」

俺の言葉に順子が驚いた。

「ほんと?ほんとって?」

「俺が仕事から帰ってきたら、俺の服を全部逃がせて、ちんこを咥えてくれる?」

「ああ、はぁ・・・、うん、うん、おまんこに精子出してもらえるまで、毎日毎日してあげるぅ・・・、あああ、ああ、ほんとにそうなったらぁ、いいなぁ・・・、オオバくんの素敵なおちんちんで、妊娠したいなぁ・・・、オオバくんに凛のお父さん、なってもらいたいよぉ・・・」

「いいよ、順子。俺も決めた。変態だけど、一緒に住んで毎日順子のまんこ穴に精子出す。妊娠しろよな?」

「ああ、うん、うん、する、妊娠するよ、オオバくん、ああああ、早く大きくなりたいなぁ・・・、オオバくんと一緒に大人になりたいよぉ・・・」

ばちゃばちゃ、と順子が激しく腰を動かし、俺もちんこをまんこ穴の一番奥へ入れて、亀頭を捕まえようとする襞の動きの中へ精子をぶちまけた。

「あああ、熱いぃぃ・・・」

順子が歯を食いしばって唸る声を聞きながら、俺は強く順子の胸を抱きしめた。なんだか、本当に凛という女の子が俺の亀頭のあるまんこ穴の奥で動き始めているような気がした。





順子:小学校の記憶





『凛と妄想セックス』





クリスマスといっても順子の部屋で過ごすことに変わりはなかった。冬休みに入り、朝からまた遊びにいけるようにもなったが、親父の実家に住む叔父さんが急に入院してしまい、その見舞いの為群馬へ家族で行くことになって数日間順子と会うことはできなかった。ただ、俺はその時に順子のダッフルコートに合いそうな真っ赤なマフラーとお揃いの手袋を買うことができ、それをプレゼントとして順子の家へ持っていった。

ベッドで久しぶりにセックスをした後、いそいそと紙袋に入ったマフラーと手袋を順子に渡すと、彼女はベッドの上でくるくる回るほど喜び、全裸のままそれを身に着けた。そのかわいいやらエッチやらな順子の姿に俺が燃えてしまってすぐに2回目のセックスを初めてしまい、午前中で早くも順子の筋は精子とまんこ液でぐちゃぐちゃになった。

「私もオオバくんにプレゼントがある。渡す前にシャワーを浴びていい?オオバくんも一緒に浴びる?」

順子がそう言うので、俺も一度ちんこについた精子を洗い流したいと彼女の後について風呂場へ行った。

順子は俺のちんこにお湯をあてながら丁寧に手で洗ってくれ、お尻の穴も舐めてくれたので俺はまた勃起した。

「ああ!お兄ちゃん、おちんちん立ってる!また7歳の順子にエッチなことしたいの?」

順子はもう自然に「変身」できるようになった1年生順子で俺の変態に火をつけた。

「でもお風呂じゃのぼせちゃうから嫌ぁ。ベッドでエッチなこと教えてぇ」

お兄ちゃんになって7歳順子の筋をいじってやろうと身構えた俺を順子はいなし、俺に部屋で待っているよう言った。

順子が用意してくれたバスタオルで身体を拭き、彼女の部屋で待っていると順子が黄色棒を被り、何か洋服を持って俺が横になっているベッドへ滑り込んできた。

「お兄ちゃん、順子ね、これからクリスマスのプレゼントをあげるね?」

あおむけになった順子はそう言って、持ってきた服を自分の身体の上に置いた。それは薄緑の幼稚園の制服とえんじ色のスカートだった。一目でそれが幼稚園時代に順子が着ていた園児服だとわかった俺は、少し硬さが抜けたちんこを再び立たせた。

「お兄ちゃん、小さい女の子が好きだから、今日は順子が幼稚園の女の子になってあげる」

「7歳の順子ちゃんがもっと小さくなってくれるの?」

「うん!お兄ちゃんが喜んでくれたら順子も嬉しいもん!」

「そうか、順子ちゃんありがとう。お兄ちゃん嬉しいよ」

俺は早くスカートの下にある筋を舐めたくて仕方がなくなった。

「でもね、お兄ちゃん、順子大きくなっちゃって、幼稚園の時のお洋服は着れなかったぁ」

「そっか、いいよ、大丈夫だよ」

「それとね、もう順子はお兄ちゃんにエッチなことしてもらっちゃったから、今日は凛ちゃんになるよ」

「凛ちゃん?」

「うん!順子がお母さんになるんだよ!凛ちゃんにもお兄ちゃんが初めてエッチなことをしてあげてね!」

凛ちゃんって、順子がこれから生む娘のことだよな?と俺は思った。それはつまり俺の娘でもあるってことか?順子は、幼稚園児だけでなく親子でセックスをしていい、と言っているのか?俺の頭は一気に混乱した。

「お兄ちゃんは変態さんだから、小さい女の子におちんちん入れたいよね?」

「う、うん、入れたい」

「だから、5歳の凛ちゃんにも入れてあげてね!」

「わかった」

なんていうプレゼントを考え付いたんだ!と俺は思った。7歳に見える順子の身体は更に小さく、華奢で弱くなり、さっき幼稚園から帰ってきた女の子そのものに俺の目には映っていた。しかも今度は俺の娘とセックスするように順子が誘っている、年齢は5歳、それは一緒に水遊びをした女児たちと同じ年だ、俺がちんこを入れたくて仕方ない妄想の相手だなんて、俺は本物の変態になる、なってしまうと思った。

「パパぁ、お粉ぽんぽんしてぇ」

大の字になった凛ちゃんが手足をバタバタさせた。彼女の枕元にはシッカロールの丸い容器があり、俺はそれを手にとった。蓋を開けるとあの子供の匂いが広がり、俺はそれだけで精子を漏らしてしまいそうだった。

「うん。凛ちゃん、ぽんぽんするよ」

俺はパフをとり彼女の右の脇へ粉を振った。左にもパフを振り、あせもができそうな顎の下や首、園児服を持ち上げて胸から脇腹、お腹、腰をシッカロールで白くしていくと、スカートも持ち上げ、臍の下から股にもパフを走らせた。武者震いが何度も俺を襲い、5歳児には不釣り合いな筋から溢れるまんこ液を間違って指の先が筋に入った振りをして拭い、ペロリと舐めた。順子もかなり興奮していることが匂いと味でわかった。

「パパぁ、ぽんぽん終わったぁ?」

俺がパフを容器に戻すのを見て凛ちゃんが言った。

「おまた、閉じていい?」

「待って、凛ちゃん、おまた、パパにもう少し見せて?」

「ええ?恥ずかしいよぉ」

俺はスカートを持ち上げたまま、覗き込むように筋を凝視していた。実際に女児だった順子が着て幼稚園に通っていたスカートの色や皺、質感がどんどん筋を幼い子供の不可侵さを漂わせていった。いつまでも眺めていたいと願わざるを得ない神々しさだった。

「凛ちゃんのおまた、きれいだね」

俺はぎりぎりまで「骨」に鼻を近づけて言った。

「パパ、おまたの中も見てみたい。凛ちゃん、いいかな?」

「パパ、凛のおまた、中を見るの?」

「うん、見たい。 凛ちゃんのおまたすごくきれいだから、パパ、どうしても見たいんだ」

「うーん・・・、どうしても?」

「うん、どうしても」

「じゃあ、パパだからいいよ! 凛もパパに見てもらいたくなっちゃった」

俺は腫れ物に触るように凛ちゃんのまんこへ両方の親指をあて、ゆっくりと筋を開いた。物欲しそうに一対の羽根が開き、俺のちんこが何度もここを通り過ぎたことを思い出させたが、目の前にあるスカートがこのまんこは5歳女児のものなんだ、と俺を説得してきた。

俺は堪らず羽根をペロリと舐めた。

「あん!」

凛ちゃんが声を挙げた。

「パパぁ、おいたしちゃダメぇ、くしゅぐったーい」

「凛ちゃんのおまた、おいしいよ。パパ舐めたい。ぺろぺろしたい」

俺はまた一緒に裸で水遊びをした幼稚園の友達の筋を思い出し、彼女たちを舐めていると思い込んで舌を動かした。

「パパぁ、パパぁ・・・」

「ちゅ、ぺろ、なんだい 凛ちゃん」

「おまたが、おまたがぁ、変になってきたぁ・・・」

「そう、もっと変になっていいよ?」

「うん・・・、うん・・・、パパのぺろぺろでぇ、変になるねぇ・・・」

ああ、あまりの興奮で目がぐるぐる回る、と俺は思った。実の娘のまんこ穴を舐めていると思い込むだけでこれほどエロい気分になるのか、5歳の女児を感じさせることがこれほど恍惚とさせるのか、とすぐにでもちんこをこの狭い穴に入れたい衝動に打ち震えた。シッカロールの甘い香りが俺の変態を元気にし、せっかく振った粉全てを舐め取りたくなった。

俺は凛ちゃんの横に移動し、中腰になると彼女の手にちんこを握らせた。

「きゃ」

凛ちゃんは驚いて手を引こうとしたが、俺はそれを許さず彼女の手と一緒に自分のちんこを握った。

「パパ、パパ、おちんちん・・・」

戸惑う凛ちゃんは泣き出しそうな顔で俺を見た。

「怖いよぉ、パパぁ・・・」

「凛ちゃん、パパは 凛ちゃんのかわいいお手てでおちんちんをいい子いい子して欲しいんだ」

「いい子いい子?」

「うん、いい子いい子。こうして、おちんちんをしゅ、しゅ、ってすると、パパのおちんちんが喜ぶんだよ」

「喜ぶの?」

「凛ちゃんありがとう、っておちんちんが元気になるんだ。だからこうして、お手てでしゅ、しゅ、ってしてくれる?」

「うん。おちんちん、しゅ、しゅ、だね?

凛ちゃんは指先でちんこを挟むように握ると、おぼつかない動きでちんこをしごいてくれた。園児服を体に乗せたままの凛ちゃんを見下ろした俺は、この5歳児と親子のセックスをする瞬間まで精神が耐えられるかが心配になっていた。入れた瞬間、気が狂ってしまうかもしれない、と恐れながら凛ちゃんへちんこをぶちこむ快感へ早く飛び込みたいと願った。





順子:小学校の記憶





『凛とかくれんぼセックス』





「ああ・・・ん・・・、パパぁ、おまたにおいたしてるぅ・・・」

凛ちゃんにちんこをしゅ、しゅ、してもらいながら、堪らず俺はこの5歳児の筋に指をあて、ゆっくりと擦ってしまっていた。園児服のスカートの向こう側にある筋が5歳のものであることをもう俺は疑うことさえできなかった。そして俺は、その妄想を自分の娘にまんこ液を溢れさせているもう一段上の妄想に切り替えた。目の下では凛ちゃんの手が俺のちんこをしごいている、こんな状態になって親子でセックスをしてはならないなどという知識は意味を失っていた。

「パパぁ、おちんちん熱いよ?」

心配そうな顔で凛ちゃんが俺を見た。

「うん、お熱が出て来たね」

「パパ大丈夫?おちんちん苦しい?冷やしてあげようか?」

「え?冷やす?」

「うん!パパのおちんちん舐めて冷やしてあげる!」

「え!」

なんだって?5歳児が俺のちんこを舐めて冷やしてくれるだって?俺は我が耳を疑った。

「パパぁ、おちんちんお口にちょうだーい!」

言われるまま俺はちんこの先を凛ちゃんの口元に近づけると、凛ちゃんは舌先を口から出してぺろ、ぺろ、とかわいらしく舐めてくれた。何回か舐めると、ふー、ふー、と細めた口から息を吹いてちんこにあて、少し冷えたと思うとまた舌先でぺろ、ぺろ、と舐めてくれた。激しく精子を求める5年生順子の口では絶対に感じることができない、軽い舌の接触があまりにじれったく、俺は更に勃起した。もう亀頭がはち切れそうだった。

「あ、パパぁ、おちんちんまた熱くなったぁ。凛のぺろぺろふーふー、下手かなぁ・・・」

悲しそうな顔の凛ちゃんの黄色帽を俺は撫で

「違うよ凛ちゃん、すごく気持ちよくて、もっとぺろぺろふーふーして!っておちんちんが言ってるんだよ」

と笑いかけた。もうそんな余裕は微塵もなかったが、それを凛ちゃんに知られないよう懸命に隠していた。

「ああ、パパぁ、おちんちんからね、っしょっぱいねばねばが出てきたぁ、おしっこ漏らしちゃったの?」

「おしっこじゃないよ凛ちゃん。上手だね、ありがとうね、っておちんちんがお礼を言ってるんだ。凛ちゃん、おちんちんにお口があるでしょう?」

「お口?この線になってるところ?」

ちょん、と凛ちゃんはおしっこの穴を舌先で舐めた。

「う、そ、そう、そこがおちんちんのお口だよ。凛ちゃん、おちんちんとちゅーしてみて」

「うん。おちんちんに、ちゅー」

すごい快感だった。凛ちゃんがキスする形に唇をすぼめ、おしっこの出る穴につけると軽くちゅーと吸い上げ、ねばねばが引きずり出される瞬間に電撃が走った。

「ああ、凛ちゃん、ちゅーもうまいね!」

俺は目を白黒させながら凛ちゃんを褒めた。

「パパ、ほんと?やったぁ!」

喜んで笑顔を見せる凛ちゃんに、俺はもう我慢ができなくなった。指先で擦っている筋はもうまんこ液でとろとろになっていて、5年生順子なら筋を指で開かなくてもちんこを飲み込めるほど濡れ切っていた。

「凛ちゃん、もうおちんちんと仲良くなった?」

「うん、ちゅーっしちゃったもん!」

「おちんちんね、凛ちゃんともっと仲良くなりたいんだって」

「もっと?」

「凛ちゃんのおまたでかくれんぼしたいんだって」

「かくれんぼ?」

「そう、かくれんぼ。していいかな?」

俺をドキドキさせながら言うと、凛ちゃんはうーんと少し考えた後

「うん、パパのおちんちんだから、かくれんぼで遊びたい!」

と言ってくれた。

俺は凛ちゃんの足の間に移り、膝の後ろに手を入れて凛ちゃんの足を持ち上げた。筋がはっきり見えるようになり、俺はその筋にちんこの先をつけた。

「おちんちんが隠れる場所を探しまーす」

「おちんちん、どこに隠れるのかなぁ?」

俺は筋を指で開いて羽根を出し、ちんこの先でゆっくりとこすった。

「あ、パパ、おちんちん、うう、エッチなところに隠れるぅ・・・」

「うん、ここに隠れたいみたい」

俺はまんこ穴の入り口にちんこをあてた。

「ああ、パパ、パパ、おちんちん、そこに隠れるの?」

「うん、ゆーっくり隠れていくよ」

俺は少しずつまんこ穴へ亀頭を忍び込ませていった。

「ぐ」

亀頭の一番太いところの遥か手前で、強く収縮しているまんこ穴がそれ以上の侵入を拒むようにちんこを締めた。

「パパ、パパぁ、はぁ、はぁ、おちんちん、かくれんぼできそう?」

「今、困ってるよ、凛ちゃんが隠れちゃダメって言ってるって」

「うそ、うそ、おちんちん、かくれんぼしていいよ!パパぁ、かくれんぼぉ」

凛ちゃんはまんこ穴から更にまんこ液を出していたが、俺はこれ以上力を入れてちんこを押し込むと凛ちゃんのまんこ穴を壊してしまいそうでにっちもさっちもいかなくなっていた。早く自分の娘とセックスしたい俺と自分の娘に傷をつけたくない俺が激しく戦っていた。結論が出ないまま凛ちゃんのまんこ穴がひくひく動く振動に亀頭が感応し、俺はまんこ穴の入り口で精子をぶちまけてしまった。

「あ」

俺と凛ちゃんは同時に声を挙げた。

「パパぁ、おちんちんが何か出したぁ、熱いよぉ」

「うん、おちんちんね、凛ちゃんが隠れさせてくれないって泣いちゃった」

「泣いちゃったの?」

「隠れたいよぉ、凛ちゃんの中に隠れたいよぉって」

「えー、凛、おちんちんに意地悪しちゃったんだ・・・、パパ、ごめんなさい」

凛ちゃんは悲しそうな顔で俺を見た。

「そしたらね、凛ちゃん、おちんちんが本気を出して隠れたいんだって。少し強く隠れていい?」

「うん、パパ、おちんちん、凛の中で隠れてぇ、凛は意地悪しないよ!おちんちん好きだもん!」

俺は凛ちゃんの言葉を聞いて心を決めた。凛ちゃんのまんこ穴の奥までちんこを押し込み、それが凛ちゃんの身体を傷つけても奥に精子を出すんだ、と覚悟した。

「凛ちゃん、いくよ」

「うん、おちんちん、がんばれ!」

ぎし、ぎし、と軋む感じで亀頭がまんこ穴を進む度に襞がちんこを吸い、締めあげた。そして亀頭が全てまんこ穴に収まると

「痛い!パパ!痛いよぉ!痛いよぉ!」

と凛ちゃんが叫んだ。5歳のまんこ穴に、小学生とは言えちんこがぴちっ、の部分まで入ると痛みは避けられない。俺はちんこの動きを止め、凛ちゃんが落ち着くのを待った。

「はぁ、はぁ、パパ・・・、もう大丈夫だよ・・・、おちんちん、凛の中に隠してぇ・・・」

涙目で俺のちんこを受け止めると言ってくれた凛ちゃんに、俺は興奮した。親子でこんなにお互いを求めあうって、なんと素晴らしいんだと思った。俺は凛ちゃんにキスをした。

「あ、パパともちゅー、好きぃ・・・」

凛ちゃんは心の底から嬉しさを噛みしめるようにつぶやいた。ああ。娘とのセックスがこれほど感動的だなんて、と俺は思った。

「あ、ああ、パパ、おちんちん、まだ、奥に、あああああ、隠れるの?」

「凛ちゃん、今半分隠れたところ。もう少しがんばれる?」

「うん・・・、うん、大丈夫だよパパぁ、おちんちん、もっと隠れていいよぉ・・・」

「うん、じゃあもっと奥にいくね」

15分以上かけて俺は凛ちゃんのまんこ穴にちんこを進め、一番奥の硬いでっぱりに亀頭を到着させた。

「あ、はぁ、あ、はぁ、パ、パパぁ・・・、おちんちん、おちんちんがぁ・・・」

「うん、おちんちん隠れたよ凛ちゃん、どこに隠れたかわかるかな?」

「ここぉ、ここにおちんちん、あるよパパぁ・・・」

凛ちゃんはお臍の下を指で押し、その感触が扁平な凛ちゃんのお腹を通して亀頭に伝わってきた。

「当たり!凛ちゃん、よくできました!」

俺は苦悶の表情の凛ちゃんを見て、激しくちんこを出し入れして逆に壊してしまいたい衝動に駆られた。大事に大事にまんこ穴の一番奥まで運んだ亀頭を自分から手で更に刺激するなんて、なんていやらしい5歳女児なんだ!と反射的に思ったからだ。そして次の瞬間、実の娘のまんこ穴にきちんと精子を出して感じさせたいと思った。もう俺は完全に狂ってしまっていた。





順子:小学校の記憶





『凛と空中セックス』





俺はこつこつと凛ちゃんのまんこ穴を小さく突きながら、どうやってこの5歳児を感じさせてやろうかと考えていた。

「うう、あ、あ、パパぁ、パパぁ・・・」

凛ちゃんは俺のちんこをまんこ穴の一番奥でずっと受け入れながら、俺の腕を掴んでいた。

「パパぁ、あのね?」

「凛ちゃん、なあに?」

「パパぁ、あ、ううう、あのねぇ?」

「うん」

「凛ね、見ちゃったのぉ」

「何を?」

「パパがねぇ、ああ、あ、パパがぁ、凛のパンツをぉ、クンクンしてたところ・・・」

「あ」

そんなことを俺は自分の娘にしていたのか・・・、それをこともあろうに凛ちゃんに見られていたなんて・・・、と俺は思った。なんということだ、俺がこうして凛ちゃんとセックスしたがっていたことなんて遥か昔にバレていたのか、と俺は自分の中で暴れてきた変態の勢いに屈した。

「うん、凛ちゃん、パパは凛ちゃんのパンツをクンクンしてたんだね、嫌だった?」

俺は言い訳も思いつかず感想を尋ねた。

「嫌じゃなかったよパパぁ、だってぇ、お風呂に入った時に、パパがぁ・・・」

「・・・」

「凛の裸を見ておちんちんを大きくしてたの知ってたからぁ・・・」

「そうか」

「だってぇ、だってぇ、パパぁ、凛の背中やぁ、お尻にぃ、おちんちん、ぐりぐりしてくるんだもん・・・」

「うん」

「凛だってぇ、凛だってぇ、パパのこと好きだからぁ、パパもぉ、凛のこと好きなのかなぁってぇ・・・」

「・・・」

「パパぁ、凛のことぉ、好きぃ?」

「好きだよ、凛ちゃん、生まれた時から凛ちゃんのことが大好きだよ」

「ああ・・・、パパぁ、パパぁ、赤ちゃんの時から好きだったのぉ?」

「好きだったよ、凛ちゃん。初めて凛ちゃんのおまたを見て、いつか凛ちゃんにおちんちん入れたいなぁって思ったよ」

「ああ、あああ、パパぁ」

「だから今、凛ちゃんにやっとおちんちん入れられてパパ嬉しいんだ。おちんちんで嬉しいよ、嬉しいよって凛ちゃんにお話ししてるの、わかるかな?」

俺はキツキツのまんこ穴の中でちんこを少し大きく前後した。

「うううう、ああ、ああ、パパぁ、おちんちんがぁ、おちんちんがねぇ、嬉しいって言ってるよぉ、凛わかるよぉ、5歳だけどわかっちゃうぅ、あああ、パパのおちんちんしゅごいぃぃ・・・」

凛ちゃんはちんこの動きに合わせて首を左右に激しく振り、俺はそれを見て凛ちゃんのまんこ穴を強く突いた。

「ああ、ああ、パパ、パパぁ・・・、おまた気持ちいい、おまたがぁ、気持ちいいよぉ・・・」

「おちんちんがね、好きになってくれたお礼がしたいって、く、言ってるよ」

「あはぁ、あはぁ、お礼?お礼、おちんちんがぁ、お礼してくれるのぉ?」

「さっき出た熱いのを凛ちゃんのおまたに出したいって。いいかな?」

俺が更にちんこを強く突くと凛ちゃんは下唇を噛みながら

「パパぁ、ぎもちいいぃぃ、お礼ぃ、お、お礼をぉ・・・、あは、あはぁ、はぁ、凛のおまたにしてぇ、いい、よぉ・・・」

と喘いだ。

俺は5歳児に向けてありえない速さでちんこを動かし、親子で精子をやりとりする背徳感にしびれながら精子をおしっこの穴から解放した。

「ああああ、あじゅいぃぃ!」

凛ちゃんは歯を食いしばりながら精子を受け止めた。俺は6発も精子を吐き出し、狭い凛ちゃんのまんこ穴の中で行き場を失った精子は俺のちんこ全体を包むように戻ってきた。

俺は白目を剥く凛ちゃんの顔を見下ろしながら、無意識にちんこを前後に動かしていた。精子をあれだけ出しても出したりないと俺の中の変態は5歳児に休むことを許さなかった。

しかしそれは仕方がなかった。俺は凛ちゃんのパンツの匂いをくんくん嗅いでいた変態なんだ、お風呂へ一緒に入ればちんこを勃起させ、亀頭を凛ちゃんの身体に擦り付けていた大変態なんだ、それほど大好きな娘と初めてセックスができた今、1度精子をぶちまけたくらいでは満足できないのは当然だ、と俺は思った。なぜなら俺は小さい女の子なら娘にさえちんこをぶち込む人でなしだからだ、とあまりの変態ぶりを晒す自分がおかしくて、だからだと俺は動かない凛ちゃんの身体でセックスし続けた。

「あああああ、パパぁ、おちんちん、まだおまたにいるよぉ・・・」

しばらくして気が付いた凛ちゃんが救いを求めるような弱々しい声で言った。

「あ、はぁ、はぁ、パパのぉ、おちんちんがぁ、すごおくぅ、硬いぃぃ、あああ・・・」

「凛ちゃんのおまたが気持ちいいって、おちんちん張り切ってるよ」

「ああ、ああ、凛もぉ、凛もねぇ、おちんちんがぁ、気持ちいいよぉぉ、パパのおちんちんが気持ちいいよぉぉ」

「もっともっとおちんちん張り切るからね、いくよ?」

俺は正常位で凛ちゃんのまんこ穴を突いていた所を、更に彼女の足を頭の方へ折り曲げさせてエビのような格好にし、精子とまんこ液でめちゃくちゃになったまんこ穴に上からちんこを叩きつける形に変えた。

「ぐううう、ぎゃあああ、パパ、パパ、激しい、激しいよぉ」

「ぐ、ぐ、ぐ、凛ちゃん、愛してるよ、パパのおちんちんがね、もっともっと凛ちゃんの奥に入りたいって叫んでるよ、凛ちゃんわかる?凛ちゃんわかるかな?」

「うぐ、ぐうううう、がはぁ、がはぁ、パパ、パパ、パパぁぁぁ」

「凛!凛!凛!」

「ああああああ、あああああああ」

「凛!凛!凛!」





どぴゅ どぴゅ どぴゅ どぴゅ どぴゅ





「ぐううううう」

「あががぁぁぁぁぁ」

津波のような快感と一緒に、俺は思い切り突き下ろしたちんこからこれでもかと精子を噴出させた。凛ちゃんはまた気を失ってしまったが俺のちんこは硬いままで、俺はまだセックスを続けた。まんこ穴は緩み、俺の精子の中をちんこが泳いでいるような感覚になった。

俺は、まだ凛ちゃんの身体に乗っている園児服をもっと間近で見ながら腰を振りたいと思った。凛ちゃんの太腿の裏から腕を回し、掌を背中に置くと、俺は中腰になって凛ちゃんの身体を持ち上げた。軽い身体だからできるちんこと両腕が支える空中セックスの態勢ができあがった。俺が腰を振ってちんこをまんこ穴に出し入れすると園児服がそのリズムに合わせてふわり、ふわりと浮き上がり、それが幼稚園から家に帰ってくる凛ちゃんの姿に重なった。俺はまた更に興奮して空中セックスに没頭した。

「うううう、ああ、あ・・・」

凛ちゃんがようやく目を開けたのは、俺が1度精子を吐き出した後だった。

「ああ、浮いてる!」

黄色帽を被った凛ちゃんが中腰の俺に支えられながらちんこを突き入れられていることに気が付き声を挙げた。

「パパ!パパ!凛、浮いてるよぉ!」

「凛ちゃん、気が付いたね、おちんちんががんばって凛ちゃんを持ち上げているんだよ」

「うん、うん、あああ、ああ、おちんちんんんん、がんばってるぅぅ」

「凛ちゃん、凛ちゃん、パパにね、がんばっておちんちん入れてるパパにね、言って欲しいんだ」

「パパ!パパ!何?何?凛、何でも言うよぉぉ・・・」

「パパの」

「パパのぉ・・・」

「赤ちゃん」

「あ、赤ちゃん・・・」

「生みたい」

「生みたい、生みたいよぉ!」

「最初から言って」

「うん、うん、凛はぁ、パパのぉ、赤ちゃん、生みたいぃぃぃ!」

「く、く、くぅ!」

「ああ、はぁ、あああ、おちんちん硬いぃぃ!!パパぁ!!!」

「凛ちゃん、もう一回言って!」

「パパのぉ、赤・・・、ちゃんんん、生みたいぃぃぃ・・・!」

「もう一回!」

「パ、パパ、のぉ、赤ちゃんん、んん、生みたいぃぃ!」

「凛ちゃん、熱いの出るよ!もう一回言って!」

「ああがぁぁぁ、パパ、パパのぉぉ、赤ちゃんんん、生みたいぃぃ!凛はパパの赤ちゃん生みたいよぉぉぉ!生ませてぇ!!!パパぁ!パパぁ!パパぁ!!」





どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ





「!!!!!!!!!!!!」

俺は思い切りちんこを突き入れ、これでもかと空中で喘ぐ凛ちゃんのまんこ穴に精子を噴出させた。さすがにもう凛ちゃんの身体を支えていることができず彼女をベッドの上に寝かせ、ちんこをようやくまんこ穴から引き抜いた。ごぼ、ごぼ、と閉じようとする筋に待ったをかけるように吐き出した精子が外へ流れ出したが、いつもなら指を筋に這わせて精子を口に運ぶ順子も、ここでは精子に構っている余裕はなかった。俺は彼女の身体の上に乗っている園児服を手に取り、匂いを嗅いで倒錯したセックスの余韻に浸っていた。





順子:小学校の記憶





『お尻セックスでサヨナラなんて』





「まさか、オオバくんがあんなに興奮してくれるとは思わなかったな」

湯船中で向かい合って座りながら、ゆっくりと俺のちんこをまんこ穴で擦っている順子が言った。

「私、本当に5歳の女の子になってよかったと思った。なんか変態のオオバくんに気を失うまで感じさせられるってすごく素敵!って、プレゼントあげたのに何倍も大きなプレゼントを返してもらった気分。ありがとうオオバくん」

お湯の中でゆっくりとするセックスもいいものなんだな、と俺は思っていた。娘を犯してでも女児とのセックスをしたい気持ちを爆発させた変態の俺が、普通の小学生へ戻ってくる為には、時間をかけたこういう優しいセックスがなければダメなんだと痛感した。5年生のクラスメイトな順子に労わってもらいながら、変態であることを許してもらう緩い快感に俺は沈んでいった。

「よくあんなプレゼントを思いついてくれたね。俺からもありがとうだよ」

俺はつながっている順子を抱きして言った。

「変態になってよかった。順子と付き合って本当によかった」

「私も変態な自分をわかってくれるオオバくんが彼氏でよかった」

俺たちはどちらからともなくキスをし、お互いの舌を絡め合った。

「変態の順子からお願いがあるの。聞いてくれる?」

永遠に続くかもしれないと錯覚するほど濃厚なキスからこちらの世界に帰ってくると、順子が微笑んで言った。

「いいよ、言ってごらんよ」

俺はまんこ穴がちんこを締め始める動きを感じながら答えた。

「私のお尻の穴に、オオバくんの素敵なおちんちんを入れてください。お望みら、7歳の順子でも5歳の凛にでもなります。お尻の穴をいじめて欲しい変態のお願いを聞いてください」

「5年生のエッチな順子のお尻の穴にちんこを入れてあげる」

俺は躊躇なくそう答えた。断る理由など微塵も感じなかった。

俺たちはセックスをやめて風呂からあがった。お風呂マットの上で互い違いになり、順子は俺のちんこを頬張り、俺は長時間のセックスで少し腫れた順子の筋を開いて羽根を舐めた。そして右手の中指に唾をつけ順子のお尻の穴を円を描くように擦った。少しずつ緊張が解け、柔らかくなったお尻の穴にその指を入れた。ぐちゅぐちゅと穴からねばねばした液が染み出すと、俺は順子の口からちんこを抜き、四つん這いになった彼女の華奢な腰を掴んだ。順子の泡だった唾にまみれたちんこを緩んで黒い穴が開いたお尻の穴にあてがった。

「入れるよ、順子。俺のちんこも順子のお尻の穴に入りたがってる。力を抜いて歓迎してくれ」

「うん、オオバくん、お願い、痛くしても構わないから、私のお尻の穴におちんちん入れて・・・」

俺はちんこから垂れるぬるぬるも順子のお尻の穴に塗り付けて一気に亀頭を入れた。

「ああ!」

順子がお尻の穴に力を入れ、俺のちんこは亀頭を通ったところでがしっと掴まれてしまった。

「順子、力を抜いてくれなければこのまま精子を出してしまうが、いいか?」

「いや、いやだ、おちんちん奥に欲しいぃ」

ぎゅっとお尻の穴で締め付けられ、亀頭は温い液体の中で何を的に精子を射出すればいいのかわからなかった。できれば何か手掛かりになるものが欲しかったが、順子のお尻の中でそれを見つけることはできないように思えた。まんこ穴と違い、ちんこを入れるべき場所ではないお尻の穴にこれ以上のことをさせるのもかわいそうだ、と俺は思った。

閉じようとするお尻の穴を強引に押し開けながらちんこを全部飲み込ませるまで、三歩進んで二歩下がるという動きを何度も繰り返した。根本がお尻の穴を通るあたりまで来て、ようやく亀頭に柔らかいものがあたった。俺はそれを標的にしてゆっくりちんこの棒の部分をお尻の穴に行き来させた。

「あ、あああ、あ、すごい、すごいよオオバくん、太いうんちがぁ、せっかくトイレで出た便秘うんちがぁ、戻ってくる感じだよぉ・・・、あああ、お尻がいい・・・」

学年で一番の美人が四つん這いでお尻の穴にちんこをねじ込まれ、ぶるぶる震えながらうんちとか便秘とか呻いている姿は凄まじかった。ピンクと灰色の混じったまさに子供のお尻の穴に俺のちんこほど不似合いな物はないのに、順子はそれで犯され興奮し、まんこ穴からぬるりぬるりとまんこ液まで垂らしている、その現実とは思えない光景に俺も興奮しまんこ液を拭ってはちんこやお尻の穴に塗り付けながら激しく動いた。

「あが、が、が・・・」

順子の動きが止まるとお尻の穴が急に緩み、あれほどきつかった穴が出し入れ自由になった。俺はちんこの角度を変えながら順子のお腹の中に送り込み、どこを探しても奥の柔らかい壁しか触れるものがないとわかって、集中的に「壁打ち」をし続けた。

だんだん、お尻の穴からうんこの匂いが漂い始め、引き戻すちんこにも茶色い液がまとわりつくようになった。ああ、俺のちんこが順子のうんこになって排出されようとしている、と俺は思った。女児とセックスしたい変態ちんこにはふさわしい絵だな、とも思った。

「オオバくん・・・、オオバくん・・・」

もう上半身を支えることができず、俺に捕まれた腰で三角形の態勢になっていた順子が言った。

「お願い、です・・・、お尻にも、精子を出して、ください・・・」

「わかった」

「出して、くださいぃぃ・・・」

「いくよ」

俺は温いこれからうんこになるだろう液の中でちんこを泳がせながら、柔らかい壁に亀頭を擦り付けて精子を吐き出した。

「あああ、うんちがぁ、熱い・・・」

遂に俺のちんこはうんちと呼ばれるようになってしまったなぁ、と俺は苦笑しながら順子のお尻の穴からちんこを抜いた。腰からも手を離すと順子は風呂マットに崩れ落ち、ぽっかり口を開いたままのお尻の穴から茶色の液と精子が流れ出てきた。





変態セックスの限りを尽くして家に帰ると、お袋が慌ただしく何か準備をしていた。聞けばお見舞いに行ったばかりの群馬の叔父さんが危篤状態で、これから行く、お前も準備をしなさいと言われた。わけもわからず着替えをまとめてお袋と一緒に群馬へ行き、仕事を終えた親父と合流した。結局大晦日に叔父さんは亡くなり、俺たち家族は葬式が終わるまで群馬にいた。とんだ正月休みになった、とあれこれ葬式の手伝いをした親父はぼやいていたが、せっかくの冬休み後半を順子と会えなかった俺も切なかった。彼女が何となく芸能人のかくし芸番組とかを延々一人で見ていたようにさえ思えたからだった。

家に戻ると明日からもう学校で、憂鬱ではあったが順子の顔を見ることはできるから、と俺は自分を励ました。

だが教室に順子の姿はなかった。

風邪でもひいて休みかな?今日の帰りに見舞いに行こうか、と俺が思っているうちにホームルームが始まった。あけましておめでとうとクラス全員で挨拶し、ゴジ先が今年もしっかり勉強しよう!と気勢をあげた後、

「ところで、悲しい知らせがある」

と何やら神妙な顔で切り出した。

「坂本順子が転校した。冬休みの間にお母さんの転勤が決まったそうで、横浜から引っ越しをしなければいけないという話だった。学校へ電話をもらった時は新しく住む場所が決まっていない、長野、福岡、沖縄のうちのどこかになることだけしかわからない、ということだった。多分、坂本はそのどこかの小学校で始業式に出ていることと思う」

ざわつく教室の雑音の中で、俺はゴジ先が何を言ったのかがよくわからなかった。順子が転校?嘘だろ?最後にセックスした日にそんなこと言ってなかったぞ?ゴジ先、また冗談でも言ってるんだろ?みんなを驚かせて、なーんちゃって!とか言って、坂本もういいぞ!出て来い!って言えば廊下から順子が困った顔で教室に入ってくるんじゃないのか?と俺は思った。





だが、順子は現れず、ゴジ先はこの年最初の授業を始めた。





「彼女が転校なんて悲しいな!」

下種な野郎どもが休み時間に俺を囲んでイジり、話したこともない女子たちが

「オオバくん、大丈夫?順子と仲がすごくよかったから・・・」

と心配してくれた。

だが、何も聞かされていなかった俺は何をどう答えていいのかもわからなかった。だから、ただ笑い大丈夫だと言い続けるしかなかった。

放課後に職員室へ行き、ゴジ先と話をした。

「俺もな、正月に順子のお母さんから電話があった、とその日当番で学校に出ていた先生から聞いただけなんだ。俺からも電話をしたんだが、お母さんはこっちの家を引き払って引っ越し先が決まるまでの間ホテルにいたみたいでな、そこから電話をしてたんだ。もちろん俺がかけた時にはもういなかった。だから、次にお母さんから連絡があるまで今順子がどうしていいるのかわからない」

「「そうですか・・・」

「まぁ、お前と順子、仲がよかったから転校はショックだろ。でも、もう会えないってわけじゃない。ただ一緒に勉強ができなくなっただけだ。俺も順子がどこの小学校に転校したのかわかればお前に教える。しばし待て!答えはCMの後!だ、な?」

ぽんぽんとゴジ先に肩を叩かれ、俺は頭を下げて職員室を出た。

俺は帰り支度をして学校から順子の家のあった団地へ行った。2階の彼女の部屋を外から眺めると、窓からカーテンが外されていて、部屋の中が丸見えになっていた。何度も何度も裸で抱き合った順子の部屋の様子はわからなかったが、やはりカーテンがないことだけはわかり、それはつまり順子がもうそこにいないことを意味していると俺は理解した。

俺は2階に上がり、順子の部屋のドアを開けようとした。もちろん鍵がかけられていてノブは回らなかった。ノックをすると部屋の中で響いていることもわかった。ああ、この部屋はからっぽなんだと俺は思った。

図書館に行った。跨線橋にも行った。順子と一緒に歩いた道を全部歩いた。

その全てに順子がいないことがわかると、俺は初めて泣いた。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『娘ができた』





「凛ちゃんはどこに住んでるの?」

「鎌倉・・・」

「ああ。大仏様があるところだね」

「・・・山」

「ん?鎌倉山?・・・、ああ、モノレールで行く方の鎌倉か。遠かったね、よく一人で来たね」

「・・・うん、大丈夫だった」

まぁ、ドアの前まで来てから連絡の電話をしてきた女の子だ、一人で電車に乗ったりすることも大丈夫だろう。しかしさすがは順子、しっかり躾けだけはしてたみたいだな。まだ小学校2、3年くらいだろうに大したもんだ、と俺は思った。

「凛ちゃんは2年生?3年生かな?」

「5年生です」

俺の質問に凛ちゃんは食い気味に答えた。

「オオバさん、私はあなたの子供です。お母さんと最後に会ったのがいつかわかれば、私の年も学年もわかるはずですよ?」

凛ちゃんは俺に軽蔑の視線をぶつけながら言った。

「ああ、すまんすまん、そうだね、思い出せばわかるよね、・・・でも、俺さ、凛ちゃんのお母さんと、・・・ごめん面倒だから順子って呼ぶけど、いついつに会ったとか詳しいこと忘れててさ」

「・・・これだからロリコンの変態は・・・」

凛ちゃんは更に軽蔑のまなざしで俺を見た。ああ、子供の頃の順子によく似てる、と俺は思った。初めて教室で席が隣になった時は、毎日そんな顔で俺や友達を見てたよ。この子が順子の娘だという話は本当だな、と俺は苦笑しいた。「5年生、ってことは11歳、かぁ」

とても凛ちゃんがそんなに育っているとは思えなかったが、妊娠期間を加えると12年前、うーん、俺が

25の時かぁ、順子と不倫してたのそれくらいだなぁ、計算は合うか、とじっと俺を見ている凛ちゃんを眺めながら俺は考えた。

問題は、本当に俺の子供なのか?ということだなぁ、俺は絶対にナマで順子とセックスしていない、それは間違いがない。もちろんコンドームをつけていたって100%避妊ができるわけではないけど、できたらまずいとわかっていて敢えて順子を抱いていたんだから、欲望に負けてちんこをそのまま突っ込む馬鹿はしない。順子の性格を考えて、寝ている間にコンドームへ吐き捨てた精子を膣の中へ押し込まれるようなヘマもしなかった。ホテルに泊まったこともなかったはずだしなぁ。俺は当時のことを思いつく限り頭の中に並べていったが、子供ができていたと確信できるデータはなかった。

俺は必死で頭を回転させながら、順子の日記を詳しく読み進めた。うわ、俺が知らずにぼやいていた元嫁や彼女の両親への悪口まで詳細に書き込まれてるよ・・・、そっか、俺はこんなことまで打ち明けていたんだなぁ、と俺たちのセックスの内容以上に残されていた俺情報に感心した。順子、お前どんだけ俺のこと好きだったんだよ!と突っ込めるレベルだった。

そしておそらく最後にセックスした日の記述を見て俺の手が止まった。コンドームに針で穴を開け、それを俺に気づかれないようフェラチオしながら装着した?

「あ!」

俺は思いだした。

そうだ、俺がコンドームを持ち歩いていると元嫁が浮気を怪しむから、と最後の方は順子が用意したコンドームを使っていた、あれ穴開きだったのか!やられた!

俺は頭を抱えた。

「凛ちゃん、ちょっと見せてもらいたいものがある」

「何ですか?」

俺は着ていたシャツをはだけ、右肩にある大きな黒子を見せた。

「凛ちゃんにもこういう黒子があるか、確かめさせて欲しいんだ」

俺がそう頼むと凛ちゃんは椅子をがたっと鳴らして後ずさりした。

「ロ、ロ、ロ、ロリコン!変態!」

身体を腕で隠そうとしながら凛ちゃんが叫んだ。

「いやいや、別に裸になれとか言ってるわけじゃないぞ。本当に凛ちゃんが俺の子供かどうかを確かめさせてくれっていう話だよ。DNA鑑定とかして詳しく調べてもいいし、必要ならそうするけどさ、凛ちゃんはそんな時間ないんだろ?施設に入れられちゃうんでしょ?」

「・・・」

「そうなったら可哀そうだから、何とかしてあげたいんだよ。だけどいきなり来て娘ですって言われても俺だって疑うさ。ほんとは他にもお父さん候補いたんじゃなかったの?とか。言いたくないけど、大人はそう考えるんだよ。だから、せめて俺が納得できる証拠を見せてってお願いしたの」

「・・・」

「まぁ、俺のこと信用できないなら仕方ない。今日は娘だと認めることはできないし、水を飲み終わったら帰ってもらうしかない」

「・・・」

「ロリコンで変態の俺の前で服をはだけるのが怖いっていうのもわかるよ。凛ちゃん意味わかって言ってるのか知らないけど、これ相当ひどい悪口だからね?そんなこと初対面で口走るような小学生をすんなり娘になんてさ、俺だってできないよ」

俺がそこまで言うと、凛ちゃんは俯き

「わかりました」

と言った。

俺は立ち上がり風呂場に積んでいるバスタオルを凛ちゃんに渡した。

「今俺が行ったのは風呂場。ドアを閉めたら見えないから、服をはだけて腕を出してくれ。服を抑えていれば大丈夫だと思うけど心配ならこのバスタオルで服を抑えて」

凛ちゃんは俺に頷き、バスタオルを持って風呂場のドアに入った。そしてノースリーブの前ボタンをいくつか外し、右肩を外しバスタオルをローマ人のように左肩から襷掛けにした格好で出てきた。

「ありがと、どれどれ・・・」

俺は凛ちゃんの背中側に回り右の肩甲骨の上を見た。黒子はあった。白い肌にくっきりと俺に似た黒子があったのだ。

「ロ、ロ、ロ、ロリコン!変態!早く!恥ずかしい!」

じたばたしている凛ちゃんを少しからかってやろうかと思ったが、今はそういう洒落が通じる空気ではないことも分かっていたので、俺は

「OKだよ凛ちゃん、君は俺の娘だ」

と言って安心させ、風呂場へ行って服を直すよう言った。

そうか、順子の奴ほんとに俺の子供を生んでいたんだな、と俺は思った。元嫁とはあんなに苦労したのに子供ができず、それが原因で離婚したというのに、皮肉なもんだなぁと俺はしみじみとした気分になった。

「これ、どこに置けばいい?」

服を直した凛ちゃんが戻ってきた。

「ああ、今晩使うから、風呂場へ適当に置いておいて」

俺がそう言うと凛ちゃんは頷き、風呂場へ戻った。

ということは、とまた俺は考え始めた。

娘がいたということは、まず認知しなきゃいかんということだな、そしてここで一緒に暮らすし、鎌倉山にあるという凛ちゃんの部屋の後始末をしなけりゃいかん、と。ある程度のものは池上に運んでこなきゃならないだろうし、うーん?引っ越しになるか?というか、この部屋にもう一人分の物を置いたりできるのか?いやいや、それ以上に凛ちゃんが育っていくと物はどんどん増えるのにここで大丈夫か?1DKじゃ彼女の個室も作れないぞ?さすがにロリコンで変態(くそう!w)の俺と一緒じゃ凛ちゃん嫌だろ・・・、ううーん・・・。

腕を組み、瞑想するように決めていかなければならないものをまとめている俺に、凛ちゃんは所在なさそうに

「わかりましたか?」

と言った。

「ん?ああ、わかったよ。凛ちゃんを俺の娘にするんで、これから何を決めていけばいいのか考えてた。暇だよね?この部屋テレビがないからさ、ラジオでもつけるよ」

俺が机の上のラジオのスィッチを入れると、FMからビーチボーイズが流れてきた。

「オオバさん、最初にお母さんのお葬式をしてくれた市役所の人に逢って下さい」

「市役所?」

「オオバさんに会って私が娘だとわかってくれたら、手続きを説明するって言ってました」

「そうか、わかったよ凛ちゃん。まず市役所だね。って今日は日曜だから明日になるな。行ってくる」

俺が頷くと凛ちゃんが初めて笑った。順子に似てこの子も美人だと思った。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『泣く二人』





「しかし凛ちゃん、やっぱり一人で池上まで来たのはすごいな。俺が同じ年の頃だったらたとえ携帯持ってても検索とかできなかったよ」

俺は愛車のマーチを運転しながら助手席に乗る凛ちゃんに声をかけた。

「・・・うん」

「けっこうスマホ使うの?」

「うん」

「そっか、今の小学生はすごいな。テレビばっかり見てた俺は反省だ」

鎌倉山へ向かう為、俺は車を首都高から横横に走らせていた。

「・・・お母さん、いつも家にいなかったからスマホでゲームしてたり、ヒカキンの動画見たりしてただけ」

シングルマザーだったんだから、凛ちゃんを育てる為に一生懸命働いていたのは俺でもわかる、だが順子は俺に言った、子供は旦那と一緒に3人であちこち遊びにいくような中で育てたい、そして跨線橋の上ではその相手は俺だと言っていた、んだよなぁと俺は昔のことを思い出した。





なのに順子、結局お前は自分と同じように凛ちゃんを寂しく育ててしまったんだ、そして俺がこれから凛ちゃんを育てていっても、今度は母親がいない、んだぞ?凛ちゃんを両親が挟んで歩くなんていつまでも実現しないんだぜ?お前、そんな中で死んじまったんだよ、俺が認知を拒否したら凛ちゃん更に寂しい施設行きだったんぞ?無責任にもほどがあるだろ・・・。





「オオバさん」

凛ちゃんが俺に話しかけてきた。

「あの・・・」

「ん?どうした凛ちゃん」

「・・・お腹が」

「痛いの?ちょっと待って、今高速に乗ってるからトイレは、えーっと、わかった次の生麦で降りる、そこにコンビニあるはずだからそこまで我慢してくれ」

「ち、違います!お腹が空いて・・・」

凛ちゃんは顔を赤くして俯いた。

「あ!そっちか!うん、鎌倉山に着いたらまず昼ご飯にしよう。凛ちゃんは何が好きなのかな?」

「・・・ファミレス」

「ファミレスか、わかった、確か八幡宮へ抜ける道にいくつかあったな、そこにしような」

「・・・ごめんなさい」

「謝らなくていいよ凛ちゃん、初めて行った場所で食事の話なんてできないもんだ。というか、これから我慢しないでちゃんと言ってな?その辺は遠慮なしでいこう、俺も何も知らないから凛ちゃんのこと勉強だ」

俺が笑ってそう言うと、凛ちゃんはほっとしたような顔を見せた。やっぱりこの子は順子によく似てる、と俺は思った。

「ところで凛ちゃん、お葬式の間とか食事どうしてたの?」

急に彼女の生活が心配になった俺は尋ねてみた。

「・・・ラーメン」

「ラ、ラーメン?」

「お母さんが買っていたの、まだあったから・・・」

おいおい、成長期の子供が毎日ラーメンとかありえないだろ!と顔に出さないように憤った。

「ごめん凛ちゃん、一人でどんな感じでいたのか教えてくれる?」

「どんな、えーっと、今は夏休みで学校に行ってないから朝は9時くらいに起きて、一昨日は市役所の人が10時くらいに来て、オオバさんの話をして、お昼にラーメン食べて、シャワー浴びて、夜もラーメン食べて・・・」

「そうか・・・、後はスマホでゲームかヒカキン、なんだね?」

凛ちゃんは頷いた。

俺は車を横浜西口から横横へ向けた。とにかく凛ちゃんに早く何かちゃんとしたものを食べさせないといかん、と思った。

「お金はどうしてるの?」

「お母さんが渡してくれたお金があと1000円くらいある。今日オオバさんの家に行ったから減っちゃったけど・・・」

そうか、そんなにお金が厳しいのに、それでも俺に会いにきてくれたのか、と俺は思った。

横横で俺は朝比奈まで行き、鎌倉山の手前にあるファミレスへ車を停めた。

「さぁ、何でも頼んでいいぞ凛ちゃん、お腹いっぱいになってくれな?」

席につき、メニューを凛ちゃんに渡して俺がそう言うと、彼女は目を輝かせてページをめくり始めた。

迷いに迷った挙句、このチェーン店の売りであるステーキやハンバーグではなくチョコパフェとオムライスを凛ちゃんは指さした。

「ああ、オムライスか、じゃあ俺はナポリタンにする。せっかくだから二人で半分こして食べよう凛ちゃん」

「え?オオバさんもオムライス食べたかったんですか?」

慌てた凛ちゃんがあたふたし始めたのを見て俺は笑った。

「いやいや、いいんだよ凛ちゃん、父親としてはきちんと食べられなかった娘に色々なものを食べて栄養つけてもらいたいんだ。だからサラダも頼むから、これも分けて食べよう。オオバの家は皆で分けて食べる、がルール。いいかな?」

凛ちゃんが頷くのを見て俺も笑った。

店員を呼び、注文と二人で分ける為の小皿を何枚か頼んだ。できるだけ凛ちゃんの緊張を解いてやろうと、俺はテンションを上げて食事をし、料理を取り分け、自分の仕事がどういうものなのか、毎日どんな風に生活しているのかを話した。

「え?ええ?そうしたら、私は毎日オオバさんと一緒にいる時間がたくさんあるんですね?えー・・・、ロリコンで変態と一緒にいるなんて・・・」

オムライスをパクリパクリと食べながら、凛ちゃんも笑っていた。

食事を終え、鎌倉山の部屋に着くと凛ちゃんの表情が曇った。

「すごく汚いですけど、お掃除の仕方がわからなかったので・・・」

と言いながらドアのカギを開けて部屋の中に入れてもらうと、なるほど着た物は床に投げっぱなし、ごみ箱は溢れ、キッチンも油だ何だで汚れっぱなし、コンロには手持ちの鍋が置いてあり、これでラーメンを作っていたことが一目でわかった。

「小学生が一人で暮らしていたんだ、仕方がいよ凛ちゃん。ほんとは順子がすべき主婦の仕事だもん、逆によくやっていたって言いたいよ。凛ちゃん、お疲れ様だったね」

俺がそう言って頭を撫でると、凛ちゃんがびくん、と身体をこわばらせた。ああ、そうか、男の手に触れられることがなかったから、こうして過剰に反応するんだな、これは気を付けないといかん、覚えておこうと俺は思った。

テーブルの上には位牌と順子の遺影が置いてあった。最後に会ったのが10年以上前、その後随分苦労していた様子が遺影に滲んでいた。

俺は疲れた表情の順子に頭を下げ、お線香に火をつけて手を合わせた。





順子、こんな形でお前にまた合うとは思わなかったぞ。驚いたし、俺を騙していたことには文句も言いたいが、それは俺がそっちに行った時まで我慢しといてやる。

凛ちゃんのことは理解した。心配だろうが俺が面倒を見る。そっちで見守ってくれ。

俺は自宅で仕事をしてる、だからお前より凛ちゃんと一緒にいる時間も多いはずだ。子育てなんて何も知らんけど、少しでも寂しくないようにしてやりたいと思う。一応これが親としての所信表明だ。受け止めてくれたら嬉しいよ。

それと、お前凛ちゃんに俺がロリコンだ変態だと教えまくってやがったな?お前だって変態だったろうが、どの口が言ってやがったんだ!じゃな!





俺が手を合わせ終わると、凛ちゃんが心配そうに俺を見ていた。

「オオバさん、泣いているんですか?」

「え?」

驚いて目を触ると、確かに涙らしき液体が手についた。随分簡単に泣くようになっちゃったんだな、俺も年をとったんだなぁ、と思った。

「うん、泣いてたな、やっぱ順子が死んでしまったって思うと悲しいよ、元の彼女だしさ」

俺が笑顔を作ってそう答えると、凛ちゃんは今にも泣きだしそうになった。

「お母さんのお葬式にね、会社の人も来たんだけど、泣いた人は誰も、一人もいなかった。オオバさんだけだよ・・・、お母さんと私のこと気にしてくれる人なんていないんだと思ってたぁぁぁ」

大泣きを始めた凛ちゃんを俺は思わず抱きしめた。本当に悲しくて仕方がない所まで追い詰められないと泣けない、この子は俺にも似ているなと思った。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『初めてのデート?』





鎌倉山の部屋は2LDKで、一応家族を想定した間取りにはなっていた。それであれば俺が池上を引き払う方法もあるな、と俺は感じた。賃貸契約の状況を確認してからにはなるけれど、落ち着いたら凛ちゃんにどちらで暮したいかを聞かなければならない、と俺は思った。家族が増えるということは決めなければならないことも一気に増えるものなんだな、と当たり前のことをいきなり教えられた感じだった。

部屋を簡単に片づけた後、凛ちゃんに今晩はまずどちらで泊まりたいかを尋ねたが、自分の家はどうも夜一人でいるのが怖い(泥棒が、という現実的なものではなくお化けが、がかわいいところだった)らしく、ロリコン変態と一緒の方がまだマシという結論になった。

なので、凛ちゃんには当面の着替えや必要なものを鞄にまとめさせ、俺は池上のレンタルショップに電話をし、布団一式を予約した。元々家族から逃げる為の部屋だったので、池上の俺の部屋には一人で暮らす最低限の装備しか準備がなかったのだ。

車に荷物を積み池上を目指したが、その途中で俺は凛ちゃんの緊張を少しでもほぐしてやろうと、八景島のシーパラダイスに立ち寄った。

ジェットコースターに乗り、イルカのショーを見て、と夏休みでかなりの混雑ではあったものの凛ちゃんは子供らしい顔を何度も見せ、俺はほっとした。

「オオバさん、ありがとうございます。すごく楽しかったです」

「うん、俺も楽しかったよ。ジェットコースターすごかったね!海の上を飛んでるみたいだった。あれは大人でも夢中になるわぁ。また遊びに来ようね」

「はい」

まぁ、これで親子と言うのもまだ堅苦しい感じではあったが、今日初めて顔を合わせたばかりなので仕方がない、このあたりもまたおいおいだ、と俺は思った。

池上のレンタルショップに着いたのはもう夕方で、頼んでおいた布団一式を車に積み込みながら、商店街にも行き今晩のご飯にするお寿司を買い込み、これから凛ちゃんが住むかもしれないこの街を紹介した。鎌倉山が落ち着いた住宅街なので、凛ちゃんは下町の池上のざわざわした感じに目を白黒させていたが、桶の中で泳いでいるどじょうが売り物だと知って驚いたり、ラーメン屋や焼き肉屋から漏れるいい匂いにうっとりしていたり、と八景島と同じようにここでも小学生の女の子らしい顔を見せた。その微笑ましい様子に、俺にもこの子の父親なんだという感覚がどんどん芽生えていくように思えた。

駐車場に車を入れ、布団を担いで部屋に入るともう時間は19時を回っていた。

ひとまず凛ちゃんには風呂へ入るよう勧め、俺はテーブルの上に買ってきた寿司や総菜を並べ、凛ちゃんが風呂からあがったところで俺は缶ビールを開けた。

俺が

「いただきます」

と言いながら手を合わせると、凛ちゃんは不思議そうな顔をした。

「ああ、俺の家では食事の時はこうするんだ。凛ちゃんもよかったらやってみて」

「いただきます」

凛ちゃんも見よう見まねで手を合わせた。

「オオバさん、お母さんの写真にも同じことをしましたよね?」

タマゴの寿司を食べながら凛ちゃんが言った。

「あ、うん、そう言われればそうだね。なんだろ、この手を合わせるっていうのは感謝を表すって意味だね。農家の皆さん、今日もおいしいご飯をありがとうございます、順子よ、お疲れだったな。お前の安らかな眠りを願っているぞ、って感じ。凛ちゃんは初めて見た?」

「・・・はい」

「まぁ、順子がどんな感じで凛ちゃんと一緒にいたのかわからないけど、いいなと思ったら真似してみて。絶対にやりなさいとか俺は言わないからさ」

家の流儀みたいなものも凛ちゃんには初めて接するものなんだな、と俺は思った。





俺だってわかっててやってたわけじゃなくて、親父やお袋を見て真似してただけだ。でも、当たり前のことだが両親がいつもそばにいたからこそそうなったわけで、凛ちゃんはまずその両親が一緒に暮らしている環境がなかった。なるほど、凛ちゃんとは本当に一つ一つ摺り寄せていかなきゃならないんだな・・・。





「凛ちゃん、そのスウェットかわいいね、キティちゃん?」

「もぐもぐ、はい」

「サンリオ、好きなんだ?」

「サンリオ、・・・わからないです」

「あ、キティちゃんとか女の子が好きなキャラクターを出してる会社。俺、細かいことよくわからないから大抵はサンリオってまとめて言っちゃう、ごめんね」

凛ちゃんは首を横に振った。

「覚えました、サンリオですね」

「うん、多分そのスウェットや今日持ってた鞄にも書いてあると思うよ」

しかし困った、何を話せばいいのかわからない、と俺は思った。テレビがない食卓はこうも息苦しいものなのか、そもそも今の女子小学生のことなんて何も知らない、色々聞きたいが鎌倉山で泣いた様子を見れば順子に関する話は不用意にすべきじゃないようだし、うーん・・・、俺は缶ビールを飲みながら話題をあれこれ探していた。

「オオバさんはこの後何をするのですか?」

エビやイクラの寿司を食べ、満足した顔の凛ちゃんが聞いてきた。

「さすがに俺も今日は少し疲れたから、仕事はしないで風呂入って寝るよ。ご飯食べたらすぐ、そこに凛ちゃんの布団を敷くから、寝ちゃっていい。ちょっと待ってな?」

俺はひょいひょいと寿司をいくつか口に運び、ぐびぐびと缶ビールで流し込むと、テーブルの横に布団を敷いた。

「ベッドか布団か選んでもらおううと思ったんだけど、さすがに俺のベッドで寝るのは嫌でしょ?なので今晩はこっちで寝てね。狭い家で申し訳ない」

俺が布団を敷き終わると凛ちゃんはささっとそこに入り、掛布団から目だけ出して俺を見上げた。

「オオバさんはまだ寝ないのですか?」

「うん、もうちょっとビール飲みたいな。なんか順子のことをどんどん思い出してきてさ、それに浸りたいかなぁって」

俺が冷蔵庫から次の缶ビールを出して飲み始めると、凛ちゃんが

「・・・オオバさん、お母さんとどんな風に彼氏彼女になったんですか?」

と聞いてきた。

「ん?ああ、えっとね、小学校5年の時に同じクラスになって、隣の席に順子が座ったのが最初だね。かわいい子だなぁとは思ったけど、ちょっと話しかけにくい雰囲気でね。そう、なんか今朝ここに来た時の凛ちゃんに似てたな」

「そう、なんですか?」

「うん、似てたよ。つまり順子みたいに凛ちゃんもかわいい、ってことだね」

「・・・」

「で、仲良くなったのは肩車がきっかけだった」

「肩車?」

「放課後、先生に校門の周りの掃除を頼まれてね、たまたま俺と順子が教室に残っててさ、大きな袋を持って外に出たんだけど風が強い日でねぇ、順子が袋から手を離しちゃって。それが木の高い所に引っかかって、取れないから俺が順子を肩車したんだ」

「・・・はい」

「で、袋はとれたんだけど、その時にさ、順子がいたずらしやがってね」

「・・・」

「肩車してやってる俺の首のここをさ、股でぐりぐりやってきたんだよ。女の子のくせにさ!」

そう言って凛ちゃんに笑いかけると、彼女はもう眠っていた。

俺は静かに缶ビールを傾け、目をつぶっている凛ちゃんを眺めていた。俺も30になってから立て続けに両親をガンで失い、離婚して天涯孤独になったことを思い出した。まさか、ここに来て家族ができるなんて、これは喜ぶべきことなんだと静かに思った。例えロリコンの変態だと俺を罵ろうが、そんなもの甘んじて受け入れるのも、仕事以外に何もなかった俺にはお似合いだ、と俺はおかしくてクスクス笑いながら缶ビールを一気に飲み干した。

父親生活初日はこうしてまずは無難に幕を下ろした。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『認知だ引っ越しだサーバルだ』





予想外に缶ビールが回り、凛ちゃん同様俺も早々にベッドへ入り、すぐに眠りに落ちた。

明け方、トイレに起きテーブルの脇に布団があるのを見て、あ、そうか、凛ちゃんと暮らし始めたんだ、と俺は寝ぼけ眼で思った。掛布団が乱れていないのに、仰向けだった凛ちゃんが俺から顔が見える形で横向きに眠っていた。これも力の弱い子供が重い布団を動かせなかったからなんだな、と思った。時にはタオルケットをぶん投げる寝相の悪さを誇る俺から見れば、信じられない上品さだとも言えるなぁと苦笑した。

トイレから戻りもう一度ベッドで眠って気が付くと、もう部屋の中は明るくなっていて、壁にかけた時計を見るともうすぐ8時になろうかというタイミングだった。

視線を凛ちゃんの方に移すと、彼女は畳んだ布団を椅子のようにして座り、スマホをいじっていた。

「あ、オオバさん、おはようございます」

俺が起きたことに気が付いた凛ちゃんが笑顔で挨拶してくれた。

「おはよう凛ちゃん、あれあれ?毎朝9時ころに起きるんじゃなかったかな?随分今日は早いね」

「はい、そうだったんですが、喉が渇いて目が覚めて。テーブルの水を飲んでお布団に戻ったら、なんか眠れなくなりました」

「そっか、まぁ初めて寝た部屋だもんね、緊張したんだなぁ、早く慣れるといいね。布団の寝心地はどうだった?」

「はい、よく眠れました。ありがとうございます」

ペコリと頭を下げる凛ちゃんを見ながら俺もベッドから起き出して気が付いた。

「あ、ごめん、凛ちゃん、朝ごはん!」

「え、あ、はい・・・」

「ちょっと待って」

慌てて冷蔵庫の中を見ると、とても二人分の食事を作る食材がなかった。

「いかん、凛ちゃん、全然ご飯作れないよ、うーん・・・、よし、池上の街をまた探検しよう。コンビニ行って公園でご飯食べよ」

「え?公園?」

「うん、少し大きな公園が近所にあるんだ。もし凛ちゃんがこっちに転校するなら遊びに行くことにもなるし、見に行こうよ」

俺と凛ちゃんはスウェットのまま1ブロック隣にあるコンビニでサンドイッチと飲料を買い、それを持って公園に入った。そして日陰のベンチに並んで座った。

「さぁ、凛ちゃん、サンドイッチ食べよう」

俺がビニール袋を開くと、凛ちゃんはハムレタスサンドをとり、もぐもぐと食べ始めた。

公園はゲートボールの練習をするお爺さん御婆さんが時折嬌声を挙げ、ベビーカーに子供を乗せた若いお母さんたちが何やら噂話をして盛り上がっていた。

「池上ってこんな感じの所だよ。鎌倉山とはずいぶん違うでしょ?」

「はい。こんなに大きな公園、ありません」

「小学校はこの公園を通った先に一つ、昨日お寿司を買った商店街を抜けた先にも一つ、かな。全然関心がなかったからどっちの小学校がこういう評判だ、なんてこと知らないんだけど、凛ちゃんが生まれる遥か前にはこのあたりも人がたくさん住んでいてね、子供の人数も多かったからこんなに近い所に2つも小学校が作られた、らしい。俺もまだ生まれていない頃だから、昔はこんな風だったって話もできない。でも、まぁ、それがこの池上っていう街だよ凛ちゃん」

「はい、もぐもぐ」

「食べ終わったらそこの小学校、外から見て帰る?確かこっちはすごく歴史のある学校だったはず、創立90年だったか95年だったかで式典をやるってポスター見たなぁ」

「はい、見てみたいです、もぐもぐ」

サンドイッチを食べ、俺は缶コーヒーを、凛ちゃんはミネラルウォーターを飲んで俺たちは小学校に向かった。俺の子供時代と違い、今の小学校は校門が施錠されていて許可がなければ鍵を開けてはもらえなかった。

「・・・はい?」

白い外壁沿いに通用門へ行くとドアフォンがあったので、ボタンを押してみた。するとひどく意外そうな声が戻ってきた。

「あ、すいません、近所に引っ越してきた者です。子供の転校手続きをするんですが、こちらと西の小学校のどちらにするか決める前に、一目どんな学校か拝見させて頂けないかと」

「・・・夏休みで校舎の中には入れませんが、周りだけでよろしければどうぞ」

カチリ、と鍵が開き俺と凛ちゃんは通用門を通った。

「うわぁ、校庭広ーい!」

校舎の端から表側に回ると凛ちゃんがにっこり笑って言った。

夏の太陽をものともせずに校庭の真ん中まで走り、振りむいて校舎を眺めている凛ちゃんを見て、俺はどんどん子供らしい女の子になっていくな、と思った。そして本来はこういう子だということを忘れないでおこうとも思った。

「私の小学校は坂を上ったところにあって、新しいけれど校舎は小さいし、校庭も狭いんです。だから珍しいなぁって思って走ってしまいました」

通用門を出て、またドアフォンから帰ることを伝えた後に凛ちゃんが言った。

「気に入ったかな?多分俺の部屋から通うことになるのはこっちの小学校だから、気になることとかあったら覚えておいてね?」

「はい」

凛ちゃんはにっこり笑って言った。まぁ、この顔を見たらわくわくしているのが俺にさえわかるほどだった。多分こっちへの引っ越しになるんだろうと俺は思った。

部屋に戻り、着替えると俺と凛ちゃんはまた車に乗り込んで鎌倉の市役所へ行った。凛ちゃんと会った担当者に認知することを告げると彼は喜び、手続きに必要な書類とそれに添付する俺の書類を説明してくれた。ただ、認知に関する手続きが終わらないと、俺の娘として凛ちゃんを池上に引っ越しさせる転出届が出せないということで、こうした一辺にできない手続きのせいで、これからも何度か池上と鎌倉を往復しないといけないことを覚悟した。

「オオバさん、ありがとうございます」

凛ちゃんは助手席で頭を下げた。

「凛ちゃんを俺の娘にする手続きはすぐに進めるからね。終わったら凛ちゃんは坂本からオオバに苗字が変わるけど、これだけは我慢してね?」

「え?我慢?ですか?」

「だって俺、ロリコンで変態なんでしょ?そんな奴の苗字になるんだもん、そりゃあ嫌だろうなぁ、って」

俺はからかうように嫌味ったらしく言って笑うと、凛ちゃんは真っ赤になってぶつぶつ何かをつぶやいていた。

俺は昨日の八景島が楽しかったこともあって、今日は動物園に連れていこうと車を保土ヶ谷バイパスに乗せた。

俺は知らなかったのだが、世の中は動物が人間みたいになった未来の島の様子を描いたアニメが大ブームになっていて、動物園もそのキャラクターのパネルを元になった動物のコーナーに飾っていた。そのアニメを知っていた凛ちゃんは小躍りして喜んだ。

「ああ!オオバさん!これサーバルちゃんです!サーバル!かわいいですね!」

「お、おう。サーバルか。確か猫の仲間で叶姉妹が飼っていて面倒が大変だったとか言ってた、ぴょんぴょん飛ぶ動物、だったかな?」

サーバルだ!サーバルだ!と檻の中をきゃーきゃー言いながら眺めている凛ちゃんを見て、ああ、こりゃアニメも勉強しないといけないんだなぁ、と俺は思った。

動物園を一周した後、俺と凛ちゃんはソフトクリームを食べ、凛ちゃんが後ろ髪を引かれるようにしていた動物グッズコーナーではサーバルのぬいぐるみを買った。ただでさえ狭い俺の部屋にこうして凛ちゃんの物が増えていくとすぐにいっぱいになってしまう、池上にもそう長くいられなくなるかもしれないなぁ、と俺は思った。

池上に帰ってきて、車を停めるとぬいぐるみを部屋に置いて俺は少し遅い昼ごはんを食べに凛ちゃんを商店街へ誘った。

「行きます!連れて行ってください!」

サーバルを何度か撫でてから部屋を出てきた凛ちゃんを俺は行きつけのそば屋へ連れていった。

「いらっしゃい、あら今日はかわいい女の子と一緒なのね?隠し子?」

おかみさんが冗談でそう言ったので

「隠し子ですね、とにかく俺の娘です」

「え?はい?」

「ええ、本当に娘なんですよ、認知するんで今あちこち走り回ってます」

「あら、まぁ。それは、うーんと、おめでとう、でいいのよね?」

さすがのおかみさんもこんな話は聞いたことがなかったようで、珍しく素になってあたふたしている様子がおかしかった。

凛ちゃんがお親子丼を、俺がもりそばを頼み、また分け合って食事を終えると

「オオバさん、隠し子って何ですか?」

と頬っぺたを膨らませて言った。

「お部屋で説明してくださいね?」

と久しぶりに軽蔑のまなざしを俺に向けた。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『あー夏休み』





凛ちゃんは結局池上の俺の部屋を選択した。狭さがとにかく問題で、何度も俺が鎌倉山に移住してもいいと言ったが、とにかく凛ちゃんは池上の街が気に入ったの一辺倒で、最後は俺が折れるような格好になった。

これで凛ちゃんの転入、転出届も必要になったわけだが、それも含めて申請、届出作業は俺が事務的に進めていった。

一方、大変だったのが引っ越しだった。俺の部屋の問題で鎌倉山の荷物はほとんど廃棄しなければならず、持ってきたのは学習机と図鑑などの書籍、それに愛車のマーチで運んだ以外の衣類程度で、凛ちゃんにとっては順子の物と別れなければならないことが堪えたようだった。

池上の部屋はそれでも、引っ越しが終わるとぎゅーぎゅーになった。俺の作業机の隣に凛ちゃんの机が並び、これでは凛ちゃんの布団を敷けないのでテーブルを捨て、食事はダイニングキッチンにあるカウンターでとる形になった。凛ちゃん用の衣装ケースを買い、これは学習机の隣に置いた。

「凛ちゃんの部屋、しばらく我慢になっちゃったけど、ほんとによかったの?」

荷物の設置が終わり、ミネラルウォーターで一息つきながら凛ちゃんに尋ねると

「いえ、なんかオオバさんの居場所をとっちゃったみたいでごめんなさい」

と逆に謝られてしまった。

「でも、私は嬉しいです。オ、オオバさんといつも一緒にいるって感じがすごくします。ありがとうございます」

「まぁ、とにかく凛ちゃんが中学へ入るまでに引っ越しはしないとね。それまで池上でいい部屋を探すから。ほんと、ごめんね」

「大丈夫です。邪魔をしないようにしていますから」

実際、引っ越し終了に合わせて仕事を再開したが、凛ちゃんは静かにスマホでゲームをしたり、池上の街の探検に出ていき、彼女なりに気を遣ってくれて助かった。彼女は更に商店街や駅ビルに入るお店の情報を把握すると、冷蔵庫の食材の残り具合と照らし合わせて買い物までしてくれるようになった。

「いやぁ、すごいな凛ちゃん、主婦顔負けだね。娘じゃなくて嫁さんができたみたいだ」

俺が買ってきてくれた物を冷蔵庫に入れながら礼を言うと、凛ちゃんは何かをぶつ言いながら顔を真っ赤にしていた。

6月から取り掛かっていたポスターのデザインの納品が終わりしばらく仕事が空いたので、8月も中旬になったことから俺も夏休みに入ることを決めた。

「凛ちゃん、どこか行きたい所はある?」

俺が尋ねると、凛ちゃんは

「・・・泳ぎに行きたいです」

ともじもじしながら言った。

「あ、いいね、海?プール?」

「プールがいいです」

「そっか、じゃあ遊べるプールにしよう」

「でも・・・」

「?」

「私、その・・・、水着を持ってなくて・・・」

というわけで、俺は凛ちゃんを連れて電車に乗り蒲田へ行った。

「学校で着る水着しかなくて、ちょっとそれでプールに行くのは恥ずかしい・・・」

「そうだね、まぁ乙女としてはそれなりにかわいいの着たいよな」

「・・・すいません」

「いいよ、気に入ったのを選ぼう」

蒲田の東急で水着を一緒に選びながら、こうして何かが欲しいと言われ一緒に買いに行くのってすごく楽しいものなんだな、と思った。ふざけて凛ちゃんがビキニを手に取って身体へあてるとやっぱり親としては慌てるし、それを見て笑う凛ちゃんはとても娘らしかった。

最終的に凛ちゃんはワンピースの水着と決めたが、レインボーカラーの派手なものか濃い茶色で白いワンポイントの入ったシックな物かで迷った。どちらがいいかと尋ねられ、俺は子供らしい派手な方を指さした。

ショップから出て、蒲田の街を歩いていると凛ちゃんの足が止まった。映画館で魔法少女のアニメ映画を上映しており、どうやらそれが見たいのだろうと思った俺は凛ちゃんの手を引いて中へ入った。

寝ないように気をつけなきゃ、と思いつつ見ていると予想外にハードな内容で度肝を抜かれ、しかも友情物語が感動的に描かれて俺はボロボロ涙を流した。アニメを舐めていた、これは本気で勉強しなければならぬ、とエンドロールを見終わって覚悟を決めた。

「オオバさん、すごく泣いてましたね」

凛ちゃんが半笑いで俺をからかったが、俺はひとまずパンフレットを買い、池上に戻るとこのアニメのDVDを全部レンタルショップで借りて部屋へ帰った。

「凛ちゃん、パソコンの画面になってしまうが、さっきのアニメ映画のDVDを見てこれから勉強する。とんでもなく感動したぞぉ、こんなすごい作品があったなんて知らなかったぁ」

凛ちゃんは俺の話を聞いて本当に嬉しそうに笑った。

二人でアニメを見て、1話終わる度に俺が泣き、凛ちゃんがそれを見て笑い、を繰り返したが、なんだかこの日を境に俺と凛ちゃんの距離が一気に縮まったように感じた。

「オオバさんは泣き上戸なんですね」「いやいや、滅多に泣かないんだよ?そんな俺でも泣いちゃうくらいこのアニメは素晴らしいんだ。凛ちゃん、映画を教えてくれてありがとうね。知らなかったことが恥ずかしいよ」

「ええ、オオバさん、知らなすぎです」

「さぁ、次の話を見よう」

翌日、俺は箱根に車を走らせていた。大きな温泉プールのある施設を昔使ったことがあり、湯本の旅館で1室空きがあることもわかって、小旅行を思いついたからだ。それを聞いて凛ちゃんは喜び、買ってきた水着を持って狭い部屋の中でくるくる回っていた。

小田原厚木道路は空いていて、ドライブが大好きになっていた凛ちゃんはここでも大喜びしていた。ドライバーとしても助手席の女の子が(例え小学生であっても)うきうきしている姿は嬉しいもので、箱根を選んでよかったな、と俺は思った。

「おお!かわいいね!」

施設について早速温泉プールに向かうと凛ちゃんがレインボーカラーの水着でしずしずと更衣室から姿を現した。

少し身長は小さいけれど、細くて華奢な身体は小学生時代の順子によく似ていた。足が長いのは正座をしない現代っ子の凛ちゃんらしいが、その違いで随分スタイルがよく見えることを俺は知った。だから派手な水着を着た今は、小学生モデルという感じに見えた。

「い、いやらしい目で見ないでください」

「いや、凛ちゃんすごくかわいいからさ、びっくりしてるんだよ」

「・・・も、もう、これだからロリコンのの変態は・・・」

いつもの憎まれ口をたたいた凛ちゃんだったが、顔を赤くしてまんざらでもない顔をしている様子がまたかわいらしかった。

俺たちは温泉プールを泳ぎ、高さはなかったが滑り台を何度か滑り降りて、親子らしく遊んだ。ばしゃばしゃとプールのお湯を手でかけあうことがこんなに楽しいのか、と俺は思った。父親ってのもいいものだなぁとしみじみとした気分になった。

午後になって芦ノ湖まで上がりご飯を食べ、俺たちは湯本へ降り旅館に入った。鉄筋コンクリートの建物なのは場所柄少し興ざめだったが、風呂は旅情たっぷりでどばどばと湧く温泉の湯量も含め、俺は満足した。

浴衣に着替え、瓶ビールを開けて一人で晩酌をしていると、凛ちゃんが風呂からあがってきた。やはり浴衣を着ていたが合わせが逆で、それを教えると俺の目の前でそれを直そうとして俺を慌てさせた。

「凛ちゃん、裸見えちゃうよ!」

「あ、あわわ・・・」

前を抑えてトイレに駆け込んだ凛ちゃんを見て、俺は苦笑した。俺をロリコンだ変態だと罵るのはいいが、そんな俺の前でおっぱいを出そうするとかまだまだ子供だなぁと俺は笑った。いや、まぁ、子供なのは間違いではないのだけれどw

ご膳料理を食べ、初めて食べたという凛ちゃんはこれ何ですか?おいしい!これは?おいしい!と一口ごとに声を挙げ、これもまた本当に微笑ましかった。

食事を終え、旅館の中を二人で探検に行って戻ってくると、部屋には布団が並んで敷かれていた。俺が横になってスマホに届いたメールを確認していると、凛ちゃんも布団に入った。そしてしばらく黙っていた後

「オオバさん、あの・・・」

と話しかけてきた。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『衝撃の告白』





正直、ここ数日の凛ちゃんは雰囲気がおかしかった。おかしいというか変わった印象だった。親としてきちんと生まれてから接していればすぐにその対応も思いついたのかもしれないが、突然やってきた娘とまだうまく付き合う方法をつかみかけていた俺には、とにかく話をして理解するしか手段がなかった。

「うん、凛ちゃん、どうしたの?眠れない?」

「いえ、眠れないわけでは、ありません」

「うん?」

「あ、あの、あの・・・、ですね」

「・・・」

「あの・・・、わ、私はもう、大人なんでしょうか?」

「ん?大人?」

「オオバさんには、もう私なんて大人なんでしょうか・・・?」

凛ちゃんの言っている意味が全くわからなかった。

「大人ではないよ凛ちゃん。まだ小学校5年生だもん、子供だよ」

「な、なら・・・」

「?」

「わ、私はオオバさんが好きな女の子ではない、ということですか?」

「ん?」

「わ、私はもうロ、ロリ、コンのオオバさんには、もう・・・」

いや、本当に凛ちゃんが何を言いたいのかがわからなかった。大人?ロリコン?

「凛ちゃん、落ち着いて、俺によくわかるように話してくれないか?」

「ううう・・・、うう・・・、ぐす・・・、ううう・・・」

凛ちゃん泣いてるのか?今日、なんか悲しいことでもあったのか?俺、そんなひどいことやらかしたのかな?全く思い当たる節がないぞ・・・。

「ううう、オオバさんがぁ・・・、オオバさんが、私に興味がないって・・・」

「え?興味がない?」

「わ、私、オオバさんの部屋に初めて行った時、身体を触られたり、エッチなことをされるのを覚悟してたんですぅ・・・、だから・・・、だからぁ・・・」

「か、覚悟?何をだい凛ちゃん?」

「お母さんが子供の頃に着てた服を着て、池上に行ったんです、これならオオバさん、ロリコンだから私をぉ・・・」

・・・もしかして、凛ちゃん、俺が順子とセックスしてたこととか知ってるのか?だから子供が目の前に現れれば俺が気に入るとでも思ってた、ってこと?

「凛ちゃん、詳しく話してくれないか?とにかく泣かないでさ・・・、よくわからないから」

「オオバさん・・・、そっちの布団に行っていいですか?」

「え?あ、ああ、うん、それで落ち着くなら・・・」

なんかこれ、ヤバい空気なんじゃないか?もしかして凛ちゃん、俺に身体で迫ってくるつもりか?いや、しかし、何故そんなことをするんだ?

凛ちゃんは俺の掛布団を持ち上げ、俺の身体にしがみついてきた。

「どうしたんだ凛ちゃん、ほんと、俺はよくわからないんだ」

俺は凛ちゃんの身体がぷるぷると震えているのがわかり驚いた。

「さ、寒いのかい凛ちゃん、すごく震えているじゃないか」

「ち、違う、違います、オオバさん、違うんです」

凛ちゃんは俺の腕に頭をこすりつけて言った。

「ロリコンなんだから、私が子供だというなら、私のおっぱいやお尻を触ってもいいんです」

「は?」

「変態なんだから、私を裸にしていいんです」

「り、凛ちゃん?」

「どうしていつまでもそうしてくれないんですか?」

「どうしてって・・・」

「い、いい、今、ロリコンで変態になって下さい。オオバさん・・・」

俺は凛ちゃんを抱きしめた。

「!」

びくんと凛ちゃんは身体を激しく震わせた。間違いなく怖がっているのがわかった。わからないのは、そんなに怖いのに際どい言葉を言って俺に性的な興奮をさせようとするのか、だった。

「凛ちゃん・・・、いや凛、まずこれだけははっきり言っておく。俺は凛の父親だ。父親は娘にそういう気持ちにはならない」

「でも・・・、でも、オオバさん・・・」

「言ってごらん、凛。親子に隠し事は父親として悲しいよ」

ぐす、ぐす、と鼻を鳴らしながら凛ちゃんが話し始めた。

「オオバさんもいなくなっちゃうのが嫌なんです・・・、怖いんです・・・、お母さんは仕事に行ったまま帰ってこなくなって、今度はオオバさんに嫌われたり、出ていけなんて言われたら、私・・・、私、行く場所がなくなっちゃう、私を知ってる人がいなくなっちゃう」

「・・・」

「だから私のこと好きになってもらって、もう離さないって言ってもらって安心させてもらってぇ・・・、その為だったら、子供の私を裸にしてもいいってぇ・・・、うううう」

「そうか。何を考えているのかはわかったよ凛。でも、間違ってる。父親が娘の裸を見るのは、痛い場所があるからとか、病気の時に着替えさせるとか、止むに止まれぬ時だけなんだよ、凛。だから、まずその考えは違うとわかってくれ。父嫌は自分の性癖で娘を見ないんだ。それに・・・」

「・・・」

「俺はロリコンじゃないよ、凛ちゃん。順子が何をどう言ってたのか知らないけど、付き合ってた時は俺たち小学生だったんだ、順子が5年生で俺も5年生、それをロリコンだからとは言わないでしょ?同い年だもん」

「・・・いえ、オオバさんはロリコンでした」

「はい?」

「ロリコンでした」

意外な切り返しに俺は一瞬たじろいだ。

「どうしてそう言うの?」

「お母さんが7歳になったり、5歳になったりして、オオバさんが喜んでエッチなことをした、んですよね?」

「あ・・・」

「し、し、しかも、5歳の女の子は私、だったんですよね?」

おいおいおいおい順子!お前、どこまでしゃべってたんだよ!フォローできないぞこんなの!!

「凛ちゃん、ごめん、凛ちゃんが知ってる、その・・・、俺と順子のこと、詳しく話してくれる?」

「・・・学校の帰りに、毎日のようにセックスしてたこと」

うわ、凛ちゃんみたいな女の子がセックスなんて言葉を口にするとは・・・、この世も末だよ。

「オオバさんが小さい女の子に見立ててお母さんとセックスしてたから、お母さんが小さい女の子の振りをしてたこと」

「・・・ぐ」

「5歳の私になって親子でセックスしたこと」

俺は小さくため息をついた。

「・・・うん、そうだよ凛ちゃん、俺は当時、順子の裸を見ていて、自分が幼稚園の時に見たクラスの女の子たちの裸に重ねて順子を抱いてた。間違ってない」

「・・・やっぱり」

はぁ、自分でも忘れてたような大昔の話が、まさかその時は生まれてもいなかった娘の口から語られるとは。だ。

しかし、そうだ、女子小学生とは言え5年生にもなれば生理だセックスだということも授業で教わるんだった、これは完全に意表を突かれたぞ・・・。

「凛ちゃん、順子はいつ俺との話をしていたの?」

「お酒を飲んだ時です。なんだかすごく嬉しそうにオオバくんが、オオバくんがって。凛のお父さんは小学校の頃はこんな男の子で、私を一生懸命愛してくれて、私はいつも気持ちよくしてもらっててって」

「・・・そうか」

「私はいつも羨ましいなって思ってました。お父さんがいないし、学校でも男の子と仲良くなることなんてなかったですから。いつも一緒にいてくれる男の子の友達ができたらいいなって思いながらお母さんの話を聞いていました」

「うん」

「お母さんが死んでしまって、オオバさんにお父さんになってもらえるようにがんばろうって思った時に、ロリコンで変態なオオバさんには、私の身体を好きになってもらおうって」

「・・・馬鹿だなぁ」

「でも、でもぉ、オオバさんすごくいい人でぇ、私のことエッチな目で見ることもないし、私、私ぃ・・・、だんだん、オオバさんのこと好きになってしまってぇ・・・」

「え?」

「お父さんを好きになっちゃうなんっておかしいって、私だってわかってます、わかってるんですオオバさん」

「・・・」

「でもオオバさんの部屋に行ったら奥さんがいないこともわかって、一緒に暮らして色々お手伝いするようになったら、オオバさん、娘じゃなくて主婦だなんて言ってくれるしぃ・・・、好き、好きなんですオオバさん、お父さんとしても好き、男の人としても好きぃ、好きなのぉ・・・」

必死な告白、なんだなこれはと俺は思った。ここまで切羽詰まってしまうと、本当にうまくいなさないとこの後ずっと一緒に生活していく以上、いきなり家庭崩壊を招くことだってある。

どうすればいいんだ、俺は?





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『禁断のキス』





「オ、オオバさん・・・」

親子で抱き合って布団の中にいる、それだけで十分異様な感じだと思う俺に

「ロリコンになって・・・、変態になってください・・・」

と凛ちゃんがつぶやき続けていた。

少し乱れた浴衣からは凛ちゃんの身体が放つ子供特有の甘い香りが漂い、俺は堪らない気持ちになった。そんな女の子が俺にかわいがって欲しいとしがみついている、しかも実の娘がという状況に、俺はとにかく彼女にわかってもらうことで普通の親子になろうと思った。

「凛ちゃん、なんで親子で結婚できないかわかる?」

「・・・はい」

「血のつながりが濃いと、生まれてくる子供がすぐに死んでしまったり、生きていても障害をもっていたりすることが多いからなんだ。いとこでもかなり高い確率で正常じゃない出産になるらしい、親子だともっとだと言われてる。それをわかっていて凛ちゃんは俺にそういうことをさせたいの?」

凛ちゃんは震えたまま言葉を飲み込んだ。

「俺だって凛ちゃんをかわいいと思ってる。一緒に暮しているのは本当に楽しいし、料理や買い物、掃除で助けてもらってる。だから凛ちゃんがして欲しいということは全力でやってあげたいと思ってる。それは親子だからなんだ、凛ちゃんが俺の娘だからなんだよ。これは恋とか愛とは違う気持ちだ」

「・・・」

「嘘だと思ったら、俺のちんこを触ってみて。やわらかいはずだよ」

俺は、こう言えば恥ずかしくて凛ちゃんが引き下がると思った。自分が親父やお袋から性的なことを言われたら、何も言えなくなるあの感情をここで応用できると考えたのだ。

だが、凛ちゃんはしばらく考えた後、ゆっくりと小さい手を俺のちんこに乗せた。そして浴衣の上から擦り始めた。

「え?」

俺は意外な展開に驚いた。

「り、凛ちゃん・・・」

俺が尾を引かない方法で凛ちゃんの静かな暴走を止めようと思考を走らせた。だが、凛ちゃんは顔を上げ、じっと俺の目を見てちんこをやわやわと揉んだ。

「・・・オオバさん、それでもオオバさんが好きなんです。ずっとお母さんとだけ一緒に暮らして、いつも家では一人でいて、寂しくて寂しくて、私をそんな風にしていたオオバさんに、責任をとってって言いたいんです・・・、でも、言えない・・・」

「・・・」

「本当にロリコンで変態だったら、どんなによかったって思ってます、オオバさん・・・、私のような子供の身体が好きで、エッチないたずらで色々触って、構ってくれたら本当に嬉しいのに・・・」

「凛ちゃん・・・」

そうか・・・、俺は鎌倉山時代の凛ちゃんには全く父親としての仕事をしていなかった、仕事どころか凛ちゃんという娘がこの世に生まれていたことも知らなかったんだよなぁ・・・。

「俺、順子の足の指も舐めたんだよ?」

「・・・」

」お尻の穴も舐めた」

「・・・はい、私も舐めて欲しいです」

「こんな風にお尻を揉んで・・・」

俺は何とか凛ちゃんに諦めてもらおうと浴衣の上から凛ちゃんのお尻に触った。

「あ」

凛ちゃんはパンツを履いていなかった。

「・・・わかりましたか?今、私はパンツを履いていません。お風呂から出る時に、オオバさんに全部見てもらおうと決めました」

「・・・き、決めましたって」

「う、嘘じゃないです」

そう言うと凛ちゃんは布団から出て立ち上がった。そして帯に手をかけると結び目を解き、パサリと落とした。

「凛ちゃん・・・」

俺は凛ちゃんの動きを止めようと布団から身体を出して中腰になったが、それを無視して凛ちゃんは浴衣を脱いだ。

「あ・・・」

泣き出しそうな顔で凛ちゃんが俺を見ていた。

全裸の凛ちゃんは美しかった。それ以外表現の方法を俺は見つけられなかった。順子が小学校時代に着ていたノースリーブのワンピース姿の時に細いな長いなと感じた手足、小さく湾曲した肩、ほとんどくびれのない脇原、触るまでもなくわかる薄い腰、わずかに膨らんだ胸、そして無毛の「骨」と細く走る筋、凛ちゃんの白い身体は25年前に見た順子の幼い身体そのものだった。

凛ちゃんはゆっくりと向こうを向き、背中を見せた。俺と同じ位置にある右肩の黒子にまた俺たちが紛れもない親子であることを感じ、胸が痛んだ。そして青みが残るお尻に、まだ子供の凛ちゃんが身体を投げうって俺に飛び込んでこようとしている覚悟を見た。

凛ちゃんは1周するとささっと俺の布団の中に戻ってきた。

「ど、どうですか?」

「どうですかって・・・」

「ロリコンのオオバさんが気に入る身体ですか?」

じっと俺の目を見ながら笑みを浮かべた凛ちゃんだったが、今にも涙が零れ落ちそうだった。

「う、うん、順子を思い出したよ」

「感じてくれましたか?」

凛ちゃんはまた俺のちんこに手をあてた。そしてやわやわと揉み始めた。

「・・・凛ちゃんは、俺のちんこを触るの、抵抗ないの?」

「・・・恥ずかしいです。でも・・・」

一瞬凛ちゃんは言葉を飲んだ。

「正直に話します。私が一緒にいるのでオオバさん、一人でエッチなことをできなかったでしたよね?それに気が付いて・・・」

「・・・」

「・・・私、それもお手伝いしたいって思ってました。だから今、やっと願いが叶ったって思ってます」

凛ちゃんの瞳から涙が零れた。

「お母さんが、オオバさんの、お、おちんちんを大好きだったと話してました。私も大好きになりたいです」

「・・・」

じっと俺の顔を見ながら裸の凛ちゃんが俺のちんこを揉んでいる、ここまで来てしまって彼女の気持ちに応えない、それはもう父親が云々ではなく男としてできない、と俺は思った。

「・・・凛」

「はい」

「わかったよ。今から、俺と凛は恋人だ。彼氏彼女だ」

「は、はい!」

「誰にも言えない秘密を二人で持つことになるが、いいね?」

「はい!」

凛ちゃんは俺の胸に顔を埋め、泣き始めた。

「う、嬉しい・・・、名前を呼び捨てにしてくれただけで嬉しいです・・・、ああ、告白してよかったぁ・・・」

俺は凛ちゃんの頭を抱きしめた。

「ロリコンだとわかってるのに付き合いたいなんて、凛も無茶をするね」

「はい!私の彼はロリコンでなければダメです!」

「変態だよ?本当に覚悟はできてる?」

「大丈夫です!あんなにうっとりした顔をしていたお母さんを見たら、変態の方がドキドキでいいと思います!」

ちんこをより強く揉みながら嬉しそうに話す凛ちゃんを見て、俺も改めて覚悟を決めた。

俺は凛ちゃんの目を見た。俺が何をしようとしているのかがわかったのか、凛ちゃんはそっと目を閉じた。俺はその端正な美しい顔に自分の顔を近づけ、その小さい唇にキスをした。実の娘の初めてを奪っている、という感覚は不思議なものだった。

「・・・」

最初はただ唇だけを重ね、一端顔を離した後、もう一度今度は口を開けてお互いの舌を絡めるキスを始めた。凛ちゃんの口の中は狭く、俺の舌を全て入れることができなかった。上あごを撫でながら、温く湧き出す凛ちゃんの唾液を啜った。小さい舌を吸い、俺の前歯を舐めさせた。くちゅ、くちゅ、というくぐもった音が二人の口から漏れた。

「素敵です」

長いキスの後、凛ちゃんが微笑んで言った。

「これから何回もこんなキスができるんだって思うと・・・」

「まともなキスは最初だけかもよ?」

「・・・どんなキスでも、して、・・・ください」

俺は凛ちゃんの前髪を上げるとキスをし、鼻筋を舐めてまた唇を重ねた。

「あ・・・、おちんちん・・・」

キスの間ずっと手をちんこにあてて動かしていた凛ちゃんが声を漏らした。

「大きくなってきました・・・、気持ちいいですか?」

「ああ、いいよ凛」

俺がそう答えると、凛ちゃんは満足そうに頷きもぞもぞと布団の中にもぐっていった。

「・・・お父さん」

凛ちゃんが初めて俺のことをそう呼んだ。

「・・・愛しています」

彼女はそう言うと俺の浴衣をはだけ、ボクサーパンツを脱がした。そして、やわやわと揉んでいた俺のちんこを掴み、静かに亀頭へキスをした。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『軽く変態になっただけで』





「う・・・」

凛ちゃんが亀頭にキスをし、ペロペロと尿道口を舐め始めると、思わず俺は声を漏らした。

「り、凛は、ちんこ舐めるの平気なの?」

「ちゅ、ちゅ・・・、はい、お父さんのおちんちんですもん、ぺろ、娘は喜んで舐めます」

「そうか・・・」

言葉はおかしいかもしれないが、子供らしいフェラチオだった。舌を一生懸命伸ばしてチロチロと亀頭やその周りを舐め、亀頭を一周すると先端から咥え、おちょぼ口で亀頭の太い所まで唇で往復した。まだ慣れていないこともあるのか、一番太い所を乗り越えて棒の部分まで飲み込み口をまんこのように使うことはせず、いつまで経っても口で愛撫するのは亀頭だけ、棒は握った手で思い出した時に何回か扱くだけ、というやり方だった。このじれったさが新鮮だった。凛ちゃんは気が付いていないが、同年代の女とするなら、こんなフェラチオで男が満足するなどと考える奴はいない。喉にあて、場合によっては喉の向こう側まで亀頭を通すディープスロートでまさに精液を根こそぎ略取しようというのが大人のフェラチオだ。だが、凛ちゃんは喉の遥か手前に亀頭を咥え、くるくると舌を回して舐め続ける、大抵の男はもっと深くまで咥えこんでくれと頭を掴んで勝手に腰を振るだろう。

だが、俺は凛ちゃんに全てを任せていた。順子から聞いた話、例えば「口で咥えてあげた」、「口の中でごにょごにょ舐めてあげた」というような文章からだけで、俺のちんこを咥えたらそんな風にしてみればいい、と考えていたのだろうと俺は思った。それが俺にはすごくよかった。

ちんこを咥えている凛ちゃんを見れば、なんだか砂場で棒を立てて、少しずつ周りの砂を掻いて倒さないように遊んでいる、そんな感じに見えた。だがその実際は大人のちんこを咥えて、必死に気持ちよくさせたいと舌を走らせている小学校5年生の女の子だ。しかも、父親である俺に愛しているとまでつぶやいている。そんな凛ちゃんをかわいいと思う輩がロリコンだと言われるなら、そうだ、俺こそロリコンだと胸を張って宣言したいと思った。

「お父さん」

凛ちゃんが亀頭を口から吐き出して言った。

「・・・精子を私にも飲ませてください」

やっぱりそうか、と俺は思った。

順子と裸で抱き合って、射精するのはまんこの中か順子の口の中がほとんどで、口ならもちろん顔に出しても指でかき集めて飲んでいたほど精液が好きだった彼女の話を聞かされていたであろう凛ちゃんが、こんなおねだりをするのは当然だった。

「順子に聞いていたの?」

俺が笑いながら尋ねると、凛ちゃんは興味津々、恥ずかしさ半分という上気した顔で

「一度飲んだら絶対に忘れられなくなる、とお母さんは言っていました」

と答えた。

「そうか。俺の元嫁さんは飲むどころかちんこを口で咥えてもくれなかったし、皆が必ず飲むものではないんだよ?無理して飲まなくてもいい、って俺は言っておくからね?」

頭を撫でながら俺が言うと、凛ちゃんは少し表情を暗くして

「好きな人のおちんちんを舐めないなんて、信じられないです。しかもお父さんと結婚していた人が・・・、どうして結婚していたんだろうって思います」

と言った。

そうだよ、凛ちゃん。お前の言う通りだ。別に俺は元嫁さんにすごくエロチックなことをして欲しかったわけじゃなかった。普通に夫婦として接してくれればそれだけでよかった。あれも嫌、これも嫌、とセックスだけでなく料理も何もせず、家事手伝いに戻る為に結婚したと恥ずかし気もなく言い放つ女に、俺は金を払って離婚したんだよ。

「凛、こっちへおいで」

「はい」

ちんこから手を離し、俺の胸の中へ戻ってきた凛ちゃんを抱きしめた。細く華奢な女子小学生の身体は熱を帯び、布団の中には淫臭がかすかに漂い始めていた。フェラチオをしている間に、凛ちゃんのまんこが濡れ始めているのがわかった。

「ちんこ舐めてみて、好きになれた?」

「はい、お父さん、どんどん硬くなって、太く大きくなって・・・」

「うん・・・」

「あ、あの・・・、お父さん、あの、・・・あの、ね?」

「うん。言ってごらん?」

凛ちゃんが唾をこくりと飲み込んで

「・・・おちんちん、入るか心配になっています」

と顔を真っ赤にして言った。

「入れたい、ですよね?私もすごく入れて欲しい、でも・・・、あんなに大きい大人のおちんちん、私のおまんこに入るか心配になっています」

「そうか」

「だから、私が飲みたいこともあるのですが、もし入らなかったら、私の口に精子を出して欲しいです、お願いします」

泣き顔になった凛ちゃんを俺は慰めた。

「今は入らないと思うよ。これから俺が変態になって凛を攻める、その後で試そう」

「あ、は、はい、はい、お父さん」

俺は凛ちゃんに浴衣を着るように言い、二人で大浴場へ行った。予想通り男湯は無人で、俺は凛ちゃんの腕を引いて湯の中に入った。

「凛、背中を向けて俺の足の間に入れ」

「はい」

俺は後ろから凛ちゃんを抱きしめた。

「あ、はぁ・・・」

凛ちゃんは軽く悶えた。

「凛、指を入れるよ」

俺はすべすべの太ももをいやらしく指でなりながら、言った。

「は、はい、お願いしま・・・」

俺は凛ちゃんが言い終わる前に太腿の裏から手を通し、凛ちゃんの肛門に右手の中指を入れた。

「う、お父さん・・・、入れるってお尻の穴・・・?」

「そうだよ、凛」

「あ、ぐぅ、う」

「あんまり声を出すと、人が来るよ?お尻の穴に指が入っていることがバレるよ?」

「あ、ああ・・・、で、でも、お父さん、お尻・・・、あ」

俺は出し入れする中指の速度を上げた。

「凛のおっぱいも欲しいな」

肛門を強く刺激しながら耳元でそう囁くと

「は、はいぃぃ・・・、おっぱいもどうぞ・・・」

と凛ちゃんが答えるのを聞いて、俺は左手を前に回して凛ちゃんの小さい右胸を揉んだ。

「あ、あ、はぁ、はぁ・・・」

「凛は一人でエッチなことをする時、こんな感じでしてるのか?」

「おっぱいは、しますぅ・・・、で、でもお尻の穴はしないぃぃ」

「どこを弄ってるの?」

「あlああ、あ・・・」

俺はまだほとんど隆起していない乳首を指でつねった・

「い、ああああ、ああ、乳首ぃ・・・」

「こことどこをいじっているの?早く言わないとお尻の穴に指を二本にするよ?」

「ああ、お、お父さん・・・、い、いじわるぅ・・・」

「言わないのか、じゃ、二本だ」

俺は人差し指も凛ちゃんの肛門に入れた。

「あああああ、ダメ、お父さん、ダメ、お湯の中にうんちがぁ・・・」

「乳首もきゅー」

「ああああああああ、ダメ、爪で挟んだら取れちゃう、取れちゃうお父さん・・・」

「どこを弄ってるの?」

凛ちゃんはがくがくと上半身を揺らして

「ク、クリちゃん・・・」

と蚊の鳴くような声で言った。

「クリちゃんってなあに?」

ずこずこと肛門の指を出からし入れすると

「クリトリス、クリトリスですお父さん、ここを擦ると頭が真っ白にぃ・・・」

俺は乳首から手を離して「骨」から筋に指を走らせた。

「あ!」

筋の中でツンと立ったクリトリスを見つけ、俺は肛門とクリトリスを同時に攻め始めた。

「あああ、なんか変、なんか変、お父さん、ぞわぞわする、ぞわぞわするぅ!」

「どっちが感じる?」

「いや、いや、お父さん、お尻の穴いじめないでぇ、なんかダメ、ほんとにうんち出ちゃう、もらしちゃう・・・・」

「これが変態だよ、凛」

俺が凛ちゃんの耳元で囁くと凛ちゃんがまたぶるぶるっと震えた。

「ああ、はぁ、変態お父さん、素敵ぃ・・・」

「凛の処女、お尻からもらおうかな」

「あああ、お尻から、はぁ、お尻におちんちん入れてもらえるなんて、あんなに大きなおちんちん・・・、ああ。あああ、あ」

軽くいたぶっただけで凛ちゃんは簡単に達してしまった。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『25年後の「入れて・・・」』





俺は大きな湯船の中で気を失っている凛ちゃんを膝の上に抱えて、彼女が目を覚ますのを待っていた。

お爺さんの宿泊客が千鳥足で浴場に入ってきて、ちらりとこちらを見て入口に近い場所で身体を洗い始めた。宴会が終わったのか?大量に他の客も来たら面倒かな、と思っていると凛ちゃんが目を覚ました。

「あ・・・、お父さん」

「起きたね。ちょっと虐めすぎちゃったな、ごめんね」

「いえ・・・、あ、あ、お、お父さん?」

「うーん、凛のおっぱいはかわいいね、もみもみ」

「え、あ、お、お父さん、む、むこうに、お爺さん・・・、お爺さんがいる・・・」

「うん、いるね。さっきこっちをちらっと見たよ、凛の裸もみられちゃったかな?」

「い・・・、いや、そんな・・・、ああ・・・、ダメ、ダメ、お父さん以外に見せたくない・・・」

「あれ?でもぬるぬるが出てるよ?」

俺は「骨」からゆっくりと筋に指を這わせた。

「あ、はぁ・・・、お、父さん・・・、そこダメぇ・・・、ああ、ああ」

「凛、声出すとバレちゃうよ?」

俺はきゅ、きゅ、と筋の中にある指を動かした。

「ああああ、ダメ、ダメ、お父さん、ダメ・・・」

凛ちゃんは涙目で訴えかけるような視線で俺を見た。

「凛、ほんとはお爺さんにも裸、見せたいのかな?お父さん、心配だなぁ、小学生の女の子がそんなにエッチで」

「違う、違うよぉ、お父さんが、お父さんがクリちゃん、弄るからぁ、ああ、ああ、声がぁ出ちゃうよぉ・・・」

波が立たないように凛ちゃんの身体を弄っていると、身体を洗い終えたお爺さんが湯船の離れたところに入ってお湯に浸かった。

俺はそれと入れ替わりに凛ちゃんの手を引いて大浴場を出た。凛ちゃんはふらふらで自分では浴衣を着ることができず、俺が手伝ったが胸に手が触れるとまだ湯船で弄られている感覚だったのか、凛ちゃんは

「いやぁ、エッチ・・・」

と呻いた。

部屋に戻りドアを閉めた途端、凛ちゃんが俺に抱き着いてきた。

「お父さん、エッチ過ぎです・・・、もう、もう・・・」

パカパカと俺の胸を殴る凛ちゃんに

「気持ちよかったでしょ?」

とニヤニヤ笑いながら言うと

「ば、ばかぁ・・・」

と更に力を入れて殴ってきた。ほんとにこの子はエッチのスィッチが入るとまた違ったかわいらしさが滲み出てくると俺は思った。だから虐めたくなるのは仕方がない、男子の性分みたいなものなのだ。

俺は殴りつけてくる凛ちゃんの腕を掴み、動きを封じるとまたキスを始めた。凛ちゃんも待っていたようで、すぐに口を開き、舌を俺の口の中へ伸ばしてきた。こういう「早くエッチなことをしてください」というおねだりに俺はゾクゾクしながら凛ちゃんび背中とお尻をさすった。

俺は凛ちゃんの浴衣を脱がし、全裸にした。もう一度温泉に入ってピンク色に上気した全身に、薄いピンク色の乳首が浮いていた。5年生だった頃の順子と同じようにまだ膨らみが全くない乳首で、乳頭がほんの少し頭を出していた。俺は大浴場での変態愛撫を謝る意味で、中腰になり凛ちゃんを抱き寄せるとそのかわいらしい乳首を舐めた。

「ああ、あ・・・」

指でいじられ、爪で引っかかれと散々いじられた乳首にようやく俺の舌がやってきた、と凛ちゃんは期待と気持ちよさで声を挙げた。

「お父さん、そんなに一生懸命私のおっぱい吸って・・・、娘の乳首、味はどうです、あああ、かぁ?」

「うまいよ凛。さっきいじって感じてたでしょ?このかわいいぴょこんとしたの、硬くなってるよ」

「ああ、はいぃ、感じましたぁ、だってお父さん、お湯の中ですごくいやらしくいじるんだものぉ・・・、ああ、いいよぉ・・・」

俺にがっしり抱きつかれて身動きがとれない凛ちゃんが、もじもじと足を動かしている姿も堪らなかった。ああ、きっと俺はそのうちこの娘をロープで縛って犯すんだろうな、と思った。もうロリコンどころか親子でSMまで妄想が膨らみ始めていた。

俺は凛ちゃんの両乳首を味わい尽くすと、ひじ掛け付きの椅子に凛ちゃんを座らせた。腰を手前に引き、両足をひじ掛けに乗せた。

「あああ、あ、お父さん、これ、ダメ、これ恥ずかしい、ああ、見てる、お父さんがおまんこ見てる、あああ」

ひじ掛けに乗った膝を俺が抑えると、自力で足を閉じることができなくなったことに気が付いた凛ちゃんが声を挙げた。

照明の下で見る凛ちゃんの全開筋は素晴らしかった。足がほぼ180度開いている状態でも筋はびくともせず、見事な一本の筋のままだった。これからおしめを代えると言われても納得するほどの子供まんこ、なのにその下半分はぬらぬらとした透明の液体が零れ、お尻の穴へ向かって溢れていた。

「ど、ど、どうですかお父さん、ロリコンお父さんに、娘のおまんこはどう見えてます、かぁ・・・、あああ、恥ずかしい、やっぱり恥ずかしい、助けてお父さん、じっと見ないでぇ、舐めたりいじったりしてぇ、ああああ」

最初は強口をきいたものの、それに動じず一点を見つめ続ける俺に根負けし、凛ちゃんは手で筋を隠そうとした。だが、俺は両膝と一緒に凛ちゃんの手も抑え、小学校時代以来の生筋を凝視した。

「あああ、あああ、お父さん、お父さん、いや、何とかしてぇ・・・、このままじゃあ、こ、このままじゃあああああ」

「・・・」

「変態、変態お父さん、凛は、凛はぁ、もう変態お父さんの物だけど、お願い、お願いだからおまんこそんなに見ないでぇ・・・、ああ、ああ、なんか、なんかそんなに見つめられたらぁ・・・」

凛ちゃんは涙を流して俺に救いを求めてきた。

「舐めて!舐めてお父さん、おまんこ舐めて!舐めてください!舐めてぇ!匂い嗅いでいいよ!ロリコンなら凛のおまんこ好きにしてぇ!見てるのだけは嫌!駄目!あああ、あああ、意地悪ぅぅぅ!」

俺は筋がまたたらりと液を垂らしたのを見て、それをペロリと舐めた。

「あああ、いい!舐めてもらうのいい!もっと、もっとぉ、凛のおまんこ味わってぇお父さん!あああん!」

信じられない乱れぶりの凛ちゃんを無視して、俺はまんこ液が出てくれば舐め取る、を何度も繰り返した。そして

「凛、自分でまんこを開いて」

と言い手を離した。

「はい、はいこれ、これが凛のおまんこですお父さん、早く、早く舐めてぇ・・・、おあずけ嫌ぁ・・・」

凛ちゃんは筋の両側に指を置き、思い切り筋を開いた。

「おお」

白い凛ちゃんの肌には全くそぐわない濃いピンクの筋の中に2対の羽根があった。成長と共に大陰唇、小陰唇になるんだなと目で確認し、俺はとろりとまたまんこ液を流す内側の羽根の間を舐めた。

「あああ、お父さんの舌、来た!おまんこの中に来たぁぁ、気持ちいいよぉ、あああ、ロリコン変態にいじめられるの気持ちいいよぉ、お父さん、もっと奥に舌、ちょうだい!娘おまんこ切ないよぉぉ」

処女でもこんなに、というほど淫臭が鼻をつき始めた中、俺は5年生のまんこを目で、舌で、鼻で堪能した。順子と違い、凛ちゃんの小陰唇は灰色がかった白で、大きさは遥かに小さく処女膜に近い場所に鎮座していた。まんこの成長がどれほど時間をかけて終わるのかは知らなかったが、これだけ奥にあるのなら、筋を割って外に顔を出すのはまだまだ随分先なんだろうと俺は思った。大好きな筋をまだ楽しめるんだと俺はニヤニヤと笑ってしまった。

凛ちゃんは大浴場のいたずらと椅子の上での磔の刑でエッチなスィッチが全開になったのか、それともまんこ肉の緊張が解けたのか、俺の亀頭もまんこ穴を通りそうなほど広がるように見えた。

俺は椅子からお姫様だったこで凛ちゃんを抱え上げ、俺の布団に寝かせた。

「ああ、あ、あああ、お、お父さん、凛はもう、ダメですぅ・・・、お父さんのエッチな舌でぇ、もう、もう、娘おまんこはぁ・・・、欲しいよぉ・・・、こんなに感じさせられたらぁ、入れて欲しいよぉ・・・、お願いします、お願いお父さん、娘おまんこを助けてぇぇぇぇぇ、大人おちんちん、入れてぇぇぇ」

凛ちゃんは涙と鼻水と涎ででろでろな顔を俺に向け、膝を抱えながら自分で筋を開いた。近親相姦の始まりだった。





凛:彼女について知っている二、三の事柄





『処女喪失動画鑑賞』





「私は、9月から、大田区立本池上小学校に転校する、5年生の坂本凛と言います。この夏休みにお父さんができて、苗字がオオバに変わります。お母さんと二人で鎌倉山に住んでいましたが。亡くなってしまいお父さんが私を引き取ってくれたのです。あ、はぁ・・・」

「・・・」

「私は、お父さんが大好きで、8月12日の今日、箱根へ連れてきてもらい、今晩は旅館に泊まっています。うう・・・、あ、ああ・・・」

「・・・」

「お母さんからずっとお父さんの話を聞いていましたぁ。小学校の頃、二人は恋人同士で、いっぱい、いっぱいぃ、セックスをしていたとお母さんが教えてくれましたぁ、ああ、だから私は、同じ小学生で好きな男の子と一緒にいられたお母さんが羨ましかったです、あ、はぁ・・・」

「・・・」

「私はずっと、ずっと寂しくて、一人でお家にいるのはもう嫌でしたぁ、だからいつも一緒にいてくれるお父さんが私を娘にしてくれて嬉しかったです、あ、あ、ああああ・・・」

「・・・」

「私は、お父さんが大好きになって、お母さんからロリコンでぇ、あ、あ、ダメ・・・、変態だと聞いていましたがぁ、それだから私をもっと気に入り、かわいがってくれると思っていました、あああああ」

「・・・」

「なのに、お父さんは私に全然エッチなことをしてくれなくてぇ、あああああああ、か、感じるぅ・・・、あ、はぁ・・・」

「・・・」

「だからぁ、箱根でお泊りした今日、勇気を出して告白しましたぁ、それでもお父さんは私の身体を触ってくれなかったので、私は自分から浴衣を脱ぎましたぁ、必死で好きですと言いましたぁ、そしたらお父さんが私を恋人にしてくれました・・・、あたってるぅ・・・」

「・・・」

「私は嬉しくてお父さんのおちんちんをぺろぺろ舐めましたぁ。はぁ、お父さんは口を開くエッチなキスをしてくれてぇ、お風呂に行っておっぱいを揉んでくれて、お尻の穴にも指を入れてもらって、私は気持ちよくて気を失いましたぁ」

「・・・」

「気が付いたら後ろからエッチないたずらをされてぇ、お爺さんがお風呂にいたのにお父さんがクリちゃんをいじってぇ、私はもう声が出ちゃいそうになってぇ・・・、あああ・・・・」

「・・・」

「私は感じてしまって、部屋で早くめちゃくちゃにぃ、お父さんにお、犯してもらいたかったのにぃ、意地悪なお父さんはずっと私、のおまんこを見ているだけでぇ・・・、あああ、おちんちん、擦れるよぉ・・・、ああ、あ、あああ」

「・・・」

「変態お父さんに少しずつおまんこを舐められてぇ、私、最後はぁ、自分で足を開いて、おちんちんをくださいってぇ、言いましたぁ」

「あ、お父さんのおちんちん、私のおまんこに入る・・・」

「今ぁ、おちんちんの先っぽでお父さんがおまんこの入り口を擦ってますぅ、もう、もう、我慢できないぃぃ、お父さん、お願い、私の初めてを大きな大人おちんちんでもらってぇ・・・、もうおあずけは嫌ぁぁぁ、入れてぇ、おちんちん、私の小学生おまんこにぃ、入れてぇ・・・、あああ。もうダメ、ダメぇ、おちんちん掴んで私が自分で入れたいよぉぉ・・・、あああ、擦れるぅ、擦れるの気持ちいい、でもおまんこの中に欲しいよお父さん・・・」

「私、白いねばねば出してるよ、お父さん・・・」

「あ!ああああああああ!お父さん!おちんちん来た!中に来たよ!!痛い!痛い!痛い!痛い!でも、奥におちんちん来てる!来てるよお父さん!お父さんおちんちん、硬い!太い!ああああ、おまんこぶちっと切れちゃう、こんなに大きいおちんちん激しく出し入れ、あああ、ダメ、ダメ、お父さんの顔が近い!近い!近い!ふぎい、ふぐ、ふぐ、ぐちゅ、ぷはぁぁ、すごいキス!こんな獣なキス!私、お父さんに食べられちゃう!ああああ、もっと激しいの?もっと激しく私を犯してくれるのお父さん?娘を壊しちゃうの?ああああああああ、こわれるこわれるこわれるこわれる、おちんちん狂暴過ぎだよぉ、小学生に容赦ないセックス、素敵!素敵!素敵ぃ・・・!!」

「・・・お父さん、ほんと容赦ないよ」

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、犬!私は犬みたいなセックスして、後ろからズンズン、ズンズンってぇ、ああああああああ、この格好、奥にすごくおちんちん来るぅ、お父さん、すごく奥におちんちん来てるよぉ!いい!いい!奥ズンズンいい!ロリコン変態セックス好き!大好き!お父さんセックス好き!あああ、おまんこ喜んでる!!」

「・・・こんなこと言ってたんですね」

旅館での最初のセックスを俺は咄嗟の思い付きでスマホを出し、動画撮影した。自分でまんこを開く凛ちゃんを俺が撮影し、凛ちゃんにはアドリブでセックスするまでの流れを語らせたが、凛ちゃんは思い出している間、更にエッチなスィッチが入って処女喪失なのにエロビデオのような仕上がりになった。

そして、その動画を帰りの車の中で再生し、助手席の凛ちゃんが見て感想を口にしていた、というわけだった。

「お父さん、こんなにエッチな娘でごめんなさい」

自分が実の父親に犯されるシーンを見て、凛ちゃんは「私、どうしようもなくスケベなんだな」という心情がはっきりわかるような、とても小学生とは思えない大人の表情を見せた。

「凛、そんな顔するとロリコンのお父さんは悲しいよ?」

俺が東名高速を東京へ向かってマーチを走らせながらフォローすると、凛ちゃんは俯き黙ってしまった。

旅館では結局俺と凛ちゃんは3回セックスした。正直、最初に動画を撮影したのは、あれだけ俺を求められながら、近親相姦に踏み切れない俺を追い詰める意味があった。だが、その過程で何度も凛ちゃんをイカせてしまい、この動画のように乱れに乱れたセックスになって、凛ちゃんを落ち込ませてしまったのだ。

だが、実際凛ちゃんが言葉少なになったのは動画の内容というよりももっと現実的な理由からだった。

動画の中ではセックスが終わり、膣内に俺が射精した感触に凛ちゃんが絶叫していた。そして現実の凛ちゃんは助手席でもじもじとし始めていた。

「・・・お父さん」

「うん?」

「あの、トイレに行きたいです」

「トイレ?うん、いいよ、じゃあ海老名のサービスエリアに入ろう」

しばらくして海老名サービスエリアに車を停めた。ところが凛ちゃんはなかなかトイレに行こうとしなかった。

「凛、どうした?トイレはあそこだよ?」

「はい、あの・・・、お父さん・・・」

「?」

「あの、お父さんが、その・・・、いっぱいおまんこの中に出してくれた、・・・精子が、車に乗ってから外に出てきて・・・」

「あ、車に揺られたからだね、これはごめん、気が付かなかった」

「・・・パンツを履いていないので、ワンピースのお尻や、車の椅子に・・・」

凛ちゃんは真っ赤な顔でちらちらと俺を責めるような表情で言った。

「そしたら、パンツ履いていいよ」

「・・・はい」

凛ちゃんは後部座席にある自分のバッグから替えのパンツを取り出そうと身を乗り出した。その時、俺は思いついて凛ちゃんのスカートの中に手を入れた。

「あ」

凛ちゃんが声を挙げたが、俺は左手の中指を凛ちゃんの筋に滑らせた。

「ん?」

確かに、まんこはねとねとしていたが、その感触は精子のそれではなかった。

「凛、これ精液じゃないぞ?」

「え?あ・・・」

凛ちゃんは更に顔を真っ赤にした。

「自分がセックスしてる動画を見て、濡らしちゃったんでしょ?」

俺が尋ねると凛ちゃんはただ頷いた。

「・・・ごめんなさい、お父さん、私の中に入るお父さんのおちんちんを見て・・・」

「また興奮しちゃった?」

凛ちゃんは頷いた。

俺はちんこを出し、凛ちゃんにフェラチオをさせた。そしてしばらくしてから凛ちゃんの口の中へ射精すると、海老名サービスエリアを出て部屋へ急いだ。

池上に着き、部屋に入ると凛ちゃんが抱き着いてきた。俺たちは締め切った暑い風呂場でシャワーの水を浴びながらお互いの身体を貪り合った。

たった一晩で凛ちゃんは俺の亀頭を全て口の中に入れ、喉で刺激を与えることができるようになっていた。





お父さん、あのね?


著者

momomomo19992000

小説ページ

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初回配信日

2018/10/23

最終更新日

2018/11/09

保存日

2022/07/17






Posted by 하얀라임
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